JP2001057220A - 燃料電池用ガスケット - Google Patents

燃料電池用ガスケット

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JP2001057220A JP11278269A JP27826999A JP2001057220A JP 2001057220 A JP2001057220 A JP 2001057220A JP 11278269 A JP11278269 A JP 11278269A JP 27826999 A JP27826999 A JP 27826999A JP 2001057220 A JP2001057220 A JP 2001057220A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池を構成するガスおよび冷却水と金属
板とが反応して不純物(イオン)が発生するのを抑え、
もって発電効率を向上させることが可能な燃料電池用ガ
スケットを提供する。 【解決手段】 空孔部3を備えた金属または樹脂製シー
トよりなるガスケット本体2と、このガスケット本体2
に被着された液状ゴム硬化物よりなるシール部6とを有
しており、空孔部3の内面4がシール部6により被覆さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封装置の一種で
あるガスケットに係り、更に詳しくは、積層型燃料電池
等における比較的狭い領域において電解質膜等のシート
を挟み込みながら酸素、窒素、水素または水等の作動流
体をシールするために用いられる燃料電池用ガスケット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料電池は、多孔質カーボン材
よりなるセパレータ(集電極)と、高分子電解質膜、触
媒層および反応電極層よりなるMEA(膜・電極接合
体)との組合せにより構成されていて、2枚のセパレー
タの間にMEAが挟み込まれており、この積層構造に対
しては、セパレータ間の間隔を一定に保持すること、高
分子電解質膜の乾燥を抑えるために水蒸気の蒸発を防止
すること、組立ておよび分解が容易なこと等が要求され
ている。
【0003】そして一般には、これらのうちで発電効率
を重視し、組立ておよび分解の容易性を犠牲にして接着
剤により硬化させる方法が採用されているが、この方法
によると、初期的には良好な性能を発揮するものの、長
期的な使用に当たって劣化部品を交換するのが困難であ
ると云う問題がある。
【0004】この問題に対し、燃料電池セルおよびその
各構成要素間のシールに関して、ガスケットを用いるも
の(特開平9−231987号公報、特開平7−226
220号公報または特開平7−153480号公報参
照)や、ゴム板に発泡スポンジ層を重ねてガスケットと
して利用するもの(特開平7−312223号公報参
照)等が開発されているが、これらの従来技術には、燃
料電池用セルシールガスケットとしてのシール部の厚み
の薄肉化、セパレータの組立ての容易性等の点につい
て、これらを十分に満足させることができない不都合が
ある。
【0005】また、金属板に発泡ゴム層を重ねてガスケ
ットとして利用することを検討すると、この場合には、
以下のような不都合がある。
【0006】 燃料電池を構成するガスおよび冷却水
と金属板とが反応して不純物(イオン)が発生するため
に、発電効率が低下する。 金属板の厚さが0.5〜2mmと比較的厚く形成さ
れるために、百セル程度を積層して使用する燃料電池に
なると、かなり大型化し、重くなる。 金属板に反りが発生することがあるために、組立て
工程において高分子電解質膜等の位置決めが困難とな
る。すなわち、必要なシール面圧を確保するために金属
板に部分的に波状の「うねり」ないしビードが形成され
るが、この「うねり」ないしビードが形成されることに
よりガスケットに反りが発生し易くなり、よって組立て
性が悪化する。 シールする面積が大きいために組立てに大きな力を
要するだけでなく、締め付ける距離の微妙な変化により
シール反力が大きく変化してしまい、シール性が不安定
なものとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
みて、上記不都合を解消し、燃料電池の発電効率を向上
させることが可能な燃料電池用ガスケットを提供するこ
とを目的とし、またこれに加えて、燃料電池の組立て性
を向上させ、ガスケットのシール性能を安定化させ、ガ
スケットの製造を容易化し、燃料電池の発電性能を安定
化させ、更に燃料電池の小型化および軽量化を図ること
が可能な燃料電池用ガスケットを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1による燃料電池用ガスケットは、
空孔部を備えた金属または樹脂製シートよりなるガスケ
ット本体と、前記ガスケット本体に被着された液状ゴム
硬化物よりなるシール部とを有し、前記空孔部の内面を
前記シール部により被覆したことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、本発明の請求項2による燃料電池用
ガスケットは、ビード無しの平板状に成形したシートに
厚さ方向に貫通する空孔部を設けたガスケット本体と、
前記ガスケット本体の空孔部周縁における上下両面およ
び内面を被覆する液状ゴム硬化物よりなるシール部とを
有し、前記シール部は前記ガスケット本体における前記
空孔部の周縁部のみに設けられて、前記周縁部以外の部
分は前記ガスケット本体の上下両面がゴムに被覆されず
に表面露出した構造であることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、本発明の請求項3による燃料電池用
ガスケットは、空孔部を備えた金属または樹脂製シート
よりなるガスケット本体と、前記ガスケット本体の両面
に重ねられた液状ゴム硬化物よりなるシール部と、前記
空孔部の内面を被覆する液状ゴム硬化物よりなる内面シ
ール部とを有し、前記両面のシール部同士を前記ガスケ
ット本体に設けた貫通穴を介して互いに一体成形すると
ともに、前記内面シール部を前記両面のシール部に対し
て一体成形したことを特徴とするものである。
【0011】また、本発明の請求項4による燃料電池用
ガスケットは、ビード無しの平板状に成形したシートに
厚さ方向に貫通する空孔部を設けたガスケット本体と、
前記ガスケット本体の前記空孔部の周縁部における上下
一面を被覆する液状ゴム硬化物よりなるシール部と、同
じく上下他面を被覆する液状ゴム硬化物よりなるシール
部と、前記空孔部の内面を被覆する液状ゴム硬化物より
なる内面シール部とを有し、前記両面のシール部は前記
ガスケット本体における前記空孔部の周縁部のみに設け
られて、前記周縁部以外の部分は前記ガスケット本体の
上下両面がゴムに被覆されずに表面露出した構造であ
り、前記両面のシール部同士は前記ガスケット本体に予
め設けた貫通穴を介して互いに一体成形されており、前
記内面シール部は前記両面のシール部に対して一体成形
されていることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明の請求項5による燃料電池用
ガスケットは、上記した請求項1ないし4の何れかに記
載された燃料電池用ガスケットにおいて、当該ガスケッ
トに予め電解質膜を組込み成形したことを特徴とするも
のである。
【0013】また、本発明の請求項6による燃料電池用
ガスケットは、上記した請求項1ないし5の何れかに記
載された燃料電池用ガスケットにおいて、ガスケット本
体の厚さを0.03〜0.5mmの範囲で形成したこと
を特徴とするものである。
【0014】上記構成を備えた本発明の請求項1による
ガスケットのように、空孔部を備えた金属または樹脂製
シートよりなるガスケット本体と、このガスケット本体
に被着された液状ゴム硬化物よりなるシール部とを有す
るガスケットにおいて、ガスケット本体の空孔部の内面
がシール部により被覆されると、空孔部を通過する作動
流体とガスケット本体とがこのシール部により遮断され
る。したがって、燃料電池の発電効率の低下の原因とな
るイオン不純物等がガスケット本体から析出されるのを
防止することができ、よってこの分、燃料電池の発電効
率を向上させることが可能となる。
【0015】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるガスケットにおいても、ガスケット本体の空孔部
の内面が内面シール部により被覆されるために、空孔部
を通過する作動流体とガスケット本体とがシール部によ
り遮断される。したがって、燃料電池の発電効率の低下
の原因となるイオン不純物等がガスケット本体から析出
されるのを防止することができ、よってこの分、燃料電
池の発電効率を向上させることが可能となる。
【0016】また、この請求項2によるガスケットにお
いては併せて、ガスケット本体がビード無しの平板状シ
ートにより形成されているために、ビードの存在を原因
とする反りの発生を防止することが可能となり、また、
ビード無しの平板シートにより形成されたガスケット本
体の平面の一部のみにシール部が設けられているため
に、比較的小さな締付け力で比較的大きなシール面圧を
確保することが可能となり、更に、ビード無しの平板シ
ートにより形成されたガスケット本体の平面の一部のみ
にシール部が設けられて他の部分が表面露出しているた
めに、この他の部分を掴んで組立て作業を行なうことに
より、シール部に触ることなく当該ガスケットを燃料電
池に組み込むことが可能となる。
【0017】また、上記構成を備えた本発明の請求項3
によるガスケットのように、空孔部を備えた金属または
樹脂製シートよりなるガスケット本体と、このガスケッ
ト本体の両面に重ねられた液状ゴム硬化物よりなるシー
ル部と、空孔部の内面を被覆する液状ゴム硬化物よりな
る内面シール部とを有するガスケットにおいて、ガスケ
ット本体の両面のシール部同士がガスケット本体に設け
た貫通穴を介して互いに一体成形されると、当該ガスケ
ットを製造するときに接着剤を使用しなくてもガスケッ
ト本体に対してシール部を組み付けることができる。し
たがって、接着剤の化学反応による燃料電池の発電効率
の低下を防止することが可能となり、よってこの分、燃
料電池の発電効率を向上させることが可能となる。ま
た、ガスケットの製造過程から接着剤塗布工程が省略さ
れるために、その製造を容易化することが可能となる。
【0018】また、この請求項3によるガスケットによ
ると、空孔部の内面を被覆する内面シール部が両面シー
ル部に一体成形されているために、この内面シール部の
シール作用により、空孔部を通過する作動流体とガスケ
ット本体とが遮断される。したがって、燃料電池の発電
効率の低下の原因となるイオン不純物等がガスケット本
体から析出されるのを防止することができ、よってこの
分、燃料電池の発電効率を向上させることが可能とな
る。
【0019】また、上記構成を備えた本発明の請求項4
によるガスケットにおいても、ガスケット本体の空孔部
の内面が内面シール部により被覆されるために、空孔部
を通過する作動流体とガスケット本体とが内面シール部
により遮断される。したがって、燃料電池の発電効率の
低下の原因となるイオン不純物等がガスケット本体から
析出されるのを防止することができ、よってこの分、燃
料電池の発電効率を向上させることが可能となる。
【0020】また、ガスケット本体がビード無しの平板
状シートにより形成されているために、ビードの存在を
原因とする反りの発生を防止することが可能となり、ま
た、ビード無しの平板シートにより形成されたガスケッ
ト本体の平面の一部のみに両面シール部が設けられてい
るために、比較的小さな締付け力で比較的大きなシール
面圧を確保することが可能となり、更に、ビード無しの
平板シートにより形成されたガスケット本体の平面の一
部のみに両面シール部が設けられて他の部分が表面露出
しているために、この他の部分を掴んで組立て作業を行
なうことにより両面シール部に触ることなく当該ガスケ
ットを燃料電池に組み込むことが可能となる。
【0021】また、両面シール部同士がガスケット本体
に設けた貫通穴を介して互いに一体成形されているため
に、当該ガスケットを製造するときに接着剤を使用しな
くてもガスケット本体に両面シール部を組み付けること
ができる。したがって、接着剤の化学反応による燃料電
池の発電効率の低下を防止することが可能となり、よっ
てこの分、燃料電池の発電効率を向上させることが可能
となる。また、当該ガスケットの製造過程から接着剤塗
布工程が省略されるために、この分、製造を容易化する
ことが可能となる。
【0022】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項5によるガスケットのように、燃料電池の構
成要素である電解質膜が予めガスケットに組込み成形さ
れると、燃料電池を組み立てるときに、この電解質膜に
触らなくても組立て作業を完了することができる。した
がって、燃料電池の組立て性を向上させることが可能と
なり、併せて電解質膜にゴミ等の不純物が付着する可能
性が低減することから燃料電池の発電性能を安定化させ
ることが可能となる。
【0023】また、上記構成を備えた本発明の請求項6
によるガスケットのように、金属または樹脂製のシート
よりなるガスケット本体の厚さが0.03〜0.5mm
の範囲で形成されると、ガスケット全体が比較的薄く形
成されるために、その上下に組み付けられるセパレータ
同士の間隔を比較的狭く設定することができる。したが
って、燃料電池の発電効率を向上させることが可能とな
り、併せて、燃料電池の小型化および軽量化を実現する
ことが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。
【0025】第一実施形態・・・図1は、当該実施形態
に係る燃料電池用ガスケット1の平面を示しており、そ
のA−A線拡大断面が図2に示されている。
【0026】図1に示すように、当該実施形態に係るガ
スケット1は全体として平面矩形状ないし略矩形状に形
成されており、その平面内に所要数の空孔部(貫通部と
も称する)3が形成されている。この空孔部3は、当該
ガスケット1の装着使用時に酸素、窒素もしくは水素等
のガスまたは水等の作動流体を流通させるために当該ガ
スケット1を板厚方向に貫通するように設けられてお
り、図では大小五つの空孔部3が設けられている。
【0027】図2に示すように、当該ガスケット1は先
ず、上記平面形状に形成された金属または樹脂製シート
よりなるシート状ないし平板状のガスケット本体(シー
ト、フレームまたは基板とも称する)2を有しており、
このガスケット本体2に空孔部3が上記したように設け
られている。また、シール面圧を局部的に高めるべくガ
スケット本体2の一面(上面)に断面円弧状ないし略円
弧状を呈するビード状の突起(ビードとも称する)5が
設けられている。また、ガスケット本体2の厚さt
実寸で2mmほどに形成されている。
【0028】上記ガスケット本体2の両面にそれぞれ、
ゴム状弾性材よりなるシート状ないし膜状のシール部
(パッキン部とも称する)6が接着剤による接着によっ
て被着されており、併せて、このシール部6によって、
ガスケット本体2における空孔部3の内面(ガスケット
本体2の切断面または切断内面とも称する)4がその全
面ないし全周に亙って被覆されている。シール部6は、
硬さ(JIS A)60以下の液状ゴム硬化物によって
成形されていて、ガスケット本体2の一面(上面)に被
着されてこの一面を被覆するシート状ないし膜状の一面
シール部7と、ガスケット本体2の他面(下面)に被着
されてこの他面を被覆するシート状ないし膜状の他面シ
ール部8と、上記したように空孔部3の内面4を被覆す
る膜状の内面シール部9とを一体に有している。各シー
ル部7,8,9の厚さは一様に設定されているが、必要
に応じてそれぞれの厚さを異ならせるようにしても良
く、特に内面シール部9の厚さを一面シール部7および
他面シール部8の厚さよりも厚くしたり薄くしたりして
も良い。
【0029】上記構成のガスケット1は、上記したよう
に積層型燃料電池等の比較的狭い領域において電解質膜
等のシートを挟み込みながら、酸素、窒素もしくは水素
等のガスまたは水等よりなる0.5MPa程度の作動流
体をシールするために用いられるものであって、上記構
成を備えていることにより以下の作用効果を奏する点に
特徴を有している。
【0030】すなわち先ず、上記したようにガスケット
本体2における空孔部3の内面4を被覆する内面シール
部9がシール部6にその一部として一体成形されてい
て、空孔部3の内面4がこの内面シール部9ないしシー
ル部6により全面的に被覆されているために、当該ガス
ケット1の装着使用時に、空孔部3を流れる作動流体が
ガスケット本体2に直接接触せず、よって発電効率を低
下させる不純物となるイオン等がガスケット本体2から
析出するのを防止することができる。したがってこの
分、当該ガスケット1を装着した燃料電池の発電効率を
向上させることができる。
【0031】また、シール部6における一面シール部7
と他面シール部8とが内面シール部9を介して一体成形
されていて、両シール部7,8がガスケット本体2をそ
の両面から挟み込んでいるために、従来ほど強固に各シ
ール部7,8をガスケット本体2に接着しなくても各シ
ール部7,8がガスケット本体2から剥れることがな
い。したがって、ガスケット1の製造過程における接着
剤塗布工程を簡素化することが可能となり、これにより
ガスケット1の製造を容易化し、組立て性を向上させる
ことができる。
【0032】第二実施形態・・・図3に示すように、当
該実施形態に係るガスケット1においては、シール部6
がガスケット本体2における空孔部3の周縁部のみに設
けられており、周縁部以外の部分はガスケット本体2の
上下両面がそれぞれゴムに被覆されずに表面露出してい
る。
【0033】同図に示すように、当該ガスケット1は先
ず、所定の平面形状に形成された金属または樹脂製シー
トよりなるシート状ないし平板状のガスケット本体2を
有しており、このガスケット本体2の平面内に所要数の
空孔部3が設けられている。このガスケット本体2にビ
ードの類は設けられておらず、また、このガスケット本
体2の厚さtは極めて薄く、実寸で0.03〜0.5
mmほどに形成されている。
【0034】上記ガスケット本体2における空孔部3の
周縁部であってガスケット本体2の両面にそれぞれ、ゴ
ム状弾性材よりなるパッキン状のシール部6が接着剤に
よる接着によって被着されており、併せて、このシール
部6によって、ガスケット本体2における空孔部3の内
面4がその全面ないし全周に亙って被覆されている。シ
ール部6は、硬さ(JIS A)60以下の液状ゴム硬
化物によって成形されていて、ガスケット本体2の一面
(上面)に被着されてこの一面を被覆する一面シール部
7と、ガスケット本体2の他面(下面)に被着されてこ
の他面を被覆する他面シール部8と、上記したように空
孔部3の内面4を被覆する内面シール部9とを一体に有
している。一面シール部7は断面凸形状ないし三角形状
ないし略三角形状に形成されて断面円弧形ないし略円弧
形の頂部を備えており、その高さが比較的高く形成され
ており、これに対して、他面シール部8は断面台形状な
いし略台形状に形成されて平面状ないし略平面状の頂部
を備えており、その高さが比較的低く形成されている。
【0035】上記構成のガスケット1は、上記したよう
に積層型燃料電池等の比較的狭い領域(高さ約2mm以
下)において電解質膜等のシートを挟みながら、酸素、
窒素もしくは水素等のガスまたは水等よりなる0.5M
Pa程度の作動流体をシールするために用いられるもの
であって、上記構成を備えていることにより以下の作用
効果を奏する点に特徴を有している。
【0036】すなわち先ず、上記したようにガスケット
本体2における空孔部3の内面4を被覆する内面シール
部9がシール部6にその一部として一体成形されてい
て、空孔部3の内面4がこの内面シール部9ないしシー
ル部6により全面的に被覆されているために、当該ガス
ケット1の装着使用時に作動流体がガスケット本体2に
直接接触せず、よって発電効率を低下させる不純物とな
るイオン等が析出するのを防止することができる。した
がって、この分、当該ガスケット1を装着した燃料電池
の発電効率を向上させることができる。
【0037】また、シール部6における一面シール部7
と他面シール部8とが内面シール部9を介して一体成形
されていて、両シール部7,8がガスケット本体2をそ
の両面から挟み込んでいるために、従来ほど強固に各シ
ール部7,8をガスケット本体2に接着しなくても各シ
ール部7,8がガスケット本体2から剥れることがな
い。したがって、ガスケット1の製造過程における接着
剤塗布工程を簡素化することが可能となり、これにより
ガスケット1の組立て性を向上させることができる。
【0038】また、ガスケット本体2の厚さtが0.
03〜0.5mmと比較的薄く形成されているために、
当該ガスケット1を装着する燃料電池におけるセパレー
タ同士の間隔を比較的狭く設定することが可能となり、
これにより発電効率を向上させることができるととも
に、燃料電池の小型化(コンパクト化)および軽量化を
実現することができる。尚、ガスケット本体2の厚さt
は、ゴムの成形および組立て性に問題のないレベル
で、更に薄くすることも考えられる。
【0039】また、上記構成のガスケット1は、シート
状ないし平板状のガスケット本体2における空孔部3の
周縁部のみに硬さ(JIS A)60以下の液状ゴム硬
化物よりなるシール部6を設けたものであって、シール
部6が比較的狭い範囲(面積)で相手材に密接して所定
のシール反力(面圧)を確保し、シール作用を奏するも
のである。したがって、このガスケット1によれば、所
定のシール反力をガスケット本体2で確保すべくガスケ
ット本体2に「うねり」ないしビードを形成する必要が
ないために、ガスケット1に反りが発生するのを防止す
ることが可能となり、これにより位置決めを容易化して
燃料電池の組立て性を向上させることができる。
【0040】また、このようにガスケット1の平面の一
部のみにシール部6を設けてシールする構造であれば、
ガスケット1の設計の自由度を増大させることができ
る。
【0041】また、同じく、このようにガスケット1の
平面の一部のみにシール部6を設けてシールする構造で
あれば、ガスケット1を燃料電池に組み込むときにガス
ケット1のシール部6に直接、手を触れることなく燃料
電池を組み立てることが可能となり、これにより組立て
時にシール部6にゴミが付着する可能性を減らすことが
できる。また、組立てに要する締付け力が小さくて済
み、シール反力の変化が小さいためにシール性が安定す
ると云う効果もある。
【0042】更にまた、上記構成のガスケット1におい
ては、シール部6の一部をなす他面シール部8が断面台
形状ないし略台形状に形成されているために、当該ガス
ケット1が積層装着されるときにおけるゴム(シール
部)の傾きを抑えることが可能となり、これによりシー
ル性を安定させるとともに向上させることができる。
【0043】第三実施形態・・・尚、図4に示すよう
に、この他面シール部8の断面形状は、これを一面シー
ル部7の断面形状と同様に、断面凸形状ないし三角形状
ないし略三角形状としても良く、この場合には、セパレ
ータ間の間隔の変化によるシール反力の変化の度合いが
更に小さくなるために、シール性が更に安定すると云う
効果がある。この第三実施形態の他の構成および作用効
果は、上記第二実施形態と同じである。
【0044】第四実施形態・・・図5に示すように、当
該実施形態に係るガスケット1においては、上記第二お
よび第三実施形態と同様に、シール部6がガスケット本
体2における空孔部3の周縁部のみに設けられており、
周縁部以外の部分はガスケット本体2の上下両面がそれ
ぞれゴムに被覆されずに表面露出した構造とされてい
る。
【0045】同図に示すように、当該ガスケット1は先
ず、所定の平面形状に形成された金属または樹脂製シー
トよりなるシート状ないし平板状のガスケット本体2を
有しており、このガスケット本体2の平面内に所要数の
空孔部3が設けられている。このガスケット本体2にビ
ードの類は設けられておらず、また、このガスケット本
体2の厚さtは極めて薄く、実寸で0.03〜0.5
mmほどに形成されている。
【0046】ガスケット本体2における空孔部3の周縁
部であってガスケット本体2の両面にそれぞれ、ゴム状
弾性材よりなるパッキン状のシール部6が非接着で重ね
られており、併せて、このシール部6によって、ガスケ
ット本体2における空孔部3の内面4がその全面ないし
全周に亙って被覆されている。シール部6は硬さ(JI
S A)60以下の液状ゴム硬化物によって成形されて
いて、ガスケット本体2の一面(上面)を非接着状態で
被覆する一面シール部7と、ガスケット本体2の他面
(下面)を非接着状態で被覆する他面シール部8と、上
記したように空孔部3の内面4を非接着状態で被覆する
内面シール部9とを一体に有している。一面シール部7
は断面凸形状ないし三角形状ないし略三角形状に形成さ
れて、断面円弧形ないし略円弧形の頂部を備えており、
その高さが比較的高く形成されており、他面シール部8
も同様に断面凸形状ないし三角形状ないし略三角形状に
形成されて、断面円弧形ないし略円弧形の頂部を備えて
おり、その高さが比較的高く形成されている。
【0047】また、ガスケット本体1における空孔部3
の周縁部に、その両面に開口する貫通穴10が所要数設
けられており、この貫通穴10を介して一面シール部7
と他面シール部8とが互いに一体成形され、一体化され
ている。したがって、一面シール部7と他面シール部8
とは、この貫通穴10内のゴム材11と上記内面シール
部9とによって一体化されており、これにより両シール
部7,8がガスケット本体2をその上下から挟み込むた
めに、シール部6が接着剤を使用することなくガスケッ
ト本体2に組み付けられている。貫通穴10は空孔部3
の周縁に沿って所定の間隔で複数が設けられている。
【0048】上記構成のガスケット1は、上記したよう
に積層型燃料電池等の比較的狭い領域(高さ約2mm以
下)において電解質膜等のシートを挟みながら、酸素、
窒素もしくは水素等のガスまたは水等よりなる0.5M
Pa程度の作動流体をシールするために用いられるもの
であって、上記構成を備えていることにより以下の作用
効果を奏する点に特徴を有している。
【0049】すなわち先ず、上記したようにガスケット
本体2における空孔部3の内面4を被覆する内面シール
部9がシール部6にその一部として一体成形されてい
て、空孔部3の内面4がこの内面シール部9ないしシー
ル部6により全面的に被覆されているために、当該ガス
ケット1の装着使用時に作動流体がガスケット本体2に
直接接触せず、よって発電効率を低下させる不純物とな
るイオン等が析出するのを防止することができる。した
がって、この分、当該ガスケット1を装着した燃料電池
の発電効率を向上させることができる。
【0050】また、シール部6における一面シール部7
と他面シール部8とがガスケット本体2に設けた貫通穴
10を介して互いに一体成形されていて、両シール部
7,8が内面シール部9と貫通穴10内のゴム材11と
を介して互いに一体化されているために、接着剤を使用
しなくてもシール部6をガスケット本体2に組み付ける
ことができる。したがって、接着剤の化学反応による発
電効率の低下を防止すること可能となり、この分、発電
効率を向上させることができる。また、接着剤塗布工程
を完全に省略することができるために、ガスケット1の
組立て性を向上させることができる。
【0051】また、ガスケット本体2の厚さtが0.
03〜0.5mmと比較的薄く形成されているために、
当該ガスケット1を装着する燃料電池におけるセパレー
タ同士の間隔を比較的狭く設定することが可能となり、
これにより発電効率を向上させることができるととも
に、燃料電池の小型化(コンパクト化)および軽量化を
実現することができる。尚、ガスケット本体2の厚さt
は、ゴムの成形および組立て性に問題のないレベル
で、更に薄くすることも考えられる。
【0052】また、上記構成のガスケット1は、シート
状ないし平板状のガスケット本体2における空孔部3の
周縁部のみに硬さ(JIS A)60以下の液状ゴム硬
化物よりなるシール部6を設けたものであって、シール
部6が比較的狭い範囲(面積)で相手材に密接して所定
のシール反力(面圧)を確保し、シール作用を奏するも
のである。したがって、このガスケット1によれば、所
定のシール反力をガスケット本体2で確保すべくガスケ
ット本体2に「うねり」ないしビードを形成する必要が
ないために、ガスケット1に反りが発生するのを防止す
ることが可能となり、これにより位置決めを容易化して
燃料電池の組立て性を向上させることができる。
【0053】また、このようにガスケット1の平面の一
部のみにシール部6を設けてシールする構造であれば、
ガスケット1の設計の自由度を増大させることができ
る。
【0054】また、同じく、このようにガスケット1の
平面の一部のみにシール部6を設けてシールする構造で
あれば、ガスケット1を燃料電池に組み込むときにガス
ケット1のシール部6に直接、手を触れることなく燃料
電池を組み立てることが可能となり、これにより組立て
時にシール部6にゴミが付着する可能性を減らすことが
できる。また、組立てに要する締付け力が小さくて済
み、シール反力の変化が小さいためにシール性が安定す
ると云う効果もある。
【0055】尚、他面シール部8の断面形状は、これを
上記第二実施形態と同様に断面台形形状としても良く、
この場合には、当該ガスケット1の装着時におけるゴム
(シール部)の傾きが抑えられるために、シール性を向
上させることができると云う効果がある。
【0056】第五実施形態・・・図6に示すように、当
該実施形態に係るガスケット1においては、上記第二な
いし第四実施形態と同様に、シール部6がガスケット本
体2における空孔部3の周縁部のみに設けられており、
周縁部以外の部分はガスケット本体2の上下両面がそれ
ぞれゴムに被覆されずに表面露出した構造とされてい
る。
【0057】また、当該ガスケット1には予め、燃料電
池の構成要素の一つである電解質膜13が組込み成形さ
れており、この電解質膜13が所定の空孔部3内に配置
されて、シール部6のゴムにより保持されている。
【0058】同図に示すように、当該ガスケット1は先
ず、所定の平面形状に形成された金属または樹脂製シー
トよりなるシート状ないし平板状のガスケット本体2を
有しており、このガスケット本体2の平面内に所要数の
空孔部3が設けられている。このガスケット本体2にビ
ードの類は設けられておらず、また、このガスケット本
体2の厚さtは極めて薄く、実寸で0.03〜0.5
mmほどに形成されている。
【0059】ガスケット本体2における空孔部3の周縁
部であってガスケット本体2の両面にそれぞれ、ゴム状
弾性材よりなるパッキン状のシール部6が非接着で重ね
られており、併せて、このシール部6によって、ガスケ
ット本体2における空孔部3の内面4がその全面ないし
全周に亙って被覆されている。シール部6は硬さ(JI
S A)60以下の液状ゴム硬化物によって成形されて
いて、ガスケット本体2の一面(上面)を非接着状態で
被覆する一面シール部7と、ガスケット本体2の他面
(下面)を非接着状態で被覆する他面シール部8と、上
記したように空孔部3の内面4を非接着状態で被覆する
内面シール部9と、更にこの内側シール部9の内周側に
配置されて上記電解質膜13を保持する保持部12とを
一体に有している。一面シール部7は断面凸形状ないし
三角形状ないし略三角形状に形成されて、断面円弧形な
いし略円弧形の頂部を備えており、その高さが比較的高
く形成されており、他面シール部8も同様に断面凸形状
ないし三角形状ないし略三角形状に形成されて、断面円
弧形ないし略円弧形の頂部を備えており、その高さが比
較的高く形成されている。
【0060】また、ガスケット本体1における空孔部3
の周縁部に、その両面に開口する貫通穴10が所要数設
けられており、この貫通穴10を介して一面シール部7
と他面シール部8とが互いに一体成形され、一体化され
ている。したがって、一面シール部7と他面シール部8
とは、この貫通穴10内のゴム材11と上記内面シール
部9とによって一体化されており、これにより両シール
部7,8がガスケット本体2をその上下から挟み込むた
めに、シール部6が接着剤を使用することなくガスケッ
ト本体2に組み付けられている。貫通穴10は空孔部3
の周縁に沿って所定の間隔で複数が設けられている。
【0061】上記電解質膜13は、例えば高分子電解質
膜であって、膜状ないしシート状に成形されて所定の厚
さtを備えており、ガスケット本体2と同一平面上な
いし略同一平面状に配置されて、その外周縁部において
保持部12のゴムにより保持されている。
【0062】上記構成のガスケット1は、上記したよう
に積層型燃料電池等の比較的狭い領域(高さ約2mm以
下)において電解質膜等のシートを挟みながら、酸素、
窒素もしくは水素等のガスまたは水等よりなる0.5M
Pa程度の作動流体をシールするために用いられるもの
であって、上記構成を備えていることにより以下の作用
効果を奏する点に特徴を有している。
【0063】すなわち先ず、上記したようにガスケット
本体2における空孔部3の内面4を被覆する内面シール
部9がシール部6にその一部として一体成形されてい
て、空孔部3の内面4がこの内面シール部9ないしシー
ル部6により全面的に被覆されているために、当該ガス
ケット1の装着使用時に作動流体がガスケット本体2に
直接接触せず、よって発電効率を低下させる不純物とな
るイオン等が析出するのを防止することができる。した
がって、この分、当該ガスケット1を装着した燃料電池
の発電効率を向上させることができる。
【0064】また、シール部6における一面シール部7
と他面シール部8とがガスケット本体2に設けた貫通穴
10を介して互いに一体成形されていて、両シール部
7,8が内面シール部9と貫通穴10内のゴム材11と
を介して互いに一体化されているために、接着剤を使用
しなくてもシール部6をガスケット本体2に組み付ける
ことができる。したがって、接着剤の化学反応による発
電効率の低下を防止すること可能となり、この分、発電
効率を向上させることができる。また、接着剤塗布工程
を完全に省略することができるために、ガスケット1の
組立て性を向上させることができる。
【0065】また、ガスケット本体2の厚さtが0.
03〜0.5mmと比較的薄く形成されているために、
当該ガスケット1を装着する燃料電池におけるセパレー
タ同士の間隔を比較的狭く設定することが可能となり、
これにより発電効率を向上させることができるととも
に、燃料電池の小型化(コンパクト化)および軽量化を
実現することができる。尚、ガスケット本体2の厚さt
は、ゴムの成形および組立て性に問題のないレベル
で、更に薄くすることも考えられる。
【0066】また、上記構成のガスケット1は、シート
状ないし平板状のガスケット本体2における空孔部3の
周縁部のみに硬さ(JIS A)60以下の液状ゴム硬
化物よりなるシール部6を設けたものであって、シール
部6が比較的狭い範囲(面積)で相手材に密接して所定
のシール反力(面圧)を確保し、シール作用を奏するも
のである。したがって、このガスケット1によれば、所
定のシール反力をガスケット本体2で確保すべくガスケ
ット本体2に「うねり」ないしビードを形成する必要が
ないために、ガスケット1に反りが発生するのを防止す
ることが可能となり、これにより位置決めを容易化して
燃料電池の組立て性を向上させることができる。
【0067】また、このようにガスケット1の平面の一
部のみにシール部6を設けてシールする構造であれば、
ガスケット1の設計の自由度を増大させることができ
る。
【0068】また、同じく、このようにガスケット1の
平面の一部のみにシール部6を設けてシールする構造で
あれば、ガスケット1を燃料電池に組み込むときにガス
ケット1のシール部6に直接、手を触れることなく燃料
電池を組み立てることが可能となり、これにより組立て
時にシール部6にゴミが付着する可能性を減らすことが
できる。また、組立てに要する締付け力が小さくて済
み、シール反力の変化が小さいためにシール性が安定す
ると云う効果もある。
【0069】尚、他面シール部8の断面形状は、これを
上記第二実施形態と同様に断面台形形状としても良く、
この場合には、当該ガスケット1の装着時におけるゴム
(シール部)の傾きが抑えられるために、シール性を向
上させることができると云う効果がある。
【0070】また、このガスケットによれば、上記した
ように当該ガスケット1に予め燃料電池の構成要素であ
る電解質膜13が組み込まれているために、以下の作用
効果を奏することが可能である。
【0071】すなわち先ず、燃料電池を組み立てるとき
に、この電解質膜13に全く触らなくても組立て作業を
完了することができるために、この電解質膜13にゴミ
等の不純物が付着する可能性を減少させることができ
る。したがって、不純物の付着による燃料電池の発電効
率の低下を抑えることができ、これにより燃料電池の発
電性能を安定化させることができる。
【0072】また同じく、燃料電池を組み立てるとき
に、この電解質膜13に全く触らなくてもこの電解質膜
13を正確に位置決めして組立て作業を完了することが
できるために、燃料電池の組立て性を向上させることが
できる。
【0073】また、この電解質膜13が比較的低硬度の
ゴムにより保持されているために、圧力や湿潤状態とい
った状態変化をゴムにより吸収することができる。した
がって、電解質膜13が受ける負荷を減少させることが
でき、これにより燃料電池の性能を安定化させることが
できる。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0075】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1による燃料電池用ガスケットにおいては、ガス
ケット本体の空孔部の内面が液状ゴム硬化物よりなるシ
ール部によって被覆されているために、空孔部を通過す
る作動流体とガスケット本体とがシール部により遮断さ
れる。したがって、燃料電池の発電効率低下の原因とな
るイオン不純物等がガスケット本体から析出するのを防
止することができ、よってこの分、燃料電池の発電効率
を向上させることができる。
【0076】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
による燃料電池用ガスケットにおいては、ガスケット本
体の空孔部の内面が液状ゴム硬化物よりなる内面シール
部によって被覆されているために、空孔部を通過する作
動流体とガスケット本体とがシール部により遮断され
る。したがって、燃料電池の発電効率低下の原因となる
イオン不純物等がガスケット本体から析出するのを防止
することができ、よってこの分、燃料電池の発電効率を
向上させることができる。
【0077】また、この請求項2によるガスケットにお
いては、ガスケット本体がビード無しの平板状シートに
より形成されているために、ビードの存在を原因とする
反りの発生を防止することが可能となり、これにより燃
料電池の組立て性を向上させることができる。また、ビ
ード無しの平板シートにより形成されたガスケット本体
の平面の一部のみにシール部が設けられているために、
比較的小さな締付け力で比較的大きなシール面圧を確保
することが可能となり、これにより燃料電池の組立て性
を向上させるとともに当該ガスケットのシール性能を安
定化させることができる。更に、ビード無しの平板シー
トにより形成されたガスケット本体の平面の一部のみに
シール部が設けられて他の部分が表面露出しているため
に、この他の部分を掴んで組立て作業を行なうことによ
り、シール部に触ることなく当該ガスケットを燃料電池
に組み込むことが可能である。したがって、組込み作業
時にシール部にゴミ等が付着する可能性を低減させるこ
とができ、これにより当該ガスケットのシール性能を安
定化させることができる。
【0078】また、上記構成を備えた本発明の請求項3
による燃料電池用ガスケットにおいては、ガスケット本
体の両面のシール部同士がガスケット本体に設けた貫通
穴を介して互いに一体成形されているために、当該ガス
ケットを製造するときに接着剤を使用しなくてもガスケ
ット本体にシール部を組み付けることができる。したが
って、接着剤の化学反応による燃料電池の発電効率の低
下を防止することができ、よってこの分、燃料電池の発
電効率を向上させることができる。また、当該ガスケッ
トの製造時に接着剤塗布工程が省略されるために、その
製造を容易化することができる。
【0079】また、この請求項3によるガスケットにお
いては、空孔部の内面を被覆する内面シール部が両面シ
ール部に一体成形されているために、内面シール部のシ
ール作用により、空孔部を通過する作動流体とガスケッ
ト本体とが遮断される。したがって、燃料電池の発電効
率低下の原因となるイオン不純物等がガスケット本体か
ら析出するのを防止することができ、よってこの分、燃
料電池の発電効率を向上させることができる。
【0080】また、上記構成を備えた本発明の請求項4
による燃料電池用ガスケットにおいては、ガスケット本
体の空孔部の内面が内面シール部によって被覆されてい
るために、空孔部を通過する作動流体とガスケット本体
とが内面シール部により遮断される。したがって、燃料
電池の発電効率低下の原因となるイオン不純物等がガス
ケット本体から析出するのを防止することができ、よっ
てこの分、燃料電池の発電効率を向上させることができ
る。
【0081】また、この請求項4によるガスケットにお
いては、ガスケット本体がビード無しの平板状シートに
より形成されているために、ビードの存在を原因とする
反りの発生を防止することが可能となり、これにより燃
料電池の組立て性を向上させることができる。また、ビ
ード無しの平板シートにより形成されたガスケット本体
の平面の一部のみにシール部が設けられているために、
比較的小さな締付け力で比較的大きなシール面圧を確保
することが可能となり、これにより燃料電池の組立て性
を向上させるとともに当該ガスケットのシール性能を安
定化させることができる。更に、ビード無しの平板シー
トにより形成されたガスケット本体の平面の一部のみに
シール部が設けられて他の部分が表面露出しているため
に、この他の部分を掴んで組立て作業を行なうことによ
り、シール部に触ることなく当該ガスケットを燃料電池
に組み込むことが可能である。したがって、組込み作業
時にシール部にゴミ等が付着する可能性を低減させるこ
とができ、これにより当該ガスケットのシール性能を安
定化させることができる。
【0082】また、ガスケット本体の両面のシール部同
士がガスケット本体に設けた貫通穴を介して互いに一体
成形されているために、当該ガスケットを製造するとき
に接着剤を使用しなくてもガスケット本体にシール部を
組み付けることができる。したがって、接着剤の化学反
応による燃料電池の発電効率の低下を防止することがで
き、よってこの分、燃料電池の発電効率を向上させるこ
とができる。また、当該ガスケットの製造時に接着剤塗
布工程が省略されるために、その製造を容易化すること
ができる。
【0083】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項5による燃料電池用ガスケットにおいては、
上記したように当該ガスケットに予め燃料電池の構成要
素である電解質膜が組込み成形されているために、以下
の作用効果を奏することが可能である。
【0084】すなわち先ず、燃料電池を組み立てるとき
に電解質膜に触らなくても組立て作業を完了することが
できるために、電解質膜にゴミ等の不純物が付着する可
能性を減少させることができる。したがって、不純物の
付着による燃料電池の発電効率の低下を抑えることがで
き、これにより燃料電池の発電性能を安定化させること
ができる。
【0085】また同じく、燃料電池を組み立てるときに
電解質膜に触らなくても電解質膜を正確に位置決めして
組立て作業を完了することができるために、燃料電池の
組立て性を向上させることができる。
【0086】また、電解質膜が比較的低硬度のゴムによ
り保持されているために、圧力や湿潤状態といった状態
変化をゴムにより吸収することができる。したがって、
電解質膜が受ける負荷を減少させることができ、これに
より燃料電池の性能を安定化させることができる。
【0087】更にまた、上記構成を備えた本発明の請求
項6による燃料電池用ガスケットにおいては、ガスケッ
ト本体の厚さが0.03〜0.5mmの範囲で形成され
ているために、ガスケット全体が比較的薄く形成され、
これによりその上下に組み付けられるセパレータ同士の
間隔を比較的狭く設定することができる。したがってこ
れに伴って燃料電池の発電効率を向上させることがで
き、併せて、燃料電池の小型化および軽量化を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る燃料電池用ガスケ
ットの平面図
【図2】図1におけるA−A線拡大断面図
【図3】本発明の第二実施形態に係る燃料電池用ガスケ
ットの要部断面図
【図4】本発明の第三実施形態に係る燃料電池用ガスケ
ットの要部断面図
【図5】本発明の第四実施形態に係る燃料電池用ガスケ
ットの要部断面図
【図6】本発明の第五実施形態に係る燃料電池用ガスケ
ットの要部断面図
【符号の説明】
1 ガスケット 2 ガスケット本体 3 空孔部 4 内面 5 突起 6 シール部 7 一面シール部(シール部) 8 他面シール部(シール部) 9 内面シール部 10 貫通穴 11 ゴム材 12 保持部 13 電解質膜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空孔部(3)を備えた金属または樹脂製
    シートよりなるガスケット本体(2)と、前記ガスケッ
    ト本体(2)に被着された液状ゴム硬化物よりなるシー
    ル部(6)とを有し、 前記空孔部(3)の内面(4)を前記シール部(6)に
    より被覆したことを特徴とする燃料電池用ガスケット。
  2. 【請求項2】 ビード無しの平板状に成形したシートに
    厚さ方向に貫通する空孔部(3)を設けたガスケット本
    体(2)と、前記ガスケット本体(2)の空孔部(3)
    周縁における上下両面および内面(4)を被覆する液状
    ゴム硬化物よりなるシール部(6)とを有し、 前記シール部(6)は前記ガスケット本体(2)におけ
    る前記空孔部(3)の周縁部のみに設けられて、前記周
    縁部以外の部分は前記ガスケット本体(2)の上下両面
    がゴムに被覆されずに表面露出した構造であることを特
    徴とする燃料電池用ガスケット。
  3. 【請求項3】 空孔部(3)を備えた金属または樹脂製
    シートよりなるガスケット本体(2)と、前記ガスケッ
    ト本体(2)の両面に重ねられた液状ゴム硬化物よりな
    るシール部(7)(8)と、前記空孔部(3)の内面
    (4)を被覆する液状ゴム硬化物よりなる内面シール部
    (9)とを有し、 前記両面のシール部(7)(8)同士を前記ガスケット
    本体(2)に設けた貫通穴(10)を介して互いに一体
    成形するとともに、前記内面シール部(9)を前記両面
    のシール部(7)(8)に対して一体成形したことを特
    徴とする燃料電池用ガスケット。
  4. 【請求項4】 ビード無しの平板状に成形したシートに
    厚さ方向に貫通する空孔部(3)を設けたガスケット本
    体(2)と、前記ガスケット本体(2)の前記空孔部
    (3)の周縁部における上下一面を被覆する液状ゴム硬
    化物よりなるシール部(7)と、同じく上下他面を被覆
    する液状ゴム硬化物よりなるシール部(8)と、前記空
    孔部(3)の内面(4)を被覆する液状ゴム硬化物より
    なる内面シール部(9)とを有し、 前記両面のシール部(7)(8)は前記ガスケット本体
    (2)における前記空孔部(3)の周縁部のみに設けら
    れて、前記周縁部以外の部分は前記ガスケット本体
    (2)の上下両面がゴムに被覆されずに表面露出した構
    造であり、前記両面のシール部(7)(8)同士は前記
    ガスケット本体(2)に予め設けた貫通穴(10)を介
    して互いに一体成形されており、前記内面シール部
    (9)は前記両面のシール部(7)(8)に対して一体
    成形されていることを特徴とする燃料電池用ガスケッ
    ト。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の何れかに記載された
    燃料電池用ガスケットにおいて、当該ガスケット(1)
    に予め電解質膜(13)を組込み成形したことを特徴と
    する燃料電池用ガスケット。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5の何れかに記載された
    燃料電池用ガスケットにおいて、 ガスケット本体(2)の厚さを0.03〜0.5mmの
    範囲で形成したことを特徴とする燃料電池用ガスケッ
    ト。
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