JP2000306092A - デジタル画像処理により実現される鏡及びその処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを内蔵した媒体 - Google Patents

デジタル画像処理により実現される鏡及びその処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを内蔵した媒体

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JP2000306092A
JP2000306092A JP11108743A JP10874399A JP2000306092A JP 2000306092 A JP2000306092 A JP 2000306092A JP 11108743 A JP11108743 A JP 11108743A JP 10874399 A JP10874399 A JP 10874399A JP 2000306092 A JP2000306092 A JP 2000306092A
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Kan Ron
カン ロン
Takeo Miyazawa
丈夫 宮沢
Hiuma Furuta
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NADEISU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡従来の鏡とは全く異なる新規なデジタル画
像処理により実現される鏡を提供する。 【解決手段】 異なる視点から見た対象物の画像をそれ
ぞれ得るための複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置
により得られた複数の画像に基づき前記対象物の三次元
形状を認識するとともに、認識結果に基づき前記対象物
の画像を生成する正面画像生成部と、前記正面画像生成
部の出力を受けて所定の信号処理を行う信号処理部と、
前記信号処理部の出力に基づき画像を表示する表示装置
とを備え、前記表示装置の周辺に前記複数の撮像装置が
設けられ、前記表示装置の前に前記対象物が置かれたと
きに、前記正面画像生成部は、前記表示装置から見た前
記対象物の正面画像を生成し、前記表示装置には前記対
象物の鏡像が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、従来の鏡に取っ
て代わる、デジタル画像処理により実現される鏡及びそ
の処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを内
蔵した媒体に関し、従来の鏡のように対象物を表示する
とともに、高度なデジタル画像処理を可能にするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】鏡に映った自分の顔を、鏡の前から撮影
しようとするとカメラも写ってしまう。このようなこと
を避けるために、鏡としてハーフミラーを設け、鏡の内
部にカメラを組み込むことが考えられる。しかし、この
種の装置は構造が複雑であり、非常に特殊な用途にのみ
用いられている。
【0003】近年のデジタル画像処理技術の進歩によ
り、複数の異なる視点から撮影した二次元画像から自動
的に三次元形状を復元し、任意の視点からの新たな二次
元画像として再表示することが可能になりつつあり、こ
の技術を用いることにより、従来の鏡をデジタル画像処
理技術により実現することが考えられる。この種の装置
が実現できるならば、従来の表示装置と撮像装置との組
み合わせとは違った装置を提供できるとともに、これを
さまざまな用途に利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の鏡
とは全く異なる新規な装置であるデジタルミラーを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデジタル
画像処理により実現される鏡は、異なる視点から見た対
象物の画像をそれぞれ得るための複数の撮像装置と、前
記複数の撮像装置により得られた複数の画像に基づき前
記対象物の三次元形状を認識するとともに、認識された
三次元形式に基づき与えられた視点から前記対象物を見
た二次元画像を生成する正面画像生成部と、前記正面画
像生成部の出力を受けて所定の信号処理を行う信号処理
部と、前記信号処理部の出力に基づき画像を表示する表
示装置とを備え、前記表示装置の周辺に前記複数の撮像
装置が設けられ、前記表示装置の前に前記対象物が置か
れたときに、前記正面画像生成部は、前記表示装置から
見た前記対象物の正面画像を生成し、前記表示装置には
前記対象物の鏡像が表示されることを特徴とする。
【0006】例えば、薄型の液晶表示装置(LCD)の周
囲にCCDカメラを設けたノートブックパソコンがある
が、このCCDカメラでは対象物(例えば、使用者)を正
面から見た画像を得ることはできず、斜めから見た画像
しか得られない。これは使用者を正面から見ることがで
きるLCDの中央部にカメラを配置できないからである。
正面画像生成部は、鏡に映った自分の顔を見るときのよ
うな対象物(使用者)の像を生成する。こので正面とは
説明をわかりやすくするために用いられたものであり、
文字どおりの「正面」には限定されない。要するに、鏡
を見たときのような画像の意味である。なお、鏡像とは
通常左右反転したものをいうが、ここではこれももちろ
ん含むとともに、反転しないものも含む。ここで言う
「鏡像」は、鏡に映る画像、鏡に映り得る画像、鏡に映
っても不自然でない画像、鏡に映すと興味をひく画像な
どを含む。
【0007】なお、参考までにコンピュータ的な意味で
処理手順にコメントする。(1)撮影された画像及び特
徴点はそのままでは二次元データである。(2)ステレ
オ視に準じた幾何学的計算処理によって、複数の二次元
画像から唯一の三次元形状が求められる。(3)三次元
形状に対して再び与えられた「視点」データを用いて幾
何学的計算を行い、表示装置上で再び二次元画像として
表示する。
【0008】好ましくは、前記正面画像生成部は、前記
複数の画像それぞれについて相互に対応する幾何学的特
徴点を抽出する対応点検索部と、前記幾何学的特徴点に
基づき前記複数の画像を解析して前記対象物の三次元形
状を認識する三次元形状認識部と、前記対象物の三次元
形式に基づき前記対象物の鏡像を生成するための視点を
設定するとともに、この視点から前記対象物を見た二次
元画像を生成する幾何学的計算部とを備える。
【0009】正面画像生成部は、まず、複数の異なる視
点からみた複数の画像に基づき対象物の三次元形状を把
握する。次に、三次元形状に基づき得られたデータに対
して幾何学的変換を行い、正面画像に変換する。対応点
検索部は、自動的に、あるいは外部の指定により得られ
た画像の中で対応点を特定する。対応点として、例え
ば、立体の辺や頂点、周囲に比べて輝度が明るい(暗
い)点などが選択される。対象物の三次元形状が認識さ
れたら、鏡像を得るためのパラメータ、例えば、視点及
び/又は視線を設定する。
【0010】好ましくは、前記表示装置に表示される対
象物の鏡像のうちの一部を指定する位置指定部を備え、
前記信号処理部は、前記位置指定部により指定された部
分について拡大処理あるいは縮小処理の少なくとも一方
を行う。
【0011】位置指定部として、例えば、一般的なポイ
ンティングデバイスである、マウス、トラックボールな
どを用いることもできるし、表示装置上にタッチスクリ
ーンを設けて画面上で直接指定することもできる。縮小
・拡大処理として、例えば、いわゆるズーム機能が考え
られる。
【0012】好ましくは、前記信号処理部は、凹面鏡あ
るいは凸面鏡の機能を模した拡大処理あるいは縮小処理
の少なくとも一方を行う。実際の鏡を正確に模擬しよう
とすれば、例えば、実際の凹面鏡・凸面鏡の場合がそう
であるように、中央部でははっきりと映り、周辺部では
多少ボケるように対象物が表示される。もっとも、この
ような処理は、本願発明では必須ではない。
【0013】好ましくは、前記信号処理部は、記憶手段
を備え、前記正面画像生成部からの画像データを少なく
とも一時的に記憶し、その後再生することにより画像の
録画、再生、スロー再生、早送り及び一時停止の少なく
ともいずれかの処理を行う。
【0014】この場合、例えば、ビデオテープレコーダ
と類似の機能が実現できる。
【0015】好ましくは、前記信号処理部は、前記正面
画像生成部からの画像データを少なくとも一時的に遅延
する遅延手段を備える。
【0016】遅延時間は固定でも、可変でもよい。この
機能によれば、例えば、目をつぶった自分の顔を見た
り、後ろや横を向いた顔をはっきりと見ることができ
る。この機能は従来の鏡では果たすことができなかった
ものである。
【0017】好ましくは、前記表示装置は板状の液晶表
示装置であり、前記複数の撮像装置は少なくとも前記液
晶表示装置の上端の左右に設けられている。
【0018】好ましくは、前記表示装置はCRT用いた
表示装置であり、前記複数の撮像装置は少なくとも前記
表示装置の上端の左右に設けられている。
【0019】好ましくは、前記複数の撮像装置は、さら
に、前記液晶表示装置の下端の中央に設けられている。
【0020】好ましくは、前記信号処理部及び前記正面
画像生成部は、携帯用パーソナルコンピュータにより実
現される。
【0021】好ましくは、少なくともインターネットに
接続可能であって、前記正面画像生成部により生成され
た画像を伝送可能な通信手段を備える。
【0022】この発明に係る記録媒体は、表示装置の周
辺の複数の異なる視点から見た対象物の画像を得るため
の第1のステップと、前記複数の画像に基づき前記対象
物の三次元形状を認識する第2のステップと、前記第2
のステップの認識結果に基づき前記対象物の画像を生成
する第3のステップと、前記第3のステップで生成され
た画像を受けて所定の信号処理を行う第4のステップ
と、前記第4のステップの処理結果による画像信号を受
けて画像を表示する第5のステップと、を備え、表示装
置の前に前記対象物が置かれたときに、前記表示装置か
ら見た前記対象物の正面画像が生成され、前記表示装置
には前記対象物の鏡像が表示されることを特徴とするデ
ジタル画像処理をコンピュータに行わせるためのプログ
ラムを内蔵する。
【0023】この発明に係る記録媒体は、表示装置の周
辺の複数の異なる視点から見た対象物の画像を得て、前
記複数の画像に基づき前記対象物の三次元形状を認識
し、この認識結果に基づき前記対象物の画像を生成し、
生成された画像を受けて所定の信号処理を行い、この処
理結果による画像信号を受けて画像を表示することによ
り、表示装置の前に前記対象物が置かれたときに、前記
表示装置から見た前記対象物の正面画像が生成され、前
記表示装置には前記対象物の鏡像が表示されることを特
徴とするデジタル画像処理により実現される鏡の機能の
うちの少なくとも一部をコンピュータに行わせるための
プログラムを内蔵する。
【0024】媒体には、例えば、フロッピーディスク、
ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、CD−
ROM、DVD、ROMカートリッジ、バッテリバック
アップ付きのRAMメモリカートリッジ、フラッシュメ
モリカートリッジ、不揮発性RAMカートリッジ等を含
む。
【0025】また、電話回線等の有線通信媒体、マイク
ロ波回線等の無線通信媒体等の通信媒体を含む。インタ
ーネットもここでいう通信媒体に含まれる。
【0026】媒体とは、何等かの物理的手段により情報
(主にデジタルデータ、プログラム)が記録されている
ものであって、コンピュータ、専用プロセッサ等の処理
装置に所定の機能を行わせることができるものである。
要するに、何等かの手段でもってコンピュータにプログ
ラムをダウンロードし、所定の機能を実行させるもので
あればよい。
【0027】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1にこの
発明の実施の形態に係る装置(デジタルミラー)の概略
構成図を示す。複数のカメラ1a,1b,・・・により
得られた各画像データ(信号)は、正面画像生成部2に
入力される。正面画像生成部2において、対応点検索部
2aが、前記複数の画像を解析して相互に対応する対応
点を検索する。これら対応点を三次元形状認識部2bが
解析して対象物の三次元形状を認識する。その認識結果
に基づき視線を設定するとともに、設定された視線に基
づきデータに幾何学的変換を行うあるいは変形すること
により、あたかも鏡を見るかのような正面画像を生成す
る。なお、カメラ1は複数であれば良く、2台、3台、
4台、あるいはそれ以上であってもよい。実用性の観点
からは、2台あるいは3台が望ましいと考えられる。
【0028】図4及び図5に基づき、正面画像生成部の
処理をさらに詳しく説明する。図4は、板状の液晶表示
装置(LCD)4の左右上端と下辺中央にそれぞれカメ
ラ1を備えるデジタルミラーの模式図を示す。LCD4
のほぼ中央を通る法線上に対象物100が配置される。
通常はこの位置に使用者の顔が位置するが、説明の便宜
上、四角錐を例にとる。四角錐100をカメラ1a,1
b,1cにより撮像すると、図4の100a,100
b,100cのような画像がそれぞれ得られる。画像1
00aはカメラ1aによるもので、LCD4から見て、
四角錐100を左から見た画像である。画像100bは
カメラ1bによるもので、四角錐100を右から見た画
像である。画像100cはカメラ1cによるもので、四
角錐100を下から見た画像である。比較的近接した異
なる視点から見た少なくとも2つの画像があれば、いわ
ゆるステレオ視に準じた幾何学的計算処理によって複数
の二次元画像から唯一の三次元形状を認識することがで
きる。この処理をコンピュータに行わせるためには、特
徴点を特定する必要がある。この例では、四角錐100
の各頂点が選択される。各画像において特徴点が特定さ
れると、これら特徴点のうちで互いに対応関係が求めら
れる。このようにして、四角錐100の同じ部分が、各
画像でどの位置にあるかが解析される。この解析に基づ
き、四角錐100の三次元形状が認識される。画像10
0aによれば、頂点が左側にあるから四角錐100はカ
メラ1aの左側にあることがわかる。このようにして、
三次元形状が認識される。そこで、視点を例えばLCD
4のほぼ中央に設定し、この視点に基づき四角錐100
を見た画像を生成する。例えば、図5の画像100が得
られる。
【0029】図1の信号処理部3は、正面画像生成部2
から上述のように処理された正面画像を受けて、各種処
理を行う。つまり、表示(反射)時に、さまざまな処理
・加工が行われる。
【0030】例えば、ズーム処理、及びワイド処理であ
る。鏡に映った全体の画像のうちの所定の部分を瞬時に
拡大・縮小する処理である。どの部分を拡大・縮小する
か、どちらの処理を選択するかなどは、例えば、マウス
等のポインティングデバイス6により指定される。LC
D4の表面がタッチパネルであれば、画像の任意の部分
に触れることにより、その部分を瞬時に拡大・縮小する
ことが可能である。
【0031】例えば、映像の加工処理である。カメラ1
により撮られた映像の色、明るさを変えたり、画面に映
った物体の画像の形状、大きさを変えたり、複数の画像
を重複させたり、合成したり、一部の画像を削除した
り、挿入したりする処理が実行される。これらの加工さ
れた映像は、実際の物体の動きにリアルタイムで連動す
る。
【0032】例えば、静止画処理、録画処理、保存処
理、及び再生処理である。鏡(LCD4)に映っている
映像を例えばハードディスク等の外部記憶装置あるいは
半導体メモリ等の内部記憶装置に静止画として保存する
ことが可能である。また、動画として録画することも可
能であり、もちろんその再生も可能である。
【0033】例えば、遅延表示処理である。すなわち、
正面画像生成部2で生成された画像をそのままLCD4
に表示するのではなく、一時的に記憶した後、所定時間
後(例えば、1、2秒ないし1分程度)に再生して表示
するのである。この処理は、例えば、目をつぶった自分
の顔を見るときや、後ろや横顔を見るときなどの便利で
ある。
【0034】例えば、インターネット処理である。鏡
(LCD4)に映った映像のデータを通信手段7を介し
てインターネットに転送することができる。また、他の
デジタルミラーあるいはそれ以外の画像データソースか
ら各種の画像データを取り込むことも可能である。
【0035】図1のデジタルミラーの形態として、図2
に示すものが考えられる。LCD4の周囲に3つのCC
Dカメラ1a,1b,1cが設けられている。また、L
CD4の背面には、正面画像生成部2及び信号処理部3
として機能するコンピュータが設けられている。これら
は一体のケースに収納されている。
【0036】別の形態として、図3に示すものが考えら
れる。図3のデジタルミラーは、一般のノートパソコン
に設けられたものである。 発明の実施の形態2.上記の説明はデジタルミラーの基
本的な構成及び動作に関するものであった。次に、デジ
タルミラーの応用例について説明する。
【0037】例えば、化粧用のシミュレータである。従
来の化粧用シミュレータは、撮影した静止画に対してさ
まざまな化粧を行い、どのような化粧が似合うかどうか
シミュレーションするものであった。この発明のデジタ
ルミラーを用いれば、顔の向きを変えたり、顔の表情を
変えたりしつつ、リアルタイムでシミュレーションが可
能である。
【0038】化粧用のシミュレータの機能として、メー
クアップ、イメージチェンジ機能がある。これは、デジ
タルミラーの外部記憶装置5に予め記憶された化粧シミ
ュレーション用の画面のファイルの中から、自分の好み
に合わせたメークスタイル(パーティ用、ナチュラルメ
イク用など)を選択して、デジタルミラーに表示される
自分の顔に貼り付ける。画面上の顔の位置に所定のメー
クアップを行うことができる。また、それぞれに使われ
る色を指定することができるので、プロのようなメーク
が可能である。また、好みの眉を眉画像ファイルの中か
ら選択することにより理想の眉が書ける。なお、対応点
検索部2aにより画像の特徴点の対応関係が把握される
から、顔の眉の部分を特徴点に設定し、画像その部分に
例えば点線でマーカーを付すことにより、簡単かつ正確
に眉を書くことができる。
【0039】例えば、美容室用のシミュレータである。
LCD4に表示された顔に、外部記憶装置5に予め記憶
された髪型の画像ファイルの中から、自分の好みに合わ
せた髪型の画像を選択して表示された自分の顔に貼り付
ける。この処理により簡単かつ正確にヘアーチェンジが
可能である。合成写真のようにぎくしゃくせず、あらゆ
る角度からチェック可能である。この場合、デジタルミ
ラーに遅延機能をもたせることにより、後頭部の髪型の
チェックのときに後ろから写真のように写してチェック
ができる。
【0040】例えば、美容整形用のシミュレータであ
る。LCD4に表示された顔に、外部記憶装置5に予め
記憶された美容整形用の画像ファイル(例えば、目、
鼻、唇等の顔の部分の画像データ)の中から、自分の好
みに合わせた画像を選択して表示された自分の顔に貼り
付ける。この処理により整形のパーツを選択して理想の
顔を作ることができる。
【0041】例えば、試着用のシミュレータである。全
身が映る程度の大きさのLCD4を備え、外部記憶装置
5に予め記憶された服の画像ファイルの中から、自分の
好みに合わせた画像を選択して表示された自分の体に貼
り付ける。この処理は、特に試着しずらい下着や水着の
選択の際に有用である。
【0042】なお、対応点検索部2aにより画像の特徴
点の対応関係が把握されるから、上記の例において、顔
の向きが変わったり、顔の表情が変わったりしたときで
も、変化に応じて画面の顔がリアルタイムに変化する。
したがって、横顔などもみることができ、メークやヘア
ーチェンジ、整形したときのイメージをリアルに体験す
ることができる。
【0043】デジタルミラーにインターネット接続機能
を持たせることにより、最新の化粧品の色や、お気に入
りの女優のメークや髪型、アクセサリ等をインターネッ
トを介して取り込み、画面上で試すことが可能である。
【0044】なお、デジタルミラーの画像を連続的に記
録することにより、バレエやダンスのレッスン支援シス
テムとしても使用することができる。
【0045】デジタルミラーの他の応用例として、エン
ターテインメント用の装置が考えられる。例えば、ある
遊戯施設のシンデレラの館の内部にデジタルミラーが多
数設けられ、利用者がそこに入るとガラスに映る自分が
シンデレラとして表示される。対応点検索部2aにより
画像の特徴点の対応関係が把握されるから、人の動きに
合わせてデジタルミラー中の画像が動く。したがって、
利用者は、あたかも夢の中にいるような気分になり、ア
ニメの世界の主人公になることができる。
【0046】デジタルミラーの他の応用例として、バレ
エ、ダンス、ゴルフなどのスポーツのレッスン支援装置
が考えられる。例えば、デジタルミラーの前で利用者が
ゴルフのスイングを行い、その後、画像を通常再生ある
いはスロー再生を行う。このとき、等身大のスイング画
像において、改善すべき点にカーソルが表示されるとと
もに、アドバイスのコメントが表示される。
【0047】なお、本明細書において、手段とは必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
さらに、一つの手段の機能が、二つ以上の物理的手段に
より実現されても、若しくは、二つ以上の手段の機能
が、一つの物理的手段により実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るデジタルミラ
ーの概略構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るデジタルミラ
ーの概略外観図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る他のデジタル
ミラーの概略外観図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るデジタルミラ
ーの動作原理の説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係るデジタルミラ
ーの動作原理の説明図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 正面画像生成部 2a 対応点検索部 2b 三次元形状認識部 2c 幾何学的計算部 3 信号処理部 4 LCD 5 外部記憶装置 6 ポインティングデバイス 7 通信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 CC16 FF05 JJ03 JJ05 JJ26 QQ00 QQ03 QQ24 SS02 SS13 5B057 BA11 BA24 CA08 CA12 CA16 CB08 CB13 CB16 CD05 CD11 CH08 CH20 DC05 DC09 5C082 AA27 BA20 BA41 CA31 CA33 CA34 CB01 CB06 DA51 DA87 MM05 MM10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる視点から見た対象物の画像をそれ
    ぞれ得るための複数の撮像装置と、前記複数の撮像装置
    により得られた複数の画像に基づき前記対象物の三次元
    形状を認識するとともに、認識された三次元形状に基づ
    き与えられた視点から前記対象物を見た二次元画像を生
    成する正面画像生成部と、前記正面画像生成部の出力を
    受けて所定の信号処理を行う信号処理部と、前記信号処
    理部の出力に基づき画像を表示する表示装置とを備え、
    前記表示装置の周辺に前記複数の撮像装置が設けられ、
    前記表示装置の前に前記対象物が置かれたときに、前記
    正面画像生成部は、前記表示装置から見た前記対象物の
    正面画像を生成し、前記表示装置には前記対象物の鏡像
    が表示されることを特徴とするデジタル画像処理により
    実現される鏡。
  2. 【請求項2】 前記正面画像生成部は、前記複数の画像
    それぞれについて相互に対応する幾何学的特徴点を抽出
    する対応点検索部と、前記幾何学的特徴点に基づき前記
    複数の画像を解析して前記対象物の三次元形状を認識す
    る三次元形状認識部と、前記対象物の三次元形状に基づ
    き前記対象物の鏡像を生成するための視点を設定すると
    ともに、この視点から前記対象物を見た二次元画像を生
    成する幾何学的計算部とを備えることを特徴とする請求
    項1記載のデジタル画像処理により実現される鏡。
  3. 【請求項3】 前記表示装置に表示される対象物の鏡像
    のうちの一部を指定する位置指定部を備え、前記信号処
    理部は、前記位置指定部により指定された部分について
    拡大処理あるいは縮小処理の少なくとも一方を行うこと
    を特徴とする請求項1記載のデジタル画像処理により実
    現される鏡。
  4. 【請求項4】 前記信号処理部は、凹面鏡あるいは凸面
    鏡の機能を模した拡大処理あるいは縮小処理の少なくと
    も一方を行うことを特徴とする請求項3記載のデジタル
    画像処理により実現される鏡。
  5. 【請求項5】 前記信号処理部は、記憶手段を備え、前
    記正面画像生成部からの画像データを少なくとも一時的
    に記憶し、その後再生することにより画像の録画、再
    生、スロー再生、早送り及び一時停止の少なくともいず
    れかの処理を行うことを特徴とする請求項1記載のデジ
    タル画像処理により実現される鏡。
  6. 【請求項6】 前記信号処理部は、前記正面画像生成部
    からの画像データを少なくとも一時的に遅延する遅延手
    段を備えることを特徴とする請求項1記載のデジタル画
    像処理により実現される鏡。
  7. 【請求項7】 前記表示装置は板状の液晶表示装置であ
    り、前記複数の撮像装置は少なくとも前記液晶表示装置
    の上端の左右に設けられていることを特徴とする請求項
    1記載のデジタル画像処理により実現される鏡。
  8. 【請求項8】 前記表示装置はCRT用いた表示装置で
    あり、前記複数の撮像装置は少なくとも前記表示装置の
    上端の左右に設けられていることを特徴とする請求項1
    記載のデジタル画像処理により実現される鏡。
  9. 【請求項9】 前記複数の撮像装置は、さらに、前記液
    晶表示装置の下端の中央に設けられていることを特徴と
    する請求項8又は請求項9記載のデジタル画像処理によ
    り実現される鏡。
  10. 【請求項10】 前記信号処理部及び前記正面画像生成
    部は、携帯用パーソナルコンピュータにより実現される
    ことを特徴とする請求項7記載のデジタル画像処理によ
    り実現される鏡。
  11. 【請求項11】 少なくともインターネットに接続可能
    であって、前記正面画像生成部により生成された画像を
    伝送可能な通信手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載のデジタル画像処理により実現される鏡。
  12. 【請求項12】 表示装置の周辺の複数の異なる視点か
    ら見た対象物の画像を得るための第1のステップと、 前記複数の画像に基づき前記対象物の三次元形状を認識
    する第2のステップと、 前記第2のステップの認識結果に基づき前記対象物の画
    像を生成する第3のステップと、 前記第3のステップで生成された画像を受けて所定の信
    号処理を行う第4のステップと、 前記第4のステップの処理結果による画像信号を受けて
    画像を表示する第5のステップと、を備え、 表示装置の前に前記対象物が置かれたときに、前記表示
    装置から見た前記対象物の正面画像が生成され、前記表
    示装置には前記対象物の鏡像が表示されることを特徴と
    するデジタル画像処理をコンピュータに行わせるための
    プログラムを内蔵した媒体。
  13. 【請求項13】 表示装置の周辺の複数の異なる視点か
    ら見た対象物の画像を得て、前記複数の画像に基づき前
    記対象物の三次元形状を認識し、この認識結果に基づき
    前記対象物の画像を生成し、生成された画像を受けて所
    定の信号処理を行い、この処理結果による画像信号を受
    けて画像を表示することにより、表示装置の前に前記対
    象物が置かれたときに、前記表示装置から見た前記対象
    物の正面画像が生成され、前記表示装置には前記対象物
    の鏡像が表示されることを特徴とするデジタル画像処理
    により実現される鏡の機能のうちの少なくとも一部をコ
    ンピュータに行わせるためのプログラムを内蔵した媒
    体。
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