JP2000350213A - 画像伝送方法及び画像伝送システム - Google Patents

画像伝送方法及び画像伝送システム

Info

Publication number
JP2000350213A
JP2000350213A JP15369299A JP15369299A JP2000350213A JP 2000350213 A JP2000350213 A JP 2000350213A JP 15369299 A JP15369299 A JP 15369299A JP 15369299 A JP15369299 A JP 15369299A JP 2000350213 A JP2000350213 A JP 2000350213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
line
odd
numbered
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15369299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Hirata
晋一 平田
Masakazu Oyamada
応一 小山田
Akifumi Arayashiki
明文 荒屋敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP15369299A priority Critical patent/JP2000350213A/ja
Publication of JP2000350213A publication Critical patent/JP2000350213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の画像伝送方法では、伝送効率を向上さ
せつつ、高精度・容易に誤り画像部分を補正できないと
いう問題点があったが、本発明は、伝送効率を向上させ
ると共に、伝送誤りがある場合に高精度且つ容易に画像
補正できる画像伝送方法及び画像伝送システムを提供す
る。 【解決手段】 送信側装置1の前処理部15で、原画像
を奇数ラインの画像と偶数ラインの画像とに分離し、両
者を減算して差分画像を生成し、奇数ラインの画像と差
分画像とを合成して、符号化して送信し、受信側装置2
で受信して復号化して、後処理部20で、復号画像を奇
数ラインの画像と差分画像に分離し、両者を加算して偶
数ラインの画像を生成し、奇数ラインの画像と偶数ライ
ンの画像とを本来のライン順となるようライン再構成す
る画像伝送方法及び画像伝送システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報源符号化画像
の画像伝送方法及び画像伝送システムに係り、特に、伝
送効率を向上させ、伝送誤りの補正を容易とした画像伝
送方法及び画像伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報源符号化画像の伝送は、原画像をJ
PEG方式等で情報源符号化して、送信側装置から伝送
路を介して情報源符号化した画像データを伝送し、受信
側装置が伝送路を介して情報源符号化された画像データ
を受信し、送信側装置で行われた符号化方式に対応する
復号化方式で受信画像データを復号化して再生画像を得
るようになっている。
【0003】従来、画像の符号化を行う場合、符号化の
最小単位であるブロック(例えば、JPEG方式では1
6画素×16画素など)に画像を分割して符号化を行っ
ていた。このような符号化方式により符号化した画像を
伝送した場合、伝送誤りは、符号化の最小単位(以下、
「符号化ブロック」という)が1つ又は複数個で構成さ
れる伝送の最小単位(以下、「伝送ブロック」という)
で発生する。そのため、符号化ブロック単位で符号化画
像の損失が起こる。
【0004】この伝送誤りの対策として、ARQ(Auto
matic Repeat Request)やFEC(Forward Error Corr
ection)などの伝送ブロック単位での誤り訂正方法(第
1の従来方法)と、伝送された画像における周囲の画素
情報から、損失した画像ブロック(誤り符号化ブロッ
ク)を補正する符号化ブロック単位での誤り補正方法
(第2の従来方法)とがある。
【0005】上記第1の従来方法について、図20を用
いて説明する。図20は、第1の従来方法を実現する画
像伝送システムの構成ブロック図である。図20に示す
画像伝送システムは、情報源符号化手段12′と、通信
制御手段13′と、伝送路3と、通信制御手段17′
と、情報源復号化手段18′とから構成されている。
尚、情報源符号化手段12′と通信制御手段13′は送
信側装置内にあり、通信制御手段17′と情報源復号化
手段18′は受信側装置内にある。
【0006】図20における伝送処理を説明すると、原
画像を情報源符号化手段12′で入力し、情報源符号化
を行い、通信制御手段13′で符号化された画像を伝送
路3に送信する。通信制御手段17′では伝送路3から
符号化された画像を受信して誤り検出を行い、情報源復
号化手段18′で情報源復号化を行って復号後の画像を
再生画像として得る。
【0007】ここで、伝送路3で伝送誤りが発生する
と、受信側装置における通信制御手段17′の誤り検出
処理により誤りが検出され、誤りが検出された伝送ブロ
ックについて再送要求を伝送路3を介して送信側装置の
通信制御手段13′に送信される。再送要求を受信した
送信側装置の通信制御手段13′は、再送要求の対象と
なっている伝送ブロックを再度、伝送路3を介して受信
側装置の通信制御手段17′に送信する再送処理を行
う。このようにして、伝送誤りを訂正している。
【0008】また、上記第2の従来方法について、図2
1を用いて説明する。図21は、第2の従来方法を実現
する画像伝送システムの構成ブロック図である。図21
に示す画像伝送システムは、基本的には、送信側装置1
と、受信側装置2と、伝送路3とから構成され、送信側
装置1は、画像入力手段11と、画像符号化手段12
と、通信制御手段13と、送信手段14とから構成さ
れ、受信側装置2は、受信手段16と、通信制御手段1
7と、画像復号化手段18と、画像出力手段19と、誤
り補正部20′とから構成されている。
【0009】図21における伝送処理を説明すると、原
画像を送信側装置1の画像入力手段11で入力し、入力
された原画像を画像符号化手段12で情報源符号化を行
い、通信制御手段13で符号化された画像を伝送路3に
送信する。受信側装置2の受信手段16で伝送路3から
符号化された画像を受信し、通信制御手段17では受信
した符号化された画像の誤り検出を行い、画像復号化手
段18で情報源復号化を行い、受信した画像に誤りがあ
れば誤り補正部20′で復号化された画像の補正を行
い、画像出力手段19でを再生画像を出力する。
【0010】ここで、伝送路3で伝送誤りが発生した場
合を図22を用いて説明する。図22は、第2の従来方
法における誤り訂正を説明するための説明図である。通
信制御手段17の誤り検出により誤りが検出され、画像
復号化手段18で復号化された画像に対して検出された
符号化ブロックの画像部分を誤り補正部20′が補正す
る。具体的には、誤り符号化ブロックの周辺の正常な画
素情報から誤り部分を推定して補正(補間)を行うもの
である。このようにして、伝送誤りを訂正している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来方法では、再送手順やそれに伴う時間の増加は
避けられないとの問題点があり、また、上記第2の従来
方法では、損失する符号化ブロックの大きさは一般的に
使われている符号化方式のJPEG方式では16画素×
16画素の大きさであり、この大きさで周囲の画素情報
からの符号化ブロック内の補正は難しく、特に符号化ブ
ロック内にしかない情報は周囲の画素から推定すること
はできず、更に、バースト誤りなど画像の広域に渡る伝
送誤りが発生した場合においては、連続した画像情報の
損失となり、さらに周囲の画素情報から誤りを補正する
ことは難しくなるという問題点があった。
【0012】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、伝送効率を向上させると共に、伝送誤りがある場合
に高精度且つ容易に画像補正できる画像伝送方法及び画
像伝送システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、送信側装置で現画像を奇数ライ
ンと偶数ラインの画像に分離し、両者の差分画像を得
て、いずれか一方のラインの画像と差分画像を合成して
情報源符号化して伝送し、受信側装置で受信して情報源
復号化した復号画像を上記一方のラインの画像と差分画
像に分割し、一方のラインの画像と差分画像とを加算し
て他方のラインの画像を生成し、一方のラインの画像と
他方のラインの画像とを本来のライン順となるようライ
ン再構成を行って再生画像を得る画像伝送方法及び画像
伝送システムとしており、伝送画像の半分を差分画像で
構成しているので、伝送効率を向上させることができ
る。
【0014】また、本発明は、差分画像に伝送誤りによ
る誤り画像部分がある場合に、一方のラインの画像と差
分画像とを加算して生成した他方のラインの画像に誤り
画像部分は残るものの、一方のラインの画像の該当画像
部分を他方のラインの画像の誤り画像部分に複写して誤
り補正を行う画像伝送方法及び画像伝送システムとして
おり、誤り補正を高精度且つ容易にできる。
【0015】また、本発明は、送信側装置で現画像を奇
数ラインと偶数ラインの画像に分離し、分離した各ライ
ンの画像を奇数画素の画像と偶数画素の画像とに各々分
離し、各々分離した奇数画素の画像と偶数画素の画像と
の差分画像を得て、いずれか一方の画素の画像と差分画
像とを合成し、更に両ラインの合成画像を合成して情報
源符号化して伝送し、受信側装置で受信して情報源復号
化した復号画像を各ラインの画像に分割し、更に奇数画
素の画像と偶数画素の画像とに分割し、各ラインにおけ
る両画素の画像を加算して加算画像を生成し、上記一方
の画素の画像と加算画像とを画素順となうよう画素再構
成し、画素再構成された奇数ラインと偶数ラインの画像
をライン順となるようライン再構成を行って再生画像を
得る画像伝送方法及び画像伝送システムとしており、伝
送画像の半分を差分画像で構成しているので、伝送効率
を向上させることができる。
【0016】また、本発明は、伝送誤りがある場合で、
復号画像における奇数又は偶数のいずれか一方のライン
の画像内で奇数又は偶数のいずれか一方の画素の画像に
誤り画像部分が含まれる場合に、上記一方のラインの画
像における一方の画素の画像の誤り画像部分に他方のラ
インの画像における一方の画素の画像の対応する画像部
分を複写して誤り補正を行う画像伝送方法及び画像伝送
システムとしており、誤り補正を高精度且つ容易にでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0018】上位概念的に本発明を説明すると、原画像
を情報源符号化して伝送路に送信する送信側装置と、伝
送路を介して受信した符号化画像を情報源復号化して再
生画像を得る受信側装置とを有する画像伝送方法及び画
像伝送システムにおいて、送信側装置で現画像を奇数ラ
インと偶数ラインの画像に分離し、両者の差分画像を得
て、いずれか一方のラインの画像と差分画像を合成して
情報源符号化して伝送し、受信側装置で受信して情報源
復号化した復号画像を上記一方のラインの画像と差分画
像に分割し、一方のラインの画像と差分画像とを加算し
て他方のラインの画像を生成し、一方のラインの画像と
他方のラインの画像とを本来のライン順となるようライ
ン再構成を行って再生画像を得るものであり、伝送画像
の半分を差分画像で構成するため、伝送される画像の情
報量を少なくでき、伝送効率を向上させることができ
る。
【0019】また、本発明に係る画像伝送方法及び画像
伝送システムは、差分画像に伝送誤りによる誤り画像部
分がある場合に、一方のラインの画像と差分画像とを加
算して生成した他方のラインの画像に誤り画像部分は残
るものの、一方のラインの画像の該当画像部分を他方の
ラインの画像の誤り画像部分に複写して誤り補正を行う
ものであり、誤り画像部分に近似する別のラインの画像
部分から複写するため、誤り補正を高精度且つ容易にで
きる。
【0020】また、本発明に係る画像伝送方法及び画像
伝送システムは、送信側装置で現画像を奇数ラインと偶
数ラインの画像に分離し、分離した各ラインの画像を奇
数画素の画像と偶数画素の画像とに各々分離し、各々分
離した奇数画素の画像と偶数画素の画像との差分画像を
得て、いずれか一方の画素の画像と差分画像とを合成
し、更に両ラインの合成画像を合成して情報源符号化し
て伝送し、受信側装置で受信して情報源復号化した復号
画像を各ラインの画像に分割し、更に奇数画素の画像と
偶数画素の画像とに分割し、各ラインにおける両画素の
画像を加算して加算画像を生成し、上記一方の画素の画
像と加算画像とを画素順となうよう画素再構成し、画素
再構成された奇数ラインと偶数ラインの画像をライン順
となるようライン再構成を行って再生画像を得るもので
あり、伝送画像の半分を差分画像で構成するため、伝送
される画像の情報量を少なくでき、伝送効率を向上させ
ることができる。
【0021】また、本発明に係る画像伝送方法及び画像
伝送システムは、伝送誤りがある場合で、復号画像にお
ける奇数又は偶数のいずれか一方のラインの画像内で奇
数又は偶数のいずれか一方の画素の画像に誤り画像部分
が含まれる場合に、上記一方のラインの画像における一
方の画素の画像の誤り画像部分に他方のラインの画像に
おける一方の画素の画像の対応する画像部分を複写して
誤り補正を行うものであり、誤り画像部分に近似する別
のラインの同じ画素の画像における画像部分から複写す
るため、誤り補正を高精度且つ容易にできる。
【0022】次に、本発明の実施の形態に係る画像伝送
システムを図1を用いて説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係る画像伝送システムの構成ブロック図であ
る。尚、図21と同様の構成をとる部分については同一
の符号を付して説明する。本実施の形態に係る画像伝送
システム(本システム)は、図1に示すように、送信側
装置1と、受信側装置2と、伝送路3とから基本的に構
成されている。
【0023】本システムの各部を具体的に説明する。送
信側装置1は、画像を入力する画像入力手段11と、入
力された画像に処理を施す前処理部15と、前処理後の
画像を符号化する画像符号化手段12と、誤り検出符号
や符号化した画像を符号化ブロック単位でHDLC(Hi
gh Level Data Link Control)のフレームに組み立てる
通信制御の処理を行う通信制御手段13と、変復調装置
である送信手段14とから構成されている。ここで、H
DLCとは、ISO(国際標準機構)で標準化されてい
る伝送制御手順であり、フラグ同期とCRCの使用によ
りビット透過性・信頼性に優れた伝送制御手順である。
【0024】受信側装置2は、伝送路3を介し、送信手
段14からの信号を受信する変復調装置である受信手段
16と、誤り検出やHDLCのフレームから符号化ブロ
ックを分離、さらに後処理部20へ符号化ブロックの誤
り発生を通知する処理などを行う通信制御手段17と、
符号化した画像を復号する画像復号化手段18と、出力
画像の後処理を施す後処理部20と、画像を出力する画
像出力手段19とから構成されている。
【0025】ここで、前処理部15及びそれに対応する
後処理部20の処理について、本発明では特徴的な第1
の処理と第2の処理を提供している。尚、第2の処理
は、第1の処理の応用例である。以下、第1の処理と第
2の処理を順に説明する。
【0026】第1の処理を実現する送信側装置1の前処
理部15について図2を用いて説明する。図2は、第1
の処理を実現する前処理部の構成ブロック図である。図
2に示す前処理部15は、画像分離処理手段21と、奇
数ライン画像記憶手段22と、偶数ライン画像記憶手段
23と、演算処理手段24と、差分画像記憶手段25
と、画像合成処理手段26とから構成されている。
【0027】画像分離処理手段21は、入力された原画
像を奇数ラインの画像と偶数ラインの画像に分離、抽出
する。奇数ライン画像記憶手段22は、画像分離処理手
段21で分離・抽出された奇数ラインの画像を記憶す
る。偶数ライン画像記憶手段23は、画像分離処理手段
21で分離・抽出された偶数ラインの画像を記憶する。
【0028】演算処理手段24は、奇数ライン画像記憶
手段22に記憶された画像と偶数ライン画像記憶手段2
3に記憶された画像との減算処理を行う。差分画像記憶
手段25は、演算処理手段24にて減算された結果(奇
数ラインと偶数ラインの差分画像)を記憶する。画像合
成処理手段26は、奇数ライン画像記憶手段22に記憶
された画像と差分画像記憶手段25に記憶された画像と
を合成する。
【0029】図2に示す前処理部15の処理を図3を用
いて説明する。図3は、第1の処理を実現する前処理部
で処理される画像を説明するための説明図である。尚、
図3(a)は、前処理部15に入力される現画像を示
し、図3(b)は、画像分離処理手段21で分離・抽出
され、奇数ライン画像記憶手段22と偶数ライン画像記
憶手段23に記憶される奇数ラインの画像と偶数ライン
の画像を示し、図3(c)は、演算処理手段24で奇数
ラインの画像と偶数ラインの画像とが減算されて差分画
像記憶手段25に記憶される差分画像を示し、図3
(d)は、画像合成手段26で合成される処理後の画像
を示している。
【0030】図3(a)の現画像が画像分離処理手段2
1で奇数ラインの画素と偶数ラインの画素とに分離され
て抽出され、奇数ラインの画素は奇数ライン画像記憶手
段22に、偶数ラインの画素は偶数ライン画像記憶手段
23に出力されて記憶される。完全に分離された奇数ラ
インの画像と偶数ラインの画像は図3(b)に示す通り
である。
【0031】更に、演算処理手段24は、奇数ライン画
像記憶手段22に記憶されている奇数ラインの画像と偶
数ライン画像記憶手段23に記憶されている偶数ライン
の画像とを取り込み、各画素毎に減算処理を行い、減算
処理された画像を差分画像として差分画像記憶手段25
に出力する。差分画像記憶手段25に記憶される差分画
像は図3(c)に示す通りである。この場合、奇数ライ
ンの画像と偶数ラインの画像との差分であるので、輪郭
部分が抽出されたような画像となる。
【0032】そして、画像合成処理手段26は、奇数ラ
イン画像記憶手段22に記憶されている奇数ラインの画
像と差分画像記憶手段25に記憶されている差分画像と
を取り込み、奇数ラインの画像の次に差分画像を合成す
る合成処理を行う。合成された画像は図3(d)に示す
通りである。
【0033】尚、上記の例では、画像分離処理手段21
で画像の水平ラインについて分離するようにしたが、垂
直ラインで分離しても構わない。
【0034】そして、前処理部15によって処理された
画像は、図4に示すように、送信側装置1で情報源符号
化され、伝送路3に伝送される。受信側装置2では、伝
送路3から画像データを受信し、情報源復号化される。
図4は、画像データが送受信される本発明の処理画像を
示す説明図である。
【0035】次に、第1の処理を実現する受信側装置2
の後処理部20について図5を用いて説明する。図5
は、第1の処理を実現する後処理部の構成ブロック図で
ある。図5に示す後処理部20は、画像分割処理手段3
1と、奇数ライン復号画像記憶手段32と、復号差分画
像記憶手段33と、演算処理手段34と、偶数ライン復
号画像記憶手段35と、ライン再構成処理手段36とか
ら構成されている。
【0036】画像分割処理手段31は、入力された復号
画像を上半分の画像、つまり奇数ラインの復号画像と下
半分の画像、つまり復号差分画像に分割、抽出する。奇
数ライン復号画像記憶手段32は、画像分割処理手段3
1で分割・抽出された奇数ラインの復号画像を記憶す
る。復号差分画像記憶手段33は、画像分割処理手段3
1で分離・抽出された復号差分画像を記憶する。
【0037】演算処理手段34は、奇数ライン復号画像
記憶手段32に記憶された画像と復号差分画像記憶手段
33に記憶された画像との加算処理を行う。偶数ライン
復号画像記憶手段35は、演算処理手段34にて加算さ
れた結果の画像(偶数ラインの復号画像)を記憶する。
ライン再構成処理手段36は、奇数ライン復号画像記憶
手段32に記憶された画像と偶数ライン復号画像記憶手
段35に記憶された画像とを本来のライン順になるよ
う、ラインの再構成する処理を行う。
【0038】図5に示す後処理部20の処理を図6を用
いて説明する。図6は、第1の処理を実現する後処理部
で処理される画像を説明するための説明図である。尚、
図6(a)は、後処理部20に入力される復号画像を示
し、図6(b)は、画像分割処理手段31で分割・抽出
され、奇数ライン復号画像記憶手段32と復号差分画像
記憶手段33に記憶される奇数ラインの復号画像と復号
差分画像を示し、図6(c)は、演算処理手段34で奇
数ラインの復号画像と復号差分画像とが加算されて偶数
ライン復号画像記憶手段35に記憶される偶数ラインの
復号画像を示し、図6(d)は、ライン再構成処理手段
36で再構成される処理後の復号画像を示している。
【0039】図6(a)の復号画像が画像分割処理手段
31で上半分の画像(奇数ラインの復号画素)と下半分
の画像(奇数ラインと偶数ラインの復号した差分画像:
復号差分画像)とに分割して抽出し、奇数ラインの復号
画像は奇数ライン復号画像記憶手段32に、復号差分画
像は復号差分画像記憶手段33に出力されて記憶され
る。分割された奇数ラインの復号画像と復号差分画像は
図6(b)に示す通りである。
【0040】更に、演算処理手段34は、奇数ライン復
号画像記憶手段32に記憶されている奇数ラインの復号
画像と復号差分画像記憶手段33に記憶されている復号
差分画像とを取り込み、各画素毎に加算処理を行い、加
算処理された画像を偶数ラインの復号画像として偶数ラ
イン復号画像記憶手段35に出力する。偶数ライン復号
画像記憶手段35に記憶される偶数ラインの復号画像は
図6(c)に示す通りである。
【0041】そして、ライン再構成処理手段36は、奇
数ライン復号画像記憶手段32に記憶されている奇数ラ
インの復号画像と偶数ライン復号画像記憶手段35に記
憶されている偶数ラインの復号画像とを取り込み、現画
像における本来のライン順となるようラインの再構成を
行う。具体的には、奇数ラインの復号画像の第1のライ
ンの次に偶数ラインの復号画像の第1のラインを、奇数
ラインの復号画像の第2のラインの次に偶数ラインの復
号画像の第2のラインを組み込むように、順次ラインの
再構成処理を行う。ライン再構成された復号画像は図6
(d)に示す通りである。
【0042】次に、上記本システムにおいて、画像デー
タの伝送時にエラー(誤り)が発生した場合の誤り補正
方法を、図7〜図9を用いて説明する。図7は、画像デ
ータが送受信される本発明の画像処理において誤り発生
を示す説明図であり、図8は、第1の処理を実現する後
処理部20の構成ブロック図であり、図9は、第1の処
理において誤り発生時の後処理部20で処理される画像
を説明するための説明図である。
【0043】図7に示すように、伝送路において誤りが
発生すると、情報源復号化された復号画像には誤り符号
化ブロックが含まれる。図7の例では、復号画像の下半
分の画像(復号差分画像)に誤り符号化ブロックが含ま
れている。
【0044】ここで、誤りが発生した場合に誤りを補正
するための後処理部20の構成は、図8に示す通りであ
るが、図5と比較して、相違する点は、補正処理手段3
7が設けられている点である。補正処理手段37以外の
構成部分は図5と同様であるので、以下、主に補正処理
手段37について説明する。
【0045】補正処理手段37は、偶数ライン復号画像
記憶手段35における偶数ラインの復号画像の誤り部分
について、奇数ライン復号画像記憶手段32から相当す
る復号画像部分を読み取って、複写(コピー)する。上
記の例では、伝送時に復号差分画像に誤りが発生したた
めに、奇数ラインの復号画像から誤りのない相当する部
分を複写して、誤りのある偶数ラインの復号画像に上書
きするようにしている。
【0046】尚、伝送時に奇数ラインの復号画像に誤り
が発生した場合には、奇数ライン復号画像記憶手段32
に記憶される奇数ラインの復号画像と偶数ライン復号画
像記憶手段35に記憶される偶数ラインの復号画像の両
方に誤り部分を含むことになるので、補正処理手段37
では、誤り部分に相当する復号差分画像を復号差分画像
記憶手段33から読み込み、当該相当する復号差分画像
と周辺画像とから奇数及び偶数ラインの復号画像の双方
の補間を行うことで、補正処理を施す。
【0047】図8に示す後処理部20の処理は、図5に
示した後処理部20の処理とほぼ同様であり、復号画像
に誤りを補正するための補正処理手段37の処理が新た
に追加されている。図5で説明した処理との相違点を説
明する。後処理部20の補正処理手段37は、伝送路に
おいて誤りが発生して図9(a)に示すように受信した
復号画像に誤りがある場合に、通信制御手段17から誤
り符号化ブロックに関する誤り情報が入力される。
【0048】奇数ライン復号画像記憶手段32に奇数ラ
インの復号画像が記憶され(図9(b)参照)、演算処
理手段34で奇数ラインの復号画像と復号差分画像とが
加算されて偶数ライン復号画像記憶手段35に偶数ライ
ンの復号画像が記憶された状態になると、補正処理手段
37は、入力された誤り情報に基づいて偶数ラインの復
号画像の誤り部分に奇数ラインの復号画像の対応する画
像部分をコピーする(図9(c)参照)。つまり、偶数
ラインの復号画像における誤り部分は奇数ラインの復号
画像の対応する正常な画像部分で補正されたことにな
る。そして、ライン再構成手段36によってラインの再
構成が為される(図9(d)参照)。
【0049】本発明の実施の形態に係る第1の処理によ
れば、現画像を奇数ラインの画像と偶数ラインの画像と
に分離し、両画像の差分画像といずれか一方ラインの画
像とを単純に合成して情報源符号化を行って伝送し、受
信した画像データを情報源復号化し、一方ラインの復号
画像と復号差分画像とに分割し、一方ラインの復号画像
と復号差分画像とを加算して他方ラインの復号画像を生
成し、両ラインの復号画像からラインの再構成を行って
再生画像を得るようにしているので、伝送画像の半分を
差分画像として符号化して伝送するため、伝送効率を向
上させることができる効果がある。
【0050】また、本発明の実施の形態に係る第1の処
理によれば、伝送途中に差分画像部分に誤りが発生した
場合に、両ラインの復号画像を生成した後に、誤りのな
い一方ラインの復号画像から誤り部分をコピーして誤り
補正を行うようにしているので、簡易且つ高精度に誤り
画像部分を補正できる効果がある。
【0051】次に、本発明の実施の形態に係る第2の処
理について説明する。第2の処理を実現する前処理部1
5の構成及び処理を図10〜図12を用いて説明する。
図10は、第2の処理を実現する前処理部の構成ブロッ
ク図であり、図11,12は、図10の前処理部で処理
される画像を説明するための説明図である。尚、画像1
01は入力画像を、画像102aは奇数ラインの画像
を、画像102bは偶数ラインの画像を、画像103a
は奇数ラインにおける奇数画素の画像を、画像103b
は奇数ラインにおける偶数画素の画像を、画像103c
は画像103aと画像103bとの差分を表す差分画像
を、画像104aは偶数ラインにおける奇数画素の画像
を、画像104bは偶数ラインにおける偶数画素の画像
を、画像104cは画像104aと画像104bとの差
分を表す差分画像を、画像105は画像103aと画像
103cの合成画像を、画像106は画像104aと画
像104cの合成画像を、画像107は画像105と画
像106の合成画像を、それぞれ示している。
【0052】第2の処理における前処理部15は、現画
像を奇数ラインの画像と偶数ラインの画像とに分離する
ライン分離処理手段41と、分離された奇数ラインの画
像を奇数画素と偶数画素に分離する画素分離手段42
と、分離された偶数ラインの画像を奇数画素と偶数画素
に分離する画素分離手段43と、画素分離手段42で分
離された画素の減算処理を行う減算処理手段44と、画
素分離手段43で分離された画素の減算処理を行う減算
処理手段45と、奇数ラインの奇数画素の画像と減算処
理された差分画像とを合成する画素合成処理手段46
と、偶数ラインの奇数画素の画像と減算された差分画像
とを合成する画素合成処理手段47と、画素合成処理手
段46,47で合成された画像を更に合成するライン合
成処理手段48とから構成されている。
【0053】次に、第2の処理における前処理部15内
の処理を説明する。現画像(図11の画像101参照)
がライン分離処理手段41に入力されると、現画像の奇
数ラインと偶数ラインとが分離され、分離された奇数ラ
インの画像が画素分離処理手段42に一時記憶される
(図11の画像102a参照)。同様に、分離された偶
数ラインの画像が画素分離処理手段43に一時記憶され
る(図11の画像102b参照)。
【0054】画素分離処理手段42では、記憶する奇数
ラインの画像から奇数画素と偶数画素とに分離し(図1
1の画像103a,103b参照)、両者を減算処理手
段44で減算して差分画像(図11の画像103c参
照)として画素合成処理手段46に出力すると共に、画
素分離手段42から読み込んだ奇数ラインの奇数画素を
画素合成処理手段46に出力する。
【0055】画素分離処理手段43では、記憶する偶数
ラインの画像から奇数画素と偶数画素とに分離し(図1
1の画像104a,104b参照)、両者を減算処理手
段45で減算して差分画像(図11の画像104c参
照)として画素合成処理手段47に出力すると共に、画
素分離手段43から読み込んだ偶数ラインの奇数画素を
画素合成処理手段47に出力する。
【0056】画素合成手段46は、入力される奇数ライ
ンの奇数画素の画像と差分画像とを合成する。具体的に
は、奇数ラインの奇数画素の画像を左半分に、差分画像
を右半分に配置するよう合成を行う(図12の画像10
5参照)。また、画素合成手段47は、入力される偶数
ラインの奇数画素の画像と差分画像とを合成する。具体
的には、偶数ラインの奇数画素の画像を左半分に、差分
画像を右半分に配置するよう合成を行う(図12の画像
106参照)。
【0057】そして、ライン合成処理手段48は、画素
合成手段46と画素合成手段47とで合成された画像を
合成する。具体的には、画素合成手段46で合成された
奇数ラインの合成画像を上半分に、画素合成手段47で
合成された偶数ラインの合成画像を下半分に配置するよ
う合成を行う(図12の画像107参照)。
【0058】次に、本発明の実施の形態に係る第2の処
理を実現する受信側装置2の後処理部20について図1
3〜図15を用いて説明する。図13は、第2の処理を
実現する後処理部20の構成ブロック図であり、図1
4,図15は、図13の後処理部20で処理される画像
を説明するための説明図である。尚、画像111は受信
して復号した画像を、画像112aは分割した奇数ライ
ンの画像を、画像112bは分割した偶数ラインの画像
を、画像113aは奇数ラインにおける奇数画素の画像
を、画像113bは奇数ラインにおける偶数画素の画像
を、画像113cは画像113aと画像113bとを加
算した加算画像を、画像114aは偶数ラインにおける
奇数画素の画像を、画像114bは偶数ラインにおける
偶数画素の画像を、画像114cは画像114aと画像
114bとを加算した加算画像を、画像115は画像1
13aと画像113cとの画素を再構成した再構成画像
を、画像11は画像114aと画像114cとの画素を
再構成した再構成画像を、画像117は画像115と画
像116とのラインを再構成した出力画像を、それぞれ
示している。
【0059】第2の処理を実現する後処理部20は、図
13に示すように、ライン分割処理手段51と、画素分
割処理手段52と、画素分割処理手段53と、誤り補正
処理手段54と、加算処理手段55と、加算処理手段5
6と、画素再構成処理手段57と、画素再構成処理手段
58と、ライン再構成処理手段59とから構成されてい
る。
【0060】ライン分割処理手段51は、復号画像を奇
数ラインの復号画像と偶数ラインの復号画像とに分割す
る。画素分割処理手段52は、ライン分割処理手段51
で分割(分離)された奇数ラインの復号画像(単に「奇
数ラインの画像」とする)を一時記憶し、奇数ラインの
画像において奇数画素の画像と偶数画素の画像とを分割
する。画素分割処理手段53は、ライン分割処理手段5
1で分割(分離)された偶数ラインの復号画像(単に
「偶数ラインの画像」とする)を一時記憶し、偶数ライ
ンの画像において奇数画素の画像と偶数画素の画像とを
分割する。尚、画素分割処理手段52,53には各ライ
ンの復号画像を一時記憶する記憶する手段としてメモリ
が設けられている。
【0061】誤り補正処理手段54は、伝送路において
誤りが発生した場合に誤りの画像部分を補正する。加算
処理手段55は、奇数ラインの奇数画素の画像と奇数ラ
インの偶数画素の画像との加算を行う。加算処理手段5
6は、偶数ラインの奇数画素の画像と偶数ラインの偶数
画素との加算を行う。
【0062】画素再構成処理手段57は、奇数ラインの
奇数画素の画像と加算処理手段55で加算された加算画
像とから本来の画素順となるよう画素の再構成を行う。
画素再構成処理手段58は、偶数ラインの奇数画素の画
像と加算処理手段56で加算された加算画像とから本来
の画素順となるよう画素の再構成を行う。ライン再構成
処理手段59は、画素再構成処理手段57で画素再構成
された奇数ラインの画像と、画素再構成処理手段58で
画素再構成された偶数ラインの画像を本来のライン順と
なるようラインの再構成を行う。
【0063】次に、第2の処理を実現する後処理部20
の動作を図14,15を用いて説明する。受信され、情
報源復号化された画像(図14の画像111参照)は、
後処理部20のライン分割処理手段51に入力され、奇
数ラインの画像と偶数ラインの画像に分割(分離)され
る(図14の画像112a,112b参照)。具体的に
は、図12の出力画像107にて上半分を奇数ラインの
画像、下半分を偶数ラインの画像として合成されている
ので、ライン分割処理手段51は、復号画像111につ
いて上半分の画像を奇数ラインの画像とし、下半分の画
像を偶数ラインの画像として分割し、画素分割処理手段
52,53に出力する。尚、図12の画像107は、上
半分が奇数ラインの画像で、下半分が偶数ラインの画像
で、更に上下半分の各画像において左半分が奇数画素の
画像、右半分が差分画像となっているため、図14の復
号された画像111も画像107と同様の構成となって
いる。
【0064】画素分割処理手段52では、入力された奇
数ラインの画像を一時記憶し、その画像について奇数画
素の画像と偶数画素の画像とに分割する(図14の画像
113a,113b参照)。具体的には、図12の合成
画像105で左半分を奇数ラインの奇数画素の画像と
し、右半分を奇数ラインの偶数画素の画像(奇数ライン
の差分画像)として合成されているので、画素分割処理
手段52は、奇数ラインの画像112aにつて左半分を
奇数画素の画像とし、右半分を偶数画素の画像(奇数ラ
インの差分画像)として分割し、誤り補正処理手段54
に出力する。
【0065】画素分割処理手段53では、入力された偶
数ラインの画像を一時記憶し、その画像について奇数画
素の画像と偶数画素の画像とに分割する(図14の画像
114a,114b参照)。具体的には、図12の合成
画像106で左半分を偶数ラインの奇数画素の画像と
し、右半分を偶数ラインの偶数画素の画像(偶数ライン
の差分画像)として合成されているので、画素分割処理
手段53は、偶数ラインの画像112bにつて左半分を
奇数画素の画像とし、右半分を偶数画素の画像(偶数ラ
インの差分画像)として分割し、誤り補正処理手段54
に出力する。
【0066】誤り補正処理手段54では、伝送路3で誤
りが発生した場合には、通信制御手段17から誤り符号
化ブロックに関する誤り情報が入力され、当該誤り情報
に基づいて誤りの補正が為される。誤り補正の処理の詳
細については後述する。尚、復号画像において誤りがな
い場合には、誤り補正処理手段54は特段の処理を行わ
ず、画素分割処理手段52,53から入力される画像を
そのまま加算処理手段55,56に出力する。
【0067】加算処理手段55では、誤り補正処理手段
54から入力される奇数ラインの画像の奇数画素の画像
(図14の画像113a参照)と奇数ラインの偶数画素
の画像(図14の画像113b参照)とを加算し、奇数
ラインの奇数画素の画像(図14の画像113a参照)
と奇数ラインの加算画像(図14の画像113c参照)
を画素再構成処理手段57に出力する。尚、画像113
aが奇数ラインの奇数画素の画像であり、画像113b
が奇数ラインの偶数画素の画像、つまり、図11の奇数
ラインの差分画像103cに相当するものであるから、
加算された画像113cは図11の奇数ラインの偶数画
素の画像103bに相当するものとなる。
【0068】加算処理手段56では、誤り補正処理手段
54から入力される偶数ラインの画像の奇数画素の画像
(図14の画像114a参照)と偶数ラインの偶数画素
の画像(図14の画像114b参照)とを加算し、偶数
ラインの奇数画素の画像(図14の画像114a参照)
と偶数ラインの加算画像(図14の画像114c参照)
を画素再構成処理手段58に出力する。尚、画像114
aが偶数ラインの奇数画素の画像であり、画像113b
が偶数ラインの偶数画素の画像、つまり、図11の偶数
ラインの差分画像104cに相当するものであるから、
加算された画像114cは図11の偶数ラインの偶数画
素の画像104bに相当するものとなる。
【0069】画素再構成処理手段57では、入力される
奇数ラインの奇数画素の画像(図15の画像113a参
照)と奇数ラインの加算画像(図15の画像113c参
照)とを入力し、本来の画素の順番となるよう画素の再
構成を行う(図15の画像115参照)。ここで、画像
113cは図11の奇数ラインの偶数画素の画像103
cに相当しているため、対応する奇数画素の次に対応す
る偶数画素を順次挿入するようにして画素の再構成を行
う。
【0070】画素再構成処理手段58では、入力される
偶数ラインの奇数画素の画像(図15の画像114a参
照)と偶数ラインの加算画像(図15の画像114c参
照)とを入力し、本来の画素の順番となるよう画素の再
構成を行う(図15の画像116参照)。ここで、画像
114cは図11の偶数ラインの偶数画素の画像104
cに相当しているため、対応する奇数画素の次に対応す
る偶数画素を順次挿入するようにして画素の再構成を行
う。
【0071】そして、ライン再構成処理手段59では、
画素再構成処理手段57から入力される奇数ラインの再
構成画像(図15の画像115参照)と画素再構成処理
手段58から入力される偶数ラインの再構成画像(図1
5の画像116参照)とから、本来のライン順となるよ
うにラインの再構成を行い、出力画像を得る(図15の
画像117参照)。ラインの再構成は、対応する奇数ラ
インの次に対応する偶数ラインを順次挿入するようにし
て行われる。
【0072】次に、第2の処理における伝送路3での誤
り発生の場合の誤り補正について図16、図17を用い
て説明する。図16は、画像伝送における伝送誤り発生
時の概要図であり、図17は、本発明の誤り補正を説明
するための説明図である。図16に示すように、送信側
装置1の前処理部15で処理された画像107は画像符
号化され、伝送路を介して送信される。また、受信側装
置2では伝送路を介して画像データを受信し、画像復号
化して後処理部20に復号した画像111′を入力す
る。この場合、伝送路の途中で誤りが発生すると、復号
した画像に誤り符号化ブロックが現れる。図16では画
像111′に2カ所の誤り符号化ブロックがある。
【0073】このような誤り符号化ブロックがある場合
の誤り補正処理手段54の処理を図17を用いて説明す
る。誤り補正処理手段54では、奇数ラインの奇数画素
の画像113aと奇数ラインの偶数画素の画像(差分画
像)113b′と、偶数ラインの奇数画素の画像114
a′と偶数ラインの偶数画素の画像(差分画像)114
bとが入力される。ここで、誤り符号化ブロックを含む
画像は、画像113b′と画像114a′である。そこ
で、誤り補正処理手段54内に、画像113a、画像1
13b′、画像114a′、画像114bが各々記憶さ
れる記憶手段としてのメモリを設けている。
【0074】誤り補正処理手段54では、図17(a)
に示すように、奇数ラインの奇数画素の画像113aと
偶数ラインの奇数画素の画像114a′とを比較し、ま
た、奇数ラインの差分画像113b′と偶数ラインの差
分画像114bとを比較する。
【0075】誤り符号化ブロックの場所等は、通信制御
手段17から誤り情報として入力されているので、誤り
箇所に対して正常な他方の画像から該当する箇所の画像
をコピーする。図17(b)においては、偶数ラインの
奇数画素の画像114a′に誤り符号化ブロックがある
ため、奇数ラインの奇数画素の画像113aの該当する
画像部分を複写して画像114a′の該当部分に上書き
している。また、図17(c)においては、奇数ライン
の差分画像113b′に誤り符号化ブロックがあるた
め、偶数ラインの差分画像114bの該当する画像部分
を複写して画像113b′の該当部分に上書きしてい
る。上記のようにして、誤り補正処理手段54では誤り
の補正が為される。尚、コピー対象の画像にも誤りがあ
る場合には、周辺の画像及び差分画像を用いて補間を行
うことが考えられる。
【0076】上記第2の処理の前処理部15と後処理部
20における画像処理を図18、図19を用いて具体的
に分かりやすく説明する。図18は、第2の処理の前処
理部で為される画像処理を4×6画素の画像を用いて説
明した説明図であり、図19は、第2の処理の後処理部
で為される画像処理を4×6画素の画像を用いて説明し
た説明図である。
【0077】図18(a)は、前処理部15のライン分
離処理手段41で奇数ラインと偶数ラインの画像の2つ
に分離する処理を示している。4×6画素の画像(A11
〜A46)が、A11〜A16とA31〜A36の奇数ラインと、
A21〜A26とA41〜A46の偶数ラインに分離されてい
る。
【0078】図18(b)は、画素分離処理手段32,
33で奇数画素の画像と偶数画素の画像とに分離される
処理を示している。奇数ラインの画像と偶数ラインの画
像についてそれぞれ画素分離を行うため、計4個の画像
に分離される。
【0079】図18(c)は、画素合成処理手段46,
47で奇数画素の画像と偶数画素の画像とを合成する処
理を示している。この合成処理では、奇数画素の画像を
左半分に、偶数画素の画像を右半分に配置するよう合成
したものである。尚、偶数画素の画像は、減算処理手段
44,45で奇数画素の画像と偶数画素の画像とが減算
された差分画像となっている。
【0080】図18(d)は、画素合成処理された奇数
ラインの画像と偶数ラインの画像とをライン合成処理手
段48でライン合成する処理を示している。ライン合成
された画像において、A11,A13,A15,A31,A33,
A35から成る画像が奇数ラインの奇数画素の画像部分で
あり、A12,A14,A16,A32,A34,A36から成る画
像が奇数ラインの差分画像部分であり、A21,A23,A
25,A41,A43,A45から成る画像が偶数ラインの奇数
画素の画像部分であり、A22,A24,A26,A42,A4
4,A46から成る画像が偶数ラインの差分画像部分であ
る。
【0081】図19(a)は、受信して復号した画像を
ライン分割処理手段51でライン分割する処理を示して
いる。ここで、復号画像は、図18(d)に相当するも
のである。また、ライン分割処理は、単純に上半分の画
像と下半分の画像とに分割しているものである。
【0082】図19(b)は、画素分割処理手段52,
53での奇数画素の画像と偶数画素の画像に分割する処
理を示している。尚、それぞれの分割処理は、単純に左
半分の画像と右半分の画像とに分割している。
【0083】図19(c)は、画素再構成処理手段5
7,58での画素再構成の処理を示している。この画素
再構成の処理により、奇数ラインの画像と偶数ラインの
画像がそれぞれ画素の順番通りに再配置される。ここ
で、A12,A14,A16,A32,A34,A36から成る画像
は、加算処理手段55によって奇数ラインの奇数画素の
画像と奇数ラインの差分画像とが加算されて得られた奇
数ラインの偶数画素の画像となっており、A22,A24,
A26,A42,A44,A46から成る画像は、加算処理手段
56によって偶数ラインの奇数画素の画像と偶数ライン
の差分画像とが加算されて得られた偶数ラインの偶数画
素の画像となっている。
【0084】図19(d)は、画素再構成処理された奇
数ラインの画像と偶数ラインの画像とからライン再構成
処理手段59で為されるライン再構成処理を示してい
る。これにより、A11〜A16のライン、A21〜A26のラ
イン、A31〜A36のライン、A41〜A46のラインの順に
再構成され、現画像と同じ画素配列の画像に再生できる
ものである。
【0085】このように、本発明の実施の形態に係る第
2の処理によれば、現画像を奇数ラインの画像と偶数ラ
インの画像とに分離し、更に各ラインの画像を奇数画素
の画像と偶数画素の画像とに分離し、分離した両画素の
画像の差分画像といずれか一方画素の画像とを画素合成
し、更に奇数ラインの合成画像と偶数ラインの合成画像
とをライン合成して、情報源符号化を行って伝送し、受
信した画像データを情報源復号化し、奇数ラインの画像
と偶数ラインの画像とに分割し、更に各ラインの画像を
奇数画素の画像と偶数画素の画像とに分割し、分割した
両画素の画像を加算して各ラインにおける両画素の画像
を生成し、各ラインの奇数画素の画像と偶数画素の画像
とを画素再構成して、各ラインの画素再構成された画像
をライン再構成して再生画像を得るようにしているの
で、伝送画像の2/4の半分を差分画像として符号化し
て伝送するため、伝送効率を向上させることができる効
果がある。
【0086】また、本発明の実施の形態に係る第2の処
理によれば、伝送途中に奇数又は偶数ラインの奇数画素
の画像部分、若しくは奇数又は偶数ラインの差分画像部
分に誤りが発生した場合に、両ラインの奇数画素の画像
若しくは差分画像を生成した後に、誤りのない一方ライ
ンの復号画像から誤り部分をコピーして誤り補正を行う
ようにしているので、簡易且つ高精度に誤り画像部分を
補正できる効果がある。
【0087】また、本発明の実施の形態に係る画像伝送
方法及び画像伝送システムによれば、以下の効果を奏す
る。従来の伝送方式に比べ、隣接するライン又は画素を
分離して伝送しているので、ある箇所に誤りがあって
も、分離した画像の対応する画像部分をコピーして補正
できるので、伝送誤りの補正を容易に行うことができ
る。また、伝送誤り対策に再送を用いる必要がないの
で、再送手順やそれに伴う時間的ロスがない。また、情
報源符号化、伝送、情報源復号化の部分は従来の技術を
そのまま使用でき、前処理部15と後処理部20の導入
により誤り補正を行うので、簡易且つ安価に誤り補正が
可能である。また、誤り補正には単純にコピーを行うだ
けの処理を用いるので、補正回路を簡素化できる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、送信側装置で現画像を
奇数ラインと偶数ラインの画像に分離し、両者の差分画
像を得て、いずれか一方のラインの画像と差分画像を合
成して情報源符号化して伝送し、受信側装置で受信して
情報源復号化した復号画像を上記一方のラインの画像と
差分画像に分割し、一方のラインの画像と差分画像とを
加算して他方のラインの画像を生成し、一方のラインの
画像と他方のラインの画像とを本来のライン順となるよ
うライン再構成を行って再生画像を得る画像伝送方法及
び画像伝送システムとしているので、伝送画像の半分を
差分画像で構成するため、伝送される画像の情報量を少
なくでき、伝送効率を向上させることができる効果があ
る。
【0089】また、本発明によれば、差分画像に伝送誤
りによる誤り画像部分がある場合に、一方のラインの画
像と差分画像とを加算して生成した他方のラインの画像
に誤り画像部分は残るものの、一方のラインの画像の該
当画像部分を他方のラインの画像の誤り画像部分に複写
して誤り補正を行う画像伝送方法及び画像伝送システム
としているので、誤り画像部分に近似する別のラインの
画像部分から複写するため、誤り補正を高精度且つ容易
にできる効果がある。
【0090】また、本発明によれば、送信側装置で現画
像を奇数ラインと偶数ラインの画像に分離し、分離した
各ラインの画像を奇数画素の画像と偶数画素の画像とに
各々分離し、各々分離した奇数画素の画像と偶数画素の
画像との差分画像を得て、いずれか一方の画素の画像と
差分画像とを合成し、更に両ラインの合成画像を合成し
て情報源符号化して伝送し、受信側装置で受信して情報
源復号化した復号画像を各ラインの画像に分割し、更に
奇数画素の画像と偶数画素の画像とに分割し、各ライン
における両画素の画像を加算して加算画像を生成し、上
記一方の画素の画像と加算画像とを画素順となうよう画
素再構成し、画素再構成された奇数ラインと偶数ライン
の画像をライン順となるようライン再構成を行って再生
画像を得る画像伝送方法及び画像伝送システムとしてい
るので、伝送画像の半分を差分画像で構成するため、伝
送される画像の情報量を少なくでき、伝送効率を向上さ
せることができる効果がある。
【0091】また、本発明によれば、伝送誤りがある場
合で、復号画像における奇数又は偶数のいずれか一方の
ラインの画像内で奇数又は偶数のいずれか一方の画素の
画像に誤り画像部分が含まれる場合に、上記一方のライ
ンの画像における一方の画素の画像の誤り画像部分に他
方のラインの画像における一方の画素の画像の対応する
画像部分を複写して誤り補正を行う画像伝送方法及び画
像伝送システムとしているので、誤り画像部分に近似す
る別のラインの同じ画素の画像における画像部分から複
写するため、誤り補正を高精度且つ容易にできる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像伝送システムの
構成ブロック図である。
【図2】第1の処理を実現する前処理部の構成ブロック
図である。
【図3】第1の処理を実現する前処理部で処理される画
像を説明するための説明図である。
【図4】画像データが送受信される本発明の処理画像を
示す説明図である。
【図5】第1の処理を実現する後処理部の構成ブロック
図である。
【図6】第1の処理を実現する後処理部で処理される画
像を説明するための説明図である。
【図7】画像データが送受信される本発明の画像処理に
おいて誤り発生を示す説明図である。
【図8】第1の処理を実現する後処理部20の構成ブロ
ック図である。
【図9】第1の処理において誤り発生時の後処理部20
で処理される画像を説明するための説明図である。
【図10】第2の処理を実現する前処理部の構成ブロッ
ク図である。
【図11】図10の前処理部で処理される画像を説明す
るための説明図である。
【図12】図10の前処理部で処理される画像を説明す
るための説明図である。
【図13】第2の処理を実現する後処理部20の構成ブ
ロック図である。
【図14】図13の後処理部20で処理される画像を説
明するための説明図である。
【図15】図13の後処理部20で処理される画像を説
明するための説明図である。
【図16】画像伝送における伝送誤り発生時の概要図で
ある。
【図17】本発明の誤り補正を説明するための説明図で
ある。
【図18】第2の処理の前処理部で為される画像処理を
4×6画素の画像を用いて説明した説明図である。
【図19】第2の処理の後処理部で為される画像処理を
4×6画素の画像を用いて説明した説明図である。
【図20】第1の従来方法を実現する画像伝送システム
の構成ブロック図である。
【図21】第2の従来方法を実現する画像伝送システム
の構成ブロック図である。
【図22】第2の従来方法における誤り訂正を説明する
ための説明図である。
【符号の説明】
1…送信側装置、 2…受信側装置、 3…伝送路、
11…画像入力手段、12…画像符号化手段、 13…
通信制御手段、 14…送信手段、 15…前処理部、
16…受信手段、 17…通信制御手段、 18…画
像復号化手段、 19…画像出力手段、 20…後処理
部、 21…画像分離処理手段、 22…奇数ライン画
像記憶手段、 23…偶数ライン画像記憶手段、 24
…演算処理手段、 25…差分画像記憶手段、 26…
画像合成処理手段、 31…画像分割処理手段、 32
…奇数ライン復号画像記憶手段、 33…復号差分画像
記憶手段、 34…演算処理手段、 35…偶数ライン
復号画像記憶手段、 36…ライン再構成処理手段、
37…補正処理手段、 41…ライン分離処理手段、
42,43…画素分離処理手段、 44,45…減算処
理手段、 46,47…画素合成処理手段、 48…ラ
イン合成処理手段、 51…ライン分割処理手段、 5
2,53…画素分割処理手段、 54…誤り補正処理手
段、 55,56…加算処理手段、 57,58…画素
再構成処理手段、 59…ライン再構成処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒屋敷 明文 東京都中野区東中野三丁目14番20号 国際 電気株式会社内 Fターム(参考) 5C059 KK15 LA00 LB15 MA00 MA02 MA04 RF09 UA02 UA05 UA33 5C078 BA35 BA36 CA44 DA01 DA02 DB00 9A001 EE04 HH27 JJ12 LL02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を情報源符号化して伝送し、前記符
    号化された画像を受信して情報源復号化する画像伝送方
    法において、 入力される現画像を奇数ラインの画像と偶数ラインの画
    像とに分離し、前記分離した奇数ラインの画像と偶数ラ
    インの画像との減算を行って差分画像を生成し、前記奇
    数ラインの画像若しくは前記偶数ラインの画像のいずれ
    か一方の画像と前記差分画像とを合成して情報源符号化
    を行って伝送し、 受信して情報源復号化された復号画像を前記一方の画像
    と前記差分画像とに分割し、前記一方の画像と前記差分
    画像とを加算して前記一方に対する他方の画像を生成す
    る加算処理を行い、前記一方の画像と前記他方の画像と
    を本来のライン順となるようラインの再構成を行って再
    生画像を得ることを特徴とする画像伝送方法。
  2. 【請求項2】 伝送誤りがある場合で、復号画像におけ
    る差分画像に誤り画像部分が含まれる場合に、加算処理
    により得られた他方の画像の誤り画像部分に一方の画像
    の対応する画像部分を複写して誤り補正を行うことを特
    徴とする請求項1記載の画像伝送方法。
  3. 【請求項3】 画像を情報源符号化して伝送し、前記符
    号化された画像を受信して情報源復号化する画像伝送方
    法において、 入力される現画像を奇数ラインの画像と偶数ラインの画
    像とに分離し、前記分離した奇数ラインの画像と偶数ラ
    インの画像について奇数画素の画像と偶数画素の画像と
    に分離し、前記分離した各画素の画像を減算して各ライ
    ンの画像毎に差分画像を生成し、奇数画素の画像若しく
    は偶数画素の画像のいずれか一方の画像と前記差分画像
    とを合成して各ライン毎の合成画像を生成し、更に両ラ
    インの合成画像をライン合成して情報源符号化を行って
    伝送し、 受信して情報源復号化された復号画像をライン毎の合成
    画像に分割し、前記分割した各ラインの合成画像を奇数
    画素の画像と偶数画素の画像とに分割し、前記分割した
    各画素の画像を加算して前記一方に対する他方の画像を
    生成する加算処理を行い、前記一方の画像と前記他方の
    画像とを本来の画素順となるよう画素再構成を各ライン
    毎に行い、前記画素再構成された両ラインの再構成画像
    を本来のライン順となるようラインの再構成を行って再
    生画像を得ることを特徴とする画像伝送方法。
  4. 【請求項4】 伝送誤りがある場合で、復号画像におけ
    るいずれか一方のラインの一方の画像に誤り画像部分が
    含まれる場合に、前記一方のラインの一方の画像の誤り
    画像部分に他方のラインの一方の画像の対応する画像部
    分を複写して誤り補正を行うことを特徴とする請求項3
    記載の画像伝送方法。
  5. 【請求項5】 画像を情報源符号化して伝送する送信側
    装置と、情報源符号化された画像データが伝送される伝
    送路と、前記伝送路を介して受信した画像データを情報
    源復号化する受信側装置とを有する画像伝送システムに
    おいて、 送信側装置に伝送する画像の前処理を行う前処理部を設
    け、 前記前処理部が、入力される現画像を奇数ラインの画像
    と偶数ラインの画像とに分離する画像分離処理手段と、
    前記分離した奇数ラインの画像を記憶する奇数ライン画
    像記憶手段と、前記分離した偶数ラインの画像を記憶す
    る偶数ライン画像記憶手段と、前記奇数ラインの画像と
    前記偶数ラインの画像との減算を行って差分画像を生成
    する演算処理手段と、前記差分画像を記憶する差分画像
    記憶手段と、前記奇数ラインの画像と前記差分画像とを
    合成する画像合成処理手段とを有する前処理部であり、 受信側装置に受信して情報源復号化された復号画像の後
    処理を行う後処理部を設け、 前記後処理部が、復号画像を前記奇数ラインの画像と前
    記差分画像とに分割する画像分割処理手段と、前記分割
    された奇数ラインの画像を記憶する奇数ライン画像記憶
    手段と、前記分割された差分画像を記憶する差分画像記
    憶手段と、前記奇数ラインの画像と前記差分画像との加
    算を行って偶数ラインの画像を生成する演算処理手段
    と、前記生成された偶数ラインの画像を記憶する偶数ラ
    イン画像記憶手段と、前記奇数ラインの画像と前記偶数
    ラインの画像とを本来のライン順となるようラインの再
    構成を行って再生画像を出力するライン再構成処理手段
    とを有する後処理部であることを特徴とする画像伝送シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 伝送誤りがあって、演算処理手段で加算
    により生成した偶数ラインの画像に誤り画像部分がある
    と、当該誤り画像部分に奇数ラインの画像の対応する画
    像部分を複写して誤り補正を行う補正処理手段を後処理
    部に設けたことを特徴とする請求項5記載の画像伝送シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 画像を情報源符号化して伝送する送信側
    装置と、情報源符号化された画像データが伝送される伝
    送路と、前記伝送路を介して受信した画像データを情報
    源復号化する受信側装置とを有する画像伝送システムに
    おいて、 送信側装置に伝送する画像の前処理を行う前処理部を設
    け、 前記前処理部が、入力される現画像を奇数ラインの画像
    と偶数ラインの画像とに分離するライン分離処理手段
    と、前記分離した奇数ラインの画像について奇数画素の
    画像と偶数画素の画像とに分離する第1の画素分離処理
    手段と、前記分離した偶数ラインの画像について奇数画
    素の画像と偶数画素の画像とに分離する第2の画素分離
    処理手段と、前記奇数ラインの奇数画素の画像と前記奇
    数ラインの偶数画素の画像との減算を行って奇数ライン
    の差分画像を生成する第1の減算処理手段と、前記偶数
    ラインの奇数画素の画像と前記偶数ラインの偶数画素の
    画像との減算を行って偶数ラインの差分画像を生成する
    第2の減算処理手段と、前記奇数ラインの奇数画素の画
    像と前記奇数ラインの差分画像とを画素合成する第1の
    画素合成処理手段と、前記偶数ラインの奇数画素の画像
    と前記偶数ラインの差分画像とを画素合成する第2の画
    素合成処理手段と、前記第1の画素合成処理手段で画素
    合成された奇数ラインの画像と前記第2の画素合成処理
    手段で画素合成された偶数ラインの画像とをライン合成
    するライン合成処理手段とを有する前処理部であり、 受信側装置に受信して情報源復号化された復号画像の後
    処理を行う後処理部を設け、 前記後処理部が、復号画像を奇数ラインの画像と偶数ラ
    インの画像とに分割するライン分割処理手段と、前記分
    割された奇数ラインの画像について奇数画素の画像と偶
    数画素の画像とに分割する第1の画素分割処理手段と、
    前記分割された偶数ラインの画像について奇数画素の画
    像と偶数画素の画像とに分割する第2の画素分割処理手
    段と、前記奇数ラインの奇数画素の画像と前記奇数ライ
    ンの偶数画素の画像との加算を行って奇数ラインの加算
    画像を生成する第1の加算処理手段と、前記偶数ライン
    の奇数画素の画像と前記偶数ラインの偶数画素の画像と
    の加算を行って偶数ラインの加算画像を生成する第2の
    加算処理手段と、前記奇数ラインの奇数画素の画像と前
    記奇数ラインの加算画像とを画素再構成する第1の画素
    再構成処理手段と、前記偶数ラインの奇数画素の画像と
    前記偶数ラインの加算画像とを画素再構成する第2の画
    素再構成処理手段と、前記第1の画素再構成処理手段で
    画素再構成された奇数ラインの画像と前記第2の画素再
    構成処理手段で画素再構成された偶数ラインの画像とを
    ライン再構成するライン再構成処理手段とを有する後処
    理部であることを特徴とする画像伝送システム。
  8. 【請求項8】 伝送誤りがあって、第1の画素分割処理
    手段又は第2の画素分割処理手段から出力される各ライ
    ンの奇数画素の画像又は偶数画素の画像に誤り画像部分
    があると、誤りのあるラインの画素の画像に対して誤り
    のない他のラインの対応する画素の画像から当該誤り画
    像部分に複写して誤り補正を行い、誤り補正された各ラ
    インの奇数画素の画像及び偶数画素の画像を第1の加算
    処理手段及び第2の加算処理手段に出力する誤り補正処
    理手段を後処理部に設けたことを特徴とする請求項7記
    載の画像伝送システム。
JP15369299A 1999-06-01 1999-06-01 画像伝送方法及び画像伝送システム Pending JP2000350213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15369299A JP2000350213A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 画像伝送方法及び画像伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15369299A JP2000350213A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 画像伝送方法及び画像伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000350213A true JP2000350213A (ja) 2000-12-15

Family

ID=15568061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15369299A Pending JP2000350213A (ja) 1999-06-01 1999-06-01 画像伝送方法及び画像伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000350213A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7065137B2 (en) * 2002-01-24 2006-06-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Difference messaging protocol that uses prior state information
US8340444B2 (en) 2009-07-28 2012-12-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Image encoding and decoding apparatus and method for effectively transmitting large capacity image
US8427582B2 (en) 2010-11-18 2013-04-23 Renesas Electronics Corporation Video processor device and video processing method
JP2014036281A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 低遅延画像符号化装置及びその予測画像制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7065137B2 (en) * 2002-01-24 2006-06-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Difference messaging protocol that uses prior state information
US8340444B2 (en) 2009-07-28 2012-12-25 Samsung Electronics Co., Ltd. Image encoding and decoding apparatus and method for effectively transmitting large capacity image
US8427582B2 (en) 2010-11-18 2013-04-23 Renesas Electronics Corporation Video processor device and video processing method
JP2014036281A (ja) * 2012-08-08 2014-02-24 Hitachi Kokusai Electric Inc 低遅延画像符号化装置及びその予測画像制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5617333A (en) Method and apparatus for transmission of image data
US5070503A (en) Digital information transmitting and receiving system
US6859498B1 (en) Transmitting/received data processing method for inhibiting error propagation in digital image data communications system and recording medium therefor
US20030066016A1 (en) Methodology for detecting lost packets
JPH0779441A (ja) 画像データの復号化方法
US7031386B2 (en) Image transmitter
JPH0787483A (ja) 画像符号化復号化装置、画像符号化装置及び画像復号化装置
US20040136562A1 (en) Watermarking scheme for digital video
JP2000350213A (ja) 画像伝送方法及び画像伝送システム
JPH0393316A (ja) 誤り検出訂正復号化装置及び方法
US5570202A (en) Image transmission apparatus in which pixel data are rearranged using sequence numbers for respective frames
US20100232500A1 (en) Improvement for spatial wyner ziv coding
JP4043073B2 (ja) 輪郭線映像信号復号化方法及び輪郭線映像信号復号化装置
JPH08307699A (ja) 画像処理方法
JPH08195953A (ja) 画像通信方法及び装置
JP2722485B2 (ja) ディジタル情報伝送システム
JPH08265575A (ja) 画像補間方法及び画像受信装置
JPH08190632A (ja) 画像伝送方法及び画像伝送システム
JP3429372B2 (ja) 画像伝送装置及び画像伝送方法
JPH08237652A (ja) 画像伝送方法及び画像伝送システム
JPH08280011A (ja) 画像伝送方法
JP2985173B2 (ja) ディジタル情報受信装置
JPH08204956A (ja) 画像通信方式
JPH1023417A (ja) 画像伝送システム
JP3757382B2 (ja) 画像伝送装置