JP2001086001A - データ伝達システム - Google Patents

データ伝達システム

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JP2001086001A
JP2001086001A JP26032499A JP26032499A JP2001086001A JP 2001086001 A JP2001086001 A JP 2001086001A JP 26032499 A JP26032499 A JP 26032499A JP 26032499 A JP26032499 A JP 26032499A JP 2001086001 A JP2001086001 A JP 2001086001A
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Japan
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data
slimming
unit
transmission system
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Pending
Application number
JP26032499A
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English (en)
Inventor
Kimitaka Koseki
公崇 小関
Toshikazu Kaneko
俊和 金子
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MegaChips Corp
Original Assignee
MegaChips Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率の良いデータ伝達が行えるデータ伝達シ
ステムを得る。 【解決手段】 ヘッダ情報スリム化部10は元データで
あるヘッダ情報スリム化前データD0を受け、ヘッダ情
報固有のヘッダ情報スリム化処理を行ってヘッダ情報ス
リム化後データD1を得る。ヘッダ情報スリム化後デー
タD1は伝送経路3(運搬経路4)を介して受信局2の
ヘッダ情報再生部20に伝送(運搬)される。受信局2
のヘッダ情報再生部20はヘッダ情報スリム化後データ
D1に対し、上記ヘッダ情報スリム化処理に対応するヘ
ッダ情報再生処理を行ってヘッダ情報再生データD2を
得る。データ処理実行部29はヘッダ情報再生データD
2に対し、ヘッダ情報に基づきデータ本体に対するデー
タ処理を実行して再現結果D3を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はデータ伝達システ
ムに関し、データ伝達の効率化を図ったデータ伝達シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】データ伝送対象のデータはその標準的な
フォーマットとして、データの実体内容を示すデータ本
体と該データ本体に付加されたヘッダ情報とを含んでい
る。
【0003】携帯電話を用いた音声・画像データの伝送
やICカード内への音声・画像データの記録等で、超高
圧縮されたデータ等を伝送する際に、物理量的あるいは
時間的制約により非常に少ない容量のデータ伝送環境が
要求されるアプリケーションが近年増加する傾向にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したアプリケーシ
ョンにおけるデータ伝送は、上記標準的なフォーマット
のデータ内でヘッダ情報のデータ本体に対する比率が大
きくなり、非効率なデータ伝送となってしまうという問
題点があった。
【0005】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、効率の良いデータ伝達が行えるデータ伝
達システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のデータ伝達システムは、送信部から受信部にかけ
て元データに関するデータの伝達を行うシステムであっ
て、前記元データはその実体内容を示すデータ本体と、
該データ本体に付属するヘッダ情報とを有し、前記送信
部は、前記ヘッダ情報のデータ量を削減するヘッダ情報
スリム化処理を実行することによって、前記元データの
データ量を最大ゼロにまで削減してスリム化ヘッダ情報
を得、前記元データから前記ヘッダ情報を前記スリム化
ヘッダ情報に置き換えたヘッダ情報スリム化後データを
前記受信部に伝達するヘッダ情報スリム化部を有し、前
記受信部は、前記ヘッダ情報スリム化後データを受け、
前記ヘッダ情報スリム化処理に対応するヘッダ情報再生
処理を実行して、前記元データの前記ヘッダ情報と実質
的に同等な情報に前記スリム化ヘッダ情報を再生して再
生ヘッダ情報を得、前記ヘッダ情報スリム化後データに
おける前記スリム化ヘッダ情報を前記再生ヘッダ情報に
置き換えるヘッダ情報再生部を有する。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
データ伝達システムであって、前記受信部は、前記再生
ヘッダ情報に基づき前記データ本体に対するデータ処理
を実行して前記実体内容の再現結果を得るデータ処理実
行部をさらに有する。
【0008】また、請求項3の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム化
処理は前記ヘッダ情報を完全削除してゼロの前記スリム
化ヘッダ情報を得る処理を含み、前記ヘッダ情報再生部
は、前記元データの前記ヘッダ情報と同内容の登録ヘッ
ダ情報を格納するヘッダ情報格納部と、前記ヘッダ情報
格納部から前記登録ヘッダ情報を読出し、前記再生ヘッ
ダ情報として前記データ本体に付加することにより、前
記ヘッダ情報再生処理を実行するヘッダ情報付加部とを
有する。
【0009】また、請求項4の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム化
部は、複数種のヘッダ情報に対応した複数のインデック
スを格納したインデックス格納部と、前記元データの前
記ヘッダ情報に対応する特定のインデックスを前記イン
デックス情報格納部から読出し、前記スリム化ヘッダ情
報とすることにより前記ヘッダ情報スリム化処理を行う
ヘッダ情報インデックス化部とを有し、前記ヘッダ情報
再生部は、前記複数のインデックスに対応した前記複数
種のヘッダ情報を格納したヘッダ情報格納部と、前記ス
リム化ヘッダ情報である前記特定のインデックスに対応
する特定のヘッダ情報を前記ヘッダ情報格納部から読出
し、前記再生ヘッダ情報とすることにより前記ヘッダ情
報再生処理を実行するインデックス用ヘッダ情報再生部
とを有する。
【0010】また、請求項5の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報再生部
は、仮ヘッダ情報を順次生成しながら、生成した前記仮
ヘッダ情報に基づき前記データ本体に対する前記データ
処理を実行して得られる仮再現結果が所定の基準を満足
しているか否かを判断し該所定の基準を満足した場合
に、当該仮ヘッダ情報を前記再生ヘッダ情報として決定
することにより前記ヘッダ情報再生処理を実行する探索
型ヘッダ情報再生部を有する。
【0011】また、請求項6の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム化
部は、前記元データの前記ヘッダ情報を可逆性を有する
所定の圧縮方式で圧縮して前記スリム化ヘッダ情報とす
ることにより前記ヘッダ情報スリム化処理を実行するヘ
ッダ情報圧縮部を有し、前記ヘッダ情報再生部は、前記
ヘッダ情報スリム化後データの前記スリム化ヘッダ情報
を前記所定の圧縮方式に対応する解凍方式を用いて解凍
して前記再生ヘッダ情報を得ることにより前記ヘッダ情
報再生処理を実行するヘッダ情報解凍部を有する。
【0012】また、請求項7の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム化
部は、前記元データの前記ヘッダ情報を可逆性を有する
第1の圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理によって前記
スリム化ヘッダ情報を得るヘッダ情報圧縮部を有し、前
記ヘッダ情報スリム化処理は前記第1の圧縮処理を含
み、前記元データの前記データ本体を可逆性を有する第
2の圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理によって圧縮デ
ータ本体を得るデータ本体圧縮部をさらに有し、前記第
1及び第2の圧縮処理は互いに独立して実行され、前記
ヘッダ情報スリム化後データは前記スリム化ヘッダ情報
及び前記圧縮データ本体を含み、前記ヘッダ情報再生部
は、前記ヘッダ情報スリム化後データの前記スリム化ヘ
ッダ情報を、前記第1の圧縮方式に対応する解凍方式を
用いて解凍して前記再生ヘッダ情報を生成するヘッダ情
報解凍部を有し、前記ヘッダ情報再生処理は前記第1の
解凍方式を用いた解凍処理を含み、前記ヘッダ情報スリ
ム化後データの前記圧縮データ本体を、前記第2の圧縮
方式に対応する解凍方式を用いて解凍して再生データ本
体を生成するヘッダ情報解凍部をさらに有する。
【0013】また、請求項8の発明は、請求項2記載の
データ伝達システムであって、前記元データは複数の元
データを含み、前記ヘッダ情報は前記複数の元データに
対応する複数のヘッダ情報を含み、前記データ本体は前
記複数の元データに対応する複数のデータ本体を含み、
前記ヘッダ情報スリム化部は、前記複数のヘッダ情報の
うち、少なくとも一つのヘッダ情報をスリム化して前記
ヘッダ情報スリム化処理を実行する。
【0014】また、請求項9の発明は、請求項8記載の
データ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム化
部は、前記複数のヘッダ情報のうち一のヘッダ情報を前
記スリム化ヘッダ情報として選択することにより前記ヘ
ッダ情報スリム化処理を実行するヘッダ情報選択部を有
し、前記ヘッダ情報再生部は、前記スリム化ヘッダ情報
と同内容の情報を前記複数のヘッダ情報に対応する複数
の再生ヘッダ情報として共通に代替挿入することにより
前記ヘッダ情報再生処理を実行するヘッダ情報代替挿入
部を有する。
【0015】また、請求項10の発明は、請求項8記載
のデータ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム
化部は、前記複数のヘッダ情報のうち一のヘッダ情報を
基準ヘッダ情報とし、他のヘッダ情報それぞれについ
て、前記基準ヘッダ情報に基づく逆算処理が可能な差分
である差分ヘッダ情報に変換して、前記基準ヘッダ情報
及び前記差分ヘッダ情報を前記スリム化ヘッダ情報とす
ることにより前記ヘッダ情報スリム化処理を実行する差
分ヘッダ情報変換部を有し、前記ヘッダ情報再生部は、
前記差分ヘッダ情報それぞれについて、前記基準ヘッダ
情報に基づく前記逆算処理を行って復元ヘッダ情報を得
ることにより前記ヘッダ情報再生処理を実行する差分デ
ータ用ヘッダ情報復元部を有する。
【0016】また、請求項11の発明は、請求項8記載
のデータ伝達システムであって、前記ヘッダ情報スリム
化部は、前記複数のヘッダ情報間の共通内容である共通
ヘッダ情報と、該共通ヘッダ情報以外の前記複数のヘッ
ダ情報である複数の固有ヘッダ情報とを前記スリム化ヘ
ッダ情報にすることにより前記ヘッダ情報スリム化処理
を実行するヘッダ情報共通部分抽出部を有する。
【0017】また、請求項12の発明は、請求項11記
載のデータ伝達システムであって、前記ヘッダ情報再生
部は、前記スリム化ヘッダ情報の前記共通ヘッダ情報と
前記複数の固有ヘッダ情報それぞれとを合成して前記複
数の再生ヘッダ情報を得ることにより前記ヘッダ情報再
生処理を実行するヘッダ情報合成部を有する。
【0018】さらに、請求項13の発明は、請求項11
記載のデータ伝達システムであって、前記ヘッダ情報再
生部を有しておらず、その代わりに、前記データ処理実
行部は、前記再生ヘッダ情報の前記共通ヘッダ情報と前
記複数の固有ヘッダ情報それぞれとに基づき前記複数の
データ本体それぞれに対する前記データ処理を実行す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】<基本構成>図1はこの発明の全
実施の形態に共通の基本構成を示すブロック図である。
同図に示すように、本発明のデータ伝達システムは送信
局1から受信局2へ伝送経路3あるいは運搬経路4を介
してデータ伝達を行うデータ伝達システムである。
【0020】ヘッダ情報スリム化部10は元データであ
るヘッダ情報スリム化前データD0を受け、後に詳述す
る様々なヘッダ情報固有のヘッダ情報スリム化処理を行
ってヘッダ情報スリム化後データD1を得る。ヘッダ情
報スリム化部10より得られたヘッダ情報スリム化後デ
ータD1は伝送経路3を介して受信局2のヘッダ情報再
生部20に伝送されたり、運搬経路4を介して受信局2
のヘッダ情報再生部20に運搬されたりして伝達され
る。
【0021】なお、伝送経路3としては、インターネッ
ト等のコンピュータネットワーク、CATV等で利用さ
れるケーブル、高速電話回線、BS,CS放送等の人工
衛星あるいは地上波を利用した無線等が考えられる。
【0022】また、運搬経路4を介したデータの運搬と
しては、ICカード等の記録媒体を媒介とした送信局
1,受信局2間のデータ受け渡し等が考えられる。
【0023】受信局2のヘッダ情報再生部20はヘッダ
情報スリム化後データD1に対し、上記ヘッダ情報スリ
ム化処理に対応して、後に詳述する様々なヘッダ情報再
生処理を行ってヘッダ情報再生データD2を得る。
【0024】受信局2のデータ処理実行部29はヘッダ
情報再生データD2に対し、ヘッダ情報に基づきデータ
本体に対するデータ処理を実行し、データ本体の実体内
容の再現結果D3を得る。再現結果D3としてはデータ
本体が画像データであれば画像表示、データ本体が音声
データであれば音声出力が該当する。
【0025】なお、データ処理としては、データ本体が
何らかの圧縮加工されている場合のヘッダ情報に基づく
データ伸張処理等も含む。
【0026】<データ構造>図2は図1で示した各デー
タD0〜D2の内部構造を示す説明図である。同図(a)
に示すように、元データであるヘッダ情報スリム化前デ
ータD0はヘッダ情報D01及びデータ本体D02から
なる。
【0027】ヘッダ情報D01は、マーカー(データフ
ォーマットの形式等を示す情報)、サイズ(画像情報の
画面の大きさ等を示す情報)、テーブル(データ圧縮用
に用いる係数等のテーブル)、(音声記録時等の)サン
プリング周波数、(画像記録時の解像度等の)精度、著
作権、文字列、コメント等、データ本体D02の付加情
報である。
【0028】一方、データ本体D02は画像,音声等の
本来の(すなわち元データの実体内容を表す)データで
あり、非加工のデータのみならず、JPEG方式で記録
された画像データ等の圧縮加工されたデータのように何
らかの加工が施されたデータも含まれる。基本的にデー
タ本体D02はヘッダ情報D01に基づき伸張処理等の
データ処理が実行されることにより、はじめて実体内容
の再現結果D3を得ることができる。
【0029】図2(b)に示すように、ヘッダ情報スリム
化前データD0にスリム化処理が施されて得られるヘッ
ダ情報スリム化後データD1は、スリム化ヘッダ情報D
11及びデータ本体D12からなる。
【0030】スリム化ヘッダ情報D11はヘッダ情報D
01がスリム化された情報であり、当然のことながらヘ
ッダ情報D01より少ない情報量となる。一方、データ
本体D12はデータ本体D02そのものであったり、デ
ータ本体D02が圧縮されたデータであったりする。
【0031】図2(c)に示すように、ヘッダ情報再生デ
ータD2にヘッド情報再生処理が施されて得られるヘッ
ダ情報再生データD2は再生ヘッダ情報D21及びデー
タ本体D22からなる。
【0032】再生ヘッダ情報D21はスリム化ヘッダ情
報D11から様々な方法でヘッダ情報D01に等しいあ
るいは近い内容に再生した情報である。一方、データ本
体D22はデータ本体D12そのものであったり、デー
タ本体D12が圧縮データの場合にデータ本体D12を
その圧縮方式に対応する解凍方式を用いて解凍して得ら
れるデータであったりする。
【0033】図2では図示しないが、再現結果D3は、
ヘッダ情報再生データD2の再生ヘッダ情報D21に基
づき、データ本体D22を伸張する等のデータ処理を実
行することにより得られる結果である。
【0034】例えば、ヘッダ情報再生データD2がJP
EG形式で記録されたデータである場合、再生ヘッダ情
報D21内のJPEG方式を示すマーカー、画面サイ
ズ、色数等に基づき、データ本体D22の内容が伸張さ
れることにより再現結果D3が得られ、再現結果D3は
視覚認識可能な画像として表示できる。
【0035】<実施の形態1>図3はこの発明の実施の
形態1であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。なお、実施の形態1はその全体構成
は図1で示した構成と同様な構成をとるが、説明の都合
上、伝送経路3(運搬経路4)及びデータ処理実行部2
9の図示を省略している。なお、後述する実施の形態2
〜実施の形態7の第1の態様それぞれにおいても同様に
伝送経路3(運搬経路4)及びデータ処理実行部29の
図示を省略している。
【0036】図3に示すように、実施の形態1のヘッダ
情報スリム化部10はヘッダ情報削除部11から構成さ
れ、ヘッダ情報再生部20はヘッダ情報付加部21及び
ヘッダ情報データベース31から構成される。
【0037】実施の形態1では送信局1から伝達される
データ本体に対応するヘッダ情報内容が受信局2で予め
認知されていることが前提となり、ヘッダ情報スリム化
前データD0のヘッダ情報D01と同内容のヘッダ情報
が登録ヘッダ情報としてヘッダ情報データベース31に
予め登録されている。
【0038】ヘッダ情報削除部11はヘッダ情報スリム
化前データD0を受け、ヘッダ情報スリム化前データD
0のヘッダ情報D01を完全に削除するというヘッダ情
報スリム化処理を実行するとともに、データ本体D02
をそのままデータ本体D12とし、データ本体D12の
みからなるヘッダ情報スリム化後データD1を出力す
る。
【0039】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1はヘッダ情報D01が削除された分、ヘッダ情報ス
リム化前データD0よりも情報量が削減されるため、伝
送経路3あるいは運搬経路4における伝送(運搬)情報
量の削減を図ることができる。
【0040】一方、ヘッダ情報付加部21は、ヘッダ情
報スリム化前データD0のヘッダ情報D01と同内容の
登録ヘッダ情報をヘッダ情報データベース31から読み
出して再生ヘッダ情報D21とするとともに、データ本
体D12(=データ本体D02)をそのままデータ本体
D22とし、再生ヘッダ情報D21及びデータ本体D2
2からなるヘッダ情報再生データD2を出力する。
【0041】このように、実施の形態1のデータ伝達シ
ステムは、ヘッダ情報を削除してデータ伝達するため、
効率的なデータ伝達が行える。
【0042】加えて、送信局1から伝達されるデータ本
体に対応するヘッダ情報内容が受信局2で予め認知され
ており、ヘッダ情報付加部21は再生ヘッダ情報D21
として、ヘッダ情報スリム化前データD0のヘッダ情報
D01と同内容のヘッダ情報をヘッダ情報データベース
31から読み出すことができるため、ヘッダ情報再生デ
ータD2のヘッダ情報スリム化前データD0に対するデ
ータの精度劣化は全くない。
【0043】したがって、データ処理実行部29は、ヘ
ッダ情報スリム化前データD0のヘッダ情報D01と同
内容の再生ヘッダ情報D21に基づきデータ本体D22
に対するデータ処理を実行することにより、ヘッダ情報
スリム化前データD0の場合と同じ再現結果D3を得る
ことができる。
【0044】<実施の形態2>図4はこの発明の実施の
形態2であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。
【0045】図4に示すように、実施の形態2のヘッダ
情報スリム化部10はヘッダ情報インデックス化部12
及びインデックスデータベース19から構成され、ヘッ
ダ情報再生部20はインデックス用ヘッダ情報再生部2
2及びヘッダ情報データベース32から構成される。
【0046】実施の形態2では送信局1から電圧される
データ本体に対応するヘッダ情報内容がインデックスと
して対応づけられていることが前提となり、複数種のヘ
ッダ情報に対応づけられた複数のインデックスがインデ
ックスデータベース19に予め登録され、複数のインデ
ックスに対応づけられた複数種のヘッダ情報がヘッダ情
報データベース32に予め登録されている。
【0047】インデックスとヘッダ情報との対応づけ
は、例えばデータ本体が画像情報の場合、インデックス
“001”のヘッダ情報は、マーカーがA形式、サイズ
はB、色数はCというように行われる。すなわち、イン
デックスとヘッダ情報とが1対1に対応する。
【0048】ヘッダ情報インデックス化部12はヘッダ
情報スリム化前データD0を受け、ヘッダ情報スリム化
前データD0のヘッダ情報D01に対応する特定のイン
デックスをインデックスデータベース19から抽出し
て、ヘッダインデックス情報D11i(スリム化ヘッダ
情報D11)とするヘッダ情報スリム化処理を実行する
とともに、データ本体D02をそのままデータ本体D1
2とし、ヘッダインデックス情報D11i及びデータ本
体D12からなるヘッダ情報スリム化後データD1を出
力する。
【0049】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1はヘッダ情報D01がインデックス化されてヘッダ
インデックス情報D11iに変更された分、ヘッダ情報
スリム化前データD0よりも情報量が削減されるため、
伝送経路3あるいは運搬経路4における伝達情報量の削
減を図ることができる。
【0050】一方、インデックス用ヘッダ情報再生部2
2は、ヘッダインデックス情報D11iで規定される特
定のインデックスに対応するヘッダ情報をヘッダ情報デ
ータベース32から抽出し再生ヘッダ情報D21とする
とともに、データ本体D12(=データ本体D02)を
そのままデータ本体D22とし、再生ヘッダ情報D21
及びデータ本体D22からなるヘッダ情報再生データD
2を出力する。
【0051】このように、実施の形態2のデータ伝達シ
ステムは、ヘッダ情報をインデックス化してデータ電圧
するため、効率的なデータ伝達が行える。
【0052】加えて、送信局1か伝達されるインデック
スに対応するヘッダ情報内容がヘッダ情報データベース
32に予め登録されており、インデックス用ヘッダ情報
再生部22は再生ヘッダ情報D21として、ヘッダ情報
スリム化前データD0のヘッダ情報D01と同内容のヘ
ッダ情報をヘッダ情報データベース32から読み出すこ
とができるため、ヘッダ情報再生データD2のヘッダ情
報スリム化前データD0に対するデータの精度劣化は全
くない。
【0053】<実施の形態3>図5はこの発明の実施の
形態3であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。
【0054】図5に示すように、実施の形態3のヘッダ
情報スリム化部10はヘッダ情報最小化部13から構成
され、ヘッダ情報再生部20は探索型ヘッダ情報再生部
23及び仮再現結果正誤認識用データベース33から構
成される。
【0055】ヘッダ情報最小化部13はヘッダ情報スリ
ム化前データD0を受け、ヘッダ情報スリム化前データ
D0のヘッダ情報D01を完全削除を含む大部分削除を
行うヘッダ情報スリム化処理を実行し、ゼロを含む残存
した情報を最小化ヘッダ情報D11n(スリム化ヘッダ
情報D11)とするとともに、データ本体D02をその
ままデータ本体D12とし、最小化ヘッダ情報D11s
及びデータ本体D12からなるヘッダ情報スリム化後デ
ータD1を出力する。なお、最小化ヘッダ情報D11n
として、例えば、データ本体のデータ形式を示すマーカ
ーのみを残す等が考えられる。
【0056】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1はヘッダ情報D01が最小化されて最小化ヘッダ情
報D11sに変更された分、ヘッダ情報スリム化前デー
タD0よりも情報量が削減されるため、伝送経路3ある
いは運搬経路4における伝達情報量の削減を図ることが
できる。
【0057】一方、探索型ヘッダ情報再生部23は想定
されるヘッダ情報を仮ヘッダ情報として順次仮生成しな
がら、仮ヘッダ情報に基づきデータ本体を仮再現し、仮
再現結果の良否判定で良と判定された仮ヘッダ情報を再
生ヘッダ情報D21として決定する。そして、探索型ヘ
ッダ情報再生部23は、データ本体D12(=データ本
体D02)をそのままデータ本体D22とし、再生ヘッ
ダ情報D21及びデータ本体D22からなるヘッダ情報
再生データD2を出力する。
【0058】図6は探索型ヘッダ情報再生部23による
再生ヘッダ情報D21の決定処理の流れを示すフローチ
ャートである。
【0059】まず、ステップS1で仮ヘッダ情報を生成
し、ステップS2で仮ヘッダ情報に基づきデータ本体D
22に対しデータ伸張処理等のデータ処理を実行し仮再
現結果を得る。
【0060】そして、ステップS3で仮再現結果の認識
処理を行う。例えば、データ本体が音声情報であれば音
声認識、画像情報であれば画像認識、文字情報であれば
文字認識等が該当する。
【0061】その後、ステップS3に連動するステップ
S4において、仮再現結果が情報としての意味を十分に
有しているか否かの良否判定を行い、良判定の場合はス
テップS5に移行し、否判定の場合はステップS1に戻
る。
【0062】良否判定は、仮再現結果正誤認識用データ
ベース33を用い、ステップS3で認識した仮再現結果
と仮再現データ正誤認識用データベース33に登録され
た比較用データとの比較結果に基づく予め設定されたア
ルゴリズムによる判定処理を実行させる等が考えられ、
この場合、探索型ヘッダ情報再生部23によって自動的
に判定処理がなされることになる。
【0063】また、データ本体が音声情報や画像情報で
ある場合、ステップS3,S4の処理を人手により行う
ようにしても良い。この場合、探索型ヘッダ情報再生部
23に判定結果入力部を備え付け、ステップS4の処理
中に人手による判定結果の入力を促す等の方法が考えら
れる。なお、人手によって仮再現結果の良否判定を行う
場合は仮再現結果正誤認識用データベース33を省略す
ることができる。
【0064】ステップS4で否判定されるとステップS
1に戻り、ステップS1で新たな仮ヘッダ情報が生成さ
れ、新たに生成された仮ヘッダ情報について、ステップ
S2〜S4の処理が実行される。以降、ステップS4で
良判定されるまで、ステップS1〜S4の処理が繰り返
される。
【0065】一方、ステップS4で良判定されるとステ
ップS5に移行し、ステップS5で現在の仮ヘッダ情報
を再生ヘッダ情報D21に決定する。
【0066】このように、実施の形態3のデータ伝達シ
ステムは、ヘッダ情報を最小化してデータ伝達するた
め、効率的なデータ伝達が行える。
【0067】加えて、探索型ヘッダ情報再生部23は、
再現データの認識が良判定を受けた仮ヘッダ情報を再生
ヘッダ情報D21として決定しているため、ステップS
4の良否判定を精度の高い内容にすることにより、ヘッ
ダ情報再生データD2のヘッダ情報スリム化前データD
0に対するデータの精度劣化を最小限に抑えることがで
きる。
【0068】<実施の形態4>図7はこの発明の実施の
形態4であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。
【0069】図7に示すように、実施の形態4のヘッダ
情報スリム化部10はヘッダ情報圧縮部14A及びデー
タ本体圧縮部14Bから構成され、ヘッダ情報再生部2
0はヘッダ情報解凍部24A及びデータ本体解凍部24
Bから構成される。
【0070】実施の形態4では、共に可逆性のある第1
及び第2の圧縮方法によってそれぞれ独立に圧縮された
ヘッダ情報及びデータ本体からなるデータ伝達が前提と
なっている。
【0071】ヘッダ情報圧縮部14Aはヘッダ情報スリ
ム化前データD0のヘッダ情報D01を受け、ヘッダ情
報D01を第1の圧縮方法を用いて圧縮して圧縮ヘッダ
情報D11p(スリム化ヘッダ情報D11)を得るとい
うヘッダ情報スリム化処理を実行する。なお、第1の圧
縮方法としてハフマン符号化等の可逆性を有する圧縮方
法が考えられる。
【0072】データ本体圧縮部14Bは、ヘッダ情報ス
リム化前データD0のデータ本体D02を受け、データ
本体D02を第2の圧縮方法(通常、第1の圧縮方法と
異なる)を用いて圧縮して圧縮データ本体D12pを出
力する。
【0073】なお、データ本体D02自体が既に何らか
の圧縮処理が施されている場合は、データ本体圧縮部1
4Bによる圧縮処理によるデータ本体のスリム化はあま
り期待できないが、第2の圧縮方法がデータ本体D02
に既に施された圧縮処理よりも優れている場合はデータ
本体D02のスリム化が効果的に図れる可能性が十分に
ある。
【0074】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1はヘッダ情報D01及びデータ本体D02が圧縮さ
れて圧縮ヘッダ情報D11p及び圧縮データ本体D12
pに変更された分、ヘッダ情報スリム化前データD0よ
りも情報量が削減されるため、伝送経路3あるいは運搬
経路4における伝達情報量の削減を図ることができる。
【0075】一方、ヘッダ情報解凍部24Aはヘッダ情
報スリム化後データD1の圧縮ヘッダ情報D11pを受
け、圧縮ヘッダ情報D11pを第1の圧縮方法に対応す
る第1の解凍方法を用いて解凍して再生ヘッダ情報D2
1を得る。第1の圧縮方法は可逆性があるため、再生ヘ
ッダ情報D21の内容はヘッダ情報スリム化前データD
0のヘッダ情報D01と同内容となる。
【0076】同様に、データ本体解凍部24Bはヘッダ
情報スリム化後データD1のデータ本体D12を受け、
圧縮データ本体D12pを第2の圧縮方法に対応する第
2の解凍方法で解凍してデータ本体D22を得る。第2
の圧縮方法は可逆性があるため、データ本体D22の内
容はヘッダ情報スリム化前データD0のデータ本体D0
2に等しくなる。
【0077】このように、実施の形態4のデータ伝達シ
ステムは、ヘッダ情報及びデータ本体をそれぞれ独立に
圧縮してデータ伝達するため、効率的なデータ伝達が行
える。
【0078】加えて、ヘッダ情報解凍部24A及びデー
タ本体解凍部24Bによって、可逆性を有する第1及び
第2の圧縮方式に対応する第1及び第2の解凍方法を用
いて、ヘッダ情報スリム化前データD0のヘッダ情報D
01及びデータ本体D02とそれぞれ同内容の再生ヘッ
ダ情報D21及びデータ本体D22に解凍することがで
きるため、ヘッダ情報再生データD2のヘッダ情報スリ
ム化前データD0に対するデータの精度劣化は全くな
い。
【0079】<実施の形態5>図8はこの発明の実施の
形態5であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。
【0080】図8に示すように、実施の形態5のヘッダ
情報スリム化部10はヘッダ情報選択部15から構成さ
れ、ヘッダ情報再生部20はヘッダ情報代替挿入部25
から構成される。
【0081】実施の形態5では、モーションJPEG等
の連続静止画による疑似動画情報や、ICカード内に格
納するデータ(例えば、免許書の写真データ)等のデー
タ内容に変化が少ないと判断される情報のデータ伝達が
行われる場合、すなわち、複数のデータ間におけるヘッ
ダ情報がほぼ不変であるデータ群を伝達する場合を前提
としている。
【0082】ヘッダ情報選択部15は各々がヘッダ情報
及びデータ本体からなる複数のデータからなるデータ群
としてヘッダ情報スリム化前データD0を受ける。すな
わち、ヘッダ情報スリム化前データD0は、第1のデー
タであるヘッダ情報D011及びコンテンツ情報D02
1,第2のデータであるヘッダ情報D012及びデータ
本体D022,第3のデータであるヘッダ情報D013
及びデータ本体D023,…で構成される。
【0083】ヘッダ情報選択部15は、ヘッダ情報スリ
ム化前データD0内の複数のヘッダ情報のうち、一のヘ
ッダ情報D011を選択ヘッダ情報D111として選択
し、他のヘッダ情報D012,D013,…を削除する
というヘッダ情報スリム化処理を実行する。
【0084】同時に、ヘッダ情報選択部15は、データ
本体D021,D022,D023,…はそのままデー
タ本体D121,D122,D123,…とする。そし
て、ヘッダ情報選択部15は、選択ヘッダ情報D111
及びデータ本体D121,D122,D123,…から
なるヘッダ情報スリム化後データD1を出力する。
【0085】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1は複数のヘッダ情報が一のヘッダ情報にスリム化さ
れた分、ヘッダ情報スリム化前データD0よりも情報量
が削減されるため、伝送経路3あるいは運搬経路4にお
ける伝達情報量の削減を図ることができる。
【0086】一方、ヘッダ情報代替挿入部25は、デー
タ本体D121,D122,D123,…をそのままデ
ータ本体D221,D222,D223,…とするとと
もに、データ本体D221,D222,D223…に対
応するヘッダ情報として選択ヘッダ情報D111(=D
011)の内容をそれぞれ再生ヘッダ情報D211,D
212,D213,…として共通に採用して各データの
ヘッダ情報を再生する。
【0087】すなわち、データ本体D222,D22
3,…に対応する再生ヘッダ情報D212,D213,
…として、本来はデータ本体D221に対応する再生ヘ
ッダ情報D211を代替挿入することにより再生してい
る。
【0088】このように、実施の形態5のデータ伝達シ
ステムは、データ群を構成する複数のデータそれぞれの
複数のヘッダ情報から一のヘッダ情報を選択してデータ
伝達するため、効率的なデータ伝達が行える。
【0089】また、ヘッダ情報スリム化前データD0を
構成する複数のデータ間におけるヘッダ情報がほぼ不変
である場合を前提としているため、複数のヘッダ情報の
うち一のヘッダ情報を代替挿入して用いても、ヘッダ情
報再生データD2のヘッダ情報スリム化前データD0に
対するデータの精度劣化はほとんどない。
【0090】<実施の形態6>図9はこの発明の実施の
形態6であるデータ伝達システムの送信局のヘッダ情報
スリム化部及び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を
示す説明図である。
【0091】図9に示すように、実施の形態6のヘッダ
情報スリム化部10は差分ヘッダ情報変換部16から構
成され、ヘッダ情報再生部20は差分データ用ヘッダ情
報復元部26から構成される。
【0092】実施の形態6では、実施の形態5と同様、
複数のデータ間におけるヘッダ情報の内容変化が少ない
データ群を伝達する場合を前提としている。
【0093】差分ヘッダ情報変換部16は、実施の形態
5のヘッダ情報選択部15と同様、各々がヘッダ情報及
びデータ本体からなる複数のデータからなるデータ群と
してヘッダ情報スリム化前データD0を受ける。
【0094】差分ヘッダ情報変換部16は、ヘッダ情報
スリム化前データD0内の複数のヘッダ情報のうち、一
のヘッダ情報D011を基準ヘッダ情報D111sとし
て選択し、他のヘッダ情報D012,D013,…それ
ぞれを基準ヘッダ情報D111s(=D011)との差
分処理を行って得られる差分ヘッダ情報D112,D1
13,…に変換するというヘッダ情報スリム化処理を実
行する。
【0095】同時に、差分ヘッダ情報変換部16は、デ
ータ本体D021,D022,D023,…はそのまま
データ本体D121,D122,D123,…とする。
そして、差分ヘッダ情報変換部16は、基準ヘッダ情報
D111s,差分ヘッダ情報D112,D113,…及
びデータ本体D121,D122,D123,…からな
るヘッダ情報スリム化後データD1を出力する。
【0096】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1は少なくとも一のヘッダ情報が基準ヘッダ情報との
差分情報にスリム化される分、ヘッダ情報スリム化前デ
ータD0よりも情報量が削減されるため、伝送経路3あ
るいは運搬経路4における伝達情報量の削減を図ること
ができる。
【0097】一方、差分データ用ヘッダ情報復元部26
は、データ本体D121,D122,D123,…をそ
のままデータ本体D221,D222,D223,…と
するとともに、データ本体D221に対応するヘッダ情
報として基準ヘッダ情報D111s(=D011)をそ
のまま採用し、データ本体D222,D223…に対応
するヘッダ情報として差分ヘッダ情報D112,D11
3,…と基準ヘッダ情報D111sとに基づく上記差分
処理に対応する逆算処理を施して再生ヘッダ情報D21
2,D213,…を得る。
【0098】このように、実施の形態6のデータ伝達シ
ステムは、データ群を構成する複数のデータそれぞれの
複数のヘッダ情報のうち少なくとも一つのヘッダ情報を
基準ヘッダ情報との差分データしてしてデータ伝達する
ため、効率的なデータ伝達が行える。
【0099】しかも、ヘッダ情報スリム化前データD0
を構成する複数のデータ間におけるヘッダ情報が少ない
場合を前提としているため、差分データの情報量は元デ
ータに比べて大幅に削減することができる。
【0100】加えて、差分データは差分処理に対応する
逆算処理を行うことにより正確に元データのヘッダ情報
と同内容に再生することができるため、ヘッダ情報再生
データD2のヘッダ情報スリム化前データD0に対する
精度劣化は全くない。
【0101】なお、図9の例では、一の基準ヘッダ情報
に対するそれ以外のヘッダ情報の差分処理を行ったが、
基準ヘッダ情報に基づく逆算処理が可能であれば他の差
分処理を実行しても良い。
【0102】例えば、第1〜第N(N≧2)のヘッダ情
報からなるヘッダ情報D01の場合、第1のヘッダ情報
を基準ヘッダ情報とし、第1のヘッダ情報と第2のヘッ
ダ情報との差分、第2のヘッダ情報と第3のヘッダ情報
との差分、…、第i(i=1〜(N−1))のヘッダ情
報と第(i+1)のヘッダ情報との差分、…、第(N−
1)のヘッダ情報と第Nのヘッダ情報と差分をとって、
基準ヘッダ情報(第1のヘッダ情報)と第2〜第Nの差
分ヘッダ情報とからなスリム化ヘッダ情報D11を得て
もよい。
【0103】この場合、差分データ用ヘッダ情報復元部
26は、第1の再生ヘッダ情報(基準ヘッダ情報)と第
2の差分ヘッダ情報との逆算処理より第2の再生ヘッダ
情報を得、第2の再生ヘッダ情報と第3の差分ヘッダ情
報との逆算処理により第3の再生ヘッダ情報を得、…、
第iの再生ヘッダ情報と第(i+1)の差分ヘッダ情報
との逆算処理により第(i+1)の再生ヘッダ情報を
得、…、第(N−1)の再生ヘッダ情報と第Nの差分ヘ
ッダ情報との逆算処理により第Nの再生ヘッダ情報を得
ることができる。
【0104】このように、基準ヘッダ情報に基づく逆算
処理が可能な条件を満足させれば、差分処理を行う2つ
のヘッダ情報の選択は任意である。
【0105】<実施の形態7> <第1の態様>図10はこの発明の実施の形態7である
データ伝達システムの送信局のヘッダ情報スリム化部及
び受信局のヘッダ情報再生部の内部構成を示す説明図で
ある。
【0106】図10に示すように、実施の形態7のヘッ
ダ情報スリム化部10はヘッダ情報共通部分抽出部17
から構成され、ヘッダ情報再生部20はヘッダ情報合成
部27から構成される。
【0107】実施の形態7では、共通部分が比較的多い
ヘッダ情報を有する複数の複数のデータからなるデータ
群を伝達する場合を前提としている。例えば、JPEG
形式の人物Aの写真画像データとGIF形式による人物
Aの似顔絵の画像データとからなるデータ群等が考えら
れる。この場合、サイズ、解像度(精度)等の両者のヘ
ッダ情報に多くの共通部分がある可能性が高い。
【0108】ヘッダ情報共通部分抽出部17は、ヘッダ
情報D01A及びデータ本体D02Aからなる第1のデ
ータと、ヘッダ情報D01B及びデータ本体D02Bか
らなる第2のデータからなるデータ群としてヘッダ情報
スリム化前データD0を受ける。
【0109】ヘッダ情報共通部分抽出部17は、ヘッダ
情報スリム化前データD0内のヘッダ情報D01Aとヘ
ッダ情報D01Bとの内容を比較して、両者の共通部分
を共通ヘッダ情報D11mとし、ヘッダ情報D01A固
有部分を固有ヘッダ情報D11Aとし、ヘッダ情報D0
1B固有部分を固有ヘッダ情報D11Bとして出力する
というヘッダ情報スリム化処理を実行する。
【0110】同時に、ヘッダ情報共通部分抽出部17
は、データ本体D02A,D02Bはそのままデータ本
体D12A,D12Bとして出力する。そして、ヘッダ
情報共通部分抽出部17は、共通ヘッダ情報D11m、
固有ヘッダ情報D11A,D11B及びデータ本体D1
2A,D12Bからなるヘッダ情報スリム化後データD
1を出力する。
【0111】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
D1は複数のヘッダ情報の共通部分が一の共通ヘッダ情
報D11mとして変換された分、ヘッダ情報スリム化前
データD0よりも情報量が削減されるため、伝送経路3
あるいは運搬経路4における伝達情報量の削減を図るこ
とができる。
【0112】一方、ヘッダ情報合成部27は、データ本
体D12A,D12Bをそのままデータ本体D22A,
D22Bとして出力するとともに、共通ヘッダ情報D1
1mと固有ヘッダ情報D11Aとを合成してデータ本体
D22Aに対応する再生ヘッダ情報D21Aを出力し、
共通ヘッダ情報D11mと固有ヘッダ情報D11Bとを
合成してデータ本体D22Bに対応する再生ヘッダ情報
D21Bを出力する。
【0113】このように、実施の形態7のデータ伝達シ
ステム第1の態様は、データ群を構成する複数のデータ
それぞれの複数のヘッダ情報のうち共通する部分を一の
共通ヘッダ情報Dに集約してデータ伝達するため、効率
的なデータ伝達が行える。
【0114】しかも、ヘッダ情報スリム化前データD0
を構成する複数のデータ間におけるヘッダ情報間の共通
部分が比較的多い場合を前提としているため、一の共通
ヘッダ情報に集約することにより大幅に伝達データ量を
削減することができる。
【0115】加えて、ヘッダ情報共通部分抽出部17に
よる共通ヘッダ情報の生成と逆の合成処理をヘッダ情報
合成部27によって行うことにより、正確にヘッダ情報
スリム化前データD0のヘッダ情報と同内容のヘッダ情
報再生データD2に再生することができるため、ヘッダ
情報再生データD2のヘッダ情報スリム化前データD0
に対するデータの精度劣化は全くない。
【0116】<第2の態様>なお、図10で示す第1の
態様では、ヘッダ情報合成部27が共通ヘッダ情報D1
1mに固有ヘッダ情報D11A及びD11Bそれぞれを
合成して再生ヘッダ情報D21A及びD21Bを得た例
を示したが、図11に示すように、ヘッダ情報再生部2
0がない構成も考えられる。すなわち、図1の全体構成
において、ヘッダ情報再生部20が省略され、ヘッダ情
報省略後データD1が直接データ処理実行部29に入力
される構成も考えられる。なお、図11では、説明の都
合上、伝送経路3(運搬経路4)の図示を省略してい
る。
【0117】図11に示すように、共通ヘッダ情報D1
1m及び固有ヘッダ情報D11A及びD11Bをそのま
ま共通ヘッダ情報D21m及び固有ヘッダ情報D21A
及びD21Bとしてデータ処理実行部29に与えられ
る。
【0118】なぜならば、ヘッダ情報スリム化前データ
D0の2つのヘッダ情報D01A,D01B間の共通内
容が一つの共通ヘッダ情報D11mに集約されただけ
で、2つののヘッダ情報D01A,D01Bの実質内容
すべてがスリム化ヘッダ情報D11に含まれているから
である。
【0119】ただし、第2の態様の場合、データ処理実
行部29の処理内容が実施の形態1〜実施の形態6及び
実施の形態7の第1の態様とは異なる。図12は実施の
形態7の第2の態様のデータ伝達システムにおけるデー
タ処理実行部29の動作を示すフローチャートである。
【0120】同図を参照して、ステップS11で、共通
ヘッダ情報D21m及び固有ヘッダ情報D21Aに基づ
き、データ本体D22Aに対するデータ処理を施し実体
内容の再現結果を得る。
【0121】続いて、ステップS12で、共通ヘッダ情
報D21m及び再生ヘッダ情報D21Bに基づき、デー
タ本体D22Bに対するデータ処理を施し実体内容再現
結果を得る。なお、ステップS11とステップS12と
の処理は並行して行っても良い。
【0122】このように、スリム化ヘッダ情報D11を
加工することなくそのままデータ処理実行部29に与え
ても、データ処理実行部29により、図12に示すよう
に、共通ヘッダ情報と複数の固有ヘッダ情報それぞれと
に基づき複数のデータ本体に対するデータ処理を支障無
く実行させることができるため、ヘッダ情報再生データ
D2のヘッダ情報スリム化前データD0に対する精度劣
化は全くない。
【0123】しかも、第2の態様は、第1の態様と同様
に、効率的なデータ伝達が可能である。加えて、ヘッダ
情報再生部20が不要になる分、構成の簡略化を図るこ
ともできる。
【0124】なお、実施の形態7の第1及び第2の態様
では、第1及び第2のデータからなるヘッダ情報スリム
化前データD0を例に挙げて説明したが、3つの以上の
N個のデータからなるヘッダ情報スリム化前データD0
に対しても勿論適用できる。すなわち、N個のヘッダ情
報の共通部分を一の共通ヘッダ情報D11mと固有ヘッ
ダ情報とを伝達し、受信後合成して元のデータに再生す
れば良い。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のデータ伝達システムの送信部におけるヘ
ッダ情報スリム化部は、ヘッダ情報スリム化処理を実行
することによって、元データからヘッダ情報をスリム化
ヘッダ情報に置き換えたヘッダ情報スリム化後データを
受信部に伝達するため、元データより少ない情報量のヘ
ッダ情報スリム化後データを受信部にデータ伝達するこ
とにより、効率的なデータ伝達が行える。
【0126】特に、元データが画像情報や音声情報等、
データ本体に対してヘッダ情報の比率が無視できない場
合に効率的なデータ伝達が行える。
【0127】請求項2記載のデータ伝達システムの受信
部におけるデータ処理実行部は、元データのヘッダ情報
と実質的に同等な情報である再生ヘッダ情報に基づきデ
ータ本体に対するデータ処理を実行することにより、元
データに対する場合と同様な実体内容の再現結果を得る
ことができる。
【0128】請求項3記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化処理はヘッダ情報を完全削除するため、
ヘッダ情報を完全に省力する分、ヘッダ情報スリム化後
データの情報量を削減することができる。
【0129】加えて、ヘッダ情報再生部におけるヘッダ
情報付加部は、元データのヘッダ情報と同内容の登録ヘ
ッダ情報を再生ヘッダ情報としているため、元データに
対する精度劣化は全くない。
【0130】請求項4記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化部におけるヘッダ情報インデックス化部
は、ヘッダ情報に対応する特定のインデックスをスリム
化ヘッダ情報とするため、ヘッダ情報をインデックス化
する分、ヘッダ情報スリム化後データの情報量を削減す
ることができる。
【0131】加えて、ヘッダ情報再生部におけるインデ
ックス用ヘッダ情報再生部は、特定のインデックスに対
応するヘッダ情報を再生ヘッダ情報としているため、元
データに対する精度劣化は全くない。
【0132】請求項5記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報再生部における探索型ヘッダ情報再生部は、仮ヘ
ッダ情報を順次生成しながら、生成した仮ヘッダ情報に
基づきデータ本体に対するデータ処理を実行して得られ
る実体内容の仮再現結果が所定の基準を満足しているか
否かを判断し該所定の基準を満足した場合に、当該仮ヘ
ッダ情報を再生ヘッダ情報として決定している。
【0133】したがって、ヘッダ情報スリム化後データ
内のスリム化ヘッダ情報がごく限られた情報のみであっ
ても、所定の基準を適切に設定することにより、元デー
タに対する精度劣化を最小限に抑えることができる。
【0134】請求項6記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化部におけるヘッダ情報圧縮部は、ヘッダ
情報を所定の圧縮方式で圧縮してスリム化ヘッダ情報と
するため、ヘッダ情報を圧縮する分、ヘッダ情報スリム
化後データの情報量を削減することができる。
【0135】加えて、ヘッダ情報再生部におけるヘッダ
情報解凍部は可逆性を有する所定の圧縮方式に対応する
解凍方式を用いてスリム化ヘッダ情報を解凍して再生ヘ
ッダ情報を得るため、元データに対する精度劣化は全く
ない。
【0136】請求項7記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化部におけるヘッダ情報圧縮部及びデータ
本体圧縮部はヘッダ情報及びデータ本体を第1及び第2
の圧縮方式でそれぞれ独立に圧縮してスリム化ヘッダ情
報及び圧縮データ本体を得ているため、ヘッダ情報及び
データ本体を圧縮する分、ヘッダ情報スリム化後データ
の情報量を削減することができる。
【0137】加えて、ヘッダ情報再生部におけるヘッダ
情報解凍部及びデータ本体解凍部は可逆性を有する第1
及び第2の圧縮方式に対応する解凍方式を用いてスリム
化ヘッダ情報及び圧縮データ本体をそれぞれ解凍して再
生ヘッダ情報及び再生データ本体を得るため、元データ
に対する精度劣化は全くない。
【0138】請求項8記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化部は、複数のヘッダ情報のうち、少なく
とも一つのヘッダ情報をスリム化してヘッダ情報スリム
化処理を実行するため、少なくとも一つのヘッダ情報を
スリム化する分、ヘッダ情報スリム化後データの情報量
を削減することができる。
【0139】請求項9記載のデータ伝達システムのヘッ
ダ情報スリム化部におけるヘッダ情報選択部は、複数の
ヘッダ情報のうち一のヘッダ情報をスリム化ヘッダ情報
として選択することによりヘッダ情報スリム化処理を実
行するため、選択外のヘッダ情報を削除する分、ヘッダ
情報スリム化後データの情報量を削減することができ
る。
【0140】また、ヘッダ情報再生部におけるヘッダ情
報代替挿入部は、複数のヘッダ情報のうちの一のヘッダ
情報であるスリム化ヘッダ情報と同内容の情報を複数の
再生ヘッダ情報として共通に代替挿入している。複数の
元データがモーションJPEGの連続静止画像データ等
で複数のヘッダ情報の間で内容にほとんど変化がない場
合、複数のヘッダ情報のうちの一の情報と同内容の情報
を複数の再生ヘッダ情報として共通に代用しても元デー
タに対する精度劣化はほとんどない。
【0141】請求項10記載のデータ伝達システムのヘ
ッダ情報スリム化部における差分ヘッダ情報変換部は、
複数のヘッダ情報のうち一のヘッダ情報を基準ヘッダ情
報とし、他のヘッダ情報を差分処理によって差分ヘッダ
情報に変換している。
【0142】したがって、基準ヘッダ情報以外のヘッダ
情報を差分ヘッダ情報に変換する分、ヘッダ情報スリム
化後データの情報量を削減することができる。
【0143】加えて、ヘッダ情報再生部における差分デ
ータ用ヘッダ情報復元部は、差分ヘッダ情報それぞれを
基準ヘッダ情報に基づく逆算処理によって復元ヘッダ情
報を得ている。
【0144】したがって、復元ヘッダ情報は元データの
ヘッダ情報と同内容となるため、元データに対する精度
劣化は全くない。
【0145】請求項11記載のデータ伝達システムのヘ
ッダ情報スリム化部におけるヘッダ情報共通部分抽出部
は、複数のヘッダ情報間の共通内容である共通ヘッダ情
報と、該共通ヘッダ情報以外の複数のヘッダ情報である
複数の固有ヘッダ情報とをスリム化ヘッダ情報とするこ
とによりヘッダ情報スリム化処理を実行している。
【0146】したがって、複数のヘッダ情報間の共通内
容が一つの共通ヘッダ情報として集約される分、ヘッダ
情報スリム化後データの情報量を削減することができ
る。
【0147】請求項12記載のデータ伝達システムのヘ
ッダ情報再生部におけるヘッダ情報合成部は、スリム化
ヘッダ情報の共通ヘッダ情報と複数の固有ヘッダ情報そ
れぞれとを合成して複数の再生ヘッダ情報を得ている。
【0148】したがって、複数の再生ヘッダ情報は元デ
ータの複数のヘッダ情報と同内容となるため、元データ
に対する精度劣化は全くない。
【0149】請求項13記載のデータ伝達システムにお
いて、複数のヘッダ情報間の共通内容が一つの共通ヘッ
ダ情報に集約されただけで、複数のヘッダ情報の実質内
容すべてがスリム化ヘッダ情報に含まれている。
【0150】したがって、ヘッダ情報再生部を有するこ
となく、スリム化ヘッダ情報をそのままデータ処理部に
引き渡し、データ処理実行部により、共通ヘッダ情報と
複数の固有ヘッダ情報それぞれとに基づき複数のデータ
本体に対するデータ処理を支障無く実行させることがで
きるため、元データに対する精度劣化は全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の全実施の形態に共通の基本構成を
示すブロック図である。
【図2】 図1で示したデータの内部構造を示す説明図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図6】 探索型ヘッダ情報再生部による再生ヘッダ情
報の決定処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態5であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態6であるデータ伝達シ
ステムの一部の内部構成を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態7の第1の態様であ
るデータ伝達システムの一部の内部構成を示す説明図で
ある。
【図11】 この発明の実施の形態7の第2の態様であ
るデータ伝達システムの一部の内部構成を示す説明図で
ある。
【図12】 実施の形態7のデータ伝達システムにおけ
るヘッダ情報再生部の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 送信局、2 受信局、3 伝送経路、4 運搬経
路、10 ヘッダ情報スリム化部、11 ヘッダ情報削
除部、12 ヘッダ情報インデックス化部、13ヘッダ
情報最小化部、14A ヘッダ情報圧縮部14A、15
ヘッダ情報選択部、16 差分ヘッダ情報変換部、1
7 ヘッダ情報共通部分抽出部、19インデックスデー
タベース、20 ヘッダ情報再生部、21 ヘッダ情報
付加部、22 インデックス用ヘッダ情報再生部、23
探索型ヘッダ情報再生部、24A ヘッダ情報解凍
部、25 ヘッダ情報代替挿入部、26 差分データ用
ヘッダ情報復元部、27, ヘッダ情報合成部、29
データ処理実行部、31,32 ヘッダ情報データベー
ス、33 仮再現結果正誤認識用データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J064 AA02 BB00 BC01 BC02 BC25 BD02 5K030 GA03 HC01 HC09 JL01 JL02 JL07 KA04 KA08 LA07 9A001 BB03 BB04 EE02 EE04 FF03 HH17 HH21 HH22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信部から受信部にかけて元データに関
    するデータの伝達を行うデータ伝達システムであって、
    前記元データはその実体内容を示すデータ本体と、該デ
    ータ本体に付属するヘッダ情報とを有し、 前記送信部は、 前記ヘッダ情報のデータ量を削減するヘッダ情報スリム
    化処理を実行することによって、前記元データのデータ
    量を最大ゼロにまで削減してスリム化ヘッダ情報を得、
    前記元データから前記ヘッダ情報を前記スリム化ヘッダ
    情報に置き換えたヘッダ情報スリム化後データを前記受
    信部に伝達するヘッダ情報スリム化部を有し、 前記受信部は、 前記ヘッダ情報スリム化後データを受け、前記ヘッダ情
    報スリム化処理に対応するヘッダ情報再生処理を実行し
    て、前記元データの前記ヘッダ情報と実質的に同等な情
    報に前記スリム化ヘッダ情報を再生して再生ヘッダ情報
    を得、前記ヘッダ情報スリム化後データにおける前記ス
    リム化ヘッダ情報を前記再生ヘッダ情報に置き換えるヘ
    ッダ情報再生部を有する、データ伝達システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記受信部は、 前記再生ヘッダ情報に基づき前記データ本体に対するデ
    ータ処理を実行して前記実体内容の再現結果を得るデー
    タ処理実行部をさらに有する、データ伝達システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報スリム化処理は前記ヘッダ情報を完全削
    除してゼロの前記スリム化ヘッダ情報を得る処理を含
    み、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記元データの前記ヘッダ情報と同内容の登録ヘッダ情
    報を格納するヘッダ情報格納部と、 前記ヘッダ情報格納部から前記登録ヘッダ情報を読出
    し、前記再生ヘッダ情報として前記データ本体に付加す
    ることにより、前記ヘッダ情報再生処理を実行するヘッ
    ダ情報付加部とを有する、データ伝達システム。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 複数種のヘッダ情報に対応した複数のインデックスを格
    納したインデックス格納部と、 前記元データの前記ヘッダ情報に対応する特定のインデ
    ックスを前記インデックス情報格納部から読出し、前記
    スリム化ヘッダ情報とすることにより前記ヘッダ情報ス
    リム化処理を行うヘッダ情報インデックス化部とを有
    し、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記複数のインデックスに対応した前記複数種のヘッダ
    情報を格納したヘッダ情報格納部と、 前記スリム化ヘッダ情報である前記特定のインデックス
    に対応する特定のヘッダ情報を前記ヘッダ情報格納部か
    ら読出し、前記再生ヘッダ情報とすることにより前記ヘ
    ッダ情報再生処理を実行するインデックス用ヘッダ情報
    再生部とを有する、データ伝達システム。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報再生部は、 仮ヘッダ情報を順次生成しながら、生成した前記仮ヘッ
    ダ情報に基づき前記データ本体に対する前記データ処理
    を実行して得られる仮再現結果が所定の基準を満足して
    いるか否かを判断し該所定の基準を満足した場合に、当
    該仮ヘッダ情報を前記再生ヘッダ情報として決定するこ
    とにより前記ヘッダ情報再生処理を実行する探索型ヘッ
    ダ情報再生部を有する、データ伝達システム。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記元データの前記ヘッダ情報を可逆性を有する所定の
    圧縮方式で圧縮して前記スリム化ヘッダ情報とすること
    により前記ヘッダ情報スリム化処理を実行するヘッダ情
    報圧縮部を有し、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記ヘッダ情報スリム化後データの前記スリム化ヘッダ
    情報を前記所定の圧縮方式に対応する解凍方式を用いて
    解凍して前記再生ヘッダ情報を得ることにより前記ヘッ
    ダ情報再生処理を実行するヘッダ情報解凍部を有する、
    データ伝達システム。
  7. 【請求項7】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記元データの前記ヘッダ情報を可逆性を有する第1の
    圧縮方式で圧縮する第1の圧縮処理によって前記スリム
    化ヘッダ情報を得るヘッダ情報圧縮部を有し、前記ヘッ
    ダ情報スリム化処理は前記第1の圧縮処理を含み、 前記元データの前記データ本体を可逆性を有する第2の
    圧縮方式で圧縮する第2の圧縮処理によって圧縮データ
    本体を得るデータ本体圧縮部をさらに有し、前記第1及
    び第2の圧縮処理は互いに独立して実行され、前記ヘッ
    ダ情報スリム化後データは前記スリム化ヘッダ情報及び
    前記圧縮データ本体を含み、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記ヘッダ情報スリム化後データの前記スリム化ヘッダ
    情報を、前記第1の圧縮方式に対応する解凍方式を用い
    て解凍して前記再生ヘッダ情報を生成するヘッダ情報解
    凍部を有し、前記ヘッダ情報再生処理は前記第1の解凍
    方式を用いた解凍処理を含み、 前記ヘッダ情報スリム化後データの前記圧縮データ本体
    を、前記第2の圧縮方式に対応する解凍方式を用いて解
    凍して再生データ本体を生成するヘッダ情報解凍部をさ
    らに有する、データ伝達システム。
  8. 【請求項8】 請求項2記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記元データは複数の元データを含み、前記ヘッダ情報
    は前記複数の元データに対応する複数のヘッダ情報を含
    み、前記データ本体は前記複数の元データに対応する複
    数のデータ本体を含み、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記複数のヘッダ情報のうち、少なくとも一つのヘッダ
    情報をスリム化して前記ヘッダ情報スリム化処理を実行
    する、データ伝達システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデータ伝達システムであ
    って、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記複数のヘッダ情報のうち一のヘッダ情報を前記スリ
    ム化ヘッダ情報として選択することにより前記ヘッダ情
    報スリム化処理を実行するヘッダ情報選択部を有し、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記スリム化ヘッダ情報と同内容の情報を前記複数のヘ
    ッダ情報に対応する複数の再生ヘッダ情報として共通に
    代替挿入することにより前記ヘッダ情報再生処理を実行
    するヘッダ情報代替挿入部を有する、データ伝達システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のデータ伝達システムで
    あって、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記複数のヘッダ情報のうち一のヘッダ情報を基準ヘッ
    ダ情報とし、他のヘッダ情報それぞれについて、前記基
    準ヘッダ情報に基づく逆算処理が可能な差分である差分
    ヘッダ情報に変換して、前記基準ヘッダ情報及び前記差
    分ヘッダ情報を前記スリム化ヘッダ情報とすることによ
    り前記ヘッダ情報スリム化処理を実行する差分ヘッダ情
    報変換部を有し、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記差分ヘッダ情報それぞれについて、前記基準ヘッダ
    情報に基づく前記逆算処理を行って復元ヘッダ情報を得
    ることにより前記ヘッダ情報再生処理を実行する差分デ
    ータ用ヘッダ情報復元部を有する、データ伝達システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のデータ伝達システムで
    あって、 前記ヘッダ情報スリム化部は、 前記複数のヘッダ情報間の共通内容である共通ヘッダ情
    報と、該共通ヘッダ情報以外の前記複数のヘッダ情報で
    ある複数の固有ヘッダ情報とを前記スリム化ヘッダ情報
    にすることにより前記ヘッダ情報スリム化処理を実行す
    るヘッダ情報共通部分抽出部を有する、データ伝達シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のデータ伝達システム
    であって、 前記ヘッダ情報再生部は、 前記スリム化ヘッダ情報の前記共通ヘッダ情報と前記複
    数の固有ヘッダ情報それぞれとを合成して前記複数の再
    生ヘッダ情報を得ることにより前記ヘッダ情報再生処理
    を実行するヘッダ情報合成部を有する、データ伝達シス
    テム。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のデータ伝達システム
    であって、 前記ヘッダ情報再生部を有しておらず、 その代わりに、前記データ処理実行部は、前記再生ヘッ
    ダ情報の前記共通ヘッダ情報と前記複数の固有ヘッダ情
    報それぞれとに基づき前記複数のデータ本体それぞれに
    対する前記データ処理を実行する、データ伝達システ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002315002A (ja) * 2001-04-13 2002-10-25 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 画像データ取得システムおよびjpeg圧縮画像データ送信方法
US7155521B2 (en) 2001-10-09 2006-12-26 Nokia Corporation Starting a session in a synchronization system
JP2016201847A (ja) * 2011-12-02 2016-12-01 キヤノン株式会社 通信装置及びその制御方法及びプログラム

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