JP2000297656A - 火力発電プラント - Google Patents

火力発電プラント

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JP2000297656A
JP2000297656A JP11108075A JP10807599A JP2000297656A JP 2000297656 A JP2000297656 A JP 2000297656A JP 11108075 A JP11108075 A JP 11108075A JP 10807599 A JP10807599 A JP 10807599A JP 2000297656 A JP2000297656 A JP 2000297656A
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power plant
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガスタービンプラントに供給する炭化水素燃料
を改質させ、改質させた燃料に含まれている二酸化炭素
を吸収回収する火力発電プラントを提供する。 【解決手段】本発明に係る火力発電プラントは、炭化水
素燃料に水を加えて加熱させ、水素と二酸化炭素の混合
ガスに改質させる改質器8と、この改質器8で改質させ
た改質燃料のうち、二酸化炭素を吸収放出させる手段2
7a,27b,28a,28bと、残った水素に富んだ
燃料を使用するガスタービンプラント1とを備えたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火力発電プラント
に係り、特にガスタービンから排出される二酸化炭素を
含む排ガスから二酸化炭素を効果的に分離回収させる火
力発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ガスタービンプラント単体また
はガスタービンプラントに排熱回収ボイラおよび蒸気タ
ービンプラントを組み合せたコンバインドサイクル発電
プラント等の火力発電プラントは、天然ガス、石油ガス
または石炭ガスなどの炭素成分を含む化石燃料を使用し
ている。これら化石燃料は、通常、一酸化炭素、炭素ま
たは他の水素炭化物から組成されている。
【0003】したがって、空気の存在の下、燃料を燃焼
させた後の燃焼ガスは、窒素ガスおよび酸素ガスに加え
て二酸化炭素,酸化窒素,酸化硫黄などのガスを含んで
いる。このような二酸化炭素,酸化窒素,酸化硫黄など
のような有害なガスを大気中に排出することは、地球の
温暖化または環境汚染上、地球レベルでの社会問題にな
っている。
【0004】ところで、酸化窒素,酸化硫黄などのガス
の処理方法は、技術の進展に伴って既に法律規制値以内
に収めることができるようになっているが、二酸化炭素
の処理方法は、その取扱い量が膨大であるため、未だ良
好な解決手段が見い出されていないのが現状である。
【0005】最近、燃焼後に大気中に排出されるガスか
ら二酸化炭素を処理する手段として排ガス中から二酸化
炭素を選択的に吸収する溶剤が提案されている。この溶
剤は、吸収した二酸化炭素を加熱すると、容易に二酸化
炭素を放出する性質を利用したものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような溶剤を
利用して二酸化炭素を処理する手段は、以下のような課
題がある。すなわち、第1に二酸化炭素は、溶剤に接触
させることにより吸収されるものの、接触時間を無限に
とることができないため、発電プラントの稼動中、常に
排ガスと溶剤とを接触させておくことが困難である。こ
のため、二酸化炭素の成分は排ガス中に回収されないま
ま残り、大気中に放出される可能性がある。
【0007】第2に、発電プラントにおいては、膨大量
の二酸化炭素が発生するため、二酸化炭素を回収するの
に要する溶剤も膨大な量となり、その溶剤を加熱するた
めに多大な熱エネルギーが必要となる。
【0008】したがって、従来の方法において、二酸化
炭素回収システムそれ自体が非常にコスト高となり、そ
れを駆動するためのコストも莫大となる。
【0009】一方、別の観点から観た場合、太陽エネル
ギーなどの再生可能なエネルギーを利用して水素を生成
し、その水素を燃料に使用する手段や、閉ループにおい
て二酸化炭素に水蒸気を加え、その混合気を循環させる
間に水蒸気を凝縮させて二酸化炭素を分離する手段など
が提案されているものの、構造が複雑化し、未だ実験室
レベルの段階であり、実用化への途は遠い。
【0010】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、所定の温度になると二酸化炭素を吸収し、所定の
高温度になると二酸化炭素を放出する性質を持ったガス
吸収放出材を巧みに利用して二酸化炭素を効果的に分離
回収させる火力発電プラントを提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る火力発電プ
ラントは、上記目的を達成するために、請求項1の発明
は、炭化水素燃料に水を加えて加熱させ、水素と二酸化
炭素の混合ガスに改質させる改質器と、この改質器で改
質させた改質燃料のうち、二酸化炭素を吸収放出させる
手段と、残った水素に富んだ燃料を使用するガスタービ
ンプラントとを備えたものである。
【0012】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項2の発明は、二酸化炭素を
吸収放出させる手段は、予め定められた温度になると二
酸化炭素を吸収し、予め定められた高温度になると吸収
していた二酸化炭素を放出する性質を持ったガス吸収放
出材を充填したガス吸収放出装置であることを特徴とす
るものである。
【0013】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項3の発明は、ガス吸収放出
材は、リチウム化合物であることを特徴とするものであ
る。
【0014】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項4の発明は、改質器は、そ
の入口側に炭化水素燃料を供給する燃料供給部と、水を
供給する水供給部と、上記燃料供給部からの燃料および
上記水供給部からの水を流量制御する手段とを備えたも
のである。
【0015】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項5の発明は、水供給部は、
ガスタービンプラントから排出される排出ガスに含まれ
るドレンを凝縮浄化する水浄化部を備えたものである。
【0016】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項6の発明は、改質器は、そ
の出口側を主燃料系と副燃料系とに区分けし、主燃料系
および副燃料系ともにガスタービンプラントに至る間
に、改質燃料の流れに沿って順に二酸化炭素を吸収放出
するガス吸収放出装置と、放出ガス処理回収部と、起動
用燃料供給部とを備えたものである。
【0017】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項7の発明は、改質器をガス
タービンプラントの排気ダクト内に設置するとともに、
上記改質器を上記ガスタービンプラントから排出する排
ガスで加熱させたものである。
【0018】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項8の発明は、主燃料系およ
び副燃料系のそれぞれに設けたガス吸収放出装置をガス
タービンプラントの排気ダクト内に設置する一方、上記
ガス吸収放出装置を上記ガスタービンプラントから排出
する排ガスで加熱させて改質燃料に含まれている二酸化
炭素を吸収させるとともに、上記ガス吸収放出装置で吸
収させた二酸化炭素を放出させる際、上記ガスタービン
プラントのガスタービンの中間段落から抽気した抽気ガ
スで上記ガス吸収放出装置を加熱させるものである。
【0019】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項9の発明は、主燃料系およ
び副燃料系のそれぞれに設けたガス吸収放出装置のう
ち、主燃料系に設けたガス吸収放出装置で改質燃料に含
まれている二酸化炭素を吸収させるとともに、副燃料系
に設けたガス吸収放出装置で吸収した二酸化炭素を放出
させるものである。
【0020】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項10の発明は、改質燃料に
含まれている二酸化炭素の吸収および放出を、主燃料系
に設けたガス吸収放出装置と副燃料系に設けたガス吸収
放出装置とで交互に行わせるものである。
【0021】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項11の発明は、主燃料系お
よび副燃料系のそれぞれに、改質燃料の流量および改質
燃料から分離させた二酸化炭素の流量を制御する制御手
段を備えたものである。
【0022】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項12の発明は、ガスタービ
ンプラントに排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラン
トを組み合せた火力発電プラントにおいて、上記排熱回
収ボイラに、炭化水素燃料に水を加えて加熱させ、水素
と二酸化炭素の混合ガスに改質させる改質器と、この改
質器で改質させた改質燃料のうち、二酸化炭素を吸収放
出させる手段と、残った水素に富んだ燃料を上記ガスタ
ービンプラントに供給する手段と、上記改質燃料から分
離した二酸化炭素を処理回収させる手段とを組み込んだ
ものである。
【0023】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項13の発明は、改質器を排
熱回収ボイラの蒸発器と節炭器との中間位置に設置した
ものである。
【0024】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項14の発明は、二酸化炭素
を吸収放出させる手段は、リチウム化合物を主成分とす
るガス吸収放出材を充填したガス吸収放出装置であり、
このガス吸収放出装置を排熱回収ボイラの過熱器と蒸発
器との中間位置に設置したものである。
【0025】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項15の発明は、ガスタービ
ンプラントに排熱回収ボイラおよび蒸気タービンプラン
トを組み合せた火力発電プラントにおいて、上記排熱回
収ボイラに、炭化水素燃料に水を加えて加熱させ、水素
と二酸化炭素の混合ガスに改質させる改質器と、この改
質器で改質させた改質燃料のうち、二酸化炭素を吸収放
出させる手段と、残った水素に富んだ燃料を上記ガスタ
ービンプラントに供給する手段と、上記改質燃料から分
離した二酸化炭素を処理回収させる手段と、上記排熱回
収ボイラから排出された排ガスに含まれれるドレンを凝
縮浄化して上記蒸気タービンプラントの給水ポンプに回
収させる手段とを組み込んだものである。
【0026】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項16の発明は、二酸化炭素
を処理回収させる手段は、二酸化炭素の流れに沿って順
に、ガス圧縮機、冷却器、ガス回収タンクで構成したも
のである。
【0027】本発明に係る火力発電プラントは、上記目
的を達成するために、請求項17の発明は、排ガスから
ドレンを分離させて凝縮浄化させる手段は、水分離装置
と水浄化装置とを組み合せたものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る火力発電プラ
ントの実施形態を図面および図面に付した符号を引用し
て説明する。
【0029】図1は、本発明に係る火力発電プラントの
第1実施形態を示す概略系統図である。
【0030】本実施形態に係る火力発電プラントは、ガ
スタービンプラント1と燃料部6とを備えて構成され
る。
【0031】ガスタービンプラント1は、空気圧縮機
2、ガスタービン燃焼器3、ガスタービン4、発電機等
の被駆動機5を備え、空気圧縮機2で吸い込んだ空気
(大気)ARを圧縮して高圧化し、その高圧空気を燃料
部6から供給された水素に富んだ燃料Fとともにガスタ
ービン燃焼器3に供給し、ここで生成した燃焼ガスをガ
スタービン4で膨張仕事をさせて動力を発生させ、被駆
動機5を駆動させている。
【0032】また、燃料部6は、炭化水素燃料を水素と
二酸化炭素の混合ガスに改質させ、改質させた混合ガス
のうち、二酸化炭素を吸収し、水素に富んだ燃料Fをガ
スタービンプラント1のガスタービン燃焼器3に供給す
る燃料改質供給部6aと、吸収した二酸化炭素を放出さ
せて回収する放出ガス処理回収部6bと、ガスタービン
プラント1の起動運転時、燃料を投入する起動用燃料供
給部6cとを備えている。
【0033】燃料改質供給部6aは、ガスタービンプラ
ント1の排気ダクト7に収容した改質器8に燃料として
の炭化水素燃料を供給する燃料供給部9と炭化水素燃料
を改質させるに必要な水を供給する水供給部14とを備
えている。
【0034】燃料供給部9は、炭化水素燃料の流れに沿
って順に、燃料タンク10、燃料ポンプ11、燃料流量
調整弁12、燃料流量検出器13を備えている。
【0035】また、水供給部14は、水の流れに沿って
順に、水タンク15、水ポンプ16、水流量調整弁1
7、水流量検出器18を備えている。
【0036】また、燃料供給部9および水供給部14
は、演算器19を備え、燃料流量検出器13および水流
量検出器18のそれぞれから検出した信号に基づいて演
算し、その演算信号に予め定められた設定信号を突き合
せ、偏差が出たとき、その偏差に基づいて弁開度信号を
演算して燃料流量調整弁12および水流量調整弁17の
それぞれに与え、燃料流量調整弁12および粋流量調整
弁17を開閉制御させるようになっている。
【0037】なお、水供給部14の水タンク15には、
水浄化部20が設けられている。この水浄化部20は、
水分離装置21、ポンプ22、水浄化装置23を備え、
排気ダクト7から案内されたドレンを水分離装置21で
水とガスに分離させ、分離後の水をポンプ22を介して
水浄化装置23で浄化し、浄水として水タンク15に供
給する一方、分離後のガスを煙突24を介して大気に放
出している。
【0038】また、燃料改質供給部6aは、ガスタービ
ンプラント1の排気ダクト7に収容した改質器8の出口
側に、通常時等に実施する主燃料系25aと、不測の事
態が発生した時等に実施する副燃料系25bとを設け、
燃料供給部9から供給された炭化水素燃料と水供給部1
4から供給された水とを基に、改質器8で水素と二酸化
炭素の混合ガスに改質させ、改質させた燃料のうち、水
素に富んだ改質燃料Fを主燃料系25aまたは副燃料系
25bを介してガスタービンプラント1のガスタービン
燃焼器3に供給するようになっている。
【0039】主燃料系25aおよび副燃料系25bは、
ともに、燃料の流れに沿って順に、燃料入口弁26a,
26b、ガス吸収放出材27a,27bを充填したがガ
ス吸収放出装置28a,28b、ガス濃度検出器29
a,29b、燃料出口弁30a,30bを備えている。
【0040】ガス吸収放出材27a,27bは、例えば
リチウム化合物であり、約500℃の温度に維持させる
と二酸化炭素と反応し炭酸化合物を生成して二酸化炭素
を吸収し、約700℃の温度に加熱すると炭酸化合物が
分解し、二酸化炭素を放出する性質を持っている。この
ため、燃料改質供給部6aは、ガスタービンプラント1
の排気ダクト7に収容したガス吸収放出装置28a,2
8bを約500℃に加温させてガス吸収放出材27a,
27bに二酸化炭素を吸収させる熱源としての排ガスを
ガスタービン4から排気ダクト7に案内する排ガス通路
31と、ガス吸収放出装置28a,28bを約700℃
に加温させてガス吸収放出材27a,27bで吸収させ
た二酸化炭素を放出させる熱源としての抽気ガスをガス
タービンの中間段落からガス吸収放出装置28a,28
bに案内する抽気ガス弁33a,33bを備えた抽気ガ
ス通路32a,32bを設けている。
【0041】一方、放出ガス処理回収部6bは、燃料改
質供給部6aの主燃料系25aおよび副燃料系25bの
それぞれから分岐した放出ガス系34に放出ガス弁35
a,35b、ガス圧縮機36、冷却器37、ガス回収部
38を備え、ガス吸収放出装置28a,28bから放出
された二酸化炭素をガス圧縮機36で圧縮して高圧化
し、その高圧二酸化炭素を冷却器37で冷却した後、ガ
ス回収タンク38に回収させるようになっている。
【0042】また、燃料改質供給部6aおよび放出ガス
処理回収部6bは、共用の二酸化炭素用演算器39を備
え、主燃料系25aおよび副燃料系25bのそれぞれに
設けたガス濃度検出器29a,29bから検出した二酸
化炭素濃度信号を基に二酸化炭素用演算器39で演算
し、その演算信号を予め定められた設定信号に突き合
せ、偏差が出たとき、偏差に基づいて演算した弁開閉信
号を主燃料系25aおよび副燃料系25bの燃料入口弁
26a,26b、燃料出口弁28a,28b、放出ガス
系34の放出ガス弁35a,35b、抽気ガス通路32
a,32bの抽気ガス弁33a,33bのそれぞれに与
えて各弁26a,26b,30a,30b,33a,3
3b,35a,35bを開閉制御させるようになってい
る。なお、各弁26a,26b,30a,…のうち、白
抜きの弁26a,30a,33a,35aは、開弁状態
を、また黒塗りの弁26b,30b,33b,35bは
閉弁状態をそれぞれ示している。
【0043】他方、起動用燃料供給部6cは、起動用弁
40、逆止弁41、起動用燃料タンク42を備え、ガス
タービンプラント1の定格運転時、起動用弁40を閉弁
させ、主燃料系25aまたは副燃料系25bから供給さ
れた水素に富む一部の燃料を起動用燃料タンク42に貯
えておき、ガスタービンプラント1の起動運転時、使用
するようになっている。
【0044】次に作用を説明する。
【0045】起動運転時、ガスタービンプラント1は、
ガスタービン燃焼器3に供給された空気圧縮機2からの
高圧空気と、起動用燃料供給部6cの起動用燃料タンク
42に予め貯えていた水素に富む改質燃料Fとで燃焼ガ
スを生成し、その燃焼ガスをガスタービン4で膨張仕事
をさせ、被駆動機5を駆動する。この間、ガスタービン
プラント1は、膨張仕事を終えた燃焼ガスとしての排ガ
スを排ガス通路31を介して排気ダクト7に供給し、こ
こでガス吸収放出装置28a,28bに充填するガス吸
収放出材27a,27b、例えばリチウム化合物を約5
00℃の温度で加熱させる。
【0046】一方、燃料改質供給部6aは、演算器19
で適正流量に制御させた燃料供給部9からの炭化水素燃
料と、演算器19で適正流量に制御させた水供給部14
および水浄化部20からの水とを改質器8に供給し、こ
こで炭化水素燃料と水とを反応させて水素と二酸化炭素
の混合ガスに改質させる。
【0047】改質させた混合ガスは、主燃料系25aの
燃料入口弁26aを介してガス吸収放出材27aを充填
したガス吸収放出装置28aに供給され、ここで混合ガ
スのうち、二酸化炭素をガス吸収放出材27aで吸収さ
せ、残りの水素に富んだ改質燃料Fを二酸化炭素用演算
器39で制御させた燃料出口弁30aを介してガスター
ビン燃焼器3に供給される。この間、副燃料系25b
は、ガスタービン4の中間段落からの抽気ガスを抽気ガ
ス通路32a、抽気ガス弁33aを介してガス吸収放出
装置28bのガス吸収放出材27bに供給し、ガス吸収
放出材27bを約700℃に加温させて二酸化炭素を放
出させ、その二酸化炭素を二酸化炭素用演算器39で制
御させた放出ガス弁35a、放出ガス系34を介して放
出ガス処理回収部6bのガス回収タンク38に回収させ
る。なお、燃料改質供給部6aは、主燃料系25aのガ
ス吸収放出材27aで二酸化炭素を吸収させているが、
主燃料系25aに不測の事態が発生した場合、副燃料系
25bに切り換えてもよく、また、二酸化炭素を適正量
に吸収放出させる場合、主燃料系25aと副燃料系25
bとを交互に使い分けてもよい。
【0048】このように、本実施形態は、ガスタービン
プラント1に設けた燃料部6を、燃料改質供給部6a、
放出ガス処理回収部6b、起動用燃料供給部6cで構成
するとともに、燃料改質供給部6aに組み込んだガス吸
収放出材27a,27bの性質を巧みに利用して炭化水
素燃料に含まれる二酸化炭素を効果的に吸収回収させた
ので、非常に少ないエネルギで二酸化炭素を確実に吸収
回収することができ、環境汚染の要因となる二酸化炭素
の排出量を極めて少なくさせたガスタービンプラントを
実現することができる。
【0049】図2は、ガスタービンプラントに排熱回収
ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバ
インドサイクル発電プラントを一例に採った火力発電プ
ラントの第2実施形態を示す概略系統図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
【0050】本実施形態に係る火力発電プラントは、ガ
スタービンプラント1、排熱回収ボイラ43、蒸気ター
ビンプラント44を備えて構成される。
【0051】ガスタービンプラント1は、空気圧縮機2
から供給される高圧空気と、燃料改質供給部6aから供
給される水素に富んだ改質燃料Fとを下にガスタービン
燃焼器3で燃焼ガスを生成し、その燃焼ガスをガスター
ビン4で膨張仕事をさせて動力を発生させている。
【0052】排熱回収ボイラ43は、長筒状のケーシン
グ45に収容され、ガスタービンプラント1のガスター
ビン4から排気ダクト7を介して供給される熱源として
の排ガス(排熱)の流れに沿って順に過熱器46、蒸気
ドラム47を備えた蒸発器48、節炭器49、煙突24
を備え、蒸気タービンプラント44から供給された給水
を節炭器49、蒸発器48、過熱器46で排ガスと順次
熱交換させ、蒸気を発生させるようにしている。
【0053】蒸気タービンプラント44は、蒸気タービ
ン50、被駆動機51、復水器52、給水ポンプ53を
備え、蒸気タービン50で排熱回収ボイラ43の過熱器
46から供給された蒸気に膨張仕事をさせて被駆動機5
1を駆動し、膨張仕事を終えたタービン排気を復水器5
2で凝縮させ、その凝縮水を放出ガス処理回収部6bの
冷却器37を介して排熱回収ボイラ43の節炭器49に
供給している。
【0054】放出ガス処理回収部6bは、燃料改質供給
部6aからの二酸化炭素を処理回収させる放出ガス系3
4を備えている。この放出ガス系34は、放出ガス弁3
5a,35b、ガス圧縮機36、冷却器37、ガス回収
タンク38を備え、燃料改質供給部6aから放出される
二酸化炭素を圧縮凝縮させて回収している。
【0055】一方、排熱回収ボイラ43には、燃料改質
供給部6aが組み込まれている。この燃料改質供給部6
aは、第1実施形態と同様に、水タンク15、水ポンプ
16からなる水供給部14と、燃料タンク10、燃料ポ
ンプ11からなる燃料供給部9と、出口側を主燃料系2
5aと副燃料系25bとに区分けした改質器8とを備え
ている。
【0056】また、主燃料系25aおよび副燃料系25
bは、ともに第1実施形態と同様に、燃料入口弁26
a,26bと、ガス吸収放出材27a,27bを充填し
たガス吸収放出装置28a,28bと、燃料出口弁30
a,30bとを備えている。
【0057】また、燃料改質供給部6aは、ガス吸収放
出装置28a,28bをガスタービンプラント1のガス
タービン4の中間段落に抽気ガス弁33a,33bを介
して接続する抽気ガス通路32a,32bを備え、ガス
タービン4の中間段落から抽気した抽気ガスを熱源とし
てガス吸収放出装置28a,28bを約700℃に加温
させ、予め吸収させていた二酸化炭素を放出ガス処理回
収部6bの放出ガス系34に供給させるようにしてい
る。
【0058】また、燃料改質供給部6aは、改質器8を
排熱回収ボイラ43の節炭器49と蒸発器48との中間
位置に設置するとともに、ガス吸収放出装置28a,2
8bを蒸発器48と過熱器46との中間位置に設置す
る。改質器8を節炭器49と蒸発器48との中間位置に
設置するのは、ここを通過するガスタービン4から排気
ダクト7を介して供給される排ガスの温度が約300℃
であり、炭化水素燃料を水素と二酸化炭素の混合ガスに
改質させるに適した温度になっているからである。ま
た、ガス吸収放出装置28a,28bを蒸発器48と加
熱器46との中間位置に設置するのは、ここを通過する
ガスタービン4から排気ダクト7を介して供給される排
ガスの温度が約500℃であり、二酸化炭素をガス吸収
放出装置28a,28bのガス吸収放出材27a,27
bに吸収させるに好ましい温度になっていることに基づ
く。
【0059】このように、本実施形態は、燃料改質供給
部6aの改質器8を排熱回収ボイラ43の蒸発器48と
節炭器49との中間位置に設置して燃料を改質させるに
必要な温度を確保させるとともに、ガス吸収放出材27
a,27bを充填させたガス吸収放出装置28a,28
bを排熱回収ボイラ43の過熱器46と蒸発器48との
中間位置に設置して改質燃料のうち、二酸化炭素をガス
吸収放出材27a,27bに吸収させるに必要な温度を
確保させる一方、二酸化炭素の持った熱を放出ガス処理
回収部6bで回収させたので、排熱回収ボイラ43から
のエネルギの有効活用を図ってエネルギで二酸化炭素を
確実に吸収回収させることができ、ひいてはプラント熱
効率を向上させることができる。
【0060】図3は、ガスタービンプラントに排熱回収
ボイラおよび蒸気タービンプラントを組み合せたコンバ
インドサイクル発電プラントを一例に採った火力発電プ
ラントの第3実施形態を示す概略系統図である。なお、
第1実施形態の構成部分と同一部分には同一符号を付
す。
【0061】本実施形態に係る火力発電プラントは、排
熱回収ボイラ43に組み込んだ燃料改質供給部6aのう
ち、改質器8に排熱回収ボイラ43の蒸気ドラム47か
ら抽気した蒸気を供給する蒸気供給系54を設け、炭化
水素燃料を水素と二酸化炭素の混合ガスに改質させる熱
源を確保したものである。
【0062】また、本実施形態に係る火力発電プラント
は、排熱回収ボイラ43の排ガスに含まれるドレンを凝
縮させて蒸気タービンプラント44の給水ポンプ53の
入口側に回収させる水分離装置21と水浄化装置23と
を備えた水浄化部20を設けたものである。
【0063】このように、本実施形態は、改質器8に蒸
気ドラム47から抽気した蒸気を供給する蒸気供給系5
4を設けて燃料を改質させるに必要な温度を確保すると
ともに、排ガスに含まれているドレンを凝縮浄化して蒸
気タービンプラント44に回収させる水浄化部20を設
けたので、少ないエネルギを有効に活用して改質燃料に
含まれている二酸化炭素を確実に吸収回収することがで
き、ひいてはプラント熱効率を向上させることができ
る。
【0064】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明に係る火力
発電プラントは、予め定められた温度になると二酸化炭
素を吸収し、予め定められた温度になると吸収した二酸
化炭素を放出させる性質を持ったガス吸収放出材を巧み
に利用して改質させた燃料のうち、二酸化炭素を吸収回
収させたので、環境汚染の要因となる二酸化炭素の排出
量を低く抑えた運転をすることができる。
【0065】また、本発明に係る火力発電プラントは、
二酸化炭素を回収放出させるガス吸収放出材の熱源とし
てガスタービンプラントからの排ガスを利用しているの
で、少ないエネルギでも二酸化炭素を確実に吸収回収す
ることができ、ひいてはプラント熱効率を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る火力発電プラントの第1実施形態
を示す概略系統図。
【図2】本発明に係る火力発電プラントの第2実施形態
を示す概略系統図。
【図3】本発明に係る火力発電プラントの第3実施形態
を示す概略系統図。
【符号の説明】
1 ガスタービンプラント 2 空気圧縮機 3 ガスタービン燃焼器 4 ガスタービン 5 被駆動機 6 燃料部 6a 燃料改質供給部 6b 放出ガス処理回収部 6c 起動用燃料供給部 7 排気ダクト 8 改質器 9 燃料供給部 10 燃料タンク 11 燃料ポンプ 12 燃料流量調整弁 13 燃料流量検出器 14 水供給部 15 水タンク 16 水ポンプ 17 水流量調整弁 18 水流量検出器 19 演算器 20 水浄化部 21 水分離装置 22 ポンプ 23 水浄化装置 24 煙突 25a 主燃料系 25b 副燃料系 26a,26b 燃料入口弁 27a,27b ガス吸収放出材 28a,28b ガス吸収放出装置 29a,29b ガス濃度検出器 30a,30b 燃料出口弁 31 排ガス通路 32a,32b 抽気ガス通路 33a,33b 抽気ガス弁 34 放出ガス系 35a,35b 放出ガス弁 36 ガス圧縮機 37 冷却器 38 ガス回収タンク 39 二酸化炭素用演算器 40 起動用弁 41 逆止弁 42 起動用燃料タンク 43 排熱回収ボイラ 44 蒸気タービンプラント 45 ケーシング 46 過熱器 47 蒸気ドラム 48 蒸発器 49 節炭器 50 蒸気タービン 51 被駆動機 52 復水器 53 給水ポンプ 54 蒸気供給系

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化水素燃料に水を加えて加熱させ、水
    素と二酸化炭素の混合ガスに改質させる改質器と、この
    改質器で改質させた改質燃料のうち、二酸化炭素を吸収
    放出させる手段と、残った水素に富んだ燃料を使用する
    ガスタービンプラントとを備えたことを特徴とする火力
    発電プラント。
  2. 【請求項2】 二酸化炭素を吸収放出させる手段は、予
    め定められた温度になると二酸化炭素を吸収し、予め定
    められた高温度になると吸収していた二酸化炭素を放出
    する性質を持ったガス吸収放出材を充填したガス吸収放
    出装置であることを特徴とする請求項1記載の火力発電
    プラント。
  3. 【請求項3】 ガス吸収放出材は、リチウム化合物であ
    ることを特徴とする請求項2記載の火力発電プラント。
  4. 【請求項4】 改質器は、その入口側に炭化水素燃料を
    供給する燃料供給部と、水を供給する水供給部と、上記
    燃料供給部からの燃料および上記水供給部からの水を流
    量制御する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記
    載の火力発電プラント。
  5. 【請求項5】 水供給部は、ガスタービンプラントから
    排出される排出ガスに含まれるドレンを凝縮浄化する水
    浄化部を備えたことを特徴とする請求項4記載の火力発
    電プラント。
  6. 【請求項6】 改質器は、その出口側を主燃料系と副燃
    料系とに区分けし、主燃料系および副燃料系ともにガス
    タービンプラントに至る間に、改質燃料の流れに沿って
    順に二酸化炭素を吸収放出するガス吸収放出装置と、放
    出ガス処理回収部と、起動用燃料供給部とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の火力発電プラント。
  7. 【請求項7】 改質器をガスタービンプラントの排気ダ
    クト内に設置するとともに、上記改質器を上記ガスター
    ビンプラントから排出する排ガスで加熱させたことを特
    徴とする請求項1記載の火力発電プラント。
  8. 【請求項8】 主燃料系および副燃料系のそれぞれに設
    けたガス吸収放出装置をガスタービンプラントの排気ダ
    クト内に設置する一方、上記ガス吸収放出装置を上記ガ
    スタービンプラントから排出する排ガスで加熱させて改
    質燃料に含まれている二酸化炭素を吸収させるととも
    に、上記ガス吸収放出装置で吸収させた二酸化炭素を放
    出させる際、上記ガスタービンプラントのガスタービン
    の中間段落から抽気した抽気ガスで上記ガス吸収放出装
    置を加熱させることを特徴とする請求項6記載の火力発
    電プラント。
  9. 【請求項9】 主燃料系および副燃料系のそれぞれに設
    けたガス吸収放出装置のうち、主燃料系に設けたガス吸
    収放出装置で改質燃料に含まれている二酸化炭素を吸収
    させるとともに、副燃料系に設けたガス吸収放出装置で
    吸収した二酸化炭素を放出させることを特徴とする請求
    項8記載の火力発電プラント。
  10. 【請求項10】 改質燃料に含まれている二酸化炭素の
    吸収および放出を、主燃料系に設けたガス吸収放出装置
    と副燃料系に設けたガス吸収放出装置とで交互に行わせ
    ることを特徴とする請求項8記載の火力発電プラント。
  11. 【請求項11】 主燃料系および副燃料系のそれぞれ
    に、改質燃料の流量および改質燃料から分離させた二酸
    化炭素の流量を制御する制御手段を備えたことを特徴と
    する請求項6記載の火力発電プラント。
  12. 【請求項12】 ガスタービンプラントに排熱回収ボイ
    ラおよび蒸気タービンプラントを組み合せた火力発電プ
    ラントにおいて、上記排熱回収ボイラに、炭化水素燃料
    に水を加えて加熱させ、水素と二酸化炭素の混合ガスに
    改質させる改質器と、この改質器で改質させた改質燃料
    のうち、二酸化炭素を吸収放出させる手段と、残った水
    素に富んだ燃料を上記ガスタービンプラントに供給する
    手段と、上記改質燃料から分離した二酸化炭素を処理回
    収させる手段とを組み込んだことを特徴とする火力発電
    プラント。
  13. 【請求項13】 改質器を排熱回収ボイラの蒸発器と節
    炭器との中間位置に設置したことを特徴とする請求項1
    2記載の火力発電プラント。
  14. 【請求項14】 二酸化炭素を吸収放出させる手段は、
    リチウム化合物を主成分とするガス吸収放出材を充填し
    たガス吸収放出装置であり、このガス吸収放出装置を排
    熱回収ボイラの過熱器と蒸発器との中間位置に設置した
    ことを特徴とする請求項12記載の火力発電プラント。
  15. 【請求項15】 ガスタービンプラントに排熱回収ボイ
    ラおよび蒸気タービンプラントを組み合せた火力発電プ
    ラントにおいて、上記排熱回収ボイラに、炭化水素燃料
    に水を加えて加熱させ、水素と二酸化炭素の混合ガスに
    改質させる改質器と、この改質器で改質させた改質燃料
    のうち、二酸化炭素を吸収放出させる手段と、残った水
    素に富んだ燃料を上記ガスタービンプラントに供給する
    手段と、上記改質燃料から分離した二酸化炭素を処理回
    収させる手段と、上記排熱回収ボイラから排出された排
    ガスに含まれれるドレンを凝縮浄化して上記蒸気タービ
    ンプラントの給水ポンプに回収させる手段とを組み込ん
    だことを特徴とする火力発電プラント。
  16. 【請求項16】 二酸化炭素を処理回収させる手段は、
    二酸化炭素の流れに沿って順に、ガス圧縮機、冷却器、
    ガス回収タンクで構成したことを特徴とする請求項12
    または15記載の火力発電プラント。
  17. 【請求項17】 排ガスからドレンを分離させて凝縮浄
    化させる手段は、水分離装置と水浄化装置とを組み合せ
    たことを特徴とする請求項15記載の火力発電プラン
    ト。
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