JP2000302371A - デッキプレート工法による天井面の吊り治具と敷設方法 - Google Patents
デッキプレート工法による天井面の吊り治具と敷設方法Info
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- JP2000302371A JP2000302371A JP11108138A JP10813899A JP2000302371A JP 2000302371 A JP2000302371 A JP 2000302371A JP 11108138 A JP11108138 A JP 11108138A JP 10813899 A JP10813899 A JP 10813899A JP 2000302371 A JP2000302371 A JP 2000302371A
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Landscapes
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表面が波形鋼板よりなるデッキプレート上に
コンクリートが敷設された天井に吊り具を装着し、機器
や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイヤや吊上げ
装置を取り付ける吊り治具とされる装置と、その敷設方
法の提供。 【解決手段】 あらかじめ天井に敷設されて装着用の1
つのメネジ13を天井面に開口するインサートコネクタ
10と、装着ボルトを備えて、その軸線上の1点の回り
に回動自在に支持された吊り環35を有する吊り具30
と、支点の回りに回動する吊り環35と波形の天井70
との干渉を避ける敷設機構40と、によって構成され
る。
コンクリートが敷設された天井に吊り具を装着し、機器
や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイヤや吊上げ
装置を取り付ける吊り治具とされる装置と、その敷設方
法の提供。 【解決手段】 あらかじめ天井に敷設されて装着用の1
つのメネジ13を天井面に開口するインサートコネクタ
10と、装着ボルトを備えて、その軸線上の1点の回り
に回動自在に支持された吊り環35を有する吊り具30
と、支点の回りに回動する吊り環35と波形の天井70
との干渉を避ける敷設機構40と、によって構成され
る。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくともデッキ
プレート工法によって構築された天井に敷設するため
の、天井面の吊り治具と、その施工方法とに関する。
プレート工法によって構築された天井に敷設するため
の、天井面の吊り治具と、その施工方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄筋コンクリート製の天井7
0に吊り具30を敷設するには、図6に示すインサート
コネクタ10が用いられる。インサートコネクタ10の
本体である埋設金具11は、コンクリート71との密着
性を得るために、表面に規則的なくぼみのある鉄筋用の
棒鋼が素材とされることが多い。一端に、棒鋼の軸線に
垂直な被装着面12と、軸線に沿ってメネジ13と、が
設られた埋設金具11を有し、その被装着面12を天井
70に合わせ、それが天井70のコンクリート71に埋
設されている。一般に埋設金具11は、コンクリート7
1の打設に先立って、鉄筋や形枠を利用してその位置が
固定される。しかし、打設済みのコンクリート71をド
リルによって穿孔し、固化接着剤と共に挿入して設置さ
れることもある。インサートコネクタ10の懸垂耐力
は、前記くぼみにおけるコンクリート71、または固化
接着剤の圧壊応力、ないしは剪断応力に基づいている。
0に吊り具30を敷設するには、図6に示すインサート
コネクタ10が用いられる。インサートコネクタ10の
本体である埋設金具11は、コンクリート71との密着
性を得るために、表面に規則的なくぼみのある鉄筋用の
棒鋼が素材とされることが多い。一端に、棒鋼の軸線に
垂直な被装着面12と、軸線に沿ってメネジ13と、が
設られた埋設金具11を有し、その被装着面12を天井
70に合わせ、それが天井70のコンクリート71に埋
設されている。一般に埋設金具11は、コンクリート7
1の打設に先立って、鉄筋や形枠を利用してその位置が
固定される。しかし、打設済みのコンクリート71をド
リルによって穿孔し、固化接着剤と共に挿入して設置さ
れることもある。インサートコネクタ10の懸垂耐力
は、前記くぼみにおけるコンクリート71、または固化
接着剤の圧壊応力、ないしは剪断応力に基づいている。
【0003】吊り具のうち最も単純なものは吊りボルト
で、アイボルトとも呼ばれる。また市販品の中に、図7
に示す商品名「フレノリンクボルト」と呼ばれる専用の
吊り具30がある。吊り環35が装着ボルト32の軸線
上の1点の廻りに自在に回動する。作業性に優れ、係止
されるワイヤを損傷し難い。更にアイボルトも前記商品
名フレノリンクボルトのいずれも、付属ボルトによって
インサートコネクタ10のメネジ13に容易に螺着でき
る。建設工事などの場合には、作業が終了して吊り具3
0が不要になれば、多くは撤去されて天井面にインサー
トコネクタ10だけが残される。これらの吊り具は、そ
れぞれ単純性と機能性が評価されて広く活用されてき
た。しかるに、近年、建屋の建築工法が進化し、同じ鉄
筋コンクリートの天井70でありながら、新規の施工方
法が採用され、形状や構造に変化が見られるようになっ
た。デッキプレート工法による天井70がそれである。
で、アイボルトとも呼ばれる。また市販品の中に、図7
に示す商品名「フレノリンクボルト」と呼ばれる専用の
吊り具30がある。吊り環35が装着ボルト32の軸線
上の1点の廻りに自在に回動する。作業性に優れ、係止
されるワイヤを損傷し難い。更にアイボルトも前記商品
名フレノリンクボルトのいずれも、付属ボルトによって
インサートコネクタ10のメネジ13に容易に螺着でき
る。建設工事などの場合には、作業が終了して吊り具3
0が不要になれば、多くは撤去されて天井面にインサー
トコネクタ10だけが残される。これらの吊り具は、そ
れぞれ単純性と機能性が評価されて広く活用されてき
た。しかるに、近年、建屋の建築工法が進化し、同じ鉄
筋コンクリートの天井70でありながら、新規の施工方
法が採用され、形状や構造に変化が見られるようになっ
た。デッキプレート工法による天井70がそれである。
【0004】従来、鉄筋コンクリートの打設には、木枠
による造形空間に、生コンクリートが流し込まれた。こ
の木枠に代えて、デッキプレート(波形鋼板)72が用
いられるようになった。デッキプレート72は、自体が
構造材として機能し、生コンクリートの重量や、深さに
よる圧力への耐力を備えやすく、木枠の場合のように変
形を防ぐための支持材を張り巡らす必要がない。流動性
のある生コンクリートの漏れ対策にも優れている。かく
してデッキプレート工法は、建築工法上の難題を解決し
た。即ち、かつては、形成されたコンクリート71の変
形を修復するのに多大の時間と、労力とを要していた。
これを防ぐために張り巡らされた支持材は、作業のため
の人の移動を困難とし、コンクリートが固まるまで建設
作業は休止を余儀なくされていた。
による造形空間に、生コンクリートが流し込まれた。こ
の木枠に代えて、デッキプレート(波形鋼板)72が用
いられるようになった。デッキプレート72は、自体が
構造材として機能し、生コンクリートの重量や、深さに
よる圧力への耐力を備えやすく、木枠の場合のように変
形を防ぐための支持材を張り巡らす必要がない。流動性
のある生コンクリートの漏れ対策にも優れている。かく
してデッキプレート工法は、建築工法上の難題を解決し
た。即ち、かつては、形成されたコンクリート71の変
形を修復するのに多大の時間と、労力とを要していた。
これを防ぐために張り巡らされた支持材は、作業のため
の人の移動を困難とし、コンクリートが固まるまで建設
作業は休止を余儀なくされていた。
【0005】残る問題は、工法上、打設されたコンクリ
ート71の表面形状が波形を呈する点にある、かに見え
る。しかし、この点も、形枠に内張りを施せば、平坦な
コンクリート面を容易に形成できる。むしろ、波形が許
容される壁面には内張りをせず、波形のまま積極的に利
用されるようになった。すなわち、形枠であるデッキプ
レート72自体に天井面を構成させ、デッキプレート7
2の撤去作業を省略して、金属面を有する鉄筋コンクリ
ート製の天井70が構築されるようになったのである。
金属面で波形の天井の登場により、インサートコネクタ
10の設置や吊り具の敷設に、重大な影響が及ぶことに
なった。すなわち、台形波状のデッキプレート72の谷
部74のコンクリートは、下方に突出していて容積が小
さく、吊り具30に働く衝撃荷重によって内部で損壊す
るおそれがある。このために、谷部74はインサートコ
ネクタ10の設置に適さない、との判断がある。このた
め、従来から機能性が重視され、多用されてきた商品名
フレノリンクボルトは、図8に模式的に示すように、吊
り環35がデッキプレート72と干渉し、自在な回転が
妨げられることになった。商品名フレノリンクボルトに
限らずアイボルトも、サイズよっては取付が不能の事態
が発生した。
ート71の表面形状が波形を呈する点にある、かに見え
る。しかし、この点も、形枠に内張りを施せば、平坦な
コンクリート面を容易に形成できる。むしろ、波形が許
容される壁面には内張りをせず、波形のまま積極的に利
用されるようになった。すなわち、形枠であるデッキプ
レート72自体に天井面を構成させ、デッキプレート7
2の撤去作業を省略して、金属面を有する鉄筋コンクリ
ート製の天井70が構築されるようになったのである。
金属面で波形の天井の登場により、インサートコネクタ
10の設置や吊り具の敷設に、重大な影響が及ぶことに
なった。すなわち、台形波状のデッキプレート72の谷
部74のコンクリートは、下方に突出していて容積が小
さく、吊り具30に働く衝撃荷重によって内部で損壊す
るおそれがある。このために、谷部74はインサートコ
ネクタ10の設置に適さない、との判断がある。このた
め、従来から機能性が重視され、多用されてきた商品名
フレノリンクボルトは、図8に模式的に示すように、吊
り環35がデッキプレート72と干渉し、自在な回転が
妨げられることになった。商品名フレノリンクボルトに
限らずアイボルトも、サイズよっては取付が不能の事態
が発生した。
【0006】従って現状では、図9に示すようにして、
箱形くぼみ63を形成して対処している。すなわち、先
ず吊り具30と干渉する領域のデッキプレート72を切
除する。次いで整形プレート64によって山部73と同
等の高さの箱型のくぼみ63を形成し、生コンクリート
の漏れを防ぐ。更に、生コンクリートの打設によって埋
設金具11の位置や姿勢が乱れるのを防ぐために、埋設
金具11を平板15で保持し、その平板15を箱型のく
ぼみ63に点付け溶接したあと、コンクリート71の打
設が行われる。該構造によれば、所要のサイズのアイボ
ルトやフレノリンクボルトを敷設することが可能で、場
合により、簡便な自家製吊りピースが溶接によって接続
されることもある。しかしこの箱形構造は、目的は達し
得ても、施工および形状復帰に要する手間は多大であ
り、形状復帰を省略し得ても外観は甚だ芳しくない悩み
がある。
箱形くぼみ63を形成して対処している。すなわち、先
ず吊り具30と干渉する領域のデッキプレート72を切
除する。次いで整形プレート64によって山部73と同
等の高さの箱型のくぼみ63を形成し、生コンクリート
の漏れを防ぐ。更に、生コンクリートの打設によって埋
設金具11の位置や姿勢が乱れるのを防ぐために、埋設
金具11を平板15で保持し、その平板15を箱型のく
ぼみ63に点付け溶接したあと、コンクリート71の打
設が行われる。該構造によれば、所要のサイズのアイボ
ルトやフレノリンクボルトを敷設することが可能で、場
合により、簡便な自家製吊りピースが溶接によって接続
されることもある。しかしこの箱形構造は、目的は達し
得ても、施工および形状復帰に要する手間は多大であ
り、形状復帰を省略し得ても外観は甚だ芳しくない悩み
がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、少なくともデッキプレート工法
によって構築された天井に敷設するための、信頼性のあ
る経済的な天井面の吊り治具と敷設方法を提供すること
を課題とするものである。
鑑みてなされたもので、少なくともデッキプレート工法
によって構築された天井に敷設するための、信頼性のあ
る経済的な天井面の吊り治具と敷設方法を提供すること
を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、山部と谷部とが台形波状に曲折された鋼板
よりなるデッキプレートの上面にコンクリートを敷設し
て天井70が形成され、その天井70の下面に設けられ
て、機器や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイヤ
または吊上げ装置が係脱自在に止着される吊り治具にお
いて、前記デッキプレートの台形波の山部に穿設された
開口75と、その開口75に整合して下端面が位置し、
その軸線を重力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼
からなる埋設金具11が埋設され、その埋設金具の軸線
上にメネジ13が設けられ、そのメネジ13の下端開口
が少なくとも前記開口75から露出されたインサートコ
ネクタ10と、中心にボルト穴38を有し、装着ボルト
32を介して前記インサートコネクタ10のメネジ13
に螺着固定される接続台41Aおよび、その接続台41
Aの下端にその軸線の回りに回動自在に軸支された可動
ハウジング34からなる吊り具本体30aと、前記可動
ハウジング34に上端が取付られて前記軸線の回りに回
動自在に配置され、その上端部の回転軌跡の外周直径が
前記台形波の山部の稜線幅より大に形成された吊り環3
5と、を具備し、前記吊り環の回転に伴い、その上端部
がデッキプレートの波形外面に接触しないように、前記
接続台41Aの軸方向長さを充分長くしたことを特徴と
するデッキプレート工法による天井面の吊り治具であ
る。
載の発明は、山部と谷部とが台形波状に曲折された鋼板
よりなるデッキプレートの上面にコンクリートを敷設し
て天井70が形成され、その天井70の下面に設けられ
て、機器や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイヤ
または吊上げ装置が係脱自在に止着される吊り治具にお
いて、前記デッキプレートの台形波の山部に穿設された
開口75と、その開口75に整合して下端面が位置し、
その軸線を重力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼
からなる埋設金具11が埋設され、その埋設金具の軸線
上にメネジ13が設けられ、そのメネジ13の下端開口
が少なくとも前記開口75から露出されたインサートコ
ネクタ10と、中心にボルト穴38を有し、装着ボルト
32を介して前記インサートコネクタ10のメネジ13
に螺着固定される接続台41Aおよび、その接続台41
Aの下端にその軸線の回りに回動自在に軸支された可動
ハウジング34からなる吊り具本体30aと、前記可動
ハウジング34に上端が取付られて前記軸線の回りに回
動自在に配置され、その上端部の回転軌跡の外周直径が
前記台形波の山部の稜線幅より大に形成された吊り環3
5と、を具備し、前記吊り環の回転に伴い、その上端部
がデッキプレートの波形外面に接触しないように、前記
接続台41Aの軸方向長さを充分長くしたことを特徴と
するデッキプレート工法による天井面の吊り治具であ
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記接続台41Aは、中心にボルト穴38を有する
柱状に形成され、その下端部の直径が下方に縮小する段
付に形成され、中心にボルト穴38が設けられる共に下
端外周に着座用フランジ部が突設された下ブッシング3
3を有し、その下ブッシング33の上端が前記接続台4
1Aの下端に接して、それらが装着ボルト32を介して
前記インサートコネクタ10に締結固定されると共に、
前記着座用フランジ部に下端面が着座され、前記下ブッ
シング33の回りに回動自在に軸支された可動ハウジン
グ34を具備する天井面の吊り治具である。
て、前記接続台41Aは、中心にボルト穴38を有する
柱状に形成され、その下端部の直径が下方に縮小する段
付に形成され、中心にボルト穴38が設けられる共に下
端外周に着座用フランジ部が突設された下ブッシング3
3を有し、その下ブッシング33の上端が前記接続台4
1Aの下端に接して、それらが装着ボルト32を介して
前記インサートコネクタ10に締結固定されると共に、
前記着座用フランジ部に下端面が着座され、前記下ブッ
シング33の回りに回動自在に軸支された可動ハウジン
グ34を具備する天井面の吊り治具である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1におい
て、接続台41Bは、上端内面に内フランジ部を有し、
下端外周に外フランジ部を有する上側台と、その上側台
の下端の外フランジ部に上端がボルト54を介して螺着
締結され、中心にボルト孔を有する下側台と、を具備
し、前記上側台が第1の装着ボルト45を介してインサ
ートコネクタ10に螺着締結され、下側台の下端に下ブ
ッシングが第2の装着ボルト32を介して螺着締結さ
れ、その下ブッシングの着座用フランジに前記可動ハウ
ジングが軸支されたことを特徴とする天井面の吊り治具
である。
て、接続台41Bは、上端内面に内フランジ部を有し、
下端外周に外フランジ部を有する上側台と、その上側台
の下端の外フランジ部に上端がボルト54を介して螺着
締結され、中心にボルト孔を有する下側台と、を具備
し、前記上側台が第1の装着ボルト45を介してインサ
ートコネクタ10に螺着締結され、下側台の下端に下ブ
ッシングが第2の装着ボルト32を介して螺着締結さ
れ、その下ブッシングの着座用フランジに前記可動ハウ
ジングが軸支されたことを特徴とする天井面の吊り治具
である。
【0011】請求項4に記載の発明は、山部と谷部とが
台形波状に曲折された鋼板よりなるデッキプレートの上
面にコンクリートを敷設して天井70が形成され、その
天井70の下面に設けられて、機器や素材の吊り上げ、
引き寄せ等のためにワイヤまたは吊上げ装置が係脱自在
に止着される吊り治具において、前記デッキプレートの
台形波の谷部に穿設された開口75と、その開口75の
存在する前記谷部の両側の山部間を架橋する架橋部材1
5aと、前記開口75に整合して下端面が位置し、その
軸線を重力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼から
なる埋設金具11の少なくとも上部が埋設され、その埋
設金具の軸線上にメネジ13が設けられ、そのメネジ1
3の下端開口が少なくとも開口75から露出され、且つ
前記架橋部材に中間部が貫通し、その貫通部が溶接固定
されるインサートコネクタ10と、中心にボルト穴38
を有する上ブッシング36と、下端に着座用フランジを
有する下ブッシング33と、下端面が前記着座用フラン
ジに接して軸線の回りに回動自在に軸支される可動ハウ
ジング34と、前記可動ハウジング34に上端が取付ら
れて前記軸線の回りに回動自在に配置された吊り環35
と、を具備するデッキプレート工法による天井面の吊り
治具である。
台形波状に曲折された鋼板よりなるデッキプレートの上
面にコンクリートを敷設して天井70が形成され、その
天井70の下面に設けられて、機器や素材の吊り上げ、
引き寄せ等のためにワイヤまたは吊上げ装置が係脱自在
に止着される吊り治具において、前記デッキプレートの
台形波の谷部に穿設された開口75と、その開口75の
存在する前記谷部の両側の山部間を架橋する架橋部材1
5aと、前記開口75に整合して下端面が位置し、その
軸線を重力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼から
なる埋設金具11の少なくとも上部が埋設され、その埋
設金具の軸線上にメネジ13が設けられ、そのメネジ1
3の下端開口が少なくとも開口75から露出され、且つ
前記架橋部材に中間部が貫通し、その貫通部が溶接固定
されるインサートコネクタ10と、中心にボルト穴38
を有する上ブッシング36と、下端に着座用フランジを
有する下ブッシング33と、下端面が前記着座用フラン
ジに接して軸線の回りに回動自在に軸支される可動ハウ
ジング34と、前記可動ハウジング34に上端が取付ら
れて前記軸線の回りに回動自在に配置された吊り環35
と、を具備するデッキプレート工法による天井面の吊り
治具である。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4におい
て、架橋部材15a以下に位置する埋設金具11を取り
囲むように、その架橋部材15a下面に隔離壁21を設
け、それらとデッキプレート72とによって隔離室20
を形成した天井面の吊り治具である。請求項6に記載の
発明は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、デッ
キプレート72を介して装着させる埋設金具11下端に
膨大部またはプレートが溶接された天井面の吊り治具で
ある。
て、架橋部材15a以下に位置する埋設金具11を取り
囲むように、その架橋部材15a下面に隔離壁21を設
け、それらとデッキプレート72とによって隔離室20
を形成した天井面の吊り治具である。請求項6に記載の
発明は、請求項1〜請求項5のいずれかにおいて、デッ
キプレート72を介して装着させる埋設金具11下端に
膨大部またはプレートが溶接された天井面の吊り治具で
ある。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求
項6のいずれかにおいて、埋設金具11の下端部に鍔1
4が突設されると共に、その鍔14より下方に僅かに円
形突出部が形成され、その円形突出部がデッキプレート
72に穿設された開口75に挿入され且つ、前記鍔14
がその開口縁部に着座された天井面の吊り治具。請求項
8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかの天
井面の吊り治具を敷設する方法において、埋設金具11
をデッキプレート72に配置してインサートコネクタ1
0をコンクリートに埋設する際に、埋設金具11と仮フ
ランジ61との間にデッキプレート72を挟み、仮ボル
ト62によって締結・保持したことを特徴とする天井面
の吊り治具の敷設方法である。
項6のいずれかにおいて、埋設金具11の下端部に鍔1
4が突設されると共に、その鍔14より下方に僅かに円
形突出部が形成され、その円形突出部がデッキプレート
72に穿設された開口75に挿入され且つ、前記鍔14
がその開口縁部に着座された天井面の吊り治具。請求項
8に記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれかの天
井面の吊り治具を敷設する方法において、埋設金具11
をデッキプレート72に配置してインサートコネクタ1
0をコンクリートに埋設する際に、埋設金具11と仮フ
ランジ61との間にデッキプレート72を挟み、仮ボル
ト62によって締結・保持したことを特徴とする天井面
の吊り治具の敷設方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の天井面の吊り治具の1
例について、接続台41Aを含む天井吊り具30を示す
正面図、図2は本発明の天井面の吊り治具の別の1例に
ついて、接続台41Bを含む天井吊り具30を示す正面
図、図3は本発明の天井面の吊り治具の更に別の1例に
ついて、谷部74に設けられたインサートコネクタ10
だけを示す斜視図、図4は本発明の天井面の吊り治具の
更に別の1例について、インサートコネクタ10を示す
正面図であり、併せて本発明のインサートコネクタ10
の施工方法を示す正面図、図5は本発明の天井面の吊り
治具の更に別の1例について、インサートコネクタ10
を示す正面図、図6は従来の平坦なコンクリート製の天
井に設けられたインサートコネクタ10を説明する正面
図、図7は天井面の吊り治具に代表的に用いられる市販
の吊り具30を説明する正面図、図8はデッキプレート
工法による天井70と吊り具30との干渉を模式的に説
明する正面図、図9は従来のデッキプレート工法による
天井に、干渉を回避するために設けられた箱型くぼみ6
3の構造を説明する斜視図である。
により説明する。図1は本発明の天井面の吊り治具の1
例について、接続台41Aを含む天井吊り具30を示す
正面図、図2は本発明の天井面の吊り治具の別の1例に
ついて、接続台41Bを含む天井吊り具30を示す正面
図、図3は本発明の天井面の吊り治具の更に別の1例に
ついて、谷部74に設けられたインサートコネクタ10
だけを示す斜視図、図4は本発明の天井面の吊り治具の
更に別の1例について、インサートコネクタ10を示す
正面図であり、併せて本発明のインサートコネクタ10
の施工方法を示す正面図、図5は本発明の天井面の吊り
治具の更に別の1例について、インサートコネクタ10
を示す正面図、図6は従来の平坦なコンクリート製の天
井に設けられたインサートコネクタ10を説明する正面
図、図7は天井面の吊り治具に代表的に用いられる市販
の吊り具30を説明する正面図、図8はデッキプレート
工法による天井70と吊り具30との干渉を模式的に説
明する正面図、図9は従来のデッキプレート工法による
天井に、干渉を回避するために設けられた箱型くぼみ6
3の構造を説明する斜視図である。
【0015】本発明による天井面の吊り治具の第1の例
は、図1に示すように、デッキプレート工法による天井
70に埋設されたインサートコネクタ10と、接続台4
1Aを有する吊り具30と、によって構成されている。
この接続台41Aは、従来の図7の上ブッシング36の
装着面31から顎37までの高さを増し、装着面31の
直径を拡大して装着面43とし、これに合わせて装着ボ
ルト32の長さを増した形状を有する。上記高さと直径
は、デッキプレート72の山・谷の寸法や、吊り具30
の寸法に合わせて、適宜、定められる。また、該天井面
の吊り治具は、天井損壊のおそれから谷部74に設置で
きないので、デッキプレート72の山部73に設けられ
ている。インサートコネクタ10は、下面にメネジ13
が形成された鉄筋用の異形棒鋼を素材とする埋設金具1
1が、平板15に点付け溶接されたあと、平板15がデ
ッキプレート72に点付け溶接されて、コンクリート7
1の打設時の流動に耐えるよう固定されている。そし
て、その軸線がデッキプレート72の円形開口75の中
心に整合される。また、接続台41Aは、デッキプレー
ト72を直接の被装着面76として装着され、この場
合、埋設金具11の被装着面12は間接装着面16を構
成している。
は、図1に示すように、デッキプレート工法による天井
70に埋設されたインサートコネクタ10と、接続台4
1Aを有する吊り具30と、によって構成されている。
この接続台41Aは、従来の図7の上ブッシング36の
装着面31から顎37までの高さを増し、装着面31の
直径を拡大して装着面43とし、これに合わせて装着ボ
ルト32の長さを増した形状を有する。上記高さと直径
は、デッキプレート72の山・谷の寸法や、吊り具30
の寸法に合わせて、適宜、定められる。また、該天井面
の吊り治具は、天井損壊のおそれから谷部74に設置で
きないので、デッキプレート72の山部73に設けられ
ている。インサートコネクタ10は、下面にメネジ13
が形成された鉄筋用の異形棒鋼を素材とする埋設金具1
1が、平板15に点付け溶接されたあと、平板15がデ
ッキプレート72に点付け溶接されて、コンクリート7
1の打設時の流動に耐えるよう固定されている。そし
て、その軸線がデッキプレート72の円形開口75の中
心に整合される。また、接続台41Aは、デッキプレー
ト72を直接の被装着面76として装着され、この場
合、埋設金具11の被装着面12は間接装着面16を構
成している。
【0016】図2に、本発明の天井面の吊り治具の別の
1例を示す。図において、インサートコネクタ10は図
1と同様である。吊り具は、図7に示す市販の吊り具3
0をそのまま利用し、インサートコネクタ10と吊り具
30と、の間に敷設機構40を構成する接続台41Bが
配されている。接続台41Bは、上側台42と、下側台
51とによって構成される。先ず上側台42がインサー
トコネクタ10に、装着ボルト45によって装着され
る。次に下側台51が上側台42に取付ボルト54によ
って装着され、最後に下側台51に吊り具30が装着さ
れる。下側台51の被装着面は、吊り具30の装着面3
1に合わせたサイズを備え、上側台42の装着面43
は、デッキプレート72の幅に合わせて直径が拡大され
ている。また、装着ボルト45のサイズは、吊り具30
の装着ボルト32より太いサイズが選択されている。ま
た、接続台41Bは、図1と同様に、デッキプレート7
2を直接の被装着面76として装着され、埋設金具11
の被装着面12は間接装着面16を構成している。
1例を示す。図において、インサートコネクタ10は図
1と同様である。吊り具は、図7に示す市販の吊り具3
0をそのまま利用し、インサートコネクタ10と吊り具
30と、の間に敷設機構40を構成する接続台41Bが
配されている。接続台41Bは、上側台42と、下側台
51とによって構成される。先ず上側台42がインサー
トコネクタ10に、装着ボルト45によって装着され
る。次に下側台51が上側台42に取付ボルト54によ
って装着され、最後に下側台51に吊り具30が装着さ
れる。下側台51の被装着面は、吊り具30の装着面3
1に合わせたサイズを備え、上側台42の装着面43
は、デッキプレート72の幅に合わせて直径が拡大され
ている。また、装着ボルト45のサイズは、吊り具30
の装着ボルト32より太いサイズが選択されている。ま
た、接続台41Bは、図1と同様に、デッキプレート7
2を直接の被装着面76として装着され、埋設金具11
の被装着面12は間接装着面16を構成している。
【0017】図3に示すインサートコネクタ10は、デ
ッキプレート72の谷部74に設置され、図7に示す市
販の吊り具30が直接装着されて天井面の吊り治具が構
成される。すなわち埋設金具11は、これを挿通し、両
隣の山部73に点付け溶接された平板よりなる架橋部材
15aにより、コンクリート71の打設前の位置と姿勢
とが保持される。更に架橋部材15aである平板以下の
谷部74の埋設金具11が、平板を含む隔離壁21によ
って囲まれた隔離室20に閉じ込められ、打設される整
形・強度部材としてのコンクリート71から隔離される
ように構成される。以上のようにして敷設機構が構成さ
れる。図示の例では、隔離壁21が平板で構成されてい
るが、パイプ材で構成すれば型枠の敷設作業はいっそう
容易である。
ッキプレート72の谷部74に設置され、図7に示す市
販の吊り具30が直接装着されて天井面の吊り治具が構
成される。すなわち埋設金具11は、これを挿通し、両
隣の山部73に点付け溶接された平板よりなる架橋部材
15aにより、コンクリート71の打設前の位置と姿勢
とが保持される。更に架橋部材15aである平板以下の
谷部74の埋設金具11が、平板を含む隔離壁21によ
って囲まれた隔離室20に閉じ込められ、打設される整
形・強度部材としてのコンクリート71から隔離される
ように構成される。以上のようにして敷設機構が構成さ
れる。図示の例では、隔離壁21が平板で構成されてい
るが、パイプ材で構成すれば型枠の敷設作業はいっそう
容易である。
【0018】図4に示すインサートコネクタ10は、仮
フランジ61と仮ボルト62と、を締結されているが、
その仮フランジ61と仮ボルト62とは、インサートコ
ネクタ10のコンクリート埋設の際に用いるものであ
り、本発明の天井面の吊り治具とは直接的には無関係で
ある。また、図では、山部73に設置されているが、谷
部74への設置を些かも妨げない。但し、コンクリート
の打設は図示されていない。山部73の場合は打設前
の、谷部74の場合はインサートコネクタ10の完成状
態を表す。さて図4は、デッキプレート72が、装着ボ
ルトを挿通するに必要な最小限の大きさの開口75を備
え、装着物(吊り具30、接続台41A,41B)がデ
ッキプレート72を介して、すなわち、デッキプレート
72を直接の被装着面76として埋設金具11に装着さ
れるインサートコネクタ10を示す。この場合、埋設金
具11の被装着面12は、間接装着面16を形成する。
この間接装着面16が、装着物の装着面(装着面31、
または装着面43)相当以上の大きさを備えるよう構成
される。鉄筋用の棒鋼から太い素材を選択してもよい
が、図示するように鍔14のような膨大部を溶接により
一体化することもでき、さらには必要に応じ、棒鋼と鍔
14と、をつなぐリブを用いて一体化を補足してもよ
い。
フランジ61と仮ボルト62と、を締結されているが、
その仮フランジ61と仮ボルト62とは、インサートコ
ネクタ10のコンクリート埋設の際に用いるものであ
り、本発明の天井面の吊り治具とは直接的には無関係で
ある。また、図では、山部73に設置されているが、谷
部74への設置を些かも妨げない。但し、コンクリート
の打設は図示されていない。山部73の場合は打設前
の、谷部74の場合はインサートコネクタ10の完成状
態を表す。さて図4は、デッキプレート72が、装着ボ
ルトを挿通するに必要な最小限の大きさの開口75を備
え、装着物(吊り具30、接続台41A,41B)がデ
ッキプレート72を介して、すなわち、デッキプレート
72を直接の被装着面76として埋設金具11に装着さ
れるインサートコネクタ10を示す。この場合、埋設金
具11の被装着面12は、間接装着面16を形成する。
この間接装着面16が、装着物の装着面(装着面31、
または装着面43)相当以上の大きさを備えるよう構成
される。鉄筋用の棒鋼から太い素材を選択してもよい
が、図示するように鍔14のような膨大部を溶接により
一体化することもでき、さらには必要に応じ、棒鋼と鍔
14と、をつなぐリブを用いて一体化を補足してもよ
い。
【0019】図5は、埋設金具11が、装着物(吊り具
30、または接続台41A,41B)の装着面(装着面
31、または装着面43)相当の大きさの被装着面12
を備え、この被装着面12に、装着物の装着面が直接、
装着されるインサートコネクタ10を示す。この場合、
埋設金具11は鍔14を備え、鍔14がデッキプレート
72の開口75に、係止されるように構成される。な
お、図5のインサートコネクタ10は、デッキプレート
72の谷部74に設置され、隔離室20を有するが、隔
離室20はなくてもよい。またその設置場所はデッキプ
レートの山部73に設けてもよい。
30、または接続台41A,41B)の装着面(装着面
31、または装着面43)相当の大きさの被装着面12
を備え、この被装着面12に、装着物の装着面が直接、
装着されるインサートコネクタ10を示す。この場合、
埋設金具11は鍔14を備え、鍔14がデッキプレート
72の開口75に、係止されるように構成される。な
お、図5のインサートコネクタ10は、デッキプレート
72の谷部74に設置され、隔離室20を有するが、隔
離室20はなくてもよい。またその設置場所はデッキプ
レートの山部73に設けてもよい。
【0020】
【敷設方法】埋設金具11の敷設に当たり、まず埋設金
具11をデッキプレート72の穿設孔に整合して仮固定
する。このとき図4に示すように、埋設金具11と仮フ
ランジ61と、によってデッキプレート72を挟み込
む。確かな位置決めが完了してから、デッキプレート7
2上にコンクリート71が打設される。その埋設金具1
1の下面が間接装着面16のときは、仮フランジ61の
大きさは、装着物(吊り具30または接続台41A,4
1B)の装着面(装着面31または装着面43)相当の
大きさに構成され、間接装着面16は仮フランジ61相
当以上の大きさに構成される。図5に示すように、埋設
金具11の被装着面12に装着物が直接、装着されると
きは、仮フランジ61は、鍔14との間で、デッキプレ
ート72を挟むように構成される。もちろん、被装着面
12の大きさは、装着物の装着面相当の大きさに構成さ
れる。
具11をデッキプレート72の穿設孔に整合して仮固定
する。このとき図4に示すように、埋設金具11と仮フ
ランジ61と、によってデッキプレート72を挟み込
む。確かな位置決めが完了してから、デッキプレート7
2上にコンクリート71が打設される。その埋設金具1
1の下面が間接装着面16のときは、仮フランジ61の
大きさは、装着物(吊り具30または接続台41A,4
1B)の装着面(装着面31または装着面43)相当の
大きさに構成され、間接装着面16は仮フランジ61相
当以上の大きさに構成される。図5に示すように、埋設
金具11の被装着面12に装着物が直接、装着されると
きは、仮フランジ61は、鍔14との間で、デッキプレ
ート72を挟むように構成される。もちろん、被装着面
12の大きさは、装着物の装着面相当の大きさに構成さ
れる。
【0021】
【作用】次に図面を参照して、上記各種の天井面の吊り
治具の作用を説明する。デッキプレート72の採用や山
・谷サイズが他律的に決まる。従来、埋設金具11の設
置場所はデッキプレートの山部73に限られた。それで
も在来の吊り具30の便利な機能が必要、とあれば、干
渉する天井70を撤去し、図9の如く、修復する箱型く
ぼみ63方式を行なっていた。それは、施工者の判断と
負担で、ほぼ単独に実施できる現実的な対策ではある。
しかし、天井面の吊り治具ごとに発生するこの経済的な
負担はあまりに大きい。
治具の作用を説明する。デッキプレート72の採用や山
・谷サイズが他律的に決まる。従来、埋設金具11の設
置場所はデッキプレートの山部73に限られた。それで
も在来の吊り具30の便利な機能が必要、とあれば、干
渉する天井70を撤去し、図9の如く、修復する箱型く
ぼみ63方式を行なっていた。それは、施工者の判断と
負担で、ほぼ単独に実施できる現実的な対策ではある。
しかし、天井面の吊り治具ごとに発生するこの経済的な
負担はあまりに大きい。
【0022】図1に示した接続台41Aによる実施例
は、様々な問題を伴うが、最も経済的で能率的な方策で
ある。吊り具30の製作者が、従来の吊り具30の1部
品である上ブッシング36のサイズを変更するもので、
吊り環35の回動の中心と装着面31と、の高さを増す
ことにより干渉を回避できる。併せて、装着ボルト32
の長さを増すことは当然である。高さを増せば装着強度
は低下する。従って、原型モデルの装着面31のサイズ
を装着面43のように拡大して、装着安定性が補足され
る。しかし、本体機構のサイズを変えずに、装着ボルト
32の太さを増すことは構造上できないから、実質的な
許容荷重の低下は避けられない。実験結果によれば、定
格垂直荷重には耐え得るが、横荷重には安全率を削って
の使用となる。現実には、原型モデルの定格値を読み変
えて、1段階上位の容量の吊り具30を使用する必要が
ある。理論的、現実的に最も安価に対応できる点で意義
がある。
は、様々な問題を伴うが、最も経済的で能率的な方策で
ある。吊り具30の製作者が、従来の吊り具30の1部
品である上ブッシング36のサイズを変更するもので、
吊り環35の回動の中心と装着面31と、の高さを増す
ことにより干渉を回避できる。併せて、装着ボルト32
の長さを増すことは当然である。高さを増せば装着強度
は低下する。従って、原型モデルの装着面31のサイズ
を装着面43のように拡大して、装着安定性が補足され
る。しかし、本体機構のサイズを変えずに、装着ボルト
32の太さを増すことは構造上できないから、実質的な
許容荷重の低下は避けられない。実験結果によれば、定
格垂直荷重には耐え得るが、横荷重には安全率を削って
の使用となる。現実には、原型モデルの定格値を読み変
えて、1段階上位の容量の吊り具30を使用する必要が
ある。理論的、現実的に最も安価に対応できる点で意義
がある。
【0023】図2の接続台41Bは、吊り環35の回動
中心と装着面31と、の高さを増すという限られた対策
の中で、吊り具30は原型を変えず、図示の接続台によ
って目的を達しようとするものである。完成され、使用
実績のある吊り具30を、原型モデルの仕様通りに用い
ることは、信頼性の確保に有用である。また構造上、必
然的に分離された上側台42と下側台51とは、接続台
41Aと同様に拡大された装着面43を備え、かつ図2
の装着ボルト32を太い装着ボルト45に変えて、装着
安定性を確保している。いっぽう、経済的な負担は、接
続台41Aに比べて少なくない。しかし、上側台42の
1種類のサイズに対して、下側台51に各種のサイズを
対応させることができるので、見かけよりは経済的に対
応できる要素もある。製品ではなく治具として繰り返し
使用される点でも負担を緩和する要素がある。
中心と装着面31と、の高さを増すという限られた対策
の中で、吊り具30は原型を変えず、図示の接続台によ
って目的を達しようとするものである。完成され、使用
実績のある吊り具30を、原型モデルの仕様通りに用い
ることは、信頼性の確保に有用である。また構造上、必
然的に分離された上側台42と下側台51とは、接続台
41Aと同様に拡大された装着面43を備え、かつ図2
の装着ボルト32を太い装着ボルト45に変えて、装着
安定性を確保している。いっぽう、経済的な負担は、接
続台41Aに比べて少なくない。しかし、上側台42の
1種類のサイズに対して、下側台51に各種のサイズを
対応させることができるので、見かけよりは経済的に対
応できる要素もある。製品ではなく治具として繰り返し
使用される点でも負担を緩和する要素がある。
【0024】図3に示すインサートコネクタ10は、発
想を異にするものである。設置不可とされる波形天井の
谷部74に、その原因を排除して、インサートコネクタ
10を敷設するものである。谷部74に設置が可能とな
れば、接続台41A、41Bは不要となる。そのための
インサートコネクタ10を、如何に信頼性と経済性とを
以って実現できるか、が鍵である。谷部74の接続金具
11を隔離室20で囲み、コンクリートから隔離するこ
とは、損壊のおそれのあった対象自体を除去するもの
で、これによる天井構造への悪影響はない。いっぽう、
架橋部材15aを境にしてコンクリートに埋設された埋
設金具11は、垂直荷重は問題はないが、横荷重に対
し、デッキプレート72の深さを腕とする片持梁を構成
する。1段階、太めの鉄筋用棒鋼を使用する、等の現実
的な対応策を要する。隔離壁21は、図示のような板材
ではなく、埋設金具11を挿通するパイプ材を使用して
もよい。また完全な気密を要しない。全体として信頼性
は高いから、最少限の費用負担を覚悟すれば実用性は高
い。
想を異にするものである。設置不可とされる波形天井の
谷部74に、その原因を排除して、インサートコネクタ
10を敷設するものである。谷部74に設置が可能とな
れば、接続台41A、41Bは不要となる。そのための
インサートコネクタ10を、如何に信頼性と経済性とを
以って実現できるか、が鍵である。谷部74の接続金具
11を隔離室20で囲み、コンクリートから隔離するこ
とは、損壊のおそれのあった対象自体を除去するもの
で、これによる天井構造への悪影響はない。いっぽう、
架橋部材15aを境にしてコンクリートに埋設された埋
設金具11は、垂直荷重は問題はないが、横荷重に対
し、デッキプレート72の深さを腕とする片持梁を構成
する。1段階、太めの鉄筋用棒鋼を使用する、等の現実
的な対応策を要する。隔離壁21は、図示のような板材
ではなく、埋設金具11を挿通するパイプ材を使用して
もよい。また完全な気密を要しない。全体として信頼性
は高いから、最少限の費用負担を覚悟すれば実用性は高
い。
【0025】図4、図5に示すインサートコネクタ10
は、天井面の吊り治具の信頼性の向上に貢献するもので
ある。天井面の吊り治具が横荷重を受けるとき、構造的
には片持梁を構成する。片持梁に働く横荷重Fは、曲げ
モーメントMを生じさせる。曲げモーメントMは、横荷
重Fと、腕の長さLとに比例する。いっぽう梁の断面係
数Zは、直径の3乗に比例し、片持梁の応力σはM/Z
に比例する。しかるに、図1、図2においては、吊り輪
35の回動中心と装着面43と、の腕の長さLは、原型
モデルの図7に比べて数倍に拡大している。これに対応
する装着部の断面係数Zは、装着物側では、すでに装着
面31から装着面43に拡大されている。残るはインサ
ートコネクタ10側の装着部の構成である。
は、天井面の吊り治具の信頼性の向上に貢献するもので
ある。天井面の吊り治具が横荷重を受けるとき、構造的
には片持梁を構成する。片持梁に働く横荷重Fは、曲げ
モーメントMを生じさせる。曲げモーメントMは、横荷
重Fと、腕の長さLとに比例する。いっぽう梁の断面係
数Zは、直径の3乗に比例し、片持梁の応力σはM/Z
に比例する。しかるに、図1、図2においては、吊り輪
35の回動中心と装着面43と、の腕の長さLは、原型
モデルの図7に比べて数倍に拡大している。これに対応
する装着部の断面係数Zは、装着物側では、すでに装着
面31から装着面43に拡大されている。残るはインサ
ートコネクタ10側の装着部の構成である。
【0026】一般に、装着物(吊り具30、または接続
台41A,41B)が取り付けられる被装着面は、装着
物にあらかじめ設けられた装着面(装着面31、または
装着面43)に相当する大きさと、特に横荷重に対する
支持機能と、を備える必要がある。然るに、デッキプレ
ート72が直接の被装着面76を構成するときは、厚み
の少なさに関わらず、表層の金属面が信頼感を醸し、支
持機能を有するか、と錯覚を招きやすい。実質の支持機
能は、背後の間接装着面16によって保有される必要が
ある。この意味から、図1に示すように、デッキプレー
ト72と、埋設金具11位置決め用平板15と、コンク
リート71と、が一体に構成されて支持機能を備えるこ
ともできる。この場合、コンクリート71は主要な強度
部材を構成し、完全な打設が必要である。しかし、打設
の完全さを確認し、或いは補修する手段がない点は、図
6の従来の平坦天井の例と相違する。
台41A,41B)が取り付けられる被装着面は、装着
物にあらかじめ設けられた装着面(装着面31、または
装着面43)に相当する大きさと、特に横荷重に対する
支持機能と、を備える必要がある。然るに、デッキプレ
ート72が直接の被装着面76を構成するときは、厚み
の少なさに関わらず、表層の金属面が信頼感を醸し、支
持機能を有するか、と錯覚を招きやすい。実質の支持機
能は、背後の間接装着面16によって保有される必要が
ある。この意味から、図1に示すように、デッキプレー
ト72と、埋設金具11位置決め用平板15と、コンク
リート71と、が一体に構成されて支持機能を備えるこ
ともできる。この場合、コンクリート71は主要な強度
部材を構成し、完全な打設が必要である。しかし、打設
の完全さを確認し、或いは補修する手段がない点は、図
6の従来の平坦天井の例と相違する。
【0027】図4に示す埋設金具11は、確かな支持機
能と、所要の大きさとを、コンクリート71なしに構造
的に備え、後述する仮フランジ61と、仮ボルト62に
よる整形機能を備えて、品質と信頼性とを備えることが
できる。また、図4に示す構造は、このままデッキプレ
ート72の谷部74に採用することができる。谷部74
では隔離室20が併設されて、コンクリート71は強度
部材を構成できない。本構成は、谷部74のインサート
コネクタ10として主要な構造を提供していると言え
る。
能と、所要の大きさとを、コンクリート71なしに構造
的に備え、後述する仮フランジ61と、仮ボルト62に
よる整形機能を備えて、品質と信頼性とを備えることが
できる。また、図4に示す構造は、このままデッキプレ
ート72の谷部74に採用することができる。谷部74
では隔離室20が併設されて、コンクリート71は強度
部材を構成できない。本構成は、谷部74のインサート
コネクタ10として主要な構造を提供していると言え
る。
【0028】図5に示すインサートコネクタ10は、吊
り具30の装着面31相当の大きさの被装着面12を、
デッキプレート72の開口75から露出している。ま
た、鍔14を備え、開口75に係止されている。本構造
により、デッキプレート72を介在させることなく、埋
設金具11の被装着面12に、吊り具30の装着面31
を、直接、装着することができる。最も信頼性の高い装
着安定性を備えることができる。この場合、鍔14は被
装着面12の機能とは関係なく、むしろ架橋部材15a
と同等の機能を有する。仮設時の整形、位置決めや、落
下防止、ノロの漏洩防止などに有用である。設置場所に
山部73、谷部74、の区別なく使用できる点は、図4
の例と同様である。
り具30の装着面31相当の大きさの被装着面12を、
デッキプレート72の開口75から露出している。ま
た、鍔14を備え、開口75に係止されている。本構造
により、デッキプレート72を介在させることなく、埋
設金具11の被装着面12に、吊り具30の装着面31
を、直接、装着することができる。最も信頼性の高い装
着安定性を備えることができる。この場合、鍔14は被
装着面12の機能とは関係なく、むしろ架橋部材15a
と同等の機能を有する。仮設時の整形、位置決めや、落
下防止、ノロの漏洩防止などに有用である。設置場所に
山部73、谷部74、の区別なく使用できる点は、図4
の例と同様である。
【0029】図4、図5を用いて埋設金具11の敷設方
法を説明する。これらの図においては、デッキプレート
72の山部73と、谷部74との区別を示すものではな
い点に注意を要する。また、コンクリート71の打設に
先だち、埋設金具11をデッキプレート72に、仮フラ
ンジ61と仮ボルト62とによって締結することは、単
に締結すれば良いのではなく、確認と修正とが一体のも
ので、結果として品質と信頼性がもたらされる。それに
は、デッキプレート72を介した間接装着か、介さない
直接装着か、の区分が必要である。その区分に従って、
必要最小限の大きさの開口75が、デッキプレート72
に設けられる。現場での手持ちドリルによる穴開けに
は、技術を要する。一般に、図面に見る理想的な整形状
態を望むことは難しく、開口75が大きいほど、急速に
作業難度が増す。デッキプレート72の表・裏に残った
傷や変形は、整形に手間を要するだけでなく、装着安定
性を欠く原因となる。装着面43にも、小さなバリを回
避する対策があると良い。
法を説明する。これらの図においては、デッキプレート
72の山部73と、谷部74との区別を示すものではな
い点に注意を要する。また、コンクリート71の打設に
先だち、埋設金具11をデッキプレート72に、仮フラ
ンジ61と仮ボルト62とによって締結することは、単
に締結すれば良いのではなく、確認と修正とが一体のも
ので、結果として品質と信頼性がもたらされる。それに
は、デッキプレート72を介した間接装着か、介さない
直接装着か、の区分が必要である。その区分に従って、
必要最小限の大きさの開口75が、デッキプレート72
に設けられる。現場での手持ちドリルによる穴開けに
は、技術を要する。一般に、図面に見る理想的な整形状
態を望むことは難しく、開口75が大きいほど、急速に
作業難度が増す。デッキプレート72の表・裏に残った
傷や変形は、整形に手間を要するだけでなく、装着安定
性を欠く原因となる。装着面43にも、小さなバリを回
避する対策があると良い。
【0030】仮フランジ61は、吊り具30の正常な装
着が可能か否か、が確認され、必要な整形が施された
後、装着物の実際の装着状態を模擬して、堅固に締結さ
れる。締結により、デッキプレート72の被装着面76
を、吊り具30等の装着可能な形状を保ちながら、必要
な場合には点付け溶接が所要の箇所に行われ、さらにコ
ンクリートの打設と、固化とが行われる。これらが仮フ
ランジ61の主な働きである。整形の後、締結の前に、
鍔14とデッキプレート72との間に薄い紙パッキン等
を挟むことは、希薄なコンクリート71の流出を阻止し
て有用である。わずかな隙間から流出した、いわゆるノ
ロが、鍔14とデッキプレート72との間隙で固化すれ
ば、吊り具30の使用中に砕けて移動し、装着が緩んで
危険である。また、流出したノロは、メネジ13を汚染
し、或いは外部に流出する。いずれも後の清掃作業の対
象となる。ノロ対策は、図3に示す隔離室20を有する
場合にも有用である。
着が可能か否か、が確認され、必要な整形が施された
後、装着物の実際の装着状態を模擬して、堅固に締結さ
れる。締結により、デッキプレート72の被装着面76
を、吊り具30等の装着可能な形状を保ちながら、必要
な場合には点付け溶接が所要の箇所に行われ、さらにコ
ンクリートの打設と、固化とが行われる。これらが仮フ
ランジ61の主な働きである。整形の後、締結の前に、
鍔14とデッキプレート72との間に薄い紙パッキン等
を挟むことは、希薄なコンクリート71の流出を阻止し
て有用である。わずかな隙間から流出した、いわゆるノ
ロが、鍔14とデッキプレート72との間隙で固化すれ
ば、吊り具30の使用中に砕けて移動し、装着が緩んで
危険である。また、流出したノロは、メネジ13を汚染
し、或いは外部に流出する。いずれも後の清掃作業の対
象となる。ノロ対策は、図3に示す隔離室20を有する
場合にも有用である。
【0031】埋設金具11を正規の位置に締結した状態
で、コンクリートの打設前に、溶接作業がある。コンク
リート71の打設にあたり、埋設金具11の位置や姿勢
を保持するために仮フランジ61による締結は有用であ
る。図3の架橋部材15a、および隔離壁21の点付け
溶接は、下端で締結・保持された状態で行えば作業性を
高めることができる。また、図4の鍔14とデッキプレ
ート72と、の溶接は、その厚さにもよるが、生コンク
リートの流入対策としては不要となろう。溶接が終われ
ば、コンクリート71の打設準備は完了する。打設と固
化と、を待ってインサートコネクタ10の敷設作業は終
了する。以上のように仮フランジ61による締結は、敷
設作業を通して、天井面の吊り治具の品質の作り込みに
大いに寄与することができる。
で、コンクリートの打設前に、溶接作業がある。コンク
リート71の打設にあたり、埋設金具11の位置や姿勢
を保持するために仮フランジ61による締結は有用であ
る。図3の架橋部材15a、および隔離壁21の点付け
溶接は、下端で締結・保持された状態で行えば作業性を
高めることができる。また、図4の鍔14とデッキプレ
ート72と、の溶接は、その厚さにもよるが、生コンク
リートの流入対策としては不要となろう。溶接が終われ
ば、コンクリート71の打設準備は完了する。打設と固
化と、を待ってインサートコネクタ10の敷設作業は終
了する。以上のように仮フランジ61による締結は、敷
設作業を通して、天井面の吊り治具の品質の作り込みに
大いに寄与することができる。
【0032】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明によ
れば、デッキプレート工法による天井70に、天井70
と干渉せず、その軸線回りに自由に回転できる、強度の
大きな天井面の吊り治具を提供できる。請求項2に記載
の天井面の吊り治具によれば、構造が簡単で天井70と
干渉せず、その軸線回りに自由に回転できる、強度の大
きな天井面の吊り治具を提供できる。請求項3に記載の
発明によれば、接続台が上側台と下側台とを有し、装着
安定性に優れた強度の大きな天井面の吊り治具を提供で
きる。
れば、デッキプレート工法による天井70に、天井70
と干渉せず、その軸線回りに自由に回転できる、強度の
大きな天井面の吊り治具を提供できる。請求項2に記載
の天井面の吊り治具によれば、構造が簡単で天井70と
干渉せず、その軸線回りに自由に回転できる、強度の大
きな天井面の吊り治具を提供できる。請求項3に記載の
発明によれば、接続台が上側台と下側台とを有し、装着
安定性に優れた強度の大きな天井面の吊り治具を提供で
きる。
【0033】請求項4に記載の発明によれば、デッキプ
レート72の谷部74に設けられたインサートコネクタ
10の上部が架橋部材15aに接合され、その架橋部材
15aがデッキプレート72の山部間を架橋するように
構成したから、谷部74のコンクリート71の損壊のお
それを排除することができ、実用的で装着安定性に優れ
た天井面の吊り治具を提供できる。請求項5に記載の発
明によれば、架橋部材15a下面に隔離壁21による隔
離室20を設けたから、さらに谷部74のコンクリート
71の損壊のおそれを排除することができ、実用的で装
着安定性に優れた天井面の吊り治具を提供できる。請求
項6に記載の発明によれば、デッキプレート72を介し
て装着させる埋設金具11が、その下端に膨大部または
プレートが溶接されたから、装着安定性と信頼性に優れ
た天井面の吊り治具を提供できる。
レート72の谷部74に設けられたインサートコネクタ
10の上部が架橋部材15aに接合され、その架橋部材
15aがデッキプレート72の山部間を架橋するように
構成したから、谷部74のコンクリート71の損壊のお
それを排除することができ、実用的で装着安定性に優れ
た天井面の吊り治具を提供できる。請求項5に記載の発
明によれば、架橋部材15a下面に隔離壁21による隔
離室20を設けたから、さらに谷部74のコンクリート
71の損壊のおそれを排除することができ、実用的で装
着安定性に優れた天井面の吊り治具を提供できる。請求
項6に記載の発明によれば、デッキプレート72を介し
て装着させる埋設金具11が、その下端に膨大部または
プレートが溶接されたから、装着安定性と信頼性に優れ
た天井面の吊り治具を提供できる。
【0034】請求項7に記載の発明によれば、デッキプ
レート72を介さず、埋設金具11下端面が、直接装着
物の装着面を形成し、且つ鍔14を有するので、装着作
業性に優れ、装着安定性と信頼性に優れた天井面の吊り
治具を提供できる。請求項8に記載の発明によれば、迅
速且つ確実にインサートコネクタ10を定位置に位置決
めして、そのメネジ13の内部にコンクリートが入るこ
となく、装着平面を汚損することなく、インサートコネ
クタ10のコンクリート埋設ができ、装着安定性と信頼
性に優れた天井面の吊り治具の敷設方法を提供できる。
レート72を介さず、埋設金具11下端面が、直接装着
物の装着面を形成し、且つ鍔14を有するので、装着作
業性に優れ、装着安定性と信頼性に優れた天井面の吊り
治具を提供できる。請求項8に記載の発明によれば、迅
速且つ確実にインサートコネクタ10を定位置に位置決
めして、そのメネジ13の内部にコンクリートが入るこ
となく、装着平面を汚損することなく、インサートコネ
クタ10のコンクリート埋設ができ、装着安定性と信頼
性に優れた天井面の吊り治具の敷設方法を提供できる。
【図1】本発明の天井面の吊り治具の1例について、接
続台41Aを含む天井面の吊り具30を示す正面図。
続台41Aを含む天井面の吊り具30を示す正面図。
【図2】本発明の天井面の吊り治具の別の1例につい
て、接続台41Bを含む天井面の吊り具30を示す正面
図。
て、接続台41Bを含む天井面の吊り具30を示す正面
図。
【図3】本発明の天井面の吊り治具の更に別の1例につ
いて、谷部74に設けられたインサートコネクタ10だ
けを示す斜視図。
いて、谷部74に設けられたインサートコネクタ10だ
けを示す斜視図。
【図4】本発明の天井面の吊り治具の更に別の1例につ
いて、インサートコネクタ10を示す正面図であり、併
せて、本発明のインサートコネクタ10の施工方法を示
す正面図。
いて、インサートコネクタ10を示す正面図であり、併
せて、本発明のインサートコネクタ10の施工方法を示
す正面図。
【図5】本発明の天井面の吊り治具の更に別の1例につ
いて、インサートコネクタ10を示す正面図。
いて、インサートコネクタ10を示す正面図。
【図6】従来の平坦なコンクリート製の天井に設けられ
たインサートコネクタ10を説明する正面図。
たインサートコネクタ10を説明する正面図。
【図7】天井面の吊り治具に代表的に用いられる市販の
吊り具30を説明する正面図。
吊り具30を説明する正面図。
【図8】デッキプレート工法による天井70と吊り具3
0との干渉を模式的に説明する正面図。
0との干渉を模式的に説明する正面図。
【図9】デッキプレート工法による天井に、干渉を回避
するために、従来、設けられた箱型くぼみ63の構造を
説明する斜視図。
するために、従来、設けられた箱型くぼみ63の構造を
説明する斜視図。
10 インサートコネクタ 11 埋設金具 12 被装着面 13 メネジ 14 鍔 15 平板 15a 架橋部材 16 間接装着面 20 隔離室 21 隔離壁 30 吊り具 30a 吊り具本体 31 装着面 32 装着ボルト 33 下ブッシング 34 可動ハウジング 35 吊り環 36 上ブッシング 37 顎 38 ボルト穴 39 係止部材 40 敷設機構 41A 接続台 41B 接続台 42 上側台 43 装着面 44 ボルト穴 45 装着ボルト 46 フランジ面 47 メネジ 51 下側台 52 フランジ面 53 ボルト穴 54 取付ボルト 56 メネジ 61 仮フランジ 62 仮ボルト 63 箱型くぼみ 64 整形プレート 70 天井 71 コンクリート 72 デッキプレート 73 山部 74 谷部 75 開口 76 被装着面
Claims (8)
- 【請求項1】 山部と谷部とが台形波状に曲折された鋼
板よりなるデッキプレートの上面にコンクリートを敷設
して天井70が形成され、その天井70の下面に設けら
れて、機器や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイ
ヤまたは吊上げ装置が係脱自在に止着される吊り治具に
おいて、 前記デッキプレートの台形波の山部に穿設された開口7
5と、 その開口75に整合して下端面が位置し、その軸線を重
力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼からなる埋設
金具11が埋設され、その埋設金具の軸線上にメネジ1
3が設けられ、そのメネジ13の下端開口が少なくとも
前記開口75から露出されたインサートコネクタ10
と、 中心にボルト穴38を有し、装着ボルト32を介して前
記インサートコネクタ10のメネジ13に螺着固定され
る接続台41Aおよび、その接続台41Aの下端にその
軸線の回りに回動自在に軸支された可動ハウジング34
からなる吊り具本体30aと、 前記可動ハウジング34に上端が取付られて前記軸線の
回りに回動自在に配置され、その上端部の回転軌跡の外
周直径が前記台形波の山部の稜線幅より大に形成された
吊り環35と、 を具備し、前記吊り環の回転に伴い、その上端部がデッ
キプレートの波形外面に接触しないように、前記接続台
41Aの軸方向長さを充分長くしたことを特徴とするデ
ッキプレート工法による天井面の吊り治具。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記接続台41Aは、中心にボルト穴38を有する柱状
に形成され、その下端部の直径が下方に縮小する段付に
形成され、 中心にボルト穴38が設けられる共に下端外周に着座用
フランジ部が突設された下ブッシング33を有し、その
下ブッシング33の上端が前記接続台41Aの下端に接
して、それらが装着ボルト32を介して前記インサート
コネクタ10に締結固定されると共に、 前記着座用フランジ部に下端面が着座され、前記下ブッ
シング33の回りに回動自在に軸支された可動ハウジン
グ34を具備する天井面の吊り治具。 - 【請求項3】 請求項1において、 接続台41Bは、上端内面に内フランジ部を有し、下端
外周に外フランジ部を有する上側台と、その上側台の下
端の外フランジ部に上端がボルト54を介して螺着締結
され、中心にボルト孔を有する下側台と、を具備し、 前記上側台が第1の装着ボルト45を介してインサート
コネクタ10に螺着締結され、下側台の下端に下ブッシ
ングが第2の装着ボルト32を介して螺着締結され、そ
の下ブッシングの着座用フランジに前記可動ハウジング
が軸支されたことを特徴とする天井面の吊り治具。 - 【請求項4】 山部と谷部とが台形波状に曲折された鋼
板よりなるデッキプレートの上面にコンクリートを敷設
して天井70が形成され、その天井70の下面に設けら
れて、機器や素材の吊り上げ、引き寄せ等のためにワイ
ヤまたは吊上げ装置が係脱自在に止着される吊り治具に
おいて、 前記デッキプレートの台形波の谷部に穿設された開口7
5と、 その開口75の存在する前記谷部の両側の山部間を架橋
する架橋部材15aと、 前記開口75に整合して下端面が位置し、その軸線を重
力方向に保ち、前記コンクリート内に棒鋼からなる埋設
金具11の少なくとも上部が埋設され、その埋設金具の
軸線上にメネジ13が設けられ、そのメネジ13の下端
開口が少なくとも開口75から露出され、且つ前記架橋
部材に中間部が貫通し、その貫通部が溶接固定されるイ
ンサートコネクタ10と、 中心にボルト穴38を有する上ブッシング36と、下端
に着座用フランジを有する下ブッシング33と、下端面
が前記着座用フランジに接して軸線の回りに回動自在に
軸支される可動ハウジング34と、 前記可動ハウジング34に上端が取付られて前記軸線の
回りに回動自在に配置された吊り環35と、 を具備するデッキプレート工法による天井面の吊り治
具。 - 【請求項5】 請求項4において、 架橋部材15a以下に位置する埋設金具11を取り囲む
ように、その架橋部材15a下面に隔離壁21を設け、
それらとデッキプレート72とによって隔離室20を形
成した天井面の吊り治具。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
て、 デッキプレート72を介して装着させる埋設金具11下
端に膨大部またはプレートが溶接された天井面の吊り治
具。 - 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかにおい
て、 埋設金具11の下端部に鍔14が突設されると共に、そ
の鍔14より下方に僅かに円形突出部が形成され、その
円形突出部がデッキプレート72に穿設された開口75
に挿入され且つ、前記鍔14がその開口縁部に着座され
た天井面の吊り治具。 - 【請求項8】 請求項1〜請求項7のいずれかの天井面
の吊り治具を敷設する方法において、 埋設金具11をデッキプレート72に配置してインサー
トコネクタ10をコンクリートに埋設する際に、 埋設金具11と仮フランジ61との間にデッキプレート
72を挟み、仮ボルト62によって締結・保持したこと
を特徴とする天井面の吊り治具の敷設方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108138A JP2000302371A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | デッキプレート工法による天井面の吊り治具と敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11108138A JP2000302371A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | デッキプレート工法による天井面の吊り治具と敷設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000302371A true JP2000302371A (ja) | 2000-10-31 |
Family
ID=14476910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11108138A Pending JP2000302371A (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | デッキプレート工法による天井面の吊り治具と敷設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000302371A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248493A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Mitani Sekisan Co Ltd | 既製杭に取り付ける杭保持具、既製杭の連結埋設方法 |
| CN106089329A (zh) * | 2016-08-14 | 2016-11-09 | 哈尔滨热电有限责任公司 | 一种防止给水泵汽轮机平衡活塞内汽封体变形的装置 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP11108138A patent/JP2000302371A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008248493A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Mitani Sekisan Co Ltd | 既製杭に取り付ける杭保持具、既製杭の連結埋設方法 |
| CN106089329A (zh) * | 2016-08-14 | 2016-11-09 | 哈尔滨热电有限责任公司 | 一种防止给水泵汽轮机平衡活塞内汽封体变形的装置 |
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