JP2000322707A - 高飽和磁束密度を有するCo−Fe−Ni磁性膜、およびこれを磁極に用いた複合型薄膜磁気ヘッド、並びに磁気記憶装置 - Google Patents

高飽和磁束密度を有するCo−Fe−Ni磁性膜、およびこれを磁極に用いた複合型薄膜磁気ヘッド、並びに磁気記憶装置

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JP2000322707A
JP2000322707A JP11128152A JP12815299A JP2000322707A JP 2000322707 A JP2000322707 A JP 2000322707A JP 11128152 A JP11128152 A JP 11128152A JP 12815299 A JP12815299 A JP 12815299A JP 2000322707 A JP2000322707 A JP 2000322707A
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film
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nickel
head
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Hiroyuki Ohashi
啓之 大橋
Mikiko Saito
美紀子 斎藤
Tamaki Toba
環 鳥羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】5Oe以下の低保磁力、20000〜2300
0Gの高飽和磁束度を有するCoFeNi軟磁性膜を実
現すること、及び高記録密度でも熱揺らぎの少ない磁気
記憶装置を実現すること。 【解決手段】コバルト含有量が50重量%以上80重量
%以下、鉄含有量が20重量%以上40重量%以下、お
よびニッケル含有量が3重量%以上10重量%未満であ
り、平均結晶粒径が40nm以下であるCoFeNi磁
性膜を電界めっきによって作製する。そして、この磁性
膜を磁極層に用いた磁気ヘッドを構成し、かつ、媒体保
磁力が3500〜7000Oeの高保磁力媒体と組み合
わせた磁気記憶装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ヘッド用の磁
極材料、及びこれを用いた複合型薄膜磁気ヘッド、並び
にこの複合型薄膜磁気ヘッドを備えた磁気記憶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁気記憶装置に搭載される磁気ヘッドに
おいては、高密度の記録を実現するため、ますます強い
記録磁界を発生する磁気ヘッドの必要性が生じている。
【0003】磁気ディスク装置など近年の磁気記憶装置
の記録再生デバイスとしては、再生用の磁気抵抗効果ヘ
ッドと記録用のインダクティブヘッドとを備えた複合型
薄膜磁気ヘッドが主力になっている。その主な理由は、
再生ヘッドと記録ヘッドとをおのおの最適化することで
記憶装置をより高性能化できるからである。
【0004】記録磁界を強くするためには、上記インダ
クティブヘッドの磁極層に、飽和磁束密度の高い材料を
用いる必要がある。さらに、磁極材料は、コイルが発生
する磁界により容易に磁化されなければならず、保磁力
が小さく透磁率の高い磁性材料すなわち良好な軟磁性材
料である必要がある。
【0005】上記インダクティブヘッドの磁極層の材料
として、従来から良く用いられてきたのは電気めっき法
で作製されたニッケル・鉄合金(パーマロイ)である。
【0006】前記複合型薄膜磁気ヘッドでは、特に、磁
歪定数が零に近いニッケル含有量81〜82重量%付近
の組成領域のものが良く用いられている。この組成領域
のパーマロイを以後82パーマロイと呼ぶ。82パーマ
ロイの飽和磁束密度は9000〜10000G(ガウ
ス)程度であるが、これより飽和磁束密度の高い良好な
軟磁性材料を用いれば、書き込み磁界がより強くて急峻
な磁気ヘッドを製造することができる。
【0007】このため、これまでに82パーマロイ以上
の飽和磁束密度を持った磁気ヘッド用軟磁性材料とし
て、種々の材料が提案されている。特に、3元系合金の
コバルト・鉄・ニッケル磁性膜は保磁力および磁歪定数
が小さく、さらに14,000G以上という高い飽和磁
束密度が得られることから、その組成および添加剤につ
いて種々の検討がなされている。
【0008】例えば、特開平5−263170号公報で
は、コバルトが60〜90重量%、鉄が3〜9重量%、
ニッケルが5〜15重量%であるコバルト・鉄・ニッケ
ル膜を用いた薄膜磁気ヘッドが提案されている。
【0009】また、特開平8−241503号公報で
は、コバルトが60〜80重量%、鉄が8〜25重量
%、ニッケルが15〜25重量%であるコバルト・鉄・
ニッケル膜を用いた薄膜磁気ヘッドが提案されている。
【0010】また、特開平8−321010号公報で
は、コバルトが60〜75重量%、鉄が3〜9重量%、
ニッケルが17〜25重量%であるコバルト・鉄・ニッ
ケル膜を用いた薄膜磁気ヘッドが提案されている。
【0011】しかし、これら従来方法に従って作製され
たコバルト・鉄・ニッケル膜の飽和磁束密度は、いずれ
も14,000〜18,000G程度であり、これ以上
の飽和磁束密度は実現できていない。また、いずれもコ
バルトを多量に含むことから、磁気ヘッドなどのデバイ
スに用いた場合に信頼性を保証するのに必要な耐食性が
パーマロイより大きく劣るという欠点がある。
【0012】更に、特開平11−74122号公報で
は、コバルトが40〜70重量%、鉄が20〜40重量
%、およびニッケルが10〜20重量%であるコバルト
・鉄・ニッケル膜およびその製造方法が提案されてい
る。この公報においては、19,000〜22,000
Gという高い飽和磁束密度を持ち、かつ2.5Oe以下
の低保磁力のコバルト・鉄・ニッケル磁性膜を製造でき
ることが開示されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁気記
録の高密度化は、さらに高い記録能力を持つ磁気ヘッド
を要求している。これは、近年の高密度化進展に伴い、
記録の単位である最小磁化反転領域が室温においても熱
エネルギーの影響を受けるほど小さくなり、10ギガビ
ット/平方インチを超える記録密度では、記録磁化が熱
揺らぎで不安定になる現象が現れるためである。
【0014】熱揺らぎを小さくする最も有効な手段とし
て、磁気記録媒体の磁性層の磁気異方性エネルギーを高
めて磁化が熱揺らぎに抗する力を増やす方法がある。し
かし、磁気異方性エネルギーを高めることは、磁化を反
転するのに必要な磁界すなわち媒体の保磁力を大きくす
ることと同じ意味を持つ。そして保磁力の大きな媒体に
データを書き込むためには、ヘッドの記録磁界を強くす
る必要がある。このため、今後の更なる高密度化のため
には更に高い記録磁界を発生する高飽和磁束密度を有す
る材料が必要となる。
【0015】本発明は、このような問題点を克服するた
めのものであり、保磁力および磁歪定数が小さく、かつ
20,000〜23,000Gという高い飽和磁束密度
をもつ軟磁性膜を実現することを目的とする。特に、前
述の従来技術で引用した特開平11−74122号公報
記載のCo−Fe−Ni磁性膜と比較すると、Ni含有
量を更に少なくすることで、更に大きな飽和磁束密度を
有する材料の実現を目的としている。しかもその際、保
磁力及び磁歪定数等の特性も磁極材料へ適用するに必要
な特性とする必要がある。そしてこの磁性膜を備えた磁
気ヘッド、およびこの磁気ヘッドと高保磁力の媒体とを
組み合わせることで高記録密度でも熱揺らぎの少ない磁
気記憶装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁性膜では、コバ
ルト含有量が50重量%以上80重量%以下、鉄含有量
が20重量%以上40重量%以下、およびニッケル含有
量が3重量%以上10重量%未満であり、平均結晶粒径
が40nm以下であることを特徴とする。
【0017】上記組成の磁性膜はコバルトを多量に含有
するが、膜中の不純物として含まれるイオウ含有量を
0.1重量%以下とするこで高耐食性の膜を実現でき
る。
【0018】また、本発明の複合型薄膜磁気ヘッドにお
いては、複合型薄膜磁気ヘッドを構成するインダクティ
ブヘッドの磁極層の全部または一部が前述のコバルト・
鉄・ニッケル磁性膜からなることを特徴とする。この
際、コバルト・鉄・ニッケル磁性膜の膜厚は0.3〜
2.0μmとすることが好ましい。
【0019】さらに本発明の磁気記憶装置では、前述の
本発明の複合型薄膜磁気ヘッドと磁気記録媒体とを組み
合わせた構成からなる。この際、前記磁気記録媒体の保
磁力は3500Oe以上のものを採用することが好まし
い。そしてさらに、5000Oe以上、さらには700
0Oe以上の保磁力を有する媒体を用いることで、高記
録密度した際にも熱揺らぎの影響の少ない磁気記憶装置
を実現できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態による複
合型薄膜磁気ヘッドの要部を示す断面図である。この第
1の実施の形態による複合型薄膜磁気ヘッドは、下部磁
極層2に記録ギャップとなる絶縁層4とが積層され、そ
の上にパターニングした絶縁層4と銅製のコイル3を配
置し、それらの上に上部磁極層1が積層されてなる記録
機能を有するインダクティブヘッドと、下シールド層6
上に絶縁層8によってサンドイッチ状に挟持された磁気
抵抗効果素子7を配置し、それらの上に上シールド層5
が積層されてなる再生機能を有する磁気抵抗効果ヘッド
とからなる。本第1の実施の形態では、下部磁極層2と
上シールド層5が同一のものからなる共通シールド型複
合型薄膜磁気ヘッドである。そして、上記インダクティ
ブヘッドを構成する上部磁極層1および下部磁極層2を
コバルト・鉄・ニッケル磁性薄膜で形成する。このコバ
ルト・鉄・ニッケル磁性薄膜は後述する電気めっきによ
って形成し、飽和磁束密度が20000〜23000
G、保磁力が5Oe以下の軟磁気特性を有する磁性膜で
ある。
【0022】このインダクティブヘッドにおいては、上
部磁極層1および下部磁極層2が絶縁層4(記録ギャッ
プ)を挟み、リング状の磁気コアを形成しており、この
リング状の磁気コアはコイル3を流れる記録電流により
励磁され、その結果、記録ギャップからにじみ出る記録
磁界により磁気記録媒体への書き込みを行う。
【0023】上部磁極層1および下部磁極層2の層厚
は、うず電流による高周波での透磁率低下を避けるため
5μm以下とすることが好ましい。さらに、100MH
z以上の周波数での記録を行う場合には3μm以下とす
ることが好ましい。
【0024】このように構成された複合型薄膜磁気ヘッ
ドは、上部磁極層1及び下部磁極層2に設けたコバルト
・鉄・ニッケル磁性薄膜の効果によって、従来のヘッド
に比べて高い書き込み能力を持つ。これはコバルト・鉄
・ニッケル磁性膜によって、磁極層が磁気的に過度に飽
和することなく強い磁界強度および高い磁界勾配を発生
することができ、保磁力の大きな磁気記録媒体に対して
も低ノイズで分解能の高い磁気記録パターンを書き込む
ことが出来るためである。
【0025】図4は本発明の複合型薄膜磁気ヘッドと高
保磁力媒体とを組み合わせた磁気記憶装置の概略を示す
構成図である。本発明の複合型薄膜磁気ヘッドは磁気ヘ
ッドスライダ33に搭載され、サスペンション34及び
アーム35を介してボイスコイルモータ36に取り付け
られており、このボイスコイルモータ36によって、磁
気ヘッドの位置を制御(トラッキング)する。また、磁
気記録媒体32は磁気ヘッドスライダ33に対向して設
けられ、駆動用モータ31によって回転する。複合型薄
膜磁気ヘッドの記録動作、再生動作は記録再生チャネル
37からの信号によって行われ、この記録再生チャネル
37は制御ユニット38により制御される。同様に、ボ
イスコイルモータ36、及び駆動用モータ31も制御ユ
ニット38により制御される。このように構成した磁気
記憶装置において、磁気記録媒体32の保磁力が700
0Oeの媒体を用いて記録再生動作を行った結果、40
ギガビット/平方インチ以上という高記録密度で、かつ
熱揺らぎの影響も受けにくい安定な磁気記録が可能であ
った。
【0026】図2は本発明の第2の実施の形態による複
合型薄膜磁気ヘッドの要部を示す断面図である。この第
2の実施の形態による複合型薄膜磁気ヘッドにおいて
は、前述の第1の実施の形態の複合型薄膜磁気ヘッドの
上部磁極層1及び下部磁極層2の一部、特に、記録ギャ
ップである絶縁層4側の磁極層部分を本発明のコバルト
・鉄・ニッケル磁性膜11,12で形成する。
【0027】このコバルト・鉄・ニッケル磁性膜11,
12の膜厚は0.1μmと薄くしても書き込み能力の向
上は図れるが、その効果を十分発揮するために0.3μ
m以上の膜厚とすることが好ましい。さらに、その効果
をより顕著とするためには0.5μm以上の膜厚とする
ことが好ましい。一方、膜厚を2μmより厚くすると、
コバルト・鉄・ニッケル磁性膜の比透磁率が300〜8
00(DC)と低いため記録能力が低下する。このた
め、膜厚は2μm以下とすることが好ましい。
【0028】また、磁極層の残りの部分(以下、残余部
と記す)13,14に設ける材料としては、パーマロ
イ、センダスト(鉄・アルミニウム・珪素)、アモルフ
ァスCo合金等の軟磁性膜を用いることができ、その膜
厚は2〜5μm程度とすることが好ましい。
【0029】この際、特に記録再生機能をより向上させ
るためには、磁極層(下部磁極層2)とシールド層(上
シールド層5)とを同一膜で兼用している部分2,5
(以下、共通シールドと記す)は磁歪定数を極力ゼロに
近い軟磁性材料を用いることが好ましい。これは、共通
シールドに磁歪定数の大きな材料を用いると記録動作の
影響が再生へも影響し、再生波形が変化する現象が現れ
易くなるためである。このため、共通シールドのうちコ
バルト・鉄・ニッケル磁性膜12以外の残りの部分、残
余部14には磁歪定数の小さな材料を用いることが好ま
しく、例えば磁歪定数が10 7台の82パーマロイな
どの材料を用いることが好ましい。
【0030】このようにして構成した本発明の複合型薄
膜磁気ヘッドを図4に示した磁気記憶装置に組み込み、
磁気記録媒体32として保磁力の異なる媒体を用いてオ
ーバーライト(O/W)特性を測定した。その結果を図
5に示す。測定は、磁気スペーシングを48nm(浮上
量25nm)及び58nm(浮上量35nm)とし、周
波数50〜60MHzで行った。比較のため、上部磁極
層1及び下部磁極層2を全て82パーマロイとし、他は
本発明の複合型薄膜磁気ヘッドと同様とした従来型の装
置(図中にはパーマロイ磁極ヘッドと表記)も作製し、
そのO/W特性値も示した。
【0031】図5に示したように、本発明のコバルト・
鉄・ニッケル磁性膜を用いた複合型薄膜磁気ヘッド(図
中にはCoNiFe磁極ヘッドと表記)においては、3
000〜7000Oeという大きな保磁力を持つ磁気記
録媒体にも低ノイズで分解能の高い磁気記録パターン
(S/N>30dB)を書き込むことが出来、20ギガ
ビット/平方インチ以上の高記録密度(7000Oe媒
体では40ギガビット/平方インチ)でも熱揺らぎの影
響を受けにくい安定な磁気記録が可能であった。一方、
従来の複合型薄膜磁気ヘッドでは3000Oeの保磁力
を有する媒体でもS/N<30dBと、良好な記録再生
が不可能であり、さらに3500Oe以上の保磁力を有
する媒体への書き込みは不可能であった。
【0032】なお、上記測定は磁気スペーシングを48
nm及び58nmとして測定したが、さらに磁気スペー
シングを小さくすることによって媒体に対する記録ヘッ
ドの記録磁界は強くすることができる。このため、本発
明の複合型薄膜磁気ヘッドでは磁気スペーシングを更に
小さくすることで、7000Oe以上の高保磁力を有す
る媒体への記録も可能になるものと考えられる。一方、
従来の複合型薄膜磁気ヘッドでは、更に浮上量を17n
mと小さくしても、3500Oe以上の保磁力を有する
媒体への記録は不可能であった。
【0033】図3は本発明の第3の実施の形態による複
合型薄膜磁気ヘッドの要部を示す断面図である。第2の
実施の形態と同様に、上部磁極層1及び下部磁極層2の
一部、特に、記録ギャップである絶縁層4側の磁極層部
分11,12を本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁性膜
で形成する。そして特に、下部磁極層2と上シールド層
5とが同一部分からならず、それぞれ独立の層から構成
する。この構成では共通シールド型でないため、下部磁
極層2の材料特性が再生機能へ影響を及ぼすことを抑制
でき、共通シールド型で見られた記録動作がその後の再
生波形に影響を及ぼす現象を抑制できる。このため、磁
極層には比較的磁歪定数の大きな材料を用いることもで
きる。例えばパーマロイ、センダスト(鉄・アルミニウ
ム・珪素)、アモルファスCo合金等の軟磁性膜を用い
ることができるが、特にニッケル含有量40〜55重量
%程度のニッケル・鉄膜(以下45パーマロイと記
す)、或いは45パーマロイに若干のコバルト等の他の
元素を添加し特性改善を行った軟磁性膜などを用いるこ
とが出来る。45パーマロイの磁歪定数は10 5台と
大きいが、飽和磁束密度が15000G程度とかなり大
きい軟磁性材料である。そこで上部磁極層1及び下部磁
極層2のうち、コバルト・鉄・ニッケル磁性膜を設ける
部分11,12以外の残りの部分、残余部23,24
に、45パーマロイ等の高飽和磁束密度を有する材料を
用いる。これによって、一層強い記録磁界を発生する複
合型薄膜磁気ヘッドを実現出来る。
【0034】このようにして構成した本発明の複合型薄
膜磁気ヘッドを図4に示した磁気記憶装置に組み込み、
磁気記録媒体32の保磁力が2000乃至7000Oe
の媒体を用いて記録再生動作を行った。本発明の磁気記
憶装置においては、特に磁気記録媒体に5000Oe以
上の保磁力を有する媒体を用いることで30ギガビット
/平方インチ以上、さらに、7000Oe以上の保磁力
を有する媒体で40ギガビット/平方インチ以上の高記
録密度が可能で、かつ熱揺らぎの影響を受けにくい安定
な磁気記録が可能であった。
【0035】なお、第2の実施の形態である共通シール
ド型の複合型薄膜磁気ヘッドにおいても、45パーマロ
イ等の高飽和磁束密度材料を上部磁極層1の残余部13
にのみ用いることで、82パーマロイ等を用いた場合よ
り強い記録磁界を発生する複合型薄膜磁気ヘッドを実現
できる。
【0036】次に、本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁
性薄膜の製造方法(電気めっき)を具体的に説明する。
表1は本発明の電気めっき浴の組成、表2は電気めっき
の条件である。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】表1及び表2に示しためっき浴組成、めっ
き条件で作製したコバルト50重量%以上80重量%以
下、鉄20重量%以上40重量%以下、ニッケル3重量
%以上10重量%未満組成のコバルト・鉄・ニッケル磁
性膜では、保磁力が5Oe以下、かつ20000〜23
000Gの高飽和磁束密度を有する優れた軟磁性膜が得
られた。一般に、コバルト・鉄・ニッケル三元系合金に
おいては、ニッケルの磁気モーメントへの寄与が鉄やコ
バルトに比べて小さいため、ニッケルの含有量を3重量
%より少なくすると、保磁力が5Oeを超えてヒステリ
シスも大きくなり、その結果膜の透磁率も低下する。し
たがって、低保磁力、高飽和磁束密度等の優れた軟磁気
特性を得るためには、ニッケルの組成範囲を3重量%以
上とする必要がある。そして上記組成範囲領域のコバル
ト・鉄・ニッケル磁性膜において5Oe以下の低保磁力
を有する軟磁性膜は、いずれも平均結晶粒径が40nm
以下であった。
【0040】上記した条件、組成範囲で作製した本発明
のCoFeNi磁性膜の磁気特性の代表例を表3に示
す。
【0041】
【表3】
【0042】また、本発明の組成範囲において優れた軟
磁性膜を実現するためには、従来の電気めっき膜の膜中
内部応力を低減するために用いる応力緩和剤であるサッ
カリンナトリウムを添加しないことが重要であった。サ
ッカリンナトリウムを添加した場合、bcc相が現れ易
くなり結晶粒径が40nm以上となるため、保磁力が2
0Oe以上と大きくなった。さらに、組成領域全域にわ
たって磁歪定数が大きくなり、また耐食性も低下する等
の問題も生じた。このため、本発明の製造方法において
は、サッカリンナトリウム等のイオウを含有する添加物
を使用しないことが重要である。そしてこのようにして
作製したコバルト・鉄・ニッケル磁性膜の組成を調べた
ところ、イオウ含有量が0.1重量%以下であれば耐食
性および軟磁気特性が良好な軟磁性膜が得られることが
分かった。
【0043】また、本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁
性膜の組成範囲においては、Fe含有量およびCo含有
量が保磁力に大きな影響を及ぼす。
【0044】まず、Fe含有量が40重量%より多くな
るか、或いはCo含有量が50重量%より少なくなる
と、5Oe以下の保磁力を得ることは極めて困難になっ
た。この保磁力の組成依存性は次の2つの理由により生
じていると考えられる。第1は、めっき浴へのサッカリ
ンナトリウムの添加がない場合であっても、本発明の組
成範囲よりもFe含有量が増えるとbcc層が現れ易く
なり、結晶粒径が大きくなるからである。第2は、Fe
含有量が40重量%を超えると、めっき浴へのサッカリ
ンナトリウムの添加がない場合であっても、磁歪定数を
10-6以下にするのが極めて困難になるからである。
【0045】次に、Fe含有量を20重量%より少なく
するか、Co含有量を80重量%より多くした場合に
も、5Oe以下の保磁力を得ることは困難であった。こ
れは、本発明の組成範囲よりもCo含有量が増えると結
晶粒径が40nm以上となるためである。
【0046】また、表3にまとめた結果から分かるよう
に、ニッケル含有量が少ない程飽和磁束密度は増加する
が、Ni含有量3重量%未満では、5Oe以下の保磁力
を得ることは困難になった。また、膜が白濁し光沢を失
うことが多かった。これは、膜の表面が粗くなったため
だと考えられる。また、ニッケルはコバルト・鉄合金の
結晶磁気異方性エネルギーを減らすことにより保磁力を
下げる効果も持っていると考えられる。
【0047】また、本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁
性膜の組成範囲において、軟磁気特性はめっき電流、め
っき浴のpH(水素イオン濃度)、およびめっきかくは
ん速度等のめっき条件の影響を受けることも判明した。
【0048】ニッケル含有量が少ない膜組成において5
Oe以下の低保磁力を得るには、めっき電流密度は5m
A/cm2以上、より好ましくは15mA/cm2以上に
する必要がある。また、pHは3.5以下である必要が
あり、pHがこれより高いと本発明の組成範囲であって
も保磁力が5Oe以上になる場合があった。
【0049】なお、本発明のコバルト・鉄・ニッケル磁
性膜においては、磁気特性がほとんど変わらない程度に
1種以上の元素を微量に加えても本発明と同等の効果が
得られることは自明である。ただし、周期表の1〜3族
及び17,18族の元素と、シリコン、水銀、ハフニウ
ム、タンタルは共析させることはできなかった。
【0050】また、本発明の複合型薄膜磁気ヘッドにお
いては、再生機能を有する磁気抵抗効果を利用したMR
(磁気抵抗効果)素子、巨大磁気抵抗効果を利用したス
ピンバルブ素子、あるいはスピントンネル接合を利用し
たトンネル磁気抵抗効果素子などを用いることができ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明では、コバルト含有量が50重量
%以上80重量%以下、鉄含有量が20重量%以上40
重量%以下、ニッケル含有量が3重量%以上10重量%
未満の組成領域で、平均結晶粒径が40nm以下の軟磁
性膜を作製できる。この磁性膜は保磁力5Oe以下、飽
和磁束密度が20000〜23000Gで、耐食性にも
優れた軟磁気特性を有する磁性膜である。したがって、
この磁性膜をインダクティブヘッドの磁極層に使った複
合型薄膜磁気ヘッドでは、従来のヘッドに比べ発生磁界
および磁界勾配を大きくできる。このため、この複合型
薄膜磁気ヘッドと高保磁力媒体とを組み合わせた磁気記
憶装置では、特に媒体保磁力が3500Oe以上、更に
は7000Oe以上の高保磁力媒体を用いることで、高
記録密度でも熱揺らぎが少なく安定な磁気記録を行うこ
とが可能な磁気記憶装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による複合型薄膜磁気
ヘッドの要部を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態による複合型薄膜磁気
ヘッドの要部を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態による複合型薄膜磁気
ヘッドの要部を示す断面図である。
【図4】本発明の磁気記憶装置の概略を示す構成図であ
る。
【図5】本発明の複合型薄膜磁気ヘッドと従来の複合型
薄膜磁気ヘッドとのオーバーライト特性の比較を示す図
である。
【符号の説明】
1…上部磁極層 2…下部磁極層 3…コイル 4…絶縁層(記録ギャップ) 5…上シールド層 6…下シールド層 7…磁気抵抗効果素子 8…絶縁層 9…絶縁層 10…基板 11,12…コバルト・鉄・ニッケル磁性膜 13,14,23,24…残余部 31…駆動用モータ 32…磁気記録媒体 33…磁気ヘッドスライダ 34…サスペンション 35…アーム 36…ボイスコイルモータ 37…記録再生チャネル 38…制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 10/16 H01F 10/16 (72)発明者 鳥羽 環 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 Fターム(参考) 5D033 BA02 BA07 BA41 BB21 BB43 CA01 DA04 5D034 BA03 BA15 BA18 BB02 BB08 CA06 5D093 HA01 HB23 JA07 5E049 AA04 AA09 AC00 BA12

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コバルト含有量が50重量%以上80重量
    %以下、鉄含有量が20重量%以上40重量%以下、お
    よびニッケル含有量が3重量%以上10重量%未満であ
    り、平均結晶粒径が40nm以下であることを特徴とす
    るコバルト・鉄・ニッケル磁性膜。
  2. 【請求項2】請求項1記載のコバルト・鉄・ニッケル磁
    性膜において、不純物としてのイオウ含有量が0.1重
    量%以下であることを特徴とするコバルト・鉄・ニッケ
    ル磁性膜。
  3. 【請求項3】飽和磁束密度が20000以上23000
    G以下であり、かつ保磁力が5Oe以下であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のコバルト・鉄・ニッケル
    磁性膜。
  4. 【請求項4】磁気記録媒体からの信号磁束を電気抵抗の
    変化として検出する磁気抵抗効果素子を有する再生ヘッ
    ドと、磁極から発生する磁界により磁気記録媒体に記録
    するインダクティブヘッドとからなる複合型薄膜磁気ヘ
    ッドにおいて、前記磁極層の全部又は一部が請求項1乃
    至3のいずれか1項に記載のコバルト・鉄・ニッケル磁
    性膜であることを特徴とする複合型薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】絶縁層によって磁気抵抗効果素子をサンド
    イッチ状に積層形成し、これを上下2層のシールド層で
    挟持してなる磁気抵抗効果ヘッドと、絶縁層によってコ
    イルをサンドイッチ状に積層形成し、これを上下2層の
    磁極層で挟持してなるインダクティブヘッドとを隣接し
    て配置した複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記磁極層
    の全部または一部が請求項1乃至3のいずれか1項に記
    載のコバルト・鉄・ニッケル磁性膜であることを特徴と
    する複合型薄膜磁気ヘッド。
  6. 【請求項6】絶縁層によって磁気抵抗効果素子をサンド
    イッチ状に積層形成し、これを上下2層のシールド層で
    挟持してなる磁気抵抗効果ヘッドと、絶縁層によってコ
    イルをサンドイッチ状に積層形成し、これを上下2層の
    磁極層で挟持してなるインダクティブヘッドとを隣接し
    て配置した複合型薄膜磁気ヘッドにおいて、前記磁極層
    の一部が請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコバル
    ト・鉄・ニッケル磁性膜であり、残りの部分がニッケル
    ・鉄磁性膜であることを特徴とする複合型薄膜磁気ヘッ
    ド。
  7. 【請求項7】前記ニッケル・鉄磁性膜が、ニッケル含有
    量40〜55重量%、残余が鉄のニッケル・鉄磁性膜で
    あることを特徴とする請求項6記載の複合型薄膜磁気ヘ
    ッド。
  8. 【請求項8】前記磁極層の全部または一部を形成するコ
    バルト・鉄・ニッケル磁性膜の膜厚が0.3から2.0
    μmであることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか
    1項に記載の複合型薄膜磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】前記2層のシールド層のうちの一方と、前
    記2層の磁極層のうちの一方とが同一の層からなること
    を特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の複
    合型薄膜磁気ヘッド。
  10. 【請求項10】絶縁層によって磁気抵抗効果素子をサン
    ドイッチ状に積層形成し、これを上部シールド層及び下
    部シールド層で挟持してなる磁気抵抗効果ヘッドと、絶
    縁層によってコイルをサンドイッチ状に積層形成し、こ
    れを上部磁極層及び下部磁極層で挟持してなるインダク
    ティブヘッドとを隣接して配置した複合型薄膜磁気ヘッ
    ドにおいて、前記下部磁極層と前記上部シールド層とを
    同一の層で構成し、前記上部磁極層及び下部磁極層のう
    ち、前記上部磁極層と下部磁極層とが対向する側の磁極
    層の一部を膜厚0.3〜2.0μmの請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載のコバルト・鉄・ニッケル磁性膜と
    し、該磁極層の残りの部分のうち、少なくとも上部磁極
    層の残りの部分をニッケル含有量40〜55重量%、残
    余が鉄のニッケル・鉄磁性膜としたことを特徴とする複
    合型薄膜磁気ヘッド。
  11. 【請求項11】少なくとも請求項4乃至10のいずれか
    1項に記載の複合型薄膜磁気ヘッドと、保磁力が350
    0エルステッド(Oe)以上である磁気記録媒体とを備
    えた磁気記憶装置。
  12. 【請求項12】少なくとも請求項4乃至10のいずれか
    1項に記載の複合型薄膜磁気ヘッドと、保磁力が350
    0乃至7000エルステッド(Oe)である磁気記録媒
    体とを備えた磁気記憶装置。
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