JP2001002962A - インクジェット記録用マゼンタ色水系インク - Google Patents

インクジェット記録用マゼンタ色水系インク

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JP2001002962A
JP2001002962A JP17116399A JP17116399A JP2001002962A JP 2001002962 A JP2001002962 A JP 2001002962A JP 17116399 A JP17116399 A JP 17116399A JP 17116399 A JP17116399 A JP 17116399A JP 2001002962 A JP2001002962 A JP 2001002962A
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ink
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water
solid solution
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JP17116399A
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Koichi Takahara
康一 高原
Masaru Watanabe
大 渡辺
Toshie Tonishi
利江 遠西
Satoshi Minami
智 南
Naoyuki Sakai
尚之 坂井
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Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
Original Assignee
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録において、被記録材料に
対して適性な色調のマゼンタ色を再現し得る、即ち、シ
アン、イエロー色との組み合わせにおいて、色再現範囲
を最大に拡げるマゼンタ色の調色ができ、色相の鮮明
性、透明性に優れた染料並の色相を描くことが可能な、
顔料を着色成分とするマゼンタ色のインックジェット記
録用水系インク。 【解決手段】 着色成分が2,9−ジメチルキナクリド
ン顔料(1)と他の赤色顔料(2)の少なくとも一種と
の混合物またはこれらの固溶体顔料(但し、上記顔料
(1)と無置換キナクリドン顔料の混合物及びこれらの
固溶体顔料は除く)であり、上記の顔料の平均粒子径が
150nm以下であることを特徴とするインクジェット
記録用マゼンタ色水系インク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の属する技術分野】本発明は、特定の色素を含
有するインクジェット記録用水系インクに関する。詳細
には、様々なインクジェット印刷システム、または被記
録材料において良好な色調が得られるインクジェット記
録用マゼンタ色水系インクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット印刷においては、
着色剤として水溶性染料を使用した水系インクが主に用
いられてきた。しかし、染料インクは耐候性、耐水性に
劣る欠点があった。そこで、水溶性染料に代えて顔料を
使用する顔料インクの検討が行われるようになり、近
年、サインディスプレイ市場での大判プリンタとして、
顔料インクを使用するインクジェットプリンタの実用化
が進んできた。その結果、近年、顔料インクも技術の向
上が求められるようになってきた。更に、OA用プリン
タの高画質化技術の向上に伴い、各種物性の点で顔料イ
ンクにおいても染料並の性能(印字品質、色相、彩度、
濃度、光沢、保存性、安全性等)が要求されるようにな
ってきた。
【0003】しかしながら、顔料インクに使用されるカ
ラー顔料は、イエローを除いて、C.I.ピグメントレ
ッド122(P.Red 122)、C.I.ピグメントブルー
15:3(P.Blue 15:3)が用いられることが多く、染料
インクと比べて色再現範囲が異なっている。一方、顔料
自体の改良も検討されるようになり、例えば、米国特許
第4311775号には、染料とほぼ同一の色相角度を
もつシアン顔料が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】インクジェット記録用
マゼンタ色水系インク用に従来から使用されているマゼ
ンタ色顔料は、ジメチルキナクリドン(P.Red 122 )及
び、ジメチルキナクリドンと無置換キナクリドン(C.
I.ピグメントバイオレット 19(P.Violet 19 ))
の混合物またはこれらの固溶体顔料がほとんどである。
これらの顔料は、染料のマゼンタ色と比べ、かなり青味
に位置している。
【0005】この欠点を補うために、オレンジ色、グリ
ーン色を採用する方法があるが、色再現の範囲は広がる
が、ランニングコストがかかってしまうという欠点があ
る。また、高画質化技術としてライトシアン、ライトマ
ゼンタを採用し、階調能力を上げ、より写真画質に近づ
ける技術も確立されてきており、染料並の色再現範囲を
つくることの可能なシアン、マゼンタ色が要望されてい
る。
【0006】従って、本発明の目的は、インクジェット
記録において、被記録材料に対して適性な色調のマゼン
タ色を再現し得る、即ち、シアン、イエロー色との組み
合わせにおいて、色再現範囲を最大に拡げるマゼンタ色
の調色ができ、色相の鮮明性、透明性に優れた染料並の
色相を描くことが可能な、顔料を着色成分とするマゼン
タ色のインックジェット記録用水系インクを提供するこ
とである。本発明者は上記目的を達成すべく、種々検討
した結果、微粒子化した、2,9−ジメチルキナクリド
ンと他の赤色顔料の少なくとも一種との混合物またはこ
れらの固溶体顔料を使用することにより、被記録材料に
適性な色調のマゼンタ色を再現することができることを
見出した。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的は以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、着色成分が
2,9−ジメチルキナクリドン顔料(1)と他の赤色顔
料(2)の少なくとも1種との混合物またはこれらの固
溶体顔料(但し、上記顔料(1)と無置換キナクリドン
顔料の混合物及びこれらの固溶体顔料は除く)を含み、
上記顔料の平均粒子径が150nm以下であることを特
徴とするインクジェット記録用マゼンタ色水系インクで
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明におけるマゼンタ顔料は、
従来からマゼンタ色顔料として使用されている2,9−
ジメチルキナクリドン顔料(1)と無置換キナクリドン
顔料との混合物及びこれらの固溶体顔料以外の、2,9
−ジメチルキナクリドン顔料(1)と他の赤色顔料
(2)の少なくとも1種の混合物または固溶体顔料であ
る。2,9−ジメチルキナクリドン顔料(以下ではジメ
チルキナクリドン顔料と称することがある。)(1)
は、C.I.ピグメントレッド122(以下では、P.
Red 122と略記することがある。)である。他の
赤色顔料(2)としては、2,9−ジメチルキナクリド
ン顔料(1)と併用することでマゼンタ色を呈し、耐候
性が優れ、高い着色力、鮮明性を有する顔料が使用され
る。
【0009】例えば、以下に示す顔料が挙げられる。
C.I.ピグメントレッド 5、C.I.ピグメントレ
ッド23、C.I.ピグメントレッド 112、C.
I.ピグメントレッド144、C.I.ピグメントレッ
ド 146、C.I.ピグメントレッド147、C.
I.ピグメントレッド 149、C.I.ピグメントレ
ッド150、C.I.ピグメントレッド 166、C.
I.ピグメントレッド170、C.I.ピグメントレッ
ド 176、C.I.ピグメントレッド177、C.
I.ピグメントレッド 178、C.I.ピグメントレ
ッド185、C.I.ピグメントレッド 202、C.
I.ピグメントレッド207、C.I.ピグメントレッ
ド 208、C.I.ピグメントレッド209、C.
I.ピグメントレッド 214、C.I.ピグメントレ
ッド220、C.I.ピグメントレッド 221、C.
I.ピグメントレッド238、C.I.ピグメントレッ
ド 245、C.I.ピグメントレッド254。これら
の顔料は1種又は2種以上を組み合わせて使用される。
【0010】上記における固溶体顔料とは、ジメチルキ
ナクリドン顔料(1)と他の赤色顔料(2)の混合顔料
を、下記のような方法で顔料化処理することによって固
溶体の状態にしたものであり、固溶体とすることで色相
の鮮明性、冴え、透明性を向上させることができる。混
合顔料を固溶体にする方法は、従来公知の方法を用いる
ことができ、特に制限されない。例えば、固溶体にする
複数の顔料を配合し、酸ペースト処理ないし摩砕工程を
経て固溶体粗結晶を得、これを有機溶剤等で処理するこ
とによって固溶体顔料が得られる。
【0011】本発明で使用されるジメチルキナクリドン
顔料(1)と他の赤色顔料(2)との使用割合は、希望
する画像の色相によって適宜決められるものであり、特
に限定されないが、通常、該顔料(1)対該顔料(2)
は99:1〜1:99(重量比)の範囲であり、好まし
くは99:1〜30:70の範囲である。
【0012】インクジェット記録用インクにおいて、画
像の色の透明性、鮮明性などの諸物性を優れたものとす
るために、本発明に使用するジメチルキナクリドン顔料
(1)と他の赤色顔料(2)に顔料の結晶を整えたり、
顔料粒子の形状や粒子径を所望の範囲に整えたりする等
の後処理を従来公知の方法に準じて施すことができる。
【0013】本発明に使用されるジメチルキナクリドン
顔料(1)と他の赤色顔料(2)とからなる調色顔料
は、通常のサンドミル、ボールミル等の分散方法によっ
て平均粒子径が150nm以下、好ましくは100nm
以下になるようにインク中に分散させることが好まし
い。従って、インク製造に際して、これらの顔料は上記
の分散粒子径となるように予め微粒子化されたものを使
用することが好ましい。
【0014】顔料を微粒子化する方法は特に限定され
ず、従来公知の方法を用いることができる。例えば、顔
料を酸ペースト処理する方法や、衝突粉砕や摩砕により
微細化する方法が挙げられる。衝突粉砕法にはボールミ
ルや振動ミルを用いるドライミリング法があり、スチー
ルボール、スチールロッド等の粉砕媒体が使用され、必
要により無機塩が摩砕助剤として使用される。摩砕法に
はソルトミリング法やソルベントミリング法があり、摩
砕助剤として無水芒硝、塩化ナトリウム、硝酸アルミニ
ウム等の無機塩が使用される。このようにして得られた
微粒子顔料は色相の鮮明性、冴え、透明性を有し、ま
た、耐候性、耐熱性、耐溶剤性等の諸堅牢性に優れた性
質を示す。
【0015】本発明のインクジェット記録用水系インク
では、ジメチルキナクリドン顔料(1)と他の赤色顔料
(2)の少なくとも1種との混合物または固溶体を着色
剤とすること以外は従来のインクジェット記録用水系イ
ンクの成分構成は同じである。通常、該インクは、着色
剤、水の他に水溶性樹脂や界面活性剤及び有機溶剤等に
より構成され、インクの保存性、吐出安定性等を向上さ
せる目的で、表面張力調整剤、粘度調整剤、比抵抗調整
剤、消泡剤、防黴剤等を加えることもできる。本発明に
おいては、顔料以外のこれら及び下記のインク構成成分
は、それらの使用量を含めて特に制限されず、従来の該
インクの構成に使用される成分をいずれも使用すること
ができる。本発明におけるインクに使用される水は、イ
オン交換水またはイオン交換した蒸留水が用いられる。
【0016】水性樹脂としては、例えば、アクリル系、
アクリル−スチレン系、ポリエステル系、ポリアミド
系、ポリウレタン系等の樹脂が単独又は混合して用いら
れ、これらの水性樹脂は、インク中の顔料の重量に対
し、通常5〜100重量%、インクの保存性、吐出安定
性等の低下を考慮し、好ましくは10〜50重量%の範
囲で用いられる。又、これらの樹脂に対してpH調整剤
として、無機アルカリやアンモニア、アミン類を適宜使
用することができる。
【0017】インクジェット記録用水系インクには、更
に、顔料の分散性、分散安定性、経時でのインク保存安
定性を向上させるために界面活性剤を加えることができ
る。例えば、アニオン系活性剤(アルキル硫酸エステル
塩、アルキルアリール硫酸エステル塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルスルホン酸塩、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテルスルホン酸
塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物、ポリオキ
シエチレンアルキルリン酸エステル塩、ポリオキシエチ
レンアルキルアリールリン酸エステル塩等)、非イオン
系界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、
ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキ
ルアミンエーテル、脂肪酸ジエタノールジアミド、ソル
ビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコール類、アセ
チレングリコール類等)、カチオン系界面活性剤(アル
キルアミン塩、第4級アンモニウム塩等)、両性界面活
性剤(アルキルベタイン、アミンオキサイド等)を使用
することができる。
【0018】又、インクジェット記録用水系インクに
は、インクやプリントヘッドのノズル部分の乾燥防止や
吐出安定性の向上等を図るために、通常、水とともに水
溶性溶剤が用いられる。水溶性溶剤としては、例えば、
アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピル
アルコール等)、多価アルコール類(エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリ
プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキサン
ジオール、グリセリン、チオジグリコール等)、多価ア
ルコールエーテル類(エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノプロピルエーテル、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメ
チルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノ
エチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエ
ーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、
トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチ
レングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリ
コールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフ
ェニルエーテル等)、アミン類(ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、エタノールアミン、エチレンジ
アミン、ジエチレンジアミン、トリエチレンペンタミ
ン、テトラエチレンペンタミン等)、複素環類(2−ピ
ロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等)、スルホキ
シド類(ジメチルスルホキシド等)、スルホン類(スル
ホラン等)、アセトニトリル等が用いられる。
【0019】本発明におけるインクジェット記録用水系
インクは、マゼンタ色インクとしてインクジェット記録
用に使用されるが、インクジェット記録方式は特に限定
されず、サーマル方式やピエゾ方式等のいずれの方式の
インクジェット印刷にも用いることができる。インクの
性状は、記録方式により異なるが、通常、粘度は1〜2
0mPa・s、表面張力は25〜50mN/m、pHは
5〜12の範囲である。また、インク中の顔料分は、印
刷システム等によって異なるが、通常0.1〜20重量
%、好ましくは1〜10重量%である。
【0020】本発明におけるインクジェット記録用水系
インクにおいては、インクジェット記録媒体に対して、
ジメチルキナクリドン顔料(1)と他の赤色顔料(2)
の配合比を変えることにより目的の色相を描くことがで
きる。さらにイエロー、シアン色との組み合わせにおい
て、最適な色調を選択することによりカラーの色再現範
囲を拡げることができ、さらに顔料の平均粒子径を15
0nm以下、好ましくは100nm以下にすることによ
り彩度や透明性等に優れた性質を発揮することができ
る。
【0021】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。特に断りのない限り、文中の部及び%
は重量基準である。尚、以下の例における顔料自体の平
均粒子径及びインク中の顔料の平均粒子径は、下記の方
法で測定した重量平均粒子径である。 (1)顔料自体の平均粒子径の測定方法 顔料0.5gと分散剤0.7gとをフーバーマーラーで
荷重150ポンド、練り回数300回の条件で分散さ
せ、測定装置に記載されている濃度まで水で希釈した
後、超音波を1分間作用させて調整した試験液をコール
ターサブミクロン粒子アナライザー(コールター社製M
ODEL N−4)で測定する。 (2)インク中の顔料の平均粒径の測定法 インク0.1gをイオン交換水により、測定装置に記載
されている濃度まで希釈した後、超音波を20秒作用さ
せて調整した試験液をコールターサブミクロン粒子アナ
ライザー(コールター社製MODEL N−4)で測定
する。
【0022】顔料製造例1 2,9−ジメチルキナクリドン顔料(P.Red 12
2)の粗顔料10部、塩化ナトリウム100部、高沸点
脂環式炭化水素1部をボールミル中に充填し、10時間
摩砕を行った。続いて常法に従って顔料化、ろ過、洗浄
等の後処理を行ってプレスケーキを得た。ジメチルキナ
クリドン顔料としての固形分は30%であった。得られ
たプレスケーキを乾燥、粉砕してジメチルキナクリドン
顔料を得た。このようにして製造された上記顔料の平均
粒子径は、200nm以下であり、色相は青みの赤色を
示した。
【0023】一方、4,4′−ジアミノ−1,1′−ジ
アントラキノニル顔料(C.I.ピグメントレッド 1
77)の粗顔料10部、無水芒硝90部、塩素化脂肪族
炭化水素1部をボールミル中に充填し、10時間摩砕を
行った。続いて、常法に従って顔料化、ろ過、洗浄等の
後処理を行ってプレスケーキを得た。得られたプレスケ
ーキを乾燥、粉砕してジアントラキノニル顔料を得た。
このようにして製造された上記顔料平均粒子径は200
nm以下であり、色相は赤色を示した。
【0024】次に、上記で得たジメチルキナクリドン顔
料のプレスケーキの固形分8部とジアントラキノニル顔
料の水性プレスケーキの固形分2部とを混合し、乾燥、
粉砕してジメチルキナクリドン顔料及びジアントラキノ
ニル顔料の混合物顔料を得た。このものの色相はマゼン
タ色を示した。混合物の顔料平均粒子径は200nm以
下であった。
【0025】顔料製造例2 顔料製造例1に示した方法により、2,9−ジメチルキ
ナクリドン顔料の粗顔料7部に4,4′−ジアミノー
1,1′−ジアントラキノニル顔料の粗顔料3部を加え
て摩砕し、固溶体顔料を、有機溶剤処理による顔料化を
行い、続いてろ過、洗浄後、乾燥、粉砕してジメチルキ
ナクリドン顔料/ジアントラキノニル顔料の固溶体顔料
(7/3:重量比)を得た。色相はマゼンタ色を示し
た。製造された固溶体顔料の平均粒子径は200nm以
下であった。
【0026】顔料製造例3 顔料製造例1に示した方法により、2,9−ジメチルキ
ナクリドン顔料の粗顔料5部にジクロロキナクリドン顔
料(C.I.ピグメントレッド 209)の粗顔料2
部、γ型無置換キナクリドン(C.I.ピグメントバイ
オレット 19)の粗顔料3部を加えて摩砕し、固溶体
顔料を得、有機溶剤処理による顔料化を行い、続いてろ
過、洗浄後、乾燥、粉砕してジメチルキナクリドン顔料
/ジクロルキナクリドン顔料/無置換キナクリドン顔料
の固溶体顔料(5/2/3:重量比)を得た。色相はマ
ゼンタ色を示した。製造された固溶体顔料の平均粒子径
は200nm以下であった。
【0027】顔料製造例4 2,9−ジメチルキナクリドン顔料の粗顔料9部とジケ
トピロロピロール顔料(C.I.ピグメントレッド 2
54)の粗顔料1部を100部の98%硫酸に溶解さ
せ、この溶液を500部の冷水中に注入して固溶体顔料
として析出させた。続いてろ過、洗浄(中和)後、常法
に従って有機溶剤処理による顔料化を行い、ろ過、洗
浄、乾燥、粉砕してジメチルキナクリドン顔料/ジケト
ピロロピロール顔料の固溶体顔料(9/1:重量比)を
得た。色相はマゼンタ色を示した。製造された固溶体顔
料の平均粒子径は200nm以下であった。
【0028】顔料製造例5 顔料製造例1に示した方法により、2,9−ジメチルキ
ナクリドン顔料の粗顔料5部にC.I.ピグメントレッ
ド 5(不溶性アゾ顔料)の粗顔料5部を加えて摩砕
し、固溶体顔料を得、有機溶剤処理による顔料化を行
い、続いてろ過、洗浄後、乾燥、粉砕してジメチルキナ
クリドン顔料/C.I.ピグメントレッド5 顔料の固
溶体顔料(5/5:重量比)を得た。色相はマゼンタ色
を示した。製造された固溶体顔料の平均粒子径は200
nm以下であった。
【0029】実施例1 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を105nmとしたインクジェ
ット記録用マゼンタ色水系インキを得た。
【0030】実施例2 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を152nmとしたインクジェ
ット記録用マゼンタ色水系インキを得た。
【0031】実施例3 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を98nmとしたインクジェッ
ト記録用マゼンタ色水系インキを得た。
【0032】実施例4 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を154nmとしたインクジェ
ット記録用マゼンタ色水系インキを得た。
【0033】比較例1 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を211nmとしたインクジェ
ット記録用マゼンタ色水系インキを得た。
【0034】比較例2 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレング
リコール14部、ジエチレングリコール6部、グリセリ
ン20部及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作
成し、超遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除
去し、顔料の平均粒子径を195nmとしたインクジェ
ット用水性マゼンタ色インキを得た。
【0035】比較例3 顔料製造例1で得た2,9−ジメチルキナクリドン顔料
をサンドミルにより分散し、2,9−ジメチルキナクリ
ドンの水性プレスケーキ17.9部(顔料固形分28
%)、水溶性アクリル分散剤3部、エチレングリコール
14部、ジエチレングリコール6部、グリセリン20部
及び水39.1部からなる水性顔料分散液を作成し、超
遠心分離機で分散し得なかった顔料粗粒子を除去し、平
均粒子径を102nmとしたインクジェット用水性マゼ
ンタ色インキを得た。
【0036】上記の方法で得た各インクジェット記録用
マゼンタ色水系インクを以下の方法により評価を行っ
た。 〔展色〕各インクを顔料濃度1重量%に水希釈したもの
を用いた。展色方法として、バーコーター規格4番を使
用し、RKコントロールコーター(RK Print-Coat 社
製)により展色した。展色に使用した記録紙は、エプソ
ン社製フォトプリント紙2、キャノン社製フォト光沢紙
GP−201である。 〔測色〕ミノルタ社製CR−121により測定し、L
*、a*、b*、彩度(C*)、色相角度(θ)によっ
て測色結果を示した。
【0037】〔グロス〕英光産業社製 DR LANG
E 光沢計により60゜の条件で測定した。透明性は、
実施例及び比較例のインクを使用し、インクジェット記
録用OHPシートにバーコーター規格16番を用いて、
上記コーターにより展色、その透明性を目視で確認し
た。結果を下記の指標で示す。 ○:透明性良好 △:半透明 ×:透
明性無し 以上の評価結果を表1及び表2に示す。
【0038】表 1(エプソン社製フォトプリント紙)
【0039】表 2(キャノン社製フォト光沢紙)
【0040】表1及び2の結果から、上記2種記録紙に
おいて、P.Red 122 の色相は他の顔料とは異なってお
り、記録紙により色相に違いがでてくることがわかる。
即ち、本発明におけるインクジェット記録用水系インク
は、従来のインク(比較例3)に比べ、黄みの色相を描
いており、顔料の配合を変えることにより、目的の色相
に調色することができる。さらに平均粒子径が150n
m以下、好ましくは100nm以下のインクを使用する
ことにより、彩度、透明性に優れたマゼンタ色を描くこ
とができる。これにより、記録紙における最適なマゼン
タ色、即ちイエロー、シアン色との混色領域の色再現範
囲を最も拡げるマゼンタ色を選択することができる。
又、ピエゾ振動子を有するオンデマンド型のインクジェ
ットプリンターで画像情報をプリントし、吐出における
信頼性についても良好な吐出性を確認した。
【0041】実施例5 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子
径を101nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色
水系インキを得た。
【0042】実施例6 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、平均粒子径を1
48nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色水系イ
ンキを得た。
【0043】実施例7 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子
径を104nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色
水系インキを得た。
【0044】実施例8 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子
径を151nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色
水系インキを得た。
【0045】比較例4 顔料製造例2で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子
径を193nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色
水系インキを得た。
【0046】比較例5 顔料製造例3で得た固溶体顔料をサンドミルにより分散
し、固溶体顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固
形分28%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオ
ン系界面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエ
チレングリコール5部、グリセリン10部及び水54.
1部からなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で
分散し得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子
径を208nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色
水系インキを得た。
【0047】比較例6 顔料製造例1で得た2,9−ジメチルキナクリドン顔料
をサンドミルにより分散し、2,9−ジメチルキナクリ
ドン顔料の水性プレスケーキ17.9部(顔料固形分2
8%)、水溶性ポリエステル分散剤2部、アニオン系界
面活性剤1部、エチレングリコール10部、ジエチレン
グリコール5部、グリセリン10部及び水54.1部か
らなる水性顔料分散液を作成し、超遠心分離機で分散し
得なかった顔料素粒子を除去し、顔料の平均粒子径を1
01nmとしたインクジェット記録用マゼンタ色水系イ
ンキを得た。
【0048】上記の方法で得た各インクジェット用イン
クを前記の方法で評価した。評価結果を表3及び4に示
す。表 3(エプソン社製フォトプリント紙)
【0049】表 4(キャノン社製フォト光沢紙)
【0050】表3及び4の結果から、上記2種記録紙に
おいて、Pig.Red 122 の色相は、異なっており、記録紙
により色相に違いがでてくることがわかる。本発明にお
けるインクジェット記録液は、従来のインク(比較例
6)に比べ、黄みの色相を描いており、顔料の配合を変
えることにより、目的の色相に調色することができる。
さらに平均粒子径が150nm以下、好ましくは100
nm以下のインクを使用することにより、彩度、透明性
に優れたマゼンタ色を描くことができる。これにより、
記録紙における最適なマゼンタ色、即ちイエロー、シア
ン色との混色領域の色再現範囲を最も拡げるマゼンタ色
を選択することができる。さらに、サーマル型のインク
ジェットプリンターで画像情報をプリントし、吐出性に
おける信頼性についても良好な吐出性を確認した。
【0051】
【発明の効果】本発明における顔料成分として2,9−
ジメチルキナクリドンと1種あるいは2種以上の赤色顔
料との混合物または固溶体を使用したインクジェット記
録用マゼンタ色水系インクは、色相を調色することが可
能であり、これによりカラーの色再現範囲を拡げること
ができる。また微粒子化することにより彩度、グロス、
透明性等にも優れ、染料インクと殆ど同等の画像を描く
ことができる。
フロントページの続き (72)発明者 遠西 利江 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 南 智 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 (72)発明者 坂井 尚之 東京都中央区日本橋馬喰町1−7−6 大 日精化工業株式会社内 Fターム(参考) 4J039 BC16 BC51 BC69 BE01 CA06 DA02 EA15 EA33 EA34 EA37 EA39 EA48 GA24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色成分が2,9−ジメチルキナクリド
    ン顔料(1)と他の赤色顔料(2)の少なくとも一種と
    の混合物またはこれらの固溶体顔料(但し、上記顔料
    (1)と無置換キナクリドン顔料の混合物及びこれらの
    固溶体顔料は除く)であり、上記の顔料の平均粒子径が
    150nm以下であることを特徴とするインクジェット
    記録用マゼンタ色水系インク。
  2. 【請求項2】 上記の顔料をインクの全重量に基づき
    0.1〜20重量%含有する請求項1に記載のインクジ
    ェット記録用マゼンタ色水系インク。
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