JP2001017996A - 浸出水負荷変動緩和方法 - Google Patents
浸出水負荷変動緩和方法Info
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Abstract
する。 【解決手段】 前処理において廃棄物5を一時的に洗浄
設備7に貯留し、洗浄設備7において廃棄物5を水洗し
て洗浄することにより汚濁質を洗浄排水とともに洗い出
し、流れ出る汚水を汚水貯留槽8に貯留し、汚水貯留槽
8から汚水を定量的に浸出水処理施設4に供給し、調整
槽3から浸出水を適宜に浸出水処理施設4に供給し、浸
出水処理施設4において汚水貯留槽8から流入する汚濁
質の多い汚水を定常的な基本水処理負荷として処理し、
調整槽3から流入する汚濁質の少ない浸出水を変動的な
一時水処理負荷として処理するものである。
Description
廃棄物等の最終処分場における埋立技術に係り、浸出水
負荷変動緩和方法に関する。
は、埋立ごみ質、降雨量等の気象条件、埋立構造、埋立
地の規模、集水面積の大小、埋立期間、ごみ埋立経過時
間等により異なる。埋立処分場における浸出水は、埋立
後に既に長い年月を経た既設埋立区画から出る浸出水
も、埋立後の年月が短い新設埋立区画から出る浸出水
も、廃棄物の存在しない未設埋立区画から出る浸出水を
も一元的に集水し、その全量を同一工程において処理し
ている。
理施設における処理プラントの規模や処理能力は、処分
場に降る全降水量を対象として設定する必要があり、し
かも気象条件の変化による変動量をも考慮するために、
浸出水を処理する浸出水処理施設の規模を算定する際に
はどうしても能力に冗長な余裕のある施設にならざるを
得なかった。
動するので、降雨量が少ないときには浸出水処理施設の
運転稼動が連続的に停止する一方で、降雨量が集中する
時期には汚濁負荷が大きくなって処理が追いつかず、浸
出水を処分場に内部保留するような、両極端のケースが
常態化している。本発明は上記した課題を解決するもの
であり、浸出水処理施設における水処理負荷を平均化す
ることができる浸出水負荷変動緩和方法を提供すること
を目的とする。
めに、本発明の浸出水負荷変動緩和方法は、廃棄物を前
処理して後に埋立処分場へ投入し、埋立処分場の浸出水
を調整槽へ貯留し、前記前処理において廃棄物を一時的
に洗浄設備に貯留し、洗浄設備において廃棄物を水洗し
て洗浄することにより汚濁質を洗浄排水とともに洗い出
し、流れ出る汚水を汚水貯留槽に貯留し、汚水貯留槽か
ら汚水を定量的に浸出水処理施設に供給し、調整槽から
浸出水を適宜に浸出水処理施設に供給し、浸出水処理施
設において汚水貯留槽から流入する汚濁質の多い汚水を
定常的な基本水処理負荷として処理し、調整槽から流入
する汚濁質の少ない浸出水を変動的な一時水処理負荷と
して処理するものである。
を水洗いすることで埋立処分場に持ち込まれる汚濁量が
少なくなり、浸出水中に含まれる汚濁質の絶対量が少な
くなる。よって、降水量の変化によって浸出水の水量が
変化しても、その汚濁量の変動量は小さなものとなり、
浸出水が浸出水処理施設に与える一時水処理負荷の変動
の影響は小さい。
量に関係なく浸出水処理施設へ毎時に一定の水量および
汚濁量で基本水処理負荷として流入するので、浸出水処
理施設を一定レベルの稼動率で連続して運転することが
できる。したがって、浸出水処理施設における水処理負
荷は、基本水処理負荷と一時水処理負荷の和となり、変
動幅が小さく平均化されたものとなる。
処理水を利用することもでき、調整槽に流入する浸出水
を利用することもできる。
基づいて説明する。図1において、埋立処分場1は集排
水管2を有し、集排水管2は調整槽3に連通し、調整槽
3が浸出水処理施設4に接続している。この浸出水処理
施設4は、第1凝集沈殿処理設備、生物処理設備、第2
凝集沈殿処理設備、砂ろ過処理設備、活性炭吸着処理設
備などを備えている。
ルシウムを除去して、配管・ポンプ類のスケーリングを
防止するものであり、カルシウム除去剤を併用したアル
カリ凝集沈殿処理を行なう。生物処理設備は、接触酸化
型の循環脱窒法を採用しており、充填材表面の微生物を
利用して、原水中の有機物の分解と窒素成分の除去を行
なう。第2凝集沈殿処理設備は、生物処理水中の汚濁物
質を薬品によって凝集させ、重力沈殿除去するものであ
り、CODや色度成分の除去に効果的な弱酸性凝集沈殿
処理を行なう。砂ろ過処理設備は、凝集沈殿処理水中に
残る微細な浮遊物質などを、アンスラサイトと珪砂によ
るろ材で捕捉し、除去する。活性炭吸着処理装置は、活
性炭の強力な吸着能力によってCODや色度成分などを
除去する。処理水は減菌処理の後に放流もしくは後述す
る洗浄水として循環利用する。
出る一般廃棄物、工場等から出る産業廃棄物、都市ごみ
焼却施設から出る焼却残渣や不燃ごみがある。埋立処分
場1に降る雨水は、覆土6の層、廃棄物5の層に浸透
し、廃棄物5の有機性汚濁成分、SS、無機塩類等を含
んで浸出水として流出し、集排水管2から調整槽3を通
って浸出水処理施設4に流入する。
後に埋立処分場へ投入する。前処理においては、廃棄物
5を一時的に洗浄設備7に貯留し、洗浄設備7において
廃棄物5に洗浄水をシャワーリングして水洗する。洗い
出した廃棄物5の汚濁質は洗浄排水とともに汚水として
汚水貯留槽8に貯留し、汚水貯留槽8から汚水をポンプ
手段等により定量的に浸出水処理施設4に供給する。
ら流入する汚濁質の少ない浸出水を変動的な一時水処理
負荷として処理し、汚水貯留槽8から流入する汚濁質の
多い汚水を定常的な基本水処理負荷として処理する。前
処理を行うことで埋立処分場1に持ち込まれる汚濁量が
少なくなり、浸出水中に含まれる汚濁質の絶対量が少な
くなるので、浸出水の汚濁量が変化しても、その変動量
は小さなものとなり、浸出水が浸出水処理施設に与える
影響は小さい。一方、前処理によって発生する汚水は降
雨量に関係なく浸出水処理施設4へ毎時に一定の水量お
よび汚濁量で流入するので、浸出水処理施設を一定レベ
ルの稼動率で連続して運転することができる。したがっ
て、浸出水処理施設4における水処理負荷は、基本水処
理負荷と一時水処理負荷の和となり、変動幅が小さく平
均化されたものとなる。洗浄水は浸出水処理施設4の処
理水を利用することもでき、調整槽3に流入する浸出水
を利用することもできる。
理することで降水量によって増減する浸出水の汚濁量の
変動量が小さなものとなり、降雨量に関係なく汚水が浸
出水処理施設へ毎時に一定の水量および汚濁量で基本水
処理負荷として流入することになり、浸出水処理施設を
一定レベルの稼動率で連続して運転することができ、基
本水処理負荷と一時水処理負荷の和は、その変動幅が小
さく平均化されたものとなり、浸出水処理施設における
水負荷変動を緩和できる。
摸式図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 廃棄物処分場において、前処理として一
時的に廃棄物を洗浄設備に貯留して水洗し、廃棄物の保
有する汚濁質を洗い出して流れ出る汚水を汚水貯留槽に
貯留し、汚水貯留槽から汚水を定量的に浸出水処理施設
に供給する一方で、前処理した廃棄物を埋立処分場へ投
入し、埋立処分場の浸出水を調整槽へ貯留し、調整槽か
ら浸出水を適宜に浸出水処理施設に供給し、浸出水処理
施設において汚水貯留槽から流入する汚濁質の多い汚水
を定常的な基本水処理負荷として処理し、調整槽から流
入する汚濁質の少ない浸出水を変動的な一時水処理負荷
として処理することを特徴とする浸出水負荷変動緩和方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19380399A JP4197807B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 浸出水負荷変動緩和方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19380399A JP4197807B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 浸出水負荷変動緩和方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001017996A true JP2001017996A (ja) | 2001-01-23 |
JP4197807B2 JP4197807B2 (ja) | 2008-12-17 |
Family
ID=16314040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19380399A Expired - Lifetime JP4197807B2 (ja) | 1999-07-08 | 1999-07-08 | 浸出水負荷変動緩和方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4197807B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015176697A1 (de) * | 2014-05-17 | 2015-11-26 | Hans Joachim Kahle | Verfahren und vorrichtung zur behandlung und verwendung von bioabfall, restmüll und deponiematerial von hausmülldeponien für biogasanlagen |
-
1999
- 1999-07-08 JP JP19380399A patent/JP4197807B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015176697A1 (de) * | 2014-05-17 | 2015-11-26 | Hans Joachim Kahle | Verfahren und vorrichtung zur behandlung und verwendung von bioabfall, restmüll und deponiematerial von hausmülldeponien für biogasanlagen |
CN106794468A (zh) * | 2014-05-17 | 2017-05-31 | 汉斯·乔基姆·卡勒 | 用于处理和使用生活垃圾堆的垃圾堆物料、生物废料和残余垃圾用于生物气设备的方法和装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4197807B2 (ja) | 2008-12-17 |
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