JP2000333204A - 三次元表示システム - Google Patents

三次元表示システム

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JP2000333204A
JP2000333204A JP11139554A JP13955499A JP2000333204A JP 2000333204 A JP2000333204 A JP 2000333204A JP 11139554 A JP11139554 A JP 11139554A JP 13955499 A JP13955499 A JP 13955499A JP 2000333204 A JP2000333204 A JP 2000333204A
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英明 高田
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史朗 陶山
Kazutake Kamihira
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広い視域を確保して、観察者が移動しても画
像の重なりのズレによるぼけのない三次元立体像を観察
することができる三次元表示システム、あるいは、複数
人が同時に三次元立体像を観察することができる三次元
表示システムを提供する。 【解決手段】 三次元立体像を生成する三次元表示装置
と、前記三次元表示装置の視域を複数の方向に分配する
視域分配手段とを備える三次元表示システムであって、
前記三次元表示装置は、奥行き位置の異なる少なくとも
2つの表示面に、表示対象物体を観察者の視線方向から
投影した二次元像を、前記観察者の視線上で重なるよう
に表示する手段と、前記少なくとも2つの表示面に表示
される各二次元像の輝度を、前記表示対象物体の奥行き
位置に応じて、各表示面毎に独立に変化させる手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元表示システ
ムに係わり、特に、三次元立体像を、情報量を少なくし
て、電子的に動画再生できる三次元表示システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】徒来の電気的に書き換え可能で、情報量
が少なく、動画の立体表示を可能とする装置として、図
20に示す液晶シャッター眼鏡方式がよく知られてい
る。
【0003】以下、この液晶シャッター眼鏡方式の原理
について説明する。この液晶シャッター眼鏡方式におい
ては、カメラ(802,803)により、三次元物体8
01を異なる方向から撮影した像(視差像)を生成す
る。カメラ(802,803)により撮影された映像
を、映像信号変換装置804で合成して1つの映像信号
とし、二次元表示装置805に入力する。観察者807
は、液晶シャッター眼鏡806をかけて二次元表示装置
805の映像を観察する。ここで、液晶シャッター眼鏡
806は、二次元表示装置805が、カメラ803の映
像を表示している時に、右側が透過状態、左側が非透過
状態とし、また、二次元表示装置805が、カメラ80
2の映像を表示している時に、左側が透過状態、右側が
非透過状態とする。これを高速で切り替えると、眼の残
像効果により両眼に視差像が見えるように感じる。した
がって、両眼視差による立体視が可能となる。しかしな
がら、図20に示す液晶シャッター眼鏡方式では、液晶
シャッター眼鏡806が必須であるため、テレビ会議の
ような場合には、非常に不自然であるという問題があっ
た。さらに、立体視の生理的要因の中で、両眼視差、輻
輳と、ピント調節との間に大きな矛盾が生じるという問
題点があった。即ち、両眼視差と輻輳は、ほぼ満足でき
るが、ピント面が表示面にあるため、この矛盾により、
眼精疲労などを生じるという問題点があった。
【0004】前記した両眼視差、輻輳と、ピント調節と
の間の矛盾を解決するために、図21に示すように、観
察者の前に二次元像を多数枚表示することにより、三次
元立体像を表示する体積型方式が提案されている。この
体積型方式においては、図21(b)に示すように、三
次元物体901を観察者から見て奥行き方向に標本化し
て2次元像の集まり902とし、この2次元像の集まり
902を、図21(a)に示す体積型三次元表示装置9
03を用いて、例えば、図21(b)に示すように、時
分割で再び奥行き方向に配置して三次元の再現像(三次
元立体像)904を再構成する。この体積型方式は、再
現する三次元物体901の奥行き位置が実際に像を表示
する面に近くて、かつその面に挟まれているため、図2
0に示した従来法と異なり、両眼視差、輻輳と、ピント
調節との間の矛盾を抑制できる。しかしながら、前記図
21に示す体積型方式では、奥行き方向に位置が離散的
であるため、その中間位置の物体や奥行き方向に大きく
変化している物体を再現するのが困難であるという問題
点があった。
【0005】それを解決するために、図22に示すよう
な、三次元立体表示装置が提案されている。この図22
に示す三次元立体表示装置では、眼鏡を用いず、立体視
の生理的要因間での矛盾を抑制し、電気的に書き換えが
可能で、さらに、奥行き方向での前後像に輝度変化を付
けることにより、位置が離散的であったものの間を補完
することが可能である。この図22に示す三次元立体表
示装置では、図22(a)に示すように、観察者100
1の前方に、少なくとも2つの面、例えば、前方の像面
1002と後方の像面1003とを設定し、これらの像
面(1002,1003)に二次元像を二次元表示装置
と光学系を用いて表示する。次に、観察者1001に表
示したい三次元物体を、観察者1001の両眼の視線方
向から、像面(1002,1003)へ投影した二次元
像(1004,1005)を生成する。この二次元像
(1004,1005)を、像面1002と像面100
3との双方に、観察者1001の視線上で重なるように
表示する。そして、前方の像面1002に表示する二次
元像1004と、後方の像面1003に表示する二次元
像1005の輝度を、観察者1001から見た総体的な
輝度を一定に保ちつつ、三次元物体の各部位が有する奥
行き位置に対応してそれぞれ独立に変化させることによ
り、観察者1001に三次元立体像1006を表示し、
かつ、三次元立体像1006の位置を観察者1001か
ら見て変化させるものである。また、図22(b)に示
す三次元立体表示装置は、二次元像(1012,101
3)と観察者1011との間に、光学系1014を配置
し、観察者1011から見て奥行きのある三次元立体像
1015を、実像として再現できるようにしたものであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
22に示す三次元表示方式では、観察者(1001,1
011)の位置が移動したときに、前方の像面1002
に表示される2次元像(1004,1012)と、後方
の像面1003に表示される2次元像(1005,10
13)とが重なり合わず、位置がずれてしまい、三次元
像がぼけてしまうという問題点があった。このため、前
記図22に示す三次元表示方式では、観察者の位置があ
る程度限定される、あるいは、複数の観察者が同時に三
次元立体像を観察することができないという問題点があ
った。本発明は、前記従来技術の問題点を解決するため
になされたものであり、本発明の目的は、広い視域を確
保して、観察者が移動しても画像の重なりのズレによる
ぼけのない三次元立体像を観察することができる三次元
表示システムを提供することにある。また、本発明の他
の目的は、広い視域を確保して、複数人が同時に三次元
立体像を観察することができる三次元表示システムを提
供することにある。本発明の前記ならびにその他の目的
と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって
明らかにする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、表示対象物体を観
察者の視線方向から投影した二次元像を、前記表示対象
物体の奥行き位置に応じた輝度で表示する少なくとも2
つの二次元表示装置と、前記少なくとも2つの二次元表
示装置に表示される二次元像の視域を複数の方向に分配
する視域分配手段であって、前記少なくとも2つの二次
元表示装置に表示される各二次元像を、前記観察者から
見て異なる奥行き位置で、かつ、前記観察者の視線上で
重なるように、前記観察者に対して提示して三次元像を
生成する視域分配手段とを備えることを特徴とする。ま
た、本発明は、三次元立体像を生成する三次元表示装置
と、前記三次元表示装置の視域を複数の方向に分配する
視域分配手段とを備える三次元表示システムであって、
前記三次元表示装置は、奥行き位置の異なる少なくとも
2つの表示面に、表示対象物体を観察者の視線方向から
投影した二次元像を、前記観察者の視線上で重なるよう
に表示する手段と、前記少なくとも2つの表示面に表示
される各二次元像の輝度を、前記表示対象物体の奥行き
位置に応じて、各表示面毎に独立に変化させる手段とを
有することを特徴とする。また、本発明は、前記視域分
配手段が、視域の分配により視域を拡張することを特徴
とする。また、本発明は、前記視域分配手段が、視域の
分配により視域数を増加させることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0009】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1の三次元表示システムの一例の概略構成を示す図
である。図1に示す三次元表示システムでは、三次元表
示装置101の前方で、三次元表示装置101の光軸上
に、反射物体(105〜107)が各々角度を変えて配
置される。この場合に、全ての反射物体(105〜10
7)は、三次元表示装置101からの光線の反射を妨げ
ないように、観察者(102〜104)から見て反射物
体(105〜107)の反射面同士が重なり合わないよ
うに配置する必要がある。図1に示す三次元表示システ
ムにあっては、反射物体(105〜107)により、三
次元表示装置101に表示される三次元立体像を複数の
観察者(102〜104)の方向へ反射し、これによ
り、三次元表示装置101に表示される三次元立体像
を、複数の観察者(102〜104)が同時に観察する
ことができる。なお、反射物体(105〜107)は、
例えば、ハーフミラー、プリズムなどのような、反射あ
るいは屈折と透過が同時にできるものを使用する。但
し、反射物体107に限っては、全反射ミラーなどを用
いることもできる。
【0010】図2は、本発明の実施の形態1の三次元表
示システムの他の例の概略構成を示す図である。図2に
示す三次元表示システムでは、三次元表示装置111の
前方で、三次元表示装置111の光軸上に、反射物体
(115〜117)が各々角度を変えて配置され、さら
に、観察者(112〜114)と反射物体(115〜1
17)との光軸上に光学系(118〜120)が配置さ
れる。この場合に、全ての反射物体(115〜117)
は、三次元表示装置111からの光線の反射を妨げない
ように、観察者(112〜114)から見て反射物体
(115〜117)の反射面同士が重なり合わないよう
に配置する必要がある。図2に示す三次元表示システム
にあっては、反射物体(115〜117)により、三次
元表示装置111に表示される三次元立体像を複数の観
察者(112〜114)の方向へ反射し、さらに、光学
系(118〜120)により、三次元表示装置111に
表示される三次元立体像を像面121に結像させ、これ
により、三次元表示装置111に表示される三次元立体
像を、観察者(112〜114)全員が同じ位置(像面
121)で見ることができる。反射物体(115〜11
7)は、ハーフミラー、プリズムなどのような反射ある
いは屈折と透過が同時にできるものを使用する。但し、
反射物体117に限っては、全反射ミラーなどを用いる
こともできる。本実施の形態によれば、前記したような
簡易な方法で、複数人が同時に三次元立体像を観察でき
る三次元表示システムを実現できる。なお、本実施の形
態は、観察者が移動した場合の視域拡大の装置として用
いることも可能である。
【0011】[実施の形態2]図3は、本発明の実施の
形態2の三次元表示システムの一例の概略構成を示すブ
ロック図である。図3に示す表示システムにおいて、表
示装置201と表示装置202の2つの表示装置は、例
えば、図22に示す原理で三次元立体像を表示する立体
ディスプレイ装置の一部を構成する。そして、各々の表
示装置(201,202)の前方で、各々の表示装置
(201,202)の光軸上に、反射物体(206〜2
08)と反射物体(209〜211)とが各々角度を変
えて配置される。この場合に、全ての反射物体(206
〜211)は、各表示装置(201,202)からの光
線の反射を妨げないように、観察者(203〜205)
から見て反射物体(206〜211)の反射面同士が重
なり合わないように配置する必要がある。
【0012】図3に示す表示システムにあっては、反射
物体(206〜208)と反射物体(209〜211)
とにより、各表示装置(201,202)に表示される
像が同じ光軸上に反射されるので、観察者(203〜2
05)は、2つの像を重ねて観察でき、これにより三次
元立体像が生成されるとともに、当該三次元立体像を、
複数の観察者(203〜205)が同時に観察すること
ができる。反射物体(206〜211)は、ハーフミラ
ー、プリズムなどのような反射あるいは屈折と透過が同
時にできるものを使用する。なお、反射物体(206〜
208)に限っては、後述するホログラフィック光学素
子、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズム、
プリズムアレイ等を使用することができ、また、反射物
体208に限っては、全反射ミラーなども用いることが
できる。
【0013】図4は、本発明の実施の形態2の三次元表
示システムの他の例の概略構成を示すブロック図であ
る。図4に示す表示システムにおいて、表示装置221
と表示装置222の2つの表示装置は、例えば、図22
に示す原理で三次元立体像を表示する立体ディスプレイ
装置の一部を構成する。そして、各々の表示装置(22
1,222)の前方で、各々の表示装置(221,22
2)の光軸上に、反射物体(226〜228)と反射物
体(229〜231)とが各々角度を変えて配置され、
さらに、観察者(223〜225)と反射物体(226
〜231)との光軸上に光学系(232〜234)が配
置される。
【0014】図4に示す三次元表示システムにあって
は、反射物体(226〜228)と反射物体(229〜
231)とにより、各表示装置(221,222)に表
示される像が同じ光軸上に反射されるので、観察者(2
23〜225)は、2つの像を重ねて観察でき、これに
より三次元立体像が生成されるとともに、当該三次元立
体像は、光学系(232〜234)により像面235に
結像させることができる。したがって、複数の観察者
(223〜225)全員が、三次元立体像を同じ位置
(像面235)で見ることができる。
【0015】反射物体(226〜231)は、ハーフミ
ラー、プリズムなどのような反射あるいは屈折と透過が
同時にできるものを使用する。なお、反射物体(226
〜228)に限っては、後述するホログラフィック光学
素子、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズ
ム、プリズムアレイ等を使用することができ、また、反
射物体228に限っては、全反射ミラーなども用いるこ
とができる。
【0016】本実施の形態によれば、簡易な方法で複数
人が同時に観察可能な三次元表示システムを実現でき
る。また、本実施の形態によれば、奥行き位置の異なる
複数の表示面に表示される二次元像のズレを違和感のな
い程度に最小限にしたまま、視域を広げることが可能と
なる。なお、本実施の形態は、観察者が移動した場合の
視域拡大の装置として用いることも可能である。
【0017】[実施の形態3]図5は、本発明の実施の
形態3の三次元表示システムの一例の概略構成を示す図
である。図5に示す三次元表示システムでは、三次元表
示装置301の前方で、三次元表示装置301の光軸上
に反射物体(305〜307)が各々角度を変えて配置
される。図5に示す三次元表示システムにあっては、反
射物体(305〜307)により、三次元表示装置30
1に表示される三次元立体像を、各観察者(302〜3
04)の方向へ反射し、これにより、三次元表示装置3
01に表示される三次元立体像を、複数の観察者(30
2〜304)が同時に観察することができる。
【0018】反射物体(305〜307)は、反射する
波長を限定できるダイクロイックミラー、ダイクロイッ
クプリズムあるいはホログラフィック光学素子などのよ
うな波長を限定して反射と透過が同時にできるものを使
用する。但し、反射物体307に限っては、全反射ミラ
ーなども用いることができる。
【0019】各反射物体(305〜307)ごとに色が
顕著に変化しない程度だけ反射可能な波長をシフトさせ
ることにより、各観察者(302〜304)は、ほぼ同
じ三次元立体像を観察できる。反射物体は、各種の色
(R,G,Bなど)毎に重ねる(例えば、反射物体30
5の位置にR用、G用、B用の3枚を一緒に重ねる)こ
とによりカラー表示も可能である。
【0020】図6は、本発明の実施の形態3の三次元表
示システムの他の例の概略構成を示す図である。図6に
示す三次元表示システムにおいて、表示装置311と表
示装置312の2つの表示装置は、例えば、図22に示
す原理で三次元立体像を表示する立体ディスプレイ装置
の一部を構成する。そして、各々の表示装置(311,
312)の前方で、各々の表示装置(311,312)
の光軸上に、反射物体(316〜318)と反射物体
(319〜321)とが各々角度を変えて配置される。
図6に示す表示システムでは、反射物体(316〜31
8)と反射物体(319〜321)とにより、各表示装
置(311,312)に表示される像が同じ光軸上に反
射されるので、観察者(313〜315)は、2つの像
を重ねて観察でき、これにより三次元立体像が生成され
るとともに、当該三次元立体像を、複数の観察者(31
3〜315)が同時に観察することができる。
【0021】反射物体(316〜321)は、反射波長
選択性を有するダイクロイックミラー、ダイクロイック
プリズムあるいはホログラフィック光学素子などのよう
な波長を限定して反射と透過が同時にできるものを使用
する。但し、反射物体318に限っては、全反射ミラー
なども用いることができる。
【0022】各反射物体(316〜321)毎に、色が
顕著に変化しない程度だけ反射可能な波長をシフトさせ
ることにより、各観察者(313〜315)はほぼ同じ
三次元立体像を観察できる。反射物体は、各種の色
(R,G,Bなど)ごとに重ねる(例えば、反射物体3
16の位置にR用、G用、B用の3枚を一緒に重ねる)
ことによりカラー表示も可能である。
【0023】対になる反射物体(例えば、反射物体31
6と反射物体319など)は、同じ波長帯のものでも可
能である。これはミラーなどが光軸上に重なり合ってい
ても構成することが可能である。なお、本実施の形態
は、観察者が移動した場合の視域拡大の装置として用い
ることも可能である。
【0024】[実施の形態4]図7は、本発明の実施の
形態4の三次元表示システムの一例の概略構成を示す図
である。図7に示す三次元表示システムでは、三次元表
示装置401の前方に視域分配装置407が配置され
る。図7に示す三次元表示システムにあっては、視域分
配装置407により、三次元表示装置401からの光線
を、複数の観察者(402〜406)の方向へ屈折さ
せ、これにより、三次元表示装置401に表示される三
次元立体像を、複数の観察者(402〜406)が同時
に観察することができる。
【0025】視域分配装置407には、複数の回折角を
有して複数の角度に同時に回折させることのできるホロ
グラフィック光学素子、例えば、図9に示すプリズムア
レイ421、図11に示す回折格子アレイ441などを
使用する。
【0026】図9に示すように、プリズムアレイ421
は、屈折方向の異なった小さなプリズム422を多数並
べたものであり、各プリズム422は、三次元表示装置
401からの光線を各観察者(402〜406)方向へ
屈折させる。従って、プリズムアレイ421は、三次元
表示装置401からの光線を各観察者(402〜40
6)方向へ分配することができる。同様に、図11に示
すように、回折格子アレイ441は、格子の大きさが異
なった小さな回折格子442を多数並べたものであり、
各回折格子442は、三次元表示装置401からの光線
を各観察者(402〜406)方向へ回折させる。従っ
て、回折格子アレイ441は、三次元表示装置401か
らの光線を各観察者(402〜406)方向へ分配する
ことができる。
【0027】図8は、本発明の実施の形態4の三次元表
示システムの他の例の概略構成を示す図である。図8に
示す三次元表示システムでは、三次元表示装置411の
前方に視域分配装置417が配置される。図8に示す三
次元表示システムにあっては、視域分配装置417によ
り、三次元表示装置411からの光線を、複数の観察者
(412〜416)の方向へ反射させ、これにより、三
次元表示装置411に表示される三次元立体像を、複数
の観察者(412〜416)が同時に観察することがで
きる。
【0028】視域分配装置417には、複数の反射角を
有して複数の角度に同時に反射させることのできるホロ
グラフィック光学素子、例えば、図10に示すミラーア
レイ431、図11に示す回折格子アレイ441などを
使用する。
【0029】図10に示すように、ミラーアレイ431
は、反射方向の異なる小さなミラー432を多数並べた
ものであり、各ミラー432は、三次元表示装置411
からの光線を各観察者(412〜416)の方向へ反射
する。したがって、ミラーアレイ431は、三次元表示
装置411からの光線を各観察者(412〜416)の
方向へ分配することができる。同様に、図11に示すよ
うに、回折格子アレイ441は、格子の大きさが異なる
小さな回折格子452を多数並べ、かつ、背面に反射物
体453を配置したものであり、各回折格子452と反
射物体453とは、三次元表示装置411からの光線を
各観察者(412〜416)方向へ回折・反射させる。
したがって、回折格子アレイ441は、三次元表示装置
411からの光線を各観察者(412〜416)の方向
へ分配することができる。本実施の形態は、観察者が移
動した場合あるいは複数人での視域の拡大が可能であ
る。
【0030】[実施の形態5]図12は、本発明の実施
の形態5の三次元表示システムの一例の概略構成を示す
図である。図12に示す三次元表示システムでは、三次
元表示装置501の前方に、三次元表示装置501から
の光軸を複数に分配するための視域分配装置507が配
置される。図12に示す三次元表示システムにあって
は、視域分配装置507により、三次元表示装置501
からの光線を複数の観察者(502〜506)の方向へ
屈折させ、これにより、三次元表示装置501に表示さ
れる三次元立体像を、各観察者(502〜506)が同
時に観察できる。
【0031】視域分配装置507には、1つの角度だけ
に回折させることのできるホログラフィック光学素子
(508〜512)を複数枚重ね合わせたものを使用す
る。各観察者(502〜506)の方向へ回折できるよ
うに、各ホログラフィック光学素子(508〜512)
の回折方向は、それぞれ異なっており、これにより、三
次元表示装置501からの光線を各観察者(502〜5
06)の方向へ分配することができる。
【0032】図13は、本発明の実施の形態5の三次元
表示システムの一例の概略構成を示す図である。図13
に示す三次元表示システムでは、三次元表示装置521
の前方に、三次元表示装置521からの光軸を複数に反
射するための視域分配装置527が配置される。図13
に示す三次元表示システムにあっては、視域分配装置5
27により、三次元表示装置521からの光線を、複数
の観察者(522〜526)の方向に反射させ、これに
より、三次元表示装置521に表示される三次元立体像
を、各観察者(522〜526)が同時に観察すること
ができる。
【0033】視域分配装置527には、1つの角度だけ
に反射させることのできるホログラフィック光学素子
(528〜532)を複数枚重ね合わせたものを使用す
る。
【0034】各観察者(522〜526)の方向へ反射
できるように、各ホログラフィック光学素子(528〜
532)は、それぞれ反射方向の異なったものを使用
し、これにより、三次元表示装置521からの光線を各
観察者(522〜526)の方向へ分配する。本実施の
形態は、観察者が移動した場合あるいは複数人での視域
の拡大が可能である。
【0035】[実施の形態6]図14は、本発明の実施
の形態6の三次元表示システムの一例の概略構成を示す
図である。図14に示すシステムでは、三次元表示装置
601の前方に、三次元表示装置601からの光軸を複
数に時分割で分配するための視域分配装置607が配置
される。図14に示すシステムにあっては、視域分配装
置607により、三次元表示装置601からの光線を、
複数の観察者(602〜606)の方向へ時分割で屈折
させ、これにより、三次元表示装置601に表示される
三次元立体像を、各観察者(602〜606)が同時に
観察することができる。
【0036】視域分配装置607には、液晶とこれに接
して配置された光学素子からなる液晶偏向素子を用い
る。液晶偏向素子は、三次元表示装置601からの光線
を、人間の眼の残像時間内に高速に、観察者602から
観察者606の方向へ振り、分配する。
【0037】分配方法としては、高速に光線を振る途中
で、一人の観察者の方向に達した時には、一時その位置
で停止させ、また次の観察者の方向へ振ることを高速で
行う。これにより、三次元表示装置601に表示される
三次元立体像を、各観察者(602〜606)が同時に
観察することができる。
【0038】図15は、本発明の実施の形態6の三次元
表示システムの他の例の概略構成を示す図である。図1
5に示すシステムでは、三次元表示装置611の前方
に、三次元表示装置611からの光軸を複数に時分割で
分配・反射するための視域分配装置617および反射物
体618が配置される。図15に示すシステムにあって
は、視域分配装置617および反射物体618により、
三次元表示装置611からの光線を、複数の観察者(6
12〜616)の方向に反射させ、これにより、三次元
表示装置611に表示される三次元立体像を、各観察者
(612〜616)が同時に観察することができる。
【0039】視域分配装置617には、液晶とこれに接
して配置された光学素子からなる液晶偏向素子を使用
し、反射物体618には、ミラーなどの反射物を用い
る。液晶偏向素子と反射物体618とは、三次元表示装
置611からの光線を、人間の眼の残像時間内に高速
に、観察者612から観察者616の方向へ振り、分配
する。
【0040】分配方法としては、高速に光線を振る途中
で、一人の観察者の方向に達した時には、一時その位置
で停止させ、また次の観察者の方向へ振ることを高速で
行う。これにより、三次元表示装置611に表示される
三次元立体像を、各観察者(612〜616)が同時に
観察することができる。
【0041】図16は、本発明の実施の形態6の三次元
表示システムの他の例の概略構成を示す図である。図1
6に示すシステムでは、三次元表示装置621の前方
に、シャッター装置628と、三次元表示装置621か
らの光軸を複数に時分割で分配するための視域分配装置
627とが配置される。図16に示すシステムにあって
は、視域分配装置627により、三次元表示装置621
からの光線を、複数の観察者(622〜626)の方向
へ屈折させ、これにより、三次元表示装置621に表示
される三次元立体像を、各観察者(622〜626)が
同時に観察することができる。
【0042】視域分配装置627には、液晶とこれに接
して配置された光学素子からなる液晶偏向素子を使用す
る。液晶偏向素子は、三次元表示装置621からの光線
を、人間の眼の残像時間内に高速に、観察者622から
観察者626の方向へ振り、分配する。
【0043】視域分配装置627の屈折方向が、各観察
者(622〜626)の方向へ向くのと同期して、シャ
ッター装置628を動作させる。これにより、三次元表
示装置621に表示される三次元立体像を、各観察者
(622〜626)が同時に観察することができる。
【0044】図17は、本発明の実施の形態6の三次元
表示システムの他の例の概略構成を示す図である。図1
7に示すシステムでは、三次元表示装置631の前方
に、シャッター装置639と、三次元表示装置631か
らの光軸を複数に時分割で分配・反射するための視域分
配装置637および反射物体638が配置される。図1
7に示すシステムにあっては、視域分配装置637およ
び反射物体638により、三次元表示装置631からの
光線を、複数の観察者(632〜636)の方向に反射
させ、これにより、三次元表示装置631に表示される
三次元立体像を、各観察者(632〜636)が同時に
観察することができる。
【0045】視域分配装置637には、液晶とこれに接
して配置された光学素子からなる液晶偏向素子を使用
し、反射物体638には、ミラーなどの反射物を用い
る。液晶偏向素子と反射物体638とは、人間の眼の残
像時間内に高速に、三次元表示装置631からの光線を
観察者632から観察者636の方向へ振り、分配す
る。
【0046】視域分配装置637の屈折方向が、各観察
者(632〜636)の方向へ向くのと同期してシャッ
ター装置639を動作させる。これにより、三次元表示
装置631に表示される三次元立体像を、各観察者(6
32〜636)が同時に観察することができる。なお、
本実施の形態は、観察者が移動した場合の視域拡大の装
置として用いることも可能である。
【0047】[実施の形態7]図18は、本発明の実施
の形態7の三次元表示システムの一例の概略構成を示す
図である。図18に示すシステムでは、三次元表示装置
701の前方に、三次元表示装置701からの光軸を複
数に時分割で分配するための反射物体707が配置され
る。図18に示すシステムにあっては、反射物体707
により、三次元表示装置701からの光線を、複数の観
察者(702〜706)の方向へ時分割で反射/屈折さ
せ、これにより、三次元表示装置701に表示される三
次元立体像を、各観察者(702〜706)が同時に観
察することができる。
【0048】反射物体707には、ハーフミラー、全反
射ミラー、プリズムなどを使用する。反射物体707
は、人間の眼の残像時間内に高速に、三次元表示装置か
らの光線を、観察者702から観察者706の方向へ振
り、分配する。分配方法としては、高速に反射物体70
7を左右に往復させる方法、あるいは、一定の方向へ回
転させる方法がある。
【0049】光線を振る途中で、一人の観察者の方向に
達した時には、一時その位置で停止させ、また、次の観
察者の方向へ振ることを高速で行う。これにより、三次
元表示装置701に表示される三次元立体像を、各観察
者(702〜706)が同時に観察することができる。
【0050】図19は、本発明の実施の形態7の三次元
表示システムの他の例の概略構成を示す図である。図1
9に示すシステムでは、三次元表示装置711の前方
に、シャッター装置718と、三次元表示装置711か
らの光軸を複数に時分割で分配するための反射物体71
7とが配置される。図19に示すシステムにあっては、
反射物体717により、三次元表示装置711からの光
線を、複数の観察者(712〜716)の方向へ反射/
屈折させ、これにより、三次元表示装置711に表示さ
れる三次元立体像を、各観察者(712〜716)が同
時に観察することができる。
【0051】反射物体717には、ハーフミラー、全反
射ミラー、プリズムなどを使用する。反射物体717
は、人間の眼の残像時間内に高速に、三次元表示装置7
11からの光線を、観察者712から観察者716の方
向へ振り、分配する。分配方法としては、高速に反射物
体717を左右に往復させる方法、あるいは一定の方向
へ回転させる方法がある。
【0052】光線を振る途中で、反射/屈折方向が各観
察者(712〜716)の方向へ向くのと同期して、シ
ャッター装置718を動作させる。これにより、各観察
者(712〜716)は、三次元表示装置711に表示
される三次元立体像を同時に観察することができる。
【0053】なお、本実施の形態は、観察者が移動した
場合の視域拡大の装置として用いることも可能である。
また、本発明は、前記各実施の形態で説明した三次元表
示装置にのみに適用できるものではなく、一般的な三次
元表示装置あるいは立体表示装置において、狭い視域を
拡大する方法として適用することも可能である。以上、
本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基
づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更可能であることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明によれば、三次元表示装置あるいは立体表
示装置の視域を広げることが可能となる。 (2)本発明によれば、奥行き位置の異なる複数の表示
面に、表示対象物体の二次元像を表示対象物体の奥行き
位置に応じた輝度比で表示して、三次元立体像を生成す
る三次元表示装置において、前後の表示面に表示される
二次元像のズレを違和感のない程度に最小限にしたま
ま、視域を広げることが可能となる。 (3)本発明によれば、複数の観察者が同時に三次元立
体像を観察することが可能となる。 (4)本発明によれば、観察者が移動した場合にでも、
三次元立体像を観察することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の三次元表示システムの
一例の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の三次元表示システムの
他の例の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2の三次元表示システムの
一例の概略構成を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態2の三次元表示システムの
他の例の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態3の三次元表示システムの
一例の概略構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態3の三次元表示システムの
他の例の概略構成を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態4の三次元表示システムの
一例の概略構成を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態4の三次元表示システムの
他の例の概略構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態4の三次元表示システムで
使用されるプリズムアレイを説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態4の三次元表示システム
で使用されるミラーアレイを説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態4の三次元表示システム
で使用される回折格子アレイを説明するための図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態5の三次元表示システム
の一例の概略構成を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態5の三次元表示システム
の他の例の概略構成を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態6の三次元表示システム
の一例の概略構成を示す図である。
【図15】本発明の実施の形態6の三次元表示システム
の他の例の概略構成を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態6の三次元表示システム
の他の例の概略構成を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態6の三次元表示システム
の他の例の概略構成を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態7の三次元表示システム
の一例の概略構成を示す図である。
【図19】本発明の実施の形態7の三次元表示システム
の他の例の概略構成を示す図である。
【図20】従来の三次元表示装置の一例の概略構成を示
す図である。
【図21】従来の三次元表示装置の他の例の概略構成を
示す図である。
【図22】従来の三次元表示装置の他の例の概略構成を
示す図である。
【符号の説明】
101,111,301,401,411,501,5
21,601,611,621,631,701,71
1…三次元表示装置、102〜104,112〜11
4,203〜205,223〜225,302〜30
4,313〜315,402〜406,412〜41
6,502〜506,522〜526,602〜60
6,612〜616,622〜626,632〜63
6,702〜706,712〜716,807,100
1,1011…観察者、105〜107,115〜11
7,206〜211,226〜231,305〜30
7,316〜321,453,618,638,70
7,717…反射物体、118〜120,232〜23
4,1014…光学系、121,235,1002,1
003…像面、407,417,507,527,60
7,617,627,637…視域分配装置、421…
プリズムアレイ、422…プリズム、431…ミラーア
レイ、432…ミラー、441…回折格子アレイ、44
2,452…回折格子、508〜512,528〜53
2…ホログラフィック光学素子、628,639,71
8…シャッター装置、801,901…三次元物体、2
01,202,221,222,311,312…表示
装置、802,803…カメラ、804…映像信号変換
装置、805…二次元表示装置、806…液晶シャッタ
ー眼鏡、902…2次元像の集まり、903…体積型三
次元表示装置、904…三次元の再現像(三次元立体
像)、1004,1005,1012,1013…二次
元像、1006,1015…三次元立体像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上平 員丈 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5C061 AA06 AA29 AB11 AB14 AB16 AB24 5G435 AA01 BB12 CC11 FF02 FF03 FF05 GG03 GG04 GG08 GG09 HH09

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示対象物体を観察者の視線方向から投
    影した二次元像を、前記表示対象物体の奥行き位置に応
    じた輝度で表示する少なくとも2つの二次元表示装置
    と、 前記少なくとも2つの二次元表示装置に表示される二次
    元像の視域を複数の方向に分配する視域分配手段であっ
    て、前記少なくとも2つの二次元表示装置に表示される
    各二次元像を、前記観察者から見て異なる奥行き位置
    で、かつ、前記観察者の視線上で重なるように、前記観
    察者に対して提示して三次元像を生成する視域分配手段
    とを備えることを特徴とする三次元表示システム。
  2. 【請求項2】 三次元立体像を生成する三次元表示装置
    と、 前記三次元表示装置の視域を複数の方向に分配する視域
    分配手段とを備える三次元表示システムであって、 前記三次元表示装置は、奥行き位置の異なる少なくとも
    2つの表示面に、表示対象物体を観察者の視線方向から
    投影した二次元像を、前記観察者の視線上で重なるよう
    に表示する手段と、 前記少なくとも2つの表示面に表示される各二次元像の
    輝度を、前記表示対象物体の奥行き位置に応じて、各表
    示面毎に独立に変化させる手段とを有することを特徴と
    する三次元表示システム。
  3. 【請求項3】 前記視域分配手段は、視域の分配により
    視域を拡張することを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載の三次元表示システム。
  4. 【請求項4】 前記視域分配手段は、視域の分配により
    視域数を増加させることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の三次元表示システム。
  5. 【請求項5】 前記視域分配手段は、複数のハーフミラ
    ー、および複数のプリズムから成る光学部品の中の少な
    くとも2個以上の光学部品を含む光学系、あるいは複数
    のハーフミラー、および複数のプリズムから成る光学部
    品の中の少なくとも1個以上の光学部品と1つの全反射
    ミラーとを含む光学系を有し、 前記光学系により、前記少なくとも2つの二次元表示装
    置に表示される各二次元像を、前記観察者から見て異な
    る奥行き位置で、かつ、前記観察者の視線上で重なるよ
    うに、前記観察者に対して提示することを特徴とする請
    求項1、請求項3、または請求項4に記載の三次元表示
    システム。
  6. 【請求項6】 前記視域分配手段は、前記観察者に対し
    て、前記少なくとも2つの二次元表示装置の1つの二次
    元表示装置に表示される二次元像を、前記観察者から見
    て最も遠い奥行き位置に提示する第1の光学系と、 前記観察者に対して、前記1つの二次元表示装置以外の
    二次元表示装置に表示される二次元像を、前記観察者か
    ら見て最も遠い奥行き位置以外の位置に提示する第2の
    光学系とを有し、 前記第1の光学系は、反射波長帯域が異なる複数のダイ
    クロイックミラー、反射波長帯域が異なる複数のダイク
    ロイックプリズム、それぞれ異なる反射角または回折角
    を有する複数のホログラフィック光学素子、および単一
    の反射角あるいは単一の回折角を有する複数のホログラ
    フィック光学素子から成る光学部品の中の少なくとも2
    個以上の光学部品を含む光学系であり、 前記第2の光学系は、複数のハーフミラー、および複数
    のプリズムから成る光学部品の中の少なくとも2個以上
    の光学部品を含む光学系であることを特徴とする請求項
    1、請求項3、または請求項4に記載の三次元表示シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記視域分配手段は、複数のハーフミラ
    ー、および複数のプリズムから成る光学部品の中の少な
    くとも2個以上の光学部品を含む光学系、あるいは複数
    のハーフミラー、および複数のプリズムから成る光学部
    品の中の少なくとも1個以上の光学部品と1つの全反射
    ミラーとを含む光学系を有し、 前記光学系により、前記三次元表示装置からの光線を反
    射あるいは屈折させて、前記視域を分配することを特徴
    とする請求項2、請求項3、または請求項4に記載の三
    次元表示システム。
  8. 【請求項8】 前記視域分配手段は、反射波長帯域が異
    なる複数のダイクロイックミラー、および反射波長帯域
    が異なる複数のダイクロイックプリズムから成る光学部
    品の中の少なくとも2個以上の光学部品を含む光学系を
    有し、 前記光学系により、前記三次元表示装置からの光線を反
    射あるいは屈折させて、前記視域を分配することを特徴
    とする請求項2、請求項3、または請求項4に記載の三
    次元表示システム。
  9. 【請求項9】 前記視域分配手段は、それぞれ異なる反
    射角あるいは回折角を有する複数のホログラフィック光
    学素子、および単一の反射角あるいは回折角を有する複
    数のホログラフィック光学素子から成る光学部品の中の
    少なくとも2個以上の光学部品を含む光学系を有し、 前記光学系により、前記三次元表示装置からの光線を反
    射あるいは回折させて、前記視域を分配することを特徴
    とする請求項2、請求項3、または請求項4に記載の三
    次元表示システム。
  10. 【請求項10】 前記視域分配手段は、複数の反射角あ
    るいは回折角を有するホログラフィック光学素子を含
    み、 前記ホログラフィック光学素子により、前記三次元表示
    装置からの光線を反射あるいは回折させて、前記視域を
    分配することを特徴とする請求項2、請求項3、または
    請求項4に記載の三次元表示システム。
  11. 【請求項11】 前記視域分配手段は、屈折方向の異な
    る複数のプリズムを複数配列したプリズムアレイを含
    み、 前記プリズムアレイにより、前記三次元表示装置からの
    光線を屈折させて、前記視域を分配することを特徴とす
    る請求項2、請求項3、または請求項4に記載の三次元
    表示システム。
  12. 【請求項12】 前記視域分配手段は、反射方向の異な
    る複数のミラーを複数配列したミラーアレイを含み、 前記ミラーアレイにより、前記三次元表示装置からの光
    線を反射させて、前記視域を分配することを特徴とする
    請求項2、請求項3、または請求項4に記載の三次元表
    示システム。
  13. 【請求項13】 前記視域分配手段は、回折角の異なる
    複数の回折格子を複数配列した回折格子アレイを含み、 前記回折格子アレイにより、前記三次元表示装置からの
    光線を屈折あるいは反射させて、前記視域を分配するこ
    とを特徴とする請求項2、請求項3、または請求項4に
    記載の三次元表示システム。
  14. 【請求項14】 前記視域分配手段は、液晶と前記液晶
    に接して配置される光学素子とからなる液晶偏向素子を
    含み、 前記液晶偏向素子により、前記三次元表示装置からの光
    線を時分割で屈折あるいは反射させ、前記視域を分配す
    ることを特徴とする請求項2、請求項3、または請求項
    4に記載の三次元表示システム。
  15. 【請求項15】 前記視域分配手段は、液晶と前記液晶
    に接して配置される光学素子とからなる液晶偏向素子
    と、 前記三次元表示装置と前記液晶偏向素子との間に設けら
    れるシャッター装置とを有し、 前記液晶偏向素子により、前記三次元表示装置からの光
    線を時分割で屈折あるいは反射させ、かつ、前記シャッ
    ター装置を前記液晶偏向素子と同期させて、前記視域を
    分配することを特徴とする請求項2、請求項3、または
    請求項4に記載の三次元表示システム。
  16. 【請求項16】 前記視域分配手段は、ハーフミラー、
    全反射ミラー、プリズム、あるいはそれらの組み合わせ
    を含む光学系で、移動可能な光学系を有し、 前記光学系のステップ動作により、前記三次元表示装置
    からの光線を時分割で反射あるいは屈折させて、前記視
    域を分配することを特徴とする請求項2、請求項3、ま
    たは請求項4に記載の三次元表示システム。
  17. 【請求項17】 前記視域分配手段は、ハーフミラー、
    全反射ミラー、プリズム、あるいはそれらの組み合わせ
    を含む光学系で、移動可能な光学系と、 前記三次元表示装置と前記光学系との間に設けられるシ
    ャッター装置とを有し、 前記光学系の移動により、前記三次元表示装置からの光
    線を時分割で反射あるいは屈折させ、かつ、前記シャッ
    ター装置を前記光学系と同期させて、前記視域を分配す
    ることを特徴とする請求項2、請求項3、または請求項
    4に記載の三次元表示システム。
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