JP2001007701A - A/d変換器 - Google Patents
A/d変換器Info
- Publication number
- JP2001007701A JP2001007701A JP11176856A JP17685699A JP2001007701A JP 2001007701 A JP2001007701 A JP 2001007701A JP 11176856 A JP11176856 A JP 11176856A JP 17685699 A JP17685699 A JP 17685699A JP 2001007701 A JP2001007701 A JP 2001007701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- resistance
- voltages
- wiring
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/20—Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits
- H03M1/202—Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation
- H03M1/203—Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation using an analogue interpolation circuit
- H03M1/204—Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation using an analogue interpolation circuit in which one or more virtual intermediate reference signals are generated between adjacent original reference signals, e.g. by connecting pre-amplifier outputs to multiple comparators
- H03M1/205—Increasing resolution using an n bit system to obtain n + m bits by interpolation using an analogue interpolation circuit in which one or more virtual intermediate reference signals are generated between adjacent original reference signals, e.g. by connecting pre-amplifier outputs to multiple comparators using resistor strings for redistribution of the original reference signals or signals derived therefrom
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/14—Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit
- H03M1/141—Conversion in steps with each step involving the same or a different conversion means and delivering more than one bit in which at least one step is of the folding type; Folding stages therefore
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 A/D変換精度向上を図ったA/D変換器を
得る。 【解決手段】 抵抗素子R1,R2間のように部分配線L
11及びL13を図中左方向に延ばして形成したり、抵
抗素子R3,R4間のように部分配線L11及びL13を
図中右方向に延ばして形成したりして、各抵抗素子R,
R間を主として2個置きに配線L10(2×L11,L
12,2×L13)によって接続している。上記のよう
に、電気的に隣接関係にある抵抗素子R,R間を接続す
る配線L10は、すべて{2×L11,L12,2×L
13}からなる部分配線の組合せによって構成される。
得る。 【解決手段】 抵抗素子R1,R2間のように部分配線L
11及びL13を図中左方向に延ばして形成したり、抵
抗素子R3,R4間のように部分配線L11及びL13を
図中右方向に延ばして形成したりして、各抵抗素子R,
R間を主として2個置きに配線L10(2×L11,L
12,2×L13)によって接続している。上記のよう
に、電気的に隣接関係にある抵抗素子R,R間を接続す
る配線L10は、すべて{2×L11,L12,2×L
13}からなる部分配線の組合せによって構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ信号を
ディジタル信号に変換するA/D変換器に関し、特に、
その要素回路の1つであるインタポレーション回路の回
路構成に関する。
ディジタル信号に変換するA/D変換器に関し、特に、
その要素回路の1つであるインタポレーション回路の回
路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】A/D変換器におけるインタポレーショ
ン回路の役割を説明する。A/D変換器の1つに図15
に示すフォールディング・インタポレーションアーキテ
クチャのA/D変換器がある。
ン回路の役割を説明する。A/D変換器の1つに図15
に示すフォールディング・インタポレーションアーキテ
クチャのA/D変換器がある。
【0003】同図に示すように、参照電圧群111はN
(≧2)個の参照電圧Vref1〜VrefNからなり、参照電
圧Vref1〜VrefNがブロックB1のフォールディング回
路72に出力され、参照電圧Vref1〜VrefNのうちJ
(<N)個の電圧がブロックB2の参照電圧Vrr1〜V
rrJとしてコンパレータ群84に出力される。図16に
図15の構成で分解能が6ビットのA/D変換器を示
す。
(≧2)個の参照電圧Vref1〜VrefNからなり、参照電
圧Vref1〜VrefNがブロックB1のフォールディング回
路72に出力され、参照電圧Vref1〜VrefNのうちJ
(<N)個の電圧がブロックB2の参照電圧Vrr1〜V
rrJとしてコンパレータ群84に出力される。図16に
図15の構成で分解能が6ビットのA/D変換器を示
す。
【0004】該アーキテクチャでは、A/D変換をB1
とB2の2つの回路ブロックに分けて行う。B2の回路
ブロックを用いて粗いA/D変換を行いディジタルコー
ドの上位ビットを決定し、B1の回路ブロックを用いて
細かいA/D変換を行いディジタルコードの下位ビット
を決定する。該アーキテクチャでは、上位ビットと下位
ビットの配分の組み合わせは何通りもあり、その配分に
よってB2及びB1の回路ブロック中のコンパレータ数
J、Mは、表1に示したように変わる。図16の回路は
表1のJ=3、M=16、N=20場合の構成である。
とB2の2つの回路ブロックに分けて行う。B2の回路
ブロックを用いて粗いA/D変換を行いディジタルコー
ドの上位ビットを決定し、B1の回路ブロックを用いて
細かいA/D変換を行いディジタルコードの下位ビット
を決定する。該アーキテクチャでは、上位ビットと下位
ビットの配分の組み合わせは何通りもあり、その配分に
よってB2及びB1の回路ブロック中のコンパレータ数
J、Mは、表1に示したように変わる。図16の回路は
表1のJ=3、M=16、N=20場合の構成である。
【0005】
【表1】
【0006】図17はインタポレーション回路73の内
部構成の一例を示す回路図である。インタポレーション
回路73の構成によってフォールディング回路72に与
える参照電圧の数Nが、表1に示したように変わる。図
17のインタポレーション回路は表1の4倍インタポレ
ーションに相当し、印加された入力電圧Vi,入力電圧
V(i+1)(i=1、2、3、・・・)間に直列に設けら
れた4個の抵抗R30それぞれの一端から出力信号
Vi0、Vi1、Vi2、Vi3(i=1、2,3,・・・)を
生成する構成になっている。すなわち、インタポレーシ
ョン回路73は4倍インタポレーション機能を有する。
部構成の一例を示す回路図である。インタポレーション
回路73の構成によってフォールディング回路72に与
える参照電圧の数Nが、表1に示したように変わる。図
17のインタポレーション回路は表1の4倍インタポレ
ーションに相当し、印加された入力電圧Vi,入力電圧
V(i+1)(i=1、2、3、・・・)間に直列に設けら
れた4個の抵抗R30それぞれの一端から出力信号
Vi0、Vi1、Vi2、Vi3(i=1、2,3,・・・)を
生成する構成になっている。すなわち、インタポレーシ
ョン回路73は4倍インタポレーション機能を有する。
【0007】次に、上述したA/D変換器の動作を主と
して図16で示した構成を例にして説明する。
して図16で示した構成を例にして説明する。
【0008】ブロックB2のコンパレータCMPi(i
=1,2,3)では、各々アナログ入力電圧Vinと参
照電圧Vrri(i=1,2,3)との大小関係の比較
を行い、アナログ入力信号Vinが参照電圧Vrriよ
り大きい場合は”H”を出力し、アナログ入力信号Vi
nが参照電圧Vrriより小さい場合は”L”を出力す
る。
=1,2,3)では、各々アナログ入力電圧Vinと参
照電圧Vrri(i=1,2,3)との大小関係の比較
を行い、アナログ入力信号Vinが参照電圧Vrriよ
り大きい場合は”H”を出力し、アナログ入力信号Vi
nが参照電圧Vrriより小さい場合は”L”を出力す
る。
【0009】プリエンコーダ85では、コンパレータ群
84の各出力(比較結果)をプリエンコードしてエンコ
ーダ制御信号SPj(j=1、2、3、4)を生成す
る。
84の各出力(比較結果)をプリエンコードしてエンコ
ーダ制御信号SPj(j=1、2、3、4)を生成す
る。
【0010】エンコーダ86はエンコーダ制御信号SP
に応じて上位上位2ビットのディジタルコードD5、D
4を決定する。表2にアナログ入力信号Vinと参照電
圧Vrr1〜Vrr3との大小関係の各条件おけるコンパ
レータ群84からのコンパレータ出力、プリエンコンー
ダ85からのプリエンコーダ出力、及びエンコーダ86
からのエンコーダ出力を示す。
に応じて上位上位2ビットのディジタルコードD5、D
4を決定する。表2にアナログ入力信号Vinと参照電
圧Vrr1〜Vrr3との大小関係の各条件おけるコンパ
レータ群84からのコンパレータ出力、プリエンコンー
ダ85からのプリエンコーダ出力、及びエンコーダ86
からのエンコーダ出力を示す。
【0011】
【表2】
【0012】一方、ブロックB1のフォールディング回
路72では、各々アナログ入力信号Vinと各参照電圧
Vrefk(k=1,2,…,20)とに基づくアナロ
グ演算処理を行い、4組の出力信号対VFm及びVFBm
(m=1,2,3,4)(図16では図示せず)を次段
のインタポレーション回路73に伝達する。出力信号対
VFBmはVFmの相補的な信号である。
路72では、各々アナログ入力信号Vinと各参照電圧
Vrefk(k=1,2,…,20)とに基づくアナロ
グ演算処理を行い、4組の出力信号対VFm及びVFBm
(m=1,2,3,4)(図16では図示せず)を次段
のインタポレーション回路73に伝達する。出力信号対
VFBmはVFmの相補的な信号である。
【0013】フォールディング回路72による上記アナ
ログ演算処理は図18に示す様な出力特性であり、アナ
ログ入力信号Vinと参照電圧Vrefn、Vre
fn+3、Vrefn+6、Vrefn+9、Vrefn+12(n
=1、2、3、4)とから各組の出力信号対VFn及び
VFBn(n=1、2、3、4)を生成する。出力信号
対VF nとVFBnは各々差動信号の対となる相補的な信
号である。
ログ演算処理は図18に示す様な出力特性であり、アナ
ログ入力信号Vinと参照電圧Vrefn、Vre
fn+3、Vrefn+6、Vrefn+9、Vrefn+12(n
=1、2、3、4)とから各組の出力信号対VFn及び
VFBn(n=1、2、3、4)を生成する。出力信号
対VF nとVFBnは各々差動信号の対となる相補的な信
号である。
【0014】インタポレーション回路73では、フォー
ルディング回路72の出力信号VF nとVFBn(n=
1、2、3、4)の4つの信号対を元に各出力信号を分
圧して16個の信号対VIyとVIBy(y=1,2,
…,16)(図16では図示せず)を生成し次段のコン
パレータ群74に伝達する。各信号対VFn及びVFBn
とVIy及びVIByの関係を表3に示す。
ルディング回路72の出力信号VF nとVFBn(n=
1、2、3、4)の4つの信号対を元に各出力信号を分
圧して16個の信号対VIyとVIBy(y=1,2,
…,16)(図16では図示せず)を生成し次段のコン
パレータ群74に伝達する。各信号対VFn及びVFBn
とVIy及びVIByの関係を表3に示す。
【0015】
【表3】
【0016】表3に示すように、例えばVI1はVF1そ
のものであるが、VI2はVF1と、VF2との電圧範囲
を4つに分圧したうちのVFに最も近い電圧であり(V
I2=VF1×3/4+VF2×1/4)、VI3はVF1
とVF2との電圧範囲を4つに分圧したうちの中点の電
圧である。(VI3=VF1×1/2+VF2×1/
2)。
のものであるが、VI2はVF1と、VF2との電圧範囲
を4つに分圧したうちのVFに最も近い電圧であり(V
I2=VF1×3/4+VF2×1/4)、VI3はVF1
とVF2との電圧範囲を4つに分圧したうちの中点の電
圧である。(VI3=VF1×1/2+VF2×1/
2)。
【0017】コンパレータ群74のコンパレータCMP
Dy(y=1,2,…,16)では各々信号対VIyとV
IByとの大小比較を行う。信号VIyが信号VIByよ
り大きい場合は”H”を出力し、逆の場合は”L”を出
力する。
Dy(y=1,2,…,16)では各々信号対VIyとV
IByとの大小比較を行う。信号VIyが信号VIByよ
り大きい場合は”H”を出力し、逆の場合は”L”を出
力する。
【0018】プリエンコーダ75は、コンパレータ群7
4の各出力よりエンコーダ制御信号SPDy(y=1,
2,…,16)(図16では図示せず)を生成する。
4の各出力よりエンコーダ制御信号SPDy(y=1,
2,…,16)(図16では図示せず)を生成する。
【0019】エンコーダ76はエンコーダ制御信号SP
Dに応じて下位4ビットのディジタルコードD3,D
2,D1,D0を決定して出力する。
Dに応じて下位4ビットのディジタルコードD3,D
2,D1,D0を決定して出力する。
【0020】表4〜表6にアナログ入力信号Vinと参
照電圧Vrefkとの大小関係の中にある一部の条件に
おけるコンパレータ群74からのコンパレータ出力、プ
リエンコーダ75からのプリエンコーダ出力、及びエン
コーダ76からのエンコーダ出力を示す。
照電圧Vrefkとの大小関係の中にある一部の条件に
おけるコンパレータ群74からのコンパレータ出力、プ
リエンコーダ75からのプリエンコーダ出力、及びエン
コーダ76からのエンコーダ出力を示す。
【0021】
【表4】
【0022】
【表5】
【0023】
【表6】
【0024】次に、インタポレーション回路73の回路
構成、特にレイアウト配置について説明する。図19は
インタポレーション回路73のレイアウト配置を示す説
明図である。図19において、回路ブロックCn(n=
1,2,3,4)は各々信号対VFnとVFBnを出力す
るフォールディング回路72内のサブ回路であり、32
個の抵抗素子RR1〜RR32はインタポレーション用
の抵抗素子であり、L50及びL51は隣接した抵抗素
子RRi,RR(i+1)(i=1〜15)及びRR3
2,RR1間を接続する配線である。
構成、特にレイアウト配置について説明する。図19は
インタポレーション回路73のレイアウト配置を示す説
明図である。図19において、回路ブロックCn(n=
1,2,3,4)は各々信号対VFnとVFBnを出力す
るフォールディング回路72内のサブ回路であり、32
個の抵抗素子RR1〜RR32はインタポレーション用
の抵抗素子であり、L50及びL51は隣接した抵抗素
子RRi,RR(i+1)(i=1〜15)及びRR3
2,RR1間を接続する配線である。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以下に図19で示した
インタポレーション回路73の従来のレイアウト配置で
の問題点について説明する。なお、抵抗素子RR1〜R
R32の一つを便宜上、抵抗素子RRと称する。
インタポレーション回路73の従来のレイアウト配置で
の問題点について説明する。なお、抵抗素子RR1〜R
R32の一つを便宜上、抵抗素子RRと称する。
【0026】インタポレーション回路73の出力電圧V
IxとVIBx(x=1,5,9,13)はVF
([x/4]+1)([x/4]はxを4で割った時の商)とV
F([x/4]+1)そのものである。
IxとVIBx(x=1,5,9,13)はVF
([x/4]+1)([x/4]はxを4で割った時の商)とV
F([x/4]+1)そのものである。
【0027】また、インタポレーション回路73の出力
電圧VIyとVIBy(y=2,3,4,6,7,8,1
0,11,12)はVF([(x-1)/4]+1)とVF,
[(x-1)/4]間あるいはVFB[(x-1)/4],VFB
[(x-1)/4]間の電圧範囲を4つの抵抗素子RR(抵抗値
Rとする)及び4つの配線L50の抵抗成分rr(抵抗
値rとする)の和4×(R+r)によって分割すること
により得られる。
電圧VIyとVIBy(y=2,3,4,6,7,8,1
0,11,12)はVF([(x-1)/4]+1)とVF,
[(x-1)/4]間あるいはVFB[(x-1)/4],VFB
[(x-1)/4]間の電圧範囲を4つの抵抗素子RR(抵抗値
Rとする)及び4つの配線L50の抵抗成分rr(抵抗
値rとする)の和4×(R+r)によって分割すること
により得られる。
【0028】一方、インタポレーション回路73の出力
電圧VIzとVIBz(z=14、15、16)はV
F4,VFB1間、あるいはVFB4,VF1間の電圧範囲
を4つの抵抗素子RR、3つの配線50及び1つの配線
L51の抵抗成分rr′(抵抗値r′)の和4R+3r
+r′によって分割することにより得られる。
電圧VIzとVIBz(z=14、15、16)はV
F4,VFB1間、あるいはVFB4,VF1間の電圧範囲
を4つの抵抗素子RR、3つの配線50及び1つの配線
L51の抵抗成分rr′(抵抗値r′)の和4R+3r
+r′によって分割することにより得られる。
【0029】配線L50と配線L51とでは長さに差が
あるため、抵抗値rと抵抗値r′とは異なる値となるた
め、インタポレーション回路73の出力電圧VIyとV
IBy(y=2,3,4,6,7,8,10,11,1
2)とVIzとVIBz(z=14,15,16)では分
割の均等性が失われており、出力電圧の精度が劣化す
る。
あるため、抵抗値rと抵抗値r′とは異なる値となるた
め、インタポレーション回路73の出力電圧VIyとV
IBy(y=2,3,4,6,7,8,10,11,1
2)とVIzとVIBz(z=14,15,16)では分
割の均等性が失われており、出力電圧の精度が劣化す
る。
【0030】また、各回路ブロックCn(n=1,2,
3,4)の出力信号VFn及びVFB nを元にインタポレ
ーション回路73の各出力が変化する時にかかる時間は
インタポレーション回路73の各入力端子に接続されて
いる抵抗素子や配線の抵抗値と容量値の積に比例する。
3,4)の出力信号VFn及びVFB nを元にインタポレ
ーション回路73の各出力が変化する時にかかる時間は
インタポレーション回路73の各入力端子に接続されて
いる抵抗素子や配線の抵抗値と容量値の積に比例する。
【0031】回路ブロックC2及びC3の出力信号のうち
少なくとも一方を元に生成されるVIyとVIBy(y=
2,3,4,6,7,8,10,11,12)では抵抗
値4×(R+r)と寄生容量の総量Cとの積に比例す
る。一方、回路ブロックC1及びC4の出力信号を元に
生成されるインタポレーション回路の出力信号VIzと
VIBz(z=14、15、16)の変化にかかる時間
は抵抗値4R+3r+r′と配線の寄生容量の総量C′
の積に比例する。配線L50とL51では長さに差があ
るため、抵抗値rとr′は異なる値となる。また、配線
L50とL51との長さに差があるため、各配線の寄生
容量値が異なり、寄生容量総量CとC′とは異なる値と
なる。
少なくとも一方を元に生成されるVIyとVIBy(y=
2,3,4,6,7,8,10,11,12)では抵抗
値4×(R+r)と寄生容量の総量Cとの積に比例す
る。一方、回路ブロックC1及びC4の出力信号を元に
生成されるインタポレーション回路の出力信号VIzと
VIBz(z=14、15、16)の変化にかかる時間
は抵抗値4R+3r+r′と配線の寄生容量の総量C′
の積に比例する。配線L50とL51では長さに差があ
るため、抵抗値rとr′は異なる値となる。また、配線
L50とL51との長さに差があるため、各配線の寄生
容量値が異なり、寄生容量総量CとC′とは異なる値と
なる。
【0032】したがって、インタポレーション回路73
の第1の出力信号群VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)と第2の出力信号
群VIz及びVIBz(z=14、15、16)の変化に
かかる時間に差が生じる。インタポレーション回路73
の後段のコンパレータ群74のコンパレータCMPD k
(k=1,2,…,16)は全て同一のタイミングで大
小比較動作を行うため、インタポレーション回路73の
出力信号の変化するタイミングが一様でない場合、その
時間差ΔTによってコンパレータ群74の出力に誤差が
生じA/D変換器の変換精度が劣化する。
の第1の出力信号群VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)と第2の出力信号
群VIz及びVIBz(z=14、15、16)の変化に
かかる時間に差が生じる。インタポレーション回路73
の後段のコンパレータ群74のコンパレータCMPD k
(k=1,2,…,16)は全て同一のタイミングで大
小比較動作を行うため、インタポレーション回路73の
出力信号の変化するタイミングが一様でない場合、その
時間差ΔTによってコンパレータ群74の出力に誤差が
生じA/D変換器の変換精度が劣化する。
【0033】以下、タイミングが一様でない場合の変換
精度の劣化について説明する。例えば、ある比較の時
に、本来ならば比較期間Tの最後の瞬間の回路ブロック
C1の出力信号対VF1とVFB1との電圧の差が+V1+
ΔVで、ブロックC2の出力信号対VF2とVFB1との
電圧の差が−V1とするとする。
精度の劣化について説明する。例えば、ある比較の時
に、本来ならば比較期間Tの最後の瞬間の回路ブロック
C1の出力信号対VF1とVFB1との電圧の差が+V1+
ΔVで、ブロックC2の出力信号対VF2とVFB1との
電圧の差が−V1とするとする。
【0034】この状態で、例えば0<ΔV<2V1の
時、インタポレーション回路73の出力は、VI1>V
IB1、VI2>VIB2、VI3>VIB3、VI4<VI
B4、VI5<VIB5という大小関係が成立するため、
正常時はコンパレータCMPD1〜CMPD3の出力が”
H”、CMPD4及びCMPD5の出力が”L”となる。
時、インタポレーション回路73の出力は、VI1>V
IB1、VI2>VIB2、VI3>VIB3、VI4<VI
B4、VI5<VIB5という大小関係が成立するため、
正常時はコンパレータCMPD1〜CMPD3の出力が”
H”、CMPD4及びCMPD5の出力が”L”となる。
【0035】ところが、1つ前の比較期間Tの時の出力
信号の電圧から変化する時間にΔTの時間差があるた
め、比較期間Tの最後の瞬間の出力信号対VF1とVF
B1との電圧の差が正常な+V1+ΔVにならずに+V1
+ΔV′(>2V1)となり、VF2とVFB2と電圧の
差が−V1になったとする。
信号の電圧から変化する時間にΔTの時間差があるた
め、比較期間Tの最後の瞬間の出力信号対VF1とVF
B1との電圧の差が正常な+V1+ΔVにならずに+V1
+ΔV′(>2V1)となり、VF2とVFB2と電圧の
差が−V1になったとする。
【0036】この場合、インタポレーション回路73の
出力は、VI1>VIB1、VI2>VIB2、VI3>V
IB3、VI4>VIB4、VI5<VIB5という大小関
係が成立してしまい、コンパレータCMPD1〜CMP
D4の出力が”H”でCMPD 5の出力が”L”となって
しまい、正常値から誤差が生じた値となる。この誤差に
よってA/D変換器の変換精度が劣化する。
出力は、VI1>VIB1、VI2>VIB2、VI3>V
IB3、VI4>VIB4、VI5<VIB5という大小関
係が成立してしまい、コンパレータCMPD1〜CMP
D4の出力が”H”でCMPD 5の出力が”L”となって
しまい、正常値から誤差が生じた値となる。この誤差に
よってA/D変換器の変換精度が劣化する。
【0037】特に高速動作のA/D変換器では、コンパ
レータの比較期間Tが小さくなるため、比較期間Tに対
するフォールディング回路72の出力信号の変化するタ
イミングの時間差ΔTの占める割合が増してコンパレー
タの出力誤差はますます大きくなる。
レータの比較期間Tが小さくなるため、比較期間Tに対
するフォールディング回路72の出力信号の変化するタ
イミングの時間差ΔTの占める割合が増してコンパレー
タの出力誤差はますます大きくなる。
【0038】また、図19で示した例とは別のレイアウ
ト例として、図20に示すように配線L50とL52と
の抵抗値及び寄生容量値の差を低減するための、ブロッ
クC 4とブロックC1との間において、VF4,VFB1間
に抵抗RR13〜RR16(この間の配線L52)を設
け、VFB4,VF1間に抵抗RR29〜RR32(この
間の配線L52)を設けている。他の構成は図19のレ
イアウトと同様である。
ト例として、図20に示すように配線L50とL52と
の抵抗値及び寄生容量値の差を低減するための、ブロッ
クC 4とブロックC1との間において、VF4,VFB1間
に抵抗RR13〜RR16(この間の配線L52)を設
け、VFB4,VF1間に抵抗RR29〜RR32(この
間の配線L52)を設けている。他の構成は図19のレ
イアウトと同様である。
【0039】このように構成しても、配線L50と配線
L52との長さに依然大きな差があるためA/D変換精
度の劣化を避けることはできない。
L52との長さに依然大きな差があるためA/D変換精
度の劣化を避けることはできない。
【0040】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、A/D変換精度向上を図ったA/D変換器
を得ることを目的とする。
れたもので、A/D変換精度向上を図ったA/D変換器
を得ることを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載のA/D変換器は、アナログ入力電圧をA/D変換
してディジタル出力電圧を出力し、前記アナログ入力電
圧を複数の参照電圧に基づき変換して、複数の基準変換
電圧を出力する基準変換電圧出力部と、前記複数の基準
変換電圧内における所定数の基準変換電圧対の一方電圧
と他方電圧との間に設けられた前記所定数の抵抗部を有
し、前記所定数の抵抗部を用いた抵抗分割によって複数
の中間電圧を生成し、該複数の中間電圧を含む複数の変
換電圧を出力する中間電圧生成部と、前記複数の変換電
圧に基づきディジタル出力電圧を出力するディジタルデ
ータ出力部とを備え、前記中間電圧生成部における前記
所定数の抵抗部はそれぞれ、前記一方電圧に接続される
第1の入力端子と、前記他方電圧に接続される第2の入
力端子と、各々の抵抗値が同一である複数の抵抗素子と
を含み、前記複数の中間電圧は、前記複数の抵抗素子そ
れぞれの一端より得られる電圧のうち少なくとも一部の
電圧を含み、前記複数の抵抗素子が前記第1,第2の入
力端子間に直列に接続されるように設けられる抵抗接続
配線をさらに含み、前記所定数の抵抗部すべてにおい
て、前記抵抗接続配線に付随する抵抗成分を考慮して、
前記複数の抵抗素子によって前記一方電圧,前記他方電
圧間が均等に分割されるように、前記抵抗接続配線を配
置している。
記載のA/D変換器は、アナログ入力電圧をA/D変換
してディジタル出力電圧を出力し、前記アナログ入力電
圧を複数の参照電圧に基づき変換して、複数の基準変換
電圧を出力する基準変換電圧出力部と、前記複数の基準
変換電圧内における所定数の基準変換電圧対の一方電圧
と他方電圧との間に設けられた前記所定数の抵抗部を有
し、前記所定数の抵抗部を用いた抵抗分割によって複数
の中間電圧を生成し、該複数の中間電圧を含む複数の変
換電圧を出力する中間電圧生成部と、前記複数の変換電
圧に基づきディジタル出力電圧を出力するディジタルデ
ータ出力部とを備え、前記中間電圧生成部における前記
所定数の抵抗部はそれぞれ、前記一方電圧に接続される
第1の入力端子と、前記他方電圧に接続される第2の入
力端子と、各々の抵抗値が同一である複数の抵抗素子と
を含み、前記複数の中間電圧は、前記複数の抵抗素子そ
れぞれの一端より得られる電圧のうち少なくとも一部の
電圧を含み、前記複数の抵抗素子が前記第1,第2の入
力端子間に直列に接続されるように設けられる抵抗接続
配線をさらに含み、前記所定数の抵抗部すべてにおい
て、前記抵抗接続配線に付随する抵抗成分を考慮して、
前記複数の抵抗素子によって前記一方電圧,前記他方電
圧間が均等に分割されるように、前記抵抗接続配線を配
置している。
【0042】請求項2記載のA/D変換器において、前
記複数の変換電圧は前記複数の基準変換電圧をさらに含
み、前記所定数の抵抗部すべてにおいて、前記複数の抵
抗素子及び前記抵抗接続配線の容量成分の容量値が同一
になるように、前記抵抗接続配線を配置している。
記複数の変換電圧は前記複数の基準変換電圧をさらに含
み、前記所定数の抵抗部すべてにおいて、前記複数の抵
抗素子及び前記抵抗接続配線の容量成分の容量値が同一
になるように、前記抵抗接続配線を配置している。
【0043】請求項3記載のA/D変換器において、前
記基準変換電圧出力部の全体構成はレイアウト構成上一
体形成されている。
記基準変換電圧出力部の全体構成はレイアウト構成上一
体形成されている。
【0044】請求項4記載のA/D変換器において、前
記複数の基準変換電圧は第1の数の第1の基準変換電圧
と第2の数の第2の基準変換電圧と含み、前記基準変換
電圧出力部は、前記第1の数の第1の基準電圧を出力す
る第1の部分基準変換電圧出力部と前記第2の数の第2
の基準電圧を出力する第2の部分基準変換電圧出力部と
を含み、前記第1及び第2の部分基準変換電圧出力部は
レイアウト構成上互いに分割して形成され、前記中間電
圧生成部は、レイアウト構成において前記第1の部分基
準変換電圧出力部と前記第1の部分基準変換電圧出力部
との間に設けられている。
記複数の基準変換電圧は第1の数の第1の基準変換電圧
と第2の数の第2の基準変換電圧と含み、前記基準変換
電圧出力部は、前記第1の数の第1の基準電圧を出力す
る第1の部分基準変換電圧出力部と前記第2の数の第2
の基準電圧を出力する第2の部分基準変換電圧出力部と
を含み、前記第1及び第2の部分基準変換電圧出力部は
レイアウト構成上互いに分割して形成され、前記中間電
圧生成部は、レイアウト構成において前記第1の部分基
準変換電圧出力部と前記第1の部分基準変換電圧出力部
との間に設けられている。
【0045】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1及び図2
は、この発明の実施の形態1であるA/D変換器のイン
タポレーション回路のレイアウト配置を示す説明図であ
る。なお、図21は図1及び図2の位置関係を示す説明
図である。また、全体構成は図15及び図16で示した
構成と同様であり、基準変換電圧出力部であるフォール
ディング回路72と、中間電圧生成部であるインタポレ
ーション回路73と、ディジタルデータ出力部であるコ
ンパレータ群74,プリエンコンーダ75及びエンコー
ダ76とを含む回路構成を採る。
は、この発明の実施の形態1であるA/D変換器のイン
タポレーション回路のレイアウト配置を示す説明図であ
る。なお、図21は図1及び図2の位置関係を示す説明
図である。また、全体構成は図15及び図16で示した
構成と同様であり、基準変換電圧出力部であるフォール
ディング回路72と、中間電圧生成部であるインタポレ
ーション回路73と、ディジタルデータ出力部であるコ
ンパレータ群74,プリエンコンーダ75及びエンコー
ダ76とを含む回路構成を採る。
【0046】図1及び図2で示すインタポレーション回
路は、図19及び図20で示した従来例同様、前段のフ
ォールディング回路のサブ回路であるブロックC1〜C4
から出力される4つの信号(基準変換電圧)対(出力信
号VFnとVFBn(n=1,2,3,4))を受け、該
4つの信号対を元に情報を4倍に増やすため,各出力信
号の電圧範囲を1/4に分割して,16個の信号(変換
電圧)対VIkとVIBk(k=1,2,…,16)を生
成する回路構成を例にとっている。
路は、図19及び図20で示した従来例同様、前段のフ
ォールディング回路のサブ回路であるブロックC1〜C4
から出力される4つの信号(基準変換電圧)対(出力信
号VFnとVFBn(n=1,2,3,4))を受け、該
4つの信号対を元に情報を4倍に増やすため,各出力信
号の電圧範囲を1/4に分割して,16個の信号(変換
電圧)対VIkとVIBk(k=1,2,…,16)を生
成する回路構成を例にとっている。
【0047】なお、フォールディング回路72から出力
される出力信号VFnとVFBnとは互いに相補関係にあ
る信号であり、出力信号VF1〜4及び出力信号VFB1
〜VFB4は共に1周期内において位相が1〜4の順に
均等にずらされて生成される信号である。
される出力信号VFnとVFBnとは互いに相補関係にあ
る信号であり、出力信号VF1〜4及び出力信号VFB1
〜VFB4は共に1周期内において位相が1〜4の順に
均等にずらされて生成される信号である。
【0048】図1及び図2に示すように、実施の形態1
のインタポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32(任
意の一つを述べる際、便宜上抵抗素子Rと称す場合あ
り)と、抵抗素子R,R間を接続する抵抗接続配線であ
る32本の配線L10から構成される。
のインタポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32(任
意の一つを述べる際、便宜上抵抗素子Rと称す場合あ
り)と、抵抗素子R,R間を接続する抵抗接続配線であ
る32本の配線L10から構成される。
【0049】フォールディング回路の各回路ブロックC
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFB
nは、インタポレーション回路の入力信号として,入力
端子NnとNBnにそれぞれ接続される。
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFB
nは、インタポレーション回路の入力信号として,入力
端子NnとNBnにそれぞれ接続される。
【0050】合計32個の抵抗素子R1〜R32は,縦に
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図1及び図2の
左側の列)は,R3,R2,R4,R1,R5,R32,R6,
R31,R7,R30,R8,R29,R9,R28,R10,R27
の順に配置される。
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図1及び図2の
左側の列)は,R3,R2,R4,R1,R5,R32,R6,
R31,R7,R30,R8,R29,R9,R28,R10,R27
の順に配置される。
【0051】他方の列(図1及び図2の右側の列)は、
R19,R18,R20,R17,R21,R 16,R22,R15,R
23,R14,R24,R13,R25,R12,R26,R11の順に
配置される。
R19,R18,R20,R17,R21,R 16,R22,R15,R
23,R14,R24,R13,R25,R12,R26,R11の順に
配置される。
【0052】入力端子NiとNi+1(i=1,2,3)と
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L10が4組直列に接続されることによ
りなる抵抗部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端
子PkあるいはPBk(k=1,2,…,16)(任意の
一つを述べる際、便宜上出力端子Pあるいは出力端子P
Bと称す場合あり)が設けられており,出力端子Pk及
びPBkから信号VIk及びVIBkが出力される。
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L10が4組直列に接続されることによ
りなる抵抗部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端
子PkあるいはPBk(k=1,2,…,16)(任意の
一つを述べる際、便宜上出力端子Pあるいは出力端子P
Bと称す場合あり)が設けられており,出力端子Pk及
びPBkから信号VIk及びVIBkが出力される。
【0053】変換電圧である各出力信号VIk及びVI
Bk(k=1,2,…16)と基準変換電圧である入力
信号VFn及びVFBn(n=1,2,3,4)の関係は
先に示した表3の通りである。表3に示すように、k=
2,3,4,6,7,8,10,11,12,14,1
5,16のときの出力信号VIk及びVIBkが中間電圧
となる。k=1,5,9,13のときの出力信号VIk
及びVIBkは入力信号VFn及びVFBn、すなわち基
準変換電圧そのものとなる。
Bk(k=1,2,…16)と基準変換電圧である入力
信号VFn及びVFBn(n=1,2,3,4)の関係は
先に示した表3の通りである。表3に示すように、k=
2,3,4,6,7,8,10,11,12,14,1
5,16のときの出力信号VIk及びVIBkが中間電圧
となる。k=1,5,9,13のときの出力信号VIk
及びVIBkは入力信号VFn及びVFBn、すなわち基
準変換電圧そのものとなる。
【0054】上述した2つの入力端子N,NBによって
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示したのが下記の表7である。
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示したのが下記の表7である。
【0055】
【表7】
【0056】図3に図1及び図2の一部を拡大した図を
示す。配線L10は第1の層に形成される2つ部分配線
L11と、第2の層に形成される1つの部分配線L12
と22つの部分配線L13とからなり、各々の部分配線
はスルーホールTH(図中、□で表示)を介して電気的
に接続される。例えば、出力端子P3が設けられる抵抗
素子R2,R3間の配線L10ではスルーホールTHを介
して部分配線L13,L11,L12,L11,L13
の順で直列に接続される。
示す。配線L10は第1の層に形成される2つ部分配線
L11と、第2の層に形成される1つの部分配線L12
と22つの部分配線L13とからなり、各々の部分配線
はスルーホールTH(図中、□で表示)を介して電気的
に接続される。例えば、出力端子P3が設けられる抵抗
素子R2,R3間の配線L10ではスルーホールTHを介
して部分配線L13,L11,L12,L11,L13
の順で直列に接続される。
【0057】各配線L10の接続方向に応じて、部分配
線L11及び部分配線L13の向きを変えて、いずれの
部分でも配線L10の長さが同じようになるように構成
している。
線L11及び部分配線L13の向きを変えて、いずれの
部分でも配線L10の長さが同じようになるように構成
している。
【0058】図4は、部分配線L11〜L15による入
力端子N1,N2間及び入力端子N2,N3間の接続状況を
示す説明図である。同図に示すように、抵抗素子R1,
R2間のように部分配線L11及びL13を図中左方向
に延ばして形成したり、抵抗素子R3,R4間のように部
分配線L11及びL13を図中右方向に延ばして形成し
たりして、各抵抗素子R,R間を主として2個置きに配
線L10によって接続している。
力端子N1,N2間及び入力端子N2,N3間の接続状況を
示す説明図である。同図に示すように、抵抗素子R1,
R2間のように部分配線L11及びL13を図中左方向
に延ばして形成したり、抵抗素子R3,R4間のように部
分配線L11及びL13を図中右方向に延ばして形成し
たりして、各抵抗素子R,R間を主として2個置きに配
線L10によって接続している。
【0059】各々の配線L10はすべて{2×L11,
L12,2×L13}からなる部分配線の組合せによっ
て構成されている。すなわち、各々の配線L10の幅、
長さが同じであり面積が等しいため寄生容量成分が等し
く、スルーホールの抵抗成分の各々の配線L10で等し
いため抵抗成分の総和も各配線L10で等しい。
L12,2×L13}からなる部分配線の組合せによっ
て構成されている。すなわち、各々の配線L10の幅、
長さが同じであり面積が等しいため寄生容量成分が等し
く、スルーホールの抵抗成分の各々の配線L10で等し
いため抵抗成分の総和も各配線L10で等しい。
【0060】したがって、実施の形態1のインタポレー
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
【0061】なお、出力端子P及び出力端子PBはすべ
て部分配線L11の中間点に規則正しく設けられている
ため、1つの抵抗素子Rを介して接続される出力端子P
(PB),P(PB)間は、実質的に1つの抵抗素子R
と1つの配線L10とが設けられると構成となる。した
がって、出力端子P及び出力端子PBの形成位置によっ
て上記均等性が損ねられることはない。
て部分配線L11の中間点に規則正しく設けられている
ため、1つの抵抗素子Rを介して接続される出力端子P
(PB),P(PB)間は、実質的に1つの抵抗素子R
と1つの配線L10とが設けられると構成となる。した
がって、出力端子P及び出力端子PBの形成位置によっ
て上記均等性が損ねられることはない。
【0062】フォールディング回路の各回路ブロックC
n(n=1〜44)の出力信号VFn及びVFBnそれぞ
れとインタポレーション回路の入力端子Nn及びNBnそ
れぞれとの間の配線は従来からほぼ同一条件となるた
め、上記均等性が損なわれることはほとんどない。
n(n=1〜44)の出力信号VFn及びVFBnそれぞ
れとインタポレーション回路の入力端子Nn及びNBnそ
れぞれとの間の配線は従来からほぼ同一条件となるた
め、上記均等性が損なわれることはほとんどない。
【0063】また、入力端子Nn及びNBnとそれぞれ対
応する出力端子P及びPBとの間の配線長は同一にする
ことが望ましいが、配線長が異なっていても配線抵抗を
十分低くすることにより、上記均等性が損なわれること
はほとんどない。
応する出力端子P及びPBとの間の配線長は同一にする
ことが望ましいが、配線長が異なっていても配線抵抗を
十分低くすることにより、上記均等性が損なわれること
はほとんどない。
【0064】抵抗素子R1〜R32の各抵抗値をRとし、
各配線L10の抵抗成分をr1とし、各抵抗素子Rの寄
生容量及び各配線L10の寄生容量の和をC1で表す
と、インタポレーション回路の入力端子入力端子Niと
Ni+1(i=1、2、3)との間、入力端子NBiとNB
i+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1との間、及
びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の総和はいず
れも4×(R+r1)であり、容量成分の総和はいずれ
も4C1となる。
各配線L10の抵抗成分をr1とし、各抵抗素子Rの寄
生容量及び各配線L10の寄生容量の和をC1で表す
と、インタポレーション回路の入力端子入力端子Niと
Ni+1(i=1、2、3)との間、入力端子NBiとNB
i+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1との間、及
びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の総和はいず
れも4×(R+r1)であり、容量成分の総和はいずれ
も4C1となる。
【0065】その結果、インタポレーション回路の各出
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
【0066】したがって、このようなレイアウト配置の
インタポレーション回路を用いた実施の形態1のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。また、同時にレイアウト配置上、抵抗素子が1
6個ずつの縦2列で構成できるため、図20に示した従
来のレイアウト配置に比べて面積を縮小でき集積度を向
上させることができる。
インタポレーション回路を用いた実施の形態1のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。また、同時にレイアウト配置上、抵抗素子が1
6個ずつの縦2列で構成できるため、図20に示した従
来のレイアウト配置に比べて面積を縮小でき集積度を向
上させることができる。
【0067】また、実施の形態1のフォールディング回
路(C1〜C4)の全体構成はレイアウト構成上一体形成
されるため、フォールディング回路として既存のものを
用いることにより、装置全体の低コスト化を図ることが
できる。
路(C1〜C4)の全体構成はレイアウト構成上一体形成
されるため、フォールディング回路として既存のものを
用いることにより、装置全体の低コスト化を図ることが
できる。
【0068】なお、実施の形態1は情報量を4倍に増や
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L10の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L10の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
【0069】<実施の形態2>図5及び図6は、この発
明の実施の形態2であるA/D変換器のインタポレーシ
ョン回路のレイアウト配置を示す説明図である。なお、
図22は図5及び図6の位置関係を示す説明図である。
なお、全体構成は図15及び図16で示した構成と同様
である。
明の実施の形態2であるA/D変換器のインタポレーシ
ョン回路のレイアウト配置を示す説明図である。なお、
図22は図5及び図6の位置関係を示す説明図である。
なお、全体構成は図15及び図16で示した構成と同様
である。
【0070】図5及び図6で示す実施の形態2のインタ
ポレーション回路は、図1及び図2で示した実施の形態
1のインタポレーション回路と同様、4つの信号対(出
力信号VFnとVFBn(n=1,2,3,4))を受
け、該4つの信号対を元に情報を4倍に増やすため,各
出力信号の電圧範囲を1/4に分割して,16個の信号
対VIkとVIBk(k=1,2,…,16)を生成する
回路構成を例にとっている。
ポレーション回路は、図1及び図2で示した実施の形態
1のインタポレーション回路と同様、4つの信号対(出
力信号VFnとVFBn(n=1,2,3,4))を受
け、該4つの信号対を元に情報を4倍に増やすため,各
出力信号の電圧範囲を1/4に分割して,16個の信号
対VIkとVIBk(k=1,2,…,16)を生成する
回路構成を例にとっている。
【0071】同図に示すように、実施の形態2のインタ
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
20とから構成される。
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
20とから構成される。
【0072】フォールディング回路の各回路ブロックC
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFn及びVFBn
は、インタポレーション回路の入力信号として,入力端
子N n及びNBnにそれぞれ接続される。
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFn及びVFBn
は、インタポレーション回路の入力信号として,入力端
子N n及びNBnにそれぞれ接続される。
【0073】合計32個の抵抗素子R1〜R32は,縦に
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図5及び図6の
左側の列)は、R2,R3,R17,R20,R32,R5,R
15,R22,R30,R7,R13,R24,R28,R9,R11,
R26の順に配置される。
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図5及び図6の
左側の列)は、R2,R3,R17,R20,R32,R5,R
15,R22,R30,R7,R13,R24,R28,R9,R11,
R26の順に配置される。
【0074】他方の列(図5及び図6の右側の列)は、
R18,R19,R1,R4,R16,R21,R31,R6,
R14,R23,R29,R8,R12,R25,R27,R10の順
に配置される。
R18,R19,R1,R4,R16,R21,R31,R6,
R14,R23,R29,R8,R12,R25,R27,R10の順
に配置される。
【0075】入力端子NiとNi+1(i=1,2,3)と
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L20が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
出力される。
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L20が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
出力される。
【0076】各出力信号VIk及びVIBk(k=1,
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
【0077】上述した2つの入力端子N,NBによって
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
【0078】図7に図5及び図6の一部を拡大した図を
示す。配線L20は第1の層に形成される部分配線L2
1及びL23と、第2の層に形成される部分配線L22
と2つの部分配線L24とからなり、各々の部分配線は
スルーホールTH(図中、□で表示)を介して電気的に
接続される。例えば、出力端子P3が設けられる抵抗素
子R2,R3間の配線L20ではスルーホールTHを介し
て部分配線L24,L21,L22,L23,L24の
順で直列に接続される。
示す。配線L20は第1の層に形成される部分配線L2
1及びL23と、第2の層に形成される部分配線L22
と2つの部分配線L24とからなり、各々の部分配線は
スルーホールTH(図中、□で表示)を介して電気的に
接続される。例えば、出力端子P3が設けられる抵抗素
子R2,R3間の配線L20ではスルーホールTHを介し
て部分配線L24,L21,L22,L23,L24の
順で直列に接続される。
【0079】配線L20の接続方向に応じて、部分配線
L21、L23及びL24の向きを変えて、いずれの部
分でも配線L20の長さが同じようになるように構成し
ている。
L21、L23及びL24の向きを変えて、いずれの部
分でも配線L20の長さが同じようになるように構成し
ている。
【0080】図8は、部分配線L21〜L24による入
力端子N1,N2間及び入力端子N2,N3間の接続状況を
示す説明図である。同図に示すように、異なる列で抵抗
素子R1つ分間隔をおいて設けられる抵抗素子R1,R2
間のように部分配線L21及びL23を同一方向に延ば
して形成したり、同一列に隣接する抵抗素子R2,R3間
のように部分配線L21及びL23を異なる方向に延ば
して形成したりして、各抵抗素子R,R間を配線L20
{L21,L22,L23,2×L24}によって接続
している。
力端子N1,N2間及び入力端子N2,N3間の接続状況を
示す説明図である。同図に示すように、異なる列で抵抗
素子R1つ分間隔をおいて設けられる抵抗素子R1,R2
間のように部分配線L21及びL23を同一方向に延ば
して形成したり、同一列に隣接する抵抗素子R2,R3間
のように部分配線L21及びL23を異なる方向に延ば
して形成したりして、各抵抗素子R,R間を配線L20
{L21,L22,L23,2×L24}によって接続
している。
【0081】各々の配線L20はすべて{L21,L2
2,L23,2×L24}からなる部分配線の組合せに
よって構成されている。すなわち、各々の配線L20の
幅、長さが同じであり面積が等しいため寄生容量成分が
等しく、スルーホールの抵抗成分の各々の配線L20で
等しいため抵抗成分の総和も各配線L20で等しい。
2,L23,2×L24}からなる部分配線の組合せに
よって構成されている。すなわち、各々の配線L20の
幅、長さが同じであり面積が等しいため寄生容量成分が
等しく、スルーホールの抵抗成分の各々の配線L20で
等しいため抵抗成分の総和も各配線L20で等しい。
【0082】したがって、実施の形態2のインタポレー
ション回路の出力電圧VIy及びVIB< y(y=2,
3,4,6,7,8,10,11,12)とVIz及び
VIBz(z=14,15,16)で分割の均等性が保
たれ、出力電圧の精度が劣化することはない。
ション回路の出力電圧VIy及びVIB< y(y=2,
3,4,6,7,8,10,11,12)とVIz及び
VIBz(z=14,15,16)で分割の均等性が保
たれ、出力電圧の精度が劣化することはない。
【0083】また、出力端子P及び出力端子PBはすべ
て部分配線L21あるいはL23の中間点に規則正しく
設けられているため、1つの抵抗素子Rを介して接続さ
れる出力端子P(PB),P(PB)間は、実質的に1
つの抵抗素子Rと1つの配線L20とが設けられると構
成となる。したがって、出力端子P及び出力端子PBの
形成位置によって上記均等性が損ねられることはない。
て部分配線L21あるいはL23の中間点に規則正しく
設けられているため、1つの抵抗素子Rを介して接続さ
れる出力端子P(PB),P(PB)間は、実質的に1
つの抵抗素子Rと1つの配線L20とが設けられると構
成となる。したがって、出力端子P及び出力端子PBの
形成位置によって上記均等性が損ねられることはない。
【0084】なお、出力端子P、PBからフォールディ
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
【0085】各配線L20の抵抗成分をr2として、各
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L20の寄生容量の和
をC2で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r2)であり、容量成分の総
和はいずれも4C2となる。
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L20の寄生容量の和
をC2で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r2)であり、容量成分の総
和はいずれも4C2となる。
【0086】その結果、インタポレーション回路の各出
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
【0087】したがって、このようなレイアウト配置の
インタポレーション回路を用いた実施の形態2のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。また、同時にレイアウト配置上、抵抗素子が1
6個ずつの縦2列で構成できるため、図20に示した従
来のレイアウト配置に比べて面積を縮小でき集積度を向
上させることができる。
インタポレーション回路を用いた実施の形態2のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。また、同時にレイアウト配置上、抵抗素子が1
6個ずつの縦2列で構成できるため、図20に示した従
来のレイアウト配置に比べて面積を縮小でき集積度を向
上させることができる。
【0088】また、実施の形態1と同様、実施の形態2
のフォールディング回路の全体構成はレイアウト構成上
一体形成されるため、フォールディング回路として既存
のものを用いることにより、装置全体の低コスト化を図
ることができる。
のフォールディング回路の全体構成はレイアウト構成上
一体形成されるため、フォールディング回路として既存
のものを用いることにより、装置全体の低コスト化を図
ることができる。
【0089】なお、実施の形態2は情報量を4倍に増や
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L20の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L20の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
【0090】<実施の形態3>図9は、この発明の実施
の形態3であるA/D変換器のインタポレーション回路
のレイアウト配置を示す説明図である。なお、全体構成
は図15及び図16で示した構成と同様である。図9で
示す実施の形態3のインタポレーション回路は、図1及
び図2で示した実施の形態1のインタポレーション回路
と同様、4つの信号対(出力信号VFnとVFBn(n=
1,2,3,4))を受け、該4つの信号対を元に情報
を4倍に増やすため,各出力信号の電圧範囲を1/4に
分割して,16個の信号対VIkとVIBk(k=1,
2,…,16)を生成する回路構成を例にとっている。
の形態3であるA/D変換器のインタポレーション回路
のレイアウト配置を示す説明図である。なお、全体構成
は図15及び図16で示した構成と同様である。図9で
示す実施の形態3のインタポレーション回路は、図1及
び図2で示した実施の形態1のインタポレーション回路
と同様、4つの信号対(出力信号VFnとVFBn(n=
1,2,3,4))を受け、該4つの信号対を元に情報
を4倍に増やすため,各出力信号の電圧範囲を1/4に
分割して,16個の信号対VIkとVIBk(k=1,
2,…,16)を生成する回路構成を例にとっている。
【0091】同図に示すように、実施の形態3のインタ
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
30とから形成される。
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
30とから形成される。
【0092】そして、フォールディング回路の各回路ブ
ロックCn(n=1,2,3,4)は、図9に示すよう
に、インタポレーション回路の左右に2ブロック(C1
及びC2とC3及びC4)ずつ配置している。
ロックCn(n=1,2,3,4)は、図9に示すよう
に、インタポレーション回路の左右に2ブロック(C1
及びC2とC3及びC4)ずつ配置している。
【0093】フォールディング回路の各回路ブロックC
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFB
nは、インタポレーション回路の入力信号として,入力
端子Nn及びNBnにそれぞれ接続される。
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFB
nは、インタポレーション回路の入力信号として,入力
端子Nn及びNBnにそれぞれ接続される。
【0094】合計32個の抵抗素子R1〜R32は,縦に
8個ずつ4列に配置され、主として斜めに位置する抵抗
素子R,R間を配線L30によって接続している。な
お、抵抗素子R1〜R32それぞれの両端には全く同一条
件で接続端子N31,N32が設けられる。
8個ずつ4列に配置され、主として斜めに位置する抵抗
素子R,R間を配線L30によって接続している。な
お、抵抗素子R1〜R32それぞれの両端には全く同一条
件で接続端子N31,N32が設けられる。
【0095】合計32個の抵抗素子R1〜R32におい
て、第1の列(図9の一番左側の列)は、R6,R8,R
4,R10,R2,R12,R32,R14の順に配置される。
て、第1の列(図9の一番左側の列)は、R6,R8,R
4,R10,R2,R12,R32,R14の順に配置される。
【0096】第2の列(図9の左から2番目の列)は、
R7,R5,R9,R3,R11,R1,R13,R31の順に配
置される。
R7,R5,R9,R3,R11,R1,R13,R31の順に配
置される。
【0097】第3の列(図9の左から3番目の列)は、
R23,R21,R25,R19,R27,R 17,R29,R15の順
に配置される。
R23,R21,R25,R19,R27,R 17,R29,R15の順
に配置される。
【0098】第4の列(図9の一番右側の列)は、
R22,R24,R20,R26,R18,R28,R16,R30の順
に配置される。
R22,R24,R20,R26,R18,R28,R16,R30の順
に配置される。
【0099】入力端子NiとNi+1(i=1,2,3)と
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L30が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
それぞれ出力される。
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L30が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
それぞれ出力される。
【0100】そして、入力端子N1及びNB1とN4及び
NB4とがインタポレーション回路の縦方向でほぼ等位
置となり、入力端子N2及びNB2とN3及びNB3とが縦
方向でほぼ等位置となるように配置している。
NB4とがインタポレーション回路の縦方向でほぼ等位
置となり、入力端子N2及びNB2とN3及びNB3とが縦
方向でほぼ等位置となるように配置している。
【0101】各出力信号VIk及びVIBk(k=1,
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
【0102】上述した2つの入力端子N,NBによって
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
【0103】図9のように回路ブロックC1〜C4の配置
を行うことにより、実施の形態1,実施の形態2のよう
に縦1列に各回路ブロックCn(n=1、2、3、4)
を配置した場合に、インタポレーション回路の上下に冗
長な領域が発生するとともに非対称な配線によりますま
す冗長な領域が増加するという不具合を解消することが
できる。すなわち、図9に示すようにブロックC1〜C4
の配置を行うことにより冗長な領域を低減して集積度の
向上を図ることができる。
を行うことにより、実施の形態1,実施の形態2のよう
に縦1列に各回路ブロックCn(n=1、2、3、4)
を配置した場合に、インタポレーション回路の上下に冗
長な領域が発生するとともに非対称な配線によりますま
す冗長な領域が増加するという不具合を解消することが
できる。すなわち、図9に示すようにブロックC1〜C4
の配置を行うことにより冗長な領域を低減して集積度の
向上を図ることができる。
【0104】図10に図9の一部を拡大した図を示す。
配線L30は第1の層に形成される2つの部分配線L3
1及び1つの部分配線L33と、第2の層に形成される
部分配線L32、2つの部分配線L34及び部分配線L
35とからなり、各々の部分配線はスルーホールTH
(図中、□で表示)を介して電気的に接続される。例え
ば、出力端子P7が設けられる抵抗素子R6,R7間の配
線L30ではスルーホールTHを介して部分配線L3
3,L34,L31,L32.L31,L35,L3
3,L34の順で直列に接続される。
配線L30は第1の層に形成される2つの部分配線L3
1及び1つの部分配線L33と、第2の層に形成される
部分配線L32、2つの部分配線L34及び部分配線L
35とからなり、各々の部分配線はスルーホールTH
(図中、□で表示)を介して電気的に接続される。例え
ば、出力端子P7が設けられる抵抗素子R6,R7間の配
線L30ではスルーホールTHを介して部分配線L3
3,L34,L31,L32.L31,L35,L3
3,L34の順で直列に接続される。
【0105】配線L30の接続方向に応じて、部分配線
L31〜L35の向き及び接続順序を変えて、いずれの
部分でも配線L30の長さが同じようになるように構成
している。
L31〜L35の向き及び接続順序を変えて、いずれの
部分でも配線L30の長さが同じようになるように構成
している。
【0106】図11は、部分配線L31〜L35による
入力端子N1,N2間及び入力端子N 2,N3間の接続状況
を示す説明図である。同図に示すように、異なる列で斜
め方向の関係にある抵抗素子R1,R2間のように2つの
部分配線L31及び2つの部分配線L33をすべて同一
方向に延ばして形成したり、異なる列で同一行方向に隣
接する抵抗素子R6,R7間のように2つの部分配線L3
1及び2つの部分配線L33それぞれの一方の部分配線
L31,L33と他方の部分配線L31,L33を互い
に相殺する方向に延ばして形成したりして、各抵抗素子
R,R間を配線L30{2×L31,L32,2×L2
3,2×L34,L35}によって接続している。
入力端子N1,N2間及び入力端子N 2,N3間の接続状況
を示す説明図である。同図に示すように、異なる列で斜
め方向の関係にある抵抗素子R1,R2間のように2つの
部分配線L31及び2つの部分配線L33をすべて同一
方向に延ばして形成したり、異なる列で同一行方向に隣
接する抵抗素子R6,R7間のように2つの部分配線L3
1及び2つの部分配線L33それぞれの一方の部分配線
L31,L33と他方の部分配線L31,L33を互い
に相殺する方向に延ばして形成したりして、各抵抗素子
R,R間を配線L30{2×L31,L32,2×L2
3,2×L34,L35}によって接続している。
【0107】各々の配線L30はすべて{2×L31,
L32,2×L23,2×L34,L35}からなる部
分配線の組合せによって構成されている。すなわち、各
々の配線L30の幅、長さが同じであり面積が等しいた
め寄生容量成分が等しく、スルーホールの抵抗成分の各
々の配線L30で等しいため抵抗成分の総和も各配線L
30で等しい。
L32,2×L23,2×L34,L35}からなる部
分配線の組合せによって構成されている。すなわち、各
々の配線L30の幅、長さが同じであり面積が等しいた
め寄生容量成分が等しく、スルーホールの抵抗成分の各
々の配線L30で等しいため抵抗成分の総和も各配線L
30で等しい。
【0108】したがって、実施の形態3のインタポレー
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
【0109】また、出力端子P及び出力端子PBはすべ
て部分配線L32の中間点に規則正しく設けられている
ため、1つの抵抗素子Rを介して接続される出力端子P
(PB),P(PB)間は、実質的に1つの抵抗素子R
と1つの配線L30とが設けられると構成となる。した
がって、出力端子P及び出力端子PBの形成位置によっ
て上記均等性が損ねられることはない。
て部分配線L32の中間点に規則正しく設けられている
ため、1つの抵抗素子Rを介して接続される出力端子P
(PB),P(PB)間は、実質的に1つの抵抗素子R
と1つの配線L30とが設けられると構成となる。した
がって、出力端子P及び出力端子PBの形成位置によっ
て上記均等性が損ねられることはない。
【0110】なお、出力端子P、PBからフォールディ
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
【0111】各配線L30の抵抗成分をr3として、各
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L30の寄生容量の和
をC3で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r3)であり、容量成分の総
和はいずれも4C3となる。
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L30の寄生容量の和
をC3で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r3)であり、容量成分の総
和はいずれも4C3となる。
【0112】その結果、インタポレーション回路の各出
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
【0113】したがって、このようなレイアウト配置の
インタポレーション回路を用いた実施の形態3のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。
インタポレーション回路を用いた実施の形態3のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。
【0114】なお、実施の形態3は情報量を4倍に増や
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L30の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L30の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
【0115】<実施の形態4>図12は、この発明の実
施の形態4であるA/D変換器のインタポレーション回
路のレイアウト配置を示す説明図である。なお、全体構
成は図15及び図16で示した構成と同様である。図1
2で示す実施の形態4のインタポレーション回路は、図
1及び図2で示した実施の形態1のインタポレーション
回路と同様、4つの信号対(出力信号VFnとVFB
n(n=1,2,3,4))を受け、該4つの信号対を
元に情報を4倍に増やすため,各出力信号の電圧範囲を
1/4に分割して,16個の信号対VIkとVIBk(k
=1,2,…,16)を生成する回路構成を例にとって
いる。
施の形態4であるA/D変換器のインタポレーション回
路のレイアウト配置を示す説明図である。なお、全体構
成は図15及び図16で示した構成と同様である。図1
2で示す実施の形態4のインタポレーション回路は、図
1及び図2で示した実施の形態1のインタポレーション
回路と同様、4つの信号対(出力信号VFnとVFB
n(n=1,2,3,4))を受け、該4つの信号対を
元に情報を4倍に増やすため,各出力信号の電圧範囲を
1/4に分割して,16個の信号対VIkとVIBk(k
=1,2,…,16)を生成する回路構成を例にとって
いる。
【0116】同図に示すように、実施の形態4のインタ
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
40とから形成される。なお、抵抗素子R1〜R32それ
ぞれの両端には全く同一条件で接続端子N41,N42
が設けられる。
ポレーション回路は、抵抗素子R1〜R32と、抵抗素子
R,R間を接続する抵抗接続配線である32本の配線L
40とから形成される。なお、抵抗素子R1〜R32それ
ぞれの両端には全く同一条件で接続端子N41,N42
が設けられる。
【0117】そして、フォールディング回路の各回路ブ
ロックCn(n=1,2,3,4)は、図12に示すよ
うに、インタポレーション回路の左右に2ブロック(C
1及びC2とC3及びC4)ずつ配置している。
ロックCn(n=1,2,3,4)は、図12に示すよ
うに、インタポレーション回路の左右に2ブロック(C
1及びC2とC3及びC4)ずつ配置している。
【0118】フォールディング回路の各回路ブロックC
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFBnは
各々インタポレーション回路の入力信号として,端子N
nとNBnに接続される。
n(n=1,2,3,4)の出力信号VFnとVFBnは
各々インタポレーション回路の入力信号として,端子N
nとNBnに接続される。
【0119】合計32個の抵抗素子R1〜R32は,縦に
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図12の左側の
列)は、R6,R22,R5,R21,R4,R20,R3,
R19,R 2,R18,R1,R17,R32,R16,R31,R15
の順に配置される。
16個ずつ2列に配置され、一方の列(図12の左側の
列)は、R6,R22,R5,R21,R4,R20,R3,
R19,R 2,R18,R1,R17,R32,R16,R31,R15
の順に配置される。
【0120】他方の列(図12の右側の列)は、R23,
R7,R24,R8,R25,R9,R26,R10,R27,
R11,R28,R12,R29,R13,R30,R14の順に配置
される。
R7,R24,R8,R25,R9,R26,R10,R27,
R11,R28,R12,R29,R13,R30,R14の順に配置
される。
【0121】入力端子NiとNi+1(i=1,2,3)と
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L40が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
出力される。
の間,入力端子NBiとNBi+1(i=1,2,3)との
間,N4とNB1との間,及びNB4とN1との間には,抵
抗素子Rと配線L40が4組直列に接続されてなる抵抗
部が設けられ、各抵抗素子Rの一端に出力端子Pkある
いはPBk(k=1,2,…,16)が設けられてお
り,出力端子Pk及びPBkから信号VIk及びVIBkが
出力される。
【0122】そして、入力端子N1及びNB1とN4及び
NB4とがインタポレーション回路の縦方向でほぼ等位
置となり、入力端子N2及びNB2とN3及びNB3とが縦
方向でほぼ等位置となるように配置している。
NB4とがインタポレーション回路の縦方向でほぼ等位
置となり、入力端子N2及びNB2とN3及びNB3とが縦
方向でほぼ等位置となるように配置している。
【0123】各出力信号VIk及びVIBk(k=1,
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
2,…16)と入力信号VFn及びVFBn(n=1,
2,3,4)の関係は先に示した表3の通りである。
【0124】上述した2つの入力端子N,NBによって
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
規定される各区間の経路を抵抗素子R及び出力端子Pk
あるいはPBkで示した関係表は実施の形態1で述べた
表7と同じである。
【0125】図12のように配置を行うことにより、実
施の形態1,実施の形態2のように縦1列に各回路ブロ
ックCn(n=1、2、3、4)を配置した場合に、イ
ンタポレーション回路の上下に冗長な領域が発生すると
ともに非対称な配線によりますます冗長な領域が増加す
るという不具合を解消することができる。すなわち、図
12に示すようにブロックC1〜C4の配置を行うことに
より冗長な領域を低減して集積度の向上を図ることがで
きる。
施の形態1,実施の形態2のように縦1列に各回路ブロ
ックCn(n=1、2、3、4)を配置した場合に、イ
ンタポレーション回路の上下に冗長な領域が発生すると
ともに非対称な配線によりますます冗長な領域が増加す
るという不具合を解消することができる。すなわち、図
12に示すようにブロックC1〜C4の配置を行うことに
より冗長な領域を低減して集積度の向上を図ることがで
きる。
【0126】図13に図12の一部を拡大した図を示
す。配線L40は第1の層に形成される部分配線L4
1,L43及び配線L45と、第2の層に形成される2
つの部分配線L42及び1つの部分配線L44とからな
り、各々の部分配線はスルーホールTH(図中、□で表
示)を介して電気的に接続される。例えば、出力端子P
6が設けられる抵抗素子R5,R6間の配線L40ではス
ルーホールTHを介して部分配線L44,L45,L4
2,L43,L42,L41の順で直列に接続される。
また、出力端子P7が設けられる抵抗素子R6,R7間の
配線L40ではスルーホールTHを介して部分配線L4
1,L44,L45,L42,L43,L42の順で直
列に接続される。
す。配線L40は第1の層に形成される部分配線L4
1,L43及び配線L45と、第2の層に形成される2
つの部分配線L42及び1つの部分配線L44とからな
り、各々の部分配線はスルーホールTH(図中、□で表
示)を介して電気的に接続される。例えば、出力端子P
6が設けられる抵抗素子R5,R6間の配線L40ではス
ルーホールTHを介して部分配線L44,L45,L4
2,L43,L42,L41の順で直列に接続される。
また、出力端子P7が設けられる抵抗素子R6,R7間の
配線L40ではスルーホールTHを介して部分配線L4
1,L44,L45,L42,L43,L42の順で直
列に接続される。
【0127】配線L40の接続方向に応じて、各部分配
線L41〜L45の向き及び接続順序を変えて、いずれ
の部分でも配線L40の長さが同じようになるように構
成している。
線L41〜L45の向き及び接続順序を変えて、いずれ
の部分でも配線L40の長さが同じようになるように構
成している。
【0128】図14は、部分配線L41〜L45による
入力端子N1,N2間及び入力端子N 2,N3間の接続状況
を示す説明図である。同図に示すように、同一列で抵抗
素子Rを1つ隔てた関係にある抵抗素子R1,R2間のよ
うに部分配線L42,L42及びL44を縦方向に形成
するとともに部分配線L41,L43,L45を横方向
に形成したり、異なる列で斜め方向に隣接する抵抗素子
R6,R7間のように部分配線L42,L42及びL44
を横方向に形成するとともに部分配線L41,L43,
L45を縦方向に形成したりして、各抵抗素子R,R間
を配線L40{L41,2×L42,L43,L44,
L45}によって接続している。
入力端子N1,N2間及び入力端子N 2,N3間の接続状況
を示す説明図である。同図に示すように、同一列で抵抗
素子Rを1つ隔てた関係にある抵抗素子R1,R2間のよ
うに部分配線L42,L42及びL44を縦方向に形成
するとともに部分配線L41,L43,L45を横方向
に形成したり、異なる列で斜め方向に隣接する抵抗素子
R6,R7間のように部分配線L42,L42及びL44
を横方向に形成するとともに部分配線L41,L43,
L45を縦方向に形成したりして、各抵抗素子R,R間
を配線L40{L41,2×L42,L43,L44,
L45}によって接続している。
【0129】各々の配線L40はすべて{L41,2×
L42,L43,L44,L45}からなる部分配線の
組合せによって構成されている。すなわち、各々の配線
L40の幅、長さが同じであり面積が等しいため寄生容
量成分が等しく、スルーホールの抵抗成分の各々の配線
L40で等しいため抵抗成分の総和も各配線L40で等
しい。
L42,L43,L44,L45}からなる部分配線の
組合せによって構成されている。すなわち、各々の配線
L40の幅、長さが同じであり面積が等しいため寄生容
量成分が等しく、スルーホールの抵抗成分の各々の配線
L40で等しいため抵抗成分の総和も各配線L40で等
しい。
【0130】したがって、実施の形態4のインタポレー
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
ション回路の出力電圧VIy及びVIBy(y=2,3,
4,6,7,8,10,11,12)とVIz及びVI
Bz(z=14,15,16)で分割の均等性が保た
れ、出力電圧の精度が劣化することはない。
【0131】また、出力端子P及び出力端子PBはすべ
て抵抗素子Rの接続端子N41,N42に規則正しく設
けられているため、1つの抵抗素子Rを介して接続され
る出力端子P(PB),P(PB)間は、実質的に1つ
の抵抗素子Rと1つの配線L40とが設けられると構成
となる。したがって、出力端子P及び出力端子PBの形
成位置によって上記均等性が損ねられることはない。
て抵抗素子Rの接続端子N41,N42に規則正しく設
けられているため、1つの抵抗素子Rを介して接続され
る出力端子P(PB),P(PB)間は、実質的に1つ
の抵抗素子Rと1つの配線L40とが設けられると構成
となる。したがって、出力端子P及び出力端子PBの形
成位置によって上記均等性が損ねられることはない。
【0132】なお、出力端子P、PBからフォールディ
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
ング回路の各回路ブロックCn(n=1〜4)に至る配
線については、実施の形態1で述べた理由により、上記
均等性が損なわれることはほとんどない。
【0133】各配線L40の抵抗成分をr4として、各
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L40の寄生容量の和
をC4で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r4)であり、容量成分の総
和はいずれも4C4となる。
抵抗素子Rの寄生容量及び各配線L40の寄生容量の和
をC4で表すと、インタポレーション回路の入力端子入
力端子NiとNi+1(i=1、2、3)との間、入力端子
NBiとNBi+1(i=1、2、3)との間、N4とNB1
との間、及びNB4とN1との間に接続される抵抗成分の
総和はいずれも4×(R+r4)であり、容量成分の総
和はいずれも4C4となる。
【0134】その結果、インタポレーション回路の各出
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
力信号の変化にかかる時間差がほとんどなくなり、コン
パレータの出力に生じる誤差を大幅に低減できる。
【0135】したがって、このようなレイアウト配置の
インタポレーション回路を用いた実施の形態4のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。
インタポレーション回路を用いた実施の形態4のA/D
変換器はそのA/D変換精度を大幅に向上させることが
できる。
【0136】なお、実施の形態4は情報量を4倍に増や
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L40の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
すインタポレーション回路であるが、各入力端子間に直
列に接続される抵抗素子Rと配線L40の組を2つにす
ることで情報量を2倍に増やすインタポレーション回路
を実現できる。あるいは、該抵抗素子Rと配線Lを8組
にすることで情報量を8倍に増やすインタポレーション
回路を実現できる。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載のA/D変換器の中間電圧生成部におい
て、所定数の基準変換電圧対の一方電圧と他方電圧との
間に設けられた所定数の抵抗部すべてにおいて、抵抗接
続配線に付随する抵抗成分を考慮して、複数の抵抗素子
によって一方電圧,他方電圧間が均等に分割されるよう
に、抵抗接続配線を配置している。
請求項1記載のA/D変換器の中間電圧生成部におい
て、所定数の基準変換電圧対の一方電圧と他方電圧との
間に設けられた所定数の抵抗部すべてにおいて、抵抗接
続配線に付随する抵抗成分を考慮して、複数の抵抗素子
によって一方電圧,他方電圧間が均等に分割されるよう
に、抵抗接続配線を配置している。
【0138】したがって、複数の抵抗による抵抗分割の
均等性が高精度に保たれることにより、複数の抵抗素子
それぞれの一端より得られる電圧のうち少なくとも一部
の電圧を含む複数の中間電圧の精度は高くなるため、A
/D変換精度の向上を図ることができる。
均等性が高精度に保たれることにより、複数の抵抗素子
それぞれの一端より得られる電圧のうち少なくとも一部
の電圧を含む複数の中間電圧の精度は高くなるため、A
/D変換精度の向上を図ることができる。
【0139】請求項2記載のA/D変換器は、上記所定
数の抵抗部すべてにおいて、複数の抵抗素子及び抵抗接
続配線の容量成分の容量値が同一になるように、抵抗接
続配線を配置している。
数の抵抗部すべてにおいて、複数の抵抗素子及び抵抗接
続配線の容量成分の容量値が同一になるように、抵抗接
続配線を配置している。
【0140】その結果、複数の変換電圧の電圧変化にか
かる時間差がなく、ディジタルデータ出力部の複数の変
換電圧に基づくディジタル出力電圧の出力処理に上記時
間差に基づく悪影響を与えないため、A/D変換器精度
をさらに向上させることができる。
かる時間差がなく、ディジタルデータ出力部の複数の変
換電圧に基づくディジタル出力電圧の出力処理に上記時
間差に基づく悪影響を与えないため、A/D変換器精度
をさらに向上させることができる。
【0141】請求項3記載のA/D変換器において、基
準変換電圧出力部の全体構成はレイアウト構成上一体形
成されるため、基準変換電圧出力部として既存のものを
用いることにより、低コスト化を図ることができる。
準変換電圧出力部の全体構成はレイアウト構成上一体形
成されるため、基準変換電圧出力部として既存のものを
用いることにより、低コスト化を図ることができる。
【0142】請求項4記載のA/D変換器の中間電圧生
成部は、レイアウト構成において第1の部分基準変換電
圧出力部と第1の部分基準変換電圧出力部との間に設け
られるため、中間電圧発生部内に冗長な領域を減少させ
ながら所定数の抵抗部を形成することができ、その結
果、集積度の向上を図ることができる。
成部は、レイアウト構成において第1の部分基準変換電
圧出力部と第1の部分基準変換電圧出力部との間に設け
られるため、中間電圧発生部内に冗長な領域を減少させ
ながら所定数の抵抗部を形成することができ、その結
果、集積度の向上を図ることができる。
【図1】 この発明の実施の形態1であるA/D変換器
におけるインタポレーション回路のレイアウト構成を示
す説明図である。
におけるインタポレーション回路のレイアウト構成を示
す説明図である。
【図2】 この発明の実施の形態1であるA/D変換器
におけるインタポレーション回路のレイアウト構成を示
す説明図である。
におけるインタポレーション回路のレイアウト構成を示
す説明図である。
【図3】 図1及び図2の一部詳細を示す説明図であ
る。
る。
【図4】 図1及び図2の一部の入力端子間の接続状況
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2のA/D変換器におけるインタ
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
【図6】 実施の形態2のA/D変換器におけるインタ
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
【図7】 図5及び図6の一部詳細を示す説明図であ
る。
る。
【図8】 図5及び図6の一部の入力端子間の接続状況
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】 実施の形態3のA/D変換器におけるインタ
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
ポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
【図10】 図9の一部詳細を示す説明図である。
【図11】 図9の一部の入力端子間の接続状況を示す
説明図である。
説明図である。
【図12】 実施の形態4のA/D変換器におけるイン
タポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
タポレーション回路のレイアウト構成を示す説明図であ
る。
【図13】 図12の一部詳細を示す説明図である。
【図14】 図12の一部の入力端子間の接続状況を示
す説明図である。
す説明図である。
【図15】 フォールディング・インタポレーションア
ーキテクチャのA/D変換器の一般構成を示すブロック
図である。
ーキテクチャのA/D変換器の一般構成を示すブロック
図である。
【図16】 6ビット出力のフォールディング・インタ
ポレーションアーキテクチャのA/D変換器の構成を示
すブロック図である。
ポレーションアーキテクチャのA/D変換器の構成を示
すブロック図である。
【図17】 インタポレーション回路の内部構成の一例
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図18】 フォールディング回路の動作を示すグラフ
である。
である。
【図19】 インタポレーション回路の内部レイアウト
構成を示す説明図(その1)である。
構成を示す説明図(その1)である。
【図20】 インタポレーション回路の内部レイアウト
構成を示す説明図(その2)である。
構成を示す説明図(その2)である。
【図21】 図1及び図2の位置関係を示す説明図であ
る。
る。
【図22】 図5及び図6の位置関係を示す説明図であ
る。
る。
72 フォールディング回路、73 インタポレーショ
ン回路、C1〜C4 回路ブロック、L10,L20,L
30,L40 配線、L11〜13,L21〜L24、
L31〜35、L41〜45 部分配線、R1〜R32
抵抗素子。
ン回路、C1〜C4 回路ブロック、L10,L20,L
30,L40 配線、L11〜13,L21〜L24、
L31〜35、L41〜45 部分配線、R1〜R32
抵抗素子。
Claims (4)
- 【請求項1】 アナログ入力電圧をA/D変換してディ
ジタル出力電圧を出力するA/D変換器であって、 前記アナログ入力電圧を複数の参照電圧に基づき変換し
て、複数の基準変換電圧を出力する基準変換電圧出力部
と、 前記複数の基準変換電圧内における所定数の基準変換電
圧対の一方電圧と他方電圧との間に設けられた前記所定
数の抵抗部を有し、前記所定数の抵抗部を用いた抵抗分
割によって複数の中間電圧を生成し、該複数の中間電圧
を含む複数の変換電圧を出力する中間電圧生成部と、 前記複数の変換電圧に基づきディジタル出力電圧を出力
するディジタルデータ出力部とを備え、 前記中間電圧生成部における前記所定数の抵抗部はそれ
ぞれ、 前記一方電圧に接続される第1の入力端子と、 前記他方電圧に接続される第2の入力端子と、 各々の抵抗値が同一である複数の抵抗素子とを含み、前
記複数の中間電圧は、前記複数の抵抗素子それぞれの一
端より得られる電圧のうち少なくとも一部の電圧を含
み、 前記複数の抵抗素子が前記第1,第2の入力端子間に直
列に接続されるように設けられる抵抗接続配線をさらに
含み、 前記所定数の抵抗部すべてにおいて、前記抵抗接続配線
に付随する抵抗成分を考慮して、前記複数の抵抗素子に
よって前記一方電圧,前記他方電圧間が均等に分割され
るように、前記抵抗接続配線を配置したことを特徴とす
る、A/D変換器。 - 【請求項2】 前記複数の変換電圧は前記複数の基準変
換電圧をさらに含み、 前記所定数の抵抗部すべてにおいて、前記複数の抵抗素
子及び前記抵抗接続配線の容量成分の容量値が同一にな
るように、前記抵抗接続配線を配置したことを特徴とす
る、請求項1記載のA/D変換器。 - 【請求項3】 前記基準変換電圧出力部の全体構成はレ
イアウト構成上一体形成される、請求項1あるいは請求
項2記載のA/D変換器。 - 【請求項4】 前記複数の基準変換電圧は第1の数の第
1の基準変換電圧と第2の数の第2の基準変換電圧と含
み、 前記基準変換電圧出力部は、 前記第1の数の第1の基準電圧を出力する第1の部分基
準変換電圧出力部と前記第2の数の第2の基準電圧を出
力する第2の部分基準変換電圧出力部とを含み、前記第
1及び第2の部分基準変換電圧出力部はレイアウト構成
上互いに分割して形成され、 前記中間電圧生成部は、レイアウト構成において前記第
1の部分基準変換電圧出力部と前記第1の部分基準変換
電圧出力部との間に設けられる、請求項1あるいは請求
項2記載のA/D変換器。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11176856A JP2001007701A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | A/d変換器 |
| US09/435,207 US6278395B1 (en) | 1999-06-23 | 1999-11-05 | Folding and interpolation analog-to-digital converter |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11176856A JP2001007701A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | A/d変換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001007701A true JP2001007701A (ja) | 2001-01-12 |
Family
ID=16021031
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11176856A Pending JP2001007701A (ja) | 1999-06-23 | 1999-06-23 | A/d変換器 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6278395B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001007701A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008035440A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Sony Corp | A/d変換回路 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7164379B1 (en) | 2005-11-30 | 2007-01-16 | General Electric Company | Pipeline analog to digital converter |
| US20080001095A1 (en) * | 2006-06-29 | 2008-01-03 | Oliver Richard Astley | Adaptive imaging system |
| US7388534B2 (en) * | 2006-07-20 | 2008-06-17 | General Electric Company | Adaptive data acquisition for an imaging system |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3340280B2 (ja) | 1995-05-25 | 2002-11-05 | 三菱電機株式会社 | パイプライン型a/dコンバータ |
| JPH09261060A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-03 | Mitsubishi Electric Corp | A/dコンバータ |
| SG71140A1 (en) * | 1997-08-15 | 2000-03-21 | Texas Instruments Inc | Differential pair-based folding interpolator circuit for an analog-to-digital converter |
-
1999
- 1999-06-23 JP JP11176856A patent/JP2001007701A/ja active Pending
- 1999-11-05 US US09/435,207 patent/US6278395B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008035440A (ja) * | 2006-07-31 | 2008-02-14 | Sony Corp | A/d変換回路 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6278395B1 (en) | 2001-08-21 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| DE3686705T2 (de) | Schaltung zur interpolation zwischen komplementaeren spannungen. | |
| JPS5944125A (ja) | デジタル−アナログ変換器 | |
| JPH01189227A (ja) | アナログデジタルコンバータ | |
| US4896157A (en) | Digital to analog converter having single resistive string with shiftable voltage thereacross | |
| JP2001007701A (ja) | A/d変換器 | |
| JPH04343259A (ja) | Da変換器 | |
| JP2737907B2 (ja) | Da変換器 | |
| JP2002198817A (ja) | ラダー抵抗 | |
| US7277041B2 (en) | Cross-coupled folding circuit and analog-to-digital converter provided with such a folding circuit | |
| JP4103849B2 (ja) | D/aコンバータ | |
| US6812879B2 (en) | D/A converter for converting plurality of digital signals simultaneously | |
| US6961014B2 (en) | D/A converter | |
| JP3206138B2 (ja) | 電流加算型d/a変換器 | |
| US5805096A (en) | A/D converter with interpolation | |
| JP3080065B2 (ja) | 抵抗分圧回路 | |
| JP2991117B2 (ja) | D/a変換器 | |
| JP2024088464A (ja) | Da変換回路 | |
| JP2796474B2 (ja) | 参照電圧発生回路 | |
| JP4330232B2 (ja) | 電流モードd/a変換器 | |
| JP2605874B2 (ja) | D―a変換器 | |
| JP3159289B2 (ja) | 並列型a/d変換器 | |
| JP2811015B2 (ja) | 直並列ad変換器 | |
| JP3879912B2 (ja) | Dacを備えた半導体装置 | |
| JP2695098B2 (ja) | 直並列型a/d変換器 | |
| US8184032B2 (en) | High-speed analog-digital converter having a signal folding structure improved by reducing the number of elementary cells |