JP2001040893A - 駐輪装置 - Google Patents

駐輪装置

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JP2001040893A
JP2001040893A JP11214183A JP21418399A JP2001040893A JP 2001040893 A JP2001040893 A JP 2001040893A JP 11214183 A JP11214183 A JP 11214183A JP 21418399 A JP21418399 A JP 21418399A JP 2001040893 A JP2001040893 A JP 2001040893A
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JP
Japan
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bicycle
mounting table
guide
guide rail
parking device
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JP11214183A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Machimura
村 正 勝 町
Terukazu Asano
野 輝 一 浅
Yoshimitsu Komikawa
見 川 喜 光 小
Emi Ichimaru
丸 恵 美 一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Nikkei Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋内または地下駐車場のコンクリート壁面や
建屋の壁または支柱、カーポートの支柱などを利用し
て、その前面のデッドスペースを有効に活用することが
でき、しかも、簡易に取付られる駐輪装置を提供する。 【解決手段】 壁面2に沿って上下方向に延びる左右2
本のガイドレール3、3と、ガイドレール3の前面に設
けられたガイド溝3a内を転動するガイドローラー5を
介して昇降可能に取付けられた自転車を載置する載置台
1とを備え、前記載置台1は、上下にガイドローラ5を
備えた略四角形に構成されたフレーム1aと、自転車B
の車輪部分b、bを支持する溝形台座1bから構成され
ている。また、フレーム1aの上部横梁には自転車Bを
吊り持ちするための支持バンド1cが取付けられている
ことを特徴とする駐輪装置100。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、駐車場
や建屋の壁面、カーポートなどのデッドスペースを利用
した駐輪装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような駐輪装置には、既に、例え
ば、特開昭64−14475号公報や実開平3−629
68号公報に所載のような、多くのものが知られてい
る。しかしながら、いずれも、自立性の架台を構成する
もので、駐輪場などの専用場所で採用されるのに相応し
く、その構造も複雑で、自立するための堅牢な構造が要
求されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、屋内駐車場の壁
面に沿ったデッドスペースや、建屋の脇のデッドスペー
ス、自家用のカーポートの一部を利用して、自転車を整
理収納することが、限られた空間利用の面で、多方面か
ら希望されている。
【0004】特に、自家用のカーポートの場合、自転車
を置く十分なスペースが確保されない場合が多い。ま
た、自転車を置くスペースがある場合でも、その自転車
の置く位置が特定されておらず、置きやすい場所に乱雑
に駐輪され易い。このため、自動車の入庫の際に、一旦
車から降りて自転車を駐車範囲外に置き換えてから進入
しなければならないなどの面倒が起きている。
【0005】特に、車庫が電動ゲートで、車から降りず
に開閉できるような最近のカーポートにおいては、前述
のように車庫内に置かれた自転車の整理状況は利便性を
損なうものであった。しかしながら、家庭においては、
自動車免許をもてない年代の子女の自転車、健康指向の
サイクリングの趣味の普及に伴う自転車などが増加して
おり、車庫内で同庫するケースは更に増える傾向にあ
る。
【0006】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、屋内または地下駐車場のコンクリート壁面や建屋
の壁または支柱、カーポートの支柱などを利用して、そ
の前面のデッドスペースを有効に活用することができ、
しかも、簡易に取付られる駐輪装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上下
方向に延びる左右2本のガイドレールが建造物の垂直面
に設けられ、自転車が載置される載置台が前記ガイドレ
ールに沿って昇降可能となっていることを特徴とする。
【0008】このため、自転車の駐輪場所が、前記載置
台の配設された場所に常に整理された状態となる。ま
た、ガイドレールに沿って昇降可能となっていることか
ら、載置された自転車を上方または天井方向に移動させ
ることができ、地上部の空間を有効利用することができ
る。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載の発明
であって、前記ガイドレールに長さ方向にガイド溝が形
成され、このガイド溝内を転動するガイドローラーが前
記載置台に設けられていることを特徴とする。
【0010】このガイド溝と、ガイド溝内を転動するガ
イドローラーが載置台に設けられていることから、載置
台の昇降に際し摩擦抵抗が少なく、ガイドレールの方向
に沿って安定して移動させることができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1に記載の発明
であって、前記ガイドレールの前面または側面に長さ方
向のガイド溝が形成され、このガイド溝内を転動するガ
イドローラーが前記載置台に設けられており、ガイドレ
ールを前記建造物の垂直面に取付ける取付板部が前記ガ
イドレールの後面側に設けられていることを特徴とす
る。このような、簡単な構成とすることにより、コスト
が押さえられると共に、ガイドレールの取付が容易にで
きる。
【0012】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかに記載の発明であって、前記ガイドレールの上部
が前記建造物の垂直面から離れる方向への湾曲状となっ
ていることを特徴とする。
【0013】このように、ガイドレールの上部が建造物
の垂直面から離れる方向への湾曲状となっていることに
よれば、載置された自転車を斜めに持ち上げることがで
き、一般家庭用のカーポートなどの低い支柱に支えられ
た屋根の梁方向の空間を利用して、収納することができ
る。
【0014】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の発明であって、自転車が載置される固定
式の固定設置台が前記載置台の下方に配置されているこ
とを特徴とする。この発明によれば、昇降可能な載置台
に一台目の自転車を載置して上方向に移動させた後、そ
の下方に配置された固定式の固定設置台に2台目の自転
車を載置することができる。このため、狭い空間を有効
に利用して自転車を整理収納することができる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかに記載の発明であって、前記昇降可能な駐輪装置
は、電動式あるいは手動式であり、自転車荷重負荷に対
するバランサーを装備していることを特徴とする。この
ため、自転車を載置した載置台を上方に持ち上げる際
に、その荷重負荷に応じ上方向に引き上げるバランサー
により、わずかの力で昇降することができる。このた
め、引き上げロープまたはバンドを手動式で巻き上げる
ことが微力の子女でもできる。また、電動モーターなど
で巻き上げる際にも小電力で昇降可能にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1ないし図10を参照して具体的に説明する。ここでの
駐輪装置は、屋内や地下駐車場のコンクリート壁面や、
建屋の壁または柱、自家用のカーポートなどの屋根用支
柱を利用して、装備される。
【0017】この実施の形態では、コンクリート壁面あ
るいはカーポートの支柱(符号2で示す)に対して、そ
の前側の駐輪空間に沿って、上下方向に延びる左右2本
のガイドレール3が垂直面に設けられ、自転車Bが載置
される載置台1が前記ガイドレール3に沿って昇降可能
となっている。(図2参照)
【0018】このため、自転車Bの駐輪場所が、前記載
置台1の配設された場所に常に整理された状態となる。
また、ガイドレールに沿って昇降可能となっていること
から、載置された自転車が上方または天井方向に移動さ
せることができ、地上部の空間を有効利用することがで
きる。
【0019】また、前記ガイドレール3に長さ方向にガ
イド溝3aが形成され、このガイド溝3a内を転動する
ガイドローラー5が前記載置台1に設けられている。
(図1参照)
【0020】このガイド溝3aと、ガイド溝3a内を転
動するガイドローラー5が載置台1に設けられているこ
とから、載置台1の昇降に際し摩擦抵抗が少なく、ガイ
ドレール3の方向に沿って安定して移動させることがで
きる。
【0021】さらに、前記ガイドレール3の前面側に長
さ方向のガイド溝3aが形成され、このガイド溝3a内
を転動するガイドローラー5が前記載置台1に設けられ
ており、ガイドレール3を前記建造物の垂直面に取付け
る取付板部3bが前記ガイドレール3の後面側に設けら
れていることを特徴とする。このような、簡単な構成と
することにより、コストが押さえられると共に、ガイド
レール3の取付が容易にできる。図6に示す取付板部3
bは、ガイドレール3の右側に張り出した形態となって
いるが、ガイドレール3の左右の何れに張り出す形態で
も良く、施工場所の壁面や、支柱にあわせて施工しやす
いものを選択使用する。
【0022】さらにまた、前記ガイドレール3の上部が
前記建造物2の垂直面から離れる方向への湾曲状となっ
ていることを特徴とする実施の形態とすることができ
る。このように、ガイドレールの上部が建造物の垂直面
から離れる方向への湾曲状となっていることによれば、
載置された自転車Bを斜めに持ち上げることができ、一
般家庭用のカーポートなどの低い支柱に支えられた屋根
の梁方向の空間を利用して、収納することができる。
(図10参照)
【0023】また、さらに自転車Bが載置されるされる
固定式の固定設置台1′が前記載置台1の下方に配置さ
れているものとすれば、昇降可能な載置台1に一台目の
自転車を載置して上方向に移動させた後、その下方に配
置された固定式の固定設置台1′に2台目の自転車を載
置することができる。このため、狭い空間を有効に利用
して自転車を整理収納することができる。(図7、8参
照)
【0024】また、前記昇降可能な駐輪装置は、電動式
あるいは手動式の昇降機4であり、自転車荷重負荷に対
するバランサー4fを装備することにより、自転車Bを
載置した載置台1を上方に持ち上げる際に、その荷重負
荷に応じ上方向に引き上げるバランサー4fにより、わ
ずかの力で昇降することができる。このため、引き上げ
ロープまたはベルト4bを手動式で巻き上げることが微
力の子女でも可能にする。また、電動モーターなどで巻
き上げる際にも小電力で昇降可能にできる。(図8参
照)
【0025】(第1の実施の形態)本発明における第1
の実施の形態を図1〜図6に基ずき詳細に説明する。図
1は第1の実施の形態の駐輪装置の全体外観の正面図
で、壁面2に沿って上下方向に延びる左右2本のガイド
レール3、3と、ガイドレール3の前面に設けられたガ
イド溝3a内を転動するガイドローラー5を介して昇降
可能に取付けられた自転車を載置する載置台1とを備え
ている。
【0026】前記載置台1は、上下にガイドローラ5を
備えた略四角形に構成されたフレーム1aと、自転車B
の車輪部分b、bを支持する溝形台座1bから構成され
ている。また、フレーム1aの上部横梁には自転車Bを
吊り持ちするための支持バンド1cが取付けられてい
る。
【0027】さらに、溝形台座1bは、その一端部に、
自転車乗り入れの際に床面近くに位置され段差をスロー
プとする導入部1eが形成され、その他端部には、自転
車Bの前輪を左右から支えると共に前後移動を停止させ
るスタンド1fが設けられている。この、スタンド1f
は、前輪を左右から支えると共に前移動を阻止する第1
の部材f1と、第1の部材f1の後方に設けられ、乗り
越え可能な高さで、しかも、前輪の後移動を阻止する第
2の部材f2と、前輪の横倒れを阻止する第3の部材f
3とから構成されている。
【0028】特に、この実施の形態では、昇降可能とす
る手段として電動式の昇降機4を備えている。ここで
は、コンクリート壁面2に設けた取付部材(ブラケッ
ト)2aに巻胴4aを、支軸(図示せず)を介して、軸
支し、その巻胴4aに巻き上げベルト4bを巻回、連結
しており、この巻き上げベルト4bをフレーム1aに接
続している。なお、前記支軸には、正逆回転される減速
機付き電動モータ(図示せず)が接続してあり、これに
よって、巻き上げベルト4bを巻き上げ、あるいは、巻
き戻すようになっている。また、前記電動モータの制御
のために、正逆回転切換のスイッチ(図示せず)が、ガ
イドレール脇の適当な高さに設けられる。
【0029】このような構成では、床面上に降ろされた
載置台1に自転車を載せて、フック付きの支持バンド1
cで自転車の車体を支えた状態で、前記スイッチの操作
で、前記電動モータを正回転させると、載置台1は、ガ
イドローラ5、5をガイド溝3a内で転動させながら、
ガイドレール3に沿って上昇させることができる。
【0030】また、この実施の形態では、自転車を載置
台1上に載せた状態で、ガイドレール3の上部に持ち上
げた後、これを保持するために、例えば、昇降機4に
は、適当なブレーキ機構あるいはラチェット式などの逆
転防止機構を装備することが望ましい。
【0031】図2は、図1の実施の形態の駐輪装置10
0に、自転車Bを載置した側面図を示し、駐車場または
建造物の壁面2ないしはカーポートの支柱面2に、固定
手段としてスタットボルト6でガイドレール3が固定さ
れている。また、自転車Bは、載置台1の溝形台座1b
に載置され、前輪bがスタンドの第一の部材f1に当接
して前後左右の移動を阻止されていると共に、支持バン
ド1cにより転倒しない様に支持されている。
【0032】前記壁面の上部には、昇降機4が固定さ
れ、昇降機4の巻胴4aに巻き取られる巻き上げベルト
4bが、載置台1のフレーム1aと連結されて載置台1
を昇降させる構造となっている。
【0033】図3は、図1の実施の形態の駐輪装置10
0の平面図を示す。壁面2への固定部分は、ガイドレー
ル3の後方部に設けられた取付部3bに固定手段である
スタッドボルト6を挿入締め付けて固定されている。こ
の実施の形態では、ガイドレール3を建物の壁面に取付
ける形態を説明したが、一般家庭のカーポートなどにお
いては図9に示すようにガイドレール3の下端をカーポ
ートのコンクリート床面に埋め込み固定またはコンクリ
ート釘などで固定し、ガイドレール3の上端をカーポー
トの支柱2,2間に架設された横梁2bにタッピングネ
ジ等で固定する。
【0034】図4は、図1の実施の形態の駐輪装置10
0に、自転車Bを載置して、昇降させた形態を示す正面
図を示し、図5はその側面図を示す。このように、載置
された自転車が上方空間に保管されることから、狭い家
庭用のカーポートなどでも、後から庫入された車のドア
ーの開閉、乗り降りのスペースにゆとりを持たせること
ができる。
【0035】図6は、本発明に係わるガイドレール3と
ガイドローラ5との構成の形態を示す横断平面図を示
し,(a)は、ガイドレール3の前面側に長さ方向のガ
イド溝3aを形成した実施の形態を示す。ここで、フレ
ーム1aにボルトナットで固定され、ガイドローラ5を
回動可能に軸支する支持部材5aは、フレーム1aの前
面に取付けられる。
【0036】図6(b)に示すガイドレール3は、側面
に長さ方向のガイド溝3aを形成した実施の形態を示
し、支持部材5aはフレーム1aの側面に取付ける構造
となる。また、図6(c)は図6(b)と同様に側面に
長さ方向のガイド溝3aを形成し、ガイド溝3aは、支
持部材5aの支軸が挿入できる幅のスリット状であり、
ガイドローラー5がガイドレール3内部を転動する構造
の実施の形態を示す。ガイドレール3とガイドローラ5
との構成は、以上説明した何れの構成を用いても、載置
台1の昇降に際し摩擦抵抗が少なく、ガイドレールの方
向に沿って安定して移動させることができる。
【0037】(第2の実施の形態)この実施の形態は、
図7に示すように、ガイドレール3、3の下端に、前方
に延びるアーム7、7を設け、それらのアーム7、7の
先端に2台目の自転車を載せる固定式の固定設置台1′
を架設したものである。この固定設置台1′は、昇降さ
れない構造で、フレーム1aを備えていない点を除い
て、前述の載置台1とほぼ同様な構成になっている。
【0038】なお、この実施の形態では、載置台1のフ
レーム1aが、ガイドレール3,3に設けられたストッ
パー9により固定設置台1′の上部で止められている。
このため、上側となる載置台1の溝形台座1bの後端に
ある導入部1eは、床面近くまで延びる傾斜部材で構成
し、段差をスロープとし自転車を押上げやすくしてい
る。また、アーム7、7下には、一般に水はけ対策とし
て設けられる床面の傾斜に合わせて左右の支持高さを調
整するアジャスター8を装備している。
【0039】この実施の形態によれば、昇降可能な載置
台1に一台目の自転車Bを載置して上方向に移動させた
後、その下方に配置された固定式の固定設置台1′に2
台目の自転車Bを載置することができる。また、固定設
置台1′の上部に昇降可能な載置台1が設けられている
ため、一台の収納巾ですみ、前方に張り出すことがな
く、狭い空間を有効に利用して定位置に自転車を整理収
納することができる。
【0040】(第3の実施の形態)この実施の形態で
は、図8〜図10に示すように、ガイドレール3、3
は、カーポートの支柱2、2に支持され、その上部にお
いて、前記支柱の上端から前傾する、カーポートの屋根
10の梁の方向に沿って、支柱2、2に沿った垂直支持
面より前方に湾曲した前傾形状である。
【0041】特に、この実施の形態では、図8(a)
は、第1の実施の形態と同様な電動式昇降機4を用いた
形態を示し、図8(b)は、手動のハンドル4′の操作
で、載置台1を昇降させる形態を示す。
【0042】この実施の形態では、密着渦巻き状に巻回
された薄板バネのバランサー4fを用いている。このよ
うに、自転車荷重負荷に対するバランサー4fを装備し
ているため、自転車を載置した載置台1を上方に持ち上
げる際に、その荷重負荷に応じ上方向に引き上げるバラ
ンサー4fにより、わずかの力で昇降することができ
る。このため、引き上げロープまたはバンドを手動式で
巻き上げることが微力の子女でも可能となる。また、電
動モーターなどで巻き上げる際にも小電力で昇降可能に
できる。
【0043】図9は、手動式の昇降の形態を示し、ハン
ドル4′には、逆転防止用ラチェットなどの機構を含む
巻き取りドラム(図示せず)が装備されていて、これに
は、ワイヤー4gが巻回、接続されており、支柱2、2
の間に架設された梁材2bに取り付けられた滑車4hを
介して、フレーム1aに連結されている。また、バラン
サー4fは、梁材2bに設けたガイドローラ4iを介し
て、フレーム1aに接続されている。
【0044】なお、この実施の形態では、ガイドレール
3、3の下部前側に、前述と同様な、固定式載置台1′
が用意設けられている。このような構成では、床面上に
降ろされた載置台1に自転車を載せて、支持バンド1c
で自転車の車体を支えた状態で、ハンドル4′を操作す
ると、載置台1は、ガイドローラ5,5をガイド溝3a
内で転動させながら、ガイドレール3に沿って上昇され
る。この際、バランサー4fは、上向き張力を有するバ
ランサーとして機能し、自転車持ち上げの負荷を軽減す
る。
【0045】なお、自転車Bを上昇する際の負荷軽減に
は、バランサーとして、単に、滑車4hに近い位置で、
ハンドル4′側のワイヤー4gに、錘を吊り下げる方式
を採用することもできる。
【0046】図10は、この実施の形態の側面図を示
し、載置された自転車Bを持ち上げた状態である。この
ように、ガイドレール3の上部が建造物の垂直面から離
れる方向への湾曲状となっていることによれば、載置さ
れた自転車を斜めに持ち上げることができ、一般家庭用
のカーポートなどの低い支柱に支えられた屋根10の梁
方向の空間を利用して、収納することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上下方向に延
びる左右2本のガイドレールが建造物の垂直面に設けら
れ、自転車が載置される載置台が前記ガイドレールに沿
って昇降可能となっていることから、自転車の駐輪場所
が、載置台の配設された場所に常に整理された状態とな
る。また、ガイドレールに沿って昇降可能となっている
ことから、載置された自転車を上方または天井方向に移
動させることができ、地上部の空間を有効利用すること
ができる。
【0048】請求項2の発明によれば、ガイド溝と、ガ
イド溝内を転動するガイドローラーが載置台に設けられ
ていることから、載置台の昇降に際し摩擦抵抗が少な
く、ガイドレールの方向に沿って安定して移動させるこ
とができる。
【0049】請求項3の発明によれば、ガイドレールの
前面側に長さ方向のガイド溝が形成され、このガイド溝
内を転動するガイドローラーが載置台に設けられてお
り、ガイドレールを建造物の垂直面に取付ける取付板部
がガイドレールの後面側に設けられている簡単な構成で
あり、コストが押さえられると共に、ガイドレールの取
付が容易にできる。
【0050】請求項4の発明によれば、ガイドレールの
上部が建造物の垂直面から離れる方向への湾曲状となっ
ていることから、載置された自転車を斜めに持ち上げる
ことができ、一般家庭用のカーポートなどの低い支柱に
支えられた屋根の梁方向の空間を利用して、収納するこ
とができる。
【0051】請求項5の発明によれば、自転車が載置さ
れる固定式の固定設置台が前記載置台の下方に配置され
ることにより、昇降可能な載置台に一台目の自転車を載
置して上方向に移動させた後、その下方に配置された固
定式の固定設置台に2台目の自転車を載置することがで
き、このため、狭い空間を有効に利用して自転車を定位
置に整理収納することができる。
【0052】請求項6の発明によれば、電動式あるいは
手動式の昇降の手段に、自転車荷重負荷に対するバラン
サーを装備していることから、自転車を載置した載置台
を上方に持ち上げる際に、その荷重負荷に対し上方向に
引き上げるバランサーにより、わずかの力で昇降するこ
とができる。このため、引き上げロープまたはバンドを
手動式で巻き上げることが微力の子女でもできる。ま
た、電動モーターなどで巻き上げる際にも小電力で昇降
可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1の実施の形態での、駐輪装
置の全体外観の正面図である。
【図2】図1の駐輪装置の側面図である。
【図3】図1の駐輪装置の平面図である。
【図4】図1の駐輪装置の使用態様を示す正面図であ
る。
【図5】図1の駐輪装置の使用態様を示す側面図であ
る。
【図6】本発明に係わるガイドレールとガイドローラと
の構成例(a)〜(c)を示す横断平面図である。
【図7】本発明に係わる第2の実施の形態の駐輪装置を
示す一部正面図である。
【図8】本発明に係わる第3の実施の形態の駐輪装置の
2つの事例(a)、(b)を示す全体外観の斜視図であ
る。
【図9】図8(b)の駐輪装置の一部正面図である。
【図10】図8(b)の駐輪装置の側面図である。
【符号の説明】
1 載置台 1′ 固定式載置台 1a フレーム 1b 溝形台座 1c 支持バンド 1d 水平バー 1e 導入部 1f スタンド f1、f2、f3 第1〜第3部材 2 壁面(支柱) 3 ガイドレール 3a ガイド溝 3b 取付部 4 昇降機 4a 巻胴 4b 巻き上げベルト 4f バランサー 4g ワイヤー 4h 滑車 4i ガイドローラー 5 ガイドローラー 6 スタッドボルト 7 アーム 8 アジャスター 9 ストッパー 10 屋根 100 駐輪装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 見 川 喜 光 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 一 丸 恵 美 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に延びる左右2本のガイドレー
    ルが建造物の垂直面に設けられ、自転車が載置される載
    置台が前記ガイドレールに沿って昇降可能となっている
    ことを特徴とする駐輪装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールに長さ方向にガイド溝
    が形成され、このガイド溝内を転動するガイドローラー
    が前記載置台に設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の駐輪装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールの前面または側面に長
    さ方向のガイド溝が形成され、このガイド溝内を転動す
    るガイドローラーが前記載置台に設けられており、ガイ
    ドレールを前記建造物の垂直面に取付ける取付板部が前
    記ガイドレールの後面側に設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の駐輪装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールの上部が前記建造物の
    垂直面から離れる方向への湾曲状となっていることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の駐輪装
    置。
  5. 【請求項5】 自転車が載置される固定式の固定設置台
    が前記載置台の下方に配置されていることを特徴とする
    請求項1ないし4のいずれかに記載の駐輪装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降可能な駐輪装置は、電動式ある
    いは手動式であり、自転車荷重負荷に対するバランサー
    を装備していることを特徴とする請求項1ないし5の何
    れかに記載の駐輪装置。
JP11214183A 1999-07-28 1999-07-28 駐輪装置 Pending JP2001040893A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2016323794B2 (en) * 2015-09-17 2021-12-09 Bcr Environmental Corporation Systems and methods for using chlorine dioxide to enhance drying

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