JP2001081431A - 芯地用接着剤および接着芯地 - Google Patents

芯地用接着剤および接着芯地

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JP2001081431A
JP2001081431A JP26222599A JP26222599A JP2001081431A JP 2001081431 A JP2001081431 A JP 2001081431A JP 26222599 A JP26222599 A JP 26222599A JP 26222599 A JP26222599 A JP 26222599A JP 2001081431 A JP2001081431 A JP 2001081431A
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adhesive
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fatty acid
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Toraichi Katsube
寅市 勝部
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Asahi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャツやブラウスなどに用いられる接着芯地
用の接着剤のひとつであるポリエチレン粉体の特性を、
パウダードット製造法に対する適性に改良する。 【解決手段】 芯地用接着剤を構成する粉体の成分が、
それぞれ特定の特性を有するポリエチレン粉末(A)と
脂肪酸亜鉛微粉末(B)からなり、かつ、ポリエチレン
粉末(A)を構成する粒子の表面に脂肪酸亜鉛微粉末
(B)が分散しており、その比率が、ポリエチレン粉末
(A)の100重量部に対して脂肪酸亜鉛微粉末(B)
が0.03〜3重量部の範囲であって、かつ、該粉体の
充填速度の値が1.2g/sec以上の値を有すること
を特徴とする芯地用接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はシャツやブラウス
の襟や袖口、前立などに使用される接着芯地の接着剤お
よびその接着剤を用いた接着芯地に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、シャツやブラウスの襟や袖口、
前立などに使用される接着芯地に使用されている接着剤
のひとつに、ポリエチレン粉末がある。この接着芯地用
の接着剤に用いられるポリエチレンや接着芯地に関する
文献としては、1988年9月20日、日本ハイモ工業
株式会社発行、[接着芯地ハンドブック]ペーター・ス
ロカ著、鈴木仁子翻訳がある。また、接着芯地に関する
用語の意味についても、特に断りのない限り、該文献に
記載されているので、本文でもそれを用いる。
【0003】この他の文献の例としては、特開昭57−
21408、特開昭58−169503、特開平2−3
07982などにも記載されている。それらによれば、
ポリエチレンとしては、融点が100〜120℃の低密
度ポリエチレンに比較して、融点(溶融範囲)も125
〜140℃と比較的高く、その分染み出しや逆染み出し
が少なく、耐ドライクリーニング性や耐水洗い性に優れ
た中〜高密度ポリエチレンが使用されている。この接着
芯地用の接着剤に適した50〜200ミクロンの粒度の
ポリエチレン粉末の製造方法としては、機械粉砕による
方法の他に、直接に懸濁重合によって製造する方法が知
られている。
【0004】ポリエチレン粉末は、パウダー散布方式、
パウダードット方式、スクリーンプリント方式、ペース
トドット方式等によって芯地基布上に塗布され、樹脂粉
末の焼結処理を施し、接着芯地として既述の用途に使用
されている。なかでも凹版印刷の技術を応用したパウダ
ードット方式は、最も多く用いられている方法である。
パウダードット方式には、カラチシステムとサラディン
システム、およびその組合せがある。パウダードット方
式は、加熱したスチールロールに巻き付けて熱せられた
芯地基布にプレスロールをあてて加圧する。
【0005】プレスロールには目的に応じて形状や深
さ、単位面積当たりの数が彫り込まれた窪み(点配列モ
レットグラビヤ)があり、グラビヤロール、ドットロー
ル、窪みロールとも呼ばれている。窪みにはポリエチレ
ン粉末が充填されており、この粉末はホッパーの先端に
あるドクターから窪みに移されたものであるが、プレス
ロールが熱せられた芯地基布の上に押し当てられると、
基布表面に熔着、凝集作用が起こり、このため粉末は窪
みから基布に移る。この凝集作用に加えて、引き続き赤
外線加熱等をして点状に並んだそれぞれの粉塊の粒子を
焼結させて芯地に定着させ、冷却すれば接着芯地とな
る。
【0006】機械粉砕法や懸濁重合によっ直接製造され
たポリエチレン粉末をパウダードット方式によって芯地
基布上に塗布し、焼結処理を施す芯地の製造方法におい
て、いくつかの問題点がある。そのひとつは、塗布ミス
であり、粉末が塊になったり、ブリッジを起こしロール
の窪みに充填されなかったり、充填不足になったり、あ
るいは充填した粉末が窪みから出てこなかったりして、
接着芯地としての接着性や接着強力に欠陥を生じるとい
う問題がある。これを少なくするために、装置上ではホ
ッパー内に攪拌装置を取り付けたりしている。
【0007】また、原料上では粉末の形状を球状に近づ
けたり、粒度分布や平均粒度の制御を行い、粉体の見掛
密度や、安息角の低い粉末を製造することが特開昭57
−21408に提案されている。それによれば、粉体特
性としては嵩密度(見掛密度)が0.3〜0.55、安
息角が25〜45°、50%粒径(平均粒度)が53〜
149ミクロンの球状〜楕円状のもので、メルトインデ
ックスが1〜100g/10minのものが提案されて
いるが、そのような特徴や特性値を満たしたポリエチレ
ン粉末であっても、パウダードット方式で接着芯地を製
造しょうとすると、ロール温度や基布の送り速度、ある
いはドクターの調整などの人為的な条件調整の不具合の
他に、時として起こる原因不明のドット跳びや充填不足
からくる接着強力の不足が出ることがあった。
【0008】また、最近では新たに形態安定加工を施さ
れた表地が用いられるようになり、それに対する接着強
力が低下するという問題が生じてきた。もうひとつは、
出来上がった接着芯地において表裏(塗布有り・無し)
の光沢度が殆ど同じである場合は目視では判別しにくい
という欠点がある。この塗布面の光沢度を上げるには、
芯地の基布にとっては過酷となるが、焼結処理時の温度
を更に上げ、焼結後の樹脂が充分溶融している間に冷却
ロールに掛けて表面の平滑化を強制的に行うことで可能
である。しかし、その場合、樹脂が芯地の裏面に染み出
したり、あるいは表地との接着時に染み出したりして、
テカリが発生し易いという欠点がある。一般的なテカリ
防止については、特開昭58−169503に、プレス
ロールのドットの大きさを小さくすることが提案されて
いるが、そのためには新たにプレスロールを作らねばな
らないという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は、ポリエチ
レン粉末をパウダードット方式によって芯地基布上に塗
布し、焼結処理を施す芯地の製造方法において、新たな
指標を見出し、その基に粉末の充填特性を改良すること
によって、ドット跳びや充填不足を改善し、形態安定加
工を施された難接着表地に対しても接着強力を保持し、
焼結処理温度を上げることや強制的な平滑化処理を行わ
ずとも、表裏の目視判別が容易な芯地用接着剤および接
着芯地を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】 前記の課題は、本発明
の下記の手段によって解決される。 [1]、芯地用接着剤を構成する粉体の成分が、それぞ
れ下記の特性を有するポリエチレン粉末(A)と脂肪酸
亜鉛微粉末(B)からなり、かつ、ポリエチレン粉末
(A)を構成する粒子の表面に脂肪酸亜鉛微粉末(B)
が分散しており、その比率が、ポリエチレン粉末(A)
の100重量部に対して脂肪酸亜鉛微粉末(B)が0.
03〜3重量部の範囲であって、かつ、該粉体の充填速
度の値が1.2g/sec以上の値を有することを特徴
とする芯地用接着剤。
【0011】上記のポリエチレン粉末(A)は、エチレ
ン単独重合体または/およびエチレンーαオレフィン共
重合体であって、そのメルトインデックス値が1〜30
g/10min、融点が125〜140℃、粉末の粒度
が40〜180ミクロンの範囲に90重量%以上あり、
その平均粒度が50〜150ミクロンのものである。上
記の脂肪酸亜鉛微粉末(B)は、炭素数が12〜22の
飽和または/および不飽和の脂肪酸の亜鉛塩の単独微粉
末またはそれを主成分とするものであって、その透明融
点が115〜135℃で、平均粒度は10ミクロン以下
のものである。
【0012】[2] 接着芯地に使用されている芯地用
接着剤が、上記の[1]項に記載の芯地用接着剤であっ
て、塗工方法がパウダードット方式で塗工されされたも
のであり、かつその接着芯地の塗工面の光沢度が8−3
0%であることを特徴とする接着芯地。以下に、本発明
を構成する接着剤成分の必要特性とその作用、またそれ
を用いた接着芯地について更に具体的に記述する。
【0013】接着芯地に用いられている基布について
は、本発明では特に制限はなく、いずれのものでも使用
できる。例えば平織の、綿100%の織物、T/C(ポ
リエステル/綿のたて糸/よこ糸の混紡品)織物、ポリ
エステル100%織物などがあげられ、なかでもT/C
織物は風合いと収縮のバランスが良いため、接着芯地の
基布として多く用いられており、本発明の効果の確認の
標準生地としても用いている。このT/C基布の光沢度
は、4〜6%の範疇であり、表裏(塗布有り・無し)の
光沢度を2%以上変えることで、通常は目視での判別は
容易となる。この塗布面の光沢度を上げるには、従来は
焼結処理温度を上げ、焼結後の樹脂が充分溶融している
間に冷却ロールに掛けて表面の平滑化を強制的に行うこ
とは既述した。もう一方では、ブラウスやワンピースな
どの表生地が薄いものに対しては、接着芯地の光沢が高
すぎると、それがテカリとして、透けて見えるので、光
沢度は30%程度が上限とされる。
【0014】本発明に用いるポリエチレンの特性値とし
て限定したメルトインデックス値の範囲は、1〜30g
/10min、融点は125〜140℃の範囲であり、
このポリエチレン粉末を単独で焼結したときの光沢度
は、10〜30%程度の値となるものである。つまり、
このポリエチレン自体の光沢度を保持しながら、時とし
て起こる原因不明のドット跳びや充填不足からくる接着
強力の欠点を解決できる手段を講じれば良いことにな
る。
【0015】この様な観点から、本発明では特にパウダ
ードット方式に用いるポリエチレン粉体のプレスロール
への充填特性を改良でき、かつその粉体をを焼結したと
き製品としての光沢度を低下させず、接着芯地としての
性能を保持できる、粉体特性の改良剤の探索と組合せ等
について研究した。本発明の芯地用接着剤を構成するポ
リエチレン粉末(A)は、エチレン単独重合体または/
およびエチレンと炭素数が3〜10のαオレフィンとの
共重合体である。αオレフィンとの共重合体は、既に知
られているように樹脂の融点を下げ、また接着芯地とし
たときの柔軟性や風合いを持たせるのに効果的であり、
耐洗濯堅牢性を向上させる効果がある。次に、JIS
K7120法による190℃、2.16kg荷重による
メルトインデックス値が1〜30g/10min、特に
好ましくは5〜25のものである。
【0016】樹脂の融点は、JIS,K7121法によ
る10℃/miinの速度で昇温したときの主ピークの
温度(以下、融点という)が125〜140℃のもの、
更に好ましくは125〜135℃のものである。この特
性値は、芯地基布上で樹脂が溶けたときに適度な溶融粘
度となる指標値である。例えば、通常の木綿糸/ポリエ
ステル糸からなるT/C=65/35基布に対しては、
上記の範囲においてメルトインデックス値が低めのもの
を用い、形態安定加工が施された芯地基布に対しては、
メルトインデックス値が高めのものを用いる。そうする
ことによって形態安定加工を施された難接着表地に対し
ても適度に樹脂が染み込み、そのアンカー効果によって
接着強力を保持し、また必要以上に樹脂樹脂の溶融粘度
が下がることによる芯地の裏面への染み出し、表地との
接着時の染み出しによるテカリの発生を防ぐ。なお、樹
脂の密度(JIS,K7112測定法による)について
は、その値が低い方が、焼結完了時の光沢度は高くな
る。
【0017】接着芯地用の接着剤としては、本発明にお
いても、粒度が40〜180ミクロンのポリエチレン粉
末が用いるが、このポリエチレン粉末の好ましい形状は
球状である。樹脂ペレットを機械的に粉砕したものは、
樹脂の融点よりほんの少し低い温度で攪拌・摩砕処理し
て丸い形状に仕上げたものが良い。懸濁重合によっ直接
製造されたポリエチレン粉末は、ほぼ球状をしているの
で、そのまま利用できる。これらの粉末の粒度はJI
S,K6069法による篩分級試験において、粒度分布
を測定し、その累積分布の50重量%の粒度を平均粒度
と称する。
【0018】塗工方法がパウダードット方式では、粉末
に微粉が多いと、粒子同志の摩擦が大きくなり、プレス
ロールの窪みへの充填性が損なわれ易く、また芯地基布
に塗布したときに目地から裏面へ抜け出す。粒度が大き
すぎると、粉末の見掛密度が小さくなり、プレスロール
の窪みへの充填量が少なくなることによる接着強力の低
下を招く。これらの欠点を防ぐためには、粉末の最低限
の条件として、その粒度が40〜180ミクロンの範囲
に90重量%以上で、その平均粒度が50〜150ミク
ロンの範囲にあること、更に好ましくは粒度が50〜1
50ミクロンの範囲に90重量%以上あり、平均粒度が
70〜120ミクロンの範囲ものである。
【0019】特開昭57−21408に提案されている
ポリエチレン粉末の特性としてとして示された、嵩密度
(見掛密度)、安息角、50%粒径(平均粒度)、形
状、メルトインデックス範囲、およびその値は本発明を
なすにあたっても大いに参考となるものであった。しか
しながら、上記の特性を満足する球状のポリエチレン粉
末であっても、プレスロールの窪みへの充填性などにお
いては充分ではなかった。 つまり、現実にはプレスロ
ールは、およそ20m/minといった速い速度で回転
しており、その間にホッパー下部の開口部からプレスロ
ールに彫られた多くの小さな窪みへ粉末が充填されねば
ならないということに対しては、必ずしも十分な特性で
はなかったと思われる。特に平均粒度が小さい粉末ほど
粒子同志の接触点が増え、摩擦も大きいために、粉体の
流動性が低下することによるプレスロールの窪みへの充
填不足が生じ易かった。
【0020】これを改善するために本発明においては、
ポリエチレン粉末(A)を構成する粒子の表面に、脂肪
酸亜鉛微粉末(B)を分散させることで、ポリエチレン
粉末の粒子同志の摩擦を改善し、プレスロールの窪みへ
の充填性を向上させることができた。本発明における、
脂肪酸亜鉛微粉末(B)は、炭素数が12〜22の飽和
または/および不飽和の脂肪酸の亜鉛塩の単独微粉末ま
たはそれを主成分とするものであって、その透明融点と
いう特性項目と値を限定したもうひとつの重要な理由
は、接着芯地の製造方法が、パウダードット方式である
場合に、出来上がりの接着芯地の塗工面の光沢度をJI
S,K7105による測定方法において60°鏡面光沢
度を8〜30%となるようにして、塗工面と非塗工面の
目視判定を容易にするためである。飽和または/および
不飽和の脂肪酸亜鉛塩としては、ラウリン酸亜鉛、ミリ
スチン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、パルミチン酸亜鉛、ベ
ヘニン酸亜鉛などの単独または混合物があげられる。
【0021】本発明ではこのもののJIS,K3341
法による融点(透明融点)の測定値が115〜135℃
の範囲にあるものが、出来上がりの接着芯地の塗工面の
光沢度を低下させない組合せとなることを見出した。本
発明においては、この脂肪酸亜鉛微粉末の融点がポリエ
チレンの融点より高い方にかけ離れていると、通常の焼
結温度では出来上がり接着芯地の塗工面の光沢が8未満
となり、低い方にかけ離れているとホッパー内で溶け
て、粉体特性を損ない、後述の粉体の充填速度を損な
う。
【0022】本発明に用いる脂肪酸亜鉛微粉末(B)で
あれば、ポリエチレン粉末(A)の摩擦低減や充填速度
向上、光沢の維持等に効果が発現する。ポリエチレン粉
末(A)の100重量部に対する脂肪酸亜鉛微粉末
(B)の添加量は0.03重量部以上、好ましくは0.
05重量部以上、特に好ましくは0.1重量部以上であ
る。この下限の添加量はポリエチレン粉末の粒径、つま
り粉体全体の表面積によって決まる。用いるポリエチレ
ン粉末の粒度が40〜180ミクロンの範囲に95重量
%以上あり、その平均粒度が50〜150ミクロンの範
囲にあるのものに対する脂肪酸亜鉛微粉末の最低の添加
量は、0.03重量部以上であり、最大の添加量は3重
量部、通常は1重量部あれば充分である。添加量の過剰
は接着性や接着強力を損なう。
【0023】次に本発明において重要なことは、ポリエ
チレン粉末(A)を構成する粒子の表面に脂肪酸亜鉛微
粉末(B)が分散している(まぶされている)ことであ
る。これを均等かつ効果的に分散させるには、脂肪酸亜
鉛の平均粒度は10ミクロン以下のなるだけ微粉末であ
るものが好ましい。より好ましくは0.05〜5ミクロ
ン程度のものである。この平均粒度の測定方法は、Co
ulter,cunter,Methodまたは電子顕
微鏡による。
【0024】ポリエチレン粉末(A)を構成する粒子の
表面への脂肪酸亜鉛微粉末(B)の分散方法としては一
般的なブレンダーやミキサーと呼ばれる機械を用いて攪
拌混合すれば良いし、場合によっては双方を更に簡易な
容器や袋に入れて、人力で振り混ぜて分散させたもので
あっても良い。次に、本発明ではこうして得られた粉体
の充填速度の値が1.2g/sec以上でなければなら
ない。この充填速度は、JIS,K6721法で測定し
た見掛密度の値(単位:g/cc)と、該測定装置の規
定の漏斗から100ccの粉体が流出する速度をストッ
プウォッチで計測し、その測定値を粉体の流動速度(単
位:sec/100cc)としたとき、充填速度(単
位:g/sec)={見掛密度(g/cc)÷流動速度
(sec/100cc)}×100として計算した値で
ある。尚、見掛密度や流動速度の測定は、測定試料の粉
体が帯電している場合は、除電して行うこととする。
【0025】芯地用接着剤として適した粉体は、この充
填速度の値が1.2g/sec以上、更に好ましくは、
1.3g/sec以上であるという特性値を満たすこと
によって、パウダードット方式で、嵩密度や安息角とい
った指標では判らなかった、粉末の流動し易さ(単位時
間当たりの流動量、すなわち、充填速度)が不足したこ
とによるドット跳びや充填不足を改善し、それによる接
着強力の不足や低下が改善される。
【0026】この他に、ポリエチレン粉末には一般的に
配合される熱安定剤や滑剤、あるいは目的によっては、
粉体顔料や造核剤などの粉末が添加されることもある
が、脂肪酸亜鉛微粉末(B)が50重量%以上、好まし
くは60重量%以上を占めるものであれば、本発明に対
する悪影響は出ないか、または少なかった。場合によっ
ては、造核剤の併用は光沢度の低いポリエチレン粉末の
焼結後の光沢度を向上させる効果が認められた。
【0027】これまでに述べたことにおいて、本発明の
芯地用接着剤として、特に重要なことは、ポリエチレン
粉末(A)を構成する粒子の表面に脂肪酸亜鉛微粉末
(B)が分散している(まぶされている)ことであり、
かつ、該粉体の充填速度の値が1.2g/sec以上の
特性値を有することである。本発明の芯地用接着剤を、
パウダードット方式の接着芯地製造用の接着剤原料とし
て用いれば、従来の原料や製造条件に起因した問題点の
多くを改善できるものとなる。
【0028】従って、パウダードット方式の接着芯地の
製造においても、焼結処理温度を更に上げて、焼結後の
樹脂が充分溶融している間に冷却ロールに掛けて表面の
平滑化を強制的に行うといったことも必要でなくなる
し、ドットの小さいプレスロールを新たに作らなくとも
済む。つまり、特別な装置や製造条件を変更せずとも表
裏(塗布あり、塗布無し)の目視判別が容易で、難接着
表地に対しても接着強力を保持し、テカリの少ない接着
芯地が得られる。
【0029】以上に述べたように、本発明の効果として
は、ポリエチレン粉末をパウダードット方式によって芯
地基布上に塗布し、焼結処理を施す芯地の製造方法にお
いて、原料粉末ポリエチレンの粉体特性について新たな
指標を見出し、その基に粉末の充填特性を改良すること
によって、それに起因するドット跳びや充填不足を改善
し、形態安定加工を施された難接着表地に対しても接着
強力を保持し、焼結処理温度を上げることや強制的な平
滑化処理を行わずとも、表裏の目視判別が容易な芯地用
接着剤および接着芯地を提供することを可能とした。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、更に具体的な実施例のい
くつかを上げて、本発明を説明する。ここで用いるポリ
エチレン粉末として、直接に懸濁重合によって製造され
た無添加品の、ほぼ球状をしたポリエチレンの粉末を2
種類(これを、A−1とA−2として表示する)用意し
た。A−1は、メルトインデックスが8g/10mi
n、密度(JIS,K7112測定法による)が0.9
5g/cc、融点が128℃のエチレンとブテンー1の
コポリマーである。この粉体の粒度分布は、250μ全
通で、〜175μオンが3%、〜150μオンが8%、
〜100μオンが52%、〜75μオンが25%、〜5
0μオンが8%、〜43μオンが2%、43μパスが2
%(合計100%)であり、平均粒度は112ミクロン
である。
【0031】A−2は、メルトインデックスが17.5
g/10min、密度が0.965g/cc、融点が1
35℃のコポリマーである。この粉体の粒度分布は、2
50μ全通で、〜175μオンが0.5%、〜150μ
オンが2%、〜100μオンが25%、〜75μオンが
45%、〜50μオンが12%、〜43μオンが5%、
43μパスが3.5%(合計100%)であり、平均粒
度は85ミクロンである。
【0032】
【実施例1】
【比較例1〜8】ポリエチレンとして、A−2を用い
た。このそれぞれの100重量部に対して、平均粒度が
0.05から5μの各種の滑剤微粉末、;ステアリン
酸バリウム、;ステアリン酸リチウム、;ステアリ
ン酸カルシゥム、;ステアリン酸マグネシウム、;
アルミニウム・モノ・ステアレート、;アルミニウム
・トリ・ステアレート、;ステアリン酸、;ステア
リン酸亜鉛を0.2重量部加え、ミキサーで混合・分散
させた。得られた粉体、およびA−2単独粉体の見掛密
度、流動速度、およびその値から算出された充填速度を
表1に記載した。次にこの粉体の焼結品の光沢度を測定
する試料を作成した。その方法としては、15cm*3
0cm*2mmtのアルミニウム板(試料台)上に、4
cm*4cmの穴を開けた0.7mm厚みのボール紙
(スペーサー)を置いて、そこに粉体を均等にドクター
で充填し、9分30秒±15秒で槽内に入れた試料台が
昇温するように制御された熱風循環乾燥機内(180
℃)に入れて、焼結を行わせる。
【0033】その試料台が150℃(実際の接着芯地製
造における焼結温度に相当する温度)になった時点で室
内(室温20〜30℃)に取り出し、放冷する。焼結し
たシート状の試料を剥がし、光沢度測定に用いる。光沢
度の測定面は、フリーになっている面(アルミニウム板
に接していない面)で行う。上記の各種試料の光沢度を
表1に記載した。この添加量においては、充填速度およ
び光沢度ともに良好であったのは、ここではステアリン
酸亜鉛をポリエチレン粉末の粒子表面に分散させた粉体
のみであった。
【0034】
【実施例2〜8】
【比較例9〜16】ポリエチレンとして、A−2を用い
た。このそれぞれの100重量部に対して、各種の滑剤
微粉末、前記の;ステアリン酸リチウム、;ステア
リン酸カルシゥム、;ステアリン酸マグネシウム;
ステアリン酸亜鉛を表2に記載した重量部加え、ミキサ
ーで混合・分散させた。得られた粉体、およびA−2単
独粉体の見掛密度、流動速度、およびその値から算出さ
れた充填速度を表2に記載した。次にこの粉体の焼結品
の光沢度を測定する試料を実施例1に記載した方法で作
成した。ただし、実際の接着芯地製造における焼結温度
に相当する温度である試料台が150℃(乾燥機温度1
80℃)条件以外に、それより低い温度である試料台が
140℃(乾燥機温度が168℃)、逆に高い温度であ
る試料台が160℃(乾燥機温度が195℃)、過酷な
温度である試料台が180℃(乾燥機温度が220℃)
で行った。
【0035】この時の乾燥機内温度および風速は、挿入
時間が9分30秒±15秒で所定の試料台温度になるよ
うに制御されている。所定の試料台温度になった時点で
室内(室温20〜30℃)に取り出し、放冷する。焼結
したシート状の試料を剥がし、光沢度測定に用いる。光
沢度の測定面は、フリーになっている面(アルミニウム
板に接していない面)で行う。上記の各種試料の光沢度
を表2に記載した。表記の添加量においては、充填速度
および140〜150℃で光沢度ともに良好であったの
は、ここではステアリン酸亜鉛をポリエチレン粉末の粒
子表面に分散させた粉体のみであった。
【0036】
【実施例9〜11】
【比較例17〜19】ポリエチレンとして、A−1、A
−2の単独と両者の1対1混合品を準備した。このそれ
ぞれの100重量部に対して、無添加、前記の;ステ
アリン酸カルシゥム、;ステアリン酸亜鉛を0.25
重量部加え、ヘンシェルミキサーで混合・分散させた。
得られた粉体、および単独粉体の見掛密度、流動速
度、およびその値から算出された充填速度および焼結品
の光沢度を表3に記載した。次に、参考として、この粉
体を実際の接着芯地製造における散布方式に相当する方
法で、芯地基布(T/C=65/35平織り#16、基
布の光沢度は4.3%)上に、均等に30g/m2とな
るよう散布し、熱風循環乾燥機内(180℃)に入れ
て、9分30秒間槽内に入れて焼結を行わせた。取り出
した後は、室温25℃で放冷した。得られた接着芯地の
塗布面の光沢度を測定した。
【0037】次に、一般の表地(T/C=65/35#
40単糸)、及びT/C=65/35の形態安定加工表
地(難接着表地)を準備し、この夫々の表地と該接着芯
地を重ねて、圧力2kg/cm2、ヒーター温度150℃
で10秒間のプレス接着加工をした。そのものから、J
IS,L1089;5.10衣料用接着布試験方法(剥
離強さ)に準じて、剥離試験用に1インチ幅の剥離試験
片を切り出して、100mm/minの速度で引き剥が
したときの強度を接着強力とした。これらのデーターを
合わせて表3に記載した。実施例のものは比較例に比べ
て、光沢度、接着強力ともに良好であった。
【0038】
【実施例12〜14】
【比較例20〜22】パウダードット方式のサラディン
システム芯地製造機を用いて接着芯地を製造した。接着
芯地基布はT/C=65/35平織り#16、基布の光
沢度は4.3%である。接着剤は、実施例9〜11で得
られた粉体であり、これを順に芯地接着剤原料(a−
1)〜(aー3)、比較例17〜19で得られた粉体を
順に芯地接着剤原料(bー1)〜(b−3)とした。
【0039】芯地製造における基布の送り速度は20m
/min、グラビアロールに彫られたドット数は36*
36/in2、温度は90℃、バックアップロール温度
は220℃、後加熱は赤外線ヒーターである。比較例2
0の接着剤の散布量は32g/cm2 、その他はドクタ
ー角度を調整して、充填性や接着強力の優劣がより発現
し易くするために、散布量を減じて、27g/cm2
した。このときの原料ホッパーからのグラビアロールへ
の原料粉体の供給性と得られた接着芯地のドットの安定
性を定性的に観察した。また、得られた接着芯地の光沢
度、および該接着芯地とT/C=65/35の形態安定
加工表地(難接着表地)との接着性を調べた。この時の
接着加工条件は、圧力2kg/cm2 、ヒーター温度1
60℃で15秒間のプレス接着加工である。そのものか
ら、1インチ幅の剥離試験片を切り出して、100/m
inの速度で引き剥がしたときの強度を接着強力を測定
し、接着剤1g当たりの接着強力に換算して比較した。
これらのデーターを合わせて表4に記載した。実施例の
ものは比較例に比べて、接着芯地製造時の安定性、光沢
度ともに良好であった。また、難接着表地との接着強力
については付着樹脂量を減らしたにもかかわらず、良好
な結果であった。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】
【0044】
【発明の効果】本発明は、ポリエチレン粉末をパウダー
ドット方式によって芯地基布上に塗布し、焼結処理を施
す芯地の製造方法において、特定の添加剤と処方によっ
て、ポリエチレン粉末の充填特性を改良し、充填ミスに
よるドット跳びや充填不足を改善し、焼結処理温度を上
げることや強制的な平滑化処理を行わずとも、適度な光
沢度を発現させられ、表裏の目視判別が容易な芯地用接
着剤および接着芯地を提供する。また、形態安定加工を
施された難接着表地に対しても接着強力を保持し、接着
芯地としての性能も実用上十分な性能を有するものとな
る芯地用接着剤および接着芯地を提供できる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯地用接着剤を構成する粉体の成分が、
    それぞれ下記の特性を有するポリエチレン粉末(A)と
    脂肪酸亜鉛微粉末(B)からなり、かつ、ポリエチレン
    粉末(A)を構成する粒子の表面に脂肪酸亜鉛微粉末
    (B)が分散しており、その比率が、ポリエチレン粉末
    (A)の100重量部に対して脂肪酸亜鉛微粉末(B)
    が0.03〜3重量部の範囲であって、かつ、該粉体の
    充填速度の値が1.2g/sec以上の特性値を有する
    ことを特徴とする芯地用接着剤。上記のポリエチレン粉
    末(A)は、エチレン単独重合体または/およびエチレ
    ンーαオレフィン共重合体であって、そのメルトインデ
    ックス値が1〜30g/10min、融点が125〜1
    40℃、粉末の粒度が40〜180ミクロンの範囲に9
    0重量%以上あり、その平均粒度が50〜150ミクロ
    ンのものである。上記の脂肪酸亜鉛微粉末(B)は、炭
    素数が12〜22の飽和または/および不飽和の脂肪酸
    の亜鉛塩の単独微粉末またはそれを主成分とするもので
    あって、その透明融点が115〜135℃で、平均粒度
    は10ミクロン以下のものである。
  2. 【請求項2】 接着芯地に使用されている芯地用接着剤
    が、特許請求項1に記載の芯地用接着剤であって、塗工
    方法がパウダードット方式で塗工されたものであり、か
    つその接着芯地の塗工面の光沢度が8〜30%であるこ
    とを特徴とする接着芯地。
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