JP2001037313A - コンバインの露払い装置 - Google Patents
コンバインの露払い装置Info
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- JP2001037313A JP2001037313A JP11212146A JP21214699A JP2001037313A JP 2001037313 A JP2001037313 A JP 2001037313A JP 11212146 A JP11212146 A JP 11212146A JP 21214699 A JP21214699 A JP 21214699A JP 2001037313 A JP2001037313 A JP 2001037313A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィ−ドチエン側に設けた露払い装置は、脱
穀作用を受けながらフィ−ドチエンに挟持されて搬送さ
れている穀稈の株元に干渉して搬送障害を起こし、適確
な搬送・脱穀ができない課題があった。 【解決手段】 上述の課題を解決するため、つぎの解決
手段を講じた。走行車体1上に、フィ−ドチエン2を未
刈穀稈側にして脱穀装置3を搭載して設けた。該脱穀装
置3のフィ−ドチエン2側に、圃場の未刈穀稈に対して
露払い作動をする露払い装置4を取付けて設けた。該露
払い装置4は、前記フィ−ドチエン2のチエンカバ−5
より下側に位置させて構成したコンバインの露払い装置
とした。
穀作用を受けながらフィ−ドチエンに挟持されて搬送さ
れている穀稈の株元に干渉して搬送障害を起こし、適確
な搬送・脱穀ができない課題があった。 【解決手段】 上述の課題を解決するため、つぎの解決
手段を講じた。走行車体1上に、フィ−ドチエン2を未
刈穀稈側にして脱穀装置3を搭載して設けた。該脱穀装
置3のフィ−ドチエン2側に、圃場の未刈穀稈に対して
露払い作動をする露払い装置4を取付けて設けた。該露
払い装置4は、前記フィ−ドチエン2のチエンカバ−5
より下側に位置させて構成したコンバインの露払い装置
とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの露払
い装置に関し、農業機械の技術分野に属する。
い装置に関し、農業機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインは、早朝で朝露のあ
るときや小雨の中で刈取脱穀作業を行なうことがあり、
そのようなときには、補助作業者が、予め、未刈穀稈に
付着している露や雨水を払い棒等を使って手作業で払い
落とした後、刈取作業をしていた。
るときや小雨の中で刈取脱穀作業を行なうことがあり、
そのようなときには、補助作業者が、予め、未刈穀稈に
付着している露や雨水を払い棒等を使って手作業で払い
落とした後、刈取作業をしていた。
【0003】又、上述の払い棒をコンバインの機体側部
に取り付けて、圃場の未刈穀稈上に突出して車体の前進
に伴ない露払いを行なう構成が考えられる。
に取り付けて、圃場の未刈穀稈上に突出して車体の前進
に伴ない露払いを行なう構成が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、払い棒
をコンバインの機体側部に取り付けて、未刈穀稈上に突
出して車体の前進に伴ない露払いを行なう構成の場合
は、刈取穀稈は、フィ−ドチエンに株元が挟持され、穂
先が扱室に挿入された状態で脱穀されながら搬送されて
いる。そのとき、払い棒から構成された露払い装置は、
上述のように脱穀作用を受けながらフィ−ドチエンによ
り搬送されている穀稈の株元に干渉して搬送障害を起こ
し、適確な搬送・脱穀ができない課題があった。
をコンバインの機体側部に取り付けて、未刈穀稈上に突
出して車体の前進に伴ない露払いを行なう構成の場合
は、刈取穀稈は、フィ−ドチエンに株元が挟持され、穂
先が扱室に挿入された状態で脱穀されながら搬送されて
いる。そのとき、払い棒から構成された露払い装置は、
上述のように脱穀作用を受けながらフィ−ドチエンによ
り搬送されている穀稈の株元に干渉して搬送障害を起こ
し、適確な搬送・脱穀ができない課題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行車体1上に、フィ−ドチエン2を未
刈穀稈側にして脱穀装置3を搭載して設け、該脱穀装置
3のフィ−ドチエン2側に、圃場の未刈穀稈に対して露
払い作動をする露払い装置4を取付けて設け、該露払い
装置4は、前記フィ−ドチエン2のチエンカバ−5より
下側に位置させて構成したコンバインの露払い装置とし
ている。
を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものであ
る。すなわち、走行車体1上に、フィ−ドチエン2を未
刈穀稈側にして脱穀装置3を搭載して設け、該脱穀装置
3のフィ−ドチエン2側に、圃場の未刈穀稈に対して露
払い作動をする露払い装置4を取付けて設け、該露払い
装置4は、前記フィ−ドチエン2のチエンカバ−5より
下側に位置させて構成したコンバインの露払い装置とし
ている。
【0006】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
露払い装置は、作業中にフィ−ドチエンによって株元が
挟持され、穂先部分が扱室に挿入されて脱穀作用を受け
ながら搬送されている穀稈に対して、干渉することがな
く、搬送障害を未然に防止しながら本来の露払い作用を
適確に行なうことができる特徴を有する。
露払い装置は、作業中にフィ−ドチエンによって株元が
挟持され、穂先部分が扱室に挿入されて脱穀作用を受け
ながら搬送されている穀稈に対して、干渉することがな
く、搬送障害を未然に防止しながら本来の露払い作用を
適確に行なうことができる特徴を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、コンバイン6は、
図1および図3に示すように、クロ−ラ7を有する走行
車体1上に脱穀装置3を搭載し、その前側には刈取前処
理装置8を上下昇降自由に取り付けて構成している。そ
して、脱穀装置3は、従来から公知のように、上側には
扱胴を内装軸架した扱室を設け、その下側には揺動選別
棚と圧風唐箕とを装備した選別室を設けて、フィ−ドチ
エン2によって挟持されて扱室に供給された穀稈を脱穀
処理する構成としている。
に基づいて具体的に説明する。まず、コンバイン6は、
図1および図3に示すように、クロ−ラ7を有する走行
車体1上に脱穀装置3を搭載し、その前側には刈取前処
理装置8を上下昇降自由に取り付けて構成している。そ
して、脱穀装置3は、従来から公知のように、上側には
扱胴を内装軸架した扱室を設け、その下側には揺動選別
棚と圧風唐箕とを装備した選別室を設けて、フィ−ドチ
エン2によって挟持されて扱室に供給された穀稈を脱穀
処理する構成としている。
【0008】そして、脱穀装置3は、走行車体1上にお
いて、フィ−トチエン2を未刈穀稈側に位置させて搭載
している。そして、前記刈取前処理装置8は、前方下部
に分草杆9を設け、その上方に穀稈引起し装置10を傾
斜状に設け、低位置には刈取装置11を設け、その刈取
装置11から後方の脱穀装置3に穀稈搬送装置12を延
長して設けた構成としている。
いて、フィ−トチエン2を未刈穀稈側に位置させて搭載
している。そして、前記刈取前処理装置8は、前方下部
に分草杆9を設け、その上方に穀稈引起し装置10を傾
斜状に設け、低位置には刈取装置11を設け、その刈取
装置11から後方の脱穀装置3に穀稈搬送装置12を延
長して設けた構成としている。
【0009】このように、コンバイン6は、刈取装置1
1によって刈り取った圃場の穀稈を、穀稈搬送装置12
によって搬送し、その終端部から前記脱穀装置3のフィ
−ドチエン2に受け継ぎ供給して一連の刈取脱穀作業を
行なう構成としている。つぎに、露払い装置4について
説明する。まず、露払い装置4は、図1、図3および図
5に示すように、走行車体1上に搭載している脱穀装置
3の側部で、未刈穀稈側に取り付けて側方に突出させて
延長した状態にして作業を行なうが、作業が終了する
と、図2および図4に示すように、車体に沿わせた位置
に収納する構成としている。
1によって刈り取った圃場の穀稈を、穀稈搬送装置12
によって搬送し、その終端部から前記脱穀装置3のフィ
−ドチエン2に受け継ぎ供給して一連の刈取脱穀作業を
行なう構成としている。つぎに、露払い装置4について
説明する。まず、露払い装置4は、図1、図3および図
5に示すように、走行車体1上に搭載している脱穀装置
3の側部で、未刈穀稈側に取り付けて側方に突出させて
延長した状態にして作業を行なうが、作業が終了する
と、図2および図4に示すように、車体に沿わせた位置
に収納する構成としている。
【0010】そこで、まず、支点プレ−ト13は、図2
乃至図4に示すように、チエンカバ−5の前部に内側か
らチエンレ−ルの支持取付部材によって固着されてい
る。この場合、支点プレ−ト13は、図2で解るよう
に、フィ−ドチエン2より下方でチエンカバ−5の下側
位置に取り付けられている。そして、従来から、脱穀装
置3は、フィ−ドチエン2側が未刈穀稈側となってい
る。
乃至図4に示すように、チエンカバ−5の前部に内側か
らチエンレ−ルの支持取付部材によって固着されてい
る。この場合、支点プレ−ト13は、図2で解るよう
に、フィ−ドチエン2より下方でチエンカバ−5の下側
位置に取り付けられている。そして、従来から、脱穀装
置3は、フィ−ドチエン2側が未刈穀稈側となってい
る。
【0011】そして、露払い装置4は、図6に示すよう
に、前記支点プレ−ト13の外側縁に上下方向(実施例
では地面に対して垂直な方向)に設けた支持軸14によ
って主支持フレ−ム15の基部を回動自由に支持連結し
て構成している。そして、主支持フレ−ム15は、図5
および図6に示すように、刈取装置11の刈幅と同等
か、或いは、若干長く形成し、基部を枢着した複数の揺
動ア−ム16を垂下して、その先端部にブラシア−ム1
7を揺動自由に枢着連結して構成している。そして、ブ
ラシア−ム17は、図6に示すように、前記主支持フレ
−ム15の基部に装備している電動モ−タ18から下側
に延長した作動杆19の下端部を枢着連結して構成して
いる。そして、その作動杆19は、中間部を回動支点と
して前記主支持フレ−ム15に枢着し、電動モ−タ18
の回転運動を左右往復運動としてブラシア−ム17に伝
達する構成としている。なお、電動モ−タ18と作動杆
19とは、図示しないクランクア−ムで連結している。
に、前記支点プレ−ト13の外側縁に上下方向(実施例
では地面に対して垂直な方向)に設けた支持軸14によ
って主支持フレ−ム15の基部を回動自由に支持連結し
て構成している。そして、主支持フレ−ム15は、図5
および図6に示すように、刈取装置11の刈幅と同等
か、或いは、若干長く形成し、基部を枢着した複数の揺
動ア−ム16を垂下して、その先端部にブラシア−ム1
7を揺動自由に枢着連結して構成している。そして、ブ
ラシア−ム17は、図6に示すように、前記主支持フレ
−ム15の基部に装備している電動モ−タ18から下側
に延長した作動杆19の下端部を枢着連結して構成して
いる。そして、その作動杆19は、中間部を回動支点と
して前記主支持フレ−ム15に枢着し、電動モ−タ18
の回転運動を左右往復運動としてブラシア−ム17に伝
達する構成としている。なお、電動モ−タ18と作動杆
19とは、図示しないクランクア−ムで連結している。
【0012】そして、ブラシ20は、図1および図5に
示すように、樹脂を素材にして細い線杆状(素麺状)に
形成して所定の層厚にして3ブロックに分割し、前記ブ
ラシア−ム17の全長に渡って垂下状態に固着して構成
している。そして、ブラシ20は、上記した樹脂の細い
線杆だけでは柔軟過ぎる(穀稈に接触すると逃げる)か
ら、要所々々に硬い樹脂材21を骨材として配置して構
成している。この構成によって、ブラシ20は、未刈穀
稈に接触すると、柔軟で脱粒させることなく確実に露払
いを行なうことができる。
示すように、樹脂を素材にして細い線杆状(素麺状)に
形成して所定の層厚にして3ブロックに分割し、前記ブ
ラシア−ム17の全長に渡って垂下状態に固着して構成
している。そして、ブラシ20は、上記した樹脂の細い
線杆だけでは柔軟過ぎる(穀稈に接触すると逃げる)か
ら、要所々々に硬い樹脂材21を骨材として配置して構
成している。この構成によって、ブラシ20は、未刈穀
稈に接触すると、柔軟で脱粒させることなく確実に露払
いを行なうことができる。
【0013】そして、係止ロット22は、図1、図3お
よび図5に示すように、基部を前記主支持フレ−ム15
の中間部に枢着し、先端部を脱穀装置3の係止部23に
挿通係止して保持し作業状態を確保できる構成としてい
る。そのとき、露払い装置4は、図3の平面視で解るよ
うに、脱穀装置3のチエンカバ−5に対して直角を保つ
て未刈穀稈側に突出した構成としている。
よび図5に示すように、基部を前記主支持フレ−ム15
の中間部に枢着し、先端部を脱穀装置3の係止部23に
挿通係止して保持し作業状態を確保できる構成としてい
る。そのとき、露払い装置4は、図3の平面視で解るよ
うに、脱穀装置3のチエンカバ−5に対して直角を保つ
て未刈穀稈側に突出した構成としている。
【0014】つぎに、露払い装置4は、図2および図4
に示すように、収納位置では脱穀装置3のチエンカバ−
5後部にある固定連結具24に係止ピン25を挿通して
係止する構成としている。26は、下部を走行車体1側
に連結し、上部を前記支点プレ−ト13に固着した支持
杆を示す。以上のように構成した露払い装置4は、電動
モ−タ18が始動されると、作動杆19を介して前記ブ
ラシア−ム17が、各揺動ア−ム16に支持された状態
で左右方向に往復スライドして圃場の穀稈に直接ブラシ
20が接触して露払い作動を行なうものである。そし
て、ブラシア−ム17は、前記作動杆19の杆長を限定
して前記ブラシ20の長さ(線杆の長さ)より往復スラ
イドのストロ−クを短くする構成としている。そして、
ブラシ20は、圃場面(地面)に対して略水平状態に往
復スライドするから地上からの高さが変化せず、常に、
穀稈に作用することができる。
に示すように、収納位置では脱穀装置3のチエンカバ−
5後部にある固定連結具24に係止ピン25を挿通して
係止する構成としている。26は、下部を走行車体1側
に連結し、上部を前記支点プレ−ト13に固着した支持
杆を示す。以上のように構成した露払い装置4は、電動
モ−タ18が始動されると、作動杆19を介して前記ブ
ラシア−ム17が、各揺動ア−ム16に支持された状態
で左右方向に往復スライドして圃場の穀稈に直接ブラシ
20が接触して露払い作動を行なうものである。そし
て、ブラシア−ム17は、前記作動杆19の杆長を限定
して前記ブラシ20の長さ(線杆の長さ)より往復スラ
イドのストロ−クを短くする構成としている。そして、
ブラシ20は、圃場面(地面)に対して略水平状態に往
復スライドするから地上からの高さが変化せず、常に、
穀稈に作用することができる。
【0015】以上のように構成されたコンバイン6の露
払い装置4について、その作用を説明する。まず、早朝
で朝露が穀稈に付着している状態の圃場において、コン
バイン6による刈取脱穀作業を行なう場合を述べる。オ
ペレ−タは、作業に先立って、露払い装置4を、図1、
図3および図5に示すように、脱穀装置3から外側方向
に突出させて係止ロット22で作業位置にセットし、電
動モ−タ18を始動してクランクア−ム(図示せず)、
作動杆19を介して露払い作動を開始させて作業の準備
をする。そして、コンバイン6は、エンジンを始動して
各クラッチ操作をして機体の回転各部を駆動して準備を
完了する。
払い装置4について、その作用を説明する。まず、早朝
で朝露が穀稈に付着している状態の圃場において、コン
バイン6による刈取脱穀作業を行なう場合を述べる。オ
ペレ−タは、作業に先立って、露払い装置4を、図1、
図3および図5に示すように、脱穀装置3から外側方向
に突出させて係止ロット22で作業位置にセットし、電
動モ−タ18を始動してクランクア−ム(図示せず)、
作動杆19を介して露払い作動を開始させて作業の準備
をする。そして、コンバイン6は、エンジンを始動して
各クラッチ操作をして機体の回転各部を駆動して準備を
完了する。
【0016】そして、コンバイン6を前進すると、圃場
の穀稈は、刈取装置11によって刈り取られ、穀稈搬送
装置12に挟持されて後方上方に搬送され、脱穀装置3
のフィ−ドチエン2の始端部分に受け継がれる。そし
て、穀稈は、そのフィ−ドチエン2に株元が挟持され、
穂先側が扱室に供給されて搬送されながら脱穀作用を受
けることになる。
の穀稈は、刈取装置11によって刈り取られ、穀稈搬送
装置12に挟持されて後方上方に搬送され、脱穀装置3
のフィ−ドチエン2の始端部分に受け継がれる。そし
て、穀稈は、そのフィ−ドチエン2に株元が挟持され、
穂先側が扱室に供給されて搬送されながら脱穀作用を受
けることになる。
【0017】このようにして、穀稈は、株元がフィ−ド
チエン2に挾持されて搬送されながら穂先部分が扱口か
ら扱室に供給され、回転している扱胴により脱穀作用を
受け、選別室に漏下して選別作用を受ける。そのとき、
露払い装置4は、図1に示す側面視で解るように、フィ
−ドチエン2より下方位置で、更に、チエンカバ−5よ
り下側に設けられているから、穀稈株元がフィ−ドチエ
ン2より外側に突出して搬送されていても干渉すること
がほとんどない。
チエン2に挾持されて搬送されながら穂先部分が扱口か
ら扱室に供給され、回転している扱胴により脱穀作用を
受け、選別室に漏下して選別作用を受ける。そのとき、
露払い装置4は、図1に示す側面視で解るように、フィ
−ドチエン2より下方位置で、更に、チエンカバ−5よ
り下側に設けられているから、穀稈株元がフィ−ドチエ
ン2より外側に突出して搬送されていても干渉すること
がほとんどない。
【0018】そして、圃場の未刈穀稈は、図6に示すよ
うに、電動モ−タ18から作動杆19、ブラシア−ム1
7に伝動され、ブラシ20が左右に往復スライドして露
払い作動し、付着している露が払い落とされる。この場
合、圃場の穀稈は、少なくとも次の工程で刈り取られる
刈幅に相当する穀稈条列が同時に順次露払い作用を受け
ており、水分を取り払われた状態になっている。しか
も、ブラシ20は、圃場面と略平行状態を保ちながら左
右に往復スライドしているから、常に、未刈穀稈の高さ
に合った同じ高さを保ち、離れることなく露払い作動が
でき、効果的に露、雨の払い落しができる。
うに、電動モ−タ18から作動杆19、ブラシア−ム1
7に伝動され、ブラシ20が左右に往復スライドして露
払い作動し、付着している露が払い落とされる。この場
合、圃場の穀稈は、少なくとも次の工程で刈り取られる
刈幅に相当する穀稈条列が同時に順次露払い作用を受け
ており、水分を取り払われた状態になっている。しか
も、ブラシ20は、圃場面と略平行状態を保ちながら左
右に往復スライドしているから、常に、未刈穀稈の高さ
に合った同じ高さを保ち、離れることなく露払い作動が
でき、効果的に露、雨の払い落しができる。
【0019】このようにして、水分を払い落された未刈
穀稈は、次工程でコンバイン6が回り刈りして来たとき
に刈取装置11によって刈取られ脱穀作用を受けるが、
予め、露払い作用を受けているから濡れ扱ぎ時のように
脱穀装置3の扱胴や選別装置に負担をかけることがきわ
めて少なくなる利点がある。そして、露払い装置4は、
図3に示すように、係止ロット22によって脱穀装置3
とほぼ直角状態に固定しているから、ブラシア−ム17
が車体から極力遠方に延長された状態を保ち、露払いの
範囲を最大の位置まで拡大できる利点があり、更には、
未刈穀稈側から露払い作動に伴う抵抗や走行抵抗を受け
るが、上記係止ロット22と係止部23によって確実に
連結されているから、その位置を保持することができ
る。
穀稈は、次工程でコンバイン6が回り刈りして来たとき
に刈取装置11によって刈取られ脱穀作用を受けるが、
予め、露払い作用を受けているから濡れ扱ぎ時のように
脱穀装置3の扱胴や選別装置に負担をかけることがきわ
めて少なくなる利点がある。そして、露払い装置4は、
図3に示すように、係止ロット22によって脱穀装置3
とほぼ直角状態に固定しているから、ブラシア−ム17
が車体から極力遠方に延長された状態を保ち、露払いの
範囲を最大の位置まで拡大できる利点があり、更には、
未刈穀稈側から露払い作動に伴う抵抗や走行抵抗を受け
るが、上記係止ロット22と係止部23によって確実に
連結されているから、その位置を保持することができ
る。
【0020】そして、露払い装置4は、作業が完了する
か、又は、露払いの必要がなくなると、図2および図4
に示すように、支点プレ−ト13の支持軸14を回動支
点にして主支持フレ−ム15を水平面内で後方に回動
し、脱穀装置3のチエンカバ−5に沿わせた状態に収納
すればよい。そして、露払い装置4は、図2および図4
に示すように、チエンカバ−5の固定連結具24に係止
ピン25を上側から挿通して収納位置に固定する。この
ように、露払い装置4は、チエンカバ−5に係止する
と、フィ−ドチエンオ−プンの構成の場合でも、一体的
に外側に回動して何の支障にもならない利点がある。
か、又は、露払いの必要がなくなると、図2および図4
に示すように、支点プレ−ト13の支持軸14を回動支
点にして主支持フレ−ム15を水平面内で後方に回動
し、脱穀装置3のチエンカバ−5に沿わせた状態に収納
すればよい。そして、露払い装置4は、図2および図4
に示すように、チエンカバ−5の固定連結具24に係止
ピン25を上側から挿通して収納位置に固定する。この
ように、露払い装置4は、チエンカバ−5に係止する
と、フィ−ドチエンオ−プンの構成の場合でも、一体的
に外側に回動して何の支障にもならない利点がある。
【0021】以上のように、露払い装置4は、作業位置
と収納位置の間を地面に対して垂直な支持軸14を回動
支点にして回動するから、水平に回動できてそのときの
回動荷重も軽くなる利点がある。 別実施例1 つぎに図7に基づいて別実施例1を説明する。
と収納位置の間を地面に対して垂直な支持軸14を回動
支点にして回動するから、水平に回動できてそのときの
回動荷重も軽くなる利点がある。 別実施例1 つぎに図7に基づいて別実施例1を説明する。
【0022】従来から、コンバイン6は、フィ−ドチエ
ン2の通路に沿ってその下方に藁屑を落下させる藁屑落
下空間aを内側の機体側板と外側のチエンカバ−5との
間に形成し、その下側に藁屑排出口30を設けて集まっ
た藁屑を圃場面に排出する構成にしている。このような
藁屑は、フィ−ドチエン2が穀稈を挟持して搬送する過
程に自然にできるもので、溜まると搬送障害等が発生す
るから、速やかに流下して排出することが必要である。
ン2の通路に沿ってその下方に藁屑を落下させる藁屑落
下空間aを内側の機体側板と外側のチエンカバ−5との
間に形成し、その下側に藁屑排出口30を設けて集まっ
た藁屑を圃場面に排出する構成にしている。このような
藁屑は、フィ−ドチエン2が穀稈を挟持して搬送する過
程に自然にできるもので、溜まると搬送障害等が発生す
るから、速やかに流下して排出することが必要である。
【0023】そのとき、前述した本件発明は、垂直方向
の支持軸14によって露払い装置4を回動自由に枢着し
て構成しているから、脱穀装置3側に収納したとき藁屑
排出口30を塞いで、藁屑の落下を阻害する課題があ
る。そこで、別実施例1は、露払い装置4を脱穀装置3
側に収納したとき、上側のフィ−ドチエン2と略平行を
保って収納できるように、支点プレ−ト31と支持軸3
2とを、図7に示すように、傾斜して斜めに回動するよ
うに枢着して構成している。
の支持軸14によって露払い装置4を回動自由に枢着し
て構成しているから、脱穀装置3側に収納したとき藁屑
排出口30を塞いで、藁屑の落下を阻害する課題があ
る。そこで、別実施例1は、露払い装置4を脱穀装置3
側に収納したとき、上側のフィ−ドチエン2と略平行を
保って収納できるように、支点プレ−ト31と支持軸3
2とを、図7に示すように、傾斜して斜めに回動するよ
うに枢着して構成している。
【0024】別実施例1は、以上述べたように構成し
て、露払い装置4を、図7に示すように、傾斜させてフ
ィ−ドチエント2とほぼ平行を保った状態でチエンカバ
−5側に収納できるから、ブラシ20で藁屑排出口30
を塞ぐことがなく、常に、藁屑排出の邪魔をすることは
ない。
て、露払い装置4を、図7に示すように、傾斜させてフ
ィ−ドチエント2とほぼ平行を保った状態でチエンカバ
−5側に収納できるから、ブラシ20で藁屑排出口30
を塞ぐことがなく、常に、藁屑排出の邪魔をすることは
ない。
【図1】本発明の実施例であって、作業状態を示すコン
バインの側面図である。
バインの側面図である。
【図2】本発明の実施例であって、収納状態を示すコン
バインの側面図である。
バインの側面図である。
【図3】本発明の実施例であって、作業状態を示すコン
バインの平面図である。
バインの平面図である。
【図4】本発明の実施例であって、収納状態を示すコン
バインの平面図である。
バインの平面図である。
【図5】本発明の実施例であって、作業状態を示すコン
バインの正面図である。
バインの正面図である。
【図6】本発明の実施例であって、作業状態のコンバイ
ンの背面図である。
ンの背面図である。
【図7】本発明の別実施例1であって、側面図である。
1 走行車体 2 フィ−ド
チエン 3 脱穀装置 4 露払い装
置 5 チエンカバ− 6 コンバイ
ン 7 クロ−ラ 8 刈取前処
理装置 13 支点プレ−ト 14 支持軸 15 主支持ア−ム 16 揺動ア−
ム 17 ブラシア−ム 18 電動モ−
タ 19 作動杆 20 ブラシ 22 係止ロット 23 係止部 24 固定連結具 25 係止ピ
ン。
チエン 3 脱穀装置 4 露払い装
置 5 チエンカバ− 6 コンバイ
ン 7 クロ−ラ 8 刈取前処
理装置 13 支点プレ−ト 14 支持軸 15 主支持ア−ム 16 揺動ア−
ム 17 ブラシア−ム 18 電動モ−
タ 19 作動杆 20 ブラシ 22 係止ロット 23 係止部 24 固定連結具 25 係止ピ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水島 淳 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B074 AA01 AB01 AC02 BA19 CG06 CH01 DA01 DA02 DA03 DA04 DC01 GJ01
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車体1上に、フィ−ドチエン2を未
刈穀稈側にして脱穀装置3を搭載して設け、該脱穀装置
3のフィ−ドチエン2側に、圃場の未刈穀稈に対して露
払い作動をする露払い装置4を取付けて設け、該露払い
装置4は、前記フィ−ドチエン2のチエンカバ−5より
下側に位置させて構成したコンバインの露払い装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212146A JP2001037313A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | コンバインの露払い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11212146A JP2001037313A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | コンバインの露払い装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001037313A true JP2001037313A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16617660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11212146A Pending JP2001037313A (ja) | 1999-07-27 | 1999-07-27 | コンバインの露払い装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001037313A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116022566A (zh) * | 2023-03-28 | 2023-04-28 | 河北天创新材料科技有限公司 | 一种护栏板镀锌交叉上料装置 |
-
1999
- 1999-07-27 JP JP11212146A patent/JP2001037313A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116022566A (zh) * | 2023-03-28 | 2023-04-28 | 河北天创新材料科技有限公司 | 一种护栏板镀锌交叉上料装置 |
CN116022566B (zh) * | 2023-03-28 | 2023-06-02 | 河北天创新材料科技有限公司 | 一种护栏板镀锌交叉上料装置 |
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