JP2001080914A - 炭素材料及びその製造方法、並びに非水電解質電池及びその製造方法 - Google Patents

炭素材料及びその製造方法、並びに非水電解質電池及びその製造方法

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JP2001080914A
JP2001080914A JP25809799A JP25809799A JP2001080914A JP 2001080914 A JP2001080914 A JP 2001080914A JP 25809799 A JP25809799 A JP 25809799A JP 25809799 A JP25809799 A JP 25809799A JP 2001080914 A JP2001080914 A JP 2001080914A
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negative electrode
carbon material
film
positive electrode
carbon
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JP25809799A
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English (en)
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Hisashi Kajiura
尚志 梶浦
Eiji Endo
英司 遠藤
Ryuichiro Maruyama
竜一郎 丸山
Shinichiro Yamada
心一郎 山田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 負極活物質として窒素が添加された炭素材料
を負極とする放電容量が向上された電池を提供する。 【解決手段】 ポリイミドフイルムを一対の黒鉛板に挟
みフイルムの変形、延いては結晶構造の乱れを抑へて
3.0×10Pa以下の窒素加圧下で、800〜10
00℃で焼結した。得られた炭素を負極活物質として電
池を作成する。電池は窒素添加炭素材を粉砕し結合剤及
びN−メチル−2−ピロリドンを加へてペースト状とし
成形乾燥炭素材料シートを作成し、打抜き加工し負極2
とした。正極4は金属リチウムを打抜いて作成した。正
極4・負極2は夫々正極缶5、負極缶3に収容しセパレ
ーター6で分離され、非水電解液を注入して放電容量の
向上された電池を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒素を含有する炭
素材料及びその製造方法に関する。また、本発明は、そ
の炭素材料を用いた非水電解質電池及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】炭素材料を負極とする非水電解液二次電
池が、特開昭62−90863号公報、特開昭62−1
22066号公報等に提案されている。この二次電池
は、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池や鉛蓄
電池と比較して高いエネルギー密度を実現出来るものと
して盛んに研究開発が進められている。このような非水
電解液二次電池において、高性能負極材料の性能が二次
電池の性能に大きな影響を及ぼす。そのため、高エネル
ギー密度の電池を実現するためには、大きなLiのドー
プ・脱ドープ容量を示す負極材料の開発が必要となる。
【0003】大きなLiのドープ・脱ドープ容量を示す
負極材料として、炭素材料中にホウ素或いは窒素などの
異種元素を共存させた負極材料が提案されている。ここ
では、窒素を共存させた炭素材料について説明する。
【0004】まず、W.J.Weydanzらは、炭素原子で構成
されたネットワークの一部を窒素で置換した炭素材料を
CVD法で作製しその充放電特性を評価している(J.El
ectrochem.Soc.,141,p.900-907)。この炭素材料の窒素
含有量は5.65重量%又は8.37重量%で、そのと
きの放電容量は446mAh/gとある。
【0005】また、伊藤修二らは、炭素原子で構成され
たネットワークの一部を窒素で置換した炭素材料をCV
D法で作製し、その充放電特性を評価している(電気化
学 64巻(1996) p.1180-1184)。C7.3Nの組成で507
mAh/gの放電容量(但し、3Vでカットオフしたと
きの値)。しかし、上記CVD法はコストがかかるこ
と、大量合成ができないなどの問題点が挙げられる。
【0006】また、特開平9−21317号公報には、
硫黄、酸素又は窒素のうち少なくとも1種を含有する炭
素材料について述べられている。しかし、この炭素材料
は放電容量が最高でも332mAh/gと黒鉛よりも小
さい値しか得られていない。
【0007】また、中野剛らは、カプトンフィルムを原
料にした窒素含有炭素の電池特性を報告している(電気
化学学会年会(1997 秋)2A29)。この窒素含有炭素で
は505mAh/g程度の放電容量が得られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、炭素
材料の一部に、ホウ素や窒素などの異種元素を添加した
炭素材料についての発表はこれまでにもいくつかなされ
ている。
【0009】しかしながら、ホウ素を添加した炭素材料
では放電容量の増加といった効果が得られているが、窒
素を添加した炭素材料では、放電容量の増加については
ホウ素を添加したものほどの効果は得られていない。
【0010】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
提案されたものであり、窒素が添加された炭素材料であ
って、放電容量を向上させた炭素材料及びその製造方
法、並びにその炭素材料を用いて構成された非水電解質
電池及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の炭素材料は、水
素原子数に対する炭素原子数の比が2.8以上、6.9
以下の範囲であり、かつ窒素原子数に対する水素原子数
の比(H/N)が2.6以上、4.5以下の範囲であ
り、かつX線回折により求められる(002)面の面間
隔が0.348nm以上、0.366nm以下の範囲で
あることを特徴とする。
【0012】上述したような本発明に係る炭素材料で
は、炭素ネットワークがリチウムイオンのドープ・脱ド
ープに適したものとなり、リチウムイオンのドープ・脱
ドープが効果的に行われる。
【0013】また、本発明の炭素材料の製造方法は、窒
素を含有する有機化合物からなるフィルムを加圧下で焼
成する焼成工程を有し、上記焼成工程においては、上記
フィルムを一対の平板で挟むことにより、当該フィルム
を加圧することを特徴とする。
【0014】上述したような本発明に係る炭素材料の製
造方法では、リチウムイオンのドープ・脱ドープに適し
た炭素ネットワークを有する炭素材料が得られる。
【0015】本発明の非水電解質電池は、負極活物質と
して炭素材料を有する負極と、正極活物質を有する正極
と、非水電解質とを備え、上記炭素材料は、水素原子数
に対する炭素原子数の比が2.8以上、6.9以下の範
囲であり、かつ窒素原子数に対する水素原子数の比が
2.6以上、4.5以下の範囲であり、かつX線回折に
より求められる(002)面の面間隔が0.348nm
以上、0.366nm以下の範囲であることを特徴とす
る。
【0016】上述したような本発明に係る非水電解質電
池では、炭素材料の炭素ネットワークがリチウムイオン
のドープ・脱ドープに適したものとなり、リチウムイオ
ンのドープ・脱ドープが効果的に行われる。そして、こ
のような炭素材料を負極活物質として用いた本発明の非
水電解質電池は充放電容量が向上する。
【0017】本発明の非水電解質電池の製造方法は、負
極活物質として炭素材料を有する負極と、正極活物質を
有する正極と、非水電解質とを備えた非水電解質電池の
製造方法であって、上記炭素材料を得るに際し、窒素を
含有する有機化合物からなるフィルムを加圧下で焼成す
る焼成工程を有し、上記焼成工程において、上記フィル
ムを一対の平板で挟むことにより、当該フィルムを加圧
することを特徴とする。
【0018】上述したような本発明に係る非水電解質電
池の製造方法では、リチウムイオンのドープ・脱ドープ
に適した炭素ネットワークを有する炭素材料が得られ
る。
【0019】そして、このような炭素材料を負極活物質
として用いることで、充放電容量を向上させた非水電解
質電池が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明を適用して製造される非水
電解液電池の一構成例を図1に示す。この非水電解液電
池1は、負極2と、負極2を収容する負極缶3と、正極
4と、正極4を収容する正極缶5と、正極4と負極2と
の間に配されたセパレータ6と、絶縁ガスケット7とを
備え、負極缶3及び正極缶5内に非水電解液が充填され
てなる。
【0021】負極2は、負極集電体上に負極活物質を含
有する負極活物質層が形成されてなる。負極活物質とし
ては、リチウムをドープ、脱ドープ可能な炭素材料が用
いられる。
【0022】ここで、本発明の非水電解液電池1の負極
活物質として用いられる炭素材料は、水素原子数に対す
る炭素原子数の比(C/H)が、2.8以上、6.9以
下の範囲であり、かつ窒素原子数に対する水素原子数の
比(H/N)が、2.6以上、4.5以下の範囲とされ
ている。さらに、この炭素材料は、X線回折により求め
られる(002)面の面間隔が、0.348nm以上、
0.366nm以下の範囲とされている。
【0023】組成比、物性が上記のように規定された炭
素材料は、炭素ネットワークがリチウムイオンのドープ
・脱ドープに適したものとなり、リチウムイオンのドー
プ・脱ドープを効果的に行うことができる。そして、こ
のような炭素材料を負極活物質として用いることで、非
水電解質電池1の充放電容量を向上することができる。
なお、このような炭素材料の製造方法については、後に
説明する。
【0024】また、負極集電体としては、例えば銅箔等
が用いられる。また、負極活物質層に含有される結合剤
としては、この種の非水電解液電池の負極活物質層の結
合剤として通常用いられている公知の樹脂材料等を用い
ることができる。
【0025】負極缶3は、負極2を収容するものであ
り、また、非水電解液電池1の外部負極となる。
【0026】正極4は、正極集電体上に、正極活物質を
含有する正極活物質層が形成されてなる。正極集電体と
しては、例えばアルミニウム箔等が用いられる。また、
リチウム金属箔をそのまま用いることもできる。
【0027】正極活物質としては、例えばLixMO2
一般式で表されるリチウム複合酸化物等が挙げられる。
なお、Mは一種以上の遷移金属であり、xは通常0.0
5≦x≦1.10の範囲内の値である。
【0028】上記リチウム複合酸化物を構成する遷移金
属Mとしては、コバルト(Co),ニッケル,(Ni)
又はマンガン(Mn)のうち少なくとも1種であること
が好ましい。リチウム複合酸化物の具体例としては、L
iCoO2,LiNiO2,LixNiyCo1-y2(xお
よびyの値は電池の充放電状態によって異なり、通常、
0<x<1、0.7<y<1.0である。)あるいはL
iMn24などが挙げられる。
【0029】正極活物質層に含有される結合剤として
は、この種の非水電解液電池の正極活物質層の結合剤と
して通常用いられている公知の樹脂材料等を用いること
ができる。
【0030】正極缶5は、正極4を収容するものであ
り、また、非水電解液電池1の外部正極となる。
【0031】セパレータ6は、正極4と、負極2とを離
間させるものであり、この種の非水電解液電池のセパレ
ータとして通常用いられている公知の材料を用いること
ができ、例えばポリプロピレンなどの高分子フィルムが
用いられる。また、リチウムイオン伝導度とエネルギー
密度との関係から、セパレータの厚みはできるだけ薄い
ことが必要である。具体的には、セパレータの厚みは例
えば50μm以下が適当である。
【0032】絶縁ガスケット7は、負極缶3に組み込ま
れ一体化されている。この絶縁ガスケット7は、負極缶
3及び正極缶5内に充填された非水電解液の漏出を防止
するためのものである。
【0033】非水電解液としては、非プロトン性非水溶
媒に電解質を溶解させた溶液が用いられる。
【0034】非水溶媒としては、例えばプロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネート、ブチレンカーボネー
ト、ビニレンカーボネート、γ−ブチルラクトン、スル
ホラン、1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキ
シエタン、2−メチルテトラヒドロフラン、3−メチル
1,3−ジオキソラン、プロピオン酸メチル、酪酸メチ
ル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ
プロピルカーボネート等を使用することができる。特
に、電圧安定性の点からは、プロピレンカーボネート、
ビニレンカーボネート等の環状カーボネート類、ジメチ
ルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジプロピルカ
ーボネート等の鎖状カーボネート類を使用することが好
ましい。また、このような非水溶媒は、1種類を単独で
用いてもよいし、2種類以上を混合して用いてもよい。
【0035】また、非水溶媒に溶解させる電解質として
は、例えば、LiPF6、LiClO4、LiAsF6
LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22
のリチウム塩を使用することができる。これらのリチウ
ム塩の中でも、LiPF6、LiBF4を使用することが
好ましい。
【0036】ここで、上述したような本発明の非水電解
質電池1の負極活物質として用いられている炭素材料の
製造方法について説明する。
【0037】まず、上述したように、一部にホウ素や窒
素などの異種元素を添加した炭素材料については、これ
までにもいくつかの報告がなされている。
【0038】しかしながら、ホウ素を添加した炭素材料
では放電容量の増加といった効果が得られているが、窒
素を添加した炭素材料では、放電容量の増加については
ホウ素を添加したものほどの効果は得られていない。
【0039】また、栗田典之は、分子軌道計算により、
グラファイトシートの一部をホウ素置換した場合には、
Liからの電子を受け取りやすいLUMO(最低非占有
軌道)が形成されるが、窒素置換した場合では、LUM
Oのエネルギーはほとんど変化しないと報告している
(炭素 1998(No.185)p.266-271)。
【0040】しかし、本発明者らは、同じ材料でも充放
電の方法を変化すれば容量の向上が見られることなどか
ら、LUMOのエネルギー変化と充放電容量との関係は
明らかなものではないとの観点にたち、窒素を含有した
炭素材料でも適当な方法で合成し、適当な方法で充放電
を行えば、一部が窒素置換された炭素材料においても、
容量の向上を図ることができるのではないかと考えた。
【0041】そこで、本発明者らは、窒素を含有する有
機化合物から炭素材料を合成し、その充放電挙動を調べ
た。そして、鋭意検討の結果、本発明者らは、容量の向
上を図ることができる、一部が窒素置換された炭素材料
の製造方法を見出すことに成功した。
【0042】すなわち、本発明の炭素材料の製造方法
は、窒素を含有する有機化合物からなるフィルムを、不
活性雰囲気中、加圧下で焼成するものである。
【0043】上記窒素を含有する有機化合物としては、
窒素を含有する有機化合物であればいずれも使用可能で
あるが、特に、化1で示される構造のポリイミドを用い
ることが好ましい。
【0044】
【化1】
【0045】また、フィルムを加圧するには、フィルム
を一対の平板で挟むことにより当該フィルムに圧力を加
えればよい。すなわち、加圧の目的は、フィルムを焼成
する際に、当該フィルムの反り等の変形を抑えることに
ある。焼成時にフィルムが変形すると、当該変形した部
分の結晶構造が乱れたものになってしまう。フィルムを
焼成する際の、フィルムの変形を抑えることで、得られ
る炭素材料の構造を制御することができる。構造を制御
することで、リチウムのドープ・脱ドープに好適な炭素
ネットワークが形成され、容量の向上を図ることが可能
な炭素材料を得ることができる。
【0046】そして、フィルムを一対の平板で挟むこと
によりフィルムにかかる圧力は、2.0×102Pa以
上、3.0×102Pa以下の範囲とすることが好まし
い。圧力が2.0×102Paに満たないと、フィルム
を焼成する際に、フィルムの変形を十分に抑えることが
できない。また、圧力が3.0×102Paを越える
と、フィルムの結晶構造、ひいては得られる炭素材料の
構造を押しつぶすかたちとなり、リチウムのドープ・脱
ドープに好適な炭素ネットワークを形成することができ
ない。
【0047】また、フィルムの焼成温度は、800℃以
上、1000℃以下の範囲とすることが好ましい。フィ
ルムを800℃よりも低い温度で焼成すると、水素原子
数に対する炭素原子数の比(C/H)が小さくなってし
まうほか、X線回折により求められる(002)面の面
間隔が広くなってしまい、良好な炭素ネットワークが形
成されない。また、1000℃よりも高い温度で焼成す
ると、水素原子数に対する炭素原子数の比(C/H)は
大きくなり、窒素原子数に対する水素原子数の比(H/
N)が小さくなるほか、X線回折により求められる(0
02)面の面間隔が必要以上に小さくなってしまい、こ
の場合にも良好な炭素ネットワークが形成されない。
【0048】そして、以上のような条件で、窒素を含有
する有機化合物からなるフィルムを焼成することで得ら
れる炭素材料は、水素原子数に対する炭素原子数の比
(C/H)が、2.8以上、6.9以下の範囲であり、
かつ窒素原子数に対する水素原子数の比(H/N)が、
2.6以上、4.5以下の範囲とされている。さらに、
この炭素材料は、X線回折により求められる(002)
面の面間隔が、0.348nm以上、0.366nm以
下の範囲とされている。
【0049】組成比、物性が上記のように規定された炭
素材料は、炭素ネットワークがリチウムイオンのドープ
・脱ドープに適したものとなり、リチウムイオンのドー
プ・脱ドープを効果的に行うことができる。そして、こ
のような炭素材料を負極活物質として用いることで、非
水電解質電池1の充放電容量を向上することができる。
【0050】そして、以上のようにして得られた炭素材
料を負極活物質として用いた非水電解液電池1は、例え
ばつぎのようにして製造される。
【0051】負極2としては、まず、負極活物質と結着
剤とを溶媒中に分散させてスラリーの負極合剤を調製す
る。次に、得られた負極合剤を負極集電体上に均一に塗
布、乾燥して負極活物質層を形成することにより負極2
が作製される。上記負極合剤の結着剤としては、公知の
結着剤を用いることができるほか、上記負極合剤に公知
の添加剤等を添加することができる。
【0052】正極4としては、まず、正極活物質とと結
着剤とを溶媒中に分散させてスラリーの正極合剤を調製
する。次に、得られた正極合剤を正極集電体上に均一に
塗布、乾燥して正極活物質層を形成することにより正極
4が作製される。上記正極合剤の結着剤としては、公知
の結着剤を用いることができるほか、上記正極合剤に公
知の添加剤等を添加することができる。また、リチウム
金属箔をそのまま用いることもできる。
【0053】非水電解液は、電解質塩を非水溶媒中に溶
解することにより調製される。
【0054】そして、負極2を負極缶3に収容し、正極
4を正極缶5に収容し、負極2と正極4との間に、ポリ
プロピレン製多孔質膜等からなるセパレータ6を配す
る。負極缶3及び正極缶5内に非水電解液を注入し、絶
縁ガスケット7を介して負極缶3と正極缶5とをかしめ
て固定することにより、非水電解液電池1が完成する。
【0055】なお、上述した実施の形態では、非水電解
質電池として、非水溶媒に電解質が溶解されてなる非水
電解液を用いた非水電解液電池1を例に挙げて説明した
が、本発明は、マトリクスポリマー中に電解質が分散さ
れてなる固体電解質を用いた電池や、膨潤溶媒を含有す
るゲル状の固体電解質を用いた電池についても適用可能
である。
【0056】また、上述した実施の形態では、二次電池
を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、一次電池についても適用可能である。ま
た、本発明の電池は、円筒型、角型、コイン型、ボタン
型等、その形状については特に限定されることはなく、
また、薄型、大型等の種々の大きさにすることができ
る。
【0057】また、本発明を適用して製造された炭素材
料は、例えばリチウムイオンを可逆的にドープ・脱ドー
プが可能であり、電池材料として特に適したものとなる
が、本発明により製造された炭素材料はこれに限定され
るものではなく、炭素材料として種々の用途に用いるこ
とができる。
【0058】
【実施例】上述したような炭素材料を作製し、さらに、
その炭素材料を用いて非水電解液電池を作製して、それ
らの特性を評価した。
【0059】〈実施例1〉厚さ125μm、重量5gの
ポリイミドフィルムを一対の黒鉛板の間に挟み、2.4
×102Paの加圧下で焼成することにより炭素材料を
得た。ここで、焼成は、1分間に5dm3の流量で窒素
ガスを流しながら、室温から毎分2℃の昇温速度で80
0℃まで昇温し、目的温度で1時間保持することにより
行った。
【0060】そして、得られた炭素材料を負極活物質と
して用いて電池を作製した。
【0061】電池を作成するには、まず、焼成した炭素
材料を粒径75μm以下に粉砕した。粉砕した炭素材料
を90重量部と、ポリフッ化ビニリデンを10重量部
と、N−メチル−2−ピロリドンを加えてペースト状と
し、銅箔上に均一に塗布した。乾燥後、塗布した負極合
剤を銅箔から剥がし、直径15.5mmに打ち抜き負極
とした。
【0062】また、厚さ0.8mmの金属リチウムを直
径15.5mmに打ち抜くことにより正極とした。
【0063】また、エチレンカーボネートとジメチルカ
ーボネートとの等容量混合溶媒にLiPF6を1mol
/lの濃度で溶解させて非水電解液を調製した。
【0064】以上のようにして得られた正極を正極缶に
収容し、負極を負極缶に収容し、正極と負極との間にポ
リプロピレン製微細孔膜からなるセパレータを配した。
正極缶及び負極缶内に非水電解液を注入し、正極缶と負
極缶とをかしめて固定することにより、コイン型テスト
セルを作製した。
【0065】〈実施例2〉焼成温度を1000℃とした
こと以外は、実施例1と同様にして炭素材料を得た。そ
して、得られた炭素材料を負極活物質として用いて、実
施例1と同様にしてテストセルを作製した。
【0066】〈実施例3〉出発原料に厚さ25μmのポ
リイミドフィルムを用いたこと以外は、実施例2と同様
にして炭素材料を得た。そして、得られた炭素材料を負
極活物質として用いて、実施例1と同様にしてテストセ
ルを作製した。
【0067】〈比較例1〉焼成温度を600℃としたこ
と以外は、実施例1と同様にして炭素材料を得た。そし
て、得られた炭素材料を負極活物質として用いて、実施
例1と同様にしてテストセルを作製した。
【0068】〈比較例2〉焼成温度を1200℃とした
こと以外は、実施例1と同様にして炭素材料を得た。そ
して、得られた炭素材料を負極活物質として用いて、実
施例1と同様にしてテストセルを作製した。
【0069】〈比較例3〉ポリイミドフィルムを黒鉛板
の間に挟まなかったこと、すなわち、ポリイミドフィル
ムを加圧しなかったこと以外は、実施例1と同様にして
炭素材料を得た。そして、得られた炭素材料を負極活物
質として用いて、実施例1と同様にしてテストセルを作
製した。
【0070】〈比較例4〉ポリイミドフィルムを黒鉛板
の間に挟まなかったこと、すなわち、ポリイミドフィル
ムを加圧しなかったこと以外は、実施例2と同様にして
炭素材料を得た。そして、得られた炭素材料を負極活物
質として用いて、実施例1と同様にしてテストセルを作
製した。
【0071】以上のようにして得られた炭素材料に対
し、X線回折解析(XRD:X-ray diffraction)、X
線電子分光法(XPS:X-ray photoelectron spectros
copy)、元素分析を行った。
【0072】X線回折においては、学振法に準じて、ま
ず、炭素材料粉末を試料ホルダに充填し、グラファイト
モノクロメータにより単色化したCuKα線を線源とし
てX線回折図形を得た。次に、得られた炭素の(00
2)回折図形に対してローレンツ・偏光因子・吸収因子
および原子散乱因子の補正を行った。そして、回折図形
のピーク位置は、バックグラウンドからピークの高さ2
/3の位置でバックグラウンドに平行線を引き、その図
形によって区切られる中点を求め、この中点の位置を回
折角とした。そして、標準物質用高純度シリコン粉末の
(111)面の回折ピークを用いて補正した。CuK−
α線の波長(λ)を0.15418nmとし、Brag
gの公式により、炭素材料の黒鉛層間距離d(002)
を算出した。
【0073】また、X線電子分光法においては、Surfac
e Science Instruments社製S−Probeを用いた。
試料をInメタル上に固定し、Inメタルは下部を導電
材含有の両面テープで試料台に固定して測定を行った。
X線源には、1486.6eVの単色化AlKα線を用
い、スポット系は250μm×1000μmとした。
【0074】このX線電子分光法により、窒素含有炭素
材料中に存在している窒素の存在状態が明らかにされ
る。
【0075】また、元素分析においては、C,N,O及
びHに対して行った。H元素量及びN元素量は、住化分
析センター製のNCH−21型装置により求めた。O元
素量は、堀場製作所製のEMGA−2800装置により
求めた。また、C元素量は、全体から、N,H及びOの
元素量の和を差し引くことにより求めた。
【0076】さらに、作製されたテストセルに対して充
放電試験を行い、充電容量及び放電容量を求めた。
【0077】すなわち、充放電試験において、充電は1
mAの通電条件で1時間通電した後2時間休止する工程
を繰り返し、端子間の平衡電位が5mVになるまで行っ
た。また、放電は、充電のときとは逆方向に1mAの電
流を1時間通電した後2時間休止する工程を繰り返し、
端子電圧が1.5Vに達したところで終了した。
【0078】表1に、元素分析により求められた各元素
の存在比、X線回折により求められたd(002)を示
す。
【0079】
【表1】
【0080】また、表2に、充放容量、放電容量及び充
放電効率を示す。ここで、充電容量及び放電容量は、充
電或いは放電に要した電気量を使用した炭素材料の重量
で除することにより求め、mAh/gを単位として表し
た。充放電効率は、放電容量と充電尿量の比から求め
た。この値は活物質であるLiがどれだけ有効に使用さ
れたかの指標となる。
【0081】
【表2】
【0082】X線電子分光分析から、未処理ポリイミド
フィルム(as-received)中の窒素によるN1sピーク
は400.6eVという比較的高エネルギー側に現れる
ことがわかった。これは、上記化1で示したように、ポ
リイミドの構造式において、窒素が結合している炭素に
は二重結合炭素が結合しており、この−CO基の電子吸
引効果により窒素原子の電荷が減少していることによる
と考えられる。
【0083】ポリイミドフィルムを1000℃で焼成し
て得られた実施例2の炭素材料では、398.3eV
と、400.6eVの2つの位置にピークが見られた。
これは、熱処理中にイミド化合物が分解し、一部にアミ
ンに類似の化合物が生成しているためと考えられる。
【0084】このポリイミドフィルムは固相を経由して
焼成が進行していた。まず、表1において、焼成温度が
同じで、焼成時にフィルムを加圧した実施例1と、焼成
時にフィルムを加圧しなかった比較例3、または、焼成
時にフィルムを加圧した実施例2と、焼成時にフィルム
を加圧しなかった比較例4とをそれぞれ比較すると、比
較例3及び比較例4は、実施例1及び実施例2と比較し
て、得られる炭素材料の、(002)面の面間隔が大き
いことがわかる。これは、リチウムのドープ・脱ドープ
に必要な炭素ネットワークが十分に成長していないこと
を示す。
【0085】また、フィルムの焼成温度に着目すると、
表1において、実施例1、実施例2、比較例1及び比較
例2を比較して明らかなように、原料に用いたフィルム
の厚さが同じ場合、焼成温度の上昇に伴い、H,N及び
Oの占める割合が減少していき、Cの割合が増加してい
くことがわかる。また、焼成温度の上昇に伴い、(00
2)面の面間隔が減少していくことがわかる。これらの
結果は、熱処理温度の上昇に伴い、炭素原子ネットワー
クが成長していくことによると考えられる。
【0086】一方、表2において、実施例1、実施例
2、比較例1及び比較例2を比較して明らかなように、
処理温度の上昇に伴い、充放電容量は減少していくこと
がわかる。
【0087】1000℃で焼成した実施例2では、80
0℃で焼成した実施例1に比べて充電容量は173mA
h/gも減少していたが、放電容量の減少量は32mA
h/gであり、実施例2では実施例1に比べて充放電効
率が向上していることがわかる。なお、実施例1及び実
施例2で得られた炭素材料では、特開平9−21317
号公報で示されている値よりも大き放電容量が得られて
いる。
【0088】一方、600℃で焼成した比較例1では最
高の充電容量を示したが、一方で放電容量が小さく、充
放電効率が悪いため実用化には向いていないと思われ
る。
【0089】また、1200℃で焼成した比較例2で
は、高い充放電効率を有してはいるものの、充放電容量
はサンプル中最低となった。しかし、放電容量は382
mAh/gであり、最低の容量ではあっても、黒鉛の理
論容量372mAh/gを越えていた。
【0090】また、実施例2と実施例3とを比較するこ
とで、処理温度が同じ場合の、フィルムの厚さが充放電
容量に与える影響を知ることができる。
【0091】フィルムの厚さを125μmとした実施例
2と、フィルムの厚さを25μmとした実施例3とを比
較すると、表1より、フィルムの厚さが薄い実施例3の
ほうが、(002)面の面間隔が小さい。これは、原料
フィルムの厚さが薄い方が炭素ネットワークの形成が容
易であることを示唆している。
【0092】さらに、実施例2と実施例3とで充放電容
量を比較すると、表2より、原料フィルムの厚さが薄い
実施例3の方が大きな充放電容量を示し、かつ、わずか
ではあるが充放電効率も向上することがわかった。
【0093】以上の結果より、窒素を含有する有機化合
物からなるフィルムを、不活性雰囲気中、加圧下で、8
00℃以上、1000℃以下の範囲の温度で焼成するこ
とで、水素原子数に対する炭素原子数の比(C/H)
が、2.8以上、6.9以下の範囲であり、かつ、窒素
原子数に対する水素原子数の比(H/N)が、2.6以
上、4.5以下の範囲であり、さらに、X線回折により
求められる(002)面の面間隔が、0.348nm以
上、0.366nm以下の範囲であるような炭素材料を
得ることができることがわかった。
【0094】そして、上記のような組成比、物性を有す
る炭素材料は、炭素ネットワークがリチウムイオンのド
ープ・脱ドープに適したものとなり、リチウムイオンの
ドープ・脱ドープを効果的に行うことができ、そして、
このような炭素材料を負極活物質として用いることで、
充放電容量を向上できることがわかった。
【0095】
【発明の効果】本発明では、窒素を含有する有機化合物
からなるフィルムを加圧下で焼成することで、一部が窒
素置換された炭素材料を得ることができる。この炭素材
料は、リチウムのドープ・脱ドープに好適な炭素ネット
ワークを有するものとなる。
【0096】そして、本発明では、この炭素材料を負極
材料として用いることで、放電容量が向上した優れた非
水電解質電池を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る非水電解質電池の一構成例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 非水電解液電池、 2 負極、 3 負極缶、 4
正極、 5 正極缶、 6 セパレータ、 7 絶縁
ガスケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 竜一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 山田 心一郎 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 4G046 CA04 CB00 CB03 CB09 CC02 5H003 AA02 BA01 BA05 BB01 BC01 BC06 BD00 BD03 5H014 AA01 BB01 BB05 EE08 HH00 HH01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素原子数に対する炭素原子数の比が
    2.8以上、6.9以下の範囲であり、かつ窒素原子数
    に対する水素原子数の比が2.6以上、4.5以下の範
    囲であり、かつX線回折により求められる(002)面
    の面間隔が0.348nm以上、0.366nm以下の
    範囲であることを特徴とする炭素材料。
  2. 【請求項2】 窒素を含有する有機化合物からなるフィ
    ルムを加圧下で焼成する焼成工程を有し、 上記焼成工程において、上記フィルムを一対の平板で挟
    むことにより、当該フィルムを加圧することを特徴とす
    る炭素材料の製造方法。
  3. 【請求項3】 負極活物質として炭素材料を有する負極
    と、 正極活物質を有する正極と、 非水電解質とを備え、 上記炭素材料は、 水素原子数に対する炭素原子数の比が2.8以上、6.
    9以下の範囲であり、かつ窒素原子数に対する水素原子
    数の比が2.6以上、4.5以下の範囲であり、かつX
    線回折により求められる(002)面の面間隔が0.3
    48nm以上、0.366nm以下の範囲であることを
    特徴とする非水電解質電池。
  4. 【請求項4】 負極活物質として炭素材料を有する負極
    と、正極活物質を有する正極と、非水電解質とを備えた
    非水電解質電池の製造方法において、 上記炭素材料を得るに際し、 窒素を含有する有機化合物からなるフィルムを加圧下で
    焼成する焼成工程を有し、 上記焼成工程において、上記フィルムを一対の平板で挟
    むことにより、当該フィルムを加圧することを特徴とす
    る非水電解質電池の製造方法。
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