JP2000295227A - 逆多重通信におけるフレーム分割送信回路 - Google Patents
逆多重通信におけるフレーム分割送信回路Info
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Abstract
Frからデータサイズを検出して回線データテーブルに
基づいて上記フレームFrを複数の回線に分割して割り
当てる。分割フレーム生成回路3[1]〜3[3]は、
フレームデータの全てを格納する複数のメモリ4[1]
〜4[3]から自己の回線に割り当てられたフレームデ
ータを読み出して分割フレームFd[1]〜Fd[3]
を再構築する。 【効果】 受け入れるフレームのフレーム長が可変であ
り、かつ各回線の伝送容量が異なっていても、データ量
/伝送容量、に不均衡が発生しないため、伝送効率が向
上する。
Description
同時並列的に利用して大量の情報を短時間に転送するデ
ータ通信用のフレーム分割送信回路に関する。
用して、大量の情報を短時間に転送する方法として以下
に記す二つの方法が採用されていた。 1.フレーム単位で並列送信する方法 この方法では、送信側で送信処理部が、通信利用者から
複数のフレームを連続して受け入れる。この複数のフレ
ームをフレーム単位で複数の回線に分配して並列伝送す
る。受信側で受信処理部が、この複数のフレームを元の
順番に並べ替えて通信利用者へ転送する。
複数のフレームを連続して受け入れる。この複数のフレ
ームをフレーム毎にATM(Asynchronous Transfer Mo
de)セルに分割する。受信側では、並列伝送されてくる
複数のセルを受け入れる。受信処理部が、この複数のセ
ルから元のフレームを再生成する。再生成したフレーム
を順番に並べ替えて通信利用者へ転送する。詳細につい
ては、例えば[複数ATM回線並列利用における高速通
信の実現法の一検討](1996年電子情報通信学会総
合大会B―778NTT通信網研究所)に記載されてい
る。
な従来の技術には、次のような解決すべき課題があっ
た。上記1では、各回線の伝送容量を同じにしても、フ
レーム長が可変であれば、各回線で送信されるデータ量
に不均衡が発生する。その結果回線利用に無駄が発生す
る。上記2では、各回線の伝送容量が異なっている場合
に、データ量/伝送容量、に不均衡が発生する。その結
果回線利用に無駄が発生する。
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉フレームデータと制御データとを含むフレー
ムを受け入れて、上記制御データの示す上記フレームデ
ータのデータサイズを検出し、複数の回線の回線容量に
応じて上記フレームデータを分割して割り当てる分割制
御情報を生成する分割制御回路と、いずれも上記フレー
ムデータの全体を格納する上記複数の回線のそれぞれの
ために配置される複数のメモリと、上記分割制御回路か
ら上記分割制御情報を受け入れて、この分割制御情報に
基づいて上記メモリから自己の回線に割り当てられたフ
レームデータを読み出して分割フレームを再構築する上
記複数の回線のそれぞれのために配置される分割フレー
ム生成回路を備えたことを特徴とする逆多重通信におけ
るフレーム分割送信回路。
信回路において、上記分割制御回路は、上記複数の回線
それぞれの回線容量を格納する回線データテーブルを所
持し、この回線データテーブルに基づいて上記分割制御
情報を生成することを特徴とする逆多重通信におけるフ
レーム分割送信回路。
信回路において、上記分割制御情報は、上記複数の回線
のそれぞれのために配置される複数のメモリから自己の
回線に割り当てられたフレームデータを読み出す位置と
その読み出すデータ量が書き込まれていることを特徴と
する逆多重通信におけるフレーム分割送信回路。
例を用いて説明する。分割制御回路は、受け入れたフレ
ームからデータサイズを検出して、そのデータを複数の
回線に分割して割り当てるための分割制御情報を生成す
る。この分割制御情報は、予め設定されている回線の伝
送容量に応じて生成される。同時に上記複数の回線にそ
れぞれ対応して配置されている複数のメモリのそれぞれ
に上記受け入れたフレームデータの全てが等しく格納さ
れる。各回線毎に配置されている分割フレーム生成回路
は、上記分割制御情報に書き込まれているデータ量と開
始アドレスに基づいて、そのデータを読み出して分割フ
レームを再構築する。以上の制御動作を実行するために
本発明によるフレーム分割送信回路は、以下のように構
成される。
レーム分割送信回路のブロック図である。本発明による
フレーム分割送信回路は、分割制御回路1と、フレーム
記憶回路2と、分割フレーム生成回路3を備える。
が通信利用者からフレームFrを受け入れたときに、そ
のフレームFrのデータサイズDsを検出する部分であ
る。このデータサイズDsから後に説明する分割制御情
報Dcを生成して分割フレーム生成回路3へ送出する部
分でもある。この分割制御回路1は、内部に、予め設定
された回線の伝送容量、或いはその比を格納する回線デ
ータテーブル5を所持する。
応した回線毎のメモリ4を備える部分である。フレーム
分割送信回路が通信利用者からフレームFrを受け入れ
たときに、そのフレームFrのデータDdを全てのメモ
リ4に等しく格納する。更に、後に説明する分割フレー
ム生成回路3の要求に応じて指定されるアドレスのデー
タDrを読み出して送出する部分でもある。
して回線毎に1個配置される。分割制御回路1が送出す
る分割制御情報Dcを受け入れる。この分割制御情報D
cに基づいてフレーム記憶回路2内の自己の属する回線
に対応するメモリ4から指定されるアドレスのデータD
rを受け入れて分割フレームFdを再構築する部分であ
る。分割フレームFdを再構築するに当たって必要な制
御信号を追加する部分でもある。分割フレームFdは、
分割送信回路から送出されAAL処理回路11及びAT
M処理回路12によって通常の処理がなされた後、各回
線へ送出される。
割送信回路の動作説明図である。図2は、本発明による
分割送信回路の各構成部分の役割をイメージ的に表した
図である。動作説明の前提条件を以下のように定める。
ムFrのデータサイズを1000バイトとする。 条件2.回線1、回線2、回線3、それぞれの回線容量
比をそれぞれ2対1対1とする。 条件3.フレームFrのデータの先頭から回線1、回線
2、回線3の順番でデータ分配するものとする。 図2のステップS1〜ステップS5に従って本発明によ
る分割送信回路の動作について説明する。
出して分割制御情報Dcを生成する。条件1及び条件2
よりデータサイズ1000バイトのフレームFrを回線
1に500バイト{フレームサイズ・(回線1/回線全
体)}、回線2に250バイト{フレームサイズ・(回
線2/回線全体)}、回線3に250バイト{フレーム
サイズ・(回線3/回線全体)}、に分配する。
先頭から500バイト分配する。即ち回線1のオフセッ
ト0とする。回線2にフレームFrの501バイト〜7
50バイトを分配する。即ち、回線2のオフセットを5
00とする。回線3にフレームFrの751バイト〜1
000を分配する。即ち、回線3のオフセットを750
とする。
メモリ4[3]のそれぞれに1000バイトのデータD
dを格納する。
3[3]は、ステップS1で生成した分割制御情報Dc
を分割制御回路1から受け入れる。この分割制御情報D
cに基づいて分割フレーム生成回路3[1]は、メモリ
4[1]の先頭から500バイト読み出し、その先頭に
ヘッダを追加して分割フレームFd[1]を再構築す
る。
は、メモリ4[2]の501バイト〜750バイトを読
み出し、その先頭にヘッダを追加して分割フレームFd
[2]を再構築する。更に、分割フレーム生成回路3
[3]は、メモリ4[3]の751バイト〜1000バ
イトを読み出し、その先頭にヘッダを追加して分割フレ
ームFd[3]を再構築する。
は、それぞれ分割フレーム生成回路3[1]〜分割フレ
ーム生成回路3[3]から分割フレームFd[1]〜分
割フレームFd[3]を受け入れてAAL5のフレーム
形式に変換する。ここで分割フレームFd[1]〜分割
フレームFd[3]の末尾に、フレームの後端を表すト
レーラが追加される。尚、AAL(ATMアダプション
レイヤ)処理とは、さまざまな上位アプリケーションの
データ単位と、セルで統一的に扱われる48バイトのユ
ーザ情報との整合/調整する処理である。
は、それぞれAAL処理回路11[1]〜AAL処理回
路11[3]からAAL処理された分割フレームFa
[1]〜AAL処理された分割フレームFa[3]を受
け入れてATMセルに分解して所定の回線へ送出する。
構成要素の役割分担的な観点から説明した。ここで留意
すべき点は以下の通りである。分割制御回路1は、内部
に、予め設定された回線の伝送容量、或いはその比を格
納する回線データテーブル5に基づいて分割制御情報D
cを生成している。従って受け入れるフレームのフレー
ム長が可変であり、かつ各回線の伝送容量が異なってい
ても、データ量/伝送容量、に不均衡が発生しないとい
うことである。
を用いて時系列的な観点から再度説明する。図3は、本
発明による分割送信回路の時系列動作説明図である。縦
軸に時間経過を、横軸に複数の回線を並べて記載してあ
る。縦軸の時刻T1〜時刻T5に沿って分割送信回路の
動作について説明する。動作説明の前提条件を上記各構
成要素の役割分担的な観点からの説明と同様に以下のよ
うに定める。
ムFrのデータサイズを1000バイトとする。 条件2.回線1、回線2、回線3、それぞれの回線容量
比をそれぞれ2対1対1とする。 条件3.フレームFrのデータの先頭から回線1、回線
2、回線3の順番でデータ分配するものとする。
受け入れてメモリ4[1]〜メモリ4[3]のそれぞれ
に1000バイトのデータDdの格納を開始する。同時
に、分割制御回路1が、フレームFrのフレームサイズ
を検出して分割制御情報Dcを生成する。分割制御回路
1は、回線データテーブルに基づいて各回線毎分割制御
情報Dcを生成して各回線毎に分割フレーム生成回路3
[1]〜3[3]へ送出する。同時に分割フレームに追
加する再構築用ヘッダを生成する。以上の動作は、通
常、フレーム記憶回路2がデータDdの格納中に終了す
る。
割フレーム生成回路3[1]〜3[3]は、分割制御情
報Dcに基づいて対応するメモリ4[1]〜メモリ4
[3]から自己に割り当てられた量読み出して上記再構
築用ヘッダを追加し、分割フレームを生成してAAL処
理回路11[1]〜AAL処理回路11[3]へ送出す
る。
は、それぞれ分割フレーム生成回路3[1]〜分割フレ
ーム生成回路3[3]から分割フレームFd[1]〜分
割フレームFd[3]を受け入れてAAL5のフレーム
形式に変換する。ここで分割フレームFd[1]〜分割
フレームFd[3]の末尾に、フレームの後端を表すト
レーラが追加される。
は、それぞれAAL処理回路11[1]〜AAL処理回
路11[3]からAAL処理された分割フレームFa
[1]〜AAL処理された分割フレームFa[3]を受
け入れてATMセルに分解して所定の回線へ送出する。
系列的な観点から説明した。ここで留意すべき点は以下
の通りである。フレーム記憶回路2には回線数(上記説
明では3)に等しいメモリ4[1]〜メモリ4[3]が
配置されているため時刻T2以降は、各回線毎の独立並
行処理が可能になる。即ち処理に要する時間は、最短に
なるということである。
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
2以上の任意の回線数で適用可能である。又、上記説明
では、複数の回線に配分するデータ量を回線データテー
ブルに基づいて正確に配分したが、本発明は、これに限
定されるものではない。即ち、データの区切り等に応じ
て配分を変更してもよい。
用いたATM回線に限定して説明したが、本発明は、こ
れに限定されるものではなく、可変長フレームの送信可
能なプロトコルの回線であればどんなプロトコルでも適
用可能である。又、コネクションについては特に限定し
なかったが、各コネクションは、必ずしも物理的に複数
の回線である必要はなく、1本の回線上に理論的に複数
のコネクションを確保するような場合にも適用できる。
更に、コネクションの媒体についても特に説明しなかっ
たが、これは有線、無線を問わず、有線、無線が混在し
ていてもよい。
された回線の伝送容量、或いはその比を格納するデータ
回線データテーブルに基づいて分割制御情報を生成す
る。この分割情報に基づいて複数の回線にデータが配分
されるため、受け入れられるフレームのフレーム長が可
変であり、かつ各回線の伝送容量が異なっていても、デ
ータ量/伝送容量、に不均衡が無くなるため回線利用に
無駄が発生しなくなり、伝送効率が向上する。 2.フレーム記憶回路に回線数に等しいメモリが配置さ
れているため、データは、各回線毎に独立並行処理され
る。従って処理に要する時間は、最短になり伝送効率が
向上する。
図である。
る。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 フレームデータと制御データとを含むフ
レームを受け入れて、前記制御データの示す前記フレー
ムデータのデータサイズを検出し、複数の回線の回線容
量に応じて前記フレームデータを分割して割り当てる分
割制御情報を生成する分割制御回路と、 いずれも前記フレームデータの全体を格納する前記複数
の回線のそれぞれのために配置される複数のメモリと、 前記分割制御回路から前記分割制御情報を受け入れて、
この分割制御情報に基づいて前記メモリから自己の回線
に割り当てられたフレームデータを読み出して分割フレ
ームを再構築する前記複数の回線のそれぞれのために配
置される分割フレーム生成回路を備えたことを特徴とす
る逆多重通信におけるフレーム分割送信回路。 - 【請求項2】 請求項1に記載のフレーム分割送信回路
において、 前記分割制御回路は、 前記複数の回線それぞれの回線容量を格納する回線デー
タテーブルを所持し、この回線データテーブルに基づい
て前記分割制御情報を生成することを特徴とする逆多重
通信におけるフレーム分割送信回路。 - 【請求項3】 請求項1に記載のフレーム分割送信回路
において、 前記分割制御情報は、 前記複数の回線のそれぞれのために配置される複数のメ
モリから自己の回線に割り当てられたフレームデータを
読み出す位置とその読み出すデータ量が書き込まれてい
ることを特徴とする逆多重通信におけるフレーム分割送
信回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9562599A JP3015367B1 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 逆多重通信におけるフレ―ム分割送信回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9562599A JP3015367B1 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 逆多重通信におけるフレ―ム分割送信回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3015367B1 JP3015367B1 (ja) | 2000-03-06 |
JP2000295227A true JP2000295227A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14142720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9562599A Expired - Fee Related JP3015367B1 (ja) | 1999-04-02 | 1999-04-02 | 逆多重通信におけるフレ―ム分割送信回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3015367B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1330084A1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-07-23 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Capacity variable link apparatus and capacity variable link setting method |
JP2003338843A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | Genetec Corp | ルーティング装置及びルーティング方法 |
-
1999
- 1999-04-02 JP JP9562599A patent/JP3015367B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1330084A1 (en) * | 2002-01-22 | 2003-07-23 | Nippon Telegraph and Telephone Corporation | Capacity variable link apparatus and capacity variable link setting method |
US7912087B2 (en) | 2002-01-22 | 2011-03-22 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Capacity variable link apparatus and capacity variable link setting method |
JP2003338843A (ja) * | 2002-05-21 | 2003-11-28 | Genetec Corp | ルーティング装置及びルーティング方法 |
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---|---|
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