JP2001056567A - レーザプロッタ - Google Patents

レーザプロッタ

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JP2001056567A
JP2001056567A JP11232401A JP23240199A JP2001056567A JP 2001056567 A JP2001056567 A JP 2001056567A JP 11232401 A JP11232401 A JP 11232401A JP 23240199 A JP23240199 A JP 23240199A JP 2001056567 A JP2001056567 A JP 2001056567A
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Japan
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photosensitive plate
unit
laser plotter
transport
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Katsuya Hattori
克也 服部
Yasuyuki Koyagi
康幸 小八木
Hideki Kai
秀樹 甲斐
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザプロッタの占有面積を小さくする。 【解決手段】 レーザプロッタ本体部1のうちの受渡し
位置の上方に貯留部2と位置決め機構4を配設する。レ
ーザプロッタ本体部1や貯留部2と、手動トレイ部3と
を搬送機構5を挟んで対向させて配設し、搬送機構5
は、搬送部材50の水平1軸方向の移動と昇降だけで手
動トレイ部3と貯留部2とレーザプロッタ本体部1と位
置決め機構4との間における感光板Gの搬送を行う。手
動トレイ部3と貯留部2の間の感光板Gの搬送では、搬
送途中で感光板Gを中間支持ピン6に一旦支持させて、
搬送部材50における感光板Gの保持位置を搬送元のポ
ジション側の端部寄りの保持位置から搬送先のポジショ
ン側の端部寄りの保持位置に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、プリント
基板や液晶表示装置(LCD)などのマスターパターン
の作成などに用いられているレーザプロッタに係り、特
には、ガラス乾板などの感光板に対して露光ヘッドを相
対的に平面走査させてレーザ光により感光板に描画を行
う平面走査型のレーザプロッタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の平面走査型のレーザプロッタで
は、処理の自動化を図って、例えば、24時間の無人運
転などにも対応できるようにするために、感光板に対し
てレーザ光により描画を行うレーザプロッタ本体部に自
動ローダを付設している。
【0003】この自動ローダ付のレーザプロッタは、従
来、図17の平面図に示すように、レーザプロッタ本体
部1に自動ローダ100が並設されている。また、この
自動ローダ100には、感光板Gを貯留するストッカ1
10や、装置に対して感光板Gを搬入/搬出するための
手動トレイ部120、手動トレイ部120とストッカ部
110とレーザプロッタ本体部1との間で感光板Gを搬
送する搬送機構130などが備えられている。
【0004】搬送機構130は、感光板Gを保持する搬
送部材131を備えており、この搬送部材131の水平
移動と昇降と鉛直軸周りの旋回とにより、手動トレイ部
120とストッカ部110とレーザプロッタ本体部1と
の間における感光板Gの搬送を行う。
【0005】すなわち、搬送部材131を昇降させるこ
とによって搬送部材131の高さ位置を調節し、搬送部
材131を鉛直軸周りで旋回させることによって搬送部
材131を水平移動させる方向を変更する。そして、搬
送部材131の水平方向への前進、搬送部材131の所
定量の昇降、搬送部材131の水平方向への後退によっ
て、手動トレイ部120やストッカ部110、レーザプ
ロッタ本体部1に対する感光板Gの受け渡しを行う。以
上の動作を組み合わせて、搬送元のポジションから感光
板Gを取り出し、搬送部材131(感光板G)の旋回や
昇降を行ってから、搬送先のポジションへ感光板Gを引
き渡すことで、各部120、110、1間における感光
板Gの搬送を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザプロッタは、レーザプロッタ本体部1やストッカ
部110、手動トレイ部120などを搬送機構130を
囲むように並設させており、また、搬送機構130は、
感光板Gの搬送において、搬送部材131を鉛直軸周り
で旋回させているので、搬送部材131及びそれに保持
された感光板Gの旋回を許容するスペースを確保しなけ
ればならない。そのため、従来のレーザプロッタは、装
置全体の占有面積が大きくなるという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、装置の占有面積を小さくすることがで
きるレーザプロッタを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、感光板にレーザ光を照射
して画像を描画する描画手段を備えて前記感光板に対し
てレーザ光により描画を行うレーザプロッタ本体部と、
前記感光板を貯留する貯留部と、前記レーザプロッタ本
体部と前記貯留部との間で前記感光板を搬送する搬送手
段と、を備え、前記レーザプロッタ本体部の上方又は下
方に前記貯留部を配設したことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載のレーザプロッタにおいて、前記レーザプロッタ本
体部には、前記感光板を保持する保持手段と、前記描画
手段により前記感光板にレーザ光を照射して画像を描画
する描画位置と、前記搬送手段が前記保持手段に対して
前記感光板を受渡しする受渡し位置との間で前記保持手
段を移動させる移動手段と、を備えており、前記貯留部
を、前記レーザプロッタ本体部のうちの前記受渡し位置
の上方又は下方に配設したことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載のレーザプロッタにおいて、前記感光板を
搬入/搬出するための手動トレイ部を備えており、前記
レーザプロッタ本体部及び前記貯留部と前記手動トレイ
部とを前記搬送手段を挟んで対向させて配設し、前記搬
送手段は、搬送中に前記感光板を保持する搬送部材と、
前記搬送部材を前記レーザプロッタ本体部及び前記貯留
部と前記手動トレイ部との間で水平1軸方向に移動させ
る水平移動手段と、前記搬送部材を昇降させる昇降手段
と、を備えて構成し、前記搬送手段は、前記搬送部材の
前記水平1軸方向の移動と昇降だけで前記手動トレイ部
と前記貯留部と前記レーザプロッタ本体部との間におけ
る前記感光板の搬送を行うことを特徴とするものであ
る。
【0011】請求項4に記載の発明は、感光板にレーザ
光を照射して画像を描画する描画手段を備えて前記感光
板に対してレーザ光により描画を行うレーザプロッタ本
体部と、前記感光板を貯留する貯留部と、前記レーザプ
ロッタ本体部と前記貯留部との間で前記感光板を搬送す
る搬送手段と、を備え、前記レーザプロッタ本体部と前
記貯留部とを前記搬送手段を挟んで対向させて配設し、
前記搬送手段は、搬送中に前記感光板を保持する搬送部
材と、前記搬送部材を前記レーザプロッタ本体部と前記
貯留部との間で水平1軸方向に移動させる水平移動手段
と、前記搬送部材を昇降させる昇降手段と、を備えて構
成し、前記搬送手段は、前記搬送部材の前記水平1軸方
向の移動と昇降だけで前記貯留部と前記レーザプロッタ
本体部との間における前記感光板の搬送を行うことを特
徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、上記請求項3ま
たは4に記載のレーザプロッタにおいて、前記搬送手段
による前記感光板の搬送途中で、前記感光板を一旦支持
する中間支持手段と、前記搬送手段を挟んで対向して配
設された2つのポジション間で前記感光板を搬送する場
合、搬送元のポジションに置かれた感光板を前記搬送部
材で取り出す際、前記搬送部材のうちの搬送元のポジシ
ョン側の端部寄りの保持位置でその感光板を取り出し、
次に、その感光板を前記中間支持手段に一旦支持させ
て、前記搬送部材における前記感光板の保持位置を前記
搬送元のポジション側の端部寄りの保持位置から搬送先
のポジション側の端部寄りの保持位置に変更し、その
後、その感光板を搬送先のポジションに引き渡すように
前記搬送手段を制御する搬送制御手段と、をさらに備え
たことを特徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、上記請求項1な
いし5のいずれかに記載のレーザプロッタにおいて、前
記貯留部から取り出された前記感光板の位置決めを行う
位置決め手段をさらに備えており、この位置決め手段を
前記レーザプロッタ本体部または前記貯留部の上方また
は下方に配設したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、レーザプロッ
タ本体部の上方又は下方に貯留部を配設してレーザプロ
ッタ本体部と貯留部とを上下方向に積層配置させる。
【0015】感光板は、レーザプロッタ本体部の上方又
は下方に配設された貯留部に貯留される。搬送手段は、
未描画の感光板を貯留部から取り出して、貯留部の下方
または上方に配設されているレーザプロッタ本体部に搬
送してそこに引き渡す。また、レーザプロッタ本体部で
感光板への描画を終えると、搬送手段は、レーザプロッ
タ本体部からその感光板を取り出して、上方又は下方に
配設された貯留部に搬送してそこに格納する。
【0016】なお、貯留部と別個に手動トレイ部を備え
る場合は、その手動トレイ部をレーザプロッタ本体部や
貯留部の上方または下方に配設して、レーザプロッタ本
体部と貯留部と手動トレイ部とを上下方向に積層配置さ
せてもよいし、後述する請求項3に記載の発明のよう
に、上下方向に積層配置されたレーザプロッタ本体部及
び貯留部と手動トレイ部とを搬送手段を挟んで対向させ
て配設させてもよい。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、レーザプ
ロッタ本体部では、未描画の感光板を、搬送手段から受
渡し位置に位置している保持手段に受け取って保持する
と、移動手段が、その感光板を保持した保持手段を受渡
し位置から描画位置に移動させて、照射手段によりその
感光板にレーザ光を照射して画像を描画する。感光板へ
の描画を終えると、移動手段は、保持手段を描画位置か
ら受渡し位置に移動させ、受渡し位置において、搬送手
段がその感光板を保持手段から取り出す。
【0018】貯留部は、レーザプロッタ本体部側で感光
板の受渡しが行われる受渡し位置の上方または下方に配
設する。従って、搬送手段は、未描画の感光板を貯留部
から取り出して、貯留部の下方または上方に位置してい
るレーザプロッタ本体部内の受渡し位置に搬送してそこ
に位置している保持手段に引き渡し、また、レーザプロ
ッタ本体部で感光板への描画を終えると、搬送手段は、
レーザプロッタ本体部内の受渡し位置に位置している保
持手段からその感光板を取り出して、その上方または下
方に配設されている貯留部に搬送してそこに格納すれば
よい。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、上下方向
に積層配置されたレーザプロッタ本体部及び貯留部と、
装置に対して感光板を搬入/搬出するための手動トレイ
部とを、搬送手段を挟んで対向させて配設する。
【0020】そして、搬送手段は、搬送中に感光板を保
持する搬送部材の搬送元のポジションへの水平移動と上
昇とにより搬送元のポジションから感光板を取り出し、
必要に応じて搬送部材(感光板)を昇降させて搬送部材
及びそれに保持された感光板の高さ位置を調節し、搬送
部材の搬送先のポジションへの水平移動と下降とにより
搬送先のポジションへ感光板を引き渡すことによって手
動トレイ部と貯留部とレーザプロッタ本体部との間にお
ける感光板の搬送を行う。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、レーザプ
ロッタ本体部と貯留部とを搬送手段を挟んで対向させて
配設し、搬送手段は、上記請求項3に記載の発明と同様
の動作で貯留部とレーザプロッタ本体部との間における
感光板の搬送を行う。
【0022】なお、請求項4に記載の発明において、貯
留部と別個に手動トレイ部を備える場合は、その手動ト
レイ部をレーザプロッタ本体部または貯留部の上方また
は下方に配設すればよい。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明における手動トレイ部と貯留部との間の感
光板の搬送と、請求項4に記載の発明における貯留部と
レーザプロッタ本体部との間の感光板の搬送とに関し
て、搬送制御手段は、その搬送途中で、中間支持手段を
用いて搬送部材における感光板の保持位置の変更を行う
ように搬送手段を制御する。
【0024】例えば、請求項3に記載の発明における手
動トレイ部から貯留部への感光板の搬送では、搬送部材
における手動トレイ部側の端部寄りの保持位置で感光板
を保持して手動トレイ部から感光板を取り出す。次に、
その感光板を中間支持手段に一旦支持させて、搬送部材
における貯留部側の端部寄りの保持位置で感光板を保持
し直すように保持位置を変更する。そして、搬送部材を
貯留部に向かう方向に移動させて感光板を貯留部に引き
渡す。
【0025】請求項3に記載の発明における貯留部から
手動トレイ部への感光板の搬送や、、請求項4に記載の
発明における貯留部とレーザプロッタ本体部との間の感
光板の搬送も、上記と同様に、搬送部材における搬送元
のポジション側の端部寄りで感光板を保持して搬送元の
ポジションから感光板を取り出し、中間支持手段を用い
て搬送部材における搬送先のポジション側の端部寄りで
感光板を保持し直すように保持位置を変更してから、感
光板を搬送先のポジションに引き渡す。
【0026】請求項6に記載の発明によれば、搬送手段
は、貯留部から取り出した感光板を、レーザプロッタ本
体部または貯留部の上方または下方に配設した位置決め
手段に搬送し、そこで感光板の位置決めを行った後、感
光板を位置決め手段からレーザプロッタ本体部に搬送す
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態に係
るレーザプロッタの内部構成を示す斜視図であり、図2
はその概略平面図、図3は図2のA−A方向矢視概略
図、図4は図2のB−B方向矢視概略図である。なお、
各構成部品などの位置関係などを明確にするためのXY
Z直交座標を各図に付している。このXYZ直交座標は
XY平面が水平面を示し、Z方向が鉛直方向を示してい
る。
【0028】この実施形態に係るレーザプロッタは、平
面走査型のレーザプロッタ本体部1と、レーザプロッタ
本体部1の上方に配設された貯留部に相当するストッカ
部2と、装置に対してガラス乾板などの感光板Gを搬入
/搬出するための手動トレイ部3と、ストッカ部2から
取り出された感光板Gの位置決めを行う位置決め手段に
相当する位置決め機構4と、手動トレイ部3とストッカ
部2と位置決め機構4とレーザプロッタ本体部1との間
で感光板Gを搬送する搬送機構5と、中間支持手段に相
当する中間支持ピン6とを備えている。
【0029】これらレーザプロッタ本体部1やストッカ
部2、位置決め機構4、搬送機構5、中間支持ピン6な
どは、暗室を形成するチャンバ7内に収容されている。
また、手動トレイ部3には、チャンバ7に対して引き出
し可能なトレイ30が設けられており、引き出したトレ
イ30上に感光板Gを載置してこれらを装置(チャンバ
7)内に搬入したり、また、引き出したトレイ30上か
ら描画済の感光板Gを取り出して装置外に搬出したりす
ることが可能である。
【0030】本実施形態では、上下方向に積層配置され
たレーザプロッタ本体部1及びストッカ部2と手動トレ
イ部3とを搬送機構5を挟んで対向させて配設してい
る。
【0031】レーザプロッタ本体部1は、種々のサイズ
の感光板Gに対して、画像データで変調されたレーザ光
によりマスクパターンなどを高速で描画するためのもの
である。
【0032】このレーザプロッタ本体部1は、平板状の
グラナイド定盤10と、グラナイド定盤10上に図のY
方向に移動自在に配置された保持手段に相当するYテー
ブル11と、Yテーブル11の一方側に配置されたレー
ザ測長装置12と、Yテーブル11の上方にY方向と直
交するX方向に移動自在に配設された描画手段を構成す
る露光ヘッド13とを有している。また、レーザ測長装
置12と対向する側には、レーザビームのスポット径や
ビームスポットの位置ずれを調整するための図示を省略
したCCDカメラなども設けられている。
【0033】Yテーブル11は、グラナイド定盤10上
にY方向に沿って配設された1対のレール14a上に移
動自在に支持されている。この1対のレール14aの間
にはタイミングベルト14bがこれらレール14aと平
行に配置されており、Yテーブル11の下面に設けられ
た結合部(図示省略)がタイミングベルト14bに結合
され、タイミングベルト14bをモータ14cにより駆
動させることによって、Yテーブル11を、図3の左側
(図1の手前側、図2の下側)の描画位置DPと、図3
の右側(図1の奥側、図2の上側)の受渡し位置SPと
の間でY方向に沿って移動可能に構成している。なお、
レール14aやタイミングベルト14b、モータ14c
からなるYテーブル移動機構14は、請求項2に記載の
発明における移動手段に相当する。
【0034】また、Yテーブル11上には、複数の小孔
11aと、Yテーブル11上に載置される感光板Gを真
空吸着保持するための多数の吸着孔11bとが形成され
ている。複数の小孔11aからはそれぞれ、Yテーブル
11上に載置される感光板Gを支持するための支持ピン
11cが出没可能に構成され、これら支持ピン11cを
用いて、Yテーブル11と搬送機構5(搬送部材50)
との間の感光板Gの受渡しが行われる。
【0035】露光ヘッド13は、露光ヘッド移動機構1
5によってX方向に移動可能に構成されている。この露
光ヘッド移動機構15は、X方向に沿って配置された1
対のレール15a上に露光ヘッド13を移動自在に支持
するとともに、この1対のレール15aの間に、これら
1対のレール15aと平行に設けられたボールネジ15
bに露光ヘッド13を螺合させ、ボールネジ15bを回
転させるモータ15cを設けて構成している。
【0036】このように、Yテーブル11がY方向(描
画時の副走査方向)に移動し、露光ヘッド13がX方向
(描画時の主走査方向)に移動することにより、Yテー
ブル11上に保持された感光板Gの表面(上面)に対し
て、露光ヘッド13は任意の位置に移動することが可能
で、Yテーブル11上に保持された感光板Gの全面に画
像を描画することができる。なお、図3に示すように、
描画位置DPは、露光ヘッド13からのレーザ光LB
が、Yテーブル11上に保持された感光板GのX方向に
沿った一方の辺側の端部を照射する位置からX方向に沿
った他方の辺側の端部を照射する位置までの間の位置で
ある。また、受渡し位置SPは、露光ヘッド13などの
レーザプロッタ本体部1内の構成部品がYテーブル11
と搬送機構5との間の感光板Gの受渡しの邪魔にならな
い位置に設定している。
【0037】レーザ測長装置12は、HeNeレーザ光源及
び光学系を備えており、Yテーブル11と露光ヘッド1
3との相対距離を測定する。このレーザ測長装置12
は、この相対距離を測定することにより、Yテーブル1
1及び露光ヘッド13の位置及び速度の計測と、走査の
タイミング信号の発生とを行う。
【0038】ストッカ部2は、レーザプロッタ本体部1
のうちの受渡し位置SPの上方に配設されている。すな
わち、受渡し位置SPにおいて、グラナイド定盤10上
に、Yテーブル11の外側に4本の脚部20が上方に伸
びるように立設され、これら脚部20に複数対の支持部
21が上下方向に並べて固定されている。図3に示すよ
うに、各対の支持部21のうちの一方側の支持部21は
描画位置DP側の2本の脚部20に固定され、他方側の
支持部21は上記一方側の支持部21に対向するように
他の2本の脚部20に固定されている。そして、対向す
る一対の支持部21間には、ストッカ部2に対する感光
板Gの出し入れの際に後述する搬送機構5の搬送部材5
0との干渉を避けるための隙間22が形成されている。
このような支持部21によって感光板Gの対向する端縁
部分が支持される。従って、ストッカ部2には上下方向
に複数段にわたって、レーザプロッタ本体部1にセット
するための、あるいは、描画済の複数の感光板Gを格納
することが可能となる。
【0039】また、この実施形態では、ストッカ部2の
上方、すなわち、各脚部20の上端部に位置決め機構4
が配設されている。この位置決め機構4は、感光板Gを
水平面上の全方向に移動自在に支持する複数のフリーベ
アリング40と、X方向及びY方向にそれぞれ対向する
1対の位置決め部材41X、41Yとを備えている。各
位置決め部材41X、41Yは、ボールネジなどの周知
の1軸方向移動機構で構成された移動機構(図示省略)
によって各方向に移動自在に構成され、フリーベアリン
グ40に載置された感光板Gの4辺を各位置決め部材4
1X、41Yで挟み込むことで、感光板Gを高い精度で
位置決めできるようになっている。
【0040】手動トレイ部3は、Yテーブル11の受渡
し位置SPのX方向側の側方に、搬送機構5を挟んで、
上下方向に積層配置されたレーザプロッタ本体部1(の
受渡し位置SP)及びストッカ部2(及び位置決め機構
4)と対向して配設されている。この手動トレイ部3に
設けられたトレイ30は、その手前に設けられた把手3
1によって、図2、図4のX方向に手動でスライドさせ
ることが可能である。このトレイ30には、平面視で略
「U」の字形状の載置部32が形成され、中央部には、
トレイ30に対する感光板Gの受渡しの際に後述する搬
送機構5の搬送部材50や水平移動機構52との干渉を
避けるための切り欠き33が形成されている。手動トレ
イ部3では感光板Gは載置部32に載置される。
【0041】搬送機構5は、搬送中に感光板Gを保持す
る、細長い薄板矩形形状の搬送部材50を備えている。
搬送部材50の上面には、手動トレイ部3側の端部とレ
ーザプロッタ本体部1及びストッカ部2側の端部とにそ
れぞれ、ゴム材などの摩擦係数の大きな素材で形成され
た保持部51が設けられ、搬送部材50の上面に載置し
た感光板Gを保持して滑落などが起きないように構成し
ている。なお、保持部51とともに、あるいは、それに
代えて、吸着孔を設けて、載置した感光板Gを真空吸着
保持できるように構成してもよい。
【0042】また、搬送部材50は、水平移動手段に相
当する水平移動機構52によって、手動トレイ部3とレ
ーザプロッタ本体部1及びストッカ部2との間で水平1
軸方向への移動が可能に構成されている。水平移動機構
52は、支持部材53上に固定され、この支持部材53
は、昇降手段に相当する昇降機構54によって昇降可能
に構成されている。これにより、搬送部材50は昇降可
能にもなっている。すなわち、この搬送機構50は、手
動トレイ部3とレーザプロッタ本体部1及びストッカ部
2との間での水平1軸方向への移動と昇降だけで装置内
における感光板Gの搬送を行う。なお、水平移動機構5
2や昇降機構54は、例えば、上述した露光ヘッド移動
機構15と同様にガイドレールとボールネジとモータな
どからなる周知の1軸方向移動機構によって構成されて
いる。また、搬送部材50及び水平移動機構52は、ト
レイ30の切り欠き33と干渉せずに昇降できるように
大きさと配置位置とが調整されている。
【0043】水平移動機構52と搬送部材50との結合
部55は、手動トレイ部3寄りに設けられている。すな
わち、搬送部材50は、水平移動機構52からレーザプ
ロッタ本体部1とストッカ部2及び位置決め機構4側に
大きな送り出し量で水平方向に前進移動できるようにな
っている。
【0044】また、本実施形態では、搬送機構5による
感光板Gの搬送途中で、感光板Gを一旦支持する複数本
(本実施形態では4本)の中間支持ピン6が、手動トレ
イ部3と、レーザプロッタ本体部1及びストッカ部2と
の間に立設されている。なお、各中間支持ピン6は、搬
送部材50や水平移動機構52などの動作と干渉しない
ように、搬送部材50及び水平移動機構52を挟んで2
本ずつの中間支持ピン6を対向させている。また、スト
ッカ部2に対する感光板Gの出し入れや、Yテーブル1
1、トレイ30の載置部32に対する感光板Gの受渡し
などの際に、中間支持ピン6が邪魔にならないようにす
るために、中間支持ピン6の上端の高さが調整されてい
る。本実施形態では、Yテーブル11の上面と載置部3
2の上面とを略同一高さに設定し、中間支持ピン6の上
端の高さを、Yテーブル11及び載置部32の各上面と
ストッカ部2の下端部との間の高さに設定している。
【0045】図5は本実施形態の制御系の構成を示して
いる。本実施形態装置の制御系は、CPU、RAM、R
OMなどから構成されるコンピュータを含む主制御部8
を備えている。この主制御部8には、キーボード80や
CRT81、磁気ディスク82の他、各種のセンサやリ
ミットスイッチなどのその他の入出力部が接続されてい
る。また、主制御部8には、それぞれCPU、RAM、
ROMなどから構成されるマイクロコンピュータを含む
レーザプロッタ制御部83、位置決め制御部84及び搬
送制御部85も接続されている。レーザプロッタ制御部
83にはレーザプロッタ本体部1が接続され、レーザプ
ロッタ本体部1内での動作を制御する。また、位置決め
制御部84には位置決め機構4が接続され、位置決め機
構4での位置決め動作を制御する。さらに、搬送制御部
85には、搬送機構5及び操作パネル9が接続され、操
作パネル9からの指示などによって搬送機構5を制御し
て装置内での感光板Gの搬送を制御する。なお、この実
施形態では、搬送制御部85は、請求項5に記載の発明
における搬送制御手段の機能も有する。
【0046】操作パネル9は、図2、図4に示すよう
に、手動トレイ部3が設けられたチャンバ7のパネル面
に設けられている。図示を省略しているが、この操作パ
ネル9には、(未描画の)感光板Gを手動トレイ部3か
らストッカ部2へ格納するロード処理の開始を指示する
ロードスイッチや、(描画済の)感光板Gをストッカ部
2から手動トレイ部3に搬送するアンロード処理の開始
を指示するアンロードスイッチ、ロード処理やアンロー
ド処理の終了を指示する終了スイッチ、ストッカ部2の
段数指定スイッチなどが設けられている。
【0047】次に、以上の構成を有する実施形態装置の
動作を説明する。本実施形態装置の動作は、大きく分け
て、上述したロード処理と、ストッカ部2に格納させて
いる(未描画の)感光板Gを位置決めしてからレーザプ
ロッタ本体部1に引き渡して画像を描画させ、(描画済
の)感光板Gをストッカ部2に戻す描画処理、上述した
アンロード処理の3つに分けられる。
【0048】まず、ロード処理の動作を説明する。ロー
ド処理は、操作パネル9のロードスイッチが押下される
と開始する。操作者は、ロードスイッチを押下した後、
ロードする感光板Gごとに、操作パネル9の段数指定ス
イッチで、ロードする感光板Gを格納するストッカ部2
の段数を指定し、トレイ30を引き出して載置部32の
所定位置に感光板Gを載置し、トレイ30を装置内に押
し戻して、感光板Gを装置内に搬入する。
【0049】トレイ30が装置内に装着されたこと、及
び、載置部32に感光板Gが載置されていることは、図
示しないセンサで検知される。このセンサからの検知信
号に基づき、搬送制御部85は、載置部32に載置され
ている感光板Gを搬送部材50で受け取り、ストッカ部
2に搬送して、ストッカ部2の指定された段数の支持部
21に感光板Gを格納するように搬送機構5を制御す
る。
【0050】すなわち、まず、図1、図2及び図4の実
線で示すように、搬送部材50が、トレイ30よりも若
干下方の高さ位置で、手動トレイ部3側に水平移動され
ている。この状態で、搬送部材50を所定量上昇させる
ことにより、図4の二点鎖線で示すように、載置部32
に載置された感光板Gを搬送部材50で受け取らせる。
このとき、感光板Gは搬送部材50の手動トレイ部3側
の端部寄りの保持位置で保持される。
【0051】次に、図4の二点鎖線で示す状態から、図
6(a)に示すように、感光板Gが中間支持ピン6の上
方に位置するまで搬送部材50をストッカ部2側に水平
移動させ、次に、図6(b)に示すように、搬送部材5
0を所定量下降させて、搬送部材50で保持する感光板
Gを中間支持ピン6に引き渡してそこに一旦支持させ
る。そして、図6(c)、(d)に示すように、搬送部
材50を手動トレイ部3側に所定量水平移動させてか
ら、搬送部材50を所定量上昇させて、中間支持ピン6
に一旦支持させた感光板Gを搬送部材50に受け取らせ
る。これにより、図6(d)、(e)に示すように、感
光板Gは搬送部材50のストッカ部2側の端部寄りの保
持位置で保持されることになる。
【0052】上記保持位置の変更の後、ストッカ部2の
指定された段数の支持部21に感光板Gを格納できる高
さ位置まで搬送部材50を上昇させ、搬送部材50をス
トッカ部2側に水平移動させてストッカ部2の指定され
た段数の支持部21とその上の支持部21との間に感光
板Gを挿入させる。次に、搬送部材50を所定量下降さ
せて、搬送部材50に保持された感光板Gをストッカ部
2の指定された段数の支持部21に引き渡し、搬送部材
50を手動トレイ部3側に水平移動させて搬送部材50
をストッカ部2から引き抜いて感光板Gのストッカ部2
への格納を終える。その後、トレイ30よりも若干下方
の高さ位置まで搬送部材50を下降させて、図1、図2
及び図4の実線に示す状態に戻す。以後、同様にして、
操作パネル9の終了スイッチが押下されるまで、感光板
Gが次々に搬入されてストッカ部2に格納されていく。
ロード処理を終えるときは、操作者は、操作パネル9の
終了スイッチを押下する。
【0053】次に、描画処理の動作を説明する。この描
画処理は、例えば、キーボード80から処理開始が指示
されることで開始される。そして、主制御部8が、レー
ザプロッタ制御部83、位置決め制御部84、搬送制御
部85を制御して、以下のような描画処理の動作が行わ
れる。
【0054】すなわち、この描画処理では、まず、搬送
制御部85が、ストッカ部2に格納されている(未描画
の)感光板Gを搬送部材50で取り出し、搬送部材50
を上昇させ、その感光板Gを位置決め機構4に引き渡さ
せる。
【0055】ストッカ部2からの感光板Gの取り出し
は、所定の高さ位置で搬送部材50をストッカ部2側に
水平移動させて取り出し対象の感光板Gの若干下方に搬
送部材50を進入させ、次に、搬送部材50を所定量上
昇させて感光板Gを支持部21から搬送部材50で受け
取らせ、そして、搬送部材50を手動トレイ部3側に水
平移動させて搬送部材50及びそれに保持された感光板
Gをストッカ部2から引き出すことで行われる。なお、
このとき、感光板Gは、図6(d)、(e)に示す状態
と同様に搬送部材50におけるストッカ部2側の端部寄
りの保持位置で保持される。以下、描画処理中の感光板
Gの搬送では、常に、図6(d)、(e)に示す状態と
同様の保持位置で感光板Gが搬送部材50に保持され
る。
【0056】また、位置決め機構4への感光板Gの引き
渡しは、所定の高さ位置で搬送部材50を位置決め機構
4側に水平移動させて感光板Gを位置決め機構4のフリ
ーベアリング40の若干上方に位置させ、次に、搬送部
材50を所定量下降させて感光板Gを搬送部材50から
フリーベアリング40に引き渡し、そして、搬送部材5
0を手動トレイ部3側に水平移動させて搬送部材50を
位置決め機構4から退避させることで行われる。なお、
フリーベアリング40は、上記動作の際に搬送部材50
と干渉しない位置に設けられている。
【0057】感光板Gがフリーベアリング40に載置さ
れると、位置決め制御部84は、位置決め部材41X、
41Yを用いて感光板Gの位置決めを行わせる。
【0058】位置決め機構4での感光板Gの位置決めを
終えると、搬送制御部85は、位置決めされた感光板G
を位置決め機構4から搬送部材50で取り出させ、搬送
部材50を下降させた後、搬送制御部85とレーザプロ
ッタ制御部83とが協動してその感光板Gをレーザプロ
ッタ本体部1のYテーブル11に引き渡させる。なお、
この際、レーザプロッタ本体部1側では、レーザプロッ
タ制御部83が、Yテーブル11を受渡し位置SPに位
置させている。
【0059】位置決め機構4からの感光板Gの取り出し
は、所定の高さ位置で搬送部材50を位置決め機構4側
に水平移動させてフリーベアリング40に載置された感
光板Gの若干下方に搬送部材50を進入させ、次に、搬
送部材50を所定量上昇させて感光板Gをフリーベアリ
ング40から搬送部材50で受け取らせ、そして、搬送
部材50を手動トレイ部3側に水平移動させて搬送部材
50及びそれに保持された感光板Gを位置決め機構4か
ら退避させることで行われる。
【0060】受渡し位置に位置しているYテーブル11
(レーザプロッタ本体部1)への感光板Gの引き渡しは
次のようにして行われる。
【0061】すなわち、搬送機構5側では、搬送制御部
85が、ストッカ部2よりも下方で、かつ、中間支持ピ
ン6の上端よりも上方の高さ位置で搬送部材50をレー
ザプロッタ本体部1側に水平移動させて感光板Gを受渡
し位置SPに位置しているYテーブル11の上方に位置
させる。一方で、レーザプロッタ本体部1側では、レー
ザプロッタ制御部83が、支持ピン11cをYテーブル
11の上面から突出させる。次に、搬送制御部85は、
搬送部材50を所定量下降させて感光板Gを搬送部材4
0から支持ピン11cに引き渡してから、搬送部材50
を手動トレイ部3側に水平移動させて搬送部材50をレ
ーザプロッタ本体部1から退避させる。なお、支持ピン
11cは、上記動作の際に搬送部材50と干渉しない位
置に設けられている。
【0062】感光板Gが支持ピン11cに載置され、搬
送部材50がレーザプロッタ本体部1から退避される
と、レーザプロッタ制御部83は、支持ピン11cを下
降させてYテーブル11内に収納させることで、感光板
Gを支持ピン11cからYテーブル11の上面に引き渡
させる。そして、Yテーブル11の上面に感光板Gが載
置されると、吸着孔11bからの真空吸着を開始して感
光板GをYテーブル11の上面に保持させる。
【0063】感光板GをYテーブル11の上面に保持す
ると、レーザプロッタ制御部83は、Yテーブル11を
受渡し位置SPから描画位置DPに移動させ、描画位置
DPにおいて、Yテーブル11をY方向に移動させると
ともに、露光ヘッド13をX方向に移動させながら、露
光ヘッド13から感光板Gにレーザ光を照射して、感光
板Gに所定の画像を描画させる。感光板Gへの描画を終
えると、レーザプロッタ制御部83は、Yテーブル11
を受渡し位置SPに移動させる。
【0064】そして、感光板Gへの描画を終え、Yテー
ブル11が受渡し位置SPに移動されると、描画済の感
光板Gを、レーザプロッタ本体部1(Yテーブル11)
から搬送部材50で取り出させて、搬送部材50を上昇
させ、その感光板Gをストッカ部2の元の格納部に格納
させる。
【0065】受渡し位置SPに位置しているYテーブル
11(レーザプロッタ本体部1)からの感光板Gの取り
出しは次のようにして行われる。
【0066】すなわち、レーザプロッタ制御部83は、
吸着孔11からの真空吸着を停止して感光板Gの保持を
解除し、支持ピン11cを上昇させてYテーブル11か
ら突出させ、感光板GをYテーブル11の上方に持ち上
げる。この状態で、搬送制御部85は、所定の高さ位置
で搬送部材50をレーザプロッタ本体部1側に水平移動
させて支持ピン11cに載置された感光板Gの若干下方
に搬送部材50を進入させ、次に、ストッカ部2よりも
下方で、かつ、中間支持ピン6の上端よりも上方の高さ
位置まで搬送部材50を上昇させて、感光板Gを支持ピ
ン11cから搬送部材50で受け取り、そして、搬送部
材50を手動トレイ部3側に水平移動させて搬送部材5
0及びそれに保持された感光板Gをレーザプロッタ本体
部1から退避させる。
【0067】ストッカ部2への感光板Gの格納は、上述
したロード処理で説明したストッカ部2への感光板Gの
格納と同様の動作で行われる。
【0068】以上の動作により、1枚の感光板Gに対す
る描画処理が行われる。キーボード80から、連続描画
処理が指定されたときには、ストッカ部2に格納されて
いる未描画の感光板Gに対して上記描画処理が次々に行
われる。
【0069】次に、アンロード処理の動作を説明する。
アンロード処理は、操作パネル9のアンロードスイッチ
が押下されると開始する。操作者は、アンロードスイッ
チを押下した後、アンロードする感光板Gごとに、操作
パネル9の段数指定スイッチで、ストッカ部2のどの段
数の支持部21に格納されている感光板Gをアンロード
するのかを指定する。なお、このとき、トレイ30は装
置内に装着しておく。
【0070】この段数指定が与えられ、トレイ30が装
置内に装着されていること、及び、載置部32に感光板
Gが載置されていないことがセンサで検知されると、搬
送制御部85は、ストッカ部2の指定された段数の支持
部21に格納されている感光板Gを搬送部材50で取り
出させてトレイ30に搬送させ、トレイ30の載置部3
2に載置させるように搬送機構5を制御する。
【0071】ストッカ部2からの感光板Gの取り出し
は、上述した描画処理で説明したストッカ部2からの感
光板Gの取り出しと同様の動作で行われる。このとき、
図7(a)に示すように、感光板Gは搬送部材50にお
けるストッカ部2側の端部寄りの保持位置で保持され
る。
【0072】次に、搬送部材50及び感光板Gをストッ
カ部2から引き抜いた状態で、搬送部材50を所定量下
降させて、図7(b)に示すように、搬送部材50に保
持していた感光板Gを中間支持ピン6に引き渡してそこ
に一旦支持させる。そして、図7(c)、(d)に示す
ように、搬送部材50をストッカ部2(レーザプロッタ
本体部1)側に所定量水平移動させてから、搬送部材5
0を所定量上昇させて、中間支持ピン6に一旦支持させ
た感光板Gを搬送部材50で受け取らせて、搬送部材5
0における手動トレイ部3側の端部寄りの保持位置で感
光板Gを保持させる。
【0073】そして、搬送部材50を手動トレイ部3側
に水平移動させて載置部32の上方に感光板Gを位置さ
せ、搬送部材50を所定量下降させて、搬送部材50に
保持された感光板Gを載置部32に引き渡してそこに載
置させる。
【0074】載置部32に感光板Gが載置されると、操
作パネル9に設けられた図示しないランプなどが点灯す
る。これにより、操作者は、トレイ30を引き出して、
載置部32に載置されている(描画済の)感光板Gを取
り出して感光板Gを装置外に搬出し、空のトレイ30を
装置内に押し戻して装着する。
【0075】以後、同様にして、操作パネル9の終了ス
イッチが押下されるまで、感光板Gが次々にアンロード
される。アンロード処理を終えるときは、操作者は、操
作パネル9の終了スイッチを押下する。
【0076】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、レーザプロッタ本体部1の上方に貯留部に相当する
ストッカ部2を配設したので、レーザプロッタ本体部1
とストッカ部2とを並設している従来装置よりも装置の
占有面積を小さくすることができる。また、搬送機構5
は、レーザプロッタ本体部1とストッカ部2との間にお
ける感光板Gの搬送では、上下方向に積層配置されたレ
ーザプロッタ本体部1とストッカ部2との間で感光板G
を搬送すればよいので、搬送途中で感光板Gを旋回させ
ることなく、感光板Gを水平1軸方向の移動や昇降など
の直線移動だけでレーザプロッタ本体部1とストッカ部
2との間における感光板Gの搬送を行うことができ、感
光板Gを旋回させるスペースを設ける必要がなくなり、
装置の占有面積を一層小さくすることも可能である。
【0077】また、上記実施形態では、Yテーブル11
(保持手段)を描画位置DPと受渡し位置SPとの間で
移動可能に構成されたレーザプロッタ本体部1におい
て、ストッカ部2をレーザプロッタ本体部1のうちの受
渡し位置SPの上方に配設したので、装置の占有面積を
小さくしつつ、ストッカ部2とレーザプロッタ本体部1
(受渡し位置SPに位置したYテーブル11)との間の
感光板Gの搬送を少ない動作で、かつ、スムーズに行う
こともできる。
【0078】なお、Yテーブル11(保持手段)を描画
位置DPと受渡し位置SPとの間で移動可能に構成され
たレーザプロッタ本体部1において、ストッカ部2を、
例えば、レーザプロッタ本体部1のうちの描画位置DP
の上方または下方に配設するなど、受渡し位置SPから
外れたレーザプロッタ本体部1の上方または下方にスト
ッカ部2を配設しても装置の占有面積を小さくすること
ができる。ただし、この構成の場合、レーザプロッタ本
体部1とストッカ部2との間における感光板Gの搬送に
は、上記実施形態における搬送部材50のX方向への水
平移動及び昇降に加えて、Y方向への水平移動も必要に
なるので、ストッカ部2とレーザプロッタ本体部1(受
渡し位置SPに位置したYテーブル11)との間の感光
板Gの搬送が煩雑になる。従って、このタイプのレーザ
プロッタ本体部1の場合は、上記実施形態のようにスト
ッカ部2をレーザプロッタ本体部1のうちの受渡し位置
SPの上方または下方に配設する方が好ましい。
【0079】また、上記実施形態は、ストッカ部2と個
別に設けた手動トレイ部3を、レーザプロッタ本体部1
及びストッカ部2と並設させた実施形態であるが、この
手動トレイ部3を、搬送機構5を挟んで、レーザプロッ
タ本体部1及びストッカ部2と対向させて配設するとと
もに、搬送機構5は、搬送部材50をレーザプロッタ本
体部1及びストッカ部2と手動トレイ部3との間の水平
1軸方向の移動と昇降だけで手動トレイ部3とストッカ
部2とレーザプロッタ本体部1との間における感光板G
の搬送を行うように構成したので、搬送部材50や感光
板Gを旋回させるスペースを設ける必要がなくなり、装
置の占有面積を小さくすることができる。
【0080】ところで、搬送機構5を挟んで対向して配
設された手動トレイ部3とストッカ部2との間で感光板
Gを搬送する際に、搬送部材50によるトレイ30の載
置部32に対する感光板Gの受渡しと、その搬送部材5
0によるストッカ部2に対する感光板Gの出し入れとを
行えるようにするためには、搬送部材50に支持された
感光板Gのストッカ部2側及び手動トレイ部3側への各
々の送り出し量を十分に確保しなければならない。ま
た、上記実施形態のようにストッカ部2に複数の感光板
Gを上下方向に積層して格納する場合、搬送機構5の水
平移動機構52を、平面視でストッカ部2と重複させる
と、ストッカ部2の各支持部21に感光板Gを格納する
高さ位置へ水平移動機構52を昇降させることができな
くなるので、水平移動機構52はストッカ部2の前面
(手動トレイ部3側の面)までしか配設することができ
ないという制約もある。
【0081】以上の条件において、搬送部材50を旋回
させずに、搬送部材50の水平移動と昇降だけで手動ト
レイ部3とストッカ部2との間で感光板Gを搬送するた
めには、例えば、搬送部材50におけるストッカ部2側
の端部寄りの保持位置で感光板Gを保持する状態で、ト
レイ30の載置部32に対する感光板Gの受渡しと、ス
トッカ部2に対する感光板Gの出し入れとを行ってもよ
い。ただし、この構成では、トレイ30のX方向の長さ
を長くし、感光板Gをトレイ30の先端寄りに載置しな
ければならず、トレイ30が大型化したり、トレイ30
への感光板Gの載置のバランスが悪くなったりして、操
作者は装置に対するトレイ30の出し入れが行い難くな
るなどの不都合も生じる。
【0082】上記実施形態では、搬送部材50における
手動トレイ部3側の端部寄りの保持位置で感光板Gを保
持する状態で、トレイ30の載置部32に対する感光板
Gの受渡しを行うとともに、搬送部材50におけるスト
ッカ部2側の端部寄りの保持位置で感光板Gを保持する
状態で、ストッカ部2に対する感光板Gの出し入れを行
い、手動トレイ部3とストッカ部2との間における感光
板Gの搬送途中で、中間支持ピン6を用いて搬送部材5
0の保持位置を変更するように構成したので、トレイ3
0をコンパクトに構成し、装置のコンパクト化を図りつ
つ、搬送部材50に支持された感光板Gのストッカ部2
側及び手動トレイ部3側への各々の送り出し量を十分に
確保することができる。
【0083】また、上記実施形態では、搬送部材50と
水平移動機構52との結合部55を手動トレイ部3寄り
に設定し、水平移動機構52をトレイ30の切り欠き3
3に対して昇降可能に構成するとともに、水平移動機構
52を平面視でトレイ30(切り欠き33)と重複させ
たので、搬送部材50に支持された感光板Gのストッカ
部2側への各送り出し量を十分に確保してストッカ部2
に対する感光板Gの出し入れが行えるとともに、トレイ
30の載置部32に対する感光板Gの受渡しも可能で、
かつ、ストッカ部2と手動トレイ部3との間の間隔を狭
くすることができ、装置のX方向の寸法を短くできて、
装置の占有面積をさらに小さくすることができる。
【0084】なお、上記実施形態では、レーザプロッタ
本体部1の上方にストッカ部2を配設し、そのストッカ
部2の上方に位置決め機構4を配設したが、レーザプロ
ッタ本体部1とストッカ部2と位置決め機構4の上下方
向の積層順序は、上記実施形態の積層順序に限定され
ず、図8の各図に示すように、各種の積層順序を採り得
る。なお、描画処理では、感光板Gはストッカ部2から
位置決め機構4、レーザプロッタ本体部1の順で搬送さ
れるので、図8(a)や図8(d)に示すように、スト
ッカ部2とレーザプロッタ本体部1との間に位置決め機
構6を配設すると、上記描画処理時の感光板Gの搬送を
スムーズに行うことができる。
【0085】また、上記実施形態では、ストッカ部2と
個別に設けた手動トレイ部3をレーザプロッタ本体部1
及びストッカ部2(及び位置決め機構4)と並設した
が、図9に示すように、この手動トレイ部3をレーザプ
ロッタ本体部1やストッカ部2(、位置決め機構4)の
上方または下方に配設してもよい。なお、図9は、各部
の配置の一例を示しているに過ぎず、レーザプロッタ本
体部1とストッカ部2と位置決め機構4と手動トレイ部
3の上下方向の積層順序は、図9に示す積層順序に限定
されず、どのような積層順序であってもよい。また、例
えば、図9(a)に示すように、ロード処理時、描画処
理時、アンロード処理時の感光板Gの搬送順に各部を積
層配置すれば、各処理時の感光板Gの搬送をスムーズに
行うことができる。図9に示すように構成すれば、スト
ッカ部2と個別に手動トレイ部3を設けた場合でも、装
置の占有面積を一層小さくすることができる。なお、こ
の場合には、搬送部材50における感光板Gの保持位置
の変更は不要であるので、中間支持ピン6は必要ない。
【0086】次に、本発明の第2実施形態を図10、図
11を参照して説明する。図10は本発明の第2実施形
態装置の構成を示す概略平面図であり、図11はその概
略正面図である。
【0087】この第2実施形態では、レーザプロッタ本
体部1(の受渡し位置SP)とストッカ部2とを搬送機
構5を挟んで対向させて配設されている。
【0088】搬送機構5は、水平移動機構52による搬
送部材50の水平移動量HM(図12参照)よりも長い
寸法(水平移動量HMの2倍程度)の搬送部材50を設
け、その搬送部材50と水平移動機構52との結合部5
5を搬送部材50の略中央に設定している。また、水平
移動機構52は、平面視でレーザプロッタ本体部1のY
テーブル11及びストッカ部2と重複せずに、これらY
テーブル11とストッカ部2との間に納まるように配置
されている。
【0089】また、この第2実施形態でも、中間支持ピ
ン6を用いた搬送部材50における感光板Gの保持位置
の変更を行って、搬送部材50の水平1軸方向の移動と
昇降だけでストッカ部2とレーザプロッタ本体部1(Y
テーブル11)との間における感光板Gの搬送を行うた
めに、レーザプロッタ本体部1とストッカ部2との間に
中間支持ピン6を配設している。
【0090】なお、中間支持ピン6を用いた搬送部材5
0における感光板Gの保持位置の変更動作の際、搬送部
材50が、Yテーブル11やストッカ部2、トレイ3
0、位置決め機構4と干渉しないように各部の配置が調
整されている。この第2実施形態では、中間支持ピン6
の上端の高さを、Yテーブル11の上面よりも高い位置
に設定するとともに、手動トレイ部3とストッカ部2及
び位置決め機構4を中間支持ピン6の上端よりも高い位
置に配設している。
【0091】また、手動トレイ部3はストッカ部2の下
方に配設され、位置決め機構4はストッカ部2の上方に
配設されている。例えば、ストッカ部2及び位置決め機
構4が、トレイ30の周囲に立設された4本の脚部20
に設けらて、手動トレイ部3とストッカ部2と位置決め
機構4とが上下方向に積層配置されている。
【0092】その他の構成は、第1実施形態と同様であ
るので、共通する部分は第1実施形態と同一符号を付
し、または、図示を省略してその詳述は省略する。
【0093】この第2実施形態でも、第1実施形態と同
様にロード処理、描画処理、アンロード処理が行われ
る。
【0094】ロード処理やアンロード処理では、搬送機
構5は、手動トレイ部3やストッカ部2に対して感光板
Gを受渡しするとともに、上下方向に積層配置された手
動トレイ部3とストッカ部2との間で感光板Gを搬送す
る。手動トレイ部3やストッカ部2に対する感光板Gの
受渡しは、搬送部材50のX方向の水平移動と昇降で行
い、手動トレイ部3とストッカ部2との間の感光板Gの
搬送は搬送部材50の昇降で行う。なお、この手動トレ
イ部3とストッカ部2との間の感光板Gの搬送では、図
11に示すように、感光板Gを搬送部材50におけるス
トッカ部2や手動トレイ部3、位置決め機構4側の端部
寄りの保持位置で保持して行う。描画処理におけるスト
ッカ部2と位置決め機構4との間の感光板Gの搬送も同
様の保持位置で保持して行う。
【0095】また、描画処理では、搬送機構5は、スト
ッカ部2や位置決め機構4、レーザプロッタ本体部1に
対して感光板Gを受渡しするとともに、上下方向に積層
配置されたストッカ部2と位置決め機構4との間で感光
板Gを搬送し、レーザプロッタ本体部1と、それに対向
した配設された位置決め機構4やストッカ部2との間で
感光板Gを搬送する。これら感光板Gの受渡しや搬送は
搬送部材50のX方向の水平移動と昇降で行うが、レー
ザプロッタ本体部1(受渡し位置SPのYテーブル1
1)と、位置決め機構4やストッカ部2との間での感光
板Gの搬送の際には、中間支持ピン6を用いて搬送部材
50における感光板Gの保持位置の変更を行う。
【0096】すなわち、位置決め機構4からレーザプロ
ッタ本体部1への感光板Gの搬送では、図12、図13
に示すように、位置決め機構4から搬送部材50で感光
板Gを取り出すが、このとき、搬送部材50の位置決め
機構4(ストッカ部2)側の端部寄りの保持位置で感光
板Gが保持され、次に、中間支持ピン6を用いて、搬送
部材50のレーザプロッタ本体部1側の端部寄りの保持
位置で感光板Gを保持するように保持位置を変更する。
そして、その保持状態で、感光板Gをレーザプロッタ本
体部1(受渡し位置SPのYテーブル11)に引き渡
す。
【0097】また、レーザプロッタ本体部1からストッ
カ部2への感光板Gの搬送では、図14、図15に示す
ように、レーザプロッタ本体部1から搬送部材50で感
光板Gを取り出すが、このとき、搬送部材50のレーザ
プロッタ本体部1側の端部寄りの保持位置で感光板Gが
保持され、次に、中間支持ピン6を用いて、搬送部材5
0のストッカ部2側の端部寄りの保持位置で感光板Gを
保持するように保持位置を変更してから、その保持状態
で、感光板Gをストッカ部2に格納する。
【0098】この第2実施形態では、レーザプロッタ本
体部1とストッカ部2とが並設されているが、搬送機構
5は、搬送部材50の水平1軸方向の移動と昇降だけで
ストッカ部2とレーザプロッタ本体部1との間における
感光板Gの搬送を行うように構成しているので、搬送部
材50や感光板Gを旋回させるスペースを設ける必要が
なくなり、従来装置よりも装置の占有面積を小さくする
ことができる。
【0099】ところで、レーザプロッタ本体部1とスト
ッカ部2とを搬送機構5を挟んで対向させて配設する場
合、上記第1実施形態で説明したように、搬送機構5の
水平移動機構52は平面視でストッカ部2と重複させる
ことができない。また、レーザプロッタ本体部1側も、
搬送機構5の水平移動機構52を平面視で重複させよう
とすると、Yテーブル11との間の感光板Gの受渡しの
際に、水平移動機構52が通過する隙間(切り欠き)を
Yテーブル11に設ける必要あり、この構成の場合、Y
テーブル11への感光板Gの保持やYテーブル11の移
動などに支障が起きて、描画にズレが生じるなどの不都
合が生じ易い。そのため、搬送機構5の水平移動機構5
2はレーザプロッタ本体部1とストッカ部2との間に配
置しなければならない。
【0100】一方で、レーザプロッタ本体部1(受渡し
位置SPのYテーブル11)に対する感光板Gの受渡し
と、ストッカ部2に対する感光板Gの出し入れとを行う
ために、搬送部材50に支持された感光板Gの、レーザ
プロッタ本体部1側及びそれと対向するストッカ部2や
位置決め機構4側それぞれへの送り出し量を十分に確保
しなければならない。
【0101】上記のような制約のもとで、搬送部材50
を鉛直軸周りで旋回させずに、対向する方向にそれぞれ
十分な送り出し量を確保する上で工夫が必要である。
【0102】この第2実施形態では、水平移動機構52
の水平移動量HMよりも長い搬送部材50を設け、その
搬送部材50と水平移動機構52との結合部55を搬送
部材50の略中央に設定し、中間支持ピン6を用いて保
持位置の変更を行うように構成したことで、図12ない
し図15に示すように、水平移動機構52による搬送部
材50の水平移動量(HM)と同等の送り出し量を対向
する方向にそれぞれ確保できるように構成している。従
って、水平移動機構52の寸法を短くしつつ、対向する
方向にそれぞれ十分な送り出し量を確保することがで
き、レーザプロッタ本体部1とストッカ部2との間の間
隔を狭くできて、装置の占有面積を小さくすることがで
きる。
【0103】なお、上記第2実施形態では、手動トレイ
部3と位置決め機構4とをストッカ部2の上下方向に積
層配置したが、手動トレイ部3または/および位置決め
機構4をレーザプロッタ本体部1の上方または下方に配
設してもよい。
【0104】上記第1、第2実施形態によれば、ストッ
カ部2から取り出された感光板Gの位置決めを行う位置
決め機構4を備えているので、正確な位置で感光板Gを
レーザプロッタ本体部1に引き渡すことができ、感光板
Gへの画像の描画を正確に行うことができる。しかも、
この位置決め機構4をストッカ部2(レーザプロッタ本
体部1)の上方(や下方)に配設したので、装置の占有
面積を小さくしつつ位置決め機構4を備えることができ
る。
【0105】なお、位置決め機構4は備えたほうが好ま
しいが、例えば、感光板Gの搬入時から感光板Gの位置
が正確に調整され、搬送時やストッカ部2の格納時など
装置内において、感光板Gの位置ずれが起きないような
場合には、位置決め機構4は省略してもよい。
【0106】また、上記各実施形態では、搬送機構5を
挟んで対向して配設された2つのポジション間(第1実
施形態ではストッカ部2と手動トレイ部3の間、第2実
施形態では位置決め機構4やストッカ部2とレーザプロ
ッタ本体部1との間)の感光板Gの搬送において、中間
支持ピン6を用いて保持位置の変更を行うように構成し
て、搬送部材50を旋回させずに、2つのポジション間
の間隔を狭めつつ、搬送機構5を挟んで対向して配設さ
れた2つのポジション間の感光板Gの搬送を可能とした
が、例えば、搬送機構5を図16に示すように、第1の
水平移動機構52Aに対して第2の水平移動機構52B
を水平移動可能に構成し、第2の水平移動機構52Bに
対して搬送部材50を水平移動可能に構成しても、搬送
部材50を旋回させずに、2つのポジション間の間隔を
狭めつつ、搬送機構5を挟んで対向して配設された2つ
のポジション間で感光板Gを搬送することができる。な
お、図16の構成では、第1の水平移動機構52Aと第
2の水平移動機構52Bとが、本発明における水平移動
手段に相当する。
【0107】また、上記各実施形態では、ストッカ部2
と個別に手動トレイ部3を設けた装置構成を示している
が、例えば、ストッカ部2の一部または全ての支持部2
1に対して、支持部21に出し入れできるトレイを装着
可能に構成して、ストッカ部と手動トレイ部とを一体的
に構成してもよい。このようなストッカ部と手動トレイ
部とを一体的に構成したものも本発明における貯留部に
相当する。すなわち、本発明における貯留部は、装置内
で感光板を貯留する部分であって、そこに対する感光板
の出し入れが搬送手段のみで行われるものに限らず、人
手によって感光板が出し入れできるものも含まれる。
【0108】また、上記各実施形態のレーザプロッタ本
体部1は、Yテーブル11(保持手段)を描画位置と受
渡し位置との間で移動可能に構成されたものを示した
が、搬送機構5が描画位置に対して直接感光板Gを受け
渡すようなレーザプロッタ本体部1を備えたレーザプロ
ッタにも本発明は同様に適用することができる。さら
に、上記実施形態のレーザプロッタ本体部1は、描画時
の副操作方向の移動を感光板G側がY方向に移動するこ
とで実現しているが、描画時に感光板G側を固定して、
露光ヘッド13がX及びY方向への2次元移動を行って
描画するように構成されていてもよいし、露光ヘッド1
3側が固定されていて、描画時に感光板G(保持手段)
側がX及びY方向への2次元移動を行って描画するよう
に構成されていてもよい。
【0109】また、上記各実施形態では、レーザプロッ
タ本体部1に対して、手動トレイ部3(第1実施形態)
やストッカ部2(第2実施形態)をX方向側の側方に配
設したが、Y方向側の側方に配設して、第1実施形態で
は、レーザプロッタ1及びストッカ部2と搬送機構5と
手動トレイ部3とがその順で、第2実施形態では、レー
ザプロッタ1と搬送機構5とストッカ部2とがその順
で、平面視でY方向に沿って1直線方向に並ぶように配
設してもよい。
【0110】さらに、本発明における感光板は、ガラス
乾板などの板状の感光材料に限らず、例えば、板状のフ
ィルムホルダの表面に可撓性の感光フィルムを保持した
ものなども含まれる。
【0111】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、レーザプロッタ本体部の上方
又は下方に貯留部を配設したので、レーザプロッタ本体
部と貯留部とを並設している従来装置よりも装置の占有
面積を小さくすることができる。また、搬送手段は、上
下方向に積層配置されたレーザプロッタ本体部と貯留部
との間で感光板を搬送すればよいので、搬送途中で感光
板を旋回させることなく、感光板を水平移動や昇降など
の直線移動だけでレーザプロッタ本体部と貯留部との間
における感光板の搬送を行うことができ、感光板を旋回
させるスペースを設ける必要がなくなり、装置の占有面
積を一層小さくすることも可能である。
【0112】請求項2に記載の発明によれば、レーザプ
ロッタ本体部のうちの受渡し位置の上方又は下方に貯留
部を配設したので、装置の占有面積を小さくしつつ、貯
留部とレーザプロッタ本体部(受渡し位置に位置した保
持手段)との間の感光板の搬送を少ない動作で、かつ、
スムーズに行うこともできる。
【0113】請求項3に記載の発明によれば、レーザプ
ロッタ本体部及び貯留部と手動トレイ部とを搬送手段を
挟んで対向させて配設するとともに、搬送手段は、搬送
中に感光板を保持する搬送部材の水平1軸方向の移動と
昇降だけで手動トレイ部と貯留部とレーザプロッタ本体
部との間における感光板の搬送を行うように構成したの
で、搬送部材や感光板を旋回させるスペースを設ける必
要がなくなり、装置の占有面積を小さくすることができ
る。
【0114】請求項4に記載の発明によれば、レーザプ
ロッタ本体部と貯留部とを搬送手段を挟んで対向させて
配設するとともに、搬送手段は、搬送部材の水平1軸方
向の移動と昇降だけで貯留部とレーザプロッタ本体部と
の間における感光板の搬送を行うように構成したので、
搬送部材や感光板を旋回させるスペースを設ける必要が
なくなり、従来装置よりも装置の占有面積を小さくする
ことができる。
【0115】請求項5に記載の発明によれば、中間支持
手段を用いて搬送部材における感光板の保持位置の変更
を行うように構成したので、搬送部材を旋回させずに、
対向する2つのポジション方向への感光板の送り出し量
を十分に確保することができ、構成の複雑化などを招か
ずに装置の占有面積を小さくしつつ、搬送手段を挟んで
対向した配設された2つのポジション間の感光板の搬送
を搬送部材を旋回させず、水平1軸方向の移動と昇降だ
けで行うことができる。
【0116】請求項6に記載の発明によれば、貯留部か
ら取り出された感光板の位置決めを行う位置決め手段を
さらに備えているので、正確な位置で感光板をレーザプ
ロッタ本体部に引き渡すことができ、感光板への画像の
描画を正確に行うことができる。しかも、この位置決め
手段をレーザプロッタ本体部または貯留部の上方または
下方に配設したので、装置の占有面積を小さくしつつ位
置決め手段を備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレーザプロッタの
内部構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態の概略平面図である。
【図3】図2のA−A方向矢視概略図である。
【図4】図2のB−B方向矢視概略図である。
【図5】第1実施形態の制御系の構成を示すブロック図
である。
【図6】手動トレイ部から貯留部への感光板の搬送時の
動作説明図である。
【図7】貯留部から手動トレイ部への感光板の搬送時の
動作説明図である。
【図8】第1実施形態の変形例を示す図である。
【図9】第1実施形態の別の変形例を示す図である。
【図10】本発明の第2実施形態装置の構成を示す概略
平面図である。
【図11】第2実施形態装置の概略正面図である。
【図12】位置決め機構からレーザプロッタ本体部への
感光板の搬送時の動作説明図である。
【図13】同じく、位置決め機構からレーザプロッタ本
体部への感光板の搬送時の動作説明図である。
【図14】レーザプロッタ本体部から貯留部への感光板
の搬送時の動作説明図である。
【図15】同じく、レーザプロッタ本体部から貯留部へ
の感光板の搬送時の動作説明図である。
【図16】搬送機構の変形例を示す正面図である。
【図17】従来装置の概略平面図である。
【符号の説明】
1:レーザプロッタ本体部 2:ストッカ部 3:手動トレイ部 4:位置決め機構 5:搬送機構 6:中間支持ピン 11:Yテーブル 13:露光ヘッド 14:Yテーブル移動機構 15:露光ヘッド
移動機構 50:搬送部材 52:水平移動機
構 54:昇降機構 G:感光板 DP:描画位置 SP:受渡し位置
フロントページの続き (72)発明者 小八木 康幸 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 (72)発明者 甲斐 秀樹 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2H097 AA03 CA17 DB03 DB07 KA29 LA09 LA12 3F022 AA08 CC02 EE01 FF01 JJ20 KK10 MM01 MM35 QQ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光板にレーザ光を照射して画像を描画
    する描画手段を備えて前記感光板に対してレーザ光によ
    り描画を行うレーザプロッタ本体部と、 前記感光板を貯留する貯留部と、 前記レーザプロッタ本体部と前記貯留部との間で前記感
    光板を搬送する搬送手段と、 を備え、 前記レーザプロッタ本体部の上方又は下方に前記貯留部
    を配設したことを特徴とするレーザプロッタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のレーザプロッタにおい
    て、 前記レーザプロッタ本体部には、 前記感光板を保持する保持手段と、 前記描画手段により前記感光板にレーザ光を照射して画
    像を描画する描画位置と、前記搬送手段が前記保持手段
    に対して前記感光板を受渡しする受渡し位置との間で前
    記保持手段を移動させる移動手段と、 を備えており、 前記貯留部を、前記レーザプロッタ本体部のうちの前記
    受渡し位置の上方又は下方に配設したことを特徴とする
    レーザプロッタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のレーザプロッ
    タにおいて、 前記感光板を搬入/搬出するための手動トレイ部を備え
    ており、 前記レーザプロッタ本体部及び前記貯留部と前記手動ト
    レイ部とを前記搬送手段を挟んで対向させて配設し、 前記搬送手段は、 搬送中に前記感光板を保持する搬送部材と、 前記搬送部材を前記レーザプロッタ本体部及び前記貯留
    部と前記手動トレイ部との間で水平1軸方向に移動させ
    る水平移動手段と、 前記搬送部材を昇降させる昇降手段と、 を備えて構成し、 前記搬送手段は、前記搬送部材の前記水平1軸方向の移
    動と昇降だけで前記手動トレイ部と前記貯留部と前記レ
    ーザプロッタ本体部との間における前記感光板の搬送を
    行うことを特徴とするレーザプロッタ。
  4. 【請求項4】 感光板にレーザ光を照射して画像を描画
    する描画手段を備えて前記感光板に対してレーザ光によ
    り描画を行うレーザプロッタ本体部と、 前記感光板を貯留する貯留部と、 前記レーザプロッタ本体部と前記貯留部との間で前記感
    光板を搬送する搬送手段と、 を備え、 前記レーザプロッタ本体部と前記貯留部とを前記搬送手
    段を挟んで対向させて配設し、 前記搬送手段は、 搬送中に前記感光板を保持する搬送部材と、 前記搬送部材を前記レーザプロッタ本体部と前記貯留部
    との間で水平1軸方向に移動させる水平移動手段と、 前記搬送部材を昇降させる昇降手段と、 を備えて構成し、 前記搬送手段は、前記搬送部材の前記水平1軸方向の移
    動と昇降だけで前記貯留部と前記レーザプロッタ本体部
    との間における前記感光板の搬送を行うことを特徴とす
    るレーザプロッタ。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載のレーザプロッ
    タにおいて、 前記搬送手段による前記感光板の搬送途中で、前記感光
    板を一旦支持する中間支持手段と、 前記搬送手段を挟んで対向して配設された2つのポジシ
    ョン間で前記感光板を搬送する場合、搬送元のポジショ
    ンに置かれた感光板を前記搬送部材で取り出す際、前記
    搬送部材のうちの搬送元のポジション側の端部寄りの保
    持位置でその感光板を取り出し、次に、その感光板を前
    記中間支持手段に一旦支持させて、前記搬送部材におけ
    る前記感光板の保持位置を前記搬送元のポジション側の
    端部寄りの保持位置から搬送先のポジション側の端部寄
    りの保持位置に変更し、その後、その感光板を搬送先の
    ポジションに引き渡すように前記搬送手段を制御する搬
    送制御手段と、 をさらに備えたことを特徴とするレーザプロッタ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のレ
    ーザプロッタにおいて、 前記貯留部から取り出された前記感光板の位置決めを行
    う位置決め手段をさらに備えており、 この位置決め手段を前記レーザプロッタ本体部または前
    記貯留部の上方または下方に配設したことを特徴とする
    レーザプロッタ。
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WO2003105547A1 (ja) * 2002-06-07 2003-12-18 富士写真フイルム株式会社 描画装置及び描画方法
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