JP2000515533A - 陸生哺乳類への2,4―ジエン酸型殺虫剤の改善された全身投与方法 - Google Patents

陸生哺乳類への2,4―ジエン酸型殺虫剤の改善された全身投与方法

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Abstract

(57)【要約】 陸生哺乳類顕著にはイヌまたはネコの毛外被におけるノミの外寄生が、2,4−ジエン酸、塩またはエステル殺虫剤を、該ノミおよび/またはそれらの卵に対して致死性である量であるが該ノミまたはそれらの卵に専らかつ直接的に宿主動物の血液が与えられる場合かかるノミまたは卵に対して致死性である宿主動物の血液中の該殺虫剤の濃度を維持するのには十分でない量にて該哺乳類に全身的に投与することにより、駆除、除去または予防される。

Description

【発明の詳細な説明】 陸生哺乳類への2,4−ジエン酸型殺虫剤の改善された全身投与方法 1.本発明の分野 本発明は、外部寄生虫および内部寄生虫駆除のための全身的に活性な物質の分 野に在る。 2.本発明の背景 様々な有機化合物が、陸生哺乳類におけるノミ駆除のための全身性殺虫剤とし て活性であることが知られている。クテノセファリデス・フェリス(Cteno cephalides felis)およびクテノセファリデス・カニス(Ct enocephalides canis)(それぞれネコノミおよびイヌノミ )による外寄生を駆除、予防または除去するためにイヌおよびネコに経口投与さ れる化合物が特に有益である。これらの化合物には、幼虫ホルモンおよびそれら に化学的に類似した化合物、ベンゾイル尿素誘導体並びにトリアジン誘導体が含 まれる。幼虫ホルモンには、2,4−ジエン酸およびフェノキシフェノキシ化合 物特にフェノキシフェノキシアルコキシ複素環式化合物が含まれる。2,4−ジ エン酸および関連化合物の例は、メトプレン、ヒド ロプレン、ネオテニンおよびエピフェノナンである。フェノキシフェノキシ化合 物の例は、フェノキシカルブおよびピリプロキシフェンである。ベンゾイル尿素 の例は、ルフェヌロン、ジフルベンズロン、テルフルベンズロン、トリフルマロ ン、ヘキサフルマロンおよびフルシクロクスロンである。トリアジン誘導体の例 は、2−シクロプロピルアミノ−4,6−ビス(ジメチルアミノ)−s−トリア ジンである。 これらの化合物並びに構造において関連したおよび同様な活性を有する他のも のは、初めはノミへの直接施用による使用として開示された。その後の研究によ り、活性はまた、宿主動物への該化合物の全身施用によっても得られ得ることが 示された。これらの研究は、バーネット等(チバ−ガイギー・コーポレーション )の米国特許第4,973,589号(1990年11月27日)、バーネット 等(チバ−ガイギー・コーポレーション)の米国特許第5,416,102号( 1995年5月16日)およびミラー(ヴァーバック・インク)の米国特許第5 ,439,924(1995年8月8日)に開示されている。これらの特許の各 々の開示は、給されるべきすべての法的目的のために、ここに参照により取り込 まれる。 これらの特許およびこれらの特許により示された殺虫剤の供給業者により出版 された技術文献によれば、成体ノミの発生の予防は、親ノミが宿主動物の血液を 常食とする場合に達成される。成体ノミは該動物の表皮を通じて直接的に血液を 常食とし、一方ノミ幼虫は該成体ノミの糞中に存在する部分的に消化された血液 を常食とする。かくして、殺虫活性は、最小有効濃度と知覚される濃度を越える ように殺虫剤血中濃度を維持することにより達成される。該最小有効濃度は殺虫 剤を生きた動物に投与しそして該動物の外被におけるノミおよびノミの卵に対す る効果を観察すること以外の手段によっては確認されていないので、宿主動物の 隣接周囲におけるノミ幼虫に対して殺卵活性をもたらすことになる該動物への投 薬量は該動物の血液中の殺虫剤の致死量をもたらす、と想定される。 本発明の要約 或る殺虫剤が宿主動物に経口投与されると、該動物の血液中の殺虫剤の量がも はや検出され得なくなった後長く、ノミに対して有効であり続ける、ということ が今般発見された。ノミに宿主動物から取られた血液が直接(かつそれのみ)、 しかし該動物の外被と接触しないで与えられる場合、殺虫または殺卵活 性を達成するのに必要とされる濃度は、該動物への全身投与により該ノミが殺除 される場合の血液中の観察される濃度よりもかなり大きい、ということが更に発 見された。従って、これらの殺虫剤について、本発明は、血液中の最小有効濃度 であると以前考えられた投薬量を維持するのに十分でないがしかし殺虫または殺 卵効果を達成するのに依然十分である投薬量での宿主動物への全身性投与による ノミおよびノミの卵の駆除に存する。かくして、先行技術に反して、これらの殺 虫剤での有効なノミの駆除は、宿主動物の血液中の最小濃度を越えるために必要 とされたレベルよりもかなり低いレベルでの全身投与により達成される。 本発明のこれらのおよび他の特徴および利点についての詳細は、以下の記載か ら明らかになろう。 本発明の詳細な記載および好ましい具体的態様 本発明は、式 〔ここで、 R1は、C1〜C6アルキルであり、 R2は、H、メチルまたはエチルであり、 R3は、Hまたはメチルであり、 R4は、メチルまたはエチルであり、 R5は、Hまたはメチルであり、 R6は、Hまたはメチルであり、 R7は、メチルまたはエチルであり、 R8は、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3 〜C8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、C7〜C12アラルキル、またはリチ ウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ストロンチウム、銅、マンガンもし くは亜鉛の陽イオンであり、 Xは、Br、Cl、FlまたはOR9(ここで、R9はH、C1〜C6アルキルまた はC1〜C6アルカノイルである)であり、 mは、ゼロ、1、2または3であり、そして nは、ゼロ、1、2または3である〕 の2,4−ジエン酸、塩またはエステルに適用できる。 ここにおいて用いられるとき、用語“シクロアルキル”は、環炭素から分枝す る1個またはそれ以上のアルキル基を有する 環を含めて、飽和炭化水素環を指す。それらの例は、シクロプロピル、シクロペ ンチル、シクロヘキシル、メチルシクロヘキシルおよびシクロヘキシルメチルで ある。好ましいシクロアルキル基はC3〜C6シクロアルキルであり、しかしてシ クロペンチルおよびシクロヘキシルが特に好ましい。用語“アラルキル”は、環 炭素から分枝する1個またはそれ以上の追加的アルキル基を有するおよび有さな い芳香族基で置換されたアルキル基を指す。アラルキル基の例は、ベンジル、フ ェニルエチル、ナフチルメチルおよびエチルベンジルである。好ましいアラルキ ル基はC7〜C9アラルキルであり、しかしてベンジルおよびフェニルエチルが特 に好ましい。用語“アルカノイル”は、カルボキシ基に結合されたアルキル基を 指す。それらの例は、アセチル、プロピオニル、ブチリルおよびヘキサノイルで ある。好ましいアルカノイル基はC1〜C3アルカノイルであり、しかしてアセチ ルおよびプロピオニルが特に好ましい。 2,4−ジエン酸、塩およびエステルについての上記の式の範囲内で、或る下 位部類が好ましい。一つのかかる下位部類は、例えば、二重結合がE,Eまたは Z,E配置最も好ましくはE,E配置にあるものと定められる。別のかかる下位 部類は、R1 がメチルまたはエチルであり、R2がメチルまたはエチルであり、R7がメチルで あり、R8がC1〜C6アルキルまたはC3〜C6アルキニルであり、Xがクロロま たはOR9であり、mがゼロまたは1でありそしてnが1であり、すべての他の 可変基が上記に定義された通りであると定められる。第3のかかる下位部類は、 R1がメチルまたはエチルであり、R2がメチルであり、R3がHであり、R4がメ チルであり、R5がHであり、R6がHであり、R7がメチルであり、R8がC1〜 C4アルキルまたはC3〜C4アルキニルであり、XがクロロまたはOR9であり、 mが1でありそしてnが1であると定められる。第4の好ましい下位部類は、R9 がH、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチルまたはアセチルであること 以外は第3のものと同じである。第5のものもまた、R9がメチル、エチル、イ ソプロピルまたはt−ブチルであること以外は第3のものと同じである。上記の 式の範囲内の公知化合物の特定の例は、1−イソプロピル(E,E)−11−メ トキシ−3,7,11−トリメチルドデカジ−2,4−エノエート(メトプレン 、別名トランス(2),トランス(4)−イソプロピル11−メトキシ−3,7 ,11−トリメチルドデカ−2,4−ジエノエート)、 メチル(E,E)−3,7,11−トリメチルドデカジ−2,4−エノエート( ヒドロプレン)および2−プロピニル(E,E)−3,7,11−トリメチルド デカ−2,4−ジエノエート(キノプレン)である。メトプレン特に(S)−メ トプレンが、特に有益である。ヒドロプレンの場合好ましい光学的配置は(R, S)および(S)であり、一方キノプレンについては好ましい配置は(S)であ る。 本発明の目標は、動物の皮膚または毛と接触しているノミの少なくとも約80 %致死率を達成することであるが、直接的に該動物の血液を常食とする成体ノミ から発現するノミに対して約50%致死性である該動物の血液中の濃度を維持す るのに不十分である量の活性成分でもって達成することである。これらのパラメ ーター内で、単一ボーラスとしてまたは日用量により宿主動物に投与される活性 成分の量は、かなり変動され得る。たいていの適用において、本化合物の最も効 率的な使用での最良の結果は、1日につき該動物の体重1キログラム当たり約0 .3〜約10.0ミリグラムの活性成分(mg/kg)の日用量でもってあるい は該動物の体中におおよそ同等の量をもたらすことになる投薬スケジュールでも って達成される。好まし い範囲は、約1.0〜約5.0mg/kgである。該動物の血液中の濃度の測定 値は一般に全体としての該動物の体中に存在する量の指数であるので、好ましい 投薬量はまた、活性成分の規定血中濃度を維持するのに十分な量によって表され 得る。これらによって表すと、最良の結果は、一般に、該動物の毛または脂肪組 織中活性成分の致死濃度を維持するのに十分であるがしかし血液中重量基準で1 0億部当たり70部の濃度を維持するのに十分でない量を投与することにより得 られる。 理論により縛られるつもりはないけれども、活性成分は、動物の体中の血液と 或る組織および腺との間で、これらの組織および腺特に脂肪細胞のような脂肪親 和性組織に対する優先的親和性でもって分配されている、と信じられる。効能の 有意な部分(大部分さえ)は、血液または疎水性組織よりむしろ脂肪親和性組織 、皮脂腺およびアポクリン腺を通じてのノミまたはノミの卵への活性成分の移動 により達成される、ということが可能である。しかしながら、この説明は可能性 としてのみ与えられており、本発明の範囲についての制限として意図されていな い。 活性成分は、宿主動物への投与のためにいずれかの慣用のや り方で処方され得る。処方の選択は、動物のタイプ、動物の大きさ、並びに投与 方法とりわけ便宜性およびコストのような因子に依存する。種々の処方物の例は 、粉末、タブレット、顆粒、カプセルおよびエマルジョンである。経口投与につ いて、活性成分は、単純な混合によりまたは食物のペレット、チャンク(塊)ま たは粒中への混入または塗被により動物の餌と一緒にされ得る。それらの例は、 活性成分で塗被または含浸されたビスケット、供応物または噛み砕けるタブレッ ト、並びに水中に分散され得る活性成分の液体形態である。活性成分は、処方助 剤として慣用的に用いられる助剤並ひに香料または風味のような動物による自発 的摂取を刺激するもので更に補充され得る。処方物中に含められるための助剤の 例は充填剤および結合剤であり、しかしてラクトース、サッカロース、マンニッ トまたはソルビットのような糖、セルロース製剤、リン酸カルシウム、トウモロ コシデンプン、コムギデンプン、コメデンプンまたはジャガイモデンプンのよう なデンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、寒天およびアルギン 酸ナトリウムを含む。他の例は、シリカ、タルク、ステアリン酸およびその塩並 びにポリエチレングリコールのような流動調整剤および滑剤で ある。更なる例は、処方物技術における当業者にとって容易に明らかであろう。 投与はまた、非経口的にまたは植込み体により達成され得る。非経口投与は、 皮下、静脈もしくは筋肉注射によりまたは経皮施用により達成され得る。植込み 体は、例えば、活性成分が浸出し得る固体状ゴムのようなマトリックスに活性成 分を分散させることによりあるいは活性成分が拡散し得る壁を有する中空カプセ ル中に活性成分を入れることにより作製される。すべてのかかる処方物および投 与方法は、当業者の間で知られている。 本発明は陸生哺乳類の処置への適用であり、しかしてその範囲および意義は動 物畜産および愛玩動物の技術における当業者の間で十分に知られている。このク ラスの中に、家庭用愛玩動物、家畜および様々な仲間的動物が含まれる。特定の 例は、イヌ、ネコ、ハムスターおよびシロイタチである。イヌおよびネコが特に 有益であり、しかして最も有益なものは多分イヌである。 本発明の方法は、ノミの外寄生についてかかる外寄生を被っている動物への投 与により除去しまたは低減することに適用できる。該方法はまた、ノミの外寄生 についてあまり外寄生され ていないがしかしイヌまたはネコがかかる外寄生を受けやすい環境に置かれてい るかまたは入ると予期される動物への投与により予防することに適用できる。用 語“ノミを駆除する”は、ここにおいて、既に存在する外寄生の除去または低減 および外寄生が起こる前の外寄生の予防の両方を表すために用いられている。 次の例は、例示のみの目的のために呈される。 例1 次の実験は、単一経口投与量としてイヌに投与される場合の(S)−メトプレ ンが48〜96時間より長い間該イヌの血液中に残存しないことを実証する。こ の実験において投与される投与量は、下記の例2においてやはり単一経口投与量 の後14日間ノミを駆除するのに有効であることが示されたのと同じ投与量であ る。 1頭のイヌ当たり14〜22kgの範囲の重量および2〜5歳の範囲の年齢の 6頭の健康な混血種のイヌ(3頭の雄および3頭の雌)を利用した。各イヌにつ いて、測定容量の(S)−メトプレンを含有するゼラチンカプセルを、各イヌに ついて単一ゼラチンカプセルにおいてイヌの体重1kg当たり50mg の投与量をもたらすようにイヌの重量に基づいて作製した。イヌをそれらの個々 のカプセルの投与の前に24時間絶食させ、そしてカプセルを各イヌの喉の奥に 置きそしてイヌに飲み込ますことにより投薬を達成した。次いで、水は常に得ら れ得るけれども食物を更に8時間差し控え、そして次の朝イヌに1回餌を与えた 。 各サンプリング時に、50mLの血液を、各イヌの大腿静脈から2つの25m L注射器中に採取した。サンプルは、投薬の7日前(基線を確立するために)そ して次いで投薬後3時間、1日、2日、4日および7日にて取った。ヘマトクリ ットを各サンプルについて遂行して、ヘマトクリット値が実験の期間にわたって 30%より多く低下しないことを確かめた。 メトプレン含有量の決定用の血液サンプルを調製するために各25mlの血液 サンプルをブレンダー中で200mLのアセトニトリル、25gの無水Na2S O4および10gのセライト(CELITE)(登録商標)と、区分期間の間に 30秒間ブレンダーのブレードを冷却させながら、3つの1分間の区分期間混合 した。次いで、この混合物を、50mLのアセトニトリルでの洗浄を含めて真空 濾過した。この濾液を石油エーテル で1分間抽出し、次いで700mLの脱イオン水で希釈した。これに50gのN aClを添加し、そしてこの溶液を0.5N−HClでpH2に酸性化した。次 いで、水性相を捨て、そして石油エーテル相を600mLの脱イオン水で2回洗 浄した。次いで、この石油エーテルを、50gのNa2SO4が上部に置かれたグ ラスウール栓を通じて濾過した。次いで、このNa2SO4を15mLの石油エー テルですすぎ、そしてこの抽出剤をロータリーエバボレーターにて30℃の浴温 度を用いて10mLに濃縮した。次いで、この濃縮された抽出剤を、分析におけ る次工程まで冷蔵庫中に保存した。 フロリシル(FLORISIL)(登録商標)(ケイ酸マグネシウム吸収剤) を200℃にて24時間熱活性化し、次いでこのフロリシル(FLORISIL )を45分間冷却させ、フロリシル(FLORISIL)50g当たり5mLの 蒸留水を添加し、この混合物を振とうしそしてこれを3時間平衡化させることに より、抽出カラムを作製した。28mmの内径を有するガラスカラムにグラスウ ールで栓をし、そして石油エーテルを満たした。このカラム中に1cm層のNa2 SO4をゆっくり注ぎ、その後6.5cmのフロリシル(FLORISIL) および1.5cmのNa2SO4を注いだ。次いで、石油エーテルを、それがNa2 SO4の層に達するまで排出した。次いで、前のパラグラフからの抽出剤をガラ スピペットでもって該カラムの上部中に装填し、そしてその容器を石油エーテル ですすぎそして該カラムに添加した。次いで、このカラムを溶媒層がNa2SO4 より上になるまで排液し、そしてこの溶離剤を捨てた。 次いで、各サンプルについて1Lの5%ジエチルエーテル/石油エーテルでも って溶離を遂行し、そして175mLおよび825mLの画分を集めた。次いで 、該825mLの画分を5mLまで蒸発させ、そして冷蔵庫中に保存した。 該825mLの画分をガスクロマトグラフィー用に調製するために、1mLの 内部標準物質をサンプルに添加しそしてこのサンプルの容量を窒素でもっておお よそ0.3mLまで蒸発させた。3%OV−101クロムW・HP100/12 0メッシュ充填物を有する6フィート×1/4インチのガラスカラムを備えたガ スクロマトグラフ(パーキン・エルマー社のシグマ(Sigma)300,水素 炎イオン化検出器およびデータシステムを備える)に、キャリヤーガスとして6 0mL/min の窒素並びにそれぞれ300℃、166℃および280℃の注入器、カラムおよ び検出器温度を用いて、各々5μLの2つのアリコートを注入した。 結果は、下記の表Iに示されている。 表 I 50mg/kg体重の単一経口投与量の後 イヌにおけるメトプレン血中濃度(μg/mL)“nd”:検出可能でない * :検定エラー これらの結果は、6頭のイヌのうち2頭においてメトプレンレベルが48時間 までに検出可能な量未満に低下したこと並びに残りの4つの事例においてメトプ レンレベルが96時間までに検出可能な量未満に低下したことを示している。 例2 この実験は、例1の投薬量と同じ量またはそれ以下の単一投与量としてイヌに 経口的に投与される場合の(S)−メトプレンの殺卵効能を実証する。 重量7.5〜14.9kgおよび年齢7ヵ月ないし68ヵ月の範囲にありかつ 細毛ないし粗毛および1.0〜2.5cmの長さの範囲にある毛外被を有する9 頭の臨床的に健康な雑種のイヌ(5頭の雄および4頭の雌)を用いた。これらの イヌを重量に基づいて3つの処置グループに割り当て、しかして一つのグループ は偽薬((S)−メトプレンを含有しないゼラチンカプセル)を受け取るように 指名され、第2のグループは、1個のカプセルが特定のイヌの体重1kg当たり 25.0mgの(S)−メトプレンを提供するような適切量の(S)−メトプレ ンを含有するように個々に作製させたゼラチンカプセルを受け取るように指名さ れ、そして第3のグループは、1頭のイヌ当たり50.0mg/kg体重を提供 するように個々に作製されたゼラチンカプセルを受け取るように指名された。各 イヌに、ドッグフードおよび水の規則的な給餌スケジュールに加えて、1個のカ プセルを日数0において経口的に投与しそして第2のカプセルを日数33におい て経口的に投与した。 第1のゼラチンカプセルの投与の11日前(即ち、日数−11)およびその後 日数59まで毎週、各イヌに混合性別比のおおよそ200匹の1〜2週齢の餌が 与えられていない成体C.フェリス(C.felis)ノミを外寄生させた。各 イヌは約1分間拘束される一方、その背中に沿ってノミが放出された。 ノミの卵を、日数−7、0、1、2、4、7において並びにその後日数63ま で毎週収集した。卵の収集に先立って、イヌが収容されている檻および収集トレ ーをイソプロピルアルコールですすぎ、そして水の供給を止め、餌ボウルおよび 敷物を各檻から取り除いた。8インチの鋼製金網で作られたスクリーンで覆われ たトレーを該檻の下に置き、そして重量のある白色の包肉用紙を該鋼製金網の下 に置いた。14〜16時間の間を置いて該紙を掃き、そしてかくして収集された 屑およひノミの卵を金属皿に移した。該屑を篩分けにより該卵から分離し、そし てこれらの卵を半パイントプラスチックカートン中に入れ、次いで10cm×1 0cmのガラス板に移した。解剖顕微鏡および細先のアーチストブラシを用いて 、各イヌの掃き集めた屑から100個のノミの卵を数えそして各々25個の卵の 4つの反復試験体に分けた。これらの卵を15mm×60mmの使い捨てプラス チックペトリ皿中に置き、そして79〜80°Fおよび 80%相対湿度にてインキュベートした。収集後72時間して、幼虫の発現を測 定した。この処置の殺卵効果を測定するために、死んでいる幼虫および生きてい る幼虫の両方を数えた。 結果は下記の表11に列挙されており、しかして該表において各記入事項は偽 薬のグループに関してノミの卵からのノミの孵化の阻止パーセントを表し、そし て各記入事項は当該特定の処置グループにおけるすべての反復試験体および3頭 すべてのイヌについての平均である。 表 II 宿主イヌへの経口投与についての メトプレン全身性ノミ殺卵活性 これらの結果は、例1において用いられた投薬量および該投薬量の半分の両方 にて宿主イヌに全身投与される場合の(S)−メトプレンがノミに対して殺卵的 に有効であること並びにその殺卵効能が2週間またはそれ以上(イヌの血液中の (S)−メトプレン濃度が検出可能なレベル未満に低下する時間を十分に経過) 続くことを示している。 例3 この実験は、イヌに経口投与される場合の(S)−メトプレンの殺卵効能を、 同じイヌから抜き取られそして試験管内投与にてノミに直接的に与えられるイヌ 血液中の(S)−メトプレンの殺卵効能と比較する。(S)−メトプレンを初回 ボーラス投薬量にて投与し、そしてその後毎日低率にて投与した。 試験管内試験については、成体ネコノミC.フェリス(C.felis)につ いての篭を備えた人工給餌装置を、「ウェード・エス・イー等,ジェイ・メド・ エント(J.Med.Ent.)25(3):186〜190(1988年5月 号)」に記載されているように用いた。各篭内に、100匹の1週齢の餌が与え られていない成体C.フェリス(C.felis)を置いた。各篭は、パラフィ ルム(PARAFILM)(登録商標)膜に より該ノミから分離された処置された血液用の容器、並びにばらばらに配置され た清潔なイヌ毛を支持するためのおよび該ノミが該膜を通じて該血液を常食とす る時に該ノミにとっての足場を提供するための薄い細長片の紙を含有する区画室 を含んでいた。 10.29kgないし13.87kgの範囲の重量を有する1歳の年齢の15 頭の健康な雄ビーグル犬を各々5頭のイヌの3つのグループに分けた。一つのグ ループには、50mg/kgの(S)−メトプレンの初回ボーラスを与え、その 後0.02%(S)−メトプレンを含有する標準的維持食事を毎日与えた。第2 のグループには、25mg/kgの(S)−メトプレンの初回ボーラスを与え、 その後0.01%(S)−メトプレンを含有する標準的維持食事を毎日与えた。 第3のグループは同じしかし(S)−メトプレンのない食事を受け取り、それに より対照として給した。第1のグループにおける0.02%(S)−メトプレン の毎日の供給はおおよそ3.6mg/kgになり、一方第2のグループにおける 0.01%(S)−メトプレンの毎日の供給はおおよそ1.8mg/kgになっ た。該(S)−メトプレンはゼラチンカプセルにて投与され、該対照は(S) −メトプレンの代わりに植物油を含有するゼラチンカプセルの投与を含み、そし て該標準的食事はサイエンス・ダイエット・カナイン・メインテナンス(Sci ence DietCanine Maintenance)であった。(S) −メトプレンの毎日の供給は、初回ボーラス後6週間続いた。 初回ボーラス後7日しておよびその後更に5週間毎週(週数4を除いて)、3 mLの20%(重量により)クエン酸ナトリウム水溶液が予備充填されている注 射器中に50mLの血液を各イヌから収集した。各処置グループから5つの50 mLサンプルを、各採血時にプールした。各プールから各々10mLのアリコー トを、人工ノミ給餌篭の別々の給餌室中に入れた。 ノミの卵を適切な間隔にて各篭から収集した。100匹の健康に見えるノミを 各篭から解剖顕微鏡下で数え、2つのサブサンプルに分け、そして60mm×1 5mmのプラスチックペトリ皿中に置いた。これらのサンプルを78°Fおよび 85%相対湿度にて3日間インキュベートし、次いで解剖顕微鏡を通じて目視観 察により幼虫の孵化について採点した。各処置グループにおけるすべての反復試 験体からのデータを一緒にして卵の孵化の平均パーセントを得、そして卵の孵化 の阻止パーセント を対照に関して算出した。 週数4のデータ時点の3日前に、各イヌに例2に記載されたやり方でノミを外 寄生させた。週数4において、ノミの卵をイヌそれら自体から例2に記載された やり方で収集し、そしてこのやり方で収集されたノミについて卵の孵化の阻止パ ーセントを例2においてのようにして決定した。 人工給餌室を用いての試験管内の結果が表III示されており、そして生体内 の結果が表IVに示されている。 表 III 試験管内の(S)−メトプレンノミ殺卵活性 *孵化率を決定するのに不充分なノミの卵の産生 表 IV 宿主イヌへの全身経口投与についての メトプレン全身性殺卵活性 これらの結果は集合的に、直接的に血液を通じて有効的殺卵活性を達成するの に十分でない血中メトプレンレベルが殺卵的に有効な全身性投与から生じるのと 同じ血中レベルであることを実証している。このことは、殺卵効果を達成するた めの最小殺卵量より高く血中メトプレン濃度を維持する必要がないこと並びに該 効果は殺卵量未満の血中レベルをもたらすことになる投薬量での全身投与により 達成可能であることを立証している。 例4 この実験は、本発明の範囲外の殺卵剤について遂行される比較実験である。該 殺卵剤はルフェヌロン(フルフェナクル)であり、そしてこの実験において遂行 される試験はこの殺卵剤の殺卵活性と哺乳類の血液中のその濃度の間の関係を調 査する。これは、試験管内人工給餌装置において該殺卵剤を含有する血液を直接 的にノミが常食とするようにすることにより達成された。例5の結果と一緒にさ れるこの実験の結果は、先行技術により断言された殺卵機序の誤りを立証する。 例3に記載された成体ネコノミ用の人工給餌装置および篭を用いた。肉牛血液 を該給餌装置について用い、しかして凝固を 防ぐために血液1リットル当たり35mLの20%クエン酸ナトリウム溶液を添 加することにより調製した。ルフェヌロンの原液を、50.1mgの工業用ルフ ェヌロンを4.951gのジメチルスルホキシド(DMSO)に添加して1.0 %溶液を生じせしめることにより調製した。次いで、1,000ppm溶液を1 .0mLの該1.0%溶液を9.0mLのDMSO中に希釈することにより調製 し、そして100ppm溶液を1.0mLの該1,000ppm溶液を9.0m LのDMSO中に希釈することにより調製した。ジメチルスルホキシドそれ自体 を、対照として用いた。該血液を処理するために、様々な該溶液(0.05mL )をクエン酸塩化された該肉牛血液(100.0mL)に添加して、5.0pp m、0.5ppm、0.05ppmおよび0.00(ゼロ)ppmのルフェヌロ ンを含有する肉牛血液溶液を生じせしめた。各溶液を十分に混合し、そして各濃 度の10mLを該人工給餌装置における5基の供給装置の各々中に入れて反復試 験体として給するようにした。毎日、原液と同一の新鮮な血液溶液を該供給装置 中に入れた。 ノミの卵を、各反復試験体から日数3、5および7において収集した。100 匹の健康に見えるノミを各反復試験体から解 剖顕微鏡下で数え、1つの反復試験体当たり2つのサブサンプルに分け、そして 60mm×15mmのプラスチックペトリ皿中に置いた。これらのサンプルを7 8°Fおよび85%相対湿度にて3日間インキュベートし、次いで解剖顕微鏡を 通じて目視観察により幼虫の孵化について採点した。各濃度におけるすべての反 復試験体からのデータを一緒にして卵の孵化の平均パーセントを得、そして卵の 孵化の阻止パーセントを対照に関して算出した。 結果は、下記の表Vに示されている。 表 V 試験管内のルフェヌロンノミ殺卵活性 *低い数の卵が対照および処理されたグループの両方において産生** 卵は産生せず ルフェヌロンの殺卵活性についての99百分位数の有効濃度(EC99)は、 肉牛血液中に希釈されそして直接的に成体ネコノミに与えられた(試験管内)場 合0.5ppmと5.0 ppmの間に在る。これは、次の例において得られた結果と比較される。 例5 これは、宿主イヌへの経口全身投与におけるルフェヌロンの効能を調査するた めにルフェヌロンについて遂行される更なる実験である。 各々5.5kgないし17.2kgの重量および5ヵ月ないし42ヵ月の年齢 の範囲にありかつ並毛ないし粗毛および1.0〜5.0cmの長さの範囲にある 毛外被を有する6頭の臨床的に健康な雑種および純血種のイヌ(3頭の雄および 3頭の雌)を用いた。これらのイヌを、各々3頭のイヌの2つの処置グループに 分けた。これらのイヌをすべてドッグフードおよび水の規則的な給餌スケジュー ルで維持し、そして2つのグループの一方における各イヌに、イヌの体重1kg 当たり10mgの投薬量を達成するのに適切な数のルフェヌロン含有ゼラチンカ プセルを投与した。この投薬量はイヌにおけるC.フェリス(C.felis) についての最小有効投薬量として供給業者の技術文献に同定され、また単一投与 量の投与後少なくとも14日間0.05ppmの血中濃度レベルが残存すること になる投薬量 である。投与を、日数0においておよび再び日数28において遂行した。 日数−8(ルフェヌロン投与の8日前)、−4、3、10、17、24、31 、38、45、52および59において、おおよそ100匹の餌が与えられてい ない成体C.フェリス(C.felis)を標準的手順により各イヌに施用した 。日数−4、0)1、2、4、7、14、21、28、35、42、49および 56において、例2の手順によりノミの卵を収集しそして幼虫の発現(卵の孵化 )を決定した。結果は、下記の表VIに列挙されている。 表 VI 日数0および日数28において10mg/kgの単一投与量を用いる 宿主イヌへの経口投与についてのルフエヌロン全身性ノミ殺卵活性 これらの結果を上記の表Vにおける結果(例4)と比較すると、宿主イヌへの 経口全身投与についてのノミの卵の孵化の阻止パーセントは、同じ血中濃度にお けるノミの卵に対する直接的試験管内給餌についての阻止パーセントよりもはる かに高い。このこと自体、驚くべき結果である。更に、血液中のルフェヌロンの 濃度は、メトプレンの濃度が低下するようには、全身投与の48時間内に検出可 能なレベル未満に低下しないことを技術文献が示すので、例1および2において 示されたようなメトプレンの継続効能は更に一層驚くべきである。 例6 (S)−メトプレンに戻って、この例は、例4との比較のために肉牛血液を用 いる試験管内ノミ殺卵活性を示す。肉牛血液を用いる手順は、前の例において指 摘されたものと同じであった。結果は、下記の表VIIに示されている。 表 VII 試験管内の(S)−メトプレンノミ殺卵活性 (肉牛血液の使用) 例7 この例は、(S)−メトプレンが生体内投与されたラットの血液と脂肪組織の 間の(S)−メトプレンの分布を示す。 スプレーグ−ドーレー(Sprague−Dawley)CD(登録商標)V AF/PLUS(登録商標)雄ラットを、米国ミシガン州ポーティジのチャール ス・リバー・ブリーディング・ラボラトリーズ・インク社から購入した。該ラッ トの体重は、投与量の投与時に平均200gであった。該ラットを、頚静脈にカ ニューレが挿入されたラット(受取り後1〜3日して投与量 が投与された)を除いて、使用前5日間隔離した。該ラットを、14C−(S) −メトプレンでの投薬について3つのグループに分けた。 グループAは、頚静脈を経ての静脈注射を通じて10mg/kgの単一投与量 の殺卵剤を受け取った。各々3匹のラットを、投薬後0.5時間、1時間、2時 間、3時間、4時間、5時間、6時間および7時間において犠牲にした。 グループBは、胃管投薬による経口投与を通じて10mg/kgの単一投与量 の殺卵剤を受け取った。各々3匹のラットを、投薬後1時間、2時間、3時間、 4時間、5時間、6時間、7時間および8時間において犠牲にした。 グループCは、胃管投薬による経口投与を通じて100mg/kgの単一投与 量の殺卵剤を受け取った。各々3匹のラットを、投薬後1時間、2時間、3時間 、4時間、5時間、6時間、7時間および8時間において犠牲にした。 投薬後、ラットを個々に篭に収容した。毎日の室の温度を69℃と75℃の間 に維持し、そして相対湿度は40%と70%の間であった。すべてのラットが、 食物および新鮮な水道水を自由に入手できた。 血液中の(S)−メトプレンの分析のために、約7mLの血液を各ラットから6 0μLのヘパリンおよび70μLのパラオクソン((S)−メトプレンの分解を 防ぐために)中に抽出した。各血液サンプルを超音波の音波処理装置で1分間混 合および溶血し、次いでヘキサンおよびジエチルエーテルの1:1(容量比)の 混合物20mLで抽出した。この抽出物を3分間音波処理し、更に3分間渦動混 合し、次いで遠心分離した。この手順を、3回繰り返した。ヘキサン/エーテル の抽出物を一緒にし、放射能検定し、ロータリーエバポレーターで蒸発させ、そ して窒素の流れ下で濃縮した。サンプルを溶媒抽出に先立って100μLの血液 を20μLの過酸化水素と混合することにより脱色して、放射能検定を液体シン チレーション計数法により遂行した。厚さ0.25mmの予備被覆されたシリカ ゲルGクロマト板を蛍光指示器と共に用いて、濃縮された血液サンプルについて 薄層クロマトグラフィー(TLC)を遂行した。有機抽出物を単独でスポット化 しまたは参照標準物質メトプレンおよびメトプレン酸と共にクロマトグラフィー に付し、そして次いでヘキサン/ジエチルエーテル/酢酸50:50:1(容量 比)中で発現させた。放射能の帯域およびスポットを、画像化 しそして定量した。 脂肪中の殺卵剤の分析のために、犠牲にされたラットから内臓脂肪を集めた。 各ラットからの脂肪サンプルをセルロース粉末と1:1にて十分に混合し、そし て数滴の水と共に均質化した。各脂肪サンプルの一部(0.5〜1g)をヘキサ ン/ジエチルエーテル(1:1)の混合物10mLで抽出し、そして4分間音波 処理装置で激しく処理し、次いで2分間渦動混合しそして遠心分離した。この手 順を、2回繰り返した。次いで、抽出物を一緒にし、放射能検定し、ロータリー エバポレーターで蒸発させ、そしてTLC分析のために窒素下で濃縮した。TL C分離を改善するために、少量のメタノールを添加して脂肪を沈殿させた。放射 能検定およびTLC分析を、血液サンプルについてと同じやり方で遂行した。 未分解(S)−メトプレン(TLCにより単離されるような)についての結果 が、表VIIIおよびIXに列挙されている。これらの表の比較により、血液と 脂肪の間の殺卵剤の分布における顕著な不均衡(大きい方の割合は脂肪組織に在 る)が指摘される。 表 VIII 生体内投与についてのラット血液中の (S)−メトプレン濃度 *この表における各記入事項は3匹の動物についての平均である。 表 IX 生体内投与についてのラット脂肪中の (S)−メトプレン濃度 *この表における各記入事項は、1時間におけるグループC(2匹である)を除 いて3匹の動物についての平均である。 例8 この例は、経口投与についてイヌの毛と血液の間の(S)−メトプレンの分布 を比較する。 様々な性別および並毛外被の12頭の雑種の成体イヌを、毛外被、健康および 個々の習癖に基づいて選択した。これらの12頭のイヌを、各々6頭のイヌの2 つのグループにグループ分けした。イヌの重量は22.5kgないし35.0k gの範囲にあり、そして様々な重量および各性別が各グループにおいて代表され た。これらのイヌは測定量のサイエンス・ダイエット・メインテナンス(Sci ence Diet maintenance)ドッグフードを毎日受け取り、 また水は入手可能であった。これらの2つのグループのイヌを、別々に収容した 。グループ1のイヌには何らの処置も与えず、一方グループ2のイヌには各々こ の研究の開始(日数0)時に1回のみ50mg/kgの工業用(S)−メトプレ ンを与えた。 血液サンプルを10cc使い捨て注射器中に抜き取りそして1×10-2Mの濃 度のパラオクソン溶液50mLで処理されたラベル付きの5mLヘパリン化ED TAヴァキュテイナー(vacutainer)に移すことにより、血液サンプ ルを 周期的に取った。これらの血液サンプルを、分析の準備ができるまで凍結した。 血液サンプルが取られたのと同じ日に毛サンプルをイヌから刈り取り、次いでア ルミニウムホイルでシールされたラベル付きの冷凍ジャー中に入れ、そして凍結 した。 イヌ毛を分析するために、既知重量(4〜8g)の各イヌ毛サンプルをヘキサ ン中に抽出し、この抽出物を蒸発させ、そしてこの残渣を2mLのヘキサン中に 再び溶かした。この抽出物1mLを、3cc/500mgシリカカートリッジを 用いて固相抽出により清浄化した。次いで、(S)−メトプレンを、5%エチル アセテート/ヘキサンで該カートリッジから溶離させた。残渣を1mLのアセト ニトリル中に再び溶かし、そしてC18カラム(250×4.6mm,10ミク ロンの直径)において264nmの波長でのダイオードアレイ検出を用いて、1 .5mL/minでの90:10のメタノール:水の移動相および100mLの 注入容量でもって、逆相高圧液体クロマトグラフィー(HPLC)により分析し た。(S)−メトプレンピークは、約5.1分にて溶離した。(S)−メトプレ ンの濃度を、一連の標準物質を並行的に流すことにより作られた検量線に基づい て算出した。定量化の限界は、約20ppbであった。 血液サンプルを分析するために、該サンプルをメチルt−ブチルエーテルで3 回抽出し、蒸発させ、1mLのメタノール中に再び溶かし、そして毛分析におい てのようにHPLCにより分析した。 毛試験の結果は表X(A)およびX(B)に示されており、しかして後者は対 照データを示す。血液試験の結果は表XI(A)およびXI(B)に示されてお り、しかして後者は対照データを示す。各場合において、結果は、ppb即ちイ ヌ毛または全血10億重量部当たりの重量部にて報告されている。文字“ND” は、(S)−メトプレンのレベルが検出限界未満であったことを指摘する。 表X(A) 50mg/kgでの経口投与後のイヌ毛についての (S)−メトプレンの濃度 *ND:検出の下限未満 表X(B) 50mg/kgでの経口投与後のイヌ毛についての (S)−メトプレンの濃度 表XI(A) 50mg/kgでの経口投与後のイヌ血液中の (S)−メトプレンの濃度 表XI(B) 50mg/kgでの経口投与後のイヌ血液中の (S)−メトプレンの濃度 これらの表におけるデータは明らかに、殺卵剤の大きい割合が毛中に在りそし て殺卵剤が血液中にもはや検出可能でない後 長く毛中に残存することを指摘する。 以上のことは、主として例示の目的のために呈されている。ここにおいて記載 された方法の割合、投薬量、投与方法、処方物および他のパラメーターは、本発 明の精神および範囲から逸脱することなく様々な具合に更に改変または置換され 得る、ということが当業者にとって容易に明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 陸生哺乳類の外被におけるノミを駆除する方法であって、該哺乳類の皮膚 または毛と接触している発生しつつあるノミに対して少なくとも約80%致死性 である量であるが、直接的に該哺乳類の血液を常食とする成体ノミから発現する 発生しつつあるノミに対して約50%致死性である該哺乳類の血液中の濃度を維 持するのに不十分である量の2,4−ジエン酸、塩またはエステル殺虫剤を該哺 乳類に全身投与することからなる上記方法。 2. 投与される殺虫剤の量が、1日につき哺乳類の体重1kg当たり約0.3 〜約15.0mgの日用量に相当する、請求の範囲第1項に記載の方法。 3. 投与される殺虫剤の量が、1日につき哺乳類の体重1kg当たり約1.0 〜約5.0mgの日用量に相当する、請求の範囲第1項に記載の方法。 4. 投与される殺虫剤の量が、哺乳類の血液中10億重量部当たり70重量部 の濃度を維持するのに必要とされる量より少ない、請求の範囲第1項に記載の方 法。 5. 殺虫剤が経口投与される、請求の範囲第1項に記載の方法。 6. 陸生哺乳類がイヌまたはネコである、請求の範囲第1項に記載の方法。 7. 陸生哺乳類がイヌである、請求の範囲第1項に記載の方法。 8. 殺虫剤が、式 〔ここで、 R1は、C1〜C6アルキルであり、 R2は、H、メチルまたはエチルであり、 R3は、Hまたはメチルであり、 R4は、メチルまたはエチルであり、 R5は、Hまたはメチルであり、 R6は、Hまたはメチルであり、 R7は、メチルまたはエチルてあり、 R8は、H、C1〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜 C6アルキニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、ナフチル、C7〜C12アラ ルキルおよび、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ストロンチウム 、銅、マンガンおよび亜鉛から成る群から選択された金属の陽イオンから成る群 から選択された群員であり、 Xは、Br、Cl、FlおよびOR9(ここで、R9はH、C1〜C6アルキルおよ びC1〜C6アルカノイルから成る群から選択された群員である)から成る群から 選択された群員であり、mは、ゼロ、1、2または3であり、そして nは、ゼロ、1、2または3である〕 を有する化合物である、請求の範囲第1項に記載の方法。 9. R1がメチルまたはエチルであり、 R2がメチルまたはエチルであり、 R7がメチルであり、 R8がC1〜C6アルキルおよびC3〜C6アルキニルから成る群から選択された群 員であり、 XがクロロまたはOR9であり、 mがゼロまたは1であり、そして nが1である、 請求の範囲第8項に記載の方法。 10. R1がメチルまたはエチルであり、 R2がメチルであり、 R3がHであり、 R4がメチルであり、 R5がHであり、 R6がHであり、 R7がメチルであり、 R8がC1〜C4アルキルおよびC3〜C4アルキニルから成る群から選択された群 員であり、 XがクロロまたはOR9であり、 mが1であり、そして nが1である、 請求の範囲第8項に記載の方法。 11. R1がメチルまたはエチルであり、 R2がメチルであり、 R3がHであり、 R4がメチルであり、 R5がHであり、 R6がHであり、 R7がメチルであり、 R8がC1〜C4アルキルおよびC3〜C4アルキニルから成る群から選択された群 員であり、 XがクロロまたはOR9(ここで、R9はH、メチル、エチル、イソプロピル、t −ブチルおよびアセチルから成る群から選択された群周である)であり、 mが1であり、そして nが1である、 請求の範囲第8項に記載の方法。 12. R1がメチルまたはエチルであり、 R2がメチルであり、 R3がHであり、 R4がメチルであり、 R5がHであり、 R6がHであり、 R7がメチルであり、 R8がC1〜C4アルキルおよびC3〜C4アルキニルから成る群から選択された群 員であり、 XがOR9(ここで、R9はメチル、エチル、イソプロピルおよびt−ブチルから 成る群から選択された群員である)であり、 mが1であり、そして nが1である、 請求の範囲第8項に記載の方法。 13. 殺虫剤が、E,EおよびZ,Eから成る群から選択された配置を有する 、請求の範囲第8項に記載の方法。 14. 殺虫剤がE,E配置を有する、請求の範囲第8項に記載の方法。 15. 殺虫剤がイソプロピル11−メトキシ−3,7,11−トリメチルドデ カ−2,4−ジエノエートである、請求の範囲第8項に記載の方法。 16. 殺虫剤がイソプロピル(E,E)−(7S)−11−メトキシ−3,7 ,11−トリメチルドデカ−2,4−ジエノエートである、請求の範囲第8項に 記載の方法。
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