JP2001061153A - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP2001061153A
JP2001061153A JP23722499A JP23722499A JP2001061153A JP 2001061153 A JP2001061153 A JP 2001061153A JP 23722499 A JP23722499 A JP 23722499A JP 23722499 A JP23722499 A JP 23722499A JP 2001061153 A JP2001061153 A JP 2001061153A
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motion vector
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Yoji Morishita
洋司 森下
Hiroaki Dosono
博明 堂園
Hiroshi Uesugi
浩 上杉
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Denso Corp
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】発生符号量の多い動画像に対して、視覚的品質
を保ちながら滑らかな動画像の符号化を実現する。 【解決手段】入力画像について動きベクトルを持つブロ
ックを1、持たないブロックを0とする(領域Aでの判
定)。また、動きベクトルを持つブロックが参照画像に
マッチングした領域が属するブロックを1、属さないブ
ロックを0とする(領域Bでの判定)。そして、領域A
での判定結果が1であれば、領域Bにおける判定結果を
問わず Level値1とし、領域Aにおける判定結果が0且
つ領域Bにおける判定結果が1であれば Level値2と
し、これら領域A,Bにおける判定結果がいずれも0で
あれば Level値0とする。そして、 Level値0のブロッ
クは全DCT係数を0に変換し、 Level値1のブロック
は色差信号の全DCT係数を0とし、輝度信号のみを伝
送し、 Level値2のブロックは輝度信号および色差信号
全てを伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル処理によ
り動画像信号を符号化する動画像符号化装置に関し、特
に動き補償予測フレーム間符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】動画像
を伝送したり蓄積するシステムにおいて、伝送又は蓄積
のために画像の情報を減らす圧縮符号化する技術として
動き補償や離散コサイン変換(DCT)など様々な方式
が開発されている。
【0003】図9は、従来の動画像符号化装置の例とし
て、動き補償予測とDCTを用いた符号化装置の基本構
成を示したものである。入力画像信号S1は前処理部4
01で予め決められた複数領域に分割される。図10に
示すように、MPEG(Moving Picture Experts Grou
p)では、1マクロブロック単位に予測が行われる。8
画素×8画素を1ブロックとして、輝度信号4ブロッ
ク、色差信号各1ブロック、計6ブロックで1マクロブ
ロックが形成される。そして、この分割されたブロック
単位で動き予測が行われる。つまり、16×16のマク
ロブロック(輝度信号及び色差信号がセットとなる)が
分割する対象領域の単位となる。
【0004】そして、動き補償器409においては、前
処理部401から出力されたマクロブロック単位の入力
画像信号S2とフレームメモリ408に貯えられている
既に符号化及び局部復号化された前フレームの参照画像
信号S12とに基づいて動きベクトルS4が検出され、
その動きベクトルS4と参照画像信号S12を用いて予
測画像信号S3が生成される。ただし、動き補償器40
9では、動き予測信号と入力画像信号をそのまま符号化
に用いるフレーム内符号化(予測画像信号=0)のう
ち、好適な方の予測モードが選択され、予測画像信号S
3として出力される。
【0005】次に、減算器402において入力画像信号
S2から予測画像信号S3が減算され、予測残差信号S
5として出力される。この出力された予測残差信号S5
は、離散コサイン変換(DCT)器403において一定
の大きさのブロック単位でDCTされる。DCTにより
得られたDCT係数S6は、量子化(Q)器404にお
いて量子化される。
【0006】この量子化されたDCT係数S7は二分岐
され、その一方は第1の可変長符号化(VLC)器41
3で符号化される。符号化されたDCT係数情報S13
は、多重化器415において、第2の可変長符号化器4
14で符号化された動きベクトル情報S14と多重化さ
れる。
【0007】また、量子化されたDCT係数S7の内の
他方は、逆量子化(IQ)器405で逆量子化され、そ
の逆量子化信号S9はさらに逆離散コサイン変換(ID
CT)器406で逆離散コサイン変換される。逆離散コ
サイン変換信号S10は加算器407で予測画像信号S
3と加算され、フレームメモリ408に参照画像信号S
11として記憶される。以後この動作を繰り返す。
【0008】図9に示した動画像符号化装置において、
発生符号量を制御するために量子化器404において量
子化幅を制御する方法が知られている。量子化幅は前画
面または前ブロックの発生符号量を参照し、画面全体ま
たはブロック単位に制御される。この際、許容される符
号量が不足する場合がある。
【0009】この対策として、例えば特開平9−234
27号公報に開示されているように、出力バッファのデ
ータ量の割合によりDCT係数の高周波成分をカットす
る割合を変える手法がある。しかし、この場合は符号化
対象画像の性質を考慮していないため、フレームごとの
画質にばらつきが生じる。
【0010】そこで本発明は、発生符号量の多い動画像
に対して、視覚的品質を保ちながら滑らかな動画像を符
号化することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明は、所定サイズのブロッ
クに分割されたそのブロック単位の入力画像に対して変
換符号化及び可変長符号化を順次施すと共に、前記変換
符号化された画像に対して逆変換符号化を施すことで再
生した参照画像と入力画像とに基づいて動きベクトルを
検出し、動き補償が可能な動画像符号化装置を前提とし
て、次のような領域分割手段と、信号カット手段を備え
ることを特徴とする。
【0012】まず、領域分割手段は、検出した動きベク
トルに基づき、入力画像全体を、動きベクトルを持つ
マクロブロックの集合、動きベクトルは持たず且つ動
きベクトルが参照画像にマッチングするマクロブロック
の集合、それらのいずれにも相当しないマクロブロッ
クの集合の3種類に分割する。ここで、領域分割手段に
よる領域分割の仕組みを図2を参照して説明する。
【0013】図2(a)に示す入力画像と同(b)に示
す参照画像とから動きベクトルが検出されるのである
が、その動きベクトルを持つブロックであるか持たない
ブロックであるかを判定し、動きベクトルを持つブロッ
クを1、持たないブロックを0とする(図2(c)参
照)。この動きベクトルの有無を判定した領域全体を領
域Aとする。また、動きベクトルを持つブロックが参照
画像にマッチングした領域を図2(d)に示した。そし
て、このマッチングした領域が属するブロックであるか
属さないブロックであるかを判定し、属するブロックを
1、属さないブロックを0とする(図2(e)参照)。
このマッチング領域であるか否かを判定した領域全体を
領域Bとする。
【0014】この図2(c),(e)に示す領域A,B
での判定結果(0か1か)の組み合わせによってLev
el値が決定される。具体的には、図3に示すように、
領域Aにおける判定結果が1、すなわち動きベクトルを
持つブロックであれば、領域Bにおける判定結果を問わ
ず、すなわち動きベクトルを持つブロックが参照画像に
マッチングしているか否かに関わりなく、Level値
「1」とする。また、領域Aにおける判定結果が0、す
なわち動きベクトルを持たないブロックであるが、領域
Bにおける判定結果が1、すなわち動きベクトルを持つ
ブロックが参照画像にマッチングしているブロックであ
れば、Level値「2」とする。そして、これら領域
A,Bにおける判定結果がいずれも0、すなわち動きベ
クトルを持たないブロックであり、且つ動きベクトルを
持つブロックが参照画像にマッチングしていないブロッ
クであれば、Level値「0」とする。
【0015】このように領域分割手段によって分割され
た集合の種類に応じ、信号カット手段は、変換符号化後
の信号をカットする。このカット手法としては、基本的
には上記Level値が低いほどカット度合いを高くす
る。これは次の理由からである。つまり、Level値
「0」の場合は、動きベクトルを持たず、且つ動きベク
トルを持つブロックが参照画像にマッチングしていない
ため、このマクロブロックは静止領域と考えられる。し
たがって、相対的にカット度合いを高めても実質的に問
題はない。また、Level値「1」の場合は、動きベ
クトルを持つため、上述した図9を用いて説明すれば、
マクロブロックの予測画像信号S3と入力画像信号S2
との誤差が小さいこととなり、一方、Level値
「2」の場合は、動きベクトルは持たないが、動きベク
トルを持つブロックが参照画像にマッチングしているた
め、マクロブロックの予測画像信号S3に参照画像信号
S12の情報が残り、入力画像信号S2との誤差が大き
いと考えられる。したがって、これらの検証に基づき、
Level値が0→1→2と高くなるにつれて、カット
度合いを低くすることが好ましいと言える。
【0016】なお、「カット度合いを低くする」の一例
には、カットしない場合も含まれる。したがって、Le
vel値「2」の場合には、変換符号化後の信号を全く
カットせずに後段の可変長符号化の対象とすることも考
えられる。本発明の動画像符号化装置によれば、このよ
うな領域判定及び領域に応じた信号カットを施すことに
よって、発生符号量の多い動画像に対して、視覚的品質
を保ちながら滑らかな動画像を符号化することができ
る。
【0017】なお、領域分割手段による領域分割に際し
ては、請求項2に示すように、入力画像全体を、輝度信
号と色差信号のそれぞれに関して3種類のマクロブロッ
クの集合に分割するようにしてもよい。このように、輝
度信号と色差信号のそれぞれに関して所定サイズのブロ
ック単位で分割すれば、そのブロック単位で信号カット
ができるので、より精緻なカットが可能である。
【0018】また、請求項3に示すように、さらに、入
力画像の複雑度を検出する画像複雑度検出手段を備え、
上述の分割された集合の種類に加え、画像複雑度検出手
段によって検出された複雑度も加味して信号カットを行
うようにしてもよい。このように画像複雑度も加味する
ことによって、次のような効果がある。つまり、画像に
おいて、信号をカットすることにより画質は劣化する
が、その画像が複雑なほど主観的な劣化が低いため(換
言すると、人が複雑な部分の劣化に気付きにくいた
め)、入力画像の複雑なところほど、信号をカットでき
る。したがって、領域に分けるだけでなく、複雑度を加
味することによって、より主観的な画像の劣化を抑える
効果がある。
【0019】ところで、上述した変換符号化としては、
例えば直交変換と量子化とを順次施すことが考えられる
が、例えば直交変換のみでも構わない。そして、その直
交変換の手法としては一般的にDCT(離散コサイン変
換)が採用されることが多いが、その他の直交変換、例
えば離散フーリエ変換(DFT)等を採用してもよい。
また、可変長符号化としては、変換符号化データを例え
ばランレングス符号化によって圧縮し、さらに可変長コ
ードに変換するものとすることが考えられる。
【0020】そして、変換符号化を直交変換と量子化と
で行う場合には、請求項4に示すように、ブロック単位
の画像に対して直交変換を施した後、その直交変換によ
って得られた直交変換係数を所定の量子化幅で割って量
子化することが考えられる。その場合には、信号カット
手段は、その量子化された直交変換係数をカットする。
また、逆変換符号化としては、信号カット手段によって
カットされた後の直交変換係数に対して量子化幅を掛け
て逆量子化した後、その逆量子化された直交変換データ
に対して逆直交変換を施すことが考えられる。
【0021】また、信号カット手段は変換符号化後の信
号をカットするのであるが、その際には、請求項5に示
すように、輝度信号または色差信号の少なくともいずれ
か一方のみのカットも可能であるようにしておくことも
できる。つまり、輝度信号及び色差信号の両方ともカッ
トすることもでき、いずれか一方のみカットすることも
できるようにするのである。このようにすれば、特に量
子化幅が小さい場合における符号量削減に有効である。
これは次の理由による。つまり、量子化幅が大きい場合
には色差信号は元々小さくなるため、符号量増大に関し
て実質的に問題となりにくいが、量子化幅が小さい場合
には色差信号も残ってしまうため、符号量増大の実質的
な要因となる。したがって、色差信号のみをカットする
こと自体も符号量低減の有効な手段となるからである。
【0022】また、請求項6に示すように、信号カット
手段が、領域分割手段によって分割された集合の種類に
応じ、変換符号化後の信号の高周波成分をカットする割
合を変えるようにしてもよい。この際、基本的には、上
記図3を参照して示したLevel値が低いほど高周波
成分をカットする割合を高くする。Level値「0」
の場合は、動きベクトルを持たず、且つ動きベクトルを
持つブロックが参照画像にマッチングしていないため静
止領域と考えられ、相対的にカット割合が高くても何ら
問題ない。そして、Level値が1のときよりもLe
vel値が2のときにカットする割合は小さくすること
が考えられる。Level値が1または2の領域は動領
域であると判断できるため、高周波成分をカットするこ
とによってエッジ部がぼやけても視覚的劣化は抑えられ
る。但し、Level値「1」の場合は動きベクトルを
持つのに対して、Level値「2」の場合は動きベク
トルは持たない。つまり、動きベクトルを持つブロック
が参照画像にマッチングしているため、図9を参照して
説明すれば、マクロブロックの予測画像信号S3に参照
画像信号S12の情報が残り、入力画像信号S2との誤
差が大きいと考えられる。したがって、Level値
「1」の場合よりもLevel値「2」の場合のカット
割合を小さくすることが好ましいと言える。
【0023】また、請求項7に示すように、領域分割手
段が、動きベクトルの大きさを所定の閾値と比較し、所
定の閾値以上の動きベクトルのみ有効として、3種類の
マクロブロックの集合に分割することもできる。このよ
うに静止領域の判定基準を緩くすれば静止領域が相対的
に多くなり、信号カットによって、さらに符号量を削減
することが可能である。
【0024】また、通常、画像中央部に視線は集中する
ため、請求項8に示すように、領域分割手段が、動きベ
クトルが参照画像にマッチングするマクロブロックの集
合に分割する際、画像中央部と端部とにおける領域判断
基準を、対象ブロックのマッチング割合によって変える
ようにしてもよい。動きベクトルを持つマクロブロック
の位置に、複数のマクロブロックにおいてマッチングさ
れたとき、中央部と端部でマッチングされた画素の割合
によりLevel値決定の閾値を変える。図4に示すよ
うに、例えば、中央部では対象マクロブロックにマッチ
ングされたブロックの属する領域が少しでも入っていれ
ばLevel値を2とし、端部では2/3以上であれば
Level値を2とする。これにより、画像中央部に対
して画質をよくすることが可能である。
【0025】また、請求項9に示すように、信号カット
手段が、入力画像の枠から所定範囲のマクロブロックに
対しては、領域分割手段による分類にかかわらず信号を
カットしないようにしてもよい。これは、画像の枠付近
では、動きベクトルの探索範囲が狭いため、実際には動
きがあっても動きベクトルを検出することができない場
合があることを考慮したものである。したがって、例え
ば画像の枠からnブロック分の情報は輝度信号および色
差信号をカットしないことが考えられる。これによっ
て、画面外からの情報も正しく符号化することができ
る。
【0026】また、請求項3においては画像複雑度も加
味する点について述べたが、その場合には、請求項10
に示すように、画像複雑度検出手段が、入力画像の画素
値を複数段階に分割し、水平方向及び垂直方向に段階の
変化する回数を検出して、その変化回数を複雑度とする
ことが考えられる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施例
について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の
形態は、下記の実施例に何ら限定されることなく、本発
明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得るこ
とは言うまでもない。
【0028】[第1実施例]図1は、第1実施例の動画
像符号化装置1の概略構成を示すブロック図である。ま
ず、動画像符号化装置1の構成要素について、要素間の
信号のやりとりも含めて概説する。
【0029】動画像符号化装置1は、入力画像信号S1
を所定サイズのブロックに分割する前処理部101と、
その分割されたブロック単位の入力画像信号S2から後
述する動き補償器109からの予測画像信号S3を減算
し、予測残差信号S5として出力する減算器102と、
その予測残差信号S5にDCT変換を施してDCT係数
S6を得るDCT器103と、得られたDCT係数S6
を量子化する量子化器104と、後述するフレームメモ
リ108からの参照画像信号S12と前処理部101か
らの入力画像信号S2から動きベクトルS4を検出し、
さらに予測画像信号S3も生成する動き補償器109
と、動き補償器109にて検出された動きベクトルS4
を持つマクロブロックの集合とその動きベクトルS4が
マッチングする集合から画像全体をマクロブロック単位
で複数の領域に分割する領域分割部110と、その領域
分割部110から出力される信号S15(後述するLe
vel値が該当する)に基づいて、量子化器104にて
量子化されたDCT係数S7の信号カットを行う信号カ
ット部112と、その信号カット後の信号S8に対して
逆量子化を行う逆量子化器105と、逆量子化器105
にて逆量子化された信号S9に対して逆離散コサイン変
換を施すIDCT器106と、そのIDCT器106に
て逆離散コサイン変換された信号S10と動き補償器1
09からの予測画像信号S3とを加算して参照画像信号
S11を作成する加算器107と、その加算器107か
らの参照画像信号S11を記憶しておくフレームメモリ
108と、上述した信号カット部112から出力される
信号カット後の信号S8に対して可変長符号化を施して
DCT係数情報S13を作成する第1の可変長符号化
(VLC)器113と、動き補償器109からの動きベ
クトルS4に対して可変長符号化を施して動きベクトル
情報S14を作成する第2のVLC器114と、第1の
VLC器113からのDCT係数情報S13及び第2の
VLC器114からの動きベクトル情報S14を多重化
して外部へ出力する多重化器115とを備えている。
【0030】入力画像信号S1は、前処理部101にお
いて8画素×8画素の大きさのブロックに分割され、図
10を参照して既に説明したように、輝度信号(Y0〜
Y1)4ブロック、色差信号(Cb,Cr)各1ブロック
の計6ブロックを1マクロブロックとして減算器102
へ送られる。つまり、マクロブロック単位で扱うことと
なり、16×16のマクロブロック(輝度信号及び色差
信号がセットとなる)が分割する対象領域の単位とな
る。
【0031】なお、本実施例では前処理部101にて入
力画像を所定サイズ(8×8)のブロックに分割してい
るが、所定サイズのブロックに分割された状態の画像が
入力されることを前提とすれば、前処理部101は不要
となる。また、DCT器103、量子化器104、逆量
子化器105、IDCT器106及び動き補償器109
などについては、図9を参照して説明した従来技術と同
様の働きをするものであるため、説明は繰り返さない。
【0032】次に、領域分割部110と信号カット部1
12について説明する。まず、領域分割部110におい
ては、動き補償器109から出力される動きベクトルS
4を用いて動きベクトルの有無を判定し、動きベクトル
を持つブロックを1、持たないブロックを0とする(図
2(c)参照)。この判定対象の領域全体を領域Aとす
る。また、動きベクトルを持つマクロブロックが参照画
像にマッチングした領域が属するブロックであるか属さ
ないブロックであるかを判定し、属するブロックを1、
属さないブロックを0とする(図2(e)参照)。この
マッチング領域であるか否かを判定した領域全体を領域
Bとする。
【0033】そして、この図2(c),(e)に示す領
域A,Bでの判定結果(0か1か)の組み合わせによっ
て符号化における重要度(Level値)を決定し、領
域を分割する。具体的には、図3に示すように、領域A
における判定結果が1であれば、領域Bにおける判定結
果を問わずLevel値「1」とする。また、領域Aに
おける判定結果が0であるが、領域Bにおける判定結果
が1であればLevel値「2」とする。そして、これ
ら領域A,Bにおける判定結果がいずれも0であればL
evel値「0」とする。
【0034】このような領域分割は、次のような観点か
らなされたものである。すなわち、動きベクトルを持つ
マクロブロックは、そのマクロブロックの予測画像信号
S3と入力画像信号S2との誤差が小さく、一方、動き
ベクトルを持たないブロックで、動き補償器によりマッ
チングされたマクロブロックは、そのマクロブロックの
予測画像信号S3に参照画像信号S12の情報が残り入
力画像信号との誤差が大きいと考えられる。また、動き
ベクトルを持たず、動き補償器でマッチングされなかっ
たマクロブロックは静止領域と考えられる。したがっ
て、各マクロブロックに割り振られるLevel値が低
いほどDCT係数を削除することができる(削除しても
視覚的品質に影響が少ない)からである。このLeve
l値S15は信号カット部112へ送られる。
【0035】一方、信号カット部112においては、領
域分割部110から出力されるLevel値S15に基
づいて、量子化後のDCT係数S7をカットする。ま
ず、Level値S15が「0」のマクロブロックは静
止領域と判定され符号化しない。すなわち該当するマク
ロブロックの全DCT係数を0に変換する。また、Le
vel値S15が「1」のマクロブロックについては色
差信号の全DCT係数を0とし、輝度信号のみを伝送す
る。さらに、Level値S15が「2」のマクロブロ
ックは予測画像信号S3に参照画像信号S12が残って
いるため輝度信号および色差信号全てを伝送する。これ
により量子化幅が小さい場合における符号量を削減する
ことができる。
【0036】なお、ここで「量子化幅が小さい場合」と
条件を付したのは次の理由による。つまり、量子化幅が
大きい場合には色差信号は元々小さくなるため、符号量
増大に関して実質的に問題となりにくいが、量子化幅が
小さい場合には色差信号も残ってしまうため、符号量増
大の実質的な要因となる。したがって、上述したLev
el値S15が「1」のマクロブロックについては色差
信号の全DCT係数を0とし、輝度信号のみを伝送する
ことは、符号量低減の有効な手段となる。
【0037】このように、本実施例の動画像符号化装置
1によれば、領域分割部110による領域分割と信号カ
ット部112による信号カットによって、発生符号量の
多い動画像に対して、視覚的品質を保ちながら滑らかな
動画像を符号化することができる。
【0038】(第1実施例の別態様) (1)信号カット部112における信号カット手法につ
いては、例えば輝度信号および色差信号のDCT係数の
高周波成分のみカットすることとし、そのカット割合
を、Level値が1のときよりLevel値が2のと
きに小さくすることにより符号量を削減することも可能
である。高周波成分をカットすることにより、一般的に
はエッジ部がぼやけたものなるが、Level値が1お
よび2のマクロブロックは動領域と判断できるので視覚
的劣化は抑えられる。
【0039】(2)また、動きベクトルに閾値を設定
し、閾値より小さい動きベクトルは0とし、静止領域と
判定してもよい。動きベクトルが0ではないが0に近い
場合には、実際には動領域として扱うよりも静止領域と
して扱った方が好ましい場合もある。したがって、静止
領域の判定基準をゆるくし、動きベクトルが0でなくて
も、実質的に静止領域として扱ってよい領域については
静止領域と判定することで、さらに符号量を削減するこ
とができる。
【0040】(3)また、一般的に画像中央部に視線は
集中する。したがって、画像フレームにおいて、画像中
央部に対して画像端部のLevel値の判断を変えても
よい。動きベクトルを持つマクロブロックの位置に、複
数のマクロブロックにおいてマッチングされたとき、中
央部と端部でマッチングされた画素の割合によりLev
el値決定の閾値を変える。図4に示すように、例え
ば、中央部では対象マクロブロックにマッチングされた
ブロックの属する領域が少しでも入っていればLeve
l値を2とし、端部では2/3以上であればLevel
値を2とする。これにより、画像中央部に対して画質を
よくすることができる。
【0041】(4)また、画像の枠付近では、動きベク
トルの探索範囲が狭いため、実際には動きがあっても動
きベクトルを検出することができない場合がある。した
がって、画像の枠からnブロック分の情報は輝度信号お
よび色差信号全てを伝送する。これにより、画面外から
の情報も正しく符号化することが可能である。図5に例
を示す。
【0042】[第2実施例]第2実施例の動画像符号化
装置1の構成は、図1を参照して説明した第1実施例の
構成と同様である。異なる点は、領域分割部110にお
ける領域の分割手法のみであるため、その点について詳
しく説明する。
【0043】図10に示すように、色差信号(8×8)
は輝度信号(16×16)に比べて画像サイズが縦およ
び横が半分に削減されている。そのため、輝度信号と色
差信号とを別々に領域分割するのである。輝度信号に対
する領域分割の手法は、上記第1実施例のマクロブロッ
ク単位で行った分割手法と同様である。それに対して色
差信号の場合には、まず、動き補償器109から出力さ
れる動きベクトルを半分にした後、輝度信号と同様にし
て領域分割するのである。輝度信号および色差信号のそ
れぞれについて、8画素×8画素のブロック単位で、上
記第1実施例の場合と同様に図3に示す関係にしたがっ
てLevel値を判定し、それぞれ領域分割する。輝度
信号及び色差信号それぞれについてのLevel値S1
5が信号カット部112へ出力される。
【0044】信号カット部112においては、輝度信号
及び色差信号それぞれのDCT係数(を量子化したも
の)に対して次のような信号カットを施す。すなわち、
Level値が0のブロックはDCT係数を全て0に変
換し、Level値が2のブロックに対してはDCT係
数を全てそのまま出力し、Level値が1のブロック
に対してはDCT係数の高周波成分を0に変換する。
【0045】このように、輝度信号と色差信号のそれぞ
れに関して領域分割及び信号カットを行えば、より精緻
なカットが可能である。つまり、より小さいブロックご
とにLevel値を割り当てることにより、画質の劣化
を抑えながら符号量を削減する点に関して有効な措置と
なる。
【0046】なお、第1実施例の場合と同様に、Lev
el値が1および2の場合に、DCT係数の高周波成分
を0に変換する割合を変えてもよい。 [第3実施例]図6は、第3実施例の動画像符号化装置
3の概略構成を示すブロック図である。図1に示した第
1実施例と同様の構成要素については、同じ符号を付し
て説明は省略することとする。具体的には、図6に示す
構成は、図1に示す構成要素に画像複雑度測定部311
を付加したものとなっている。したがって、この画像複
雑度測定部311及びその画像複雑度測定部311から
出力される複雑度信号S16に基づいて信号カットを行
う信号カット部112でのカット手法について詳しく説
明する。
【0047】画像複雑度測定部311は、前処理部10
1からの入力画像信号S2と領域分割部110からの信
号であるLevel値S15に基づいて、符号化対象ブ
ロックの複雑度を測定するためのものである。具体的に
は、領域分割部110からLevel値S15として
「非0」の値が入力されると、マクロブロックまたは8
画素×8画素のブロック化後の入力画像信号S2につい
ての複雑度を測定し、複雑度信号S16を信号カット部
112へ出力する。
【0048】この画像複雑度はマクロブロックまたはブ
ロック単位で測定する。8画素×8画素のブロックの場
合には、その矩形領域の水平および垂直方向の画素値の
変化をカウントすることにより測定する。まず、対象ブ
ロック内の画素値をn段階にわける。次に、水平方向に
階層の変化する回数をカウントする。その後、垂直方向
についても同様にカウントし、そのカウント数(積算
数)を、そのブロックの複雑度とする。この複雑度測定
の具体例を示す。
【0049】図7は、8画素×8画素のブロックを3段
階に分割した場合の複雑度測定の概要を示している。図
7(a)に示す入力画像は、8画素×8画素のブロック
において左上から右下へグラデーション的な明暗変化を
している。複雑度測定の第1ステップとしては、図7
(b)に示すように、このブロックの各画素値を3段階
に分ける。第2ステップとしては、図7(c)に示すよ
うに、水平方向に対して段階が変化する数をカウントす
る。図7(c)においてはブロックの左側に示す数がカ
ウント数である。第3ステップとしては、図7(d)に
示すように、垂直方向に対して同様に段階が変化する数
をカウントする。図7(d)においてはブロックの上側
に示す数がカウント数である。これら水平および垂直方
向のカウント数を合計したものを複雑度(この場合は1
8)とする。
【0050】一方、信号カット部112では、画像複雑
度測定部311からの複雑度信号S16と、領域分割部
110からのLevel値S15に基づき、量子化後に
いわゆるジグザグスキャンされたDCT係数の全て、あ
るいは高周波成分をカットする。8画素×8画素のブロ
ックにおいてn段階で分割した場合の複雑度は、図8に
示すように隣り合う階層がすべて異なるときに最大とな
る。つまり、水平および垂直方向の各ラインにおいて変
化数がそれぞれ7となり、ライン数(2×8=16)を
掛けると、複雑度の最大値は112となる。したがっ
て、0から112の間に閾値を設定し、カウント数と閾
値を比較することによって、そのブロックの複雑度合い
を判定する。
【0051】そして、領域分割部110からのLeve
l値が「1」、すなわちDCT係数をカットしても影響
の小さいブロックについては、複雑度合い判定のための
閾値を低く設定し、Level値が「2」、すなわちD
CT係数をカットしたときの影響が大きいブロックにつ
いては閾値を高く設定する。これにより、Level値
が「1」の領域における単純な領域の信号を符号化し、
Level値が「2」の領域における複雑な領域の信号
をカットすることができる。したがって、画質劣化を抑
え、符号量を削減することができる。
【0052】なお、画像の複雑度の測定手法としては、
このような矩形領域の水平および垂直方向の画素値の変
化数に基づくだけではなく、他の手法でもよい。 [その他] (1)上記各実施例においては、DCT器103と量子
化器104によって変換符号化手段を構成したが、例え
ばDCT器103のみでも構わない。但し量子化器10
4で量子化することによって符号量の削減効果は高まる
ので、DCT器103と量子化器104とをセットで用
いる方が好ましい。
【0053】また、DCT器103は、直交変換手段の
一例であるが、直交変換としてはDCT(離散コサイン
変換)の他の直交変換、例えば離散フーリエ変換(DF
T)等を採用してもよい。 (2)また、量子化幅については固定でなくてもよく、
例えば第1のVLC器113から出力された符号量に応
じて可変としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1,第2実施例に係る動画像符号化装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】領域分割の説明図である。
【図3】領域分割のためのLevel値を設定するため
の関係を示す説明図である。
【図4】画像中央部と端部におけるLevel値決定の
相違を示す説明図である。
【図5】1フレーム中の画像端部については全信号を符
号化することを示す説明図である。
【図6】第3実施例に係る動画像符号化装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図7】複雑度測定の具体例を示す説明図である。
【図8】複雑度が最大の場合の具体例を示す説明図であ
る。
【図9】従来の動画像符号化装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図10】マクロブロックの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2,3…動画像符号化装置 101,401…
前処理部 102,402…減算器 103,403…
DCT器 104,404…量子化器 105,405…
逆量子化器 106,406…IDCT器 107,407…
加算器 108,408…フレームメモリ 109,409…
動き補償器 110…領域分割部 112…信号カッ
ト部 113,413…第1のVLC器 114,414…
第2のVLC器 115,415…多重化器 311…画像複雑
度測定部 S1…入力画像信号 S2…(ブロック
化後の)入力画像信号 S3…予測画像信号 S4…動きベクト
ル S5…予測残差信号 S6…DCT係数 S7…(量子化後の)DCT係数 S8…信号カット
後の信号 S9…逆量子化信号 S10…逆離散コ
サイン変換信号 S11…参照画像信号 S12…参照画像
信号 S13…DCT係数情報 S14…動きベク
トル情報 S15…Level値 S16…複雑度信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上杉 浩 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5C059 KK02 MA05 MA23 MC11 MC22 MC32 MC34 MC38 ME01 NN01 NN21 NN34 PP16 PP26 PP30 RB01 TA43 TB07 TC10 TD12 UA02 UA33 UA38 5L096 AA02 EA24 GA19 HA04 9A001 EE05 HH27 HH30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定サイズのブロックに分割されたそのブ
    ロック単位の入力画像に対して変換符号化及び可変長符
    号化を順次施すと共に、前記変換符号化された画像に対
    して逆変換符号化を施すことで再生した参照画像と入力
    画像とに基づいて動きベクトルを検出し、動き補償が可
    能な動画像符号化装置であって、 前記検出した動きベクトルに基づき、入力画像全体を、
    前記動きベクトルを持つマクロブロックの集合、前記動
    きベクトルは持たず且つ前記動きベクトルが前記参照画
    像にマッチングするマクロブロックの集合、及びそれら
    のいずれにも相当しないマクロブロックの集合の3種類
    に分割する領域分割手段と、 該領域分割手段によって分割された集合の種類に応じ、
    前記変換符号化後の信号をカットする信号カット手段と
    を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】所定サイズのブロックに分割されたそのブ
    ロック単位の入力画像に対して変換符号化及び可変長符
    号化を順次施すと共に、前記変換符号化された画像に対
    して逆変換符号化を施すことで再生した参照画像と入力
    画像とに基づいて動きベクトルを検出し、動き補償が可
    能な動画像符号化装置であって、 前記検出した動きベクトルに基づき、入力画像全体を、
    輝度信号と色差信号のそれぞれに関し、前記動きベクト
    ルを持つ前記所定サイズのブロックの集合、前記動きベ
    クトルは持たず且つ前記動きベクトルが前記参照画像に
    マッチングする前記所定サイズのブロックの集合、及び
    それらのいずれにも相当しない前記所定サイズのブロッ
    クの集合の3種類に分割する領域分割手段と、 該領域分割手段によって分割された集合の種類に応じ、
    前記変換符号化後の信号をカットする信号カット手段と
    を備えることを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の動画像符号化装置に
    おいて、 さらに、前記入力画像の複雑度を検出する画像複雑度検
    出手段を備え、 前記信号カット手段は、前記領域分割手段によって分割
    された集合の種類と前記画像複雑度検出手段によって検
    出された複雑度に応じ、前記変換符号化後の信号をカッ
    トすることを特徴とする動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記変換符号化は、前記ブロック単位の画像に対して直
    交変換を施した後、その直交変換によって得られた直交
    変換係数を所定の量子化幅で割って量子化するものであ
    り、 前記信号カット手段は、前記量子化された直交変換係数
    をカットし、 前記逆変換符号化は、前記信号カット手段によってカッ
    トされた後の直交変換係数に対して前記量子化幅を掛け
    て逆量子化した後、その逆量子化された直交変換データ
    に対して逆直交変換を施すことを特徴とする動画像符号
    化装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記信号カット手段は、輝度信号または色差信号の少な
    くともいずれか一方のみのカットも可能であることを特
    徴とする動画像符号化装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記信号カット手段は、前記領域分割手段によって分割
    された集合の種類に応じ、前記変換符号化後の信号の高
    周波成分をカットする割合を変えることを特徴とする動
    画像符号化装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜5のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記領域分割手段は、前記領域分割のために基づく動き
    ベクトルとして、所定の閾値以上の動きベクトルのみ採
    用することを特徴とする動画像符号化装置。
  8. 【請求項8】請求項1〜5のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記領域分割手段は、前記動きベクトルが前記参照画像
    にマッチングするマクロブロック又は所定サイズのブロ
    ックの集合に分割する際、画像中央部と端部とにおける
    領域判断基準を、対象ブロックのマッチング割合によっ
    て変えることを特徴とする動画像符号化装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜4のいずれか記載の動画像符号
    化装置において、 前記信号カット手段は、前記入力画像の枠から所定範囲
    のブロックに対しては、前記領域分割手段による分類に
    かかわらず信号をカットしないことを特徴とする動画像
    符号化装置。
  10. 【請求項10】請求項3記載の動画像符号化装置におい
    て、 前記画像複雑度検出手段は、前記入力画像の画素値を複
    数段階に分割し、水平方向及び垂直方向に前記段階の変
    化する回数を検出し、その変化回数を複雑度とすること
    を特徴とする動画像符号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108737831A (zh) * 2017-04-19 2018-11-02 腾讯科技(深圳)有限公司 一种数据处理方法及装置
US10900986B2 (en) * 2016-07-06 2021-01-26 Sram, Llc Pedal activity sensor and methods of pedaling analysis

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