JP2000348494A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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JP2000348494A
JP2000348494A JP16226699A JP16226699A JP2000348494A JP 2000348494 A JP2000348494 A JP 2000348494A JP 16226699 A JP16226699 A JP 16226699A JP 16226699 A JP16226699 A JP 16226699A JP 2000348494 A JP2000348494 A JP 2000348494A
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JP
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voltage
boosted
memory device
semiconductor memory
clock signal
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JP16226699A
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English (en)
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Keizo Hiraga
啓三 平賀
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低消費電力の不揮発性半導体記憶装置を提供
する。 【解決手段】 VPGM 発生回路2、Vpass発生回路3、
P5V発生回路、ワード線電圧発生回路、Vpp発生回路
4、サブロウデコーダ5、メインロウデコーダ6を有す
るNAND型フラッシュメモリにおいて、書き込み動作
時、VPGM レベルの昇圧電圧を発生するVpp発生回路
4、サブロウデコーダ5、メインロウデコーダ6の昇圧
回路で昇圧動作に用いる昇圧クロック信号を、VPGM 発
生回路2で昇圧動作に用いる昇圧クロック信号に同期し
て制御すると共に、Vpassレベルの昇圧電圧を発生する
サブロウデコーダ5の昇圧回路で昇圧動作に用いる昇圧
クロック信号を、Vpass発生回路3で昇圧動作に用いる
昇圧クロック信号に同期して制御する。読み出し動作
時、ベリファイ動作時には、P5Vレベルの昇圧電圧を
発生するVpp発生回路4、サブロウデコーダ5、メイン
ロウデコーダ6の昇圧回路で昇圧動作に用いる昇圧クロ
ック信号を、P5V発生回路で昇圧動作に用いる昇圧ク
ロック信号に同期して制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は不揮発性半導体記
憶装置に関し、特に、単一電源の不揮発性半導体記憶装
置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種記録装置やハードディスク装
置に比べて電気的特性に優れたフラッシュメモリが映像
・音声機器や携帯用情報機器等における記録媒体として
普及しつつある。フラッシュメモリは、電気的書き換え
可能な不揮発性半導体記憶装置であり、現在では、NA
ND型のセル構造を有するNAND型フラッシュメモリ
が一般的となっている。
【0003】図11に、NAND型フラッシュメモリの
メモリセルアレイの等価回路を示す。図11に示すよう
に、NAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイに
おいては、NANDストリングST0〜STnがそれぞ
れビット線BL0〜BLnと接続されている。NAND
ストリングST0においては、フローティングゲート型
のメモリセルトランジスタM0-0 〜M15-0が直列接続さ
れ、メモリセルトランジスタM15-0のドレインが選択ト
ランジスタDS0を介してビット線BL0と接続され、
メモリセルトランジスタM0-0 のソースが選択トランジ
スタSS0を介してソース線SLと接続されている。メ
モリセルトランジスタM0-0 〜M15-0のコントロールゲ
ートはそれぞれワード線WL0〜WL15と接続され、
選択トランジスタDS0のゲートは選択ゲート線DSG
と接続され、選択トランジスタSS0のゲートは選択ゲ
ート線SSGと接続される。他のNANDストリングS
T1〜STnも、同様の接続関係とされる。
【0004】行方向に配列されたこれらのNANDスト
リングST0〜STnは、上述のようにワード線WL0
〜WL15および選択ゲート線DSG,SSGを共有し
ており、メモリセルアレイにおいて1つのブロックを構
成している。メモリセルアレイは、このようなブロック
を複数有している。このメモリセルアレイの各ブロック
においては、同一ワード線上のメモリセルトランジスタ
によって1つのページが構成されている。この場合、メ
モリセルアレイの1つのブロックは16ページからな
る。
【0005】上述のようなメモリセルアレイを有するN
AND型フラッシュメモリにおいて、書き込み動作時に
は、メモリセルアレイの複数のブロックの中から書き込
み対象のブロックが選択される。そして、その選択ブロ
ック内の選択ゲート線DSGに電源電圧VCCが印加さ
れ、選択ゲート線SSGに0Vが印加される。この状態
で、その選択ブロック内の複数のワード線のうち、書き
込み対象のメモリセルトランジスタと接続された選択ワ
ード線に、16〜20V程度のプログラム電圧VPGM が
印加されると共に、書き込み対象外のメモリセルトラン
ジスタと接続された非選択ワード線に、10〜12V程
度のプログラムパス電圧Vpass(中間禁止電圧とも言
う)が印加され、ページ単位でデータの書き込みがなさ
れる。
【0006】読み出し動作時には、メモリセルアレイの
複数のブロックの中から読み出し対象のブロックが選択
される。そして、その選択ブロック内の選択ゲート線D
SG,SSGおよび読み出し対象外のメモリセルトラン
ジスタと接続された非選択ワード線に、5〜6V程度の
読み出しパス電圧P5Vが印加され、この状態で、読み
出し対象のメモリセルトランジスタと接続された選択ワ
ード線に、所定の読み出し電圧が印加され、ページ単位
でデータの読み出しがなされる。なお、書き込み動作に
引き続いて行われるベリファイ動作時には、選択ワード
線にベリファイ用読み出し電圧が印加されること以外
は、読み出し動作時と同様な電圧が設定される。
【0007】消去動作時には、メモリセルアレイの複数
のブロックの中から消去対象のブロックが選択される。
そして、選択ブロック内の選択ゲート線DSG,SSG
に、5〜6V程度の読み出しパス電圧P5Vが印加され
た状態で、全ワード線に0Vが印加され、そのブロック
内の全NANDストリングのデータ消去が一括して行わ
れる。なお、消去動作は、メモリセルアレイの全ブロッ
クを一括して行うことも可能である。
【0008】単一電源のNAND型フラッシュメモリ
は、上述のような動作を実現するため、外部電源電圧V
CCからプログラム電圧VPGM 、プログラムパス電圧Vpa
ssおよび読み出しパス電圧P5Vを発生させる各種の内
部昇圧電源を内蔵している。以下に、図12および図1
3を用いて、そのような内部昇圧電源を有する従来のN
AND型フラッシュメモリの構成について説明する。
【0009】図12に、従来のNAND型フラッシュメ
モリの書き込み動作時における信号の流れを示す。
【0010】図12において、メモリセルアレイ1は、
行方向および列方向にマトリクス状に配列された複数の
NANDストリングと、これらの複数のNANDストリ
ングと接続されたビット線、ソース線、ワード線および
選択ゲート線とからなり、具体的には、例えば、図11
に示すと同様に構成されている。この場合、このメモリ
セルアレイ1の1ブロックは16ページからなる。NA
NDストリングST0〜STnは、このメモリセルアレ
イ1の1つのブロックを構成するNANDストリングで
あり、それぞれ、ビット線BL0〜BLnと接続され
る。NANDストリングST0〜STnから導出される
16本のワード線WLi(i=0〜15)は、それぞ
れ、ワード線用のトランスファゲートTGi(i=0〜
15)の一端と接続される。なお、図示は省略するが、
NANDストリングST0〜STnから導出される選択
ゲート線DSG,SSGも同様に、それぞれ、選択ゲー
ト線用のトランスファゲートの一端と接続される。
【0011】また、このNAND型フラッシュメモリ
は、VPGM 発生回路2、Vpass発生回路3、Vpp発生回
路4、サブロウデコーダ5、メインロウデコーダ6およ
びSGデコーダ(図示せず)を有する。ここで、VPGM
発生回路2は、書き込み動作時に選択ワード線に印加す
る例えば16〜20V程度のプログラム電圧VPGM を発
生する内部昇圧電源であり、電源電圧VCCからプログラ
ム電圧VPGM を発生する昇圧回路2aと、昇圧回路2a
の動作制御に用いるクロック制御回路2bとを有する。
Vpass発生回路3は、書き込み動作時に非選択ワード線
に印加する例えば10〜12V程度のプログラムパス電
圧Vpassを発生する内部昇圧電源であり、電源電圧VCC
からプログラムパス電圧Vpassを発生する昇圧回路3a
と、昇圧回路3aの動作制御に用いるクロック制御回路
3bとを有する。
【0012】VPGM 発生回路2から導出されるプログラ
ム電圧VPGM の供給線が、Vpp発生回路4およびサブロ
ウデコーダ5と接続され、Vpass発生回路3から導出さ
れるプログラムパス電圧Vpassの供給線が、サブロウデ
コーダ5と接続される。Vpp発生回路4から導出される
高電圧Vppの供給線が、メインロウデコーダ6と接続さ
れる。サブロウデコーダ5から導出されるワード線電圧
VCGi(i=0〜15)の供給線が、それぞれ、トラ
ンスファゲートTGiを介して、メモリセルアレイ1の
対応するワード線WLiと接続される。メインロウデコ
ーダ6から導出されるブロック選択電圧の供給線が、ト
ランスファゲートTGiのゲートと接続される。
【0013】また、VPGM 発生回路2に昇圧クロック信
号CLK1が供給され、Vpass発生回路3に昇圧クロッ
ク信号CLK2が供給され、Vpp発生回路4に昇圧クロ
ック信号CLK3が供給され、サブロウデコーダ5に昇
圧クロック信号CLK4が供給され、メインロウデコー
ダ6に昇圧クロック信号CLK5が供給される。
【0014】VPGM 発生回路2の昇圧回路2aは、例え
ばチャージポンプ型の昇圧回路からなり、書き込み動作
時、昇圧クロック信号CLK1に応じてポンピング動作
を行うことにより、電源電圧VCCレベルの電圧(VCC
Vth)からプログラム電圧VPGM を発生させる。ただ
し、Vthはトランジスタのしきい値電圧である。昇圧回
路2aの出力は、クロック制御回路2bにおいて所定の
リファレンス電圧と比較される。そして、その比較の結
果、昇圧回路2aの出力が所望の電圧より低い場合、昇
圧回路2aに対して昇圧クロック信号CLK1が供給さ
れ、昇圧回路2aの出力が所望の電圧以上の場合、昇圧
回路2aに対する昇圧クロック信号CLK1の供給が停
止される。クロック制御信号S1は、このVPGM 発生回
路2において、昇圧回路2aに対する昇圧クロック信号
CLK1の供給を制御するのに用いる制御信号である。
このクロック制御信号S1は、クロック制御回路2bに
おいて、昇圧回路2aの出力とリファレンス電圧とを比
較することにより、その比較結果に応じて生成される。
【0015】Vpass発生回路3の昇圧回路3aは、例え
ばチャージポンプ型の昇圧回路からなり、書き込み動作
時、昇圧クロック信号CLK2に応じてポンピング動作
を行うことにより、電源電圧VCCレベルの電圧(VCC
Vth)からプログラムパス電圧Vpassを発生させる。昇
圧回路3aの出力は、クロック制御回路3bにおいて所
定のリファレンス電圧と比較される。そして、その比較
の結果、昇圧回路3aの出力が所望の電圧より低い場
合、昇圧回路3aに対して昇圧クロック信号CLK2が
供給され、昇圧回路3aの出力が所望の電圧以上の場
合、昇圧回路3aに対する昇圧クロック信号CLK2の
供給が停止される。クロック制御信号S2は、このVpa
ss発生回路3において、昇圧回路3aに対する昇圧クロ
ック信号CLK2の供給を制御するのに用いる制御信号
である。このクロック制御信号S2は、クロック制御回
路3bにおいて、昇圧回路3aの出力とリファレンス電
圧とを比較することにより、その比較結果に応じて生成
される。
【0016】Vpp発生回路4は、書き込み動作時、高電
圧Vppの供給線に対してVPGM 発生回路2からのプログ
ラム電圧VPGM を出力する。このとき、Vpp発生回路4
は、高電圧Vppの供給線にプログラム電圧VPGM を出力
するのに必要な昇圧電圧を発生する昇圧回路(VPGM ト
ランスファ用の昇圧回路)を動作させることにより、高
電圧Vppの供給線にプログラム電圧VPGM を伝える。V
PGM トランスファ用の昇圧回路は、例えばチャージポン
プ型の昇圧回路からなり、書き込み動作時、昇圧クロッ
ク信号CLK3に応じてポンピング動作を行うことによ
り、VPGM レベルの昇圧電圧(VPGM +α)を発生す
る。ただし、α≧Vthである。
【0017】サブロウデコーダ5は、書き込み動作時、
選択ワード線に対応するワード線電圧VCGiの供給線
に対してVPGM 発生回路2からのプログラム電圧VPGM
を出力し、非選択ワード線に対応するワード線電圧VC
Giの供給線に対してVpass発生回路3からのプログラ
ムパス電圧Vpassを出力する。このとき、サブロウデコ
ーダ5は、ワード線電圧VCGiの供給線にプログラム
電圧VPGM を出力するのに必要な昇圧電圧を発生する昇
圧回路(VPGM トランスファ用の昇圧回路)、または、
ワード線電圧VCGiの供給線にプログラムパス電圧V
passを出力するのに必要な昇圧電圧を発生する昇圧回路
(Vpassトランスファ用の昇圧回路)を動作させること
により、ワード線電圧VCGiの供給線にプログラム電
圧VPGMまたはプログラムパス電圧Vpassを伝える。VP
GM トランスファ用の昇圧回路およびVpassトランスフ
ァ用の昇圧回路は、例えばチャージポンプ型の昇圧回路
からなり、書き込み動作時、昇圧クロック信号CLK4
に応じてポンピング動作を行うことにより、それぞれ、
VPGM レベルの昇圧電圧(VPGM +α)およびVpassレ
ベルの昇圧電圧(Vpass+α)を発生する。
【0018】メインロウデコーダ6は、書き込み動作
時、対応するブロックが選択されている場合、ブロック
選択電圧の供給線に対して所定のブロック選択電圧を出
力する。このとき、メインロウデコーダ6は、高電圧V
ppの供給線と接続されたブロック選択電圧発生用の昇圧
回路を動作させることによりVppレベルの昇圧電圧(V
pp+α)を発生させ、その昇圧電圧をブロック選択電圧
としてブロック選択電圧の供給線に出力する。ブロック
選択電圧発生用の昇圧回路は、例えばチャージポンプ型
の昇圧回路からなり、書き込み動作時、昇圧クロック信
号CLK5を用いてポンピング動作を行うことにより、
Vppレベルの昇圧電圧(Vpp+α)を発生する。なお、
書き込み動作時、高電圧Vppの供給線にプログラム電圧
VPGM が出力されており、したがって、ブロック選択電
圧発生用の昇圧回路は、ブロック選択電圧としてVppレ
ベルの昇圧電圧(Vpp+α)を発生する。
【0019】書き込み動作時には、上述のようにVpp発
生回路4、サブロウデコーダ5およびメインロウデコー
ダ6を動作させることにより、VPGM 発生回路2および
Vpass発生回路3で発生させたプログラム電圧VPGM お
よびプログラム電圧Vpassが、メモリセルアレイ1のワ
ード線WLiに伝えられる。
【0020】また、図13に、従来のNAND型フラッ
シュメモリの読み出し動作時およびベリファイ動作時に
おける信号の流れを示す。なお、図13において、図1
2と同一または対応する部分には、同一の符号を付す。
【0021】図13において、P5V発生回路7は、読
み出し動作時およびベリファイ動作時に非選択ワード線
に印加する例えば5〜6V程度の読み出しパス電圧P5
Vを発生する内部昇圧電源であり、電源電圧VCCレベル
の電圧(VCC−Vth)から読み出しパス電圧P5Vを発
生する昇圧回路7aと、昇圧回路7aの動作制御に用い
るクロック制御回路7bとを有する。ワード線電圧発生
回路8は、読み出し動作時およびベリファイ動作時に選
択ワード線に所定の読み出し電圧VTHを発生する内部昇
圧電源である。
【0022】P5V発生回路7から導出される読み出し
パス電圧P5Vの供給線が、Vpp発生回路4およびサブ
ロウデコーダ5と接続され、ワード線電圧発生回路8か
ら導出される読み出し電圧VTHの供給線が、サブロウデ
コーダ5と接続される。
【0023】また、P5V発生回路7に昇圧クロック信
号CLK6が供給され、Vpp発生回路4に昇圧クロック
信号CLK7が供給され、サブロウデコーダ5に昇圧ク
ロック信号CLK8が供給され、メインロウデコーダ6
に昇圧クロック信号CLK9が供給される。
【0024】このNAND型フラッシュメモリの上記以
外の構成は、図12に示すと同様であるので、説明を省
略する。
【0025】P5V発生回路7の昇圧回路7aは、例え
ばチャージポンプ型の昇圧回路からなり、読み出し動作
時およびベリファイ動作時、昇圧クロック信号CLK6
に応じてポンピング動作を行うことにより、電源電圧V
CCから読み出しパス電圧P5Vを発生する。昇圧回路7
aの出力は、クロック制御回路7bにおいて所定のリフ
ァレンス電圧と比較される。そして、その比較の結果、
昇圧回路7aの出力が所望の電圧より低い場合、昇圧回
路7aに対して昇圧クロック信号CLK6が供給され、
昇圧回路7aの出力が所望の電圧以上の場合、昇圧回路
7aに対する昇圧クロック信号CLK6の供給が停止さ
れる。クロック制御信号S3は、このP5V発生回路7
において、昇圧回路7aに対する昇圧クロック信号CL
K6の供給を制御するのに用いる制御信号である。この
クロック制御信号S3は、クロック制御回路7bにおい
て、昇圧回路7aの出力とリファレンス電圧とを比較す
ることにより、その比較結果に応じて生成される。
【0026】ワード線電圧発生回路8は、読み出し動作
時およびベリファイ動作時、例えば、図14に示すよう
な読み出し電圧VTHを発生する。なお、図14は、8値
型のNAND型フラッシュメモリにおける読み出し電圧
VTHの設定例を示す。図14に示すように、8値型のN
AND型フラッシュメモリにおいて、メモリセルトラン
ジスタのしきい値電圧Vthは、データ内容に対応した8
状態をとる。ここで、分布7〜分布1は、それぞれ、
「000」,「001」,「010」,「011」,
「100」,「101」,「110」に対応した正のし
きい値電圧のプログラム状態とされるメモリセルトラン
ジスタの分布であり、分布0は、データ「111」に対
応した負のしきい値電圧の消去状態とされるメモリセル
トランジスタの分布である。VRD7 〜VRD1 は読み出し
動作時の各プログラム状態に対応する読み出し電圧であ
り、VVF7 〜VVF0 はベリファイ動作時の各プログラム
状態に対応する読み出し電圧である。ただし、VVF7 >
VRD7 >・・・>VVF1 >VRD1 である。一例を挙げる
と、VVF7 =3.8V,VRD7 =3.6V,VVF6 =
3.2V,VRD6 =3.0V,VVF5 =2.6V,VRD
5 =2.4V,VVF4 =2.0V,VRD4 =1.8V,
VVF3 =1.4V,VRD3 =1.2V,VVF2 =0.8
V,VRD2 =0.6V,VVF1 =0.2V,VRD1 =0
Vである。
【0027】Vpp発生回路4は、読み出し動作時および
ベリファイ動作時、高電圧Vppの供給線に対してP5V
発生回路7からの読み出しパス電圧P5Vを出力する。
このとき、Vpp発生回路4は、高電圧Vppの供給線に読
み出しパス電圧P5Vを出力するのに必要な昇圧電圧を
発生する昇圧回路(P5Vトランスファ用の昇圧回路)
を動作させることにより、高電圧Vppの供給線に読み出
しパス電圧P5Vを伝える。P5Vトランスファ用の昇
圧回路は、例えばチャージポンプ型の昇圧回路からな
り、読み出し動作時およびベリファイ動作時、昇圧クロ
ック信号CLK7に応じてポンピング動作を行うことに
より、P5Vレベルの昇圧電圧(P5V+α)を発生す
る。
【0028】サブロウデコーダ5は、書き込み動作時、
非選択ワード線に対応するワード線電圧VCGiの供給
線に対してP5V発生回路7からの読み出しパス電圧P
5Vを出力し、選択ワード線に対応するワード線電圧V
CGiの供給線に対してワード線電圧発生回路8からの
読み出し電圧VTHを出力する。このとき、サブロウデコ
ーダ5は、ワード線電圧VCGiの供給線に読み出しパ
ス電圧P5Vを出力するのに必要な昇圧電圧を発生する
昇圧回路(P5Vトランスファ用の昇圧回路)、また
は、ワード線電圧VCGiの供給線に読み出し電圧VTH
を出力するのに必要な昇圧電圧を発生する昇圧回路(V
THトランスファ用の昇圧回路)を動作させることによ
り、ワード線電圧VCGiの供給線に読み出しパス電圧
P5Vまたは読み出し電圧VTHを伝える。P5Vトラン
スファ用の昇圧回路およびVTHトランスファ用の昇圧回
路は、例えばチャージポンプ型の昇圧回路からなり、読
み出し動作時およびベリファイ動作時、昇圧クロック信
号CLK8に応じてポンピング動作を行うことにより、
共に、P5Vレベルの昇圧電圧(P5V+α)を発生す
る。
【0029】メインロウデコーダ6は、読み出し動作時
およびベリファイ動作時、対応するブロックが選択され
ている場合、ブロック選択電圧の供給線に対して所定の
ブロック選択電圧を出力する。このとき、メインロウデ
コーダ6は、高電圧Vppの供給線と接続されたブロック
選択電圧発生用の昇圧回路を動作させることによりVpp
レベルの昇圧電圧(Vpp+α)を発生させ、その電圧を
ブロック選択電圧としてブロック選択電圧の供給線に出
力する。ブロック選択電圧発生用の昇圧回路は、例えば
チャージポンプ型の昇圧回路からなり、読み出し動作時
およびベリファイ動作時、昇圧クロック信号CLK9を
用いてポンピング動作を行うことにより、Vppレベルの
昇圧電圧(Vpp+α)を発生する。なお、読み出し動作
時およびベリファイ動作時、高電圧Vppの供給線に読み
出しパス電圧P5Vが出力されており、したがって、ブ
ロック選択電圧発生用の昇圧回路は、ブロック選択電圧
としてP5Vレベルの昇圧電圧(P5V+α)を発生す
る。
【0030】読み出し動作時およびベリファイ動作時に
は、上述のようにVpp発生回路4、サブロウデコーダ5
およびメインロウデコーダ6を動作させることにより、
P5V発生回路7およびワード線電圧発生回路8で発生
させた読み出しパス電圧P5Vおよび読み出し電圧VTH
が、メモリセルアレイ1のワード線WLiに伝えられ
る。
【0031】また、消去動作時には、図2において、P
5V発生回路7、Vpp発生回路4、およびメインロウデ
コーダ6が動作する。ここで、Vpp発生回路4は、消去
動作時、P5Vトランスファ用の昇圧回路を動作させる
ことにより、高電圧Vppの供給線にP5V発生回路7か
らの読み出しパス電圧P5Vを出力する。また、メイン
ロウデコーダ6は、消去動作時、対応するブロックが選
択されている場合、ブロック選択電圧発生用の昇圧回路
を動作させることにより、ブロック選択電圧の供給線に
Vppレベルの昇圧電圧(Vpp+α)、したがって、P5
Vレベルの昇圧電圧(P5V+α)を出力する。
【0032】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のNAN
D型フラッシュメモリにおいて、クロック制御回路2b
を備えたVPGM 発生回路2では、昇圧回路2aの出力が
所望の電圧に昇圧されるまでの間、昇圧回路2aに対し
て昇圧クロック信号CLK1が連続的に供給される。そ
して、昇圧回路2aの出力が所望の電圧に達すると、昇
圧回路2aに対する昇圧クロック信号CLK1の供給が
停止される。その後、VPGM 発生回路2の動作モードは
補償モードに移行し、昇圧回路2aの出力が降下した場
合のみ、昇圧回路2aに対して昇圧クロック信号CLK
1が供給されることで昇圧回路2aの昇圧動作が再開さ
れ、降下分が補償される。Vpass発生回路3およびP5
V発生回路7においても、VPGM 発生回路2と同様の制
御がなされる。
【0033】しかしながら、上述した従来のNAND型
フラッシュメモリでは、Vpp発生回路4、メインロウデ
コーダ5およびサブロウデコーダ6の各昇圧回路に対し
ては、動作中、昇圧クロック信号が供給され続ける。こ
のため、従来のNAND型フラッシュメモリでは、動作
時の消費電力が大きくなるという問題があった。
【0034】したがって、この発明の目的は、低消費電
力の不揮発性半導体記憶装置を提供することにある。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、プログラム電圧を発生す
るプログラム電圧発生手段と、プログラム電圧レベルの
昇圧電圧を発生する昇圧手段とを有する不揮発性半導体
記憶装置において、昇圧手段で昇圧電圧を発生するのに
用いる昇圧クロック信号が、プログラム電圧発生手段で
プログラム電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信号
に同期して制御されることを特徴とするものである。
【0036】この発明の第2の発明は、プログラムパス
電圧を発生するプログラムパス電圧発生手段と、プログ
ラムパス電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段とを
有する不揮発性半導体記憶装置において、昇圧手段で昇
圧電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信号が、プロ
グラムパス電圧発生手段でプログラムパス電圧を発生す
るのに用いる昇圧クロック信号に同期して制御されるこ
とを特徴とするものである。
【0037】この発明の第3の発明は、読み出し昇圧電
圧を発生する読み出し昇圧電圧発生手段と、読み出し昇
圧電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段とを有する
不揮発性半導体記憶装置において、昇圧手段で昇圧電圧
を発生するのに用いる昇圧クロック信号が、読み出し昇
圧電圧発生手段で読み出し昇圧電圧を発生するのに用い
る昇圧クロック信号に同期して制御されることを特徴と
するものである。
【0038】この発明の第4の発明は、消去昇圧電圧を
発生する消去昇圧電圧発生手段と、消去昇圧電圧レベル
の昇圧電圧を発生する昇圧手段とを有する不揮発性半導
体記憶装置において、昇圧手段で昇圧電圧を発生するの
に用いる昇圧クロック信号が、消去昇圧電圧発生手段で
消去昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信号に
同期して制御されることを特徴とするものである。
【0039】この発明の第1の発明において、プログラ
ム電圧発生手段でプログラム電圧を発生するのに用いる
昇圧クロック信号のオン/オフは、典型的には、発生さ
せたプログラム電圧と所定のリファレンス電圧との比較
結果に応じて制御される。この発明の第2の発明におい
て、プログラムパス電圧発生手段でプログラムパス電圧
を発生するのに用いる昇圧クロック信号のオン/オフ
は、典型的には、発生させたプログラムパス電圧と所定
のリファレンス電圧との比較結果に応じて制御される。
この発明の第3の発明において、読み出し昇圧電圧発生
手段で読み出し昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧クロ
ック信号のオン/オフは、典型的には、発生させた読み
出し昇圧電圧と所定のリファレンス電圧との比較結果に
応じて制御される。この発明の第4の発明において、消
去昇圧電圧発生手段で消去昇圧電圧を発生するのに用い
る昇圧クロック信号のオン/オフは、典型的には、発生
させた消去昇圧電圧と所定のリファレンス電圧との比較
結果に応じて制御される。
【0040】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、プログラム電圧レベルの昇圧電圧を発生
する昇圧手段の昇圧動作を、同時に動作しているプログ
ラム電圧発生手段の昇圧動作と同期させることができ
る。これにより、プログラム電圧発生手段の動作モード
が補償モードに移行すると、昇圧手段の動作モードも補
償モードに移行するため、消費電力の低減を図ることが
できる。
【0041】上述のように構成されたこの発明の第2の
発明によれば、プログラムパス電圧レベルの昇圧電圧を
発生する昇圧手段の昇圧動作を、同時に動作しているプ
ログラムパス電圧発生手段の昇圧動作に同期させること
ができる。これにより、プログラムパス電圧発生手段の
動作モードが補償モードに移行すると、昇圧手段の動作
モードも補償モードに移行するため、消費電力の低減を
図ることができる。
【0042】上述のように構成されたこの発明の第3の
発明によれば、読み出し昇圧電圧レベルの昇圧電圧を発
生する昇圧手段の昇圧動作を、これと同時に動作してい
る読み出し昇圧電圧発生手段の昇圧動作に同期させるこ
とができる。これにより、読み出し昇圧電圧発生手段の
動作モードが補償モードに移行すると、昇圧手段の動作
モードも補償モードに移行するため、消費電力の低減を
図ることができる。
【0043】上述のように構成されたこの発明の第4の
発明によれば、消去昇圧電圧レベルの昇圧電圧を発生す
る昇圧手段の昇圧動作を、これと同時に動作している消
去昇圧電圧発生手段の昇圧動作に同期させることができ
る。これにより、消去昇圧電圧発生手段の動作モードが
補償モードに移行すると、昇圧手段の動作モードも補償
モードに移行するため、消費電力の低減を図ることがで
きる。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1および図2
は、この発明の原理を説明するための略線図である。な
お、図1および図2において、図12および図13と同
一または対応する部分には同一の符号を付す。
【0045】図1に、この発明が適用されたNAND型
フラッシュメモリの書き込み動作時の信号の流れを示
す。
【0046】図1に示すように、このNAND型フラッ
シュメモリの特徴部分は、Vpp発生回路4、サブロウデ
コーダ5およびメインロウデコーダ6に対して、VPGM
発生回路2からのクロック制御信号S1またはVpass発
生回路3からのクロック制御信号S2が供給される点に
ある。このようにすることで、Vpp発生回路4、サブロ
ウデコーダ5およびメインロウデコーダ6の各昇圧回路
で昇圧動作に用いる昇圧クロック信号を、VPGM 発生回
路2またはVpass発生回路3の昇圧回路で用いる昇圧ク
ロック信号に同期させている。
【0047】すなわち、Vpp発生回路4においては、書
き込み動作時、VPGM 発生回路2のクロック制御回路2
bからのクロック制御信号S1によって、VPGM トラン
スファ用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK3
のオン/オフがVPGM 発生回路2におけると同様に制御
される。具体的には、クロック制御信号S1によって、
昇圧回路2aに対して昇圧クロック信号CLK1が供給
されている間は、VPGM トランスファ用の昇圧回路にも
昇圧クロック信号CLK3が供給され、昇圧回路2aに
対する昇圧クロック信号CLK1の供給が停止される
と、VPGM トランスファ用の昇圧回路に対する昇圧クロ
ック信号CLK3の供給も停止される。
【0048】サブロウデコーダ5においては、書き込み
動作時、VPGM 発生回路2のクロック制御信号2bから
のクロック制御信号S1によって、VPGM トランスファ
用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK4のオン
/オフがVPGM 発生回路2におけると同様に制御され、
Vpass発生回路3のクロック制御回路3bからのクロッ
ク制御信号S2によって、Vpassトランスファ用の昇圧
回路に対する昇圧クロック信号CLK4のオン/オフが
Vpass発生回路3におけると同様に制御される。具体的
には、クロック制御信号S1によって、昇圧回路2aに
対して昇圧クロック信号CLK1が供給されている間
は、VPGM トランスファ用の昇圧回路にも昇圧クロック
信号CLK4が供給され、昇圧回路2aに対する昇圧ク
ロック信号CLK1の供給が停止されると、VPGM トラ
ンスファ用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK
4の供給も停止される。また、クロック制御信号S2に
よって、昇圧回路3aに対して昇圧クロック信号CLK
2が供給されている間は、Vpassトランスファ用の昇圧
回路にも昇圧クロック信号CLK4が供給され、昇圧回
路3aに対する昇圧クロック信号CLK2の供給が停止
されると、Vpassトランスファ用の昇圧回路に対する昇
圧クロック信号CLK4の供給も停止される。
【0049】メインロウデコーダ6においては、書き込
み動作時、VPGM 発生回路2のクロック制御回路2bか
らのクロック制御信号S1によって、ブロック選択電圧
発生用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK5の
オン/オフがVPGM 発生回路2におけると同様に制御さ
れる。具体的には、クロック制御信号S1によって、昇
圧回路2aに対して昇圧クロック信号CLK1が供給さ
れている間は、VPGMトランスファ用の昇圧回路にも昇
圧クロック信号CLK4が供給され、昇圧回路2aに対
する昇圧クロック信号CLK1の供給が停止されると、
VPGM トランスファ用の昇圧回路に対する昇圧クロック
信号CLK4の供給も停止される。
【0050】図2に、この発明が適用されたNAND型
フラッシュメモリの読み出し動作時およびベリファイ動
作時の信号の流れを示す。
【0051】図2に示すように、このNAND型フラッ
シュメモリの特徴部分は、Vpp発生回路4、サブロウデ
コーダ5およびメインロウデコーダ6に対して、P5V
発生回路7からのクロック制御信号S3が供給される点
にある。
【0052】すなわち、Vpp発生回路4においては、P
5V発生回路7のクロック制御回路7bからのクロック
制御信号S3によって、P5Vトランスファ用の昇圧回
路に対する昇圧クロック信号CLK7のオン/オフが、
P5V発生回路7におけると同様に制御される。具体的
には、クロック制御信号S3によって、昇圧回路7aに
対して昇圧クロック信号CLK6が供給されている間
は、P5Vトランスファ用の昇圧回路にも昇圧クロック
信号CLK7が供給され、昇圧回路7aに対する昇圧ク
ロック信号CLK6の供給が停止されると、P5Vトラ
ンスファ用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK
7の供給も停止される。
【0053】サブロウデコーダ5においては、P5V発
生回路7のクロック制御信号7bからのクロック制御信
号S3によって、P5Vトランスファ用の昇圧回路およ
びVTHトランスファ用の昇圧回路に対する昇圧クロック
信号CLK8のオン/オフが、P5V発生回路7におけ
ると同様に制御される。具体的には、クロック制御信号
S3によって、昇圧回路7aに対して昇圧クロック信号
CLK6が供給されている間は、P5Vトランスファ用
の昇圧回路およびVTHトランスファ用の昇圧回路にも昇
圧クロック信号CLK8が供給され、昇圧回路7aに対
する昇圧クロック信号CLK6の供給が停止されると、
P5Vトランスファ用の昇圧回路およびVTHトランスフ
ァ用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK8の供
給も停止される。
【0054】メインロウデコーダ6においては、P5V
発生回路7のクロック制御回路7bからのクロック制御
信号S3によって、ブロック選択電圧発生用の昇圧回路
に対する昇圧クロック信号CLK9のオン/オフが、P
5V発生回路7におけると同様に制御される。具体的に
は、クロック制御信号S3によって、昇圧回路7aに対
して昇圧クロック信号CLK6が供給されている間は、
ブロック選択電圧発生用の昇圧回路にも昇圧クロック信
号CLK9が供給され、昇圧回路7aに対する昇圧クロ
ック信号CLK3の供給が停止されると、ブロック選択
電圧発生用の昇圧回路に対する昇圧クロック信号CLK
9の供給も停止される。
【0055】消去動作時には、図2において、P5V発
生回路7、Vpp発生回路4およびメインロウデコーダ6
が動作する。具体的には、消去動作時、Vpp発生回路4
は、P5Vトランスファ用の昇圧回路を動作させること
により、高電圧Vppの供給線に対してP5V発生回路7
からの読み出しパス電圧P5Vを出力し、メインロウデ
コーダ6は、ブロック選択電圧発生用の昇圧回路を動作
させることにより、ブロック選択電圧の供給線にP5V
レベルの昇圧電圧(P5V+α)を出力する。ただし、
α≧Vthである。したがって、消去動作時には、Vpp発
生回路4のP5Vトランスファ用の昇圧回路に対する昇
圧クロック信号CLK7のオン/オフ、および、メイン
ロウデコーダ6のブロック選択用の昇圧回路に対する昇
圧クロック信号CLK9のオン/オフを、上述の読み出
し動作時およびベリファイ動作時におけると同様に、ク
ロック制御信号S3によって、P5V発生回路7の昇圧
回路7aに対する昇圧クロック信号CLK6のオン/オ
フと同期させる。
【0056】以上を踏まえて、この発明の一実施形態に
よるNAND型フラッシュメモリのより具体的な構成に
ついて説明する。
【0057】まず、図3に、この発明の一実施形態によ
るNAND型フラッシュメモリに用いられるVPGM 発生
回路10の構成例を示す。
【0058】図3に示すように、このVPGM 発生回路1
0は、プログラム電圧VPGM を発生する昇圧回路11
と、プログラム電圧VPGM をISPP制御する際に用い
るISPP制御回路12と、昇圧回路11に対する昇圧
クロック信号のオン/オフを制御するためのクロック制
御回路13とを有する。
【0059】昇圧回路11は、複数段の昇圧ステージを
有するチャージポンプ型の昇圧回路からなる。具体的に
は、ノードNINと電源電圧VCCの供給線との間に、nチ
ャネルMOSトランジスタからなるトランジスタT1が
接続される。トランジスタT1のゲートには電源電圧V
CCが供給される。ノードNINとノードNOUT との間に、
nチャネルMOSトランジスタからなる所定数のトラン
ジスタT2が直列に接続される。これらのトランジスタ
T2のゲートは、それぞれ自己のドレインと接続され
る。トランジスタT2のドレインおよびゲートの接続点
に、それぞれ、MOSキャパシタからなるキャパシタC
1の一端が接続される。奇数番目のキャパシタC1の他
端には、クロック制御回路13からの昇圧クロック信号
CLKPGMが供給され、偶数番目のキャパシタC1の
他端には、クロック制御回路13からの昇圧クロック信
号/CLKPGM(/は反転を示す)が供給される。ノ
ードNOUT からは、プログラム電圧VPGM の供給線が導
出される。このプログラム電圧VPGM の供給線は、後述
するVpp発生回路40およびサブロウデコーダ50と接
続される。
【0060】ノードNOUT と電源電圧VCCの供給線との
間に、トランジスタT3,T4が直列に接続される。ト
ランジスタT3,T4はデプレション型のnチャネルM
OSトランジスタからなる。トランジスタT3のゲート
に電源電圧VCCが供給され、トランジスタT4のゲート
に制御信号XPGMが供給される。制御信号XPGM
は、制御信号PGMの反転信号である。
【0061】接地線とノードNOUT との間に、トランジ
スタT5、抵抗R1〜R39、Ry,Rxが直列に接続
される。トランジスタT5のゲートに制御信号PGMが
供給される。ノードN1は抵抗Rxと抵抗Ryとの接続
点に対応し、ノードN2は抵抗Ryと抵抗R39との接
続点に対応し、ノードN3は抵抗R1とトランジスタT
5のドレインとの接続点に対応する。ノードN2および
ノードN3の間には、抵抗R1〜R39と並列にバイパ
ス線が設けられている。抵抗R1〜R39および抵抗R
y間の接続点とバイパス線との間に、それぞれ、トラン
ジスタNT1〜NT39が接続される。
【0062】ISPP制御回路12は、トランジスタN
T1〜NT39の開閉を制御することにより、ノードN
2,N3間の抵抗値(抵抗R1〜R39の分圧値)を制
御するためのものであり、例えば6段の2進カウンタと
そのデコーダとにより構成される。このISPP制御回
路12からは、制御信号CNT0〜CNT39が出力さ
れる。これらの制御信号CNT0〜CNT39のうち、
制御信号CNT1〜CNT39は、それぞれ、トランジ
スタNT1〜NT39のゲートに供給される。抵抗R1
〜R39による分圧値は、制御信号CNT0〜CNT3
9に応じて変化し、これに伴って、ノードN1から出力
される分圧電圧VN1が変化する。
【0063】クロック制御回路13において、比較器1
4の一方の入力端子に、ノードN1から出力される分圧
電圧VN1が供給される。この比較器14の他方の入力
端子には、所定のリファレンス電圧Vref が供給され
る。この比較器14は、分圧電圧VN1とリファレンス
電圧との比較を行い、その比較結果に応じたクロック制
御信号S1を出力する。ここで、クロック制御信号S1
は、分圧電圧VN1がリファレンス電圧Vref より低い
場合、VCCレベルのハイレベルに設定され、ノードN1
の電圧VN1がリファレンス電圧Vref より大きい場
合、GNDレベルのローレベルに設定される。比較器1
4から出力されるクロック制御信号S1は、NANDゲ
ートG1の一方の入力端子に供給されると共に、後述す
るVpp発生回路40、サブロウデコーダ50およびメイ
ンロウデコーダ60に供給される。
【0064】NANDゲートG1の他方の入力端子には
制御信号PGMが供給される。NANDゲートG1の出
力端子は、インバータINV1を介してNANDゲート
G2の一方の入力端子と接続される。NANDゲートG
2の他方の入力端子には、リングオシレータからの昇圧
クロック信号CLKが供給される。NANDゲートG2
の出力端子は、インバータINV2の入力端子と接続さ
れる。インバータINV2の出力は、インバータINV
3,INV4を介して昇圧クロック信号CLKPGMと
して昇圧回路11に供給されると共に、インバータIN
V5を介して昇圧クロック信号/CLKPGMとして昇
圧回路11に供給される。
【0065】上述のVPGM 発生回路10の動作について
説明する。このVPGM 発生回路10は、書き込み動作時
にアクティブ状態とされる。書き込み動作が起動される
と、制御信号PGMがVCCレベルのハイレベルに設定さ
れ、トランジスタT5がオンすると共に、昇圧クロック
信号CLKPGMおよび昇圧クロック信号/CLKPG
Mがクロック動作する。昇圧回路11は、クロック制御
回路13から供給される相補的な2つの昇圧クロック信
号CLKPGMおよび昇圧クロック信号/CLKPGM
を用いてポンピング動作を行うことにより、VCCレベル
の電圧からプログラム電圧VPGM を発生させる。プログ
ラム電圧VPGM の分圧電圧VN1がリファレンス電圧V
ref より低い間、クロック制御回路13の比較器14か
ら出力されるクロック制御信号S1はハイレベルに設定
され、昇圧クロック信号CLKPGMおよび昇圧クロッ
ク信号/CLKPGMがクロック動作する。この間、昇
圧回路11において昇圧動作がなされる。
【0066】プログラム電圧VPGM が上昇し、その分圧
電圧VN1がリファレンス電圧Vref に達すると、クロ
ック制御信号S1がローレベルに設定される。このと
き、NANDゲートG2の一方の入力がローレベルとな
るため、インバータINV2には昇圧クロック信号CL
Kが伝わらず、したがって、昇圧クロック信号CLKP
GMおよび昇圧クロック信号/CLKPGMのクロック
動作が停止する。その結果、昇圧回路11の昇圧動作が
停止される。その後、このVPGM 発生回路10は補償モ
ードに入り、プログラム電圧VPGM が低下すると、クロ
ック制御信号S1が再度ハイレベルに設定され、昇圧ク
ロック信号CLKPGMおよび昇圧クロック信号/CL
KPGMが再度クロック動作する。これを受けて、昇圧
回路11における昇圧動作が再開され、プログラム電圧
VPGM の低下分が補償される。
【0067】書き込み動作が完了すると、制御信号PG
MがGNDレベルのローレベルに設定され、トランジス
タT5がオフすると共に、昇圧クロック信号CLKPG
Mおよび昇圧クロック信号/CLKPGMのクロック動
作が停止する。また、制御信号XPGMがVCCレベルの
ハイレベルに設定され、プログラム電圧VPGM の供給線
は、トランジスタT3,T4を通じて電源電圧VCCに放
電される。
【0068】上述のように構成されたVPGM 発生回路1
0においては、昇圧回路11の出力(VPGM )が抵抗分
割され、その分圧電圧VN1とリファレンス電圧Vref
とがクロック制御回路13の比較器14で比較され、そ
の比較結果に応じたクロック制御信号S1が生成され
る。そして、クロック制御信号S1に応じて昇圧回路1
1に対する昇圧クロック信号CLKPGMおよび昇圧ク
ロック信号/CLKPGMのオン/オフが制御され、こ
れにより、プログラム電圧VPGM のレベルが維持され
る。この際、このVPGM 発生回路10においては、IS
PP制御回路12から出力される制御信号CNT0〜C
NT39を、書き込み回数に応じて順次ハイレベルに設
定してゆくことにより、分圧電圧VN1を順次増加さ
せ、これによってプログラム電圧VPGM を順次増加させ
ることが可能である。
【0069】図4に、この一実施形態によるNAND型
フラッシュメモリに用いられるVpass発生回路20の構
成例を示す。
【0070】図4に示すように、このVpass発生回路2
0は、プログラムパス電圧Vpassを発生する昇圧回路2
1と、プログラムパス電圧VpassをISPP制御する際
に用いるISPP制御回路22と、昇圧回路21に対す
る昇圧クロック信号の供給を制御するためのクロック制
御回路23とを有する。これらの昇圧回路21、ISP
P制御回路22およびクロック制御回路23は、VPGM
発生回路10における昇圧回路11、ISPP制御回路
12およびクロック制御回路13とほぼ同様に構成され
ている。
【0071】昇圧回路21のノードNOUT から導出され
るプログラムパス電圧Vpassの供給線は、後述するサブ
ロウデコーダ50と接続される。また、クロック制御回
路23の比較器24からは、クロック制御信号S2が出
力される。このクロック制御信号S2は、ノードN1か
ら出力されるプログラムパス電圧Vpassの分圧電圧VN
1がリファレンス電圧Vref より低い場合、VCCレベル
のハイレベルに設定され、分圧電圧VN1がリファレン
ス電圧Vref 以上の場合、GNDレベルのローレベルに
設定される。このクロック制御信号S2は、NANDゲ
ートG1の一方の入力端子に供給されると共に、サブロ
ウデコーダ60に供給される。インバータINV2の出
力は、インバータINV3,INV4を介して昇圧クロ
ック信号CLKVPSとして昇圧回路21に供給される
と共に、インバータINV5を介して昇圧クロック信号
/CLKVPSとして昇圧回路21に供給される。
【0072】このVpass発生回路20は、書き込み動作
時にアクティブ状態とされる。このVpass発生回路20
の具体的な動作は、VPGM 発生回路10におけると同様
であるので、説明を省略する。
【0073】上述のように構成されたVpass発生回路2
0においては、VPGM 発生回路10におけると同様に、
昇圧回路21から出力されるプログラムパス電圧Vpass
が抵抗分割され、その分圧電圧VN1とリファレンス電
圧Vref とがクロック制御回路23の比較器24で比較
され、その比較結果に応じたクロック制御信号S2が生
成される。そして、クロック制御信号S2に応じて昇圧
回路21に対する昇圧クロック信号CLKVPSおよび
昇圧クロック信号/CLKVPSのオン/オフが制御さ
れ、これにより、プログラムパス電圧Vpassのレベルが
維持される。また、このVpass発生回路20において
は、VPGM 発生回路10におけると同様に、ISPP制
御回路22から出力される制御信号CNT0〜CNT3
9を、書き込み回数に応じて順次ハイレベルに設定して
ゆくことにより、分圧電圧VN1を順次増加させ、これ
によってプログラムパス電圧Vpassを順次増加させるこ
とが可能である。
【0074】図5に、この一実施形態によるNAND型
フラッシュメモリに用いられるP5V発生回路30の構
成例を示す。
【0075】図5に示すように、このP5V発生回路3
0は、読み出しパス電圧P5Vを発生する昇圧回路31
と、昇圧回路31に対する昇圧クロック信号のオン/オ
フを制御するためのクロック制御回路32とを有する。
これらの昇圧回路31およびクロック制御回路32は、
VPGM 発生回路10における昇圧回路11およびクロッ
ク制御回路13とほぼ同様に構成されている。
【0076】昇圧回路31のノードNOUT から導出され
る読み出しパス電圧P5Vの供給線は、後述するVpp発
生回路40およびサブロウデコーダ50と接続される。
トランジスタT3のゲートには、制御信号XRDVFが
供給される。ノードNOUT と接地線GNDとの間には、
抵抗Rx,RyおよびトランジスタT5が直列に接続さ
れ、トランジスタT5のゲートには、制御信号RDVF
が供給される。
【0077】また、クロック制御回路32の比較器33
からは、クロック制御信号S3が出力される。このクロ
ック制御信号S3は、読み出しパス電圧P5Vの分圧電
圧VN1がリファレンス電圧Vref より低い場合、VCC
レベルのハイレベルに設定され、分圧電圧VN1がリフ
ァレンス電圧Vref 以上の場合、GNDレベルのローレ
ベルに設定される。このクロック制御信号S3は、NA
NDゲートG1の一方の入力端子に供給されると共に、
Vpp発生回路40およびサブロウデコーダ50に供給さ
れる。NANDゲートG1の他方の入力端子には、制御
信号RDVFが供給される。インバータINV2の出力
は、インバータINV3,INV4を介して昇圧クロッ
ク信号CLKP5Vとして昇圧回路31に供給されると
共に、インバータINV5を介して昇圧クロック信号/
CLKP5Vとして昇圧回路31に供給される。
【0078】このP5V発生回路30の上記以外の構成
は、図3に示すVPGM 発生回路10とほぼ同様であるの
で、説明を省略する。
【0079】このP5V発生回路30は、読み出し動作
時およびベリファイ動作時にアクティブ状態とされる。
このP5V発生回路30の具体的な動作は、プログラム
電圧VPGM が読み出しパス電圧P5Vに、制御信号PG
Mが制御信号RDVFに、昇圧クロック信号CLKPG
Mおよび昇圧クロック信号/CLKPGMが、それぞ
れ、昇圧クロック信号CLKP5Vおよび昇圧クロック
信号/CLKP5Vに、クロック制御制御信号S1がク
ロック制御信号S3に置き換えられること以外は、VPG
M 発生回路10におけると同様であるので、説明を省略
する。
【0080】このP5V発生回路30においては、VPG
M 発生回路10におけると同様に、昇圧回路31から出
力される読み出しパス電圧P5Vが抵抗分割され、その
分圧電圧VN1とリファレンス電圧Vref とがクロック
制御回路32の比較器33で比較され、その比較結果に
応じたクロック制御信号S3が生成される。そして、ク
ロック制御信号S3に応じて昇圧回路31に対する昇圧
クロック信号CLKP5Vおよび昇圧クロック信号/C
LKP5Vのオン/オフが制御され、読み出しパス電圧
P5Vのレベル維持がなされる。
【0081】次に、この一実施形態によるNAND型フ
ラッシュメモリに用いられるVpp発生回路、サブロウデ
コーダおよびメインロウデコーダの具体的な構成例につ
いて説明する。ここでは、まず、これらのVpp発生回
路、サブロウデコーダおよびメインロウデコーダに用い
られる、一般的なチャージポンプ型の昇圧回路について
説明する。図6は、一般的なチャージポンプ型の昇圧回
路の構成例を示す略線図である。
【0082】図6に示すように、チャージポンプ型の昇
圧回路は、例えば、nチャネルMOSトランジスタから
なるトランジスタT11〜T13と、MOSキャパシタ
からなるキャパシタC11とにより構成される。ノード
N11とノードN12との間にトランジスタT11が接
続される。トランジスタT11のゲートに制御信号SE
Pが供給される。トランジスタT11としては、好適に
はデプレション型トランジスタが用いられるが、場合に
よってはエンハンスメント型トランジスタを用いてもよ
い。トランジスタT12のドレインは、自己のゲートお
よびキャパシタC11の一端と接続され、ソースはノー
ドNOUT と接続される。トランジスタT12としては、
好適にはしきい値電圧がほぼ0Vのトランジスタが用い
られる。キャパシタC11の他端には昇圧クロック信号
CLKが供給される。トランジスタT12のゲートと高
電圧Vp の供給線との間にトランジスタT13が接続さ
れる。トランジスタT13のゲートはノードNOUT と接
続される。
【0083】このチャージポンプ型の昇圧回路において
は、制御信号SEPがVCCレベルに設定された状態で、
ノードN11がVCCレベルに設定されると、ノードN1
2の電圧はほぼVCCレベルとなる。この状態で、制御信
号SEPが0Vに設定されると、クロック信号CLKが
ハイレベルからローレベルに切り換わるたびにポンピン
グ動作が行われ、ノードN12の電圧が次第に上昇す
る。ノードN12の電位は、平衡状態では、高電圧Vpp
よりほぼ電源電圧VCCだけ高い電圧まで昇圧される。こ
のように、このチャージポンプ型の昇圧回路において
は、VCCレベルの入力信号が昇圧(レベル変換)され、
Vppレベルの昇圧電圧が出力される。
【0084】この一実施形態によるNAND型フラッシ
ュメモリに用いられるVpp発生回路、サブロウデコーダ
およびメインロウデコーダは、図6に示すと同様なチャ
ージポンプ型の昇圧回路を用いて構成されている。
【0085】すなわち、図7に、この発明の一実施形態
によるNAND型フラッシュメモリに用いられるVpp発
生回路40の構成例を示す。
【0086】図7に示すように、このVpp発生回路40
は、VPGM トランスファ用の昇圧回路41aおよびP5
Vトランスファ用の昇圧回路41bを有する。昇圧回路
41aにおいて、nチャネルMOSトランジスタからな
るトランジスタT41a〜T43aおよびMOSキャパ
シタからなるキャパシタC41aは、図4に示すと同様
のチャージポンプ型の昇圧回路を構成する。昇圧回路4
1bにおいて、nチャネルMOSトランジスタからなる
トランジスタT41b〜T43bおよびMOSキャパシ
タからなるキャパシタC41bは、図6に示すと同様の
チャージポンプ型の昇圧回路を構成する。
【0087】このVpp発生回路40において、制御信号
XWRTがインバータINV41aを介して昇圧回路4
1aのノードN41aに供給される。NANDゲートG
41aの一方の入力端子に昇圧クロック信号CLKが供
給され、他方の入力端子にVPGM 発生回路10のクロッ
ク制御回路13からクロック制御信号S1が供給され
る。NANDゲートG41aの出力端子はNANDゲー
トG42aの一方の入力端子と接続される。NANDゲ
ートG42aの他方の入力端子は、インバータINV4
1aの出力端子と接続される。NANDゲートG42a
の出力端子は、インバータINV42aを介してキャパ
シタC41aと接続される。トランジスタT43aのド
レインは、VPGM 発生回路10からのプログラム電圧V
PGM の供給線と接続される。昇圧回路41aのノードN
42aは、プログラム電圧VPGM の供給線と高電圧Vpp
の供給線との間に接続されたトランジスタT44aのゲ
ートと接続される。
【0088】また、制御信号XRDVFがインバータI
NV41bを介して昇圧回路41bのノードN41bに
供給される。NANDゲートG41bの一方の入力端子
に昇圧クロック信号CLKが供給され、他方の入力端子
にP5V発生回路30のクロック制御回路32からクロ
ック制御信号S3が供給される。NANDゲートG41
bの出力端子はNANDゲートG42bの一方の入力端
子と接続される。NANDゲートG42bの他方の入力
端子は、インバータINV41bの出力端子と接続され
る。NANDゲートG42bの出力端子は、インバータ
INV42bを介してキャパシタC41bと接続され
る。トランジスタT43bのドレインは、P5V発生回
路30からの読み出しパス電圧P5Vの供給線と接続さ
れる。昇圧回路41bのノードN42bは、読み出しパ
ス電圧P5Vの供給線と高電圧Vppの供給線との間に接
続されたトランジスタT44bのゲートと接続される。
【0089】高電圧Vppの供給線と電源電圧VCCの供給
線との間に、トランジスタT45,T46が直列に接続
される。トランジスタT45,T46は、デプレション
型のnチャネルMOSトランジスタからなる。トランジ
スタT45のゲートはNORゲートG43の出力端子と
接続され、トランジスタT46のゲートは電源電圧VCC
の供給線と接続される。NORゲートG43の一方の入
力端子はインバータINV41aの出力端子と接続さ
れ、他方の入力端子はインバータINV41bの出力端
子と接続される。
【0090】上述のように構成されたVpp発生回路40
の動作について説明する。このVpp発生回路40は、動
作モードに応じて高電圧Vppの供給線に出力するレベル
を切り換える。スタンバイ時には、制御信号XWRTお
よび制御信号XRDVFがVCCレベルのハイレベルに設
定され、VPGM トランスファ用の昇圧回路41aおよび
P5Vトランスファ用の昇圧回路41bが非活性状態と
される。このとき、NORゲートG43の出力がハイレ
ベルとされ、高電圧Vppの供給線にはトランジスタT4
5,T46を介して電源電圧VCCが出力される。
【0091】書き込み動作時には、制御信号XWRTが
GNDレベルのローレベルに設定され、インバータIN
V41aの出力端子がハイレベルに設定される。これに
より、VPGM トランスファ用の昇圧回路41aがアクテ
ィブ状態とされ、高電圧Vppの供給線にプログラム電圧
VPGM が出力される。この際、昇圧回路41aにおいて
は、昇圧クロック信号CLKに応じてポンピング動作が
行われ、ノードN42aの電圧が(VPGM +α)に昇圧
される。ただし、αはVth以上の電圧であり、例えば電
源電圧VCC程度である。この昇圧電圧(VPGM +α)が
トランジスタT44aのゲートに与えられることによっ
て、高電圧Vppの供給線にトランジスタT44aを介し
てプログラム電圧VPGM を出力することが可能となる。
昇圧回路41aに対して供給される昇圧クロック信号C
LKは、VPGM 発生回路10におけると同様に、クロッ
ク制御信号S1とのNAND演算の結果に応じて制御さ
れる。したがって、昇圧回路41aに対する昇圧クロッ
ク信号CLKのオン/オフは、クロック制御信号S1に
よって、VPGM 発生回路10の昇圧回路11に対する昇
圧クロック信号CLKPGMおよび昇圧クロック信号/
CLKPGMのオン/オフと同期して制御される。
【0092】読み出し動作時、ベリファイ動作時および
消去動作時には、制御信号XRDVFがGNDレベルの
ローレベルに設定され、インバータINV42aの出力
端子がハイレベルに設定される。これにより、P5Vト
ランスファ用の昇圧回路42aがアクティブ状態とさ
れ、高電圧Vppの供給線に読み出しパス電圧P5Vが出
力される。この際、昇圧回路42bにおいては、昇圧ク
ロック信号CLKに応じてポンピング動作が行われ、ノ
ードN42bの電圧が(P5V+α)に昇圧される。た
だし、αはVth以上の電圧であり、例えば電源電圧VCC
程度である。この昇圧電圧(P5V+α)がトランジス
タT44bのゲートに与えられることによって、高電圧
Vppの供給線にトランジスタT44bを介して読み出し
パス電圧P5Vを出力することが可能となる。昇圧回路
41bに対して供給される昇圧クロック信号CLKは、
P5V発生回路30におけると同様に、クロック制御信
号S3とのNAND演算の結果に応じて制御される。し
たがって、昇圧回路41bに対する昇圧クロック信号C
LKのオン/オフは、クロック制御信号S3によって、
P5V発生回路30の昇圧回路31に対する昇圧クロッ
ク信号CLKP5Vおよび昇圧クロック信号/CLKP
5Vのオン/オフと同期して制御される。
【0093】図8に、この発明の一実施形態によるNA
ND型フラッシュメモリに用いられるサブロウデコーダ
50の構成例を示す。
【0094】図8に示すように、このサブロウデコーダ
50は、各ワード線ドライバCGi(i=0〜15)毎
に、VPGM トランスファ用の昇圧回路51a、Vpassト
ランスファ用の昇圧回路51b、P5Vトランスファ用
の昇圧回路51cおよびVTHトランスファ用の昇圧回路
51dを有する。昇圧回路51aにおいて、nチャネル
MOSトランジスタからなるトランジスタT51a〜T
53aおよびMOSキャパシタからなるキャパシタC5
1aは、図6に示すと同様のチャージポンプ型の昇圧回
路を構成する。昇圧回路51bにおいて、nチャネルM
OSトランジスタからなるトランジスタT51b〜T5
3bおよびMOSキャパシタからなるキャパシタC51
bは、図6に示すと同様のチャージポンプ型の昇圧回路
を構成する。昇圧回路51cにおいて、nチャネルMO
SトランジスタからなるトランジスタT51c〜T53
cおよびMOSキャパシタからなるキャパシタC51c
は、図6に示すと同様のチャージポンプ型の昇圧回路を
構成する。昇圧回路51dにおいて、nチャネルMOS
トランジスタからなるトランジスタT51d〜T53d
およびMOSキャパシタからなるキャパシタC51d
は、図6に示すと同様のチャージポンプ型の昇圧回路を
構成する。
【0095】このサブロウデコーダ50において、NA
NDゲートG54の一方の入力端子に制御信号SRDE
Cnが供給され、他方の入力端子に制御信号CEが供給
される。制御信号SRDECnは、プリデコーダ(図示
せず)から供給される信号であり、ワード線ドライバC
Giに対応するワード線WLiが選択ワード線とされる
場合、VCCレベルのハイレベルに設定され、非選択ワー
ド線とされる場合、GNDレベルのローレベルに設定さ
れる。NANDゲートG54の出力端子からは制御信号
WLDSELの供給線が導出される。NANDゲートG
54の出力端子はまた、NANDゲートG55の一方の
入力端子と接続される。NANDゲートG55の他方の
入力端子には、制御信号CEが供給される。NANDゲ
ートG55の出力端子からは、制御信号WLSELの供
給線が導出される。
【0096】NORゲートG51aの一方の入力端子に
制御信号XWRTが供給され、他方の入力端子に制御信
号WLDSELが供給される。NORゲートG51aの
出力端子は昇圧回路51aのノードN51aと接続され
る。トランジスタT51aのゲートに制御信号WLDS
ELが供給される。NANDゲートG52aの一方の入
力端子に昇圧クロック信号CLKWが供給され、他方の
入力端子にVPGM 発生回路10のクロック制御回路13
からクロック制御信号S1が供給される。昇圧クロック
信号CLKWは、書き込み動作時にクロック動作する信
号である。NANDゲートG52aの出力端子は、NA
NDゲートG53aの一方の入力端子と接続される。N
ANDゲートG53aの他方の入力端子には制御信号W
LSELが供給される。NANDゲートG53aの出力
端子はキャパシタC51aと接続される。トランジスタ
T53aのドレインはプログラム電圧VPGM の供給線と
接続される。昇圧回路51aのノードN52aは、プロ
グラム電圧VPGM の供給線とワード線電圧VCGiの供
給線との間に接続されたトランジスタT54aのゲート
と接続される。
【0097】NORゲートG51bの一方の入力端子に
制御信号XWRTが供給され、他方の入力端子に制御信
号WLSELが供給される。NORゲートG51bの出
力端子は、昇圧回路51bのノードN51bと接続され
る。トランジスタT51bのゲートに制御信号WLSE
Lが供給される。NANDゲートG52bの一方の入力
端子に昇圧クロック信号CLKWが供給され、他方の入
力端子にVpass発生回路20のクロック制御回路23か
らクロック制御信号S2が供給される。NANDゲート
G52bの出力端子は、NANDゲートG53bの一方
の入力端子と接続される。NANDゲートG53bの他
方の入力端子には制御信号WLDSELが供給される。
NANDゲートG53bの出力端子はキャパシタC51
bと接続される。トランジスタT53bのドレインはプ
ログラムパス電圧Vpassの供給線と接続される。昇圧回
路51bのノードN52bは、プログラムパス電圧Vpa
ssの供給線とワード線電圧VCGiの供給線との間に接
続されたトランジスタT54bのゲートと接続される。
【0098】NORゲートG51cの一方の入力端子に
制御信号XRDVFが供給され、他方の入力端子には制
御信号WLSELが供給される。NORゲートG51c
の出力端子は昇圧回路51cのノードN51cと接続さ
れると共に、インバータINV51cを介してトランジ
スタT51cのゲートと接続される。NANDゲートG
52cの一方の入力端子に昇圧クロック信号CLKRD
VFが供給され、他方の入力端子にP5V発生回路30
のクロック制御回路32からクロック制御信号S3が供
給される。昇圧クロック信号CLKRDVFは、読み出
し動作時およびベリファイ動作時にクロック動作する信
号である。NANDゲートG52cの出力端子は、NA
NDゲートG53cの一方の入力端子と接続される。N
ANDゲートG53cの他方の入力端子は、NORゲー
トG51cの出力端子と接続される。NANDゲートG
53cの出力端子はキャパシタC51cと接続される。
トランジスタT53cのドレインが読み出しパス電圧P
5Vの供給線と接続される。昇圧回路51cのノードN
52cは、読み出しパス電圧P5Vの供給線とワード線
電圧VCGiの供給線との間に接続されたトランジスタ
T54cのゲートと接続される。
【0099】NORゲートG51dの一方の入力端子に
制御信号XRDVFが供給され、他方の入力端子には制
御信号WLDSELが供給される。NORゲートG51
dの出力端子は昇圧回路51dのノードN51dと接続
されると共に、インバータINV51dを介してトラン
ジスタT51dのゲートと接続される。NANDゲート
G53dの一方の入力端子は、昇圧クロック信号CLK
RDVFおよびクロック制御信号S3が入力されたNA
NDゲートG52cの出力端子と接続される。NAND
ゲートG53dの他方の入力端子は、NORゲートG5
1dの出力端子と接続される。NANDゲートG53d
の出力端子はキャパシタC51dと接続される。トラン
ジスタT53dのドレインが読み出しパス電圧P5Vの
供給線と接続される。昇圧回路51dのノードN52d
は、読み出し電圧VTHの供給線とワード線電圧VCGi
の供給線との間に接続されたトランジスタT54dのゲ
ートと接続される。
【0100】ワード線電圧VCGiの供給線と接地線G
NDとの間に、トランジスタT55が接続される。トラ
ンジスタT55のゲートはNANDゲートG56の出力
端子と接続される。NANDゲートG56の一方の入力
端子に制御信号CEが供給され、他方の入力端子にイン
バータINV53を介して制御信号ERSが供給され
る。
【0101】上述のように構成されたサブロウデコーダ
50の動作について説明する。このサブロウデコーダ5
0は、動作モードおよびページ選択状況に応じてワード
線電圧VCGiの供給線に出力するレベルを切り換え
る。スタンバイ時には、制御信号CEがローレベルに設
定され、消去動作時には、制御信号ERSがハイレベル
に設定される。これらの場合、NANDゲートG56の
出力がハイレベルに設定され、ワード線電圧VCGiの
供給線にはトランジスタT55を通じて接地電圧の0V
が出力される。
【0102】書き込み動作時には、制御信号XWRTが
ローレベルに設定される。そして、制御信号SRDEC
nに応じて制御信号WLSELまたは制御信号WLDS
ELの何れか一方がハイレベル、他方がローレベルに設
定されることで、VPGM トランスファ用の昇圧回路51
aまたはVpassトランスファ用の昇圧回路51bの何れ
か一方がアクティブ状態とされる。
【0103】選択時には、制御信号SRDECnがハイ
レベルとなり、制御信号WLSELがハイレベルに設定
され、制御信号WLDSELがローレベルに設定され
る。この場合、NORゲートG51aの出力端子がハイ
レベルに設定され、VPGM トランスファ用の昇圧回路5
1aがアクティブ状態とされ、ワード線電圧VCGiの
供給線にプログラム電圧VPGM が出力される。このと
き、昇圧回路51aにおいては、昇圧クロック信号CL
KWに応じてポンピング動作が行われ、ノードN52a
の電圧が(VPGM +α)に昇圧される。ただし、αはV
th以上の電圧であり、例えば電源電圧VCC程度である。
この昇圧電圧(VPGM +α)がトランジスタT54aの
ゲートに与えられることによって、ワード線電圧VCG
iの供給線にトランジスタT54aを介してプログラム
電圧VPGM が出力される。一方、非選択時には、制御信
号SRDECnがローレベルとなり、制御信号WLSE
Lがローレベルに設定され、制御信号WLDSELがハ
イレベルに設定される。この場合、NORゲートG51
bの出力端子がハイレベルに設定され、Vpassトランス
ファ用の昇圧回路51bがアクティブ状態とされ、ワー
ド線電圧VCGiの供給線にプログラムパス電圧Vpass
が出力される。このとき、昇圧回路51bにおいては、
昇圧クロック信号CLKWに応じてポンピング動作が行
われ、ノードN52bの電圧が(Vpass+α)に昇圧さ
れる。ただし、αはVth以上の電圧であり、例えば電源
電圧VCC程度である。この昇圧電圧(Vpass+α)がト
ランジスタT54bのゲートに与えられることによっ
て、ワード線電圧VCGiの供給線にトランジスタT5
4bを介してプログラムパス電圧Vpassが出力される。
【0104】ここで、昇圧回路51aに対して供給され
る昇圧クロック信号CLKWは、VPGM 発生回路10に
おけると同様に、クロック制御信号S1とのNAND演
算の結果に応じて制御される。このため、昇圧回路51
aに対する昇圧クロック信号CLKWのオン/オフは、
クロック制御信号S1によって、VPGM 発生回路10の
昇圧回路11に対する昇圧クロック信号CLKPGMお
よび昇圧クロック信号/CLKPGMのオン/オフと同
期して制御される。また、昇圧回路51bに対して供給
される昇圧クロック信号CLKWは、Vpass発生回路2
0におけると同様に、クロック制御信号S2とのNAN
D演算の結果に応じて制御される。このため、昇圧回路
51bに対する昇圧クロック信号CLKWのオン/オフ
は、クロック制御信号S2によって、Vpass発生回路2
0の昇圧回路21に対する昇圧クロック信号CLKVP
Sおよび昇圧クロック信号/CLKVPSのオン/オフ
と同期して制御される。
【0105】読み出し動作時およびベリファイ動作時に
は、制御信号XRDVFがローレベルに設定される。そ
して、制御信号SRDECnに応じて制御信号WLSE
Lまたは制御信号WLDSELの何れか一方がハイレベ
ル、他方がローレベルに設定されることで、P5Vトラ
ンスファ用の昇圧回路51cまたはVTHトランスファ用
の昇圧回路51dの何れか一方がアクティブ状態とされ
る。
【0106】選択時には、制御信号SRDECnがハイ
レベルとなり、制御信号WLSELがハイレベルに設定
され、制御信号WLDSELがローレベルに設定され
る。この場合、NORゲートG51dの出力端子がハイ
レベルに設定され、VTHトランスファ用の昇圧回路51
dがアクティブ状態とされ、ワード線電圧VCGiの供
給線に読み出し電圧VTHが出力される。このとき、昇圧
回路51dにおいては、昇圧クロック信号CLKRVW
Lに応じてポンピング動作が行われ、ノードN52dの
電圧が(P5V+α)に昇圧される。ただし、αはVth
以上の電圧であり、例えば電源電圧VCC程度である。こ
の昇圧電圧(P5V+α)がトランジスタT54dのゲ
ートに与えられることによって、ワード線電圧VCGi
の供給線にトランジスタT54dを介して読み出し電圧
VTHが出力される。一方、非選択時には、制御信号SR
DECnがローレベルとなり、制御信号WLSELがロ
ーレベルに設定され、制御信号WLDSELがハイレベ
ルに設定される。この場合、NORゲートG51cの出
力端子がハイレベルに設定され、P5Vトランスファ用
の昇圧回路51cがアクティブ状態とされ、ワード線電
圧VCGiの供給線に読み出しパス電圧P5Vが出力さ
れる。このとき、昇圧回路51cにおいては、昇圧クロ
ック信号CLKRVWLに応じてポンピング動作が行わ
れ、ノードN52cの電圧が(P5V+α)に昇圧され
る。ただし、αはVCC以上の電圧であり、例えば電源電
圧VCC程度である。この昇圧電圧(P5V+α)がトラ
ンジスタT54cのゲートに与えられることによって、
ワード線電圧VCGiの供給線にトランジスタT54c
を介して読み出しパス電圧P5Vが出力される。
【0107】ここで、昇圧回路51cおよび昇圧回路5
1dに対して供給される昇圧クロック信号CLKRVW
Lは、P5V発生回路30におけると同様に、クロック
制御信号S3とのNAND演算の結果に応じて制御され
る。したがって、昇圧回路51cおよび昇圧回路51d
に対する昇圧クロック信号CLKRVWLのオン/オフ
は、クロック制御信号S3によって、P5V発生回路3
0の昇圧回路31に対する昇圧クロック信号CLKP5
Vおよび昇圧クロック信号/CLKP5Vのオン/オフ
と同期して制御される。
【0108】図9は、この発明の一実施形態によるNA
ND型フラッシュメモリに用いられるメインロウデコー
ダ60の構成例を示す略線図である。
【0109】図9に示すように、このメインロウデコー
ダ60は、ブロック選択電圧発生用の昇圧回路61を有
する。この昇圧回路61において、nチャネルMOSト
ランジスタからなるトランジスタT61〜T63および
MOSキャパシタからなるキャパシタC61は、図6に
示すと同様のチャージポンプ型の昇圧回路を構成してい
る。
【0110】このメインロウデコーダ60において、N
ANDゲートG61の第1〜第3の入力端子に、それぞ
れプリデコード信号X1〜X3が供給される。NAND
ゲートG61の出力端子は、インバータINV61を介
して昇圧回路61のノードN61と接続される。トラン
ジスタT61のゲートに制御信号SEPが供給される。
NANDゲートG62の一方の入力端子に昇圧クロック
信号CLKが供給され、他方の入力端子にVPGM 発生回
路10のクロック制御回路13からのクロック制御信号
S1またはP5V発生回路30のクロック制御回路32
からのクロック制御信号S3が供給される。NANDゲ
ートG62の出力端子はNANDゲートG63の一方の
入力端子と接続される。NANDゲートG63の他方の
入力端子は、インバータINV61の出力端子と接続さ
れる。NANDゲートG63の出力端子はキャパシタC
61と接続される。トランジスタT63のドレインは、
高電圧Vppの供給線と接続される。昇圧回路61のノー
ドN62は、トランスファゲートTG0〜TG17のゲ
ートと接続される。トランスファゲートTG0〜TG1
5は、それぞれ、サブロウデコーダ50から導出される
ワード線電圧VCG0〜VCG15とワード線WL0〜
WL15との間に設けられたものであり、トランスファ
ゲートTG16は、SGデコーダから導出される選択ゲ
ート線電圧VDSGHの供給線と選択ゲート線DSGと
の間に設けられたものであり、トランスファゲートTG
17は、SGデコーダから導出される選択ゲート線電圧
VSSGの供給線と選択ゲート線SSGとの間に設けら
れたものである。インバータINV62の出力端子はト
ランスファゲートTG18のゲートと接続される。トラ
ンスファゲートTG18は、SGデコーダから導出され
る選択ゲート線電圧VDSGLの供給線と選択ゲート線
DSGとの間に設けられたものである。
【0111】上述のメインロウデコーダ60の動作につ
いて説明する。このメインロウデコーダ60は、対応す
るブロックが選択されたときに、そのブロック内のトラ
ンスファゲートに対して所定のブロック選択電圧を与え
て、それらのトランスファゲートをオンさせ、ワード線
および選択ゲート線をドライブ可能な状態にする。
【0112】ブロックが選択されている場合は、NAN
DゲートG61の出力端子がローレベルに設定され、し
たがって、インバータINV61の出力端子がハイレベ
ルに設定される。また、制御信号SEPがローレベルに
設定される。これにより、昇圧回路61がアクティブ状
態とされる。この際、昇圧回路61においては、昇圧ク
ロック信号CLKに応じてポンピング動作が行われ、ノ
ードN62の電圧が(Vpp+α)に昇圧される。ただ
し、αはVCC以上の電圧であり、例えば電源電圧VCC
度である。この昇圧電圧(Vpp+α)が、ブロック選択
電圧としてトランスファゲートTG0〜TG17のゲー
トに出力される。書き込み動作時には、高電圧Vppの供
給線にプログラム電圧VPGM が出力されていることか
ら、ブロック選択電圧(Vpp+α)としては昇圧電圧
(VPGM +α)が出力される。また、読み出し動作時、
ベリファイ動作時および消去動作時には、高電圧Vppの
供給線に読み出しパス電圧P5Vが出力されていること
から、ブロック選択電圧(Vpp+α)としては昇圧電圧
(P5V+α)が出力される。
【0113】ここで、書き込み動作時、昇圧回路61に
対して供給される昇圧クロック信号CLKは、VPGM 発
生回路10におけると同様に、クロック制御信号S1と
のNAND演算の結果に応じて制御される。したがっ
て、昇圧回路41aに対する昇圧クロック信号CLKの
オン/オフは、クロック制御信号S1によって、VPGM
発生回路10の昇圧回路11に対する昇圧クロック信号
CLKPGMおよび昇圧クロック信号/CLKPGMの
オン/オフと同期して制御される。また、読み出し動作
時、ベリファイ動作時および消去動作時、昇圧回路61
に対して供給される昇圧クロック信号CLKは、P5V
発生回路30におけると同様に、クロック制御信号S3
とのNAND演算の結果に応じて制御される。したがっ
て、昇圧回路61に対する昇圧クロック信号CLKのオ
ン/オフは、クロック制御信号S3によって、P5V発
生回路30の昇圧回路31に対する昇圧クロック信号C
LKP5Vおよび昇圧クロック信号/CLKP5Vのオ
ン/オフと同期して制御される。
【0114】以上のように、この一実施形態によるNA
ND型フラッシュメモリにおいては、書き込み動作時、
Vpp発生回路40のVPGM トランスファ用の昇圧回路4
1a、サブロウデコーダ50のVPGM トランスファ用の
昇圧回路51aおよびメインロウデコーダ60のブロッ
ク選択電圧発生用の昇圧回路61に対する昇圧クロック
信号のオン/オフが、VPGM 発生回路10の昇圧回路1
1に対する昇圧クロック信号のオン/オフと同期して制
御される。また、サブロウデコーダ50のVpassトラン
スファ用の昇圧回路51bに対する昇圧クロック信号の
オン/オフは、Vpass発生回路20の昇圧回路21に対
する昇圧クロック信号のオン/オフと同期して制御され
る。したがって、書き込み動作、VPGM 発生回路10の
昇圧回路11の動作モードが補償モードに移行すると、
Vpp発生回路40のVPGM トランスファ用の昇圧回路4
1a、サブロウデコーダ50のVPGM トランスファ用の
昇圧回路51aおよびメインロウデコーダ60のブロッ
ク選択電圧発生用の昇圧回路60の動作モードもそれぞ
れ補償モードに移行し、同様に、Vpass発生回路20の
昇圧回路21の動作モードが補償モードに移行すると、
サブロウデコーダ50のVpassトランスファ用の昇圧回
路51bの動作モードも補償モードに移行する。これに
より、書き込み動作時の消費電力を低減することができ
る。
【0115】また、読み出し動作時およびベリファイ動
作時、Vpp発生回路40のP5Vトランスファ用の昇圧
回路41b、サブロウデコーダ50のP5Vトランスフ
ァ用の昇圧回路51cおよびVTHトランスファ用の昇圧
回路51d、ならびに、メインロウデコーダ60のブロ
ック選択電圧発生用の昇圧回路61に対する昇圧クロッ
ク信号のオン/オフは、P5V発生回路30の昇圧回路
31に対する昇圧クロック信号のオン/オフと同期して
制御される。したがって、読み出し動作時およびベリフ
ァイ動作時に、P5V発生回路30の昇圧回路31の動
作モードが補償モードに移行すると、Vpp発生回路40
のP5Vトランスファ用の昇圧回路41b、サブロウデ
コーダ50のP5Vトランスファ用の昇圧回路51cお
よびVTHトランスファ用の昇圧回路51d、ならびに、
メインロウデコーダ60のブロック選択電圧発生用の昇
圧回路61の動作モードもそれぞれ補償モードに移行す
る。これにより、読み出し動作時および消去動作時の消
費電力を低減することができる。
【0116】また、消去動作時、Vpp発生回路40のP
5Vトランスファ用の昇圧回路41bおよびメインロウ
デコーダ60のブロック選択電圧発生用の昇圧回路61
に対する昇圧クロック信号のオン/オフは、P5V発生
回路30の昇圧回路31に対する昇圧クロック信号のオ
ン/オフと同期して制御される。したがって、消去動作
時に、P5V発生回路30の昇圧回路31の動作モード
が補償モードに移行すると、Vpp発生回路40のP5V
トランスファ用の昇圧回路41bおよびメインロウデコ
ーダ60のブロック選択電圧発生用の昇圧回路61の動
作モードもそれぞれ補償モードに移行する。これによ
り、消去動作時の消費電力を低減することができる。
【0117】以上この発明の実施形態について具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
【0118】例えば、上述の一実施形態において挙げ
た、VPGM 発生回路10、Vpass発生回路20、P5V
発生回路30、Vpp発生回路40、サブロウデコーダ5
0、メインロウデコーダ60の構成は一例に過ぎず、必
要に応じてこれらと異なる構成のものを用いてもよい。
また、上述の一実施形態においては、昇圧クロック信号
とクロック制御信号とのNAND演算を行うことによ
り、昇圧クロック信号のオン/オフを制御するようにし
ているが、この昇圧クロック信号の制御方法も、上述と
異なる方法により行ってもよい。
【0119】また、上述の一実施形態においては、プロ
グラムパス電圧VPGM はVPGM 発生回路20を用いて、
プログラム電圧VPGM とは独立に発生させているが、プ
ログラムパス電圧Vpassは、例えば、図10に示すよう
に、VPGM 発生回路10から出力されるプログラム電圧
VPGM を抵抗分割することにより発生させてもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
発明によれば、プログラム電圧レベルの昇圧電圧を発生
する昇圧手段の昇圧動作を、これと同時に動作している
プログラム電圧発生手段の昇圧動作に同期させることが
できる。これにより、プログラム電圧発生手段の動作モ
ードが補償モードに移行すると、昇圧手段の動作モード
も補償モードに移行するため、不揮発性半導体装置の動
作時の消費電力を低減することができるという効果があ
る。
【0121】この発明の第2の発明によれば、プログラ
ムパス電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段の昇圧
動作を、これと同時に動作しているプログラムパス電圧
発生手段の昇圧動作に同期させることができる。これに
より、プログラムパス電圧発生手段の動作モードが補償
モードに移行すると、昇圧手段の動作モードも補償モー
ドに移行するため、不揮発性半導体記憶装置の動作時の
消費電力を低減することができるという効果がある。
【0122】この発明の第3の発明によれば、読み出し
昇圧電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段の昇圧動
作を、これと同時に動作している読み出し昇圧電圧発生
手段の昇圧動作に同期させることができる。これによ
り、読み出し昇圧電圧発生手段の動作モードが補償モー
ドに移行すると、昇圧手段の動作モードも補償モードに
移行するため、不揮発性半導体記憶装置の動作時の消費
電力を低減することができるという効果がある。
【0123】この発明の第4の発明によれば、消去昇圧
電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段の昇圧動作
を、これと同時に動作している消去昇圧電圧発生手段の
昇圧動作に同期させることができる。これにより、消去
昇圧電圧発生手段の動作モードが補償モードに移行する
と、昇圧手段の動作モードも補償モードに移行するた
め、不揮発性半導体記憶装置の動作の消費電力を低減す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の原理を説明するための略線図であ
る。
【図2】 この発明の原理を説明するための略線図であ
る。
【図3】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるVPGM 発生回路の構成例を示
す略線図である。
【図4】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるVpass発生回路の構成例を示
す略線図である。
【図5】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるP5V発生回路の構成例を示
す略線図である。
【図6】 一般的なチャージポンプ型の昇圧回路を示す
略線図である。
【図7】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるVpp発生回路の構成例を示す
略線図である。
【図8】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるサブロウデコーダの構成例を
示す略線図である。
【図9】 この発明の一実施形態によるNAND型フラ
ッシュメモリに用いられるメインロウデコーダの構成例
を示す略線図である。
【図10】 VPGM 発生回路およびVpass発生回路の変
形例を説明するための略線図である。
【図11】 NAND型フラッシュメモリのメモリセル
アレイの等価回路図である。
【図12】 従来のNAND型フラッシュメモリの構成
を示す略線図である。
【図13】 従来のNAND型フラッシュメモリの構成
を示す略線図である。
【図14】 8値型のNAND型フラッシュメモリにお
ける読み出し動作時およびベリファイ動作時の読み出し
電圧の設定例を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・メモリセルアレイ、2,10・・・VPGM 発生
回路、3,20・・・Vpass発生回路、4,40・・・
Vpp発生回路、5,50・・・サブロウデコーダ、6,
60・・・メインロウデコーダ、7,30・・・P5V
発生回路、11,21,31,41a,41b,51a
〜51d,61・・・昇圧回路、13,23,32・・
・クロック制御回路、S1〜S3・・・クロック制御信

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム電圧を発生するプログラム電
    圧発生手段と、 上記プログラム電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手
    段とを有する不揮発性半導体記憶装置において、 上記昇圧手段で上記昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧
    クロック信号が、上記プログラム電圧発生手段で上記プ
    ログラム電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信号に
    同期して制御されることを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】 上記プログラム電圧発生手段で上記プロ
    グラム電圧を発生するのに用いる上記昇圧クロック信号
    のオン/オフは、発生させた上記プログラム電圧と所定
    のリファレンス電圧との比較結果に応じて制御されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 上記不揮発性半導体記憶装置は、制御ゲ
    ートが対応するワード線と接続された所定数のメモリセ
    ルトランジスタを直列接続したNAND型のメモリスト
    リングがマトリクス状に複数配列され、かつ、ワード線
    を共有する所定数の上記メモリストリングからなるブロ
    ックを複数有するメモリセルアレイを有し、 書き込み動作時に、上記メモリセルアレイの上記複数の
    ブロックの中から書き込み対象のブロックが選択され、
    上記選択されたブロックの中の複数のワード線のうち、
    書き込み対象のメモリセルトランジスタと接続された選
    択ワード線に上記プログラム電圧が印加されることを特
    徴とする請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記不揮発性半導体記憶装置は、ワード
    線電圧供給線とワード線との間に設けられたトランスフ
    ァ手段と、上記メモリセルアレイのブロックに対応して
    設けられたブロック選択手段であって、対応するブロッ
    クが選択されたときに、その選択ブロック内の上記トラ
    ンスファ手段のゲートにブロック選択電圧を与えるよう
    にしたものとを有するものであり、上記昇圧手段は上記
    ブロック選択手段に設けられたものであることを特徴と
    する請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記不揮発性半導体記憶装置は、上記選
    択ワード線に対応するワード線電圧供給線に上記プログ
    ラム電圧を供給するようにしたワード線ドライブ手段を
    有するものであり、上記昇圧手段は上記ワード線ドライ
    ブ手段に設けられたものであることを特徴とする請求項
    3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記不揮発性半導体記憶装置は、高電圧
    供給線に上記プログラム電圧を供給するようにした高電
    圧発生手段を有するものであり、上記昇圧手段は上記高
    電圧発生手段に設けられたものであることを特徴とする
    請求項3記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 プログラムパス電圧を発生するプログラ
    ムパス電圧発生手段と、 上記プログラムパス電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇
    圧手段とを有する不揮発性半導体記憶装置において、 上記昇圧手段で上記昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧
    クロック信号が、上記プログラムパス電圧発生手段で上
    記プログラムパス電圧を発生するのに用いる昇圧クロッ
    ク信号に同期して制御されることを特徴とする不揮発性
    半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 上記プログラムパス電圧発生手段で上記
    プログラムパス電圧を発生するのに用いる上記昇圧クロ
    ック信号のオン/オフは、発生させた上記プログラムパ
    ス電圧と所定のリファレンス電圧との比較結果に応じて
    制御されることを特徴とする請求項7記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 上記不揮発性半導体記憶装置は、制御ゲ
    ートが対応するワード線と接続された所定数のメモリセ
    ルトランジスタを直列接続したNAND型のメモリスト
    リングがマトリクス状に複数配列され、かつ、ワード線
    を共有する所定数の上記メモリストリングからなるブロ
    ックを複数有するメモリセルアレイを有し、 書き込み動作時に、上記メモリセルアレイの上記複数の
    ブロックの中から書き込み対象のブロックが選択され、
    上記選択されたブロックの中の複数のワード線のうち、
    書き込み対象外のメモリセルトランジスタと接続された
    非選択ワード線に上記プログラムパス電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項7記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  10. 【請求項10】 上記不揮発性半導体記憶装置は、上記
    非選択ワード線に対応するワード線電圧供給線に上記プ
    ログラムパス電圧を供給するようにしたワード線ドライ
    ブ手段を有するものであり、上記昇圧手段は上記ワード
    線ドライブ手段に設けられたものであることを特徴とす
    る請求項7記載の不揮発性半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 読み出し昇圧電圧を発生する読み出し
    昇圧電圧発生手段と、 上記読み出し昇圧電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧
    手段とを有する不揮発性半導体記憶装置において、 上記昇圧手段で上記昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧
    クロック信号が、上記読み出し昇圧電圧発生手段で上記
    読み出し昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信
    号に同期して制御されることを特徴とする不揮発性半導
    体記憶装置。
  12. 【請求項12】 上記読み出し昇圧電圧発生手段で上記
    読み出し昇圧電圧を発生するのに用いる上記昇圧クロッ
    ク信号のオン/オフは、発生させた上記読み出し昇圧電
    圧と所定のリファレンス電圧との比較結果に応じて制御
    されることを特徴とする請求項11記載の不揮発性半導
    体記憶装置。
  13. 【請求項13】 上記不揮発性半導体記憶装置は、制御
    ゲートが対応するワード線と接続された所定数のメモリ
    セルトランジスタを直列接続したNAND型のメモリス
    トリングがマトリクス状に複数配列され、かつ、ワード
    線を共有する所定数の上記メモリストリングからなるブ
    ロックを複数有するメモリセルアレイを有し、 読み出し動作時およびベリファイ動作時に、上記メモリ
    セルアレイの上記複数のブロックの中から書き込み対象
    のブロックが選択され、上記選択されたブロックの中の
    複数のワード線のうち、読み出し対象外およびベリファ
    イ対象外のメモリセルトランジスタと接続された非選択
    ワード線に上記読み出し昇圧電圧が印加されることを特
    徴とする請求項11記載の不揮発性半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 上記不揮発性半導体記憶装置は、ワー
    ド線電圧供給線とワード線との間に設けられたトランス
    ファ手段と、上記メモリセルアレイのブロックに対応し
    て設けられたブロック選択手段であって、対応するブロ
    ックが選択されたときに、その選択ブロック内の上記ト
    ランスファ手段のゲートにブロック選択電圧を与えるよ
    うにしたものとを有するものであり、上記昇圧手段は上
    記ブロック選択手段に設けられたものであることを特徴
    とする請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置。
  15. 【請求項15】 上記不揮発性半導体記憶装置は、上記
    非選択ワード線に対応するワード線電圧供給線に上記読
    み出し昇圧電圧を供給するようにしたワード線ドライブ
    手段を有するものであり、上記昇圧手段は上記ワード線
    ドライブ手段に設けられたものであることを特徴とする
    請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置。
  16. 【請求項16】 上記不揮発性半導体記憶装置は、高電
    圧供給線に上記読み出し昇圧電圧を供給するようにした
    高電圧発生手段を有するものであり、上記昇圧手段は上
    記高電圧発生手段に設けられたものであることを特徴と
    する請求項13記載の不揮発性半導体記憶装置。
  17. 【請求項17】 消去昇圧電圧を発生する消去昇圧電圧
    発生手段と、 上記消去昇圧電圧レベルの昇圧電圧を発生する昇圧手段
    とを有する不揮発性半導体記憶装置において、 上記昇圧手段で上記昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧
    クロック信号が、上記消去昇圧電圧発生手段で上記消去
    昇圧電圧を発生するのに用いる昇圧クロック信号に同期
    して制御されることを特徴とする不揮発性半導体記憶装
    置。
  18. 【請求項18】 上記消去昇圧電圧発生手段で上記消去
    昇圧電圧を発生するのに用いる上記昇圧クロック信号の
    オン/オフは、発生させた上記消去昇圧電圧と所定のリ
    ファレンス電圧との比較結果に応じて制御されることを
    特徴とする請求項17記載の不揮発性半導体記憶装置。
  19. 【請求項19】 上記不揮発性半導体記憶装置は、制御
    ゲートが対応するワード線と接続された所定数のメモリ
    セルトランジスタを直列接続したNAND型のメモリス
    トリングがマトリクス状に複数配列され、かつ、ワード
    線を共有する所定数の上記メモリストリングからなるブ
    ロックを複数有するメモリセルアレイを有し、 消去動作時に、上記メモリセルアレイの上記複数のブロ
    ックの中から消去対象のブロックが選択されるか、また
    は、上記メモリセルアレイの全ブロックが選択され、上
    記選択されたブロックまたは全ブロックの中の選択ゲー
    ト線に上記消去昇圧電圧が印加されることを特徴とする
    請求項17記載の不揮発性半導体記憶装置。
  20. 【請求項20】 上記不揮発性半導体記憶装置は、選択
    ゲート線電圧供給線と選択ゲート線との間に設けられた
    トランスファ手段と、上記メモリセルアレイのブロック
    に対応して設けられたブロック選択手段であって、対応
    するブロックが選択されたときに、その選択ブロック内
    の上記トランスファ手段のゲートにブロック選択電圧を
    与えるようにしたものとを有するものであり、上記昇圧
    手段は上記ブロック選択手段に設けられたものであるこ
    とを特徴とする請求項17記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  21. 【請求項21】 上記不揮発性半導体記憶装置は、高電
    圧供給線に上記消去昇圧電圧を供給するようにした高電
    圧発生手段を有するものであり、上記昇圧手段は上記高
    電圧発生手段に設けられたものであることを特徴とする
    請求項17記載の不揮発性半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7379351B2 (en) 2005-06-24 2008-05-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Non-volatile semiconductor memory and programming method
US9064581B2 (en) 2008-10-21 2015-06-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of programming non-volatile memory device and non-volatile memory device using the same

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