JP2000286985A - インターホン - Google Patents

インターホン

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JP2000286985A
JP2000286985A JP11094422A JP9442299A JP2000286985A JP 2000286985 A JP2000286985 A JP 2000286985A JP 11094422 A JP11094422 A JP 11094422A JP 9442299 A JP9442299 A JP 9442299A JP 2000286985 A JP2000286985 A JP 2000286985A
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intercom
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Katsuyoshi Kuwabara
克佳 桑原
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取り付け作業が容易なインターホンを提供す
る。 【解決手段】壁面などに固定するため固定手段をを備え
た平板状の本体および本体の一端側に設けられ本体と略
平行となる円柱部を有する回転係合部ならびに本体の他
端側に設けられ本体と略平行な挿入部を有する支持係合
部とを有する取り付け部材と、背面に回転係合部に対応
する位置に設けられ回転係合部に係合させた状態での回
転を許容するとともに回転位置によって円柱部の挿入深
さが変化する回転係合穴および支持係合部に対応する位
置に設けられ支持係合部を係合可能な支持係合穴とを有
するインターホン本体とを具備しているインターホン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁等に取り付ける
ことが可能なインターホンに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、壁に取り付けることが可能なイン
ターホンとしては図5に示すものが知られている。
【0003】図に示すものはインターホンの親機である
インターホン本体51であって、これとは別にマイクロ
フォンやスピーカなど備えた子機と組み合わせて使用さ
れる。この子機は、通常は住宅などの玄関に配設され
る。また、インターホン本体51はハンドセット52や
テレビ画面53などを備えたものであて、取り付け部材
54によって住宅などの室内の壁面に取り付けられる。
【0004】親機の取り付けにあたっては、壁面に設け
られた開口55から子機との接続を行うための電線56
を引き出せるようにした状態で、取り付け部材54を壁
面にねじ止めなどで固定する。そして、インターホン本
体51に電線56を接続した後にインターホン本体51
を取り付け部材54に設けられた係合部57を用いて係
合させることによって壁に取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
ターホンは、次の課題を有する。
【0006】インターホンの取り付けにおいて、上記の
ように電線56との接続作業を行う必要があるが、この
作業は作業者がインターホン本体51を持った状態で行
なうものであるため、非常に作業が行い難いという問題
がある。
【0007】そして、このように作業が行いにくいと、
作業中にインターホン本体51を落下させてしまった
り、電線56の配線を間違えるといった作業ミスを誘発
し易くなる。
【0008】本発明は、上記の問題を解決し得るインタ
ーホンを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求頃1に記載のインタ
ーホンは、壁面などに固定するため固定手段をを備えた
平板状の本体および本体の一端側に設けられ本体と略平
行となる円柱部を有する回転係合部ならびに本体の他端
側に設けられ本体と略平行な挿入部を有する支持係合部
とを有する取り付け部材と、背面に回転係合部に対応す
る位置に設けられ回転係合部に係合させた状態での回転
を許容するとともに回転位置によって円柱部の挿入深さ
が変化する回転係合穴および支持係合部に対応する位置
に設けられ支持係合部を係合可能な支持係合穴とを有す
るインターホン本体とを具備していることを特徴とす
る。
【0010】本発明によれば、インターホン本体の回転
係合穴に取り付け部材の回転係合部を係合させた状態に
おいては、回転係合部が取り付け部材本体と略平行な円
柱部を有しているため、インターホン本体を横方向に回
動自在に支持することができる。したがって、インター
ホン本体を取り付け部材と角度をなすように回転させた
状態で、電線の結線作業を行なうことができる。そし
て、結線作業が完了した後にインターホン本体を円柱部
を軸として回動させて、インターホン本体の支持係合部
を取り付け部材の支持係合部に係合させることでインタ
ーホンの取り付け作業が完了する。
【0011】このとき、インターホン本体の回転位置に
よって円柱部の回転係合穴への挿入深さが変化するよう
になっているため、インターホン本体を取り付け完了状
態すなわち取り付け部材の平坦部と平行な状態とした時
に、インターホン本体の自重により深く挿入されるよう
にすれば、インターホン本体を回動させるだけで取り付
け部材への取り付けを完了させることができる。これ
は、インターホン本体が回転によって円柱部が回転係合
穴へ深く挿入されると同時に、本体の他端側に設けられ
た支持係合部の挿入部がインターホン本体の支持係合穴
に挿入係合されるようになっているからである。
【0012】このようにして、インターホン本体は取り
付け部インターホン本体を取り付け完了状態すなわち取
り付け部材の平坦部と平行な状態とした時に、インター
ホン本体の自重により深く挿入されるようにすれば、イ
ンターホン本体を回動させるだけで取り付け部材への取
り付けを完了させることができる。そして、この状態に
なたことでインターホン本体が取り付け部材に確実に取
り付けられる。
【0013】また、本発明のような回転機構によってイ
ンターホン本体と取り付け部材との組付けを行うように
すれば、回転機構および係合機構を非常に簡単な構成の
ものとすることができる。
【0014】請求項2に記載のインターホンは、請求項
1に記載のインターホンにおいて、回転係合穴および支
持係合穴の少なくとも一方は、インターホン本体に設け
られたスピーカの音抜き穴を兼ねることを特徴とする。
【0015】本発明によれば、スピーカの音抜きのため
の専用の穴を設ける必要がなく、デザインをすっきりし
たものとできる。
【0016】請求項3に記載のインターホンは、請求項
1または2に記載のインターホンにおいて、取り付け部
材の他縁側には本体の平坦部に対して鋭角または鈍角の
角度を有する支え部が形成され、インターホン本体には
回転係合部の円柱部を回転自在に横方向から挿入させた
状態で支持可能な立掛け支持部を有していることを特徴
とする。
【0017】本発明によれば、取り付け部材を壁面取り
付けで用いる状態に対して90度回転させた状態で、そ
の円柱部をインターホン本体を立掛け支持部に挿入する
ことにより、インターホン本体を斜めの状態を保って取
り付け部材で支持することが可能となる。このとき取り
付け部材の他縁側すなわち下縁側には本体の平坦部に対
して鋭角または鈍角の角度を有する支え部が形成されて
いるため、この支え部によってインターホン本体を安定
して支持することが可能となる。
【0018】なお、円柱部、立掛け支持部または取り付
け部材本体には、インターホン本体が所定の角度に傾け
て支持できるように相互間の回転を規制する手段を設け
ておく必要がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。なお、図1〜図4中、同一
または相当部分には同一符号を付している。
【0020】図1は本発明のインターホンの第1の実施
形態の取り付け方法示す斜視図。図2は図1においてイ
ンターホン本体のみを背面から示す斜視図、図3は本発
明のインターホンの第1の実施形態の要部拡大図であ
る。
【0021】図において、1はインターホンの親機であ
るインターホン本体、2は取り付け部材、3は住宅など
の室内の壁面に設けられた開口、4は開口から導出され
たインターホン子機との電気接続を行う電線である。イ
ンターホン本体1は、ハンドセット1a、テレビ画面1
bなどが設けられている。
【0022】インターホン本体1の取り付けにあたって
は、壁面に設けられた開口3から電線4を引き出せるよ
うにした状態で、取り付け部材2を壁面にねじ5を用い
て固定する。そして、インターホン本体1に電線4を接
続した後にインターホン本体1を取り付け部材2に係合
させることによって壁に取り付ける。
【0023】取り付け部材2は、樹脂で形成され、固定
手段であるねじ穴2aを備えた平板状の本体2bおよび
本体2bの一端側に設けられ本体2bと略平行となる円
柱部2cを有する回転係合部2dならびに本体2bの他
端側に設けられ本体2bと略平行な挿入部2eを有する
支持係合部2fとを有している。
【0024】また、インターホン本体1は、背面に取り
付け部材2の回転係合部2dに係合させた状態での回転
を許容する回転係合穴1dが形成されている。この回転
係合穴1dは、インターホン本体1の回転角度によって
円柱部2cの挿入深さが変化するようになっており、イ
ンターホン本体1を取り付け完了状態すなわち取り付け
部材2の平坦部分と平行な状態とした時に、インターホ
ン本体1の自重により深く挿入されるようになってい
る。なお、回転係合穴1dは、インターホン本体1に収
容された図示しないスピーカの音抜き口となっている。
【0025】また、インターホン本体1には、取り付け
部材2の支持係合部2fに対応する位置に支持係合部2
fを係合可能な支持係合穴1fが形成されている。これ
らの支持係合部2fの挿入部2eと支持係合穴1fは、
円柱部2cが回転係合穴1dへ深く挿入されると同時に
挿入係合させることが可能な位置に設けられている。
【0026】これにより、インターホン本体1を回動さ
せるだけで取り付け部材2への取り付けを完了させるこ
とができる。
【0027】なお、取り付け部材2は金属で形成しても
よく、この場合は樹脂成形と比較して円柱部2cの形成
が困難となるが、円柱部cは円形の断面形状を有してい
る必要はなく、例えば平板状のものを折り曲げるなどし
てほぼ円柱状に形成させたものであればよい。要は、円
柱部cを回転係合穴1dに挿入させた状態での円滑な回
動が行えるように構成されていれば良い。
【0028】なお、円柱部備えた回転係合部および回転
係合穴は、取り付け部材およびインターホン本体の両縁
部に設けるようにしても良い。これによれば、取り付け
部材の左右のどちらの縁部を使用してもインターホン本
体を回転自在に支持できる。
【0029】また、回転係合穴および支持係合穴は上記
のような形態には限られず、発明の主旨を逸脱しない限
り変形を許容する。支持係合穴と支持係合部についても
同様である。
【0030】図4は本発明のインターホンの第2の実施
形態の組み立て方法示す斜視図である。なお、第1の実
施形態と同じ構成については同じ符号を付す。
【0031】本実施形態の取り付け部材2は、その一縁
側(図においては下縁側)に本体の平坦部に対して鋭角
の角度を有する支え部24が形成されている。本実施形
態においてはこの支え部は上記第1の実施形態で説明し
た支持係合部2fが兼ねている。
【0032】一方、インターホン本体1の背面には、取
り付け部材2の回転係合部2dの円柱部2eを図の矢印
で示したように横方向から挿入させた状態で上下方向に
回転自在に支持可能な立掛け支持部22が形成されてい
る。この立掛け支持部22は、円柱部2eを挿入するた
めのガイド機能を備えた穴である。
【0033】このインターホンを組み立てた状態では、
インターホン本体1は斜めの姿勢を保って取り付け部材
2で支持される。なお、取り付け部材2の上縁には、円
柱部円柱部2eと立掛け支持部22間の相互間の回転を
規制する本体に対して斜めの規制突部23が設けられて
いる。この規制突部23は、インターホン本体1の背面
に当接してインターホン本体1の回転を規制し所定角度
以上にインターホン本体1が傾かないようにしている。
また、取り付け部材2の下縁に設けられた鋭角の角度を
有する支え部24が形成されているため、この支え部2
4によってインターホン本体1を安定して支持すること
が可能となる。
【0034】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、インタ
ーホン本体の回転位置によって円柱部の回転係合穴への
挿入深さが変化するようになっているため、インターホ
ン本体を取り付け完了状態すなわち取り付け部材の平坦
部と平行な状態とした時に、インターホン本体の自重に
より深く挿入されるようにすれば、インターホン本体を
回動させるだけで取り付け部材への取り付けを完了させ
ることができる。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、スピーカ
の音抜きのための専用の穴を設ける必要がなく、デザイ
ンをすっきりしたものとできる。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、取り付け
部材を壁面取り付けで用いる角度とは90度回転させた
状態で、その円柱部をインターホン本体を立掛け支持部
に挿入することにより、インターホン本体を斜めの状態
を保って取り付け部材で支持することが可能となる。こ
のとき取り付け部材の他縁側すなわち下縁側には本体の
平坦部に対して鋭角または鈍角の角度を有する支え部が
形成されているため、この支え部によってインターホン
本体を安定して支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターホンの第1の実施形態の取り
付け方法示す斜視図。
【図2】図1においてインターホン本体のみを背面から
示す斜視図。
【図3】本発明のインターホン第1の実施形態の要部拡
大図。
【図4】本発明のインターホンの第2の実施形態の組み
立て方法示す斜視図。
【図5】従来のインターホンの取り付け方法示す斜視
図。
【符号の説明】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月2日(1999.7.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】インターホン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁等に取り付ける
ことが可能なインターホンに関する。
【従来の技術】従来、壁に取り付けることが可能なイン
ターホンとしては図5に示すものが知られている。図に
示すものはインターホンの親機であるインターホン本体
51であって、これとは別にマイクロフォンやスピーカ
など備えた子機と組み合わせて使用される。この子機
は、通常は住宅などの玄関に配設される。また、インタ
ーホン本体51はハンドセット52やテレビ画面53な
どを備えたものであて、取り付け部材54によって住宅
などの室内の壁面に取り付けられる。親機の取り付けに
あたっては、壁面に設けられた開口55から子機との接
続を行うための電線56を引き出せるようにした状態
で、取り付け部材54を壁面にねじ止めなどで固定す
る。そして、インターホン本体51に電線56を接続し
た後にインターホン本体51を取り付け部材54に設け
られた係合部57を用いて係合させることによって壁に
取り付ける。
【発明が解決しようとする課題】このような従来のイン
ターホンは、次の課題を有する。インターホンの取り付
けにおいて、上記のように電線56との接続作業を行う
必要があるが、この作業は作業者がインターホン本体5
1を持った状態で行なうものであるため、非常に作業が
行い難いという問題がある。そして、このように作業が
行いにくいと、作業中にインターホン本体51を落下さ
せてしまったり、電線56の配線を間違えるといった作
業ミスを誘発し易くなる。本発明は、上記の問題を解決
し得るインターホンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のインタ
ーホンは、壁面などに固定するため固定手段をを備えた
平板状の本体および本体の一端側に設けられ本体と略平
行となる円柱部を有する回転係合部ならびに本体の他端
側に設けられ本体と略平行な挿入部を有する支持係合部
を有する取り付け部材と、背面に回転係合部に対応する
位置に設けられ回転係合部に係合させた状態での回転を
許容するとともに回転位置によって円柱部の挿入深さが
変化する回転係合穴および支持係合部に対応する位置に
設けられ支持係合部を係合可能な支持係合穴とを有する
インターホン本体とを具備していることを特徴とする。
本発明によれば、インターホン本体の回転係合穴に取り
付け部材の回転係合部を係合させた状態においては、回
転係合部が取り付け部材本体と略平行な円柱部を有して
いるため、インターホン本体を横方向に回動自在に支持
することができる。したがって、インターホン本体を取
り付け部材と角度をなすように回転させた状態で、電線
の結線作業を行なうことができる。そして、結線作業が
完了した後にインターホン本体を円柱部を軸として回動
させて、インターホン本体の支持係合部を取り付け部材
の支持係合部に係合させることでインターホンの取り付
け作業が完了する。このとき、インターホン本体の回転
位置によって円柱部の回転係合穴への挿入深さが変化す
るようになっているため、インターホン本体を取り付け
完了状態すなわち取り付け部材の平坦部と平行な状態と
した時に、インターホン本体の自重により深く挿入され
るようにすれば、インターホン本体を回動させるだけで
取り付け部材への取り付けを完了させることができる。
これは、インターホン本体が回転によって円柱部が回転
係合穴へ深く挿入されると同時に、本体の他端側に設け
られた支持係合部の挿入部がインターホン本体の支持係
合穴に挿入係合されるようになっているからである。こ
のようにして、インターホン本体は取り付け部インター
ホン本体を取り付け完了状態すなわち取り付け部材の平
坦部と平行な状態とした時に、インターホン本体の自重
により深く挿入されるようにすれば、インターホン本体
を回動させるだけで取り付け部材への取り付けを完了さ
せることができる。そして、この状態になたことでイン
ターホン本体が取り付け部材に確実に取り付けられる。
また、本発明のような回転機構によってインターホン本
体と取り付け部材との組付けを行うようにすれば、回転
機構および係合機構を非常に簡単な構成のものとするこ
とができる。請求項2に記載のインターホンは、請求項
1に記載のインターホンにおいて、回転係合穴および支
持係合穴の少なくとも一方は、インターホン本体に設け
られたスピーカの音抜き穴を兼ねることを特徴とする。
本発明によれば、スピーカの音抜きのための専用の穴を
設ける必要がなく、デザインをすっきりしたものとでき
る。請求項3に記載のインターホンは、請求項1または
2に記載のインターホンにおいて、取り付け部材の他縁
側には本体の平坦部に対して鋭角または鈍角の角度を有
する支え部が形成され、インターホン本体には回転係合
部の円柱部を回転自在に横方向から挿入させた状態で支
持可能な立掛け支持部を有していることを特徴とする。
本発明によれば、取り付け部材を壁面取り付けで用いる
状態に対して90度回転させた状態で、その円柱部をイ
ンターホン本体を立掛け支持部に挿入することにより、
インターホン本体を斜めの状態を保って取り付け部材で
支持することが可能となる。このとき取り付け部材の他
縁側すなわち下縁側には本体の平坦部に対して鋭角また
は鈍角の角度を有する支え部が形成されているため、こ
の支え部によってインターホン本体を安定して支持する
ことが可能となる。なお、円柱部、立掛け支持部または
取り付け部材本体には、インターホン本体が所定の角度
に傾けて支持できるように相互間の回転を規制する手段
を設けておく必要がある。
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づいて本発
明の実施の形態を説明する。なお、図1〜図4中、同一
または相当部分には同一符号を付している。図1は本発
明のインターホンの第1の実施形態の取り付け方法示す
斜視図。図2は図1においてインターホン本体のみを背
面から示す斜視図、図3は本発明のインターホンの第1
の実施形態の要部拡大図である。図において、1はイン
ターホンの親機であるインターホン本体、2は取り付け
部材、3は住宅などの室内の壁面に設けられた開口、4
は開口から導出されたインターホン子機との電気接続を
行う電線である。インターホン本体1は、ハンドセット
1a、テレビ画面1bなどが設けられている。インター
ホン本体1の取り付けにあたっては、壁面に設けられた
開口3から電線4を引き出せるようにした状態で、取り
付け部材2を壁面にねじ5を用いて固定する。そして、
インターホン本体1に電線4を接続した後にインターホ
ン本体1を取り付け部材2に係合させることによって壁
に取り付ける。取り付け部材2は、樹脂で形成され、固
定手段であるねじ穴2aを備えた平板状の本体2bおよ
び本体2bの一端側に設けられ本体2bと略平行となる
円柱部2cを有する回転係合部2dならびに本体2bの
他端側に設けられ本体2bと略平行な挿入部2eを有す
る支持係合部2fとを有している。また、インターホン
本体1は、背面に取り付け部材2の回転係合部2dに係
合させた状態での回転を許容する回転係合穴1dが形成
されている。この回転係合穴1dは、インターホン本体
1の回転角度によって円柱部2cの挿入深さが変化する
ようになっており、インターホン本体1を取り付け完了
状態すなわち取り付け部材2の平坦部分と平行な状態と
した時に、インターホン本体1の自重により深く挿入さ
れるようになっている。なお、回転係合穴1dは、イン
ターホン本体1に収容された図示しないスピーカの音抜
き口となっている。また、インターホン本体1には、取
り付け部材2の支持係合部2fに対応する位置に支持係
合部2fを係合可能な支持係合穴1fが形成されてい
る。これらの支持係合部2fの挿入部2eと支持係合穴
1fは、円柱部2cが回転係合穴1dへ深く挿入される
と同時に挿入係合させることが可能な位置に設けられて
いる。これにより、インターホン本体1を回動させるだ
けで取り付け部材2への取り付けを完了させることがで
きる。なお、取り付け部材2は金属で形成してもよく、
この場合は樹脂成形と比較して円柱部2cの形成が困難
となるが、円柱部cは円形の断面形状を有している必要
はなく、例えば平板状のものを折り曲げるなどしてほぼ
円柱状に形成させたものであればよい。要は、円柱部c
を回転係合穴1dに挿入させた状態での円滑な回動が行
えるように構成されていれば良い。なお、円柱部備えた
回転係合部および回転係合穴は、取り付け部材およびイ
ンターホン本体の両縁部に設けるようにしても良い。こ
れによれば、取り付け部材の左右のどちらの縁部を使用
してもインターホン本体を回転自在に支持できる。ま
た、回転係合穴および支持係合穴は上記のような形態に
は限られず、発明の主旨を逸脱しない限り変形を許容す
る。支持係合穴と支持係合部についても同様である。図
4は本発明のインターホンの第2の実施形態の組み立て
方法示す斜視図である。なお、第1の実施形態と同じ構
成については同じ符号を付す。本実施形態の取り付け部
材2は、その一縁側(図においては下縁側)に本体の平
坦部に対して鋭角の角度を有する支え部24が形成され
ている。本実施形態においてはこの支え部は上記第1の
実施形態で説明した支持係合部2fが兼ねている。一
方、インターホン本体1の背面には、取り付け部材2の
回転係合部2dの円柱部2eを図の矢印で示したように
横方向から挿入させた状態で上下方向に回転自在に支持
可能な立掛け支持部22が形成されている。この立掛け
支持部22は、円柱部2eを挿入するためのガイド機能
を備えた穴である。このインターホンを組み立てた状態
では、インターホン本体1は斜めの姿勢を保って取り付
け部材2で支持される。なお、取り付け部材2の上縁に
は、円柱部円柱部2eと立掛け支持部22間の相互間の
回転を規制する本体に対して斜めの規制突部23が設け
られている。この規制突部23は、インターホン本体1
の背面に当接してインターホン本体1の回転を規制し所
定角度以上にインターホン本体1が傾かないようにして
いる。また、取り付け部材2の下縁に設けられた鋭角の
角度を有する支え部24が形成されているため、この支
え部24によってインターホン本体1を安定して支持す
ることが可能となる。
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、インタ
ーホン本体の回転位置によって円柱部の回転係合穴への
挿入深さが変化するようになっているため、インターホ
ン本体を取り付け完了状態すなわち取り付け部材の平坦
部と平行な状態とした時に、インターホン本体の自重に
より深く挿入されるようにすれば、インターホン本体を
回動させるだけで取り付け部材への取り付けを完了させ
ることができる。請求項2に記載の発明によれば、スピ
ーカの音抜きのための専用の穴を設ける必要がなく、デ
ザインをすっきりしたものとできる。請求項3に記載の
発明によれば、取り付け部材を壁面取り付けで用いる角
度とは90度回転させた状態で、その円柱部をインター
ホン本体を立掛け支持部に挿入することにより、インタ
ーホン本体を斜めの状態を保って取り付け部材で支持す
ることが可能となる。このとき取り付け部材の他縁側す
なわち下縁側には本体の平坦部に対して鋭角または鈍角
の角度を有する支え部が形成されているため、この支え
部によってインターホン本体を安定して支持することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターホンの第1の実施形態の取り
付け方法示す斜視図。
【図2】図1においてインターホン本体のみを背面から
示す斜視図。
【図3】本発明のインターホン第1の実施形態の要部拡
大図。
【図4】本発明のインターホンの第2の実施形態の組み
立て方法示す斜視図。
【図5】従来のインターホンの取り付け方法示す斜視
図。
【符号の説明】 1…インターホン本体、 2…取り付け部材、 2e…挿入部、 2f…支持係合部、 1d…回転係合穴、 1f…支持係合穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面などに固定するため固定手段をを備え
    た平板状の本体および本体の一端側に設けられ本体と略
    平行となる円柱部を有する回転係合部ならびに本体の他
    端側に設けられ本体と略平行な挿入部を有する支持係合
    部とを有する取り付け部材と、 背面に回転係合部に対応する位置に設けられ回転係合部
    に係合させた状態での回転を許容するとともに回転位置
    によって円柱部の挿入深さが変化する回転係合穴および
    支持係合部に対応する位置に設けられ支持係合部を係合
    可能な支持係合穴とを有するインターホン本体と、を具
    備していることを特徴とするインターホン。
  2. 【請求項2】回転係合穴および支持係合穴の少なくとも
    一方は、インターホン本体に設けられたスピーカの音抜
    き穴を兼ねることを特徴とする請求項1に記載のインタ
    ーホン。
  3. 【請求項3】取り付け部材の他縁側には本体の平坦部に
    対して鋭角または鈍角の角度を有する支え部が形成さ
    れ、インターホン本体には回転係合部の円柱部を回転自
    在に横方向から挿入させた状態で支持可能な立掛け支持
    部を有しているていることを特徴とする請求項1または
    2に記載のインターホン。
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