JP2001093629A - シールド電気コネクタ及びその製法 - Google Patents

シールド電気コネクタ及びその製法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シールドが改善されたやり方でハウジングに
取り付けられたシールド電気コネクタを提供する。 【解決手段】 電気コネクタは、複数の導電性端子を含
む絶縁ハウジング22と、電磁干渉を減少するための外
部シールド24とを備えている。シールドは、突出する
保持タブ48を含み、この保持タブは、ハウジングの後
面の周りで曲げられて、ハウジングに対してシールドを
しっかり保持する。シールド24は、連続する帯で作ら
れ、個々のシールドは、キャリアストリップ間に取り付
けられている間に次々に切断することにより形成され
る。この段階において、各シールドは、連結体によりキ
ャリアストリップに一体的に接合されている。個々のシ
ールドをキャリアストリップから切り離す剪断作業の前
に連続的な帯が電気メッキされる。剪断作業では、保持
タブが連結体から切断され、

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、シールド電気コネクタに係
る。
【0002】
【従来の技術】回路基板に実装できる形式の電気コネク
タが一般に知られている。従来、このようなコネクタ
は、絶縁材料で作られた立体的なハウジングと、嵌合プ
ラグを受け入れるようにハウジング内に配置された複数
の導電性端子とを備えている。各端子のテール部分は、
ハウジングから突出して回路基板に挿入され、電気的接
続を確立する。又、このようなコネクタは、通常、外部
の電磁干渉(EMI)の影響を減少するためにハウジン
グを包囲する導電性シールドを備えている。このシール
ドは、これを半田付け等によって取り付けるための突出
タブを含む。
【0003】従来、このようなコネクタのシールドは、
シートメタルブランクから形成され、これは、曲げ工程
により最終的な形状に成形される。この段階において、
ハウジングと組み立てる前に、シールドには金属性被覆
が電気メッキされる。電気メッキ工程では、通常、多数
のシールドがバッチ処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気メッキ工程中には
種々の問題が発生することが知られている。特に、個々
のシールドが互いに絡まり、突出部分や曲がったシール
ド部品がその隣接シールド素子にランダムに係合したり
引っ掛かったりする。絡まったシールドは、互いに引き
離さねばならないが、この作業によりシールド素子が変
形することがある。その結果、時間と経費のかかる検査
及び修理工程が必要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前面
と、これとは反対の第1後面部分とを有する絶縁ハウジ
ングを備えたシールド電気コネクタが提供される。又、
ハウジングは、第1側面及びこれとは反対の第2側面
と、ハウジングを通して延びる端子空洞とを含む。端子
空洞には、複数の端子が配置される。各端子は、嵌合コ
ネクタの端子に嵌合するための接点部分と、回路基板上
の導体に係合するためのテール部分とを有する。更に、
コネクタは、ハウジングの一部分をカバーする導電性シ
ールドを備えている。このシールドは、ハウジングの前
面に係合する前部パネルと、上記端子の接点部分にアク
セスするために前部パネルに形成された開口と、第1の
共通の角において上記前部パネルに接合された第1の側
部パネルと、第2の共通の角において上記前部パネルに
接合された第2の側部パネルとを含む。第1の側部パネ
ルは、第1の後部エッジと、ハウジングの第1の後面部
分に係合するためにこの第1の後部エッジから延びた第
1の保持タブとを有する。ハウジングは、保持タブと前
部パネルとの間に固定される。1つの実施形態では、第
1の後面部分と第2の後面部分が非接触である。
【0006】更に、本発明によれば、シールド電気コネ
クタを製造する方法も提供される。この方法は、第1金
属の帯を型抜きして、第1キャリアストリップ及び第2
キャリアストリップと、第1外部エッジ及び第2外部エ
ッジを有するシールドブランクと、第1外部エッジから
第1キャリアストリップへと延びる第1連結体と、第2
外部エッジから第2キャリアストリップへと延びる第2
連結体とを形成し;シールドブランクと、第1連結体及
び第2連結体の少なくとも一部分とを第2金属でメッキ
し;第1連結体と第1キャリアストリップとの間、及び
第2連結体と第2キャリアストリップとの間を切断し
て、第1及び第2のキャリアストリップからシールドブ
ランクを切り取り、第1連結体の第1タブが第1の外部
エッジから延びるように残り、そして第2連結体の第2
タブが第2の外部エッジから延びるように残り;前面
と、これとは反対の第1の後面部分及び第2の後面部分
と、第1側面及び第2側面と、端子空洞とを有するよう
に絶縁材料でハウジングを成形し;ハウジングの端子空
洞に端子を挿入し、この端子は、嵌合コネクタの端子に
嵌合するための接点部分と、回路基板上の導体に係合す
るためのテール部分とを有し;第1の外部エッジと上記
第2の外部エッジとの間に前部パネルを、前部パネルと
第1の外部エッジとの間に第1の側部パネルを、そして
前部パネルと第2の外部エッジとの間に第2の側部パネ
ルを含むシールドを形成するように上記シールドブラン
クを成形し;シールドの前部パネルがハウジングの前面
に係合するようにハウジングにシールドを組み立て;そ
して第1の後面部分に係合するように第1タブを成形す
ると共に、第2の後面部分に係合するように第2タブを
成形して、シールドの前部パネルと第1の後面部分と第
2の後面部分との間にハウジングを固定する、という段
階を含む。
【0007】1つの実施形態では、組立及び成形段階を
同時に実行することができる。別の実施形態では、端子
を端子空洞に挿入するのと同時にハウジングを成形する
ことができる。更に、成形段階は、シールドブランクの
平面から突出する形状をもつように脚を成形することを
含む。
【0008】本発明の効果は、個々のシールドのバッチ
をメッキ後に分離するという潜在的に無駄で且つダメー
ジを生じ得る作業が回避されることである。本発明の別
の効果は、シールドが改善されたやり方でハウジングに
取り付けられたコネクタが提供されることである。本発
明の更に別の特徴及び効果は、添付図面、それを参照し
た以下の説明及び特許請求の範囲から明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】同じ部分が同じ参照番号で示され
た添付図面を参照すれば、図1及び6は、本発明の第1
及び第2の実施形態による電気コネクタ20及び20’
を示す。図6ないし8では、第2の実施形態の部品を示
すために、ダッシュ記号(’)が使用されている。図示
されたコネクタ20及び20’は、USBコネクタであ
り、図1のコネクタ20は、縦型であり、そして図6の
コネクタ20’は、横型である。もちろん、本発明は、
他の形式のコネクタにも適用できる。コネクタ20、2
0’は、絶縁ハウジング22、22’と、このハウジン
グを少なくとも部分的に包囲する導電性シールド24、
24’とを備えている。導電性シールド24、24’
は、EMIを減少するのに効果的である。
【0010】絶縁ハウジング22(図1)及び22’
(図6)は、複数の導電性端子26、26’を保持する
ための複数の端子空洞を備え、各端子26、26’は、
嵌合プラグコネクタ(図示せず)の各端子に嵌合するた
めの接点部分28(図1)(図6には示さず)と、ハウ
ジング22、22’の後面32、32’から突出して回
路基板(図示せず)の対応導体に係合するためのテール
部分30、30’とを有している。又、ハウジング2
2、22’は、後面32、32’とは反対にあって、プ
ラグコネクタを嵌合する形状にされた前面34(図1の
みに示す)も有している。
【0011】図1及び6に示すシールド24、24’
は、各々、U字型に形成される。より詳細には、シール
ド24、24’は、ハウジング22、22’の前面34
(図1)をカバーする前部パネル36、36’を有す
る。シールド24、24’は、第1及び第2の共通の角
40、40’に沿って各前部パネル36、36’に接合
された平行な第1及び第2の側部パネル38、38’を
備えている。シールド24、24’は、第1及び第2の
側部パネル38、38’間にハウジングを受け入れる形
状とされる。シールド24、24’がハウジング22、
22’と組み立てられるときには、側部パネル38、3
8’が、ハウジング22、22’の前面34と後面3
2、32’との間に延びる第1及び第2の側面42(図
1)をカバーする。側部パネル38、38’の各々は、
ハウジング22、22’の側面に設けられた溝46、4
6’にスライド式に受け入れられる窪み44、44’を
各々有する。
【0012】シールド24、24’は、図1及び6に各
々示すU字型に成形される前に、ほぼ平らなシールドブ
ランクとして形成される。特に、図1のシールド24
は、図2及び3にブランクの形態で示されており、そし
てシールド24’は、図7及び8にシールドブランク2
4’の形態で示されている。
【0013】図1ないし3に示すシールド24の第1の
実施形態、及び図6ないし8に示すシールド24’の第
2の実施形態を参照すれば、側部パネル38、38’の
各々は、後部エッジを有し、そこから少なくとも1つの
保持タブ48、48’が延びている。これらの保持タブ
48、48’は、シールド24、24’を各々ハウジン
グ22、22’にしっかり取り付けるためのものであ
る。
【0014】本発明によれば、保持タブ48、48’
は、図1及び6に各々示すように、ハウジング22、2
2’の後面32、32’の周りに延びてそこに係合す
る。従って、ハウジング22、22’は、シールド2
4、24’の保持タブ48、48’と前部パネル36、
36’との間に固定される。
【0015】コネクタ20、20’を回路基板に取り付
けるために、シールド24、24’は、回路基板の対応
穴を通して延びてそこに係合する取付脚50、50’も
有している。図1ないし3に示すように、取付脚50
は、コネクタ20を垂直の向きで取り付けるために保持
タブ48付近でシールド24の後部エッジから延びてい
る。又、図6ないし8に示すように、取付脚50’は、
コネクタ20’を水平の向きで取り付けるために、シー
ルド24’の前部パネルと後部エッジとの間に延びるシ
ールド24’の側部エッジから延びている。脚50、5
0’が対応穴に挿入されると、これらの脚に半田を塗布
してコネクタ20、20’を回路板に固定することがで
きる。
【0016】嵌合プラグをコネクタ20、20’に差し
込むために、前部パネル36、36’には開口52、5
2’が形成される。接地スプリング53、53’は、各
側部パネル38、38’において開口52、52’から
内側に曲げられる。接地スプリング53、53’は、開
口52、52’に受け入れられたプラグコネクタに係合
接触する。
【0017】図5及び5を参照すれば、製造中に、シー
ルド24は、連結体55により一対の連続するキャリア
ストリップ54間に取り付けられる。シールドは、連続
する帯から形成され、キャリアストリップ54は、その
側縁を形成し、切断中、部分成形中及び場合によっては
電気メッキ中に、一連のシールドブランクを保持する。
より詳細には、保持タブ47は、キャリアストリップ5
4から延びる対応連結体55の一部分である。保持タブ
48は、シールド24をキャリアストリップ54から切
り離すために遠方エッジ56において連結体55から剪
断される。図7及び8に示すシールド24’の保持タブ
48’も、キャリアストリップ(図示せず)から切り離
された遠方の剪断エッジを有する。シールドを形成する
製造工程は、図12ないし20を参照して以下に詳細に
説明する。
【0018】一般に、シールド24、24’は、基礎金
属に表面金属がメッキされたもので作られる。1つの実
施形態では、基礎金属が黄銅合金、例えば、C2680
SH型合金である。もちろん、PhBrのような他の金
属を使用することもできるが、C2680SH黄銅は低
廉である。メッキ材料は、スズ−鉛(Sb−Pb)合金
であり、ニッケル(Ni)の下メッキを伴う。メッキ
は、シールドの基礎材料が腐食するのを防止する。
【0019】本発明の1つの実施形態によれば、メッキ
作業は、シールド24、24’が連結体55によりキャ
リアストリップに取り付けられている間に行なわれる。
連結体55のエッジ56、56’の剪断は、メッキ段階
の後に行なわれる。従って、保持タブ48、48’の剪
断エッジ56、56’には基礎金属が露出し無メッキ状
態となる。シールド24、24’がキャリアストリップ
54に取り付けられている間にメッキを行うことにより
効果が得られる。特に、電気メッキ後に個々のシールド
のバッチを分離する作業が回避され、このような作業は
シールドにダメージを及ぼすことがある。
【0020】又、図4及び5に示すように、1つの実施
形態において、シールドには、意図された折り線に沿っ
てシールドを正確に曲げる上で役立つ継ぎ目を形成する
ために部分的な切り目が入れられる。例えば、図4に示
すように、溝状のV字型カット58がシールド24の厚
みを通して部分的に延びる。Vカットは、意図された折
り線に沿って配置され、これは、最終的に、前部パネル
36と2つの側部パネル38との間に共通の角を形成す
る。更に、図5に示すように、意図された折り線に沿っ
てシールド24を更に曲げ易くする長方形の欠切部60
を形成するためにシールド24から材料が除去される。
【0021】本発明の第3の実施形態によるコネクタ1
20が図9及び10に示されている。このコネクタ12
0は、絶縁ハウジング122と、該ハウジング122を
少なくとも部分的に包囲する導電性シールド124とを
備えている。導電性シールド124は、EMIを減少す
るのに有効である。絶縁ハウジング122は、複数の導
電性端子126を保持するための複数の端子空洞を備
え、各端子126は、嵌合プラグコネクタ(図示せず)
の各端子に嵌合するための接点部分128と、回路基板
(図示せず)の対応導体に係合するためにハウジング1
22の下面132から突出するテール部分130とを有
している。
【0022】嵌合プラグコネクタを受け入れるためにシ
ールド124の前部パネル136には対応開口152が
設けられる。ハウジング122は、後面部分133を有
する。後面部分133とは反対のハウジング122の前
面134は、開口152付近に配置される。
【0023】図11を参照すれば、シールド124が、
折り曲げ前の部分的成形状態で示されている。シールド
124は、両側部パネル138、上部パネル140及び
下部パネル142を含む。上部及び下部パネル140、
142の各々は、両側部パネル138の角に各々合致す
る2つの前角を有する。シールド124は、接合角にお
いて図9及び10に示す形状へと折り曲げられ、即ち、
両側部パネル138はほぼ平行にされ、そして上部パネ
ル140と下部パネル142もほぼ平行にされる。折り
曲げられたシールド124内において上部パネル140
と、下部パネル142と、両側部パネル138との間に
ハウジング122が受け入れられる。
【0024】1つの実施形態において、側部パネル13
8及び上部パネル140は、各後方エッジから延びる各
保持タブ148及び168を有している。図10に示す
ように、保持タブ148は、ハウジング122の後面部
分133に係合するように曲げられて、シールド124
をハウジング122に対してしっかり保持する。図10
には、1つのタブ148が後面部分133に係合するよ
うに曲げられて示されており、そして別のタブ148
は、後面部分133を示すために曲げる前の状態で示さ
れている。保持タブ168は、ハウジング122の後面
部分135に係合するように曲げられて、シールド12
4をハウジング122に対して更に保持する。更に、1
つの実施形態では、各側部パネル138は、その下部エ
ッジから延びる複数の取付脚150を有する。この取付
脚150は、コネクタ120を回路基板に固定するため
に回路基板の対応穴に挿入することができる。
【0025】図12を参照すれば、複数のシールド12
4が製造中の状態で示されている。一連のシールド12
4が連続帯153に沿ってシールドブランクとして形成
され、各シールド124は、連結体155により一対の
連続するキャリアストリップ154間に取り付けられ
る。図12に示す実施形態においても、シールド124
の各側部パネル138は、付加的な連結体157により
キャリアストリップ154に接続される。更に、一連の
クロスバー160がキャリアストリップ154にまたが
ってシールドブランク間に延びている。シールドブラン
クの上部パネル140は、連結体162によりクロスバ
ー160の前部エッジに取り付けられ、そして下部パネ
ルは、連結体164によりクロスバー160の後部エッ
ジに取り付けられる。連結体155は、遠方エッジ15
6においてキャリアストリップ154から剪断されて保
持タブ148を形成し、連結体162は、遠方エッジ1
66においてクロスバー160から剪断されて保持タブ
168を形成し、連結体164は、下部パネル142の
エッジにおいてクロスバー160から剪断され、そして
連結体157は、側部パネル138のエッジにおいてキ
ャリアストリップ154から剪断されて、シールド12
4をキャリアストリップ154及びクロスバー160か
ら除去する。シールド124が、キャリアストリップ1
54及びクロスバー160から切り離される前にメッキ
される実施形態においては、保持タブ148及び168
の剪断エッジ156及び166が各々無メッキの状態
で、シールド124の基礎材料を露出させる。更に、連
結体157及び164の剪断位置にも無メッキエリアが
露出される。
【0026】図13ないし20には、本発明のコネクタ
を製造する方法の種々の段階が示されている。本発明の
方法は、図1ないし3を参照して説明したシールド24
について説明するが、他の形状のシールドにも適用でき
る。図13を参照すれば、シールド24は、連続する金
属の帯70から形成される。より詳細には、各シールド
24は、対応連結体55により一対のキャリアストリッ
プ54間に一体的に接続されている。キャリアストリッ
プ54は、一連の離間された穴72を有し、これに駆動
装置が係合されて、帯70を周期的に所定量だけ進ませ
る。図13は、切断・曲げユニット200と、シールド
搬送ユニット202と、組立ユニット204とを示して
いる。
【0027】図14ないし17に示すように、切断・曲
げユニット200は、下部の位置設定ダイ210と、そ
の両側に隣接配置された一対の曲げダイ212とを有す
る。図14において、曲げダイ212の後面は、下部の
位置設定ダイ210の後面と平らにされる。帯70は、
キャリアストリップ54に支持されたシールド24が平
らなダイ210及び212に配置されるように増分移動
で供給される。帯70は、例えば、これを電解槽に入れ
ることにより既に電気メッキされているのが好ましい。
【0028】図14及び15に示す切断段階では、上部
の位置設定ダイ214がシールド24に対して移動し、
シールド24の前部パネル36を下部の位置設定ダイ2
10に対してクランプする。2つの切断ダイ216が設
けられており、その各々は各曲げダイ212の外面に整
列される。シールドをキャリアストリップ54から分離
するために、切断ダイ216は、曲げダイ212に向か
って移動され、保持タブ48をその対応する連結体55
から剪断する。図示された実施形態では、切断ダイ21
6の各々が内側を向いたチャンネル218をもつ形状に
される。チャンネル218は、取付脚50のための間隙
を与えるように配置され、取付脚50を剪断したり曲げ
たりしない。キャリアストリップ54及びそれに隣接す
るシールドブランクは、切断及び曲げ作業を明確に示す
ために図15ないし17には図示されていない。
【0029】切断作業の後に、シールド24の側部パネ
ル38を折り曲げるために、曲げダイ212が、図16
に示すように、上部の位置設定ダイ214の方向に各々
移動され、側部パネル38を上部の位置設定ダイ214
に対して内方に曲げる。これは、シールド24をほぼU
字型に成形する。上部の位置設定ダイ214及び曲げダ
イ212は、次いで、図17に示すように、引っ込めら
れ、U字型シールド24が解放される。
【0030】図13に戻ると、搬送ユニット202は、
ガイドレール220と、ほぼU字型のシュート224を
形成するU字型管222とを備えている。シールド24
は、重力作用のもとでU字型シュート224を経て落下
し、組立ユニット204に対してシールド24の整列が
維持される。
【0031】シールド24は、搬送ユニット202(図
13)によって所定の位置に送られると、図18ないし
20に示すように、組立ユニット204によりハウジン
グ22と共に組み立てられる。組立ユニット204は、
シールドの前部パネル36がのせられる前部支持ブロッ
ク224を備えている。端子が装填されたハウジング2
2のスタックがハウジング供給ユニット226によって
送られる。図18に示すように、送り込みダイ228
は、ハウジング22をハウジング供給ユニット226か
らシールド24に向かって押すように移動し、ハウジン
グ22は、所望の向きでシールド24に挿入される。
【0032】図19を参照すれば、シールド24の保持
タブ48が内側に曲げられる。より詳細には、一対の対
向する側部支持ブロック230がシールド24の側部パ
ネル38に対して内方に移動される。一対の対向する第
1クランプダイ232が設けられ、その各々は、保持タ
ブ38に対応する少なくとも1つの突起234を有す
る。第1クランプダイ232は内方に移動され、従っ
て、突起234が各保持タブ48をハウジングの後面に
対してL字型に曲げる。更に、各クランプダイ232
は、このダイが取付脚50を曲げないように適当な間隙
をもつ形状にされる。
【0033】更に、一対の第2のクランプダイ236も
設けられる。この第2のクランプダイ236の各々は、
シールド24の保持タブ38に対応する1つの突起23
8を有する。この第2のクランプダイ236は、図20
に示すように、保持タブ38に第2の曲げを与えるよう
に移動され、従って、保持タブ38は、ほぼJ字型とな
り、ハウジング22の後面及び内面にしっかり係合す
る。第2のクランプダイ236の突起238は、第1の
クランプダイ232の突起234を越えるように構成さ
れ、シールド24を支持状態に保つ。
【0034】上記工程は、メッキされたシールドを絶縁
ハウジングに容易に組み立て、改善された効率でコネク
タを製造することができる。シールド24が連続的なキ
ャリアストリップ54に取り付けられた状態にある間に
シールド24をメッキすることにより、潜在的なダメー
ジ、浪費及び非効率性を回避することができる。好適な
実施形態について本発明を説明したが、本発明は、これ
に限定されるものではない。当業者であれば、本発明の
精神及び範囲から逸脱せずに種々の置き換えや変更が明
らかであろう。それ故、これらの置き換えや修正は、特
許請求の範囲内に包含されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された電気コネクタの第1の
実施形態を示す分解斜視図で、コネクタが縦型に配置さ
れる場合を示す図ある。
【図2】図1のコネクタのシールドを部分的に組み立て
た状態で示す斜視図である。
【図3】図2のシールドの平面図である。
【図4】図3に示す形式の一連のシールドを含む連続ス
トリップを示す部分平面図で、製造作業中に部分的に形
成され、意図された折れ線に沿ってVカットが形成され
たシールドを示す図である。
【図5】図4に示す形式の一連のシールドを含む連続ス
トリップを示す部分平面図で、Vカットの折れ線に沿っ
て長方形の欠切部が更に形成されたシールドを示す図で
ある。
【図6】本発明により構成された電気コネクタの第2の
実施形態を示す斜視図で、コネクタが横型に配置される
場合を示す図である。
【図7】図6のコネクタの導電性シールドを部分的に成
形した状態で示す斜視図である。
【図8】図7のシールドの平面図である。
【図9】本発明により構成された電気コネクタの第3の
実施形態を示す斜視図である。
【図10】図9のコネクタの後方斜視図である。
【図11】図9のコネクタの導電性シールドを部分的に
成形した状態で示す斜視図である。
【図12】図11に示す形式の一連のシールドを含む連
続ストリップが製造作業中に部分的に成形されたところ
を示す平面図である。
【図13】切断・曲げユニットと、搬送ユニットと、組
立ユニットとを含むシールド製造装置を示す斜視図であ
る。
【図14】シールドブランクをキャリアストリップから
切り離す切断作業中の切断・折り曲げユニットを示す斜
視図である。
【図15】折り曲げ作業を行う前の切断・折り曲げユニ
ットの斜視図である。
【図16】折り曲げ作業中の切断・折り曲げユニットの
斜視図である。
【図17】シールドをU字型に折り曲げた後に曲げダイ
が引っ込められた切断・折り曲げユニットの斜視図であ
る。
【図18】シールドをハウジングに配置する組立ユニッ
トの斜視図である。
【図19】ハウジングに対して保持タブに第1の曲げを
形成するためにクランプダイが内方に移動された図18
の組立ユニットを示す斜視図である。
【図20】保持タブに第2の曲げを形成して保持タブを
ハウジングに対して巻き付けるためにプレスダイがタブ
を移動した図19の組立ユニットを示す斜視図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月16日(2000.11.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シールド電気コネクタ及びその製法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、シールド電気コネクタに係
る。
【0002】
【従来の技術】回路基板に実装できる形式の電気コネク
タが一般に知られている。従来、このような電気コネク
タは、絶縁材料で作られた立体的な絶縁ハウジングと、
嵌合プラグを受け入れるように絶縁ハウジング内に配置
された複数の導電性端子とを備えている。各導電性端子
のテール部分は、絶縁ハウジングから突出して回路基板
に挿入され、電気的接続を確立する。又、このような
コネクタは、通常、外部の電磁干渉(EMI)の影響
を減少するために絶縁ハウジングを包囲する導電性シー
ルドを備えている。この導電性シールドは、これを半田
付け等によって取り付けるための取付脚を含む。
【0003】従来、このような電気コネクタの導電性
ールドは、シートメタルブランクから形成され、これ
は、曲げ工程により最終的な形状に成形される。この段
階において、絶縁ハウジングと組み立てる前に、導電性
シールドには金属性被覆が電気メッキされる。電気メッ
キ工程では、通常、多数の成形された導電性シールドが
バッチ処理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電気メッキ工程中には
種々の問題が発生することが知られている。特に、個々
導電性シールドが互いに絡まり、突出部分や曲がった
シールド部品がその隣接シールド素子にランダムに係合
したり引っ掛かったりする。絡まった導電性シールド
は、互いに引き離さねばならないが、この作業によりシ
ールド素子が変形することがある。その結果、時間と経
費のかかる検査及び修理工程が必要となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前面
と、これとは反対の後面の第1の部分とを有する絶縁ハ
ウジングを備えたシールド電気コネクタが提供される。
又、絶縁ハウジングは、第1側面及びこれとは反対の第
2側面と、絶縁ハウジングを通して延びる端子空洞とを
含む。端子空洞には、複数の導電性端子が配置される。
導電性端子は、嵌合コネクタの端子に嵌合するための
接点部分と、回路基板上の導体に係合するためのテール
部分とを有する。更に、電気コネクタは、絶縁ハウジン
グの一部分をカバーする導電性シールドを備えている。
この導電性シールドは、絶縁ハウジングの前面に係合す
る前部パネルと、上記導電性端子の接点部分にアクセス
するために前部パネルに形成された開口と、第1の共通
の角において上記前部パネルに接合された第1の側部パ
ネルと、第2の共通の角において上記前部パネルに接合
された第2の側部パネルとを含む。第1の側部パネル
は、第1の後部エッジと、絶縁ハウジングの後面の第1
の部分に係合するためにこの第1の後部エッジから延び
た第1の保持タブとを有する。この第1の保持タブは、
上記導電性シールドのために打ち抜かれたシールドブラ
ンクとキャリアストリップの連結体を剪断してシールド
ブランク側の部分で形成されたものであり、これによ
り、絶縁ハウジングは、第1の保持タブと前部パネルと
の間に固定される。1つの実施形態では、絶縁ハウジン
グの後面に第1の部分と、これとは非接触の第2の部分
が含まれている。
【0006】更に、本発明によれば、シールド電気コネ
クタを製造する方法も提供される。この方法は、第1
金属の帯を型抜きして、第1キャリアストリップ及び第
2キャリアストリップと、第1外部エッジ及び第2
外部エッジを有するシールドブランクと、第1外部エ
ッジから第1キャリアストリップへと延びる第1連結体
と、第2外部エッジから第2キャリアストリップへと
延びる第2連結体とを形成し;シールドブランクと、第
1連結体及び第2連結体の少なくとも一部分とを第2
金属でメッキし;第1連結体と第1キャリアストリップ
との間、及び第2連結体と第2キャリアストリップとの
間を剪断して、第1及び第2のキャリアストリップから
シールドブランクを分離し、第1連結体によって形成さ
れる第1の保持タブが第1の外部エッジから延びるよう
に残り、そして第2連結体によって形成される第2の保
タブが第2の外部エッジから延びるように残り;前面
と、これとは反対の後面の第1の部分及び第2の部分
と、第1側面及び第2側面と、端子空洞とを有するよう
に絶縁材料で絶縁ハウジングを成形し;絶縁ハウジング
の端子空洞に導電性端子を挿入し、この導電性端子は、
嵌合コネクタの端子に嵌合するための接点部分と、回路
基板上の導体に係合するためのテール部分とを有し;第
1の外部エッジと上記第2の外部エッジとの間に前部パ
ネルを、前部パネルと第1の外部エッジとの間に第1の
側部パネルを、そして前部パネルと第2の外部エッジと
の間に第2の側部パネルを含む導電性シールドを形成す
るように上記シールドブランクを成形し;導電性シール
ドの前部パネルが絶縁ハウジングの前面に係合するよう
絶縁ハウジングに導電性シールドを組み立て;そして
後面の第1の部分に係合するように第1の保持タブを成
形すると共に、これと同時に、第2の部分に係合するよ
うに第2の保持タブを成形して、上記導電性シールドの
前部パネルと第1の外部エッジと第2の外部エッジとの
間に絶縁ハウジングを固定する、という段階を含む。
【0007】1つの実施形態では、組立及び成形段階を
同時に実行することができる。別の実施形態では、導電
端子を端子空洞に挿入するのと同時に絶縁ハウジング
を成形することができる。更に、成形段階は、シールド
ブランクの平面から突出する形状をもつように取付脚
成形することを含む。
【0008】本発明の効果は、個々の導電性シールドの
バッチをメッキ後に分離するという潜在的に無駄で且つ
ダメージを生じ得る作業が回避されることである。本発
明の別の効果は、導電性シールドが改善されたやり方で
絶縁ハウジングに取り付けられた電気コネクタが提供さ
れることである。本発明の更に別の特徴及び効果は、添
付図面、それを参照した以下の説明及び特許請求の範囲
から明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】同じ部分が同じ参照番号で示され
た添付図面を参照すれば、図1及び6は、本発明の第1
及び第2の実施形態によるシールド電気コネクタ(以
下、単に「電気コネクタ」という)20及び20’を示
す。図6ないし8では、第2の実施形態の部品を示すた
めに、ダッシュ記号(’)が使用されている。図示され
電気コネクタ20及び20’は、USBコネクタであ
り、図1の電気コネクタ20は、縦型であり、そして図
6の電気コネクタ20’は、横型である。もちろん、本
発明は、他の形式の電気コネクタにも適用できる。電気
コネクタ20、20’は、絶縁ハウジング22、22’
と、この絶縁ハウジング22、22’を少なくとも部分
的に包囲する導電性シールド24、24’とを備えてい
る。導電性シールド24、24’は、EMIを減少する
のに効果的である。
【0010】絶縁ハウジング22(図1)及び22’
(図6)は、複数の導電性端子26、26’を保持する
ための複数の端子空洞を備え、各導電性端子26、2
6’は、嵌合プラグコネクタ(図示せず)の各端子に嵌
合するための接点部分28(図1)(図6には示さず)
と、絶縁ハウジング22、22’の後面から突出して回
路基板(図示せず)の対応導体に係合するためのテール
部分30、30’とを有している。又、絶縁ハウジング
22、22’は、後面とは反対にあって、プラグコネク
タを嵌合する形状にされた前面34(図1のみに示す)
も有している。
【0011】図1及び6に示す導電性シールド24、2
4’は、各々、U字型に形成される。より詳細には、
電性シールド24、24’は、絶縁ハウジング22、2
2’の前面34(図1)をカバーする前部パネル36、
36’を有する。導電性シールド24、24’は、第1
及び第2の共通の角40、40’に沿って各前部パネル
36、36’に接合された平行な第1及び第2の側部パ
ネル38、38’を備えている。導電性シールド24、
24’は、第1及び第2の側部パネル38、38’間に
絶縁ハウジング22、22’を受け入れる形状とされ
る。導電性シールド24、24’が絶縁ハウジング2
2、22’と組み立てられるときには、側部パネル3
8、38’が、絶縁ハウジング22、22’の前面34
後面との間に延びる第1及び第2の側面42(図1)
に密着してカバーする。側部パネル38、38’の各々
は、絶縁ハウジング22、22’の側面に設けられた溝
46、46’にスライド式に受け入れられる窪み44、
44’を各々有する。
【0012】導電性シールド24、24’は、図1及び
6に各々示すU字型に成形される前に、ほぼ平らなシー
ルドブランクとして形成される。特に、図1の導電性
ールド24は、図2及び3に示したシールドブランク2
4Aの形態で示されており、そして図6の導電性シール
ド24’は、図7及び8に示したシールドブランク
4’Aの形態に形成される
【0013】図1ないし3に示す導電性シールド24の
第1の実施形態、及び図6ないし8に示す導電性シール
ド24’の第2の実施形態を参照すれば、側部パネル3
8、38’の各々は、後部エッジを有し、そこから少な
くとも1つの保持タブ48、48’が延びている。これ
らの保持タブ48、48’は、導電性シールド24、2
4’を各々絶縁ハウジング22、22’にしっかり取り
付けるためのものである。
【0014】本発明によれば、保持タブ48、48’
は、図1及び6に各々示すように、絶縁ハウジング2
2、22’の後面の一部分32、32’の周りに延びて
そこに係合する。従って、絶縁ハウジング22、22’
は、導電性シールド24、24’の保持タブ48、4
8’と前部パネル36、36’との間に固定される。
【0015】電気コネクタ20、20’を回路基板に取
り付けるために、導電性シールド24、24’は、回路
基板の対応穴を通して延びてそこに係合する取付脚5
0、50’も有している。図1ないし3に示すように、
取付脚50は、電気コネクタ20を垂直の向きで取り付
けるために保持タブ48付近で導電性シールド24の後
部エッジから延びている。又、図6ないし8に示すよう
に、取付脚50’は、電気コネクタ20’を水平の向き
で取り付けるために、導電性シールド24’の前部パネ
ルと後部エッジとの間に延びる導電性シールド24’の
側部エッジから延びている。取付脚50、50’が対応
穴に挿入されると、これらの取付50、50’に半田
を塗布して電気コネクタ20、20’を回路基板に固定
することができる。
【0016】嵌合プラグを電気コネクタ20、20’に
差し込むために、前部パネル36、36’には開口5
2、52’が形成される。接地スプリング53、53’
は、各側部パネル38、38’において開口52、5
2’から内側に曲げられる。接地スプリング53、5
3’は、開口52、52’に受け入れられたプラグコネ
クタに係合接触する。
【0017】図4及び5を参照すれば、製造中に、シー
ルドブランク24Aは、連結体55により一対の連続す
るキャリアストリップ54間に形成されるシールドブ
ランク24Aは、連続する帯から形成され、キャリアス
トリップ54は、その側縁を形成し、切断中、部分成形
中及び場合によっては電気メッキ中に、一連のシールド
ブランク24Aを保持する。より詳細には、保持タブ
は、キャリアストリップ54から延びる対応連結体5
5の一部分である。保持タブ48は、シールドブランク
24Aをキャリアストリップ54から切り離すために遠
方エッジ56において連結体55から剪断される。図7
及び8に示すシールドブランク24’Aの保持タブ4
8’も、キャリアストリップ(図示せず)から切り離さ
れた遠方の剪断エッジを有する。導電性シールド24、
24’を形成する製造工程は、図12ないし20を参照
して以下に詳細に説明する。
【0018】一般に、導電性シールド24、24’は、
基礎金属に表面金属がメッキされたもので作られる。1
つの実施形態では、基礎金属が黄銅合金、例えば、C2
680SH型合金である。もちろん、PhBrのような
他の金属を使用することもできるが、C2680SH黄
銅は低廉である。メッキ材料は、スズ−鉛(Sn−P
b)合金であり、ニッケル(Ni)の下地メッキを伴
う。メッキは、導電性シールドの基礎材料が腐食するの
を防止する。
【0019】本発明の1つの実施形態によれば、メッキ
作業は、導電性シールド24、24’が連結体55によ
りキャリアストリップ54に取り付けられている間に行
なわれる。連結体55の遠方エッジ56、56’の剪断
は、メッキ段階の後に行なわれる。従って、保持タブ4
8、48’の剪断エッジ56、56’には基礎金属が露
出し無メッキ状態となる。導電性シールド24、24’
がキャリアストリップ54に連続している間にメッキを
行うことにより効果が得られる。特に、電気メッキ後に
個々の導電性シールドのバッチを分離する作業が回避さ
れ、このような作業は導電性シールドにダメージを及ぼ
すことがある。
【0020】又、図4及び5に示すように、1つの実施
形態において、シールドブランク24Aには、意図され
た折り線に沿ってシールドブランク24Aを正確に曲げ
る上で役立つ継ぎ目を形成するために部分的な切り目が
入れられる。例えば、図4に示すように、溝状のV字型
カット58がシールドブランク24Aの厚みを通して部
分的に延びる。V字型カット58は、意図された折り線
に沿って配置され、これは、最終的に、前部パネル36
と2つの側部パネル38との間に共通の角を形成する。
更に、図5に示すように、意図された折り線に沿って
ールドブランク24Aを更に曲げ易くする長方形の欠切
部60を形成するためにシールドブランク24Aから材
料が除去される。
【0021】本発明の第3の実施形態による電気コネク
タ120が図9及び10に示されている。この電気コネ
クタ120は、絶縁ハウジング122と、該絶縁ハウジ
ング122を少なくとも部分的に包囲する導電性シール
ド124とを備えている。導電性シールド124は、E
MIを減少するのに有効である。絶縁ハウジング122
は、複数の導電性端子126を保持するための複数の端
子空洞を備え、各導電性端子126は、嵌合プラグコネ
クタ(図示せず)の各端子に嵌合するための接点部分1
28と、回路基板(図示せず)の対応導体に係合するた
めに絶縁ハウジング122の下面132から突出するテ
ール部分130とを有している。
【0022】嵌合プラグコネクタを受け入れるために
電性シールド124の前部パネル136には対応開口1
52が設けられる。絶縁ハウジング122は、後面
分133を有する。部分133とは反対の絶縁ハウジン
グ122の前面134は、開口152付近に配置され
る。
【0023】図11を参照すれば、シールドブランク1
24Aが、折り曲げ前の部分的成形状態で示されてい
る。シールドブランク124Aは、両側部パネル13
8、上部パネル140及び下部パネル142を含む。上
部及び下部パネル140、142の各々は、両側部パネ
ル138の角に各々合致する2つの前角を有する。シー
ルドブランク124Aは、接合角において図9及び10
に示す形状へと折り曲げられ、即ち、両側部パネル13
8はほぼ平行にされ、そして上部パネル140と下部パ
ネル142もほぼ平行にされる。折り曲げられたシール
ドブランク124A(即ち導電性シールド124)内に
おいて上部パネル140と、下部パネル142と、両側
部パネル138との間に絶縁ハウジング122が受け入
れられる。
【0024】1つの実施形態において、側部パネル13
8及び上部パネル140は、各後方エッジから延びる各
保持タブ148及び168を有している。図10に示す
ように、保持タブ148は、絶縁ハウジング122の後
部分133に係合するように曲げられて、導電性
ールド124を絶縁ハウジング122に対してしっかり
保持する。図10には、1つの保持タブ148が後面
部分133に係合するように曲げられて示されており、
そして別の保持タブ148は、後面部分133を示す
ために曲げる前の状態で示されている。保持タブ168
は、絶縁ハウジング122の後面の部分133に係合す
るように曲げられて、導電性シールド124を絶縁ハウ
ジング122に対して更に保持する。更に、1つの実施
形態では、各側部パネル138は、その下部エッジから
延びる複数の取付脚150を有する。この取付脚150
は、電気コネクタ120を回路基板に固定するために回
路基板の対応穴に挿入することができる。
【0025】図12を参照すれば、複数のシールドブラ
ンク124Aが製造中の状態で示されている。一連の
ールドブランク124Aキャリアストリップ154
沿ってシールドブランクとして形成され、各シールドブ
ランク124Aは、連結体155により一対の連続する
キャリアストリップ154間に形成される。図12に示
す実施形態においてはシールドブランク124Aの各
側部パネル138は、付加的な連結体157によっても
キャリアストリップ154に接続される。更に、一連の
クロスバー160がキャリアストリップ154にまたが
ってシールドブランク124A間に延びている。シール
ドブランク124Aの上部パネル140は、連結体16
2によりクロスバー160の前部エッジに連続し、そし
て下部パネル142は、連結体164によりクロスバー
160の後部エッジに連続する。連結体155は、遠方
エッジ156においてキャリアストリップ154から剪
断されて保持タブ148を形成し、連結体162は、遠
方エッジ166においてクロスバー160から剪断され
て保持タブ168を形成し、連結体164は、下部パネ
ル142のエッジにおいて剪断され、そして連結体15
7は、側部パネル138のエッジにおいて剪断されて、
シールドブランク124Aをキャリアストリップ154
及びクロスバー160から分離する。シールドブランク
124Aが、キャリアストリップ154及びクロスバー
160から剪断により切り離される前にメッキされる実
施形態においては、保持タブ148及び168の剪断エ
ッジ156及び166が各々無メッキの状態で、導電性
シールド124の基礎材料を露出させる。更に、連結体
157及び164の剪断位置にも無メッキエリアが露出
される。
【0026】図13ないし20には、本発明の電気コネ
クタを製造する方法の種々の段階が示されている。本発
明の方法は、図1ないし3を参照して説明した導電性
ールド24について説明するが、他の形状の導電性シー
ルドにも適用できる。図13を参照すれば、シールドブ
ランク24Aは、連続する金属の帯70から形成され
る。より詳細には、各シールドブランク24Aは、対応
連結体55により一対のキャリアストリップ54間に一
体的に接続されている。キャリアストリップ54は、一
連の離間された穴72を有し、これに駆動装置が係合さ
れて、帯70を周期的に所定量だけ進ませる。図13
は、切断・曲げユニット200と、シールド搬送ユニッ
ト202と、組立ユニット204とを示している。
【0027】図14ないし17に示すように、切断・曲
げユニット200は、下部の位置設定ダイ210と、そ
の両側に隣接配置された一対の曲げダイ212とを有す
る。図14において、曲げダイ212の後面は、下部の
位置設定ダイ210の後面と平らにされる。帯70は、
キャリアストリップ54に支持されたシールドブランク
24Aが平らなダイ210及び212に配置されるよう
に増分移動で供給される。帯70は、例えば、これを電
解槽に入れることにより既に電気メッキされているのが
好ましい。
【0028】図14及び15に示す切断段階では、後方
の位置設定ダイ214がシールドブランク24Aに対し
て移動し、シールドブランク24Aの前部パネル36を
前方の位置設定ダイ210に対してクランプする。2つ
の切断ダイ216が設けられており、その各々は各曲げ
ダイ212の外面に整列される。シールドブランク24
をキャリアストリップ54から分離するために、切断
ダイ216は、曲げダイ212に向かって移動され、保
持タブ48をその対応する連結体55から剪断する。図
示された実施形態では、切断ダイ216の各々が内側を
向いたチャンネル218をもつ形状にされる。チャンネ
ル218は、取付脚50のための間隙を与えるように配
置され、取付脚50を剪断したり曲げたりしない。キャ
リアストリップ54は、切断及び曲げ作業を明確に示す
ために図15ないし17には図示されていない。
【0029】切断作業の後に、シールドブランク24A
の側部パネル38を折り曲げるために、曲げダイ212
が、図16に示すように、後方の位置設定ダイ214の
方向に各々移動され、側部パネル38を後方の位置設定
ダイ214に対して内方に曲げる。これは、シールドブ
ランク24AをほぼU字型に成形する。後方の位置設定
ダイ214及び曲げダイ212は、次いで、図17に示
すように、引っ込められ、U字型の導電性シールド24
が解放される。
【0030】図13に戻ると、搬送ユニット202は、
ガイドレール220と、ほぼU字型のシュート224を
形成するU字型管222とを備えている。導電性シール
ド24は、重力作用のもとでU字型シュート224を
経て落下し、組立ユニット204に対して導電性シール
ド24の整列が維持される。
【0031】導電性シールド24は、搬送ユニット20
2(図13)によって所定の位置に送られると、図18
ないし20に示すように、組立ユニット204により
ハウジング22と共に組み立てられる。組立ユニット
204は、導電性シールド24の前部パネル36がのせ
られる前部支持ブロック225を備えている。導電性
26が装填された絶縁ハウジング22のスタックがハ
ウジング供給ユニット226によって送られる。図18
に示すように、送り込みダイ228は、絶縁ハウジング
22をハウジング供給ユニット226から導電性シール
ド24に向かって押すように移動し、絶縁ハウジング2
2は、所望の向きで導電性シールド24に挿入される。
図18に示されているように、導電性シールド24の側
部パネル38は絶縁ハウジング22の側面と密着した状
態となる。
【0032】図19を参照すれば、導電性シールド24
の保持タブ48が内側に曲げられる。より詳細には、一
対の対向する側部支持ブロック230が導電性シールド
24の側部パネル38に対して内方に移動される。一対
の対向する第1クランプダイ232が設けられ、その各
々は、保持タブ48に対応する少なくとも1つの突起2
34を有する。第1クランプダイ232は内方に移動さ
れ、従って、突起234が各保持タブ48を絶縁ハウジ
ング22の後面に対してL字型に曲げる。更に、各第1
クランプダイ232は、このダイが取付脚50を曲げな
いように適当な間隙をもつ形状にされる。
【0033】更に、一対の第2クランプダイ236も設
けられる。この第2クランプダイ236の各々は、導電
シールド24の保持タブ48に対応する1つの突起2
38を有する。この第2クランプダイ236は、図20
に示すように、保持タブ48に第2の曲げを与えるよう
に移動され、従って、保持タブ48は、ほぼJ字型とな
り、絶縁ハウジング22の後面の部分32及びその内面
にしっかり係合する。第2クランプダイ236の突起2
38は、第1クランプダイ232の突起234を越える
ように構成されている。導電性シールド24の側部パネ
ル38と絶縁ハウジング22の側面が密着した状態が、
保持タブ48と部分32の係合によって維持される。
【0034】上記工程は、メッキされた導電性シールド
を絶縁ハウジングに容易に組み立て、改善された効率で
電気コネクタを製造することができる。導電性シールド
24が連続的なキャリアストリップ54に取り付けられ
た状態にある間にシールドブランク24Aをメッキする
ことにより、潜在的なダメージ、浪費及び非効率性を回
避することができる。好適な実施形態について本発明を
説明したが、本発明は、これに限定されるものではな
い。当業者であれば、本発明の精神及び範囲から逸脱せ
ずに種々の置き換えや変更が明らかであろう。それ故、
これらの置き換えや修正は、特許請求の範囲内に包含さ
れるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により構成された電気コネクタの第1の
実施形態を示す分解斜視図で、電気コネクタが縦型に配
置される場合を示す図ある。
【図2】図1の電気コネクタの導電性シールドのための
シールドブランクの斜視図である。
【図3】図2のシールドブランクの平面図である。
【図4】図3に示す形式の一連のシールドブランクを含
む連続ストリップを示す部分平面図で、製造作業中に部
分的に形成され、意図された折れ線に沿ってVカットが
形成されたシールドブランクを示す図である。
【図5】図に示す形式の一連のシールドブランクを含
む連続ストリップを示す部分平面図で、Vカットの折れ
線に沿って長方形の欠切部が更に形成されたシールドブ
ランクを示す図である。
【図6】本発明により構成された電気コネクタの第2の
実施形態を示す斜視図で、電気コネクタが横型に配置さ
れる場合を示す図である。
【図7】図6の電気コネクタの導電性シールドのための
シールドブランクの斜視図である。
【図8】図7のシールドブランクの平面図である。
【図9】本発明により構成された電気コネクタの第3の
実施形態を示す斜視図である。
【図10】図9の電気コネクタの後方斜視図である。
【図11】図9の電気コネクタの導電性シールドのため
のシールドブランクの斜視図である。
【図12】図11に示す形式の一連のシールドブランク
を含む連続ストリップが製造作業中に部分的に成形され
たところを示す平面図である。
【図13】切断・曲げユニットと、シールド搬送ユニッ
トと、組立ユニットとを含むシールド製造装置を示す斜
視図である。
【図14】シールドブランクをキャリアストリップから
切り離す切断作業中の切断・折り曲げユニットを示す斜
視図である。
【図15】折り曲げ作業を行う前の切断・折り曲げユニ
ットの斜視図である。
【図16】折り曲げ作業中の切断・折り曲げユニットの
斜視図である。
【図17】シールドブランクをU字型に折り曲げた後に
曲げダイが引っ込められた切断・折り曲げユニットの斜
視図である。
【図18】導電性シールドを絶縁ハウジングに配置する
組立ユニットの斜視図である。
【図19】絶縁ハウジングに対して保持タブに第1の曲
げを形成するために第1クランプダイが内方に移動され
た図18の組立ユニットを示す斜視図である。
【図20】保持タブに第2の曲げを形成して保持タブを
絶縁ハウジングに対して巻き付けるために第2クランプ
ダイがタブを移動した図19の組立ユニットを示す斜視
図である。
【符号の説明】 20、20’、120 電気コネクタ 22、22’、122 絶縁ハウジング 24、24’、124 導電性シールド 24A、24’A、124A シールドブランク 26、26’、126 導電性端子 32 絶縁ハウジングの後面の一部分 34 絶縁ハウジングの前面 36、36’、136 前部パネル 38、38’、138 側部パネル 48、48’、148、168 保持タブ 54、154 キャリアストリップ 55、155、162、164 連結体 56、156 剪断エッジ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 BB01 BB22 CC23 EE04 GG02 GG07 GG15 HH01 HH12 HH17 5E051 BA08 BB02 BB05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面34及びその反対の第1後面32
    と、第1側面42及びその反対の第2側面42と、端子
    空洞とを有する絶縁ハウジング22、22’、122
    と、 上記ハウジングの端子空洞に配置された端子26であっ
    て、嵌合コネクタの端子に嵌合するための接点部分28
    と、回路基板上の導体に係合するためのテール部分30
    とを有する端子26と、 上記ハウジング22、22’、122に設けられる導電
    性シールド24、24’、124とを備え、この導電性
    シールドは、上記ハウジングの前面34に係合する前部
    パネル36、36’、136と、上記端子の接点部分に
    アクセスするためにこの前部パネルに形成された開口5
    2、52’、152と、第1の共通の角40において上
    記前部パネルに接合された第1の側部パネル38、3
    8’、138と、第2の共通の角40において上記前部
    パネルに接合された第2の側部パネル38、38’、1
    38とを含み、上記第1の側部パネルは、第1の後部エ
    ッジと、上記ハウジングの第1の後面部分32に係合す
    るためにこの第1の後部エッジから延びた第1の保持タ
    ブ48、48’、148とを有し、これにより、上記ハ
    ウジングは、上記保持タブと上記前部パネルとの間に固
    定されることを特徴とするシールド電気コネクタ20、
    20’、120。
  2. 【請求項2】 上記シールド24、24’、124は、
    第1の金属で作られ、そして上記保持タブ48、4
    8’、148の剪断エッジ56、56’、156を除い
    て第2の金属でメッキされる請求項1に記載のコネクタ
    20、20’、120。
  3. 【請求項3】 上記保持タブ48、48’、148の剪
    断エッジ56、56’、156は、上記第1の側部パネ
    ル38、38’、138に対して離れている請求項2に
    記載のコネクタ20、20’、120。
  4. 【請求項4】 上記第1の側部パネル38、38’、1
    38は、上記パネルのほぼ全長に延びる上部剪断エッジ
    及び下部剪断エッジを有する請求項1に記載のコネクタ
    20、20’、120。
  5. 【請求項5】 上記下部剪断エッジは、上記コネクタが
    実装される基板の穴に係合するための脚50’、150
    を形成する請求項1に記載のコネクタ20’、120。
  6. 【請求項6】 上記第1側部パネル38の上記第1の後
    部エッジは、上記コネクタが実装される基板の穴に係合
    するための脚50を形成する請求項1に記載のコネクタ
    20。
  7. 【請求項7】 上記ハウジング22、22’は、上記第
    1の側面に沿って長手方向に延びるガイド溝46、4
    6’を含み、そして上記第1の側面は、このガイド溝に
    係合するための窪み44、44’を含む請求項1に記載
    のコネクタ20、20’。
  8. 【請求項8】 上記シールドの上記第1の側部パネル
    は、嵌合コネクタのシールドに係合するための突出した
    接地スプリング53、53’を含む請求項1に記載のコ
    ネクタ20、20’。
  9. 【請求項9】 上記前部パネルの開口52、52’は、
    上記第1の共通の角40、40’を経て上記接地スプリ
    ング53、53’へと延びる請求項8に記載のコネクタ
    20、20’。
  10. 【請求項10】 上記第2の側部パネル38、38’、
    138は、第2の後部エッジと、上記ハウジングの第2
    の後面部分に係合するためにこの第2の後部エッジから
    延びる第2の保持タブ48、48’、148を含み、こ
    れにより、上記ハウジングは、上記第1の保持タブと、
    上記第2の保持タブと、上記前部パネルとの間に固定さ
    れる請求項1に記載のコネクタ20、20’、120。
  11. 【請求項11】 上記第1の後面部分及び第2の後面部
    分は、非接触である請求項10に記載のコネクタ20、
    20’。
  12. 【請求項12】 第3の保持タブ48、48’、148
    が第3の後面部分に係合するように上記第1の後部エッ
    ジから延び、そして第4の保持タブ48、48’、14
    8が第4の後面部分に係合するように上記第2の後部エ
    ッジから延びる請求項10に記載のコネクタ。
  13. 【請求項13】 第1金属の帯70を型抜きして、第1
    キャリアストリップ54及び第2キャリアストリップ5
    4と、第1外部エッジ及び第2外部エッジを有するシー
    ルドブランク24と、上記第1外部エッジから上記第1
    キャリアストリップ54へと延びる第1連結体55と、
    上記第2外部エッジから上記第2キャリアストリップ5
    4へと延びる第2連結体55とを形成し、 上記シールドブランク24と、上記第1連結体55及び
    第2連結体55の少なくとも一部分とを第2金属でメッ
    キし、 上記第1連結体55と上記第1キャリアストリップ54
    との間、及び上記第2連結体55と上記第2キャリアス
    トリップ54との間を切断して、上記第1及び第2のキ
    ャリアストリップ54から上記シールドブランク24を
    切り取り、上記第1連結体55の第1タブ48が上記第
    1の外部エッジから延びるように残り、そして上記第2
    連結体55の第2タブ48が上記第2の外部エッジから
    延びるように残り、 前面34と、これとは反対の第1の後面部分32及び第
    2の後面部分32と、第1側面42及び第2側面42
    と、端子空洞とを有するように絶縁材料でハウジング2
    2を成形し、 上記ハウジング22の端子空洞に端子26を挿入し、こ
    の端子26は、嵌合コネクタの端子26に嵌合するため
    の接点部分28と、回路基板上の導体に係合するための
    テール部分30とを有し、 上記第1の外部エッジと上記第2の外部エッジとの間に
    前部パネル36を、該前部パネルと上記第1の外部エッ
    ジとの間に第1の側部パネル38を、そして該前部パネ
    ルと上記第2の外部エッジとの間に第2の側部パネル3
    8を含むシールド24を形成するように上記シールドブ
    ランクを成形し、 上記シールドの前部パネル36が上記ハウジングの前面
    34に係合するように上記ハウジング22に上記シール
    ド24を組み立て、そして上記第1の後面部分32に係
    合するように上記第1タブ48を成形すると共に、上記
    第2の後面部分32に係合するように上記第2タブ48
    を成形して、上記シールドの上記前部パネルと上記第1
    の後面部分と第2の後面部分との間に上記ハウジングを
    固定する、という段階を含むことを特徴とするシールド
    電気コネクタ20の製造方法。
  14. 【請求項14】 上記シールドブランク24を成形する
    段階と、上記シールド24を上記ハウジング22に組み
    立てる段階は、同時に実行される請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 上記端子空洞に端子26を挿入する段
    階と、絶縁材料でハウジング22を成形する段階は、イ
    ンサートモールドにより同時に実行される請求項13に
    記載の方法。
  16. 【請求項16】 上記型抜き段階は、上記第1の外部エ
    ッジから上記第1のキャリアストリップ54へと延びる
    第3連結体55と、上記第2の外部エッジから上記第2
    のキャリアストリップ54へと延びる第4連結体55も
    形成し、上記切断段階は、上記第3連結体と上記第1キ
    ャリアストリップとの間、及び上記第4連結体と上記第
    2キャリアストリップとの間を切断することも含み、上
    記第3連結体55の第3タブ48が上記第1の外部エッ
    ジから延びるように残り、そして上記第4連結体55の
    第4タブ48が上記第2の外部エッジから延びるように
    残り、上記成形段階において、上記ハウジングは、その
    前面とは反対の第3の後面部分32及び第4の後面部分
    32を含み、そして上記第1の後面部分に係合するよう
    に上記第1タブを成形すると共に、上記第2の後面部分
    に係合するように上記第2タブを成形する上記段階にお
    いて、上記ハウジングの第3の後面部分に係合するよう
    に第3タブが成形されると共に、上記第4の後面部分に
    係合するように第4タブが成形される請求項13に記載
    の方法。
  17. 【請求項17】 上記型抜き段階は、上記第1の外部エ
    ッジと第2の外部エッジとの間に開口を形成することを
    含み、上記シールドブランクをシールド24へと成形す
    る上記段階において上記前部パネルが形成される請求項
    13に記載の方法。
  18. 【請求項18】 上記型抜き段階は、上記第1の外部エ
    ッジの付近で上記シールドブランク24から延びる第1
    の脚40と、上記第2の外部エッジの付近で上記シール
    ドブランク24から延びる第2の脚50とを形成するこ
    とを含み、そして上記方法は、上記シールドブランクで
    形成された平面から突出する形状をもつように上記第1
    脚及び第2脚を成形する付加的な段階を含む請求項13
    に記載の方法。
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