JP2000332674A - 移動通信試験方法およびその装置 - Google Patents

移動通信試験方法およびその装置

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JP2000332674A
JP2000332674A JP11135677A JP13567799A JP2000332674A JP 2000332674 A JP2000332674 A JP 2000332674A JP 11135677 A JP11135677 A JP 11135677A JP 13567799 A JP13567799 A JP 13567799A JP 2000332674 A JP2000332674 A JP 2000332674A
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base station
terminal mobile
telephone
radio apparatus
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Yoshiaki Otsuka
佳明 大塚
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で容易に通信の正常性
を試験する移動通信方法を提供する。 【解決手段】 試験したい基地局無線装置4と接続する
携帯電話1の電話番号を固定電話機9からダイヤルし、
基地局無線装置4からページング信号を電波にて送信す
る。携帯電話1を自動オフフックし、固定電話機9と携
帯電話1の回線を接続し、携帯電話1で記憶した音声メ
ッセージを再生し、固定電話機9で音声メッセージを確
認し、下り方向の通信の正常性を確認する。固定電話機
9から音声を送信し携帯電話1で録音させ、PB信号を
固定電話機9から送信して録音した音声を再生させ、固
定電話機9で音声を確認し、上り方向の通信の正常性を
確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オペレーションセ
ンタから基地局無線装置を介して端末移動局と試験情報
を送受信して無線区間を含めた通信の正常性を試験する
移動通信試験方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話などの移動通信システム
において、基地局無線装置の呼処理機能、特に無線区間
を含めた音声呼処理機能が正常に動作しているかを試験
する方法として、例えば特開平10−224290号公
報および特開平10−285635号公報に記載の構成
が知られている。
【0003】この特開平10−224290号公報に記
載のものは、例えば図6に示すように、オペレーション
センタ19で設定された試験情報を、ネットワーク、基
地局無線装置4を介して無線回線16により携帯電話な
どの端末移動装置である試験装置15に送信する。そし
て、試験装置15は、試験情報を携帯電話部11で受信
し、試験情報で指定される試験対象セルゾーンに対応す
るとまり木チャネルで待ち受け状態に移行する。この
後、制御部12の制御により、試験情報で指定される発
着信試験に対する基地局無線装置4へのアクセスを携帯
電話部11を介して行い、発着信試験を実施する。そし
て、オペレーションセンタ19からの音声またはデータ
を音声録音再生部14および非電話通信部13で録音再
生し、あらかじめ録音されている試験用音声またはデー
タを再生し、オペレーションセンタ19に送信する構成
が採られている。
【0004】しかしながら、この図6に示すような特開
平10−224290号公報に記載のものでは、標準規
格:RCR STD−27「デジタル方式自動車電話シ
ステム」(財団法人電波産業会)により規定される報知
情報のオペレータ固有領域にて試験情報の授受を行い、
試験装置15はその試験情報を判断して動作するための
制御部12が必要となる。そして、オペレーションセン
タ19の操作卓8から試験すべき基地局無線装置4の止
まり木チャネル周波数コード、試験モード、移動局番号
などの試験情報を入力する必要がある。このことから、
初期導入設備に費用がかかったり、オペレータ固有領域
にてあらかじめ設定しておく事項が多く検討時間を費や
し、導入までに時間を要するだけでなく、試験実行につ
いても操作卓8からの試験情報入力の手間がかかり、大
きなシステム構築を必要とする問題がある。
【0005】また、特開平10−285635号公報に
記載のものは、携帯電話にかけられたコールを自動着信
する制御部と、音声折り返しを行う音声折り返し部と、
携帯電話に電源供給を行う電源部とを有し、基地局の
中、もしくは周辺に設置し、外部からコールすることに
より、基地局の送受信系の正常性を音声にて確認する構
成が採られている。
【0006】しかしながら、この特開平10−2856
35号公報に記載のものでは、下りから受信した音声を
折り返して上り音声とすることしかできないため、上り
の折り返し音声が聞こえなかった場合、その不良の原因
が、下り回線が不良で音声が受信できなかったためなの
か、上り回線が不良で折り返し音声が聞こえなかったの
かが判断できない問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特開
平10−224290号公報に記載のものでは、オペレ
ーションセンタ19の操作卓8から試験すべき基地局無
線装置4の止まり木チャネル周波数コード、試験モー
ド、移動局番号などの試験情報を入力する必要があり、
初期導入設備に費用がかかったり、オペレータ固有領域
にてあらかじめ設定しておく事項が多く検討時間を費や
し、導入までに時間を要するだけでなく、試験実行につ
いても操作卓8からの試験情報入力の手間がかかり、大
きなシステム構築を必要とする問題がある。
【0008】また、特開平10−285635号公報に
記載のものでは、下り回線が不良なのか、上り回線が不
良なのかの判断ができない問題がある。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、簡単な構成で容易に音声通信の正常性を試験する
移動通信試験方法およびその装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の移動通信
試験方法は、オペレーションセンタから基地局無線装置
を介して端末移動局と試験情報を送受信して無線区間を
含めた通信の正常性を試験する移動通信試験方法におい
て、前記端末移動局が前記基地局無線装置から送信され
る前記試験情報を含む高周波信号のみを受信し、前記末
端移動局から送信される前記試験情報を含む高周波信号
は前記基地局無線装置でのみ受信可能に前記端末移動局
および前記基地局無線装置を接続し、前記オペレーショ
ンセンタから前記基地局無線装置を介して前記所定の端
末移動局を呼び出して回線を接続し、音声データを送受
信するものである。請求項2記載の移動通信試験方法
は、請求項1記載の移動通信試験方法において、端末移
動局および基地局無線装置の接続は、基地局無線装置か
ら送信される試験情報を含む高周波信号をアンテナおよ
び端末移動局へ通過させ、前記アンテナにて受信する電
波を前記基地局無線装置に通過するが前記端末移動局に
は通過させず、かつ、端末移動局からの試験情報を含む
前記高周波信号は前記基地局無線装置に通過するが前記
アンテナに通過させないものである。請求項3記載の移
動通信試験方法は、請求項1または2記載の移動通信試
験方法において、端末移動局は、自動オフフックし、記
憶しているメッセージを再生送信し、受信した音声を録
音し、録音された信号をPB信号により再生送信し、P
B信号によりオンフックするものである。請求項4記載
の移動通信試験方法は、請求項1ないし3のいずれか一
に記載の移動通信試験方法において、オペレーションセ
ンタは、試験情報として音声データを入力および出力が
可能な電話機が接続され、前記オペレーションセンタお
よび端末移動局間の音声データの送受信は、前記電話機
から基地局無線装置を介してこの基地局無線装置に接続
された前記端末移動局にページング信号を送信して前記
端末移動局と前記電話機との回線を接続し、前記端末移
動局にあらかじめ記憶した音声メッセージを再生させる
ものである。請求項5記載の移動通信試験方法は、請求
項1ないし4のいずれか一に記載の移動通信試験方法に
おいて、オペレーションセンタは、試験情報として音声
データを入力および出力が可能な電話機が接続され、前
記オペレーションセンタおよび端末移動局間の音声デー
タの送受信は、電話機から音声データを送信して前記端
末移動局に録音させるとともに、PB信号を送信して前
記端末移動局から前記録音した音声データを再生させる
ものである。請求項6記載の移動通信試験方法は、請求
項1ないし5のいずれか一に記載の移動通信試験方法に
おいて、オペレーションセンタに接続される固定回線に
より基地局無線装置および端末移動局間の試験をするも
のである。請求項7記載の移動通信試験装置は、オペレ
ーションセンタから基地局無線装置を介して端末移動局
と試験情報を送受信して無線区間を含めた通信の正常性
を試験する移動通信試験装置において、前記端末移動局
が前記基地局無線装置から送信される前記試験情報を含
む高周波信号のみを受信し、前記末端移動局から送信さ
れる前記試験情報を含む高周波信号は前記基地局無線装
置でのみ受信可能に前記端末移動局および前記基地局無
線装置を接続する方向性結合器を備えたものである。請
求項8記載の移動通信試験装置は、請求項7記載の移動
通信試験装置において、方向性結合器は、端末移動局お
よび基地局無線装置の接続は、基地局無線装置から送信
される試験情報をアンテナおよび端末移動局へ通過さ
せ、前記アンテナにて受信する電波を前記基地局無線装
置に通過するが前記端末移動局には通過させず、かつ、
端末移動局からの試験情報は前記基地局無線装置に通過
するが前記アンテナに通過させないものである。請求項
9記載の移動通信試験装置は、請求項7または8記載の
移動通信試験装置において、端末移動局は、自動オフフ
ックし、記憶しているメッセージを再生送信し、受信し
た音声を録音し、録音された信号をPB信号により再生
送信し、PB信号によりオンフックするものである。請
求項10記載の移動通信試験装置は、請求項7ないし9
のいずれか一に記載の移動通信試験装置において、オペ
レーションセンタに試験情報として音声データを入力お
よび出力が可能に接続される電話機を備え、前記オペレ
ーションセンタは、前記電話機にて端末移動局を呼び出
す入力により前記端末移動局に基地局無線装置を介して
ページング信号を送信して前記端末移動局と前記電話機
との回線を接続し、前記端末移動局にあらかじめ記憶し
た音声メッセージを再生させて前記電話機に出力させる
ものである。請求項11記載の移動通信試験装置は、請
求項7ないし10のいずれか一に記載の移動通信試験装
置において、オペレーションセンタに試験情報として音
声データを入力および出力が可能に接続される電話機を
備え、前記オペレーションセンタは、前記電話機から入
力される音声データを前記端末移動局に送信して録音さ
せるとともに、前記電話機から入力されるPB信号を前
記端末移動局に送信して前記端末移動局に前記録音した
音声データを再生させて前記電話機に出力させるもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態を示
す移動通信試験装置の構成を図1を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明に係る移動通信試験装置を
示すブロック図である。なお、図6に示す従来のものと
同一の構成のものには、同一の符号を付す。
【0013】図1に示すように、移動通信試験装置は、
オペレーションセンタ19、基地局20、端末移動局で
ある試験装置21、オペレーションセンター19と基地
局20とを接続する伝送路28、および、基地局20と
試験装置21とを接続する高周波ケーブル30を備えて
いる。
【0014】そして、試験装置21は、携帯電話1を備
えている。この携帯電話1には、呼び出しを受けると自
動オフフックする機能、自動オフフックした後にあらか
じめ記憶している音声メッセージを再生し送信する機
能、受信した音声を録音する機能、および、特定のPB
信号を受信することにより録音した音声を再生したりオ
ンフック動作をする機能が備わっている。
【0015】すなわち、図4のブロック図に示すよう
に、携帯電話1は、CPU35、無線部31、ベースバ
ンド部32、メッセージ再生部33および音声録音再生
部34を備えている。そして、メッセージ再生部33
は、自動オフフック後にあらかじめ記憶している音声メ
ッセージを自動再生する機能がある。また、音声録音再
生部34は、受信した音声を録音および再生する機能が
ある。そして、受信した音声を再生させるには、あらか
じめ定めておいた特定のPB音を受信させることにより
動作する。なお、これらの機能は、一般固定電話にある
留守番電話機能、すなわちかかってきた呼に自動でオフ
フックし、あらかじめ記憶させておいた音声メッセージ
を自動再生し、受信した音声を録音し、予め定めておい
た特定のPB音を受信すると録音された音声を再生する
機能と同じである。
【0016】一方、基地局20は、携帯電話1に高周波
ケーブル30を介して接続される方向性結合器2と、こ
の方向性結合器2に接続されたアンテナ3および基地局
無線装置4と、基地局無線装置に接続された基地局制御
装置5とを備えている。
【0017】そして、方向性結合器2は、図3に示すよ
うに、基地局無線装置4から発射された高周波信号をア
ンテナ3へ通過損失を少なくして通過させ(図3中の方
向A)、かつ携帯電話1の方向にも通過させる(図3中
の方向B)。また、方向性結合器2は、アンテナ3にて
受信した電波を基地局無線装置4へ通過損失を少なくし
て通過させるが、携帯電話1の方向には通過させない
(図3中の方向A)。さらに、方向性結合器2は、携帯
電話1からの高周波信号を基地局無線装置4の方向に通
過させるが、アンテナ3の方向には通過させない(図3
中の方向B)。
【0018】このため、方向性結合器2はアンテナ3と
携帯電話1とは双方向ともに電波を通過させない性質を
持っている。したがって、携帯電話1は接続された基地
局無線装置4から発射された高周波信号しか受信でき
ず、また、携帯電話1から発射された高周波信号は基地
局無線装置4でのみ受信される。すなわち、方向性結合
器2を使用することにより、携帯電話1は必ず一つの基
地局無線装置4にて待ち受けすることになり、携帯電話
1は方向性結合器2によって接続された基地局無線装置
4としか高周波信号を送受信できないことになるので、
試験したい基地局無線装置4を着信させる携帯電話1の
電話番号だけで特定することが可能となる。
【0019】また、オペレーションセンタ19は、基地
局20の基地局制御装置5に伝送路28を介して接続さ
れる交換機6と、この交換機6に接続された固定電話機
9と、交換機6に接続された関門交換機22とを備えて
いる。なお、実際には、1台の交換機6に複数の基地局
20が接続されているが、説明の都合上、図1には1つ
のみ記載した。
【0020】さらに、このオペレーションセンタ19に
は、陸上固定電話網27が接続されている。この陸上固
定電話網27は、オペレーションセンタ19の関門交換
機22に相互接続伝送路29により接続される関門交換
機23と、この関門交換機23に接続された交換機24
と、この交換機24に加入者線25を介して接続される
電話機26を備えている。
【0021】そして、固定電話機9から携帯電話1の保
守者が携帯電話1の電話番号をダイヤルすることによ
り、基地局無線装置4の試験が実行される。すなわち、
保守者がオペレーションセンタ19に設備してある固定
電話機9から携帯電話1へダイヤルし、携帯電話1から
自動オフフックした後にあらかじめ記憶された音声メッ
セージを保守者が固定電話機9で聞くことにより、上り
方向の回線の正常性が確認される。さらに、保守者から
の操作する固定電話機9にて発信するPB信号にて、保
守者の発した音声が録音された音を再生させ、その音を
保守者が聞くことにより、下り方向の回線が正常である
ことを確認する。
【0022】また、同様に、陸上固定電話網27の電話
機26から携帯電話1の保守者が携帯電話1の電話番号
をダイヤルすることにより、基地局無線装置4の試験が
実行される。
【0023】次に、上記実施の形態の動作を説明する。
【0024】まず、試験が正常な場合の動作について図
2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0025】保守者は、試験をしたい基地局無線装置4
と接続されている携帯電話1の電話番号を固定電話機9
からダイヤルする(ステップS50)。
【0026】このステップS50での固定電話機9から
のダイヤルにより、基地局無線装置4は携帯電話1を呼
び出す信号であるページング信号を高周波信号にて送信
する(ステップS51)。そして、このステップS51
によるページング信号を受信した携帯電話1と基地局無
線装置4との間で着信シーケンスのやりとりが行われ
(ステップS52)、携帯電話1は自動でオフフックし
(ステップS53)、固定電話機9と携帯電話1の回線
が接続される。さらに、携帯電話1は自動オフフック
後、記憶している音声メッセージを再生し、その再生さ
れた音声メッセージを保守者が固定電話機9の受話器か
ら聞く(ステップS54)。
【0027】そして、保守者は再生メッセージを聞いた
後、固定電話機9の送受話器から音声を送信し、その音
声を携帯電話1は録音する(ステップS55)。
【0028】また、保守者は予め定めておいたPB信号
を固定電話機9から送信し、携帯電話1はそのPB信号
を受信する(ステップS56)と、録音された音声を再
生し送信し保守者は固定電話機9の受話器から再生され
た音声を聞いたり(ステップS57)、携帯電話1をオ
ンフックすることで終話となる(ステップS58)。
【0029】そして、基地局無線装置が正常であれば、
ステップS54での携帯電話1が記憶している音声メッ
セージと、ステップS57での携帯電話1にて録音再生
された保守者の音声の両方が聞こえる。
【0030】一方、無線回線の下り方向のみが異常であ
る場合には、ステップS54の音声メッセージは聞こえ
るが、保守者が録音した音声はステップS57で正常に
聞くことができない。
【0031】また、無線回線の上り方向のみが異常であ
る場合には、ステップS54の音声メッセージが聞こえ
ないが、下り方向の回線が正常のためステップS56に
てオンフックのPB信号を受信でき、終話(ステップS
58)となる。
【0032】さらに、下り方向および上り方向の両方の
回線が異常である場合には、ステップS54の音声メッ
セージを保守者が聞くことができず、PB信号により携
帯電話1からオンフックし終話させることもできないこ
とになる。そのときは固定電話機9をオンフックするこ
とにより終話させる。
【0033】なお、電話機26を使用しても、同様にし
て同じ試験が実施できる。
【0034】このように、固定電話機9や電話機26を
使用することにより、無線回線に比べて固定回線は回線
品質が安定していることから、基地局無線装置4と携帯
電話1との無線回線を試験する上で影響を与えないの
で、確実に試験が実施できる。
【0035】上述したように、自動オフフックし、記憶
しているメッセージを再生送信し、受信した音声を録音
し、録音された信号をPB信号により再生送信し、また
はPB信号によりオンフックする携帯電話1を基地局無
線装置4と方向性結合器2で接続させておくことによ
り、オペレーションセンタ19から試験情報を入力する
ことを必要とせず、試験装置21に少なくとも制御部を
省くことができ、試験としてのシステムを構築すること
なく簡単な構成で簡易的に試験することができる。
【0036】そして、基地局無線装置4とアンテナ3と
が双方向にて電波を通過させ、基地局無線装置4と携帯
電話1とが双方向にて高周波信号を通過させ、アンテナ
3と携帯電話1とは双方向ともに高周波信号を通過させ
ない方向性結合器2により、携帯電話1は方向性結合器
2によって接続された基地局無線装置4としか高周波信
号を送受信できなくするので、携帯電話1の電話番号を
ダイヤルするだけで試験したい基地局無線装置4を特定
することができる。
【0037】さらに、回線品質が安定している固定回線
の電話機26を用いて基地局無線装置4と携帯電話1と
の無線回線を試験するので、確実に安定した試験が実施
できる。
【0038】また、無線回線の特に音声呼処理機能を確
認することに機能を絞ることで、簡易な構成とすること
ができる。
【0039】さらに、試験情報として保守者が設定入力
するパラメータが無いため試験時間を短縮できる。
【0040】なお、上記実施の形態において、基地局無
線装置4が単一セクタで構成されているときを対象とし
ているが、図5に示すように、基地局無線装置4が3つ
のセクタに対応している場合にも、アンテナ3−1、3
−2、3−3と携帯電話1−1、1−2、1−3をそれ
ぞれ方向性結合器2−1、2−2、2−3を経由させて
高周波ケーブル30−1、30−2、30−3で接続
し、それぞれのセクタに接続することにより、セクタ単
位で正常かどうかを試験することもできる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、自動オフフックし、記
憶しているメッセージを再生送信し、受信した音声を録
音し、録音された信号をPB信号により再生送信し、ま
たはPB信号によりオンフックする端末移動局と基地局
無線装置とを方向性結合器で接続させておくことによ
り、オペレーションセンタから試験情報を入力すること
を必要とせず、端末移動局に少なくとも制御部を省くこ
とができ、試験としてのシステムを構築することなく簡
単な構成で簡易的に通信の正常性を試験できる。
【0042】また、基地局無線装置とアンテナとが双方
向にて電波を通過させ、基地局無線装置と端末移動局と
が双方向にて高周波信号を通過させ、アンテナと端末移
動局とは双方向ともに高周波信号を通過させない方向性
結合器により、端末移動局は方向性結合器によって接続
された基地局無線装置としか送受信できなくなるので、
端末移動局の電話番号をダイヤルするだけで試験したい
基地局無線装置を特定することができる。
【0043】さらに、回線品質が安定している固定回線
の電話機を用いて基地局無線装置と端末移動局との無線
回線を試験するので、確実に安定した試験が実施でき
る。
【0044】そして、無線回線の特に音声呼処理機能を
確認することに機能を絞ることで、簡易な構成とするこ
とができ、さらに、試験情報として保守者が設定入力す
るパラメータが無いため試験時間を短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す移動通信試験装置
のブロック図である。
【図2】同上通信の正常性の試験を行う動作を示すフロ
ーチャートである。
【図3】同上方向性結合器の高周波信号の通過方向を示
すブロック図である。
【図4】同上携帯電話を示すブロック図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す基地局無線装置
と試験装置との関係を示すブロック図である。
【図6】従来例の移動通信試験装置を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1,1−1,1−2,1−3 携帯電話 2,2−1,2−2,2−3 方向性結合器 3,3−1,3−2,3−3,10,17 アンテナ 4 基地局無線装置 5 基地局制御装置 6,24 交換機 7 監視制御装置 8 操作卓 9 固定電話機 11 携帯電話部 12 制御部 13 非電話通信部 14 音声録音再生部 15,21 試験装置 16 無線回線 18 音声確認/非電話通信確認用端末 19 オペレーションセンタ 20 基地局 22,23 関門交換機 25 加入者線 26 電話機 27 陸上固定電話網 28 伝送路 29 相互接続伝送路 30,30−1,30−2,30−3 高周波ケーブ
ル 31 無線部 32 ベースバンド部 33 メッセージ再生部 34 音声録音再生部 35 CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K019 AA02 AC05 BA45 BB31 CC14 CC16 DA03 DB07 5K042 AA03 AA06 BA05 BA11 CA02 CA05 CA13 CA17 DA11 DA32 EA01 EA08 EA14 FA15 FA21 GA01 JA08 5K067 AA14 BB04 DD03 DD11 DD16 EE02 EE10 EE16 FF40 GG11 GG21 HH23 KK01 KK15 LL08 LL14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オペレーションセンタから基地局無線装
    置を介して端末移動局と試験情報を送受信して無線区間
    を含めた通信の正常性を試験する移動通信試験方法にお
    いて、 前記端末移動局が前記基地局無線装置から送信される前
    記試験情報を含む高周波信号のみを受信し、前記末端移
    動局から送信される前記試験情報を含む高周波信号は前
    記基地局無線装置でのみ受信可能に前記端末移動局およ
    び前記基地局無線装置を接続し、 前記オペレーションセンタから前記基地局無線装置を介
    して前記所定の端末移動局を呼び出して回線を接続し、
    音声データを送受信することを特徴とする移動通信試験
    方法。
  2. 【請求項2】 端末移動局および基地局無線装置の接続
    は、基地局無線装置から送信される試験情報を含む高周
    波信号をアンテナおよび端末移動局へ通過させ、前記ア
    ンテナにて受信する電波を前記基地局無線装置に通過す
    るが前記端末移動局には通過させず、かつ、端末移動局
    からの試験情報を含む前記高周波信号は前記基地局無線
    装置に通過するが前記アンテナに通過させないことを特
    徴とする請求項1記載の移動通信試験方法。
  3. 【請求項3】 端末移動局は、自動オフフックし、記憶
    しているメッセージを再生送信し、受信した音声を録音
    し、録音された信号をPB信号により再生送信し、PB
    信号によりオンフックすることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の移動通信試験方法。
  4. 【請求項4】 オペレーションセンタは、試験情報とし
    て音声データを入力および出力が可能な電話機が接続さ
    れ、 前記オペレーションセンタおよび端末移動局間の音声デ
    ータの送受信は、前記電話機から基地局無線装置を介し
    てこの基地局無線装置に接続された前記端末移動局にペ
    ージング信号を送信して前記端末移動局と前記電話機と
    の回線を接続し、前記端末移動局にあらかじめ記憶した
    音声メッセージを再生させることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか一に記載の移動通信試験方法。
  5. 【請求項5】 オペレーションセンタは、試験情報とし
    て音声データを入力および出力が可能な電話機が接続さ
    れ、 前記オペレーションセンタおよび端末移動局間の音声デ
    ータの送受信は、電話機から音声データを送信して前記
    端末移動局に録音させるとともに、PB信号を送信して
    前記端末移動局から前記録音した音声データを再生させ
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記
    載の移動通信試験方法。
  6. 【請求項6】 オペレーションセンタに接続される固定
    回線により基地局無線装置および端末移動局間の試験を
    することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一に
    記載の移動通信試験方法。
  7. 【請求項7】 オペレーションセンタから基地局無線装
    置を介して端末移動局と試験情報を送受信して無線区間
    を含めた通信の正常性を試験する移動通信試験装置にお
    いて、 前記端末移動局が前記基地局無線装置から送信される前
    記試験情報を含む高周波信号のみを受信し、前記末端移
    動局から送信される前記試験情報を含む高周波信号は前
    記基地局無線装置でのみ受信可能に前記端末移動局およ
    び前記基地局無線装置を接続する方向性結合器を備えた
    ことを特徴とした移動通信試験装置。
  8. 【請求項8】 方向性結合器は、端末移動局および基地
    局無線装置の接続は、基地局無線装置から送信される試
    験情報をアンテナおよび端末移動局へ通過させ、前記ア
    ンテナにて受信する電波を前記基地局無線装置に通過す
    るが前記端末移動局には通過させず、かつ、端末移動局
    からの試験情報は前記基地局無線装置に通過するが前記
    アンテナに通過させないことを特徴とした請求項7記載
    の移動通信試験装置。
  9. 【請求項9】 端末移動局は、自動オフフックし、記憶
    しているメッセージを再生送信し、受信した音声を録音
    し、録音された信号をPB信号により再生送信し、PB
    信号によりオンフックすることを特徴とした請求項7ま
    たは8記載の移動通信試験装置。
  10. 【請求項10】 オペレーションセンタに試験情報とし
    て音声データを入力および出力が可能に接続される電話
    機を備え、 前記オペレーションセンタは、前記電話機にて端末移動
    局を呼び出す入力により前記端末移動局に基地局無線装
    置を介してページング信号を送信して前記端末移動局と
    前記電話機との回線を接続し、前記端末移動局にあらか
    じめ記憶した音声メッセージを再生させて前記電話機に
    出力させることを特徴とした請求項7ないし9のいずれ
    か一に記載の移動通信試験装置。
  11. 【請求項11】 オペレーションセンタに試験情報とし
    て音声データを入力および出力が可能に接続される電話
    機を備え、 前記オペレーションセンタは、前記電話機から入力され
    る音声データを前記端末移動局に送信して録音させると
    ともに、前記電話機から入力されるPB信号を前記端末
    移動局に送信して前記端末移動局に前記録音した音声デ
    ータを再生させて前記電話機に出力させることを特徴と
    した請求項7ないし10のいずれか一に記載の移動通信
    試験装置。
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