JP2001090963A - 温水暖房システム - Google Patents

温水暖房システム

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JP2001090963A
JP2001090963A JP26704499A JP26704499A JP2001090963A JP 2001090963 A JP2001090963 A JP 2001090963A JP 26704499 A JP26704499 A JP 26704499A JP 26704499 A JP26704499 A JP 26704499A JP 2001090963 A JP2001090963 A JP 2001090963A
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hot water
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JP26704499A
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Yutaka Okumura
裕 奥村
Tadashi Ohata
正 大畑
Masahiko Saito
雅彦 斉藤
Masakazu Kobayashi
正和 小林
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Gas Kiki KK
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Gas Kiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線作業上の困難を解消することのできる温
水暖房システムを提供するものである。 【解決手段】 熱源機1とこれに配管接続された複数の
温水暖房機2A、2Bと各温水暖房機2A、2Bに対応
した遠隔制御器4A、4Bとを備え、この遠隔制御器に
よって熱源機1の制御部31を通信制御する構成とした
温水暖房システムにおいて、熱源機1の制御部31に有
線通信接続されたインターフェイス部32を備え、この
インターフェイス部32と遠隔制御器4A、4Bとの間
を無線通信可能に構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温水暖房システムに
係り、特に複数の温水暖房機に対応した遠隔制御器と熱
源機の制御部間における通信形態に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、温水ボイラを有した熱源機を備
え、この熱源機には樹脂製の温水配管を用いて複数の床
温水暖房機を接続し、各床温水暖房機には対応したリモ
ートコントローラ(以下、リモコンという)を設け、こ
のリモコンによって熱源機の運転を通信制御する温水暖
房システムが知られている。
【0003】従来の構成では、各リモコンと熱源機の制
御部間が有線で通信接続されており、この通信線は樹脂
製の温水配管に一体に内蔵されて、熱源機から各ワイヤ
ードリモコンに導かれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、温水配管は床面に設置される一方で、ワイヤ
ードリモコンは室内の壁面に設置されるのが一般的であ
り、通信線の施工時には、床面の温水配管から切り離し
た通信線を室内の壁面に沿って立ち上げて、この通信線
を壁面に設置したワイヤードリモコンに接続しなければ
ならず、配線作業上の困難が多いという問題がある。
【0005】また、このワイヤードリモコンの代わりに
いわゆるワイヤレスリモコンを用いるとすれば、その無
線信号を受信可能なインターフェイスを備えた熱源機を
開発しなければならないという問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、配線作業上の困
難を解消することのできる温水暖房システムを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
熱源機とこれに配管接続された複数の温水暖房機と各温
水暖房機に対応した遠隔制御器とを備え、この遠隔制御
器によって熱源機の制御部を通信制御する構成とした温
水暖房システムにおいて、前記熱源機の制御部に有線通
信接続されたインターフェイス部を備え、このインター
フェイス部と前記遠隔制御器との間を無線通信可能に構
成したことを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記インターフェイス部は本システムでの
有線・無線の変換に起因する通信の時間的な遅れを補正
する機能を有したことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載のも
のにおいて、前記インターフェイス部は無線通信による
受信信号の返信処理動作と有線通信による熱源機へのデ
ータ送信動作とを区別して実行する機能を有したことを
特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載のものにおいて、前記インターフェイス
部は各遠隔制御器からの無線通信による指令を受けて、
当該遠隔制御器に対応した温水暖房機に連なる熱動弁の
開閉指令を、有線通信による指令に変換して熱源機の制
御部に出力する機能を有したことを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載のものにおいて、前記インターフェイス
部は熱源機の試運転時に当該試運転モードに従う指令
を、各遠隔制御器に無線通信する機能を有したことを特
徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1において、10は温水床暖房装置を示
している。この温水床暖房装置10は、熱源機1を有し
ており、この熱源機1はガスや石油等を燃焼させて、そ
の燃焼熱により温水を生成している。この熱源機1には
暖房ポンプとしての循環ポンプ3が内蔵されている。こ
の循環ポンプ3には、被加熱室11の床面に配設された
複数個(例えば、2個)の床マット(温水暖房機)2
A、2Bが並列に接続され、これら床マット2A、2B
と循環ポンプ3との間にはそれぞれ熱動弁5A、5Bが
設けられている。また、被加熱室11内には床マット2
A、2Bと同数(例えば、2個)の床暖房用リモコン
(遠隔制御器)4A、4Bが各床マット2A、2Bに対
応した形で設置されており、各床暖房用リモコン4A、
4Bと熱源機1との間で種々の信号を無線で送受信可能
に構成されている。
【0014】図2は制御ブロック図である。熱源機1は
制御用プログラムを格納したマイコン19を備え、この
マイコン19には燃焼制御回路12及びドライバ13が
バスラインで接続されている。この熱源機1が燃焼制御
される場合、燃焼制御回路12からの信号に基づきガス
弁14が開閉され、点火器15が点火制御される。ま
た、熱源機1から各床マット2A、2Bに向けて給湯す
る場合、ドライバ13が駆動されて暖房ポンプ3、熱動
弁5A、5Bが開閉制御される。1aは試運転スイッチ
である。一方、各床暖房用リモコン4A、4Bはマイコ
ン21を備え、このマイコン21には室温サーミスタ4
f、床温サーミスタ7b、キー入力部22、及び表示部
23が接続されている。なお、床温サーミスタ7bは試
運転時にのみマイコン21に接続され、それ以外は取り
除かれる。
【0015】この実施形態では、熱源機1のマイコン1
9に通信回路(制御部)31が接続され、この通信回路
31にはインターフェイス部32が通信線Lによって通
信可能に接続されている。また、各床暖房用リモコン4
A、4Bのマイコン21には通信回路33が接続されて
いる。そして、この通信回路33のアンテナ33aとイ
ンターフェイス部32のアンテナ32a間では、特定小
電力機器に用いられる電波による無線通信が可能に構成
されている。
【0016】各床暖房用リモコン4A、4Bの操作パネ
ル上にはそれぞれ、図3に示すように、運転キー4c、
運転ランプ4d、LCD表示部4e、室温サーミスタ4
f、プログラム運転ランプ4g、降温スイッチ4h、昇
温スイッチ4j及び接続孔4k等が設けられており、接
続孔4kには床温検出器7が着脱自在に装着されてい
る。この床温検出器7は、図5に示すように、リード線
7cを有しており、リード線7cの一端には、床暖房用
リモコン4A、4Bの接続孔4kに着脱自在に接続可能
な接続部7aが設けられている。一方、リード線7cの
他端には温度検出手段としての上述した床温サーミスタ
7bが設けられ、床温サーミスタ7bの周囲には、ほぼ
半球面状(椀状)に形成された合成樹脂のケース8が床
温サーミスタ7bを包囲する形で取り付けられている。
【0017】また、温水床暖房装置10には試運転完了
コネクタ9が付設されており、試運転完了コネクタ9
は、図4に示すように、床暖房用リモコン4A、4Bの
接続孔4kに接続可能な床温検出器7の接続部7aと同
等機能の接続部9aを有している。接続部9aにはリー
ド線9bを介してコネクタ9dが設けられており、コネ
クタ9dにはコネクタ9eが連結されている。コネクタ
9cには、床温サーミスタ7bが所定温度を検出したと
きの抵抗値と同等の所定抵抗値の抵抗器を具備する基板
9cが接続されている。
【0018】つぎに、温水床暖房装置10の通常運転及
び試運転について説明する。
【0019】この実施形態では、以下に説明する手順に
従って、その通常運転及び試運転が実行されるが、通常
運転プログラムや試運転プログラムを実行するため、熱
源機1と各床暖房用リモコン4A、4B間で送受信され
るデータは、図2に示すように、通信回路33のアンテ
ナ33aとインターフェイス部32のアンテナ32a間
で、特定小電力機器に用いられる電波を用いて送受信さ
れる。
【0020】(通常運転制御)図6に示すように、床暖
房用リモコン4Aの運転キー4cをONすると(S
1)、この床暖房用リモコン4Aが、図7に示す通常運
転プログラムに基づいて通常運転処理を実行する。即
ち、運転ランプ4dとLCD表示部4eの運転部分が点
灯すると共に、室温サーミスタ4fの検出する室内温度
と床暖房用リモコン4Aで設定された設定温度とに基づ
いて、熱動弁5AのON−OFF時間を計算する。つい
で、熱源機1に運転ON信号データと熱動弁ON信号デ
ータとを電波によって無線送信するに先立ち、キャリア
センスを実行する(S2)。このキャリアセンスとは、
該当空間に他の略同一周波数の電波が発射されているか
否かを確認する動作を言い、略同一周波数の他の電波が
発射されている場合、無線送信は実行しない。キャリア
センスを実行し、他の同一周波数の電波の発射が確認さ
れない場合、熱源機1のインターフェイス部32に運転
ON信号データと熱動弁ON信号データとを電波によっ
て無線送信する(S3)。
【0021】このインターフェイス部32は電波を受信
すると(S4)、キャリアセンスを実行し(S5)、そ
の応答信号を床暖房用リモコン4Aに返信して(S
6)、つぎの送信電波の待ち受け状態に入る(S7)。
【0022】この返信処理動作と同時進行で、インター
フェイス部32は運転ON信号データと熱動弁ON信号
データとを通信線Lを介して通信回路31に出力する。
この場合、通信回路31へのデータの出力は熱源機1か
らの要求に応じて順次実行される。このインターフェイ
ス部32は当該データを一時的に格納し(S8)、該当
するデータを要求に応じて出力する機能を有する。従っ
て、熱源機1から要求があった場合、インターフェイス
部32は該当するデータを通信回路31に有線出力し
(S9)、通信回路31が受信すると(S10)、その
応答信号をインターフェイス部32に返信出力する(S
11)。
【0023】上記熱動弁5AのON−OFF時間は、2
0分を1サイクルとしてON時間を5〜20分(連続O
N)の範囲で可変制御可能となっている。よって床暖房
運転中は、20分毎に設定温度と室内温度との偏差によ
って、熱動弁5AのON−OFF時間を計算して制御す
ることで、室内への温水供給量を制御して、室温を設定
温度とすべく制御する。
【0024】上記熱源機1は、各床暖房用リモコン4
A、4Bとの間で無線通信接続ばかりでなく、有線通信
接続も可能に構成されている。これを有線通信接続する
場合、インターフェイス部32を取り外し、通信回路3
1,33同士を通信線で接続すればよい。言い換えれ
ば、この実施形態では、有線対応の既存の熱源機1に対
し、インターフェイス部32を付加するだけで、熱源機
1と各床暖房用リモコン4A、4B間の無線通信接続が
可能になる。
【0025】この実施形態では、インターフェイス部3
2が受信信号の返信処理動作(S4〜S6)と熱源機1
へのデータ送信動作(S9〜S11)とを区別して実行
し、しかもデータを格納する機能(S8)を有したた
め、キャリアセンスの実行(S2,5)や熱源機1から
の信号要求待ち、等に要した通信の時間的な遅れを補正
することができる。従って、本システムにおける有線・
無線の変換に起因するエラー出力等の通信異常の発生を
回避できる。
【0026】(試運転制御)この試運転は、熱源機1や
暖房配管などの設置工事が終了した後、暖房配管に誤配
管がないかどうかのチェックのために行われる。
【0027】まず、図5に示すように、床マット2Aを
配設した被加熱室11内の床表面に床温検出器7の床温
サーミスタ7b及びケース8を設置し、床温検出器7の
接続部7aを床暖房用リモコン4Aの接続孔4kに挿着
する。すると、床温サーミスタ7bが床暖房用リモコン
4Aに接続された状態となる。
【0028】この状態で、図8に示すように、熱源機1
の試運転スイッチ1aをONすると(S21)、この熱
源機1は、図9に示す試運転プログラムに基づいて試運
転処理を実行する。即ち、試運転ONにより、熱源機1
の通信回路31がインターフェイス部32に、通信線L
を介して「試運転モード」への移行データを有線通信し
(S22)、このインターフェイス部32は受信を知ら
せる応答信号を通信回路31に直ちに返信する(S2
3)。このインターフェイス部32は、上述したよう
に、キャリアセンスを実行し(S24)、各床暖房用リ
モコン4A、4Bに「試運転モード」への移行データを
電波で送信する(S25)。
【0029】各床暖房用リモコン4A、4Bは、「試運
転モード」への移行データを受信すると(S26)、再
び、キャリアセンスを実行して(S27)、信号受信を
知らせる応答信号を、インターフェイス部32に電波で
送信し(S28)、つぎの送信電波の待ち受け状態に入
る(S29)。この返信処理動作と同時進行で試運転を
開始し(S30)、この試運転の処理を実行する(S3
1)。そして、試運転が終了すると(S32)、キャリ
アセンスを実行し(S33)、インターフェイス部32
に、「試運転終了」データを電波で送信する(S3
4)。
【0030】この実施形態では、インターフェイス部3
2は電波を受信すると(S35)、キャリアセンスを実
行し(S36)、その応答信号を床暖房用リモコン4A
に返信して(S37)、つぎの送信電波の待ち受け状態
に入る(S38)。
【0031】この返信処理動作と同時進行で、インター
フェイス部32は「試運転終了」データを通信線Lを介
して通信回路31に出力する。この場合、通信回路31
へのデータの出力は熱源機1からの要求に応じて順次実
行される。このインターフェイス部32は当該「試運転
終了」データを一時的に格納し(S39)、該当するデ
ータを要求に応じて出力する機能を有する。従って、熱
源機1から要求があった場合、インターフェイス部32
は該当するデータを通信回路31に有線出力し(S4
0)、通信回路31が受信すると(S41)、その応答
信号をインターフェイス部32に返信出力する(S4
2)。
【0032】つぎに、試運転処理(S31)について詳
細に説明する。
【0033】試運転が開始されると、通常運転中か否か
に拘わらず、運転ランプ4dとプログラム運転ランプ4
gを点滅させ、試運転者に対して「試運転モード」への
移行を視覚的に報知する。また、「試運転モード」への
移行時には、このときに床温検出器7の床温サーミスタ
7bで検出している床温を「T1」データとして記憶
し、他系統の試運転中に床温が上昇するか否かを判定す
る。床温が上昇するようであれば、暖房配管の誤配管が
考えられるので、直ちに熱源機1のインターフェイス部
32に「異常データ」を電波で送信(即ちエラー処理)
し、熱源機1に試運転による異常発生とその内容を認識
させる。
【0034】なお、熱源機1に7セグメントによる異常
コードの表示部を設けておき、異常発生時にはそのコー
ド内容を表示させることで、試運転者が容易に異常原因
を判定できるようにすることも可能である。
【0035】熱源機1は、「試運転モード」に移行する
と、まずポンプ3を駆動して各床暖房系統の配管内に暖
房循環水を充填する「水張り」動作を1つの系統ごとに
順次切り替えて行う。そして、全ての床マット2A、2
Bへの「水張り」が正常に完了すると、各床暖房用リモ
コン4A、4Bに順次試運転を行わせる。
【0036】以下、床暖房用リモコン4A、4Bによる
試運転動作の詳細を説明する。
【0037】熱源機1のインターフェイス部32は、床
マット2Aに対応している床暖房用リモコン4Aへ「試
運転モード+水張り完了+運転ON」データを電波で送
信する。また、ポンプ3をONして通常の暖房燃焼運転
を開始する。
【0038】床暖房用リモコン4Aは、「試運転モード
+水張り完了+運転ON」データを受信した1回目に、
床温サーミスタ7bで検出している現在の床温を「T
2」として記憶する。以降、ケース8内の床温サーミス
タ7bにて、床温が「T2」+5deg上昇するか否か
を所定時間としての試運転リミット時間(例えば50
分)が経過するまで判定する。
【0039】この試運転リミット時間は、試運転中はプ
ログラム時刻表示部の「分析」を利用して表示し、設定
温度を変更する降温スイッチ4h及び昇温スイッチ4j
の操作により、これらのスイッチ(キー)を変更手段と
して兼用して一定の時間範囲(例えば、20〜90分)
で変更可能としている。よって、床マット2A、2Bの
設置状況に応じて試運転リミット時間を変更できるの
で、いろいろな設置に対して試運転できるようにしてい
る。また、この試運転リミット時間は、試運転の経過と
共に残り時間を表示するように構成しているので、試運
転の進行状況と残り時間を容易に判別することができ
る。更に、基板上にジャンパー線やスイッチを設けて、
試運転リミット時間を切り替えるよう構成してもよい。
【0040】S31において、正常時は、床暖房用リモ
コン4Aが床温サーミスタ7bにより「T2」+5de
gに上昇した時点で、熱源機1のインターフェイス部3
2に「試運転正常終了」データを電波で送信し、試運転
を終了する。熱源機1のインターフェイス部32は「試
運転正常終了」データを受信すると、次の床マット2B
の試運転を指示する信号を床暖房用リモコン4Bに電波
で送信し、順次試運転を行う。また、床暖房用リモコン
4Aは、試運転開始後、試運転リミット時間(50分)
を経過しても床温上昇しない場合に、誤配管と判定し、
熱源機1のインターフェイス部32に「試運転異常」デ
ータを電波で送信する。熱源機1のインターフェイス部
32は、「試運転異常」データを受信した時点でこの床
マット2Aの試運転を中止し、次の床マット2Bの試運
転を指示する信号を床暖房用リモコン4Bに送信し、前
述したことと同様な試運転を行う。
【0041】更に、色々な理由により再度試運転を行う
場合、既に試運転を完了している系統の試運転を省略し
たいとき及び試運転が終了したことをはっきりさせたい
ときには、「試運転モード」中に合格判定キーを兼用す
る運転キー4cを操作することで、床暖房用リモコン4
Aは「試運転正常終了」と判断して、このデータを熱源
機1のインターフェイス部32に送信するものである。
また、不用意な操作を考慮して合格判定キーとしては降
温スイッチ4h、昇温スイッチ4jの多重押しにて判定
するようにしてもよい。
【0042】更にまた、試運転の正常完了方法として、
図4に示す試運転完了コネクタ9を使用してもよい。即
ち、試運転完了コネクタ9の接続部9aを床暖房用リモ
コン4Aの接続降4kに挿着して接続した状態で、床温
が所定温度(例えば60〜70℃)を検出しているとき
と同様の所定抵抗値が床暖房用リモコン4Aに入力され
るため、熱源機1のインターフェイス部32から「試運
転ON」データを電波で受信すると、「試運転完了」と
判定し、熱源機1のインターフェイス部32にそのデー
タを電波で送信することも可能である。
【0043】以上の実施形態においては、電波でデータ
を送受信する場合、かならずキャリアセンスが実行され
る。この場合、その送受信に介在するインターフェイス
部32は、その都度、受信信号の返信処理動作と、熱源
機1へのデータ送信動作とを区別して実行し、しかもデ
ータを一時的に格納する。これによれば、キャリアセン
スの実行や熱源機1からの信号要求待ち、等に要した通
信の時間的な遅れを確実に補正することができ、本シス
テムにおける有線・無線の変換に起因するエラー出力等
の通信異常の発生を回避できる。
【0044】以上、一実施形態に基づいて本発明を説明
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
【0045】
【発明の効果】本発明では、熱源機に設けたインターフ
ェイス部と遠隔制御器との間を電波による無線通信可能
に構成したから、配線工事が不要になり、施工の容易な
温水暖房システムとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による温水暖房システムの一実施形態を
示す原理図である。
【図2】図1に示す温水暖房システムの制御ブロック図
である。
【図3】図1に示す温水暖房システムの床暖房用リモコ
ンの外観図である。
【図4】試運転完了コネクタの一例を示す斜視図であ
る。
【図5】床温検出器の使用方法を示す斜視図である。
【図6】通常運転時の通信形態を示すフローチャートで
ある。
【図7】通常運転プログラムのフローチャートである。
【図8】試運転時の通信形態を示すフローチャートであ
る。
【図9】試運転プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1 熱源機 2A、2B 床マット(温水暖房機) 5A、5B 熱動弁 4A、4B 床暖房用リモコン 31 通信回路(制御部) 32 インターフェイス部 32a アンテナ 33 通信回路 33a アンテナ L 通信線
フロントページの続き (72)発明者 大畑 正 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 斉藤 雅彦 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 (72)発明者 小林 正和 大阪府守口市大日東町1番1号 三洋電機 ガス機器株式会社内 Fターム(参考) 3L070 AA02 BB01 DD02 DE09 DF01 DG06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源機とこれに配管接続された複数の温
    水暖房機と各温水暖房機に対応した遠隔制御器とを備
    え、この遠隔制御器によって熱源機の制御部を通信制御
    する構成とした温水暖房システムにおいて、 前記熱源機の制御部に有線通信接続されたインターフェ
    イス部を備え、 このインターフェイス部と前記遠隔制御器との間を電波
    による無線通信可能に構成したことを特徴とする温水暖
    房システム。
  2. 【請求項2】 前記インターフェイス部は本システムで
    の有線・無線の変換に起因する通信の時間的な遅れを補
    正する機能を有したことを特徴とする請求項1記載の温
    水暖房システム。
  3. 【請求項3】 前記インターフェイス部は無線通信によ
    る受信信号の返信処理動作と有線通信による熱源機への
    データ送信動作とを区別して実行する機能を有したこと
    を特徴とする請求項1記載の温水暖房システム。
  4. 【請求項4】 前記インターフェイス部は各遠隔制御器
    からの無線通信による指令を受けて、当該遠隔制御器に
    対応した温水暖房機に連なる熱動弁の開閉指令を、有線
    通信による指令に変換して熱源機の制御部に出力する機
    能を有したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の温水暖房システム。
  5. 【請求項5】 前記インターフェイス部は熱源機の試運
    転時に当該試運転モードに従う指令を、各遠隔制御器に
    無線通信する機能を有したことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載の温水暖房システム。
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