JP2001003267A - 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース - Google Patents

高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース

Info

Publication number
JP2001003267A
JP2001003267A JP17174199A JP17174199A JP2001003267A JP 2001003267 A JP2001003267 A JP 2001003267A JP 17174199 A JP17174199 A JP 17174199A JP 17174199 A JP17174199 A JP 17174199A JP 2001003267 A JP2001003267 A JP 2001003267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
fiber cord
fiber
treated
rubber latex
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17174199A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kobayashi
正人 小林
Masaharu Taniguchi
雅春 谷口
Hideki Azuma
秀樹 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP17174199A priority Critical patent/JP2001003267A/ja
Publication of JP2001003267A publication Critical patent/JP2001003267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特にEPDM系のゴム配合物との接着性および
ホースとしたときの安定性にすぐれた高圧ホース補強用
繊維コードの製造方法を提供すること。 【解決手段】 ポリエステル繊維コードまたはアラミド
繊維コードをポリエポキシド化合物(A)およびゴムラ
テックス(B)を含む第1処理剤で処理した後、200
〜250℃で熱処理し、引き続いてレゾルシン・ホルマ
リン・ゴムラテックス(C)と特定構造を有するパラク
ロロフェノール化合物(D)を含む第2処理剤で処理し
た後、60〜150℃で熱処理する高圧ホース補強用繊
維コードの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧ホース補強用
繊維コードの製造方法およびホースに関するものであ
り、さらに詳しくは、エチレン・プロピレン・非共役ジ
エン系共重合体ゴム(以下、EPDMゴムということが
ある)配合物に代表されるゴムコンパウンドとの接着性
および熱老化性に優れた高圧ホース補強用繊維コードの
製造方法と該製造方法によって得られた繊維コードを使
用したホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエチレンテレフタレート繊維
で代表されるポリエステル繊維やポリパラフェニレンテ
レフタルアミド繊維で代表されるアラミド繊維は、強
度、モジュラスが大きく、伸度、クリープが小さく、か
つ耐疲労性に優れている等の物理的特性を有しており、
ゴムホース用の補強用繊維コードとして従来から使用さ
れている。ところが、ポリエステル繊維やアラミド繊維
はゴムとの接着性に乏しいという問題を有している。
【0003】さらには、繊維をブレーキホースやカーエ
アコンホースなどの高圧ホースの補強材として使用する
場合、ポリエステル繊維やアラミド繊維はビニロン繊維
に比べ、金具でホースをカシメた部分からの液漏れを起
こしやすく、ホース製造条件を制約してしまうという問
題があった。
【0004】例えば、特開平7−238473号公報や
特開平7−258975号公報には、ポリエステル繊維
を撚糸した後、ポリエポキシド化合物とビニルピリジン
・スチレン・ブタジエン3元共重合ラテックスからなる
第1処理剤で処理し、引き続きレゾルシン・ホルマリン
・ゴムラテックス(RFL)とパラクロロフェノール・
レゾルシン・ホルムアルデヒド共縮合体とブロックドポ
リイソシアネートからなる第2処理剤で処理する高圧ホ
ース用ポリエステル繊維の接着方法が開示されている。
【0005】しかしながら、該方法では、ポリエステル
繊維とEPDM系ゴムとの接着性は確保できるものの、
該公報記載の技術のみではホース使用時の熱変成の影響
が大きく、実用に値しないのが現実であった。すなわ
ち、特開平7−238473号公報や特開平7−258
975号公報に開示された技術のみで得られたポリエス
テル繊維をホースの補強糸として使用すると、ホース使
用時に処理剤の熱変成によりホースをカシメた部分から
の液漏れを発生しやすい問題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。したがって、本発明の目的は、
特にEPDM系のゴム配合物との接着性およびホースと
したときの安定性にすぐれた高圧ゴムホース補強用繊維
コードの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高圧ホース用繊維コードの製造方法は、主
として次の構成を有する。すなわち、ポリエステル繊維
コードまたはアラミド繊維コードをポリエポキシド化合
物(A)を含む第1処理剤で処理した後、200〜25
0℃で熱処理し、引き続いてレゾルシン・ホルマリン・
ゴムラテックス(C)と式(I)で表されるパラクロロ
フェノール化合物(D)を含む第2処理剤で処理した
後、60〜150℃で熱処理することを特徴とする高圧
ホース補強用繊維コードの製造方法。
【化2】 (ただし、式中のnは0または1〜10の整数を表
す)。
【0008】また、本発明のゴムホースは、主として次
の構成を有する。すなわち、上記製造方法で得られた繊
維コードとエチレン・ポリプロピレン・非共役ジエン系
三元共重合体ゴム配合物からなるホースである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳述する。
本発明で使用されるポリエステル繊維は、エチレンテレ
フタレートを主たる繰り返し単位とするジカルボン酸と
グリコールからなるポリエステルをいう。ジカルボン酸
成分としては、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸などが挙げられる。また、グリコール成分とし
ては、エチレングリコール、プロピレングリコール、テ
トラメチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等が挙げられる。上記ジカルボン酸成分の一部
を、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、スルホン酸
金属置換イソフタル酸などで置き換えてもよく、また、
上記のグリコール成分の一部を、ジエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサン
ジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、およ
びポリアルキレングリコールなどに置き換えてもよい。
これらの中でも、ジカルボン酸成分の90モル%以上が
テレフタル酸からなり、グリコール成分の90モル%以
上がエチレングリコールからなる、ポリエチレンテレフ
タレートが好適である。このポリエステルには、酸化チ
タン、酸化ケイ素、炭酸カルシウム、チッ化ケイ素、ク
レー、タルク、カオリン、ジルコニウム酸などの各種無
機粒子や架橋高分子粒子、各種金属粒子などの粒子類の
ほか、従来からある抗酸化剤、金属イオン封鎖剤、イオ
ン交換剤、着色防止剤、ワックス類、シリコーンオイ
ル、各種界面活性剤などが添加されていてもよい。
【0010】また、ホースがブレーキホースとして使用
される場合には、繊維の固有粘度が0.85以上のもの
が好ましく、また動的粘弾性測定装置を用い周波数11
Hzで測定したときの損失正接(tanδ)の温度分散に
現れる主分散の極大値温度が130℃以上、より好まし
くは140℃以上であるポリエステル繊維であることが
好ましい。損失正接(tanδ)の主分散が前記範囲にあ
る場合には、ブレーキフルードが繊維に触れるような場
合においても、ポリエステル中へのブレーキフルードの
防錆剤等が拡散することが抑制され、劣化の少ないホー
スを得ることができる。
【0011】また、本発明で使用されるアラミド繊維と
は、芳香族環がアミド結合で結合された繰り返し単位が
全体の少なくとも80%以上を占める重合体からなる繊
維を意味する。これらの重合体または共重合体からなる
アラミド繊維の代表例としては、ポリパラフェニレンテ
レフタルアミド繊維、ポリメタフェニレンテレフタルア
ミド繊維およびポリパラフェニレン・3,4’−ジフェ
ニルエーテル・テレフタルアミド繊維などを挙げること
ができる、このアラミド繊維もまた上述した周知の添加
剤などを含むことができる。
【0012】通常は、得られた前記のポリエステル繊維
もしくはアラミド繊維にメートル当たり約40回から1
50回の撚を施してコードとなす。
【0013】本発明の繊維コードの製造方法では、繊維
に処理剤を2度に分けて付与するいわゆる2浴処理を行
うことが必要である。その第1処理剤には一分子中にエ
ポキシ基を2個以上有するポリエポキシド化合物(A)
が含まれる。
【0014】第1処理剤のポリエポキシド化合物(A)
として好ましく用いられるポリエポキシド化合物として
は、一分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を、該
化合物100gあたり0.1g当量以上含有する化合物
を挙げることができる。具体的には、ペンタエリスリト
ール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、
プロピレングリコール、グリセロール、ソルビトール、
などの多価アルコール類とエピクロルヒドリンの如きハ
ロゲン含有エポキシド類との反応生成物、レゾルシン・
ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェ
ノール・ホルムアルデヒド樹脂などの多価フェノール類
と前記ハロゲン含有エポキシド類との反応生成物、過酢
酸または過酸化水素などで不飽和化合物を酸化して得ら
れるポリエポキシド化合物、即ち、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチルー3,4−エポキシシクロヘキセン
カルボキシレート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチ
ル−シクロヘキシルメチル)アジペート、フェノールノ
ボラック型、クレゾールノボラック型、ハイドロキノン
型、ビフェニル型、ビスフェノールS型、臭素化ノボラ
ック型、キシレン変性ノボラック型、フェノールグリオ
キザール型、トリスオキシフェニルメタン型、トリスフ
ェノールPA型、ビスフェノール型のポリエポキシド等
の芳香族ポリエポキシドが挙げられる。特に好ましいの
は、ソルビトールグリシジルエーテル型やクレゾールノ
ボラック型のポリエポキシドである。
【0015】また、第1処理剤はポリエポキシド化合物
(A)とゴムラテックス(B)を含む場合が接着性や液
漏れの抑制により好ましい。
【0016】また、第1処理剤に使われるゴムラテック
ス(B)では、天然ゴムラテックス、スチレン・ブタジ
エンゴムラテックス、ブタジエンラテックス、アクリロ
ニトリル・ブタジエンゴムラテックス、クロロプレンゴ
ムラテックスおよびビニルピリジン・スチレン・ブタジ
エンゴムラテックスなどが挙げられ、これらを単独また
は混合して使用することができるが、耐熱性および接着
性の点から、ゴムラテックス100重量%のうち、ビニ
ルピリジン・スチレン・ブタジエン三元共重合体ゴムラ
テックスが50重量%以上を占めるゴムラテックスが好
ましい。
【0017】特に、本発明の繊維コードの製造方法で処
理された繊維を用いて補強されるゴムがエチレン・プロ
ピレン・ジエン三元共重合体ゴム(EPDMゴム)の場
合には、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエン三元共
重合体ゴムラテックス(VP)、スチレン・ブタジエン
共重合体ラテックス(SBR)およびポリブタジエンラ
テックス(PB)の混合ゴムラテックスを用いることが
好ましく、各ゴムラテックスの混合比は、固形分重量比
VP/SBR/PBが50〜80/0〜50/0〜50
の範囲とするのが好ましい。
【0018】第1処理剤において、ポリエポキシド化合
物(A)とゴムラテックス(B)が処理剤中の固形分重
量比でA/B=25/75〜75/25とすることが好
ましい。かかる範囲とすると、繊維コードとゴムとの接
着性を確保するための繊維コードへの第1処理剤の付着
量を多くする必要もなく、ホースとして使用される際
に、エポキシ化合物の反応が適度に進み、オイルを浸透
させにくいコードとすることができる。より好ましいの
は、ポリエポキシド化合物(A)とゴムラテックス
(B)の固形分重量比がA/B=40/60〜60/4
0である。
【0019】第1処理剤には、ポリエポキシド化合物
(A)とゴムラテックス(B)以外に界面活性剤を添加
することが好ましい。界面活性剤としてはアニオン系界
面活性剤をポリエポキシド化合物(A)の0.01〜
0.20重量%添加することが接着性を損ねないことか
ら好ましい。好ましく用いられるアニオン系界面活性剤
としてはドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの
アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ナフタレンス
ルホン酸のホルマリン縮合物、ジオクチルスルフォサク
シネートナトリウム塩、ラウリル酸ナトリウム、ステア
リン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウムなどの石鹸、
ラウリル硫酸エステルナトリウム塩、セチル酸エステル
ナトリウム塩、ステアリル硫酸エステルナトリウム塩、
オレイル硫酸エステルナトリウム塩などの高級アルコー
ル硫酸エステル塩、ラウリルエーテル硫酸エステルナト
リウム塩などの高級アルコールリン酸モノエステルジ地
ナトリウム塩などがあげられる。
【0020】また、第1処理剤にはヒンダードフェノー
ル化合物のごとき酸化防止剤、アルデヒドアミン化合物
のごとき老化防止剤を添加することもできる。しかしな
がら、レゾルシン・ホルムアルデヒド樹脂やブロックイ
ソシアネートのごときラテックス架橋剤の架橋剤として
働く化合物の添加は避けた方が好ましい。
【0021】第1処理剤は、混合液の総固形分濃度が5
〜20重量%、特に7〜15重量%の範囲で使用される
のが好ましい。かかる範囲とすると、処理剤の安定性に
優れる。
【0022】本発明の高圧ホース補強用繊維コードの製
造方法において、第2処理剤にはレゾルシン・ホルマリ
ン・ゴムラテックス(C)と式(I)で表されるパラク
ロロフェノール化合物(D)が含まれる。
【化3】 (ただし、式中のnは0または1〜10の整数を表
す)。
【0023】第2処理剤に用いられるレゾルシン・ホル
マリン・ゴムラテックス(C)とは、レゾルシンとホル
ムアルデヒドの初期縮合物とゴムラテックスの混合物で
ある。レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物とは、
アルカリ触媒または酸触媒の存在下で、レゾルシンとホ
ルムアルデヒドを縮合させたものであって、レゾルシン
とホルムアルデヒドのモル比が1:0.3〜1:5、特
に1:1〜1:3の範囲であるとホース製造工程で粘着
性のカスが発生も少なく、高い接着性とホースの製造工
程の安定性が確保できやすくなる。
【0024】さらには、レゾルシン・ホルムアルデヒド
初期縮合物として、あらかじめジヒドロキシベンゼンと
ホルムアルデヒドとを無触媒または酸性触媒の下で反応
させて得られるノボラック型の樹脂を用いることが好ま
しい。具体的には、この化合物は、例えばレゾルシン1
モルに対してホルムアルデヒド0.7モル以下とで縮合
した化合物(例えば、商品名“スミカノール700”登
録商標、住友化学(株)製)である。該レゾルシンとホ
ルムアルデヒドのノボラック型縮合物を使用するに際し
ては、アルカリ触媒水分散液に溶解後、ホルムアルデヒ
ドを添加し、レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比を
1:1〜1:3に調整することが好ましい。
【0025】第2処理剤のレゾルシン・ホルマリン・ゴ
ムラテックス(C)で使用されるゴムラテックスとして
は、天然ゴムラテックス、スチレン・ブタジエンゴムラ
テックス、アクリロニトリル・ブタジエンゴムラテック
ス、クロロプレンゴムラテックスおよびビニルピリジン
・スチレン・ブタジエンゴムラテックス、エチレン・プ
ロピレン・非共役ジエン系三元共重合体ゴムラテックス
などが挙げられ、これらを単独または混合して使用する
ことができるが、耐熱性および接着性の点から、ゴムラ
テックス100重量%のうち、ビニルピリジン・スチレ
ン・ブタジエン三元共重合体ゴムラテックスが50重量
%以上を占めるゴムラテックスが好ましい。
【0026】特に、本発明の繊維コードの製造方法によ
る繊維を用いて補強されるゴムがエチレン・プロピレン
・ジエン三元共重合体ゴム(EPDMゴム)の場合に
は、ビニルピリジン・スチレン・ブタジエン三元共重合
体ゴムラテックス(VP)、スチレン・ブタジエン共重
合体ラテックス(SBR)およびポリブタジエンラテッ
クス(PB)の混合ゴムラテックスを用いることが好ま
しく、各ゴムラテックスの混合比は、固形分重量比VP
/SBR/PBが50〜80/0〜50/0〜50とす
ることが好ましい。
【0027】更に、第2処理剤のレゾルシン・ホルマリ
ン・ゴムラテックス(C)のレゾルシン・ホルムアルデ
ヒドとゴムラテックスの配合比は、処理剤中の固形分重
量比で1/1〜1/10、さらには、1/2〜1/4の
範囲で使用されるのが好ましい。かかる範囲とすると、
すぐれたゴムとの接着力が得られ、一方、処理された繊
維コードの粘着性が高くなりにくく、ゴムホース製造工
程での取り扱いが容易となる。
【0028】本発明の処理剤組成物において、上記一般
式で示されるクロロフェノール化合物の、ノボラック型
レゾルシン・ホルマリン樹脂とゴムラテックスとの混合
物(RFL)との配合比は、固形分重量比で1/1〜1
/6、特に1/2〜1/4の範囲にすることが好まし
く、この範囲とすることによって、ゴムとの接着性を向
上することができる。
【0029】第2処理剤に使われるパラクロロフェノー
ル化合物(D)とは、パラクロロフェノールとホルマリ
ンおよびレゾルシンを共縮合した化合物であり、前記し
た式(I)で表される化合物である。
【0030】式(I)で表されるクロロフェノール化合
物としては、2,6−ビス(2′,4′−ジヒドロキシ
−フェニルメチル)−4−クロロフェノ−ル(トーマス
ワン(株)製“カサボンド”、ナガセ化成工業(株)製
“デナボンド”など)が挙げられるが、なかでも特にベ
ンゼン核を3以上有するクロロフェノール化合物を主成
分とするものが接着性および工程通過性の点から好まし
く用いられる。
【0031】第2処理剤の処理剤組成物において、レゾ
ルシン・ホルマリン・ゴムラテックス(C)と一般式
(I)で表されるパラクロロフェノール化合物(D)と
の配合比は、処理剤中における固形分重量比で1/1〜
1/6、特に1/2〜1/4の範囲にすることが好まし
く、この範囲にすることによって、処理剤量が少なくて
もゴムとの良好な接着性が得られる。
【0032】第2処理剤は、混合液の総固形分濃度が5
〜20重量%、特に7〜15重量%の範囲で使用される
のが好ましい。かかる範囲とすると、処理剤の安定性に
優れる。
【0033】第1処理剤および第2処理剤組成物を繊維
コードに付着させるには、浸漬、ノズル噴霧、ローラー
による塗布などの任意の方法を採用することができる。
【0034】繊維コードに対する第1処理剤組成物の付
着量は、乾燥重量比で1.0〜7.0重量%、特に2.
0〜4.5重量%の範囲が好ましく、この範囲とするこ
とで、ゴムとの接着力が優れ、かつホースとしたときの
液の漏れを防ぐことができる。一方、繊維コードに対す
る第2処理剤組成物の付着量は、乾燥重量比で0.5〜
4.0重量%、特に1.5〜3.0重量%の範囲が好ま
しく、この範囲とすることで、ゴムとの接着性が良好に
なる。
【0035】本発明の特徴は、ポリエステル繊維コード
またはアラミド繊維コードに第1処理剤を付与した後
で、200〜250℃で熱処理し、第2処理剤を付与し
た後で、通常より低温の60〜150℃で熱処理するこ
とにある。
【0036】第1処理剤を付与した後の200〜250
℃の熱処理は繊維コードと第1処理剤との接着性を確保
することと、補強用繊維としての必要な物性、主に初期
モジュラスを確保するために必要である。繊維コードに
所望の張力をかけた上で、200〜250℃で0.5〜
10分程度の熱処理を施すことが好ましく、より好まし
くは220〜250℃で0.5〜10分程度の緊張下加
熱処理を施す。
【0037】また、第2処理剤を付与した後に60〜1
50℃で熱処理する工程は、繊維コードと第2処理剤と
の接着性を確保すると共に、処理剤が付与された後の熱
老化性を抑えることを目的とする。繊維コードに所望の
張力をかけた上で、60〜150℃で0.5〜10分程
度の熱処理を施すことが好ましく、さらには60〜12
0℃で0.5〜10分程度の緊張下加熱処理を施すのが
好ましい。
【0038】繊維コードとゴムとの接着性を得るに際
し、レゾルシン・ホルマリン・ゴムラテックス(C)と
式(I)で表されるパラクロロフェノール化合物(D)
からなる第2処理剤の最適熱処理温度は150℃以下も
しくは200〜260℃である。 一方、かしめ性(ホ
ースとした後に熱老化を行ったときの液漏れ)は単純に
熱処理温度が低いほど良好となる。また、生産性は60
℃以下ではコードが乾ききらないため極端に悪くなる。
したがって、接着性・かしめ性・生産性を考慮して、第
2処理剤の熱処理温度を60〜150℃、好ましくは6
0〜100℃、さらに好ましくは70〜90℃で熱処理
するものである。その機構は完全に解明されていない。
接着性を確保するだけならば、前記のいずれの温度を採
用しても構わない。しかしながら、該熱処理条件は、処
理剤が付与された繊維コードがホース補強用として使わ
れる際に、影響をおよぼす。
【0039】すなわち、先に記載したようにポリエステ
ル繊維コードやアラミド繊維コードはビニロン繊維コー
ドに比べ、金具でホースをカシメた部分からの液漏れを
起こしやすく、ホース製造条件を制約してしまうという
問題がある。この問題の要因は繊維コードの劣化に起因
するだけではなく、処理剤の変質によるものであった。
そして、処理剤の変質は先記した特定の第1処理剤を施
した後、200〜250℃で熱処理し、特定の第2処理
剤を付与した後に、150℃以下の温度、好ましくは1
20℃以下の温度で熱処理することにより解決できるこ
とが分かった。また、第2処理剤を付与した後の熱処理
温度は60℃以上とすることが生産能率上有利であり、
60〜120℃の温度範囲をとることにより、生産効率
および性能に最も優れた繊維コードが得られる。
【0040】かくして、本発明の繊維コードの製造方法
によって得られる繊維は、ゴムとの接着性が良好で、か
つ熱による劣化が少なく、ブレーキホースやカーエアコ
ン用のホース等に好適に用いることができる。
【0041】次に、本発明のゴムホースについて説明す
る。本発明のゴムホースの形状としては、従来から周知
のものを適用することができるが、内層ゴムの上に1層
または2層以上に補強用繊維を巻き回し、その上に外層
ゴムを被覆したものが好ましい。
【0042】補強用繊維コードの巻き回し方法として
は、一方の繊維コードと他方の繊維コードが上下交互に
巻き回すブレード方式、一方の繊維コードを巻き回した
上から他方の繊維コードを巻き回すスパイラル方式など
があり、補強用繊維コードが互いに密着した形状や、補
強用繊維コードが互いに間隔をおいている形状がある
が、特に指定はない。
【0043】ゴムホースの加硫方法としては乾熱下での
加硫と水蒸気下での加硫があり、通常、150℃〜16
0℃で30分〜1時間で行うが、加硫方法、加硫時間お
よび加硫温度などの条件は適宜選択すればよい。
【0044】本発明のホースにおいては、補強繊維に触
れる状態でEPDM系ゴムが配置されていればよく、内
層ゴムと外層ゴムの種類が異なっても支障はない。例え
ば、ブレーキホースの場合には、未加硫のEPDMゴム
組成物の内管上に補強用繊維コードを2重に編組し、そ
の上に未加硫のEPDMゴムを被覆したのち、加硫され
る。
【0045】
【実施例】以下に、実施例により、本発明をさらに具体
的に説明する。なお実施例における各測定値は次の方法
により求めたものである。 [ポリエステル繊維の固有粘度(IV)]試料8gをオル
ソクロロフェノール100mlに溶解し、濾過により処
理剤成分を除去した溶液の相対粘度ηrを、オストワル
ド粘度計を用いて25℃で測定し、近似式(IV=0.
0242ηr+0.2634)により極限粘度IVを算
出した。 [損失正接(tanδ)]オリエンテック社製RHEO VIBRON D
DV-II-EAを使用して動的粘弾性を測定した。処理コード
の撚りを解舒したのち、試料長(チャック間距離)40
mm、駆動周波数11Hz、振動変位16μm、静荷重0.
15g/d、昇温速度3℃/分の条件で測定したもので
ある。 [処理剤付着量]JIS L 1017(1995年)の
質量法によって求めた。 [剥離接着力]直径10cm、長さ6cmのアルミニウム
製のパイプに内側ゴムとして下述のゴム配合組成の未加
硫ゴムを貼り付け、その上に繊維コードを隙間がないよ
うに巻きつけ、その上に外側ゴムとして下記配合組成の
未加硫ゴムを貼り付けてコード・ゴム複合体とした後、
ラッピングクロス(東レ(株)製)を巻き付け、オート
クレーブ中にて160℃で30分間加硫した。放冷後、
ラッピングクロスを取り除き、コード・ゴム複合体をア
ルミニウム製パイプから剥がし取り、繊維コードと水平
方向に幅1インチに切ってタンザク状の試験片とし、J
IS K 6301(1995年)に準じて、処理コー
ドと外側ゴムの界面を50cm/minの速度で剥離
し、1インチあたりの剥離力を測定した。 ゴム配合組成: (化合物) (重量部) EPDM 100.0 亜鉛華 5.0 ステアリン酸 1.0 カーボンブラック 80.0 硫黄 1.5 2−メルカプトベンゾチアゾール 0.5 テトラメチルチウラムジスルフィド 1.0 [ホース接着ゴム付き]JIS K 6330−6(19
98年)により、加硫したあとのホースを幅1インチの
リング状に切断して試験片とし、接着剤処理した繊維コ
ードと外側ゴムの界面を50cm/minの速度で剥離
した。剥離面を目視し、繊維へのゴムの付着状態がかな
り良好なものを◎、良好なものを○、悪いものを×とし
た。 [エアーデフュージョン性(AD性)]ホースブレード層
のオイル透過性の指標として用いた。ゴム中に繊維コー
ド6本を束にして置き、加硫をおこなった後、加硫ブロ
ックの端面に露出している繊維コード束の一方から空気
を2kg/cm2の圧力で10分間流し、そのときの空気透
過量を表す水柱の水面の移動距離を求めた。加硫をおこ
なった後に加硫ブロックを室温まで放冷して測定したと
きの値を初期値とし、加硫ブロックを空気循環型乾熱炉
中で100℃×1週間加熱後に室温まで放冷して測定し
たときのエアーデフュージョン性を劣化値(老化後AD
値)とした。
【0046】(実施例1)ナガセ化成(株)製ポリグリ
シジルエーテル型ポリエポキシド化合物(商品名:EX
512)と住化エイビーエス・ラテックス(株)製のビ
ニルピリジン・スチレン・ブタジエン3元共重合ラテッ
クス“ピラテックスFS”および日本ゼオン(株)製ポ
リブタジエンラテックス“ニッポール111A”を固形
分の重量比で50:40:10とし、総固形分濃度を1
0wt%とした第1処理剤を使用した。このとき、予め
ポリエポキシド化合物100重量部に対して15部のジ
オクチルスルフォサクシネートナトリウム塩(第1工業
製薬(株)製、”ネオコールSW−3”)で分散させた
ポリエポキシド化合物をゴムラテックスの混合液に加え
た。また、レゾルシン1.0モルに対しホルムアルデヒ
ドを2.0モルを反応させて得られたレゾルシン・ホル
ムアルデヒドの初期縮合物と、住化エイビーエス・ラテ
ックス(株)製のビニルピリジン・スチレン・ブタジエ
ン3元共重合ラテックス“ピラテックスFS”および日
本ゼオン(株)製ポリブタジエンラテックス“ニッポー
ル111A”を固形分の重量比で1:2.4:0.6と
なる比率で混合したRFL液を、総固形分濃度を10w
t%に調整して24時間熟成させた。このとき、予めレ
ゾルシンとホルムアルデヒドをモル比でレゾルシン/ホ
ルムアルデヒド=1/0.65の割合で酸性触媒下で予
備縮合させたノボラック型の予備縮合物(住友化学
(株)製“スミカノール700S”)を、水酸化ナトリ
ウムを溶解した水に溶解させた後、ホルムアルデヒドを
追加添加した。本RFLにトーマススワン(株)製p−
クロルフェノール・ホルムアルデヒド・レゾルシン誘導
体”カサボンド”を固形分の重量比でRFL:p−クロ
ルフェノール・ホルムアルデヒド・レゾルシン誘導体=
2.5:1となるように混合して液固形分濃度12重量
%の第2処理剤を得た。強度が9.0g/d、伸度が1
4%、150℃乾熱収縮率が9%であるポリエステル繊
維(東レ(株)製)1500デニール288フィラメン
トからなる繊維に1mあたり100回の撚りをかけて繊
維コードとした。次に、該繊維コードをリッツラー社製
コンピュートリータ処理機を用いて、第1処理剤に浸漬
し、2%のストレッチをかけて240℃で2分間熱処理
を行なった。続けて、第2処理剤に浸し80℃で2分間
の熱処理を行った。このようにして得られた繊維コード
の特性評価結果を表1に示す。
【0047】
【表1】 次に、EPDMゴム配合物を押出し機で押出して内管と
し、その上に上記の各繊維コードをブレードし、その外
側に内管ゴムと同一のEPDMゴム配合物を外管として
押出し被覆した。それを長尺巻取成形し、160℃で3
0分の蒸気缶加硫を行い、内径16mm、外径24mm
の補強ゴムホースを作製した。このようにして得られた
ゴムホースについての特性の評価結果を表1に併せて示
した。
【0048】(実施例2〜3および比較例1〜2)第2
処理剤付与後の熱処理温度を表1に示すとおりに変えた
以外は、実施例1と同様にテストした。結果を表1に併
せて示す。
【0049】(実施例4)第1処理剤に使用するエポキ
シ化合物として、ナガセ化成(株)製クレゾールノボラ
ック型ポリエポキシド”商品名:EM150”を用いた
こと、ポリエポキシ化合物とラテックスの配合比を表1
に記載したとおりに変更した以外は、実施例1と同様に
テストした。得られた処理コードの特性評価結果を表1
に併せて示した。
【0050】(実施例5〜7および比較例3〜4)ナガ
セ化成(株)製ソルビトールグリシジルエーテル型ポリ
エポキシド化合物(商品名:EX614)と住化エイビ
ーエス・ラテックス(株)製のビニルピリジン・スチレ
ン・ブタジエン3元共重合ラテックス“ピラテックスF
S”および日本ゼオン(株)製ポリブタジエンラテック
ス“ニッポール111A2”を固形分の重量比で50:
25:25とし、総固形分濃度を15wt%とした第1
処理剤を使用した。このとき、予めポリエポキシド化合
物100重量部に対して15部のジオクチルスルフォサ
クシネートナトリウム塩(第1工業製薬(株)製、”ネ
オコールSW−3”)で分散させたポリエポキシド化合
物をゴムラテックスの混合液に加えた。また、レゾルシ
ン1.0モルに対しホルムアルデヒドを2.0モルを反
応させて得られたレゾルシン・ホルムアルデヒドの初期
縮合物と、住化エイビーエス・ラテックス(株)製のビ
ニルピリジン・スチレン・ブタジエン3元共重合ラテッ
クス“ピラテックスFS”および日本ゼオン(株)製ポ
リブタジエンラテックス“ニッポール111A”を固形
分の重量比で1:2.4:0.6となる比率で混合した
RFL液を、総固形分濃度を15wt%に調整して24
時間熟成させた。このとき、予めレゾルシンとホルムア
ルデヒドをモル比でレゾルシン/ホルムアルデヒド=1
/0.65の割合で酸性触媒下で予備縮合させたノボラ
ック型の予備縮合物(住友化学(株)製“スミカノール
700S”)を、水酸化ナトリウムを溶解した水に溶解
させた後、ホルムアルデヒドを追加添加した。本RFL
にトーマススワン(株)製p−クロルフェノール・ホル
ムアルデヒド・レゾルシン誘導体”カサボンド”を固形
分の重量比でRFL:p−クロルフェノール・ホルムア
ルデヒド・レゾルシン誘導体=2:1となるように混合
して液固形分濃度12重量%の第2処理剤を得た。一
方、1500デニール1000フィラメントのアラミド
繊維(デュポン(株)製,KEVLAR−29)に1m
あたり100回の撚りをかけて繊維コードとした。次
に、この繊維コードをリッツラー社製コンピュートリー
タ処理機を用いて、第1処理剤に浸漬し、0.5%のス
トレッチをかけて220℃で2分間熱処理を行った。続
けて、第2処理剤に浸し表2に記載したとおりの温度で
2分間の熱処理を行った。得られた繊維コードの特性評
価結果を表2に示す。
【表2】 次に、EPDMゴム配合物を押出し機で押出して内管と
し、その上に上記の各繊維コードをブレードし、その外
側に内管ゴムと同一のEPDMゴム配合物を外管として
押出し被覆した。それを長尺巻取成形し、160℃で3
0分の蒸気缶加硫を行い、内径16mm、外径24mm
の補強ゴムホースを作製した。このようにして得られた
ゴムホースについての特性の評価結果を表2に併せて示
した。
【0051】
【発明の効果】本発明の製造方法によって得られた高圧
ホース補強用繊維コードは、従来処方により得られた高
圧ホース補強用繊維に比較して、EPDM系ゴムとの接
着性とエアーデフュージョン性共にバランスのとれ、安
定性にすぐれた性能を発揮することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H111 AA02 BA12 BA25 BA34 CC03 DA26 DB12 EA12 4L033 AA07 AA08 AB01 AC11 BA08 CA34 CA68 CA70

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル繊維コードまたはアラミド
    繊維コードをポリエポキシド化合物(A)を含む第1処
    理剤で処理した後、200〜250℃で熱処理し、引き
    続いてレゾルシン・ホルマリン・ゴムラテックス(C)
    と式(I)で表されるパラクロロフェノール化合物
    (D)を含む第2処理剤で処理した後、60〜150℃
    で熱処理することを特徴とする高圧ホース補強用繊維コ
    ードの製造方法。 【化1】 (ただし、式中のnは0または1〜10の整数を表
    す)。
  2. 【請求項2】 第1処理剤がゴムラテックス(B)を含
    むことを特徴とする請求項1記載の高圧ホース補強用繊
    維コードの製造方法。
  3. 【請求項3】 ゴムラテックス(B)が、ビニルピリジ
    ン−スチレン−ブタジエン三元共重合体ラテックスを含
    むゴムラテックスであることを特徴とする請求項2に記
    載の高圧ホース補強用繊維コードの製造方法。
  4. 【請求項4】 ポリエポキシド化合物(A)とゴムラテ
    ックス(B)が固形分重量比で25/75〜75/25
    であることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載
    の高圧ホース補強用繊維コードの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の製造方
    法で得られた繊維コードとエチレン・ポリプロピレン・
    非共役ジエン系三元共重合体ゴム配合物からなるホー
    ス。
JP17174199A 1999-06-18 1999-06-18 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース Pending JP2001003267A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17174199A JP2001003267A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17174199A JP2001003267A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001003267A true JP2001003267A (ja) 2001-01-09

Family

ID=15928836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17174199A Pending JP2001003267A (ja) 1999-06-18 1999-06-18 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001003267A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348777A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Teijin Ltd ポリエステル繊維の接着処理方法および繊維補強ゴム複合体
EP1285737A1 (en) * 2001-08-23 2003-02-26 Milliken Europe N.V. Reinforcement cords and fabrics for hoses and pipes
JP2003090466A (ja) * 2001-07-11 2003-03-28 Hitachi Cable Ltd 車両用ブレーキホース
JP2006052502A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Teijin Techno Products Ltd ゴムホース補強用繊維コード、およびゴムホース
JPWO2013187364A1 (ja) * 2012-06-11 2016-02-04 東レ株式会社 ゴム補強用ポリエステル繊維コード
JP2021014663A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 帝人フロンティア株式会社 ゴムホース補強用アラミド繊維コードおよび繊維補強ゴムホース

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348777A (ja) * 2001-05-28 2002-12-04 Teijin Ltd ポリエステル繊維の接着処理方法および繊維補強ゴム複合体
JP2003090466A (ja) * 2001-07-11 2003-03-28 Hitachi Cable Ltd 車両用ブレーキホース
EP1285737A1 (en) * 2001-08-23 2003-02-26 Milliken Europe N.V. Reinforcement cords and fabrics for hoses and pipes
WO2003018278A1 (en) * 2001-08-23 2003-03-06 Milliken Europe N.V. Reinforcement cords and fabrics for hoses and pipes
JP2006052502A (ja) * 2004-08-13 2006-02-23 Teijin Techno Products Ltd ゴムホース補強用繊維コード、およびゴムホース
JPWO2013187364A1 (ja) * 2012-06-11 2016-02-04 東レ株式会社 ゴム補強用ポリエステル繊維コード
JP2021014663A (ja) * 2019-07-16 2021-02-12 帝人フロンティア株式会社 ゴムホース補強用アラミド繊維コードおよび繊維補強ゴムホース
JP7332369B2 (ja) 2019-07-16 2023-08-23 帝人フロンティア株式会社 ゴムホース補強用アラミド繊維コードおよび繊維補強ゴムホース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2006078013A1 (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コードおよびその製造方法
JP6248636B2 (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コード
JP2008031576A (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コード、及びそれを用いたタイヤのキャッププライ部材
JP2010053465A (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コード
US4255486A (en) Methods and means for improvings resin bonds between substrates, and materials therefor and products therefrom
JP5169640B2 (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コード
JP2001003267A (ja) 高圧ホース補強用繊維コードの製造方法およびホース
US4012350A (en) Liquid adhesive from phenoplast and m-aminophenol
JP6194839B2 (ja) ホース補強用ポリエステル繊維コード
US4131584A (en) Elastomer latex composition
JP2001146686A (ja) ゴム補強用繊維およびその製造方法ならびにホース
JP4983298B2 (ja) ホース補強用ポリエステル繊維コード
JP6031917B2 (ja) ホース補強用ポリエステル繊維コード
JP2001064878A (ja) ホース補強用ポリエステル繊維の製造方法およびホース
JP5200423B2 (ja) ホース補強用ポリエステル繊維コード
JP4456825B2 (ja) 繊維補強ゴムホース
JP4506339B2 (ja) アラミド繊維コードとゴム組成物との接着方法及び該接着方法により得られる複合体
JP2011026743A (ja) ゴム補強用ポリエステル繊維コードおよびタイヤ
JPH10273877A (ja) ゴム補強用繊維の製造方法
JP2017150106A (ja) ポリエステル繊維コード
JP5519401B2 (ja) ゴム補強用繊維の製造方法
JP3937891B2 (ja) ホース補強用ポリエステル繊維の製造方法
JP2001090872A (ja) ゴムホース
JP7303018B2 (ja) ゴムホース補強用アラミド繊維コード
JP4240651B2 (ja) ホース補強用繊維コードおよびその製造方法ならびにホース