JP2001017560A - 防火扉 - Google Patents

防火扉

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JP2001017560A
JP2001017560A JP11197125A JP19712599A JP2001017560A JP 2001017560 A JP2001017560 A JP 2001017560A JP 11197125 A JP11197125 A JP 11197125A JP 19712599 A JP19712599 A JP 19712599A JP 2001017560 A JP2001017560 A JP 2001017560A
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fire door
cut
door
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fire
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JP11197125A
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Ikuo Nonaka
郁雄 野中
Yoichiro Kuroiwa
陽一郎 黒岩
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NONAKA KK
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NONAKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防火扉として用いて好適であり、且つ地震等
の際にも比較的容易に脱出可能な防火扉を提供する。 【解決手段】 木質系又は木製の芯材20を用いた防火
扉10において、前記芯材20の少なくとも一カ所に、
厚さ方向に傾斜し且つ幅方向に亘る切断面同士を相対向
させて接合した切断部21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火扉に関し、地
震などの災害時に必要なときに容易に扉を開放すること
ができるように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、防火扉は鋼鉄製のものとアルミ製
のものとがあり、頑丈であるが、重く、前者は高熱で軟
化してしまい、膨張すると脱出不可能となり、後者は6
50℃で溶けてしまうなどの問題があった。
【0003】そこで、ケイ酸カルシウム板、パーティク
ルボード、セメントパーライト板、フェノールフォーム
等を用いた木質系防火扉、又は非燃焼性の桐材等を用い
た木製防火扉が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような防火扉
をマンション等の扉に用いた場合、地震により扉の開放
ができなくなる場合がある。これは構造体に歪みが生じ
て扉が開放できなくなるためであり、住人等が脱出でき
ないという事故につながる。
【0005】そこで、本発明は、このような事情に鑑
み、防火扉として用いて好適であり、且つ地震等の際に
も比較的容易に脱出可能な防火扉を提供することを課題
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、木質系又は木製の芯材を用いた防火
扉において、前記芯材の少なくとも一カ所に、厚さ方向
に傾斜し且つ幅方向に亘る切断面同士を相対向させて接
合した切断部を有することを特徴とする防火扉にある。
【0007】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記芯材の全体の強度に対して前記切断部の接合強
度が弱いことを特徴とする防火扉にある。
【0008】本発明の第3の態様は、第1又は2の態様
において、前記切断部の前記切断面の厚さ方向の傾斜は
当該防火扉の開放方向に向かって下方に傾斜しているこ
とを特徴とする防火扉にある。
【0009】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様において、前記切断部の前記切断面の厚さ方向の
傾斜は水平方向に対して30度以上であることを特徴と
する防火扉にある。
【0010】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様において、前記切断部で分離される上側の芯材
は、当該防火扉を取り付けるヒンジ部及び錠部により固
定されていないことを特徴とする防火扉にある。
【0011】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記切断部の前記切断面は、当該防火扉を取り付け
る一番上のヒンジ部の上部から錠部の上部に亘って幅方
向に傾斜していることを特徴とする防火扉にある。
【0012】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記芯材は、桐材からなることを特徴
とする防火扉にある。
【0013】本発明の防火扉は、地震等で扉の枠体が歪
んだ場合、芯材の切断部の切断面の間でズレが生じ、容
易に開放可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を一実施形態に基づい
て説明する。
【0015】図1は、一実施形態に係る防火扉の外観を
示す斜視図、図2はその芯材を示す外観図及び両側面
図、図3は扉の横断面及び縦断面図である。
【0016】これらの図面に示すように、防火扉10
は、桐材からなる芯材20を内蔵する。防火扉10は、
幅方向の一端部が3つの蝶番31により枠体33に取り
付けられて保持され、他端部には錠前35が設けられて
いる。
【0017】ここで、桐材からなる芯材20は、幅方向
に亘って傾斜する切断部21を有する。切断部21は、
上部芯材22と下部芯材23とを分離可能なもので、一
番上の蝶番31の上部から錠前35の上部まで幅方向に
亘っている。上部芯材22及び下部芯材23のそれぞれ
の切断面は、厚さ方向にも傾斜し、防火扉10の開放側
ほど下方になるように傾斜している。従って、上部芯材
22は、実質的には蝶番31及び錠前35により固定さ
れていない。
【0018】芯材20は、例えば、3枚の桐集成材25
を接合したものであるが、切断部21は、例えば、桐集
成材25を接合して芯材20の構造体とした後、切断す
ることにより形成される。また、切断面同士は当接した
だけでもよいが、弱い接着剤又は塗料等を用いて弱めに
接着しておくのが好ましい。これにより、芯材20とし
ての取り扱い性が向上する。なお、この切断面同士の接
合はこれに限定されず、例えば、タッカー針などによる
機械的方法でやってもよく、芯材の他の部分と比較して
弱くなっていればよい。
【0019】ここで、防火扉10は、その横断面及び縦
断面を図3に示すように、芯材20の四方又は長手辺側
の一カ所を除く三方の端面に平行合板からなる補強材4
1を接合し、補強材41の端面側に発泡材42を当該端
面の長手方向に亘って設けたものである。さらに、その
上下及び左右の各端面を化粧合板43で覆い、且つ芯材
20の表裏面側には補強材41まで覆うように化粧合板
44を接合し、また、左右方向の開放側の端面には、天
然木オーク材などの化粧板45を接合したものである。
【0020】また、このような防火扉10の取り付け状
態を図4に示す。すなわち、マンション等の構造体に形
成された枠構造体50に上述した蝶番31が取り付けら
れた枠体33が固定されることより、防火扉10は枠構
造体50にはめこまれた状態で開閉自在に保持される。
【0021】このような防火扉において、地震等により
枠構造体50に歪みが生じて防火扉10が開平不能とな
った場合でも、芯材20が切断部21を介して比較的容
易に分割できるので、地震等による歪みにより自動的に
又は人力により、扉上部11を扉下部12と分離して取
り外すことができる。これにより、内部に閉じこめられ
た人間は脱出可能となる。
【0022】このように本発明の防火扉10は、地震等
があっても比較的容易に切断部21を介して分離可能で
あり、比較的容易に脱出可能である。
【0023】本発明の防火扉は、芯材の材質構造等には
限定されず、桐集成材の接合方法と上述のものに限定さ
れない。また、芯材としてケイ酸カルシウム板、パーテ
ィクルボード、セメントパーライト板、フェノールフォ
ーム等の木質系材料を用いてもよい。
【0024】何れにしても芯材に上述したような切断部
を設けておけばよい。この場合、切断部は、切断部を介
して扉を分離可能であり、扉の一部を例えば脱出方向へ
脱離できるものであればよく、複数の切断部を設けても
よい。
【0025】切断部の厚さ方向の傾斜は、水平方向に対
して30度以上とするのがよいが、好ましくは45度以
上とするのがよい。
【0026】かかる木製防火扉自体の構造は特に限定さ
れないが、扉の各端面、すなわち、扉を取り付ける間口
の内壁との相対向する部分に、上述した発泡材22を設
けるのが好ましい。この発泡材22としては、例えば、
230℃程度で厚さ方向に10倍程度に膨張するグラフ
ァイト系発泡材を用いればよく、これにより間口との隙
間を完全に塞ぐことができ、煙の流れを防止すると共に
延焼を防止することができる。この発泡材22は、防火
扉の少なくとも三方の端面又は四方に設けるのが好まし
い。
【0027】また、防火性の向上のため、上述した構造
にさらに木質系不燃材を表面近傍に設けてもよい。この
ような無機質系芯材を用いた防火扉の構造の一例を図6
に示す。この防火扉10Aは、化粧合板44の内側に耐
火性塗料46を介して、例えば、ダイライト(商品名)
などの無機質系不燃材47を設けたものである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
地震等の災害の際に比較的容易に脱出できる防火扉を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る防火扉の斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係る防火扉の外観及び両
側面を示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る防火扉の横断面及び
縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る防火扉の取り付け状
態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る防火扉の分離状態を
示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る防火扉の横断面図
である。
【符号の説明】
10,10A 防火扉 11 扉上部 12 扉下部 20 芯材 21 切断部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系又は木製の芯材を用いた防火扉に
    おいて、前記芯材の少なくとも一カ所に、厚さ方向に傾
    斜し且つ幅方向に亘る切断面同士を相対向させて接合し
    た切断部を有することを特徴とする防火扉。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記芯材の全体の強
    度に対して前記切断部の接合強度が弱いことを特徴とす
    る防火扉。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記切断部の
    前記切断面の厚さ方向の傾斜は当該防火扉の開放方向に
    向かって下方に傾斜していることを特徴とする防火扉。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記切
    断部の前記切断面の厚さ方向の傾斜は水平方向に対して
    30度以上であることを特徴とする防火扉。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記切
    断部で分離される上側の芯材は、当該防火扉を取り付け
    るヒンジ部及び錠部により固定されていないことを特徴
    とする防火扉。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記切断部の前記切
    断面は、当該防火扉を取り付ける一番上のヒンジ部の上
    部から錠部の上部に亘って幅方向に傾斜していることを
    特徴とする防火扉。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記芯
    材は、桐材からなることを特徴とする防火扉。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160114775A (ko) * 2015-03-24 2016-10-06 조선대학교산학협력단 지진 발생시 안전 도어
JP2017511853A (ja) * 2014-03-06 2017-04-27 ファラオリータ、ルカ 構造破損の場合に開放可能なドア

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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