JP2000289230A - 記録装置の捕集装置 - Google Patents

記録装置の捕集装置

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JP2000289230A
JP2000289230A JP11098818A JP9881899A JP2000289230A JP 2000289230 A JP2000289230 A JP 2000289230A JP 11098818 A JP11098818 A JP 11098818A JP 9881899 A JP9881899 A JP 9881899A JP 2000289230 A JP2000289230 A JP 2000289230A
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Masako Kitajima
雅子 北島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録装置内に配される検出器近傍に浮遊する
浮遊物を確実に捕集することができること。 【解決手段】 インクミスト等の浮遊物を捕集するエレ
クトレットシート10が、キャリッジ部材22に設けら
れる検出器68を覆うカバー部材12の内面に設けられ
るもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置内に浮遊
する浮遊物を捕集することができる記録装置の捕集装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】記録装置においては、例えば、インク滴
を記録媒体の記録面に対して選択的に吐出して記録動作
を行う記録ヘッドを備えるインクジェット記録装置が実
用に供されている。このようなインクジェット記録装置
においては、記録ヘッドは、記録媒体の記録面に対向し
て概ね閉空間とされる筐体内に配置され、また、例え
ば、記録ヘッドが記録媒体の記録面に対して相対的に移
動しつつ記録動作を行うインクジェット記録装置におい
ては、例えば、記録ヘッドの移動量を検出する検出器と
してのエンコーダ部も、記録媒体の記録面に対向して筐
体内に配置されている。
【0003】このようなインクジェット記録装置におい
ては、記録ヘッドによる記録動作において吐出されるイ
ンク量が、適正な所定量以下とされる場合は、問題とさ
れないが、しかしながら、記録ヘッドによる記録動作が
比較的多量のインクにより行われる場合、インク滴の一
部が浮遊物としてインクミストとなって装置内部に充満
し浮遊し、その後、そのインクミストが、例えば、記録
ヘッドの外周面部、記録媒体の周辺およびエンコーダ部
上に落下し付着堆積する場合がある。
【0004】このような場合、インクがエンコーダ部に
おけるスケールとセンサとの隙間に侵入せしめられるこ
とにより、エンコーダ部の故障の原因となる虞もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように故障の原因
となるインクミストの付着を防止する方法としては、エ
ンコーダ部全体を完全に密封することも考えられるが、
しかし、そのセンサは、そのスケールに対して相対的に
移動する構成となっているのでインクミストが侵入しな
いように完全に密封することは難しい。
【0006】また、他の付着防止方法としては、装置内
の空気とともに浮遊するインクミストをその装置外部に
吸引排気する排気ファンを記録装置に設けることも考え
られるが、しかし、排気ファンの排気能力を大とするこ
とにも装置の小型化の観点から限界があり、また、吸引
排気されるインクミストは、浮遊するすべてのインクミ
ストではなく、排気ファンが設けられた部位近傍に浮遊
するインクミストに限られるという問題を伴うので得策
とはいえない。
【0007】以上の問題点を考慮し、本発明は、記録装
置内に浮遊する浮遊物を捕集することができる記録装置
の捕集装置であって、記録装置内に配される検出器近傍
に浮遊する浮遊物を確実に捕集することができる記録装
置の捕集装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る記録装置の捕集装置は、記録媒体に
対して記録動作を行う記録部が配設された記録系に記録
部に関連して設けられる検出器近傍に浮遊する浮遊物を
静電誘導作用により、捕集する捕集部材と、捕集部材を
前記検出器近傍における所定位置に保持する保持部材と
を備えて構成される。
【0009】
【発明の実施の形態】図2は、本発明に係る記録装置の
捕集装置の一例が適用されたインクジェット記録装置の
概略の構成を示す。
【0010】図2において、インクジェット記録装置
は、筺体20における背面側に傾斜して設けられる支持
台20a上に支持され配設される自動給紙装置48と、
自動給紙装置48から送出された用紙Paが搬送される
搬送路に設けられ、その用紙Paを後述する記録ヘッド
26に対向する所定位置まで断続的に送る送りローラ3
6と、送りローラ36により送られる印刷された用紙P
a’を排紙ローラ38と協働して狭持し排紙トレー43
上に排出する複数の拍車30と、用紙Paの搬送方向に
対して略直交する方向に沿って往復動せしめられるキャ
リッジ部材22と、キャリッジ部材22に着脱可能に搭
載され用紙Paの記録面に対して記録動作を行う記録ヘ
ッド26を有するインクカートリッジ27とを主な要素
として含んで構成されている。
【0011】自動給紙装置48は、所定の規格サイズの
複数枚の用紙Paが積載収容される収容容器48Sと、
収容容器48Sにおける最上端の用紙Paに接触され、
それを1枚ずつ送出する複数のピックアップローラ44
と、図示が省略されるがピックアップローラ44を回動
させる自動給紙用モータとを含んで構成されている。
【0012】ピックアップローラ44の回転軸44a
は、用紙Paの搬送方向に対して略直交する方向に延び
ている。その回転軸44aの両端部は、それぞれ、筺体
20に回動可能に支持されている。
【0013】送りローラ36は、両端部が筺体20のフ
レーム部材に回動可能に支持される回転軸36aに固定
されている。その回転軸36aの一端は、図示が省略さ
れる搬送用モータの出力軸に連結されている。その搬送
用モータは、自動給紙用モータとともに、図示が省略さ
れる制御ユニットからの制御データに基づいて制御され
る。
【0014】その搬送用モータが作動状態とされると
き、用紙Paは、ピックアップローラ44により送り出
された後、ピンチローラ32の外周面と送りローラ36
の外周面との間に案内される。その際、コイルスプリン
グSPの付勢力により送りローラ36側に押圧される案
内部材GMに回動可能支持されるピンチローラ32が、
送りローラ36に所定の圧力で当接されるもとで、用紙
Paは、送りローラ36とピンチローラ32とにより協
働して狭持される。従って、用紙Paは、ピンチローラ
32および送りローラ36により、記録ヘッド26の記
録動作に応じて断続的に搬送路の下流側の記録ヘッド2
6に向かって搬送されることとなる。
【0015】また、支持台20aの下方には、送りロー
ラ36およびピンチローラ32を臨んで一端が開口する
手差し挿入通路40が設けられている。その手差し挿入
通路38の他端は、外部に開口している。
【0016】これにより、用紙Padの先端が手差し挿
入通路40の他端を通じて送りローラ36およびピンチ
ローラ32まで挿入される場合、その搬送用モータが作
動状態とされることにより、用紙Padは、手差し挿入
通路40に案内されて送りローラ36およびピンチロー
ラ32により狭持されて記録ヘッド26の記録動作に応
じて断続的に搬送路の下流側の記録ヘッド26に向かっ
て搬送されることとなる。
【0017】また、筐体20の下部には、所定の規格サ
イズの用紙Paaが積載収容される給紙部50が設けら
れている。給紙部50の上部には、用紙Paaを1枚づ
つ取り出し、それを搬送ローラ54の外周面とピンチロ
ーラ56の外周面との間に導くピックアップローラ52
が設けられている。ピックアップローラ52は、両端部
が筐体20に回動可能に支持される回転軸52aに固定
されている。回転軸52aの一端は、駆動用モータの出
力軸に連結されている。
【0018】これにより、駆動用モータが作動状態とさ
れてピックアップローラ52が二点鎖線で示されるよう
に、回転されることによって、取り出された用紙Paa
の先端が、搬送ローラ54の外周面とピンチローラ56
の外周面との間に導かれることとなる。搬送ローラ54
は、給紙部50と筐体20の内部に形成される給紙搬送
路58の上流側の端部との間に配される。
【0019】その際、搬送ローラ54は、ピックアップ
ローラ52の回動に連動して回転せしめられる。搬送ロ
ーラ54およびピックアップローラ52により、挟持さ
れた用紙Paaは、給紙搬送路58を経て上述と同様に
送りローラ36およびピンチローラ32により狭持され
て記録ヘッド26の記録動作に応じて断続的に搬送路の
下流側の記録ヘッド26に向かって搬送されることとな
る。
【0020】キャリッジ部材22に対して着脱可能とさ
れるインクカートリッジ27は、記録ヘッド26と、記
録ヘッド26に供給される所定の色のインクが貯留され
るインクタンクとを含んで構成されている。インクカー
トリッジ27は、ロックレバーLLの操作により、キャ
リッジ部材22に対して着脱される。記録ヘッド26
は、例えば、バブルジェット式のインクジェットヘッド
とされ、既知の構造を有するものとされる。記録ヘッド
26における用紙Paの記録面に対向する部分には、イ
ンクを吐出するインク吐出口が用紙Paの搬送方向に沿
って複数個配列されるインク吐出口形成面が形成されて
いる。記録ヘッド26における各インク吐出口に連通す
る各流路には、インクを加熱し吐出させる電気熱変換素
子としてのヒータがそれぞれ設けられている。
【0021】搬送路における送りローラ36およびピン
チローラ32よりも下流側であってインクカートリッジ
27の記録ヘッド26に対向する部分には、図1および
図2に示されるように、搬送される用紙Paの記録面の
浮きを抑制しその記録面を平坦な状態に維持する用紙押
圧部材PAが配されている。これにより、記録ヘッド2
6のインク吐出口形成面と用紙Paの記録面との距離が
適正に保たれることとなる。
【0022】用紙押圧部材PAよりもさらに下流側に
は、印刷された用紙Pa’を排紙トレー43上に排出す
る拍車30と排紙ローラ38とが設けられている。従っ
て、印刷された用紙Pa’は、排紙ローラ38が送りロ
ーラ36に連動して回動されるとき、拍車30および排
紙ローラ38に狭持されて排紙トレー43上に排出され
ることとなる。
【0023】また、排紙トレー43は、記録ヘッド26
およびキャリッジ部材22を含んで構成される記録系を
覆うアッパカバー部材18の前端部に形成される排紙口
18aの周縁の一部を形成している。
【0024】キャリッジ部材22の基部の透孔22aに
は、キャリッジ部材22の基部を摺動可能に支持するガ
イドシャフト24が嵌合されている。ガイドシャフト2
4は、送りローラ36と回転軸44aとの間となる位置
に、送りローラ36の軸線に対して平行に配されてい
る。ガイドシャフト24の両端部は、それぞれ、図示が
省略されるフレーム部材に支持されている。また、ガイ
ドレール28が、ガイドシャフト24に対向配置されて
いる。ガイドレール28は、キャリッジ部材22の排紙
口18a側の下端部をローラ部材22rを介して摺動可
能に支持する。ガイドレール28の両端部もそれぞれ、
そのフレーム部材に支持されている。なお、ローラ部材
22rは、キャリッジ部材22の下端部に転動可能に支
持されている。従って、キャリッジ部材22は、ガイド
シャフト24およびガイドレール28により、紙面に対
して垂直な方向に移動可能に支持されることとなる。
【0025】また、キャリッジ部材22は、例えば、図
示が省略されるベルトに連結されている。ベルトは、そ
のガイドシャフト24の軸線に沿って平行に配され、相
対向して配置される回転軸に固定される2個のプーリに
巻装されている。そのプーリの一方を支持する回転軸に
は、キャリッジ搬送用モータの出力軸が連結されてい
る。キャリッジ搬送用モータは、図示が省略される制御
ユニットからの制御データに基づいて制御される。これ
により、キャリッジ搬送用モータが作動状態とされ、出
力軸が時計回り方向または反時計回り方向に回転される
場合、キャリッジ部材22が記録ヘッド26を伴ってガ
イドシャフト24およびガイドレール28に案内されて
往復動せしめられることとなる。
【0026】さらに、キャリッジ部材22とピックアッ
プローラ44との間には、プリント配線基板PBを支持
する支持部材16が設けられている。支持部材16は、
筐体20に固定されており、ガイドシャフト24の軸線
方向に沿って広がっている。従って、キャリッジ部材2
2と支持部材16との間には、ガイドシャフト24の両
端部近傍にそれぞれ形成される内部空間を互いに連通さ
せる連通路14が形成されることとなる。
【0027】キャリッジ部材22における連通路14に
対向する側には、所定の微小な相互間隔で複数のスリッ
トを有するスケール部70の各スリットをキャリッジ部
材22の移動に同期して検出し、検出出力信号を送出す
る検出器68が設けられている。検出器68は、例え
ば、光学式とされ、発光素子および受光素子からなる。
検出器68は、発光素子からの光ビームがスケール部7
0の各スリットを通過するごとにその信号レベルが高レ
ベルから低レベルに変化する検出出力信号を送出するも
のとされる。スケール部70の両端部は、それぞれ、上
述のシャーシ部に支持されている。従って、検出器68
およびスケール部70により、所謂、エンコーダ部が形
成されることとなる。
【0028】なお、キャリッジ部材22の移動量を検出
する検出器68およびスケール部70は、光学式に限ら
れることなく、例えば、磁気式であってもよい。
【0029】また、キャリッジ部材22における検出器
68および検出器68に対応するスケール部70の一部
の周囲には、検出器68および検出器68に対応するス
ケール部70の一部を覆うカバー部材12が配設されて
いる。保持部材としてのカバー部材12は、キャリッジ
部材22に対して固定されている。また、カバー部材1
2におけるスケール部70の一部が交差する両端部に
は、それぞれ、図3に示されるように、スケール部70
が貫通する透孔12aが、スケール部70の外周部に対
する所定の隙間をもって設けられている。
【0030】さらに、カバー部材12の内面における検
出器68に対向する所定の領域の部分には、捕集部材と
しての繊維で薄板状に形成されるエレクトレットシート
10が両面接着テープで接着されている。
【0031】このような構成において、記録ヘッド26
の記録動作が行われ、キャリッジ部材22が記録ヘッド
26を伴って、例えば、一方向に移動せしめられる場
合、進行方向の端部側の筐体20の内部の空気圧力がキ
ャリッジ部材22の移動による圧縮作用により高めら
れ、その進行方向の端部側の空気の一部は、連通路14
を通じて他方の端部側に戻される。
【0032】その際、排紙口18aにおける他方の端部
側から空気が、図1の矢印AIの示す方向に沿って流入
せしめられることが、本発明者により、確認されてい
る。これにより、記録動作時、吐出されるインクの一部
は、インクミストとなり、それがこの空気の流れに乗せ
られてカバー部材12および連通路14側に運ばれるこ
ととなる。
【0033】また、キャリッジ部材22が記録ヘッド2
6を伴って、例えば、他方向に移動せしめられる場合、
進行方向の端部側の筐体20の内部の空気圧力がキャリ
ッジ部材22の移動による圧縮作用により高められ、そ
の進行方向の端部側の空気の一部は、連通路14を通じ
て一方の端部側に戻される。その際、一方向に移動せし
められる場合と同様に記録動作時、吐出されるインクの
一部は、インクミストとなり、それがこの空気の流れに
乗せられてカバー部材12および連通路14側に運ばれ
ることとなる。
【0034】従って、カバー部材12の透孔12aとス
ケール部70の外周部との隙間を通じて侵入した浮遊物
としてのインクミストおよび塵等は、エレクトレットシ
ート10の静電誘導作用により、エレクトレットシート
10に捕集されることとなる。
【0035】さらに、図3に示されるように、記録ヘッ
ド26が記録動作を行わない場合、キャリッジ部材22
は、インクカートリッジ27を伴って所定の待機位置
(ホームポジション)に移動せしめられる。その際、そ
の待機位置に対向する位置には、記録ヘッド26の正常
な吐出状態を維持するために所定のタイミングをもって
回復処理を行う回復処理装置およびインクカートリッジ
27のインクタンク60の有無またはインク残量を検出
する検出器ユニット62が設けられている。
【0036】検出器ユニット62は、図3および図4に
示されるように、キャリッジ部材22がホームポジショ
ンに到達し停止したとき、インクタンク60の底部に設
けられる検出窓、例えば、プリズム60pに対応した位
置に設けられる透孔22tの真下の位置にあるガイドレ
ール28の開口部28aに連通する導光路64aを有す
る円筒状部材64と、装置本体の筐体に固定されるブラ
ケット部材Bkに支持され円筒状部材64の下端部に配
される光学式の検出器74と、導光路64aの内周部に
配されるエレクトレットシート66とを含んで構成され
ている。
【0037】ガイドレール28の開口部28aとキャリ
ッジ部材22における開口部28aに対向する面との間
には、所定の隙間76が形成されている。
【0038】円筒状部材64は、例えば、弾性材料で作
られ、その上端部がガイドレール28の下端面に密着せ
しめられている。
【0039】検出器74は、発光素子としての赤外線L
EDと、受光素子としてのフォトトランジスタとを含ん
で構成されている。インクタンク60が搭載され、イン
クタンク60内にインク残量が所定量有る場合、検出器
74は、インクタンク60からの反射光に基づいてイン
ク残量があることをあらわす検出出力信号を制御ユニッ
トに送出する。また、インクタンク60が搭載されてい
ないとき、インクタンク60がないことをあらわす検出
出力信号を図示が省略される制御ユニットに送出する。
【0040】繊維で薄板状に形成されるエレクトレット
シート66は、例えば、両面粘着テープで内周部に接着
されている。
【0041】このような構成において、キャリッジ部材
22がホームポジションに到達し停止せしめられる場
合、上述したように、その進行方向の端部側の空気の一
部は、連通路14を通じて一方の端部側に戻されるとと
もに、その空気の一部は、ホームポジションにおける隙
間76、開口部28aを通じて図4の矢印の示す方向に
沿って導光路64a内に流れ込むこととなる。その際、
インクミストがこの空気の流れに乗せられて導光路64
aに運ばれることとなる。
【0042】従って、浮遊物としてのインクミストおよ
び塵等は、エレクトレットシート66の静電誘導作用に
より、エレクトレットシート66に捕集されることとな
る。
【0043】なお、上述の例においては、捕集部材とし
てエレクトレットシートが用いられているが、かかる例
に限られることなく、エレクトレットシートに代えて、
静電誘導作用を引き起こさせる帯電器、および、その帯
電器により帯電される絶縁物が各検出器の周囲に配設さ
れることにより、インクミスト等がその絶縁物で捕集さ
れるように構成されても良い。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る記録装置の捕集装置によれば、検出器近傍に浮遊
する浮遊物を静電誘導作用により捕集する捕集部材が設
けられているので記録装置内に配される検出器近傍に浮
遊する浮遊物を確実に捕集することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の捕集装置の一例を、そ
れが適用されたインクジェット記録装置の要部とともに
示す部分断面図である。
【図2】本発明に係る記録装置の捕集装置の一例を、そ
れが適用されたインクジェット記録装置の構成を概略的
に示す断面図である。
【図3】本発明に係る記録装置の捕集装置の一例を、そ
れが適用されたインクジェット記録装置の要部とともに
示す部分断面図である。
【図4】図3に示される例における要部を拡大して示す
部分断面図である。
【符号の説明】
10、66 エレクトレットシート 12 カバー部材 22 キャリッジ部材 26 記録ヘッド 64a 導光路 68、74 検出器 70 スケール部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して記録動作を行う記録部
    が配設された記録系に該記録部に関連して設けられる検
    出器近傍に浮遊する浮遊物を静電誘導作用により、捕集
    する捕集部材と、 前記捕集部材を前記検出器近傍における所定位置に保持
    する保持部材と、 を具備して構成される記録装置の捕集装置。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体の記録面に対して相対的に
    往復移動せしめられる前記記録部に設けられる保持部材
    の周囲は、該記録部の移動方向に対して略直交する方向
    に延びる該記録媒体の搬送路を通じて該記録媒体の排出
    用の開口部に連通していることを特徴とする請求項1記
    載の記録装置の捕集装置。
  3. 【請求項3】 前記検出器は、前記記録部の移動状態を
    光学的に検出することを特徴とする請求項2記載の記録
    装置の捕集装置。
  4. 【請求項4】 前記記録部は、前記記録媒体の搬送路に
    対向して配され該記録媒体の記録面に対してインクを吐
    出するインク吐出部を有することを特徴とする請求項2
    記載の記録装置の捕集装置。
  5. 【請求項5】 前記保持部材は、前記記録媒体の記録面
    に対して相対的に往復移動せしめられる前記記録部が選
    択的に装着されるキャリッジ部材に設けられる検出器近
    傍を囲むことを特徴とする請求項1記載の記録装置の捕
    集装置。
  6. 【請求項6】 記録媒体に対して記録動作を行う記録部
    が配された記録系に該記録部に関連して設けられる光学
    素子からの光ビームが伝播する光ビーム通路と、 前記光ビーム通路内に配され前記光学素子近傍に浮遊す
    る浮遊物を静電誘導作用により、捕集する捕集部材と、 を具備して構成される記録装置の捕集装置。
  7. 【請求項7】 前記光学素子は、前記記録部が選択的に
    装着されるキャリッジ部材における該記録部の有無につ
    いて検出する検出器に含まれることを特徴とする請求項
    6記載の記録装置の捕集装置。
  8. 【請求項8】 前記捕集部材は、エレクトレットを含ん
    でなることを特徴とする請求項1または請求項6記載の
    記録装置の捕集装置。
  9. 【請求項9】 前記浮遊物は、インクミストを含むこと
    を特徴とする請求項1または請求項6記載の記録装置の
    捕集装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006327056A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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