JP2000291209A - 合成樹脂製屋根材の取付け構造及びそのキャップ材 - Google Patents

合成樹脂製屋根材の取付け構造及びそのキャップ材

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JP2000291209A
JP2000291209A JP11101555A JP10155599A JP2000291209A JP 2000291209 A JP2000291209 A JP 2000291209A JP 11101555 A JP11101555 A JP 11101555A JP 10155599 A JP10155599 A JP 10155599A JP 2000291209 A JP2000291209 A JP 2000291209A
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Takeshi Tsutsumi
武史 堤
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製屋根材の屋根形状に拘わりなく合
成樹脂製屋根材の連結が容易であるとともに、連結部分
に対する被覆装着が容易であり水密性が高くしかも着脱
自在である防水用のキャップ材を具備する合成樹脂製屋
根材の取付け構造及びそのキャップ材を提供する。 【解決手段】 隣接する合成樹脂製屋根材の立ち上がり
縁部が、直立壁の上端に連接され左右下方へ折り曲げ可
能な拘束翼とその下端に連接され左右に延びる固着翼と
を有する連結具で連結された連結部分に、下方向へ開口
するとともに両側内壁に装着用の係止用段部を有する装
着溝と、該装着溝を取り囲む膨出壁と、該膨出壁の所定
箇所に長さ方向のジッパー嵌入溝とが設けられたゴム状
弾性長尺体からなるキャップ材を、その装着溝に連結部
分が挿入される状態に被覆して、拘束翼の先端を係止用
段部に係止させるとともにジッパー嵌入溝にジッパーを
嵌入することにより装着する構造とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、合成樹脂製の複
数の屋根材からなる合成樹脂製屋根材の取付け構造及び
にそのキャップ材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂、例えばポリカーボネー
ト樹脂からなる屋根材が、例えばプール、倉庫、体育
館、駅舎等の大型建築物から、バス停、ビル間の連絡通
路、自転車置き場、カーポート等の、主に採光用屋根材
として広く使用されている。
【0003】従来、この種の合成樹脂製屋根材の構造の
公知例として、この発明者等が提案した、例えば特開平
10−121665号公報に示された構造で代表される
ように、合成樹脂製屋根材に平板状の合成樹脂板を予め
折り曲げ成形することにより両側縁に沿って立ち上がり
縁部が形成された複数の折り曲げ成形板を用いて、これ
を建築物の母屋の長さ方向に対して直交するように母屋
の長さ方向へ並列状に配置し、隣接する前記成形板間に
位置し母屋に固定された金属製の連結具であって、前記
成形板の立ち上がり縁部に挟まれる直立壁とその上端に
連設れた左右に折り曲げ可能な拘束翼、下端に左右に延
設された固定用の固定翼とを有する連結具により連結す
るとともに、連結部分に金属製長尺体からなる防水用の
キャップ材が被覆装着された構造からなるものが知られ
ている。
【0004】上記公知例の合成樹脂製屋根材の構造の要
部は、図9に示すように、互いに隣接する合成樹脂製屋
根材(23)の立ち上がり縁部(24)が、母屋(2
2)に固定された連結具(25)により連結されている
とともに、前記立ち上がり縁部(24)の全長にわたっ
て防水用のキャップ材(26)が被覆装着され、防水性
を付与された構造からなるものである。この場合の前記
防水用のキャップ材(26)は、弾性曲部(26a)と
その左右下方に伸びて下端に内向きに折り曲げられた係
合部(26b)を有する開脚壁(26c)とからなる断
面がほぼ逆U字状の鋼板製の部材で構成されており、前
記係合部(26b)が、前記連結具(25)の直立壁
(25a)の上端に連設され、左右下方へ折り曲げられ
た拘束翼(25c)(25c)の先端に係合された状態
で被覆装着されている。
【0005】また、上記で例示した合成樹脂製屋根材の
構造に対し、この発明者等は、さらにつぎのような改良
提案をした。
【0006】まず、特願平10−374162号(改良
提案1)では、図10に示すように、前記公知例の連結
具(25)に置き換えて、直立壁とその下端に左右に延
設された固定用の固定翼とを有し、前記直立壁にはその
上端縁から下方中程に至る切り混み線が設けられ、この
切り込み線により区分され、かつ前記連結壁(35a)
の左右いずれかに折り曲げ可能とされた複数の拘束翼
(35c)(35c)によって前記合成樹脂製屋根材
(23)の立ち上がり縁部(24)を拘束するように形
成された断面が逆T字状の連結具(35)が適用された
以外は、前記公知例に示された構造と同様の構造とした
ものである。
【0007】また、特願平11−9200号(改良提案
2)では、図11に示すように、前記公知例の連結具
(25)が、前記母屋(22)に直接固定されず、前記
母屋(22)に直交しこれに橋渡し状に取り付けられた
金属製の剛性長尺体からなる屋根取り付け用基材(4
8)に固定された以外は、前記公知例に示された構造と
同様の構造としたものである。なお、この構造は前記改
良提案1の連結具(35)についても同様に適用される
ものである(図示省略)。
【0008】上記改良提案1及び改良提案2において、
合成樹脂製屋根材(23)の連結部分に被覆装着される
防水用のキャップ材は、いずれも公知例で示すキャップ
材(26)と全く同様の部材が適用されることはいうま
でもない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
合成樹脂製屋根材の構造においては、平常の降雨時には
一応の防水機能が発揮され得るのであるが、構造上水密
状態とはなされていないから、例えば強風を伴う降雨時
には、キャップ材(26)の開脚壁(26c)の下端と
合成樹脂製屋根材(23)との隙間から雨水が浸入し、
合成樹脂製屋根材(23)と連結具(25)または連結
具(35)との隙間を伝って漏水するという問題があ
る。
【0010】また、対象となる建築物の屋根形状が平屋
根状のほか、アーチ状である場合には、前記キャップ材
(26)が鋼板製の長尺体であること、しかもその断面
形状がほぼ逆U字状からなることに起因して、アーチ状
屋根の曲率半径が小さい場合には、前記キャップ材(2
6)を屋根形状に沿って被覆装着する際に、挫屈による
変形が起こり、合成樹脂製屋根材(23)との間に隙間
を生じて、平常の降雨時ですら防水機能が失われ、また
アーチ状屋根の曲率半径が小さくなり過ぎると被覆装着
自体も不可能となり、被覆装着の対象となり得るアーチ
状屋根に自ずと形状面の限界があるという欠点がある。
【0011】この発明は、上記のような従来の技術的背
景のもとに、対象となる建築物の屋根形状が平屋根、ア
ーチ状屋根等いずれの場合であっても、その屋根形状に
拘わりなく合成樹脂製屋根材の連結が容易であるととも
に、連結部分に対する被覆装着が容易であり水密性が高
くしかも着脱自在である防水用のキャップ材を具備する
合成樹脂製屋根材の取付け構造及びそのキャップ材を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的に
対して、剛性の高い従来の鋼板製長尺体を、弾性を有す
る特定の断面形状からなる長尺体に置き換えることによ
り、これを達成しようとするものである。
【0013】すなわち、この発明の第1の発明は、両側
縁に立ち上がり縁部が延設された複数の合成樹脂製屋根
材が、建築物の母屋上に前記立ち上がり縁部の延設方向
を母屋と直交する状態に母屋の長さ方向に沿って並列状
に配置され、相隣り合う前記立ち上がり縁部が、前記母
屋に直接または前記母屋と直交しこれに橋渡し状に固定
された屋根取付け用基材を介して取り付けられた金属部
材からなり、前記立ち上がり縁部に挟まれる直立壁とそ
の上端に連接され左右下方へ折り曲げ可能な拘束翼とそ
の下端に連接され左右に延びる固着翼とを有する連結具
で連結され、前記立ち上がり縁部の全長にわたり防水用
のキャップ材が被覆装着された合成樹脂製屋根材の取付
け構造において、前記キャップ材は、ゴム状弾性長尺体
からなり、横断面において、下方向へ開口するとともに
両側内壁に装着用の係止用段部を有する装着溝と、該装
着溝を取り囲む膨出壁と、該膨出壁の所定箇所にジッパ
ー嵌入溝とが設けられ、連結された合成樹脂製屋根材の
前記立ち上がり縁部が装着溝に挿入された状態で被覆さ
れ、ジッパー嵌入溝へジッパーが嵌入されることによ
り、折り曲げられた前記拘束翼の先端が前記係止用段部
に係止されるとともに、前記係止用段部より開口部側の
両側内壁の挟着面が前記合成樹脂製屋根材の前記立ち上
がり縁部に密着した状態で被覆装着されてなることを特
徴とする合成樹脂製屋根材の取付け構造を要旨とする。
【0014】この発明の第1の発明の好ましい実施態様
は、請求項2に記載したように、前記連結具が前記母屋
に直接取り付けられた場合であって、隣接する前記連結
具間においては、合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁
部に、直立部の上端に連接され左右下方へ折り曲げ可能
な拘束部とその下端に連接され左右に延びる支持部とを
有する補助連結片が少なくとも1個以上取り付けられ、
前記補助連結片の折り曲げられた拘束部の先端が前記係
止用段部に係止された状態で当該キャップ材が被覆装着
されている請求項1に記載の合成樹脂製屋根材の取付け
構造である。
【0015】また、この発明の第2の発明は、請求項1
に記載の合成樹脂製屋根材の取付け構造に用いられる防
水用のキャップ材であって、クロロプレンゴム、プロピ
レンゴム、シリコンゴムより選ばれた1種のゴム状弾性
長尺体からなり、横断面において、下方向へ開口すると
ともに両側内壁に装着用の係止用段部を有する装着溝
と、該装着溝を取り囲む膨出壁と、該膨出壁の所定箇所
にジッパー嵌入溝とが設けられてなることを特徴とする
合成樹脂製屋根材のキャップ材を要旨とする。
【0016】この発明の合成樹脂製屋根材の取付け構造
及びそのキャップ材においては、キャップ材が、横断面
において、下方向へ開口するとともに両側内壁に装着用
の係止用段部を有する装着溝と、該装着溝を取り囲む膨
出壁と、該膨出壁の所定箇所にジッパー嵌入溝とが設け
られ、ゴム状弾性長尺体から構成されているから、合成
樹脂製屋根材をその立ち上がり縁部で連結具を用いて連
結したのち、前記キャップ材を合成樹脂製屋根材の連結
部分が前記装着溝に挿入される状態にしてこれを覆い被
せ、前記連結部分の頂部が前記装着溝の底部付近に至る
まで被覆すれば、下方に折り曲げられた前記連結具の拘
束翼の先端が、前記装着溝の内壁に設けられた係止用段
部に容易に係止される。ついで、前記ジッパー嵌入溝に
ジッパーを嵌入することにより、前記膨出壁の上方にお
いて前記ジッパー嵌入溝の両側内壁に押圧力が加えら
れ、同時に前記膨出壁の下方において前記装着溝の両側
内壁に弾力付勢による対面方向の押圧力が生じる。その
結果、前記装着溝の係止用段部より開口側の両側内壁の
挟着面が、合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁部に密
着し、これを挟着する状態とされ、前記キャップ材が確
実かつ水密状態に被覆装着される。また、前記キャップ
材は、ジッパーを抜き取れば、前記挟着面からの膨出壁
の押圧力は解放され、合成樹脂製屋根材の立ち上がり縁
部から容易に取り外すことができるので、着脱自在な被
覆装着が可能となる。なお、ジッパー嵌入溝は、装着溝
の両側内壁に均等に弾力付勢による押圧力が加わるよう
に、通常は膨出壁の頂部に設けるものとするが、必ずし
もこれに限定されず、膨出壁の側部に設けるものとして
も良い。
【0017】また、上述のように、この発明では、前記
キャップ材がゴム状弾性長尺体から構成され、被覆装着
時には、装着溝を取り囲む膨出壁の弾力性とジッパーに
よる付勢によって、装着溝の内壁の前記挟着面が、連結
された合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁部に外側か
ら押し当てられて密着状態とされるので、水密性が高ま
り、合成樹脂製屋根材の防水性能を著しく向上する。し
かも、風雨の強い場合などに、合成樹脂製屋根材が変形
したり歪みを生じても、その連結部分が破壊されない限
り、前記立ち上がり縁部に対する前記キャップ材の密着
状態は維持されて、漏水を起こすことはない。
【0018】さらに、前記キャップ材は、対象となる建
築物がアーチ状であって、しかもその曲率半径が小さい
場合であっても、合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁
部が正常に連結されている限り、防水用のキャップ材と
して難なく被覆装着することができ、防水性能を十分に
発揮し得る。
【0019】さらにまた、対象となる建築物において、
前記連結具が前記母屋に直接取り付けられた場合であっ
て、隣接する前記連結具間において合成樹脂製屋根材の
撓みが生じるような場合でも、直立部の上端に連接され
左右下方へ折り曲げ可能な拘束部とその下端に連接され
左右に延びる支持部とを有する、前記連結具と略同様の
構造からなる補助連結片を少なくとも1個以上取り付
け、これに前記連結具と同様にして前記キャップ材を被
覆装着することができるから、前記キャップ材は合成樹
脂製屋根材の撓みや変形に応じて変形し、合成樹脂製屋
根材の連結部分との密着状態を損なうことなく、防水性
能を維持することができる。
【0020】さらにまた、この発明では、連結具の構造
が単純で、合成樹脂製屋根材の取付けが簡便であること
に加え、キャップ材が適度の硬度を有するゴム状弾性体
であるから取付作業及び持運びなどの取扱作業が容易で
あり、しかも弾性材料を原料とするから製作コストが安
価であって、合成樹脂製屋根材の材料コスト及び合成樹
脂製屋根材の取付け作業コストを著しく低減する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、実
施例を示す図面に従って説明する。なお、以下に示す実
施形態は、主に平屋根の場合を中心に示すこととする
が、アーチ状屋根の場合も基本的には同様の構成とする
ことができる。
【0022】図1は、合成樹脂製屋根を取り付けた屋根
構造の建築物を示す斜視図であり、この発明特有の取付
け構造を採用して取付け施工をした建築物(1)を示す
ものであって、母屋(2)(2)間に、複数の合成樹脂
製屋根材(3)が、前記母屋(2)と直交しその長さ方
向に順次並列状に配置され、取り付けられた構造からな
る。
【0023】図2は、図1の要部(A)を拡大した、こ
の発明の第1の実施態様を示すものであり、建築物
(1)の骨組みとなる母屋(2)に、互いに隣接する合
成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁部(4)が、前記
母屋(2)に固定された連結具(5)の固定翼(5b)
上に載置されかつ直立壁(5a)を挟むように配置され
るとともに、前記連結具(5)の拘束翼(5c)が下方
に折り曲げられることによって拘束され、連結されてい
る。そして、前記立ち上がり縁部(4)の全長にわたっ
て防水用のキャップ材(6)が被覆装着された合成樹脂
製屋根の取付け構造とされている。
【0024】図3は、図1の要部(A)を拡大した、前
記第1の実施態様を変形した第2の実施態様を示すもの
であり、建築物(1)の骨組みとなる母屋(2)に、互
いに隣接する合成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁部
(4)が、前記母屋(2)と直交して橋渡し状に固定さ
れた金属製の剛性長尺基材からなる屋根取付け用基材
(8)の上面に取り付けられた連結具(5)の直立壁
(5a)を挟むように配置されるとともに、前記連結具
(5)の拘束翼(5c)が下方に折り曲げられることに
よって拘束され、連結されている。そして、前記立ち上
がり縁部(4)の全長にわたって防水用のキャップ材
(6)が被覆装着された合成樹脂製屋根の取付け構造と
されている。
【0025】上記の要部(A)を、図2及び図3により
拡大して示したように、この発明の第1の実施態様と第
2の実施態様とは、上述のように、母屋(2)に対する
連結具(5)の固定が、直接的になされるかまたは間接
的になされるかで相違し、さらに前記連結具(5)の形
態において、前記第1の実施態様は前記公知例が利用さ
れ、前記第2の実施態様は前記改良提案2が利用されて
いる点で相違するが、両者は、連結具(5)の拘束翼
(5c)の長さが、後述のキャップ材(6)との関係に
おいて、いずれの場合も前記公知例や前記改良提案2の
ものよりも短く設定され、またいずれの場合も同様の構
成により被覆装着される点で共通する。
【0026】この発明において適用される合成樹脂製屋
根材(3)は、図4に示すように、その横断面におい
て、合成樹脂板(P)の両側縁に立上縁部(4)が設け
られたものであり、この立ち上がり縁部(4)は平板の
側縁部を、例えば折曲げ成形法により長手方向に直角に
折り曲げて形成する。
【0027】また、前記合成樹脂製屋根材(3)は、厚
さ1〜5mm、幅0.5〜2mの範囲の寸法仕様のもの
が適当であり、また立ち上がり縁部(4)の高さ(h)
は10〜50mmの範囲のものが適当である。ここで厚
さを1〜5mmの範囲とするのは、1mm未満では合成
樹脂板(P)の屋根材としての剛性が不足して屋根平面
の撓みが大きくなり、母屋(2)の間隔を短縮してその
数を増やさねばならなくなるからである。また、厚さが
5mmを超えると屋根材料としての強度品質が過剰とな
るばかりでなく立ち上がり縁部(4)の折り曲げ加工が
困難となり、加えて重量増加に伴って運搬作業や施工作
業が困難になるからである。
【0028】さらに、前記合成樹脂製屋根材(3)の幅
を0.5〜2mとするのは、0.5m未満では、屋根に
おける単位面積当たりの合成樹脂製屋根材(3)の使用
枚数が増加して連結箇所が多くなり、取付作業の工数増
加につながることは勿論のこと、建築物(1)の外観を
阻害する要因にもなるからである。また2mを超える
と、厚さの増加の場合と同様に運搬作業や施工作業を困
難にする。さらに立ち上がり縁部(4)の高さ(h)を
10〜50mmとするのは10mm未満では後述の連結
具(5)による連結が不確実となり、また50mmを超
えると取付け上の利点はもはや無く、とりわけ対象の屋
根形状をアーチ状とする場合では、該屋根材(3)の立
ち上がり縁部(4)が挫屈変形し、そのままでは屋根材
として利用できなくなるためである。
【0029】つぎに、前記連結具(5)に適用される金
属部材の構造について述べると、図5(イ)に示すもの
は、断面が略工字状であって折り曲げ可能な拘束翼(5
c)を有するもので前記公知例に開示された連結具が利
用され、さらに図5(ロ)に示すものは、断面が逆T字
状であって直立壁(5a)の上方から中程に縦方向の切
り込み線によって区分された左右いずれかに折り曲げ可
能な複数の拘束翼(5c)を有するもので前記改良提案
1に示す連結具が利用される。なお、連結具(5)の長
さは、とくに限定されないが、通常、40〜60mm前
後の短尺体が用いられ、またその材質は、折り曲げ加工
性に優れ、適度の剛性を有する防錆金属、例えばステン
レス等が適当であり、厚さ約0.3〜1.0mmの範囲
のステンレス板が好適に使用できる。なおまた、前記連
結具(5)は、その構造が基本的に直立壁(5a)、固
定翼(5b)及び折り曲げ可能な拘束翼(5c)を有す
るものであれば、いずれの構造であってもよく、また母
屋(2)に対する固定が直接、間接を問わず適用するこ
とができる。
【0030】ところで、図1における要部(A)におい
て、前記第2の実施態様は、前記第1の実施態様とは異
なる取付け構造からなるが、この点をさらに詳しく述べ
ると、前記連結具(5)が直接取り付けられる屋根取り
付け用基材(8)は、帯状からなる金属製の剛性長尺体
で構成し、その長さ方向に任意の間隔をおいて複数の連
結具(5)を取り付けるための取付面を有するものであ
る。前記屋根取付用基材(8)は、図3のように、前記
連結具(5)の取付面を上方に向けて、母屋(2)に直
交するように置かれ、各母屋(2)間に橋渡し状に取り
付けられる。
【0031】前記屋根取付け用基材(8)の幅は、前記
連結具(5)に対応し、かつ前記合成樹脂製屋根材
(3)を、その立ち上がり縁部(4)のコーナー部分に
沿って支持してその撓みを防止し得るように約15〜4
0mm程度とし、厚さは2.0〜3.0mm程度とす
る。母屋(2)への取り付けは、ボルト、ビス等による
手段、または溶接手段により、通常は前記連結具(5)
を予め固定したのちになされる。なお、屋根取付け用基
材(8)の材質は、アルミニウム合金、鋼、ステンレス
等が好適であるが、これに限定されずその他同効の金属
性材料であれば適用可能である。
【0032】図6は、この発明に用いられるキャップ材
(6)の代表的な態様を示す横断面である。キャップ材
(6)は、下方向へ開口するとともに両側内壁に装着用
の係止用段部(6c)(6c)を有する装着溝(6d)
と、これを取り囲む膨出壁(6a)と、その頂部に上方
向へ開口するジッパー嵌入溝(6f)とが設けられたも
のであり、装着溝(6d)とジッパー嵌入溝(6f)と
の間には、膨出壁(6a)の左右につながる態様の接続
壁(6b)を有している。
【0033】前記キャップ材(6)を被覆装着するに
は、合成樹脂製屋根材(3)をその立ち上がり縁部
(4)で連結具(5)を用いて連結したのち、前記装着
溝(6d)を、その開口部を押し開きながら合成樹脂製
屋根材(3)の連結部分に覆い被せ、前記連結部分の上
端すなわち連結具(5)の頂部を、前記装着溝(6d)
の底部に至るまで挿入する。このとき、下方に折り曲げ
られた前記連結具(5)の拘束翼(5c)の先端は、前
記係止用段部(6c)に係止される。
【0034】ついで、キャップ材(6)は、前記ジッパ
ー嵌入溝(6f)にジッパー(7)を嵌入することによ
り、膨出壁(6a)の上方において前記ジッパー嵌入溝
(6f)の両側内壁から左右に押圧力が加えられ、同時
に膨出壁(6a)の下方において前記装着溝(6d)の
両側内壁に、弾力付勢による対面方向の押圧力が生じ
る。その結果、前記装着溝(6d)の挟着面(6e)
は、合成樹脂製屋根材(3)の前記立ち上がり縁部
(4)に密着し、これを挟着することとなり、前記キャ
ップ材(6)自体の被覆装着を確実にするとともに、前
記合成樹脂製屋根材(3)の連結部分の水密性を高める
ように作用する。
【0035】なお、前記キャップ材(6)は、ジッパー
(7)を抜き取れば、前記挟着面(6e)からの押圧力
は解放され、接続壁(6b)の弾性変形により開口部を
簡単に広げることができ、前記合成樹脂製屋根材(3)
の連結部分から容易に取り外すことができるので、着脱
自在な被覆装着が可能となる。
【0036】この場合、前記係止用段部(6c)は、前
記装着溝(6d)の底部に近い位置に形成されると、前
記連結具(5)の拘束翼(5c)の先端が係止される余
地がなくなり、一方これに合わせて前記拘束翼(5c)
の長さを短くすると前記合成樹脂製屋根材(3)の連結
強度が不十分となる。また逆に、前記係止用段部(6
c)が装着溝(6d)の開口部の近くに形成されると、
拘束翼(5c)の長さは必然的に長くしなければなら
ず、加えて前記合成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁
部(4)に密着する挟着面(6e)の面積が小さくな
り、水密性を確保できなくなる。
【0037】そこで、連結具(5)の拘束翼(5c)の
長さは、予め前記合成樹脂製屋根材(3)の連結強度が
実用上確保できる限度以上の長さに設定し、これに合わ
せて前記係止用段部(6c)の形成位置を設定するもの
とする。例えば、前記立ち上がり縁部(4)の高さが4
0mmであるときは、折り曲げられた拘束翼(5c)の
頂部から先端までが約15mmとなるように設定された
連結具(5)を使用し、これに対してキャップ材(6)
は、装着溝(6d)の深さが約40mm、係止用段部
(6c)の形成位置が装着溝(6d)の底部から開口部
に向かって約15mmの位置に設けられものを用いれ
ば、拘束翼(5c)の先端が係止用段部(6c)に確実
に係止されるとともに、前記合成樹脂製屋根材(3)の
立ち上がり縁部(4)に対する挟着面(6e)は約25
mmの高さとなって面積が増加し、水密性が十分に確保
されるものとなる。
【0038】ここで、この発明におけるキャップ材
(6)の断面形状について述べると、上述のキャップ材
(6)の作用と同様の作用を発揮し得る態様のものであ
れば、図6に示すように断面の輪郭が略円形形状に限ら
れることはなく、例えば図7(イ)に示すように断面の
輪郭が略方形形状のもの、またはその他の形状のもので
あっても差し支えない。また、ジッパー嵌入溝(6F)
は、図6及び図7(イ)のように、膨出壁(6a)の頂
部に設けるものとは限られず、図7(ロ)に示すように
膨出壁(6a)の側部に設けることも可能である。
【0039】図8は、この発明の第3の実施態様を示す
ものであり、前記第1の実施態様を基本にした変形例で
ある。すなわち、連結具(5)が前記母屋に直接取り付
けられた場合であって、隣接する前記各連結具(5)間
において、合成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁部
(4)に、前記連結具(5)と同様の構造からなる補助
連結片(15)が少なくとも1個以上取り付けられた合
成樹脂製屋根材の取付け構造からなるものである。
【0040】補助連結片(15)は、前記連結具(5)
と全く同様の構造からなり、直立部(15a)の上端に
連接され左右下方へ折り曲げ可能な拘束部(15c)
(15c)と下端に連接され左右に伸びる支持部(15
b)から構成されている。前記支持翼(15b)は、構
造上前記連結具(5)の固定翼(5b)に相当するが、
補助連結片(15)自体を固定翼(5b)によって固定
する対象を有しておらず、拘束部(15c)(15c)
を左右に折り曲げて、隣接する合成樹脂製屋根材(3)
をその立ち上がり縁部(4)を拘束して連結する際に、
その立ち上がり縁部(4)のコーナー部分を下方から支
持する役目をするように取り付けられる以外は、前記連
結具(5)と全く同様にして、キャップ材(6)を、前
記補助連結片(15)の拘束部(15c)の先端が、キ
ャップ材(6)の係止用段部(6d)に係止されるよう
に被覆装着するものである。
【0041】上記の第3の実施態様によれば、隣接する
各母屋(2)間において、合成樹脂製屋根材(3)に撓
みや変形が生じても、キャップ材(6)はその撓みや変
形に追随し、合成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁部
(4)に対する挟着面(6e)の密着状態はくずれるこ
とがなく、防水性能は十分に維持される。
【0042】なお、前記キャップ材(6)に適用される
材料は、従来から窓材等に用いられているガスケット類
と同様のゴム状弾性体が適用され、例えばクロロプレ
ン、EPDM、シリコンゴム等を押出成形法により異型
長尺体に成形したものが好適である。
【0043】以上のように、この発明によれば、合成樹
脂製屋根材(3)は、母屋(2)に直接または屋根取付
用基材(8)を介して取り付けられた連結具(5)によ
って連結されるとともに、連結された前記合成樹脂製屋
根材(3)の立ち上がり縁部(4)に、ゴム状弾性体か
らなる異型長尺体のキャップ材(6)が覆い被せられ
て、前記連結具(5)の拘束翼(5c)の先端が前記キ
ャップ材(6)の装着溝(6d)内壁に形成された係止
用段部(6c)に係止された状態で被覆装着されるよう
に構成されたものであるから、合成樹脂製屋根材(3)
の取付けが簡単であることはもちろんのこと、キャップ
材(6)の取付けが容易かつ確実であるとともに、従来
のこの種取付け構造に比べて、キャップ材(6)の被覆
装着が容易かつ確実であり、しかもキャップ材(6)と
合成樹脂製屋根材(3)の立ち上がり縁部(4)との密
着性がよく水密性が高まるので防水性能が著しく向上す
る。また、着脱自在に被覆装着できる。
【0044】[実施例1]合成樹脂製屋根材の取付けの
対象となる建築物として、母屋の間隔が600mmの平
屋根状の建築物を選定し、図2に示す第1の実施態様の
構造を適用した。
【0045】まず、連結具として、厚さ0.3mmのス
テンレス鋼(SUS)板をコ字状に折り曲げ成形した2
個の加工片を互いに背中合わせ状にスポット溶接して得
た、断面工字状で、直立壁(5a)の高さ23mm、固
定翼(5b)の左右両幅40mm、拘束翼(5c)の左
右両幅24mm、長さ45mmの、図5(イ)の態様で
使用される連結具(5)を複数個用意した。
【0046】つぎに、合成樹脂製屋根材として、厚さ2
mm、立ち上がり縁部の高さ20mm、幅600mm、
長さ2700mmの、透明のポリカーボネート樹脂板か
ら折り曲げ成形された成形体を用意した。
【0047】また、キャップ材として、横断面が図6に
示すものと同様の、輪郭が略円形形状であり、装着溝
(6d)の深さ(v)18mm、同じく開口幅(w)4
mm、係止用段部(6c)の幅(x)2mm、挟着面
(6e)の幅(y)14mm、接続壁(6b)の中央部
厚さ(z)5mm、及び全幅(r)30mmのものを適
用した。
【0048】つぎに、前記連結具(5)を前記各母屋
(2)に600mm間隔で、母屋(2)の長さ方向に、
合成樹脂製屋根材(3)の幅、連結具(5)の直立壁
(5a)の厚さ、及び合成樹脂製屋根材(3)の膨張伸
縮を考慮した寸法間隔で固定したのち、前記各連結具
(5)の両側から、前記合成樹脂製屋根材(3)を、そ
の立ち上がり縁部(4)が前記連結部(5)の直立壁
(5a)に沿ってこれを挟む状態に配置し、連結具
(5)の拘束翼(5c)を直立壁(5a)の左右両側へ
折り曲げ、その先端を前記立ち上がり縁部(4)よりや
や離れた位置となる角度で折り曲げを止め、前記立ち上
がり縁部(4)を拘束する状態とした。
【0049】ついで、連結された前記合成樹脂製屋根材
(3)の立ち上がり縁部(4)に、前記キャップ材
(6)をその装着溝(6d)で覆い隠すように被せ、前
記立ち上がり縁部(4)の頂部を前記装着溝(6d)の
底部まで挿入し、前記拘束翼(5c)の先端を係止用段
部(6c)に係止させ、さらにジッパー嵌入溝(6f)
にジッパー(7)を嵌入して被覆装着し、合成樹脂製屋
根材(3)の取付け作業を完了した。
【0050】[実施例2]合成樹脂製屋根材(3)の取
付けの対象となる建築物として、母屋の間隔が600m
mの平屋根状の建築物を選定し、図3に示す第2の実施
態様の構造を適用した。
【0051】まず、連結具(5)として、実施例1で用
いたと同様の連結具(5)を複数個と、さらに合成樹脂
製屋根材(3)として、実施例1で用いたと同様の透明
のポリカーボネート樹脂板からなる成形体を用意した。
【0052】また、屋根取付け用基材(8)として、幅
30mm、厚さ3.0mm、長さ2700mmの帯状鋼
板を用意し、これに先に用意した連結具(5)を500
mm間隔でスポット溶接により固定したのち、取付施工
現場に持ち込み、母屋(2)の長さ方向に、合成樹脂製
屋根材(3)の幅、連結具(5)の直立壁(5a)の厚
さ、及び合成樹脂製屋根材(3)の膨張伸縮を考慮した
寸法間隔で、母屋(2)に溶接付けにより取付けた。
【0053】さらに、キャップ材(6)として、実施例
1で用いた横断面が図6に示すものと同様の長尺のゴム
状弾性体を用意し、これを実施例1と全く同様にして前
記キャップ材(6)を被覆装着し、合成樹脂製屋根材
(3)の取付け作業を完了した。
【0054】上記実施例における取り付け施工作業は、
とくにキャップ材(6)がゴム状弾性体であることに起
因して、施工作業時の取り扱いを容易かつ安全におこな
うことができた。
【0055】また、キャップ材(6)による水密性が良
好で水漏れがないものとなった。とくに、実施例2で
は、連結部分の撓みが実施例1よりも少なく、防水性能
をより一層高め得ることが判った。
【0056】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1である合
成樹脂製屋根材の取付け構造は、両側縁に立ち上がり縁
部が延設された複数の合成樹脂製屋根材が、建築物の母
屋上に前記立ち上がり縁部の延設方向を母屋と直交する
状態に母屋の長さ方向に沿って並列状に配置され、相隣
り合う前記立ち上がり縁部が、前記母屋に直接または前
記母屋と直交しこれに橋渡し状に固定された金属製の剛
性長尺基材を介して取り付けられた金属部材からなり、
前記立ち上がり縁部に挟まれる直立壁とその上端に連接
され左右下方へ折り曲げ可能な拘束翼とその下端に連接
され左右に延びる固着翼とを有する連結具で連結され、
前記立ち上がり縁部の全長にわたり防水用のキャップ材
が被覆装着された合成樹脂製屋根材の取付け構造におい
て、前記キャップ材は、ゴム状弾性長尺体からなり、横
断面において、下方向へ開口するとともに両側内壁に装
着用の係止用段部を有する装着溝と、該装着溝を取り囲
む膨出壁と、該膨出壁の所定箇所にジッパー嵌入溝とが
設けられ、連結された合成樹脂製屋根材の前記立ち上が
り縁部が装着溝に挿入された状態で被覆され、ジッパー
挿入溝へジッパーが嵌入されることにより、折り曲げら
れた前記拘束翼の先端が前記係止用段部に係止されると
ともに、前記係止用段部より開口部側の両側内壁が前記
合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁部に密着した状態
で被覆装着されてなるものであるから、合成樹脂製屋根
材の取付けが簡単であり、とりわけキャップ材は容易で
あり、しかも着脱自在に被覆装着ができて利便性が高
く、防水性能が極めて高いという効果がある。
【0057】また、この発明は、請求項2に記載したよ
うに、前記連結具が前記母屋に直接取り付けられた場合
であって、隣接する前記連結具間においては、合成樹脂
製屋根材の前記立ち上がり縁部に、直立壁の上端に連接
され左右下方へ折り曲げ可能な拘束翼とその下端に連接
され左右に延びる支持翼とを有する補助連結片が少なく
とも1個以上取り付けられ、前記キャップ材が、前記補
助連結片の拘束翼の先端が係止用段部に係止された状態
で当該キャップ材が被覆装着されているものであるか
ら、合成樹脂製屋根材の連結部分の撓みや変形に応じて
これに追随し、合成樹脂製屋根材の連結部分との密着状
態を損なうことがなく防水性能を維持することができる
という効果がある。
【0058】さらに、この発明の第2の発明である合成
樹脂製屋根材のキャップ材は、請求項1に記載の合成樹
脂製屋根材の取付け構造に用いられる防水用のキャップ
材であって、クロロプレンゴム、プロピレンゴム、シリ
コンゴムより選ばれた1種のゴム状弾性長尺体からな
り、横断面において、下方向へ開口するとともに両側内
壁に装着用の係止用段部を有する装着溝と、該装着溝を
取り囲む膨出壁と、該膨出壁の所定箇所にジッパー嵌入
溝とが設けられてなるものであるから、従来の鋼板製の
キャップ材に比べ、合成樹脂製屋根材の連結部分と密着
性がよく、精密性が高められ防水性能を一層向上させる
ことができる。
【0059】さらにまた、この発明によれば、連結具の
構造が単純であるから合成樹脂製屋根材の取付けが簡便
であるとともに、キャップ材がゴム状弾性体であるから
取付作業及び持運びなどの取扱作業が容易かつ安全であ
り、しかもキャップ材は弾性材料を原料とすること、製
作コストが安価であることから、合成樹脂製屋根材の材
料コスト及び合成樹脂製屋根材の取付け作業コストを著
しく低減するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の合成樹脂製屋根材の取付け構造を
適用した平屋根構造の建築物を概念的に示す斜視図であ
る。
【図2】 図1の要部(A)におけるこの発明の第1の
実施態様である部分切欠拡大斜視図である。
【図3】 図1の要部(A)におけるこの発明の第2の
実施態様を示す部分切欠拡大斜視図である。
【図4】 この発明に用いる合成樹脂屋根材の断面図で
ある。
【図5】 この発明に用いる連結具を示す斜視図であ
り、図5(イ)及び図5(ロ)は各具体例を示す。
【図6】 この発明に用いるキャップ材の形態を示す断
面図である。
【図7】 この発明に用いるキャップ材の他の形態を示
す断面図であり、図7(イ)及び図7(ロ)は横断面の
各変形例を示す。
【図8】 この発明の第1の実施態様の変形例である補
助連結片を用いた第3の実施態様を示す部分切欠縦断面
図である。
【図9】 従来の合成樹脂製屋根材の取付け構造の一例
を示す横断面図である。
【図10】 従来の合成樹脂製屋根材の取付け構造の別
の例を示す横断面図である。
【図11】 従来の合成樹脂製屋根材の取付け構造のま
た別の例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1…建築物 2…母屋 3…合成樹脂製屋根材 4…立ち上がり縁部 5…連結具 5a…直立壁 5b…固定翼 5c…拘束翼 6…キャップ材 6a…膨出壁 6b…接続壁 6c…係止用段部 6d…装着溝 6e…挟着面 6f…ジッパー嵌入溝 7…ジッパー 8…屋根取付用基材 15…補助連結片 15a…直立部 15b…支持部 15c…拘束部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側縁に立ち上がり縁部が延設された複
    数の合成樹脂製屋根材が、建築物の母屋上に前記立ち上
    がり縁部の延設方向を母屋と直交する状態に母屋の長さ
    方向に沿って並列状に配置され、相隣り合う前記立ち上
    がり縁部が、前記母屋に直接または前記母屋と直交しこ
    れに橋渡し状に固定された屋根取付け用基材を介して取
    り付けられた金属部材からなり、前記立ち上がり縁部に
    挟まれる直立壁とその上端に連接され左右下方へ折り曲
    げ可能な拘束翼とその下端に連接され左右に延びる固着
    翼とを有する連結具で連結され、前記立ち上がり縁部の
    全長にわたり防水用のキャップ材が被覆装着された合成
    樹脂製屋根材の取付け構造において、 前記キャップ材は、ゴム状弾性長尺体からなり、横断面
    において、下方向へ開口するとともに両側内壁に装着用
    の係止用段部を有する装着溝と、該装着溝を取り囲む膨
    出壁と、該膨出壁の所定箇所にジッパー嵌入溝とが設け
    られ、連結された合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁
    部が前記装着溝に挿入された状態で被覆され、ジッパー
    嵌入溝へジッパーが嵌入されることにより、折り曲げら
    れた前記拘束翼の先端が前記係止用段部に係止されると
    ともに、前記係止用段部より開口部側の両側内壁の挟着
    面が前記合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁部に密着
    した状態で被覆装着されてなることを特徴とする合成樹
    脂製屋根材の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記連結具が前記母屋に直接取り付けら
    れた場合であって、隣接する前記連結具間においては、
    合成樹脂製屋根材の前記立ち上がり縁部に、直立部の上
    端に連接され左右下方へ折り曲げ可能な拘束部とその下
    端に連接され左右に延びる支持部とを有する補助連結片
    が少なくとも1個以上取り付けられ、前記補助連結片の
    折り曲げられた拘束部の先端が前記係止用段部に係止さ
    れた状態で当該キャップ材が被覆装着されている請求項
    1に記載の合成樹脂製屋根材の取付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の合成樹脂製屋根材の取
    付け構造に用いられる防水用のキャップ材であって、ク
    ロロプレンゴム、プロピレンゴム、シリコンゴムより選
    ばれた1種のゴム状弾性長尺体からなり、横断面におい
    て、下方向へ開口するとともに両側内壁に装着用の係止
    用段部を有する装着溝と、該装着溝を取り囲む膨出壁
    と、該膨出壁の所定箇所にジッパー嵌入溝とが設けられ
    てなることを特徴とする合成樹脂製屋根材のキャップ
    材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104120836A (zh) * 2014-04-21 2014-10-29 百安力钢结构应用科技有限公司 屋面板抗风夹具
KR102269457B1 (ko) * 2020-03-02 2021-06-24 김관용 조립가능한 건축용 패널 체결 장치

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