JP2001070962A - 難分解性物質分解装置 - Google Patents

難分解性物質分解装置

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JP2001070962A
JP2001070962A JP24797199A JP24797199A JP2001070962A JP 2001070962 A JP2001070962 A JP 2001070962A JP 24797199 A JP24797199 A JP 24797199A JP 24797199 A JP24797199 A JP 24797199A JP 2001070962 A JP2001070962 A JP 2001070962A
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JP
Japan
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ozone
reaction tank
raw water
hardly decomposable
ultraviolet
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JP24797199A
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Yasushi Kosaka
康司 小阪
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Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイオキシン類などの難分解性物質が溶けた
原水に、効果的にオゾンと紫外線を供給して分解するこ
とができる難分解性物質分解装置を提供すること。 【解決手段】 難分解性物質が溶け込んだ原水を貯留す
る反応槽10と、反応槽10内の原水を外部に引き出し
て再び反応槽10に戻す循環ポンプPと、循環ポンプP
によって反応槽10の外部に引き出した原水にオゾンを
供給するオゾン供給手段40及び反応槽10の外部に引
き出した原水に紫外線を照射する紫外線照射装置25と
を具備する。紫外線照射装置25において紫外線を照射
する手段として高照度中圧式紫外線ランプを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイオキシン類な
どの難分解性物質を分解するのに好適な難分解性物質分
解装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】水中に溶けたダイオキシン類や、トリク
ロロエチレン等の有機性塩素化合物や、TOC(トータ
ルオーガニックカーボン:全有機的炭素物)などの難分
解性物質の酸化・分解のために、オゾンを用いる方法が
あるが、オゾン単独による処理よりもさらに酸化力の強
いOHラジカルによって難分解性物質の酸化反応を促進
させるため、水中のオゾンに紫外線を照射することでO
Hラジカルを生じさせる方法が考えられている。
【0003】具体的にはダイオキシン類などの難分解性
物質が溶けた原水に、効果的にオゾンと紫外線を付与す
ることができる難分解性物質分解装置、特に例えば原水
が産業廃棄物場の浸出水のように含まれるSS(浮遊固
形物)成分が多くて紫外線透過率が悪い場合であって
も、有効に難分解性物質を分解できる難分解性物質分解
装置が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、ダイオキシン類な
どの難分解性物質が溶けた原水に、効果的にオゾンと紫
外線を供給することができる難分解性物質分解装置を提
供することにある。
【0005】また本発明の目的は、たとえ原水が産業廃
棄物場の浸出水のように含まれるSS成分が多くて紫外
線透過率が悪くても、有効に難分解性物質を分解できる
難分解性物質分解装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け込
んだ原水に、オゾンを溶け込ませる手段と、紫外線を照
射する手段とを具備し、オゾンを溶け込ませる手段によ
ってオゾンを溶け込ませた原水に、紫外線を照射する手
段によって紫外線を照射することで前記難分解性物質を
分解する難分解性物質分解装置において、前記紫外線を
照射する手段として、高照度中圧式紫外線ランプを使用
したことを特徴とする。また本発明にかかる難分解性物
質分解装置は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
込んだ原水を貯留する反応槽と、反応槽内の原水を外部
に引き出して再び反応槽に戻す循環ポンプと、前記循環
ポンプによって反応槽の外部に引き出した原水にオゾン
を供給するオゾン供給手段及び反応槽の外部に引き出し
た原水に紫外線を照射する紫外線照射装置とを具備して
なることを特徴とする。また本発明にかかる難分解性物
質分解装置は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
込んだ原水を貯留する反応槽と、反応槽内の原水を外部
に引き出して再び反応槽に戻す循環ポンプと、前記循環
ポンプによって反応槽の外部に引き出した原水に紫外線
を照射する紫外線照射装置と、前記反応槽内の原水にオ
ゾンを供給するオゾン供給手段とを具備してなることを
特徴とする。なお前記反応槽内に生じる空間中のオゾン
のオゾン濃度を測定するオゾンモニターと、この空間中
のオゾンを反応槽の外部に引き出して反応槽内の原水に
循環させる排オゾン循環ラインとを設け、さらにオゾン
モニターが測定したオゾン濃度が基準濃度以上のときは
前記排オゾン循環ラインによって前記空間中のオゾンを
前記反応槽に循環するとともに基準濃度以下になったと
きは前記オゾン供給手段からオゾンを供給する切換手段
を設けることが好ましい。また本発明にかかる難分解性
物質分解装置は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶
け込んだ原水を貯留する反応槽と、反応槽内に設置され
る紫外線ランプと、前記反応槽の紫外線ランプを設置し
た位置よりも下の位置に設置されてオゾンを散気するオ
ゾン散気手段とを具備し、前記オゾン散気手段から散気
されたオゾンを原水に溶解し、このオゾンが溶解した原
水に前記紫外線ランプによって紫外線を照射することを
特徴とする。また本発明にかかる難分解性物質分解装置
は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け込んだ原水
を貯留する反応槽と、前記反応槽内の上部に設置される
紫外線ランプユニットと、前記紫外線ランプユニットの
下部に設置されるバッフルプレートと、前記反応槽の前
記紫外線ランプユニットを設置した位置よりも下の位置
に設置されてオゾンを散気するオゾン散気管と、前記反
応槽により処理した処理水の一部を前記反応槽内の前記
バッフルプレートよりも下部に返送する手段とを備えて
なることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。図1は本発明の第一実施形態
にかかる難分解性物質分解装置を示す図である。同図に
示すようにこの難分解性物質分解装置は、ダイオキシン
類等の難分解性物質が溶け込んだ原水を貯留する反応槽
10と、反応槽10内の原水を外部に引き出して再び反
応槽10に戻す循環路となる配管15の途中に設置され
る循環ポンプP及び紫外線照射装置25及びエジェクタ
ー30と、前記エジェクター30の部分に配管16によ
って接続されてオゾンを供給するオゾン供給手段40
と、前記循環ポンプPと紫外線照射装置25の間に接続
される排水用配管17と、前記反応槽10の上部の空間
中のオゾン濃度を測定するオゾンモニター50と、この
空間中の気体のオゾンを反応槽10の外部に引き出して
前記配管16に接続する排オゾン循環路となる配管18
と、前記反応槽10内に原水を供給する原水供給配管1
9とを具備して構成されている。なお51,52,5
3,54,55は各配管を適宜開閉するバルブである。
【0008】そしてまず反応槽10へ原水供給配管19
から原水を流入してこれを満たす。次に循環ポンプPを
駆動することで反応槽10内の原水を配管15に引き抜
き、引き抜いた原水に紫外線照射装置25によって紫外
線を照射した後、エジェクター30において、オゾン供
給手段40から(又は排オゾン循環路から)のオゾンを
混合し、溶解しながら反応槽10に戻される。ところで
前記紫外線照射装置25によって紫外線を照射された原
水中に溶解されているオゾンは活性化されOHラジカル
の生成が促進されている。従って反応槽10内に戻され
たOHラジカルが原水中のダイオキシンの酸化、分解を
強力に促進する。従ってこの処理を継続して行うこと
で、反応槽10内の原水のダイオキシンの酸化・分解が
進行する。この実施形態のように原水を循環ポンプPで
反応槽10に戻すように構成した場合は、反応槽10内
の原水の攪拌効果も生じる。
【0009】一方反応槽10内のオゾンの一部は反応槽
10の上部空間に気体となって溜まるが、この上部空間
内のオゾン濃度が所定の基準濃度以上であることをオゾ
ンモニター50が測定した場合は、バルブ53を閉じ、
バルブ54を開けることで、このオゾンをエジェクター
30に供給して反応槽10内に再循環する。そしてオゾ
ンモニター50の測定するオゾン濃度が基準濃度より下
がった場合はバルブ54を閉じ、バルブ53を開けてオ
ゾン供給手段40からオゾンの供給を行う(バルブ54
は必ずしも閉じないで、オゾンの再循環と新規導入の両
者を同時に行っても良い)。
【0010】この装置による難分解性物質の処理方法と
しては、バッチ処理と連続処理とがあるが、何れの処理
方法を用いるかは、原水中のダイオキシン等の難分解性
物質の濃度及び処理時の要求濃度により適宜選択する。
【0011】バッチ処理による場合は、まず反応槽10
内に原水を満たした後に、前記循環ポンプPを駆動する
ことで原水内のダイオキシンなどを酸化・分解して行
き、反応槽10内の原水全体のダイオキシン等の処理が
終了した後にバルブ52を開いて反応槽10内の原水を
抜き、未処理の原水を再び反応槽10内に満たして前記
処理を繰り返す。バッチ処理は処理水を循環させること
によって処理水の温度が上昇するので、必要に応じて反
応槽10に冷却装置を設置することが好ましい。
【0012】処理量が多い場合や、連続的に処理する必
要がある場合は、反応槽10を並列に並べて一台が運転
中に他の一台が原水の受け入れを行うことで対応する。
【0013】一方連続処理を行う場合は、バルブ52の
開度を調節することで、反応槽10への配管15による
循環量の内の例えば1/5程度を処理完了水として排水
用配管17から排水しながら、同時に同じ量の原水を原
水供給配管19から継続的に供給する。
【0014】ところで処理液の種類により、液中のSS
成分が多い場合や紫外線透過率が低い場合は、紫外線照
射量が大きいことが必要になり、また紫外線ランプの保
護管表面に汚れが付着し易いのでこれを洗浄する必要も
あり、これらのことを満足する紫外線照射装置25を設
置する必要がある。
【0015】図2,図3は本実施形態に用いる紫外線照
射装置25を示す図であり、図2(a),(b)はそれ
ぞれ平面図と側面図、図3(a),(b)はそれぞれラ
ンプ設置部130内部の側断面概略図と横断面概略図
(図3(a)のE‐E断面図)である。但し図3におい
てはワイパ機構の記載は省略している。
【0016】これらの図に示すようにこの紫外線照射装
置25は、導入管部110と、ランプ設置部130と、
流出整流管部120とを、内部を流れる流体の流れが屈
曲しないように全て直線的に直列に接続することで構成
されている。
【0017】導入管部110の流入側接続フランジ11
1側の管形状は円形であり、ランプ設置部130側の管
形状は矩形状となるように、その中間部分の形状をなだ
らかに変化させている。流出整流管部120の流出側接
続フランジ121側の管形状は円形であり、ランプ設置
部130側の管形状は矩形状となるように、その中間部
分の形状をなだらかに変化させている。
【0018】ランプ設置部130は、内部に処理水を流
すチャンバー131を設けている。チャンバー131の
形状は、処理水の流れに直交する断面(即ち横断面、図
3(b)参照)が矩形状となるように形成されている。
またチャンバー131の幅(横幅)は、使用する紫外線
ランプ133の発光する部分の長さ以内(略等しく)と
なるようにしている。
【0019】チャンバー131内には、3本の紫外線ラ
ンプ133が全てチャンバー131内で水平方向であっ
て流れに直交するように、且つ中央に設置したボールね
じ141を中心にして等角度(120°間隔)になるよ
うに設置されている。またこの紫外線ランプ133は、
封入されるガス圧を高くして今までの低圧紫外線ランプ
に比べて一本あたりの入力電圧を高くすることで照度を
大きくした、単位長さ当りの供給電力が40W〜100
W/cm程度の高照度中圧式ランプで構成されている。
【0020】各紫外線ランプ133は、その外周を筒状
の保護管135で覆うことで紫外線ランプ133に直接
処理水が触れないようにしている。また図2に示すよう
に各保護管135の周囲には、これを囲むリング状のゴ
ム製のワイパー137が取り付けられ、これらワイパー
137をアーム板139によって連結してその中央に前
記ボールねじ141を通し、ランプ設置部130の外部
に取り付けたワイパーモータ143を駆動することでボ
ールねじ141を回転してアーム板139及びワイパー
137を駆動するように構成している。
【0021】またランプ設置部130のチャンバー13
1内の4つのコーナー部分であって、紫外線ランプ13
3の内のチャンバー131の内壁に近いものの近傍に
は、コーナーに沿って流れてくる処理水を内側に向ける
バッフル145が設置されている。このバッフル145
は三角形状であって、流体が各コーナー部分をそのまま
流れていくことを妨げてその流れを内側に向け、紫外線
の照射量が他の部分に比べて少ないコーナー部分に沿っ
て流れてきた処理水を内側に向けてこれに紫外線を確実
に照射するものである。
【0022】そしてこの紫外線照射装置25に処理水を
流し、前記3本の紫外線ランプ133を点灯すると、処
理水に溶解したオゾンに紫外線が照射され、その活性化
が効率良く行われ、OHラジカルが生成される。一方処
理水を流すことで汚れが付着した保護管135表面は、
ワイパーモータ143を駆動することでボールねじ14
1を回転してワイパー137を保護管135の長手方向
に駆動し、その全体を機械的に拭って洗浄する。
【0023】ところでこの紫外線照射装置25において
は、紫外線ランプ133を水平に設置したので、これを
縦方向(上下方向)に向けて設置した場合に比べて、ラ
ンプ寿命が増大する。何故なら紫外線ランプ133を縦
方向に設置すると、流れる流体の上下の温度差によって
紫外線ランプ133の上部と下部での流体による冷却効
果が異なり、これによってランプ寿命が短くなるが、本
実施形態のように水平に設置すると紫外線ランプ133
の各部の流体による冷却効果が同じになって各部が均等
に冷却され、ランプ寿命が長くなるのである。
【0024】またこの実施形態では紫外線ランプ133
を処理水の流れに直交するように設置することで、紫外
線照射線量の計算を容易にしている。即ち本実施形態の
ように紫外線ランプ133を流れに直交させれば、処理
水の流れが流入から流出まで直線的になり、流量変動は
単に流速の変動になるだけなので、解析が容易になる。
【0025】特に本実施形態では、チャンバー131の
形状を矩形状にしたので、チャンバー131内の処理水
の流れの速度は各部で略同一になり、従って各紫外線ラ
ンプ133の周囲の流れは各部でその速度が略均一にな
り、短い時間の照射でも全ての処理水に確実にオゾンの
活性化に必要な紫外線線量を与えることができる。
【0026】この実施形態では紫外線ランプ133とし
て中圧式ランプ、特に高照度中圧式ランプを使用してお
り紫外線照射量が大きいので、液中にSS成分が多い場
合や、紫外線透過率が低い場合の処理水に対しても必要
紫外線照射距離を確保することができ有効である。また
このため今まで使用されてきた照度が小さい低圧紫外線
ランプのように多数のランプを接近して並べる必要がな
く、ランプ間の隙間を大きく取れるので、ワイパー13
7の設置が容易に行え、また処理水の流れに対する抵抗
も小さくできる。
【0027】またこの実施形態では、3本の紫外線ラン
プ133を、各ランプ間を通過する処理水に同じ紫外線
線量が作用するように配置している。即ち紫外線ランプ
133を線光源として、紫外線ランプ133からの距離
で照度の減衰を計算した結果、その配置は、隣合う各紫
外線ランプ133の保護管135間の間隔を何れも同じ
間隔L1とし、上下の紫外線ランプ133の保護管13
5とチャンバー131内壁の間隔をL2とし、「L1=
4L2」となるようにすれば、各紫外線ランプ133の
間隔とチャンバー131内壁面での最小照度が同じにな
り、処理水の流れは高さ方向全体で均一な紫外線照射を
受けることができる。
【0028】なお中圧式紫外線ランプの内、ランプ発光
長さ当りの照度を上げてランプ長さを短くした高照度中
圧式ランプを用いたので、本実施形態のように配管の間
に設置できるインライン型の紫外線照射装置25が実現
できた。
【0029】また照射線量がさらに必要な場合は、導入
管部110と流出整流管部120との間に、複数のラン
プ設置部130を直列に接続していけば良い。この紫外
線照射装置25は、チャンバー131内部で紫外線ラン
プ133が流れに直交して配置されていることと、導入
管部110とランプ設置部130と流出整流管部120
とを全て直線的に直列に接続していることから、流れが
折れ曲げられず、圧力損失が少ない。また例えばこの紫
外線照射装置25に図示しない紫外線照度計を取り付け
て紫外線の照度を測定し、その値により紫外線ランプ1
33への入力電力を調整することで、水質に対応してラ
ンプ照度を制御することもできる。これらランプ設置部
130の直列接続やランプ照度調整により、処理水の水
質に容易に対応できる。
【0030】ところで焼却灰にダイオキシン類が含まれ
ていることから、焼却灰が捨てられる産業廃棄物場の浸
出水にダイオキシン類が含まれることがある。ダイオキ
シン類は水に溶けにくい性質なので、浸出水処理の工程
で汚泥側に移り、処理水にはほとんど含まれない。しか
しながら汚泥側に移ったダイオキシン類の処理に関して
も、決して簡単な処理方法はないので、ダイオキシン類
を浸出水受け入れ時点で水中で分解することが必要にな
る。この場合、この浸出水の水質の紫外線透過率は低
く、またSS成分も多いため、紫外線照射強度の大きな
ランプで、尚且つランプ保護管表面の汚れを定期的に除
去できるワイパー機構を備えた上記実施形態に用いたよ
うな紫外線照射装置25が不可欠になる。
【0031】またダイオキシン等を含んだ処理水は、一
般にその他スケールとなる物質が含まれていることが多
く、その弊害が発生するが、本実施形態においては、図
1に示すようにオゾンを供給するエジェクター30や紫
外線照射装置25を、反応槽10から外部に引き出した
配管中に取り付けているので、これらの装置を反応槽1
0内部に設置したものに比べて容易にそのメンテナンス
が行える。
【0032】図4は本発明の第二実施形態にかかる難分
解性物質分解装置を示す図である。同図において第一実
施形態と同一部分又は相当する部分には同一符号を付し
てその詳細な説明は省略する。
【0033】この難分解性物質分解装置は、ダイオキシ
ン類等の難分解性物質が溶け込んだ原水を貯留する反応
槽10と、反応槽10内の原水を外部に引き出して再び
反応槽10に戻す循環路となる配管15の途中に設置さ
れる循環ポンプP及び紫外線照射装置25と、反応槽1
0の上部の空間中のオゾン濃度を測定するオゾンモニタ
ー50と、この空間中の気体のオゾンを反応槽10の外
部に引き出した配管18中に循環ブロワ63を取り付け
て反応槽10の下部の散気筒60から噴出させる排オゾ
ン循環路と、配管18中に設けられたエジェクター30
に配管16によって接続されるオゾン供給手段40と、
前記紫外線照射装置25の下流側に接続される排水用配
管17と、前記反応槽10内に原水を供給する原水供給
配管19と、反応槽10内に設置される冷却機65とを
具備して構成されている。なお51,52,53,5
4,55,56はバルブである。
【0034】そして反応槽10へ原水供給配管19から
原水を流入してこれを満たし、循環ポンプPを駆動する
ことで反応槽10内の原水を配管15に引き抜き、この
引き抜いた原水に紫外線照射装置25によって紫外線を
照射し、原水中に溶解されているオゾンを活性化してO
Hラジカルの生成を促進して反応槽10に戻す。
【0035】一方反応槽10の上部空間に溜まったオゾ
ンのオゾン濃度が所定の基準濃度以上であることをオゾ
ンモニター50が測定している場合は、バルブ54を開
け、バルブ53を閉じ、循環ブロワ63を駆動すること
で散気筒60からオゾンを散気し、反応槽10の原水に
溶解させる。そしてオゾンモニター50の測定するオゾ
ン濃度が基準濃度より下がっている場合は循環ブロワ6
3によるオゾンの循環を継続しながらバルブ53を開
け、オゾン供給手段40からオゾンの供給を行う。
【0036】そして反応槽10内で、前記紫外線によっ
て生じたOHラジカルがダイオキシンの酸化、分解を促
進する。この実施形態のように原水を循環ポンプPで反
応槽10に戻すように構成した場合は、反応槽10内の
原水の攪拌効果も増大する。
【0037】この装置による難分解性物質の処理方法に
も第一実施形態と同様にバッチ処理と連続処理とがあ
り、その方法は第一実施形態の場合と同様である。バッ
チ処理によって処理水の温度が上昇した場合は、冷却機
65によってこれを冷却する。紫外線照射装置25の構
造も第一実施形態と同様である。
【0038】処理量が多い場合や、連続的に処理する必
要がある場合は、図5に示すように反応槽10,10を
並列に並べて一台が運転中に他の一台が原水の受け入れ
を行うことで対応する。
【0039】図6(a),(b)は何れも本発明の第三
実施形態にかかる難分解性物質分解装置を示す概略断面
図である。この実施形態にかかる難分解性物質分解装置
は、ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け込んだ原水
を貯留する反応槽70と、反応槽70内の上部に設置さ
れる紫外線ランプユニット75と、反応槽70の紫外線
ランプユニット75を設置した位置よりも下の位置に設
置されてオゾンを散気するオゾン散気管(オゾン散気手
段)80と、反応槽70の下部に接続される原水供給配
管85と、反応槽70の上部に接続される排水用配管8
7と、排水用配管87から分岐して反応槽70の中央部
に導入される配管89と、配管89途中に取り付けられ
る循環ポンプPと、紫外線ランプユニット75の下部に
設置されるバッフルプレート90と、オゾン散気管80
に配管91によって接続されるオゾン供給手段95と、
配管91と反応槽70内の上部空間とを接続して循環ブ
ロワ100によってオゾンガスを再循環する配管93か
らなる排オゾン循環路と、反応槽70の上部の空間中の
オゾン濃度を測定するオゾンモニター110とを設けて
構成されている。なお紫外線ランプユニット75の部分
の反応槽70は、その槽壁面を狭めている。これはこの
部分を通過する処理水全体に紫外線を照射するためであ
る。
【0040】そして反応槽70へ原水供給配管85から
原水を流入し、同時にオゾン供給手段95又は排オゾン
循環路からのオゾンガスをオゾン散気管80から散気
し、流入した原水にオゾンを混合して溶解しながら反応
槽70内を上昇させ、紫外線ランプユニット75によっ
て紫外線を照射して処理水に溶解されたオゾンを活性化
して生成されたOHラジカルによって処理水中のダイオ
キシン等を酸化・分解した後に、排水用配管87から外
部に排水する。
【0041】反応槽70の底から紫外線ランプユニット
75までの距離は、原水にオゾンが十分に溶けこむ時間
により決定される。紫外線ランプユニット75の下部に
バッフルプレート90を設置したのは、完全に溶け込ん
でいないオゾンの気泡が紫外線ランプ210表面の近く
を上昇することで処理水に溶解したオゾンへの紫外線の
照射の邪魔にならないように、オゾンの気泡を狭めた槽
壁面の中央ではなく壁面に沿って通過させるためであ
る。これにより気泡による紫外線ランプ光の遮断を防止
でき、溶存したオゾンが紫外線により活性化されてダイ
オキシン類の分解を進めることができる。
【0042】そして紫外線を照射された後の処理水は、
反応槽70の上部の排水用配管87から流出するが、そ
の一部は循環ポンプPにより反応槽70中央に戻され、
上昇してくる原水と混ぜ合わされて効果的に攪拌される
とともに、戻された処理水に未だ溶存しているオゾンに
再び紫外線照射を与える。
【0043】ところで紫外線ランプユニット75は、2
枚のフランジ200,201をその間隔を保つための複
数本の図示しないロッドによって固定し、このフランジ
200,200間に2本の紫外線ランプ210,210
(紫外線ランプ210,210は円筒状の透明石英製の
保護管211,211によって覆われている)を平行に
設置し、両紫外線ランプ210,210の保護管21
1,211の外周にワイパー部213,213を取り付
け、これらワイパー部213,213を1つのワイパー
取り付けベース215に固定し、ワイパー取付ベース2
15の中央に設けたスクリューナット217に駆動用の
スクリューネジ219を螺合し、スクリューネジ219
の一端をフランジ200の外部に設置したモータ221
に連結して構成されている。
【0044】そしてモータ221を駆動すれば、スクリ
ューナット217とワイパー取付ベース215とワイパ
ー部213,213とが移動し、ワイパー部213,2
13によって保護管211,211表面に付着した汚れ
が清掃される。
【0045】この紫外線ランプユニット75は、反応槽
70に対して着脱自在に取り付けられているので、その
点検整備が容易に行える。
【0046】なお紫外線照度計(図示せず)を紫外線ラ
ンプユニット75の近傍に設置しておき、この紫外線照
度計によって紫外線ランプ210,210の照度を測定
し、処理水の性状に合わせて紫外線ランプ210,21
0の照度制御を行っても良い。
【0047】この実施形態においても紫外線ランプ21
0,210として照度の大きな高照度中圧式紫外線ラン
プを使用しているので、一本のランプで低圧紫外線ラン
プ数十本分の照度と同等である。この高照度中圧式紫外
線ランプが、原水に含まれるSS成分が多かったり、紫
外線透過率の悪いものであったりした場合に特に効果を
発揮することは前記第一,第二実施形態の場合と同様で
ある。また原水に含まれるSS成分による保護管211
表面の汚れを清浄化する手段としてワイパー機構が効果
的であることも、同様である。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば以下のような優れた効果を有する。 オゾンを溶け込ませた原水に紫外線を照射することで
難分解性物質を分解する難分解性物質分解装置用の紫外
線ランプとして、高照度中圧式紫外線ランプを使用した
ので、処理液の種類により大きな紫外線照射量が必要な
場合でも、これに容易に対応できる。また複数本の紫外
線ランプを設置する場合でもその間隔を大きく取れ、容
易にワイパー機構の設置が行え、また処理水の流れに対
する抵抗も小さくできる。また高照度中圧式紫外線ラン
プは、ランプ発光長さ当りの照度を上げてランプ長さを
短くできるので小型化でき、配管の間にインライン型の
紫外線照射装置として設置できる。
【0049】反応槽の外部に引き出した原水にオゾン
供給手段によってオゾンを供給したり、紫外線照射装置
によって紫外線を照射するように構成した場合は、これ
らの装置を反応槽内部に設置したものに比べて容易にそ
のメンテナンスが行える。
【0050】反応槽内に生じる空間中のオゾンを反応
槽の外部に引き出して反応槽内の原水に循環させる排オ
ゾン循環ラインを設けた場合は、排オゾンをそのまま排
気せずに効果的に利用できる。
【0051】反応槽の紫外線ランプを設置した位置よ
りも下の位置にオゾン散気手段を設置してオゾンを散気
するようにすれば、反応槽内でオゾンの溶解と紫外線の
照射とが行え、装置の簡素化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかる難分解性物質分
解装置を示す図である。
【図2】図2(a),(b)は紫外線照射装置25を示
す平面図と側面図である。
【図3】図3(a),(b)はランプ設置部130内部
の側断面概略図と横断面概略図である。
【図4】本発明の第二実施形態にかかる難分解性物質分
解装置を示す図である。
【図5】第二実施形態にかかる難分解性物質分解装置の
応用例を示す図である。
【図6】図6(a),(b)は本発明の第三実施形態に
かかる難分解性物質分解装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 反応槽 17 排水用配管 18 配管(排オゾン循環路) 19 原水供給配管 P 循環ポンプ 25 紫外線照射装置 30 エジェクター 40 オゾン供給手段 50 オゾンモニター 133 紫外線ランプ 135 保護管 137 ワイパー 60 散気筒 63 循環ブロワ 65 冷却機 70 反応槽 75 紫外線ランプユニット 80 オゾン散気管(オゾン散気手段) 85 原水供給配管 87 排水用配管 90 バッフルプレート 93 配管(排オゾン循環路) 95 オゾン供給手段 100 循環ブロワ 110 オゾンモニター 210,210 紫外線ランプ 211,211 保護管 213,213 ワイパー部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
    込んだ原水に、オゾンを溶け込ませる手段と、紫外線を
    照射する手段とを具備し、オゾンを溶け込ませる手段に
    よってオゾンを溶け込ませた原水に、紫外線を照射する
    手段によって紫外線を照射することで前記難分解性物質
    を分解する難分解性物質分解装置において、 前記紫外線を照射する手段として、高照度中圧式紫外線
    ランプを使用したことを特徴とする難分解性物質分解装
    置。
  2. 【請求項2】 ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
    込んだ原水を貯留する反応槽と、反応槽内の原水を外部
    に引き出して再び反応槽に戻す循環ポンプと、前記循環
    ポンプによって反応槽の外部に引き出した原水に紫外線
    を照射する紫外線照射装置と、前記循環ポンプによって
    前記反応槽の外部に引き出した原水或いは前記反応槽内
    の原水にオゾンを供給するオゾン供給手段とを具備して
    なることを特徴とする難分解性物質分解装置。
  3. 【請求項3】 前記反応槽内に生じる空間中のオゾンの
    オゾン濃度を測定するオゾンモニターと、この空間中の
    オゾンを反応槽の外部に引き出して反応槽内の原水に循
    環させる排オゾン循環ラインとを設け、さらにオゾンモ
    ニターが測定したオゾン濃度が基準濃度以上のときは前
    記排オゾン循環ラインによって前記空間中のオゾンを前
    記反応槽に循環するとともに基準濃度以下になったとき
    は前記オゾン供給手段からオゾンを供給する切換手段を
    設けたことを特徴とする請求項2記載の難分解性物質分
    解装置。
  4. 【請求項4】 ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
    込んだ原水を貯留する反応槽と、反応槽内に設置される
    紫外線ランプと、前記反応槽の紫外線ランプを設置した
    位置よりも下の位置に設置されてオゾンを散気するオゾ
    ン散気手段とを具備し、 前記オゾン散気手段から散気されたオゾンを原水に溶解
    し、このオゾンが溶解した原水に前記紫外線ランプによ
    って紫外線を照射することを特徴とする難分解性物質分
    解装置。
  5. 【請求項5】 ダイオキシン類等の難分解性物質が溶け
    込んだ原水を貯留する反応槽と、前記反応槽内の上部に
    設置される紫外線ランプユニットと、前記紫外線ランプ
    ユニットの下部に設置されるバッフルプレートと、前記
    反応槽の前記紫外線ランプユニットを設置した位置より
    も下の位置に設置されてオゾンを散気するオゾン散気管
    と、前記反応槽により処理した処理水の一部を前記反応
    槽内の前記バッフルプレートよりも下部に返送する手段
    とを備えてなることを特徴とする難分解性物質分解装
    置。
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