JP2000356661A - 電波ホログラム観測装置 - Google Patents

電波ホログラム観測装置

Info

Publication number
JP2000356661A
JP2000356661A JP11166485A JP16648599A JP2000356661A JP 2000356661 A JP2000356661 A JP 2000356661A JP 11166485 A JP11166485 A JP 11166485A JP 16648599 A JP16648599 A JP 16648599A JP 2000356661 A JP2000356661 A JP 2000356661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
receiver
interference
receivers
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11166485A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3753296B2 (ja
Inventor
Hitoshi Kitayoshi
均 北吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advantest Corp
Original Assignee
Advantest Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advantest Corp filed Critical Advantest Corp
Priority to JP16648599A priority Critical patent/JP3753296B2/ja
Priority to US09/551,099 priority patent/US6275181B1/en
Priority to EP00108558A priority patent/EP1046962A3/en
Priority to EP08004541A priority patent/EP1933209A3/en
Publication of JP2000356661A publication Critical patent/JP2000356661A/ja
Priority to US09/823,392 priority patent/US6400331B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3753296B2 publication Critical patent/JP3753296B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速観測を可能とし、安定な測定を可能とす
る。 【解決手段】 リング状アレーアンテナのアンテナ素子
A1〜A24を順次スイッチ付電力合成器SH1,SH
2,SH3に分配接続し、直接波がA5の方向、反射波
がA3の方向から到来している場合、SH2中のA2,
A5,A8を選択してその受信信号を受信機Rrに入力
し、出力としてSr(2+5+8,f)を求め、SH
1,SH3の各アンテナ素子を順次選択して受信信号を
受信機Rmに入力して、出力としてSm(1,f),S
m(3,f),・・・を求め、RrとRmの各出力を干
渉器11で干渉させ、干渉出力を検波してデータE
(K,L)を得る。A3,A4,A6,A7を選択し
て、その受信信号をRrに入力し、SH2の各アンテナ
素子を順次選択して受信信号をRmに入力し、同様にデ
ータE(K,L)を得、得られたE(K,L)について
評価関数を演算してホログラム再生を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、2入力干渉観測
法により電波ホログラムを観測する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明者は特開平11−65406号
「円周走査型ホログラム観測方法及び装置」を提案し
た。これは図6に示すように固定アンテナArと円周回
転走査アンテナAmとを用いて回転走査アンテナAmを
モータMにより回転させ、アンテナAmの受信信号をロ
ータリージョイントJR を介して受信機Rmで受信し、
固定アンテナArよりの受信信号を受信機Rrで受信
し、これら受信機Rm、Rrは設定された観測周波数f
の信号を選出し、それぞれ増幅し、中間周波信号Sr
(f)、Sm(φ,f)(φは方位角)として出力し、
これら信号Sr(f)、Sm(φ,f)を干渉器11に
入力して互に干渉させ、∫Sr* (f)・Sm(φ,
f)(*は複素共役を表わす)を得、これを複素検波器
12で検波して測定データE(φ)を得る。このデータ
をバッファメモリ21に走査アンテナAmの回転角(水
平方位角)φについて記憶し、その記憶結果について演
算、表示部22でホログラム再生演算を行い、その演算
結果を表示する。
【0003】このようにしてホログラム測定を行うこと
により、死角がなく360°全部を視野角とすることが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この提案した装置では
アンテナを機械的回転走査するものであるため、高速に
ホログラム観測をすることができない。また不安定な反
射回折波などの影響を受ける。この発明の第1の目的は
高速にホログラム観測を行うことができる電波ホログラ
ム観測装置を提供することにある。
【0005】この発明の第2の目的はフェージングに対
して安定な測定を可能とするホログラム観測装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明によればリング
状アレーアンテナの各アンテナ素子の受信信号の少くと
も1つを選択する複数のアンテナ選択手段と、受信信号
を複数の受信機の何れかに供給する複数の受信機選択手
段とが縦続的に設けられて、選択されたアンテナ素子の
受信信号が複数の受信機の選択された1つへ供給され、
これら受信機の出力の1つを基準として他の受信機の出
力とが干渉され、受信信号の干渉が観測される。
【0007】基準となる出力の受信機には複数のアンテ
ナ素子の受信信号が合成され、合成指向性パタンとして
受信される。その合成指向性パタンの主ビームは電波到
来方向とし、ヌルの方向は反射波、干渉波到来方向とな
るようにする。基準となる出力の受信機へのアンテナ素
子受信信号の選択供給を固定し、他の受信機へのアンテ
ナ素子受信信号の選択を順次切替えて受信信号の干渉を
観測する。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明においてはアレーアンテ
ナが用いられ、その各アンテナ素子は2つ以上のグルー
プごとにアンテナ選択手段により選択される。例えば図
1に示すようにアンテナ素子A1〜A24が水平面内で
等間隔でリング状に配され、各アンテナ素子A1〜A2
4は半波長ダイポールアンテナであって、垂直方向(紙
面と直角に)に延長されている。
【0009】これらアンテナ素子A1〜A24は図2に
示す例では、3つのグループに分けられた場合で、配列
方向において各アンテナ素子A1〜A24が順番に入力
選択スイッチ付きウイルキンソン形電力合成器SH1〜
SH3に1つずつ順次接続することが繰返されて3つの
グループに分けられる。入力選択スイッチ付きウイルキ
ンソン形電力合成器SH1〜SH3はそれぞれ入力選択
信号により指定され、任意の数の入力信号の電力を合成
する。ウイルキンソン形電力合成器SH1〜SH3の各
出力はそれぞれスイッチS1〜S3により、入力選択ス
イッチ付きウイルキンソン形電力合成器SHr,SHm
の何れかに切替え入力される。これら電力合成器SH
r,SHmの各出力はそれぞれ受信機Rr,Rmに入力
される。
【0010】電力合成器SH1〜SH3はそれぞれアン
テナ素子を選択するアンテナ選択手段を構成し、スイッ
チS1〜S3は受信機Rr,Rmの何れかを選択する受
信機選択手段を構成し、電力合成器SHr,SHmはグ
ループ分けしたアンテナ素子のグループを選択するグル
ープ選択手段を構成している。アンテナ選択手段、受信
機選択手段、グループ選択手段を用いて、各グループ間
のアンテナ受信信号の干渉観測を行う。
【0011】つまり受信機Rr,Rmにおいて、任意の
中心周波数、及び任意の周波数帯域幅で受信信号の選択
と周波数変換を行って中間周波信号として出力すると共
に、基準となる受信機の出力中間周波信号の平均レベル
(振幅)を検出する。これら受信機Rr,Rmとしては
例えばスペクトラムアナライザをゼロスパンモードで動
作させて実現することができる。これら出力中間周波信
号は干渉器11に入力される。干渉器11では2つの入
力信号のクロススペクトラムの周波数積分結果を一定周
波数の線スペクトルとして出力する。この干渉器11の
詳細は例えば特開平9−133721号「相関関数測定
方法及び装置」に示されている。受信機Rr,Rmにそ
れぞれ入力された受信信号が得られたアンテナ素子の番
号をK,Lとし、受信周波数をfとし、受信機Rr,R
mの各出力をSr(K,f),Sm(L,f)と表わす
と、干渉器11の出力は∫Sr* (K,f)・Sm
(L,f)dfとなる。*は複素共役を表わす。
【0012】干渉器11の出力線スペクトルの振幅と位
相が検波器12で検出される。その検出された複素振幅
ν0 (K,L)はレベル校正器13で、受信機Rrより
の検出平均信号レベルνR (K)により正規化され、測
定データE(K,L)=ν0(K,L)/νR (K)が
得られる。この測定データE(K,L)は複素数であ
る。このようにして2つのグループ中の各選択したアン
テナ素子の受信信号間の干渉信号が得られる。
【0013】いま図1において、アンテナ素子A5の方
向から直接波が到来し、アンテナ素子A3の方向から不
安定な反射波(車両などからの反射によるもので時間的
に変化する)が到来している場合のホログラム観測方法
を以下に述べる。 (1)受信機選択スイッチS1を受信機Rm側に、スイ
ッチS2をRr側に、スイッチS3をRm側にそれぞれ
接続する。 (2)アンテナ選択手段により、電力合成器SH2にお
いてアンテナ素子A2,A5,A8を接続し、他の全て
のアンテナ素子は断とする。これにより受信機Rrの入
力としてSr′(2+5+8,f)が得られる。 (3)アンテナ選択手段により、Rm側に接続された電
力合成器SH1,SH3において、アンテナ素子を順次
1個づつ選択接続して、受信機Rmに受信信号Sm′
(1,f),Sm′(3,f),Sm′(4,f),・
・・,Sm′(24,f)を順次入力させ、これらと前
記受信機Rrの受信信号Sr′(2+5+8,f)とを
順次干渉させ、レベル校正器13からSr′(2+5+
8,f)を基準とした測定データE(2+5+8,
1),E(2+5+8,3),E(2+5+8,4),
・・・,E(2+5+8,24)を得る。 (4)受信機選択手段のS1を受信機Rr側に、S2を
受信機Rm側に、S3を受信機Rr側にそれぞれ切替え
る。 (5)アンテナ選択手段により受信機Rr側に接続され
た電力合成器SH1,SH3でアンテナ素子A3,A
4,A6,A7をそれぞれ接続し、他の全てのアンテナ
素子を断にする、これにより受信機Rrに受信信号S
r′(3+4+6+7,f)が入力される。 (6)受信機Rm側に接続された電力合成器SH2のア
ンテナ素子を順次1個づつ接続して、受信機Rmに受信
信号Sm′(2,f),Sm′(5,f),Sm′
(8,f),・・・,Sm′(23,f)を入力する。
これらを先に受信した受信機Rrの信号Sr′(3+4
+6+7,f)とそれぞれ干渉させて、Sr′(3+4
+6+7,f)を基準とした測定データE(3+4+6
+7,2),E(3+4+6+7,5),E(3+4+
6+7,8),・・・,E(3+4+6+7,23)を
レベル校正器13から得る。 (7)アンテナ選択手段で受信機Rmに接続された電力
合成器SH2においてアンテナ素子2A,5A,8Aを
同時に接続して、受信機Rmに受信信号Sm′(2+5
+8,f)を入力し、これと受信信号Sr′(3+4+
6+7,f)とを干渉させてSm′(3+4+6+7,
f)を基準としたこれとSm′(2+5+8,f)との
干渉により得られるデータE(3+4+6+7,2+5
+8)をレベル校正器13から得る。 (8)ステップ(3)で得られたレベル校正器13の出
力を全て、ステップ(7)で得られたレベル校正器13
の出力で位相を正規化する、つまりSr′(3+4+6
+7,f)の位相を位相基準とする。例えばE(2+5
+8,1)については下記の演算を行う。
【0014】E(1) =(E(2+5+8,1)/E(3
+4+6+7,2+5+8))・|E(3+4+6+
7,2+5+8)| またステップ(6)で得られたレベル校正器13の出力
Eについては位相基準はSr′(3+4+6+7,f)
であるから、例えば E(2) =E(3+4+6+7,2) とするように、そのまま用いる。このようにしてE(1)
〜E(24)のすべてが共通の位相基準となる。 (9)ステップ(8)で得られたE(1) ,E(2) ,・・
・,E(24)を用いてホログラム再生処理を行う。例えば
以下の演算を行う。
【0015】φ=nπ/12,φ′=n′π/12 W(φ)=(1/π)(1+ cos(2φ))(重み付け
関数) リング状アレーアンテナの半径をr、観測電波の波長を
λ、到来波の仰角θを考慮した等価半径をr′(r′=
r sinθ)とすると評価関数V(φ′)=∫W(φ) e
xp(−j2πr′cos φ/λ)・E(φ+φ′)dφ
∫は−π/2からπ/2までから到来波の方向及び振幅
値を求めることができる。つまりφ′を設定してその−
π/2からπ/2の積分をしてV(φ′)を得ること
を、φ′を順変更して行い、ピークが得られたV
(φ′)のφ′が到来方向であり、そのV(φ)が振幅
である。
【0016】ステップ(2)及び(5)における受信機
Rrでの受信においては、アンテナの指令性合成によっ
て安定な直接波到来方向へ主ビームを向けて、不安定な
反射波到来方向へビームのヌルを向けることによって、
位相比較基準信号Sr(K,f)の時間変動(マルチパ
ス合成による位相ゆらぎ)を抑制している。図3Aにア
ンテナ素子A2,A5,A8の合成性指向特性を、図3
Bにアンテナ素子A3,A4,A6,A7の合成指向特
性をそれぞれ示す。それぞれ主ビームの方向が直接波到
来方向(アンテナ素子A5の方向)となり、ヌルが反射
波到来方向(アンテナ素子A3の方向)となっている。
【0017】ステップ(7)及び(8)の処理は、上記
2つのアンテナ指向性で測定される位相比較基準信号の
位相差を求めて、一方を校正して同一位相基準でのホロ
グラム観測結果を得ている。これら位相比較基準信号を
得るためのアンテナ指向性方向を回転走査しながらステ
ップ(1)〜(9)の手順を繰返し行うことにより複数
の到来方向の電波のホログラム像を観測することで混信
・妨害波とマルチパスの分離評価が可能となる。混信・
妨害波は上記走査で相対レベルが変化するが、マルチパ
スは相対レベルが変化しない。アンテナ指向性の走査は
例えば、前記アンテナ素子A2,A5,A8の選択とA
3,A4,A6,A7の選択の状態から、アンテナ素子
A3,A6,A9の選択と、A4,A5,A7,A8の
選択状態として指向方向をアンテナ素子A5からA6方
向に切替えた状態でステップ(1)〜(9)を行い、以
下同様にアンテナ指向方向を順次ずらしてステップ
(1)〜(9)を行うことを繰返す。
【0018】次に、安定な直接波到来方向や不安定な反
射波到来方向を見出す方法について述べる。第1の方法
は受信機選択スイッチS1,S2,S3を全て受信機R
r側として、任意のアンテナ素子選択の組み合せで最大
受信レベルに近く、かつ時間的にレベルが安定したアン
テナ選択手段におけるアンテナ素子選択組合せを見つけ
る。通常はνr(n1+n2+n3)として、アンテナ
素子An2に対し、An1及びAn3がそれぞれ隣り合
うアンテナ素子となるように順次選択する。
【0019】第2の方法はステップ(1)〜(9)の操
作において、受信機Rrに接続されるアンテナ素子を適
当に選択して、ホログラム観測を行い、この観測結果か
らレベルが大きく安定したパスを選択決定する。この方
法では受信機Rrに接続するアンテナ素子の組み合せの
試行及び同一条件での複数回観測による時間変動評価が
必要である。
【0020】このようにして直接波の到来方向及び不安
定な反射波の到来方向を知り、主ビームが直接波到来方
向に向き、ヌルが不安定反射波到来方向に向いた、アン
テナ合成指向特性が得られるように、アンテナ素子を選
択し、この選択したアンテナ素子組み合せの受信信号を
位相基準としてステップ(1)〜(9)を行うことによ
り安定なホログラム観測が可能となる。
【0021】図2中の選択制御・演算・表示部14にお
いて、ステップ(1)〜(9)を実行する上でのアンテ
ナ選択、受信機選択の制御を行い、また安定な直接波や
不安定な反射波の到来方向決定のためのアンテナ選択、
受信機選択を行い、得られたデータE(K,L)につい
てステップ(8)の補正、ステップ(9)の演算を行
い、その演算結果をφ′をパラメータとして表示するこ
とを行う。
【0022】アレーアンテナとしては円周ではなく任意
の形状でもよい。例えば図4に示すように円周層状アレ
ーアンテナとしてもよい。この場合はステップ(1)〜
(9)を各層のアレーアンテナについて行ってデータE
(φ,Z)(Zは何番目の層であるかを示す)を求め、
このE(φ,Z)をZに対してフーリエ変換し、その変
換結果Γ(φ,Ψ)(Ψは仰角)に対し、θ=π/2−
Ψとおいて V(φ′,θ)=∫W(φ)exp (−j2πr sinθco
s φ/λ)Γ(φ+φ′,θ)dφ ∫は−π/2からπ/2まで を求めてホログラム再生像を求める。このようにすれば
1つのφ′に対し1つのθについて計算すればよく、計
算量が少なくて済む。
【0023】上述ではアンテナ素子を選択した後、その
選択したアンテナ素子との受信機に接続するかの受信機
選択を行った。しかし、まず接続する受信機を選択した
後、アンテナ素子の選択を行うようにしてもよい。例え
ば図5に示すように、各アンテナ素子A1〜A24ごと
に受信機選択スイッチS1〜S24により受信機Rr、
Rmの何れに受信信号を供給するかの選択をそれぞれ行
い、スイッチS1〜S24の各受信機Rr側の切替え接
点r側を入力選択スイッチ付きウイルキンソン形電力合
成器SHrに接続し、スイッチS1〜S24の各受信機
Rm側の切替え接点m側を入力選択スイッチ付きウイル
キンソン形電力合成器SHmに接続する。電力合成器S
Hrで基準の合成指向特性パタンが得られるようにアン
テナ素子を選択して、その受信信号を受信機Rrへ供給
する。また電力合成器SHmで各アンテナ素子を順次選
択してその受信信号を受信機Rmへ供給する。受信機R
rの出力を基準とし、これと、受信機Rmの順次受信さ
れる各アンテナ素子の出力とを干渉器11で干渉させる
こと以後の処理は先の実施例と同様である。
【0024】この実施例よりも図2に示した実施例の方
が使用するスイッチの数が少なくて済む特徴がある。な
お図2において入力選択付きウイルキンソン形電力合成
器SHr、SHmを省略して、スイッチS1,S2,S
3の各接点r側を受信機Rrの入力側に接続し、スイッ
チS1,S2,S3の各接点m側を受信機Rmの入力側
に接続してもよい。つまりグループ選択は省略してもよ
い。ただし、電力合成器SHr,SHmを省略すると、
受信機Rr,Rmにおいて各入力された信号が接続され
ていない接点側へゆき、反射して来たりして弊害が生じ
るおそれがあるが、電力合成器SHr,SHmを用いて
接続されているものだけを選択することにより、前記弊
害をなくすことができる。
【0025】図2において、アンテナ素子のグループ分
割数は3に限られるものでない。また図2、図5におい
て受信機の数も3以上とし、1つの基準の受信機出力
と、他の受信機出力との各干渉を求めるようにして、並
列処理により、高速化するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】この発明によればアレーアンテナのアン
テナ素子の1乃至複数を基準受信信号とし、他のアンテ
ナ素子をスイッチにより選択接続して、アンテナを等価
的に回転させて各アンテナ素子の受信信号を上記基準受
信信号と干渉させるものであるから、アンテナを機械的
に回転させる場合より、高速に回転させることができ、
それだけ短時間でホログラム観測を行うことができる。
【0027】アンテナ素子の複数を同時に選択して合成
指向特性の主ビームの方向が直接波到来方向とすること
により、安定な測定が可能である。更に前記合成指向特
性のヌルが反射波や妨害波の方向となるようにすること
により不安定な反射波、混信・妨害波を分離し、これら
の影響をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明装置に用いられるアレーアンテナ
の一例を示す平面図、BはそのAA線断面図である。
【図2】この発明装置の機能的構成例を示すブロック
図。
【図3】複数のアンテナ素子による合成指向特性の例を
示す図。
【図4】アレーアンテナの他の例を簡略に示す図。
【図5】この発明の他の実施例の機能的構成を示すブロ
ック図。
【図6】従来の電波ホログラム観測装置を示すブロック
図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレーアンテナと、 そのアレーアンテナの各アンテナ素子の受信信号を、複
    数のグループに分け、その各グループごとに少くとも1
    つ選択する複数のアンテナ選択手段と、 これら複数のアンテナ選択手段ごとに選択された各受信
    信号を複数の受信機と対応した切替え端子の何れかにそ
    れぞれ選択供給する複数の受信機選択手段と、 これら複数の受信選択手段により選択された対応切替え
    端子よりの受信信号がそれぞれ供給される複数の受信機
    と、 これら複数の受信機の出力の1つを基準として、他の受
    信機の出力との干渉を求めて受信信号の干渉を観測する
    手段と、 を具備する電波ホログラム観測装置。
  2. 【請求項2】 少くとも1つのグループの少くとも1つ
    の受信信号を基準として他のグループの各受信信号との
    干渉を観測する手段と、上記他のグループの少くとも1
    つの中の少なくとも1つの受信信号を基準として他のグ
    ループの各受信信号との干渉を観測する手段と、上記二
    つの基準となる少くとも1つの受信信号間の干渉を観測
    して位相差を求める手段と、 その位相差を用いて上記各干渉観測結果が共通する位相
    基準となるように上記各受信信号との干渉観測結果に対
    し補正をする手段と、 その補正後の干渉観測結果に対してホログラム再生処理
    を行う手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載の電波ホログ
    ラム観測装置。
  3. 【請求項3】 上記受信機選択手段の対応切替え端子よ
    りの受信信号をそれぞれ選択して対応する上記受信機へ
    供給する複数のグループ選択手段を備えることを特徴と
    する請求項1又は2記載の電波ホログラム観測装置。
  4. 【請求項4】 アレーアンテナと、 そのアレーアンテナの各アンテナ素子の受信信号を、複
    数の受信機と対応した切替え端子の何れかにそれぞれ選
    択供給する複数の受信機選択手段と、 これら複数の受信機選択手段の各対応する切替え端子よ
    りの受信信号がそれぞれ供給され、その少くとも1つを
    選択する複数のアンテナ選択手段と、 これら複数のアンテナ選択手段の出力がそれぞれ供給さ
    れる複数の受信機と、 これら複数の受信機の出力の1つを基準として、他の受
    信機の出力との干渉を求めて受信信号の干渉を観測する
    手段と、 を具備する電波ホログラム観測装置。
  5. 【請求項5】 上記干渉を観測する手段においてその比
    較基準を複数の受信信号の合成信号にて構成する手段を
    備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載
    の電波ホログラム観測装置。
  6. 【請求項6】 上記アレーアンテナは円周層状にアンテ
    ナ素子が配されて構成され、 方位角φ、円周層状の軸心と平行な方向の位置をZとす
    る時の上記干渉観測値E(φ,Z)をZに対してフーリ
    エ変換してΓ(φ,Ψ)(Ψは仰角)を得る手段と、 θ=π/2−Ψとして、V(φ′,θ)=∫W(φ)ex
    p(−j2πr sin θcosφ/λ)Γ(φ+φ′,θ)dφ ∫は−π/2からπ/2まで、λは受信電波の波長、W
    (φ)は重み付け関数、φ′は注目方位角、を演算して
    ホログラム再生像を得る手段とを備えることを特徴とす
    る請求項1乃至5の何れかに記載の電波ホログラム観測
    装置。
  7. 【請求項7】 上記受信機の出力の基準として同一の受
    信信号を受信中に、他の受信機に入力される受信信号の
    受信アンテナ素子を順次切替える手段を備えることを特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の電波ホログラ
    ム観測装置。
JP16648599A 1999-04-19 1999-06-14 電波ホログラム観測装置 Expired - Fee Related JP3753296B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16648599A JP3753296B2 (ja) 1999-06-14 1999-06-14 電波ホログラム観測装置
US09/551,099 US6275181B1 (en) 1999-04-19 2000-04-18 Radio hologram observation apparatus and method therefor
EP00108558A EP1046962A3 (en) 1999-04-19 2000-04-19 Radio hologram observation apparatus and method therefor
EP08004541A EP1933209A3 (en) 1999-04-19 2000-04-19 Dipole antenna and method of manufacturing the same
US09/823,392 US6400331B2 (en) 1999-04-19 2001-03-30 Radio hologram observation apparatus and method therefor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16648599A JP3753296B2 (ja) 1999-06-14 1999-06-14 電波ホログラム観測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000356661A true JP2000356661A (ja) 2000-12-26
JP3753296B2 JP3753296B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=15832276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16648599A Expired - Fee Related JP3753296B2 (ja) 1999-04-19 1999-06-14 電波ホログラム観測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3753296B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284356A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波ホログラフィ電波源探査装置
JP2006337281A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
JP2006337280A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
JP2007010615A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toshiba Corp 電波発射源検知装置
JP2007212228A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波発射源可視化装置及びその方法
JP2007212227A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波発射源可視化装置
KR102030994B1 (ko) * 2018-08-24 2019-10-11 한국전자통신연구원 배열 안테나 장치 및 배열 안테나 장치의 공간 스펙트럼 합성 방법

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006284356A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波ホログラフィ電波源探査装置
JP4726111B2 (ja) * 2005-03-31 2011-07-20 総務大臣 電波ホログラフィ電波源探査装置
JP2006337281A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
JP2006337280A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Toshiba Corp 電波発生源可視化装置及び電波発生源可視化方法
JP2007010615A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Toshiba Corp 電波発射源検知装置
JP4660300B2 (ja) * 2005-07-04 2011-03-30 株式会社東芝 電波発射源検知装置
JP2007212228A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波発射源可視化装置及びその方法
JP2007212227A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Ministry Of Public Management Home Affairs Posts & Telecommunications 電波発射源可視化装置
KR102030994B1 (ko) * 2018-08-24 2019-10-11 한국전자통신연구원 배열 안테나 장치 및 배열 안테나 장치의 공간 스펙트럼 합성 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP3753296B2 (ja) 2006-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7312750B2 (en) Adaptive beam-forming system using hierarchical weight banks for antenna array in wireless communication system
US4924235A (en) Holographic radar
JP3699295B2 (ja) 無線通信システム
WO2020006748A1 (zh) 相控阵天线的校准方法及相关装置
KR100298112B1 (ko) 지향성제어안테나장치
JP2000196328A (ja) 電波到来方向推定方法およびアンテナ装置
KR20020029172A (ko) 배열 안테나를 이용하는 코드분할다중접속 기지국시스템및 그의 초기 동기 획득장치 및 방법
JP2006270847A (ja) アンテナ装置
JPH11298226A (ja) ビームステアリング機能付き受信機
JP3753296B2 (ja) 電波ホログラム観測装置
JP2010054344A (ja) 方位検出装置
JP4146743B2 (ja) アレイアンテナ装置、これを用いた携帯端末および相互結合補償方法
JPH1070494A (ja) 送信ダイバーシティ用送受信装置
JP3216713B2 (ja) フェーズドアレイレーダ
JPH1168443A (ja) ディジタルビームフォーミングアンテナ装置
JPH0668542B2 (ja) ホログラフイツクレ−ダ
JP3249049B2 (ja) 偏波測定装置
JP2005252844A (ja) 受信装置
Charpentier et al. An implementation of a direction-finding antenna for mobile communications using a neural network
EP0371133B1 (en) Holographic radar
JP3438527B2 (ja) 信号波到来角度推定装置及びアレーアンテナ制御装置
JP3468185B2 (ja) 異なるアンテナ素子特性を有するリニアアレーアンテナによる到来方向推定装置
JP3192076B2 (ja) 受信装置
JP3757574B2 (ja) フェーズドアレーレーダ装置
JP3283731B2 (ja) 走査アンテナを有する受信機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050727

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081222

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091222

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101222

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111222

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121222

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131222

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees