JP2001101373A - Pcカード用フレームキットおよびpcカードならびにpcカードの製造方法 - Google Patents

Pcカード用フレームキットおよびpcカードならびにpcカードの製造方法

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JP2001101373A
JP2001101373A JP10321298A JP10321298A JP2001101373A JP 2001101373 A JP2001101373 A JP 2001101373A JP 10321298 A JP10321298 A JP 10321298A JP 10321298 A JP10321298 A JP 10321298A JP 2001101373 A JP2001101373 A JP 2001101373A
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    • G06K19/07Record carriers with conductive marks, printed circuits or semiconductor circuit elements, e.g. credit or identity cards also with resonating or responding marks without active components with integrated circuit chips
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0013Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns by galvanic contacts, e.g. card connectors for ISO-7816 compliant smart cards or memory cards, e.g. SD card readers

Abstract

(57)【要約】 【課題】がたのないPCカードを提供できるPCカード
用フレームキット、およびそれを用いたPCカードを提
供する。PCカードの組立てを容易にできるPCカード
の製造方法を提供する。 【解決手段】上パネル7の回動係合片43をフレーム6
の後端杆に形成された回動係合片用溝33に係合させ
て、フレーム6を前端が上パネル7に接するまで回動さ
せる。同様に、下パネルの後端辺の回動係合片を回動係
合片用溝33に係合させた後に、この下パネルをその前
端がフレーム6に接するまで回動させる。上パネル7の
圧入片53は、第1の圧入溝30に圧入され、同様に、
下パネルの圧入片が対応する圧入溝に圧入される。ま
た、上パネル7の上側側部ロック片44が、下パネル側
の下側側部ロック片とロック係合する。さらに、上側前
部ロック係合片50がフレーム6に形成された貫通溝に
圧入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PCカード用フ
レームキットおよびPCカードならびにPCカードの製
造方法に関する。なお、この明細書において、PCカー
ドとは、狭義のPCカードの他、メモリカード、LAN
カード等の通信カード、スマートカード、さらには、ス
モールPCカード、CF(Compact Flash
(商標))カードなど、狭義のPCカードに類似の構成
を有するカードを広く含むものと解釈されるべきものと
する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、ノート型パーソナルコンピュ
ータには、一般に、PCカードスロットが備えられてお
り、このPCカードスロットにPCカードを装着するこ
とによって、機能拡張を行うことができるようになって
いる。PCカードは、PCカードスロットなどとの接続
用のコネクタを基板に実装して構成された基板組立体
と、この基板組立体が保持されるフレームと、基板組立
体の上下面を覆う一対の金属パネルとを有し、全体がカ
ード形状に形成されている。
【0003】PCカードの製造方式は、大量生産に適し
た機械式と、比較的多品種少量生産に適した手組式とに
大別される。機械式の製造方式では、たとえば、樹脂成
型品からなるフレームに、超音波溶着などの設備を用い
て、金属パネルが固定される。これに対して、手組式で
は、基板組立体およびフレームを一対の金属パネルで挟
み込み、この一対の金属パネル同士を手指や治具で押し
付け合って結合させることにより、PCカードが組み立
てられる。
【0004】手組式による組立てのためのPCカード用
フレームキット(フレームおよび一対の金属パネルを指
す。)においては、たとえば、一対の金属パネルの側辺
に、互いにロック係合する係合部材がそれぞれ設けられ
ている。組立てに際しては、この係合部材をフレームに
形成された貫通孔を通して互いに係合させることによっ
て、一対の金属パネル同士が結合され、同時に、この金
属パネルのフレームに対する取付けも達成されるように
なっている。
【0005】ところが、この構成では、金属パネルとフ
レームとの間に必然的にがたが生じているため、機能上
問題はないものの、機械的安定性に欠け、製品としての
完成度に劣るという問題がある。また、床に落とした場
合のように大きな衝撃が加えられた場合には、PCカー
ドが分解してしまうかもしれない。
【0006】この問題の解決を図った先行技術は、たと
えば、特開平9−153121号公報に記載されてい
る。この先行技術では、フレームに形成された弾性押圧
部によって、一対のパネルを外側に弾発的に付勢するこ
とにより、PCカードの機械的安定性を向上しようとし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
先行技術では、弾性押圧部の弾性変形の範囲内におい
て、がたが生じているのであるから、たとえば、床に落
とした場合のように大きな衝撃が加えられた場合には、
PCカードが分解しないという保証がない。
【0008】また、パネルを押圧すると、弾性押圧部の
変形に伴って、パネルがわずかながら変位することにな
るから、製品としての完成度の点では必ずしも十分では
ない。
【0009】さらには、フレームに対して一対のパネル
を位置決めしたうえで、この一対のパネル同士を結合さ
せて組み立てるようになっているが、フレームに対する
各パネルの位置決めが必ずしも容易ではないという問題
もある。その結果、組立てが難しく、PCカードの組立
て効率が良くなかった。
【0010】そこで、この発明の目的は、がたのないP
Cカードを提供できるPCカード用フレームキット、お
よびそれを用いたPCカードを提供することである。
【0011】また、この発明の他の目的は、外力に対す
る耐久性の向上されたPCカードを提供できるPCカー
ド用フレームキット、およびそれを用いたPCカードを
提供することである。
【0012】この発明のさらなる目的は、PCカードの
組立てを容易にできるPCカードの製造方法を提供する
ことである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1記載の発明は、基板にコネクタが取り付けら
れて構成される基板組立体を保持するためのフレーム
と、このフレームに取り付けられた基板組立体の上下面
をそれぞれ覆うための一対のパネルとを備えたPCカー
ド用フレームキットにおいて、上記一対のパネルは、そ
れぞれ、上記フレームに回動自在に係合される回動係合
片を後端辺に備え、パネル相互をロック状態で係合させ
るための前部ロック係合片を両側辺の前端側に備え、上
記フレームに圧入される圧入片を少なくとも一側辺に備
えており、上記フレームは、上記回動係合片を回動自在
に受け入れる回動係合片用溝を後端杆に備え、上記圧入
片を受け入れるための圧入溝を上記圧入片に対応した少
なくとも一側杆に備えていることを特徴とするPCカー
ド用フレームキットである。
【0014】この発明の構成では、圧入片がフレームの
圧入溝に圧入されるので、一対のパネル間の結合後のが
たの発生をなくすことができる。そのため、床に落とし
た場合のような大きな衝撃が加えられたりしても、PC
カードが分解したりすることはない。また、PCカード
に対してねじり変形が加えられても、圧入片および圧入
溝の働きにより、フレームおよびパネルの変形が互いに
追従するので、パネル間の結合またはパネルとフレーム
との結合がはずれるおそれがない。
【0015】また、パネルは、回動係合片を回動係合片
用溝に係合させた後に、フレームに対して相対的に回動
することによりフレームに結合できるので、フレームに
対するパネルの側辺に沿う方向に関する位置決めが容易
である。さらに、前部ロック係合片同士をロック状態で
係合させるので、両パネル間の結合のはずれを防止する
ことができる。
【0016】なお、圧入片は、パネルの両側辺に設けら
れることが好ましく、このようにすれば、がたの発生を
さらに確実に防止することができる。
【0017】また、回動係合片は、後端辺に交差する断
面が略「コ」の字形状であるものが好ましい。このよう
にすれば、回動係合片とフレームとを確実に結合できる
ので、PCカードが分解したりすることがない。
【0018】なお、フレームの後端杆には、たとえば、
コネクタ等の取付けスペースを避けるように、複数の回
動係合片用溝が設けられていてもよい。
【0019】請求項2記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項1の発明において、上記回動係合片用溝
は、上記回動係合片に当接することにより、上記一対の
パネルの後端辺に沿う方向に関して、上記フレームに対
する上記パネルの位置決めを達成する位置決め当接部を
有していることを特徴とするものである。
【0020】この発明の構成では、フレームに対する上
記パネルの後端辺に沿う方向に関する位置決めを容易に
行うことができる。
【0021】なお、位置決め当接部は、回動係合片用溝
の端部に設けられて回動係合片の側部に当接するもので
あってもよい。
【0022】請求項3記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項1または2の発明において、上記一対のパ
ネルが、それぞれ、さらに、パネル相互をロック状態で
係合させるための側部ロック片を少なくとも一側辺に備
えていることを特徴とするものである。
【0023】この発明の構成では、パネルの側辺におい
てロック状態での係合が図られるので、一対のパネルの
結合を確実なものとすることができる。
【0024】なお、側部ロック片は、各パネルの両側辺
に設けられることが好ましい。このようにすれば、確実
に両パネル間の結合のはずれを防止することができる。
【0025】請求項4記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項3の発明において、上記一対のパネルにそ
れぞれ設けられた側部ロック片が、いずれも弾性片から
なり、その一方には抜け止め用の爪部が形成されてお
り、他方にはこの爪部がスナップ結合する係合孔が形成
されていることを特徴とするものである。
【0026】請求項4記載の発明の構成では、側部ロッ
ク片同士が弾性的に係合するので、容易にスナップ結合
を図ることができ、かつ、スナップ結合後には、爪部の
係合孔からの抜け止めが確実に図られる。これにより、
パネル間の結合をより確実にできる。
【0027】請求項5記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項3の発明において、上記一対のパネルの一
方に設けられた側部ロック片は、上記パネルの側辺から
上記フレームの側杆に沿って立ち上げられた立上部と、
この立上部に連なり、フレームの内方に向かって延びた
爪部とを有する弾性部材からなり、上記一対のパネルの
他方に設けられた側部ロック片は、上記パネルの側辺か
ら上記フレームの側杆に沿って垂れ下がった垂下部と、
この垂下部に連なり、フレームの内方に向かって斜めに
延びて、上記爪部を案内するための案内部と、この案内
部の根元付近に形成された係合孔とを有する弾性部材か
らなり、上記一対のパネルを対向させて相互に近接させ
るべく押圧することにより、上記爪部は、上記案内部に
よって上記係合孔へと案内され、この係合孔にスナップ
結合するようになっていることを特徴とするものであ
る。
【0028】この発明によれば、一対のパネルの側辺に
それぞれ設けられた側部ロック片は、いずれも弾性部材
からなっているので、一対のパネルを相互に近接させる
べく押圧すると、一方のパネルに設けられた爪部が他方
のパネルに設けられた案内部によって案内される過程で
は、両方の弾性部材の変形が生じる。すなわち、上記一
方のパネルの側部ロック片では、立上部がフレームに対
して外方に弾性変形し、上記他方のパネルの側部ロック
片では、垂下部(および案内部)がフレームに対して内
方に弾性変形する。そして、爪部が係合孔まで達する
と、両側部ロック片がそれぞれ元の形状に復元し、これ
により、爪部と係合孔とのスナップ結合が達成される。
一対の側部ロック片がいずれも弾性変形するため、この
スナップ結合は容易に達成される。
【0029】しかも、一対の側部ロック片は、いったん
結合すると、この結合の解除は容易ではない。すなわ
ち、弾性部材同士が互いに離反する方向に弾性変形した
後に復元して相互の結合が達成されているので、爪部と
係合孔とは深く係合してロックされる。そのため、この
ロック結合を解除するためには、上記一方のパネルの側
部ロック片に対してフレームの内方から外方に向かう力
を加え、同時に上記他方のパネルの側部ロック片に対し
てフレームの外方から内方に向かう力を加え、爪部と案
内部とを互いに離反するように両側部ロック片を同時に
弾性変形させる必要がある。ところが、一対の側部ロッ
ク片が結合した状態では、フレームの内方から外方に向
かう外力を外部から爪部に加えることは不可能であり、
また、案内部は、一対の側部ロック片の結合部位の内方
に位置することになるので、この案内部に対して外力を
加えることもできない。したがって、この発明の構成に
よれば、一対のパネルを分解不可能な態様で結合させる
ことができるので、この一対のパネルを結合させてPC
カードを組み立てた後には、このPCカードが決して分
解することがない。
【0030】請求項6記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項1ないし5のいずれかに記載の発明におい
て、上記一対のパネルの一方は、このパネルの両側辺の
略全域から立ち上げられた立上部と、この立上部の先端
縁の略全域から上記フレームの内方に向けて折り曲げら
れた第一当接部とを有し、上記一対のパネルの他方は、
このパネルの両側辺の略全域から垂れ下がった垂下部
と、この垂下部の先端縁の略全域から上記フレームの内
方に向けて折り曲げられて上記第一当接部に対向する第
二当接部とを有し、上記一対のパネルの結合状態におい
て、上記第一当接部および第二当接部が互いに当接する
ようになっていることを特徴とするものである。
【0031】この発明によれば、一対のパネルは、フレ
ームの内方に折り曲げられた第一当接部および第二当接
部をそれぞれの両側辺の略全域に有している。したがっ
て、一対のパネルを結合させた状態においては、一対の
パネルの両側辺の端面は、略全域にわたってフレームの
内方を向いており、しかも、第一および第二当接部が互
いに当接することにより、これらの端面が露出すること
がない。これにより、外観のよいPCカードを提供でき
る。
【0032】なお、請求項6記載の特徴が請求項5記載
の発明と組み合わせられる場合には、請求項5の立上部
を、上記一対のパネルの一方の両側辺の略全域にわたっ
て延設して請求項6記載の立上部とし、請求項5の垂下
部を上記一対のパネルの他方の両側辺の略全域にわたっ
て延設して請求項6の垂下部とするとともに、上記爪部
を上記第一当接部の先端縁に延設するとともに、上記案
内部を上記第二当接部の先端縁に延設するようにすれば
よい。
【0033】この場合には、一対の側部ロック片を結合
した状態において、上記爪部が上記係合孔の端面と上記
第二当接部との間に挟持された状態となっていることが
好ましい。これにより、第二当接部が爪部に弾性的に当
接することによって、がたの発生が防止されるととも
に、係合孔の端面に爪部が確実に掛止されて、爪部が係
合孔から離脱することを確実に防止できる。
【0034】請求項7記載の発明は、基板にコネクタが
取り付けられて構成される基板組立体を保持するための
フレームと、このフレームに取り付けられた基板組立体
の上下面をそれぞれ覆うための一対のパネルとを備えた
PCカード用フレームキットにおいて、上記一対のパネ
ルは、それぞれ、パネル相互をロック状態で係合させる
ための側部ロック片を少なくとも一側辺に備えており、
上記一対のパネルの一方に設けられた側部ロック片は、
上記パネルの側辺から上記フレームの側杆に沿って立ち
上げられた立上部と、この立上部からフレームの内方に
向かって延びて形成された爪部とを有する弾性部材から
なり、上記一対のパネルの他方に設けられた側部ロック
片は、上記パネルの側辺から上記フレームの側杆に沿っ
て垂れ下がった垂下部と、この垂下部から上記フレーム
の内方に向けて斜めに延び、上記爪部を案内するための
案内部と、この案内部の根元付近に形成された係合孔と
を有する弾性部材からなり、上記一対のパネルを対向さ
せて相互に近接させるべく押圧することにより、上記爪
部は、上記案内部によって上記係合孔へと案内され、こ
の係合孔にスナップ結合するようになっていることを特
徴とするPCカード用フレームキットである。
【0035】この発明によれば、請求項5に関連して説
明した作用を達成でき、結果として、組立てが容易で、
しかも、組立て後には決して分解することのない堅牢な
PCカードを提供することができる。
【0036】請求項8記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項7記載の発明において、上記立上部は、上
記一対のパネルの一方の両側辺の略全域にわたって延設
されており、上記垂下部は、上記一対のパネルの他方の
両側辺の略全域にわたって延設されており、上記一対の
パネルの一方は、上記立上部の先端縁の略全域から上記
フレームの内方に向かって延びて形成され、上記立上部
と上記爪部とを連結する第一当接部をさらに含み、上記
一対のパネルの他方は、上記垂下部の先端縁の略全域か
ら上記フレームの内方に向かって延びて形成され、上記
垂下部と上記案内部とを連結する第二当接部をさらに含
むことを特徴とするものである。
【0037】この発明によれば、請求項6に関連して説
明した作用を達成でき、外観の良いPCカードを実現で
きる。
【0038】この場合に、一対の側部ロック片を結合し
た状態において、上記爪部が上記係合孔の端面と上記第
二当接部との間に挟持された状態となっていることが好
ましい。これにより、第二当接部が爪部に弾性的に当接
することによって、がたの発生が防止されるとともに、
係合孔の端面に爪部が確実に掛止されて、爪部が係合孔
から離脱することを確実に防止できる。
【0039】請求項9記載のPCカード用フレームキッ
トは、請求項1ないし8のいずれかに記載の発明におい
て、上記フレームは、略矩形をなす矩形環を有する一体
品からなることを特徴とするものである。
【0040】ここで、略矩形をなす矩形環とは、閉じた
環状枠体によって略矩形に形成されたものをいい、四角
形環を含む趣旨である。
【0041】この発明によれば、フレームが一体品から
なっているので、フレームが複数の個別部品の組合せに
よって構成される場合に比較して、フレームの変形が格
段に少ない。そのため、PCカードの組立て後にがたが
生じることをさらに確実に防止できるうえ、外力に対し
て良好な耐久性を有することができる。しかも、パネル
をフレームに結合する際に、パネルのフレームに対する
位置決めを容易に行うことができ、PCカードの組立て
が容易であるという利点もある。
【0042】請求項10記載の発明は、上記請求項1な
いし9のいずれかに記載のフレームキットと、基板組立
体とを含み、上記フレームに上記一対のパネルを接合
し、上記基板組立体を上記一対のパネル間に収容して構
成されたPCカードである。
【0043】この発明の構成では、パネル同士の確実な
結合と共に、フレームへの圧入がなされているので、が
たがない状態でパネル間の結合が行えるうえ、パネルと
フレームとの結合も確実にされる。したがって、PCカ
ードを床上に落とした場合やPCカードにねじり変形が
加えられた場合のように、PCカードに大きな外力が加
わっても、PCカードが分解したりするおそれはない。
【0044】請求項11記載の発明は、基板にコネクタ
が取り付けられて構成される基板組立体を保持するため
のフレームに、このフレームに取り付けられた基板組立
体の上下面をそれぞれ覆うための第一のパネルおよび第
二のパネルを取り付けてPCカードを製造する方法にお
いて、上記第一のパネルの後端辺に設けられた回動係合
片を、上記フレームの後端杆に形成された回動係合片用
溝に係合させるステップと、上記第一のパネルを、上記
回動係合片を回動軸として、その前端が上記フレームに
接するまで、上記フレームに対して相対的に回動させる
ステップと、上記第二のパネルの後端片に設けられた回
動係合片を、上記フレームの後端杆に形成された回動係
合片用溝に係合させるステップと、上記第二のパネル
を、上記回動係合片を回動軸として、その前端が上記フ
レームに接するまで、上記フレームに対して相対的に回
動させるステップと、上記第一および第二のパネルを上
記フレームに向けて押し付けることにより、上記第一お
よび第二パネル相互間の結合、ならびに上記第一および
第二パネルの上記フレームに対する結合を達成する結合
ステップとを含むことを特徴とするPCカードの製造方
法である。
【0045】この発明の構成では、フレームの回動係合
片用溝に係合させた上記回動係合片を回動軸として、パ
ネルを回動させた後に、このパネルのフレームへの結合
が図られるので、第一および第二パネルの側辺に沿う方
向に関する各パネルのフレームに対する位置決めを容易
に行える。
【0046】また、パネル間の結合と共に第一および第
二パネルのフレームに対する結合が達成されるので、外
力に対する耐久性の向上されたPCカードを製造するこ
とができる。
【0047】請求項12記載のPCカードの製造方法
は、請求項11記載の発明において、上記結合ステップ
は、上記第一および第二のパネルの両側辺の前端側にそ
れぞれ備えられた前部ロック係合片を相互に係合させる
ステップと、上記第一および第二のパネルの少なくとも
一側辺にそれぞれ備えられた圧入片を上記フレームの圧
入溝に圧入するステップとを含むことを特徴とするもの
である。
【0048】この発明の構成では、前部ロック係台片同
士をロック状態で係合させるので、両パネル間の確実な
結合が達成されたPCカードを製造することができる。
【0049】また、圧入片がフレームの圧入溝に圧入さ
れるので、がたがなく、また、外力に対して良好な耐久
性を有するPCカードを製造することができる。
【0050】なお、第一および第二のパネルの各圧入片
は、上記フレームの圧入溝に対して同時に圧入されても
よく、また、順次、圧入されてもよい。
【0051】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0052】図1は、この発明の一実施形態にかかるP
Cカード1の構成を示す分解斜視図である。図1を参照
して、PCカード1は、プリント基板2と、プリント基
板2に取り付けられるコネクタ3,4と、プリント基板
2の前後端に第1および第2のコネクタ3,4がそれぞ
れ取り付けられて構成される基板組立体5を保持するた
めのフレーム6と、このフレーム6に取り付けられた基
板組立体5の上下面をそれぞれ覆うための一対の金属パ
ネル7,8とを備えている。
【0053】第1のコネクタ3は、プリント基板2と外
部接続コネクタ(図示せず)との電気接続に用いられ、
また、第2のコネクタ4は、PCカード用スロット(図
示せず)とプリント基板2との電気接続に用いられる。
以下では、PCカード用スロットに接続される第2のコ
ネクタ4側を前方とし、第1のコネクタ3側を後方とし
て説明する。
【0054】プリント基板2の後端には、第1のコネク
タ3を取り付けるための図示しない切欠部が形成されて
いる。この切欠部の各周縁に設けられた複数の係合孔
(図示せず)に第1のコネクタ3に形成された突起(図
示せず)が嵌合して、第1のコネクタ3をプリント基板
2に取り付ける際の位置決めが行われ、その後、第1の
コネクタ3から延設された第1の係合突起(図示せず)
がプリント基板2の後端付近の所定部に半田付けされ
て、第1のコネクタ3のプリント基板2への機械的な接
合が達成される。コネクタ3,4には、前後に突出する
複数の接触子10,10が配置されており、これらは、
プリント基板2に半田付けされる。第2のコネクタ4の
プリント基板2への取付けは、この半田付けにより達成
される。
【0055】第1のコネクタ3は、側部に延設された一
対の第1の突起11および一対の第2の突起12を備え
ている。同様に、第2のコネクタ4も側面に一対の第3
の突起13を備えている。また、プリント基板2の四隅
にはフレーム6に対する位置決めのための位置決め用孔
2cが設けられている。
【0056】図2は、フレームを裏返しにして見た斜視
図である。フレーム6は、射出成形にて一体成形された
略矩形環状の樹脂成形品である。このフレーム6は、対
向する一対の側杆15,15と、各側杆15,15の後
端から内方に延設された一対の後端杆16,16と、側
杆15の前端よりやや後方において一対の側杆16,1
6同士を連結する前杆17とを備えている。また、フレ
ーム6は、一対の後端杆16,16の内側の端部より側
杆15に沿う方向に延設され、プリント基板2を収容し
たときに第1のコネクタ3の側部3a(図1参照)を保
持する一対の保持杆18,18と、一対の保持杆18,
18の前端同士を連結して第1のコネクタ3の収容空間
を区画する連結杆19とを備え、これらが一体に形成さ
れている。
【0057】側杆15および後端杆16には、フレーム
6の下面6aにプリント基板2を配置するための段部2
1が内側に形成されており、この段部21の下段面22
の四隅には、プリント基板2に位置決め用孔2cに挿通
される位置決め用係合片23が立設されている。前杆1
7および保持杆18の各下面は、下段面22と面一に形
成されており、プリント基板2の上面の周縁部に当接す
るようになっている。
【0058】後端杆16の内側端面には、第1のコネク
タ3の第1の突起11(図1参照)と係合して第1のコ
ネクタ3を保持するための第1の係合凹部24が下方
(図2では上方に示す。)に向かって開いている。ま
た、保持杆18の内側面には、第1のコネクタ3の第2
の突起12(図1参照)と係合して第1のコネクタ3を
保持するための第2の係合凹部25が、上記第1の係合
凹部24に隣接して開いている。
【0059】また、側杆15,15の先端には、内側面
に、第2のコネクタ4の第3の突起13(図1参照)と
係合して第2のコネクタ4を保持するための第3の係合
凹部26,26が形成されている。
【0060】各側杆15の先端には、フレーム6の上下
面を貫通する貫通溝28が側杆15と同方向に延びて形
成される。この貫通溝28の幅は、後述する前部ロック
係合片50,68(図3および図4参照)の厚みの2倍
強の厚みに設定されている。また、各側杆15は、中央
部よりやや前方寄りの位置に、フレーム6の下面から外
方に延設された第4の突起29を有し、この第4の突起
29に側杆15と同方向に延びる第1の圧入溝30が形
成されている。また、各側杆15の略中央部よりやや後
方寄りの位置には、フレーム6の上面から外方に延設さ
れた第5の突起31が形成されており、この第5の突起
31は、側杆15と同方向に延びる第2の圧入溝32を
備えている。さらに、各側杆15の後端の下面および上
面には、側杆15と同方向に延びる第1の係合溝34お
よび第2の係合溝35(図7(a)参照)がそれぞれ設
けられている。
【0061】また、各後端杆16,16は、外側面16
a,16aに、後端杆16の長手方向に沿って延びた回
動係合片用溝33,33を有する。各回動係合片用溝3
3は、両端部に一対の位置決め当接部33a,33aを
有する。
【0062】図3は、上下一対の金属パネル7,8のう
ち、PCカード1の通常の使用状態において下側に位置
する下パネル8の斜視図であり、図4は、上側に位置す
ることになる上パネル7を裏返しにして見た斜視図であ
る。
【0063】図3を参照して、下パネル8は、略矩形の
導電性プレートからなっており、四隅にフレーム6との
結合後にフレーム6の側杆15の前後端をそれぞれ露出
させる前部切欠部59および後部切欠部60を備えた構
成となっている。
【0064】下パネル8は、両側辺8a,8aの略全域
にわたって、側辺8aからフレーム6の側杆15に沿っ
て上方に立ち上げられた第1の立上部61と、側辺8a
の前端付近で上方に折り曲げられた第2の立上部62と
を有する。また、後端辺8bには、後端辺8bからフレ
ーム6の後端杆16に沿って立ち上げられた後に、内方
に向けて折り曲げられて略コの字断面形状に形成された
回動係合片63が設けられている。一対の回動係合片6
3,63は、それぞれ後端辺8bに沿って所定幅を有し
ている。
【0065】また、各側辺8aには、第1の立上部61
の先端縁61aの全域からフレーム6の内方に向けて折
り曲げられた第1当接部67が形成されている。各側辺
8aには、三箇所において、下側側部ロック片64が形
成されている。
【0066】両側辺8a,8aの前端には、下側前部ロ
ック係合片68,68が設けられている。この下側前部
ロック係合片68は、フレーム6の側杆15に沿って立
ち上げられた上記第2の立上部62の略中央部に、略矩
形の係合孔69を設けて形成されたものである。
【0067】側辺8a,8aの中央よりもやや後方寄り
の位置には、フレーム6の第2の圧入溝32に圧入させ
るための一対の第2の圧入片71,71が形成されてい
る。第2の圧入片71は、フレーム6の側杆15に沿っ
て内方へ突き出された後に上方へ折り曲げられた形状を
有している。
【0068】さらに、上記一対の後部切欠部60の側縁
60aには、フレーム6の側杆15に沿って上方に立ち
上げられた第2の係合片73が形成されている。
【0069】図4を参照して、上パネル7は、導電性プ
レートからなっており、四隅にフレーム6との結合後に
フレーム6の側杆15の前後端をそれぞれ露出させる前
部切欠部39および後部切欠部40を備えた略矩形の板
状体である。
【0070】上パネルは、後端辺7bに、後端辺7bか
らフレーム6の後端杆16に沿って垂れ下がった後に、
内方に向けて折り曲げられて略コの字断面形状に形成さ
れた回動係合片43を備えている。一対の回動係合片4
3,43は、それぞれ後端辺7bに沿って所定幅を有し
ている。
【0071】さらに、上パネル7は、両側辺7a,7a
の略全体にわたって、側辺7aからフレーム6の側杆1
5に沿って下方に屈曲成形されて構成された第1の垂下
部41と、側辺7aの前端付近で下方に屈曲成形された
第2の垂下部42とを有する。また、各側辺7aには、
第1の垂下部41の先端縁41aの全域からフレーム6
の内方に向けて折り曲げられた第2当接部47が形成さ
れている。さらに、各側辺7aには、間隔をあけて三箇
所に、上側側部ロック片44が形成されている。両側辺
7a,7aの前端には、上側前部ロック係合片50が設
けられている。この上側前部ロック係合片50は、フレ
ーム6の側杆15に沿って垂れ下がって形成された上記
第2の垂下部42と、その略中央部を外側へ切り起こし
て形成された上向きの切起部51とを備えている。上側
前部ロック係合片50の長さは、環状溝28の長さより
やや大きくされている。
【0072】側辺7a,7aの中央よりもやや後方寄り
の位置には、フレーム6の第1の圧入溝30に圧入させ
るための第1の圧入片53が形成されている。第1の圧
入片53は、第2当接部47からフレーム6の側杆15
に沿って内方へ延設された後に下方へ折り曲げられた形
状を有している。
【0073】また、一方の側辺7aには、二箇所に、第
2当接部47の内側縁からフレーム6の内側下方に向け
て、「く」の字形に折れ曲がった形状を有する導通片5
4,54が延設されている。
【0074】さらに、上記後部切欠部40の側縁40a
には、フレーム6の側杆15に沿って垂れ下がった一対
の第1の係合片55,55が形成されている。
【0075】図5は、上側側部ロック片44と下側側部
ロック片64との係合を図解するための要部断面図であ
る。図5(a)を参照して、下側側部ロック片64は、
第1の立上部61と、第1の立上部61の先端縁61a
から内方に向けて折り曲げられて構成された上記第1当
接部67と、第1当接部67から延設された爪部65と
を備えており、全体として弾性部材をなしている。
【0076】一方、上側側部ロック片44は、第1の垂
下部41と、第1の垂下部41の先端縁41aからフレ
ーム6の内方に向けて折り曲げられた第2当接部47
と、第2当接部47の先端縁47aから、上記フレーム
6の内方に向けて斜めに延び、爪部65を案内するため
の案内部48と、この案内部48の根元付近に形成され
た係合孔49とを備えており、全体として弾性部材をな
している。
【0077】金属パネル7,8同士のロック結合が図ら
れる際には、図5(b)のように、案内部48が、対応
する爪部65を係合孔49に案内する。このとき、下パ
ネル8の第1の立上部61の爪部65の近傍の部位およ
び案内部48は、フレーム6の外方へ弾性変形し、ま
た、上パネル7の第1の垂下部41の近傍の部位および
案内部48は、フレーム6の内方に弾性変形する。その
後、図5(c)に示すように、内方へ延びる爪部65が
係合孔49に収容されると、外方へ弾性変形していた下
パネル8の第1の立上部61、ならびに内方へ弾性変形
していた上パネル7の第1の垂下部41および案内部4
8が、元の形状にし、第1当接部67と第2当接部47
とが当接することになる。
【0078】このように、第1の立上部61と、第1の
垂下部41および案内部48とが、互いに離反する方向
に弾性変形し、この弾性変形が復元されるときに爪部6
5と係合孔49が係合するので、両者は深く係合するこ
とになる。したがって、上下の側部ロック片44,64
が、いったん係合すると、この係合を解くことは極めて
困難であり、このことが、PCカードの外力に対する耐
久性を高める一つの要因となっている。しかも、爪部6
5および案内部48は、いずれもフレーム6の内方に向
かって形成されているので、爪部65に対してフレーム
6の内方から外方に向かう力を加えたり、案内部48に
対してフレーム6の外方から内方に向かう力を加えたり
することはいずれも困難である。したがって、このよう
な操作の両方を要する爪部65と係合孔49との係合の
解除は、工具等に依らざるを得ない。さらに、爪部65
と係合孔49との結合部は、パネル7,8の露出面(第
1の立上部61および第1の垂下部41)よりも内方に
入り込んだ位置に位置しているので、このことが、側部
ロック片44,64のロック係合の解除をさらに困難に
している。
【0079】さらに、上下の側部ロック片44,64が
ロック結合した状態では、爪部65は第2当接部47と
係合孔49の下端49aとの間に挟持されている。その
ため、第2当接部47が爪部65に弾性的に当接するこ
とによって、がたが防止され、かつ、爪部65と係合孔
49の下端49aとの係合により、確実な抜け止めが達
成される。
【0080】図6は、上側前部ロック係合片50と下側
前部ロック係合片68との係合を図解するための要部斜
視図である。図6を参照して、上側前部ロック係合片5
0は、長さWbが下側前部ロック係合片68の長さWd
よりやや大きくされている。また、上側前部ロック係合
片50の長さWbは上記貫通溝28の長さよりやや長く
されており、下側前部ロック係合片68の長さWdは上
記貫通溝28の長さと同等とされている。切起部51の
幅Waは、係合孔69の幅Wcより小さくされている。
【0081】下側前部ロック係合片68は、金属パネル
7,8同士の結合が図られる際には、端面68aが、外
方に突出するように切り起こされた切起部51に案内さ
れる。この際、切起部51は内方へ弾性変形し、下側前
部ロック係合片68は外方へ弾性変形する。その後、切
起部51が係合孔69に収容されて、切起部51の変形
が解除され、下側前部ロック係合片68が再び外方へ突
出する。このようにして、上パネル7および下パネル8
の結合時に切起部51が外方に突出した状態で係合孔6
9と弾性的に係合し、上下一対の金属パネル7,8のロ
ック結合が図られる。
【0082】次に、図7および図8を参照して、PCカ
ード1の組立て手順について説明する。
【0083】まず、作業者は、上パネル7およびフレー
ム6を裏返しにした状態で、上パネル7を一方の手に持
ち、他方の手でフレーム6を斜方より上パネル7にあて
がって、上パネル7の後端辺7bに設けられた一対の回
動係合片43,43を、上記フレーム6の後端杆16,
16に形成された回動係合片用溝33,33に係合させ
る(図7(a),(b)参照)。これにより、上パネル
7の側辺7aに沿う方向に関して、上パネル7のフレー
ム6に対する位置合わせが達成される。また、このと
き、同時に、上記回動係合片43が回動係合片用溝33
の位置決め当接部33a,33aに当接することによっ
て、フレーム6に対する後端辺7bに沿う方向への上パ
ネル7の位置合わせが達成される。その後、作業者は、
フレーム6を、回動係合片用溝33,33を回動軸とし
て、フレーム6の前端が上パネル7に接するまで回動さ
せる(図7(c)参照)。
【0084】この回動の過程で、一対の第1の係合片5
5,55が、対応する一対の第2の係合溝35,35に
挿入されていき、これにより、フレーム6は上パネル7
の適切な位置に案内される。第1の係合片55,55
は、フレーム6に対向する円弧形状の案内面を有してお
り、この案内面が、第1の係合片55,55の第2の係
合溝35,35への挿入を案内するようになっている。
これにより、フレーム6の回動動作の初期段階におい
て、フレーム6と上パネル7との確実な位置決めがスム
ーズに達成されるので、フレーム6と上パネル7とを結
合させるためのその後の操作が容易になる。
【0085】その後、フレーム6がさらに回動させら
れ、上パネル7の両側辺7a,7aに設けられた一対の
第1の圧入片53,53が、対応する一対の第1の圧入
溝30,30に圧入される。そしてさらに、上側前部ロ
ック係合片50が、貫通溝28に圧入される。ただし、
上側前部ロック係合片50を先に貫通溝28に圧入し、
その後に第1の圧入片53,53を第1の圧入溝30,
30に圧入するようにしても差し支えない。なお、上側
側部ロック片44は側杆15に沿ってフレーム6の外側
に配置されるようになる。
【0086】次に、フレーム6の四隅に設けられた上記
位置決め用係合片23に、プリント基板2の位置決め用
孔2cが嵌め合わされて、基板組立体5が、フレーム6
の下面6aに位置決めされる。
【0087】その後、作業者は、下パネル8を斜方より
フレーム6にあてがって、下パネル8の後端辺8bの両
端部に設けられた一対の回動係合片63,63を、上パ
ネル7との結合が図られたフレーム6の一対の回動係合
片用溝33,33に係合させる(図8(a)参照)。こ
のとき、回動係合片63,63は、回動係合片用溝3
3,33のうち、すでに取り付けられている上パネル7
の回動係合片43,43を除くスペースに係合される
(図8(b)参照)。
【0088】上記回動係合片63が回動係合片用溝33
の位置決め当接部33a,33aに当接されて、フレー
ム6に対する後端辺8bに沿う方向への下パネル8の位
置決めが達成された後、作業者は、上記回動係合片6
3,63を回動軸として、下パネル8の前端がフレーム
6に接するまで、下パネル8を回動させる(図8(c)
参照)。このとき、フレーム6に対向する円弧形状の案
内面を有する第2の係合片73,73が上パネル7の第
1の係合片55,55と同様な働きをするので、フレー
ム6に対する下パネル8の位置決めおよび結合を良好か
つ容易に行える。
【0089】その後、作業者は、上下のパネル7,8を
両手の手指で挟みつけるようにして、下パネル8をフレ
ーム6に向けて押し付ける。これにより、下パネル8の
下側前部ロック係合片68が、上側前部ロック係合片5
0が圧入されて隙間が小さくなった上記貫通溝28に挿
入され、上側前部ロック係合片50と係合する。また、
下パネル8の両側辺8a,8aに設けられた一対の第2
の圧入片71,71が、対応する一対の第2の圧入溝3
2,32に圧入される。さらに、上下の側部ロック片4
4,64がロック結合する。ただし、下側前部ロック係
合片68の貫通溝28への挿入、第2の圧入片71の第
2の圧入溝32に対する圧入、および上下の側部ロック
片44,64同士のロック結合は、いずれが先であって
もよく、順序は問わない。
【0090】上述のように、下側前部ロック係合片68
は、長さWdが上記貫通溝28の長さと同等とされてい
るので、下側前部ロック係合片68はフレーム6に圧入
されない。その結果、下パネル8をフレーム6に向けて
押し付けたときには、側部ロック片44,64同士のス
ナップ結合の音がするので、両パネル7,8の結合時の
フィーリングが良い。
【0091】上下のパネル7,8およびフレーム6が結
合された状態では、上パネル7に形成された「く」の字
形状の導通片54,54が、対向する下パネル8の内面
に当接し、両パネル7,8間の安定した電気導通が得ら
れる。
【0092】このようにして、両金属パネル7,8のフ
レーム6への結合、および、両金属パネル7,8の機械
的、電気的結合が達成される。
【0093】なお、第1および第2の係合片55,73
は、対応する第2および第1の係合溝35,34に圧入
されるようになっていても良く、この場合には、PCカ
ード1全体がねじられた場合における耐久性を一段と向
上させることができ、PCカード1の分解をさらに確実
に防止できる。
【0094】以上のように、この実施形態によれば、圧
入片53,71がフレーム6の圧入溝30,32に圧入
されて、両金属パネル7,8のフレーム6への結合が図
られるので、一対の金属パネル7,8間の結合後のがた
の発生をなくすことができる。同様に、上側前部ロック
係合片50の貫通溝28への圧入が図られるので、金属
パネル7,8間の結合後のがたの発生をよりなくすこと
ができる。これにより、衝撃やねじり変形などに対する
耐久性が高く、しかも、製品としての完成度の高いPC
カード1を提供できる。
【0095】また、各金属パネル7,8は、回動係合片
43,63をフレーム6の回動係合片用溝33に係合さ
せた後に、フレームに対して相対的に回動されてフレー
ム6に結合されるので金属パネル7,8の側辺7a,8
a方向のフレーム6への位置決めが容易である。しか
も、回動係合片43,63が回動係合片用溝33の位置
決め当接部33a,33aに当接するので、フレーム6
に対する金属パネル7,8の後端辺7b,8bに沿う方
向への位置決めを容易に行うことができる。また、位置
決め当接部33a,33aが、回動係合片用溝33の両
端部に設けられるので、金属パネル7,8のパネルの後
端辺7b,8bに沿う方向に関して、上記フレーム6に
対する金属パネル7,8の位置決めを確実に行うことが
できる。
【0096】さらに、前部ロック係合片50,68同士
および側部ロック片44,64同士をロック状態で係合
させるので、両金属パネル7,8間の結合のはずれを防
止することができる。
【0097】また、側部ロック片44,64同士が弾性
的に係合するので、スナップ結合後の金属パネル7,8
間の結合を確実なものとすることができる。また、爪部
65が案内部48の根元付近に設けられた係合孔49に
スナップ係合するので、一対の金属パネル7,8同士が
隙間なく結合する結果、金属パネル7,8間の結合後の
外観が良い。しかも、金属パネル7,8の両側辺7a,
8aには略全域にわたって第2当接部47および第1当
接部67が形成されており、これらが互いに当接するの
で、完成されたPCカード1の外方からは、金属パネル
7,8の端面はほとんど見えない。これにより、外観の
一層の向上が図られている。また、フレーム6が略矩形
環をなす一体品で構成されているので、外力によるフレ
ーム6の変形が生じにくく、回動係合片43,63の回
動係合片用溝33への係合時の位置決めを含む一連の組
立て操作が容易である。
【0098】図9は、本発明にかかるPCカード1の他
の実施形態の一対の前部ロック係合片を示す斜視図であ
る。本実施形態にかかる一対の前部ロック係合片50A
が図6の実施形態と異なるのは、導通片54の代わり
に、上側前部ロック係合片50Aの切起部51の後方に
隣接する位置に、同じく外側へ切り起こして形成された
導通機構としての導通片81が下向きに設けられ、下側
前部ロック係合片68Aの第2の立上部62Aが、金属
パネル7,8同士の結合時にこの導通片81と係合する
領域にまで設けられている点である。図9の実施の形態
では、より確実に金属パネル7,8間の電気的結合を達
成することができる。
【0099】この発明の2つの実施形態について説明し
たが、この発明は他の形態でも実施することができ、特
許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更
を施すことが可能である。
【0100】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、圧入片
がフレームの圧入溝に圧入されるので、一対のパネル間
の結合後にがたが生じることがない。そのため、外力が
加えられても容易に分解したりすることがなく、かつ、
製品としての完成度の高いPCカードを提供できる。ま
た、パネルは、回動係合片を回動係合片用溝に係合させ
た後に回動されてフレームに結合されるので、パネルの
側辺に沿う方向に関するフレームへの位置決めが容易で
あるからPCカードの組立てが容易となる。さらに、前
部ロック係合片同士をロック状態で係合させるので、両
パネル間の結合のはずれを防止することができる。
【0101】請求項2に記載の発明によれば、フレーム
に対する上記パネルの後端辺に沿う方向への位置決めを
容易に行うことができる。これにより、PCカードの組
立てがさらに容易となる。
【0102】請求項3に記載の発明によれば、パネルの
側辺においてロック状態での係合が図られるので、両パ
ネル間の結合のはずれを確実に防止することができる。
【0103】請求項4に記載の発明によれば、側部ロッ
ク片同士が弾性的に係合するので、容易にスナップ結合
を図ることができ、かつ、パネル同士がいったん結合さ
れると、この結合は容易には解除できなくなるので、P
Cカードの分解を確実に防止できる。
【0104】請求項5に記載の発明によれば、一対のパ
ネルを極めて強固に結合させることができるので、この
一対のパネルを結合させてPCカードを組み立てると、
PCカードが決して分解することがない。
【0105】請求項6に記載の発明によれば、一対のパ
ネルを結合させた際には、一対のパネルの両側辺の端面
が略全域にわたってフレームの内方を向いていて、しか
も、第一および第二当接部が互いに当接するので、両側
辺の端面が露出することがない。したがって、外観のよ
いPCカードを提供できる。請求項7に記載の発明によ
れば、組立てが容易で、かつ、組立て後には決して分解
することのない堅牢なPCカードを提供することができ
る。請求項8に記載の発明によれば、外観の良いPCカ
ードを実現できる。
【0106】また、一対の側部ロック片を結合した状態
において、上記爪部が上記係合孔の端面と上記第二当接
部との間に挟持された状態となっていれば、がたの発生
が防止されるとともに、爪部が係合孔から離脱すること
を確実に防止できる。
【0107】請求項9に記載の発明によれば、フレーム
が一体品からなっているので、フレームが複数の個別部
品の組合せによって構成される場合に比較して、フレー
ムの変形が格段に少ない。そのため、PCカードの組立
て後にがたが生じることをさらに確実に防止できるう
え、外力に対して良好な耐久性を有することができる。
しかも、パネルをフレームに結合する際に、パネルのフ
レームに対しての位置決めが容易に行え、PCカードの
組立てが容易であるという利点もある。
【0108】請求項10に記載の発明によれば、パネル
同士の確実な結合と共に、フレームへの圧入がなされて
いるので、がたがない状態でパネル間の結合が行える。
したがって、PCカードに大きな衝撃やねじり変形が加
えられた場合においても、両パネルが分解してしまうこ
とはない。
【0109】請求項11に記載の発明によれば、フレー
ムの回動係合片用溝に係合させた上記回動係合片を回動
軸として、パネルを相対的に回動させることにより、こ
のパネルのフレームへの結合が図られるので、第一およ
び第二パネルの側辺に沿う方向のフレームへの位置決め
を容易に行える。したがって、PCカードの組立てが容
易である。また、パネル間の結合と共に第一および第二
パネルのフレームに対する結合が達成されるので、分解
することのないPCカードを製造することができる。
【0110】請求項12に記載の発明によれば、両パネ
ル間の確実な結合が達成され、同時にがたのないPCカ
ードを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるPCカードの分解
斜視図である。
【図2】フレームを裏返しにして見た斜視図である。
【図3】下パネルの構成を示す斜視図である。
【図4】上パネルを裏返しにして見た斜視図である。
【図5】上側側部ロック片と下側側部ロック片との係合
を図解するための要部断面図である。
【図6】上側前部ロック係合片と下側前部ロック係合片
との係合を図解するための要部斜視図である。
【図7】上パネルとフレームとの取付けを示した概略側
面図である。
【図8】下パネルとフレームとの取付けを示した概略側
面図である。
【図9】本発明の他の実施形態にかかるPCカードの要
部斜視図である。
【符号の説明】
1 PCカード 2 プリント基板 3 コネクタ 4 コネクタ 5 基板組立体 6 フレーム 7 上パネル(金属パネル) 8 下パネル(金属パネル) 15 側杆 16 後端杆 17 前杆 18 保持杆 19 連結杆 28 貫通溝 30 第1の圧入溝 32 第2の圧入溝 33 回動係合片用溝 41 第1の垂下部 43 回動係合片 44 上側側部ロック片 47 第2当接部 48 案内部 49 係合孔 50 上側前部ロック係合片 53 第1の圧入片 61 第1の立上部 63 回動係合片 64 下側側部ロック片 67 第1当接部 68 下側前部ロック係合片 69 係合孔 71 第2の圧入片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA19 MB03 MB05 NA24 NB26 PA26 PA27 RA02 RA07 5B035 AA03 AA04 BA03 BA04 BA09 BB09 CA01 CA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板にコネクタが取り付けられて構成され
    る基板組立体を保持するためのフレームと、このフレー
    ムに取り付けられた基板組立体の上下面をそれぞれ覆う
    ための一対のパネルとを備えたPCカード用フレームキ
    ットにおいて、 上記一対のパネルは、それぞれ、上記フレームに回動自
    在に係合される回動係合片を後端辺に備え、パネル相互
    をロック状態で係合させるための前部ロック係合片を両
    側辺の前端側に備え、上記フレームに圧入される圧入片
    を少なくとも一側辺に備えており、 上記フレームは、上記回動係合片を回動自在に受け入れ
    る回動係合片用溝を後端杆に備え、上記圧入片を受け入
    れるための圧入溝を上記圧入片に対応した少なくとも一
    側杆に備えていることを特徴とするPCカード用フレー
    ムキット。
  2. 【請求項2】上記回動係合片用溝は、上記回動係合片に
    当接することにより、上記一対のパネルの後端辺に沿う
    方向に関して、上記フレームに対する上記パネルの位置
    決めを達成する位置決め当接部を有していることを特徴
    とする請求項1記載のPCカード用フレームキット。
  3. 【請求項3】上記一対のパネルが、それぞれ、さらに、
    パネル相互をロック状態で係合させるための側部ロック
    片を少なくとも一側辺に備えていることを特徴とする請
    求項1または2記載のPCカード用フレームキット。
  4. 【請求項4】上記一対のパネルにそれぞれ設けられた側
    部ロック片が、いずれも弾性片からなり、その一方には
    抜け止め用の爪部が形成されており、他方にはこの爪部
    がスナップ結合する係合孔が形成されていることを特徴
    とする請求項3記載のPCカード用フレームキット。
  5. 【請求項5】上記一対のパネルの一方に設けられた側部
    ロック片は、上記パネルの側辺から上記フレームの側杆
    に沿って立ち上げられた立上部と、この立上部に連な
    り、フレームの内方に向かって延びた爪部とを有する弾
    性部材からなり、 上記一対のパネルの他方に設けられた側部ロック片は、
    上記パネルの側辺から上記フレームの側杆に沿って垂れ
    下がった垂下部と、この垂下部に連なり、フレームの内
    方に向かって斜めに延びて、上記爪部を案内するための
    案内部と、この案内部の根元付近に形成された係合孔と
    を有する弾性部材からなり、 上記一対のパネルを対向させて相互に近接させるべく押
    圧することにより、上記爪部は、上記案内部によって上
    記係合孔へと案内され、この係合孔にスナップ結合する
    ようになっていることを特徴とする請求項3記載のPC
    カード用フレームキット。
  6. 【請求項6】上記一対のパネルの一方は、このパネルの
    両側辺の略全域から立ち上げられた立上部と、この立上
    部の先端縁の略全域から上記フレームの内方に向けて折
    り曲げられた第一当接部とを有し、 上記一対のパネルの他方は、このパネルの両側辺の略全
    域から垂れ下がった垂下部と、この垂下部の先端縁の略
    全域から上記フレームの内方に向けて折り曲げられて上
    記第一当接部に対向する第二当接部とを有し、 上記一対のパネルの結合状態において、上記第一当接部
    および第二当接部が互いに当接するようになっているこ
    とを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のP
    Cカード用フレームキット。
  7. 【請求項7】基板にコネクタが取り付けられて構成され
    る基板組立体を保持するためのフレームと、このフレー
    ムに取り付けられた基板組立体の上下面をそれぞれ覆う
    ための一対のパネルとを備えたPCカード用フレームキ
    ットにおいて、 上記一対のパネルは、それぞれ、パネル相互をロック状
    態で係合させるための側部ロック片を少なくとも一側辺
    に備えており、 上記一対のパネルの一方に設けられた側部ロック片は、
    上記パネルの側辺から上記フレームの側杆に沿って立ち
    上げられた立上部と、この立上部からフレームの内方に
    向かって延びて形成された爪部とを有する弾性部材から
    なり、 上記一対のパネルの他方に設けられた側部ロック片は、
    上記パネルの側辺から上記フレームの側杆に沿って垂れ
    下がった垂下部と、この垂下部から上記フレームの内方
    に向けて斜めに延び、上記爪部を案内するための案内部
    と、この案内部の根元付近に形成された係合孔とを有す
    る弾性部材からなり、 上記一対のパネルを対向させて相互に近接させるべく押
    圧することにより、上記爪部は、上記案内部によって上
    記係合孔へと案内され、この係合孔にスナップ結合する
    ようになっていることを特徴とするPCカード用フレー
    ムキット。
  8. 【請求項8】上記立上部は、上記一対のパネルの一方の
    両側辺の略全域にわたって延設されており、 上記垂下部は、上記一対のパネルの他方の両側辺の略全
    域にわたって延設されており、 上記一対のパネルの一方は、上記立上部の先端縁の略全
    域から上記フレームの内方に向かって延びて形成され、
    上記立上部と上記爪部とを連結する第一当接部をさらに
    含み、 上記一対のパネルの他方は、上記垂下部の先端縁の略全
    域から上記フレームの内方に向かって延びて形成され、
    上記垂下部と上記案内部とを連結する第二当接部をさら
    に含むことを特徴とする請求項7記載のPCカード用フ
    レームキット。
  9. 【請求項9】上記フレームは、略矩形をなす矩形環を有
    する一体品からなることを特徴とする請求項1ないし8
    のいずれかに記載のPCカード用フレームキット。
  10. 【請求項10】上記請求項1ないし9のいずれかに記載
    のフレームキットと、 基板組立体とを含み、 上記フレームに上記一対のパネルを接合し、上記基板組
    立体を上記一対のパネル間に収容して構成されたPCカ
    ード。
  11. 【請求項11】基板にコネクタが取り付けられて構成さ
    れる基板組立体を保持するためのフレームに、このフレ
    ームに取り付けられた基板組立体の上下面をそれぞれ覆
    うための第一のパネルおよび第二のパネルを取り付けて
    PCカードを製造する方法において、 上記第一のパネルの後端辺に設けられた回動係合片を、
    上記フレームの後端杆に形成された回動係合片用溝に係
    合させるステップと、 上記第一のパネルを、上記回動係合片を回動軸として、
    その前端が上記フレームに接するまで、上記フレームに
    対して相対的に回動させるステップと、 上記第二のパネルの後端片に設けられた回動係合片を、
    上記フレームの後端杆に形成された回動係合片用溝に係
    合させるステップと、 上記第二のパネルを、上記回動係合片を回動軸として、
    その前端が上記フレームに接するまで、上記フレームに
    対して相対的に回動させるステップと、 上記第一および第二のパネルを上記フレームに向けて押
    し付けることにより、上記第一および第二パネル相互間
    の結合、ならびに上記第一および第二パネルの上記フレ
    ームに対する結合を達成する結合ステップとを含むこと
    を特徴とするPCカードの製造方法。
  12. 【請求項12】上記結合ステップは、上記第一および第
    二のパネルの両側辺の前端側にそれぞれ備えられた前部
    ロック係合片を相互に係合させるステップと、 上記第一および第二のパネルの少なくとも一側辺にそれ
    ぞれ備えられた圧入片を上記フレームの圧入溝に圧入す
    るステップとを含むことを特徴とする請求項11記載の
    PCカードの製造方法。
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