JP2001076868A - El表示装置及び電子装置 - Google Patents

El表示装置及び電子装置

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JP2001076868A
JP2001076868A JP2000194774A JP2000194774A JP2001076868A JP 2001076868 A JP2001076868 A JP 2001076868A JP 2000194774 A JP2000194774 A JP 2000194774A JP 2000194774 A JP2000194774 A JP 2000194774A JP 2001076868 A JP2001076868 A JP 2001076868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 EL表示装置及びそれを具備する電子装置の
さらなる小型化及び製造コストの低減を課題とする。 【解決手段】 画素部と駆動回路とを同一基板上に有す
る上面発光型のEL表示装置において、画素部の内部に
形成されるデッドスペース(画素電極の下方)に駆動回
路を形成する。これにより駆動回路の専有する領域が画
素部の内部に設けられるので従来と同じ画面サイズを得
る場合に、1枚の基板からより多くのパネルを切り出す
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体素子(半導体
薄膜を用いた素子)を基板上に作り込んで形成されたE
L(エレクトロルミネッセンス)表示装置及びそのEL
表示装置を表示ディスプレイとして有する電子装置(電
子デバイス)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、基板上にTFTを形成する技術が
大幅に進歩し、アクティブマトリクス型表示装置への応
用開発が進められている。特に、ポリシリコン膜を用い
たTFTは、従来のアモルファスシリコン膜を用いたT
FTよりも電界効果移動度(μ FE)が高いので、高速動
作が可能である。そのため、従来、基板外の駆動回路で
行っていた画素の制御を、画素と同一の基板上に形成し
た駆動回路で行うことが可能となっている。
【0003】このようなアクティブマトリクス型表示装
置は、同一基板上に様々な回路や素子を作り込むことで
製造コストの低減、表示装置の小型化、歩留まりの上
昇、スループットの低減など、様々な利点が得られると
して注目されている。
【0004】同一基板上に画素部とその画素部を駆動す
る駆動回路とを有するモノリシック型表示装置では駆動
回路が画素部の周辺に形成されるため、画素部のみを基
板上に形成するよりも駆動回路の分だけ必要とする基板
サイズが大きくなる。従って、駆動回路の専有面積を如
何に小さくするかで1枚の基板から切り出せる表示装置
の枚数が変わってくる。
【0005】特に、画素部が対角1インチ以下の表示装
置になると非常に小さな基板上に駆動回路を搭載しなく
てはならず、駆動回路の専有面積が基板サイズに大きく
影響を与えてしまう。しかしながら、画素部の大小に拘
わらず駆動回路の機能は同じであり、同一機能の回路を
より狭い範囲に形成するためには、TFT特性の向上や
微細化技術等、様々な要素が律速点となりうる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
鑑みてなされたものであり、アクティブマトリクス型E
L表示装置のさらなる小型化及び製造コストの低減を課
題とする。そして、そのようなアクティブマトリクス型
EL表示装置を表示用ディスプレイとして具備する電子
装置(電子デバイス)のさらなる小型化及び製造コスト
の低減を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】アクティブマトリクス型
EL表示装置では、一画素毎にEL素子が設けられてい
る。ここでいうEL素子は、陰極、EL層及び陽極でな
る発光素子である。このEL素子の出力光(以下、EL
光という)は基板側か基板と反対側かのどちらかに出力
される。この様子を図6に示す。
【0008】図6(A)の構造は、EL素子が下から順
に、ITO(Indium Tin Oxide)でなる画素電極(陽
極)/EL層/MgAg電極(陰極)で形成されてい
る。また、陰極自体は薄いので陰極の機能を保護すると
同時に補助するための保護電極(ここではアルミ電極)
を設けている。この場合、EL光はTFTが形成された
基板側に出力される。従って、画素電極の全面積のう
ち、その下にTFTや配線のない部分が有効発光領域と
なる。
【0009】一方、図6(B)の構造は、EL素子が下
から順に、アルミ膜でなる画素電極/MgAg電極(陰
極)/EL層/ITO電極(陽極)で形成されている。
この場合、EL光は画素電極を透過しないので全て基板
とは反対側(EL表示装置の上面側)に出力される。従
って、画素電極の全面積が有効発光領域となる。
【0010】以上のように、図6(A)の場合には画素
電極の下に極力素子や配線を形成しないことが重要であ
る。ところが図6(B)の場合には、画素電極の下にど
のようなものが形成されていても関係なく、完全なデッ
ドスペースとなっている。
【0011】本発明の主旨は、図6(B)のような方式
でEL素子を発光させるアクティブマトリクス型EL表
示装置において、画素電極の下のデッドスペースを有効
に活用することを目的とする。具体的には、画素部にお
いてマトリクス状に配列された各画素の画素電極の下
に、画素部を駆動するための駆動回路を形成する。さら
には、駆動回路だけでなくその他の信号処理部(分周波
回路、昇圧回路、γ補正回路、メモリ若しくは差動増幅
回路など)をも形成しうる。
【0012】即ち、従来、画素部の周辺に設けられてい
た回路又は素子を、画素部内のデッドスペースに配置
し、基板面積の有効活用を図るものである。なお、画素
部の周辺に設けられていた素子としてはESD(静電破
壊)対策用の保護素子なども含むものとする。
【0013】また、本発明はアクティブマトリクス型E
L表示装置のみに適用されるものではなく、同一基板上
に駆動回路を有し、画素部が単純マトリクス型であるよ
うなEL表示装置にも適用できる。即ち、画素部におい
てEL光が基板とは反対側に出力されるEL表示装置で
あって、且つ、基板上に他の回路又は素子が形成される
場合において、本発明は有効である。
【0014】
【発明の実施の形態】まず本発明のアクティブマトリク
ス型EL表示装置について、断面構造の概略を図1に示
す。図1において、11は基板、12は下地となる絶縁
膜(以下、下地膜という)である。基板11としてはガ
ラス基板、石英基板、結晶化ガラス基板、セラミックス
基板、シリコン基板、金属基板又はプラスチック基板を
用いることができる。
【0015】また、下地膜12は特に可動イオンを含む
基板や導電性を有する基板を用いる場合に有効である
が、石英基板には設けなくても構わない。下地膜12と
しては、珪素(シリコン)を含む絶縁膜を用いれば良
い。なお、本明細書において「珪素を含む絶縁膜」と
は、具体的には酸化珪素膜、窒化珪素膜若しくは窒化酸
化珪素膜(SiOxNy:x、yは任意の整数、で示さ
れる)など珪素に対して酸素若しくは窒素を所定の割合
で含ませた絶縁膜を指す。
【0016】201はスイッチング用TFT、202は
電流制御用TFTであり、ここではどちらもnチャネル
型TFTで形成されている。nチャネル型TFTの電界
効果移動度はpチャネル型TFTの電界効果移動度より
も大きいため、動作速度が早く大電流を流しやすい。ま
た、同じ電流量を流すにもTFTサイズはnチャネル型
TFTの方が小さくできる。そのため、nチャネル型T
FTを電流制御用TFTとして用いた方が画素電極の下
のデッドスペースをより有効に活用することができる。
【0017】ただし、本発明において、スイッチング用
TFTと電流制御用TFTをnチャネル型TFTに限定
する必要はなく、両方又はどちらか片方にpチャネル型
TFTを用いることも可能である。
【0018】スイッチング用TFT201は、ソース領
域13、ドレイン領域14、LDD領域15a〜15d、
分離領域16及びチャネル形成領域17a、17bを含む
活性層、ゲート絶縁膜18、ゲート電極19a、19b、
第1層間絶縁膜20、ソース配線21並びにドレイン配
線22を有して形成される。なお、ゲート絶縁膜18又
は第1層間絶縁膜20は基板上の全TFTに共通であっ
ても良いし、回路又は素子に応じて異ならせても良い。
【0019】また、図2に示すスイッチング用TFT2
01はゲート電極19a、19bが電気的に接続されてお
り、いわゆるダブルゲート構造となっている。勿論、ダ
ブルゲート構造だけでなく、トリプルゲート構造などい
わゆるマルチゲート構造(直列に接続された二つ以上の
チャネル形成領域を有する活性層を含む構造)であって
も良い。
【0020】マルチゲート構造はTFTのオフ電流を低
減する上で極めて有効であり、スイッチング用TFTの
オフ電流を十分に低くすれば、スイッチング用TFTの
ドレインにコンデンサ(電流制御用TFTのゲート電圧
を維持するためのコンデンサ)を設けない構成とするこ
とも可能である。その結果、画素内のデッドスペースの
さらなる有効活用が可能となる。
【0021】さらに、スイッチング用TFT201にお
いては、LDD領域15a〜15dは、ゲート絶縁膜18
を介してゲート電極19a、19bと重ならないように設
ける。このような構造はオフ電流を低減する上で非常に
効果的である。また、LDD領域15a〜15dの長さ
(幅)は0.5〜3.5μm、代表的には2.0〜2.
5μmとすれば良い。
【0022】なお、チャネル形成領域とLDD領域との
間にオフセット領域(チャネル形成領域と同一組成の半
導体層でなり、ゲート電圧が印加されない領域)を設け
ることはオフ電流を下げる上でさらに好ましい。また、
二つ以上のゲート電極を有するマルチゲート構造の場
合、チャネル形成領域の間に設けられた分離領域16
(ソース領域又はドレイン領域と同一の濃度で同一の不
純物元素が添加された領域)がオフ電流の低減に効果的
である。
【0023】次に、電流制御用TFT202は、ソース
領域26、ドレイン領域27、LDD領域28及びチャ
ネル形成領域29を含む活性層、ゲート絶縁膜18、ゲ
ート電極30、第1層間絶縁膜20、ソース配線31並
びにドレイン配線32を有して形成される。なお、ゲー
ト電極30はシングルゲート構造となっているが、マル
チゲート構造であっても良い。
【0024】スイッチング用TFT201のドレインは
電流制御用TFT202のゲートに接続されている。具
体的には電流制御用TFT202のゲート電極30はス
イッチング用TFT201のドレイン領域14とドレイ
ン配線(接続配線とも言える)22を介して電気的に接
続されている。また、ソース配線31は所定の電圧を供
給する電流供給線に接続される。
【0025】電流制御用TFT202はEL素子203
に注入される電流量を制御するための素子であるが、E
L素子の劣化を考慮するとあまり多くの電流を流すこと
は好ましくない。そのため、電流制御用TFT202に
過剰な電流が流れないように、チャネル長(L)は長め
に設計することが好ましい。望ましくは一画素あたり
0.5〜2μA(好ましくは1〜1.5μA)となるよ
うにする。
【0026】以上のことを踏まえると、図9に示すよう
に、スイッチング用TFTのチャネル長をL1(但しL
1=L1a+L1b)、チャネル幅をW1とし、電流制御
用TFTのチャネル長をL2、チャネル幅をW2とした
時、W1は0.1〜5μm(代表的には0.5〜2μ
m)、W2は0.5〜10μm(代表的には2〜5μm)
とするのが好ましい。また、L1は0.2〜18μm
(代表的には2〜15μm)、L2は1〜50μm(代表
的には10〜30μm)とするのが好ましい。但し、本
発明は以上の数値に限定されるものではない。
【0027】また、図1に示したEL表示装置は、電流
制御用TFT202において、ドレイン領域27とチャ
ネル形成領域29との間にLDD領域28が設けられ、
且つ、LDD領域28がゲート絶縁膜18を挟んでゲー
ト電極30に重なっている領域と重なっていない領域と
を有する点にも特徴がある。
【0028】電流制御用TFT202は、EL素子20
3を発光させるために比較的多くの電流を流すため、ホ
ットキャリア注入による劣化対策を講じておくことが望
ましい。また、黒色を表示する際は、電流制御用TFT
202をオフ状態にしておくが、その際、オフ電流が高
いときれいな黒色表示ができなくなり、コントラストの
低下等を招く。従って、オフ電流も抑える必要がある。
【0029】ホットキャリア注入による劣化に関して
は、ゲート電極に対してLDD領域が重なった構造が非
常に効果的であることが知られている。しかしながら、
LDD領域全体を重ねてしまうとオフ電流が増加してし
まうため、本出願人は上記構造に加えてゲート電極に重
ならないLDD領域を直列に設けるという新規な構造に
よって、ホットキャリア対策とオフ電流対策とを同時に
解決している。
【0030】この時、ゲート電極に重なったLDD領域
の長さは0.1〜3μm(好ましくは0.3〜1.5μ
m)にすれば良い。長すぎては寄生容量を大きくしてし
まい、短すぎてはホットキャリアを防止する効果が弱く
なってしまう。また、ゲート電極に重ならないLDD領
域の長さは1.0〜3.5μm(好ましくは1.5〜
2.0μm)にすれば良い。長すぎると十分な電流を流
せなくなり、短すぎるとオフ電流を低減する効果が弱く
なる。
【0031】また、上記構造においてゲート電極とLD
D領域とが重なった領域では寄生容量が形成されてしま
うため、ソース領域26とチャネル形成領域29との間
には設けない方が好ましい。電流制御用TFTはキャリ
ア(ここでは電子)の流れる方向が常に同一であるの
で、ドレイン領域側のみにLDD領域を設けておけば十
分である。
【0032】但し、電流制御用TFT202の駆動電圧
(ソース領域とドレイン領域との間にかかる電圧)が1
0V以下となるとホットキャリア注入は殆ど問題になら
なくなってくるため、LDD領域28を省略することも
可能である。その場合、活性層はソース領域26、ドレ
イン領域27およびチャネル形成領域29からなる。
【0033】また、流しうる電流量を多くするという観
点から見れば、電流制御用TFT202の活性層(特に
チャネル形成領域)の膜厚を厚くする(好ましくは50
〜100nm、さらに好ましくは60〜80nm)こと
も有効である。逆に、スイッチング用TFT201の場
合はオフ電流を小さくするという観点から見れば、活性
層(特にチャネル形成領域)の膜厚を薄くする(好まし
くは20〜50nm、さらに好ましくは25〜40n
m)ことも有効である。
【0034】以上は画素内に設けられたTFTの構造に
ついて説明したが、このとき同じ画素内には同時に駆動
回路(厳密には駆動回路の一部)も形成される。図1に
は駆動回路を形成する基本単位となるCMOS回路が図
示されている。
【0035】図1においては極力動作速度を落とさない
ようにしつつホットキャリア注入を低減させる構造を有
するTFTをCMOS回路のnチャネル型TFT204
として用いる。なお、ここでいう駆動回路は、データ信
号駆動回路(シフトレジスタ、レベルシフタ、バッフ
ァ、ラッチ、D/Aコンバータ、サンプリング回路を含
む)、ゲート信号駆動回路(シフトレジスタ、レベルシ
フタ、バッファを含む)を指す。勿論、他の信号処理回
路(分周波回路、昇圧回路、γ補正回路、メモリ若しく
は差動増幅回路など)を形成することも可能である。
【0036】nチャネル型204の活性層は、ソース領
域35、ドレイン領域36、LDD領域37及びチャネ
ル形成領域38を含み、LDD領域37はゲート絶縁膜
18を挟んでゲート電極39と重なっている。
【0037】ドレイン領域側のみにLDD領域を形成し
ているのは、動作速度を落とさないための配慮である。
また、このnチャネル型TFT204はオフ電流値をあ
まり気にする必要はなく、それよりも動作速度を重視し
た方が良い。従って、LDD領域37は完全にゲート電
極に重ねてしまい、極力抵抗成分を少なくすることが望
ましい。即ち、いわゆるオフセットはなくした方がよ
い。
【0038】また、CMOS回路のpチャネル型TFT
205は、ホットキャリア注入による劣化が殆ど気にな
らないので、特にLDD領域を設けなくても良い。従っ
て活性層はソース領域40、ドレイン領域41及びチャ
ネル形成領域42を含み、その上にはゲート絶縁膜18
とゲート電極43が設けられる。勿論、nチャネル型T
FT204と同様にLDD領域を設け、ホットキャリア
対策を講じることも可能である。
【0039】また、nチャネル型TFT204及びpチ
ャネル型TFT205はそれぞれ第1層間絶縁膜20に
覆われ、ソース配線44、45が形成される。また、ド
レイン配線46によって両者は電気的に接続される。
【0040】次に、47は第1パッシベーション膜であ
り、膜厚は10nm〜1μm(好ましくは200〜50
0nm)とすれば良い。材料としては、珪素を含む絶縁
膜(特に窒化酸化珪素膜又は窒化珪素膜が好ましい)を
用いることができる。このパッシベーション膜47は形
成されたTFTをアルカリ金属や水分から保護する役割
をもつ。最終的にTFTの上方に設けられるEL層には
ナトリウム等のアルカリ金属が含まれている。即ち、第
1パッシベーション膜47はこれらのアルカリ金属(可
動イオン)をTFT側に侵入させない保護層としても働
く。
【0041】また、48は第2層間絶縁膜であり、TF
Tによってできる段差の平坦化を行う平坦化膜としての
機能を有する。第2層間絶縁膜48としては、有機樹脂
膜が好ましく、ポリイミド、ポリアミド、アクリル、B
CB(ベンゾシクロブテン)等を用いると良い。これら
の有機樹脂膜は良好な平坦面を形成しやすく、比誘電率
が低いという利点を有する。EL層は凹凸に非常に敏感
であるため、TFTによる段差は第2層間絶縁膜で殆ど
吸収してしまうことが望ましい。また、ゲート配線やデ
ータ配線とEL素子の陰極との間に形成される寄生容量
を低減する上で、比誘電率の低い材料を厚く設けておく
ことが望ましい。従って、膜厚は0.5〜5μm(好ま
しくは1.5〜2.5μm)が好ましい。
【0042】また、49は遮光性の導電膜でなる画素電
極であり、第2層間絶縁膜48及び第1パッシベーショ
ン膜47にコンタクトホール(開孔)を開けた後、形成
された開孔部において電流制御用TFT202のドレイ
ン配線32に接続されるように形成される。なお、図1
のように画素電極49とドレイン領域27とが直接接続
されないようにしておくと、EL層のアルカリ金属がた
とえ画素電極中を拡散したとしても、画素電極を経由し
て活性層へ侵入するようなことがない。
【0043】画素電極49の上には酸化珪素膜、窒化酸
化珪素膜または有機樹脂膜でなる第3層間絶縁膜50が
0.3〜1μmの厚さに設けられる。この第3層間絶縁
膜50は画素電極49の上にエッチングにより開口部が
設けられており、その開口部の縁はテーパー形状となる
ようにエッチングされる。テーパーの角度は10〜60
°(好ましくは30〜50°)とすると良い。
【0044】第3層間絶縁膜50の上には陰極51が設
けられる。陰極51としては、仕事関数の小さいマグネ
シウム(Mg)、リチウム(Li)若しくはカルシウム
(Ca)を含む材料を用いる。好ましくはMgAg(M
gとAgをMg:Ag=10:1で混合した材料)でな
る電極を用いれば良い。他にもMgAgAl電極、Li
Al電極、また、LiFAl電極が挙げられる。
【0045】陰極51の上にはEL層52が設けられ
る。このとき、EL層52は陰極51よりも大きいパタ
ーンとなるように形成し、陰極51が完全にEL層52
で覆われた状態とすることが必要である。こうすること
で陰極51が後に形成する陽極と短絡することを防ぐこ
とができる。
【0046】また、陰極51とEL層52はマルチチャ
ンバー方式(クラスターツール方式ともいう)の真空蒸
着機を用いて大気解放しないで連続的に形成することが
望ましい。これはEL層52が水分を含んで劣化するこ
とを避けるためである。陰極51及びEL層52の形成
方法に関しては公知の技術を用いれば良い。
【0047】例えば、まず第1マスクで全画素に対応す
る陰極51を形成し、次いで第2マスクで赤色に対応す
る画素に赤色発光のEL層を形成する。そして、第2マ
スクを精密に制御しながらずらして順次緑色発光のEL
層、青色発光のEL層を形成すればよい。なお、RGB
に対応する画素がストライプ状に並んでいる時はこのよ
うな方法で第2マスクをずらすだけで良いが、いわゆる
デルタ配置と呼ばれる画素構造を実現するには、緑色発
光のEL層用に第3マスク、青色発光のEL層用に第4
マスクを別途用いても構わない。
【0048】また、上記説明はマスクを用いた蒸着法に
より各色に発光するEL層を形成する例を示したが、イ
ンクジェット法、スクリーン印刷法またはイオンプレー
ティング法を用いても良い。また、画素を囲むようにリ
ブを形成して、各色のEL層を区分けしても良い。
【0049】さらに、上記説明は赤、緑、青の三原色を
用いてカラー表示を行う例を示したが、単色の発光を示
すEL表示装置であれば、赤、緑または青のいずれかの
発光を示すEL層を全面的に形成しても良い。勿論、白
色発光のEL層を形成してモノクロ表示のEL表示装置
とすることも可能である。
【0050】EL層51は単層又は積層構造で用いられ
るが、積層構造で用いた方が発光効率が良いので好まし
い。一般的には画素電極上に正孔注入層/正孔輸送層/
発光層/電子輸送層の順に形成されるが、正孔輸送層/
発光層/電子輸送層、または正孔注入層/正孔輸送層/
発光層/電子輸送層/電子注入層のような構造でも良
い。本発明では公知のいずれの構造を用いても良いし、
EL層に対して蛍光性色素等をドーピングしても良い。
【0051】有機EL材料としては、例えば、以下の米
国特許又は公開公報に開示された材料を用いることがで
きる。米国特許第4,356,429号、 米国特許第
4,539,507号、 米国特許第4,720,43
2号、 米国特許第4,769,292号、 米国特許
第4,885,211号、 米国特許第4,950,9
50号、 米国特許第5,059,861号、 米国特
許第5,047,687号、 米国特許第5,073,
446号、 米国特許第5,059,862号、 米国
特許第5,061,617号、 米国特許第5,15
1,629号、米国特許第5,294,869号、 米
国特許第5,294,870号、特開平10−1895
25号公報、特開平8−241048号公報、特開平8
−78159号公報。
【0052】具体的には、正孔注入層としての有機材料
は次のような一般式で表されるものを用いることができ
る。
【0053】
【化1】
【0054】ここでQはN又はC−R(炭素鎖)であ
り、Mは金属、金属酸化物又は金属ハロゲン化物であ
り、Rは水素、アルキル、アラルキル、アリル又はアル
カリルであり、T1、T2は水素、アルキル又はハロゲ
ンのような置換基を含む不飽和六員環である。
【0055】また、正孔輸送層としての有機材料は芳香
族第三アミンを用いることができ、好ましくは次のよう
な一般式で表されるテトラアリルジアミンを含む。
【0056】
【化2】
【0057】ここでAreはアリレン群であり、nは1
から4の整数であり、Ar、R7、R8、R9はそれぞれ
選択されたアリル群である。
【0058】また、EL層、電子輸送層又は電子注入層
としての有機材料は金属オキシノイド化合物を用いるこ
とができる。金属オキシノイド化合物としては以下のよ
うな一般式で表されるものを用いれば良い。
【0059】
【化3】
【0060】ここでR2−R7は置き換え可能であり、次
のような金属オキシノイド化合物を用いることもでき
る。
【0061】
【化4】
【0062】ここでR2−R7は上述の定義によるもので
あり、L1−L5は1から12の炭素元素を含む炭水化物
群であり、L1、L2又はL2、L3は共にベンゾ環を形成
することができる。また、次のような金属オキシノイド
化合物でも良い。
【0063】
【化5】
【0064】ここでR2−R6は置き換え可能である。こ
のように有機EL材料としては有機リガンドを有する配
位化合物を含む。但し、以上の例は本発明のEL材料と
して用いることのできる有機EL材料の一例であって、
これに限定する必要はまったくない。
【0065】また、EL材料としてポリマー系材料を用
いても良い。代表的なポリマー系材料としては、ポリパ
ラフェニレンビニレン(PPV)系やポリフルオレン系
などの高分子材料が挙げられる。カラー化するには、例
えば、赤色発光材料にはシアノポリフェニレンビニレ
ン、緑色発光材料にはポリフェニレンビニレン、青色発
光材料にはポリフェニレンビニレン及びポリアルキルフ
ェニレンが好ましい。
【0066】なお、EL表示装置には大きく分けて四つ
のカラー化表示方式があり、R(赤)G(緑)B(青)
に対応した三種類のEL素子を形成する方式、白色発光
のEL素子とカラーフィルターを組み合わせた方式、青
色又は青緑発光のEL素子と蛍光体(蛍光性の色変換
層:CCM)とを組み合わせた方式、陰極(対向電極)
に透明電極を使用してRGBに対応したEL素子を重ね
る方式、がある。
【0067】図1の構造はRGBに対応した三種類のE
L素子を形成する方式を用いた場合の例である。なお、
図1には一つの画素しか図示していないが、同一構造の
画素が赤、緑又は青のそれぞれの色に対応して形成さ
れ、これによりカラー表示を行うことができる。しかし
本発明は発光方式に関わらず実施することが可能であ
り、上記四つの全ての方式を本発明に用いることができ
る。
【0068】こうしてEL層52まで形成したら、その
上に透明導電膜(酸化物導電膜)でなる陽極53を形成
する。膜厚は80〜300nm(好ましくは100〜2
00nm)とすれば良い。本発明の場合、EL層で発生
した光は図1の上方向(基板と反対側の方向)に出力さ
れるので陽極53はEL層52から発した光に対して透
明でなければならい。
【0069】なお、本明細書中では、陰極51(画素電
極49と併せて陰極と考えても良い)、EL層52及び
陽極53で形成される発光素子をEL素子と呼ぶ。図1
においてEL素子は符号203で示す。
【0070】また、54は第2パッシベーション膜であ
り、膜厚は10nm〜1μm(好ましくは200〜50
0nm)とすれば良い。第2パッシベーション膜54を
設ける目的は、EL層52を水分から保護する目的が主
であるが、放熱効果をもたせることも有効である。但
し、上述のようにEL層は熱に弱いので、なるべく低温
(好ましくは室温から120℃までの温度範囲)で成膜
するのが望ましい。従って、プラズマCVD法、スパッ
タ法、真空蒸着法、イオンプレーティング法又は溶液塗
布法(スピンコーティング法)が望ましい成膜方法と言
える。
【0071】こうして図1に示すような構造の画素部が
完成する。本発明の画素部はnチャネル型TFT204
とpチャネル型TFT205とでなるCMOS回路が画
素電極49の下に形成されており、このCMOS回路を
基本単位として様々な素子、駆動回路又は信号処理部が
形成される。なお、図1は一画素に一つCMOS回路が
形成されているという意味ではなく、画素内に駆動回路
など従来画素部の周辺に設けられていた回路が形成され
ることを意味している。
【0072】従って、従来、画素部の周辺に設けられて
いた素子、駆動回路又は信号処理部は、各画素において
画素電極の下に形成されたTFTで形成され、全体とし
て画素部の内部(画素部の内側)に形成される。
【0073】なお、本発明の主旨は、基板と反対側に光
を出力させるEL表示装置において、従来、画素部の周
辺に設けられていた回路又は素子を、画素部内のデッド
スペース(画素電極の下)に配置し、基板面積の有効活
用を図る点にある。従って、図1のTFT構造に限定さ
れるものではない。
【0074】〔実施例1〕本発明の実施例について図2
〜図5を用いて説明する。ここでは、図1に示した画素
部を作製する方法について説明する。但し、説明を簡単
にするために、駆動回路に関しては基本単位であるCM
OS回路を図示することとする。
【0075】まず、図2(A)に示すように、下地膜
(図示せず)を表面に設けた基板501を用意する。本
実施例では結晶化ガラス上に下地膜として100nm厚
の窒化酸化珪素膜を200nm厚の窒化酸化珪素膜とを
積層して用いる。この時、結晶化ガラス基板に接する方
の窒素濃度を10〜25wt%としておくと良い。勿
論、下地膜を設けずに石英基板上に直接素子を形成して
も良い。
【0076】次に基板501の上に45nmの厚さのア
モルファスシリコン膜502を公知の成膜法で形成す
る。なお、アモルファスシリコン膜に限定する必要はな
く、非晶質構造を含む半導体膜(微結晶半導体膜を含
む)であれば良い。さらに非晶質シリコンゲルマニウム
膜などの非晶質構造を含む化合物半導体膜でも良い。
【0077】ここから図2(C)までの工程は本出願人
による特開平10−247735号公報を完全に引用す
ることができる。同公報ではNi等の元素を触媒として
用いた半導体膜の結晶化方法に関する技術を開示してい
る。
【0078】まず、開口部503a、503bを有する保
護膜504を形成する。本実施例では150nm厚の酸
化珪素膜を用いる。そして、保護膜504の上にスピン
コート法によりニッケル(Ni)を含有する層(Ni含
有層)505を形成する。このNi含有層の形成に関し
ては、前記公報を参考にすれば良い。
【0079】次に、図2(B)に示すように、不活性雰
囲気中で570℃14時間の加熱処理を加え、アモルフ
ァスシリコン膜502を結晶化する。この際、Niが接
した領域(以下、Ni添加領域という)506a、50
6bを起点として、基板と概略平行に結晶化が進行し、
棒状結晶が集まって並んだ結晶構造でなるポリシリコン
膜507が形成される。
【0080】次に、図2(C)に示すように、保護膜5
05をそのままマスクとして15族に属する元素(好ま
しくはリン)をNi添加領域506a、506bに添加す
る。こうして高濃度にリンが添加された領域(以下、リ
ン添加領域という)508a、508bが形成される。
【0081】次に、図2(C)に示すように、不活性雰
囲気中で600℃12時間の加熱処理を加える。この熱
処理によりポリシリコン膜507中に存在するNiは移
動し、最終的には殆ど全て矢印が示すようにリン添加領
域508a、508bに捕獲されてしまう。これはリンに
よる金属元素(本実施例ではNi)のゲッタリング効果
による現象であると考えられる。
【0082】この工程によりポリシリコン膜509中に
残るNiの濃度はSIMS(質量二次イオン分析)によ
る測定値で少なくとも2×1017atoms/cm3にまで低減
される。Niは半導体にとってライフタイムキラーであ
るが、この程度まで低減されるとTFT特性には何ら悪
影響を与えることはない。また、この濃度は殆ど現状の
SIMS分析の測定限界であるので、実際にはさらに低
い濃度(2×1017atoms/cm3以下)であると考えられ
る。
【0083】こうして触媒を用いた結晶化され、且つ、
その触媒がTFTの動作に支障を与えないレベルにまで
低減されたポリシリコン膜509が得られる。その後、
このポリシリコン膜509を用いた活性層510〜51
3をパターニング工程により形成する。なお、この時、
後のパターニングにおいてマスク合わせを行うためのマ
ーカーを、上記ポリシリコン膜を用いて形成すると良
い。(図2(D))
【0084】次に、図2(E)に示すように、50nm
厚の窒化酸化シリコン膜をプラズマCVD法により形成
し、その上で酸化雰囲気中で950℃1時間の加熱処理
を加え、熱酸化工程を行う。なお、酸化雰囲気は酸素雰
囲気でも良いし、ハロゲン元素を添加した酸素雰囲気で
も良い。
【0085】この熱酸化工程では活性層と上記窒化酸化
シリコン膜との界面で酸化が進行し、約15nm厚のポ
リシリコン膜が酸化されて約30nm厚の酸化シリコン
膜が形成される。即ち、30nm厚の酸化シリコン膜と
50nm厚の窒化酸化シリコン膜が積層されてなる80
nm厚のゲート絶縁膜514が形成される。また、活性
層510〜513の膜厚はこの熱酸化工程によって30
nmとなる。
【0086】次に、図3(A)に示すように、レジスト
マスク515を形成し、ゲート絶縁膜514を介してp
型を付与する不純物元素(以下、p型不純物元素とい
う)を添加する。p型不純物元素としては、代表的には
13族に属する元素、典型的にはボロンまたはガリウム
を用いることができる。この工程(チャネルドープ工程
という)はTFTのしきい値電圧を制御するための工程
である。
【0087】なお、本実施例ではジボラン(B26)を
質量分離しないでプラズマ励起したイオンドープ法でボ
ロンを添加する。勿論、質量分離を行うイオンインプラ
ンテーション法を用いても良い。この工程により1×1
15〜1×1018atoms/cm3(代表的には5×1016
5×1017atoms/cm3)の濃度でボロンを含む不純物領
域516〜518が形成される。
【0088】次に、図3(B)に示すように、レジスト
マスク519a、519bを形成し、ゲート絶縁膜514
を介してn型を付与する不純物元素(以下、n型不純物
元素という)を添加する。なお、n型不純物元素として
は、代表的には15族に属する元素、典型的にはリン又
は砒素を用いることができる。なお、本実施例ではフォ
スフィン(PH3)を質量分離しないでプラズマ励起し
たプラズマドーピング法を用い、リンを1×1018atom
s/cm3の濃度で添加する。勿論、質量分離を行うイオン
インプランテーション法を用いても良い。
【0089】この工程により形成されるn型不純物領域
520、521には、n型不純物元素が2×1016〜5
×1019atoms/cm3(代表的には5×1017〜5×10
18atoms/cm3)の濃度で含まれるようにドーズ量を調節
する。
【0090】次に、図3(C)に示すように、添加され
たn型不純物元素及びp型不純物元素の活性化工程を行
う。活性化手段を限定する必要はないが、ゲート絶縁膜
514が設けられているので電熱炉を用いたファーネス
アニール処理が好ましい。また、図6(A)の工程でチ
ャネル形成領域となる部分の活性層/ゲート絶縁膜界面
にダメージを与えてしまっている可能性があるため、な
るべく高い温度で加熱処理を行うことが望ましい。
【0091】本実施例の場合には耐熱性の高い結晶化ガ
ラスを用いているので、活性化工程を800℃1時間の
ファーネスアニール処理により行う。なお、処理雰囲気
を酸化性雰囲気にして熱酸化を行っても良いし、不活性
雰囲気で加熱処理を行っても良い。
【0092】この工程によりn型不純物領域520、5
21の端部、即ち、n型不純物領域520、521の周
囲に存在するn型不純物元素を添加していない領域(図
3(A)の工程で形成されたp型不純物領域)との境界
部(接合部)が明確になる。このことは、後にTFTが
完成した時点において、LDD領域とチャネル形成領域
とが非常に良好な接合部を形成しうることを意味する。
【0093】次に、200〜400nm厚の導電膜を形
成し、パターニングしてゲート電極522〜525を形
成する。なお、ゲート電極は単層の導電膜で形成しても
良いが、必要に応じて二層、三層といった積層膜とする
ことが好ましい。ゲート電極の材料としては公知の導電
膜を用いることができる。(図3(D))
【0094】具体的には、タンタル(Ta)、チタン
(Ti)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、
クロム(Cr)、導電性を有するシリコン(Si)から
選ばれた元素でなる膜、または前記元素の窒化物でなる
膜(代表的には窒化タンタル膜、窒化タングステン膜、
窒化チタン膜)、または前記元素を組み合わせた合金膜
(代表的にはMo−W合金、Mo−Ta合金)、または
前記元素のシリサイド膜(代表的にはタングステンシリ
サイド膜、チタンシリサイド膜)を用いることができ
る。勿論、単層で用いても積層して用いても良い。
【0095】本実施例では、50nm厚の窒化タングス
テン(WN)膜と、350nm厚のタングステン(W)
膜とでなる積層膜を用いる。これはスパッタ法で形成す
れば良い。また、スパッタガスとしてXe、Ne等の不
活性ガスを添加すると応力による膜はがれを防止するこ
とができる。
【0096】またこの時、ゲート電極523、525は
それぞれn型不純物領域520、521の一部とゲート
絶縁膜514を挟んで重なるように形成する。この重な
った部分が後にゲート電極と重なったLDD領域とな
る。なお、ゲート電極524は断面では二つに見える
が、実際は電気的に接続されている。
【0097】次に、図4(A)に示すように、ゲート電
極522〜525をマスクとして自己整合的にn型不純
物元素(本実施例ではリン)を添加する。こうして形成
される不純物領域526〜532にはn型不純物領域5
20、521の1/2〜1/10(代表的には1/3〜
1/4)の濃度でリンが添加されるように調節する。具
体的には、1×1016〜5×1018atoms/cm3(典型的
には3×1017〜3×1018atoms/cm3)の濃度が好ま
しい。
【0098】次に、図4(B)に示すように、ゲート電
極等を覆う形でレジストマスク533a〜533dを形成
し、n型不純物元素(本実施例ではリン)を添加して高
濃度にリンを含む不純物領域534〜540を形成す
る。ここでもフォスフィン(PH3)を用いたイオンド
ープ法で行い、この領域のリンの濃度は1×1020〜1
×1021atoms/cm3(代表的には2×1020〜5×10
20atoms/cm3)となるように調節する。
【0099】この工程によってnチャネル型TFTのソ
ース領域若しくはドレイン領域が形成されるが、スイッ
チング用TFTは、図4(A)の工程で形成したn型不
純物領域529〜531の一部を残す。この残された領
域が、図1におけるスイッチング用TFTのLDD領域
15a〜15dに対応する。
【0100】次に、図4(C)に示すように、レジスト
マスク533a〜533dを除去し、新たにレジストマス
ク541を形成する。そして、p型不純物元素(本実施
例ではボロン)を添加し、高濃度にボロンを含む不純物
領域542、543を形成する。ここではジボラン(B
26)を用いたイオンドープ法により3×1020〜3×
1021atoms/cm3(代表的には5×1020〜1×1021a
toms/cm3ノ)濃度となるようにボロンを添加する。
【0101】なお、不純物領域542、543には既に
1×1016〜5×1018atoms/cm3の濃度でリンが添加
されているが、ここで添加されるボロンはその少なくと
も3倍以上の濃度で添加される。そのため、予め形成さ
れていたn型の不純物領域は完全にP型に反転し、P型
の不純物領域として機能する。
【0102】次に、図4(D)に示すように、レジスト
マスク541を除去した後、第1層間絶縁膜544を形
成する。第1層間絶縁膜544としては、珪素を含む絶
縁膜を単層で用いるか、その中で組み合わせた積層膜を
用いれば良い。また、膜厚は400nm〜1.5μmと
すれば良い。本実施例では、200nm厚の窒化酸化珪
素膜の上に800nm厚の酸化珪素膜を積層した構造と
する。
【0103】その後、それぞれの濃度で添加されたn型
またはp型不純物元素を活性化する。活性化手段として
は、ファーネスアニール法が好ましい。本実施例では電
熱炉において窒素雰囲気中、550℃、4時間の熱処理
を行う。
【0104】さらに、3〜100%の水素を含む雰囲気
中で、300〜450℃で1〜12時間の熱処理を行い
水素化処理を行う。この工程は熱的に励起された水素に
より半導体膜の不対結合手を水素終端する工程である。
水素化の他の手段として、プラズマ水素化(プラズマに
より励起された水素を用いる)を行っても良い。
【0105】なお、水素化処理は第1層間絶縁膜544
を形成する間に入れても良い。即ち、200nm厚の窒
化酸化珪素膜を形成した後で上記のように水素化処理を
行い、その後で残り800nm厚の酸化珪素膜を形成し
ても構わない。
【0106】次に、図5(A)に示すように、第1層間
絶縁膜544に対してコンタクトホールを形成し、ソー
ス配線545〜548と、ドレイン配線549〜551
を形成する。なお、本実施例ではこの電極を、チタン膜
を100nm、チタンを含むアルミニウム膜を300n
m、チタン膜150nmをスパッタ法で連続形成した3
層構造の積層膜とする。勿論、他の導電膜でも良い。
【0107】次に、50〜500nm(代表的には20
0〜300nm)の厚さで第1パッシベーション膜55
2を形成する。本実施例では第1パッシベーション膜5
52として300nm厚の窒化酸化シリコン膜を用い
る。これは窒化シリコン膜で代用しても良い。
【0108】この時、窒化酸化シリコン膜の形成に先立
ってH2、NH3等水素を含むガスを用いてプラズマ処理
を行うことは有効である。この前処理により励起された
水素が第1層間絶縁膜544に供給され、熱処理を行う
ことで、第1パッシベーション膜552の膜質が改善さ
れる。それと同時に、第1層間絶縁膜544に添加され
た水素が下層側に拡散するため、効果的に活性層を水素
化することができる。
【0109】次に、図5(B)に示すように、有機樹脂
からなる第2層間絶縁膜553を形成する。有機樹脂と
してはポリイミド、アクリル、BCB(ベンゾシクロブ
テン)等を使用することができる。特に、第2層間絶縁
膜553はTFTが形成する段差を平坦化する必要があ
るので、平坦性に優れたアクリル膜が好ましい。本実施
例では2.5μmの厚さでアクリル膜を形成する。
【0110】次に、第2層間絶縁膜553、第1パッシ
ベーション膜552にドレイン配線551に達するコン
タクトホールを形成し、画素電極554を形成する。本
実施例では画素電極554として200nm厚のアルミ
ニウム合金膜(1wt%のチタンを含有したアルミニウム
膜)を形成する。
【0111】次に、珪素を含む絶縁膜(本実施例では酸
化珪素膜)を500nmの厚さに形成し、画素電極55
4に対応する位置に開口部を形成して第3層間絶縁膜5
55を形成する。開口部を形成する際、ウェットエッチ
ング法を用いることで容易にテーパー形状の側壁とする
ことができる。開口部の側壁が十分になだらかでないと
段差に起因するEL層の劣化が顕著な問題となってしま
う。
【0112】次に、陰極(MgAg電極)556及びE
L層557を、真空蒸着法を用いて大気解放しないで連
続形成する。なお、陰極556の膜厚は180〜300
nm(典型的には200〜250nm)、EL層557
の厚さは80〜200nm(典型的には100〜120
nm)とすれば良い。
【0113】この工程では、まず赤色に対応する画素、
緑色に対応する画素及び青色に対応する画素に対して順
次陰極556を形成する。このとき、陰極556をパタ
ーニングするとなると大気解放しなくてはならず、次に
形成するEL層との連続形成ができなくなってしまう。
そのため、陰極556はメタルマスク等を用いた真空蒸
着法により成膜時に物理的にパターン化することが望ま
しい。
【0114】そして各画素に設けられた陰極556を覆
うような形で真空蒸着法により各色に発光するEL層5
57を形成する。但し、EL層は溶液に対する耐性に乏
しいためフォトリソグラフィ技術を用いずに各色個別に
形成しなくてはならない。そこでメタルマスク等を用い
て所望の画素以外を隠して選択的に形成する。
【0115】即ち、まず赤色に対応する画素以外を全て
隠すマスクをセットし、そのマスクを用いて赤色発光の
EL層及び陰極を選択的に形成する。次いで、緑色に対
応する画素以外を全て隠すマスクをセットし、そのマス
クを用いて緑色発光のEL層及び陰極を選択的に形成す
る。次いで、同様に青色に対応する画素以外を全て隠す
マスクをセットし、そのマスクを用いて青色発光のEL
層及び陰極を選択的に形成する。なお、ここでは全て異
なるマスクを用いるように記載しているが、同じマスク
を使いまわしても構わない。
【0116】本実施例のように真空蒸着法を用いて成膜
時にパターン化されるような形成方法とすれば、陰極5
56とEL層557を大気解放しないで連続的に形成す
ることが可能となり、EL素子の発光効率を高めること
ができる。
【0117】なお、EL層557としては公知の材料を
用いることができる。公知の材料としては、駆動電圧を
考慮すると有機材料を用いるのが好ましい。例えば正孔
注入層、正孔輸送層、発光層及び電子注入層でなる4層
構造をEL層とすれば良い。また、本実施例ではEL素
子の陰極としてMgAg電極を用いた例を示すが、公知
の他の材料であっても良い。
【0118】次に、EL層557を覆って透明導電膜で
なる陽極558を形成する。本実施例では酸化インジウ
ム・スズ(ITO)膜を110nmの厚さに形成し、パ
ターニングを行って陽極とする。また、酸化インジウム
に2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合した透明導電
膜や酸化スズを用いても良い。
【0119】最後に、窒化珪素膜でなる第2パッシベー
ション膜559を300nmの厚さに形成する。この第
2パッシベーション膜559によりEL層557を水分
等から保護する。また、EL層557で発生した熱を逃
がす役割も果たす。
【0120】こうして図5(C)に示すような構造のア
クティブマトリクス型EL表示装置が完成する。なお、
本実施例の作製工程は一例に過ぎない。例えば、本実施
例では特開平10−247735号公報に記載された手
段で活性層となる半導体膜を形成しているが、他の公知
の手段を用いても構わない。
【0121】また、LDD領域の配置等は好ましい一例
を示したものであり、本実施例の構造に限定する必要は
ない。但し、活性層としてポリシリコン膜を用いる場合
は信頼性を高め、且つ、ポリシリコン膜を活性層として
用いる利点を生かす上でも本実施例の構造が好ましい。
【0122】〔実施例2〕実施例1に従って図5(C)
まで完成したら、さらに外気に曝されないように気密性
の高い保護フィルム(ラミネートフィルム、紫外線硬化
樹脂フィルム等)やセラミックス製シーリングカンなど
のハウジング材でパッケージング(封入)することが好
ましい。その際、ハウジング材の内部を不活性雰囲気に
したり、内部に吸湿性材料(例えば酸化バリウム)を配
置することでEL層の信頼性(寿命)が向上する。
【0123】また、パッケージング等の処理により気密
性を高めたら、基板上に形成された素子又は回路から引
き回された端子と外部信号端子とを接続するためのコネ
クター(フレキシブルプリントサーキット:FPC)を
取り付けて製品として完成する。このような出荷できる
状態にまでしたEL表示装置を本明細書中ではELモジ
ュールという。
【0124】ここで本発明のELモジュールの構成を図
7(A)、(B)を用いて説明する。基板701上には
画素部702、ゲート信号側駆動回路703、データ信
号側駆動回路704、信号処理部(分周波回路、昇圧回
路など、駆動回路以外の回路群)705が形成されてい
る。本発明ではゲート信号側駆動回路703、データ信
号側駆動回路704、又は信号処理部705が画素部の
内部(内側)に形成されている。また、図示されないが
それぞれの駆動回路又は信号処理部からの各種配線はF
PC706に至り外部機器へと接続される。
【0125】このとき画素部を囲むようにしてハウジン
グ材707を設ける。なお、ハウジング材707は画素
部702の外寸(高さ)よりも内寸(奥行き)が大きい
凹部を有する形状又はシート形状であり、透明な部材で
形成される。
【0126】また、ハウジング材707は図7(B)に
示すように接着剤708によって、基板701と共同し
て密閉空間709を形成するようにして基板701に固
着される。このとき、EL素子は完全に前記密閉空間に
封入された状態となり、外気から完全に遮断される。な
お、ハウジング材707は複数設けても構わない。
【0127】また、ハウジング材707の材質はガラ
ス、ポリマー等の絶縁性物質が好ましい。例えば、非晶
質ガラス(硼硅酸塩ガラス、石英等)、結晶化ガラス、
セラミックスガラス、有機系樹脂(アクリル系樹脂、ス
チレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、エポキシ系樹
脂等)、シリコーン系樹脂が挙げられる。
【0128】また、接着剤708の材質は、エポキシ系
樹脂、アクリレート系樹脂等の接着剤を用いることが可
能である。さらに、熱硬化性樹脂や光硬化性樹脂を接着
剤として用いることもできる。但し、可能な限り酸素、
水分を透過しない材質であることが必要である。
【0129】さらに、ハウジング材707と基板701
との間の空隙709は不活性ガス(アルゴン、ヘリウ
ム、窒素等)を充填しておくことが望ましい。また、ガ
スに限らず不活性液体(パーフルオロアルカンに代表さ
れるの液状フッ素化炭素等)を用いることも可能であ
る。不活性液体に関しては特開平8−78519号で用
いられているような材料で良い。
【0130】また、空隙709に乾燥剤を設けておくこ
とも有効である。乾燥剤としては特開平9−14806
6号公報に記載されているような材料を用いることがで
きる。典型的には酸化バリウムを用いれば良い。
【0131】また、画素部には個々に孤立したEL素子
を有する複数の画素が設けられ、それらは全て陽極71
0を共通電極として有している。陽極710は711で
示される領域において、画素電極と同一材料でなる接続
配線712を介して入出力配線713に接続される。入
出力配線713は陽極710に所定の電圧を与えるため
の配線であり、導電性ペースト714を介してFPC7
06に接続される。
【0132】ここで領域711におけるコンタクト構造
を実現するための作製工程について図8を用いて説明す
る。
【0133】まず、実施例1の工程に従って図5(A)
の状態を得る。このとき、基板端部にあるコンタクト部
(図7(B)において711で示される領域)において
第1層間絶縁膜544及びゲート絶縁膜514を除去
し、その上に入出力配線713を形成する。勿論、図5
(A)のソース配線やドレイン配線と同時に形成され
る。(図8(A))
【0134】次に、図5(B)において第2層間絶縁膜
553及び第1パッシベーション膜552をエッチング
する際に、801で示される領域を除去し、且つ開孔部
802を形成する。そして、開孔部802を覆うように
して接続配線712を形成する。勿論、この接続配線7
12は図5(B)において画素電極554と同時に形成
される。(図8(B))
【0135】この状態で画素部ではEL素子の形成工程
(第3層間絶縁膜、陰極及びEL層の形成工程)が行わ
れる。この際、図8に示される領域ではマスク等を用い
て第3層間絶縁膜やEL素子が形成されないようにす
る。そして、EL層557を形成した後、別のマスクを
用いて陽極558を形成する。これにより陽極558と
入出力配線713とが接続配線712を介して電気的に
接続される。さらに、第2パッシベーション膜559を
設けて図8(C)の状態を得る。
【0136】以上の工程により図7(B)の711で示
される領域のコンタクト構造が実現される。そして、入
出力配線713はハウジング材707と基板701との
隙間(但し接着剤708で充填されている。即ち、接着
剤708は入出力配線の段差を十分に平坦化しうる厚さ
が必要である。)を通ってFPC706に接続される。
なお、接着剤708が設けられる部分はハウジング材7
07と基板701とで圧迫されるため、素子や回路が存
在すると破壊される可能性があるが、図7(B)のよう
に配線が通っているだけならば問題はない。
【0137】なお、本実施例に示したアクティブマトリ
クス型EL表示装置の作製方法は実施例1に従えば良
い。
【0138】〔実施例3〕本実施例では本発明のアクテ
ィブマトリクス型EL表示装置における画素部の断面構
造について図10を用いて説明する。なお、図10にお
いて図1と同一の部分に関しては図1と同一の符号を引
用する。
【0139】図10において、1001は電流供給線で
あり、電流制御用TFT(図示せず)のソース領域へと
接続されている。また、1002はデータ配線であり、
スイッチング用TFT(図示せず)のソース領域に接続
されている。
【0140】ゲート配線と平行な方向において隣接する
画素間には、上記電流供給線1001とデータ配線10
02とが存在する。従って、異なる画素内に形成された
駆動回路用TFT(駆動回路の一部を形成するTFT)
を相互に接続するためには、電流供給線1001とデー
タ配線1002とをまたぐことになる。
【0141】この場合、本実施例に示すような方法が挙
げられる。一つ目は、ゲート電極39、43と同時に第
1接続配線1003を形成し、この第1接続配線100
3によりデータ配線等の下をくぐる方式である。本実施
例では電流供給線1001とCMOS回路1000bと
を接続するためにこの方式を用いている。
【0142】また、二つ目は第2接続配線1004を形
成し、この第1接続配線1004により電流供給線10
01及び/又はデータ配線1002をまたぐ方式であ
る。本実施例ではCMOS回路1000aとCMOS回
路1000bとを接続するためにこの方式を用いてい
る。
【0143】この場合、図5(B)の工程において、第
2層間絶縁膜553にコンタクトホールを開けた後に、
画素電極ではなく第2接続配線1004を形成すれば良
い。そして、次に第2接続配線1004を覆う層間絶縁
膜を形成し、コンタクトホールを開けて画素電極を形成
すれば良い。
【0144】なお、本実施例では電流供給線1001及
びデータ配線1002が同一の層で形成されているが、
別々の層であっても良い。即ち、電流供給線1001又
はデータ配線1002を、図10の第2接続配線100
4の層に形成すれば良い。その場合、電流供給線及びデ
ータ配線を超えるには、ゲート配線と同一の層で第2接
続配線を形成すれば良い。
【0145】以上のように、本実施例では電流供給線及
びデータ配線とは異なる層に形成された接続配線を用
い、それにより上記電流供給線及びデータ配線を乗り越
える点に特徴がある。本実施例の接続配線としては、ゲ
ート配線と同一の配線、又はデータ配線と画素電極との
間の層に設けた配線を用いることができる。
【0146】なお、本実施例の構造は、実施例1を参照
すれば容易に作製することができる。また、実施例2に
示したEL表示装置に本実施例の構成を組み合わせて実
施することは可能である。
【0147】〔実施例4〕本実施例では、実施例3の構
成を用いて画素内に駆動回路を形成した場合の例につい
て説明する。具体的には、画素部の内部(内側)にシフ
トレジスタを形成した例について示す。
【0148】図11(A)は画素部のある一画素を拡大
した上面図、図11(B)はその回路図である。スイッ
チング用TFT201と電流制御用TFT202は図1
の同符号のTFTに相当する。1101は保持容量であ
り、電流制御用TFT202のゲートにかかる電圧を1
フレーム期間保持する役割を果たす。但し、スイッチン
グ用TFT201をマルチゲート構造としてTFTのオ
フ電流を極力低減すれば、保持容量1101を省略する
ことも可能である。
【0149】本実施例ではこの保持容量1101を電流
制御用TFT202のゲート電極と電流供給線1102
との間で形成している。勿論、電流制御用TFTのソー
ス領域と電流制御用TFT202のゲート電極(ゲート
配線も含む)との間で容量を形成しても良い。
【0150】また、画素内にはシフトレジスタの一部
(フリップフロップ回路)が示されており、インバータ
1103、クロックドインバータ1104、1105の
三つで一つのフリップフロップ回路を形成している。実
際のシフトレジスタはこのフリップフロップ回路が直列
に接続されている。
【0151】また、Vgはゲート信号、Vsはソース信号
(データ信号)、Vdd1(電流供給線1102)はEL
素子203の陰極に与える陰極信号、Vckはクロック信
号(Vckの上にバーが付してあるものはVckの反転信号
を意味する)、Vdd2はクロックドインバータの正側信
号、Vdd3はクロックドインバータの負側信号である。
なお、本実施例ではVdd1には接地電位が与えられる。
【0152】本実施例のような構造では、一画素に一つ
のフリップフロップ回路が形成され、隣接する画素内に
設けられて別のフリップフロップ回路と直列に接続され
る。そして、Vck等が画素間をまたぐ時、図10におい
て1004で示したような接続配線1106〜1115
を用いれば良い。
【0153】なお、接続配線1114、1115はデー
タ配線や電流供給線と同時に形成しても良い。即ち、交
差する際に同一層でなければ問題はなく、ある配線が他
の配線をまたぐ時に他の配線をどの層で形成するかは実
施者が適宜設計すれば良い。
【0154】なお、本実施例の構成は、実施例1〜3の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0155】〔実施例5〕本実施例では、アクティブマ
トリクス型EL表示装置の画素構造を実施例4とは異な
る構造とした場合の一例を説明する。具体的には、図1
1に示した画素構造において、ゲート配線の材料を異な
るものとした例を図12に示す。なお、図12は図11
の構造とほぼ同じであるので異なる部分だけを説明す
る。
【0156】なお、本実施例ではスイッチング用TFT
をトリプルゲート構造としてオフ電流を10pA以下
(好ましくは1pA以下)にしている。そのため、図1
1に示した保持容量1101は省略している。
【0157】図12において、61a〜61cは実施例1
のゲート電極と同様に窒化タングステン膜とタングステ
ン膜の積層膜で形成されたゲート電極である。これらは
図12に示すように各々孤立したパターンとしても良い
し、各々電気的に接続されたパターンとしても良いが、
形成された時点では電気的にフローティング状態にあ
る。
【0158】ゲート電極61a〜61cとしては窒化タン
タル膜とタンタル膜の積層膜やモリブデンとタングステ
ンの合金膜など他の導電膜を用いても良い。しかしなが
ら、3μm以下(好ましくは2μm以下)の微細な線幅を
形成しうる加工性に優れた膜であることが望ましい。ま
た、ゲート絶縁膜を拡散して活性層中へ侵入するような
元素を含む膜でないことが望ましい。
【0159】これに対して、ゲート配線62としてゲー
ト電極61a〜61cよりも低抵抗な導電膜、代表的には
アルミニウムを主成分とする合金膜や銅を主成分とする
合金膜を用いる。ゲート配線62には特に微細な加工性
は要求されない。また、活性層と重なることもないので
絶縁膜中を拡散しやすいアルミニウムや銅を含んでいて
も問題とはならない。
【0160】本実施例の構造とする場合、実施例1の図
4(D)の工程において第1層間絶縁膜544を形成す
る前に活性化工程を行えば良い。この場合、ゲート電極
61a〜61cが露呈した状態で熱処理を加えることにな
るが、十分に不活性な雰囲気、好ましくは酸素濃度が1
ppm以下である不活性雰囲気で熱処理を行う分にはゲー
ト電極61a〜61cが酸化されることはない。即ち、酸
化により抵抗値が増加することもないし、除去の困難は
絶縁膜(酸化膜)で覆われてしまうようなこともない。
【0161】そして、活性化工程が終了したら、アルミ
ニウム又は銅を主成分とする導電膜を形成し、パターニ
ングによりゲート配線62を形成すればよい。この時点
でゲート電極61a〜61cとゲート配線62との接触す
る部分では良好なオーミックコンタクトが確保され、ゲ
ート電極61a〜61cに所定のゲート電圧を加えること
が可能となる。
【0162】本実施例のような構造によってゲート配線
の配線抵抗を極力低減することは、配線遅延を低減する
上で非常に有効である。なお、本実施例において図12
に示した画素構造は本発明を何ら限定するものではな
く、好ましい一例に過ぎない。また、本実施例は、実施
例1〜3のいずれの構成とも自由に組み合わせて実施す
ることが可能である。
【0163】〔実施例6〕図1に示した構造において、
活性層と基板11との間に設けられる下地膜12とし
て、放熱効果の高い材料を用いることは有効である。特
に電流制御用TFTは長時間に渡って比較的多くの電流
を流すことになるため発熱しやすく、自己発熱による劣
化が問題となりうる。そのような場合に、本実施例のよ
うに下地膜が放熱効果を有することでTFTの熱劣化を
抑制することができる。
【0164】放熱効果をもつ透光性材料としては、B
(ホウ素)、C(炭素)、N(窒素)から選ばれた少な
くとも一つの元素と、Al(アルミニウム)、Si(珪
素)、P(リン)から選ばれた少なくとも一つの元素と
を含む絶縁膜が挙げられる。
【0165】例えば、窒化アルミニウム(AlxNy)
に代表されるアルミニウムの窒化物、炭化珪素(Six
Cy)に代表される珪素の炭化物、窒化珪素(SixN
y)に代表される珪素の窒化物、窒化ホウ素(BxN
y)に代表されるホウ素の窒化物、リン化ホウ素(Bx
Py)に代表されるホウ素のリン化物を用いることが可
能である。また、酸化アルミニウム(AlxOy)に代
表されるアルミニウムの酸化物は透光性に優れ、熱伝導
率が20Wm-1-1であり、好ましい材料の一つと言え
る。なお、上記透光性材料において、x、yは任意の整
数である。
【0166】また、上記化合物に他の元素を組み合わせ
ることもできる。例えば、酸化アルミニウムに窒素を添
加して、AlNxOyで示される窒化酸化アルミニウム
を用いることも可能である。この材料にも放熱効果だけ
でなく、水分やアルカリ金属等の侵入を防ぐ効果があ
る。なお、上記窒化酸化アルミニウムにおいて、x、y
は任意の整数である。
【0167】また、特開昭62−90260号公報に記
載された材料を用いることができる。即ち、Si、A
l、N、O、Mを含む絶縁膜(但し、Mは希土類元素の
少なくとも一種、好ましくはCe(セリウム),Yb
(イッテルビウム),Sm(サマリウム),Er(エル
ビウム),Y(イットリウム)、La(ランタン)、G
d(ガドリニウム)、Dy(ジスプロシウム)、Nd
(ネオジウム)から選ばれた少なくとも一つの元素)を
用いることもできる。これらの材料にも放熱効果だけで
なく、水分やアルカリ金属等の侵入を防ぐ効果がある。
【0168】また、少なくともダイヤモンド薄膜又はア
モルファスカーボン膜(特にダイヤモンドに特性の近い
もの、ダイヤモンドライクカーボン等と呼ばれる。)を
含む炭素膜を用いることもできる。これらは非常に熱伝
導率が高く、放熱層として極めて有効である。但し、膜
厚が厚くなると褐色を帯びて透過率が低下するため、な
るべく薄い膜厚(好ましくは5〜100nm)で用いる
ことが好ましい。
【0169】また、上記放熱効果をもつ材料からなる薄
膜を単体で用いることもできるが、これらの薄膜と、珪
素を含む絶縁膜とを積層して用いても良い。
【0170】なお、本実施例の構成は、実施例1〜5の
いずれの構成とも自由に組み合わせて実施することが可
能である。
【0171】〔実施例7〕実施例1ではEL層として有
機EL材料を用いることが好ましいとしたが、本発明は
無機EL材料を用いても実施できる。但し、現在の無機
EL材料は非常に駆動電圧が高いため、そのような駆動
電圧に耐えうる耐圧特性を有するTFTを用いなければ
ならない。
【0172】または、将来的にさらに駆動電圧の低い無
機EL材料が開発されれば、本発明に適用することは可
能である。
【0173】また、本実施例の構成は、実施例1〜6の
いずれの構成とも自由に組み合わせることが可能であ
る。
【0174】〔実施例8〕本発明を実施して形成された
アクティブマトリクス型EL表示装置(ELモジュー
ル)は、自発光型であるため液晶表示装置に比べて明る
い場所での視認性に優れている。そのため本発明は直視
型のELディスプレイ(ELモジュールを組み込んだ表
示ディスプレイを指す)に対して実施することが可能で
ある。ELディスプレイとしてはパソコンモニタ、TV
放送受信用モニタ、広告表示モニタ等が挙げられる。
【0175】また、本発明は上述のELディスプレイも
含めて、表示ディスプレイを部品として含むあらゆる電
子装置に対して実施することが可能である。
【0176】そのような電子装置としては、ELディス
プレイ、ビデオカメラ、デジタルカメラ、頭部取り付け
型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ等)、カ
ーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、携帯情報
端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書籍
等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはコン
パクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商
標)(LD)又はデジタルバーサタイルディスク(DV
D)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディ
スプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子
装置の例を図13に示す。
【0177】図13(A)はパーソナルコンピュータで
あり、本体2001、筐体2002、表示部2003、
キーボード2004を含む。本発明は表示部2003に
用いることができる。
【0178】図13(B)はビデオカメラであり、本体
2101、表示部2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6を含む。本発明を表示部2102に用いることができ
る。
【0179】図13(C)は頭部取り付け型のELディ
スプレイの一部(右片側)であり、本体2301、信号
ケーブル2302、頭部固定バンド2303、表示モニ
タ2304、光学系2305、表示装置2306を含
む。本発明は表示装置2306に用いることができる。
【0180】図13(D)は記録媒体を備えた画像再生
装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体240
1、記録媒体(CD、LDまたはDVD等)2402、
操作スイッチ2403、表示部(a)2404、表示部
(b)2405を含む。表示部(a)は主として画像情
報を表示し、表示部(b)は主として文字情報を表示す
るが、本発明はこれら表示部(a)、(b)に用いるこ
とができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置とし
ては、CD再生装置、ゲーム機器などに本発明を用いる
ことができる。
【0181】図13(E)は携帯型(モバイル)コンピ
ュータであり、本体2501、カメラ部2502、受像
部2503、操作スイッチ2504、表示部2505を
含む。本発明は表示部2505に用いることができる。
【0182】図13(F)はELディスプレイであり、
筐体2601、支持台2602、表示部2603を含
む。本発明は表示部2603に用いることができる。E
Lディスプレイは視野角が広いため液晶ディスプレイに
比べて大画面化した場合において有利であり、対角10
インチ以上(特に対角30インチ以上)のディスプレイ
において有利である。
【0183】また、将来的にEL材料の発光輝度が高く
なれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投
影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用
いることも可能となる。
【0184】以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広
く、あらゆる分野の電子装置に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子装置は実施例1〜7のどのよ
うな組み合わせからなる構成を用いても実現することが
できる。
【0185】
【発明の効果】本発明を実施することにより基板と反対
側に光を出力する動作をするアクティブマトリクス型E
L表示装置において、画素部の内部(画素部と同一の領
域)に駆動回路や他の信号処理部を形成することが可能
となり、アクティブマトリクス型EL表示装置の小型化
が実現される。
【0186】また、基板上に形成されるTFT自体も各
回路又は素子が必要とする性能に併せて最適な構造のT
FTを配置することで、信頼性の高いアクティブマトリ
クス型EL表示装置を実現している。
【0187】そして、そのようなアクティブマトリクス
型EL表示装置を表示ディスプレイとして具備すること
で、小型で信頼性の高い高性能な電子装置を生産するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 EL表示装置の断面構造を示す図。
【図2】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図3】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図4】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図5】 EL表示装置の作製工程を示す図。
【図6】 EL表示装置の光の出力方向を説明するた
めの図。
【図7】 ELモジュールの外観を示す図。
【図8】 コンタクト構造の作製工程を示す図。
【図9】 EL表示装置の画素部の構成を示す図。
【図10】 EL表示装置の断面構造を示す図。
【図11】 EL表示装置の画素部の上面構造を示す
図。
【図12】 EL表示装置の画素部の上面構造を示す
図。
【図13】 電子装置の具体例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 623 G09G 3/20 623H 680 680G 3/30 3/30 J H05B 33/14 H05B 33/14 A

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一基板上に画素部と駆動回路とが形成さ
    れたEL表示装置であって、 前記画素部の内部に前記駆動回路の一部又は全部が形成
    されていることを特徴とするEL表示装置。
  2. 【請求項2】同一基板上に画素部と駆動回路とが形成さ
    れたEL表示装置であって、 前記駆動回路の一部又は全部は、前記画素部に形成され
    た画素電極の下に形成されていることを特徴とするEL
    表示装置。
  3. 【請求項3】同一基板上に画素部、駆動回路及び信号処
    理部とが形成されたEL表示装置であって、 前記画素部の内部に前記駆動回路の一部若しくは全部又
    は前記信号処理部の一部若しくは全部が形成されている
    ことを特徴とするEL表示装置。
  4. 【請求項4】同一基板上に画素部、駆動回路及び信号処
    理部とが形成されたEL表示装置であって、 前記駆動回路の一部若しくは全部又は前記信号処理部の
    一部若しくは全部は、前記画素部に形成された画素電極
    の下に形成されていることを特徴とするEL表示装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、前記画素電極はEL素子の陰極と接続されているこ
    とを特徴とするEL表示装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項4のいずれか一におい
    て、前記駆動回路とは少なくともシフトレジスタを含む
    ことを特徴とするEL表示装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか一に記載
    されたEL表示装置を備えたことを特徴とする電子装
    置。
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