JP2001065163A - 床パネル及び床パネルセット - Google Patents

床パネル及び床パネルセット

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JP2001065163A
JP2001065163A JP24448899A JP24448899A JP2001065163A JP 2001065163 A JP2001065163 A JP 2001065163A JP 24448899 A JP24448899 A JP 24448899A JP 24448899 A JP24448899 A JP 24448899A JP 2001065163 A JP2001065163 A JP 2001065163A
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cover plate
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square
floor
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JP24448899A
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English (en)
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Masato Hino
正人 日野
Noboru Miyamoto
襄 宮本
Haruo Yagi
治夫 八木
Masato Kanbe
正人 神部
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JAPAN REPRO MACHINE IND CO Ltd
JAPAN REPRO-MACHINE INDUSTRIES CO Ltd
PPP DESIGN KK
JSP Corp
Original Assignee
JAPAN REPRO MACHINE IND CO Ltd
JAPAN REPRO-MACHINE INDUSTRIES CO Ltd
PPP DESIGN KK
JSP Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブースの床を形成する際、基礎を構築する作
業やケーブルを敷設する作業などが煩雑であった。 【解決手段】 正方形を形成する周壁部(11)の内側に溝
部(25,27)によって分断される支持部(21,23)を有し、周
壁部(11)外側に延設される同一形状の連結突出部(33)の
複数個を有する基板(10)と、正方形の四隅の内の一つに
角切り部(55)を有するカバー板(50)とで構成される床パ
ネルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示場などの床を
形成する際に使用する内装用資材としての床パネルに関
する。なお詳しくは、ブースの床などを形成し易くし、
更に、電力や通信などのケーブルを容易に敷設すること
のできる床パネル用のブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、展示会場などにおけるブース
の床は、会場となる建物の床の上に、カーペット等を敷
設して形成されることが多かった。また、建物の床より
一段高い位置にブースの床が形成される場合もある。こ
の場合、主として、建物の床の上に木材等で基礎を構築
し、更に、この基礎の上にベニヤ板等の平板状の板を設
置し、そして、この平板状の板の上にカーペット等を敷
設していた。
【0003】また、ブース内には、通常、電源ケーブル
や通信ケーブル等の多数のケーブルが敷設されている。
前記ケーブルは、多くの場合、ブースの床の周囲に沿っ
て、かつ、カーペット等の敷物の上を這わせて敷設され
ている。そして、各ケーブルの先端には、通常、電源コ
ンセントジャックやモジュラージャック等のジャックが
設けられている。
【0004】なお、ケーブルが敷物の上を這わせて敷設
される場合には、ケーブルにモールと呼ばれる合成樹脂
製の線被が被せられることが多い。人がケーブルに引っ
掛ることを防止すると共に、ケーブルが損傷することを
防止するためである。また、ブースの床が建物の床より
一段高い位置に形成される場合には、建物の床とブース
の床との間にケーブルが敷設されることもある。人がケ
ーブルに引っ掛ることを防止すると共に、ケーブルが損
傷することを防止し、更に、ケーブルやモールが人目に
つかないようにして見栄えを良くするためである。
【0005】そして、上述したブースの床を形成する際
には、個々のブースの区画に合わせて、カーペット等を
所定のサイズに加工する作業が行われ、場合によって
は、木材等を所定の長さに加工して基礎を構築する作業
も行われていた。また、ブース内にケーブルを敷設する
際には、個々のブースに合わせてケーブルを所定の長さ
に切断する作業、ケーブルの適宜箇所をステイプルと呼
ばれる「コ」の字形の釘等で固定する作業、及び、ケー
ブルの先端にジャックを取り付ける作業が行われ、場合
によっては、ケーブルにモールを被せる作業も行われて
いた。
【0006】尚、近年、オフィースビルなどの床とし
て、溝を形成したブロックを敷詰め、溝にカバー板を設
けて溝の内部に床下配線を行うようにするものも種々提
案されている(例えば実開平4−51536号、実開平
6−73235号)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ブースなどの
床を形成する際、カーペット等を加工する作業や基礎を
構築する作業は煩雑であった。また、ケーブルを敷設す
る際における、ケーブルを切断する作業、ケーブルを固
定する作業、ケーブルにジャックを取り付ける作業、及
び、ケーブルにモールを被せる作業も煩雑であった。
【0008】また、個々のブースの区画に合わせて一度
加工されたカーペットや木材、又は、ベニヤ板、ケーブ
ル、モール等は、区画の異なる他のブースを形成する際
に、再度使用することが困難であり、従って、資源の再
利用の点からも問題があった。そして、ブースの床の形
成やケーブルの敷設を容易にしたいという要望があり、
更に、カーペットやケーブル等を有効に再利用したいと
いう要望もあった。
【0009】又、オフィースビルなどに使用される床ブ
ロックは、ブロックの製造及びブロックや溝カバーの施
設に手数を要する欠点が有った。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る床パネル
は、正方形の板状形状とした基板(10)及びカバー板(50)
で構成し、基板(10)は、正方形の四辺を形成する所定高
さの周壁部(11)の内側にカバー板(50)の裏面を支持する
支持部(21,23)を有し、該支持部(21,23)は、周壁部(11)
に設けた切欠き部(13)により基板(10)の側方に開口する
溝部(25,27)によって複数の支持部に分割するものと
し、又、周壁部(11)の外周には、周壁部(11)よりも低い
複数の同一形状とされる連結突出部(33)を基板(10)の周
囲各辺から外方に延設し、同一形状とした基板(10)の相
互間で辺と辺とを突き合わせたとき、各基板(10)の連結
突出部(33)が隣接する他の基板(10)における連結突出部
(33)の間に形成された連結凹部(35)に係合することによ
って基板(10)の端部を一致させるように基板(10)相互の
結合を可能とし、カバー板(50)は、基板(10)における周
壁部(11)が形成する正方形よりも僅かに大きくし、四隅
の少なくとも一つに角切り部(55)を形成し、このカバー
板(50)の大きさは、連結突出部(33)により結合された各
基板(10)に載置した各カバー板(50)相互の各辺が端部を
一致させるようにして相互に接触する大きさとするもの
である。
【0011】このように、本発明に係る床パネルは、正
方形の基板(10)とカバー板(50)とで構成され、基板(10)
は、基板(10)相互間を連結可能とする連結突出部(33)を
周囲に設けているため、多数の基板(10)を並べて基板(1
0)を相互に結合させ、カバー板(50)を各基板(10)に乗せ
ることにより床平面を形成することができる。そして、
この基板(10)は、各基板(10)の周壁部(11)の内側に基板
(10)の側方に開口する溝部(25,27)を有すると共に、連
結突出部(33)で相互に結合させた基板(10)相互間には、
連結突出部(33)によって隣接する基板(10)における周壁
部(11)と周壁部(11)との間に空隙を形成することができ
る。このため、基板(10)の側方に開口する溝部(25,27)
とこの空隙とにより連続する空間をカバー板(50)の下方
に形成し、基板(10)とカバー板(50)との間に配線を可能
とする連続した空間を備える床パネルとすることができ
る。
【0012】更に、カバー板(50)は、四隅の少なくとも
一つに角切り部(55)を設けるため、カバー板(50)を相互
に突き合わせたとき、角切り部(55)により透孔を形成
し、この透孔によりカバー板(50)下方の空間とされた空
隙とカバー板(50)の上方とを連通させることができる。
そして、この透孔は必要に応じて塞ぐことにより、床を
形成することができると共に、この透孔によりカバー板
(50)の下方に配置する配線を床の上に引き出すこともで
きる。
【0013】又、本願発明としては、切欠き部(13)は基
板(10)の四辺各辺において各々各辺を左右対称とする形
状及び配置として形成し、且つ、周壁部(11)における各
四辺を共に同一形状とするように配置することが好まし
い。このように、切欠き部(13)を基板(10)の四辺各辺に
おいて左右対称とし、且つ、四辺で同一位置に配置すれ
ば、基板(10)相互を接続したとき、隣接する基板(10)の
何れの辺と辺とを合わせるように基板(10)相互を接続し
ても、連結突出部(33)によって接合した2つの基板(10)
における周壁部(11)と周壁部(11)との間に形成された空
隙を挟んで2つの基板(10)の切欠き部(13)を相互に対向
させて向かい合わせることができる。
【0014】更に、カバー板(50)の隅角に形成する角切
り部(55)は、当該カバー板(50)を基板(10)に載置したと
き、基板(10)における周壁部(11)の隅角が露出する大き
さとすることが好ましい。このように、角切り部(55)の
大きさを周壁部(11)の隅角が露出する大きさとすること
により、角切り部(55)が形成する透孔を塞ぐ部材を周壁
部(11)の隅角で支えることができる。
【0015】そして、本発明に係る床パネルは、正方形
の板状形状とした基板(10)の複数枚と複数枚のカバー板
(50)とで構成し、基板(10)は、正方形の四辺を形成する
所定高さの周壁部(11)の内側にカバー板(50)の裏面を支
持する支持部(21,23)を有し、該支持部(21,23)は、周壁
部(11)に設けた切欠き部(13)により基板(10)の側方に開
口する溝部(25,27)によって複数の支持部に分割するも
のとし、又、周壁部(11)の外周には、周壁部(11)よりも
低い複数の同一形状とされる連結突出部(33)を基板(10)
の周囲各辺から外方に延設し、同一形状とした基板(10)
の相互間で辺と辺とを突き合わせたとき、各基板(10)の
連結突出部(33)が隣接する他の基板(10)における連結突
出部(33)の間に形成された連結凹部(35)に係合すること
によって基板(10)の端部を一致させるように基板(10)相
互の結合を可能とし、カバー板(50)は、基板(10)におけ
る周壁部(11)が形成する正方形よりも僅かに大きくし、
四隅の少なくとも一つに角切り部(55)を形成するカバー
板(50)と角切り部(55)を形成しないカバー板(50)との組
み合わせとし、この各カバー板(50)の大きさは、連結突
出部(33)により結合された各基板(10)に載置した各カバ
ー板(50)相互の各辺が端部を一致させるようにして相互
に接触する大きさとすることもある。
【0016】このように、角切り部(55)を形成するカバ
ー板(50)と角切り部(55)を形成しないカバー板(50)との
組み合わせとすることにより、カバー板(50)の隅角を突
き合わせた箇所に形成される透孔の数を減らして床を形
成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る床パネルの実施の形
態は、図1に示すように、平板状の基板10とカバー板50
とで形成し、この床パネルの多数個と端縁部材100や補
助カバー部材60により床を形成するものである。この基
板10は、図2に示すように、正方形を形成する所定高さ
の周壁部11を有し、周壁部11の四辺各中央には周壁部11
の上半を切り欠いた切欠き部13を有し、周壁部11の内側
には円形溝部25や直線溝部27を設けて周壁部11よりも僅
かいに低い周縁支持部21及び中間支持部23を有し、周壁
部11の外周には連結突出部33を有するものである。
【0018】この円形溝部25や直線溝部27は、周壁部11
の高さの約2分の1に達する深さとし、直線溝部27は各
々対向する切欠き部13を結ぶ直線形状であって、円形溝
部25は、適宜切欠き部13の近くを通る適宜大きさの円形
とするものである。そして、この円形溝部25の外側を周
縁支持部21とし、円形溝部25の内側を中間支持部23とし
ている。
【0019】又、周縁支持部21や中間支持部23の各上面
の高さは単一平面を形成する高さとして周壁部11の高さ
よりも僅かに低くしている。尚、周縁支持部21や中間支
持部23の各上面の高さを同一高さに揃えないことも有る
が、高さを同一とすれば、成形が容易となる。更に、周
壁部11の外周に設ける連結突出部33は、基板10の四方向
である各辺において、各々複数個を等間隔に配置するこ
とにより、連結突出部33の相互間に連結凹部35を形成し
ている。
【0020】そして、各連結突出部33は全て同一形状に
して同一大きさとしつつ、各連結突出部33における周壁
部11側の端部である基部側の幅を周壁部11から離れた先
端部の幅よりも狭い台形形状とし、基部側の連結突出部
33の幅と隣接した連結突出部33における先端相互間の間
隙の幅とを同一幅としている。又、この連結突出部33
は、基板10の四辺である各辺において連結突出部33と連
結凹部35とを各々一組として時計周りに同一配置となる
ように配置し、更に、周壁部11の四隅の外方には連結突
出部33の突出長さの2分の1だけ突出する連結角部37を
設け、周壁部11の隅角上面には係合穴15を設けている。
【0021】従って、この基板10は、同一形状の他の基
板10における連結突出部33を当該基板10の連結凹部35に
嵌合させ、基板10の周壁部11の外側には互いに隣接する
周壁部11相互間に連結突出部33の突出長さの幅を有する
空隙を形成して基板10を相互に連結することができる。
又、この基板10の上に載置するカバー板50は、図3及び
図4に示すように、所定厚さの正方形とされるカバー板
本体部51の下面に四角形の膨出厚肉部53を有し、カバー
板本体部51の四隅には角切り部55を有するものである。
【0022】そして、カバー板本体部51の大きさは、当
該カバー板50を基板10の上に載置したとき、周縁が基板
10の周壁部11から僅かに突出する大きさとし、膨出厚肉
部53は基板10の周壁部11の内側大きさと同一大きさの四
角形とすると共に、膨出厚肉部53の突出厚さを基板10に
おける周縁支持部21の上面と周壁部11の上面との段差に
等しくすることで、カバー板50の横方向へのずれを防止
することができるようにしている。
【0023】更に、角切り部55は、膨出厚肉部53の角に
近接する大きさの正方形とし、又、カバー板50の周辺が
基板10の周壁部11から突出する突出量は、連結突出部33
の突出量の2分の1としている。従って、このカバー板
50を基板10に重ねると、図5に示すように、カバー板50
の外周が基板10の周壁部11から突出し、膨出厚肉部53が
周壁部11の内側に嵌合されて膨出厚肉部53の下面が周縁
支持部21や中間支持部23の上面により支持される。
【0024】そして、このカバー板50を重ねた基板10に
他の基板10を結合させると、図6に示すように、カバー
板50の周囲が周壁部11の外周から連結突出部33の突出長
さの2分の1だけ突出し、隣接する基板10の各周壁部11
の間に形成される空隙の半分をカバー板50で覆いつつ角
切り部55により周壁部11の隅角に形成した係合穴15を露
出させることができる。
【0025】又、各基板10は同一形状で周囲四辺に連結
突出部33を突出させ、各基板10の連結突出部33を他の基
板10の連結凹部35に嵌合させることができるため、基板
10を前後左右に並べて連結突出部33により基板10を相互
に結合させ、結合させた基板10に各々カバー板50を載置
すれば、カバー板50はその四辺を各々相互に接触させる
ようにして床平面を形成し、カバー板50の隅角部に正方
形の透孔を形成することができる。
【0026】そして、この透孔に補助カバー部材60や引
出し部材70を挿入することによって平面床を形成し、こ
の平面床の床下に直線溝部27や円形溝部25、及び、周壁
部11の外側に形成された空隙によって配線が可能な空間
を有する床とすることができる。尚、図7に示すよう
に、基板10を相互に結合させて並べたカバー板50を基板
10に被せて正方形の透孔に補助カバー部材60や引出し部
材70を挿入すると共に、多数の基板10を並べた外周には
端縁部材100を結合させて端部処理を行うものである。
【0027】このカバー板50の隅角に形成される透孔に
挿入する補助カバー部材60は、図8に示すように、下面
に突出する係合突起61を有し、厚さをカバー板本体部51
の厚さと同一厚さとした正方形であり、一辺の長さはカ
バー板50に設けた角切り部55の切込み長さの2倍とする
ものである。又、引出し部材70は、図9のAに示すよう
に、下面に引出し溝75を有し、この引出し溝75の高さを
カバー板本体部51の厚みである高さよりも高くすること
で配線を引き出すことができるようになる。又、引出し
部材70の上面は、補助カバー部材60と同一大きさの正方
形とすることができる。
【0028】尚、引出し部材70の下面に設ける引出し溝
75は、図9のBに示すように、十字型として引出し部材
70の四方に開口する溝部とすることも有る。従って、こ
の引出し部材70を相互に接合されたカバー板50の隅角に
形成された透孔に挿入すれば、係合突起71を係合穴15に
係合させて透孔に固定され、引出し溝75によりカバー板
本体部51の周縁下方に形成されたカバー板50と連結突出
部33との間の空隙をカバー板50の上方に連通させること
ができ、この引出し溝75からカバー板50の下方に配置す
る床下配線を引き出すことができる。
【0029】又、相互に結合させた基板10の端部処理と
して基板10に取り付ける端縁部材100は、図10に示す
ように、端縁上方部材120と端縁下方部材110とで形成す
るものである。この端縁下方部材110は、側面111に係合
突出部115を有して基板10の一辺の長さに等しい棒状と
するものである。
【0030】そしてこの係合突出部115は、前記基板10
に設けた連結突出部33と同一形状且つ同一大きさとにし
て連結凹部35と同一の間隔を設けて形成するものであ
り、端縁下方部材110の両端には係合突出部115の突出量
の2分の1だけ突出する補助突出部117を設けている。
従って、図11に示すように、端縁下方部材110は、係
合突出部115を基板10の連結凹部35に嵌合させることに
より、基板10に係合固定することができる。
【0031】尚、端縁下方部材110の上面には、複数個
の固定穴119を設け、端縁上方部材120の下面に設ける固
定突起129を挿入嵌合して端縁上方部材120と端縁下方部
材110とを固定して一体の端縁部材100とすることができ
るようにしている。この端縁上方部材120は、端縁下方
部材110に固定したとき、図12に示すように、端縁下
方部材110の側面111と同一平面を形成する上部側面121
を有し、この上部側面121から突出する端縁突出部127を
有するものである。
【0032】そして、この上部側面121及び端縁下方部
材110の側面111で形成する壁面の高さは、基板10におけ
る周壁部11の高さと等しくし、端縁突出部127の厚みを
カバー板本体部51の厚みに等しくするものである。又、
この端縁突出部127の上部側面121からの突出量は、端縁
下方部材110に設けた補助突出部117の突出量と等しくす
るものである。
【0033】尚、図10乃至図12などに示した端縁部材10
0は、その外側形状として端縁下方部材110と端縁上方部
材120とに連続する傾斜部113,123を形成しているも、係
合突出部115を形成しない外側は垂直形状とすることも
有る。更に、この端縁上方部材120の両端には端部切欠
き部131を形成するものとし、この端部切欠き部131はカ
バー板50の隅角に設けた角切り部55と同一大きさ同一形
状として形成し、端縁上方部材120の本体部分に形成さ
れる端部切欠き部131の底面には係合穴135を設けるもの
である。
【0034】従って、端縁上方部材120を端縁下方部材1
10に係合一体化した端縁部材100の係合突出部115により
当該端縁部材100を基板10に係合し、基板10の上方にカ
バー板50を載置すれば、端縁上方部材120における本体
部125の上面及び端縁突出部127の上面をカバー板50にお
けるカバー板本体部51の上面と同一平面として床平面を
形成し、端部切欠き部131と角切り部55とにより形成す
る透孔が、カバー板50の上部をカバー板50の下方であっ
て連結突出部33の上方に形成される空隙に連通し、この
透孔を引出し部材70で塞ぐときはカバー板50の下方に配
線する床下配線を引出し溝75から引き出すことができ
る。
【0035】尚、この透孔は、補助カバー部材60や引出
し部材70で塞ぐ場合のみでなく、図13に示すような柱
状体80の端部を挿入することも有る。この柱状体80は、
その水平断面を補助カバー部材60と同一大きさの正方形
とし、高さを数十センチメートル乃至1メートル余りと
し、内部に引出し穴85を設けて両端を貫通させるもので
ある。
【0036】そして、下端には補助カバー部材60と同様
に係合突起61を設け、上端には補助カバー部材60の係合
突起61を嵌合挿入する係合穴15を有すると共に引出し穴
85から当該柱状体80の側面に至る溝状の側方開口部87を
設けるものである。従って、この柱状体80をカバー板50
における角切り部55によって形成された透孔に差し込め
ば、カバー板50の下方に配置した配線を引出し穴85を通
して机などの高さに合わせた高さまで床下配線を引き出
すことができる。
【0037】尚、基板10に設けた連結突出部33は、台形
に限るものでなく、図14に示すように、周壁部11の外
周に形成する所定幅の連結固定片31に連結凹部35を形成
し、連結固定片31から突出する連結突出部33を設けるこ
とも有る。又、基板10の周壁部11内側に形成する溝部
も、図2などに示したように直線溝部27と円形溝部25と
に限るものでなく、図15に示すように、周壁部11の内
側に周縁支持部21と中間支持部23とを形成するように支
持部を分割するように溝部を適宜に配置し、床下配線を
通す適宜の空間を形成しつつカバー板50の膨出厚肉部53
を下方から支持する中間支持部23を適宜に配置すれば足
りるものである。
【0038】尤も、円形溝部25を有する基板10では、ケ
ーブルが長すぎる場合、余分なケーブルを円形溝部25に
周回させ、曲線的に巻き取っておくことができるため、
ケーブルを傷めることなく、ケーブル長さを調整するこ
とが容易にできる。更に、周壁部11に設ける切欠き部13
は、周壁部11が形成する四辺における各辺の中央に設け
る場合のみでなく、各辺に複数個設けることも有る。
【0039】この場合は、各切欠き部13により周縁支持
部21と中間支持部23とを分割形成する溝部を当該切欠き
部13により周壁部11の外側方に開口させると共に、基板
10の四辺を形成する各辺において、同数個の切欠き部13
を設け、各辺において切欠き部13の配置を左右対称とす
ると共に、四辺の各辺において同一位置に切欠き部13が
配置されるようにするものである。
【0040】このように、各辺の中央に1つ、又は各辺
に2個や3個などの複数の切欠き部13を設けるに際し、
各辺において左右対称に、且つ、各辺の同一位置に切欠
き部13を設けると、2つの基板10を連結突出部33で結合
した際、2つの基板10の各切欠き部13を対向させること
により、切欠き部13を通る直線的な空間をカバー板50の
下方である基板10の上面に形成することができる。
【0041】そして、カバー板50の四隅に設ける角切り
部55は、図16に示すように、カバー板50の上面側を大
きく切り欠いた2段形状の正方形とする場合もある。こ
の場合の角切り部55は、その大きさを1乃至2センチメ
ートル程度と小さくし、4つの角切り部55で形成する透
孔から直接に配線を引き出し、又、配線を引き出さない
透孔は、4個の角切り部55は形成された透孔に合わせて
正方形を2段に重ねた形状の閉塞部材を挿入して透孔を
塞ぐことができる。
【0042】更に、この角切り部55は、カバー板50の隅
角を直角二等辺三角形の形状に切り落とすようにして形
成する場合、又は、カバー板50の隅角を中心とした4分
の1の円弧状に切り落とすようにして形成することが有
り、カバー板50の隅角に形成する角切り部55を突き合わ
せたときの形状は、長方形や正四角形又は円形とするこ
とができる。
【0043】そして、この角切り部55は、カバー板50の
隅角4箇所に設ける場合に限ることなく、カバー板50の
隅角部一箇所だけに設けることも有り、又、対角状の2
箇所に設けることも有る。このようにすれば、カバー板
50の四隅全てに補助カバー部材60を挿入する透孔を形成
することなく、床に形成するコードの引出し箇所を無駄
に形成することを無くすことができる。
【0044】又、角切り部55を一つだけ形成したカバー
板50と他のカバー板50を組合せる場合は、角切り部55を
有しないカバー板50や角切り部55を隣接する2つの隅角
又は対角位置の2つの隅角に角切り部55を有するカバー
板50などを組合せて床を形成し、コードの引出し位置と
なる透孔の数を減らし、床の組み立てを一層容易とする
ことも有る。
【0045】そして、この基板10やカバー板50、更に補
助カバー部材60や端縁部材100などは、何れも合成樹脂
の成形体として形成することが好ましく、合成樹脂の発
泡成形体により形成することがより好ましい。このよう
に樹脂発泡体により形成すれば、製造が容易であると共
に床パネルを軽量化し、床の組み立てを容易とすること
ができる。
【0046】又、プロピレン成分を60重量パーセント
以上含有するプロピレン系樹脂を用いれば、耐油性、耐
熱性、剛性、耐割れ性、リサイクル性、燃焼時の低煙性
などに優れた床パネルとすることができる。特に、見掛
密度0.03〜0.6g/立方cm、好ましくは0.0
6〜0.45g/立方cmのポリプロピレン系樹脂発泡
成形体で構成する場合に、耐油性、耐熱性、剛性、耐割
れ性、リサイクル性、燃焼時の低煙性、及び軽量性に優
れた床パネルとすることができ最も好ましい。
【0047】尚、上記ポリプロピレン系樹脂発泡成形体
は、JISK6767で規定される「圧縮硬さ」が、
1.5kgf/平方cm以上であることが好ましく、
2.5kgf/平方cm以上であることがより好まし
く、3.5kgf/平方cm以上であることが更に好ま
しく、5.5kgf/平方cm以上であることが最も好
ましい。
【0048】この圧縮硬さは、数値が大きいほど重量物
が置かれたときの耐歪性に優れることとなり、ポリプロ
ピレン系樹脂発泡成形体により形成する各部材は、発泡
ビーズの型内成形法により、容易に製造することができ
る。
【0049】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、正方形を形
成する周壁部の内側に溝部によって分断される支持部を
有し、周壁部外側に延設される同一形状の連結突出部の
複数個を有する基板と、正方形の四隅の少なくとも一つ
に正方形の角切り部を有するカバー板とで構成される床
パネルであるから、この床パネルの成形製造が容易であ
り、連結突出部を相互に係合させて基板を結合し、各基
板にカバー板を載置するのみで、基板の上面に形成され
た連続空間をカバー板の上方に連通させる透孔を備えた
床面を極めて容易に形成することができる。
【0050】更に、この床面は、連結突出部で相互に結
合した基板にカバー板を乗せることによって床下配線が
可能な床面とすることができるものであるから、床面の
組み立てのみでなく、分解も極めて容易に行うことがで
き、展示場などでの分解組み立てによる再利用も極めて
容易に行うことができるものである。又、請求項2に記
載した発明は、正方形を形成する周壁部に設ける切欠き
部として周壁部が形成する四辺の各辺を左右対称とし、
且つ、四辺共に同一形状とするものであるから、基板を
相互に結合させるとき、基板の向きに拘わらず基板を相
互に結合させ、隣り合う基板の切欠き部を相互に対向さ
せて切欠き部を介した溝部によってカバー板の下方に直
線的な空間を形成することができる。
【0051】更に、請求項3に記載した発明は、カバー
板に形成する角切り部の大きさを周壁部の隅角が露出す
る大きさとするため、角切り部により形成される透孔を
塞ぐ部材を周壁部で支えることができるようにし、カバ
ー板の形状を単純として床パネルの成形製造を容易とす
ることができる。請求項4に記載した発明は、基板に被
せるカバー板を角切り部を有するカバー板と角切り部を
有しないカバー板との組み合わせとするものである。
【0052】従って、床を形成する際、カバー板の隅角
に形成する透孔の数を減らして間隔を広くし、コードの
引出しを行いつつ無駄な透孔の数を減らして床の組み立
てや分解を容易とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパネルブロックの組み立て状態を
示す図。
【図2】本発明に係るパネルブロックにおける基板を示
す平面図。
【図3】本発明に係るパネルブロックの基板とカバー板
とを示す側面図。
【図4】本発明に係るパネルブロックにおけるカバー板
の下面図。
【図5】本発明に係るパネルブロックの断面側面図。
【図6】本発明に係るパネルブロックのカバー板を外し
た状態とカバー板を取り付けた状態とで組合せたときの
平面図。
【図7】本発明に係るパネルブロックを並べた状態を示
す平面図。
【図8】本発明に係るパネルブロックに組合せて使用す
る補助カバー部材を示す下面図。
【図9】本発明に係るパネルブロックに組合せて使用す
る引出し部材を示す下面図。
【図10】本発明に係るパネルブロックに組合せて使用
する端縁部材を示す斜視図。
【図11】本発明に係るパネルブロックの基板と端縁下
方部材とを組合せた平面図。
【図12】本発明に係るパネルブロックと端縁部材との
組み合わせを示す側面図。
【図13】本発明に係るパネルブロックに組合せて使用
する柱状体を示す図。
【図14】本発明に係るパネルブロックにおける基板の
変形例を示す図。
【図15】本発明に係るパネルブロックにおける基板の
他の変形例を示す図。
【図16】本発明に係るパネルブロックにおけるカバー
板の変形例を示す図。
【符号の説明】
10 基板 11 周壁部 13 切欠き
部 15 係合穴 21 周縁支
持部 23 中間支持部 25 円形溝
部 27 直線溝部 31 連結固
定片 33 連結突出部 35 連結凹
部 37 連結角部 50 カバー板 51 カバー板本体部 53 膨出厚
肉部 55 角切り部 60 補助カバー部材 61 係合突起 70 引出し部材 71 係合突起 75 引出し
溝 80 柱状体 81 係合突起 85 引出し
穴 87 側方開口部 100 端縁部材 110 端縁下方部材 111 側面 113 傾斜部 115 係合突出部 117 補助突
出部 119 固定穴 120 端縁上方部材 121 上方側面 123 傾斜部 125 本体部 127 端縁突
出部 131 端部切欠き部 135 係合穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日野 正人 東京都世田谷区深沢7−14−3 株式会社 ピィピィピィデザイン内 (72)発明者 宮本 襄 東京都渋谷区代々木5−36−10 (72)発明者 八木 治夫 栃木県鹿沼市茂呂610−1 日本リプロマ シン工業株式会社内 (72)発明者 神部 正人 栃木県鹿沼市茂呂610−1 日本リプロマ シン工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正方形の板状形状とした基板及びカバー
    板で構成され、基板は、正方形の四辺を形成する所定高
    さの周壁部の内側にカバー板の裏面を支持可能な支持部
    を有し、該支持部は溝部によって複数の支持部に分割さ
    れ、支持部を分割する溝部は周壁部の四方に設けた切欠
    き部により基板の側方に開口し、又、周壁部の外周に
    は、周壁部よりも低い複数の同一形状とされた連結突出
    部が基板の周囲各辺から外方に延設され、同一形状とさ
    れた基板の相互間で辺と辺とを突き合わせたとき、各基
    板の連結突出部が隣接する他の基板における連結突出部
    の間に形成された連結凹部に係合することによって基板
    の端部を相互に一致させるようにして基板相互の結合が
    可能とされ、カバー板は、基板における周壁部が形成す
    る正方形よりも僅かに大きく、四隅の少なくとも一つに
    角切り部を有し、カバー板の大きさは、連結突出部によ
    り結合された各基板に載置した各カバー板相互の各辺が
    端部を一致させるようにして相互に接触する大きさとし
    たことを特徴とする床パネル。
  2. 【請求項2】 周壁部に設けた切欠き部は、基板の四辺
    各辺において、各々各辺を左右対称とする形状及び配置
    として形成され、且つ、周壁部における四辺を共に同一
    形状とするように配置されていることを特徴とする請求
    項1に記載の床パネル。
  3. 【請求項3】 カバー板の隅角に形成する角切り部は、
    当該カバー板を基板に載置したとき、基板における周壁
    部の隅角が露出する大きさとしたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の床パネル。
  4. 【請求項4】 正方形の板状形状とした基板の複数枚及
    びカバー板の複数枚で構成され、基板は、正方形の四辺
    を形成する所定高さの周壁部の内側にカバー板の裏面を
    支持可能な支持部を有し、該支持部は溝部によって複数
    の支持部に分割され、支持部を分割する溝部は周壁部の
    四方に設けた切欠き部により基板の側方に開口し、又、
    周壁部の外周には、周壁部よりも低い複数の同一形状と
    された連結突出部が基板の周囲各辺から外方に延設さ
    れ、同一形状とされた基板の相互間で辺と辺とを突き合
    わせたとき、各基板の連結突出部が隣接する他の基板に
    おける連結突出部の間に形成された連結凹部に係合する
    ことによって基板の端部を相互に一致させるようにして
    基板相互の結合が可能とされ、カバー板は、基板におけ
    る周壁部が形成する正方形よりも僅かに大きく、四隅の
    少なくとも一つに角切り部を有するカバー板と角切り部
    を有しないカバー板とが組み合わされ、各カバー板の大
    きさは、連結突出部により結合された各基板に載置した
    各カバー板相互の各辺が端部を一致させるようにして相
    互に接触する大きさとしたことを特徴とする床パネルセ
    ット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015202301A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 有限会社グラス ケーブル配線用タイルカーペット、その製造方法およびその配置構造

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