JP2000305057A - 異種磁気光学型光減衰素子をカスケード接続した光減衰装置及び光伝送装置 - Google Patents
異種磁気光学型光減衰素子をカスケード接続した光減衰装置及び光伝送装置Info
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Abstract
る。 【解決手段】 入射光を減衰させて出力する光減衰装置
1において、少なくとも2種類の相異なる磁気光学型光
減衰素子、例えば、D型の磁気光学型光減衰素子10a
とI型の磁気光学型光減衰素子10bとをカスケードに
接続する。電流供給部11は、D型素子10aには一定
の制御電流を供給し、I型素子10bに所望の減衰量を
得るための制御電流i1,i2を供給する。
Description
伝送装置に関し、特に、少なくとも2種類の相異なる磁
気光学型光減衰素子がカスケードに接続された光減衰装
置及び光伝送装置に関する。
ービスが本格的に普及すると、幹線系の通信容量は現状
よりもさらに2桁大きいテラビット(Tビット/秒)級
のシステムが必要になると予想される。
elength DivisionMultiplex
ing:以下、WDMと呼ぶ)伝送方式が次世代の通信
技術として広く推奨されている。
の光ファイバで伝送する方式で、波長軸上に多重化して
大容量伝送を実現するものである。この方式の有利な点
は、各波長の伝送速度を低く設定できるため電子・光デ
バイスの動作速度に対する要求値が緩いこと、光ファイ
バの非線形性や波長・偏波分散特性による光パルス波形
劣化が小さい点にある。
た光信号の波長と強度の関係を示す図である。この図1
1に示す例では、λ1〜λnのn個の異なる波長の光が
0.8nm間隔に配置されており、各波長の光がそれぞ
れ異なる情報を伝送する。
波長の光のパワーを均一化するため、各波長毎に光減衰
装置を用意し、出力光のパワーに応じて各光減衰装置を
制御する必要がある。
ってある程度異なるため、伝送前の光信号に対して減衰
特性と逆のプリエンファシス特性を光減衰装置等によっ
て与え、伝送後の光信号のパワーの均一化を図る必要が
ある。図12は、このようなプリエンファシス特性の一
例を示す図である。この例では、波長が長くなるにつれ
て光強度が増加するような特性が与えられている。
使用される光減衰装置は、光信号の出力特性に応じてそ
の減衰特性を適宜調節する必要があるので、例えば、磁
気光学型光減衰素子を用いたものが多く用いられてい
る。
種類がある。図13は、D型の磁気光型光減衰素子の電
流と減衰量との関係を示す図である。この図13に示す
ように、D型の素子では、低電流時にピークを有する特
性を有している。
流と減衰量との関係を示す図である。このように、I型
の素子は電流に略比例して減衰量が増大する特性を有し
ている。
大きいD型の素子が用いられてきた。これは、システム
がダウンした場合等において、素子に制御電流が供給さ
れなくなった際に、装置から不要な光信号が出力される
ことを防止するためである。
は、I型の素子に比べると特性曲線が複雑であり、制御
が困難であるという問題点があった。
有しており、このピークが温度によって変動したり、各
素子毎にばらつきを有しているので、正確な制御が困難
であるという問題点もあった。
のであり、減衰量の制御が簡易な光減衰装置を提供する
ことを目的とする。また、本発明は、簡易な制御によっ
て特性が一定した光を送出することが可能な、光伝送装
置を提供することを目的とする。
決するために、図1に示すような光減衰装置1が提供さ
れる。この光減衰装置1は、少なくとも2種類の相異な
る磁気光学型光減衰素子10a、10bがカスケードに
接続された光減衰部10と、光減衰部10に対して制御
電流を供給する電流供給部11を有する。
なる磁気光学型光減衰素子の一つ10aはD型の磁気光
学型光減衰素子であり、また他の一つ10bはI型の磁
気光学型光減衰素子である。
減衰素子10aとI型の磁気光学型光減衰素子10bを
通過することによって減衰され、出射光λoとして出力
される。電流供給部11は、D型の磁気光学型光減衰素
子10aの減衰量が低くなるような一定の制御電流i1
を与える。また電流供給部11は、I型の磁気光学型光
減衰素子10bに対しては、所定の減衰量となるように
制御電流i2を供給する。この結果、通常動作時には光
減衰部10全体として所望の減衰量が得られ、かつ制御
電流i1、i2が失われたときには、D型の磁気光学型
光減衰素子10aの減衰量が増加するので、出射光λo
を低く押さえることができる。
なる磁気光学型光減衰素子の一つ10aは、ファラデー
回転子22と、偏光子21と、検光子23とを有する。
これらの偏光子21と検光子23の偏光面は90度の角
度をなす。また、相異なる磁気光学型光減衰素子の他方
の一つ10bも同様にファラデー回転子32と、偏光子
31と、検光子33とを有する。こちらの偏光子31と
検光子33の偏光面は互いに平行である。
衰素子の一つは、図3に示すように、制御電流が低い領
域において減衰量がピークを示すような減衰特性を有
し、また相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、
図4に示すように、駆動電流に略比例して減衰量が増大
するような減衰特性を有する。
衰装置は自身を収納するハウジング100をさらに有す
る。また、上記課題を解決するために、本発明によれ
ば、図1に示すような光減衰装置1が提供される。この
光減衰装置1は、光信号を減衰させて出力する第1の磁
気光学型光減衰素子10aと、第1の磁気光学型光減衰
素子10aから出力された前記減衰した光信号を減衰さ
せる第2の磁気光学型光減衰素子10bとを有する。こ
こで、前記第1の第2の磁気光学型光減衰素子10a、
10bは相異なるタイプの素子である。
によれば、次のような光伝送装置が提供される。この光
伝送装置は、カスケードに接続された少なくとも2種類
の相異なる磁気光学型光減衰素子により光信号を減衰さ
せる光減衰部と、光減衰部の減衰特性を、所定の特性と
なるように制御する制御部とを有する。
光学型光減衰素子の一つに供給する電流は一定値とし、
また前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つに供
給する電流は、所定の減衰特性が得られるように制御す
る。
衰素子の一つはD型の磁気光学型光減衰素子であり、ま
た他の一つはI型の磁気光学型光減衰素子である。本発
明によれば、図2に示すように、相異なる磁気光学型光
減衰素子の一つ10aは、ファラデー回転子22と、偏
光子21と、検光子23とを有する。これらの偏光子2
1と検光子23の偏光面は90度の角度をなす。また、
相異なる磁気光学型光減衰素子の他方の一つ10bも同
様にファラデー回転子32と、偏光子31と、検光子3
3とを有する。こちらの偏光子31と検光子33の偏光
面は互いに平行である。
衰素子の一つは、図3に示すように、制御電流が低い領
域において減衰量がピークを示すような減衰特性を有
し、また相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、
図4に示すように、駆動電流に略比例して減衰量が増大
するような減衰特性を有する。制御部は、減衰特性にピ
ークを有する磁気光学型光減衰素子に対して一定値の電
流を供給し、また他の磁気光学型光減衰素子に供給する
電流を、所定の減衰特性が得られるように制御する。
収納するハウジングをさらに有する。また、上記課題を
解決するために、本発明によれば、次のような光伝送装
置が提供される。この光伝送装置は、前記複数の入力信
号に対応する光信号を出力する複数の光出力部と、カス
ケードに接続された少なくとも2種類の相異なる磁気光
学型光減衰素子をそれぞれが有する複数の光減衰部であ
って、前記光出力部が出力する前記光信号を受けてこれ
を減衰させる光減衰部と、前記各光減衰部について、前
記相異なる磁気光学型光減衰素子の一つには一定値の電
流を供給し、前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の
一つに供給する電流を、所定の減衰特性が得られるよう
に制御する制御部と、を有する。
によれば、次のような光伝送装置が提供される。この光
伝送装置は、光信号の一部を取り出すデカップラと、前
記一部を取り出した前記光信号を減衰させて出力する第
1の減衰器と、前記第1の減衰器から出力される前記減
衰した光信号をさらに減衰させる第2の減衰器と、前記
デカップラによって取り出された一部の光信号に応じ
て、前記第1の減衰器と前記第2の減衰器の少なくとも
一方の減衰特性を制御する制御部と、を有する。
によれば、図10のような光通信システムが提供され
る。この光通信システムは、少なくとも2種類の相異な
る磁気光学型光減衰素子を有する減衰部によって減衰さ
れた光信号を出力する伝送装置90と、この減衰した光
信号を受信する受信装置93とを有する。
によれば、次のような光信号減衰方法が提供される。こ
の光信号減衰方法は、第1の磁気光学型光減衰素子によ
って光信号を減衰させるステップと、前記第1の磁気光
学型光減衰素子によって減衰した前記光信号を、前記第
1の磁気光学型光減衰素子とはタイプの異なる第2の磁
気光学型光減衰素子で減衰させるステップと、前記第1
の磁気光学型光減衰素子と前記第2の磁気光学型光減衰
素子に与える電流を制御するステップとを有する。
を参照して説明する。なお以下においては、同様の構成
要素には同様の参照番号を付与し、重複する説明は適宜
省略するものとする。
を示す図である。この図1に示すように、本発明に係る
光減衰装置1は、入射光を減衰させる光減衰部10と、
光減衰部10に対して電流を供給する電流供給部11と
によって構成されている。
子10aと、I型の磁気光型光減衰素子10bとがカス
ケードに接続されている。これらD型磁気光型光減衰素
子10aとI型磁気光型光減衰素子10bは、図1に示
すようにハウジング100内に格納されており、本光減
衰装置1は一つのユニットとして一体化した構造となっ
ている。入射光λiは、D型の磁気光型光減衰素子10
aを透過した後、I型の磁気光型光減衰素子10bを透
過して出射光λoとして出力される。
あり、光減衰部10を構成するD型の磁気光型光減衰素
子10aと、I型の磁気光型光減衰素子10bに対し
て、外部から入力される制御電流i1,i2をそれぞれ
供給する。
す図である。図2から分かるように、光減衰部10は、
D型の磁気光型光減衰素子10aとI型の磁気光型光減
衰素子10bが縦続接続された可変型光減衰器となって
いる。本発明の光減衰部10を構成するこれらの光減衰
素子そのものは、米国特許第5,867,300号の図
1から図5に開示されている。
子(P)21と、ファラデー回転子(FR)22と、検
光子(A)23とを有する。ファラデー回転子22は、
磁気光学結晶などの磁気光学効果素子である。偏光子2
1は、入射光λiに対して偏光を与える。偏光子21を
通過した入射光λiは、次にファラデー回転子22を通
って検光子23に達する。偏光子21と検光子23は、
ファラデー回転子22によるファラデー効果がゼロの場
合において、偏光子21を通過することによってリニア
に偏光した入射光λiの偏光面が、検光子23の偏光面
に対して実質的に直交するように構成されている。D型
の磁気光型光減衰素子10aは、さらに、永久磁界をフ
ァラデー回転子22に与えるための永久磁石27と、ヨ
ーク25とコイル26からなる電磁石24とを備えてい
る。電磁石24がファラデー回転子22に与える磁界の
大きさは、コイル26を流れる電流i1を変えることに
よって変化させることができる。電磁石24によって作
られるこの可変磁界は、ファラデー回転子22中の入射
光λiの行路と平行となっている。
子(P)31と、ファラデー回転子(FR)32と、検
光子(A)33とを有する。ファラデー回転子32は、
磁気光学結晶などの磁気光学効果素子である。D型の磁
気光型光減衰素子10aから出力される光が、I型の磁
気光型光減衰素子10bにとっての入射光λjとなる。
これは偏光子31によって偏光され、ファラデー回転子
32を通過して検光子33に達する。ここで偏光子31
と検光子33は、ファラデー回転子32によるファラデ
ー効果がゼロの場合において、偏光子31を通過するこ
とによってリニアに偏光した入射光λjの偏光面が、検
光子33の偏光面に対して実質的に平行になるように構
成されている。I型の磁気光型光減衰素子10bは、さ
らに、永久磁界をファラデー回転子32に与えるための
永久磁石37と、ヨーク35とコイル36からなる電磁
石34とを備えている。電磁石34がファラデー回転子
32に与える磁界の大きさは、コイル36を流れる電流
i2を変えることによって変化させることができる。電
磁石34によって作られるこの可変磁界は、ファラデー
回転子32中の入射光λjの行路と平行となっている。
動作を説明する。なお、I型の磁気光型光減衰素子10
bの動作も、このD型素子10aと同様であるので、以
下の説明ではI型素子10bの構成要素の参照番号を括
弧内に同時に示すものとする。
強力なので、ファラデー回転子22(32)内部の磁区
は単一の磁区となる。その結果、永久磁石27(37)
と電磁石24(34)との組み合わせで得られる合成磁
界は非常に大きいので、ファラデー回転子22(32)
内における入射光λi,λjの損失は比較的小さい。検
光子23(33)は対応する偏光面を持っており、ファ
ラデー回転子22(32)から、偏光面が回転した入射
光λi,λjを受ける。この入射光λi,λjの偏光面
が検光子23(33)の偏光面と一致しない時、入射光
λi,λjの一部あるいは全部が検光子23(33)に
よってブロックされ、入射光λi,λjはその結果減衰
する。
の動作を説明するグラフである。図3は、図2に示すD
型の磁気光型光減衰素子10aの動作を説明するグラフ
である。D型の素子では、図3に示すように、電流が低
い領域にピークを有することから、動作時における制御
電流i1の範囲としては、ピークよりも高い電流領域D
1内に設定する。なお、制御を簡易化するために、この
制御電流i1は固定値とする。
素子10bの動作を説明するグラフである。I型の素子
では、図4に示すように、線形に近い特性を有すること
から、動作時における制御電流i2の範囲としては、D
型の素子の場合と比較して広い領域D2を用いることが
できる。なお、減衰量の制御は、このI型の素子に供給
する電流i2を変化させることにより行う。
に示すI型の磁気光型光減衰素子10bの減衰特性に応
じた所定の電流を通じることにより、装置全体の減衰特
性を制御することが可能となるので、従来のD型の素子
だけを用いた場合に比べて、簡単に制御を行うことが可
能となる。
ては、外部からの制御電流i1,i2の供給が遮断され
た場合には、D型の素子の減衰量は、図3に示す無電流
時の減衰量G1となり、またI型の素子の減衰量は、図
4に示す無電流時の減衰量G2となるので、これらを加
算した(G1+G2)が無電流時における装置全体の減
衰量となる。
用した場合とほぼ同等の減衰量を得ることができるの
で、I型の素子を使用したシステムに何らかの障害が発
生して制御電流が遮断された場合においても、不要な光
信号がシステムに送出されることを防止することが可能
となる。
光がD型の磁気光型光減衰素子10aを透過した後にI
型の磁気光型光減衰素子10bを透過するようにした
が、図5に示すように、D型の素子とI型の素子の配置
を逆転してもよい。この実施の形態は、図1の場合と比
較して、素子の配置が逆転しているのみでその他の構成
は同様である。このような実施の形態によっても前述の
場合と同様の効果を期待することが可能となる。
の素子をそれぞれ1つずつ組み合わせるようにしたが、
複数の素子を組み合わせるようにしてもよい。例えば、
D型の素子を2つとI型の素子を1つ組み合わせるよう
にしてもよい。そのような場合には、制御電流の遮断時
における減衰量が2×G1となるので、不要な光信号の
遮断特性を向上させることができる。
形態の構成例を示す図である。次に、図6を参照して、
本発明に係る光伝送装置の構成例について説明する。こ
の実施の形態では、光伝送装置の一構成例としてWDM
方式の光送信装置が示してある。なお、光伝送装置と
は、光信号や電気信号を入力信号として対応する光信号
を出力する装置を意味し、例えば、光送信装置や光中継
装置等を例として挙げることができる。
装置は、光調整ユニット50、光合波ユニット60、光
増幅ユニット70、およびスペクトラムアナライザユニ
ット80によって構成されている。
情報に応じて変調された8種類の異なる波長の光信号
(WDM方式により変調された光信号)を入力し、その
パワーを均一化するとともに、プリエンファシスを施
す。光合波ユニット60は、パワーが調整された8種類
の光信号を合成する。光増幅ユニット70は、合成され
た光を所定のゲインで増幅する。スペクトラムアナライ
ザユニット80は、光増幅ユニット70から出力される
光信号を周波数分析し、各波長の光が所定のパワーを有
しているか否かを判定し、その判定結果を光調整ユニッ
ト50に通知する。
長の光信号に対応する8つの単位ユニット51〜58に
よって構成されている。図6は、単位ユニット51のみ
について詳細を示しているが、各単位ユニットの構成は
互いに同様であるので、以下では単位ユニット51を例
に挙げて説明を行う。
プラ51b、光減衰部51c、カプラ51d、および、
光出力部51e等によって構成されている。光入力部5
1aには、伝送しようとする情報に応じて変調された光
信号が入力される。
後述するフォトダイオードに入射し、入射光のパワーに
比例する電気信号を生成させる。また、カプラ51b
は、他の大部分の光を透過して光減衰部51cに対して
供給する。
D型とI型の磁気光型光減衰素子がカスケードに接続さ
れて構成されており(詳細は後述する)、カプラ51b
から出射された光信号を所定の減衰量で減衰させて出射
する。
された光信号の一部を分岐して、後述するフォトダイオ
ードに入射し、出射光のパワーに比例する電気信号を生
成させる。また、カプラ51dは、他の大部分の光を透
過して光出力部51eに対して供給する。
た光信号が出力される。CPU59は、スペクトラムア
ナライザユニット80、および、単位ユニット51〜5
8から出力される検出信号を参照して、光減衰部51c
〜58c(図示せず)の減衰量を制御する。
を示すブロック図である。この図7に示すように、単位
ユニット51は、光入力部51a、カプラ51b、光減
衰部51c、カプラ51d、光出力部51e、フォトダ
イオード51g,51h、アンプ(AMP)51i〜5
1o、コンパレータ(CMP)51p,51q、A/D
変換器51r〜51u、D/A変換器51v〜51x、
および、バス51yによって構成されている。なお、こ
の図7において、図6の場合と対応する部分には同一の
符号を付してあるので、その説明は省略する。
素子51caと、I型の磁気光型光減衰素子51cbと
がカスケードに接続されて構成されている。フォトダイ
オード51gは、カプラ51bによって分岐された光信
号(光減衰部51cの入射前の光信号)を電気信号に変
換して出力する。
によって分岐された光信号(光減衰部51cの透過後の
光信号)を電気信号に変換して出力する。アンプ51i
は、フォトダイオード51gからの出力信号(カプラ5
1bによって分岐された光信号に比例する電気信号)を
所定のゲインで増幅して出力する。
からの出力信号(カプラ51dによって分岐された光信
号に比例する電気信号)を所定のゲインで増幅して出力
する。
ンプ51iの出力電圧を比較し、アンプ51iの出力電
圧が基準電圧V1を下回った場合には所定の出力信号を
発生して外部に出力する。なお、このコンパレータ51
pは、単位ユニット51に対する入射光が遮断された場
合にはこれを検知して外部の所定の装置に通知する。
力をA/D変換によりディジタル信号に変換して出力す
る。出力された信号は、バス51yを介してCPU59
に供給される。
vから出力され、アンプ51jにより所定のゲインで増
幅された出力電圧(CPU59によって設定された電
圧)と、アンプ51iの出力とを比較し、アンプ51i
の出力の方が下回っている場合には、所定の信号を出力
する。即ち、コンパレータ51qは、アンプ51iから
出力される単位ユニット51への入力光に比例する電圧
が、所定のレベルを下回っている場合にはその旨をCP
U59に通知する。
給されるディジタル信号(制御信号)を対応するアナロ
グ信号に変換して出力する。アンプ51kは、D/A変
換器51wから出力されるアナログ信号を所定のゲイン
で増幅してD型の磁気光型光減衰素子51caに供給す
る。
子51caに流れている電流を所定のゲインで増幅して
出力する。A/D変換器51sは、アンプ51lの出力
をA/D変換によりディジタル信号に変換して出力す
る。
給されるディジタル信号(制御信号)を対応するアナロ
グ信号に変換して出力する。アンプ51mは、D/A変
換器51xから出力されるアナログ信号を所定のゲイン
で増幅してI型の磁気光型光減衰素子51cbに供給す
る。
子51cbに流れている電流を所定のゲインで増幅して
出力する。A/D変換器51tは、アンプ51nの出力
をA/D変換により対応するディジタル信号に変換して
出力する。
出力される信号をA/D変換により対応するディジタル
信号に変換して出力する。バス51yは、コンパレータ
51p,51q、A/D変換器51r〜51u、およ
び、D/A変換器51v〜51x等と、CPU59とを
接続してこれらの間でデータの授受を可能とする。
合波部60aから構成されている。光合波部60aは、
光調整ユニット50の単位ユニット51〜58からそれ
ぞれ出力される所定の波長の光信号を合成して1つの光
信号として出力する。
アンプ部70b、カプラ70c、光出力部70d、およ
び、制御信号送信部70eによって構成されている。光
入力部70aは、光合波ユニット60から出射された光
信号を入射する。
て入力された光信号を所定のゲインで増幅して出射す
る。カプラ70cは、アンプ部70bによって増幅され
た光信号を入射し、その一部を分離してスペクトラムア
ナライザユニット80に入力するとともに、制御信号送
信部70eから供給された監視制御信号を重畳して光出
力部70dに出射する。
信号を出力光として出力する。制御信号送信部70e
は、監視および制御用の信号を出力してカプラ70cに
供給する。
光入力部80a、スペクトラムアナライザ部80b、お
よび、CPU80cによって構成されている。光入力部
80aは、光増幅ユニット70のカプラ70cによって
分離された光信号を入力する。
力部80aから入力された光信号(WDM方式に基づく
光信号)に対して周波数分析を施し、各波長帯域の光の
パワーを算出する。
部80bの分析結果に対して所定の処理を施した後、光
調整ユニット50に通知する。次に、以上の実施の形態
の動作について説明する。伝送しようとする情報に応じ
て変調された8種類の異なる波長の光信号は、光調整ユ
ニット50の単位ユニット51〜58にそれぞれ入力さ
れ、そこで、光のパワーが調整される。
される処理の一例を説明するフローチャートである。こ
のフローチャートは、装置に電源が投入された場合に実
行される処理である。この処理が開始されると、以下の
ステップが実行される。
D型の磁気光型光減衰素子に対して所定の制御電流を供
給する。なお、この電流値は、図3に示す領域D1の範
囲内に設定する。
認識する。CPU59は、8種類の入力光のうち、実際
に入力されている入力光の数を認識する。 [S3]CPU59は、変数iに初期値“1”を設定す
る。
ニットの入力側のカプラ(単位ユニット51の場合では
カプラ51b)からの出力信号を参照して、第i番目の
入力光のパワーを認識する。
ニットの出力側のカプラ(単位ユニット51の場合では
カプラ51d)からの出力信号を参照して、第i番目の
出力光のパワーを認識する。
ライザユニット80から出力される、第i番目の単位ユ
ニットからの出力光の解析結果に該当する第i番目の解
析データを取得する。
光のパワーと、第i番目の解析データとを参照して、第
i番目の単位ユニットのI型の磁気光型光減衰素子に供
給する制御電流の電流値を算定する。
ニットのI型の磁気光型光減衰素子に対して算出された
制御電流の供給を開始する。 [S9]CPU59は、変数iの値を“1”だけインク
リメントする。
数N以下である場合にはステップS4に戻り、それ以外
の場合にはステップS11に進む。 [S11]CPU59は、例えば、電源が切断された等
の理由により処理を終了する場合には処理を終了し(エ
ンド)、それ以外の場合にはステップS2に戻って同様
の処理を繰り返す。
出力光が所定のパワーを有するように設定される。この
ようにして、パワーが調整された8種類の光信号は、光
合波ユニット60において合成されて1つのストリーム
として出力される。
0によって合成された光信号を所定のゲインで増幅し、
出力する。なお、光増幅ユニット70のアンプ部70b
によって増幅された光信号の一部は、モニタ光としてス
ペクトラムアナライザユニット80に供給されており、
このスペクトラムアナライザユニット80により各波長
成分のパワーが解析されて光調整ユニット50にフィー
ドバックされるので、出力光のレベルが常に一定になる
ように制御がなされる。
ザユニットにおいて実行される処理の一例を説明するフ
ローチャートである。次に、図9を参照して、スペクト
ラムアナライザユニット80において実行される処理の
一例について説明する。この処理は装置の電源が投入さ
れた場合に実行が開始される。この処理が開始される
と、以下のステップが実行される。
アナライザ部80bからの出力を参照して、全ての波長
の光のトータルパワーを認識する。 [S21]CPU80cは、スペクトラムアナライザ部
80bからの出力を参照して、現在、出力されている出
力光の波数Nを認識する。
値“1”を設定する。 [S23]CPU80cは、スペクトラムアナライザ部
80bからの出力を参照して、第i番目の単位ユニット
から出力される光信号の光パワーを認識する。
位ユニットから出力される光信号のパワーと、目標値と
の差分値を算定する。 [S25]CPU80cは、ステップS24において算
定した差分値を、第i番目の解析データとして光調整ユ
ニット50のCPU59に対して通知する。
“1”だけインクリメントする。 [S27]CPU80cは、変数iの値が波数N以下で
ある場合にはステップS23に戻り、それ以外の場合に
はステップS28に進む。
が切断された等の理由により処理を終了する場合には処
理を終了し(エンド)、それ以外の場合にはステップS
20に戻って同様の処理を繰り返す。
る各波長の光のパワーを算定し、光調整ユニット50に
通知することが可能となる。図10は、本発明による光
通信システムの構成を示すブロック図である。この光通
信システムは、図10に示すように、伝送装置90と受
信装置93から構成される。伝送装置90は、送信装置
91と複数の中継装置92から構成される。送信装置9
1、中継装置92の内部はこれまでに述べたような光減
衰装置を含む構造となっている。伝送装置90は光信号
を出力し、光信号は、少なくとも2種類の相異なる磁気
光学型光減衰素子がカスケードに接続された光減衰部を
通過することによって減衰する。受信装置93は減衰し
た光信号を受信する。
を減衰させて出力する光減衰装置において、D型の磁気
光学型光減衰素子とI型の磁気光学型光減衰素子とがカ
スケードに接続された光減衰部と、光減衰部に対して制
御電流を供給する電流供給部を設けた。このため、簡易
な制御により光減衰特性を調節することが可能となる。
光伝送装置において、入力信号に応じた光を出力する光
出力部と、D型の磁気光学型光減衰素子とI型の磁気光
学型光減衰素子とがカスケードに接続され、光出力部か
ら出力される光を入射して減衰させる光減衰部と、光減
衰部の減衰特性が所定の特性となるように制御する制御
部とを設けた。このため、障害が発生した場合において
も不要な光信号が外部に出力されることを確実に防止す
ることが可能となる。
る。
である。
説明する図である。
説明する図である。
である。
る。
図である。
処理の一例を説明するフローチャートである。
おいて実行される処理の一例を説明するフローチャート
である。
ロック図である。
長と強度の関係を示すグラフである。
ある。
減衰量との関係を説明するグラフである。
減衰量との関係を説明するグラフである。
Claims (16)
- 【請求項1】 光減衰装置において、 少なくとも2種類の相異なる磁気光学型光減衰素子がカ
スケードに接続された光減衰部と、 前記光減衰部に対して制御電流を供給する電流供給部
と、 を有することを特徴とする光減衰装置。 - 【請求項2】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の一
つはD型の磁気光学型光減衰素子であり、また他の一つ
はI型の磁気光学型光減衰素子であることを特徴とする
請求項1記載の光減衰装置。 - 【請求項3】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の一
つは、ファラデー回転子と、偏光子と、前記偏光子の偏
光面に対して90度の角度をなす偏光面を持った検光子
とを有し、 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、ファ
ラデー回転子と、偏光子と、前記偏光子の偏光面に対し
て平行な偏光面を持った検光子とを有することを特徴と
する請求項1記載の光減衰装置。 - 【請求項4】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の一
つは、制御電流が低い領域において減衰量がピークを示
すような減衰特性を有し、 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、駆動
電流に略比例して減衰量が増大するような減衰特性を有
することを特徴とする請求項1記載の光減衰装置。 - 【請求項5】 前記光減衰装置を収納するハウジングを
さらに有することを特徴とする請求項1記載の光減衰装
置。 - 【請求項6】 光減衰装置において、 光信号を減衰させて出力する第1の磁気光学型光減衰素
子と、 前記第1の磁気光学型光減衰素子から出力された前記減
衰した光信号を減衰させる第2の磁気光学型光減衰素子
と、 を有し、前記第1の磁気光学型光減衰素子と前記第2の
磁気光学型光減衰素子とは相異なるタイプであることを
特徴とする光減衰装置。 - 【請求項7】 光伝送装置において、 カスケードに接続された少なくとも2種類の相異なる磁
気光学型光減衰素子により光信号を減衰させる光減衰部
と、 前記光減衰部の減衰特性を、所定の特性となるように制
御する制御部と、 を有することを特徴とする光伝送装置。 - 【請求項8】 前記制御部は、前記相異なる磁気光学型
光減衰素子の一つに供給する電流は一定値とし、また前
記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つに供給する
電流は、所定の減衰特性が得られるように制御すること
を特徴とする請求項7記載の光伝送装置。 - 【請求項9】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の一
つはD型の磁気光学型光減衰素子であり、また他の一つ
はI型の磁気光学型光減衰素子であることを特徴とする
請求項7記載の光伝送装置。 - 【請求項10】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の
一つは、ファラデー回転子と、偏光子と、前記偏光子の
偏光面に対して90度の角度をなす偏光面を持った検光
子とを有し、 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、ファ
ラデー回転子と、偏光子と、前記偏光子の偏光面に対し
て平行な偏光面を持った検光子とを有する、 ことを特徴とする請求項7記載の光伝送装置。 - 【請求項11】 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の
一つは、制御電流が低い領域において減衰量がピークを
示すような減衰特性を有し、 前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一つは、駆動
電流に略比例して減衰量が増大するような減衰特性を有
し、 前記制御部は、減衰特性にピークを有する前記相異なる
磁気光学型光減衰素子の一つに対して一定値の電流を供
給し、また前記相異なる磁気光学型光減衰素子の他の一
つに供給する電流を、所定の減衰特性が得られるように
制御することを特徴とする請求項7記載の光伝送装置。 - 【請求項12】 前記光減衰部を収納するハウジングを
さらに有することを特徴とする請求項7記載の光伝送装
置。 - 【請求項13】 複数の入力信号に対応して波長の異な
る複数の光信号を出力する光伝送装置において、 前記複数の入力信号に対応する光信号を出力する複数の
光出力部と、 カスケードに接続された少なくとも2種類の相異なる磁
気光学型光減衰素子をそれぞれが有する複数の光減衰部
であって、前記光出力部が出力する前記光信号を受けて
これを減衰させる光減衰部と、 前記各光減衰部について、前記相異なる磁気光学型光減
衰素子の一つには一定値の電流を供給し、前記相異なる
磁気光学型光減衰素子の他の一つに供給する電流を、所
定の減衰特性が得られるように制御する制御部と、 を有することを特徴とする光伝送装置 - 【請求項14】 光伝送装置において、 光信号の一部を取り出すデカップラと、 前記一部を取り出した前記光信号を減衰させて出力する
第1の減衰器と、 前記第1の減衰器から出力される前記減衰した光信号を
さらに減衰させる第2の減衰器と、 前記デカップラによって取り出された一部の光信号に応
じて、前記第1の減衰器と前記第2の減衰器の少なくと
も一方の減衰特性を制御する制御部と、 を有することを特徴とする光伝送装置。 - 【請求項15】 光通信システムにおいて、 少なくとも2種類の相異なる磁気光学型光減衰素子を有
する減衰部によって減衰された光信号を出力する光伝送
装置と、 前記減衰した光信号を受信する受信装置と、 を有することを特徴とする光通信システム。 - 【請求項16】 光信号減衰方法において、 第1の磁気光学型光減衰素子によって光信号を減衰させ
るステップと、 前記第1の磁気光学型光減衰素子によって減衰した前記
光信号を、前記第1の磁気光学型光減衰素子とはタイプ
の異なる第2の磁気光学型光減衰素子で減衰させるステ
ップと、 前記第1の磁気光学型光減衰素子と前記第2の磁気光学
型光減衰素子に与える電流を制御するステップと、 を有することを特徴とする光信号減衰方法。
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JP2000037047A JP4289754B2 (ja) | 1999-02-18 | 2000-02-15 | 光減衰装置 |
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JP3933799 | 1999-02-18 | ||
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US09/414,499 US6345142B1 (en) | 1999-02-18 | 1999-10-08 | Optical attenuation device having different type magneto-optical optical attenuation elements cascaded together |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002014939A1 (fr) * | 2000-08-11 | 2002-02-21 | Fdk Corporation | Dispositif de rotation faraday et dispositif optique renfermant celui-ci |
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JP2008310118A (ja) * | 2007-06-15 | 2008-12-25 | Fdk Corp | 可変光アッテネータ |
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