JP2000305424A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000305424A
JP2000305424A JP11117170A JP11717099A JP2000305424A JP 2000305424 A JP2000305424 A JP 2000305424A JP 11117170 A JP11117170 A JP 11117170A JP 11717099 A JP11717099 A JP 11717099A JP 2000305424 A JP2000305424 A JP 2000305424A
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image forming
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Hiroshi Shiba
洋 柴
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度センサが故障の場合に生じる濃度制御エ
ラーを防止する。 【解決手段】 濃度制御に際し、濃度センサ113の出
力校正および現像バイアス制御などに入る前に、濃度セ
ンサ113の故障診断を行ない、濃度センサ113が故
障の場合にはエンジンを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばプリンタ
あるいは複写機などとされる電子写真方式の画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来のカラー画像形成装置の一
例について図7を参照して説明する。
【0003】帯電器120によって一様に帯電された像
担持体100上に光学ユニット101により各色毎に形
成された潜像が、各色現像器Dy、Dm、Dc、Dkか
ら供給されるイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラ
ックKの各色トナーによりトナー像として現像され、転
写ベルト102の外周上に複数回転写されて、多色画像
が形成される。この時、転写ベルト102上には高圧を
印加してトナー像を転写ベルト102上に転写してい
る。
【0004】一方、給紙部103または給紙トレー10
4から給紙された記録紙105が紙搬送路を介して転写
部に搬送され、転写ベルト102から記録材105に多
色画像が再転写される。その後、記録紙105は搬送ベ
ルト106により搬送され、定着ユニット107で多色
画像が定着され、排紙トレー部108、または排紙部1
09に排出される。
【0005】各色現像器Dy、Dm、Dc、Dkは、そ
れぞれ現像カートリッジとして、その両端に回転支軸を
有し、各々が該軸を中心に回転可能に現像器機構部11
0に保持され、現像器選択のために回転がなされる。
【0006】転写ベルト102上の残留トナーはクリー
ニングユニット111により清掃され、像担持体100
上の残留トナーも廃トナーユニット112に回収され
る。なお、像担持体100、帯電器120、および廃ト
ナーユニット112は、プロセスカートリッジ130と
して一体的に構成されている。また、プロセスカートリ
ッジ130と現像カートリッジDy、Dm、Dc、Dk
はそれぞれ像形成ユニットともいう。
【0007】そして、像担持体100に近接してトナー
濃度を検知するための濃度検知部材である濃度センサ1
13が配置されている。
【0008】濃度センサ113は、図8に示すように、
像担持体100の表面に対して垂直方向に配置され、発
光素子すなわちLED1と、受光素子2とを備えてい
る。そして像担持体100上に形成されたトナー画像
(以下、「パッチ」という)20にLED1から光を照
射し、その反射光を受光素子2により検出し、あらかじ
め決められた検出レベルとの差異を現像バイアスに対応
した変化量として補正することで画像濃度を安定化させ
る構成としている。
【0009】ここで濃度制御に関する内容の一例を説明
する。濃度制御は、トナー濃度の最大値とされる現像バ
イアス値を求める現像バイアス制御と、現像バイアス制
御によって定められた現像バイアス値を固定して画像デ
ータを変化させて中間濃度の制御を行なう中間調濃度制
御の二つに分かれる。ここでは現像バイアス制御につい
て説明する。
【0010】図9は従来の現像バイアス制御に関る構成
を示すブロック図である。同図において、CPU50内
には、数種類のパッチ測定の場合に出力レンジの確保の
ためにLED光量を変化させるLED光量設定部3、濃
度センサ113からのアナログ検出信号をデジタル変換
するA/D変換器4、像担持体100の表面下地の濃度
センサ出力値が所定の範囲に入っているかどうかを判定
するデータ比較手段5、検出データを保管するデータ格
納手段6、測定したパッチ20のセンサ出力値を、現像
バイアス制御の結果としての目標濃度8の値に換算する
濃度演算部7、濃度演算部7で換算された濃度値とその
濃度値に対応した現像バイアス値の値を決定する濃度−
現像バイアス比較部9、および、決定された現像バイア
スの値を出力させるように高圧出力部11に命令を出す
現像バイアス制御部10を備えており、現像バイアス制
御部10から指定された出力を高圧出力部11から現像
器110(Dy、Dm、Dc、Dk)に印加する。ここ
で、濃度センサ113は濃度制御装置に含まれるものと
する。
【0011】なお、CPU50は、画像形成装置本体内
に設置された不図示のDCコントローラ内に設けられ、
各ブロック3〜9は構成によってはDCコントローラま
たは濃度センサ113内部に配置される場合もある。
【0012】図10に現像バイアス制御の動作フローチ
ャートを示す。まず濃度センサ113により像担持体1
00の下地測定を行なう(S101)。次いで像担持体
100の下地の読み取り値が所定の出力かどうか判断し
(S102)、濃度センサ113の汚れや経年劣化など
により下地の読み取り値に変化が見られる場合には濃度
センサ113の出力校正を行う(S103)。
【0013】濃度センサ113の出力校正は、図9にお
けるLED光量設定部3、A/D変換器4、データ比較
手段5、およびデータ格納手段6の各ブロックによって
行われ、濃度センサ113および像担持体100の経時
劣化、濃度センサ周辺のトナー汚れ、温湿度の環境変化
などによる濃度センサ113の出力変化分を補正するも
のである。通常、濃度センサ113の出力補正は像担持
体100の下地表面に光を照射したときの下地出力を測
定する。
【0014】S103で下地出力が所定の出力の時に
は、濃度センサ113の出力校正を行なうことなく、像
担持体100上のパッチ20の印字されるべき位置の下
地表面の濃度を測定する(S104)。つぎに、パッチ
20の濃度を測定する(S105)。ここで、下地表面
の濃度を測定することにより下地からのパッチ20をコ
ントラストして測定できることになる。
【0015】つぎに、濃度センサ113の読み取り値を
濃度値に変換し(S106)、最適現像バイアスを決定
する(S107)。最適現像バイアスの決定はつぎのよ
うに行なう。
【0016】図11に測定パッチの一例を示す。なお、
パッチの数はこの限りではなく、像担持体の径の大きさ
や濃度制御にかける時間などによって変わるものであ
る。図11に示すパッチ20a、20b、20c、20
d、20eの濃度センサ113による測定結果である濃
度値とパッチ形成時の現像バイアス値との関係を図12
に示す。
【0017】図12において、5つのパッチ20a〜2
0eの測定濃度の中から求めたい目標濃度がそのどこか
の2点(本例では20dと20e)間に存在する場合、
その2点の直線補間により目標濃度に対する最適現像バ
イアス値を求めることができる。
【0018】現像バイアス制御によって、最大濃度を示
す最適現像バイアスが決められた後に中間調濃度制御を
行なう。中間調濃度制御も現像バイアス制御と同様に、
複数のパッチ20を像担持体100上に印字し、このパ
ッチ濃度を濃度センサ113によって測定する。中間調
濃度制御パッチの画像データと濃度値との関係を図13
に示す。図13に示す画像データ濃度特性曲線では画像
データの中心付近での濃度の立ち上がりが顕著であるた
めに図14に示すように中間調補正曲線を演算により導
き出して特性曲線をリニアに補正する処理を行なう。こ
れにより画像の色再現性が大きく変わる中間調濃度の再
現精度を上げることができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】従来から上記のような
濃度制御を行ない色再現性の向上を図っているものの、
一般にフルカラーの色再現性は、環境変動、装置の耐久
つまり長期間使用などによって著しく変動してしまう。
そのために、画像形成装置の電源投入時、周囲温湿度の
急激な変化、連続プリント時の所定時間・所定枚数毎、
画像形成に直接影響のあるプロセスカートリッジや現像
カートリッジの交換時などには画像濃度の最適化制御が
必要であった。
【0020】このため、従来濃度センサの故障が起きた
場合などは、色再現性が損なわれてしまい、画像濃度を
維持できないという不具合があった。
【0021】従って、本発明の目的は、濃度検出部材が
故障の場合に生じる濃度制御エラーを防止できる画像形
成装置を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体および該像担持体上に形成したトナー画像に光
を照射しその反射光を検出することによってトナー画像
の濃度を測定し制御する濃度制御装置を備えた画像形成
装置において、前記濃度制御装置は、前記像担持体およ
び前記像担持体上に形成したトナー画像に光を照射しそ
の反射光を検出する濃度検出部材と、前記濃度検出部材
が正常に動作しているかどうかを判定する濃度検出部材
故障判定手段と、前記濃度検出部材の反射光信号からト
ナー画像濃度を算出する濃度変換手段と、前記濃度変換
手段によって導き出された濃度に対して予め定められた
目標濃度と比較する比較手段と、前記比較手段の結果に
対する濃度補正量を現像バイアス補正量として算出し制
御する現像バイアス制御手段とを有し、前記濃度検出部
材、濃度変換手段、比較手段、および現像バイアス制御
手段に基づいてトナー画像濃度の補正制御を行なう濃度
制御モードを有し、該濃度制御モードを開始する前に前
記濃度検出部材の故障診断を行なうことを特徴とする画
像形成装置である。
【0023】好ましくは、前記濃度制御モードは前記画
像形成装置の電源投入直後のスタンバイ時に行われる。
前記画像形成装置の電源投入直後でかつ濃度制御モード
開始前の濃度検出部材の故障診断において、故障判定の
場合、前記画像形成装置の動作を停止することが好まし
い。前記濃度制御モード時におけるトナー画像の濃度算
出値および現像バイアス値の少なくとも一つを格納して
おく濃度制御データ格納手段を有し、前記画像形成装置
の電源投入直後における前記濃度制御モード開始前の前
記濃度検出部材の故障診断において、故障判定の場合、
前記濃度制御データ格納手段より過去の制御履歴のデー
タを代用することが好ましい。
【0024】前記濃度制御モードは像形成ユニットが交
換された場合に行われることが好ましい。トナー画像の
濃度算出値および現像バイアス値の少なくとも一つを格
納しておく濃度制御データ格納手段と前記像形成ユニッ
トの個別の特性を格納した像形成ユニットデータ格納手
段を有し、前記像形成ユニットの交換時に行われる前記
濃度制御モード開始前の前記濃度検出部材の故障診断に
おいて故障判定の場合、前記像形成ユニットデータ格納
手段から制御テーブルを決定し、データを代用すること
が好ましい。
【0025】前記濃度制御モードは規定枚数以上の印字
ごとに行われることが好ましい。トナー画像の濃度算出
値および現像バイアス値の少なくとも一つを格納してお
く濃度制御データ格納手段を有し、規定枚数以上の印字
ごとに行われる前記濃度制御モード開始前の前記濃度検
出部材故障診断において故障判定の場合、前記濃度制御
データ格納手段から前回のデータを代用することが好ま
しい。前記濃度制御モードは規定時間ごとに行われるこ
とが好ましい。
【0026】前記トナー画像の濃度算出値および現像バ
イアス値の少なくとも一つを格納しておく濃度制御デー
タ格納手段を有し、規定時間ごとに行われる前記濃度制
御モード開始前の前記濃度検出部材の故障診断において
故障判定の場合、前記濃度制御データ格納手段より前回
のデータを代用することが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
を図面に則して更に詳しく説明する。なお、つぎにする
実施例の説明は、本発明を図7の画像形成装置に具現化
するものとして説明する。従って、画像形成装置の全体
的構成および機能の説明と、この画像形成装置に関して
図8〜図12を参照して説明した濃度制御の同一部分に
ついては省略し、本発明の特徴部分について説明する。
また、前出の部材と同一部材については同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0028】実施例1 本発明の第1実施例について図1〜図3により説明す
る。
【0029】図1には前出のブロック図と同様の図が示
され、本実施例においては、濃度検出部材である濃度セ
ンサ113の出力結果を基にして濃度センサ113の故
障診断を行なう濃度センサ故障判定部(濃度検出部材故
障判定手段)12がデータ比較手段5に接続するように
新たに付設されている。
【0030】まず、濃度センサ113の故障診断につい
て図2のフローチャートにより説明する。
【0031】濃度センサ113の故障診断モードが開始
されると、濃度センサ113の発光素子すなわちLED
1がOFF状態となる(S201)。LED1がOFF
状態のとき、濃度センサ113の出力をV0としてV0
<α(αは0でない電圧値)を判断し(S202)、V
0≧αの場合は濃度センサ113の故障と診断する。
【0032】V0<αのときはLEDがONされる(S
203)。発光された光は像担持体100の下地表面上
を照射し、その反射光電圧がセンサ出力V0となる。つ
いでβ<V0(βは電圧値)を判断し(S204)、β
≧V0のときは濃度センサ113に通電されていないと
してコネクタはずれ、またはケーブルの断線と判断す
る。
【0033】β<V0の場合は更にLED1の発光光量
をS204での測定のときと異なる値に切替えて再度像
担持体下地表面を測定する(S205)。
【0034】次いで、センサ出力がV0=γ(γ≠β)
かどうかを判断し(S206)、測定した結果がV0=
γ(γ≠β)であれば、センサは正常であると判断して
出力校正のステップに進む。V0≠γのときはセンサの
動作不良として判断する。
【0035】なお上述の説明にて、αは濃度センサ11
3の測定系の使用条件によって自由に設定できる0でな
い電圧値、βは濃度センサ113の測定系の使用条件に
よって自由に設定できる0を含む電圧値、γは濃度セン
サ113の測定系の使用条件によって自由に設定できる
βでない電圧値である。
【0036】つぎに、本実施例の濃度制御モードについ
て図3のフローチャートにより説明する。
【0037】図3において、画像形成装置の電源が投入
されると画像形成装置本体の自己診断チェックが開始さ
れ、異常がない場合に定着器の昇温に入り、この間に濃
度制御モードがスタートする。この濃度制御モードは定
着器の昇温中に行なわれなくてもよい。
【0038】濃度制御モードがスタートすると、まず前
述の濃度センサ113の故障診断を行なう(S301、
S302)。故障の判定には濃度センサ113に通電を
した状態で像担持体100に光を照射しその反射光の出
力信号を読み取ることによって行なう。この故障判定に
より、濃度センサ113が故障であるか信号線の断線で
あるかなどを知ることができる。濃度センサ113が正
常であった場合には、図10にて説明したステップS1
03と同様に濃度センサの像担持体からの出力信号の値
を調整するための出力校正を行なう(S303)。
【0039】センサの出力校正が終了すると、図10に
て説明したステップS104、S105と同様に、像担
持体100上のパッチ20の印字されるべき位置の下地
表面を測定し、つぎに像担持体100上に印字されたパ
ッチ20の濃度を測定する(S304)。次いで、図1
0のステップS106、S107と同様に現像バイアス
の最適値を決定し現像バイアス制御を行なう(S30
5)。現像バイアス制御が終了すると、S306に移り
中間調濃度制御を実行するかどうかを決定する(S30
6)。中間調濃度制御はコントローラ側から制御を行な
う場合もある。中間調濃度制御が終了すると濃度制御モ
ードは終了する。
【0040】S302でセンサ故障であると判定された
場合には(S307)、適正な画質安定化制御は行なわ
れないと判断し、エンジンを停止させ(S308)、そ
の後の画像形成装置の立ち上げを中止し、終了する。
【0041】上記のように、本実施例によれば、濃度制
御モードを開始する前に濃度センサの故障診断を行なう
ことによって、濃度センサが故障している場合に制御エ
ラーが起きることを回避でき、画質異常の発生を防止す
ることができる。
【0042】実施例2 つぎに、本発明の第2実施例について図4と図5により
説明する。
【0043】図4に示すように、本実施例のCPU50
には、図1のブロック図における濃度−現像バイアス比
較部9と現像バイアス制御部10との間に、現像バイア
ス値データ格納手段13を接続したものである。これは
決定された現像バイアス値を記憶、保存しておくもので
あって、必要なときに読み出し可能なものである。
【0044】なお、現像バイアス値データ格納手段13
は、CPU50内にのみ構成される場合だけでなく、現
像バイアスが制御系に影響を及ぼすユニット、例えば現
像カートリッジDy、Dm、Dc、Dkやプロセスカー
トリッジ130にメモリ機能を持たせて最適な現像バイ
アスデータを逐次更新させてもよい。
【0045】つぎに、図5のフローチャートにより本施
例の濃度制御モードについて説明する。
【0046】図5において、エンジン起動中の濃度制御
モードが開始されると、まず図3のS301、S302
と同様の濃度センサ113の故障診断が開始される(4
01、S402)。センサ故障診断でOKならば、セン
サの出力校正(S403)、トナー画像計測(S40
4)、現像バイアス制御(S405)を行なう。これら
の内容は図3のS303〜S305と同様である。
【0047】現像バイアス制御が終了すると(S40
5)、メモリに制御結果が格納される(S406)。こ
の現像バイアス値データ格納手段13には1回のみなら
ず、複数回分の制御結果を格納することができる。ま
た、環境変動や経時劣化の度合いに応じて最適な制御結
果を格納してもよい。次いでコントローラ濃度制御実行
かどうかを判断し(S407)、中間調濃度制御を実行
しない場合は終了、実行する場合は前述の説明に従って
中間調濃度制御が実行される。
【0048】ステップS402で濃度センサ113が故
障と判定された場合には、カウンタをインクリメントし
(S408)、前回データの参照回数が3回以内かを判
断し(S409)、3回以内であれば、前回の制御デー
タを現像バイアス値データ格納手段13から読み出しを
行ない(S410)、S405以降のステップを実行す
る。なお、前回の制御データは最高3回まで利用するこ
とができる。
【0049】ステップS409で、前回データの参照回
数が3回を超えた場合には、濃度センサ113の故障警
告をアナウンスし(S411)、カウンタをリセットし
て(S412)、エンジンを停止させる(S413)。
【0050】本実施例では、前回データの参照回数を3
回として説明したが、参照回数は何回でも参照できる。
また、現像バイアス値データ格納手段に環境変動や経時
劣化に応じた現像バイアス値データが格納される場合に
は前回のデータを参照するのに限らず、前回の類似した
環境条件、前回の類似した劣化状態のときのデータを参
照することも可能である。
【0051】例えばカラーレーザービームプリンタなど
では、画質保証の安全性から濃度制御の実行回数は実際
の画質変動までの期間に対して多めに設定されており、
従って、本実施例のように、通常前回のデータを数回程
度参照しても実害はなく、故障時においても毎回警告を
行なうといったわずらわしさを回避することができる。
【0052】実施例3 つぎに、本発明の第3実施例について図6のフローチャ
ートにより説明する。本実施例に示す濃度制御はその制
御回数をメモリになどに記録しながら、n回目の濃度制
御を行なう場合に関するものである。
【0053】図6において、n回目の濃度制御が開始さ
れると、前述のような濃度センサの故障診断が行なわれ
る(S501、S502)。センサ故障診断でOKなら
ばセンサの出力校正(S503)からトナー画像計測
(S504)へ進む。濃度センサ130の出力校正(S
503)、トナー画像計測(S504)は図3のS30
3、S304と同様である。
【0054】ステップS505以降ではS505、S5
06、S509、S512、S513にわたって制御内
容の場合分けが入る。S505では電源投入時に関する
濃度制御かどうか、S506では環境変動による濃度制
御かどうか、S509では現像カートリッジDy、D
m、Dc、Dkやプロセスカートリッジ130などの像
形成ユニットの交換による濃度制御かどうか、S512
では規定枚数以上のプリントによる濃度制御かどうか、
それ以外であれば規定時間時間以上の経過による濃度制
御であると判断される(S513)。
【0055】電源投入時かまたは環境変動による濃度制
御の場合は(S505、S506)、温湿度センサ20
0(図7参照)などの環境検知手段により、現在どの環
境下に属しているかを検知する(S507)。つぎにあ
る定められた環境下でのこれまでの濃度制御履歴を検索
し、過去n回の濃度制御の中で一環境下における一番近
い履歴のも(本実施例ではm回目のもの)のデータを制
御データとして代用する(S508)。
【0056】像形成ユニットの交換による濃度制御の場
合は、現像カートリッジやプロセスカートリッジなどそ
れ自身に、個別のパラメータつまり特性などが設定され
ており、そのパラメータを検索し(S510)、それに
よってあらかじめ不図示の制御テーブルを参照して像形
成ユニット個別のバラツキを吸収できるようになってい
る(S511)。
【0057】規定枚数と規定時間の経過による濃度制御
の場合は、(n−1)回目すなわち前回の制御データを
代用することになる(S514)。
【0058】それぞれの場合について、制御データが代
用された後にはカウンタがセットされる(S515)。
そしてカウンタがある自由に決められた規定回数(図6
中のA)に達するまでは、前述と同様に現像バイアス制
御(520)、制御結果格納(S521)と進み、中間
調濃度制御の実行判断の後に終了する(S523)。
【0059】ステップS516にてカウンタが規定回数
に達した場合には、センサ故障をアナウンスし(S51
7)、カウンタをリセットし(S518)、エンジンの
作動を停止する(S519)。ここで、カウンタにセッ
トされる規定回数Aは、実際にトナー画像計測を行なわ
なくても制御誤差が生じない程度の回数に設定されれば
よい。
【0060】環境が変化した場合、前回の参照データで
は画質変動が起こる要素があるが、本実施例のように、
環境履歴を参照した上で過去の近い期間のデータを参照
することにより、第2実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0061】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、濃度制御装置が、像担持体お
よび前記像担持体上に形成したトナー画像に光を照射し
その反射光を検出する濃度検出部材と、前記濃度検出部
材が正常に動作しているかどうかを判定する濃度検出部
材故障判定手段と、前記濃度検出部材の反射光信号から
トナー画像濃度を算出する濃度変換手段と、前記濃度変
換手段によって導き出された濃度に対して予め定められ
た目標濃度と比較する比較手段と、前記比較手段の結果
に対する濃度補正量を現像バイアス補正量として算出し
制御する現像バイアス制御手段とを有し、前記濃度検出
部材、濃度変換手段、比較手段、および現像バイアス制
御手段に基づいてトナー画像濃度の補正制御を行なう濃
度制御モードを有し、該濃度制御モードを開始する前に
前記濃度検出部材の故障診断を行なうことにより、前記
濃度検出部材が故障の場合に生じる濃度制御エラーを防
止でき、色再現精度を確保できるとともに画像濃度を維
持することができ、高品質画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る濃度制御モードのブ
ロック図である。
【図2】第1実施例における濃度センサの故障診断モー
ドのフローチャートである。
【図3】第1実施例における濃度制御モードのフローチ
ャートである。
【図4】第2実施例に係る濃度制御モードのブロック図
である。
【図5】第2実施例に係る濃度制御モードのフローチャ
ートである。
【図6】第3実施例に係る濃度制御モードのフローチャ
ートである。
【図7】本発明が具現化される従来の画像形成装置の一
例を示す構成図である。
【図8】濃度センサによるトナー画像計測の様子を示す
斜視図である。
【図9】従来の濃度制御モードの一例を示すブロック図
である。
【図10】従来の濃度制御モードの一例を示すフローチ
ャートである。
【図11】現像バイアス制御で計測されるパッチの一例
を示す説明図である。
【図12】最適現像バイアス値を求める手順を示す説明
図である。
【図13】中間調濃度制御における画像データ−濃度特
性曲線を示すグラフである。
【図14】中間調補正曲線を求めるための手順を示す説
明図である。
【符号の説明】
7 濃度演算部(濃度変換手段) 9 濃度−現像バイアス比較部(比較手段) 10 現像バイアス制御部(現像バイアス制御手
段) 12 濃度センサ故障判定部(濃度検出部材故障
判定手段) 13 現像バイアス値データ格納手段(濃度制御
データ格納手段) 100 像担持体 113 濃度センサ(濃度検出部材) 130 プロセスカートリッジ(像形成ユニット) Dy、Dm、Dc、Dk 現像器(現像カートリッジ
/像形成ユニット)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA10 DA11 DA14 DA38 DA45 DE02 DE07 DE09 EA05 EB04 EC06 EC08 EC11 EC20 ED09 EE07 EF04 EK03 EK05 EK11 EK17 GB07 HA13 HB05 HB09 HB15 HB17 ZA07 2H073 AA02 BA23 BA33 CA22

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体および該像担持体上に形成した
    トナー画像に光を照射しその反射光を検出することによ
    ってトナー画像の濃度を測定し制御する濃度制御装置を
    備えた画像形成装置において、 前記濃度制御装置は、前記像担持体および前記像担持体
    上に形成したトナー画像に光を照射しその反射光を検出
    する濃度検出部材と、前記濃度検出部材が正常に動作し
    ているかどうかを判定する濃度検出部材故障判定手段
    と、前記濃度検出部材の反射光信号からトナー画像濃度
    を算出する濃度変換手段と、前記濃度変換手段によって
    導き出された濃度に対して予め定められた目標濃度と比
    較する比較手段と、前記比較手段の結果に対する濃度補
    正量を現像バイアス補正量として算出し制御する現像バ
    イアス制御手段とを有し、前記濃度検出部材、濃度変換
    手段、比較手段、および現像バイアス制御手段ににより
    トナー画像濃度の補正制御を行なう濃度制御モードを有
    し、該濃度制御モードを開始する前に前記濃度検出部材
    の故障診断を行なうことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記濃度制御モードは前記画像形成装置
    の電源投入直後のスタンバイ時に行われる請求項1の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成装置の電源投入直後でかつ
    前記濃度制御モード開始前の濃度検出部材の故障診断に
    おいて、故障判定の場合、前記画像形成装置の動作を停
    止する請求項1または2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記濃度制御モード時におけるトナー画
    像の濃度算出値および現像バイアス値の少なくとも一つ
    を格納しておく濃度制御データ格納手段を有し、前記画
    像形成装置の電源投入直後における前記濃度制御モード
    開始前の前記濃度検出部材の故障診断において、故障判
    定の場合、前記濃度制御データ格納手段より過去の制御
    履歴のデータを代用する請求項1または2の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記濃度制御モードは像形成ユニットが
    交換された場合に行われる請求項1の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナー画像の濃度算出値および現像バイ
    アス値の少なくとも一つを格納しておく濃度制御データ
    格納手段と前記像形成ユニットの個別の特性を格納した
    像形成ユニットデータ格納手段とを有し、前記像形成ユ
    ニットの交換時に行われる前記濃度制御モード開始前の
    前記濃度検出部材の故障診断において故障判定の場合、
    前記像形成ユニットデータ格納手段から制御テーブルを
    決定し、データを代用する請求項5の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度制御モードは規定枚数以上の印
    字ごとに行われる請求項1の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 トナー画像の濃度算出値および現像バイ
    アス値の少なくとも一つを格納しておく濃度制御データ
    格納手段を有し、規定枚数以上の印字ごとに行われる前
    記濃度制御モード開始前の前記濃度検出部材の故障診断
    において、故障判定の場合、前記濃度制御データ格納手
    段から前回のデータを代用する請求項1または7の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度制御モードは規定時間ごとに行
    われる請求項1の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記トナー画像の濃度算出値および現
    像バイアス値の少なくとも一つを格納しておく濃度制御
    データ格納手段を有し、規定時間ごとに行われる前記濃
    度制御モード開始前の前記濃度検出部材の故障診断にお
    いて、故障判定の場合、前記濃度制御データ格納手段よ
    り前回のデータを代用する請求項1または9の画像形成
    装置。
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