JP2000328658A - 接合構造,建物ユニット及び屋根ユニット - Google Patents

接合構造,建物ユニット及び屋根ユニット

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JP2000328658A
JP2000328658A JP11141753A JP14175399A JP2000328658A JP 2000328658 A JP2000328658 A JP 2000328658A JP 11141753 A JP11141753 A JP 11141753A JP 14175399 A JP14175399 A JP 14175399A JP 2000328658 A JP2000328658 A JP 2000328658A
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lintel
web
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roof
panel member
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JP11141753A
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English (en)
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Masateru Ito
真輝 伊藤
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の支持強度を確保できると共に、溶接工数
を減少させて、しかも、施工が容易な接合構造,該接合
構造を用いた建物ユニット及び屋根ユニットを提供す
る。 【解決手段】屋根部16の屋根部柱材25を切妻壁面パ
ネル部材23の内部に設けて、屋根部柱材25の下端面
25dに近接した位置に、まぐさ29が、切妻壁面パネ
ル部材23の下縁に沿って設けられている。切妻壁面パ
ネル部材23内に位置するまぐさ側ウエブ側面部20a
には、ウエブ取付基面31aから一対の側片の開放端3
1b,31bを、まぐさ29の延設方向に突設すること
により水平断面略コ字状を呈すると共に、両側片31
b,31bの間隙の下部に、間隙にまぐさ29を介在さ
せた状態で、下方から支持する水平支持面31cが設け
られているまぐさ受け部材31が予め装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に、ユニット
建物等のプレハブ建物に用いられ、梁と柱との接合構
造,該接合構造を用いた建物ユニット及び屋根ユニット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の接合構造としては、例え
ば、図7及び図8に示すようなものが知られている(特
開平3−228937号公報参照)。
【0003】このような建物1では、基礎2上に、1階
の各柱材3…を立設し、該柱材3…の上端部に跨って、
梁材4が介在するように取り付けられている。
【0004】そして、順次、2階の各柱材5…,3階の
床梁材6,3階の各柱材7…,3階の屋根梁材8を施工
し、前記各梁材4,6が、前記各柱材3,5間及び5,
7間に介在されるいわゆる梁勝ちの鉄骨軸組構造として
いる。
【0005】前記柱材3及び5と梁材4との接合部の構
造を図7を用いて詳述すると、H型鋼を用いた各柱材
3,5の端部には、各フランジ部3a,3a及び5a,
5aに対応して接合プレート3b,3b及び5b,5b
が接合されていて、各々前記梁材4の上,下側フランジ
部4a,4bにボルト部材9…によって接合されてい
る。
【0006】前記梁材4の上,下側フランジ部4a,4
b間は、ウエブ部4cから側方に突設されるスチフナー
プレート10,10が溶接されて連結されている。
【0007】このように構成された従来の接合構造で
は、柱材3の接合プレート3b上部に、前記梁材4が架
設されて、平面状の床パネル部材11が、取付プレート
11a,11aを介してこの梁材4の上側フランジ部4
aに取り付けられる。
【0008】そして、この平面状の床パネル部材11を
足場として、柱材5の取付施工が行われる。前記柱材5
の荷重は、前記スチフナープレート10,10が一体形
成された梁材4を介して、下階の柱材3から前記基礎2
に伝達されることにより、下方から支持されている。
【0009】また、なお、他の接合構造としては、特開
平7−76881号公報等に記載されているようなもの
が知られている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の接合構造では、施工現場に各柱材3,5,7及び梁
材4,6及び屋根梁材8を搬送して、順次、柱材3…,
梁材4を取付けた後、2階の各柱材5…,3階の床梁材
6,3階の各柱材7…,3階の屋根梁材8を取付け施工
しなければならない。
【0011】このため、箱型の建物ユニットを組み合わ
せて積み上げ、ユニット建物を構成するものに比して、
施工性が良好であるとは言いにくかった。また、断熱、
気密性も現場施工となるので良好であるとは言い難かっ
た。
【0012】また、前記各梁材4,6が、前記各柱材
3,5間及び5,7間に介在されるので、各梁材4,6
の最も荷重が作用する結合部近傍に、スチフナープレー
ト10,10が接合されて補強されている。これらのス
チフナープレート10,10は、前記上,下側フランジ
部4a,4bの内側及びウエブ部4cに対して各々内周
への溶接を施さなければならない。しかも、H型鋼で
は、建物1の内,外両側面にスチフナープレート10,
10を設けなければ、建物の規模によっては強度不足を
起こす虞がある為、溶接工程数が増大して作業が煩雑と
なり、製造コストの増大を抑制することが出来ないとい
った問題があった。
【0013】また、従来のユニット建物に用いられる建
物ユニットは、壁勝ちの構造を呈しているので、柱の側
面部に、切り欠き等を形成して、梁端部を接合してい
る。このため、切り欠きが形成された分、構造耐力を減
少させてしまう虞があった。また、壁面に梁材を組み合
わせて接合する際に、大がかりな組立装置を必要として
いた。
【0014】そこで、この発明は、所望の支持強度を確
保できると共に、溶接工数を減少させて、しかも、施工
が容易な接合構造,該接合構造を用いた建物ユニット及
び屋根ユニットを提供することを課題としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本願発明の請求項1に記載されたものでは、上フラン
ジ,下フランジをウエブ上,下端に有する型鋼からなる
梁材の該上フランジ上面に、上部構造体の柱の下端を、
又は、前記下フランジ下面に、下部構造体の柱の上端を
各々連結する接合部を有する接合構造であって、前記梁
材の上,下フランジの各端縁部間には、前記ウエブに対
向して平行に設けられ、該ウエブ及び前記上,下フラン
ジと共に閉断面形状を呈するように補強リブ部材が延在
して接合されている接合構造を特徴としている。
【0016】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記補強リブが、前記梁材の上,下フランジの各
端縁部間を接合し、前記ウエブに対向して平行に設けら
れて、該補強リブと前記ウエブ及び前記上,下フランジ
とによって閉断面形状が形成されている。
【0017】このため、従来のようにスチフナープレー
トを多数用いなくても、所望の強度を該梁材と柱との接
合部分に与えることが出来る。従って、溶接工数及び部
品点数を減少させて、製造コストを減少させることが出
来る。
【0018】また、請求項2に記載されたものでは、上
フランジ,下フランジをウエブ上,下端に有する型鋼か
らなる梁材を壁パネル部材延設方向に対して略直交する
方向へ延設し、該梁材には、該上フランジ上面に、上部
構造体の柱の下端を、又は、前記下フランジ下面に、下
部構造体の柱の上端を各々連結する接合部を有する接合
構造であって、前記上部構造体の柱を該上部構造体の壁
パネル部材の内部に設けて、該柱下端に近接した位置に
まぐさを該壁パネル部材の下縁に沿って設け、しかも、
該壁パネル部材内に位置するまぐさ側ウエブ側面部に
は、該まぐさ側ウエブ側面部に対向するウエブ取付基面
から一対の側片の開放端を、該壁パネル部材内に装着さ
れるまぐさの延設方向に突設することにより水平断面略
コ字状を呈すると共に、該両側片の間隙の下部に設けら
れ、該両側片の間隙に該まぐさを介在させた状態で、下
方から該まぐさを支持する水平支持面を有するまぐさ受
け部材を予め装着する接合構造を特徴としている。
【0019】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記まぐさを前記まぐさ受け部材の両側片間に、
上方から挿入して介在させて、前記水平支持面に当接さ
せることにより、下方から支持させた状態で前記壁パネ
ル部材を固定できる。
【0020】例えば、前記壁パネル部材のうち、柱下端
に、梁材の上フランジを当接させて固定する際、取付孔
に上下方向に沿って挿通される固定ボルトの水平方向の
位置決めを、前記ウエブ取付基面及び両側片に沿わせて
降下する前記まぐさをガイドさせることにより、容易に
取付孔に固定ボルトを挿通させることができる。
【0021】しかも、例えば、前記水平支持面と前記ま
ぐさとを固定ボルトで締結するように構成すれば、前記
柱の固定ボルト等と共に、近接した複数点で前記壁パネ
ル部材を前記梁材に固定出来、取付寸法の精度を良好な
ものとすることができる。
【0022】このため、高所作業量を減少させて施工性
を良好なものとすることが出来る。
【0023】そして、請求項3に記載されたものでは、
前記下フランジの下面には、前記下部構造体の柱との間
に介在されて接続可能なジョイントスペーサ部材が設け
られる請求項1又は2記載の接合構造を特徴としてい
る。
【0024】このように構成された請求項3記載のもの
では、ジョイントスペーサ部材が、前記下フランジの下
面と、前記下部構造体の柱との間に介在されて接続され
るので、梁材の高さ方向の位置を調整出来る。このた
め、例えば2,3階等の床部の高さ位置も調整出来、天
井高等の設計の自由度を増大させることが出来る。
【0025】また、請求項4に記載されたものでは、前
記補強リブ部材を該ジョイントスペーサ部材の下辺部ま
で延設して接合している請求項3記載の接合構造を特徴
としている。
【0026】このように構成された請求項4記載のもの
では、前記補強リブ部材が、該ジョイントスペーサ部材
の下辺部まで延設されて接合されている。
【0027】このため、部品点数を増大させること無
く、前記ジョイントスペーサ部材部分の強度を更に向上
させることが出来る。
【0028】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記梁材の端部の外壁面部材に対向する端面は、開口され
ると共に、前記上,下フランジ部及び前記ウエブによっ
て囲まれた空間内に断熱材が充填されている請求項1乃
至4のうち何れか一項記載の接合構造を特徴としてい
る。
【0029】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記梁材の端部の外壁面部材に対向する端面は、
開口されているので、外気温度と屋内温度との差異が大
きい部分での表面積を減少させて、例えば端部をキャッ
プ状の覆う場合に、キャップ内側面に発生する結露を防
止できる。
【0030】しかも、前記上,下フランジ部及び前記ウ
エブによって囲まれた空間内に断熱材が充填されている
ので、防音、遮熱性能を向上させることが出来る。
【0031】更に、請求項6に記載されたものでは、請
求項1乃至5のうち何れか一項記載の接合構造を用い
て、前記上部構造体と、前記梁材とが予め接合されてい
る建物ユニットを特徴としている。
【0032】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記上部構造体の上部ユニットが、前記梁材を予
め接合している。このため、前記下部構造体を構成する
略箱型の建物ユニットの上部に、該上部ユニットを載置
するだけで、前記梁材を前記下部構造体と上部構造体と
の間に、介在させることが出来る。
【0033】従って、梁勝ちの構造の建物ユニットを容
易に積み上げることが出来て、更に、高所作業量を減少
させることができる。
【0034】しかも、従来の壁勝ちの建物ユニットに比
べて、柱を切り欠く等、構造耐力を減少させる部分が無
く、大がかりな組立装置も必要としない。
【0035】また、請求項7に記載されたものでは、前
記上部構造体の前記壁パネル部材は、切妻壁面パネル部
材である請求項1乃至5のうち何れか一項記載の接合構
造を用いた屋根ユニットを特徴としている。
【0036】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記屋根ユニットのうち、前記切妻壁面パネル部
材内に、前記下階構造体の柱によって、下方から支持さ
れる柱が存在するので、所望の構造耐力を有した屋根部
を該屋根ユニットを積み上げることにより、容易に構成
できる。
【0037】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0038】図1乃至図6は、この発明の実施の形態1
を示すものである。なお、前記従来例と同一乃至均等な
部分については、同一符号を付して説明する。
【0039】まず、構成を説明すると、この実施の形態
1の接合構造,該接合構造を用いた建物ユニット及び屋
根ユニットを有するユニット建物14では、下階構造体
として略直方体形状を有する箱型建物ユニット12…を
複数組み合わせて、下階の居室部13が形成されてい
る。
【0040】これらの箱型建物ユニット12の各四隅部
には、鋼製の柱15…が上下方向に延設方向を沿わせて
配設されると共に、この柱15の上端部15aからは、
各々取付ボルト15bが上方へ向けて立設されている。
【0041】この居室部13の上部には、屋根裏16a
を有する屋根部16が載置されている。
【0042】この屋根部16は、主に、棟側中央屋根ユ
ニット17及びこの棟側中央屋根ユニット17の両側に
位置する軒側屋根ユニット18,18から構成されてい
る。
【0043】このうち、前記棟側中央屋根ユニット17
には、Cチャネル型鋼からなる梁材19が設けられてい
る。
【0044】この梁材19には、所定高さ(実施の形態
1では約200mm)を有して鉛直に立設するウエブ2
0の上,下端に各々所定幅を有する上フランジ21,下
フランジ22が一体に設けられている。この梁材19に
は、ウエブ20の略半分高さを有して、前記下フランジ
22及びウエブ20の内側面を連結するスチフナープレ
ート19aが設けられて上半分に、ウレタン充填開口1
9bが形成されている。
【0045】そして、この実施の形態1では、前記梁材
19の端部の外壁面部材に対向する端面19cが、開口
されると共に、前記上,下フランジ部21,22及び前
記ウエブ20によって囲まれた空間内にウレタン断熱材
が充填されるように構成されている。
【0046】この梁材19は、壁パネル部材としての切
妻壁面パネル部材23の平面延設方向に対して略直交す
る方向へ水平に延設されている。この切妻壁面パネル部
材23内には、前記柱15の上方に位置するように、屋
根部柱材25,25が設けられている。この屋根部柱材
25の下端部には、内装されるピン型ナット25aに螺
合されて取付ボルト部材25bが設けられていて、この
取付ボルト部材25bの先端部25cが、前記屋根部柱
材25の下端としての下端面25dから下方へ向けて突
設されている。
【0047】また、前記屋根部柱材25の側面部25e
には、図5に示すように所定の厚みwを有する補助木材
23a,23aが介在されると共に、外壁パネル部材2
3b,23bの間に位置する補助外壁パネル部材23
c,23c及び23d,23dが貼設されている。これ
らの補助外壁パネル部材23d,23d間には、充填材
23e及び目地材23fを覆うように、目隠し部材23
gが貼設されている。
【0048】更に、この切妻壁面パネル部材23の内部
には、下端面25dに近接した位置にまぐさ29が、切
妻壁面パネル部材23の下縁に沿って設けられている。
【0049】このまぐさ29には、前記梁材19側端面
に、取付ブロック片29aが一体に設けられている。こ
の取付ブロック片29aの下端面29bには、まぐさ取
付部ボルト部材29cが、下方に向けて先端を突設させ
ている。
【0050】前記切妻壁面パネル部材23内に位置する
梁材19の端部には、接合部24が、設けられている。
この接合部24には、前記上フランジ21の上面21a
に、前記屋根部16の屋根部柱材25の下端面25dを
当接させた状態で、前記取付ボルト部材25bの先端部
25cを挿通する取付孔21bが形成されている。
【0051】そして、挿通された先端部25cにワッシ
ャ部材26,26を介在させてナット部材27を螺合さ
せて締結することにより、この梁材19に前記屋根部柱
材25を連結するように構成されている。
【0052】又、前記下フランジ22の下面22aに
は、前記箱型建物ユニット12の柱15の上端部15a
を当接させて、この下面22aに連結するように、上端
部15aとの間に介在されて接続可能とするジョイント
スペーサ部材28が設けられている。
【0053】このジョイントスペーサ部材28は、図2
に示すように、前記下面22aに接合される上面部28
aと、この上面部28aから一体に折曲形成される垂直
側面部28bと、この垂直側面部28bの下端に接続さ
れて一体に水平方向へ向けて延設される下辺部28cと
を有し、断面略コ字状を呈するように形成されている。
前記垂直側面部28bは、上面視で前記ウエブ20と重
複する位置に形成されると共に、上面部28aから下辺
部28cまで所定高さ(実施の形態1では約80mm)
hを有して構成されている。
【0054】このうち、前記下辺部28cには、箱型建
物ユニット12,12の柱15の上端部15aに設けら
れた取付ボルト15bを挿通する取付孔28dが形成さ
れている。また、前記垂直側面部28bの略半分の高さ
まで、この下辺部28cと垂直側面部28b内側とを接
続するスチフナープレート28eが一体に設けられてい
る。
【0055】更に、この実施の形態1では、前記梁材1
9の上,下フランジ21,22の各端縁部21c,22
b間には、前記ウエブ20に対向して平行に設けられ、
ウエブ20及び前記上,下フランジ21,22と共に、
垂直断面略ロの字状の閉断面形状を呈するように、略平
板状の補強リブ部材30が延在して接合されている。
【0056】この補強リブ部材30は、更に、前記ジョ
イントスペーサ部材28の下辺部28cの端縁部上面2
8fまで下方に延設されて接合されている。
【0057】しかも、この実施の形態1では、前記切妻
壁面パネル部材23内に位置する前記まぐさ側ウエブ側
面部20aには、受け部材取付孔20b,20bが、上
下方向に所定間隔をおいて形成されている。
【0058】このまぐさ側ウエブ側面部20aには、ま
ぐさ受け部材31が予め装着される。
【0059】このまぐさ受け部材31は、まぐさ側ウエ
ブ側面部20aに対向するウエブ取付基面31aから一
対の側片31b,31bが開放端を、前記切妻壁面パネ
ル部材23内に装着されるまぐさ29の延設方向に突設
することにより水平断面略コ字状を呈して一体となるよ
うに形成されている。
【0060】そして、これらの両側片31b,31bの
間隙の下部には、両側片31b,31bの間隙に、前記
まぐさ29の取付ブロック片29aを介在させた状態で
載置され、下方からまぐさ29が支持されるように、略
水平に延設して、両側片31b,31bの両下縁部間を
接続する水平支持面31cが設けられている。この水平
支持面31cには、前記まぐさ取付ボルト部材29cを
挿通するボルト挿通孔31dが形成されているまた、前
記ウエブ取付基面31には、前記受け部材取付孔20
b,20bに対応する箇所にボルト挿通孔31e,31
eが形成されていて、挿通されたボルト部材32,ナッ
ト部材33によって締結されることにより、前記接合部
24にこのまぐさ受け部材31を予め装着するように構
成されている。
【0061】次に、この実施の形態1の接合構造,該接
合構造を用いた建物ユニット及び屋根ユニットの作用に
ついて、施工順序に沿って説明する。
【0062】この実施の形態1では、施工現場におい
て、前記切妻壁面パネル部材23に、前記梁材19を、
前記接合部24を介して、予め下面部に装着して、前記
居室部13を構成する略箱型の建物ユニット12,12
の上部に載置するように構成している。
【0063】すなわち、梁材19,19は、前記切妻壁
面パネル部材23と別体で、工場から施工現場まで搬送
される。
【0064】施工現場では、前記梁材19,19を所定
間隔をおいて地面に並設して、前記切妻壁面パネル部材
23を垂直に立てることにより、前記側片31b,31
b内にまぐさ29の取付ブロック片29aを挿入して、
前記ウエブ取付基面31aに沿って降下させると、前記
まぐさ取付ボルト部材29cが、前記ボルト挿通孔31
dに、また、前記取付ボルト部材25bの先端部25c
が前記取付孔21bに各々挿通される。
【0065】そして、前記ワッシャ部材26,26及び
ナット部材27,27を用いて上下方向から締結する
と、前記切妻壁面パネル部材23は、前記梁材19,1
9等によって構成される床部から垂直に立設される。
【0066】次に、前記箱型建物ユニット12を下階の
箱型建物ユニット12上方に載置する様に、クレーン
で、これらの一体化された梁材19,19及び切妻壁面
パネル部材23によって構成される前記棟側中央屋根ユ
ニット17を吊り上げて、図3に示すように前記居室部
13上部に載置する。この際、前記柱15の上端部15
aから突設される取付ボルト15bを前記ジョイントス
ペーサ28の下辺部28cに形成された取付孔28dに
挿通する。
【0067】そして、前記ワッシャ部材26,26及び
ナット部材27を用いて締結される。前記他の軒側屋根
ユニット18,18についても略同様に装着されること
により、屋根部16が、居室部13上部に固定される。
【0068】この実施の形態1では、図4に示すよう
に、前記補強リブ30が、前記梁材19の上,下フラン
ジ21,22の各端縁部21c,22b間を接合し、前
記ウエブ20に対向して平行に設けられて、この補強リ
ブ30と前記ウエブ20及び前記上,下フランジ21,
22とによって、断面略ロ字状の閉断面形状が形成され
ている。
【0069】このため、従来のようにスチフナープレー
トを多数用いなくても、所望の強度をこの梁材19と柱
15,25との接合部24に与えることが出来る。従っ
て、溶接工数及び部品点数を減少させて、製造コストを
減少させることが出来る。
【0070】また、前記まぐさ29を前記まぐさ受け部
材31の両側片31b,31b間に、上方から挿入して
介在させて、前記水平支持面31cに当接させることに
より、下方から支持させた状態で前記切妻壁面パネル部
材23を垂直に固定できる。
【0071】例えば、前記切妻壁面パネル部材23のう
ち、柱25の下端面25dが、梁材19の上フランジ2
1の上面21aを当接されて固定される際、取付孔21
bに上下方向に沿って挿通される取付ボルト部材25b
の水平方向の位置決めを、前記ウエブ取付基面31a及
び両側片31b,31bに沿わせて降下する前記まぐさ
29の取付ブロック片29aをガイドさせることによ
り、容易に取付孔21bに取付ボルト部材25bを上下
方向で挿通させることができる。
【0072】しかも、例えば、前記水平支持面31cと
前記まぐさ29の取付ブロック片29aとをまぐさ取付
ボルト部材29c及びナット部材27等で締結すれば、
前記屋根部柱材25の取付ボルト部材25b等と共に、
近接した複数点で前記切妻壁面パネル部材23を前記梁
材19に固定出来、取付寸法の精度を良好なものとする
ことができる。
【0073】このため、高所作業量を減少させて施工性
を良好なものとすることが出来る。
【0074】そして、前記ジョイントスペーサ部材28
が、前記下フランジ22の下面22aと、前記下部構造
体である居室部13の柱15との間に介在されて接続さ
れるので、梁材19の高さ方向の位置を、このジョイン
トスペーサ部材28の高さhを変更するだけで、上下方
向に調整出来る。このため、例えば2,3階等の床部の
高さ位置も調整出来、天井高等の設計の自由度を増大さ
せることが出来る。
【0075】また、この実施の形態1では、前記補強リ
ブ部材30が、このジョイントスペーサ部材28の下辺
部28cまで延設されて接合されている。
【0076】このため、前記屋根部柱材25の荷重は、
この補強リブ部材30を介して、真下の柱15に直接伝
達され、部品点数を増大させること無く、前記ジョイン
トスペーサ部材28部分の強度を更に向上させることが
出来る。
【0077】更に、前記梁材19の端部の外壁面部材2
3cに対向する端面19cは、開口されているので、外
気温度と屋内温度との差異が大きい部分での表面積を減
少させて、例えば端部をキャップ状に覆う場合、キャッ
プ内側面に発生する結露を防止できる。
【0078】しかも、前記上,下フランジ部21,22
及び前記ウエブ20によって囲まれた空間内及び、前記
ジョイントスペーサ部材28内にウレタン断熱材34,
35が、前記ウレタン充填開口19b等を介して充填さ
れているので、防音、遮熱性能を向上させることが出来
る。
【0079】更に、この実施の形態1では、前記屋根部
16の軒側中央屋根ユニット17及び軒側屋根ユニット
18,18が、各々前記梁材19,19を予め下面部に
装着している。このため、前記居室部13を構成する略
箱型の建物ユニット12,12の上部に、軒側中央屋根
ユニット17及び軒側屋根ユニット18,18を載置す
るだけで、前記梁材19,19を前記居室部13と屋根
部16との間に、介在させることが出来る。
【0080】従って、梁勝ちの構造の建物ユニットを容
易に積み上げることが出来て、更に、高所作業量を減少
させることができる。
【0081】しかも、従来の壁勝ちの建物ユニットに比
べて、柱を切り欠く等、構造耐力を減少させる部分が無
く、大がかりな組立装置も必要としない。
【0082】また、前記棟側中央屋根ユニット17のう
ち、前記切妻壁面パネル部材23内に、前記箱型建物ユ
ニット12の柱15によって、下方から支持される屋根
部柱材25が存在するので、所望の構造耐力を有した屋
根部16をこれらの屋根ユニット17,18を積み上げ
ることにより、容易に構成できる。
【0083】以上、この発明の実施の形態1を図面によ
り詳述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態1に
限らず、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があってもこの発明に含まれる。
【0084】例えば、前記実施の形態1では、施工現場
において、前記切妻壁面パネル部材23に、前記梁材1
9を、前記接合部24を介して、予め下面部に装着し
て、前記居室部13を構成する略箱型の建物ユニット1
2,12の上部に載置するように構成されているが、特
にこれに限らず、例えば、梁材19,19を先に、建物
ユニット12,12の上部に装着してから、前記切妻壁
面パネル部材23を立設させてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1記載のものによれば、前記補強リブが、前記梁材
の上,下フランジの各端縁部間を接合し、前記ウエブに
対向して平行に設けられて、該補強リブと前記ウエブ及
び前記上,下フランジとによって閉断面形状が形成され
ている。
【0086】このため、従来のようにスチフナープレー
トを多数用いなくても、所望の強度を該梁材と柱との接
合部分に与えることが出来る。従って、溶接工数及び部
品点数を減少させて、製造コストを減少させることが出
来る。
【0087】また、請求項2記載のものでは、前記まぐ
さを前記まぐさ受け部材の両側片間に、上方から挿入し
て介在させて、前記水平支持面に当接させることによ
り、下方から支持させた状態で前記壁パネル部材を固定
できる。
【0088】例えば、前記壁パネル部材のうち、柱下端
に、梁材の上フランジを当接させて固定する際、取付孔
に上下方向に沿って挿通される固定ボルトの水平方向の
位置決めを、前記ウエブ取付基面及び両側片に沿わせて
降下する前記まぐさをガイドさせることにより、容易に
取付孔に固定ボルトを挿通させることができる。
【0089】しかも、例えば、前記水平支持面と前記ま
ぐさとを固定ボルトで締結するように構成すれば、前記
柱の固定ボルト等と共に、近接した複数点で前記壁パネ
ル部材を前記梁材に固定出来、取付寸法の精度を良好な
ものとすることができる。
【0090】このため、高所作業量を減少させて施工性
を良好なものとすることが出来る。
【0091】そして、請求項3に記載されたものでは、
ジョイントスペーサ部材が、前記下フランジの下面と、
前記下部構造体の柱との間に介在されて接続されるの
で、梁材の高さ方向の位置を調整出来る。このため、例
えば2,3階等の床部の高さ位置も調整出来、天井高等
の設計の自由度を増大させることが出来る。
【0092】また、請求項4に記載されたものでは、前
記補強リブ部材が、該ジョイントスペーサ部材の下辺部
まで延設されて接合されている。
【0093】このため、部品点数を増大させること無
く、前記ジョイントスペーサ部材部分の強度を更に向上
させることが出来る。
【0094】更に、請求項5に記載されたものでは、前
記梁材の端部の外壁面部材に対向する端面は、開口され
ているので、外気温度と屋内温度との差異が大きい部分
での表面積を減少させて、例えば端部をキャップ状の覆
う場合に、キャップ内側面に発生する結露を防止でき
る。
【0095】しかも、前記上,下フランジ部及び前記ウ
エブによって囲まれた空間内に断熱材が充填されている
ので、防音、遮熱性能を向上させることが出来る。
【0096】更に、請求項6に記載されたものでは、前
記上部構造体の上部ユニットが、前記梁材を予め接合さ
れている。このため、前記下部構造体を構成する略箱型
の建物ユニットの上部に、該上部ユニットを載置するだ
けで、前記梁材を前記下部構造体と上部構造体との間
に、介在させることが出来る。
【0097】従って、梁勝ちの構造の建物ユニットを容
易に積み上げることが出来て、更に、高所作業量を減少
させることができる。
【0098】しかも、従来の壁勝ちの建物ユニットに比
べて、柱を切り欠く等、構造耐力を減少させる部分が無
く、大がかりな組立装置も必要としない。
【0099】また、請求項7に記載されたものでは、前
記屋根ユニットのうち、前記切妻壁面パネル部材内に、
前記下階構造体の柱によって、下方から支持される柱が
存在するので、所望の構造耐力を有した屋根部を該屋根
ユニットを積み上げることにより、容易に構成できる、
という実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の接合構造,該接合構造
を用いた建物ユニット及び屋根ユニットで、要部の分解
斜視図である。
【図2】実施の形態1の接合構造,該接合構造を用いた
建物ユニット及び屋根ユニットで、梁材の接合部に、ま
ぐさ受け部材を装着する様子を説明する分解斜視図であ
る。
【図3】実施の形態1の建物ユニットを用いたユニット
建物の全体斜視図である。
【図4】実施の形態1の接合構造,該接合構造を用いた
建物ユニット及び屋根ユニットで、図3中A−A線に沿
った位置での断面図である。
【図5】実施の形態1の接合構造,該接合構造を用いた
建物ユニット及び屋根ユニットで、図3中B−B線に沿
った位置での断面図である。
【図6】実施の形態1の接合構造,該接合構造を用いた
建物ユニット及び屋根ユニットで、図3中C−C線に沿
った位置での断面図である。
【図7】従来例のプレハブ建物で、要部の構成を説明す
る斜視図である。
【図8】従来例のプレハブ建物で、全体の構成を説明す
る模式図である。
【符号の説明】
12 箱型建物ユニット(下部構造体) 13 居室部 14 ユニット建物 15 (下部構造体の)柱 16 屋根部(上部構造体) 17 棟側中央屋根ユニット 18 軒側屋根ユニット 19 梁材 19c 端面 20 ウエブ 20a まぐさ側ウエブ側面部 21 上フランジ 22 下フランジ 23 切妻壁面パネル部材(壁パネル部材) 24 接合部 25 屋根部柱材 25b 取付ボルト部材(固定ボルト) 29 まぐさ 29c まぐさ取付ボルト部材(固定ボルト) 30 補強リブ部材 31 まぐさ受け部材 31a ウエブ取付基面 31b,31b 側片 31c 水平支持面

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上フランジ,下フランジをウエブ上,下端
    に有する型鋼からなる梁材の該梁材には、該上フランジ
    上面に、上部構造体の柱の下端を、又は、前記下フラン
    ジ下面に、下部構造体の柱の上端を各々連結する接合部
    を有する接合構造であって、 前記梁材の上,下フランジの各端縁部間には、前記ウエ
    ブに対向して平行に設けられ、該ウエブ及び前記上,下
    フランジと共に閉断面形状を呈するように補強リブ部材
    が延在して接合されていることを特徴とする接合構造。
  2. 【請求項2】上フランジ,下フランジをウエブ上,下端
    に有する型鋼からなる梁材を壁パネル部材延設方向に対
    して略直交する方向へ延設し、該梁材には、該上フラン
    ジ上面に、上部構造体の柱の下端を、又は、前記下フラ
    ンジ下面に、下部構造体の柱の上端を各々連結する接合
    部を有する接合構造であって、 前記上部構造体の柱を該上部構造体の壁パネル部材の内
    部に設けて、該柱下端に近接した位置にまぐさを該壁パ
    ネル部材の下縁に沿って設け、しかも、該壁パネル部材
    内に位置するまぐさ側ウエブ側面部には、該まぐさ側ウ
    エブ側面部に対向するウエブ取付基面から一対の側片の
    開放端を、該壁パネル部材内に装着されるまぐさの延設
    方向に突設することにより水平断面略コ字状を呈すると
    共に、該両側片の間隙の下部に設けられ、該両側片の間
    隙に該まぐさを介在させた状態で、下方から該まぐさを
    支持する水平支持面を有するまぐさ受け部材を予め装着
    することを特徴とする接合構造。
  3. 【請求項3】前記下フランジの下面には、前記下部構造
    体の柱との間に介在されて接続可能なジョイントスペー
    サ部材が設けられることを特徴とする請求項1又は2記
    載の接合構造。
  4. 【請求項4】前記補強リブ部材を該ジョイントスペーサ
    部材の下辺部まで延設して接合していることを特徴とす
    る請求項3記載の接合構造。
  5. 【請求項5】前記梁材の端部の外壁面部材に対向する端
    面は、開口されると共に、前記上,下フランジ部及び前
    記ウエブによって囲まれた空間内に断熱材が充填されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項
    記載の接合構造。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のうち何れか一項記載の接
    合構造を用いて、前記上部構造体と、前記梁材とが予め
    接合されていることを特徴とする建物ユニット。
  7. 【請求項7】前記上部構造体の前記壁パネル部材は、切
    妻壁面パネル部材であることを特徴とする請求項2乃至
    5のうち何れか一項記載の接合構造を用いた屋根ユニッ
    ト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114396121A (zh) * 2022-03-07 2022-04-26 江苏沪宁钢机股份有限公司 一种超厚板异形箱型组合拉索节点及其制作方法

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