JP2000310315A - 合成樹脂製プーリの製造方法 - Google Patents
合成樹脂製プーリの製造方法Info
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16C13/00—Rolls, drums, discs, or the like; Bearings or mountings therefor
- F16C13/006—Guiding rollers, wheels or the like, formed by or on the outer element of a single bearing or bearing unit, e.g. two adjacent bearings, whose ratio of length to diameter is generally less than one
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/067—Fixing them in a housing
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
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- F16C2361/63—Gears with belts and pulleys
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 形状精度が良く運転時に振動しにくい構造を
実現する。 【解決手段】 円筒状の内周面２３を有する金型のキャ
ビティ２０内に溶融した合成樹脂を注入し、このキャビ
ティ２０の内周面２３に沿った円筒状の外周面を有する
合成樹脂製のプーリを射出成形する。上記キャビティ２
０の内周面２３に、このキャビティ２０内に注入した合
成樹脂が冷却・固化する際に生じる変形分を考慮した凹
凸を形成する。そして、これら変形分と凹凸とを互いに
相殺させる事により、得られる合成樹脂製プーリの外周
面の形状精度を向上させる。
実現する。 【解決手段】 円筒状の内周面２３を有する金型のキャ
ビティ２０内に溶融した合成樹脂を注入し、このキャビ
ティ２０の内周面２３に沿った円筒状の外周面を有する
合成樹脂製のプーリを射出成形する。上記キャビティ２
０の内周面２３に、このキャビティ２０内に注入した合
成樹脂が冷却・固化する際に生じる変形分を考慮した凹
凸を形成する。そして、これら変形分と凹凸とを互いに
相殺させる事により、得られる合成樹脂製プーリの外周
面の形状精度を向上させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用エン
ジンの補機或はカムシャフトを駆動する為のベルト或は
タイミングベルト（以下、単に「ベルト」とする。）に
所望の張力を付与する為に、或はベルトの巻き掛け角を
確保する為にこのベルトを案内する為に使用する合成樹
脂製のアイドルプーリを造る為に利用する。
ジンの補機或はカムシャフトを駆動する為のベルト或は
タイミングベルト（以下、単に「ベルト」とする。）に
所望の張力を付与する為に、或はベルトの巻き掛け角を
確保する為にこのベルトを案内する為に使用する合成樹
脂製のアイドルプーリを造る為に利用する。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂製のアイドルプーリを使用して
自動車用エンジンの補機或はカムシャフトを駆動する為
のベルトに所望の張力を付与する為の装置として、特開
平１０−１２２３３９号公報には、図７〜８に示す様な
張力付与装置１が記載されている。先ず、この張力付与
装置１の構造に就いて、簡単に説明する。シリンダブロ
ック等の固定の部分に結合固定するベースプレート２に
形成した長孔３に沿う変位を自在とした支持軸４の基端
部（図７の右端部）の頭部５に形成したねじ孔に、調整
ボルト６の先端部を螺合させている。この調整ボルト６
の基端部は、上記ベースプレート２の一端部（図７の上
端部）に設けた折り曲げ板部７に形成した通孔８に挿通
している。又、上記調整ボルト６の中間部で上記折り曲
げ板部７よりも上記頭部５寄り部分には、調整ナット９
とロックナット１０とを螺合させている。
自動車用エンジンの補機或はカムシャフトを駆動する為
のベルトに所望の張力を付与する為の装置として、特開
平１０−１２２３３９号公報には、図７〜８に示す様な
張力付与装置１が記載されている。先ず、この張力付与
装置１の構造に就いて、簡単に説明する。シリンダブロ
ック等の固定の部分に結合固定するベースプレート２に
形成した長孔３に沿う変位を自在とした支持軸４の基端
部（図７の右端部）の頭部５に形成したねじ孔に、調整
ボルト６の先端部を螺合させている。この調整ボルト６
の基端部は、上記ベースプレート２の一端部（図７の上
端部）に設けた折り曲げ板部７に形成した通孔８に挿通
している。又、上記調整ボルト６の中間部で上記折り曲
げ板部７よりも上記頭部５寄り部分には、調整ナット９
とロックナット１０とを螺合させている。
【０００３】又、上記支持軸４には、支持スリーブ１１
を介して、転がり軸受１２の内輪２４を支持している。
深溝型ラジアル玉軸受であるこの転がり軸受１２の外輪
１３の周囲には、本発明の製造方法の対象となる合成樹
脂製プーリである、アイドルプーリ１４を固定してい
る。この合成樹脂製のアイドルプーリ１４は、互いに同
心に設けられた内径側円筒部１５及び外径側円筒部１６
を有する。この内径側円筒部１５の中間部外周面と外径
側円筒部１６の中間部内周面とは、円輪状の連結部１７
により連結しており、この連結部１７の両側面にそれぞ
れ複数本ずつの補強リブ１８、１８を、それぞれ放射状
に設けている。
を介して、転がり軸受１２の内輪２４を支持している。
深溝型ラジアル玉軸受であるこの転がり軸受１２の外輪
１３の周囲には、本発明の製造方法の対象となる合成樹
脂製プーリである、アイドルプーリ１４を固定してい
る。この合成樹脂製のアイドルプーリ１４は、互いに同
心に設けられた内径側円筒部１５及び外径側円筒部１６
を有する。この内径側円筒部１５の中間部外周面と外径
側円筒部１６の中間部内周面とは、円輪状の連結部１７
により連結しており、この連結部１７の両側面にそれぞ
れ複数本ずつの補強リブ１８、１８を、それぞれ放射状
に設けている。
【０００４】この様なアイドルプーリ１４は、上記内径
側円筒部１５を深溝型の転がり軸受１２を構成する外輪
１３の周囲に、図９〜１０に示す様な射出成形用の金型
１９により、この外輪１３の外周寄り部分をその内周側
にモールドした状態で固設している。即ち、上記金型１
９内に設けた、上記アイドルプーリ１４の外形に対応し
た内形を有するキャビティ２０内に、図示しないゲート
から溶融した熱可塑性樹脂を注入する。そして、この熱
可塑性樹脂が冷却・固化した後に上記金型１９を開い
て、上記アイドルプーリ１４を上記転がり軸受１２と共
に、上記キャビティ２０内から取り出す。
側円筒部１５を深溝型の転がり軸受１２を構成する外輪
１３の周囲に、図９〜１０に示す様な射出成形用の金型
１９により、この外輪１３の外周寄り部分をその内周側
にモールドした状態で固設している。即ち、上記金型１
９内に設けた、上記アイドルプーリ１４の外形に対応し
た内形を有するキャビティ２０内に、図示しないゲート
から溶融した熱可塑性樹脂を注入する。そして、この熱
可塑性樹脂が冷却・固化した後に上記金型１９を開い
て、上記アイドルプーリ１４を上記転がり軸受１２と共
に、上記キャビティ２０内から取り出す。
【０００５】上述の様なアイドルプーリ１４を含んで構
成する、前記張力付与装置１により、ベルトに所望の張
力を付与するには、このベルトを上記アイドルプーリ１
４の一部で、上記調整ナット９と反対側面（図７の下
面）に掛け渡す。そして、上記調整ナット９を回転させ
る事により上記アイドルプーリ１４の位置を変えて、こ
のアイドルプーリ１４により上記ベルトに付与する張力
を調節する。そして、この張力が所望値になった状態
で、上記ロックナット１０を緊締し、上記アイドルプー
リ１４の位置を固定する。
成する、前記張力付与装置１により、ベルトに所望の張
力を付与するには、このベルトを上記アイドルプーリ１
４の一部で、上記調整ナット９と反対側面（図７の下
面）に掛け渡す。そして、上記調整ナット９を回転させ
る事により上記アイドルプーリ１４の位置を変えて、こ
のアイドルプーリ１４により上記ベルトに付与する張力
を調節する。そして、この張力が所望値になった状態
で、上記ロックナット１０を緊締し、上記アイドルプー
リ１４の位置を固定する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】合成樹脂を射出成形す
る事により造るアイドルプーリ１４の場合、従来から広
く使用されていた、金属板を曲げ加工して成るアイドル
プーリに比べて、軽量化とコスト低減とを図れる反面、
射出成形後に合成樹脂の体積収縮により一部が変形す
る、所謂引けの発生により、アイドルプーリ１４の形状
精度を確保する事が難しい。より具体的には、このアイ
ドルプーリ１４の外周面の真円度が悪化し、ベルトの走
行に伴って、このアイドルプーリ１４の外周面とベルト
の周面とが衝突したり（互いに叩き合ったり）、或はこ
のアイドルプーリ１４並びにこのアイドルプーリ１４を
支承したベースプレート２（図７参照）が振動し、不快
な異音が発生する。
る事により造るアイドルプーリ１４の場合、従来から広
く使用されていた、金属板を曲げ加工して成るアイドル
プーリに比べて、軽量化とコスト低減とを図れる反面、
射出成形後に合成樹脂の体積収縮により一部が変形す
る、所謂引けの発生により、アイドルプーリ１４の形状
精度を確保する事が難しい。より具体的には、このアイ
ドルプーリ１４の外周面の真円度が悪化し、ベルトの走
行に伴って、このアイドルプーリ１４の外周面とベルト
の周面とが衝突したり（互いに叩き合ったり）、或はこ
のアイドルプーリ１４並びにこのアイドルプーリ１４を
支承したベースプレート２（図７参照）が振動し、不快
な異音が発生する。
【０００７】特開平４−１０７３５５号公報、同７−６
３２４９号公報、同８−４８８３号公報には、アイドル
プーリ自体の形状、或はゲートの位置を工夫する事によ
り、このアイドルプーリの外周面の真円度向上を図る技
術が記載されているが、必ずしも十分な効果を発揮でき
ない。
３２４９号公報、同８−４８８３号公報には、アイドル
プーリ自体の形状、或はゲートの位置を工夫する事によ
り、このアイドルプーリの外周面の真円度向上を図る技
術が記載されているが、必ずしも十分な効果を発揮でき
ない。
【０００８】又、前記特開平１０−１２２３３９号公報
には、合成樹脂製のアイドルプーリに設ける補強リブの
数、並びにこのアイドルプーリを射出成形すべく、成形
型のキャビティ内に溶融樹脂を送り込む為のゲートの位
置を工夫する事により、上記アイドルプーリの外周面の
真円度の向上を図る技術が記載されている。この様な特
開平１０−１２２３３９号公報に記載された技術によれ
ば、従前の技術に比べてアイドルプーリの外周面の真円
度の向上を図り、運転時に発生する振動並びに騒音の低
減を図れるが、使用状態によっては、必ずしも十分な効
果を得られない場合がある。即ち、近年、自動車の低騒
音化が進み、アイドルプーリ部分で発生する振動並びに
騒音をより一層低減する事が求められている。この様な
場合に、上記特開平１０−１２２３３９号公報に記載さ
れた技術だけでは十分に対応できない可能性がある。本
発明の合成樹脂製プーリの製造方法は、この様な事情に
鑑みて発明したものである。
には、合成樹脂製のアイドルプーリに設ける補強リブの
数、並びにこのアイドルプーリを射出成形すべく、成形
型のキャビティ内に溶融樹脂を送り込む為のゲートの位
置を工夫する事により、上記アイドルプーリの外周面の
真円度の向上を図る技術が記載されている。この様な特
開平１０−１２２３３９号公報に記載された技術によれ
ば、従前の技術に比べてアイドルプーリの外周面の真円
度の向上を図り、運転時に発生する振動並びに騒音の低
減を図れるが、使用状態によっては、必ずしも十分な効
果を得られない場合がある。即ち、近年、自動車の低騒
音化が進み、アイドルプーリ部分で発生する振動並びに
騒音をより一層低減する事が求められている。この様な
場合に、上記特開平１０−１２２３３９号公報に記載さ
れた技術だけでは十分に対応できない可能性がある。本
発明の合成樹脂製プーリの製造方法は、この様な事情に
鑑みて発明したものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製プー
リの製造方法は、従来から知られている合成樹脂製プー
リの製造方法と同様に、円筒状の内周面を有する金型の
キャビティ内に溶融した合成樹脂を注入し、このキャビ
ティの内周面に沿った円筒状の外周面を有する合成樹脂
製プーリを射出成形する。特に、本発明の合成樹脂製プ
ーリの製造方法に於いては、上記キャビティーの内周面
に、このキャビティ内に注入した合成樹脂が冷却・固化
する際に生じる変形分を考慮した凹凸を形成する。そし
て、これら変形分と凹凸とを互いに相殺させる事によ
り、得られる合成樹脂製プーリの外周面の形状精度を向
上させる。
リの製造方法は、従来から知られている合成樹脂製プー
リの製造方法と同様に、円筒状の内周面を有する金型の
キャビティ内に溶融した合成樹脂を注入し、このキャビ
ティの内周面に沿った円筒状の外周面を有する合成樹脂
製プーリを射出成形する。特に、本発明の合成樹脂製プ
ーリの製造方法に於いては、上記キャビティーの内周面
に、このキャビティ内に注入した合成樹脂が冷却・固化
する際に生じる変形分を考慮した凹凸を形成する。そし
て、これら変形分と凹凸とを互いに相殺させる事によ
り、得られる合成樹脂製プーリの外周面の形状精度を向
上させる。
【００１０】
【作用】上述の様な本発明の製造方法により造った合成
樹脂製プーリを組み込んで構成する張力付与装置によ
り、ベルトに所望の張力を付与する際の作用は、前述し
た従来構造の場合と同様である。特に、本発明の製造方
法により造った合成樹脂製プーリの場合には、射出成形
後の引けによる変形分とキャビティの内周面に形成した
凹凸とが互いに相殺するので、合成樹脂製プーリの外周
面の真円度が向上する。従って、ベルトの走行に伴って
この合成樹脂製プーリ並びにこの合成樹脂製プーリを支
承した部分が振動しにくくなり、アイドルプーリ等とし
て使用する合成樹脂製プーリの振動に基づく不快な異音
の発生を抑える事ができる。
樹脂製プーリを組み込んで構成する張力付与装置によ
り、ベルトに所望の張力を付与する際の作用は、前述し
た従来構造の場合と同様である。特に、本発明の製造方
法により造った合成樹脂製プーリの場合には、射出成形
後の引けによる変形分とキャビティの内周面に形成した
凹凸とが互いに相殺するので、合成樹脂製プーリの外周
面の真円度が向上する。従って、ベルトの走行に伴って
この合成樹脂製プーリ並びにこの合成樹脂製プーリを支
承した部分が振動しにくくなり、アイドルプーリ等とし
て使用する合成樹脂製プーリの振動に基づく不快な異音
の発生を抑える事ができる。
【００１１】
【実施例】本発明を完成する過程で行った実験、並びに
本発明の効果を確認する為に行なった実験に就いて説明
する。実験は、図１〜２に示す様なアイドルプーリ１４
ａを、合成樹脂により射出成形する事で造り、その外周
面の形状精度を測定する事で行なった。上記アイドルプ
ーリ１４ａを構成する為の合成樹脂としては、ポリアミ
ド６６とポリアミド６１２との混合物をガラス繊維で補
強したものを使用した。
本発明の効果を確認する為に行なった実験に就いて説明
する。実験は、図１〜２に示す様なアイドルプーリ１４
ａを、合成樹脂により射出成形する事で造り、その外周
面の形状精度を測定する事で行なった。上記アイドルプ
ーリ１４ａを構成する為の合成樹脂としては、ポリアミ
ド６６とポリアミド６１２との混合物をガラス繊維で補
強したものを使用した。
【００１２】先ず、上記アイドルプーリ１４ａの寸法・
形状に就いて説明する。このアイドルプーリ１４ａは、
前述の図７に示した従来の合成樹脂製のアイドルプーリ
１４と同様に、互いに同心に設けられた内径側円筒部１
５及び外径側円筒部１６とを有する。このうち、内径側
円筒部１５の外径Ｄ15は４５mm、内径Ｒ15（転がり軸受
１２の外輪１３の外径）は４０mm、幅Ｗ15は１６mmとし
た。又、外径側円筒部１６の外径Ｄ16は８０mm、内径Ｒ
16は７５mm、幅Ｗ16は２３．６mmとした。尚、上記外輪
１３の幅Ｗ13は１２mmである。この内径側円筒部１５の
中間部外周面と外径側円筒部１６の中間部内周面とは円
輪状の連結部１７により連結しており、この連結部１７
の両側面にそれぞれ２４本ずつ、両面で合わせて４８本
の補強リブ１８、１８を、それぞれ放射状に設けてい
る。上記連結部１７及び補強リブ１８、１８の厚さ
Ｔ17、Ｔ18はそれぞれ２mmとした。
形状に就いて説明する。このアイドルプーリ１４ａは、
前述の図７に示した従来の合成樹脂製のアイドルプーリ
１４と同様に、互いに同心に設けられた内径側円筒部１
５及び外径側円筒部１６とを有する。このうち、内径側
円筒部１５の外径Ｄ15は４５mm、内径Ｒ15（転がり軸受
１２の外輪１３の外径）は４０mm、幅Ｗ15は１６mmとし
た。又、外径側円筒部１６の外径Ｄ16は８０mm、内径Ｒ
16は７５mm、幅Ｗ16は２３．６mmとした。尚、上記外輪
１３の幅Ｗ13は１２mmである。この内径側円筒部１５の
中間部外周面と外径側円筒部１６の中間部内周面とは円
輪状の連結部１７により連結しており、この連結部１７
の両側面にそれぞれ２４本ずつ、両面で合わせて４８本
の補強リブ１８、１８を、それぞれ放射状に設けてい
る。上記連結部１７及び補強リブ１８、１８の厚さ
Ｔ17、Ｔ18はそれぞれ２mmとした。
【００１３】又、両側面に形成するリブ１８、１８の円
周方向位置は、互いに一致させている（両側面でリブ１
８、１８の位相を互いに一致させている）。更に、上記
合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａを射出成形する、成
形型のキャビティに溶融樹脂を送り込む為のゲートは、
上記内径側円筒部の片端面で上記２４個ずつのリブ１
８、１８のうちの一つ置きのリブ１８、１８の内径側端
部に整合する位置に設けている。即ち、上記ゲート２
１、２１の位置を、図１に丸印で示す様に、上記内径側
円筒部１５の軸方向一端面の直径方向中間部で、円周方
向等間隔の１２個所位置としている。又、これら各ゲー
ト２１、２１は、それぞれリブ１８、１８の内径側端部
に整合する位置としている。尚、この様な形状は、前述
した特開平１０−１２２３３９号公報に記載された発明
に属するものである。
周方向位置は、互いに一致させている（両側面でリブ１
８、１８の位相を互いに一致させている）。更に、上記
合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａを射出成形する、成
形型のキャビティに溶融樹脂を送り込む為のゲートは、
上記内径側円筒部の片端面で上記２４個ずつのリブ１
８、１８のうちの一つ置きのリブ１８、１８の内径側端
部に整合する位置に設けている。即ち、上記ゲート２
１、２１の位置を、図１に丸印で示す様に、上記内径側
円筒部１５の軸方向一端面の直径方向中間部で、円周方
向等間隔の１２個所位置としている。又、これら各ゲー
ト２１、２１は、それぞれリブ１８、１８の内径側端部
に整合する位置としている。尚、この様な形状は、前述
した特開平１０−１２２３３９号公報に記載された発明
に属するものである。
【００１４】上述の様な寸法・形状を有するアイドルプ
ーリ１４ａは、上記内径側円筒部１５を深溝型の転がり
軸受１２を構成する外輪１３の周囲に、前述した従来の
合成樹脂製のアイドルプーリ１４と同様、図９〜１０に
示す様な射出成形用の金型１９のキャビティ２０内に加
熱溶融した合成樹脂を注入する事により、この外輪１３
の外周寄り部分をその内周側にモールドした状態で造っ
た。
ーリ１４ａは、上記内径側円筒部１５を深溝型の転がり
軸受１２を構成する外輪１３の周囲に、前述した従来の
合成樹脂製のアイドルプーリ１４と同様、図９〜１０に
示す様な射出成形用の金型１９のキャビティ２０内に加
熱溶融した合成樹脂を注入する事により、この外輪１３
の外周寄り部分をその内周側にモールドした状態で造っ
た。
【００１５】この様にしてアイドルプーリ１４ａを造っ
た場合で、このアイドルプーリ１４ａの外周面２２（図
１〜２）を形成すべき、上記キャビティー２０の内周面
２３（図９〜１０）に、何らの工夫も施さなかった場
合、即ち、この内周面２３を平滑な円筒面とした場合
に、上記外周面２２の形状は、図３〜４に示す様になっ
た。これら図３〜４のうちの図３は、この外周面２２の
真円度を、図４は円筒度を、それぞれ表している。尚、
図３の（Ａ）はゲート２１、２１側端部の真円度を、
（Ｂ）は中央部の真円度を、（Ｃ）はゲート２１、２１
と反対側端部の真円度を、それぞれ表している。
た場合で、このアイドルプーリ１４ａの外周面２２（図
１〜２）を形成すべき、上記キャビティー２０の内周面
２３（図９〜１０）に、何らの工夫も施さなかった場
合、即ち、この内周面２３を平滑な円筒面とした場合
に、上記外周面２２の形状は、図３〜４に示す様になっ
た。これら図３〜４のうちの図３は、この外周面２２の
真円度を、図４は円筒度を、それぞれ表している。尚、
図３の（Ａ）はゲート２１、２１側端部の真円度を、
（Ｂ）は中央部の真円度を、（Ｃ）はゲート２１、２１
と反対側端部の真円度を、それぞれ表している。
【００１６】これら図３〜４から明らかな通り、上記キ
ャビティ２０の内周面２３を平滑な円筒面とした場合に
は、合成樹脂を射出成形する際の引けと呼ばれる変形に
基づき、得られるアイドルプーリ１４ａの外周面２２は
平滑な円筒面とはならない。この様なアイドルプーリ１
４ａを前述の図７に示す様な張力付与装置１に組み込ん
でベルトへの張力付与を行なった場合には、多少なりと
も振動及び騒音が発生する。したがって、低騒音の自動
車に組み込む場合には改良の必要がある。
ャビティ２０の内周面２３を平滑な円筒面とした場合に
は、合成樹脂を射出成形する際の引けと呼ばれる変形に
基づき、得られるアイドルプーリ１４ａの外周面２２は
平滑な円筒面とはならない。この様なアイドルプーリ１
４ａを前述の図７に示す様な張力付与装置１に組み込ん
でベルトへの張力付与を行なった場合には、多少なりと
も振動及び騒音が発生する。したがって、低騒音の自動
車に組み込む場合には改良の必要がある。
【００１７】そこで、本発明者は、上記図３〜４に示し
た様な、引けに基づく変形分を考慮した凹凸を、上記キ
ャビティ２０の内周面２３に形成し、これら変形分と凹
凸とを互いに相殺させる事を考えた。具体的には、上記
図３〜４に示した様な凹凸形状を、直径方向に関して反
転させた形状を、上記内周面２３に形成した。言い換え
れば、上記外周面２２が直径方向内方に凹んだ凹部とな
る部分には、上記内周面２３に直径方向外方に凹んだ凹
部を形成する事で、上記外周面２２に引けが生じた場合
でも、凹まない様にした。反対に、上記外周面２２が直
径方向外方に突き出た凸部となる部分には、上記内周面
２３に直径方向内方に突き出た凸部を形成する事で、上
記外周面２２が突き出ない様にした。勿論、内周面２３
に形成する凹凸量（深さ或は高さ）も、上記外周面２２
に生じる凹凸量に合わせた。
た様な、引けに基づく変形分を考慮した凹凸を、上記キ
ャビティ２０の内周面２３に形成し、これら変形分と凹
凸とを互いに相殺させる事を考えた。具体的には、上記
図３〜４に示した様な凹凸形状を、直径方向に関して反
転させた形状を、上記内周面２３に形成した。言い換え
れば、上記外周面２２が直径方向内方に凹んだ凹部とな
る部分には、上記内周面２３に直径方向外方に凹んだ凹
部を形成する事で、上記外周面２２に引けが生じた場合
でも、凹まない様にした。反対に、上記外周面２２が直
径方向外方に突き出た凸部となる部分には、上記内周面
２３に直径方向内方に突き出た凸部を形成する事で、上
記外周面２２が突き出ない様にした。勿論、内周面２３
に形成する凹凸量（深さ或は高さ）も、上記外周面２２
に生じる凹凸量に合わせた。
【００１８】この様に、その内周面２３に、引けに基づ
く変形分を考慮した凹凸を形成したキャビティ２０内
に、前述した合成樹脂を注入する事によりアイドルプー
リ１４ａを造ったところ、このアイドルプーリ１４ａの
外周面２２の形状は、図５〜６に示す様になった。これ
ら図５〜６のうちの図５は、この外周面２２の真円度
を、図６は円筒度を、それぞれ表している。尚、図５の
（Ａ）はゲート２１、２１側端部の真円度を、（Ｂ）は
中央部の真円度を、（Ｃ）はゲート２１、２１と反対側
端部の真円度を、それぞれ表している。
く変形分を考慮した凹凸を形成したキャビティ２０内
に、前述した合成樹脂を注入する事によりアイドルプー
リ１４ａを造ったところ、このアイドルプーリ１４ａの
外周面２２の形状は、図５〜６に示す様になった。これ
ら図５〜６のうちの図５は、この外周面２２の真円度
を、図６は円筒度を、それぞれ表している。尚、図５の
（Ａ）はゲート２１、２１側端部の真円度を、（Ｂ）は
中央部の真円度を、（Ｃ）はゲート２１、２１と反対側
端部の真円度を、それぞれ表している。
【００１９】この様な図５〜６と、前述した図３〜４と
を比較すれば明らかな通り、本発明の製造方法によれ
ば、外周面２２の形状が、理想的な円筒面に対しきわめ
て近い、良好なアイドルプーリ１４ａを得られる。即
ち、従来方法により造られたアイドルプーリ１４ａの外
周面２２の真円度が７０〜８５μｍ程度であったのが、
本発明の製造方法により造られたアイドルプーリ１４ａ
の外周面２２の真円度は、３０〜４５μｍ程度に向上し
た。又、円筒度に関しても、従来方法の場合に１００μ
ｍ前後であったのが、本発明の製造方法により５０μｍ
前後にまで向上した。
を比較すれば明らかな通り、本発明の製造方法によれ
ば、外周面２２の形状が、理想的な円筒面に対しきわめ
て近い、良好なアイドルプーリ１４ａを得られる。即
ち、従来方法により造られたアイドルプーリ１４ａの外
周面２２の真円度が７０〜８５μｍ程度であったのが、
本発明の製造方法により造られたアイドルプーリ１４ａ
の外周面２２の真円度は、３０〜４５μｍ程度に向上し
た。又、円筒度に関しても、従来方法の場合に１００μ
ｍ前後であったのが、本発明の製造方法により５０μｍ
前後にまで向上した。
【００２０】上述の様な、本発明の製造方法により形成
した、合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａは、前述した
図７に示す様な張力付与装置に組み込み、図示しないベ
ルトに所望の張力を付与する。この様に張力付与装置に
組み込んだ合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａにより、
ベルトに所望の張力を付与する際の作用は、前述した金
属製或は合成樹脂製のアイドルプーリと同様である。特
に、本発明の製造方法により造られる合成樹脂製のアイ
ドルプーリ１４ａの場合には、外周面２２の真円度並び
に円筒度が良好であるから、ベルトの走行に伴って、こ
れら外周面２２とベルトの周面とが勢い良く衝突する
（ベルトの周面が外周面を叩く）事がなくなる。同時
に、上記アイドルプーリ１４ａ並びにこのアイドルプー
リ１４ａを支承したベースプレート２等が振動しにくく
なり、これらアイドルプーリ１４ａ等の振動に基づく不
快な異音の発生を抑える事ができる。
した、合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａは、前述した
図７に示す様な張力付与装置に組み込み、図示しないベ
ルトに所望の張力を付与する。この様に張力付与装置に
組み込んだ合成樹脂製のアイドルプーリ１４ａにより、
ベルトに所望の張力を付与する際の作用は、前述した金
属製或は合成樹脂製のアイドルプーリと同様である。特
に、本発明の製造方法により造られる合成樹脂製のアイ
ドルプーリ１４ａの場合には、外周面２２の真円度並び
に円筒度が良好であるから、ベルトの走行に伴って、こ
れら外周面２２とベルトの周面とが勢い良く衝突する
（ベルトの周面が外周面を叩く）事がなくなる。同時
に、上記アイドルプーリ１４ａ並びにこのアイドルプー
リ１４ａを支承したベースプレート２等が振動しにくく
なり、これらアイドルプーリ１４ａ等の振動に基づく不
快な異音の発生を抑える事ができる。
【００２１】本発明者は、アイドルプーリ１４ａの外周
面２２の形状精度の向上が音響特性に及ぼす影響を知る
為の実験を行なった。この実験には、従来方法により造
られて外周面２２の形状が図３〜４に示す様なものと、
本発明の製造方法により造られて外周面２２の形状が図
５〜６に示す様なものとの、２種類のアイドルプーリ１
４ａを使用した。そして、無響室内に於いて常温下で、
この２種類のアイドルプーリ１４ａに無端ベルトを、巻
き掛け角度を６０度として巻き掛けた。更に、この無端
ベルトからアイドルプーリ１４ａに対し８０kgf のラジ
アル荷重を加えつつ、この無端ベルトを走行させる事に
より、上記アイドルプーリ１４ａを１４００r.p.m.で回
転させた。そして、それぞれの場合に、アイドルプーリ
１４ａからＸ、Ｙ、Ｚ軸方向に関してそれぞれ４５度ず
つ傾斜し、このアイドルプーリ１４ａの外周面から１０
cm離れた部分で騒音を測定した。この結果、従来方法に
より造られたアイドルプーリ１４ａの場合、７５dB
（Ａ）の騒音が発生したのに対して、本発明の製造方法
により造られたアイドルプーリ１４ａの場合、発生した
騒音は７０dB（Ａ）と、大幅に低減する事を確認でき
た。
面２２の形状精度の向上が音響特性に及ぼす影響を知る
為の実験を行なった。この実験には、従来方法により造
られて外周面２２の形状が図３〜４に示す様なものと、
本発明の製造方法により造られて外周面２２の形状が図
５〜６に示す様なものとの、２種類のアイドルプーリ１
４ａを使用した。そして、無響室内に於いて常温下で、
この２種類のアイドルプーリ１４ａに無端ベルトを、巻
き掛け角度を６０度として巻き掛けた。更に、この無端
ベルトからアイドルプーリ１４ａに対し８０kgf のラジ
アル荷重を加えつつ、この無端ベルトを走行させる事に
より、上記アイドルプーリ１４ａを１４００r.p.m.で回
転させた。そして、それぞれの場合に、アイドルプーリ
１４ａからＸ、Ｙ、Ｚ軸方向に関してそれぞれ４５度ず
つ傾斜し、このアイドルプーリ１４ａの外周面から１０
cm離れた部分で騒音を測定した。この結果、従来方法に
より造られたアイドルプーリ１４ａの場合、７５dB
（Ａ）の騒音が発生したのに対して、本発明の製造方法
により造られたアイドルプーリ１４ａの場合、発生した
騒音は７０dB（Ａ）と、大幅に低減する事を確認でき
た。
【００２２】尚、前記キャビティ２０の内周面２３に形
成すべき凹凸形状を求める為、アイドルプーリ１４ａの
外周面２２の凹凸形状を求める作業は、極力精密に行な
う事が、より大きな騒音低減効果を得る為には好まし
い。例えば、図３（Ａ）から明らかな様に、最も凹凸が
顕著に表われるゲート２１、２１側の外周面２２の形状
に合わせて、上記内周面２３の形状を選定した場合で
も、或る程度の効果を得られるが、場合によっては必ず
しも十分ではない。上述した様な結果を得た実験の場
合、上記外周面２２の真円度を、軸方向に亙り１mm毎に
測定し、その結果得られたこの外周面２２の形状に基づ
いて、上記キャビティ２０の内周面２３に付与すべき凹
凸形状を決定した。又、以上の説明から明らかな様に、
本発明によれば、補強リブ１８、１８の有無、数等、ア
イドルプーリ１４自体の形状に関係なく、更には合成樹
脂の種類にも影響されずに、このアイドルプーリ１４の
外周面の真円度及び円筒度を向上させる事ができる。
成すべき凹凸形状を求める為、アイドルプーリ１４ａの
外周面２２の凹凸形状を求める作業は、極力精密に行な
う事が、より大きな騒音低減効果を得る為には好まし
い。例えば、図３（Ａ）から明らかな様に、最も凹凸が
顕著に表われるゲート２１、２１側の外周面２２の形状
に合わせて、上記内周面２３の形状を選定した場合で
も、或る程度の効果を得られるが、場合によっては必ず
しも十分ではない。上述した様な結果を得た実験の場
合、上記外周面２２の真円度を、軸方向に亙り１mm毎に
測定し、その結果得られたこの外周面２２の形状に基づ
いて、上記キャビティ２０の内周面２３に付与すべき凹
凸形状を決定した。又、以上の説明から明らかな様に、
本発明によれば、補強リブ１８、１８の有無、数等、ア
イドルプーリ１４自体の形状に関係なく、更には合成樹
脂の種類にも影響されずに、このアイドルプーリ１４の
外周面の真円度及び円筒度を向上させる事ができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明の合成樹脂製プーリの製造方法
は、以上に述べた通り構成され作用するので、軽量で安
価に製作でき、しかも形状精度が良く運転時にベルトと
プーリとの間の叩き音を抑え、しかも振動しにくい構造
を実現できる。
は、以上に述べた通り構成され作用するので、軽量で安
価に製作でき、しかも形状精度が良く運転時にベルトと
プーリとの間の叩き音を抑え、しかも振動しにくい構造
を実現できる。
【図１】本発明の製造方法により造る合成樹脂製プーリ
の１例を示す正面図。
の１例を示す正面図。
【図２】図１のＡ−Ｏ−Ａ断面図。
【図３】従来方法により造った合成樹脂製プーリの外周
面の真円度の測定結果を示す線図。
面の真円度の測定結果を示す線図。
【図４】同じく円筒度の測定結果を示す線図。
【図５】本発明の方法により造った合成樹脂製プーリの
外周面の真円度の測定結果を示す線図。
外周面の真円度の測定結果を示す線図。
【図６】同じく円筒度の測定結果を示す線図。
【図７】合成樹脂製のアイドルプーリを組み込んだ張力
付与装置を示す断面図。
付与装置を示す断面図。
【図８】合成樹脂製のアイドルプーリの部分切断斜視
図。
図。
【図９】合成樹脂製アイドルプーリを射出成形する型
を、リブから外れた部分で切断した状態で示す部分断面
図。
を、リブから外れた部分で切断した状態で示す部分断面
図。
【図１０】合成樹脂製アイドルプーリを射出成形する型
を、リブ部分で切断した状態で示す部分断面図。
を、リブ部分で切断した状態で示す部分断面図。
１ 張力付与装置 ２ ベースプレート ３ 長孔 ４ 支持軸 ５ 頭部 ６ 調整ボルト ７ 折り曲げ板部 ８ 通孔 ９ 調整ナット １０ ロックナット １１ 支持スリーブ １２ 転がり軸受 １３ 外輪 １４、１４ａ アイドルプーリ １５ 内径側円筒部 １６ 外径側円筒部 １７ 連結部 １８ 補強リブ １９ 金型 ２０ キャビティ ２１ ゲート ２２ 外周面 ２３ 内周面 ２４ 内輪
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒状の内周面を有する金型のキャビテ
ィ内に溶融した合成樹脂を注入し、このキャビティの内
周面に沿った円筒状の外周面を有する合成樹脂製プーリ
を射出成形する合成樹脂製プーリの製造方法に於いて、
上記キャビティの内周面に、このキャビティ内に注入し
た合成樹脂が冷却・固化する際に生じる変形分を考慮し
た凹凸を形成し、これら変形分と凹凸とを互いに相殺さ
せる事により、得られる合成樹脂製プーリの外周面の形
状精度を向上させる事を特徴とする合成樹脂製プーリの
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11119163A JP2000310315A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 合成樹脂製プーリの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11119163A JP2000310315A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 合成樹脂製プーリの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000310315A true JP2000310315A (ja) | 2000-11-07 |
| JP2000310315A5 JP2000310315A5 (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=14754484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11119163A Pending JP2000310315A (ja) | 1999-04-27 | 1999-04-27 | 合成樹脂製プーリの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000310315A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275200A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置のカバー及びこれを用いた転がり軸受装置 |
| JP2008290402A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 合成樹脂製プーリの製造方法及び射出成形用金型 |
| JP2012233533A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Nsk Ltd | 樹脂プーリ及びその製造方法 |
-
1999
- 1999-04-27 JP JP11119163A patent/JP2000310315A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275200A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置のカバー及びこれを用いた転がり軸受装置 |
| JP2008290402A (ja) * | 2007-05-28 | 2008-12-04 | Nakanishi Metal Works Co Ltd | 合成樹脂製プーリの製造方法及び射出成形用金型 |
| JP2012233533A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Nsk Ltd | 樹脂プーリ及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050620 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050620 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080402 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080408 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080812 |