JP2000298504A - インターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定方法 - Google Patents

インターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定方法

Info

Publication number
JP2000298504A
JP2000298504A JP2000069349A JP2000069349A JP2000298504A JP 2000298504 A JP2000298504 A JP 2000298504A JP 2000069349 A JP2000069349 A JP 2000069349A JP 2000069349 A JP2000069349 A JP 2000069349A JP 2000298504 A JP2000298504 A JP 2000298504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
microcontroller
user
interface module
induction motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000069349A
Other languages
English (en)
Inventor
Charles Theodore Younger
セオドール ヤンガー チャールズ
Thomas Michael Ruchti
マイケル ルチッチ トーマス
Erik William Linske
ウイリアム リンスケ エリック
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Publication of JP2000298504A publication Critical patent/JP2000298504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C19/00Electric signal transmission systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】モータ制御装置のコスト削減処理を含む改良イ
ンターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定
方法を提供することである。 【解決手段】モータ制御装置によって駆動されるモータ
の作動パラメータをユーザが遠隔的に設定するためのイ
ンターフェースモジュール26が設けられる。このモジュ
ールは、相互接続される複数の入力装置を有し、各入力
装置は、マイクロコントローラ280に制御信号を供給
し、マイクロコントローラは、前記制御信号に応答して
命令信号を発生する。通信リンクがネットワーク上でマ
イクロコントローラ280からモータ制御装置14に前記命
令信号を送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置、
特に、遠隔位置から交流誘導モータの作動パラメータを
ユーザが設定できるインターフェースモジュールに関す
る。
【0002】
【従来の技術】交流誘導モータの始動、停止、および速
度を制御するために、2つの基本的な処理法がある。第
1の方法は、調整可能な周波数コントローラを交流誘導
モータに相互接続させることである。調整可能な周波数
コントローラは、直流電力を階段状波形を有する交流電
力に変換するための半導体スイッチを用いるインバータ
を含んでいる。波形発生器は、マイクロプロセッサの制
御のもとにこのインバータのためのスイッチング信号を
発生する。調整可能な周波数コントローラは、交流誘導
モータによって使われるモータの速度と出力を効率よく
制御できる一方で、この種のコントローラを使用するこ
とによってコストが非常にかかる。さらに、交流誘導モ
ータの多くの利用は、精密な周波数および電圧の制御を
要求するものではないので、その代わりに、調整可能な
周波数コントローラが開発されてきた。
【0003】調整可能な周波数コントローラに対する別
の方法は、ソフトスタータである。ソフトスタータは、
位相制御の原理を用いて作動し、これにより、交流誘導
モータに対する三相主電源を各供給ラインにおける逆並
列サイリスタスイッチ(anti-parallel thyristor switc
hes )によって制御される。
【0004】位相制御において、各供給ラインにおける
サイリスタスイッチは、電流がモータに導かれる、いわ
ゆる導通期間中の半サイクルの小部分を制御するために
始動する。各半サイクルの非導通期間(ホールドオフ角
度[hold off angle]またはノッチ幅として知られてい
る)は、各モータ端子での電圧波形におけるノッチとし
て見られる。この期間中、モータ端子には電流が流れな
い。非導通期間を終わらせるために、供給ラインにおけ
るサイリスタスイッチを起動させて、モータ端子に電流
が流れるように再び導通させる。サイリスタスイッチを
介して導通状態は、電流が、次の半サイクルにおけるあ
る点で再びゼロになるまで続き、そこでサイリスタスイ
ッチが再び開く。
【0005】位相制御の原理にしたがって、非導通持続
期間を変えることによって、交流誘導モータに供給され
る電圧および電流を制御することができる。公知のよう
に、単一のマイクロプロセッサが、サイリスタスイッチ
を起動するのに用いられ、交流誘導モータに供給される
電圧と電流を制御する。
【0006】交流誘導モータの始動、停止、および速度
を正確に制御するために、調整可能な周波数コントロー
ラに用いられるマイクロプロセッサとソフトスタータ
は、広範囲の制御アルゴリズムを実行しなければならな
い。高性能のマイクロプロセッサによって、受け入れ可
能な計算速度で要求される多数の計算を実行することが
必要である。この種の高性能マイクロプロセッサは、高
価であり、そのためモータ制御装置における全体のコス
トを増加させる。それゆえ、低コストでモータの所望の
制御を与えるモータ制御装置を提供することが大いに望
ましい。
【0007】さらに、モータ制御の応用に単一のマイク
ロプロセッサを用いることは、このようなモータ制御に
おける柔軟性を欠くことになる。それゆえ、モータ制御
装置は、単一の統合ユニットとして組立てられてきた。
【0008】このようなユニットは、ユーザに対して制
限された入力および出力の選択を強いることになる。そ
の結果、従来のモータ制御は、ある作動パラメータを監
視するためにユーザの能力を制限し、あるいは表示され
たまたは制御されたある作動パラメータを有するように
指令するためのハードウエアを必要とする。それゆえ、
ユーザに対する大いなる融通性を可能にするモータ制御
を与えることが望ましい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような事情に鑑み
て、本発明の第1の目的は、モータ制御装置のコストを
減少するために割り与えられた処理を含みかつ性能を改
善したモータ制御装置のためのインターフェースモジュ
ール及びモータのパラメータ設定方法を提供することで
ある。
【0010】さらなる本発明の目的は、ユーザに対する
融通性を高めたモータ制御装置を提供することである。
また、本発明は、使用法が単純でかつ安価に製造するこ
とができるモータ制御装置のための入力/出力装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各請求項に記載の構成を有する。本発明
によれば、インターフェースモジュールは、モータ制御
装置を用いてユーザがモータを始動、停止、および運転
するための作動パラメータを設定できるように設けられ
ている。このモータ制御装置は、通信ネットワークに接
続されて作動する。インターフェースモジュールは、モ
ータの作動パラメータを設定するために命令信号をモー
タ制御装置に供給してするマイクロコントローラを含
む。複数の入力装置がマイクロコントローラ(280)に
連結して作動する。この複数の入力装置は、マイクロコ
ントローラにそれぞれ制御信号を供給し、次に、マイク
ロコントローラは、制御信号に応答して命令信号を発生
する。通信リンクが、命令信号を通信ネットワーク上で
マイクロコントローラからモータ制御装置に送信する。
【0012】ビジュアルディスプレイ構造をマイクロコ
ントローラに接続して作動し、ユーザに対するビジュア
ルディスプレイを与える。また、通信リンクは、通信ネ
ットワーク上でモータ制御装置からデータパケットを受
信し、このデータパケットをマイクロコントローラに供
給する。その結果、マイクロコントローラによって所定
のデータパケットを受信することに応じてビジュアルデ
ィスプレイ構造が起動する。
【0013】複数の入力装置は、マイクロコントローラ
に連結して作動するトリップ選択装置を含み、モータ制
御装置が所定状態に応答してモータをトリップする第1
の使用可能位置と、モータ制御装置が所定状態に応答し
てモータの作動を維持する第2の使用不能位置に移動可
能である。また、リセット選択装置が、マイクロコント
ローラに連結して作動することもできる。このリセット
選択装置は、モータがトリップされたときモータを手動
で再始動しなければならない第1の手動リセット位置
と、モータがトリップされたとき所定時間後にモータ制
御装置が自動的にモータを再始動させる第2の自動リセ
ット位置に移動可能である。
【0014】複数の入力装置は、マイクロコントローラ
に連結して作動する第1スタート選択装置を含むことも
できる。第1スタート選択装置は、モータ制御装置がモ
ータの始動中、このモータに一定のエネルギーを与える
第1のスタート位置と、モータの始動中、このモータに
供給されたエネルギーが時間を越えて増加する第2のス
タート位置に移動可能である。また、第1,第2のトリ
ップクラス選択装置を設けることもできる。各トリップ
クラス選択装置は、モータ制御装置がモータをトリップ
する前にモータの過負荷状態が存在しうる所定の時間に
対応して前記トリップクラス選択装置の各組み合わせを
位置決めるように、前記第1位置と第2位置に移動可能
である。
【0015】本発明のインターフェースモジュールは、
ユーザが選択した抵抗値を有する第1キックスタートポ
テンショメータを含むことができる。このポテンショメ
ータ間のユーザが選択した抵抗値によって、モータ制御
装置がモータのスタートアップ時にモータの慣性に打ち
勝つために、モータに対して増加した電圧を供給する時
間を決定する。また、第2キックスタートポテンショメ
ータが、前記時間の間、モータ制御装置によってモータ
に供給される電圧の大きさを変えるために設けるように
してもよい。
【0016】第1ランプポテンショメータは、このポテ
ンショメータ間にユーザが選択した抵抗値を有する。こ
のユーザが選択した抵抗値によって、モータ制御装置が
モータをその作動速度にランプする時間を決定する。ま
た、第2ランプポテンショメータは、このランプポテン
ショメータ間にユーザが選択した抵抗値を有する。この
ユーザが選択した抵抗値によって、モータに配給される
初期エネルギーレベルを決定し、これにより、モータ制
御装置がモータをその作動速度にランプし始める。ま
た、減速ポテンショメータを設けることもできる。この
減速ポテンショメータは、モータの作動速度から完全な
停止までのモータの減速時間を変えるユーザが選択した
抵抗値を有している。
【0017】本発明の他の構成によれば、モータ制御装
置によって駆動されるモータの作動パラメータをユーザ
が設定することができるインターフェースモジュールが
設けられている。このモータ制御装置は、ネットワーク
に連結して作動する。
【0018】インターフェースモジュールは、モータ制
御装置に対して命令信号を発生するためのマイクロコン
トローラを含む。通信リンクは、マイクロコントローラ
をネットワークに相互接続して、モータ制御装置からの
データパケットをネットワーク上で受け入れ、このデー
タパケットをマイクロコントローラに供給する。さら
に、通信リンクは、マイクロコントローラからの命令信
号をネットワーク上でモータ制御装置に送信する。
【0019】ビジュアルディスプレイ構造は、マイクロ
コントローラに接続して作動し、マイクロコントローラ
によって前記通信リンクから受信した所定のデータパケ
ットに応答して、ユーザに視覚的な表示を与える。ユー
ザインターフェース構造は、マイクロコントローラに、
対応するパラメータ信号を供給して、前記マイクロコン
トローラがパラメータ信号に応じて命令信号を発生す
る。
【0020】このユーザインターフェース構造は、ユー
ザが選択した複数の位置を有する選択装置を含む。ユー
ザ選択装置の各位置は、モータの作動パラメータの1つ
を設定する。ユーザインターフェースモジュールは、ユ
ーザが決定した電圧を有するポテンショメータを含むこ
ともできる。このポテンショメータ間の電圧は、モータ
の作動パラメータにおける1つの設定に対応する所定の
パラメータ信号である。
【0021】マイクロコントローラは、ネットワークに
接続して作動するユニバーサル非同期送受信器を含んで
いると考えられる。さらに、ビジュアルディスプレイ構
造は、複数のLEDを含んでいると考えられる。各LE
Dは、モータでの所定エア状態に対応する。
【0022】マイクロコントローラは、受信したパラメ
ータ信号を対応するデジタルパラメータ信号に変換する
AD変換器を含むようにしてもよい。このマイクロコン
トローラは、またマイクロコントローラの記憶された実
行可能な複数の命令信号を含む。この実行可能な命令信
号は、通信リンクを用いてネットワークを監視し、所定
のデータパケットに応じてビジュアルディスプレイを起
動するステップを含んでいる。マイクロコントローラ
は、ユーザインターフェース構造に対するパラメータ信
号を読み出し、このユーザインターフェース構造から読
み込んだパラメータ信号に対応する命令信号を発生す
る。
【0023】本発明のさらなる構成によれば、モータ制
御装置によって駆動されるモータのパラメータを設定す
るための方法が提供される。モータ制御装置は、通信ネ
ットワークに相互接続されている。この方法は、インタ
ーフェースモジュールを通信ネットワークに相互接続す
るステップを含む。インターフェースモジュールは、モ
ータに対する所望のパラメータをユーザが設定できる入
力装置を備えている。命令信号は、ユーザが選択した設
定に応じて発生し、そして、通信ネットワーク上でモー
タ制御装置に送信される。
【0024】この方法は、また、インターフェースモジ
ュールを用いて通信ネットワークの初期化信号を送り、
さらにモータ制御装置からの応答を受信することによっ
て、通信ネットワークに相互接続されるモータ制御装置
の形式を決定する付加的なステップを含んでいる。入力
装置を設定するステップは、前記パラメータに対する所
望の設定に対応する所望の位置に選択装置を切換えるス
テップ、または、モータのパラメータにおける所望の設
定に対応する所定の抵抗にポテンショメータを設定する
ステップを含むようにしてもよい。
【0025】この方法は、モータ制御装置から誤差信号
に対する通信ネットワークを監視すし、これに応答して
ビジュアル表示を生じさせる付加的なステップを含むよ
うにすることもできる。
【0026】
【発明の実施の形態】図面は、本発明の好適な構造を示
し、上記利点および特徴と共に、図示の実施形態におけ
る以下の説明から容易に理解される他の利点および特徴
を明確に開示する。
【0027】図1を参照すると、本発明に従ったモータ
制御システム全体が参照番号10で示されている。モー
タ制御システム10は、図2および図3に示されている
ソフトスタータ14などの主モータ制御装置を含み、後
述するように、このソフトスタータは、交流誘導モータ
16を交流電源18に接続する。図1ないし図3に最も
わかりやすく示されているように、ソフトスタータ(モ
ータ制御装置)14はバス20を介してネットワークに
相互接続されている。
【0028】モータ制御システム10は、ネットワーク
インターフェース24を介してネットワークに相互接続
されたユーザ入力および表示装置22などの複数の周辺
モータ制御装置を含むことができる。同様に、プログラ
ム可能入出力モジュール(インターフェースモジュー
ル)26をネットワークインターフェース24でネット
ワークに相互接続することができる。また、ボタンモジ
ュール28をネットワークインターフェース24でネッ
トワークに相互接続することができる。モータ制御シス
テム10は、ソフトスタータ14と、ユーザ入力および
表示装置22、プログラム可能入出力モジュール26お
よびボタンモジュール28またはそのいずれかのユーザ
が決定する要件に応じた組み合わせとを含むと考えられ
る。
【0029】ネットワーク上のソフトスタータ14、ユ
ーザ入力および表示装置22、プログラム可能入出力モ
ジュール26およびボタンモジュール28またはそのい
ずれかの間の通信は、様々なモータ制御装置間の通信の
すべてが到着するように管理されなければならない。し
たがって、ネットワーク上の信号の伝送を制御して情報
パケットの衝突の可能性を防止できるようにプロトコル
を選択しなければならない。
【0030】プロトコルを逐次プロトコルにすることに
よって、従来の万能非同期受信機/送信機を使用して各
モータ制御装置をネットワークに取り付けると共に、個
々の情報パケットまたは信号を逐次送信できるようにす
ることが考えられる。
【0031】従来通りに、交流誘導モータ16は3つの
巻線を有する。交流誘導モータ16の各巻線は、それぞ
れモータ端子36、38、40で交流電源18から延び
た対応の供給線30、32、34に接続されて作動す
る。逆並列シリコン制御整流器(SCR)すなわちサイ
リスタスイッチ42、44、46も設けられている。各
サイリスタスイッチ42、44、46は、それぞれ対応
の供給線30、32、34の電圧および電流を制御する
ために使用される一対の逆方向接続SCRからなり、こ
れによって交流誘導モータ16のモータ端子36、3
8、40における供給電流および電圧が変更される。あ
るいは、サイリスタスイッチ42、44、46を交流誘
導モータ16のデルタループ(delta loop)内の対応巻線
に直列に配置することも考えられる。
【0032】交流誘導モータ16のモータ端子36、3
8、40における端子電圧、供給電圧VA、VB、VC
よび線電流IA、IB、ICは同一であるが、互いに位相
が120゜ずれている。たとえば、図3および図13a
〜図13bを参照しながら、モータ端子36における端
子電圧VT を交流電源18から送られる線電流IAおよ
び供給電圧VAと比較する。周知のように、供給電圧VA
の波形は正弦波である。位相制御装置によって制御され
た時、供給電圧VAの各半サイクルに導入される継続時
間γを有する小さい非導通時間すなわちノッチの間を除
いて、端子電圧V Tは供給電圧VAとほぼ同一である。線
電流IAがゼロまで低下する毎に、ノッチγが供給電圧
Aに導入される。線電圧IAはノッチγの終了までゼロ
に留まり、その終了時に線電流IAは脈動波形を継続す
る。
【0033】供給線電流IAはノッチγの継続時間によ
って制御される。ノッチγの間、モータ端子36を交流
電源18に相互接続するサイリスタスイッチ42は開路
として作動するため、モータ端子36には正弦波供給電
圧VAが見られず、代わりに内部モータ発生逆起電力電
圧(internal motor generated back EMF voltage)が見
られるであろう。逆起電力電圧は一般的に、供給電圧V
Aからサイリスタスイッチ42における電圧降下VAD
減じた値である。
【0034】周知のように、交流誘導モータ16を作動
速度にするための各種方法が多くある。第1方法では、
ある期間にわたって線電流IA、IBおよびICを漸増さ
せる。交流誘導モータ16に印加される線電流IA、IB
およびICを増加させるために、サイリスタスイッチ4
2、44、46の導通期間を増加させる。サイリスタス
イッチ42、44、46の導通期間を各半サイクル内で
漸増させると、モータ端子36、38、40での電圧波
形のノッチγの継続時間が短くなる。さらに、サイリス
タスイッチ42、44、46の導通期間を漸増させて、
モータ16が作動速度に近づくと、モータ端子36、3
8、40における逆起電力電圧が増加する。モータ端子
36、38、40における逆起電力電圧が所定値を超え
ると、交流誘導モータ16は全作動速度で作動している
と見なされると考えられる。
【0035】モータ電流が交流誘導モータ16のFLA
まで低下した場合、それぞれ対応のサイリスタスイッチ
42、44、46に並列に接続されているバイパス接触
器50、52、54が順次閉じる。バイパス接触器5
0、52、54が閉じると、交流誘導モータ16のモー
タ端子38が供給線30を介して交流電源18に直結さ
れ、交流誘導モータ16のモータ端子38が供給線32
を介して交流電源18に直結され、交流誘導モータ16
のモータ端子40が供給線34を介して交流電源18に
直結される。
【0036】あるいは、交流誘導モータ16に定電流を
供給することによってそれを作動速度にすることもでき
る。周知のように、線電流IA、IBおよびICは交流誘
導モータ16の力率に対応する角度θだけ供給電圧
A、VBおよびVCより遅れる。ノッチγの継続時間が
維持されるようにサイリスタスイッチ42、44、46
の導通期間を維持することによって、交流誘導モータ1
6への線電流IA、IBおよびICが維持される。
【0037】交流誘導モータ16への線電流IA、IB
よびICを所定時間にわたって所定レベルに維持するこ
とによって、交流誘導モータ16が加速するのに伴って
交流誘導モータ16の力率の角度θが減少し、モータ端
子36、38、40における逆起電力電圧がそれぞれ対
応の供給電圧VA、VBおよびVCに近づく。モータ端子
36、38、40における逆起電力電圧が所定値を超え
ると、それぞれの対応バイパス接触器50、52、54
が順次閉じて、交流誘導モータ16のモータ端子36が
供給線30を介して交流電源18に直結され、交流誘導
モータ16のモータ端子38が供給線32を介して交流
電源18に直結され、交流誘導モータ16のモータ端子
40が供給線34を介して交流電源18に直結されると
考えられる。
【0038】様々な種類の高粘度流体を汲み上げるため
の様々な形式のポンプに動力を供給するために交流誘導
モータ16を使用する一部の用例では、モータ速度が増
加する時に交流誘導モータ16によって与えられるトル
クの変動を制限するため、交流誘導モータ16の特別な
ランピング(ramping)が望まれることが多い。いわゆる
「ポンプ始動」中の交流誘導モータ16の加速中にほぼ
一定トルクを維持するために、交流誘導モータ16の力
率の角度θを維持することが望ましい。
【0039】交流誘導モータ16の力率の角度θを一定
に維持するために、交流誘導モータ16に対するユーザ
選択の初期トルク出力T2からノッチγの初期継続時間
を計算する。ノッチγの中心点と各供給電圧VA、VB
よびVCの初期ゼロ交差電圧との間の角度θを計算する
ことができる。ノッチγの中心点がわかり、対応の線電
流IA、IBおよびICがゼロまで低下する毎に、言い換
えると、新しいノッチ幅をγとした時にγ/2でノッチ
が発生することがわかるので、予め決定された中心点θ
の後にγ/2の周期でサイリスタスイッチ42、44、
46を点弧することができる。その結果、ノッチγの幅
は変化するが、交流誘導モータ16の力率の角度θは一
定のままである。
【0040】あるいは、α制御によって「ポンプ始動」
を達成することができる。α制御では、サイリスタスイ
ッチ42、44、46はそれぞれ対応モータ端子36、
38、40でゼロボルト供給が発生した後にα度の遅れ
を伴って点弧する。α制御はほとんどの用例では充分で
あるが、一部のモータが不安定になる。
【0041】本発明によれば、交流誘導モータ16の加
速中の安定性を増加させるために、1サイクルから次の
サイクルまでに発生する位相遅れ角度φの変化に比例し
て点弧角αを変化させることができる。(完全な1サイ
クルは360度)。そのため、次の点弧角αの比例変化
は次式に従う。
【0042】 αi=αi-1+P(φi−φi-1) 方程式( 1) ただし、φiは位相遅れであり、φI-1は前回の位相遅れ
であり、Pは比例ゲインで、一般的に0.8〜1.2で
あり、αiは新しい点弧角であり、αi-1は前回の点弧角
である。
【0043】次に積分ゲインを使用して、経時的にゆっ
くり変化させることによって点弧角αの平均値を制御す
る。これは方程式(1)にさらなる積分項を追加するこ
とによって行われ、次式になる。
【0044】 αi=αi-1+P(φi−φi-1)+I(αref−αi-1) 方程式 (2) ただし、Iは積分ゲインであり、αrefは所望点弧角で
ある。
【0045】その結果、連続点弧の点弧角αの発生が供
給半サイクル内で遅すぎる(すなわち、αref−αi-1
0)場合、方程式(2)の積分項が負である。これが連
続点弧角αを所望位置に徐々に近づけていく。点弧角α
の発生が半サイクル内で早すぎる場合、正の積分項が多
数の点弧でαを徐々に増加させてαを所望位置に導く。
【0046】ポンプ始動中のノッチγに対する効果を示
すために、方程式(2)を連続ノッチ角度γについての
書き換えができる。これは、方程式(2)の両辺からφ
iを減算することによって行われる。
【0047】 αi−φi=αi-1−φi+P(φi−φi- 1)+I(αref−αi-1) =αi-1−φi-1+φi-1−φi+P(φi−φi-1)+I(αref−αi-1) 方程式(3) これは以下のように表してもよい。
【0048】 γi=γi-1+(P−1)△φi+I(αref−αi-1) 方程式( 4) ただし、△φiは連続電流ゼロの位相遅れ角度の変化
(φi−φi-1)である。
【0049】方程式(4)は、大きいトルク変動を避け
るために交流誘導モータ16の円滑な加速を生じるため
に必要なノッチγの調節を示している。△φiは連続電
流ゼロの位相遅れ角度の変化(φi−φi-1)である。ト
ルクを漸増するために、交流誘導モータ16の加速期間
全体でαrefを漸減させる。
【0050】この場合も、モータ端子36、38、40
における逆起電力電圧が所定値を超えると、それぞれの
対応バイパス接触器50、52、54が順次閉じて、交
流誘導モータ16のモータ端子36が供給線30を介し
て交流電源18に直結され、交流誘導モータ16のモー
タ端子38が供給線32を介して交流電源18に直結さ
れ、交流誘導モータ16のモータ端子40が供給線34
を介して交流電源18に直結されると考えられる。
【0051】交流誘導モータ16が全作動速度で作動し
ており、バイパス接触器50、52、54が閉じている
場合、バイパス接触器50、52、54を監視して、そ
れらのバイパス接触器の1つまたは複数がドロップアウ
トした(drop out)時、対応のサイリスタスイッチ42、
44または46が点弧して、対応の供給線30、32ま
たは34を介して交流誘導モータ16と交流電源18と
の相互接続を維持できるようにすることが考えられる。
【0052】ソフトスタータ14を上記のように機能さ
せるために、マイクロプロセッサ48は図4のコンピュ
ータ実行命令60に組み込まれた多くの所定機能を実行
する。これらの機能はソフトウェアで実行するように記
載されているが、それらの機能を個別固体ハードウェア
や、固体ハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせ
で実行することもできると考えられることを理解された
い。
【0053】図3を参照すると、マイクロプロセッサ4
8は送受信機63でネットワークに相互接続されてい
る。送受信機63は、マイクロプロセッサ48からの第
1および第2入力TXENおよびTXを含み、マイクロプロ
セッサ48への1つの出力RXを有する。送受信機63
によってマイクロプロセッサ48は、ネットワーク上で
モータ制御システム10の他のモータ制御装置との間で
信号の受け渡しを行うことができる。送受信機63は、
標準形RS485送受信機などの万能非同期受信機/送
信機であると考えられる。
【0054】マイクロプロセッサ48は、上記の選択パ
ラメータに対応した複数の入力信号を有する。これらの
入力には供給電圧VA、VB、VCおよび対応の線電流
A、I B、ICが含まれる。サイリスタスイッチ42、
44、46におけるそれぞれの電圧降下VAD、VBDおよ
びVCDもマイクロプロセッサ48に入力される。また、
供給線30、32、34のそれぞれのバス温度TA、TB
およびTCもマイクロプロセッサ48に入力される。マ
イクロプロセッサ48に入力された電圧を電圧分割器6
4へ送って、与えられた入力信号の大きさをマイクロプ
ロセッサ48にダメージを与えない許容入力範囲内の値
に減少させる。線電流信号および温度読み取り値をフィ
ルタ65に通すことによって、マイクロプロセッサ48
が正確に読み取るよう確実にすると共に、それらのノイ
ズを除去する。
【0055】マイクロプロセッサ48はまた、複数のプ
ログラム可能入力部68a〜68eと複数の出力部70
a、70bとを含むことができる。たとえば、入力部6
8aは、交流誘導モータを始動させる作動を行う選択装
置(図示せず)に相互接続されている。入力部68bお
よび68cは、後述するように交流誘導モータ16を始
動および停止させる作動を行う対応選択装置(図示せ
ず)に相互接続されている。出力部70aおよび70b
は、交流誘電モータ16の故障か、交流誘導モータ16
が全作動速度に達していることを信号で知らせる信号発
生器(図示せず)に相互接続することができる。
【0056】図4を参照すると、マイクロプロセッサ4
8の起動時に、マイクロプロセッサ48はブロック74
でブートされ、ブロック76で初期化されることによっ
て、コンピュータ実行可能命令60を実行する。図5A
を参照すると、初期化中にマイクロプロセッサ48は、
ブロック77で交流誘導モータ16に対応したソフトウ
ェアパラメータと、後述するようにネットワーク上の他
のモータ制御装置から受け取ったパラメータとをロード
する。ブロック78で、それぞれ供給線30、32、3
4上の供給電圧VA、VBおよびVCを監視して、位相順
序が逆になるように供給線30、32、34が交流誘導
モータ16に不正確に接続されているかどうかを決定す
る。位相順序が逆でない場合、初期化が完了する。同様
に、ブロック80で位相順序が逆であるが、位相順序の
監視が不作動化されている場合、ブロック82で、マイ
クロプロセッサ48の初期化が完了する。しかし、位相
の監視が作動化されている場合、マイクロプロセッサ4
8は交流誘導モータ16の始動を終了し、ブロック84
で前述したように出力70aで表示器を作動させる。
【0057】図4を参照すると、ブロック76で初期化
が完了した後、マイクロプロセッサ48はブロック86
でゼロ電圧交差プロセスを実行する。図5Bを参照する
と、マイクロプロセッサ48はブロック88で供給電圧
Cの初期ゼロ電圧交差を決定する。その後、ブロック
90でVCの周期を測定する。測定周期に基づいて、ブ
ロック92で供給電圧VCの周期を予測する。実際の周
期を監視することによって、ブロック94で供給電圧V
Cの実際周期と予測周期との誤差を決定する。ブロック
94で供給電圧VCの実際のゼロ交差点を供給電圧VC
予測ゼロ交差点と比較して、供給電圧VCのゼロ電圧交
差の実際値と予測値との誤差を決定する。その後、ブロ
ック96で供給電圧VCの周期の値を先に決定された誤
差に従って調整する。供給電圧VCの周期の調整値を与
えられると、供給電圧VCの次のゼロ電圧交差が予測さ
れ、このプロセスが繰り返される。供給電圧VCの予測
周期を使用して供給電圧VAおよびVBの周期を計算し、
次にこれらを使用してサイリスタスイッチ42、44、
46を点弧する適当な点弧角を決定することができる。
AおよびVBの周期は、VCの周期に対してそれぞれ1
20度を加算または120度を減算することによって計
算できる。
【0058】図3に最もわかりやすく示されているよう
に、マイクロプロセッサ48はその入力に応答してブロ
ック98で過負荷状態が交流誘導モータ16に存在する
かどうかを決定する。図6を参照すると、マイクロプロ
セッサ48はブロック100でジャム状態が交流誘導モ
ータ16に存在するかどうかを決定する。全作動状態に
おいて線電流IA、IBおよびICの合計が所定期間にわ
たって所定レベルを超える場合、交流誘導モータ16に
ジャム状態が存在する。ジャム状態が検出された場合、
後述するようにマイクロプロセッサ48が交流誘導モー
タ16を停止させる。
【0059】また、マイクロプロセッサ48はブロック
102で交流誘導モータ16が失速しているかどうかを
決定する。交流誘導モータ16の加速中に線電流IA
BおよびICの合計が所定期間にわたって所定レベルを
超える場合、失速状態が発生している。交流誘導モータ
16の加速中に失速状態が存在する場合、後述するよう
にマイクロプロセッサ48は交流誘導モータ16を停止
させる。
【0060】マイクロプロセッサ48がブロック104
でそれぞれ供給線30、32、34のバス温度TA、TB
およびTCを監視して、バス温度TA、TBおよびTCが所
定期間にわたって所定温度を超える場合、後述するよう
にマイクロプロセッサ48は交流誘導モータ16を停止
させる。
【0061】マイクロプロセッサ48はさらにブロック
106で交流誘導モータ16の熱的過負荷状態を監視す
る。供給電圧のRMS値または単一の供給線30、32
または34の線電流が所定期間にわたって所定レベルを
超える場合、熱的過負荷が発生している。マイクロプロ
セッサ48が交流誘導モータ16の熱的過負荷状態を表
示した場合、後述するようにマイクロプロセッサ48は
交流誘導モータ16を停止させる。
【0062】過負荷サブルーチンにおいて、マイクロプ
ロセッサ48はまたブロック108で、供給線30、3
2または34に位相不均衡が発生しているかどうかを監
視する。位相不均衡が発生しているかどうかを決定する
ために、供給電圧VA、VBおよびVCのRMS値を所定
値と比較して、供給電圧VA、VBまたはVCが通常RM
S線電圧からの所定パーセント降下した場合、マイクロ
プロセッサ48は位相不均衡が存在すると決定する。マ
イクロプロセッサ48が位相不均衡を検出した場合、後
述するように交流誘導モータ16を停止させる。
【0063】マイクロプロセッサ48は、またブロック
110で、供給電圧VA、VBまたはVCのRMS電圧が
所定のRMS線電圧以下に、たとえば通常RMS線電圧
の50パーセント以下に降下するかどうかを決定する。
供給電圧VA、VBまたはVCのRMS電圧が所定時間に
わたって所定のRMS線電圧以下に降下する場合、位相
ロス(phase loss)が発生している。位相ロスをマイクロ
プロセッサ48が検出した場合、後述するようにマイク
ロプロセッサ48が交流誘導モータ16を停止させる。
【0064】図6に最もわかりやすく示されているよう
に、ソフトスタータ14の作動中、マイクロプロセッサ
48はモータ16の過負荷状態を監視し続ける。上記の
ように過負荷状態が交流誘導モータ16に存在する場
合、マイクロプロセッサ48は出力部70aを作動させ
てユーザに信号を送り、また、後述するようにネットワ
ーク上で他のモータ制御装置に信号を送ることもでき
る。
【0065】図4に最もわかりやすく示されているよう
に、マイクロプロセッサ48はブロック112でアナロ
グ測定値すなわちマイクロプロセッサ48への入力を繰
り返し更新する。これらの入力を使用して、マイクロプ
ロセッサ48はコンピュータ実行命令60の主サブルー
チン114で交流誘導モータ16の始動、停止および制
御を行う。
【0066】図7〜図22を参照すると、交流誘導モー
タ16を始動するために、それに電圧の初期印加を行っ
て交流誘導モータ16の慣性に打ち勝つ。ブロック11
6で交流誘導モータ16を「キック始動」するために、
ユーザは交流誘導モータ16への電圧印加時間t1と交
流誘導モータ16によって発生すべきトルクT1とを選
択する。キック始動のためのユーザ選択時間t1および
ユーザ選択トルクT1に応じて、マイクロプロセッサ4
8は対応のノッチ幅γを計算して、交流誘導モータ16
が所定時間t1のほぼ全体にわたってユーザ選択トルク
T1を与えることができるようにする。
【0067】ユーザが交流誘導モータ16をキック始動
で始動させたくない場合、ユーザはキック始動のための
ユーザ選択時間t1をゼロに設定する。ブロック116
でキック始動が完了した時、マイクロプロセッサ48は
ブロック118でユーザ選択始動トルクT2に対応する
ようにノッチ幅γを調節する。その後、マイクロプロセ
ッサ48はユーザ選択方法に従って交流誘導モータ16
を始動させて交流誘導モータ16を全作動速度にする。
ユーザはブロック120で通常ランプ始動(normal ramp
start)、ブロック122でポンプ始動、またはブロッ
ク124で定電流始動による交流誘導モータ16の始動
を選択することができる。
【0068】ブロック120での通常ランプ始動では、
ユーザ選択時間t2にわたって線電流IA、IBおよびI
Cを漸増することによって交流誘導モータ16を全作動
速度にする。ユーザ選択初期トルク設定値T2に基づい
て、マイクロプロセッサ48は交流誘導モータ16がそ
のようなトルクを発生するために必要な初期線電流
A、IBおよびICを計算する。初期線電流IA、IB
よびICは、ノッチγの初期幅に対応している。マイク
ロプロセッサ48は、ノッチγを発生するのに適した時
にそれぞれサイリスタスイッチ42、44、46を点弧
するための点弧信号S A、SBおよびSCを発生する。モ
ータ端子36、38、40でそれぞれ見られる端子電圧
のノッチγの継続時間を減少させることによってそれぞ
れサイリスタスイッチ42、44、46の導通期間を漸
増することによって、線電流IA、IBおよびICを傾斜
状に増加させる。
【0069】交流誘導モータ16に対して流出入する線
電流の経路を提供するために、ブロック130でサイリ
スタスイッチ42、44、46を対にして点弧する。そ
の後、ブロック132で逆起電力電圧を監視して、交流
誘導モータ16が全作動速度で回転しているかどうかを
決定する。ブロック134で交流誘導モータ16が全作
動速度ではなく、ブロック136でユーザ選択ランプ時
間t2が経過していない場合、マイクロプロセッサ48
はノッチγの継続時間をさらに減少させるようにサイリ
スタスイッチ42、44、46の次の点弧角αを計算
し、前述したようにそれに従ってサイリスタスイッチ4
2、44、46を点弧する。ランプ時間t2が経過して
おり、交流誘導モータ16が作動速度になっていない場
合、後述するようにブロック137で交流誘導モータ1
6を停止させる。
【0070】交流誘導モータがユーザ選択ランプ時間t
2内に全作動速度に達した場合、マイクロプロセッサ4
8はブロック138でノッチγの継続時間を急速に減少
させ、ブロック140で線電流IA、IBおよびICを監
視する。線電流IA、IBおよびICが交流誘導モータ1
6の全負荷アンペアより低い場合、マイクロプロセッサ
48はブロック142でそれぞれバイパス接触器50、
52、54を閉じるための出力信号BA、BBおよびBC
を発生する。バイパス接触器50、52、54が閉じた
状態にある時、ブロック144でバイパスサブルーチン
が実行される。
【0071】あるいは、交流誘導モータ16をブロック
122で「ポンプ始動」で始動させることができる。図
9を参照すると、ブロック122のポンプ始動中に、ユ
ーザ選択時間t2にわたって全作動速度まで徐々に加速
するにつれ、交流誘導モータ16は比較的一定か、漸増
トルクを発生する。ユーザ選択初期トルク設定値T2に
基づいて、マイクロプロセッサ48は交流誘導モータ1
6がそのようなトルクを発生するために必要な初期線電
流IA、IBおよびICを計算する。初期線電流IA、IB
およびICはノッチγの初期幅に対応している。マイク
ロプロセッサ48はノッチγを発生するのに適した時に
それぞれサイリスタスイッチ42、44、46を点弧す
るための点弧信号SA、SBおよびSCを発生する。前述
したように、マイクロプロセッサ48によってブロック
146で、交流誘導モータ16が発生するトルクを維持
できるようにサイリスタスイッチ42、44、46の点
弧角αを計算する。
【0072】前述したように、交流誘導モータ16に対
して流出入する線電流の経路を形成するために、ブロッ
ク148でサイリスタスイッチ42、44、46を対に
して点弧しなければならない。その後、前述したように
ブロック150で逆起電力電圧を監視して、交流誘導モ
ータ16が全作動速度で回転しているかどうかを決定す
る。ブロック152で交流誘導モータ16が全作動速度
ではなく、ブロック153でユーザ選択ランプ時間t2
が経過していない場合、マイクロプロセッサ48は前述
したようにブロック146で、交流誘導モータ16が発
生するトルクを維持できるようにサイリスタスイッチ4
2、44、46の次の点弧角αを計算し、そのプロセス
を繰り返す。ランプ時間t2が経過しており、交流誘導
モータ16が作動速度になっていない場合、後述するよ
うにブロック137で交流誘導モータ16を停止させ
る。
【0073】交流誘導モータ16がユーザ選択ランプ時
間t2内に全作動速度に達した場合、マイクロプロセッ
サ48はブロック154でノッチγの継続時間を急速に
減少させ、ブロック156で線電流IA、IBおよびIC
を監視する。線電流IA、IBおよびICが交流誘導モー
タ16の全負荷アンペアより低い場合、マイクロプロセ
ッサ48はブロック158でそれぞれバイパス接触器5
0、52、54を閉じるための出力信号BA、BBおよび
Cを発生する。バイパス接触器50、52、54が閉
じた状態にある時、ブロック144でバイパスサブルー
チンが実行される。
【0074】ユーザは、ブロック124で定電流を加え
ることによって交流誘導モータ16を始動させることを
選択することができる。図10を参照すると、ブロック
124の定電流始動中に、ユーザ選択時間t2にわたっ
て交流誘導モータ16を全作動速度まで加速するため
に、ほぼ一定の電流を交流誘導モータ16に供給する。
ユーザ選択初期トルク設定値T2に基づいて、マイクロ
プロセッサ48は初期線電流IA、IBおよびICを計算
する。交流誘導モータ16への定線電流IA、IBおよび
Cを維持するために、サイリスタスイッチ42、4
4、46の導通時間を、したがってノッチγの継続時間
を維持しなければならない。前述したように、線電流I
A、IBおよびICはノッチγの幅に対応している。その
結果、マイクロプロセッサ48はブロック160でノッ
チγの継続時間を維持するための点弧角αを計算し、ブ
ロック162でノッチγを発生するのに適した時にそれ
ぞれサイリスタスイッチ42、44、46を点弧するた
めの点弧信号SA、SBおよびS Cを発生する。
【0075】前述したように、交流誘導モータ16に対
して流出入する線電流の経路を形成するために、サイリ
スタスイッチ42、44、46を対にして点弧しなけれ
ばならない。その後、前述したようにブロック164で
逆起電力電圧を監視して、交流誘導モータ16が全作動
速度で回転しているかどうかを決定する。ブロック16
6で交流誘導モータ16が全作動速度ではなく、ブロッ
ク168でユーザ選択ランプ時間t2が経過していない
場合、マイクロプロセッサ48は前述したようにブロッ
ク160で、交流誘導モータ16への供給を維持できる
ようにサイリスタスイッチ42、44、46の次の点弧
角αを計算し、そのプロセスを繰り返す。ランプ時間t
2が経過しており、交流誘導モータ16が作動速度にな
っていない場合、後述するようにブロック137で交流
誘導モータ16を停止させる。
【0076】交流誘導モータ16がユーザ選択ランプ時
間t2内に全作動速度に達した場合、マイクロプロセッ
サ48はブロック170でノッチγの継続時間を急速に
減少させ、ブロック172で線電流IA、IBおよびIC
を監視する。線電流IA、IBおよびICが交流誘導モー
タ16の全負荷アンペアより低い場合、マイクロプロセ
ッサ48はブロック174でそれぞれバイパス接触器5
0、52、54を閉じるための出力信号BA、BBおよび
Cを発生する。バイパス接触器50、52、54が閉
じた状態にある時、ブロック144でバイパスサブルー
チンが実行される。
【0077】図11を参照すると、バイパスにおいて、
マイクロプロセッサ48はブロック176で逆起電力電
圧を監視する。それぞれサイリスタスイッチ42、44
または46で電圧降下VAD、VBDまたはVCDが検出され
る場合、それぞれバイパス接触器50、52または54
が開いている。対応のサイリスタスイッチ42、44ま
たは46での電圧降下VAD、VBDまたはVCDの存在を感
知することによって、マイクロプロセッサ48は、ブロ
ック180でどの接触器50、52または54が開いて
いるかを決定する。
【0078】電圧降下を感知すると直ちに、マイクロプ
ロセッサ48はブロック182で、それぞれ開いたパイ
パス接触器50、52または54に対応したサイリスタ
スイッチ42、44および/または46を点弧するため
の信号SA、SBまたはSCを送る。その後、マイクロプ
ロセッサ48はブロック184で、それぞれ対応の開放
パイパス接触器50、52または54に信号BA、BB
たはBCを送って、開放バイパス接触器の再閉鎖を試行
する。ブロック186で開放状態のパイパス接触器5
0、52または54が閉じた場合、交流誘導モータ16
は全作動速度で回転し続け、マイクロプロセッサ48は
バイパス接触器の1つが開いているかどうかを決定しよ
うとブロック176での逆起電力電圧の監視に戻る。
【0079】開放状態のバイパス接触器が所定時間内に
閉じなかった場合で、ブロック188で所定時間が経過
していない場合、マイクロプロセッサ48は開放状態の
パイパス接触器50、52または54を再閉鎖しようと
してそれに対応したサイリスタスイッチ42、44また
は46を点弧し続ける。所定時間内に開放状態のバイパ
ス接触器50、52または54を閉鎖できない場合、ブ
ロック137で交流誘導モータ16を停止させる。
【0080】図12を参照すると、ユーザコマンドか、
上記のような所定状態に応じて交流誘導モータ16を停
止させる場合、マイクロプロセッサ48は最初にブロッ
ク190で、それぞれサイリスタスイッチ42、44ま
たは46での電圧降下VAD、VBDまたはVCDの存在を感
知することによってバイパス接触器50、52、54が
閉じているかどうかを決定する。バイパス接触器50、
52、54が閉じている場合、マイクロプロセッサ48
はブロック192でそれぞれバイパス接触器50、5
2、54を開くための信号BA、BBおよびBCを送り、
バイパス接触器50、52、54が開くと同時に、マイ
クロプロセッサ48が電圧降下VAD、VBDおよびVCD
検出する。その後、マイクロプロセッサ48は直ちにそ
れぞれサイリスタスイッチ42、44、46を点弧する
ための信号SA、SBおよびSCを送る。
【0081】バイパス接触器50、52、54が開く
と、交流誘導モータ16はユーザ選択時間t3にわたっ
て供給電圧VA、VBおよびVC内のノッチγを開くこと
によって徐々に減速する。ユーザ選択時間t3後、ブロ
ック196ですべてのサイリスタスイッチ42、44、
46を開いて、交流誘導モータ16に電流または電圧を
まったく加えない。その後、交流誘導モータ16はその
負荷の下で停止する。ユーザが交流誘導モータ16を徐
々に停止させることを望まない場合、供給電圧V A、VB
およびVC内のノッチγを徐々に開くためのサイリスタ
スイッチ42、44、46の点弧をやめて、ユーザ選択
時間t3をゼロに設定する。
【0082】図4に戻って説明すると、後述する理由か
ら交流誘導モータ16のマイクロプロセッサ48がネッ
トワークに相互接続された他のモータ制御装置と通信し
て情報パケットの受け渡しを行うことが考えられる。マ
イクロプロセッサ48はブロック198で、送受信機6
3によってネットワークに出力信号TXENおよびTXを定
期的に送り、ネットワークに相互接続された他のモータ
制御装置から送受信機63で受け取った入力信号RX
ロードする。
【0083】図14および図15を参照しながら説明す
ると、ユーザ入力および表示装置22は、LCDディス
プレイ210に相互接続されたマイクロコントローラ2
00を含む。LCDディスプレイ210は標準的な4線
×10文字ディスプレイであると考えられる。ユーザ入
力および表示装置22はさらに、マイクロコントローラ
200に相互接続されたシリアルEEPROM212
と、全体的に参照番号214で表した複数のユーザ入力
装置とを含む。図14に示されている好適な実施形態で
は、ユーザ入力装置214はシャフトエンコーダ216
と4つの押しボタンスイッチ218〜221とを含む。
【0084】マイクロコントローラ200は、送受信機
222でネットワークに相互接続されている。送受信機
222は、マイクロコントローラ200が情報パケット
の受け渡しを行うことができるようにする標準形RS4
85送受信機などの万能非同期受信機/送信機であると
考えられる。
【0085】図16を参照すると、マイクロコントロー
ラ200に記憶されている実行可能命令のフローチャー
トが示されている。ブロック224で開始され、マイク
ロコントローラ200はそれに相互接続された項目を初
期化し、ブロック228で発見プロセスを開始して、そ
の識別子をネットワークに相互接続されている他のモー
タ制御装置に送り、ネットワークに相互接続されている
他のモータ制御装置を発見する。
【0086】マイクロコントローラ200は、送受信機
222を介してネットワークに発見信号を送り、他のモ
ータ制御装置からの応答を待つ。その後、マイクロコン
トローラ200はブロック230で発見が成功するまで
待つ。発見が成功しない場合、プロセスが繰り返され
る。しかし、発見が成功した場合、マイクロコントロー
ラ200はブロック232でモータ制御システム100
のピアモータ(peer motor)駆動装置、たとえば自動スタ
ータ14からパラメータ構成要求を送る。パラメータ構
成は、1つのモータ駆動パラメータのソフトウェア使用
法を定める情報リストである。
【0087】パラメータ構成情報がピアモータ駆動装置
すなわちソフトスタータ14用の予めプログラムされた
データベースに対応していない場合、ブロック232で
データベースの一致がないため、マイクロコントローラ
200の実行可能命令が終了する。しかし、データベー
スが一致した場合、ブロック234でパラメータ構成情
報がマイクロコントローラ200によってダウンロード
されてシリアルEEPROM212に記憶される。パラ
メータ構成情報がうまくダウンロードされれば、ブロッ
ク236でこれらのパラメータに対応したデータ値もダ
ウンロードされてRAMに記憶される。これらの段階が
完了した後、マイクロコントローラ200の実行可能命
令は主サブルーチンに向かう。
【0088】図19を参照すると、ブロック238の主
サブルーチンにおいて、マイクロコントローラ200は
ブロック240で入力装置(シャフトエンコーダ216
および押しボタン218〜211)を走査して、何らか
のユーザ動作が行われたかどうかを決定する。ブロック
242で変化を検出した場合、マイクロコントローラ2
00は図17〜図21の各入力装置に関連したマイクロ
コントローラ実行命令を実行する。
【0089】「入力/メニュー」押しボタン219をユ
ーザが押すことによって、ブロック243の入力/メニ
ューサブルーチンが開始される。図17および図18を
参照すると、入力/メニュー押しボタン219を押すこ
とによって、LCDディスプレイ210の表示が主メニ
ュー画面246およびパラメータ画面248間で切換わ
る。開始後、入力/メニュー押しボタン219を押すま
で、主メニュー画面246が表示される。主メニュー画
面では、3つのパラメータ250a、250bおよび2
50cが表示される。矢印記号252は、中央に表示さ
れたパラメータ250bの方を指している。主メニュー
画面の右下コーナーに「入力」という言葉が表示され、
画面の左下コーナーに交流誘導モータ16の方向が表示
される。
【0090】シャフトエンコーダ216を回転させるこ
とによってマイクロコントローラ200がブロック25
1で増分/減分サブルーチンを実行すると考えられる。
図19の増分/減分サブルーチンにおいて、ブロック2
65でLCDディスプレイが主メニュー画面を表示して
いる場合にシャフトエンコーダ216を回転させると、
ブロック267で主メニュー画面246がシリアルEE
PROM212内に記憶されたパラメータリストをスク
ロールする。
【0091】入力/メニュー押しボタン219を押すこ
とによって、LCDディスプレイ210が矢印記号25
2と整合したパラメータ250bに対応したパラメータ
画面に切換わる。パラメータ画面248において、LC
Dディスプレイ210の最上線260はパラメータ24
8の現在値に対応した水平棒グラフを表示する。第2線
262はRAMに記憶されている選択パラメータ250
bのデータ値および関連のスケールラベル(scale labe
l)を表示する。第3線は選択パラメータ250bの名前
を表示する。第4線264はLCDディスプレイ210
の左下コーナーにまだモータ方向を表示しているが、入
力/メニュー(押しボタン)219の新しい機能がLC
Dディスプレイ210を主メニュー画面246に戻すこ
とであるので、ここでは右下コーナーが「主」を表示す
る。
【0092】パラメータ画面248の第2線262に示
されたパラメータデータ値は、「変更可能」または「メ
ータ」の2種類のデータ値にすることができる。LCD
ディスプレイがブロック265でパラメータ画面248
を表示している場合にシャフトエンコーダ216を回転
させると、ブロック269でデータ値が「変更可能」値
である場合だけ、ユーザは表示データ値のメータ値を変
更することができる。データ値が「変更可能」値でない
場合、シャフトエンコーダ216を回転しても無意味で
ある。ブロック271でユーザがデータ値を変更した場
合、次に入力/メニュー押しボタン219を押して主メ
ニュー画面246に戻した時、マイクロコントローラ2
00はユーザ調整データ値をソフトスタータ14のマイ
クロプロセッサ48に送る。その後、マイクロコントロ
ーラ200はブロック273で主サブルーチンに戻る。
【0093】また、入力/メニュー押しボタン219を
押して主メニュー画面246からパラメータ250bを
選択した時、マイクロコントローラ200は送受信機2
22を介してネットワーク上で主モータ制御装置である
自動スタータ14のマイクロプロセッサ48に選択パラ
メータ250bの現在値を要求し、マイクロプロセッサ
48はそれに現在値を送り返す。
【0094】始動押しボタン220をモータ方向押しボ
タン218と組み合わせて作動させることが考えられ
る。ユーザがモータ方向押しボタン218を押すと、ブ
ロック266でLCDディスプレイ210の左下コーナ
ーが交流誘導モータ16に対する一連の所定方向設定、
たとえば正方向、逆方向、正方向ジョグ(jog)、逆方向
ジョグに切換える。図20を参照すると、方向設定が正
方向または逆方向モードである時、始動押しボタン22
0を押すと、マイクロコントローラ200はブロック2
68で始動サブルーチンに入り、ブロック270で前述
したようにユーザ選択で交流誘導モータ16の始動また
は停止を行うためのコマンド信号を主モータ制御装置す
なわち自動スタータ14に送る。ブロック272で方向
が正方向ジョグまたは逆方向ジョグ設定である時、マイ
クロコントローラ200は、ブロック274で始動押し
ボタン220が解除された時、ブロック276でコマン
ド信号をネットワーク上で主モータ制御装置である自動
スタータ14に送って、交流誘導モータ16をユーザ選
択方向にジョグさせる。その後、ブロック275で始動
サブルーチンが終了する。
【0095】図21を参照すると、停止押しボタン22
1を押すと、マイクロコントローラ200はブロック2
76で停止サブルーチンに入り、直ちにブロック278
で停止コマンドを主モータ制御装置であるソフトスター
タ14に送って、交流誘導モータ16を停止させる。ブ
ロック279で停止押しボタン220を解除すると、マ
イクロコントローラ200はブロック281で停止解除
コマンドを主モータ制御装置であるソフトスタータ14
に送る。停止解除コマンドは、マイクロプロセッサ48
の入力部68bで、またはネットワーク上の別のモータ
制御装置から始動コマンドを受け取るか否かに関係な
く、停止押しボタン221が解除されるまで、ソフトス
タータ14の再始動を阻止する。その後、ブロック28
3で停止サブルーチンが終了する。
【0096】図17に戻って説明すると、上記サブルー
チンの完了後、マイクロコントローラはブロック285
でLCDディスプレイ210を更新し、それへの入力装
置の走査段階に戻る。
【0097】図22〜図24を参照すると、モータ制御
システム10は、送受信機(通信リンク)282を介し
てネットワークに相互接続されたマイクロコントローラ
280を有するプログラム可能入出力モジュール26を
含むことができる。送受信機282は標準形RS485
送受信機などの万能非同期受信機/送信機であると考え
られる。送受信機282は、マイクロコントローラ28
0がネットワーク上で他のモータ制御装置との間で信号
の受け渡しを行うことができるようにする。プログラム
可能入出力モジュール26はさらに、全体的に284で
表した複数のユーザ入出力装置と、やはりマイクロコン
トローラ280に相互接続された複数のLED286と
を含む。
【0098】図22に最もわかりやすく示されているよ
うに、複数のユーザ入出力装置は、第1ジャムオン位置
および第2不作動位置間を移動可能な第1ディップスイ
ッチ290を含む。ジャムオン位置にある時、マイクロ
コントローラ280はネットワーク上でソフトスタータ
14のマイクロプロセッサ48に、前述したように交流
誘導モータ16にジャム状態が存在するかどうかを監視
することをマイクロプロセッサ48に命令する制御信号
を送る。ディップスイッチ290が不作動位置にある
時、マイクロコントローラ280はソフトスタータ14
のマイクロプロセッサ48に、交流誘導モータ16にお
けるジャム状態の可能性の監視をマイクロプロセッサ4
8がやめることをマイクロプロセッサ48に命令する制
御信号を送る。ディップスイッチ290がジャムオン位
置にあり、ソフトスタータ14のマイクロプロセッサ4
8によって交流誘導モータ16にジャム状態が検出され
た場合、ソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48
はネットワーク上でプログラム可能入出力モジュール2
6のマイクロコントローラ280に警報信号を送ること
によって、プログラム可能入出力モジュール26のマイ
クロコントローラ280がLED292を作動させて点
灯させる。
【0099】第2ディップスイッチ294は、第1失速
オン位置および第2不作動位置間を移動可能である。失
速オン位置にある時、マイクロコントローラ280はネ
ットワーク上でソフトスタータ14のマイクロプロセッ
サ48に、前述したように交流誘導モータ16に失速状
態が存在するかどうかを監視することをマイクロプロセ
ッサ48に命令する制御信号を送る。ディップスイッチ
294が不作動位置にある時、マイクロコントローラ2
80はソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48
に、交流誘導モータ16における失速状態の可能性の監
視をマイクロプロセッサ48がやめることをマイクロプ
ロセッサ48に命令する制御信号を送る。ディップスイ
ッチ294が失速オン位置にあり、ソフトスタータ14
のマイクロプロセッサ48によって交流誘導モータ16
に失速状態が検出された場合、ソフトスタータ14のマ
イクロプロセッサ48はネットワーク上でプログラム可
能入出力モジュール26のマイクロコントローラ280
に警報信号を送ることによって、プログラム可能入出力
モジュール26のマイクロコントローラ280がLED
296を作動させて点灯させる。
【0100】第3ディップスイッチ298は、第1位相
反転位置および第2不作動位置間を移動可能である。位
相反転位置にある時、マイクロコントローラ280はネ
ットワーク上でソフトスタータ14のマイクロプロセッ
サ48に、前述したように交流誘導モータ16の位相が
反転しているかどうかを監視することをマイクロプロセ
ッサ48に命令する制御信号を送る。ディップスイッチ
298が不作動位置にある時、マイクロコントローラ2
80はソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48
に、交流誘導モータ16における位相反転状態の可能性
の監視をマイクロプロセッサ48がやめることをマイク
ロプロセッサ48に命令する制御信号を送る。ディップ
スイッチ298が位相反転状態にあり、ソフトスタータ
14のマイクロプロセッサ48によって交流誘導モータ
16に位相反転状態が検出された場合、ソフトスタータ
14のマイクロプロセッサ48はネットワーク上でプロ
グラム可能入出力モジュール26のマイクロコントロー
ラ280に警報信号を送ることによって、プログラム可
能入出力モジュール26のマイクロコントローラ280
がLED300を作動させて点灯させる。
【0101】ディップスイッチ302は、第1手動リセ
ット位置および第2自動リセット位置間を移動可能であ
る。手動リセット位置にある時、マイクロコントローラ
280はソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48
に、前述したように交流誘導モータ16が過負荷または
故障のために停止した後に交流誘導モータ16の再始動
を試行しないことをマイクロプロセッサ48に命令する
制御信号を送る。ディップスイッチ302が自動リセッ
ト位置にある時、マイクロコントローラ280はソフト
スタータ14のマイクロプロセッサ48に、交流誘導モ
ータ16の過負荷または故障が決定されてから所定時間
後にソフトスタータ14が交流誘導モータ16の再始動
を自動的に試行するように命令信号を送る。
【0102】ディップスイッチ304は、第1通常始動
位置および第2ポンプ始動位置間を移動可能である。デ
ィップスイッチ304が通常始動位置にある時、マイク
ロコントローラ280は始動コマンドを受け取った時に
ソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48に、前述
したようにブロック120で交流誘導モータ16の通常
ランプ始動を実行するように命令信号を送る。ディップ
スイッチ304がポンプ始動位置にある時、マイクロコ
ントローラ280は始動コマンドを受け取った時にソフ
トスタータ14のマイクロプロセッサ48に、ブロック
122で交流誘導モータ16のポンプ始動を実行するよ
うに命令信号を送る。
【0103】ディップスイッチ306は、第1ランプ始
動位置および第2電流制限位置間を移動可能である。デ
ィップスイッチ306がランプ始動位置にある時、マイ
クロコントローラ280は始動コマンドを受け取った時
にネットワーク上でソフトスタータ14のマイクロプロ
セッサ48に、マイクロプロセッサ48がブロック12
0で交流誘導モータ16の通常ランプ始動を、またはブ
ロック122で交流誘導モータ16のポンプ始動を実行
できるようにする命令信号を送る。ディップスイッチ3
06が電流制限位置にある時、マイクロコントローラ2
80は始動コマンドを受け取った時にソフトスタータ1
4のマイクロプロセッサ48に、前述したようにブロッ
ク124で交流誘導モータ16の定電流始動を実行する
ことをソフトスタータ14に命令する命令信号を送る。
【0104】プログラム可能入出力モジュール26は、
さらに、モータ16の始動中の様々な時間およびトルク
値を変更するための複数のポテンショメータを含む。ポ
テンショメータ320によってユーザはソフトスタータ
14による交流誘導モータ16におけるキック始動のた
めの時間t1を設定することができる。ポテンショメー
タ320を回転させることによってポテンショメータ3
20での電圧降下は、その大きさが交流誘導モータ16
におけるキック始動のための所定時間t1に対応するよ
うに変化する。たとえば、ポテンショメータ320は、
交流誘導モータ16のキック始動がソフトスタータ14
によって実行されない0秒のt1値と2秒との間を回転
可能である。ポテンショメータ320およびそれにおけ
る電圧降下の設定に応じて、マイクロコントローラ28
0はソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48に、
前述したように所定時間t1にわたってキック始動を実
行するように命令信号を送る。
【0105】ポテンショメータ322によってユーザは
ソフトスタータ14による交流誘導モータ16における
キック始動のための最大トルク値T1を設定することが
できる。ポテンショメータ322を回転させることによ
ってポテンショメータ322での電圧降下は、その大き
さが交流誘導モータ16におけるキック始動のためのユ
ーザ選択最大トルクT1に対応するように変化する。た
とえば、ポテンショメータ322は、交流誘導モータ1
6のキック始動がソフトスタータ14によって実行され
ない0トルクに対応した第1値と交流誘導モータの全直
接オンライン始動トルクの90%との間を回転可能であ
る。ポテンショメータ322およびそれにおける電圧降
下の設定に応じて、マイクロコントローラ280はネッ
トワーク上でマイクロプロセッサ48に、交流誘導モー
タ16が発生するトルクをユーザ選択値T1まで傾斜さ
せるキック始動を実行するように命令信号を送る。
【0106】ポテンショメータ324によってユーザ
は、ソフトスタータ14が交流誘導モータ16を全作動
速度まで傾斜させるための時間t2を設定することがで
きる。ポテンショメータ324を回転させることによっ
てポテンショメータ324での電圧降下は、その大きさ
が交流誘導モータ16を初期ユーザ選択トルク値T2か
ら全電圧での交流誘導モータ16の作動に対応するトル
ク値まで傾斜させるためのユーザ選択時間t2に対応す
るように変化する。たとえば、ポテンショメータ324
は、0.5秒のランプ時間に対応する値と180秒のラ
ンプ時間に対応する値との間を回転可能である。ポテン
ショメータ324およびそれにおける電圧降下の設定に
応じてマイクロコントローラ280はマイクロプロセッ
サ48に命令信号を送って、交流誘導モータ16を全作
動速度にするためのユーザ選択時間t2をマイクロプロ
セッサ48に知らせる。
【0107】ポテンショメータ326によってユーザは
交流誘導モータ16のキック始動後の初期トルク値T2
を設定することができる。ポテンショメータ326を回
転させることによってポテンショメータ326での電圧
降下は、その大きさがキック始動後に交流誘導モータ1
6で発生する所定の初期トルクT2に対応するように変
化する。たとえば、ポテンショメータ326は、モータ
がキック始動後にトルクを発生しない0トルクに対応す
る値と交流誘導モータ16が全供給電圧で作動すること
によって与えられるトルク値の100%の初期トルクに
対応する値との間を回転可能である。ポテンショメータ
326およびそれにおける電圧降下の設定に応じて、マ
イクロコントローラ280はマイクロプロセッサ48
に、初期トルクがユーザ選択初期トルクT2になるよう
に命令信号を送る。
【0108】ポテンショメータ328によって、ユーザ
は前述したように交流誘導モータ16の停止中にノッチ
γの継続時間を漸増するための時間t3を設定すること
ができる。ポテンショメータ328を回転させることに
よって、ポテンショメータ328での電圧降下は、その
大きさが交流誘導モータ16を徐々に停止させるための
ユーザ選択時間t3に対応するように変化する。たとえ
ば、ポテンショメータ328は、交流誘導モータ16を
徐々に停止させない0秒に対応する値と60秒に対応す
る値との間を回転可能である。ポテンショメータ328
およびそれにおける電圧降下のユーザ選択設定を用い
て、マイクロコントローラ280はマイクロプロセッサ
48に、バイパス接触器50、52、54の開放後でサ
イリスタスイッチ42、44、46の開放前に前述した
ようにして時間t3で交流誘導モータ16を徐々に停止
させるように命令信号を送る。
【0109】ポテンショメータ330によって、ユーザ
は交流誘導モータ16の全負荷アンペア定格をマイクロ
プロセッサ48に知らせることができる。ポテンショメ
ータ330を回転させることによってそれにおける電圧
降下は、その大きさが交流誘導モータ16の所定の全負
荷アンペア定格に対応するように変化する。ポテンショ
メータ330およびそれにおける電圧降下の設定に応じ
てマイクロコントローラ280はマイクロプロセッサ4
8に命令信号を送って、交流誘導モータ16の全負荷ア
ンペア定格をマイクロプロセッサ48に知らせる。
【0110】プログラム可能入出力モジュール26はさ
らに、第1および第2トリップクラス(trip class)ディ
ップスイッチ332、334をそれぞれ含む。各トリッ
プクラスディップスイッチ332、334は第1および
第2位置間を移動可能である。トリップクラスディップ
スイッチ332、334の組み合わせによってユーザ
は、マイクロプロセッサ48が交流誘導モータ16の熱
的過負荷を監視するようにトリップクラスを設定するこ
とができる。トリップクラスディップスイッチ332、
334の設定の組み合わせに応じて、マイクロコントロ
ーラ280はマイクロプロセッサ48に、交流誘導モー
タ16に熱的過負荷が発生しているかどうかを決定する
時の所望トリップクラスに関してマイクロプロセッサ4
8に命令する命令信号を送る。
【0111】プログラム可能入出力モジュール26はさ
らに、交流誘導モータ16に熱的過負荷状態が存在する
ことをユーザに信号で知らせるLED336を含む。交
流誘導モータ16の熱的過負荷状態に応じて、マイクロ
プロセッサ48はマイクロコントローラ280に命令信
号を送って、熱的負荷状態をマイクロコントローラ28
0に知らせる。それに応じて、マイクロコントローラ2
80が過負荷LED336を作動させてユーザに知らせ
ることができる。
【0112】プログラム可能入出力モジュール26はさ
らに、熱的過負荷LED337を含む。前述したよう
に、マイクロプロセッサ48はさらにブロック106
で、交流誘導モータ16の熱的過負荷状態を監視する。
マイクロプロセッサ48が交流誘導モータ16に熱的過
負荷状態を検出した場合、ソフトスタータ14のマイク
ロプロセッサ48はネットワーク上でプログラム可能入
出力モジュール26のマイクロコントローラ280に警
報信号を送ることによって、プログラム可能入出力モジ
ュール26のマイクロコントローラ280が熱的過負荷
LED337を作動させて点灯させる。
【0113】図24を参照すると、マイクロコントロー
ラ280に記憶されているユーザ実行命令のフローチャ
ートが示されている。ブロック340で開始されて、マ
イクロコントローラ280はブロック342で初期化さ
れる。その後、マイクロコントローラ280はブロック
344で発見プロセスを開始して、その識別子をネット
ワークに相互接続されている他のモータ制御装置に送
り、ネットワークに相互接続されている他のモータ制御
装置を発見する。マイクロコントローラ280はブロッ
ク346で送受信機282を介してネットワークに発見
信号を送って他のモータ制御装置からの応答を待つ。発
見が成功しない場合、プロセスが繰り返される。しか
し、発見が成功した場合、マイクロコントローラ280
はブロック347でそのコンピュータ実行命令の主サブ
ルーチンを実行する。
【0114】図25を参照すると、マイクロコントロー
ラ280に記憶されているコンピュータ実行命令の主サ
ブルーチンのフローチャートが示されている。ブロック
347の主サブルーチンにおいて、マイクロコントロー
ラ280はブロック348でディップスイッチを走査
し、ソフトスタータ14のマイクロプロセッサ48から
受け取った命令または警報信号に応じて、ブロック35
0でジャムLED292、失速LED296、位相反転
LED300、過負荷LED336および熱的過負荷L
ED337を更新する。マイクロコントローラ280が
ブロック352でソフトスタータ14のマイクロプロセ
ッサ48からネットワーク上でデータ要求を受け取る
と、マイクロコントローラ280はブロック354でマ
イクロプロセッサ48からの要求を処理し、ブロック3
56でポテンショメータを走査し、前述したようにブロ
ック358でポテンショメータおよびディップスイッチ
の位置に関して要求された情報をソフトスタータ14の
マイクロプロセッサ48に送る。
【0115】図26を参照すると、ボタンモジュール2
8は複数のディップスイッチ362a〜362hと複数
の押しボタンスイッチ364a〜364fとを支持する
ハウジング360を含む。ハウジング360の上表面3
68に重なるオーバーレイ366が設けられている。オ
ーバーレイ366は、それぞれ押しボタンスイッチ36
4a〜374fの上に重なってそれに対応する6個のボ
タン部分370a〜370fを含む。
【0116】図28を参照すると、押しボタンスイッチ
364a〜364fおよびディップスイッチ362a〜
362hが全体的に参照番号372で表されている。入
力装置372はマイクロコントローラ374に相互接続
されており、マイクロコントローラ374は送受信機3
76によってネットワークに相互接続されている。送受
信機376は標準形RS485送受信機などの万能非同
期受信機/送信機であると考えられる。図27A〜図2
7Cおよび図28に最もわかりやすく示されているよう
に、複数のLED378a〜378fをマイクロコント
ローラ374に相互接続することによって、後述するよ
うに様々なモータパラメータの状態を表示することがで
きる。LED378a〜378fはそれぞれ押しボタン
364a〜364fに対応し、それらに近接した位置に
ある。
【0117】ディップスイッチ362a〜362hの設
定の各組み合わせが押しボタン364a〜364fおよ
びLED378a〜378fの独自の割当て組み合わせ
に対応すると考えられる。そのため、ディップスイッチ
362a〜362hの設定を変更することによって、マ
イクロコントローラ374は、押しボタン364a〜3
64fの押下に応じてモータ制御システム10の他のモ
ータ制御装置に異なった予めプログラムされた命令信号
を送り、モータ制御システム10における他のモータ制
御装置の1つからコマンドを受け取るのに応じて異なっ
たLED378a〜378fを作動させることができ
る。たとえば、オーバーレイ366a〜366cが設け
られる。各オーバーレイがディップスイッチ362a〜
362hの異なった設定に、したがって押しボタン36
4a〜364fおよびLED378a〜378fの異な
った割当てに対応する。
【0118】図27Aを参照すると、押しボタン364
a、364cおよび364dは割当てられておらず、し
たがってオーバーレイ366のボタン部分370a、3
70cおよび370dには表示がない。ディップスイッ
チ362a〜362hの設定の組み合わせに基づいて、
押しボタン364bも割当てられていないが、モータ制
御システム10がオフである場合、マイクロコントロー
ラ374はLED378bを作動させる。そのため、オ
ーバーレイ366のボタン部分370bにはそのような
割当てを表す表示が付けられている。
【0119】押しボタン364eの押下に応じて、マイ
クロコントローラ374はソフトスタータ14のマイク
ロプロセッサ48に始動コマンドを送る。押しボタン3
64eの押下に応じてマイクロコントローラ374がL
ED378eを作動させて、マイクロコントローラ37
4が始動コマンドを送ったことをユーザに知らせる。オ
ーバーレイ366のボタン部分370eには、押しボタ
ン364eの機能を表す表示が付けられている。
【0120】同様に、ディップスイッチ362a〜36
2hの設定の組み合わせに基づいて、押しボタン364
fの押下によってマイクロコントローラ374はソフト
スタータ14のマイクロプロセッサ48に停止コマンド
を送って、前述のように交流誘導モータ16を停止させ
る。押しボタン364fの押下時に、マイクロコントロ
ーラ374はLED378fを作動させて、マイクロコ
ントローラ374が停止コマンドを送ったことをユーザ
に知らせる。オーバーレイ366のボタン部分370f
には、押しボタン364fの機能を表す表示が付けられ
ている。
【0121】図27Bおよび図27Cは、ディップスイ
ッチ362a〜362hの設定の組み合わせに基づいた
押しボタン364a〜364fおよびLED378a〜
378fの様々な別の割当てに対応している。ボタン部
分370a〜370f上の表示は、押しボタン364a
〜364fおよびLED378a〜378fの割当てに
対応している。図27A〜図27Cは、押しボタン36
4a〜364fおよびLED378a〜378fの割当
て例を表示しており、ディップスイッチ362a〜36
2hの設定の組み合わせに基づいた押しボタン364a
〜364fおよびLED378a〜378fの可能な割
当てを制限する意図はない。
【0122】図29を参照すると、ボタンモジュール2
8のマイクロコントローラ374が実行するコンピュー
タ実行命令のフローチャートが示されている。開始時
に、マイクロコントローラ374はブロック380で初
期化される。初期化中に、マイクロコントローラ374
のRAMバンクがクリアされ、マイクロコントローラ3
74の入出力ポートおよびそれらのデータ方向レジスタ
が設定され、通信変数およびクロックレジスタが初期化
される。
【0123】初期化の後、マイクロコントローラ374
はブロック382で発見プロセスを開始して、その識別
子をネットワークに相互接続されている他のモータ制御
装置に送り、ネットワークに相互接続されている他のモ
ータ制御装置を発見する。マイクロコントローラ374
はブロック384で送受信機376を介してネットワー
クに発見信号を送り、マイクロコントローラ374がネ
ットワークに相互接続されている他のモータ制御装置の
各々から応答を受け取るまで繰り返す。
【0124】ネットワークに相互接続されている他のモ
ータ制御装置からの応答を待つ間、マイクロコントロー
ラ374は、ブロック386で押しボタン364a〜3
64fを所定の時間間隔で走査して、押しボタン364
a〜364fの1つが押下されたかどうかを決定する。
マイクロコントローラ374が所定の連続走査数より多
い回数の押しボタン364a〜364fの押下を感知し
た場合、マイクロコントローラ374は押しボタン36
4a〜364fが止まって動かない状態を検出すると考
えられる。
【0125】マイクロコントローラ374がネットワー
クに相互接続されている他のモータ制御装置の1つから
命令信号を受け取った場合、ブロック390でマイクロ
コントローラ374はそのような命令信号がLED37
8a〜378fの作動を必要とするかどうかを決定す
る。ネットワークに相互接続されている主モータ制御装
置から受け取ったそのような命令信号を受け取るのに応
じて、マイクロコントローラ374は前述したようにブ
ロック392で対応のLED378a〜378fを更新
または作動させる。
【0126】マイクロコントローラ374がブロック3
94で送受信機376を介してネットワークに適切に接
続されており、ブロック396で押しボタン364a〜
364fの1つが有効に押下されている場合、マイクロ
コントローラ374はブロック398でネットワーク上
の適当なモータ制御装置にディップスイッチ362a〜
362hの設定に基づいて命令信号を送ることによっ
て、ユーザが所望するコマンドを実行できるようにす
る。同様に、マイクロコントローラ374がブロック4
00でネットワークに相互接続されている他のモータ制
御装置の1つから有効信号を受け取った場合、マイクロ
コントローラ374は402で受け取った信号のプロセ
スおよび解釈を行ってコマンドを実行する。
【0127】マイクロコントローラ374はまた、ブロ
ック404でネットワークに相互接続されている他のモ
ータ制御装置の1つから発見信号を受け取ることができ
る。マイクロコントローラ374がブロック406で送
受信機376によってネットワークに適切に接続されて
いる場合、マイクロコントローラ374はブロック40
8で、発見信号を送った対応のモータ制御装置に自分を
識別する応答を送る。
【0128】本発明を実施する様々な態様は、発明と見
なされる主題を特に指摘して明確に請求する添付の特許
請求の範囲内にあると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従ったモータ制御システムの概略図で
ある。
【図2】図1のモータ制御システムにおけるソフトスタ
ータのマイクロプロセッサの接続関係を示す概略図であ
る。
【図3】図1のモータ制御システムにおけるソフトスタ
ータの概略図である。
【図4】図2のソフトスタータのマイクロプロセッサに
おけるコンピュータ実行命令のフローチャート図であ
る。
【図5】図5Aは、図4のコンピュータ実行命令の初期
化サブルーチンにおけるフローチャート図であり、図5
Bは、コンピュータのゼロ電圧交差サブルーチンにおけ
るフローチャート図である。
【図6】図4のコンピュータ実行命令における過負荷サ
ブルーチンのフローチャート図である。
【図7】図4のコンピュータ実行命令における主サブル
ーチンのフローチャート図である。
【図8】図7の主サブルーチンにおける通常ランプ始動
サブルーチンのフローチャート図である。
【図9】図7の主サブルーチンにおけるポンプ始動サブ
ルーチンのフローチャート図である。
【図10】図7の主サブルーチンにおける定電流始動サ
ブルーチンのフローチャート図である。
【図11】図7の主サブルーチンにおけるバイパスサブ
ルーチンのフローチャート図である。
【図12】図7の主サブルーチンにおける停止サブルー
チンのフローチャート図である。
【図13】図1の逆並列SCRの電圧および電流を時間
の関数で示すグラフである。
【図14】本発明のモータ制御システムにおけるデータ
インターフェースモジュールの正面図である。
【図15】図14のデータインターフェースモジュール
の概略図である。
【図16】図15のデータインターフェースモジュール
におけるマイクロコントローラ用のコンピュータ実行命
令のフローチャート図である。
【図17】図16のコンピュータ実行命令における主サ
ブルーチンのフローチャート図である。
【図18】図14のデータインターフェースモジュール
によって表示される画面の概略図である。
【図19】図16のコンピュータ実行命令における増分
/減分サブルーチンのフローチャート図である。
【図20】図16のコンピュータ実行命令における始動
サブルーチンのフローチャート図である。
【図21】図16のコンピュータ実行命令における停止
サブルーチンのフローチャート図である。
【図22】本発明のモータ制御システムにおけるインタ
ーフェースモジュールの正面図である。
【図23】図22のインターフェースモジュールの概略
図である。
【図24】図22のインターフェースモジュールにおけ
るマイクロコントローラ用のコンピュータ実行命令のフ
ローチャート図である。
【図25】図24のコンピュータ実行命令における主サ
ブルーチンのフローチャート図である。
【図26】本発明のモータ制御システムにおけるボタン
モジュールの等角分解斜視図である。
【図27】図27A〜図27Cは、図26のボタンモジ
ュールにおけるオーバーレイの正面図である。
【図28】図26のボタンモジュールの概略図である。
【図29】図28のボタンモジュールにおけるマイクロ
コントローラ用のコンピュータ実行命令のフローチャー
ト図である。
【符号の説明】
10 モータ制御システム 14 ソフトスタータ 16 交流誘導モータ 18 交流電源 22 表示装置 24 ネットワークインターフェース 26 プログラム可能入出力モジュール 28 ボタンモジュール 42、44、46 サイリスタスイッチ 48 マイクロプロセッサ 50、52、54 バイパス接触器 280 マイクロコントローラ 282 送受信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390033020 Eaton Center,Clevel and,Ohio 44114,U.S.A. (72)発明者 トーマス マイケル ルチッチ アメリカ合衆国 ウイスコンシン 53005 ブルックフィールド サイモン ドライ ブ 1085 (72)発明者 エリック ウイリアム リンスケ アメリカ合衆国 ウイスコンシン 53129 グリーンデイル アプリコット コート 5592

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークに接続して作動可能なモ
    ータ制御装置(14)を用いてユーザがモータ(16)を始
    動、停止、および運転するための作動パラメータを設定
    できるようにするインターフェースモジュール(26)で
    あって、 前記モータ(16)の作動パラメータを設定する命令信号
    を前記モータ制御装置(14)に供給するマイクロコント
    ローラ(280)と、 このマイクロコントローラ(280)に連結して作動する
    複数の入力装置(290、294、298、302、304、306、32
    0、322、324、326、328、330、332、334)とを備えてお
    り、 これらの各入力装置は、前記マイクロコントローラにそ
    れぞれ制御信号を供給し、前記マイクロコントローラ
    (280)は、前記制御信号に応答して前記命令信号を発
    生しており、 さらに、前記マイクロコントローラ(280)を通信ネッ
    トワークに相互接続し、かつ前記命令信号を前記通信ネ
    ットワーク上で前記マイクロコントローラ(280)から
    前記モータ制御装置(14)に送信する通信リンク(28
    2)を備えていることを特徴とするインターフェースモ
    ジュール。
  2. 【請求項2】複数の入力装置は、トリップ選択装置(29
    0、294、298)を含み、このトリップ選択装置は、前記
    マイクロコントローラ(280)に連結して作動し、かつ
    前記モータ制御装置(14)が所定状態に応答してモータ
    (16)をトリップする第1の使用可能位置と、前記モー
    タ制御装置(14)が所定状態に応答してモータ(16)の
    作動を維持する第2の使用不能位置に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のインターフェースモジュ
    ール。
  3. 【請求項3】複数の入力装置は、リセット選択装置(30
    2)を含み、このリセット選択装置は、前記マイクロコ
    ントローラ(280)に連結して作動し、かつ前記モータ
    (16)がトリップされたときモータを手動で再始動しな
    ければならない第1の手動リセット位置と、前記モータ
    (16)がトリップされたとき所定時間後に前記モータ制
    御装置(14)が自動的に前記モータを再始動させる第2
    の自動リセット位置に移動可能であることを特徴とする
    請求項1記載のインターフェースモジュール。
  4. 【請求項4】複数の入力装置は、第1スタート選択装置
    (304、306)を含み、この第1スタート選択装置は、前
    記マイクロコントローラ(280)に連結して作動し、か
    つ前記モータ制御装置(14)がモータ(16)の始動中、
    このモータに一定のエネルギーを与える第1のスタート
    位置と、前記モータ(16)の始動中、このモータに供給
    されたエネルギーが時間を越えて増加する第2のスター
    ト位置に移動可能であることを特徴とする請求項1記載
    のインターフェースモジュール。
  5. 【請求項5】複数の入力装置は、第1,第2のトリップ
    クラス選択装置(332、334)を含み、各トリップクラス
    選択装置は、前記モータ制御装置(14)が前記モータ
    (16)をトリップする前にモータ(16)の過負荷状態が
    存在しうる所定の時間に対応して前記トリップクラス選
    択装置の各組み合わせを位置決めるように、前記第1位
    置と第2位置に移動可能であることを特徴とする請求項
    1記載のインターフェースモジュール。
  6. 【請求項6】複数の入力装置は、ユーザが選択した抵抗
    値を有する第1キックスタートポテンショメータ(32
    0)を含み、このポテンショメータ間のユーザが選択し
    た抵抗値によって、前記モータ制御装置(14)がモータ
    (16)のスタートアップ時に前記モータの慣性に打ち勝
    つために、前記モータに対して増加した電圧を供給する
    時間を決定することを特徴とする請求項1記載のインタ
    ーフェースモジュール。
  7. 【請求項7】複数の入力装置は、前記時間の間、前記モ
    ータ制御装置(14)によって前記モータ(16)に供給さ
    れる電圧の大きさを変えるための第2キックスタートポ
    テンショメータ(322)を含んでいることを特徴とする
    請求項6記載のインターフェースモジュール。
  8. 【請求項8】複数の入力装置は、ユーザが選択した抵抗
    値を有する第1ランプポテンショメータ(324)を含
    み、このランプポテンショメータ間の前記ユーザが選択
    した抵抗値によって、前記モータ制御装置(14)がモー
    タ(16)をその作動速度にランプする時間を決定するこ
    とを特徴とする請求項1記載のインターフェースモジュ
    ール。
  9. 【請求項9】複数の入力装置は、ユーザが選択した抵抗
    値を有する第2ランプポテンショメータ(326)を含
    み、このランプポテンショメータ間のユーザが選択した
    抵抗値によって、前記モータ(16)に配給される初期エ
    ネルギーレベルを決定し、これにより、前記モータ制御
    装置(14)がモータ(16)をその作動速度にランプし始
    めることを特徴とする請求項8記載のインターフェース
    モジュール。
  10. 【請求項10】複数の入力装置は、ユーザが選択した抵
    抗値を有する減速ポテンショメータ(328)を含み、こ
    の減速ポテンショメータ間の前記ユーザが選択した抵抗
    値によって、前記モータ(16)の作動速度から完全な停
    止までの前記モータの減速時間を変えることを特徴とす
    る請求項1記載のインターフェースモジュール。
  11. 【請求項11】複数の入力装置は、前記モータ制御装置
    (14)にモータ(16)のための十分な所定の負荷電流を
    供給する電流設定装置(30)を含むことを特徴とする請
    求項1記載のインターフェースモジュール。
  12. 【請求項12】モータ制御装置(14)によって駆動され
    るモータの作動パラメータをユーザが設定することがで
    きるインターフェースモジュール(26)であって、 前記モータ制御装置(14)がネットワークに接続される
    ようになっており、前記インターフェースモジュール
    (26)は、 前記モータ制御装置(14)に対して命令信号を発生する
    ためのマイクロコントローラ(280)と、 このマイクロコントローラを前記ネットワークに接続し
    て、前記モータ制御装置(14)からのデータパケットを
    ネットワーク上で受け入れ、このデータパケットを前記
    マイクロコントローラ(280)に供給し、前記マイクロ
    コントローラからの命令信号をネットワーク上で前記モ
    ータ制御装置(14)に送信する通信リンク(282)と、 前記マイクロコントローラ(280)に接続して作動し、
    マイクロコントローラ(280)によって前記通信リンク
    (282)から受信した所定のデータパケットに応答し
    て、前記ユーザに視覚的な表示を与えるビジュアルディ
    スプレイ構造(286)と、 前記モータに対して作動パラメータを設定し、かつ前記
    マイクロコントローラ(280)に対応するパラメータ信
    号を供給して、前記マイクロコントローラ(280)が前
    記パラメータ信号に応じて命令信号を発生するためのユ
    ーザインターフェース構造(290、294、298、302、30
    4、306、320、322、324、326、328、330、332、334)と
    を備えていることを特徴とするインターフェースモジュ
    ール。
  13. 【請求項13】マイクロコントローラ(280)は、以下
    のステップを実行するために記憶されたマイクロコント
    ローラの複数の実行可能な命令を含み、 前記ステップは、 ネットワークを通信リンク(280)を用いて監視し、 所定のデータパケットの受信に応じてビジュアルディス
    プレイを作動させ、ユーザインターフェース構造(29
    0、294、298、302、304、306、320、322、324、326、32
    8、330、332、334)からパラメータ信号を読み取り、 前記ユーザインターフェース構造から読み取った前記パ
    ラメータ信号に対応する命令信号を発生することからな
    ることを特徴とする請求項12記載のインターフェース
    モジュール。
  14. 【請求項14】通信ネットワークに相互接続されるモー
    タ制御装置(14)によって駆動されるモータのパラメー
    タを設定する方法であって、 前記通信ネットワークに、入力装置(290、294、298、3
    02、304、306、320、322、324、326、328、330、332、3
    34)を有するインターフェースモジュール(26)を相互
    接続し、 前記パラメータに対する所望の設定に対応する、ユーザ
    が選択した設定に前記入力装置を設定し、 前記ユーザが選択した設定に応じて命令信号を発生し、
    この命令信号を通信ネットワーク上で前記モータ制御装
    置(14)に送信する、各ステップを含むことを特徴とす
    る方法。
  15. 【請求項15】前記通信ネットワークに相互接続される
    モータ制御装置(14)の形式を決定する付加的なステッ
    プを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】モータ制御装置(14)の形式を決定する
    ステップは、さらに、 前記通信ネットワーク上の初期化信号を前記インターフ
    ェースモジュール(26)に提供し、 前記モータ制御装置(14)からの応答を受信する、付加
    的なステップを含んでいることを特徴とする請求項15
    記載の方法。
  17. 【請求項17】モータ制御装置(14)からの誤差信号に
    対して前記通信ネットワークを監視し、 この通信ネットワーク上の誤差信号の受信に応じたビジ
    ュアル表示を生じる,各ステップをさらに含むことを特
    徴とする請求項15記載の方法。
JP2000069349A 1999-03-11 2000-03-13 インターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定方法 Pending JP2000298504A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/266,547 US6160365A (en) 1999-03-11 1999-03-11 Interface module for a motor control system
US266547 1999-03-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000298504A true JP2000298504A (ja) 2000-10-24

Family

ID=23015028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000069349A Pending JP2000298504A (ja) 1999-03-11 2000-03-13 インターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6160365A (ja)
EP (1) EP1037374B1 (ja)
JP (1) JP2000298504A (ja)
CN (1) CN1237699C (ja)
BR (1) BR0000826A (ja)
DE (1) DE60023778T2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6445966B1 (en) * 1999-03-11 2002-09-03 Eaton Corporation Data interface module for motor control system
US6445332B1 (en) * 1999-03-11 2002-09-03 Eaton Corporation Command module for a motor control system
US6380708B1 (en) * 2000-05-19 2002-04-30 Eaton Corporation Method for controlling the starting of an AC induction motor
US6420848B1 (en) * 2000-05-19 2002-07-16 Eaton Corporation Method and controlling the starting of an AC induction motor with closed loop current control
US6407529B1 (en) * 2000-05-19 2002-06-18 Eaton Corporation Method for controlling the starting of an induction motor utilizing closed loop alpha control
US6316896B1 (en) * 2000-07-19 2001-11-13 Abb Automation Inc. Man machine interface for an A-C motor bypass
US6901316B1 (en) * 2000-09-28 2005-05-31 Rockwell Automation Technologies, Inc. Electrical control system configuration method and apparatus
US6865425B2 (en) * 2002-01-07 2005-03-08 Siemens Energy & Automation, Inc. State machine for a pulse output function
US7890212B2 (en) * 2002-06-03 2011-02-15 Siemens Industry, Inc. Wizard for programming an intelligent module
GB2396757A (en) * 2002-12-27 2004-06-30 Castell Safety Internat Ltd An apparatus for monitoring the status of a motor
JP3775416B2 (ja) * 2003-02-10 2006-05-17 オムロン株式会社 インバータ装置
US7196491B2 (en) * 2003-02-12 2007-03-27 Siemens Energy & Automation, Inc. System and method for stall detection of a motor
EP1604450A1 (en) * 2003-03-03 2005-12-14 Abb Ab Device and method to configure same
US7442073B2 (en) 2003-08-26 2008-10-28 Lockheed Martin Method and apparatus for determining a position of an attitude control motor on a guided missile
US7422440B2 (en) * 2003-10-03 2008-09-09 Lockheed Martin Corporation Method and apparatus for determining a position of a location dependent device
US7342371B2 (en) * 2004-04-28 2008-03-11 Siemens Energy & Automation, Inc. System and method for detecting motor run condition
US8180919B1 (en) * 2004-07-30 2012-05-15 Xilinx, Inc. Integrated circuit and method of employing a processor in an integrated circuit
WO2006032344A1 (de) * 2004-09-17 2006-03-30 Sew-Eurodrive Gmbh & Co. Kg Verfahren, graphische benutzerschnittstelle und antrieb
US8044329B2 (en) 2005-04-11 2011-10-25 Watlow Electric Manufacturing Company Compact limiter and controller assembly and method
US7652888B2 (en) * 2005-04-11 2010-01-26 Watlow Electric Manufacturing Company Controller housing with connector retention assembly and method
US20060249507A1 (en) * 2005-04-11 2006-11-09 Watlow Electric Manufacturing Company Modular controller user interface and method
US7821220B2 (en) 2006-09-29 2010-10-26 Rockwell Automation Technologies, Inc. Motor having integral programmable logic controller
US7800339B2 (en) * 2006-11-20 2010-09-21 Honeywell International Inc. Drive control assembly for controlling a motor
US7948721B2 (en) * 2007-12-31 2011-05-24 Abb Inc. AC motor bypass with fault annunciation, serial communication and fault tolerant coil control
US8144438B2 (en) * 2008-10-03 2012-03-27 General Electric Company Motor control center communication system
US8473110B2 (en) * 2008-11-25 2013-06-25 Regal Beloit America, Inc. Systems and methods for controlling operation of a motor
US8670859B2 (en) * 2009-07-09 2014-03-11 Siemens Industry, Inc. Methods and apparatus for an improved motor control center
FR2961041B1 (fr) * 2010-06-02 2012-07-27 Parrot Procede de commande synchronisee des moteurs electriques d'un drone telecommande a voilure tournante tel qu'un quadricoptere
US8587240B2 (en) * 2011-07-20 2013-11-19 Eaton Corporation Operationally dependent filtering for soft starter current measurements
BR112015008034A2 (pt) 2012-10-22 2017-08-08 Abb Ab método, programa e produto de computador para controlar um conjunto de circuitos de uma montagem de partida suave, montagem de partida suave e sistema de bomba
US9559628B2 (en) 2013-10-25 2017-01-31 Black & Decker Inc. Handheld power tool with compact AC switch

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3953834A (en) * 1974-01-07 1976-04-27 Texas Instruments Incorporated Programmable logic controller with push down stack
US3924242A (en) * 1974-01-07 1975-12-02 Texas Instruments Inc System for building OP codes
US4254473A (en) * 1979-01-29 1981-03-03 Allen-Bradley Company Rack adapter for serially connected I/O interface racks
US4504927A (en) * 1982-09-08 1985-03-12 Allen-Bradley Company Programmable controller with expandable I/O interface circuitry
US5222009A (en) * 1990-07-30 1993-06-22 Eaton Corporation Solid state overload relay
US5493468A (en) * 1992-08-21 1996-02-20 Eaton Corporation Electrical contactor system with transfer of scaled overload information
US5452201A (en) * 1993-08-24 1995-09-19 Allen-Bradley Company, Inc. Industrial controller with highly distributed processing
CA2140065C (en) * 1994-01-18 2004-03-02 Leviton Manufacturing Co., Inc. Solid state motor speed control
US6000825A (en) * 1994-08-11 1999-12-14 Fredriksson; Lars-Berno Method and arrangement for a module which can be connected to a serial and digital network system
US5764023A (en) * 1995-05-03 1998-06-09 Allen Bradley Company, Inc. Motor controller with circuit interrupter and method for interrupting power to a motor controller
US5592057A (en) * 1995-06-23 1997-01-07 Applied Motion Products, Inc. Step motor and servo motor indexer
US5691871A (en) * 1995-11-14 1997-11-25 Eaton Corporation Test circuit for electrical switching device
US5909372A (en) * 1996-06-07 1999-06-01 Danfoss A/S User interface for programming a motor controller
FR2754220B1 (fr) * 1996-10-04 1998-12-31 Ecia Equip Composants Ind Auto Systeme de commande du fonctionnement de modules a motoreducteur a double sens de rotation, de reglage en position d'elements d'un siege de vehicule
US6032203A (en) * 1997-04-07 2000-02-29 General Electric Company System for interfacing between a plurality of processors having different protocols in switchgear and motor control center applications by creating description statements specifying rules

Also Published As

Publication number Publication date
DE60023778T2 (de) 2006-11-02
DE60023778D1 (de) 2005-12-15
US6160365A (en) 2000-12-12
BR0000826A (pt) 2000-10-10
EP1037374A2 (en) 2000-09-20
EP1037374B1 (en) 2005-11-09
EP1037374A3 (en) 2002-09-11
CN1267126A (zh) 2000-09-20
CN1237699C (zh) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000298504A (ja) インターフェースモジュール及びモータのパラメータ設定方法
JP4605414B2 (ja) 三相交流誘導モータを制御する方法
JP2000311002A (ja) データインターフェースモジュール及びパラメータの表示方法
JP4310507B2 (ja) ユーザが選択する命令をモータ制御装置に供給する方法およびそのための命令モジュール
CA2499342C (en) System and method for configuring a motor controller with an external device
US7119457B1 (en) Prioritized actuation system with overload protection for a generator transfer switch
US7859217B2 (en) System and method for operating a soft starter in conjunction with a single to three phase static converter
JP4199763B2 (ja) 三相負荷駆動制御装置
JP2010137931A (ja) コンベアの駆動制御装置
JP2004501038A (ja) エスカレータの駆動装置のための電源側と周波数変換器側との間での切り換えプロセス
KR100451369B1 (ko) 유도 전동기의 회전 속도 검출 방법
EP1027759B1 (en) Load indicator
JPH0970177A (ja) インバータ装置
JP7245015B2 (ja) ポンプ装置の制御ユニット、及びポンプ装置
KR100307999B1 (ko) 유도 전동기 제어 방법 및 그 장치
JP2005312090A (ja) 電動機駆動装置
JP3335662B2 (ja) コンクリートバイブレータ駆動電源装置
JP2005269854A (ja) 電動機駆動装置
JP4168517B2 (ja) 直流ファンモ−タの制御装置
JP2004132179A (ja) ポンプの過速度検出装置
JP2003235277A (ja) 電動機駆動システム
JP2003146188A (ja) ワイパ制御装置
JP4626124B2 (ja) 電動機の制御装置
JPH1041051A (ja) 交流電力制御装置
JPH0614598A (ja) ステッピングモータの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080409

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081105