JP2000291517A - エンジンのスタータ制御装置 - Google Patents

エンジンのスタータ制御装置

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JP2000291517A
JP2000291517A JP11097911A JP9791199A JP2000291517A JP 2000291517 A JP2000291517 A JP 2000291517A JP 11097911 A JP11097911 A JP 11097911A JP 9791199 A JP9791199 A JP 9791199A JP 2000291517 A JP2000291517 A JP 2000291517A
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starter
gear
cranking
pinion gear
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JP11097911A
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Yasunori Nakagawa
靖規 中川
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Toyota Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/08Circuits or control means specially adapted for starting of engines
    • F02N11/0851Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear
    • F02N11/0855Circuits or control means specially adapted for starting of engines characterised by means for controlling the engagement or disengagement between engine and starter, e.g. meshing of pinion and engine gear during engine shutdown or after engine stop before start command, e.g. pre-engagement of pinion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン始動時における始動時間の短縮、ス
タータギヤの衝撃音(クランキングノイズ)の低減、及
び耐久性の向上の実現。 【解決手段】 スタータモータにエンジン停止中(ステ
ップ120)に、予めスタータギヤを噛合わせる(ステ
ップ140、ステップ150)。また、所定の停止条件
が成立したときにエンジンを自動停止すると共に、該自
動停止中にスタータギヤの噛合せを行い、所定の再始動
条件が成立したときに該自動停止したエンジンをスター
タモータによって再始動する車両にも適用可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、エンジン始動時に
スタータギヤを噛合わせてクランキングを行うエンジン
のスタータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン始動時にスタータギヤを
噛合わせてクランキングを行うエンジンのスタータ装置
として、図5に示すようなスタータ装置stが提案され
ている(例えば特開平5−202835号公報)。
【0003】図5は、スタータ装置stの全体の構造を
概略的に表した斜視図である。
【0004】図5において、符号2はいわゆるスタータ
モータであり、符号10は該スタータモータ2の回転軸
(出力軸)であるスタータモータ軸である。該スタータ
モータ軸10の先端には、該スタータモータ軸10と一
体にr方向(又は、制御によっては逆転方向)に回転可
能なピニオンギヤ5が備えられており、該ピニオンギヤ
5をリングギヤ7に噛合わせ、回転させることによって
クランキングを行う(以後、ピニオンギヤ5とリングギ
ヤ7をセットでスタータギヤという)。
【0005】前記スタータモータ軸10は、矢示p、n
方向にスライド可能な構造となっており、点gを支点と
して回転可能なドライブレバー3の一端と連結されてい
る。該ドライブレバー3は他端を矢示f、b方向にスラ
イド可能なプランジャ9と連結されている。プランジャ
9は、電流を流すことにより電磁力を発生するコイル1
の(中心)軸であり、該コイル1に電流を流すことによ
り矢示f、b方向にスライドする制御ができる構造とな
っている。
【0006】該プランジャがスライドすると、スタータ
モータ軸10は、該ドライブレバー3に連結されている
ため、連動する形でスライドする。具体的には、プラン
ジャ9が矢示f方向にスライドすると、スタータモータ
軸10は矢示n方向にスライドし、プランジャ9が矢示
b方向にスライドすると、スタータモータ軸10は矢示
p方向にスライドする。
【0007】クランキングは、例えば、キースイッチ
(図示せず)などによるエンジン始動要求信号(スター
ト信号)が図示せぬECU(Electronic Control Uni
t)に入力後にコイル1に電流が流れ、プランジャ9が
矢示b方向にスライドする。プランジャ9が矢示b方向
にスライドすることによって、ドライブレバー3を介し
て連結されているスタータモータ軸10が矢示p方向に
スライドし、スタータモータ軸10をr方向に回転させ
ながらピニオンギヤ5をリングギヤ7に噛合わせてクラ
ンキングを行っている(特開平5−202835号公
報)。
【0008】なお、このスタータモータ軸10(ピニオ
ンギヤ5)に回転を与えるタイミングに関しては、コイ
ル1に電流が流れると同時にスタータモータ2に電流が
流れ、回転を与える技術や、プランジャ9のスライド量
が所定量以上スライドするとスタータモータ2に電流が
流れ、回転を与える技術などが開示されている。
【0009】このように、スタータモータ軸10をr方
向に回転させてピニオンギヤ5とリングギヤとを噛合わ
せるのは、仮にスタータモータ軸10(ピニオンギヤ
5)を回転させないでリングギヤ7に噛合わせようとす
ると、互いに(山と谷がある)歯車同士なので上手く噛
み合わないことが発生してしまう可能性があるからであ
り、このことを未然に防ぐためにスタータモータ軸10
(ピニオンギヤ5)に若干の回転を与えながら噛合わせ
るようにしているのである。
【0010】また、クランキングをプランジャ9をわざ
わざスライドさせ、ピニオンギヤ5をリングギヤ7に噛
合わせて行う理由は、エンジン運転中はリングギヤ7は
高速で回転しておりピニオンギヤ5とリングギヤ7とを
常時噛合わせた状態にしておくと、リングギヤ7の外径
より外径が小さいピニオンギヤ5はさらに高速で回転す
ることとなり、スタータモータ2に多大な負荷を与えて
しまうので、エンジン始動時(エンジン始動要求信号入
力時)にこのようにクランキングを行うときだけ、ピニ
オンギヤ5とリングギヤ7を噛合わせるようにしてい
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記技
術では、エンジンの始動要求信号の入力後にスタータs
tを作動させるために、エンジン始動に時間の遅れが生
じる可能性があった。つまり、エンジン始動要求信号
(スタート信号)の入力後にコイル1に電流を流し、プ
ランジャをスライドさせることにより、(ドライブレバ
ー3を介して)スタータモータ軸をスライドさせ、ピニ
オンギヤ5とリングギヤ7と(スタータギヤ)を噛合せ
るとエンジン始動に時間を要した。
【0012】特に、エンジン自動停止制御をを行う車両
にあっては、通常の車両(エンジンの自動停止を行わな
い車両)に比べクランキング頻度が極端に多いため、エ
ンジン再始動時におけるエンジンの早期始動は課題でも
あり、非常に望まれるものであった。
【0013】また、クランキングを早急に行おうとした
場合には、ピニオンギヤ5をプランジャ9により大きな
力で素早くリングギヤ7にスライドさせるようにするの
が考えられるが、この場合ピニオンギヤ5の端面がリン
グギヤ7の端面に衝突し、衝撃や衝撃音の発生、及びそ
の衝撃によるリングギヤ7とピニオンギヤ5の早期劣化
を促す原因ともなる。
【0014】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、エンジンの始動の遅れを大幅に短縮さ
せ、スタータギヤの衝撃・衝撃音の抑制、及び、それに
よる部品の耐久性の向上をすべて実現できるエンジンの
スタータ制御装置を提供することをその課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エンジン始動時にスタータギヤを噛み合わせてクラ
ンキングを行うエンジンのスタータ制御装置において、
エンジンの停止時に予め前記スタータギヤを噛合わせる
ことにより、上記課題を解決したものである。
【0016】このようにエンジン停止時に予めスタータ
ギヤ(従来技術で説明したピニオンギヤとリングギヤ)
を噛合わせておくことで、次のエンジン始動時には、ス
タータギヤを噛合わせる時間分だけエンジンの始動を早
く行うことができる。
【0017】また、スタータギヤの噛合いを時間的に余
裕をもってゆっくり行うことができるため、スタータギ
ヤの噛合せによって発生する衝撃や衝撃音(クランキン
グノイズ)を大幅に低減させることができ、さらに衝撃
を与えない分、スタータギヤの耐久性を向上させること
ができる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、所定の停止条件が成立したときにエンジンを自動停
止すると共に、該自動停止中に前記スタータギヤの噛合
せを行い、所定の再始動条件が成立したときに該自動停
止したエンジンを前記スタータモータによって再始動す
ることにより、同様に上記課題を解決したものである。
【0019】これは、請求項1の発明がエンジンの自動
停止制御を行う車両にも適用できることを具体的に記し
たものである。特に、エンジンが自動停止を行うシステ
ムの車両にあっては、エンジンが自動停止しない車両に
比べ、エンジンの停止・再始動の回数が極端に多くなる
ため、本発明は請求項1の効果がさらに顕著に現れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施形態を詳細に説明する。
【0021】本発明における実施形態のスタータは、従
来の技術にて説明した図5のスタータstと基本的な構
造、及び機能は同一又は類似して部分もああるため、そ
の同一又は類似の部分については下2桁が同一の番号を
付し、簡単な説明とする。
【0022】図2は本実施形態における車両のエンジン
のスタータ制御装置(以後、単にスタータという)ST
であり、クランキングを行う前の図である。
【0023】スタータSTは、主に駆動部Mと、コイル
部Cと、スタータギヤ部SGによって構成されている。
【0024】前記駆動部Mは、エンジン始動の回転駆動
系のアーマチュア102を備える。該アーマチュア10
2は、いわゆるスタータモータそのものであり、その中
心部に矢示P方向、N方向にスライド可能なスタータモ
ータ軸110を備えている。該スタータモータ軸110
は、後述するリード線125に電流が流れることによっ
て、従来技術と同様、R方向(又は、制御によっては逆
転方向)に回転する。
【0025】前記スタータギヤ部SGは、該スタータモ
ータ軸110の先端に備えられたピニオンギヤ105
と、該ピニオンギヤ105に噛合わされるリングギヤ1
07とを有し、又、該リングギヤ107とアーマチュア
102との間には、アーマチュア102からの回転力を
ピニオンギヤ105に断続可能なクラッチ119が配置
されている。
【0026】前記スタータモータ軸110は矢示P、N
方向にスライド可能となっており、該スタータモータ軸
110の中間部の支点Gによって回転自在に支持されて
いるドライブレバー103の一端と連結されている。
【0027】前記コイル部Cは、主にピニオンギヤ10
5をリングギヤ107へ当接・噛合わせるための駆動機
構Kと、アーマチュア102へに通電制御を行うための
スイッチ機構Sとによって構成されている。
【0028】前記ドライブレバー103のスタータモー
タ軸110側ではない側の端部は、矢示F方向あるいは
矢示B方向にスライド(駆動)可能なプランジャ109
と連結されている。該プランジャ109は、駆動用コイ
ル101Kと、保持用コイル101Hを外周に備えてい
る。これら2つのコイル101K、101Hに通電する
と、それぞれのコイル101K、101Hは、電磁力を
発生し、該電磁力によってプランジャ109が矢示F方
向にスライドし、スタータモータ軸110は矢示N方向
にスライド(駆動)する。
【0029】一方、アーマチュア102への通電回路を
閉開するためのスイッチ機構Sにおいては、車両(図示
せず)に搭載されたバッテリBattとアーマチュア1
02との間に設けられた2つの固定接点113a、11
3bと、プランジャ109におけるドライブレバー側で
ない側の端部Hに弾性支持されて、且つ、プランジャ1
09と連動して該固定接点113a、113b間を通電
させるための可動接点115とが設けられている。
【0030】前記駆動用コイル101Kと保持用コイル
101Hにおけるリード線125aの一端は、スタータ
スイッチ117を介して共にバッテリBattの正極と
接続されている。又、駆動用コイル101Kの他端はア
ースされており、また、保持用コイル101Hの他端は
アーマチュア102に接続され、その後アースされてい
る。
【0031】なお、図3は、ピニオンギヤ5がリングギ
ヤ7に噛合っている状態を示した図である。
【0032】本実施形態では、以上に説明したシステム
構成のスタータ制御装置STであるが、これは「従来技
術」にて説明したものと基本的な構造及び機能に関して
はほぼ同じシステムである。
【0033】このようなエンジンのスタータ制御装置S
Tにおいて、本発明の従来と異なる点は、クランキング
を行う際の制御である。
【0034】以後、本発明におけるクランキングを行う
際の制御が、従来のクランキングを行う際の制御と異な
る点を説明するが、従来技術と本発明との相違点を明ら
かにするために、ここで従来技術のクランキングを行う
際の流れを図4のフローチャートに基づいて簡単に説明
する。
【0035】図4において、ステップ420で車両が停
止し、ステップ430にてエンジンが停止したときに、
ステップ440でエンジンの始動要求指令があるか否か
を判断している。このときエンジンの始動要求指令がな
い場合には、始動要求指令があるまでこのステップでル
ープして待機する。エンジンの始動要求指令があったと
きにはステップ450へ進み、スタータスイッチをオン
にしてピニオンギヤ5をリングギヤ7に挿入し(噛合わ
せて)、その後にクランキングを行っていた(ステップ
450〜ステップ470)。
【0036】クランキングによりエンジンが(再)始動
すると(ステップ480)、スタータスイッチをオフに
し、ピニオンギヤ5を離脱させてエンジン始動操作を完
了する(ステップ490〜ステップ510)。
【0037】このように、従来ではエンジン始動要求信
号(スタート信号)が入力され、その後にプランジャの
がスライドし、ドライブレバー3を介してスタータモー
タ軸が連動してスライドすることで、ピニオンギヤ5が
リングギヤ7に噛合い、その後にクランキングを行って
いた。
【0038】本実施形態では、ピニオンギヤ105をリ
ングギヤ107に噛合わせる動作は基本的に変わらない
が、従来技術のようにクランキングをエンジン始動要求
信号の入力後ではなく、エンジンの停止時に予めピニオ
ンギヤ105とリングギヤ107(スタータギヤ)を噛
合わせた状態にする。
【0039】このようにエンジン停止中にピニオンギヤ
105をリングギヤ107に噛合わせておくことで、次
のエンジン始動時にはスタータモータ102を作動(回
転)させることだけでクランキングが行えるため、ピニ
オンギヤ105をリングギヤ107に噛合わせる分の時
間を短縮することができる。つまり、その時間分だけエ
ンジンの始動を早く行うことができる。
【0040】またさらに、ピニオンギヤ105とリング
ギヤ107の噛合いを余裕をもってゆっくり行うことが
できるので、衝撃、及び衝撃音(クランキングノイズ)
の低減させることができる。また、衝撃が和らげられる
分、ピニオンギヤ105とリングギヤ107の耐久性を
向上させることができる。
【0041】なお、本発明でも従来技術と同様に、スム
ーズにピニオンギヤ105とリングギヤ107の噛合い
を行うようにするため、スタータモータ軸110(ピニ
オンギヤ105)をR方向(制御によってはR方向とは
反対方向)にゆっくり回転させながら噛合わせるように
するが、該スタータモータ軸110を回転させ始めるタ
イミングについてはここでは限定しないものとする。要
は、エンジン停止中にピニオンギヤ105をリングギヤ
107に噛合わせておけばよいものであって、駆動用コ
イル101K、保持用コイル101Hに電流が流れた
(プランジャ109がスライドした)と同時にでもよ
く、又、プランジャ109が所定量移動したときでもよ
い。
【0042】又、エンジン停止中にピニオンギヤ105
がリングギヤ107に噛合せている状態(噛合い後)の
ときにスタータギヤが回らない程度、つまり、エンジン
が始動しない程度の低電圧で電流を流すようにしてもよ
い。このようにすることによって、エンジン始動要求信
号の入力がされ、クランキングを行う際に、いきなりリ
ングギヤを回転させることが無くなるため、最初の噛合
い音、つまり、バックラッシ等による歯車同士の音を無
くすことができる、スムーズな始動ができると共に、振
動の発生を防ぐこともできる。
【0043】またさらに、ピニオンギヤ105とリング
ギヤ107を噛合わせた状態で電圧値を調整することに
よって、エンジン停止中にクランク(図示せず)を極低
回転で回し、クランクを所定の位置に止めておくように
制御すれば、エンジン始動時の気筒判別も予め実施して
おくことができる。そのため、従来と比べて極端に短い
時間でエンジンを始動させることが可能となる。
【0044】さらにまた、従来のようにスタータSTに
一度に電圧をかけないため、電子制御燃料噴射装置(EF
I)のエンジン始動時に発生していたスタータノイズを
低減することができ、エンジン始動時のスタータマスク
時間を廃止(又は大きく短縮)することができ、始動時
間を更に短くすることができる効果がある。
【0045】ところで、本発明は、所定の停止条件が成
立したときにエンジンを自動停止すると共に、所定の再
始動条件が成立したときに自動停止を行うエンジンの自
動停止システムを搭載した車両(エコラン車)について
も適用できる。
【0046】特に、自動停止を行うエンジンの自動停止
システムを搭載した車両は、そうでない(エンジンの自
動停止を行わないシステムの)車両に比べ、エンジンの
停止・始動が頻繁に繰り返されるため、本発明により、
エンジン自動停止中に予めピニオンギヤ105とリング
ギヤ107(スタータギヤ)を噛合わせるようにするこ
とで、発明の効果はさらに高まる。
【0047】最後に、本実施形態におけるクランキング
のフローを図1に基づいて説明する。
【0048】車両が走行中からその後に停止し、エンジ
ンが停止状態になったとき(ステップ110、ステップ
120、ステップ130)にすぐにステップ140に入
ってくるのが特徴である。
【0049】なお、ステップ130の「エンジンが停止
中であるとき」とは、通常にエンジンを停めたときと、
所定条件が成立してエンジンが自動停止したときの両方
を含む。
【0050】ステップ140では、エンジン停止中に予
めスタータスイッチ117をオンすることで、ピニオン
ギヤ105をリングギヤ107に噛合わせる(ステップ
150)。そして、その後にエンジンの始動要求が入っ
ているかを確認して、エンジンの始動要求があって噛み
合わせた状態ではじめてクランキングを行うようにして
いる(ステップ160、ステップ170)。なお、前述
したが、本発明ではスタータモータ軸110の回転開始
タイミングは限定しない。
【0051】なお、ここでいうエンジン始動要求は、エ
ンジンが完全に停止状態(自動停止ではない状態)にお
いてはドライバがイグニッションキーでエンジンを始動
する信号が入力されたときであり、エンジンが自動停止
中においては所定の再始動条件が成立したときである。
【0052】このようにすることにより、従来のエンジ
ンスタート指令と同時にピニオンギヤ105スライドさ
せリングギヤ107に挿入させると場合のときと比べ、
そのスライドさせて噛合わせる分の時間をエンジン始動
するのを早く行うことができる。また、余裕をもってク
ランキングができるので衝撃音(クランキングノイズ)
を低減させることができる。
【0053】クランキングの後は、エンジンを(再)始
動させてスタータスイッチをオフにし、ピニオンギヤ1
05を離脱させてエンジン始動を完了する(ステップ1
90〜ステップ210)。
【0054】
【発明の効果】以上、説明したとおり、本発明によれ
ば、エンジンの停止中に予めスタータギヤを噛合わせる
ことにより、次のエンジン始動時にエンジンの始動を早
く行うことができる。また、衝撃音(クランキングノイ
ズ)を低減、スタータギヤの耐久性の向上を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクランキングを行う際のフローチ
ャート
【図2】本発明に係るスタータのクランキング前におけ
る概略構成図
【図3】本発明に係るスタータのクランキング後におけ
る概略構成図
【図4】従来技術に係るクランキングを行う際のフロー
チャート
【図5】従来技術に係るスタータのクランキング前にお
ける概略構成図
【符号の説明】
2、102…アーマチュア(スタータモータ) 5、105…ピニオンギヤ 7、107…リングギヤ 9、109…プランジャ 101K…駆動用コイル 101H…保持用コイル 103…ドライブレバ 10、110…スタータモータ軸 113a、113b…固定接点 115…可動接点 117…スタータスイッチ 119…クラッチ G…支点 SG…スタータギヤ部 M…駆動部 C…コイル部 B…バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02N 15/00 F02N 15/00 E 15/06 15/06 J B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン始動時にスタータギヤを噛み合わ
    せてクランキングを行うエンジンのスタータ制御装置に
    おいて、 エンジンの停止時に予め前記スタータギヤを噛合わせる
    ことを特徴とするエンジンのスタータ制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 所定の停止条件が成立したときにエンジンを自動停止す
    ると共に、該自動停止中に前記スタータギヤの噛合せを
    行い、所定の再始動条件が成立したときに該自動停止し
    たエンジンを前記スタータモータによって再始動するを
    特徴とするエンジンのスタータ制御装置。
JP11097911A 1999-04-05 1999-04-05 エンジンのスタータ制御装置 Pending JP2000291517A (ja)

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