JP2000318842A - バケットエレベータの駆動装置 - Google Patents

バケットエレベータの駆動装置

Info

Publication number
JP2000318842A
JP2000318842A JP11130309A JP13030999A JP2000318842A JP 2000318842 A JP2000318842 A JP 2000318842A JP 11130309 A JP11130309 A JP 11130309A JP 13030999 A JP13030999 A JP 13030999A JP 2000318842 A JP2000318842 A JP 2000318842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket elevator
torque arm
electric
hydraulic cylinder
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11130309A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Shimamura
信太郎 島村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP11130309A priority Critical patent/JP2000318842A/ja
Publication of JP2000318842A publication Critical patent/JP2000318842A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ship Loading And Unloading (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーバーロードが生じたり突起物にバケット
が掛かったりしてバケットエレベータが停止しても破損
することのないバケットエレベータの駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 バケットエレベータ2の駆動軸18に電
動駆動装置21を連結すると共にその電動駆動装置21
に駆動反力を伝達するトルクアーム22を連結し、その
トルクアーム22をリリーフ26にて荷重設定された油
圧シリンダ24を介して固定系23に連結したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バケットエレベー
タの駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、連続アンローダ50
のバケットエレベータ51は、ブーム52の先端から下
方へ延びるように形成されており、バケットチェーン5
3を循環させることで船倉(図示せず)内のバラ物を連
続的に掻き取ってブーム52上に搬送するようになって
いる。
【0003】バケットエレベータ51の上端部には、バ
ケットチェーン53を案内して下方へ折り返すドラム5
4が設けられている。ドラム54には油圧モータ55が
連結されており、油圧モータ55を駆動させることでド
ラム54を回転駆動させ、バケットエレベータ51を循
環駆動させるようになっている。
【0004】また、油圧モータ55には図示しない油圧
回路が接続されている。油圧回路にはリリーフ(図示せ
ず)が接続されており、油圧モータ55に異常な荷重が
作用したときに作動油を逃がして油圧機器を保護するよ
うになっている。
【0005】このように、油圧モータ55による駆動
は、油圧回路内にリリーフを接続しておくだけで容易に
過負荷を逃がすことができる。このため、オーバーロー
ドが生じたり突起物(図示せず)にバケット56が掛か
ったりして駆動系に過大な力が作用し易い連続アンロー
ダ50にあっては有利であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】他方、一般的に油圧モ
ータ55には配管抵抗があるため、電動モータよりも効
率が落ち、油圧系のメンテナンスには専門の知識を必要
とするため、油圧系に慣れていないユーザには、比較的
メンテナンスが容易な電動機での駆動を望む声があっ
た。
【0007】しかしながら、上述のように油圧モータ5
5が過負荷を逃がし易いのに対して電動モータは、過負
荷を逃がし難く、過負荷で電動モータを停止させてしま
うと電動モータや電動モータに連結された減速機等が破
損してしまうという課題があった。
【0008】すなわち、バケットエレベータを電動で駆
動させる場合、例えば1000rpmという高回転で回
転する電動モータの駆動力を減速機を介して10〜20
rpm程度に落とし、ドラム54を回転駆動させるもの
であるため、過負荷で電動モータを停止させると高速で
回転している電動モータを瞬時に停止させることとな
り、電動機に直結した駆動系に異常荷重が作用して破損
してしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、オーバーロードが生じたり突起物にバケットが掛か
ったりしてバケットエレベータが停止しても破損するこ
とのないバケットエレベータの駆動装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、バケットエレベータの駆動軸に電動駆動装
置を連結すると共にその電動駆動装置に駆動反力を伝達
するトルクアームを連結し、そのトルクアームをリリー
フにて荷重設定された油圧シリンダを介して固定系に連
結したものである。
【0011】また、上記トルクアームの回動を検出して
上記電動駆動装置を停止させるリミットスイッチを備え
たものとするとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好適実施の形態を添付図
面に基づいて詳述する。
【0013】図3に示すように、連続アンローダ1のバ
ケットエレベータ2は、ブーム3の先端に鉛直軸回り回
転自在に設けられており、下端に形成された掻取部4か
ら船倉5内のバラ物6を掻き取ってブーム3上に搬送す
るようになっている。
【0014】図3及び図4に示すように、ブーム3の先
端には、バケットエレベータ2から搬送されるバラ物6
を受けてブーム3上に設けられたコンベヤ7に受け渡す
ためのテーブルフィーダ8が設けられている。ブーム3
上のコンベヤ7は、バラ物6を陸9側へ搬送し、連続ア
ンローダ1の走行部10内に設けられた機内コンベヤ1
1へ受け渡すようになっている。
【0015】また、陸9には機内コンベヤ11からバラ
物6を受けてヤード(図示せず)へ搬送するための地上
コンベヤ12が設けられている。
【0016】バケットエレベータ2は、ブーム3上に設
けられた駆動用のドラム13と、掻取部4に設けられた
2つのスプロケット14,15とにバケットチェーン1
6を掛け廻して構成されており、バケットチェーン16
を循環駆動させることでバケット17内にバラ物6を掻
き取って上方へ搬送するようになっている。
【0017】図1及び図2に示すように、ドラム13
は、バケットエレベータ2の上部に枢支された駆動軸1
8に一体に設けられており、駆動軸18と共に回転する
ようになっている。
【0018】駆動軸18は、バケットエレベータ2の両
側に配されたフレーム19に両側を支持されており、駆
動軸18の一側には駆動装置20が設けられている。
【0019】駆動装置20は、バケットエレベータ2の
駆動軸18に連結された電動駆動装置21と、電動駆動
装置21に連結され駆動反力を伝達するためのトルクア
ーム22と、トルクアーム22を固定系23に連結する
油圧シリンダ24と、油圧シリンダ24に油圧配管25
を介して接続され油圧シリンダ24の荷重設定をするた
めのリリーフ26とからなる。
【0020】図1、図2及び図4に示すように、電動駆
動装置21は、駆動軸18の一端に片持ち支持された減
速機27と、減速機27に連結された2つの電動モータ
28,28とからなり、電動モータ28,28はそれぞ
れ減速機27のケーシング29に一体に取り付けられて
いる。
【0021】減速機27は電動モータ28との連結ギヤ
として遊星ギヤ(図示せず)を有し、それぞれの電動モ
ータ28の駆動力を合わせて駆動軸18に伝えるように
なっている。
【0022】トルクアーム22は、具体的には減速機2
7のケーシング29に水平方向に延びるように、かつ、
電動モータ28を駆動したときの駆動反力が先端を下方
へ回動させる方向に作用するように取り付けられてお
り、減速機27のケーシング29が回動されると一体に
回動するようになっている。
【0023】油圧シリンダ24は、ピストンロッド30
側の一端をトルクアーム22の先端に回動自在に連結さ
れると共に、他端をフレーム19に固定された固定系2
3であるフード31の水平面部32上に回動自在に連結
されており、駆動反力を受けて減速機27や電動モータ
28を共回りさせないように支持するようになってい
る。
【0024】フード31は、ブーム3の上方に巡らされ
るバケットチェーン16を覆うように形成されており、
水平面部32は、減速機27の下方に幅方向に延びるよ
うに形成されている。
【0025】リリーフ26は、縮退時に圧縮される側の
第1油圧室33に接続されている。また、他方の第2油
圧室34には油圧シリンダ24が縮退されるときに作動
油が供給されるように配管されている。
【0026】そして、油圧配管25内にはポンプ35と
方向切換弁36が設けられており、縮退された油圧シリ
ンダ24の第1油圧室33に作動油を送り込むと共に第
2油圧室34内の作動油を逃がして油圧シリンダ24を
再度伸長させることができるようになっている。
【0027】また、フード31には、トルクアーム22
の回動を検出するリミットスイッチ37が設けられてい
る。リミットスイッチ37は、トルクアーム22の回動
を検出して電動モータ28を停止させるようになってい
る。
【0028】次に作用を述べる。
【0029】図3に示すように、バケットエレベータ2
を船倉5内に入れて荷揚げを行うと、船倉5内のバラ物
6は、バケットチェーン16のバケット17に掻き取ら
れて上方へ移送される。このとき、ドラム13は減速機
27を介して電動モータ28の駆動力を受けており、バ
ケットチェーン16に係合して駆動力を伝達している。
【0030】バケットチェーン16は、図1に示すよう
に、破線矢印38の方向(図1にて反時計回りの方向)
へ移動され、減速機27のケーシング29に取り付けら
れたトルクアーム22には実線矢印39の方向(図1に
て時計回りの方向)に駆動反力が作用する。
【0031】駆動反力は、油圧シリンダ24で受けられ
る。油圧シリンダ24は通常の駆動反力では縮退しない
ように荷重設定されており、減速機27やトルクアーム
22が回動されることはない。
【0032】そして、図3及び図4に示すように、バラ
物6を収容したバケット17はドラム13に案内されて
反転され、バケット17内のバラ物6は、テーブルフィ
ーダ8上に落下される。
【0033】バラ物6は、テーブルフィーダ8に移送さ
れてブーム3上のコンベヤ7に受け渡され、陸9側へ移
送される。その後、バラ物6は機内コンベヤ11を介し
て地上コンベヤ12に受け渡され、ヤードへ搬送され
る。
【0034】また、バラ物6搬送中にオーバーロードが
生じたり突起物(図示せず)にバケット17が掛かった
りしてバケットチェーン16の循環駆動を正常に行うこ
とができなくなった場合、電動モータ28の駆動力は、
電動駆動装置21をドラム13の回転方向と反対の方向
へ回転させる方向に作用する。
【0035】このときに電動駆動装置21に作用する駆
動反力は、バケットチェーン16が停止乃至停止に近い
状態となっていることから異常に大きな力である。電動
駆動装置21に作用する駆動反力は油圧シリンダ24に
設定荷重を越える圧縮力として作用する。
【0036】図1に示す油圧シリンダ24の第1油圧室
33内の作動油には異常な圧が生じ、その圧は油圧配管
25を通じてリリーフ26に伝達される。リリーフ26
は作動油を徐々にタンク40へ逃がす。このため、油圧
配管25や油圧配管25に接続された油圧機器が破損す
ることはない。
【0037】また、作動油を逃がすことから、油圧シリ
ンダ24は徐々に縮退する。油圧シリンダ24が縮退し
ている間、電動駆動装置21に作用する駆動反力はリリ
ーフ26を通じて逃げており、電動駆動装置21が破損
することはない。
【0038】油圧シリンダ24が縮退し始めると、トル
クアーム22と共に電動駆動装置21が回動を始める。
トルクアーム22が回動を始めると、リミットスイッチ
37がこれを検出し、電動モータ28への電力供給を断
って電動モータ28を停止させる。
【0039】リミットスイッチ37がトルクアーム22
の回動を検出して電動モータ28を停止させるまでの時
間は、およそ1秒程度であり、油圧シリンダ24が縮退
している間に完了する。
【0040】このため、電動モータ28は、電動駆動装
置21が破損する前に停止し、電動駆動装置21が駆動
反力を受けて破損するのを防ぐことができる。
【0041】このようにして停止したバケットエレベー
タ2の復旧作業は、バケットエレベータ2停止の原因を
取り除き、油圧シリンダ24を再び伸長させることで簡
単に行うことができる。
【0042】このように、バケットエレベータ2の駆動
軸18に電動駆動装置21を連結すると共にその電動駆
動装置21に駆動反力を伝達するトルクアーム22を連
結し、そのトルクアーム22をリリーフ26にて荷重設
定された油圧シリンダ24を介して固定系23に連結し
たため、オーバーロードが生じたり突起物にバケット1
7が掛かったりしてバケットエレベータ2が停止しても
ただちに電動駆動装置21が破損するのを防ぐことがで
きる。
【0043】また、バケットエレベータ2の駆動装置2
0を、トルクアーム22の回動を検出して電動駆動装置
21を停止させるリミットスイッチ37を備えたものと
したため、油圧シリンダ24が縮退している間に電動駆
動装置21を自動的に停止させることができ、電動駆動
装置21の破損を確実に防ぐことができる。
【0044】なお、電動モータ28は2つ備えるものと
したが、これに限るものではなく、1つ或いは3つ以上
の電動モータを備えたものとしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を奏する。
【0046】(1)オーバーロードが生じたり突起物に
バケットが掛かったりしてバケットエレベータが停止し
ても電動駆動装置が破損するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示すバケットエレベ
ータの駆動装置の側面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】連続アンローダの側面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】従来の連続アンローダの要部拡大図である。
【符号の説明】
2 バケットエレベータ 18 駆動軸 20 駆動装置 21 電動駆動装置 22 トルクアーム 23 固定系 24 油圧シリンダ 26 リリーフ 37 リミットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケットエレベータの駆動軸に電動駆動
    装置を連結すると共にその電動駆動装置に駆動反力を伝
    達するトルクアームを連結し、そのトルクアームをリリ
    ーフにて荷重設定された油圧シリンダを介して固定系に
    連結したことを特徴とするバケットエレベータの駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記トルクアームの回動を検出して上記
    電動駆動装置を停止させるリミットスイッチを備えた請
    求項1に記載のバケットエレベータの駆動装置。
JP11130309A 1999-05-11 1999-05-11 バケットエレベータの駆動装置 Pending JP2000318842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130309A JP2000318842A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 バケットエレベータの駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11130309A JP2000318842A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 バケットエレベータの駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000318842A true JP2000318842A (ja) 2000-11-21

Family

ID=15031249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11130309A Pending JP2000318842A (ja) 1999-05-11 1999-05-11 バケットエレベータの駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000318842A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849710B1 (ko) 2006-09-16 2008-08-01 김옥자 버켓 컨베이어

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100849710B1 (ko) 2006-09-16 2008-08-01 김옥자 버켓 컨베이어

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2022156790A1 (zh) 渠道施工连续作业装置及方法
KR101159669B1 (ko) 연속식 하역장치의 적재물파쇄장치
KR101159671B1 (ko) 연속식 하역장치의 적재물제거장치
JP2000318842A (ja) バケットエレベータの駆動装置
JP4369591B2 (ja) 連続アンローダ
NO141312B (no) Sugetransportoer for massegods.
US3198263A (en) Power means for rotary drill apparatus
US2525735A (en) Log loader
JPH08158403A (ja) 旋回式掘削機のケーブル巻取り装置とその制御用油圧回路
JP3718871B2 (ja) 連続式アンローダ及びその運転方法
US3094795A (en) Electric-hydraulic dredge
JP2011073863A (ja) フレコンパック用グラップル
KR101368263B1 (ko) 연속식 하역장치
CN109649971A (zh) 清仓机及动作控制流程
CN219822965U (zh) 一种综采工作面末采清煤设备
CN211107107U (zh) 转斗式工程机械搬运车
KR200211003Y1 (ko) 언로더의 해양낙광 방지장치
JP2754364B2 (ja) 連続式アンローダのスクリュー式バラ物掻取部
KR20110087984A (ko) 연속식 하역장치의 적재물제거장치
CN217375999U (zh) 一种粉剂用提升加料机
CN214401927U (zh) 一种节能效果的斗杆下降装置
JPH0930651A (ja) 連続アンローダ
JP3004842B2 (ja) バケットチェンエレベータ掘削装置
CN211945112U (zh) 一种取料机刮板断链快速反应跳停装置
JPH0638022Y2 (ja) 連続式アンロ−ダ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050929

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20051102