JP2001000549A - 気管切開カテーテル - Google Patents

気管切開カテーテル

Info

Publication number
JP2001000549A
JP2001000549A JP11180431A JP18043199A JP2001000549A JP 2001000549 A JP2001000549 A JP 2001000549A JP 11180431 A JP11180431 A JP 11180431A JP 18043199 A JP18043199 A JP 18043199A JP 2001000549 A JP2001000549 A JP 2001000549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
thickness
tube
double
tracheostomy catheter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11180431A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Niikura
真 新倉
Yasuhiko Shima
靖彦 嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koken Co Ltd
Original Assignee
Koken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koken Co Ltd filed Critical Koken Co Ltd
Priority to JP11180431A priority Critical patent/JP2001000549A/ja
Publication of JP2001000549A publication Critical patent/JP2001000549A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】挿入部の肉厚が薄く内管の内径が従来のものよ
りも大きく、かつ軽量で患者が使用に際して負担が少な
い二重管構造の気管切開カテーテルを提供するを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】患者の気管内に挿管される気管切開カテー
テルであって、該気管切開カテーテルの二重管構造部分
の肉厚が0.75mm以下で、比重1.0以下の熱可塑
性プラスチックを材料とすることを特徴とする二重管構
造の気管切開カテーテルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重管構造の気管
切開カテーテルに関し、具体的には患者が容易に呼吸で
き、かつ使用に際し患者の負担を軽減した気管切開カテ
ーテルに関する。
【0002】
【従来技術】長期の呼吸管理や意識障害のある患者の呼
吸管理、あるいは全身麻酔時の気道確保のために気管切
開術が適用され、手術により開孔した部位に気管切開カ
テーテルを装着して気管内に空気が流れ込むようにする
ことが行なわれている。そして、この気管切開カテーテ
ルは患者の負担軽減の観点から、二重構造の気管切開カ
テーテルが使用されている。即ち、気管切開カテーテル
を長期使用していると、チュ−ブの中が痰等によって詰
まって来るため掃除が必要となり、その時カテーテルの
外側は体内に残し、内管だけを抜いて掃除できるように
2重管とし、患者の負担を軽減しているのである。二重
管構造の気管切開カテーテルの一例を図1をもって説明
する。図1において、内管5の一端に外側アダプタ−1
及び内側アダプタ−2が設けられており、内側アダプタ
−2の外周に外側アダプタ−1が付けられ、この外側ア
ダプタ−1は内側アダプタ−2の周りを自由に回転でき
るようになっている。ロック受け3の一部に設けられた
切り裂きより内側アダプタ−2の爪がロック受け3の内
側に入れることが出来、内側アダプタ−2を回転させる
ことにより内管全体を固定することが出来る。フレーム
4はロック受け3に付けられているが、自由に回転させ
ることが出来、このフレーム4にバンド等を付け好きな
角度でこの気管切開カテーテルを患者の頸部に固定する
ことが出来る。外管6には設けたマーフィ孔7は外管6
の中心線よりずれて2個設置されている。また、内管5
及び外管6の挿入部先端部は切開口より挿入しやすいよ
うに斜めにカットされ、特に外管6の先端部はさらに患
者の粘膜を損傷することがないよう丸みが付けられてい
る。
【0003】この二重管構造の気管切開カテーテルの材
料としては金属、テフロン、シリコーン等が用いられて
きたが、これらを材料としたカテーテルでは、カテーテ
ル自体が重いため患者にとっては使用には苦痛が伴っ
た。またシリコーン等の合成樹脂の場合には、管の肉厚
が厚いために内管の内径が小さくなり、患者の呼吸が制
限されることになっていた。テフロンでは肉厚が薄いも
のを作ることはできるが、工作に手間がかかり安価なも
のを作ることは困難であった。また、二重管構造のうち
外管には、発声や自発呼吸を行うためのマーフィ孔が設
けられていることがあるが、このマーフィ孔が外管の中
心部に設けられていたため、内管を挿入する際に内管が
この穴に引っかかりスムーズに挿入することが出来なか
った。さらにこの気管切開カテーテルを患者の頸部に固
定するために切開した挿入部にフレームが設けられるこ
とがあったが、従来はこの固定のためのフレームに柔軟
性がなく、かつフレームが本体に固定されているため
に、装着時に患者は自由に首を動かすことが困難とな
り、負担を強いられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は、
患者が気管切開カテーテルを使用時に挿入の負担を減ら
し、かつ容易に呼吸できるようにするため種々検討した
結果、二重管構造の外管の外径を押さえ、かつ内管の内
径を大きくし、このためには外管、内管の肉厚を出来る
限り薄くすることが有効であることを見出し、更に種々
検討の結果、比重1.0以下のポリプロピレンを使用
し、外径及び内管の肉厚を0.75mm以下であれば所
望の気管切開カテーテルが可能であることが分かり本発
明を完成した。即ち、本発明の目的は、挿入部の肉厚が
薄く内管の内径が従来のものよりも大きく、かつ軽量で
患者が使用に際して負担が少ない二重管構造の気管切開
カテーテルを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、患者の
気管内に挿管される気管切開カテーテルであって、該気
管切開カテーテルの二重管構造部分の肉厚が0.75m
m以下である比重1.0以下の熱可塑性樹脂を使用する
ことを特徴とする二重管構造の気管切開カテーテルであ
る。そして、本発明にかかる二重管構造の気管切開カテ
ーテルを構成する比重1.0以下の熱可塑性樹脂として
は90以上の硬さを有し、インジェクション成型が可能
なものであることが好ましく、具体的にはポリプロピレ
ンであることが好ましい。気管切開カテーテルでは、自
由に回転し柔軟性のあるフレームを持ち、さらには中心
部をはずした2カ所にマーフィ孔が外管に持つ構造であ
ることが好ましい。そして、二重管構造とし、内管のみ
を交換、使用することによってディスポーザブルとする
ことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明について詳細に述べる。通
常使用されている気管切開カテーテルの挿入部分の肉厚
は1.0〜1.5mm程度であるが、本発明の気管切開
カテーテルの二重管構造部分の肉厚が0.75mm以下
であることが必要であって、肉厚が0.75mm以上で
は重く、患者の負担は大きくなる。従って、肉厚が薄け
れば薄いほど好ましいが、気管切開カテーテルの形状保
持性、成型性又はそれ自体の強度のため、最低0.3m
m程度の厚さを要する。そして、外管及び内管の径は通
常の気管切開カテーテルの径と同様であり、内管がスム
−スに出し入れできるスペ−スが必要である。気管切開
カテーテルの二重管構造部分を合成樹脂で成型する場合
にはチューブを湾曲させる、ブロー成型、あるいはイン
ジェクション成型等が考えられる。これらの成型方法の
うち、外管、内管の肉厚を出来る限り薄くし、その厚さ
を均一にし、管外部からの衝撃に対して変形せずに気道
を確保でき、管部分を傷つけない硬さが必要となる。こ
の問題を解決する手段としては、インジェクション成型
が可能であって、90以上の硬さを有し、1.0以下の
比重を有する熱可塑性プラスチックを材料とすることに
より可能なことが明らかとなった。
【0007】成型方法についてはインジェクシヨン成
形、ブロー成形等をあげることができるが、管壁厚の均
一性良くチューブ構造を成形するためにはインジェクシ
ヨン成形が望ましい。また硬さについてはJISK63
01による測定でAタイプの数値として90以上が必要
である。これ以下の硬さでは外部から加えられた力によ
り容易に変形するため気道を確保する事ができない。ま
た熱可塑性樹脂の比重が1.0以下であれば、完成した
気管切開カテーテルの重量が患者の負担にならない重量
となる。具体的に使用できる熱可塑性樹脂としてはポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン等をあ
げることができるが、特にポリプロピレンが望ましい。
特にポリプロピレンを使用した場合、安価となるのでデ
ィスポーザブルとしやすい。
【0008】二重管構造部分の外管にはマーフィ孔を持
つことが望ましいが、具体的にはディスポーザブル気管
切開カテーテルの外管の中心部をはずして2カ所にある
ことが望ましい。中心をはずすことにより内管を挿入す
る際に穴に内管がひっかることが無くスムーズに出し入
れでき、かつ2個あることにより十分な開口部面積をと
ることが出来る。また気管切開カテーテルには患者の頸
部に気管切開カテーテルを固定するためのフレームを持
つことが望ましいが、このフレームがそのフレームの固
定部で自由に回転出来、かつ柔軟性を持つことが望まし
い。具体的には二重管部分と同じ材料が使用でき、特に
ポリプロピレンが望ましい。
【0009】
【実施例】本発明の実施例として図面をもって具体的に
説明する。図1に二重管構造の気管切開カテーテルの側
面図を示す。内管5の1端に内管外側アダプター1及び
内管内側アダプター2は設けられ、内側アダプター2の
外周に外側アダプター1が付けられ、この外側アダプタ
ー1は内側アダプター2の周りで自由に回転することが
出来る。そしてロック受け3の一部に設けられた切り裂
きより内側アダプター2の爪がロック受け3の内側に入
れることが出来、内側アダプター2を回転させることに
より内管5全体を固定することが出来る。フレーム4は
ロック受け3に付けられているが、自由に回転させるこ
とが出来、このフレームにバンド等を付け好きな角度で
この気管切開カテーテルを患者頸部に固定することが出
来る。外管6には設けたマーフィ孔7は6の中心線より
ずれて2個設置されている。また内管5、外管6の挿入
部先端部は切開口より挿入しやすいように斜めにカット
され、特に外管6の先端部はさらに患者の粘膜を損傷す
ること無いよう丸みを付ける。
【0010】
【発明の効果】本発明の気管切開カテーテルは、内管と
外管の二重管構造を有し、かついずれの管の肉厚が0.
75mm以下であるため、内管の内径を大きく取れ患者
が充分量の空気の出し入れが出来、容易に呼吸すること
が可能となる。また重量も軽いため使用時の負担も少な
いものである。また、安価なポリプロピレンで成形した
場合はディスポーザブルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二重管構造の気管切開カテーテルの側面図
【符号の説明】
1 内管の外側アダプター 2 内管の内側アダプ
ター 3 ロック受け 4 フレーム 5 内管
6 外管 7 マーフィ孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の気管内に挿管される気管切開カテ
    ーテルであって、該気管切開カテーテルの二重管構造部
    分の肉厚が0.75mm以下である比重1.0以下の熱
    可塑性樹脂を使用することを特徴とする二重管構造の気
    管切開カテーテル。
  2. 【請求項2】 前記熱可塑性樹脂は、インジェクション
    成型が可能であって、90以上の硬さ(Aタイプ、JI
    SK6301)を有し、且つ、1.0以下の比重を有す
    ることを特徴とする特許請求範囲第1項記載の二重管構
    造の気管切開カテーテル。
  3. 【請求項3】 前記熱可塑性樹脂が軟質ポリプロピレン
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項及び第2
    項のいずれかの項記載の気管切開カテーテル。
  4. 【請求項4】 気管開口部に自由に回転し柔軟性のある
    頸部に固定のためのフレームを持つことを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の気管切開カテーテル。
  5. 【請求項5】 マーフィ孔を持ち、かつこのマーフィ孔
    が外管の中心部をはずして2カ所にあることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の気管切開カテーテル。
JP11180431A 1999-06-25 1999-06-25 気管切開カテーテル Pending JP2001000549A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11180431A JP2001000549A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 気管切開カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11180431A JP2001000549A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 気管切開カテーテル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001000549A true JP2001000549A (ja) 2001-01-09

Family

ID=16083143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11180431A Pending JP2001000549A (ja) 1999-06-25 1999-06-25 気管切開カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001000549A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101537820B1 (ko) * 2007-05-25 2015-07-17 가부시키가이샤 고켄 기관절개 캐뉼러

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101537820B1 (ko) * 2007-05-25 2015-07-17 가부시키가이샤 고켄 기관절개 캐뉼러

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8573218B2 (en) Tracheostomy tube
US7681576B2 (en) Multiple cannula systems and methods
JP5689056B2 (ja) 気管切開チューブ
US20090320834A1 (en) Dilator Loading Catheter
US8104475B2 (en) Medical tube assemblies
CA2371435A1 (en) Laryngeal mask adapter
AU613768B2 (en) Percutaneous tracheostomy tube
EP1617891A2 (en) Tracheostomy device
US7021314B1 (en) Stoma stent with integrated speech flap valve
US4791920A (en) Tracheostomy cannula
JP2001000549A (ja) 気管切開カテーテル
JP2003513713A (ja) 咬みつきに耐えられる気管内チューブ
KR101544350B1 (ko) 기관삽관 이중튜브
CN211675770U (zh) 一种肺部通气用支气管隔离导管
US20190247602A1 (en) Curve stabilizer for an endotracheal tube
AU659375B2 (en) Hinged tracheostomy tube obturator
JP7078957B2 (ja) 側孔が開閉自由な気管切開チューブ
JPH0847537A (ja) 気管切開カテーテル
JP2003111846A (ja) カテーテル
CA2643123A1 (en) Medical tube assemblies
JP2004248790A (ja) 気管又は気管支用ステントの挿入具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060623

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091117