JP2001012193A - 中空構造物 - Google Patents
中空構造物Info
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- JP2001012193A JP2001012193A JP11185147A JP18514799A JP2001012193A JP 2001012193 A JP2001012193 A JP 2001012193A JP 11185147 A JP11185147 A JP 11185147A JP 18514799 A JP18514799 A JP 18514799A JP 2001012193 A JP2001012193 A JP 2001012193A
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Abstract
壁部材や上版部材の長手方向へのずれを防止し得て、変
形を防止することにある。 【構成】 このため、この発明は、中空構造物におい
て、長手方向に隣接する側壁部材どうしを連結すべくこ
の側壁部材の外面の下縁に現場打ちコンクリートにより
合体される合体部を長手方向に配列して設け、側壁部材
とこの側壁部材に接合される上版部材との長手方向への
相対移動を阻止すべく側壁部材の長手方向に指向する上
縁の壁側接合部と上版部材の幅方向各側の長手方向に指
向する各側縁の上版側接合部との間に係止手段を設けた
ことを特徴とする。
Description
り、特に、中空構造物を構成する側壁部材や上版部材の
長手方向へのずれを防止し得て、変形を防止し得る中空
構造物に関する。
を目的とするトンネル形状の構造物には、中空構造物が
ある。この中空構造物には、一体式構造のものや多分割
式構造のものがある。
向立設される2つの側壁部材に上版部材を跨るように接
合し、これら接合された2つの側壁部材と上版部材とを
長手方向に連結して内部に空間を形成するものがある。
構造物においては、側壁部材とこの側壁部材に幅方向に
跨るよう接合される上版部材とをボルト・ナット等の接
合手段により接合し、長手方向に隣接する側壁部材どう
しや上版部材どうしをボルト・ナット等の接合手段によ
り接合している。
方向に指向する夫々の接合部を当接させてボルト・ナッ
ト等の接合手段により接合しているため、外力の作用に
より長手方向にずれるおそれがあり、構造の変形を招く
問題があった。
述の不都合を除去するために、幅方向に対向立設される
2つの側壁部材とこれら側壁部材に幅方向に跨るように
接合される上版部材との少なくとも3部材からなり、こ
れら接合された2つの側壁部材と上版部材とを長手方向
に連結して内部に長手方向に指向する空間を形成する中
空構造物において、長手方向に隣接する前記側壁部材ど
うしを連結すべくこの側壁部材の外面の下縁に現場打ち
コンクリートにより合体される合体部を長手方向に配列
して設け、前記側壁部材とこの側壁部材に接合される上
版部材との長手方向への相対移動を阻止すべく前記側壁
部材の長手方向に指向する上縁の壁側接合部と前記上版
部材の幅方向各側の長手方向に指向する各側縁の上版側
接合部との間に係止手段を設けたことを特徴とする。
材の外面の下縁に長手方向に配列した合体部を現場打ち
コンクリートによって合体することにより、長手方向に
隣接する側壁部材どうしを連結することができ、また、
側壁部材の壁側接合部と上版部材の上版側接合部との間
に設けた係止手段により、側壁部材とこの側壁部材に接
合される上版部材との長手方向への相対移動を阻止する
ことができる。
明する。図1〜図4は、この発明の第1実施例を示すも
のである。図2〜図4において、2は中空構造物、4は
側壁部材、6は上版部材である。この中空構造物2は、
図2・図3に示す如く、2つの側壁部材4・4とこれら
側壁部材4・4に接合される上版部材6との、少なくと
も3部材からなる。
される突縁部10を長手方向に指向させて設け、この突
縁部10により自立する構造となっている。上版部材6
は、幅方向に湾曲するボールト状に形成される。
つの側壁部材4・4を夫々突縁部10・10により自立
させて幅方向に対向立設し、これら側壁部材4・4に幅
方向に跨るように上版部材6を図示しない接合手段によ
り接合し、図3に示す如く、これら接合された2つの側
壁部材4・4と上版部材6とを長手方向に連結して内部
に長手方向に指向する空間12を形成する。
材6との少なくとも3部材からなる中空構造物2におい
て、図1〜図3に示す如く、側壁部材4の外面14の下
縁に複数個の合体部16を設けている。合体部16は、
側壁部材4の外面14から突出させて設けられ、長手方
向に配列して設けている。各側壁部材4の合体部16
は、長手方向に隣接する側壁部材4・4どうしを連結す
べく、現場打ちコンクリートにより合体される。
部16に合体される現場打ちコンクリートの打設によ
り、長手方向に隣接する各側壁部材4の外面14の下縁
を長手方向の全長にわたり連結することができるととも
に、長手方向に隣接する各側壁部材4の外面14の下縁
に長手方向の全長にわたり連続する基礎部18を形成す
ることができる。
には、図3・図4に示す如く、壁側接合部20を設け、
壁側接合面22を設けている。また、前記上版部材6の
幅方向各側の長手方向に指向する各側縁には、前記壁側
接合部20と接合する上版側接合部24を設け、前記壁
側接合面20と当接する上版側接合面26を設けてい
る。
の間には、係止手段28を設けている。第1実施例の係
止手段28は、壁側接合部20に逆台形状に窪ませた壁
側係止部30を設け、上版側接合部24に逆台形状に突
出させた上版側係止部32を設けている。
向して下方傾斜する一対の壁側傾斜接合面34・34
と、これら壁側傾斜接合面34・34の各下端を連絡し
て前記壁側接合面22と平行な壁側平行接合面36と、
を設けている。上版側係止部32は、上版側接合面26
から対向して下方傾斜する一対の上版側傾斜接合面38
・38と、これら上版側傾斜接合面38・38の各下端
を連絡して前記上版側接合面26と平行な上版側平行接
合面40と、を設けている。
止部30に上版側接合部24の上版側係止部32を嵌合
して、壁側傾斜接合面34・34と上版側傾斜接合面3
8・38とを当接させるとともに壁側平行接合面36と
上版側平行接合面40とを当接させることにより、側壁
部材4とこの側壁部材4に接合される上版部材6との長
手方向への相対移動を阻止することができる。
2つの側壁部材4・4を夫々突縁部10・10により自
立させて幅方向に対向立設し、これら側壁部材4・4の
壁側接合部20と上版部材6の上版側接合部24とを当
接させて、これら側壁部材4・4に幅方向に跨るように
上版部材6を図示しない接合手段により接合し、これら
接合された2つの側壁部材4・4と上版部材6とを長手
方向に連結して内部に長手方向に指向する空間12を形
成する。
材6とを長手方向に連結して内部に空間12を形成した
中空構造物2は、図1〜図3に示す如く、長手方向に隣
接する側壁部材4・4の外面の下縁に、現場打ちコンク
リートにより合体される合体部16を長手方向に配列し
て設けている。
現場打ちコンクリートの打設によって、長手方向に隣接
する各側壁部材4の外面14の下縁を長手方向の全長に
わたり連結することができ、また、長手方向の全長にわ
たり連続する基礎部18を形成することができる。
上版側接合部24との当接により側壁部材4と上版部材
6と接合した際に、側壁部材4の壁側接合部20と上版
部材6の上版側接合部24との間に、壁側係止部30と
上版側係止部32とからなる係止手段28を設けてい
る。中空構造物2は、係止手段28の壁側係止部30に
上版側係止部32を嵌合して、係止手段28の各面34
・34及び38・38、36及び40を夫々当接させる
ことにより、側壁部材4とこの側壁部材4に接合される
上版部材6との長手方向への相対移動を阻止することが
できる。
材4の外面14の下縁に長手方向に配列した合体部16
を現場打ちコンクリートによって合体することにより、
長手方向に隣接する側壁部材4どうしを連結することが
でき、また、側壁部材4の壁側接合部20と上版部材6
の上版側接合部24との間に設けた係止手段28によ
り、側壁部材4とこの側壁部材4に接合される上版部材
6との長手方向への相対移動を阻止することができる。
物2を構成する側壁部材4や上版部材6の長手方向への
ずれを防止し得て、変形を防止することができる。ま
た、この中空構造物2は、合体部16に合体される現場
打ちコンクリートの打設によって、長手方向の全長にわ
たり連続する基礎部18を形成することができることに
より、支持剛性を高めることができる。
である。第2実施例の中空構造物2は、係止手段28と
して、壁側接合部20に一部円筒形状に窪ませた壁側係
止部42を設け、上版側接合部24に一部円筒形状に突
出させた上版側係止部44を設けている。
方に湾曲して窪む壁側湾曲接合面46を設けている。上
版側係止部44は、上版側接合面26から下方に湾曲し
て突出する上版側湾曲接合面48を設けている。
20と上版側接合部24との当接により側壁部材4と上
版部材6とを接合した際に、壁側接合部20の一部円筒
形状に窪ませた壁側係止部42に上版側接合部24の一
部円筒形状に突出させた上版側係止部44を嵌合して、
壁側湾曲接合面46と上版側湾曲接合面48とを当接さ
せることにより、側壁部材4とこの側壁部材4に接合さ
れる上版部材6との長手方向への相対移動を阻止するこ
とができる。
4や上版部材6の長手方向へのずれを防止し得て、変形
を防止することができる。また、この第2実施例の係止
手段28は、角部のない一部円筒形状の壁側係止部42
と上版側係止部44とを設けていることにより、角部に
よる応力集中を回避でき、側壁部材4や上版部材6の割
れ等を防止することができる。
すものである。第3実施例の中空構造物2は、係止手段
28として、壁側接合部20に半円筒形状に窪ませた壁
側係止部50を設け、上版側接合部24に半円筒形状に
窪ませた上版側係止部52を設けている。壁側係止部5
0には、壁側係止面54を設けている。上版側係止部5
2には、上半側係止面56を設けている。壁側係止部5
0と上半側係止部52とは、対向配設することによって
壁側係止面54と上版側係止面56とにより円筒形状に
形成され、この円筒形状の壁側係止部50と上版側係止
部52の内部に嵌合される短円柱形状の係止部材58を
設けている。
20と上版側接合部24との当接により側壁部材4と上
版部材6とを接合した際に、壁側係止部50と上版側係
止部52とが対向配されて、この対向配設によって壁側
係止面54と上版側係止面56とにより円筒形状に形成
される壁側係止部50と上版側係止部52との内部に短
円柱形状の係止部材58を嵌合して、壁側係止面54と
上版側係止面56とに短円柱形状の係止部材58の外周
面60を当接させることにより、側壁部材4とこの側壁
部材4に接合される上版部材6との長手方向への相対移
動を阻止することができる。
4や上版部材6の長手方向へのずれを防止し得て、変形
を防止することができる。また、この第3実施例の係止
手段28は、前述第1・第2実施例に比較して、小さな
半円筒形状の壁側係止部50と上版側係止部52とを窪
ませて設けていることにより、壁側接合部20と上版側
接合部24との当接する面積が小さくなること回避し得
て、上版部材6から作用する荷重を側壁部材4により十
分に支持することができる。
る。第4実施例の中空構造物2は、係止手段28とし
て、壁側接合部20に小さな逆台形状に窪ませた壁側係
止部62を設け、上版側接合部24に小さな台形状に窪
ませた上版側係止部64を設けている。
対向して下方傾斜する一対の壁側傾斜接合面66・66
と、これら壁側傾斜接合面66・66の各下端を連絡し
て前記壁側接合面22と平行な壁側平行接合面68と、
を設けている。上版側係止部64は、上版側接合面26
から対向して上方傾斜する一対の上版側傾斜接合面70
・70と、これら上版側傾斜接合面70・70の各上端
を連絡して前記上版側接合面26と平行な上版側平行接
合面72と、を設けている。
対向配設することによって壁側係止部62の各接合面6
6・66、68と上版側係止部64の各接合面70・7
0、72とにより略六角筒形状に形成され、この略六角
筒形状の壁側係止部62と上版側係止部64との内部に
嵌合される短六角柱形状の係止部材74を設け、係止部
材74に壁用傾斜接合面76・76と壁用平行接合面7
8と上版用傾斜接合面80・80と上版用平行接合面8
2とを設けている。
20と上版側接合部24との当接により側壁部材4と上
版部材6とを接合した際に、壁側係止部62と上版側係
止部64とが対向配されて、この対向配設によって各接
合面66・66、68と各接合面70・70、72とに
より略六角筒形状に形成される壁側係止部62と上版側
係止部面64との内部に短六角柱形状の係止部材74を
嵌合して、壁側傾斜接合面66・66と上版側傾斜接合
面70・70とに係止部材74の壁用傾斜接合面76・
76と上版用傾斜接合面80・80とを当接させること
により、側壁部材4とこの側壁部材4に接合される上版
部材6との長手方向への相対移動を阻止することができ
る。
4や上版部材6の長手方向へのずれを防止し得て、変形
を防止することができる。また、この第4実施例の係止
手段28は、壁側傾斜接合面66・66と上版側傾斜接
合面70・70とに係止部材74の壁用傾斜接合面76
・76と上版用傾斜接合面80・80とを長手方向にお
いて対向するように当接させていることにより、側壁部
材4や上版部材6の長手方向へのずれを第3実施例より
も確実に防止し得て、堅固な構造に構築することができ
る。
側壁部材の外面の下縁に長手方向に配列した合体部を現
場打ちコンクリートによって合体することにより、長手
方向に隣接する側壁部材どうしを連結することができ、
また、側壁部材の壁側接合部と上版部材の上版側接合部
との間に設けた係止手段により、側壁部材とこの側壁部
材に接合される上版部材との長手方向への相対移動を阻
止することができる。
を構成する側壁部材や上版部材の長手方向へのずれを防
止し得て、変形を防止することができる。
ける1−1線による断面図である。
である。
部位の拡大側面図である。
部位の拡大側面図である。
部位の拡大側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 幅方向に対向立設される2つの側壁部材
とこれら側壁部材に幅方向に跨るように接合される上版
部材との少なくとも3部材からなり、これら接合された
2つの側壁部材と上版部材とを長手方向に連結して内部
に長手方向に指向する空間を形成する中空構造物におい
て、長手方向に隣接する前記側壁部材どうしを連結すべ
くこの側壁部材の外面の下縁に現場打ちコンクリートに
より合体される合体部を長手方向に配列して設け、前記
側壁部材とこの側壁部材に接合される上版部材との長手
方向への相対移動を阻止すべく前記側壁部材の長手方向
に指向する上縁の壁側接合部と前記上版部材の幅方向各
側の長手方向に指向する各側縁の上版側接合部との間に
係止手段を設けたことを特徴とする中空構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11185147A JP2001012193A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 中空構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11185147A JP2001012193A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 中空構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001012193A true JP2001012193A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16165695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11185147A Pending JP2001012193A (ja) | 1999-06-30 | 1999-06-30 | 中空構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001012193A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109209489A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-15 | 王�琦 | 沿空巷道约束混凝土支顶护帮体系 |
CN109441531A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-03-08 | 王�琦 | 巷道约束混凝土支顶护帮体系的施工方法 |
WO2020098394A1 (zh) * | 2018-11-12 | 2020-05-22 | 王�琦 | 沿空巷道约束混凝土支柱施工装备及机械化施工方法 |
-
1999
- 1999-06-30 JP JP11185147A patent/JP2001012193A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109209489A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-01-15 | 王�琦 | 沿空巷道约束混凝土支顶护帮体系 |
CN109441531A (zh) * | 2018-11-12 | 2019-03-08 | 王�琦 | 巷道约束混凝土支顶护帮体系的施工方法 |
CN109209489B (zh) * | 2018-11-12 | 2019-07-19 | 王�琦 | 沿空巷道约束混凝土支顶护帮体系 |
WO2020098394A1 (zh) * | 2018-11-12 | 2020-05-22 | 王�琦 | 沿空巷道约束混凝土支柱施工装备及机械化施工方法 |
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