JP2001012660A - 積層ホース - Google Patents

積層ホース

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JP2001012660A
JP2001012660A JP11187129A JP18712999A JP2001012660A JP 2001012660 A JP2001012660 A JP 2001012660A JP 11187129 A JP11187129 A JP 11187129A JP 18712999 A JP18712999 A JP 18712999A JP 2001012660 A JP2001012660 A JP 2001012660A
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Japan
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acrylic rubber
layer
rubber
organic peroxide
blend material
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JP11187129A
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English (en)
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Yasuo Yamamoto
康雄 山本
Shinobu Kanbe
忍 神戸
Motohide Nishimura
元秀 西村
Hiroyoshi Mori
浩芳 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温雰囲気下での層間接着力が優れた高耐
熱,耐圧性積層ホースを提供する。 【解決手段】 フッ素ゴムとアクリルゴムとのブレンド
材層と、アクリル系ゴム層との積層ホースを構成すると
共に、両層を有機過酸化物加硫系により加硫接着する。
より好ましくは、ブレンド材層に配合する有機過酸化物
を半減期温度に着目して特定し、及び/又は、アクリル
系ゴム層において他の一定の加硫系を併用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用の
オイルホースやエアホース等に特に好ましく適用される
積層ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用のオイルホースやエアホ
ース等においては、フッ素ゴム(FKM)の優れた耐熱
性,耐油性,耐劣化油性,耐燃料油性,耐劣化燃料油性
等に着目して、これを以てホース内層を構成すると共
に、FKMが高価である点から、その外層に耐熱性、耐
候性等の優れたアクリルゴム(ACM)を用いることに
より、結果的にFKMの使用量を節約した、と言う構成
の加硫接着積層ホースが、しばしば用いられている。
【0003】例えば、特公平4−28222号公報に係
る「ゴム積層体」の発明は、ポリオール加硫系に係るF
KM配合物層と、所定の加硫剤を含むACM配合物層と
を加硫接着させてなるゴム積層体(ゴム積層ホース)を
開示している。
【0004】又、特開平1−152060号公報に係る
「ゴム積層体」の発明では、シリカ系充填材及び有機過
酸化物が配合されたFKM層と、シリカ系充填材,有機
過酸化物を含む所定の加硫剤及びシランカップリング剤
が配合されたACM層とを加硫接着させてなるゴム積層
体(ゴム積層ホース)を開示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、FKM
には本来、ACMも含めた他のゴム材料とは強固に加硫
接着し難いと言う性質がある。
【0006】更に又、近年における自動車用のオイルホ
ースやエアホース等(とりわけ、過給機用エアホース
等)には更に高度の耐熱性が要求されており、特に高温
雰囲気下での内/外層間の強い接着性(例えば、160
°C程度の雰囲気における高温接着性)の確保を通じて
積層ホースの耐圧性,シール性を高度に維持することが
求められている。
【0007】このような理由から、FKM層とACM層
とを良好に加硫接着させるべく提案された上記従来技術
は、実際には、低温雰囲気下でのいわゆる常温接着性は
確保できるとしても、高温雰囲気下におけるFKM層/
ACM層間の充分な接着性は実現できていなかった。
【0008】そこで本発明は、含フッ素ゴム層とアクリ
ル系ゴム層からなる耐熱性の優れた積層ホースであっ
て、しかも両層が優れた高温接着性をもって加硫接着さ
れているものを提供することを、解決すべき課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】(第1発明の構成)上記
課題を解決するための本願第1発明(請求項1に記載の
発明)の構成は、フッ素ゴムとアクリルゴムとのブレン
ド材からなる内側層のブレンド材層と、アクリル系ゴム
からなる外側層のアクリル系ゴム層とが、繊維補強層を
介在させて又は介在させずに積層された構成を備え、か
つ、前記ブレンド材層とアクリル系ゴム層とが有機過酸
化物加硫系によって加硫接着されている、積層ホースで
ある。
【0010】(第2発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第2発明(請求項2に記載の発明)の構成は、
前記第1発明に係るブレンド材層が、フッ素ゴムとアク
リルゴムとの均質分散ブレンド材からなる、積層ホース
である。
【0011】(第3発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第3発明(請求項3に記載の発明)の構成は、
前記第1発明又は第2発明に係るブレンド材におけるフ
ッ素ゴムとアクリルゴムとのブレンド比が2:8〜8:
2の範囲内である積層ホースである。
【0012】(第4発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第4発明(請求項4に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係るブレンド材には半減期が
10時間となる温度が100〜125°Cである有機過
酸化物が0.7〜4phr(parts per hundredparts o
f rubber )配合されている、積層ホースである。
【0013】(第5発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第5発明(請求項5に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係るアクリル系ゴムには0.
3〜5phrの有機過酸化物が配合され、かつ、アクリ
ル系ゴムが架橋基としてエポキシ基,塩素基,カルボキ
シル基のいずれかを備えると共にこれらの架橋基に適し
た有機過酸化物以外の加硫剤が配合されている、積層ホ
ースである。
【0014】(第6発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第6発明(請求項6に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第3発明に係る積層ホースが、第4発明
に係る構成と、第5発明に係る構成とを併せ備えてい
る、積層ホースである。
【0015】(第7発明の構成)上記課題を解決するた
めの本願第7発明(請求項7に記載の発明)の構成は、
前記第1発明〜第6発明に係る積層ホースが、自動車用
のエアホース又はオイルホースに用いられるものであ
る、積層ホースである。
【0016】
【発明の作用・効果】(第1発明の作用・効果)フッ素
ゴムとアクリルゴムとのブレンド材は、繊維補強層を介
在させて又は介在させずにアクリル系ゴム層と有機過酸
化物加硫系によって加硫接着した場合、FKMを同様に
アクリル系ゴム層と加硫接着した場合に比較して、耐
熱,耐油ホースとしての各種物性が維持される一方で加
硫接着性が良好になり、とりわけ、例えば160°C程
度の雰囲気における高温接着性が満足できる程度に改善
されることが分かった。
【0017】しかも、フッ素ゴムとアクリルゴムとのブ
レンド材はFKMよりも安価である点から、従来のFK
M(内側層)/ACM(外側層)からなる積層ホースよ
りも、第1発明に係るブレンド材(内側層)/アクリル
系ゴム(外側層)からなる積層ホースの方がコストダウ
ンできる。
【0018】従って第1発明に係る積層ホースは、自動
車用のオイルホースやエアホース等の用途に対して、従
来のFKM/ACM積層ホースよりも安価に適用できる
と共に、高温接着性の確保を通じて積層ホースの耐圧
性,シール性を高度に維持することができる。
【0019】(第2発明の作用・効果)第2発明におい
ては、上記第1発明の作用・効果に加え、ブレンド材層
がフッ素ゴムとアクリルゴムとの均質分散ブレンド材か
らなるので、高強度,高耐熱性が得られる。
【0020】(第3発明の作用・効果)上記第1発明及
び第2発明の作用・効果は、ブレンド材におけるフッ素
ゴムとアクリルゴムとのブレンド比が2:8〜8:2の
範囲内にあるとき、特に顕著に発現される。
【0021】上記のブレンド比よりもフッ素ゴムが多く
なると、アクリル系ゴム層との加硫接着性、特に高温接
着性が不足しがちとなり、コスト的にもブレンド材とす
るメリットが薄れる。上記のブレンド比よりもアクリル
ゴムが多くなると、フッ素ゴム成分の不足により、積層
ホースの耐熱性,耐油性等に好ましくない影響が現れ易
くなる。
【0022】(第4発明の作用・効果)ブレンド材層と
アクリル系ゴム層とを有機過酸化物加硫系によって加硫
接着するに当たり、ブレンド材に配合する有機過酸化物
として、その半減期が10時間となる温度が100〜1
25°Cであるものを使用することにより、特に有効な
加硫接着を行うことができる。
【0023】通常は150°C〜170°C程度である
ブレンド材やアクリル系ゴムの加硫温度において、半減
期が10時間となる温度が100°C未満の有機過酸化
物を用いると、有機過酸化物が加硫速度に比較して早期
に分解・消滅するために加硫接着の程度が不足しがちと
なり、逆に、半減期が10時間となる温度が170°C
を超える有機過酸化物を用いると、有機過酸化物の分解
・ラジカル化が加硫速度に比較して遅すぎるために加硫
の進行が不十分となりがちである。
【0024】又、上記の有機過酸化物の配合量が0.7
phr未満であると、その量的な不足から加硫接着が不
十分となりがちであり、逆に4phrを超えると、常態
物性の破断伸びが不十分となりがちである。
【0025】(第5発明の作用・効果)第5発明のよう
に、アクリル系ゴムには0.3〜5phrの有機過酸化
物を配合し、しかも、該アクリル系ゴムとしてエポキシ
基,塩素基,カルボキシル基のいずれかの架橋基を備え
たものを用いると共に、アクリル系ゴムに上記架橋基に
適した有機過酸化物以外の加硫剤が配合されている、と
言う併用加硫系を採用すると、とりわけ有効な加硫接着
を行うことができる。
【0026】アクリル系ゴムに対する有機過酸化物の配
合量が0.3phr未満であると、その量的な不足から
加硫接着が不十分となりがちであり、逆に5phrを超
えると、常態物性の破断伸びが不十分となりがちであ
る。
【0027】(第6発明の作用・効果)第6発明におい
ては、ブレンド材層を構成するブレンド材には半減期が
10時間となる温度が100〜125°Cである有機過
酸化物が0.7〜4phr配合され、かつ、アクリル系
ゴム層を構成するアクリル系ゴムにも0.3〜5phr
の有機過酸化物が配合されると共に、更にアクリル系ゴ
ムが架橋基としてエポキシ基,塩素基,カルボキシル基
のいずれかを備え、これらの架橋基に適した有機過酸化
物以外の加硫剤が配合されている。
【0028】その結果、第4発明の作用・効果と、第5
発明の作用・効果とが相加又は相乗されることにより、
最も有効な加硫接着を行うことができる。
【0029】(第7発明の作用・効果)第7発明によっ
て、第1発明〜第6発明に係る積層ホースの特に有効な
用途例が提供される。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、第1発明〜第7発明の実施
の形態について説明する。以下において単に「本発明」
と言う時は、第1発明〜第7発明を一括して指してい
る。
【0031】〔積層ホース〕本発明の積層ホースの用途
は限定されない。但し、特に好ましい用途として、例え
ばオイルホースや、オイルミストを含み得るエア輸送用
のエアホース、とりわけ、高温に晒されるホース、アミ
ン添加剤を含むオイルと接触するホース、自動車用のオ
イルホースやエアホース等を挙げることができる。特に
好ましい具体的な用途例として、過給機用エアホース,
パワーステアリング用オイルホース,エンジンオイルク
ーラーホース,オートマチックトランスミッションクー
ラーホース,EGR(排気還流装置)ホース等を挙げる
ことができる。
【0032】積層ホースは、少なくとも、フッ素ゴムと
アクリルゴムとのブレンド材からなる内側層のブレンド
材層と、アクリル系ゴムからなる外側層のアクリル系ゴ
ム層とが、繊維補強層を介在させて又は介在させずに積
層された構成を備えるものであれば良く、ブレンド材層
が最内層である限りにおいて、他の任意のゴム層や補強
層を含んでいても良い。例えば、ブレンド材層とアクリ
ル系ゴム層とが積層ホースの内層を構成し、その外周側
に繊維補強層と適宜なゴム材料からなる外層とを順次備
えていても良い。
【0033】本発明の積層ホースにおいて用いられるこ
とがある繊維補強層の構成は限定されないが、例えばポ
リエステル補強糸,ナイロン補強糸,アラミド補強糸等
を用いて、ブレード編み,スパイラル巻き,逆螺旋方向
への2層のスパイラル巻き等とすることができ、更に前
記2層のスパイラル巻きの中間の適宜なゴム材料からな
る中間ゴム層を設けることもできる。
【0034】〔ブレンド材〕ブレンド材層を構成するブ
レンド材は、フッ素ゴムとアクリルゴムとをブレンドし
たものである。このブレンドの形態は限定されず、未加
硫のフッ素ゴムとアクリルゴムとを機械的に混練するド
ライブレンドを行っても良い。
【0035】ラテックス状のフッ素ゴムとラテックス状
のアクリルゴムとを混合攪拌した後に共凝析させるラテ
ックスブレンド法や、フッ素ゴムをアクリル系モノマー
中に溶解もしくは膨潤させ、次いでアクリル系モノマー
を重合・高分子化させた後に架橋させると言う方法等に
よって得られる均質分散ブレンド材も好ましい。
【0036】又、ブレンド材におけるフッ素ゴムとアク
リルゴムとのブレンド比は、2:8〜8:2の範囲内で
あることが好ましい。
【0037】〔フッ素ゴム〕ブレンド材の構成要素であ
るフッ素ゴム(FKM)は、有機過酸化物による過酸化
物加硫が可能なものである限りにおいて限定されない。
【0038】FKMを構成する含フッ素モノマーとして
は、ビニリデンフルオライド,ヘキサフルオロプロペ
ン,ペンタフルオロプロペン,トリフルオロエチレン,
トリフルオロクロロエチレン,テトラフルオロエチレ
ン,ビニルフルオライド,パーフルオロ(メチルビニル
エーテル),パーフルオロ(プロピルビニリデン)等を
用いることができ、更にこれらと共重合させるモノマー
として、アクリル酸エステル等のビニル化合物,プロピ
レン等のオレフィン化合物あるいはジエン化合物,塩
素,臭素あるいはヨウ素を含有する含ハロゲンビニル化
合物等を共重合させたゴムを挙げることができる。
【0039】具体的なFKMとしては、ビニリデンフル
オライド−ヘキサフルオロプロピレン共重合体,ビニリ
デンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラ
フルオロエチレン三元共重合体,テトラフルオロエチレ
ン−プロピレン共重合体,テトラフルオロエチレン−ビ
ニリデンフルオライド−プロピレン三元共重合体等が挙
げられるが、特に、テトラフルオロエチレン−プロピレ
ン二元共重合体,テトラフルオロエチレン−ビニリデン
フルオライド−プロピレン三元共重合体及びテトラフル
オロエチレン−ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオ
ロプロピレン三元共重合体,ビニリデンフルオライド−
ヘキサフルオロプロピレン二元共重合体が好ましい。
【0040】上記した各種のFKMの内、フッ素の含有
量が69重量%以下のものが、FKMとACMの相溶性
が良く、均質分散ブレンドが得られ易いと言う理由か
ら、好ましい。
【0041】〔アクリルゴム〕ブレンド材の構成要素で
あるアクリルゴム(ACM)は、少なくとも有機過酸化
物による加硫が可能な構造のものである限りにおいて限
定されない。具体的には、(メタ)アクリル酸アルキル
エステルの重合体を主成分とし、これに活性基を有する
第2成分を共重合した共重合体とすることができる。
【0042】この内、(メタ)アクリル酸のアルキルエ
ステルとしては、(メタ)アクリル酸エチル,(メタ)
アクリル酸プロピル,(メタ)アクリル酸ブチル,(メ
タ)アクリル酸メトキシエチル,(メタ)アクリル酸エ
トキシエチルなどの1種又は2種以上を用いることがで
きる。
【0043】又、第2成分とは、ACMを有機過酸化物
による加硫が可能な構造とするための成分であり、エチ
レン,プロピレン等のオレフィン化合物,アルキリデン
ノルボルネン,アルケニルノルボルネン,ジシクロペン
タジエン,メチルシクロペンタジエン等のジエン化合物
を例示できる。
【0044】更にアクリルゴム中には、第3成分とし
て、アクリロニトリル、スチレン、1,3−ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレン、酢酸ビニル等の単量体
の1種又は2種以上を用いることもできる。
【0045】〔アクリル系ゴム〕アクリル系ゴム層を構
成するアクリル系ゴムは、アクリルゴム、又はこれと他
種の適宜なゴムとのブレンドゴムである。
【0046】ここにおいて、アクリルゴムとしては、上
記したブレンド材の構成要素であるアクリルゴムと同様
なものを用いることができるが、更に架橋基としてエポ
キシ基,塩素基,カルボキシル基のいずれかを備えるも
のが、より好ましい。
【0047】アクリルゴムにこれらの架橋基を備えさせ
るためには、例えば前記アルキルエステルを主成分と
し、これに上記した有機過酸化物による加硫が可能な構
造とするための成分と共に、エポキシ基,塩素基,カル
ボキシル基を活性基として有する成分を共重合した共重
合体とすることができる。
【0048】活性基を有する成分の内、ACMに架橋用
のエポキシ基を備えさせるためのエポキシ基含有成分と
しては、アリルグリシジルエーテル,グリシジルメタク
リレート,グリシジルアクリレートが例示される。又、
ACMに架橋用のカルボキシル基を備えさせるためのカ
ルボキシル基含有成分としては、アクリル酸,メタクリ
ル酸,クロトン酸,2−ペンテン酸,マレイン酸,フマ
ル酸,イタコン酸等が例示される。更に塩素基を備えさ
せるための塩素基含有成分としては、2−クロロエチル
ビニルエーテル,クロロ酢酸ビニル,サイクロールクロ
ロアセテート等が例示される。
【0049】〔有機過酸化物加硫剤〕ブレンド材層を構
成するブレンド材やアクリル系ゴム層を構成するアクリ
ル系ゴムに配合される有機過酸化物としては、一般的に
は、例えば、ジベンゾイルパーオキサイドのようなジア
シルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキサイドアセテート、t−ブチルパー
オキシイソプロピルカーボネート、t−ブチルパーオキ
シベンゾエートのようなパーオキシエステル類等のパー
オキシ化合物、及び2,5−ジメチル−2,5−ジ(t
−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、α,
α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロ
ピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾ
イルパーオキシ)−ヘキサン等のジパーオキシ化合物等
の1種又は2種以上を用いることができる。
【0050】ブレンド材層を構成するブレンド材に配合
する有機過酸化物の種類は限定されないが、第4発明及
び第6発明においては、半減期が10時間となる温度が
100〜125°Cである有機過酸化物を0.7〜4p
hr配合する。そのことによって、160°C前後の有
効加硫温度において、有機過酸化物の適正な分解速度を
維持することができる。かかる有機過酸化物としては、
例えば、n−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)−バレレート、ジクミルパーオキサイド、α,
α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)−ジイソプロピル
ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキサン等を好ましく用いることができ
る。
【0051】第4発明においては、アクリル系ゴム層を
構成するアクリル系ゴムに有機過酸化物を配合する必要
はないが、第5発明及び第6発明においては、アクリル
系ゴムにも0.3〜5phrの適宜な有機過酸化物を配
合する。 〔併用加硫剤〕第5発明及び第6発明においては、アク
リル系ゴム層を構成するアクリル系ゴムに、エポキシ架
橋用,カルボキシ架橋用あるいは塩素基架橋用の加硫剤
が配合される。
【0052】それらの例示として、安息香酸塩,アジピ
ン酸塩等の有機カルボン酸アンモニウム塩系加硫剤、ヘ
キサメチレンジアミンカーバメートや4,4−メチレン
ジアニリン等のポリアミン系加硫剤、これらのポリアミ
ン系加硫剤とジ・オルトトリル・グアニジン等のグアニ
ジン系加硫促進剤との併用系、2−メチルイミダゾール
等のイミダゾール系加硫剤、これらのイミダゾール系加
硫剤とオクタデシルトリメチル・アンモニウムブロマイ
ド等の4級アンモニウム塩又は4級ホスホニウム塩等の
加硫促進剤との併用系、イミダゾールと4級アンモニウ
ム塩又はホスホニウム塩とトリメチルチオウレアとの併
用系、硫黄とステアリン酸ナトリウムとステアリン酸カ
リウムとの併用系等が挙げられる。 〔その他の配合剤〕ブレンド材層を構成するブレンド材
やアクリル系ゴム層を構成するアクリル系ゴムには、必
定に応じてカーボンブラック等の充填剤,マトリクスと
の相溶性のある可塑剤,滑剤,老化防止剤,加硫促進剤
等の配合剤が適宜に配合される。
【0053】
【実施例】(第1群の実施例:配合処方)第1群の実施
例として、末尾の表1における実施例1〜実施例4、比
較例1〜比較例5に示すように、ブレンド材層を構成す
るフッ素・アクリルブレンドゴム(ダイキン社製の商品
名「ダイエルアロイ」:FKM/ACM=50/50)
又はこれに相当するフッ素ゴム層を構成するフッ素ゴム
を基材とする配合処方を設定した。
【0054】表1において、配合割合を示す数値はいず
れも重量部表記である。又、表1中、「有機過酸化物
A」とはn−ブチル−4,4−ビス(t−ブチルパーオ
キシ)バレレート(半減期が10時間となる温度が10
4.0°Cである)を、「有機過酸化物B」とはジクミ
ルパーオキサイド(半減期が10時間となる温度が11
6.4°Cである)を、「有機過酸化物C」とはα,
α’−ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベ
ンゼン(半減期が10時間となる温度が119.2°C
である)を、「有機過酸化物D」とは2,5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(半減
期が10時間となる温度が117.9°Cである)を、
「有機過酸化物E」とは1,1−ビス(t−ヘキシルパ
ーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン
(半減期が10時間となる温度が90.0°Cである)
を、「有機過酸化物F」とは2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3(半減期が
10時間となる温度が128.4°Cである)を、それ
ぞれ示している。
【0055】(第1群の実施例:常態物性の評価)上記
実施例1〜実施例4、比較例1〜比較例5に示す配合の
フッ素・アクリルブレンドゴム組成物及びフッ素ゴム組
成物について、それぞれ未加硫シートを作製して160
°C×60分の条件でプレス加硫(1次加硫)し、更に
160°C×4時間の条件でオーブン加硫(2次加硫)
して、所定の厚さの加硫シートを作製した。そしてこれ
らの加硫シートからJIS 3号ダンベルを打抜き、J
ISK6301に準拠して常態物性の評価、即ち、引張
強さ(MPa),破断伸び(%)及び硬さ(JIS−
A)の評価を行った。結果を表1に示す。
【0056】(第1群の実施例:接着力の評価)アクリ
ル系ゴム(後述のエラストマーA)を基材とする末尾の
表2に示す配合処方(表中の数値は重量部表記)のアク
リル系ゴム組成物を用いて、厚さ1.5mmの未加硫シ
ートを別途に必要数作製した。
【0057】そして、その各1枚と、上記の実施例1〜
実施例4、比較例1〜比較例5に係るフッ素・アクリル
ブレンドゴム組成物及びフッ素ゴム組成物の各未加硫シ
ートとを貼合わせたもとで、160°C×60分の条件
で蒸気加硫(1次加硫)し、更に160°C×4時間の
条件でオーブン加硫(2次加硫)して、積層加硫シート
を作製した。
【0058】これらの積層加硫シートを25mm幅に切
断し、室温中又は160°C雰囲気で引張速度50mm
/分で剥離試験を行って、積層加硫シートの層間接着力
(N/25mm)を測定すると共に剥離面の外観評価を
行うことにより、常温接着性及び高温接着性を評価し
た。それらの結果を表1に示す。
【0059】なお、外観評価において、「ゴム破壊」と
は、層間接着力が充分に大きいために剥離面の全面にお
いてゴムが破壊されていた状態、「部分ゴム破壊」と
は、層間接着力がやや不足するために剥離面の一部にお
いてゴムが破壊されていた状態、「界面剥離」とは、層
間接着力が著しく不足するために界面に沿ってきれいに
剥離されていた状態、をそれぞれ示す。
【0060】(第1群の実施例:評価結果)表1の評価
結果から分かるように、実施例1〜実施例4は、常態物
性の評価においても、接着力(常温接着性及び高温接着
性)の評価においても、満足すべき結果であった。
【0061】一方、比較例1〜比較例3は接着力がやや
劣っていた。その理由は、比較例1については有機過酸
化物の半減期温度が低過ぎたため、比較例2については
有機過酸化物の半減期温度が高過ぎたため、比較例3に
ついては有機過酸化物の配合量が過少であったため、と
考えられる。
【0062】又、比較例4は充分に大きい層間接着力を
示したが、有機過酸化物の配合量が過多であったため、
常態物性における破断伸びの測定結果が悪かった。更に
比較例5は、フッ素・アクリルブレンドゴムに代えてフ
ッ素ゴムを用いたために、層間接着力が著しく不足し
た。
【0063】(第2群の実施例:配合処方)第2群の実
施例として、末尾の表3における実施例5〜実施例7、
比較例6〜比較例11に示すように、アクリル系ゴム層
を構成するアクリル系ゴムを基材とする配合処方を設定
した。
【0064】表3において、配合割合を示す数値はいず
れも重量部表記である。又、表3中、「エラストマー
A」とは上記アクリル系ゴムであって架橋基としてのエ
ポキシ基を含有するもの(日本ゼオン社製の商品名「A
R−51」)を、「エラストマーB」とは上記アクリル
系ゴムであって架橋基としての塩素基を含有するもの
(日本ゼオン社製の商品名「AR−71」)を、「エラ
ストマーC」とは上記アクリル系ゴムであって架橋基と
してのカルボキシル基を含有するもの(NOK社製の商
品名「ノックスタイト PA522E」)を、「エラス
トマーD」とは上記アクリル系ゴムであって架橋基を有
しないもの(デュポン社製の商品名「VAMAC
D」)を、それぞれ示している。更に、「有機過酸化物
B」は表1におけるものと同一である。
【0065】(第2群の実施例:常態物性の評価)上記
実施例5〜実施例7、比較例6〜比較例11に示す配合
のアクリル系ゴム組成物について、それぞれ未加硫シー
トを作製して160°C×60分の条件でプレス加硫
(1次加硫)し、更に160°C×4時間の条件でオー
ブン加硫(2次加硫)して、所定の厚さの加硫シートを
作製した。そしてこれらの加硫シートからJIS 3号
ダンベルを打抜き、JIS K6301に準拠して常態
物性の評価、即ち、引張強さ(MPa),破断伸び
(%)及び硬さ(JIS−A)の評価を行った。結果を
表3に示す。
【0066】(第2群の実施例:接着力の評価)フッ素
・アクリルブレンドゴム(前記「ダイエルアロイ」)を
基材とする末尾の表4に示す配合処方(表中の数値は重
量部表記)のフッ素・アクリルブレンドゴム組成物を用
いて、厚さ1.5mmの未加硫シートを別途に必要数作
製した。表4において、「有機過酸化物F」とは、表1
におけるものと同一である。
【0067】そして、その各1枚と、上記の実施例5〜
実施例7、比較例6〜比較例11に係るアクリル系ゴム
組成物の各未加硫シートとを貼合わせたもとで、160
°C×60分の条件で蒸気加硫(1次加硫)し、更に1
60°C×4時間の条件でオーブン加硫(2次加硫)し
て、積層加硫シートを作製した。
【0068】これらの積層加硫シートを25mm幅に切
断し、室温中又は160°C雰囲気で引張速度50mm
/分で剥離試験を行って、積層加硫シートの層間接着力
(N/25mm)を測定すると共に剥離面の外観評価を
行うことにより、常温接着性及び高温接着性を評価し
た。それらの結果を表3に示す。
【0069】なお、外観評価における「ゴム破壊」,
「部分ゴム破壊」及び「界面剥離」と言う表記の意味
は、表1におけるものと同一である。
【0070】(第2群の実施例:評価結果)表3の評価
結果から分かるように、実施例5〜実施例7は、常態物
性の評価においても、接着力(常温接着性及び高温接着
性)の評価においても、満足すべき結果であった。
【0071】一方、比較例6〜比較例9はいずれも、接
着力がやや劣っていた。その理由は、比較例6〜比較例
8については有機過酸化物が配合されていなかったため
であり、比較例9については有機過酸化物の配合量が過
少であったため、と考えられる。
【0072】又、比較例10は充分に大きい層間接着力
を示したが、有機過酸化物の配合量が過多であったた
め、常態物性における破断伸びの測定結果が悪かった。
更に比較例11は、有機過酸化物のみの加硫系であった
ため、層間接着力が著しく不足した。
【0073】
【表1】
【0074】
【表2】
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 元秀 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 (72)発明者 森 浩芳 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA13 BA34 CB03 CB04 CB11 CC03 DA07 DA11 DB08 DB11 EA15 4F100 AH02A AH02B AK17A AK24A AK24B AL05A AN02A AN02B BA02 BA03 BA07 BA10A BA10B CA03A CA03B CA30A CA30B DA11 DG01C DH00C GB32 GB90 JB07 JJ03 JK01C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素ゴムとアクリルゴムとのブレンド
    材からなる内側層のブレンド材層と、アクリル系ゴムか
    らなる外側層のアクリル系ゴム層とが、繊維補強層を介
    在させて又は介在させずに積層された構成を備え、か
    つ、前記ブレンド材層とアクリル系ゴム層とが有機過酸
    化物加硫系によって加硫接着されていることを特徴とす
    る積層ホース。
  2. 【請求項2】 前記ブレンド材層が、フッ素ゴムとアク
    リルゴムとの均質分散ブレンド材からなることを特徴と
    する請求項1に記載の積層ホース。
  3. 【請求項3】 前記ブレンド材におけるフッ素ゴムとア
    クリルゴムとのブレンド比が2:8〜8:2の範囲内で
    あることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の積
    層ホース。
  4. 【請求項4】 前記ブレンド材には、半減期が10時間
    となる温度が100〜125°Cである有機過酸化物が
    0.7〜4phr配合されていることを特徴とする請求
    項1〜請求項3のいずれかに記載の積層ホース。
  5. 【請求項5】 前記アクリル系ゴムには0.3〜5ph
    rの有機過酸化物が配合され、かつ、アクリル系ゴムが
    架橋基としてエポキシ基,塩素基,カルボキシル基のい
    ずれかを備えると共にこれらの架橋基に適した有機過酸
    化物以外の加硫剤が配合されていることを特徴とする請
    求項1〜請求項3のいずれかに記載の積層ホース。
  6. 【請求項6】 前記積層ホースが、請求項4に記載した
    構成と、請求項5に記載した構成とを併せ備えているこ
    とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    積層ホース。
  7. 【請求項7】 前記積層ホースが、自動車用のエアホー
    ス又はオイルホースに用いられるものであることを特徴
    とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の積層ホー
    ス。
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Cited By (4)

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