JP2000332759A - Atm網システムのvp帯域割当管理方法 - Google Patents

Atm網システムのvp帯域割当管理方法

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JP2000332759A
JP2000332759A JP13525699A JP13525699A JP2000332759A JP 2000332759 A JP2000332759 A JP 2000332759A JP 13525699 A JP13525699 A JP 13525699A JP 13525699 A JP13525699 A JP 13525699A JP 2000332759 A JP2000332759 A JP 2000332759A
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atm
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JP13525699A
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Noboru Yamamichi
昇 山道
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 VPの契約が簡単にでき、リソースの無駄を無
くし、網側の管理を簡素化できるATM 網システムのVP帯
域割当管理方法の提供。 【解決手段】 ATM伝送装置4は帯域情報を記憶装置
204 に記憶される帯域管理テーブルのトラヒックタイプ
のうちの伝送路に対する帯域及びセル損失の保証を行な
ったクラス1〜3のトラヒックタイプに対する情報を記
憶する記憶領域の中の伝送速度を示す記憶領域に記憶
し、帯域情報をテーブルのトラヒックタイプのうちの統
計多重効果を狙ったクラス4のトラヒックタイプに対す
る情報を記憶する記憶領域の中の統計多重効果を狙った
帯域を示す記憶領域に記憶し、装置4は記憶された情報
を越えない帯域の割当及び管理を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はATM (Asynchronous
Transfer Mode:非同期転送モード)網システムのVP
(Virtual Path:バーチャル・パス)帯域割当管理方法
に係り、とくにATM網システムのオペレーションシステ
ム装置からの情報に基づいてATM 網システムのATM 伝送
装置が伝送路の帯域(リソース)を確保し、この確保し
た帯域を効率的に割り当てるVP帯域割当管理方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ATMセルが伝送される広帯域ディジタル
統合サービス網(B-ISDN)つまりATM網ではATM 伝送装
置(ATM 交換機やATM クロスコネクト装置)が使用され
る。
【0003】図15には従来のATM 伝送装置700 の機能ブ
ロックの一例が示されている。このATM 伝送装置700
は、入力回線インタフェース部702-1 〜702-n、ATM スイ
ッチ部704、出力バッファ・メモリ部708-1 を含む出力回
線インタフェース部706-1 〜出力バッファ・メモリ部70
8-n を含む出力回線インタフェース部706-n および上記
各部を制御する制御部710 から構成されている。
【0004】図15の動作を説明する。
【0005】入力伝送路712-1 〜712-n 上に現われた通
信相手の宛先、送信情報の帯域特性を表わすATM セルの
平均送出レートおよびピークレート、ならびにその品質
(セル損失、セル遅延)などの各ユーザからの申告値P
は、入力回線インタフェース部702-1 〜702-n の入力71
2-1 〜712-n に入力される。これら入力した申告値P
は、制御部710 内のコネクション受付制御部に送られ
る。
【0006】制御部710 内のコネクション受付制御部
は、各々申告値Pと制御部710 内のリソース制御部にて
管理される現在の使用状況を比較し、その送信情報の帯
域特性が網に受け入れられるものであればそのユーザに
許可OKを出す。
【0007】コネクション受付制御部はまた、許可OKを
出した帯域特性値を制御部710 内の使用量パラメータ制
御部に送る。使用量パラメータ制御部は、受けた帯域特
性値に基づくモニタパラメータを生成し、入力回線イン
タフェース部702-1 〜702-nに送る。これにより、入力
回線インタフェース部702-1 〜702-n 内の流量監視部に
は、このモニタパラメータが設定される。
【0008】許可OKを受けたユーザは、自端末にて組み
立てたATM セルをそれぞれの流量監視部を介してATM ス
イッチ部704 に送る。この場合、これら流量監視部は、
端末から送られてくるATM セルをモニタし、これらATM
セルがユーザの申告値Pに基づくパラメータに違反して
いるか否かを検出しつつ、ATM セルをATM スイッチ部70
4 に転送する。この場合、違反したセルつまり違反セル
は、それら流量監視部にて、たとえば、ヘッダに違反セ
ルを示すタグが付されてATM スイッチ部704 に送られる
か、あるいは廃棄される。
【0009】ATM スイッチ部704 内のセルフ・ルーティ
ング・スイッチは、入力するATM セルのヘッダの情報を
もとに、宛先の出力伝送路にルーティングする。ルーテ
ィングされたATM セルは、出力回線インタフェース部70
6-1 〜706-n 内の出力バッファメモリ部708-1 〜708-n
内のバッファメモリに送られる。ルーティングを行なう
情報には、VCI (Virtual Channel Identifier:仮想チャ
ネル識別子)およびVPI (Virtual Path Identifier: 仮
想パス識別子)がある。
【0010】以上はユーザの必要のつど接続するSVC サ
ービスであるSVC (Switched Virtual Channel:交換型V
C) 契約における動作であるが、この他にユーザがVP (V
irtual Path :仮想パス)の番号を契約時に網側とあら
かじめ決めておくATM 専用サービス(VP 専用サービス)
であって固定接続型仮想パスコネクション(VPC) を行な
うVP契約もある。
【0011】VP契約の場合は、ユーザ端末から入力回線
インタフェース部702-1 〜702-n に送られるATM セルの
ヘッダのVCI およびVPI には、あらかじめ網側で指定し
た値が挿入される。ATM スイッチ部704 は、挿入された
VCI 値を一切関知せず、VPI値に基づく出力伝送路にATM
セルを出力するつまりVPクロスコネクトする。
【0012】出力バッファメモリ部708-1 〜708-n 内の
バッファメモリに蓄積されたATM セルは、一定値つまり
出力伝送路714-1 〜714-n の伝送容量値を越えない速度
で読み出される。このような読み出し制御は、制御部71
0 からの制御信号により行なわれる。つまり出力バッフ
ァメモリ部708-1 〜708-n は、シェーピング機能を有す
る。
【0013】この出力バッファメモリ部708-1 〜708-n
内の各バッファメモリについてさらに詳述すると、各バ
ッファメモリは、各々出力伝送路714-1 〜714-n におけ
るVP単位に対応するトラヒックタイプ別に割り当てられ
る。またVPに含まれるVC(Virtual Channel :バーチャ
ル・チャネル)のトラヒックタイプもそれに準ずるもの
である。
【0014】上記トラヒックタイプには、CBR (Constan
t Bit Rate: 固定速度)、VBR (Virtual Bit Rate:可変速
度)、UBR (Unspecified Bit Rate:速度指定なし) および
ABR(Available Bit Rate:利用可能な速度) などがあ
り、上記VBR はRT-VBR (Real Time VBR:リアルタイムVB
R)とNRT-VBR (Non Real Time VBR: 非リアルタイムVBR)
とに分割される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述したように各出力
伝送路におけるVP毎に1つのトラヒックタイプが割り当
てられる方式のものは、ユーザがいくつかのトラヒック
タイプを要求した場合には、要求したトラヒックタイプ
別にVPを網側と契約する必要がある。このことは契約を
煩雑にさせるとともに、VPやVCといったネットワークリ
ソースの使用上においても無駄を生じさせるという問題
があった。
【0016】また1つのVPに複数のトラヒックタイプが
混在収容される場合は、ユーザ側ではトラヒックタイプ
毎にVPの契約が必要であること、およびATM 伝送装置側
では複数VP(トラヒックタイプ毎)の管理情報が必要で
あった。このことはやはり契約を煩雑にさせるととも
に、ATM 伝送装置側の管理を煩雑にさせるという問題も
あった。
【0017】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、VPの契約が簡単にでき、ネットワークリソースの使
用上においても無駄をなくすことができ、網側の管理を
簡素化できるATM 網システムのVP帯域割当管理方法を提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、オペレーションシステム装置と非同期転
送モード(ATM) 伝送装置とからなり、このATM 伝送装置
の出力に収容される1つの伝送路上で固定接続型仮想パ
スコネクション(VPC) と交換型仮想チャネルコネクショ
ン(SVC) とが混在するコネクションによるATM セルの多
重化を許容するATM 網システムの仮想パス(VP)帯域割当
管理方法において、(1) 1つの伝送路に帯域を割り当て
るためにオペレーションシステム装置がこの伝送路に収
容され使用される使用仮想パス(VP)と、この使用VPにて
使用されるトラヒックタイプと、このトラヒックタイプ
の帯域とを含む第1の帯域情報を形成し、この形成した
第1の帯域情報をATM 伝送装置に通知する工程と、(2)
この工程(1) にて形成された第1の帯域情報に含まれる
トラヒックタイプとこのトラヒックタイプの帯域に基づ
いてオペレーションシステム装置が伝送路に対する帯域
およびATM セルのセル損失の保証を行なった第2の帯域
情報とこの伝送路に対する統計多重効果を狙った第3の
帯域情報とを形成し、この形成した第2および第3の帯
域情報をATM伝送装置に通知する工程と、(3) この工程
(2) にて通知された第2の帯域情報をATM 伝送装置がこ
のATM 伝送装置の記憶装置に記憶される帯域管理テーブ
ルのトラヒックタイプのうちの伝送路に対する帯域およ
びATM セルのセル損失の保証を行なった第1のクラスの
トラヒックタイプに対する情報を記憶する第1の記憶領
域の中の伝送路の伝送速度を示す記憶領域に記憶し、こ
の工程(2) により通知された第3の帯域情報をこの帯域
管理テーブルのトラヒックタイプのうちの統計多重効果
を狙った第2のクラスのトラヒックタイプに対する情報
を記憶する第2の記憶領域の中の統計多重効果を狙った
帯域を示す記憶領域に記憶する工程とを有することを特
徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるVP帯域割当管理方法の実施例を詳細に説明する。
【0020】図14には本発明によるVP帯域割当管理方法
の適用されるATM 網システムの一例が示されている。図
14のシステムはオペレーションシステム(OpS) 装置2お
よびATM 伝送装置4から構成され、オペレーションシス
テム装置2とATM 伝送装置4は接続線10で接続され、AT
M 伝送装置4の入力側の入力伝送路12-1〜12-nおよび出
力側の出力伝送路14-1〜14-nにはユーザ側の端末装置ま
たは網側の他のATM 伝送装置が接続されている。ATM 伝
送装置4は入力伝送路12-1〜12-nから入力したATM セル
を、これに設定される情報に基づいて出力伝送路14-1〜
14-nに出力する装置である。
【0021】図1にはATM 伝送装置4の機能ブロックの
第1の実施例が示されている。図1のATM 伝送装置4は
CPU 202 および記憶装置204 からなる制御部200、オペレ
ーションシステム装置インタフェース206、通話路装置イ
ンタフェース208、通信制御装置インタフェース210、入力
回線インタフェース部212-1 〜212-n、ATM スイッチ部21
4 および出力回線インタフェース部216-1 〜216-n から
構成されている。
【0022】図1を参照すると、入力伝送路12-1〜12-n
は入力回線インタフェース部212-1〜212-n の入力と接
続され、出力伝送路14-1〜14-nは出力回線インタフェー
ス部216-1 〜216-n の出力と接続され、制御部200 はバ
スを介してオペレーションシステム装置インタフェース
206、通話路装置インタフェース208 および通信制御装置
インタフェース210 に接続され、オペレーションシステ
ム装置インタフェース206 は接続線10を介してオペレー
ションシステム装置2と接続され、通話路装置インタフ
ェース208 は入力回線インタフェース部212-1 〜212-n
およびATM スイッチ部214 と接続され、通信制御装置イ
ンタフェース210 は接続線16-1〜16-nを介して、出力回
線インタフェース部216-1 〜216-n と接続されている。
【0023】CPU 202 は本発明の機能の実行およびソフ
トウェア(プログラム)を動作させるための処理装置で
ある。CPU 202 はまた、計算機の機能なども備えてい
る。記憶装置204 にはプログラム、データおよび実行中
のプログラムの中間結果が格納される。
【0024】記憶装置204 にはCPU 202 が実行する図2
に示すようなプログラム230 が記憶されている。プログ
ラム230 はATM 伝送装置4内の全回線インタフェース部
の帯域(リソース)の管理を行なう帯域制御プログラム
232、オペレーションシステム装置インタフェース206 と
の間でデータの送受信を行なうオペレーションシステム
装置間送受信部234 、通話路装置インタフェース208 と
の間でデータの送受信を行なう通話路装置間送受信部23
6 、通信制御装置インタフェース210 との間で送受信動
作するための通信制御装置間送受信部238 、ATM 伝送装
置4内で発生する各警報情報を監視する警報プログラム
240 およびその他各種のアプリケーションプログラム24
2 から構成されている。
【0025】帯域制御プログラム232 は、オペレーショ
ンシステム装置2からのコマンドつまり要求メッセージ
を受信する機能と、オペレーションシステム装置2へこ
の要求に対する応答メッセージ(処理結果の通知)の送
信を行なう機能を有する。
【0026】コマンドには出力回線インタフェース部21
6-1 〜216-n に割り当てられる帯域を指定するために、
使用VPと、この使用VPで使用されるトラヒックタイプ
と、このトラヒックタイプ別の帯域とを含むコマンドが
ある。
【0027】また、コマンドには上述した出力回線イン
タフェース部216-1 〜216-n に割り当てられる帯域情報
に基づく伝送路の統計多重効果を狙った帯域情報(CLS4
の箇所) と、伝送路の帯域や品質を保証する帯域情報(C
LS1 〜3 の箇所) とを含むコマンドがある。
【0028】コマンドにはまた、ユーザがVPを契約する
時のトラヒックタイプと、このトラヒックタイプ別の帯
域とを含むコマンドがある。
【0029】帯域制御プログラム232 はまた、オペレー
ションシステム装置2からのコマンドに基づいて記憶装
置204 に帯域管理テーブルを形成する機能と、この形成
した帯域管理テーブルに基づいてリソースの割り当てお
よび管理を行なう機能とを有する。帯域制御プログラム
232 はまた、レイヤ3プロトコル制御および呼処理を行
なうためのSVC 呼処理機能も有する。
【0030】オペレーションシステム装置間送受信部23
4 は、オペレーションシステム装置2との間のデータの
送受信制御を行なう。通話路装置間送受信部236 は、通
話路装置(入力回線インタフェース部212-1 〜212-n お
よびATM スイッチ部214)との間のデータの送受信制御を
行なう。通信制御装置間送受信部238 は、通信制御装置
(出力回線インタフェース部216-1 〜216-n )との間で
データの送受信制御を行なう。
【0031】図1に戻って、オペレーションシステム装
置インタフェース206 は、オペレーションシステム装置
2との間でデータのやりとりを行なう機能を有するイン
タフェースであり、通話路装置インタフェース208 は、
入力回線インタフェース部212-1 〜212-n およびATM ス
イッチ部214 との間でデータのやりとりを行なう機能を
有するインタフェースであり、通信制御装置インタフェ
ース210 は、出力回線インタフェース部216-1 〜216-n
との間でデータのやりとりを行なう機能を有するインタ
フェースである。
【0032】入力回線インタフェース部212-1 〜212-n
およびATM スイッチ部214 の基本動作は、上述した従来
の入力回線インタフェース部702-1 〜702-n およびATM
スイッチ部704 の基本動作と同じなので、それら動作の
説明は省略する。
【0033】図3には出力回線インタフェース部216-1
〜216-n の機能ブロックの一例が示されている。同図に
示すように、出力回線インタフェース部216-1 〜216-n
は接続線16-1〜16-nおよび通信制御装置インタフェース
210 を通して制御部200 との間でデータのやりとりを行
なうインタフェース機能を有する制御部インタフェース
260、制御部262、シェーパ制御部268 およびシェーパ部28
0 からなる。シェーパ部280 は多重分離部282、セル転送
部284-1 〜284-n および多重化部296 から構成されてい
る。
【0034】図3を参照すると、制御部262 は制御部イ
ンタフェース260 およびシェーパ制御部268 と接続さ
れ、シェーパ制御部268 はシェーパ部280 と接続されて
いる。シェーパ部280 の多重分離部282 の入力はATM ス
イッチ部214 の出力ポート18-1〜18-nのうちの対応する
出力ポートと接続され、セル転送部284-1 〜284-n の各
々入力は多重分離部282 の出力ポート20-1〜20-nのうち
の対応する出力ポートと接続され、セル転送部284-1 〜
284-n の各々出力は多重化部296 の対応する入力と接続
され、多重化部296 の出力は出力伝送路14-1〜14-nのう
ちの対応する出力伝送路と接続されている。
【0035】制御部262 はCPU 264 および記憶装置266
から構成されている。CPU 264 は本発明による出力回線
インタフェース部の機能の実行およびソフトウェア(プ
ログラム)を動作させるための処理装置である。記憶装
置266 にはプログラム、データおよび実行中のプログラ
ムの中間結果が格納される。
【0036】記憶装置266 にはCPU 264 が実行する図4
に示すようなプログラム300 が記憶されている。プログ
ラム300 は、制御プログラム302、回線インタフェース部
内で発生した廃棄セル数や通過セル数などの計数を行な
う性能監視プログラム310 およびその他各種のアプリケ
ーションプログラム312 から構成されている。
【0037】制御プログラム302 は制御部間送受信部30
4 およびシェーパ制御部間送受信部306 から構成され、
制御部間送受信部304 は、制御部インタフェース260 と
の間のデータの送受信制御を行なう。シェーパ制御部間
送受信部306 は、シェーパ制御部268 との間のデータの
送受信制御を行なう。シェーパ制御部268 は、制御部26
2 との間でやりとりされたデータに基づいてシェーパ部
280 を制御する。これによりシェーパ部280 においてト
ラヒックタイプ毎のATM セルの優先度に応じてセルの流
量が制御される。
【0038】図3に戻って、シェーパ制御部268 は、制
御部262 およびシェーパ部280 からのデータに基づいて
シェーパ部280 を制御する制御部である。
【0039】シェーパ制御部268 により制御されるシェ
ーパ部280 の多重分離部282 の入力にはATM スイッチ部
214 の出力ポート18-1〜18-nのうちの対応する出力ポー
トからATM セルが送られてくる。この場合、送られてく
るATM セルの中にはヘッダ値の異なるATM セルが含まれ
る。詳細には、ATM セルのヘッダに含まれるVPI 値の異
なるATM セルが複数含まれている。
【0040】多重分離部282 は、多重化され入力される
VPI 値の異なる複数のATM セルを同じVPI 値を持つATM
セル別に分離し出力する。具体的には、多重分離部282
の出力20-1からはVPI 値がたとえば「0」のATM セルが
出力され、また出力20-2からはVPI 値がたとえば「1」
のATM セルが出力され、出力20-nからはVPI 値がたとえ
ば「n」のATM セルが出力される。ここで、VPI 値が
「0」の場合のVPをVP#0と表わし、同様にVPI 値が
「1」の場合のVPをVP#1と表わす。
【0041】つまり出力20-1〜20-nからは、VPコネクシ
ョン毎(コネクション群20-1、・・・、コネクション群20-
n)のATM セルが出力される。出力20-1〜20-nは、セル
転送部284-1 〜284-n の多重分離部286 と接続されてい
る。
【0042】セル転送部284-1 〜284-n は複数のトラヒ
ックタイプ別のセル流の送出のスケジューリングを行な
う機能部であり、これらセル転送部284-1 〜284-n では
到着したATM セルをセルの属するトラヒックタイプ別の
セル流毎に分離し、それぞれ異なるバッファ部(待ち
Q)288-1 〜288-n に一時記憶し、転送処理部290 にて
各セル流にて割り当てられている優先度をもとに、転送
すべきATM セルの属する待ちQを選択し、それに記憶さ
れるATM セルを読み出し送出するものである。
【0043】多重分離部286 は、入力したATM セルをク
ラス別に基づくトラヒックタイプ別に分離する回路であ
る。この例では、クラスとトラヒックタイプの関係につ
いては図5のようになっている。同図からわかるよう
に、たとえば、RTMC-VP (RealTime Management Coordin
ation-VP)信号、BCC-VP (Bearer Connection Control-V
P) 信号、シグナリングVP信号およびユーザ信号であるV
P/VC におけるCBR 信号については、重要度が最も高い
ので最も優先度の高いクラス1(CLS1)が割り当てられ、
ユーザ信号であるVP/VC におけるRT-VBR信号について
は、次に優先度が高いのでクラス2(CLS2)が割り当てら
れ、ユーザ信号であるVP/VC におけるNRT-VBR 信号およ
びABR 信号についてはRT-VBR信号の次なのでクラス3(C
LS3)が割り当てられ、ユーザ信号であるVP/VC における
UBR 信号については NRT-VBR信号およびABR 信号の次な
のでクラス4(CLS4)が割り当てられている。
【0044】また図5からわかるように、クラス1およ
びクラス2については品質としてセル損失および遅延が
保証され、クラス3についてはセル損失は保証され、遅
延は非保証であり、クラス4についてはセル損失および
遅延が非保証である。
【0045】以上からわかるように、多重分離部286 の
出力22-1からはたとえばクラス1のユーザ信号であるVP
/VC におけるトラヒックタイプがCBR 信号であるATM セ
ルが出力され、また出力22-2からはたとえばクラス3の
ユーザ信号であるVP/VC におけるトラヒックタイプがNR
T-VBR 信号であるATM セルが出力され、出力22-nからは
同クラス3のユーザ信号であるVP/VC におけるトラヒッ
クタイプがABR 信号であるATM セルが出力される。この
ようにクラス(優先度)順にトラヒックタイプ別に分離
され出力される。また上記からわかるように、同じクラ
スの場合、信号の性質などから上下を決めてよく、この
例ではNRT-VBR 信号の方がABR 信号より上に位置付けら
れている。
【0046】多重分離部286 の出力22-1〜22-nはバッフ
ァ部(待ちQ)288-1 〜288-n の入力に接続されてい
る。待ちQ288-1 〜288-n はトラヒックタイプ別に構成
され、待ちQのうち最も優先度の高いクラス1の待ちQ
288-1 から最も優先度の低いクラスの待ちQ288-n によ
り構成される。したがって待ちQ288-1 〜288-n の各々
には同じトラヒックタイプのATM セルのデータが一時記
憶される。
【0047】待ちQ288-1 〜288-n に接続される転送処
理部290 は、上述したように、各セル流にて割り当てら
れている優先度をもとに、転送すべきATM セルの属する
待ちQを選択し、それに記憶されるATM セルを読み出し
送出するものである。
【0048】優先度に基づくセル転送は、この例では待
ちQに到着する時間に関係なく優先度の高いセル流に属
するATM セルから転送するものである。また、このよう
な優先制御にさらに優先度の低いセル流に対する品質保
証を行なうための制御を加えた優先制御でもよい。この
例では、待ちQの優先度(CLS-1〜CLS4) に関しては図5
に示すようなマッピングテーブルにて制御部262 の記憶
装置266 に記憶され管理されているものが転送処理部29
0 において使用される。なお、図5に示すようなマッピ
ングテーブルは、オペレーションシステム装置2から送
られてくる情報に基づいて形成されたものである。
【0049】セル転送部284-1 〜284-n における転送処
理部290 からのATM セルは多重化部296 に送られる。多
重化部296 はセル転送部284-1 〜284-n における転送処
理部290 から送られるATM セルを多重化して出力14-1〜
14-nに出力する。
【0050】次に、以上のように構成されたATM 網シス
テムにおけるATM 伝送装置4の帯域制御プログラム232
が保持する帯域管理テーブル530 について説明する。
【0051】帯域管理テーブル530 を説明する前に、本
発明によるリソース分割の方法について図6および図7
を用いて説明する。
【0052】図6における実際の伝送路(物理レイヤ)
の伝送速度400 は上記コマンドによる帯域や品質を保証
する帯域情報による伝送帯域であり、また、統計多重効
果を狙ったCLS4帯域410 は上記コマンドによる統計多重
効果を狙った帯域情報による帯域である。そして、図6
では伝送速度400 とCLS4帯域410 を加えてなる割当可能
帯域402 を形成している。
【0053】伝送速度400 および統計多重効果を狙った
帯域410 は上述した出力回線インタフェース部216-1 〜
216-n に割り当てられる帯域情報すなわち使用VPと、こ
の使用VPで使用されるトラヒックタイプと、このトラヒ
ックタイプ別の帯域とを含む情報に基づくものである。
【0054】詳細には、伝送速度400 は、出力回線イン
タフェース部216-1 〜216-n に割り当てられる帯域情報
のうちクラス1〜3対応のトラヒックタイプの帯域に基
づくものであり、また統計多重効果を狙った帯域410
は、出力回線インタフェース部216-1 〜216-n に割り当
てられる帯域情報のうちクラス4対応のトラヒックタイ
プの帯域に基づくものである。
【0055】したがって、図6の伝送速度400 はクラス
1(CLS1)、クラス2(CLS2)およびクラス3(CLS3)対応の
帯域404、帯域406 および帯域408 に分割される。
【0056】これにより、伝送路の統計多重効果を狙っ
たクラス4対応の情報および帯域や品質の保証を行なう
クラス1〜3対応の情報が回線毎に管理される。このた
め実際の帯域を越えての割り付けを可能する。
【0057】図6に示す実際の伝送路(STM-1/4/16 な
ど)は複数のVPで構成されている。この複数の各VPのク
ラス1(CLS1)、クラス2(CLS2)、クラス3(CLS3)および
クラス4(CLS4)における帯域は、それぞれクラス対応の
帯域404、帯域406、帯域408 および帯域410 に割り付けら
れる。この割り付けにおいては、その帯域を越えないよ
うに行なわれ管理される。また、図6には各ユーザによ
り契約時にハントしたものの帯域の割り付けによる積み
上げも示されている。
【0058】図7はVPの契約の中で複数のトラヒックタ
イプが指定された場合に、そのVPの各トラヒックタイプ
の帯域422 〜428 の範囲内でそれら帯域の割り付けを行
なうとともに、帯域420 の管理を行なうことを示す図で
ある。図7には各ユーザによるSVC 時にハントしたもの
の帯域の割り付けによる積み上げも示されている。
【0059】以上のデータは、後に詳述する図8に示す
構成の帯域管理テーブル530 にて管理される。帯域管理
テーブル530 について簡単に説明すると、帯域管理テー
ブル530 は統計多重効果を狙った帯域(CLS4の箇所)お
よび帯域や品質を保証する帯域(CLS1〜3 の箇所)を管
理し、かつこれら帯域の中で契約された分の合計値を管
理し、かつそれぞれ帯域のVP毎の契約値を管理する。
【0060】帯域管理テーブル530 はまた、SVC による
呼毎に変化する帯域も管理する。なお、この場合、前に
少し触れたように、SVC により指示されるトラヒックタ
イプ(CBR、RT-VBR、NRT-VBR、UBR、ABR)とATM 伝送装置4の
出力回線インタフェース部内のバッファの優先度(CLS1
〜4)は、図5のマッピングテーブルのように対応付けら
れ管理される。
【0061】続いて、図8を用い帯域管理テーブル530
について詳述する。帯域管理テーブル530 はATM 伝送装
置4の記憶装置204 に記憶される。帯域管理テーブル53
0 は記憶領域532 〜542 から構成されている。この記憶
装置204 に記憶される帯域管理テーブル530 の記憶領域
532 〜542 以外の記憶領域に、上述した出力回線インタ
フェース部216-1 〜216-n に割り当てられる帯域情報つ
まり使用VPと、この使用VPで使用されるトラヒックタイ
プと、このトラヒックタイプ別の帯域とを含む情報が記
憶されていてよい。
【0062】記憶領域532 にはATM 伝送装置4内の回線
インタフェース識別番号が記憶される。この識別番号に
より上述した実際の伝送路(物理レイヤ)が特定され
る。
【0063】記憶領域534 には記憶領域532 で指定され
た回線インタフェース内のVP識別番号(VPI)、「合計」の
文字情報および「契約最大値」の文字情報が記憶され
る。この場合、VP識別番号(VPI) は記憶領域532 〜542
以外の記憶領域に記憶される使用VPに基づくものでよ
い。記憶領域536 には記憶領域534 で指定されたVP毎の
契約種別が記憶される。この契約種別にはVP契約および
SVC 契約などがある。
【0064】記憶領域538 には記憶領域536 で指定され
た契約種別毎(VP毎)のクラス1〜3および(または)
クラス4の契約帯域と、記憶領域534 で指定された「合
計」に対応する記憶領域532 で指定された回線インタフ
ェース内でのクラス1〜3およびクラス4の契約帯域の
現在の合計値と、記憶領域534 にて指定された「契約最
大値」に対応する記憶領域532 で指定された回線インタ
フェース内でのクラス1〜3およびクラス4に割り当て
可能な契約最大帯域値とが記憶される。
【0065】この場合、クラス1〜3における割り当て
可能な契約最大帯域値とは、上述したコマンドによる帯
域や品質を保証する帯域情報が記憶され、またクラス4
に割り当て可能な契約最大帯域値には伝送路の統計多重
効果を狙った帯域情報が記憶される。
【0066】記憶領域540 には、記憶領域538 で指定さ
れたクラス1〜3および(または)クラス4にて使用さ
れているVC識別番号(VCI) と、このVCI で使用されてい
るトラヒックタイプと、このトラヒックタイプの利用帯
域とが記憶される。
【0067】記憶領域542 には記憶領域534 で指定され
たVP識別番号におけるコネクションに基づくコネクショ
ン群識別番号および記憶領域538 で指定されたクラス1
〜3および(または)クラス4の契約帯域の重みが記憶
される。なお、重みに関しては、ATM 伝送装置4の第2
の実施例において適用されるので、第2の実施例におい
て詳述する。
【0068】ところで、たとえば図7に示すVP識別番号
#0が、図8に示す「回線インタフェース識別番号=#
1、VP識別番号#0」であったとすると、図7に示すク
ラス1〜3の契約帯域422 〜426 の合計値は、図8に示
すテーブル530 の1番目の記録の記憶領域536 が示すSV
C 契約における記憶領域538 が示す32.064Mbit/s(公称
32Mbit/s)であり、図7に示すクラス4の契約帯域428
は、図8に示すテーブル530 の1番目の記録の記憶領域
536 が示すSVC 契約における記憶領域538 が示す1.544M
bit/s (公称1.5Mbit/s )であることがわかる。
【0069】また、たとえば図6に示す伝送路のクラス
1〜3の伝送帯域400 は図8に示すテーブル530 の記憶
領域538 が示す155.52Mbit/s(公称150Mbit/s )に対応
し、図6に示す伝送路のクラス4の帯域410 は、図8に
示すテーブル530 の記憶領域538 が示す60Mbit/sに対応
していることがわかる。
【0070】以上からわかるように、この帯域管理テー
ブル530 により、統計多重効果を狙ってクラス4(CLS4)
の帯域410 と帯域や品質を保証したクラス1〜3(CLS1
〜3)の合計による帯域400 とを管理し、またこれら帯域
の契約された分の現在の合計値をそれぞれ管理し、さら
にこれら帯域のそれぞれVP毎の契約値を管理する。また
SVC による呼毎に変化する帯域も帯域管理テーブル530
上で管理する。
【0071】次に、図1〜図10および図14を参照しなが
ら本発明によるATM 網システムの第1の実施例による帯
域管理テーブル530 の形成動作を説明する。
【0072】まずオペレーションシステム装置2は、AT
M 伝送装置4の帯域制御プログラム232 へたとえば出力
回線インタフェース部216-1 に割り当てられる帯域を指
定するために、使用VPと、この使用VPで使用されるトラ
ヒックタイプと、このトラヒックタイプ別の帯域とを含
むコマンドを送る。帯域制御プログラム232 は送られて
きたコマンドによる情報を記憶装置204 に一旦記憶す
る。
【0073】帯域制御プログラム232 は次に、出力回線
インタフェース部216-1 の出力に接続される出力伝送路
14-1の識別番号すなわち回線インタフェース識別番号を
形成して記憶領域532 の所定の位置に記憶し、出力伝送
路14-1に収容される上述のコマンドによる使用VPの識別
番号を記憶領域534 の所定の位置に記憶し、「合計」お
よび「契約最大値」の文字情報を形成して記憶領域534
の所定の位置に記憶する。
【0074】続いてオペレーションシステム装置2は帯
域制御プログラム232 へ出力回線インタフェース部216-
1 対応の統計多重効果を狙った帯域情報と、帯域や品質
を保証する帯域情報とを含むコマンドを送る。帯域制御
プログラム232 は送られてきた帯域や品質を保証する帯
域情報を記憶領域538 のCLS1〜3 における所定の位置に
記憶し、また統計多重効果を狙った帯域情報を記憶領域
538 のCLS4における所定の位置に記憶する。
【0075】帯域制御プログラム232 は続いて、ユーザ
によるVPの契約前なので、現在のクラス1〜3およびク
ラス4の合計値つまり「0」 の値を示す情報を記憶領域53
8 のCLS1〜3 およびCLS4における所定の位置に記憶す
る。
【0076】以上の終了により、ユーザはVPの契約を行
なう。この場合、VP単位に使用する帯域をトラヒックタ
イプ別に登録する。この登録はオペレーションシステム
装置2から行なわれる。この場合、この登録が受け入れ
られるか否かの判断は後に詳述する図9のフローにて行
なわれる。この図9のプログラムは帯域制御プログラム
232 に組み込まれている。
【0077】すなわち、図9のフローによれば、ATM セ
ルの損失を保証するクラス1〜3のトタヒックタイプの
帯域の要求に対しては伝送速度を越えない割り当てつま
り使用帯域の契約を行ない、またATM セルの損失を保証
しないクラス4のトタヒックタイプの帯域の要求に対し
ては統計多重効果期待値を越えない割り当てつまり使用
帯域の契約を行なう。
【0078】契約による使用帯域について超過がなけれ
ば、VPの割当の更新を行なう。つまり、VPの契約がOKで
ありその契約種別がSVC 契約の場合は、SVC 契約である
旨を記憶領域536 の所定の位置に記憶し、かつOKを頂い
た契約帯域を記憶領域538 の所定の位置に記憶する。ま
た、VPの契約がOKでありその契約種別がVP契約の場合
は、VP契約である旨を記憶領域536 の所定の位置に記憶
し、かつOKを頂いた契約帯域を記憶領域538 の所定の位
置に記憶する。また、超過するのであれば、帯域制御プ
ログラム232 はオペレーションシステム装置2にエラー
を通知する。
【0079】以上が終了すると、次にSVC のシグナリン
グ時に指定される異なるトラヒックタイプの帯域の捕捉
および登録が行なわれる。つまりSVC のシグナリング時
の指定により異なるトラヒックタイプによる複数のトラ
ヒックタイプが混在する場合における契約VPの帯域内で
のトラヒックタイプ別の帯域の捕捉が可能か否かの判断
が後に詳述する図10のフローにて行なわれる。この図10
のプログラムは帯域制御プログラム232 に組み込まれて
いる。
【0080】すなわち、図10のフローによれば、ユーザ
からのシグナリング情報により要求された異なるトタヒ
ックタイプの必要する帯域の収集を行ない、この収集し
た使用帯域が契約VP内の未使用帯域を越えるか否かの判
断を行なう。
【0081】超過しないのであれば、使用帯域の登録を
行なう。つまり契約種別がSVC 契約である契約VPの記憶
領域540 の所定の位置に使用帯域を記憶する。この場
合、使用帯域とともにそのトタヒックタイプを記憶して
よい。
【0082】これにより、ユーザによるVPの契約が終了
したとすると、帯域制御プログラム232 は続いて、VPの
契約による現在のクラス1〜3およびクラス4の合計値
を示す情報を形成して記憶領域538 のCLS1〜3 およびCL
S4における所定の位置に記憶する。
【0083】このように第1の実施例によれば、帯域管
理テーブル530 により、統計多重効果を狙ったCLS4の箇
所の帯域および帯域や品質を保証するCLS1〜3 の箇所の
帯域が管理され、さらにこれらの帯域の中で契約された
分の帯域の合計値がそれぞれ管理され、さらにそれぞれ
のVP毎の帯域の契約値が管理され、さらにSVC による呼
毎に変化する帯域も管理される。
【0084】なお、第1の実施例では、クラス1〜3(C
LS1 〜3)の全容量が伝送速度を越えない判定を行なった
が、具体的数値を保守者からの指定で行なってもよい。
【0085】ここで、前に少し触れた、図9に示すフロ
ーを説明する。
【0086】図9のフローは、ユーザによるVP契約時に
おけるセル損失の保証を行なうトラヒックタイプ(CLS1
〜3)、およびセル損失の保証を行なわないトラヒックタ
イプ(CLS4)のVPの使用帯域の登録に関する動作を示すも
のである。
【0087】VPの契約を行なう場合に、まずオペレーシ
ョンシステム装置2によりVP単位に使用するトラヒック
タイプの帯域がトラヒックタイプ別に入力される。この
入力された情報は、ATM 伝送装置4の制御部200 に送ら
れその記憶装置204 に一旦記憶される。制御部200 にお
ける帯域制御プログラム232 は、この記憶されたトヒッ
クタイプに対応するクラスがクラス1〜3であるか否か
を判断する(ステップ600)。
【0088】ステップ600 においてクラス1〜3である
と判断すると、処理はステップ602に移り、またクラス
1〜3でないと判断すると、処理はステップ608 に移
る。ステップ602 では回線インタフェースにおける契約
最大値であるクラス1〜3の帯域がこのクラス1〜3で
使用するVPの帯域の追加により帯域超過が発生しないか
否かを調べるために超過帯域1つまり[超過帯域1=伝
送速度−(現在のVP帯域契約積算値+VP契約値)]の計
算が行なわれる。
【0089】たとえばリソース管理テーブル530 におけ
る伝送速度は契約最大値である記憶領域538 の150Mbit/
s に相当する。現在のVP帯域契約積算値は今までのVP帯
域の合計であるが、初回の契約の場合は、その値は「0」
であり、この「0」 の値が記憶領域538 の所定の位置に記
憶されている。
【0090】超過帯域1の計算が終了すると処理はステ
ップ604 に移る。ステップ604 では超過帯域1の値が伝
送速度(伝送容量)を越えているか否かが判断される。
たとえば具体的には、超過帯域1が正の値なのか否かで
判断される。この判断において超過帯域1が正の値(0
も含む)を示していれば超過していないので処理をステ
ップ606 に移し、また負の値を示していれば超過してい
るので処理をステップ616 に移す。
【0091】ステップ606 ではVP割り当て済み帯域の変
更を行なう。たとえばVP契約値が32Mbit/sであり、現在
のVP帯域契約積算値が0Mbit/s である場合には、この2
つの加算値は32Mbit/sとなる。さらにリソース管理テー
ブル530 における伝送速度である150Mbit/s から加算値
である32Mbit/sを引くと、その値は118Mbit/s となり正
の値になる。したがってステップ606 では、記憶領域53
8 の合計値0Mbit/s を32Mbit/sに変更するとともに、契
約したVPの記憶領域538 のクラス1〜3の記憶位置に32
Mbit/sを登録する。
【0092】またステップ616 では契約帯域の収容超過
メッセージの応答を行なう。たとえばVP契約値が160Mbi
t/s の場合には超過帯域1が−10Mbit/sとなり負の値を
示すから、このステップ616 では契約帯域の収容超過メ
ッセージをオペレーションシステム装置2へ送る。
【0093】ところで、ステップ608 ではトヒックタイ
プに対応するクラスがクラス4であるか否かが判断され
る。この判断においてクラス4であると判断されると、
処理はステップ610 に移り、またクラス4でないと判断
されると、処理はこれにて終了する。
【0094】ステップ610 では回線インタフェースにお
ける契約最大値であるクラス4の帯域がこのクラス4に
おいて使用するVPの帯域の追加により帯域超過が発生す
るか否かを調べるために超過帯域2つまり「超過帯域2
=統計多重効果期待値−(現在の統計多重VP積算値+VP
契約値)」の計算が行なわれる。
【0095】たとえばリソース管理テーブル530 におけ
る統計多重効果期待値(統計多重効果帯域値)は、契約
最大値である記憶領域538 の60Mbit/sに相当する。現在
の統計多重VP積算値は今までのVP帯域の合計であるが、
初回の契約の場合は、その値は「0」 であり、この「0」 の
値が記憶領域538 の所定の位置に記憶されている。
【0096】超過帯域2の計算が終了すると処理はステ
ップ612 に移る。ステップ612 においては超過帯域2の
値が上記統計多重効果期待値を越えているか否かが判断
される。たとえば具体的には、超過帯域2が正の値なの
か否かで判断される。この判断において超過帯域2が正
の値(0も含む)を示していれば超過していないので処
理をステップ614 に移し、また負の値を示していれば超
過しているので処理をステップ616 に移す。
【0097】ステップ614 ではVP割り当て済み帯域の変
更を行なう。たとえば、VP契約値が1.5Mbit/s であり、
現在の統計多重VP積算値が0Mbit/s である場合には、こ
の2つの加算値は1.5Mbit/s となる。さらにリソース管
理テーブル530 における統計多重効果期待値である60Mb
it/sから加算値である1.5Mbit/s を引くと、その値は5
8.5Mbit/sとなり正の値になる。したがってステップ614
では、記憶領域538 の合計値0Mbit/s を1.5Mbit/s に
変更するとともに、契約したVPの記憶領域538 のクラス
4の記憶位置に1.5Mbit/s を登録する。
【0098】またステップ616 では契約帯域の収容超過
メッセージの応答を行なう。たとえばVP契約値が70Mbit
/sの場合には超過帯域2が−10Mbit/sとなり負の値を示
すから、このステップ616 では契約帯域の収容超過メッ
セージをオペレーションシステム装置2へ送る。
【0099】続いて、前に少し触れた、図10に示すフロ
ーを説明する。
【0100】図10のフローは、ユーザからのSVC による
シグナリング時にトラヒックタイプの異なる複数のトラ
ヒックタイプが指定された場合に、契約VPの帯域内でこ
れらトラヒックタイプが要求する帯域の捕捉に関する動
作を示すものである。
【0101】まず、ATM 伝送装置4の入力伝送路12-1〜
12-nのいずれかからSVC に基づくシグナリングによりユ
ーザが要求するトヒックタイプの異なる複数のトヒック
タイプおよびそれらトヒックタイプにおける要求帯域が
入力される。これらの入力情報はATM 伝送装置4の入力
回線インタフェース部212-1 〜212-n、ATM スイッチ部21
4 および通信路装置インタフェース208 を介してATM 伝
送装置4の制御部200の記憶装置204 に送られ一旦記憶
される。
【0102】制御部200 における帯域制御プログラム23
2 は、記憶されたユーザによるSVC申告の複数のトヒッ
クタイプについてトヒックタイプ別に分けて取り出す
(ステップ630)。この取り出されたトヒックタイプおよ
びその帯域はステップ632 に送られる。
【0103】ステップ632 では、SVC 契約によるVPの帯
域が今回の申告帯域により帯域超過が発生しないか否か
を調べるために超過帯域3つまり「超過帯域3=VP帯域
契約積算値−(現在のSVC 使用帯域+申告帯域)」の計
算が行なわれる。
【0104】SVC 契約によるVPがたとえばリソース管理
テーブル530 のうちのVP#0である場合には、VP帯域契約
積算値は記憶領域538 の32Mbit/sに1.5Mbit/s を加えた
33.5Mbit/sに相当する。現在のSVC 使用帯域は、現在VP
#0内で使用中のトラフィックタイプの帯域の合計である
が、初回の契約の場合は、その値は「0」 である。
【0105】超過帯域3の計算が終了すると、処理はス
テップ634 に移る。ステップ634 においては超過帯域3
の値が上記VP帯域契約積算値を越えているか否かが判断
される。たとえば、具体的には、超過帯域3が正の値な
のか否かで判断される。この判断において超過帯域3が
正の値(0も含む)を示していれば超過していないので
処理をステップ636 に移し、負の値を示していれば超過
しているので処理を終了する。
【0106】ステップ636 はSVC 契約によるVPに対応す
るリソース管理テーブル530 の記憶領域540 に今回の申
告におけるトラヒックタイプおよびその帯域を割りつけ
る、つまりSVC 使用帯域の加算を行なう。
【0107】たとえば、今回の申告のトラヒックタイプ
(CBR) の帯域が64Kbit/sであり、現在のSVC 使用帯域が
0Mbit/s である場合には、この2つの加算値は64Kbit/s
となる。さらに、リソース管理テーブル530 におけるVP
#0のVP帯域契約積算値である33.5Mbit/sから申告帯域で
ある64Kbit/sを引くと、その値は33.436Mbit/sとなり正
の値になる。したがってステップ636 では、記憶領域54
0 に帯域64Kbit/sを割りつける。
【0108】次に、ATM 網システムの第2の実施例につ
いて説明する。
【0109】第2の実施例のオペレーションシステム装
置2およびATM 伝送装置4のハードウェアは、第1の実
施例のオペレーションシステム装置2およびATM 伝送装
置4のハードウェアと基本的に同じ構成である。ハード
ウェアの構成は同じであるが第2の実施例のATM 伝送装
置4の転送処理部290 には第1の実施例のATM 伝送装置
4の転送処理部290 の優先値データと異なる重み値デー
タが設定される。
【0110】また、第2の実施例のATM 伝送装置4のソ
フトウェアは、第1の実施例のATM伝送装置4の帯域制
御プログラム232 にさらに下記の重みに関するプログラ
ムの追加された構成でよい。
【0111】第2の実施例のATM 伝送装置4の重みに関
するプログラムに基づいてセル転送の制御を行なう重み
値の設定された転送処理部290 では、各セル流つまり各
トラヒックタイプに与えられたセルの伝送速度が、各セ
ル流に対して割り当てられた重みの値に比例する値をと
るように、複数のセル流間でのセル転送に関するスケジ
ューリングが行なわれる。
【0112】なおこの例では、上記セル流に対して割り
当てる重み値は、伝送速度8kbps の重みを「1」として
いる。したがって、契約上でのセルの伝送速度が1.544M
bpsの場合、その重み値は「193」 となる。この場合、重
み値に関する情報は、制御部262 の記憶装置266 に記憶
され管理されているものが転送処理部290 に設定され使
用される。
【0113】すなわち、オペレーションシステム装置2
から指定されるVP契約時の伝送速度は、最低レート8kbp
s の倍数で指定される。このため、VPが収容するコネク
ション群の管理においては、8kbps を1の重みとして該
当コネクション群に割り当てる。この重み割り当て動作
を図11のフローを用いて説明する。
【0114】まずステップ650 において、VPの契約時に
おける契約VPがVP専用サービスにおけるVP契約なのか、
あるいはSVC サービスにおけるSVC 契約なのかの判断が
行なわれる。この判断においてVP専用サービスの契約で
あると判断すると、処理はステップ652 に移り、またSV
C サービスの契約であると判断すると、処理はステップ
660 に移る。
【0115】VP契約の場合は、オペレーションシステム
装置2からVP毎に具体的なトラヒックタイプおよびその
帯域が指定される。この場合、指定の後の変更もないこ
とから、ステップ652 では、このVP契約時に指定された
トラヒックタイプの要求帯域の重みAの計算が行なわれ
る。具体的には、ステップ652 により「重みA=要求帯
域÷8」の計算が行なわれる。ここにおいて、要求帯域
と8の単位はKbit/sである。
【0116】ステップ652 による重みAの計算が終了す
ると、処理はステップ654 に移る。ステップ654 ではこ
の指定されたトラヒックタイプを収容するコネクション
群をサーチして最適なコネクション群を割り当てる。
【0117】VP専用サービスの場合、上述のように帯域
の指定の後の変更もないから、コネクション群のサーチ
による最適なコネクション群の割り当て方法について
は、この例では図12に示すラウンドロビンによる方法が
用いられる。なお、このコネクション群の割り当ては、
第1の実施例のVP契約時におけるVPの使用帯域の契約と
並行して行なわれるのでよい。
【0118】ステップ654 により最適なコネクション群
が求まると、処理はステップ656 に移る。ステップ656
においてはこの求めたコネクション群の重みBの計算が
行なわれる。具体的にはステップ656 により「コネクシ
ョン群の重みB=現在のコネクション群の重みC+今回
算出された重みA」の計算が行なわれる。
【0119】ここにおいて、VP専用サービスの場合は現
在のコネクション群の重みCは0であるから、コネクシ
ョン群の重みBはステップ652 にて算出した重みAとな
る。このようにして求めた重みBはリソース管理テーブ
ル530 の記憶領域542 に設定される。
【0120】ステップ656 によりコネクション群の重み
Bが求まると、処理はステップ658に移る。ステップ658
は求めた重みBを対応するバードウェアである出力回
線インタフェース部216-1 〜216-n の転送処理部290 に
設定する。
【0121】ステップ650 に戻って、ステップ650 にお
いてVP契約がSVC サービスの契約であると判断される
と、処理はステップ660 に移る。
【0122】SVC 契約の場合もオペレーションシステム
装置2からSVC 契約のVPに対し具体的なトラヒックタイ
プおよびその帯域が指定される。
【0123】SVC サービスにおいては、実際にSVC によ
る呼が発生した時に重みの割り当てを行なうので、ステ
ップ660、662、664 においては、VPとして必要な帯域を管
理すること、およびコネクション群に割り当てる重みを
均等に配分することの必要性から、以下の計算のみ実施
する。
【0124】すなわちステップ660 においては、VPに必
要な帯域の重みF(重みF=要求帯域÷8)に関する計
算を、次のステップ662 においては、ステップ660 にて
算出した重みFを収容するコネクション群をサーチして
最適なコネクション群を割り当て、次のステップ664 に
おいては、ステップ662 により求めたコネクション群の
重みG(コネクション群の重みG=現在のコネクション
群の重みH+今回算出された重みF)に関する計算を実
施する。このようにして求めた重みGをリソース管理テ
ーブル530 の記憶領域542 に設定してもよい。
【0125】この場合の最適なコネクション群の割り当
てについては図12に示した割り当て法が適用される。す
なわち初回のコネクション群の割り当てはラウンドロビ
ンにて行ない、2回目以降は最小帯域のコネクション群
(重みが最小のコネクション群)に割り当てる。これに
より使用される待ちQのバランスを取る。なお、初回の
コネクション群の割り当ては第1の実施例のSVC 契約時
におけるVPの使用帯域の契約と並行して行なわれる。
【0126】その後、ユーザからの呼により具体的にト
ラフィックタイプとその帯域が指定されると、その重み
を算出してバードウェアに設定するが、この場合の動作
についてさらに図13のフローを用いて説明する。
【0127】図13を参照すると、図13のフローは図10の
ステップ630 〜636 に新たにステップ670 〜674 が追加
された形になっている。したがって、図10におけるステ
ップ630 〜636 についての説明は省略する。
【0128】ここにおいて、ユーザからの呼によるトラ
フィックタイプとその帯域がATM 伝送装置4に入力する
と、ステップ670 においてこの入力されたトラヒックタ
イプの要求帯域の重みJの計算が行なわれる。具体的に
はステップ670 により「重みJ=要求帯域÷8」の計算
が行なわれる。この場合の要求帯域および8の単位は上
述したようにKbit/sである。
【0129】ステップ670 による重みJの計算が終了す
ると、処理はステップ672 に移る。ステップ672 ではこ
の重みJ(要求帯域)およびこの指定されたトラヒック
タイプを収容する上記コネクション群の重みKの計算が
行なわれる。具体的にはステップ656 により「コネクシ
ョン群の重みK=現在のコネクション群の重みL+今回
算出された重みJ」の計算が行なわれる。この算出され
た重みKは、バードウェアである出力回線インタフェー
ス部216-1 〜216-n の転送処理部290 に設定される。
【0130】このように第2の実施例によれば、トラヒ
ックタイプおよびその帯域が指定されると、トラヒック
タイプを収容する最適なコネクション群が割り当てら
れ、さらに割り当てられるコネクション群の重みが算出
される。SVC サービスの場合、2回目以降は最小帯域の
コネクション群を割り当てるので、待ちQでの重み付け
による、コネクション群単位での待ちQの均一化を図る
ことができるという効果がある。
【0131】なお、第2の実施例では、待ちQの重みを
8Kbpsを基本に算出したが、システムによる最低の伝送
速度に応じて、たとえば64Kbpsを基本に待ちQの重みを
算出してもよい。
【0132】なおまた、トラヒックタイプとしてはこの
例では図5に示すようなものとしたが、図5に示したト
ラヒックタイプ以外のトラヒックタイプが増加しても、
装置内の待ちQに対応するマッピングテーブルの追加に
より対応できる。
【0133】
【発明の効果】このように本発明によれば、第1の帯域
情報に含まれるトラヒックタイプとこのトラヒックタイ
プの帯域に基づいてオペレーションシステム装置が伝送
路に対する帯域およびATM セルのセル損失の保証を行な
った第2の帯域情報とこの伝送路に対する統計多重効果
を狙った第3の帯域情報とを形成しATM 伝送装置に通知
し、ATM 伝送装置が通知された第2の帯域情報をこのAT
M 伝送装置の記憶装置に記憶される帯域管理テーブルの
トラヒックタイプのうちの伝送路に対する帯域およびAT
M セルのセル損失の保証を行なった第1のクラスのトラ
ヒックタイプに対する情報を記憶する第1の記憶領域の
中の伝送路の伝送速度を示す記憶領域に記憶し、通知さ
れた第3の帯域情報をこの帯域管理テーブルのトラヒッ
クタイプのうちの統計多重効果を狙った第2のクラスの
トラヒックタイプに対する情報を記憶する第2の記憶領
域の中の統計多重効果を狙った帯域を示す記憶領域に記
憶している。
【0134】このように伝送路の帯域(リソース)を分
割したので、複数のトラヒックタイプを必要とするユー
ザの契約時に、複数のVPの契約が不要になる。またこれ
によりVP契約上の分割損が削減できる。
【0135】またこのように本発明によれば、ユーザに
よる仮想パス(VP)の契約を行なう場合に、オペレーショ
ンシステム装置がVP毎に使用する契約種別であるVPC 契
約およびSVC 契約にて使用するトラヒックタイプと、こ
のトラヒックタイプの帯域とを含む第4の帯域情報を形
成しATM 伝送装置に通知し、ATM 伝送装置が第4の帯域
情報に基づいて第1のクラスのトラヒックタイプの帯域
を第1の記憶領域の中のVPC 契約およびSVC 契約してな
るVP識別番号に対応する記憶領域に記憶するとともに、
第2のクラスのトラヒックタイプの帯域を第2の記憶領
域の中のVPC 契約およびSVC 契約してなるVP識別番号に
対応する記憶領域に記憶してので、ATM伝送装置がユー
ザからのSVC におけるシグナリングにより異なるトラヒ
ックタイプによる複数のトラヒックタイプの帯域を受け
た場合に、ATM 伝送装置がSVC 契約してなるVP識別番号
に対応する上記第1の記憶領域の中の記憶領域に記憶さ
れる契約帯域にSVC 契約してなるVP識別番号に対応する
上記第2の記憶領域の中の記憶領域に記憶される契約帯
域を加えてなる合計帯域がこの受けた複数のトラヒック
タイプの帯域の合計による合計帯域を越えていないと判
定した場合に、この受けた複数のトラヒックタイプの帯
域を割り当て可能とする。
【0136】したがって、VP契約時にトラヒックタイプ
の帯域を与えれば、SVC におけるシグナリングのトラヒ
ックタイプの帯域が与えたトラヒックタイプの帯域を越
えない範囲で自由に帯域の割り当てを可能にしている。
【0137】またこのように本発明によれば、ATM 伝送
装置がユーザからの2巡目のSVC におけるシグナリング
により異なるトラヒックタイプによる複数のトラヒック
タイプの帯域を受けた場合に、受けた複数のトラヒック
タイプの各々帯域の最小伝送レートに対する重みを求
め、工程(10)でのSVC 契約における第5の記憶領域の中
のVP識別番号に対応する記憶領域に記憶されたコネクシ
ョン群の重みをサーチし重み最小のコネクション群を求
め、この求めた重み最小のコネクション群の記憶領域に
記憶される重みを読み出し、この読み出した重みに受け
た複数のトラヒックタイプの帯域の重みを加えてなる合
計の重みをこの求めた重み最小のコネクション群の重み
の代わりに帯域管理テーブルの第5の記憶領域の中のこ
の重み最小のコネクション群のVP識別番号に対応する記
憶領域に記憶するとともに、ATM 伝送装置の待ちQを制
御する制御手段に設定している。
【0138】したがって、待ちQの重み付けによる、コ
ネクション群単位での待ちQの均一化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるATM 網システムのVP帯域割当管理
方法の適用されるATM 伝送装置の第1および第2の実施
例の機能ブロック図である。
【図2】図1の実施例によるATM 伝送装置のソフトウエ
アの構成図である。
【図3】図1の実施例によるATM 伝送装置の出力回線イ
ンタフェース部の機能ブロック図である。
【図4】図1の実施例によるATM 伝送装置の出力回線イ
ンタフェース部のソフトウエアの構成図である。
【図5】図1の実施例のATM 伝送装置で用いられるトラ
ヒック情報のマッピングテーブルの一例を示す図であ
る。
【図6】図1の実施例のATM 伝送装置における帯域(リ
ソース)配分の一例を示す図である。
【図7】図1の実施例のATM 伝送装置における帯域(リ
ソース)割り当ての一例を示す図である。
【図8】図1の実施例のATM 伝送装置で用いられる帯域
(リソース)管理テーブルの一例を示す図である。
【図9】図1の実施例のATM 伝送装置の動作を示す一例
のフロー図である。
【図10】図1の実施例のATM 伝送装置の動作を示す一
例のフロー図である。
【図11】図1の実施例のATM 伝送装置の動作を示す一
例のフロー図である。
【図12】図1の実施例のATM 伝送装置の動作を示す一
例のフロー図である。
【図13】図1の実施例のATM 伝送装置の動作を示す一
例のフロー図である。
【図14】本発明によるATM 網システムのVP帯域割当管
理方法の適用されるATM 網システムの一例を示す機能ブ
ロック図である。
【図15】従来のATM 伝送装置の一例を示す機能ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2 オペレーションシステム装置 4 ATM 伝送装置 200、262 制御部 202、264 CPU 204、266 記憶装置 206 オペレーションシステム装置インタフェース 208 通話路装置インタフェース 210 通信制御装置インタフェース 212-1 〜212-n 入力回線インタフェース部 214 ATM スイッチ部 216-1 〜216-n 出力回線インタフェース部 260 制御部インタフェース 268 シェーパ制御部 280 シェーパ部 282、286 多重分離部 284-1 〜284-n セル転送部 288-1 〜288-n バッファ部(待ちQ) 290 転送処理部 296 多重化部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーションシステム装置と非同期転
    送モード(ATM) 伝送装置とからなり、該ATM 伝送装置の
    出力に収容される1つの伝送路上で固定接続型仮想パス
    コネクション(VPC) と交換型仮想チャネルコネクション
    (SVC) とが混在するコネクションによるATM セルの多重
    化を許容するATM 網システムの仮想パス(VP)帯域割当管
    理方法において、 (1) 前記1つの伝送路に帯域を割り当てるために前記オ
    ペレーションシステム装置が該伝送路に収容され使用さ
    れる使用仮想パス(VP)と、該使用VPにて使用されるトラ
    ヒックタイプと、該トラヒックタイプの帯域とを含む第
    1の帯域情報を形成し、該形成した第1の帯域情報を前
    記ATM 伝送装置に通知する工程と、 (2) 該工程(1) にて形成された第1の帯域情報に含まれ
    るトラヒックタイプと該トラヒックタイプの帯域に基づ
    いて前記オペレーションシステム装置が前記伝送路に対
    する帯域および前記ATM セルのセル損失の保証を行なっ
    た第2の帯域情報と該伝送路に対する統計多重効果を狙
    った第3の帯域情報とを形成し、該形成した第2および
    第3の帯域情報をATM 伝送装置に通知する工程と、 (3) 該工程(2) にて通知された第2の帯域情報を前記AT
    M 伝送装置が該ATM 伝送装置の記憶装置に記憶される帯
    域管理テーブルの前記トラヒックタイプのうちの前記伝
    送路に対する帯域および前記ATM セルのセル損失の保証
    を行なった第1のクラスのトラヒックタイプに対する情
    報を記憶する第1の記憶領域の中の前記伝送路の伝送速
    度を示す記憶領域に記憶し、該工程(2) により通知され
    た第3の帯域情報を該帯域管理テーブルの前記トラヒッ
    クタイプのうちの前記統計多重効果を狙った第2のクラ
    スのトラヒックタイプに対する情報を記憶する第2の記
    憶領域の中の前記統計多重効果を狙った帯域を示す記憶
    領域に記憶する工程とを有することを特徴とするATM 網
    システムのVP帯域割当管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (4) 該工程(1) により通知された第1の帯域情報に含ま
    れる使用VPに基づいて前記ATM 伝送装置がVP識別番号を
    形成し、該形成したVP識別番号を前記帯域管理テーブル
    の第3の記憶領域に記憶する工程と、 (5) 前記工程(4) の後に、ユーザによる仮想パス(VP)の
    契約を行なう場合に、前記オペレーションシステム装置
    がVP毎に使用する契約種別である前記VPC の契約および
    SVC の契約と、該VPC 契約およびSVC 契約にて使用する
    トラヒックタイプと、該トラヒックタイプの帯域とを含
    む第4の帯域情報を形成し、該形成した第4の帯域情報
    を前記ATM 伝送装置に通知する工程と、 (6) 該工程(5) にて通知された第4の帯域情報に含まれ
    る前記VPC 契約およびSVC 契約のトラヒックタイプが前
    記ATM 伝送装置により前記伝送路に対する帯域および前
    記ATM セルのセル損失の保証を行なった第1のクラスの
    トラヒックタイプであると判定された場合に、前記ATM
    伝送装置が該第1のクラスのトラヒックタイプの帯域に
    以前の第1のクラスのトラヒックタイプの契約による現
    在の合計帯域を加えてなる合計帯域が前記第2の帯域情
    報に基づく伝送速度を越えていないと判定した場合に、
    該第1のクラスのトラヒックタイプの帯域を前記第1の
    記憶領域の中の該VPC 契約およびSVC 契約してなる前記
    VP識別番号に対応する記憶領域に記憶する工程とを有す
    ることを特徴とするATM 網システムのVP帯域割当管理方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (7) 前記工程(6) において、前記第4の帯域情報の中に
    含まれる前記VPC 契約およびSVC 契約のトラヒックタイ
    プが前記ATM 伝送装置により前記統計多重効果を狙った
    第2のクラスのトラヒックタイプであると判定された場
    合に、前記ATM伝送装置が該第2のクラスのトラヒック
    タイプの帯域に以前の第2のクラスのトラヒックタイプ
    の契約による現在の合計帯域を加えてなる合計帯域が前
    記第3の帯域情報に基づく帯域を越えていないと判定し
    た場合に、該第2のクラスのトラヒックタイプの帯域を
    前記第2の記憶領域の中の該VPC 契約およびSVC 契約し
    てなる前記VP識別番号に対応する記憶領域に記憶する工
    程を有することを特徴とするATM 網システムのVP帯域割
    当管理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (8) 前記工程(7) の後に、前記ATM 伝送装置がユーザか
    らの前記SVC におけるシグナリングにより異なるトラヒ
    ックタイプによる複数のトラヒックタイプの帯域を受け
    た場合に、前記ATM 伝送装置が前記工程(6) における前
    記SVC 契約してなる前記VP識別番号に対応する記憶領域
    に記憶される契約帯域に前記工程(7) における該SVC 契
    約してなる該VP識別番号に対応する記憶領域に記憶され
    る契約帯域を加えてなる合計帯域が該受けた複数のトラ
    ヒックタイプの帯域の合計による合計帯域を越えていな
    いと判定した場合に、該受けた複数のトラヒックタイプ
    の帯域を前記帯域管理テーブルの第4の記憶領域の中の
    該VP識別番号に対応する記憶領域に記憶する工程を有す
    ることを特徴とするATM 網システムのVP帯域割当管理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (9) 前記ATM 伝送装置が前記工程(6) および工程(7) に
    おける第1および第2の記憶領域の中のVPC 契約してな
    る前記VP識別番号に対応する記憶領域に記憶される各々
    帯域の最小伝送レートに対する重みを求め、該求めた重
    みに基づく該VP識別番号のVPに収容されるコネクション
    群の重みを求め、該求めたコネクション群の重みを前記
    ATM 伝送装置の待ちQを制御する制御手段に設定する工
    程を有することを特徴とするATM 網システムのVP帯域割
    当管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (10)前記ATM 伝送装置が前記工程(8) における前記第4
    の記憶領域の中のSVC契約してなる前記VP識別番号に対
    応する記憶領域に記憶される複数のトラヒックタイプの
    各々帯域の最小伝送レートに対する重みを求め、該求め
    た重みに基づく該VP識別番号のVPに収容されるコネクシ
    ョン群の重みを求め、該求めたコネクション群の重みを
    前記帯域管理テーブルの第5の記憶領域の中の該VP識別
    番号に対応する記憶領域に記憶するとともに、前記ATM
    伝送装置の待ちQを制御する制御手段に設定する工程を
    有することを特徴とするATM 網システムのVP帯域割当管
    理方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (11)前記工程(10)の後に、前記ATM 伝送装置がユーザか
    らの2巡目の前記SVCにおけるシグナリングにより異な
    るトラヒックタイプによる複数のトラヒックタイプの帯
    域を受けた場合に、該受けた複数のトラヒックタイプの
    各々帯域の最小伝送レートに対する重みを求め、前記工
    程(10)での前記SVC 契約における第5の記憶領域の中の
    前記VP識別番号に対応する記憶領域に記憶されたコネク
    ション群の重みをサーチし重み最小のコネクション群を
    求め、該求めた重み最小のコネクション群の記憶領域に
    記憶される重みを読み出し、該読み出した重みに該受け
    た複数のトラヒックタイプの帯域の重みを加えてなる合
    計の重みを該求めた重み最小のコネクション群の重みの
    代わりに前記帯域管理テーブルの第5の記憶領域の中の
    該重み最小のコネクション群のVP識別番号に対応する記
    憶領域に記憶するとともに、前記ATM 伝送装置の待ちQ
    を制御する制御手段に設定する工程を有することを特徴
    とするATM 網システムのVP帯域割当管理方法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (12)前記ATM 伝送装置が前記工程(6) において判定され
    た第1のクラスに含まれるトラヒックタイプと前記工程
    (7) において判定された第2のクラスに含まれるトラヒ
    ックタイプとの対応関係の示すマッピングテーブルを該
    ATM 伝送装置の前記記憶装置に形成する工程を有するこ
    とを特徴とするATM 網システムのVP帯域割当管理方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のVP帯域割当管理方法に
    おいて、 (13)前記ATM 伝送装置が前記工程(12)における前記記憶
    装置の形成されたマッピングテーブルにおいて第1のク
    ラスが第2のクラスより優先順位が高いことを示すデー
    タを該ATM 伝送装置の待ちQを制御する制御手段に設定
    する工程を有することを特徴とするATM 網システムのVP
    帯域割当管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014225877A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 株式会社Nttドコモ ネットワークシステム及びアクセスコントローラ並びにネットワークシステムを運用する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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