JP2001030540A - ドット記録装置 - Google Patents

ドット記録装置

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JP2001030540A
JP2001030540A JP21211899A JP21211899A JP2001030540A JP 2001030540 A JP2001030540 A JP 2001030540A JP 21211899 A JP21211899 A JP 21211899A JP 21211899 A JP21211899 A JP 21211899A JP 2001030540 A JP2001030540 A JP 2001030540A
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JP21211899A
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Inventor
Kazuo Saito
一夫 斉藤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真並みの高画質で、上端余白を充分に小さ
くした印刷が可能であると共に、それを簡単な制御構造
で実現できるドット記録装置を提供すること。 【解決手段】 記録ヘッド3のヘッド面と対向し且つ主
走査方向に互いに離間して複数個配設され、平坦な頂面
10を有すると共に該頂面によって当該頂面上を搬送さ
れる記録媒体2の前記記録ヘッドのドット形成要素に対
する間隔を規定する記録媒体規制部4と、インターレー
ス記録方式を実行する駆動制御部とを備え、記録媒体規
制部4は、平坦な頂面の上流側端部位置13がインクノ
ズルアレイ6内に位置するように設けられ、前記駆動制
御部は、記録媒体の始端20が前記頂面10の上流側端
部13にまで到達して位置決めされた後、最後端ノズル
#Nを用いてファーストライン21を記録し、続いて所
定の副走査距離の副走査と、記録ヘッドの主走査を繰り
返して前記インターレース記録方式の記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シリアルプリン
タ等のドット記録装置に係り、特にドット記録ヘッドを
用いて、該記録ヘッドに対向し主走査方向(紙幅方向)
に互いに離間して並べられている記録媒体規制部上を搬
送される記録媒体に記録を行うドット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】シリアルプリンタ等のようにドット記録
ヘッドが印刷媒体である用紙面をラスタ状に走査するタ
イプのプリンタでは、記録ヘッドは、そのヘッド面に副
走査方向に沿って多数のドット形成要素が配列されたド
ット形成要素アレイを有している。そして、このドット
形成要素アレイにより1回の主走査パスで同一色の多数
本の主走査ラインを同時に印刷できるようになってい
る。
【0003】このような記録ヘッドを用いたプリンタ、
特にインクジェットプリンタでは、前記ドット形成要素
を成す個々のインクジェットノズルの特性のばらつき
や、各インクジェットノズルのピッチのばらつきが、高
画質の印刷を実現する上で問題となる。
【0004】そこで、米国特許第4,198,642号
や米国特許第5,844,585号は、インクジェット
ノズルの特性やピッチのばらつきを印刷された画像上で
目立たなくさせることにより高画質な印刷を可能とす
る、「インターレース記録方式」と呼ばれる印刷方式を
提供している。
【0005】このインターレース記録方式では、記録
(印刷)解像度ピッチを単位として、そのk倍のkドッ
トピッチ相当のピッチでN個のインクジェットノズルを
副走査方向に沿って配列したノズルアレイを有する記録
ヘッドが用いられる。ノズルピッチkには、使用するノ
ズル個数をNとした場合、このNと互いに素の関係にあ
るN以下の整数が選ばれる。そして、ノズルアレイが主
走査パスを1回し終える度に、Nドットピッチ相当の一
定距離だけ副走査、すなわち紙送りが行われる。
【0006】インターレース記録方式を具体例を挙げて
説明する。例えば、解像度360dpiの画像を印刷す
る場合に、N=20個のノズルをk=3ドットピッチ分
のピッチで配列したノズルアレイを用いるとする。距離
をインチに換算すると、1ドットピッチは1/360イ
ンチであるから、ノズルピッチはその3倍の3/360
インチであり、1回の副走査による用紙の送り量、即ち
副走査距離は、その20倍の20/360インチとな
る。
【0007】この設定の下で、副走査を1回行うと、各
ノズルは20/360インチだけ移動するから、各ノズ
ルは7個先のノズルの前回の主走査時の位置、つまり、
21/360インチ先から1ドットピッチ分だけ手前の
位置に移動することになる。そして更に1回副走査を行
うと、各ノズルは、14個先のノズルの前々回の主走査
時の位置から2ドットピッチ分だけ手前の位置に移動す
る。換言すれば、ある回の主走査パスで各ノズルによっ
て各ラインが印刷されると、次の回の主走査パスでは各
ラインの上側の隣接ラインが、その各ノズルから7ノズ
ル分だけ異なる位置のノズルによって印刷され、更に次
の回の主走査パスでは、その各隣接ラインの更に上側の
隣接ラインが、最初の各ノズルから14ノズル分だけ異
なる位置のノズルによって印刷されることになる。
【0008】このように、インターレース記録方式の印
刷では、隣接ラインは、必ず異なるノズルにより印刷さ
れることになる。その結果、個々のノズルの特性やピッ
チにばらつきが多少あっても、そのばらつきは印刷画像
上では目立たなくなり、高画質の印刷画像が得られる。
【0009】以上に説明したようにインターレース記録
方式は、高画質の印刷を行えるが、印刷開始時に全ノズ
ルを用いて印刷を開始すると、その原理上、印刷開始部
分に主走査ラインを完全に密に印刷することができない
領域(以下、「不完全印刷領域」という)が発生する。
すなわち、用紙搬送方向の最も下流側に位置する先端ノ
ズルを#1、最も上流側に位置する後端ノズルを#Nと
した場合、印刷の開始時には、#1から#Nの全ノズル
を使って印刷することができず、#1ノズルと#Nノズ
ルの間に位置するノズル#T以降のノズルしか印刷開始
当初は使用(駆動)できない。但し、#Tは副走査の度
に#1に近づいていく。
【0010】ところで、前記インターレース記録方式で
前記高画質の印刷を実現するには、その前提として印刷
用紙と前記ノズルアレイとの距離、いわゆるペーパーギ
ャップを印刷中一定に保持する必要がある。そのため
に、記録ヘッドに対向して記録媒体規制部が設けられ、
該記録媒体規制部の平坦な頂面によって前記用紙を下側
から支えて、前記ペーパーギャップを一定に保持するよ
うになっている。従来、この記録媒体規制部は、その平
坦な前記頂面が、前記ノズルアレイの配列方向(副走査
方向)に沿う範囲外の下流側に位置して設けられてい
た。
【0011】また、前記記録媒体規制部は、主走査方向
に一連ではなく、互いに離間して配設された複数個から
構成されている。インクジェットプリンタのように水分
を含むインクによって印刷されると、該用紙は水分の付
着浸透によって伸びるため、僅かに波打ち現象、いわゆ
る「コックリング現象」が生じる。そこで、このコック
リング現象による用紙の伸びを隣設する前記頂面同士の
間に逃がすために前記離間構造が採用されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】印刷開始に際し、前記
ペーパーギャップを一定に保持するために、用紙の始端
は前記記録媒体規制部の頂面に到達させる。ところが、
前記平坦な頂面は、前記ノズルアレイの範囲外の下流側
に位置して設けられているので、用紙の始端が前記頂面
に到達した状態では、該用紙始端は、ノズルアレイの範
囲外に位置することになる。したがって、この状態の用
紙始端には絶対的に印刷できない範囲(ノズルアレイと
対向できない始端部分)が生じることになる。
【0013】更に、上記の如く、インターレース記録方
式の印刷では、印刷開始時に全ノズルを使用して印刷す
ることができず、即ち前記#1ノズルから#Tノズルま
では使用できないため、その分だけ更に印刷できない範
囲が追加される。
【0014】最近、写真並みの高画質で、上端余白を小
さくした印刷を行える記録装置が切望されているが、上
記の如く、上端余白を小さくすることには構造的及び原
理的に限界があった。
【0015】そこで、従来においても、特開平9−71
009号公報に、前記#1ノズルから#Tノズルまでの
領域に対しても主走査ラインを密に印刷するために、印
刷開始当初だけ、副走査距離(紙送り量)を本来のイン
ターレース記録方式の副走査距離より小さくし、且つ使
用するノズルも先端側ノズルの一部とした印刷方式が提
供されている。この印刷方式は、従来のインターレース
記録方式を補完して、印刷できない範囲を少なくでき、
その分、上端余白を小さくできるが、印刷開始当初の印
刷方式とその後の本来のインターレース方式の2つの印
刷方式を具備し且つそれらを切り換えなければならない
ことから、その駆動制御部の制御構造が複雑化する問題
がある。
【0016】本発明の課題は、写真並みの高画質で、上
端余白を充分に小さくした印刷が可能であると共に、そ
れを簡単な制御構造で実現できるドット記録装置を提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願請求項1に記載の発明に係るドット記録装置
は、副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで並べられた
複数個のドット形成要素をヘッド面に備えて成る記録ヘ
ッドと、前記記録ヘッドのヘッド面と対向し且つ主走査
方向に互いに離間して複数個配設され、平坦な頂面を有
すると共に該頂面によって当該頂面上を搬送される記録
媒体の前記ドット形成要素に対する間隔を規定する記録
媒体規制部と、前記記録ヘッドの主走査を行うための主
走査駆動部と、前記主走査の最中に前記ドット形成要素
を駆動して記録媒体に記録を行うためのヘッド駆動部
と、前記主走査が終わる度に前記記録媒体の副走査を行
うための副走査駆動部と、前記主走査駆動部、ヘッド駆
動部および副走査駆動部の各駆動を制御することによっ
て、前記記録ヘッドの1回の主走査中に複数の主走査ラ
イン上で同一色のドットを形成し、前記記録媒体を所定
の副走査距離にて副走査し、前記ドット形成を繰り返す
ことにより、記録解像度ピッチで副走査方向に沿って同
一色の複数個のドットを形成すると共に、副走査方向で
隣接するドットは異なるドット形成要素によって記録さ
れるインターレース記録方式を実行する駆動制御部と、
を備え、前記記録媒体規制部は、前記平坦な頂面の上流
側端部位置が前記ドット形成要素の配列範囲内に位置す
るように設けられ、前記駆動制御部は、記録媒体の始端
が前記記録媒体規制部の頂面の上流側端部にまで到達し
て位置決めされた後、最後端のドット形成要素を用いて
これから記録する記録対象のファーストラインを記録
し、続いて所定の副走査距離の副走査と、記録ヘッドの
主走査を繰り返して前記インターレース記録方式の記録
を行うように構成されていることを特徴とする。
【0018】本発明によれば、記録用紙の始端が前記記
録媒体規制部の頂面の上流側端部にまで到達して位置決
めされた後、最後端のドット形成要素を用いてこれから
記録する記録対象のファーストラインを記録すること
で、インターレース記録方式による記録を開始するの
で、制御構造は複雑化せず、単純であると共に高画質の
印刷を行える。すなわち、印刷開始の最初の主走査で前
記ファーストラインを最後端のドット形成要素にて記録
するので、その後の主走査で使用(駆動)するドット形
成要素を、各副走査後に前記ファーストラインの位置よ
り上流側(用紙終端側)に位置することになるものに限
定するだけであることから制御構造が単純になる。
【0019】しかも、前記平坦な頂面の上流側端部位置
が前記ドット形成要素の配列範囲内に位置するため、記
録用紙の始端が前記頂面の上流側端部にまで到達して位
置決めされたとき、即ち前記ペーパーギャップが一定に
保持されて用紙先端の位置決めがされたときの当該用紙
始端位置は、ドット形成要素アレイの範囲内に位置する
ことになる。従って、前記ファーストラインの位置と用
紙始端との距離が従来のものより小さくなるため、上端
余白を小さくすることができる。
【0020】このように本発明によれば、写真並みの高
画質で、上端余白を充分に小さくした印刷が可能である
と共に、それを上記の如く簡単な制御構造で実現するこ
とができる。
【0021】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載されたドット記録装置において、前記平坦な
頂面の上流側端部位置は、前記ドット形成要素の配列範
囲内の中央より上流側に位置するように設けられている
ことを特徴とするものである。
【0022】本発明によれば、記録用紙の始端が到達す
る前記平坦な頂面の上流側端部位置が、前記ドット形成
要素の配列範囲内の中央より上流側に位置するので、前
記ファーストラインの位置と用紙始端との距離が一層小
さくなり、上端余白を一層小さくすることができる。
【0023】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項2に記載されたドット記録装置において、前記平坦な
頂面の上流側端部位置は、前記ドット形成要素の最も後
端の要素とほぼ一致する位置に設けられていることを特
徴とするものである。これにより、上端余白がほぼ零の
印刷も可能となる。
【0024】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項2に記載されたドット記録装置において、前記平坦な
頂面の下流側端部位置は、前記ドット形成要素の配列範
囲内の下流側約30%の範囲より上流側に位置するよう
に設けられていることを特徴とするものである。
【0025】印刷開始当初においては、印刷された部分
だけがインクで濡れ、それ以外の部分は乾燥状態にあ
る。このため、印刷された部分だけが少し丸まる傾向が
ある。この丸まりによって用紙が浮き上がると記録ヘッ
ド面に接触し印刷画質を低下する虞がある。上記の如
く、当該平坦な頂面をドット形成要素の配列範囲内に位
置させたことから、前記丸まりによって用紙が記録ヘッ
ド面に接触し易くなる。しかし、本発明によれば、前記
平坦な頂面の下流側端部位置は、前記ドット形成要素の
配列範囲内の下流側約30%の範囲より上流側に位置す
るため、前記丸まりがあっても用紙先端が前記頂面の下
流側端部を早期に外れて下降することができる。従っ
て、用紙に前記丸まりによる変形が発生しても、その影
響を記録ヘッド面と反対方向に逃がすことができ、印刷
画質の低下を防止することができる。
【0026】また、本願請求項5に記載の発明に係るド
ット記録装置は、副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチ
で並べられた複数個のドット形成要素をヘッド面に備え
て成る記録ヘッドと、前記記録ヘッドのヘッド面と対向
し且つ主走査方向に互いに離間して複数個配設され、平
坦な頂面を有すると共に該頂面によって当該頂面上を搬
送される記録媒体の前記ドット形成要素に対する間隔を
規定する記録媒体規制部と、前記記録ヘッドの主走査を
行うための主走査駆動部と、前記主走査の最中に前記ド
ット形成要素を駆動して記録媒体に記録を行うためのヘ
ッド駆動部と、前記主走査が終わる度に前記記録媒体の
副走査を行うための副走査駆動部と、前記主走査駆動
部、ヘッド駆動部および副走査駆動部の各駆動を制御す
ることによって、前記記録ヘッドの1回の主走査中に複
数の主走査ライン上で同一色のドットを形成し、前記記
録媒体を所定の副走査距離にて副走査し、前記ドット形
成を繰り返すことにより、記録解像度ピッチで副走査方
向に沿って同一色の複数個のドットを形成すると共に、
副走査方向で隣接するドットは異なるドット形成要素に
よって記録されるインターレース記録方式を実行する駆
動制御部と、を備え、前記記録媒体規制部は、前記平坦
な頂面が前記ドット形成要素の配列範囲と対向する位置
に設けられると共に、該頂面の記録媒体搬送方向の長さ
は、前記ドット形成要素の配列長とほぼ同程度に長尺に
形成されていることを特徴とするものである。
【0027】本発明によれば、前記記録媒体規制部の前
記頂面の記録媒体搬送方向に沿う長さは、前記ドット形
成要素の配列長とほぼ同程度に長尺に形成されているの
で、先ずは、該頂面の上流側端部の位置に基づいて、前
記ファーストラインの位置と用紙始端との距離をほぼ零
にすることも可能となることから、上端余白を充分に小
さくすることができる。更に、当該頂面は前記ドット形
成要素と対向しつつその全長に渡って存在することにな
るため、前記ペーパーギャップをドット形成要素アレイ
の全長にわたってほぼ一定に保持することができ、高画
質印刷が可能となる。
【0028】また本願請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載されたドット記録装置において、前記駆動制御
部は、記録媒体の始端が前記記録媒体規制部の頂面の上
流側端部にまで到達して位置決めされた後、最後端のド
ット形成要素を用いてこれから記録する記録対象のファ
ーストラインを記録し、続いて所定の副走査距離の副走
査と、記録ヘッドの主走査を繰り返して前記インターレ
ース記録方式の記録を行うように構成されていることを
特徴とする。
【0029】本発明によれば、記録用紙の始端が前記記
録媒体規制部の頂面の上流側端部にまで到達して位置決
めされた後、最後端のドット形成要素を用いてこれから
記録する記録対象のファーストラインを記録することに
より、インターレース記録方式による記録を開始するの
で、制御構造は複雑化せず、単純であると共に高画質に
印刷を行える。その結果、写真並みの高画質で、上端余
白を充分に小さくした印刷が可能であると共に、それを
簡単な制御構造で実現することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をドット記録装置
の一つであるインクジェットプリンタを例にして図面に
基づいて説明する。図1は本発明に係るインクジェット
プリンタの要部側面図、図2は同要部平面図である。当
該インクジェットプリンタは、図1に示したように、紙
送りローラ1によって印刷用紙2を下流方向(副走査方
向)に搬送し、記録ヘッド3と記録媒体規制部4との間
で印刷用紙2に外部コンピュータなどから送られてくる
印刷データに従って所望の印刷を実行し、排紙ローラ5
で前記印刷用紙2をプリンタ外部に排出するようになっ
ている。
【0031】前記記録ヘッド3は、副走査方向(用紙搬
送方向)に沿ってほぼ一定のピッチで並べられた複数個
のドット形成要素、すなわちインクノズルアレイ6をヘ
ッド面7に備えている。各インクノズルには、インクを
吐出するためのピエゾ素子(図示せず)が設けられてい
る。図1において、符号#1は用紙搬送方向の最も下流
側に位置する先端ノズルを示し、符号#Nは最も上流側
に位置する後端ノズルを示す。この記録ヘッド3は、図
示しない公知の機構により主走査方向(紙幅方向)に往
復動可能に構成されていると共に、この往復動は主走査
駆動部8によって駆動制御されるようになっている。ま
た、ヘッド駆動部9によって主走査の最中に前記インク
ノズル(#1〜#N)の各ピエゾ素子を駆動して印刷用
紙2に印刷するようになっている。
【0032】前記記録媒体規制部4は、前記記録ヘッド
3のヘッド面7と対向し、且つ図2に示したように、主
走査方向に互いに離間して複数個配設されている。該記
録媒体規制部4は、平坦な頂面10を有し、用紙搬送方
向に長尺なリブにより形成されている。上流から送られ
てくる印刷用紙2の先端20は、上流側斜面11に当接
しつつガイドされて頂面10に到達するようになってい
る。この頂面10は、当該頂面10上を搬送される印刷
用紙2を下から支えて前記インクノズルアレイ6に対す
る間隔、即ちペーパーギャップを規定する。符号12は
記録媒体規制部4の下流側斜面を示す。
【0033】当該平坦な頂面10の前記上流側斜面11
との境となる上流側端部位置13は、前記インクノズル
の配列範囲内、即ち#1ノズル〜#Nノズルの範囲内に
位置するように設けられている。本実施例では、図1に
示したように、インクノズルアレイ6のほぼ中央部に位
置している。
【0034】尚、本実施の形態では、複数の記録媒体規
制部4の内、主走査方向の両端部近傍に配置された記録
媒体規制部4aの頂面10は、図2に示した如く、他の
ものより副走査方向の先端側が後退して形成されてい
る。これは、当該プリンタで最も多く使われる印刷用紙
のサイズに合わせて形成されているが、そのサイズの印
刷用紙が紙送りローラ1を外れて自由端となったときの
用紙終端のコーナー部の変形を逃がす為のものである。
【0035】前記紙送りローラ1は、駆動ローラ14と
従動ローラ15との対から成り、これら両ローラ14,
15の対により印刷用紙2を挟圧しつつ、搬送するよう
になっている。駆動ローラ14の回転駆動は、駆動源を
有する副走査駆動部18によって制御され、印刷中は前
記主走査が終わる度に印刷用紙2の副走査を一定の副走
査距離にて行うように構成されている。また、前記排紙
ローラ5は、図示しない駆動源によって回転駆動される
駆動ローラ16と、2種類の従動ローラ17a,17b
との対から成り、前記印刷用紙2を挟圧しつつ排出する
ようになっている。
【0036】そして、前記主走査駆動部8、ヘッド駆動
部9および副走査駆動部18の各駆動は、駆動制御部1
9によって制御される。該駆動制御部19は、図示しな
い外部のコンピュータから送られる印刷データや図示し
ない用紙位置センサーから送られる用紙位置検出信号等
に基づいて前記各駆動部8,9,18を制御する。紙送
りローラ1によって搬送される印刷用紙2は、その位置
が、前記駆動制御部19において把握された状態で搬送
される。
【0037】すなわち、駆動制御部19は、主走査駆動
部8を介して記録ヘッド3を主走査させ、該記録ヘッド
3の1回の主走査中にヘッド駆動部9を介してインクノ
ズルを駆動して複数の主走査ライン上で同一色のドット
を形成する。そして副走査駆動部18を介して前記印刷
用紙2を所定の副走査距離にて副走査し、前記ドット形
成を繰り返すことにより、記録解像度ピッチで副走査方
向に沿って同一色の複数個のドットを形成すると共に、
副走査方向で隣接するドットは異なるドット形成要素に
よって記録されるインターレース記録方式を実行するよ
うに構成されている。
【0038】更に、当該駆動制御部19は、印刷用紙2
の始端20が前記記録媒体規制部4の頂面10の上流側
端部13にまで到達して位置決めされた後、最後端の#
Nノズルを用いてこれから記録する記録対象のファース
トラインを記録し、続いて所定の副走査距離の副走査
と、記録ヘッド3の主走査を繰り返して前記インターレ
ース記録方式の記録を行うように構成されている。
【0039】次に、上記実施の形態のインクジェットプ
リンタにより印刷用紙に印刷する工程を図1乃至図4を
用いて説明する。印刷用紙2は、駆動制御部19により
その始端20の位置を把握された状態で、紙送りローラ
1によって搬送される。そして、該始端20は、記録媒
体規制部4の上流側斜面11にガイドされて頂面10の
上流側端部13に到達し、前記後端ノズル#Nの位置と
当該始端20との距離が印刷データ中にある上端余白と
一致する位置に位置決めして停止される。
【0040】図1に示した実施の形態では、該始端20
は、前記頂面10の上流側端部13の位置に位置決めさ
れた状態が示されている。これは、上端余白が、後端ノ
ズル#Nの位置と前記上流側端部13との距離に一致す
る場合に相当する。従って、例えば上端余白3mmの印
刷を可能にしたい場合は、後端ノズル#Nの位置と前記
上流側端部13との距離が3mmとなるように当該記録
媒体規制部4の前記頂面10の位置を設計すればよい。
【0041】図3は、この状態のイメージを示す平面図
であり、インクノズルアレイ6と印刷用紙2の印刷開始
時の相対位置が示されている。図3において、符号21
は後端ノズル#Nによって印刷されるファーストライン
を示し、符号22は上端余白を示す。また、符号Xは主
走査方向、符号Yは副走査方向(用紙送り方向)を示
す。
【0042】続いて、インターレース記録方式による印
刷工程を図4に基づいて具体的に説明する。このインタ
ーレース記録方式は、インクノズルアレイ6のノズル個
数(N)が4個のノズルから成り、各ノズルのノズルピ
ッチ(k)が3ドットであり、副走査距離は4ドットに
設定されている。図4において、丸の中の数字はノズル
番号を示している。
【0043】先ず最初に後端ノズル#4だけを主走査中
に駆動させ、印刷対象のファーストライン21を印刷す
る。即ち、最初の主走査では#1ノズル〜#3ノズルは
駆動させない。これにより、図4の右部に示したラスタ
番号1のラインに#4ノズルによってファーストライン
が印刷される。
【0044】そして1回目の副走査を行い、記録ヘッド
3を主走査させる。このときは前記ファーストラインよ
り用紙終端側となる#3ノズルと#4ノズルだけを駆動
させて印刷する。これにより、ラスタ番号2と5のライ
ンが印刷される。2回目の副走査を行い、#2ノズル〜
#4ノズルを駆動して印刷する。これによりラスタ番号
3,6,9のラインが印刷される。3回目の副走査を行
い、今回は全ノズル(#1〜#4)を用いて印刷する。
これにより、ラスタ番号4,7,10,13のラインが
印刷される。これ以降は、4ドットの副走査と全ノズル
による印刷を繰り返す。
【0045】上記実施の形態によれば、印刷用紙2の始
端20が前記記録媒体規制部4の頂面10の上流側端部
13にまで到達して位置決めされた後、後端ノズル#4
(N)だけを用いてこれから印刷する印刷対象のファー
ストライン21を印刷することにより、インターレース
記録方式による印刷を開始するので、制御構造は複雑化
せず、単純にすることができると共に高画質の印刷を行
える。すなわち、印刷開始の最初の主走査で前記ファー
ストライン21を後端ノズル#4にて記録するので、そ
の後の主走査で駆動するノズルを、各副走査後に前記フ
ァーストライン21の位置より用紙紙終端側に位置する
ことになるものに限定するだけでよいため制御構造が単
純になる。
【0046】しかも、前記平坦な頂面10の上流側端部
13の位置が前記インクノズルアレイ6の配列範囲内に
位置するため、印刷用紙2の始端20が前記頂面10の
上流側端部13にまで到達して位置決めされたとき、即
ち前記ペーパーギャップが一定に保持されて用紙先端の
位置決めがされたときの当該用紙始端20の位置は、ノ
ズルアレイ6の範囲内に位置することになる。従って、
前記ファーストライン21の位置と用紙始端20との距
離が従来のものより小さくなるため、上端余白22を小
さくすることができる。
【0047】図5は、本発明に係るインクジェットプリ
ンタの他の実施の形態を示す要部側面図である。本実施
の形態では、前記平坦な頂面10の上流側端部13の位
置は、前記インクノズルアレイ6の配列範囲内の中央よ
り上流側に位置するように設けられている。その他の構
成は図1に示した実施の形態と同様なので同一部分に同
一符号を付して説明は省略する。
【0048】この実施の形態によれば、印刷用紙2の始
端20が到達する前記平坦な頂面10の上流側端部13
の位置が、前記ノズルアレイ6の配列範囲内の中央より
上流側に位置するので、前記ファーストライン21の位
置と用紙始端20との距離が一層小さくなり、上端余白
22を一層小さくすることができる。
【0049】図6は、本発明に係るインクジェットプリ
ンタの更に他の実施の形態を示す要部側面図である。本
実施の形態では、前記平坦な頂面10の上流側端部13
の位置は、前記ノズルアレイ6の後端ノズル#4(N)
とほぼ一致する位置に設けられている。これにより、上
端余白22がほぼ零の印刷も可能となる。
【0050】尚、前記平坦な頂面10の下流側端部23
位置を、前記ノズルアレイ6の配列範囲内の下流側約3
0%の範囲より上流側に位置するように設けておくと以
下のような効果がえられる。
【0051】印刷開始当初においては、印刷された部分
だけがインクで濡れ、それ以外の部分は乾燥状態にあ
る。このため、印刷された部分だけが少し丸まる傾向が
ある。しかし、前記平坦な頂面10の下流側端部23の
位置を、前記の如く下流側約30%の範囲より上流側に
位置させれば、前記丸まりがあっても用紙先端が前記頂
面10の下流側端部23を早期に外れて下降することが
できる。従って、用紙2に前記丸まりによる変形が発生
しても、その影響を記録ヘッド面7と反対方向に逃がす
ことができ、印刷画質の低下を防止することができる。
【0052】図7は、本発明に係るインクジェットプリ
ンタの更に他の実施の形態を示す要部側面図である。本
実施の形態では、前記記録媒体規制部4は、前記平坦な
頂面10が前記ノズルアレイ6の配列範囲と対向する位
置に設けられると共に、該頂面10の記録媒体搬送方向
の長さは、前記ノズルアレイ6の配列長とほぼ同程度に
長尺に形成されている。その他の構成は図1に示したも
のと同様なので同一部分に同一符号を付して説明は省略
する。
【0053】本実施の形態によれば、先ずは、該頂面1
0の上流側端部13の位置に基づいて、前記ファースト
ライン21の位置と用紙始端20との距離をほぼ零にす
ることも可能となることから、上端余白22を充分に小
さくすることができる。更に、当該頂面10は前記ノズ
ルアレイ6と対向しつつその全長に渡って存在すること
になるため、前記ペーパーギャップをノズルアレイ6の
全長にわたってほぼ一定に保持することができ、高画質
印刷が可能となる。その結果、写真並みの高画質で、上
端余白を充分に小さくした印刷が可能であると共に、そ
れを簡単な制御構造で実現することができる。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、写真並みの高画質で、
上端余白を充分に小さくした印刷が可能であると共に、
それを簡単な制御構造で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るインクジェットプ
リンタの要部側面図である。
【図2】同実施の形態の要部平面図である。
【図3】インクノズルアレイと印刷用紙の印刷開始時の
相対位置のイメージを示す平面図である。
【図4】インターレース記録方式による印刷開始工程を
示し、ドット記録方式における副走査送りの基本的条件
を示す図である。
【図5】本発明に係るインクジェットプリンタの他の実
施の形態を示す要部側面図である。
【図6】本発明に係るインクジェットプリンタの更に他
の実施の形態を示す要部側面図である。
【図7】本発明に係るインクジェットプリンタの更に他
の実施の形態を示す要部側面図である。
【符号の説明】
1 紙送りローラ 2 印刷用紙 3 記録ヘッド 4 記録媒体規制部 5 排紙ローラ 6 インクノズルアレイ 7 ヘッド面 10 平坦な頂面 11 上流側斜面 12 下流側斜面 13 上流側端部位置 14 駆動ローラ 20 印刷用紙の始端 21 ファーストライン 22 上端余白 23 下流側端部 #1 先端ノズル #N 後端ノズル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月31日(2000.7.3
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願請求項1に記載の発明に係るドット記録装置
は、副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで並べられた
複数個のドット形成要素をヘッド面に備えて成る記録ヘ
ッドと、前記記録ヘッドのヘッド面と対向し且つ主走査
方向に互いに離間して複数個配設され、その上流側に斜
面を有する平坦な頂面を有すると共に該頂面によって当
該頂面上を搬送される記録媒体の前記ドット形成要素に
対する間隔を規定する記録媒体規制部と、前記記録ヘッ
ドの主走査を行うための主走査駆動部と、前記主走査の
最中に前記ドット形成要素を駆動して記録媒体に記録を
行うためのヘッド駆動部と、前記記録媒体の副走査を行
うための副走査駆動部と、前記主走査駆動部、ヘッド駆
動部および副走査駆動部の各駆動を制御することによっ
て、前記記録ヘッドの1回の主走査中に複数の主走査ラ
イン上で同一色のドットを形成し、前記記録媒体を所定
の副走査距離にて副走査し、前記ドット形成を繰り返す
ことにより、記録解像度ピッチで副走査方向に沿って同
一色の複数個のドットを形成すると共に、副走査方向で
隣接するドットは異なるドット形成要素によって記録さ
れるインターレース記録方式を実行する駆動制御部と、
を備え、前記記録媒体規制部は、前記平坦な頂面と該頂
面に連なる前記上流側斜面との境となる上流側端部位置
が前記ドット形成要素の配列範囲内に位置するように設
けられ、前記駆動制御部は、記録媒体の始端が前記上流
側斜面に当接しつつガイドされて前記記録媒体規制部の
頂面の上流側端部にまで到達して記録媒体の前記ドット
形成要素に対する間隔が規定され且つ上端余白が前記最
後端のドット形成要素の位置からの距離として位置決め
された後、最後端のドット形成要素を用いてこれから記
録する記録対象のファーストラインを記録し、続いて所
定の副走査距離の副走査と、記録ヘッドの主走査を繰り
返して前記インターレース記録方式の記録を行うように
構成されていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、本願請求項5に記載の発明に係るド
ット記録装置は、副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチ
で並べられた複数個のドット形成要素をヘッド面に備え
て成る記録ヘッドと、前記記録ヘッドのヘッド面と対向
し且つ主走査方向に互いに離間して複数個配設され、
の上流側に斜面を有する平坦な頂面を有すると共に該頂
面によって当該頂面上を搬送される記録媒体の前記ドッ
ト形成要素に対する間隔を規定する記録媒体規制部と、
前記記録ヘッドの主走査を行うための主走査駆動部と、
前記主走査の最中に前記ドット形成要素を駆動して記録
媒体に記録を行うためのヘッド駆動部と、前記主走査が
終わる度に前記記録媒体の副走査を行うための副走査駆
動部と、前記主走査駆動部、ヘッド駆動部および副走査
駆動部の各駆動を制御することによって、前記記録ヘッ
ドの1回の主走査中に複数の主走査ライン上で同一色の
ドットを形成し、前記記録媒体を所定の副走査距離にて
副走査し、前記ドット形成を繰り返すことにより、記録
解像度ピッチで副走査方向に沿って同一色の複数個のド
ットを形成すると共に、副走査方向で隣接するドットは
異なるドット形成要素によって記録されるインターレー
ス記録方式を実行する駆動制御部と、を備え、前記記録
媒体規制部は、前記平坦な頂面が前記ドット形成要素の
配列範囲と対向する位置に設けられると共に、該頂面の
記録媒体搬送方向の長さは、前記ドット形成要素の配列
長とほぼ同程度に長尺に形成されていることを特徴とす
るものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】また本願請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載されたドット記録装置において、前記駆動制御
部は、記録媒体の始端が前記上流側斜面に当接しつつガ
イドされて前記記録媒体規制部の頂面の上流側端部にま
で到達して記録媒体の前記ドット形成要素に対する間隔
が規定され且つ上端余白が最後端のドット形成要素の位
置からの距離として位置決めされた後、最後端のドット
形成要素を用いてこれから記録する記録対象のファース
トラインを記録し、続いて所定の副走査距離の副走査
と、記録ヘッドの主走査を繰り返して前記インターレー
ス記録方式の記録を行うように構成されていることを特
徴とする。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで
    並べられた複数個のドット形成要素をヘッド面に備えて
    成る記録ヘッドと、 前記記録ヘッドのヘッド面と対向し且つ主走査方向に互
    いに離間して複数個配設され、平坦な頂面を有すると共
    に該頂面によって当該頂面上を搬送される記録媒体の前
    記ドット形成要素に対する間隔を規定する記録媒体規制
    部と、 前記記録ヘッドの主走査を行うための主走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記ドット形成要素を駆動して記録
    媒体に記録を行うためのヘッド駆動部と、 前記記録媒体の副走査を行うための副走査駆動部と、 前記主走査駆動部、ヘッド駆動部および副走査駆動部の
    各駆動を制御することによって、前記記録ヘッドの1回
    の主走査中に複数の主走査ライン上で同一色のドットを
    形成し、前記記録媒体を所定の副走査距離にて副走査
    し、前記ドット形成を繰り返すことにより、記録解像度
    ピッチで副走査方向に沿って同一色の複数個のドットを
    形成すると共に、副走査方向で隣接するドットは異なる
    ドット形成要素によって記録されるインターレース記録
    方式を実行する駆動制御部と、を備え、 前記記録媒体規制部は、前記平坦な頂面の上流側端部位
    置が前記ドット形成要素の配列範囲内に位置するように
    設けられ、 前記駆動制御部は、記録媒体の始端が前記記録媒体規制
    部の頂面の上流側端部にまで到達して位置決めされた
    後、最後端のドット形成要素を用いてこれから記録する
    記録対象のファーストラインを記録し、続いて所定の副
    走査距離の副走査と、記録ヘッドの主走査を繰り返して
    前記インターレース記録方式の記録を行うように構成さ
    れていることを特徴とするドット記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記平坦な頂面の上
    流側端部位置は、前記ドット形成要素の配列範囲内の中
    央より上流側に位置するように設けられていることを特
    徴とするドット記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記平坦な頂面の上
    流側端部位置は、前記ドット形成要素の最も後端の要素
    とほぼ一致する位置に設けられていることを特徴とする
    ドット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記平坦な頂面の下
    流側端部位置は、前記ドット形成要素の配列範囲内の下
    流側約30%の範囲より上流側に位置するように設けら
    れていることを特徴とするドット記録装置。
  5. 【請求項5】 副走査方向に沿ってほぼ一定のピッチで
    並べられた複数個のドット形成要素をヘッド面に備えて
    成る記録ヘッドと、 前記記録ヘッドのヘッド面と対向し且つ主走査方向に互
    いに離間して複数個配設され、平坦な頂面を有すると共
    に該頂面によって当該頂面上を搬送される記録媒体の前
    記ドット形成要素に対する間隔を規定する記録媒体規制
    部と、 前記記録ヘッドの主走査を行うための主走査駆動部と、 前記主走査の最中に前記ドット形成要素を駆動して記録
    媒体に記録を行うためのヘッド駆動部と、 前記主走査が終わる度に前記記録媒体の副走査を行うた
    めの副走査駆動部と、 前記主走査駆動部、ヘッド駆動部および副走査駆動部の
    各駆動を制御することによって、前記記録ヘッドの1回
    の主走査中に複数の主走査ライン上で同一色のドットを
    形成し、前記記録媒体を所定の副走査距離にて副走査
    し、前記ドット形成を繰り返すことにより、記録解像度
    ピッチで副走査方向に沿って同一色の複数個のドットを
    形成すると共に、副走査方向で隣接するドットは異なる
    ドット形成要素によって記録されるインターレース記録
    方式を実行する駆動制御部と、を備え、 前記記録媒体規制部は、前記平坦な頂面が前記ドット形
    成要素の配列範囲と対向する位置に設けられると共に、
    該頂面の記録媒体搬送方向の長さは、前記ドット形成要
    素の配列長とほぼ同程度に長尺に形成されていることを
    特徴とするドット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記駆動制御部は、
    記録媒体の始端が前記記録媒体規制部の頂面の上流側端
    部にまで到達して位置決めされた後、最後端のドット形
    成要素を用いてこれから記録する記録対象のファースト
    ラインを記録し、続いて所定の副走査距離の副走査と、
    記録ヘッドの主走査を繰り返して前記インターレース記
    録方式の記録を行うように構成されていることを特徴と
    するドット記録装置。
JP21211899A 1998-01-05 1999-07-27 ドット記録装置 Pending JP2001030540A (ja)

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JP21211899A JP2001030540A (ja) 1999-07-27 1999-07-27 ドット記録装置
US09/387,027 US6113289A (en) 1998-01-05 1999-08-31 Dot recording device

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016036936A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 セイコーエプソン株式会社 記録装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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