JP2000356708A - 光拡散素子および該光拡散素子で構成したストロボ装置 - Google Patents

光拡散素子および該光拡散素子で構成したストロボ装置

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JP2000356708A
JP2000356708A JP11169421A JP16942199A JP2000356708A JP 2000356708 A JP2000356708 A JP 2000356708A JP 11169421 A JP11169421 A JP 11169421A JP 16942199 A JP16942199 A JP 16942199A JP 2000356708 A JP2000356708 A JP 2000356708A
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light
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electrolyte solution
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Shigeo Ogura
栄夫 小倉
Ichiro Onuki
一朗 大貫
Eirishi Kawanami
英利子 川浪
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  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】エレクトロウエッティング現象を利用して、光
を広範囲で拡散、変化させることができる光拡散素子を
提供し、該光拡散素子を用いることにより広範囲の被写
体に対してストロボ照射でき、薄型・小型で耐久性の向
上を図ることのできるストロボ装置を提供すること。 【解決手段】第1の屈折率を有する第1の液体と第2の
屈折率を有する第2の液体とによって光学部材を形成
し、印加電圧の出力を制御して前記第1の液体と前記第
2の液体との界面形状を変化させ、光を拡散させるよう
にした光拡散素子を構成し、この光拡散素子を用いて薄
型で広範囲の被写体に対してストロボ照射でき、小型で
耐久性に優れたズームストロボ装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光拡散素子および
該光拡散素子で構成したストロボ装置に関し、特に、エ
レクトロウエッティング現象を利用して、光を広範囲で
拡散、変化させることができる光拡散素子、および該光
拡散素子を用いることにより広範囲の被写体に対してス
トロボ照射でき、薄型・小型で耐久性の向上を図ること
のできるストロボ装置の実現を目指すものである。
【0002】
【従来の技術】従来、照射角可変のストロボとして、例
えば、特開平06−123911号公報に開示されたご
とく、光源前方に正のパワーと負のパワーをもったレン
ズの距離を変化させることで照射角を変化させるストロ
ボがある。ところで、液体に電圧を加えると界面張力が
変化して界面の移動が起こる現象として、エレクトロウ
エッティング現象が知られている。これは電気毛管現象
ともいわれ、図6のように絶縁層42を形成した基板電
極41上に、導電性の液滴43があり、この液滴43と
基板電極41との間に電圧をかけると、一種のコンデン
サを形成し静電エネルギーが蓄積され、この静電エネル
ギーにより、表面張力の釣り合いが変化し、液滴43が
変形するものである(図6(b))。このようなエレク
トロウエッティング現象は、これまで焦点可変レンズ
(WO99/18456)、電気毛管ディスプレイシー
ト(特開平09−311643号公報)などにおいて、
その利用が図られてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の照射角可変のストロボは、正のパワーと負のパワー
をもったレンズの距離を変化させるために、少なくとも
一方のレンズを機械的に駆動させる機構が必要となり、
小型化することが困難である上、耐久性の点でも問題が
あった。また、上記したエレクトロウエッティング現象
を利用した光拡散素子、あるいはストロボも、未だ実現
していない。
【0004】そこで、本発明は、上記した課題を解決す
るため、上記のエレクトロウエッティング現象を利用し
て、光を広範囲で拡散、変化させることができる光拡散
素子を提供し、該光拡散素子を用いることにより広範囲
の被写体に対してストロボ照射でき、薄型・小型で耐久
性の向上を図ることのできるストロボ装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するため、光拡散素子および該光拡散素子で構成した
ストロボ装置を、つぎの(1)〜(12)のように構成
したことを特徴とするものである。 (1)本発明の光拡散素子は、光を拡散させる光拡散素
子であって、第1の屈折率を有する第1の液体と第2の
屈折率を有する第2の液体とによって光学部材を形成
し、印加電圧の出力を制御して前記第1の液体と前記第
2の液体との界面形状を変化させ、光を拡散させる構成
を有することを特徴としている。 (2)本発明の光拡散素子は、前記第1の液体または第
2の液体の少なくとも一方が、複数アレイ状に配置され
ていることを特徴としている。 (3)本発明の光拡散素子は、前記光学部材が、光源に
対して少なくとも一方向に正のパワーを持つ正レンズと
して作用し、または負のパワーを持つ負レンズとして作
用する構成を有することを特徴としている。 (4)本発明の光拡散素子は、前記第2の液体が電解質
溶液からなり、前記第1の液体が所定の屈折率を有する
第1のパネルと所定の屈折率を有する第2のパネルとで
形成された液室内に、前記第2の液体である電解質溶液
を介して前記第2のパネルと接触しないようにして、前
記液室内に封止されていることを特徴としている。 (5)本発明の光拡散素子は、前記第1の液体が前記第
1のパネル上の第1の電極上に形成された絶縁層上に配
置され、前記第1の電極の対向電極である第2の電極
が、前記第2の液体と導通するように配されていること
を特徴としている。 (6)本発明の光拡散素子は、前記第1のパネルの屈折
率が、前記第1の電極および前記絶縁層の屈折率と等し
いことを特徴としている。 (7)本発明の光拡散素子は、前記第1の電極上に形成
された絶縁層上には、疎水膜がアレイ状に形成され、該
疎水膜のアレイ状に倣って前記第1の液体がアレイ形状
に配置されていることを特徴としている。 (8)本発明の光拡散素子は、前記第1のパネルにおけ
る前記アレイ形状に配置されている第1の液体との対応
位置には、レンズ群がアレイ状に形成されていることを
特徴としている。 (9)本発明の光拡散素子は、前記第1の液体と前記第
2の液体である電解質溶液とは、混合しない液体である
ことを特徴としている。 (10)本発明の光拡散素子は、前記第1の液体と前記
第2の液体である電解質溶液とは、その比重が略等しい
ことを特徴としている。 (11)本発明の光拡散素子は、前記第1の液体と前記
第2の液体である電解質溶液とは、その屈折率差が0.
05以上あることを特徴としている。 (12)本発明のストロボ装置は、光を拡散する光拡散
素子を有するストロボ装置において、前記光拡散素子を
上記した本発明のいずれかの光拡散素子で構成したこと
を特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】以上に説明したように、本発明に
よれば、エレクトロウエッティング現象を利用して、光
を広範囲で拡散、変化させることが可能な光拡散素子を
構成することが可能となる。また、本発明によると、印
加電圧の出力を制御して前記第1の液体と前記第2の液
体との界面形状を変化させ、光を拡散させるようにした
光拡散素子を構成し、この光拡散素子を用いて機械的移
動部のない小型で耐久性に優れたズームストロボ装置を
構成することができる。また、本発明によると、前記光
拡散素子において第1の液体または第2の液体の少なく
とも一方を、複数アレイ状に配置することにより、一つ
一つの液滴レンズの高さを低くすることができ、この光
拡散素子を用いて薄型で広範囲の被写体に対してストロ
ボ照射でき、小型で耐久性に優れたズームストロボ装置
を構成することができる。また、本発明によると、光学
部材が光源に対して少なくとも一方向に正のパワーを持
つ正レンズとして作用し、または負のパワーを持つ負レ
ンズとして作用するように構成した光拡散素子を用いる
ことにより、簡単な構成で広角から望遠まで照射角を可
変としたストロボ装置を構成することができる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるも
のではない。 [実施例1]図1および図2は、実施例1に関わる光拡
散素子とそれを用いたストロボ装置の断面図である。図
3は、上記光拡散素子を用いたストロボ装置の駆動回路
(ストロボ回路)をブロック図として示したものであ
る。図3において、21は、ストロボ全体の制御を行う
制御回路、22はトリガ回路、23は発光管およびコン
デンサからなる発光回路、24は被写体に投影されるス
トロボ光の光量を制御する光量制御回路、25は充電回
路である。
【0008】つぎに、本実施例の装置を、例えばカメラ
に用いたときの動作について説明する。カメラは被写体
が暗いことを検出するなどして、ストロボ撮影モードに
なると、そのモードを検出した、後述するカメラ制御回
路からの命令で充電を開始する。すなわち、カメラ制御
回路から発光制御回路21を経た命令によって、充電回
路25が動作して発光回路23内のコンデンサに充電さ
れる。撮影者がシャッターボタンを押すと発光制御回路
21は、トリガ回路22に指令を出し、発光回路23内
の発光管を発光させる。光量制御回路24によって被写
体の明るさが十分であると判断した後、発光管の発光を
停止する。
【0009】図1および図2は、本発明の実施例1のス
トロボ装置の閃光放電管の径方向の縦断面図であり、1
は光拡散素子、2は配光を制御するための光学プリズ
ム、3は円筒形状の閃光放電管、4は閃光放電管と同心
の略半円筒の反射傘、5は上述したストロボ回路を示
す。6はカメラ全体の動作を制御するカメラ制御回路、
7はカメラ制御回路6からの信号により光拡散素子1に
印加する電圧レベルを調整する電圧制御回路である。図
1および図2には、同時に閃光放電管3の内径中心部よ
り射出させた代表光線の軌跡も同時に示している。な
お、図1および図2では、後述する光学パネルと光学プ
リズムおよび光拡散素子との位置関係、および光線以外
のすべての光学系の構成および形状は同一である。
【0010】以下に、光拡散素子1周辺の詳細な説明お
よびそのときの光線がどのような挙動を示すかを詳細に
説明する。11、12は屈折率nPの光学材料からなる
光学パネルであり、13は、例えばスパッタリング法や
ElectronBeam法により形成されたITOの
ような透明導電性電極であり、光学パネル11上に形成
されている。透明導電性電極13上にレプリカ樹脂(大
日本印刷(株)製、型番C001)を滴下し、ガラス板
で押しつけた後、15分間UV照射を行い、厚さ20μ
m程度の透明な絶縁層14を形成する。
【0011】透明導電性電極13および絶縁層14の屈
折率は光学的な干渉を防止するため、パネル11の屈折
率nPと等しい事が望ましい。透明導電性電極13、絶
縁層14を形成したパネル11、12の間に、シリコー
ンオイルTSF437(東芝シリコーン(株)製)から
成る第1の液体15および第1の液体15に比重が等し
くなるように調整したNaCl水溶液(3.0wt%)
から成る電解質溶液16を封入する。このとき絶縁層1
4上に、ディッピング法により、厚さ100nm程度の
サイトップ(旭硝子(株)製)による疎水膜がアレイ状
に形成されていて上記第1の液体15は、この疎水膜の
アレイ形状に倣って配置される。
【0012】光学パネル11には、やはりアレイ状に負
のパワーを持った負レンズ群が、上記疎水膜上に載った
第1の液体15に対応した位置に形成されている。上記
レンズ群をアレイ状に配置した理由は、一つ一つの液体
15の光照射方向に対する高さが低いまま、広範囲の光
を拡散できるためである。第1の液体15と電解質溶液
16の比重は、±10%以内の範囲で等しければよい。
封入する際には、第1の液体15がパネル12と接触し
ないようにする。封入した第1の液体15、電解質溶液
16が漏れないように、対向電極17とガラス板等の封
止物18で封止する。
【0013】また、第1の液体15は、シリコーンオイ
ルのように電解質溶液16と混合しない液体である。第
1の液体15の屈折率をnB、電解質溶液16の屈折率
A、とすると、上記材質ではnB=1.49、nA
1.34であるため、第1の液体15と電解質溶液16
によって構成される光学部材は正のパワーを持つ正レン
ズとして作用する。すなわち、パネル12を通った入射
光は、第1の液体15と電解質溶液16の界面で屈折、
集光する。
【0014】また、本実施例では、光学パネル11は負
のパワーを持つ負レンズとして作用する。したがって、
透明導電性電極13およびニッケルから成る対向電極1
7に電圧を加えていない状態(図1)、つまりV=0
(V)では、光学パネル12を通ったストロボ照射光
は、第1の液体15と電解質溶液16の界面で屈折、集
光し、さらに負のパワーを持つ光学パネル11によって
拡散され、最終的に光線は広がらない。そして、透明導
電性13およびニッケルから成る対向電極17に電圧を
加えると(図2)、つまりV=V1になると、第1の液
体15と電解質溶液16の界面張力が変化し、電解質溶
液16の曲率半径がより小さくなるため、光学パネル1
2を通ったストロボ照射光は、第1の液体15と電解質
溶液16の界面でより強く屈折、光学パネル11近傍で
集光し、その結果、照射光は、図2のごとく拡散する。
【0015】またV=0からV1まで第1の液体15と
電解質溶液16によって構成される光学部材は徐々に形
状が変化するため、レンズとしてのパワーもそれに倣っ
て徐々に変化する。本実施例においては加える電圧を上
げていくと、より正のパワーを持つ正レンズとして作用
する。したがって、実際のストロボ撮影時は、カメラ制
御回路6からの信号により電圧制御回路7から供給され
る光拡散素子1の駆動電圧を変化させることで、それぞ
れ図1および図2のごとく望遠撮影に適した照射角ある
いは広角撮影に適した照射角、あるいはその中間画角で
の撮影に適した照射角でのストロボ撮影が実現できる。
【0016】[実施例2]図4および図5は、本発明の
実施例2に関わる光拡散素子とそれを用いた照明装置の
断面図である。図1および図2と同じ部材に関しては説
明を省略する。31は屈折率npからなる光学パネルで
あり、透明導電性電極13、絶縁層14を形成したパネ
ル31とパネル12の間に、シリコーンオイルKF96
−1cs(信越化学工業(株)製)から成る第1の液体
35および第1の液体35に比重が等しくなるように調
整し、NaClやNa2SO4などのような、電解質を溶
かし込んだトリエチレングリコール水溶液から成る電解
質溶液36を封入する。このとき絶縁層14上に、疎水
膜がアレイ状に形成されていて上記第1の液体35は、
この疎水膜上に配置されるのは実施例1と同様である。
【0017】光学パネル31には、やはりアレイ状に、
正のパワーを持った正レンズ群が、上記疎水膜上に載っ
た第1の液体35に対応した位置に形成されている。第
1の液体35と電解質溶液36の比重は、±10%以内
の範囲で等しければよい。封入する際には、第1の液体
35がパネル12と接触しないようにする。封入した第
1の液体35、電解質溶液36が漏れないように、対向
電極17とガラス板等の封止物18で封止する。また、
第1の液体35は、シリコーンオイルのように電解質溶
液36と混合しない液体である。第1の液体35の屈折
率をnB、電解質溶液36の屈折率nA、とすると、上記
材質ではnB=1.382、nA=1.4561であるた
め、第1の液体35と電解質溶液36によって構成され
る光学部材は負のパワーを持つ負レンズとして作用す
る。すなわちパネル12を通った照射光は,第1の液体
35と電解質溶液36の界面で屈折、拡散する。
【0018】本実施例では、光学パネル31は正のパワ
ーを持つ正レンズとして作用するから、透明導電性電極
13およびニッケルから成る対向電極17に電圧を加え
ていない状態(図4)、つまりV=0(V)では、光学
パネル12を通ったストロボ照射光は,第1の液体35
と電解質溶液36の界面で屈折、拡散し、さらに正のパ
ワーを持つ光学パネル31によって集光され、最終的に
光線は広がらず図4のごとく望遠撮影に適した照射角で
ストロボ撮影される。
【0019】そして、透明導電性13およびニッケルか
ら成る対向電極17に電圧を加えると(図5)、つまり
V=V1になると、第1の液体35と電解質溶液36の
界面張力が変化し、電解質溶液36の曲率半径がより小
さく負のパワーが増大するため、光学パネル12を通っ
たストロボ照射光は、第1の液体35と電解質溶液36
の界面でより強く屈折、拡散し、その結果、照射光は、
図5のごとく拡散して広角撮影に適した照射角でストロ
ボ撮影される。中間画角での撮影に適した照射角でのス
トロボ撮影も、実施例1と同様にカメラ制御回路6から
の信号により電圧制御回路7から供給される光拡散素子
1への駆動電圧を変化させることで実現できる。
【0020】実施例1および実施例2によると、印加電
圧の出力を制御して前記第1の液体と前記第2の液体と
の界面形状を変化させ、光を拡散させるようにした光拡
散素子を構成し、この光拡散素子を用いて機械的移動部
のない小型で耐久性に優れたズームストロボ装置を実現
することができる。また、前記光拡散素子において第1
の液体または第2の液体の少なくとも一方を、複数アレ
イ状に配置することにより、一つ一つの液滴レンズの高
さを低くすることができ、この光拡散素子を用いて薄型
で広範囲の被写体に対してストロボ照射でき、小型で耐
久性に優れたズームストロボ装置を実現することができ
る。また、光学部材が光源に対して少なくとも一方向に
正のパワーを持つ正レンズとして作用し、または負のパ
ワーを持つ負レンズとして作用するように構成した光拡
散素子を用いることにより、簡単な構成で広角から望遠
まで照射角を可変としたストロボ装置を実現することが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、エレクトロウエッティング現象を利用して、光を広
範囲で拡散、変化させることが可能な光拡散素子を構成
することができ、この光拡散素子を用いることにより広
範囲の被写体に対してストロボ照射でき、薄型・小型で
耐久性のあるストロボ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に関わるストロボ装置(V=
0の状態)の断面図である。
【図2】本発明の実施例1に関わるストロボ装置(V=
V1の状態)の断面図である。
【図3】本発明の実施例1に関わるストロボ回路図であ
る。
【図4】本発明の実施例2に関わるストロボ装置(V=
0の状態)の断面図である。
【図5】本発明の実施例2に関わるストロボ装置(V=
V1の状態)の断面図である。
【図6】エレクトロウエッティング現象を説明するため
の電圧印加前、電圧印加後の変化を示す図である。
【符号の説明】
1:光拡散素子 2:光学プリズム 3:閃光放電管 4:反射傘 5:ストロボ回路 6:カメラ制御回路 7:電圧制御回路 11:光学パネル 12:光学パネル 13:透明導電性電極 14:絶縁層 15:第1の液体 16:第2の液体(電解質溶液) 17:対向電極 18:封止物 31:光学パネル 35:第1の液体 36:第2の液体(電解質溶液)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川浪 英利子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H042 BA01 BA15 BA18 2H053 BA84 CA12 CA13 CA44 3C059 AA02 AB00 DA01 DB01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を拡散させる光拡散素子であって、第1
    の屈折率を有する第1の液体と第2の屈折率を有する第
    2の液体とによって光学部材を形成し、印加電圧の出力
    を制御して前記第1の液体と前記第2の液体との界面形
    状を変化させ、光を拡散させる構成を有することを特徴
    とする光拡散素子。
  2. 【請求項2】前記第1の液体または第2の液体の少なく
    とも一方が、複数アレイ状に配置されていることを特徴
    とする請求項1に記載の光拡散素子。
  3. 【請求項3】前記光学部材が、光源に対して少なくとも
    一方向に正のパワーを持つ正レンズとして作用し、また
    は負のパワーを持つ負レンズとして作用する構成を有す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光
    拡散素子。
  4. 【請求項4】前記第2の液体が電解質溶液からなり、前
    記第1の液体が所定の屈折率を有する第1のパネルと所
    定の屈折率を有する第2のパネルとで形成された液室内
    に、前記第2の液体である電解質溶液を介して前記第2
    のパネルと接触しないようにして、前記液室内に封止さ
    れていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の光拡散素子。
  5. 【請求項5】前記第1の液体が前記第1のパネル上の第
    1の電極上に形成された絶縁層上に配置され、前記第1
    の電極の対向電極である第2の電極が、前記第2の液体
    と導通するように配されていることを特徴とする請求項
    4に記載の光拡散素子。
  6. 【請求項6】前記第1のパネルの屈折率が、前記第1の
    電極および前記絶縁層の屈折率と等しいことを特徴とす
    る請求項4または請求項5に記載の光拡散素子。
  7. 【請求項7】前記第1の電極上に形成された絶縁層上に
    は、疎水膜がアレイ状に形成され、該疎水膜のアレイ状
    に倣って前記第1の液体がアレイ形状に配置されている
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の光拡
    散素子。
  8. 【請求項8】前記第1のパネルにおける前記アレイ形状
    に配置されている第1の液体との対応位置には、レンズ
    群がアレイ状に形成されていることを特徴とする請求項
    4〜7のいずれか1項に記載の光拡散素子。
  9. 【請求項9】前記第1の液体と前記第2の液体である電
    解質溶液とは、混合しない液体であることを特徴とする
    請求項4〜8のいずれか1項に記載の光拡散素子。
  10. 【請求項10】前記第1の液体と前記第2の液体である
    電解質溶液とは、その比重が略等しいことを特徴とする
    請求項1〜9のいずれか1項に記載する光拡散素子。
  11. 【請求項11】前記第1の液体と前記第2の液体である
    電解質溶液とは、その屈折率差が0.05以上あること
    を特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の光
    拡散素子。
  12. 【請求項12】光を拡散する光拡散素子を有するストロ
    ボ装置において、前記光拡散素子を請求項1〜11のい
    ずれか1項に記載の光拡散素子で構成したことを特徴と
    するストロボ装置。
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