JP2000352511A - 測距センサ - Google Patents

測距センサ

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JP2000352511A
JP2000352511A JP11164072A JP16407299A JP2000352511A JP 2000352511 A JP2000352511 A JP 2000352511A JP 11164072 A JP11164072 A JP 11164072A JP 16407299 A JP16407299 A JP 16407299A JP 2000352511 A JP2000352511 A JP 2000352511A
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JP
Japan
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light
circuit
measuring sensor
distance measuring
diodes
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JP11164072A
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English (en)
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Hiroaki Araki
宏明 新木
Tomohiro Inage
智広 稲毛
Masafumi Arakawa
雅史 荒川
Yasuaki Koumae
康章 幸前
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間欠発光により人体等の物体を検知する測距
センサであって、対数増幅回路を有するものにおいて、
対数増幅回路の立ち上りを遅滞のないものとすることが
でき、受光回路への通電時間を短かくして電力消費を著
しく減少させる。 【解決手段】 間欠作動される受光回路30のPSD3
1からのIa,Ibが対数増幅回路40,50にて増幅
される。演算増幅器45,55のフィードバックループ
にはダイオード41,42,51,52とコンデンサ4
3,53とがそれぞれ並列に設けられている。対数増幅
用のダイオード41,51はアノードをPSD31側と
し、カソードを演算増幅器の出力端子側としている。ダ
イオード42,52は回路40,50の立ち上りを早め
るためのものであり、ダイオード41,51とは逆の極
性として配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPSDなどの受光素
子を用いて物体(例えば人体)までの距離を検出する測
距センサに係り、特に、受光素子の出力信号を対数増幅
する対数増幅回路を有した測距センサに関する。
【0002】
【従来の技術】発光素子と、物体までの距離に応じた1
対の出力信号を出力するPSDなどの受光素子と、この
受光素子出力信号に基づいて物体までの距離を演算する
演算回路等を有した測距センサは、特開平5−2666
4号公報、特開平7−19860号公報、特開平7−1
67648号公報、特開平7−209435号公報、特
開平10−153425号公報、特開平10−2596
32号公報などにみられる通り周知である。このうち、
特開平10−153425号公報には、PSD(半導体
位置検出素子)の1対の出力信号をそれぞれ対数増幅し
た後、これに基づいて物体までの距離を演算する回路を
有した測距センサが記載されている。このように増幅回
路を対数増幅回路とすることにより、受光光量が強過ぎ
ても増幅出力が飽和する現象が解消される。
【0003】図7はこの特開平10−153425号公
報記載の測距センサの回路図である。図7において、発
光素子2から照射された赤外線は、レンズ2aにより集
光されて被測定物3の方向に照射される。被測定物3に
反射して戻った赤外線をレンズ2bで集光し、半導体位
置検出素子1で検出する。半導体位置検出素子1の2つ
の端子から得られる光電流値I1,I2を対数増幅回路
6,7で増幅する。各対数増幅回路6,7は演算増幅器
OP1,OP2と、各演算増幅器OP1,OP2のフィード
バックループに設けられたダイオードD1,D2とからな
る。
【0004】図示の通り、この従来例にあっては、ダイ
オードD1,D2はアノードがPSD1側(演算増幅器
6,7の反転入力端子側)となりカソードが演算増幅器
6,7の出力側となるように設けられている。このよう
に出力電流I1,I2を対数増幅する場合、PSD1の出
力電流I1,I2のいずれかが極端に大きい場合でも演算
増幅器6,7の出力が飽和することがない。ただし、こ
の対数増幅器6,7にあっては、PSDの出力電流
1,I2が極端に小さいときには増幅率が極度に小さく
なる。この電流I1,I2の低い部分における増幅率の低
下を補償するために、対数増幅回路6,7の次段に増幅
率変更調節回路8,9を配置し、I1,I2の低い部分で
は、増幅率(大)を選択し、I1,I2が大きい場合に
は、増幅率(小)を選択することができるように構成し
ている。
【0005】この増幅率変更調節回路8(9)は、各演
算増幅器のフィードバックループに並列に設けられた抵
抗14(15)と抵抗16(17)を有すると共に、さ
らに、該抵抗16(17)と直列に設けられたスイッチ
素子12(13)を有する。このスイッチ素子12(1
3)はマイクロコンピュータ5によって制御される。
【0006】演算増幅器OP1,OP2の出力電圧V1
2が電圧検出回路11を介してマイクロコンピュータ
5に入力されており、V1(V2)がしきい値以上になっ
たときにはスイッチ素子12(13)をONとして回路
8(9)の増幅率を小とし、V1(V2)がしきい値以下
のときにはOFFとし回路8(9)の増幅率を大とす
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなPSD等の
素子を用いた測距センサにおいて、発光、受光を連続さ
せたのでは消費電力が多くなるので、発光及び受光を間
欠的に行わせることが上記特開平5−26664号、同
10−259632号等に記載されている。
【0008】本発明は、このような間欠発光、受光方式
を特開平10−153425号の如き対数増幅方式の測
距センサに適用した場合の一層の節電を実現することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の測距センサは、
被検知物体に向けて発光を行う発光素子と、該発光素子
を間欠的に発光させる発光駆動部と、物体からの反射光
を受けて物体との距離に応じた1対の位置信号を出力す
る受光素子と、該受光素子の出力信号を増幅する対数増
幅回路と、該増幅回路で増幅された信号に基づいて物体
までの距離を演算する回路とを有する測距センサにおい
て、該対数増幅回路は、演算増幅器と、該演算増幅器の
フィードバックループに並列に且つ極性を反対にして設
けられた1対のダイオード等の非線形素子とを有してい
ることを特徴とするものである。
【0010】かかる本発明は、PSD等の素子の出力を
対数増幅するものにおいて、間欠発生、受光方式を採用
することにより節電が図られている。また、この対数増
幅器の演算増幅器のフィードバックループに極性を逆に
して1対のダイオード等の非線形素子を並列に設けたこ
とにより、この対数増幅器に通電を開始してから安定状
態に達するまでの時間(立ち上り時間)が著しく短かく
なる。
【0011】この結果、対数増幅器に対する通電時間が
短くて済むようになり、これによって一層の節電が実現
される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は実施の形態に係る測距セン
サの回路図(全体図)、図2〜4は図1の一部の詳細図
である。この測距センサは、水栓や便器などの使用者を
検知し、所定距離内に人体が存在すると判定されるとき
には制御回路20からの信号によって電磁弁駆動回路2
6を駆動し、電磁弁27を開弁させて水を流し出すよう
にしたものに関する。
【0013】図1において、制御回路20からのパルス
信号が発光素子駆動回路21及び受光回路駆動回路24
に与えられ、発光素子駆動回路21及び受光回路駆動回
路24が発光素子22及び受光回路30に対し間欠的に
通電を行い、該素子22が間欠的に発光すると共に受光
回路30が間欠的に駆動する。なお、この素子22の発
光に先立って予め受光回路30に通電が開始されてお
り、素子22の発光時には受光回路30は既に立ち上げ
られた状態となっている。
【0014】この発光素子22からの光が投光レンズ
(図示略)を通って投射され、物体、例えば人体に当っ
て反射する。この反射光が集光レンズ(図示略)を通っ
てPSD31上にスポットを形成する。このPSD31
は、周知の通り、pin構造を有した長手方向の両端に
出力電極を有する半導体受光素子であり、受光面に集光
スポットが照射されると、集光スポットの照射位置と各
出力電極との距離に逆比例して全電流Iを分割した出力
電流Ia,Ibが取り出される。各出力電極から出力さ
れる電流Ia,Ibは集光スポットの位置に対応するも
のであるから、このIa,Ibと、PSDの両出力電極
間の距離と、PSD31・発光素子22間の距離とに基
づいて測距センサから物体(人体)までの距離とが演算
される。
【0015】PSD31からの出力信号(電流)Ia,
Ibはそれぞれ対数増幅回路40,50にて増幅され
る。対数増幅回路40にあっては、電流Iaは抵抗33
を介して演算増幅器45の反転入力端子に入力される。
対数増幅回路50にあっては、電流Ibは抵抗34を介
して演算増幅器55の反転入力端子に入力される。これ
らの演算増幅器45,55の非反転入力端子には、図4
に示すように電源電圧を抵抗78,79で分圧して得ら
れる基準電圧Aが入力される。
【0016】演算増幅器45,55の出力端子と反転入
力端子とを結ぶフィードバックループには、非線形素子
としてのダイオード41,42,51,52と、コンデ
ンサ43,53とがそれぞれ並列に設けられている。
【0017】対数増幅用のダイオード41,51はアノ
ードをPSD31側(演算増幅器45,55の反転入力
端子側)とし、カソードを演算増幅器45,55の出力
端子側としている。ダイオード42,52は回路40,
50の立ち上りを早めるためのものであり、ダイオード
41,51とは逆の極性(即ち、カソードを演算増幅器
45,55の反転入力端子側、アノードを出力端子側)
として該ダイオード41,51とそれぞれ並列に配置さ
れている。
【0018】各対数増幅回路40,50の出力は、それ
ぞれ結合コンデンサ44,54及び入力抵抗65,75
(図2,3)を介して増幅率調整回路(増幅率が調整可
能な増幅回路)60,70の演算増幅器61,71の反
転入力端子に入力される。
【0019】図2,3の通り、増幅率調整回路60,7
0の演算増幅器61,71のフィードバックループに抵
抗62,72と、抵抗63,73及びスイッチ素子6
4,74とが設けられている。抵抗63,73とスイッ
チ素子64,74とは直列となっており、この直列接続
体に対し抵抗62,72が並列に設けられている。スイ
ッチ素子64,74は制御回路20からの制御信号(電
圧D)によりON,OFFされる。スイッチ素子64,
74をONとすることにより増幅率調整回路60,70
の増幅率が小となり、スイッチ64,74をOFFとす
ることにより増幅率調整回路60,70の増幅率が大と
なる。
【0020】各増幅率調節回路60,70の出力は、そ
れぞれ入力抵抗81,82を介して判定回路80の演算
増幅器83の非反転入力端子と反転入力端子とに入力さ
れて差動増幅される。この演算増幅器83の出力は、抵
抗84を介して電源電圧が重畳され、制御回路20に入
力される。演算増幅器83への入力信号は前記PSD3
1の出力電流Ia,Ibを対数増幅して得られるもので
あり、演算増幅器83の差動増幅信号は出力電流Ia,
Ibの差異に応じて増大するので、この演算増幅器83
の出力に基づいて物体(人体)までの距離が判定され
る。制御回路20にあっては、この検知距離に基づいて
電磁弁駆動回路26に信号を与え、電磁弁27を開閉し
て給水、止水を実行する。
【0021】このように構成された測距センサにおいて
は、発光素子22及び受光回路30のいずれもが間欠駆
動される。この駆動に際しては、まず、受光回路30を
その駆動回路24によって立ち上げ、この受光回路30
内の各回路40,50,60,70,80を十分に立ち
上げた後、発光素子22に通電してパルス光を発光させ
る。
【0022】上記の通り、この発光素子22からの投光
がPSD31に受光され信号電流Ia,Ibが発生し、
この信号電流が処理されて物体(人体)の距離が判定さ
れ、この距離が所定以内であるときには電磁弁駆動回路
26を介して電磁弁27が開弁する。
【0023】発光素子22への通電は、受光回路30が
定常状態にまで立ち上がってから行われるが、この実施
の形態にあっては、前記の通り、対数増幅回路40,5
0の演算増幅器45,55のフィードバックループに極
性を逆にした1対のダイオード41,42,51,52
を並列に設けているので、この回路40,50の立ち上
り時に演算増幅器45,55の反転入力端子と非反転入
力端子との電位が等しくなるまでの時間が大幅に短縮さ
れる。種々の実験の結果、ダイオード41,51のみを
設けた場合(従来例)、この立ち上りには約50mse
c要していたものが、ダイオード41,42,51,5
2を設けた場合(実施例)では立ち上り時間が0.8m
sec程度にまで短縮された。この結果、受光回路30
をONとしておく時間が著しく短くて済むようになり、
省電力化が実現される。これにより、例えば、商用電源
を電源とする場合、電源回路を小型化することができ
る。また、電池式の場合では電池の長寿命化が実現され
る。さらに、給水配管に設けた水力発電機などの種々の
小容量の電源を採用することも可能となる。
【0024】上記実施の形態では、対数増幅回路の非線
形素子としてダイオード41,42,51,52を用い
ているが、トランジスタなど他の非線形素子を用いても
よい。
【0025】上記実施の形態ではPSDが用いられてい
るが、2分割フォトダイオード等の他の素子を用いても
よい。
【0026】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、間欠発光
により人体等の物体を検知する測距センサであって、対
数増幅回路を有するものにおいて、対数増幅回路の立ち
上りを遅滞のないものとすることができ、受光回路への
通電時間を短かくして電力消費を著しく減少させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る測距センサの回路図である。
【図2】図1の回路の一部の詳細図である。
【図3】図1の回路の一部の詳細図である。
【図4】図1の回路の一部の詳細図である。
【図5】従来例の回路図である。
【符号の説明】
20 制御回路 22 発光素子 30 受光回路 40,50 対数増幅回路 41,42,51,52 ダイオード 45,55 演算増幅器 60,70 増幅率調整回路 80 距離判定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒川 雅史 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 (72)発明者 幸前 康章 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株式 会社イナックス内 Fターム(参考) 2F112 AA06 BA04 CA12 DA26 DA28 DA32 EA03 FA00 FA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検知物体に向けて発光を行う発光素子
    と、 該発光素子を間欠的に発光させる発光駆動部と、 物体からの反射光を受けて物体との距離に応じた1対の
    位置信号を出力する受光素子と、 該受光素子の出力信号を増幅する対数増幅回路と、 該増幅回路で増幅された信号に基づいて物体までの距離
    を演算する回路とを有する測距センサにおいて、 該対数増幅回路は、演算増幅器と、該演算増幅器のフィ
    ードバックループに並列に且つ極性を反対にして設けら
    れた1対の非線形素子とを有していることを特徴とする
    測距センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記非線形素子がダ
    イオードであることを特徴とする測距センサ。
JP11164072A 1999-06-10 1999-06-10 測距センサ Pending JP2000352511A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103095237A (zh) * 2013-02-05 2013-05-08 天津大学 一种基于对数放大器的高输出幅值混频器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103095237A (zh) * 2013-02-05 2013-05-08 天津大学 一种基于对数放大器的高输出幅值混频器
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