JP2000279083A - 燻製レバーソーセージ用の、被覆され、繊維補強された水和セルロース系ケーシング - Google Patents
燻製レバーソーセージ用の、被覆され、繊維補強された水和セルロース系ケーシングInfo
- Publication number
- JP2000279083A JP2000279083A JP2000075189A JP2000075189A JP2000279083A JP 2000279083 A JP2000279083 A JP 2000279083A JP 2000075189 A JP2000075189 A JP 2000075189A JP 2000075189 A JP2000075189 A JP 2000075189A JP 2000279083 A JP2000279083 A JP 2000279083A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating
- sausage casing
- sausage
- day
- casing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C13/0013—Chemical composition of synthetic sausage casings
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C2013/0089—Sausage casings smokable casings, e.g. permeable to liquid smoke or phenol
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A22—BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
- A22C—PROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
- A22C13/00—Sausage casings
- A22C2013/0096—Sausage casings cellulosic
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/13—Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
- Y10T428/1303—Paper containing [e.g., paperboard, cardboard, fiberboard, etc.]
- Y10T428/1307—Bag or tubular film [e.g., pouch, flexible food casing, envelope, etc.]
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T428/00—Stock material or miscellaneous articles
- Y10T428/13—Hollow or container type article [e.g., tube, vase, etc.]
- Y10T428/1324—Flexible food casing [e.g., sausage type, etc.]
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Processing Of Meat And Fish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 特に燻製レバーソーセージに使用できる、ソ
ーセージ用ケーシングの提供。 【解決手段】 外側表面上に重合体状材料から製造され
た連続被覆を有する、高温燻煙および低温燻煙に対して
透過性である、シームレス管状水和セルロース系ソーセ
ージケーシング。被覆は厚さが3〜10μmであり、複
数の個別層からなることもできる。被覆は、従来の被覆
方法に加えて、1回以上の全表面印刷によっても施すこ
とができる。
ーセージ用ケーシングの提供。 【解決手段】 外側表面上に重合体状材料から製造され
た連続被覆を有する、高温燻煙および低温燻煙に対して
透過性である、シームレス管状水和セルロース系ソーセ
ージケーシング。被覆は厚さが3〜10μmであり、複
数の個別層からなることもできる。被覆は、従来の被覆
方法に加えて、1回以上の全表面印刷によっても施すこ
とができる。
Description
【0001】本発明は、外側表面上に重合体状材料から
製造された連続被覆を有するシームレス管状水和セルロ
ース系ソーセージケーシングに関する。このケーシング
は特にレバーソーセージ用に使用されるものである。
製造された連続被覆を有するシームレス管状水和セルロ
ース系ソーセージケーシングに関する。このケーシング
は特にレバーソーセージ用に使用されるものである。
【0002】被覆された管状水和セルロースソーセージ
ケーシングはすでに公知である。例えば、DE-A 3240847
明細書によるケーシングは、外側に殺真菌性被覆が施さ
れている。この被覆は、ポリアミン、ポリアミドおよび
エピクロロヒドリンを基剤とする陽イオン系重合体と、
プロピオン酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、安息香
酸、4−ヒドロキシ安息香酸、4−クロロ安息香酸、ま
たは4−メトキシ安息香酸のアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩またはアンモニウム塩との反応生成物からな
る。外側および内側に被覆を有する水和セルロース系の
シームレス管状ケーシングはEP-A 001545(=US-A 42872
17)明細書に開示されている。内側被覆は、熱可塑性材
料からなり、水および水蒸気に対して事実上不透過性で
ある。対照的に、外側被覆は、水および水蒸気に対して
透過性である。この被覆は弾性共重合体、好ましくはア
クリレートまたはメタクリレート共重合体またはブタジ
エン、イソプレンまたはクロロプレン共重合体を含んで
なる。この被覆は閉鎖された被覆を形成せず、従ってバ
リヤー作用も無い。この被覆は、0.08μmまでの直径を
有する粒子の形態にある共重合体を含んでなるエマルジ
ョンを塗布し、続いて乾燥させることにより製造され
る。外側被覆の重量は一般的に0.5〜8.0 g/m2である。
内側被覆が不透過性であるために、そのケーシングは燻
煙が浸透しないので、そのケーシングを使用して製造さ
れるソーセージは燻煙加工できない。
ケーシングはすでに公知である。例えば、DE-A 3240847
明細書によるケーシングは、外側に殺真菌性被覆が施さ
れている。この被覆は、ポリアミン、ポリアミドおよび
エピクロロヒドリンを基剤とする陽イオン系重合体と、
プロピオン酸、ソルビン酸、アスコルビン酸、安息香
酸、4−ヒドロキシ安息香酸、4−クロロ安息香酸、ま
たは4−メトキシ安息香酸のアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩またはアンモニウム塩との反応生成物からな
る。外側および内側に被覆を有する水和セルロース系の
シームレス管状ケーシングはEP-A 001545(=US-A 42872
17)明細書に開示されている。内側被覆は、熱可塑性材
料からなり、水および水蒸気に対して事実上不透過性で
ある。対照的に、外側被覆は、水および水蒸気に対して
透過性である。この被覆は弾性共重合体、好ましくはア
クリレートまたはメタクリレート共重合体またはブタジ
エン、イソプレンまたはクロロプレン共重合体を含んで
なる。この被覆は閉鎖された被覆を形成せず、従ってバ
リヤー作用も無い。この被覆は、0.08μmまでの直径を
有する粒子の形態にある共重合体を含んでなるエマルジ
ョンを塗布し、続いて乾燥させることにより製造され
る。外側被覆の重量は一般的に0.5〜8.0 g/m2である。
内側被覆が不透過性であるために、そのケーシングは燻
煙が浸透しないので、そのケーシングを使用して製造さ
れるソーセージは燻煙加工できない。
【0003】外側または内側に酸素バリヤー層および水
蒸気バリヤー層を有するソーセージケーシングは、EP-A
457178明細書に記載されている。このバリヤー層は、
実質的に式H2C=CR1-X(式中、R1は水素原子またはメチ
ル基であり、XはO-CO-(C1〜C2 0)アルキルまたはCO-O-(C
1〜C20)アルキルである)のモノマーを基剤とする共重
合体からなる。その上、この共重合体は、(メタ)アク
リル酸または(メタ)アクリロニトリルの単位をさらに
含むことができる。アクリル酸ブチル、メタクリル酸メ
チルおよびアクリル酸の共重合体が特に好ましい。この
バリヤー層は閉鎖された被覆を形成し、単位面積あたり
の重量が少なくとも12 g/m2、好ましくは少なくとも14
g/m2、である。この層は、そのバリヤー特性において、
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)層に近い。このケーシ
ングも燻煙に対して不透過性である。
蒸気バリヤー層を有するソーセージケーシングは、EP-A
457178明細書に記載されている。このバリヤー層は、
実質的に式H2C=CR1-X(式中、R1は水素原子またはメチ
ル基であり、XはO-CO-(C1〜C2 0)アルキルまたはCO-O-(C
1〜C20)アルキルである)のモノマーを基剤とする共重
合体からなる。その上、この共重合体は、(メタ)アク
リル酸または(メタ)アクリロニトリルの単位をさらに
含むことができる。アクリル酸ブチル、メタクリル酸メ
チルおよびアクリル酸の共重合体が特に好ましい。この
バリヤー層は閉鎖された被覆を形成し、単位面積あたり
の重量が少なくとも12 g/m2、好ましくは少なくとも14
g/m2、である。この層は、そのバリヤー特性において、
ポリ塩化ビニリデン(PVDC)層に近い。このケーシ
ングも燻煙に対して不透過性である。
【0004】レバーソーセージエマルジョンは大気中の
酸素に特に敏感であり、比較的容易に乾燥するので、燻
煙加工しないレバーソーセージには、酸素および水蒸気
に対するバリヤー作用が高いケーシングが通常使用され
る。酸化は、エマルジョン表面が緑色に変化することか
ら認識され、乾燥は褐色に変化することから認識され
る。特に効果的なバリヤー層、特にPVDC層、を有す
るケーシングを使用しても、変色および乾燥による重量
損失の僅かな危険性はなお存在する。
酸素に特に敏感であり、比較的容易に乾燥するので、燻
煙加工しないレバーソーセージには、酸素および水蒸気
に対するバリヤー作用が高いケーシングが通常使用され
る。酸化は、エマルジョン表面が緑色に変化することか
ら認識され、乾燥は褐色に変化することから認識され
る。特に効果的なバリヤー層、特にPVDC層、を有す
るケーシングを使用しても、変色および乾燥による重量
損失の僅かな危険性はなお存在する。
【0005】燻製レバーソーセージには、以前には特に
水和セルロースケーシング(これらのケーシングは繊維
補強もされている)が使用されており、さらにコラーゲ
ンケーシングまたは天然ケーシングも使用されている。
アクリレート被覆された織物で製造されたレバーソーセ
ージケーシングも公知であり、これらのケーシングは縫
い上げてチューブを製造する。これらのケーシングはす
べて燻煙に対して透過性であるが、酸素および水蒸気に
対しても透過性である。その結果、レバーソーセージエ
マルジョンが数日後にもその中で変色し、品質が低下す
る。
水和セルロースケーシング(これらのケーシングは繊維
補強もされている)が使用されており、さらにコラーゲ
ンケーシングまたは天然ケーシングも使用されている。
アクリレート被覆された織物で製造されたレバーソーセ
ージケーシングも公知であり、これらのケーシングは縫
い上げてチューブを製造する。これらのケーシングはす
べて燻煙に対して透過性であるが、酸素および水蒸気に
対しても透過性である。その結果、レバーソーセージエ
マルジョンが数日後にもその中で変色し、品質が低下す
る。
【0006】そこで本発明の目的は、燻製レバーソーセ
ージ用のシームレス管状ケーシングを提供することであ
る。このケーシングは、沸騰水および高温蒸気に対して
耐性があり、高温蒸気および低温燻煙に対して透過性で
あり、酸素および水蒸気に対して十分に不透過性である
ので、ソーセージを第二の包装で包む前に、低温室で少
なくとも3〜5日間は貯蔵することができる。さらに、
このケーシングは、ソーセージの乾燥を可能な限り阻止
する。最後に、このケーシングは、レバーソーセージエ
マルジョンを光の作用から保護し、脂肪/タンパク質平
衡に影響しないので、エマルジョンから脂肪が分離しな
い。その上、ケーシングはしわを形成せずに、密に適合
し、裂けることなく、または裂け目が広がる傾向無し
に、容易に剥離することができる。さらに生態学的理由
から、ケーシングは塩素含有化合物、例えばPVDC、
を含むべきではない。これらの目的のすべてを同時に達
成することは、これまで不可能であるとされてきた。
ージ用のシームレス管状ケーシングを提供することであ
る。このケーシングは、沸騰水および高温蒸気に対して
耐性があり、高温蒸気および低温燻煙に対して透過性で
あり、酸素および水蒸気に対して十分に不透過性である
ので、ソーセージを第二の包装で包む前に、低温室で少
なくとも3〜5日間は貯蔵することができる。さらに、
このケーシングは、ソーセージの乾燥を可能な限り阻止
する。最後に、このケーシングは、レバーソーセージエ
マルジョンを光の作用から保護し、脂肪/タンパク質平
衡に影響しないので、エマルジョンから脂肪が分離しな
い。その上、ケーシングはしわを形成せずに、密に適合
し、裂けることなく、または裂け目が広がる傾向無し
に、容易に剥離することができる。さらに生態学的理由
から、ケーシングは塩素含有化合物、例えばPVDC、
を含むべきではない。これらの目的のすべてを同時に達
成することは、これまで不可能であるとされてきた。
【0007】しかし、ここで、合成重合体または共重合
体から製造された薄い外側被覆により、これらの問題を
解決できることが分かった。そこで本願は、外側表面上
に重合体状材料から製造された連続被覆を有し、該被覆
が高温燻煙および低温燻煙に対して透過性であり、該被
覆の厚さが3〜10μmである、シームレス管状水和セル
ロース系ソーセージケーシングに関する。被覆は、好ま
しくは、式H2C=CR1-X[式中、R1は水素原子またはメチ
ル基であり、XはO-CO-R2またはCO-O-R2であり、R2は(C
1〜C10)アルキル、好ましくは(C1〜C5)アルキルであ
る]のモノマー単位からなる、または該モノマー単位を
含んでなる、単独重合体または共重合体を含んでなる。
体から製造された薄い外側被覆により、これらの問題を
解決できることが分かった。そこで本願は、外側表面上
に重合体状材料から製造された連続被覆を有し、該被覆
が高温燻煙および低温燻煙に対して透過性であり、該被
覆の厚さが3〜10μmである、シームレス管状水和セル
ロース系ソーセージケーシングに関する。被覆は、好ま
しくは、式H2C=CR1-X[式中、R1は水素原子またはメチ
ル基であり、XはO-CO-R2またはCO-O-R2であり、R2は(C
1〜C10)アルキル、好ましくは(C1〜C5)アルキルであ
る]のモノマー単位からなる、または該モノマー単位を
含んでなる、単独重合体または共重合体を含んでなる。
【0008】さらに、重合体中には、他のビニルモノマ
ーの単位も存在することができる。これらの他の単位の
含有量は、それぞれの場合に、重合体の総重量に対して
一般的に45重量%まで、好ましくは30重量%までであ
る。他のビニルモノマーは、好ましくは該式の、XがO
H、CO2H、CO-NH-(C1〜C10)アルキルまたはCNであるモ
ノマーである。(メタ)アクリル酸単位および(メタ)
アクリロニトリル単位の含有量は一般的に比較的低い。
それぞれの場合に重合体の総重量に対して、(メタ)ア
クリル酸単位の場合、その含有量は、0.1〜20重量%、
好ましくは0.5〜10重量%、であり、(メタ)アクリロ
ニトリル単位の場合、その含有量は、0.1〜35重量%、
好ましくは1.0〜20重量%、である。他のビニルモノマ
ーは、置換されていない、または置換されたスチレン、
(C2〜C8)アルケン(特にエチレンまたはプロピレン)
および/または共役(C4〜C10)アルカジエン(特にブ
タジエンまたはイソプレン)でもよい。多官能性化合
物、特に多官能性アジリジン、を使用し、(メタ)アク
リレート重合体を架橋し、セルロース表面に結合するこ
とができる。用語「(メタ)アクリレート」は、本明細
書では「アクリレートおよび/またはメタクリレート」
を意味する。同じことが「(メタ)アクリル酸」、
「(メタ)アクリルアミド」、 「(メタ)アクリロニ
トリル」、およびその他にも適用される。
ーの単位も存在することができる。これらの他の単位の
含有量は、それぞれの場合に、重合体の総重量に対して
一般的に45重量%まで、好ましくは30重量%までであ
る。他のビニルモノマーは、好ましくは該式の、XがO
H、CO2H、CO-NH-(C1〜C10)アルキルまたはCNであるモ
ノマーである。(メタ)アクリル酸単位および(メタ)
アクリロニトリル単位の含有量は一般的に比較的低い。
それぞれの場合に重合体の総重量に対して、(メタ)ア
クリル酸単位の場合、その含有量は、0.1〜20重量%、
好ましくは0.5〜10重量%、であり、(メタ)アクリロ
ニトリル単位の場合、その含有量は、0.1〜35重量%、
好ましくは1.0〜20重量%、である。他のビニルモノマ
ーは、置換されていない、または置換されたスチレン、
(C2〜C8)アルケン(特にエチレンまたはプロピレン)
および/または共役(C4〜C10)アルカジエン(特にブ
タジエンまたはイソプレン)でもよい。多官能性化合
物、特に多官能性アジリジン、を使用し、(メタ)アク
リレート重合体を架橋し、セルロース表面に結合するこ
とができる。用語「(メタ)アクリレート」は、本明細
書では「アクリレートおよび/またはメタクリレート」
を意味する。同じことが「(メタ)アクリル酸」、
「(メタ)アクリルアミド」、 「(メタ)アクリロニ
トリル」、およびその他にも適用される。
【0009】重合体は好ましくは親水性である。その平
均分子量Mwは比較的高い、すなわち200,000を超え、
好ましくは500,000を超える。最後に、ポリエステルジ
オール、連鎖延長剤(chain extender)およびジイソシア
ネートまたはトリイソシアネートから製造できる様なポ
リエステルウレタンも適当である。この場合、ポリエス
テルジオールは、枝分れしていない(C3〜C10)ジオー
ル(特にブタン−1,4−ジオールまたはヘキサン−
1,6−ジオール)および(C3〜C8)ジカルボン酸、
(特にアジピン酸)から形成させるのが好ましい。適当
な連鎖延長剤は、とりわけ、ジオールおよびジアミン、
例えばヘキサメチレンジアミン、である。ジイソシアネ
ートまたはトリイソシアネートは、好ましくはヘキサメ
チレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナートシ
クロヘキシル)メタン、ジフェニルメタン4,4’−ジ
イソシアネートまたはナフタレン1,4−、1,5−ま
たは2,6−ジイソシアネートである。
均分子量Mwは比較的高い、すなわち200,000を超え、
好ましくは500,000を超える。最後に、ポリエステルジ
オール、連鎖延長剤(chain extender)およびジイソシア
ネートまたはトリイソシアネートから製造できる様なポ
リエステルウレタンも適当である。この場合、ポリエス
テルジオールは、枝分れしていない(C3〜C10)ジオー
ル(特にブタン−1,4−ジオールまたはヘキサン−
1,6−ジオール)および(C3〜C8)ジカルボン酸、
(特にアジピン酸)から形成させるのが好ましい。適当
な連鎖延長剤は、とりわけ、ジオールおよびジアミン、
例えばヘキサメチレンジアミン、である。ジイソシアネ
ートまたはトリイソシアネートは、好ましくはヘキサメ
チレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナートシ
クロヘキシル)メタン、ジフェニルメタン4,4’−ジ
イソシアネートまたはナフタレン1,4−、1,5−ま
たは2,6−ジイソシアネートである。
【0010】好ましい実施態様では、被覆は、エマルジ
ョンを光の作用から保護する染料または顔料をさらに含
む。これらの物質は、スペクトルの可視領域にある光
を、好ましくはUV放射線も、吸収する。顔料は、無機
型でも有機型でもよい。しかし、有機顔料、例えばアゾ
顔料(Hoechst AGからRNovofil の商品名で市販されて
いる)、が好ましい。
ョンを光の作用から保護する染料または顔料をさらに含
む。これらの物質は、スペクトルの可視領域にある光
を、好ましくはUV放射線も、吸収する。顔料は、無機
型でも有機型でもよい。しかし、有機顔料、例えばアゾ
顔料(Hoechst AGからRNovofil の商品名で市販されて
いる)、が好ましい。
【0011】染料または顔料は、特に、レバーソーセー
ジケーシングに典型的な黄土色または黄色がかった褐色
を達成するのに使用できる。顔料および/または染料の
含有量は、それぞれの場合に、被覆の不揮発成分の総重
量に対して一般的に0.5〜12.0重量%、好ましくは1.0〜
6.0重量%、である。最後に、外側被覆は、通常の添加
剤を補助的な量(合計で、被覆の総重量に対して約10重
量%)でさらに含んでなることができる。例えば、少量
のケイ酸アルミニウム(カオリン)を含むことにより、
平らにし、巻き上げたケーシングが一つに粘着するのを
阻止することができる。
ジケーシングに典型的な黄土色または黄色がかった褐色
を達成するのに使用できる。顔料および/または染料の
含有量は、それぞれの場合に、被覆の不揮発成分の総重
量に対して一般的に0.5〜12.0重量%、好ましくは1.0〜
6.0重量%、である。最後に、外側被覆は、通常の添加
剤を補助的な量(合計で、被覆の総重量に対して約10重
量%)でさらに含んでなることができる。例えば、少量
のケイ酸アルミニウム(カオリン)を含むことにより、
平らにし、巻き上げたケーシングが一つに粘着するのを
阻止することができる。
【0012】本発明のケーシングの内側は、一般的に被
覆または含浸しないが、燻煙の透過性を損なう含浸また
は被覆は、決して内側には施さない。
覆または含浸しないが、燻煙の透過性を損なう含浸また
は被覆は、決して内側には施さない。
【0013】外側被覆は、当業者には一般的に良く知ら
れている方法により製造することができる。例えば重合
体状材料を有機溶剤(好ましくはエタノール、酢酸エチ
ル、酢酸プロピルまたは乳酸エチル)に入れた溶液を水
和セルロースケーシング上に塗布し、次いで溶剤を除去
することができる。該ポリエステルウレタンは、この被
覆方法に特に適している。これに代わる方法として、重
合体状材料の水性分散液も使用できる。被覆を施すに
は、平らにした管状ケーシングを上記の溶液または分散
液中に入れる。被覆の厚さは、ローラーの隙間を調節す
ることにより、およびエアナイフにより調整することが
できる。被覆は好ましくは、DE-A 3012064明細書に記載
されている様に、熱風乾燥機中で乾燥させ、固化させ
る。リングノズルおよびエアナイフを介し、膨脹させた
ケーシングの上に外側被覆を施すこともできる。次い
で、上記の様に固化および乾燥を行なう。全表面印刷に
より被覆を施すのが特に簡単で安価であることが立証さ
れた。これには、フレキソ印刷方法が特に適当である。
印刷は一回または数回行ない、被覆が複数の個別層から
なり、それらの層が適宜、異なった組成物を有する様に
することもできる。すべての個別層に染料および/また
は顔料が存在する必要はない。外側被覆の総厚は、好ま
しくは4〜8μm、特に好ましくは4〜6μm、である。
被覆は均質で、縞の無いことが重要である。
れている方法により製造することができる。例えば重合
体状材料を有機溶剤(好ましくはエタノール、酢酸エチ
ル、酢酸プロピルまたは乳酸エチル)に入れた溶液を水
和セルロースケーシング上に塗布し、次いで溶剤を除去
することができる。該ポリエステルウレタンは、この被
覆方法に特に適している。これに代わる方法として、重
合体状材料の水性分散液も使用できる。被覆を施すに
は、平らにした管状ケーシングを上記の溶液または分散
液中に入れる。被覆の厚さは、ローラーの隙間を調節す
ることにより、およびエアナイフにより調整することが
できる。被覆は好ましくは、DE-A 3012064明細書に記載
されている様に、熱風乾燥機中で乾燥させ、固化させ
る。リングノズルおよびエアナイフを介し、膨脹させた
ケーシングの上に外側被覆を施すこともできる。次い
で、上記の様に固化および乾燥を行なう。全表面印刷に
より被覆を施すのが特に簡単で安価であることが立証さ
れた。これには、フレキソ印刷方法が特に適当である。
印刷は一回または数回行ない、被覆が複数の個別層から
なり、それらの層が適宜、異なった組成物を有する様に
することもできる。すべての個別層に染料および/また
は顔料が存在する必要はない。外側被覆の総厚は、好ま
しくは4〜8μm、特に好ましくは4〜6μm、である。
被覆は均質で、縞の無いことが重要である。
【0014】水和セルロース系材料は、好ましくは麻繊
維からなる繊維補強を含んでなる。ビスコースを繊維補
強に、外側から、内側から、または両側から塗布するこ
とができる(いわゆる外側、内側または二重ビスコース
処理されたケーシング)。
維からなる繊維補強を含んでなる。ビスコースを繊維補
強に、外側から、内側から、または両側から塗布するこ
とができる(いわゆる外側、内側または二重ビスコース
処理されたケーシング)。
【0015】被覆していないケーシングは、23℃、相対
湿度(RH)85%で、水蒸気透過率が1平方メートルあたり
1日1,700〜2,000g(DIN 53122により測定)、40バー
ルにおける浸透が1平方メートルあたり1日105〜110リ
ットルである。23℃、85%RHにおける酸素透過率は、内
側厚1バールで1平方メートルあたり1日200〜220 cm3
であり、23℃、53%RHでは15〜20 cm3/m2/日/バール
(DIN 53380により測定)に過ぎない。これと比較し
て、本発明のケーシングは著しく高いバリヤー値を示
す。23℃、85%RHで、その水蒸気透過率は800〜1200 g/
m2/日であり、その40バールにおける浸透は75〜100 l/m
2/日であり、その酸素透過率は、23℃、85%RHで150〜1
70 cm3/m2/日/バールであり、23℃、53%RHでは8〜12
cm3/m2/日/バールである。
湿度(RH)85%で、水蒸気透過率が1平方メートルあたり
1日1,700〜2,000g(DIN 53122により測定)、40バー
ルにおける浸透が1平方メートルあたり1日105〜110リ
ットルである。23℃、85%RHにおける酸素透過率は、内
側厚1バールで1平方メートルあたり1日200〜220 cm3
であり、23℃、53%RHでは15〜20 cm3/m2/日/バール
(DIN 53380により測定)に過ぎない。これと比較し
て、本発明のケーシングは著しく高いバリヤー値を示
す。23℃、85%RHで、その水蒸気透過率は800〜1200 g/
m2/日であり、その40バールにおける浸透は75〜100 l/m
2/日であり、その酸素透過率は、23℃、85%RHで150〜1
70 cm3/m2/日/バールであり、23℃、53%RHでは8〜12
cm3/m2/日/バールである。
【0016】これらのバリヤー特性は、調理および燻煙
加工後のレバーソーセージを低温室条件下で4〜7日間
貯蔵するのに十分であり、変色、大幅な重量損失または
他の品質低下を起こさない。本発明のケーシングは、高
温燻煙にも低温燻煙にも等しく高い透過性を有する。本
発明のケーシングを使用して製造されるレバーソーセー
ジをスチームキャビネット中で調理した時の重量損失
は、0.8〜1.2%に過ぎないのに対し、被覆していないセ
ルロースケーシングにおけるレバーソーセージの場合は
8〜10%である。鍋中で調理し、続いて低温燻煙する場
合、重量損失は0.8〜1.2%に過ぎないのに対し、被覆し
ていないセルロースケーシングにおけるレバーソーセー
ジの場合は3.5〜5%である。数日後、レバーソーセー
ジに通常通り、第二の包装を施す。
加工後のレバーソーセージを低温室条件下で4〜7日間
貯蔵するのに十分であり、変色、大幅な重量損失または
他の品質低下を起こさない。本発明のケーシングは、高
温燻煙にも低温燻煙にも等しく高い透過性を有する。本
発明のケーシングを使用して製造されるレバーソーセー
ジをスチームキャビネット中で調理した時の重量損失
は、0.8〜1.2%に過ぎないのに対し、被覆していないセ
ルロースケーシングにおけるレバーソーセージの場合は
8〜10%である。鍋中で調理し、続いて低温燻煙する場
合、重量損失は0.8〜1.2%に過ぎないのに対し、被覆し
ていないセルロースケーシングにおけるレバーソーセー
ジの場合は3.5〜5%である。数日後、レバーソーセー
ジに通常通り、第二の包装を施す。
【0017】これまで、水蒸気および酸素バリヤーと共
に、燻煙の香気および芳香物質に対するバリヤーも増加
すると考えられて来た。しかし、驚くべきことに、本発
明のケーシングではそうならない。香気および芳香物質
が重合体状物質に溶解し、ケーシングを通って移行し、
重合体被覆を通るブリッジ機構を経由して事実上移動さ
れると考えられる。
に、燻煙の香気および芳香物質に対するバリヤーも増加
すると考えられて来た。しかし、驚くべきことに、本発
明のケーシングではそうならない。香気および芳香物質
が重合体状物質に溶解し、ケーシングを通って移行し、
重合体被覆を通るブリッジ機構を経由して事実上移動さ
れると考えられる。
【0018】下記の諸例では、他に指示がない限り、百
分率は重量百分率である。
分率は重量百分率である。
【0019】例1 外側ビスコース処理された未着色の、平面幅60mm、内径
40の繊維ケーシングの両側全面に、フレキソ印刷法によ
り、3回印刷した。最初の印刷では、2μm厚の、95%
の、非着色、変性アクリレート系重合体(Schmidt-Druc
kfarben, Frankfurtから入手した90 WD 013)および5
%の、多官能性アジリジン架橋剤(Schmidt-Druckfarbe
n から入手した90 LG973-WD)からなる層を施した。
40の繊維ケーシングの両側全面に、フレキソ印刷法によ
り、3回印刷した。最初の印刷では、2μm厚の、95%
の、非着色、変性アクリレート系重合体(Schmidt-Druc
kfarben, Frankfurtから入手した90 WD 013)および5
%の、多官能性アジリジン架橋剤(Schmidt-Druckfarbe
n から入手した90 LG973-WD)からなる層を施した。
【0020】2回目の印刷では、2μm厚の、40%の、
非着色、変性アクリレート系重合体(90 WD 013)、40
%の、白色顔料を配合した分散液(Schmidt-Druckfarbe
n から入手した10 WD015)、10%の、黄色顔料を配合し
た分散液(20 WD 017)、5%の、オレンジ色顔料を配
合した分散液(20 WD 018)および5%の、架橋剤(90
LG 973-WD)からなる層を施した。
非着色、変性アクリレート系重合体(90 WD 013)、40
%の、白色顔料を配合した分散液(Schmidt-Druckfarbe
n から入手した10 WD015)、10%の、黄色顔料を配合し
た分散液(20 WD 017)、5%の、オレンジ色顔料を配
合した分散液(20 WD 018)および5%の、架橋剤(90
LG 973-WD)からなる層を施した。
【0021】最後に、1.5μm厚の、70%の、黄色顔
料を配合した分散液(20 WD 017)、22%の、赤色顔料
を配合した分散液(30 WD 015-2)、3%の、黒色顔料
を配合した分散液(80 WD 013)および5%の、架橋剤
(90 LG 973-WD)からなる層を施した。
料を配合した分散液(20 WD 017)、22%の、赤色顔料
を配合した分散液(30 WD 015-2)、3%の、黒色顔料
を配合した分散液(80 WD 013)および5%の、架橋剤
(90 LG 973-WD)からなる層を施した。
【0022】この様にして製造したシームレスソーセー
ジケーシングのバリヤー値は下記の通りである。
ジケーシングのバリヤー値は下記の通りである。
【0023】 水蒸気透過率 915 g/m2/日 23℃、53%RHにおける酸素透過率 10 cm3/m2/日/バール 〃 85%RH 〃 160 cm3/m2/日/バール 40バールにおける浸透 90 l/m2/日
【0024】この様に印刷されたケーシングにレバーソ
ーセージエマルジョンを充填し、次いでソーセージをス
チームキャビネットまたは鍋中で調理し、低温燻煙加工
した。この間に、下記の重量損失が観察された。 スチームキャビネット中で調理後 0.8% 続いて低温燻煙加工した後 2.2% 鍋中で調理後 0.5% 続いて低温燻煙加工した後 1.7%
ーセージエマルジョンを充填し、次いでソーセージをス
チームキャビネットまたは鍋中で調理し、低温燻煙加工
した。この間に、下記の重量損失が観察された。 スチームキャビネット中で調理後 0.8% 続いて低温燻煙加工した後 2.2% 鍋中で調理後 0.5% 続いて低温燻煙加工した後 1.7%
【0025】低温室(6〜8℃、80%RH)中で5日間貯
蔵した後、エマルジョン表面の変色は観察されなかっ
た。この後に加えた第二包装中で、レバーソーセージは
数週間保存できた。
蔵した後、エマルジョン表面の変色は観察されなかっ
た。この後に加えた第二包装中で、レバーソーセージは
数週間保存できた。
【0026】例2 外側ビスコース処理された、平面幅73mm、内径45の繊維
ケーシングに、フレキソ印刷法により、3つの層を施し
た。より詳しくは、最初に1.5μm厚の、95%の、非着色
のアクリレート系重合体(90 WD 013)および5%の架
橋剤(90 LG 973-WD)からなる層、次いで2μm厚の、7
0%の、黄色顔料を配合した分散液(20 WD 017)、22%
の、赤色顔料を配合した分散液(30 WD 015)、3%
の、黒色顔料を配合した分散液(80 WD 013)および5
%の、架橋剤(90 LG 973-WD)からなる層を施した。
ケーシングに、フレキソ印刷法により、3つの層を施し
た。より詳しくは、最初に1.5μm厚の、95%の、非着色
のアクリレート系重合体(90 WD 013)および5%の架
橋剤(90 LG 973-WD)からなる層、次いで2μm厚の、7
0%の、黄色顔料を配合した分散液(20 WD 017)、22%
の、赤色顔料を配合した分散液(30 WD 015)、3%
の、黒色顔料を配合した分散液(80 WD 013)および5
%の、架橋剤(90 LG 973-WD)からなる層を施した。
【0027】第3の層は第一層と組成が同一であるが、
その厚さは3μmであった。
その厚さは3μmであった。
【0028】印刷されたセルロース系繊維ケーシングの
バリヤー値は下記の通りである。 水蒸気透過率 880 g/m2/日 23℃、53%RHにおける酸素透過率 8 cm3/m2/日/バール 〃 85%RH 〃 120 cm3/m2/日/バール 40バールにおける浸透 78 l/m2/日
バリヤー値は下記の通りである。 水蒸気透過率 880 g/m2/日 23℃、53%RHにおける酸素透過率 8 cm3/m2/日/バール 〃 85%RH 〃 120 cm3/m2/日/バール 40バールにおける浸透 78 l/m2/日
【0029】次いで、例1と同様に、ケーシングにレバ
ーソーセージエマルジョンを充填し、調理し、低温燻煙
加工した。重量損失は下記の通りである。 スチームキャビネット中で調理後 0.6% 続いて低温燻煙加工した後 2.1% 鍋中で調理後 0.5% 続いて低温燻煙加工した後 1.5%
ーソーセージエマルジョンを充填し、調理し、低温燻煙
加工した。重量損失は下記の通りである。 スチームキャビネット中で調理後 0.6% 続いて低温燻煙加工した後 2.1% 鍋中で調理後 0.5% 続いて低温燻煙加工した後 1.5%
【0030】低温室中で5日間貯蔵した後、エマルジョ
ン表面の色は変化しなかった。第二包装中で、レバーソ
ーセージは8週間問題なく保存できた。
ン表面の色は変化しなかった。第二包装中で、レバーソ
ーセージは8週間問題なく保存できた。
【0031】例3 外側ビスコース処理された、黄土色の、平面幅86mm、内
径55の管状水和セルロース繊維ケーシングの外側に、乾
燥機に入れる前に、1.25%濃度の、ポリアミン−ポリア
ミド−エピクロロヒドリン樹脂溶液を塗布した(ローラ
ー塗布)。次いで、ゲルチューブ通常通りに乾燥させ、
所望の残留含水量に設定(「調整」)し、巻き上げた。
次いで、平らにしたチューブを、下記の組成物の水性分
散液を含むバットに通した。0.750kgのグリセリン、0.1
25kgのカオリン(RGlomax JDF)、0.650kgのステアリン
酸Ca(Sueddeutsche Emulsions-Chemie GmbH、Mannhe
imから入手したRLubranil CA 50)、1,000kgのPVCラ
テックス、1,500kgパラフィンワックスエマルジョン(M
ichelman Intl. & Co., Norway から入手したMichem Lu
be ML 182)、25,000kgのスチレン−ブタジエン−アク
リル酸共重合体(BASF AG から入手した RStyrofan DS 2
306)および25,000kgの脱イオン水。
径55の管状水和セルロース繊維ケーシングの外側に、乾
燥機に入れる前に、1.25%濃度の、ポリアミン−ポリア
ミド−エピクロロヒドリン樹脂溶液を塗布した(ローラ
ー塗布)。次いで、ゲルチューブ通常通りに乾燥させ、
所望の残留含水量に設定(「調整」)し、巻き上げた。
次いで、平らにしたチューブを、下記の組成物の水性分
散液を含むバットに通した。0.750kgのグリセリン、0.1
25kgのカオリン(RGlomax JDF)、0.650kgのステアリン
酸Ca(Sueddeutsche Emulsions-Chemie GmbH、Mannhe
imから入手したRLubranil CA 50)、1,000kgのPVCラ
テックス、1,500kgパラフィンワックスエマルジョン(M
ichelman Intl. & Co., Norway から入手したMichem Lu
be ML 182)、25,000kgのスチレン−ブタジエン−アク
リル酸共重合体(BASF AG から入手した RStyrofan DS 2
306)および25,000kgの脱イオン水。
【0032】外側被覆の厚さはローラーの隙間を約6μ
mに調節して設定した。こうして被覆されたチューブ
を、垂直に配置した熱風乾燥機に通した。スチームで調
整した後、ソーセージケーシングを巻き上げた。
mに調節して設定した。こうして被覆されたチューブ
を、垂直に配置した熱風乾燥機に通した。スチームで調
整した後、ソーセージケーシングを巻き上げた。
【0033】ケーシングの特性(水蒸気透過率および酸
素透過率、透過性、充填後の重量損失)は、例1および
2によるケーシングと事実上同じであった。
素透過率、透過性、充填後の重量損失)は、例1および
2によるケーシングと事実上同じであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト、グローリヒ ドイツ連邦共和国メールフェルデン‐バー ルドルフ、ガルテンシュトラーセ、6 (72)発明者 ベルント、アドルフ、ラング ドイツ連邦共和国ビースバーデン、プラン ゲシュトラーセ、8 (72)発明者 ハンス‐ウェルナー、ゼールゲン ドイツ連邦共和国ビースバーデン、モーゼ ルシュトラーセ、25
Claims (10)
- 【請求項1】外側表面上に重合体状材料から製造された
連続被覆を有するシームレス管状水和セルロース系ソー
セージケーシングであって、前記ケーシングが高温燻煙
および低温燻煙に対して透過性であり、前記被覆の厚さ
が3〜10μmであることを特徴とするソーセージケーシ
ング。 - 【請求項2】前記被覆が、式H2C=CR1-X[式中、R1は水
素原子またはメチル基であり、XはO-CO-R2またはCO-O-R
2であり、R2は(C1〜C10)アルキル、好ましくは(C1〜
C5)アルキル、である]のモノマー単位からなる、また
は前記モノマー単位を含む、単独重合体または共重合体
を含んでなる、請求項1に記載のソーセージケーシン
グ。 - 【請求項3】共重合体が、式H2C=CR1-X[式中、R1は水
素原子またはメチル基であり、XはOH、CO2H、CO-NH-(C
1〜C10)アルキルまたはCNである]のモノマー単位、置
換されていない、または置換されたスチレンのモノマー
単位、(C2〜C8)アルケンのモノマー単位、および/ま
たは共役(C4〜C10)アルカジエンのモノマー単位をさ
らに含んでなる、請求項2に記載のソーセージケーシン
グ。 - 【請求項4】追加単位の含有量が、それぞれの場合に、
重合体の総重量に対して45重量%まで、好ましくは30重
量%まで、である、請求項3に記載のソーセージケーシ
ング。 - 【請求項5】被覆がポリエステルウレタンを含んでな
る、請求項1に記載のソーセージケーシング。 - 【請求項6】被覆の厚さが4〜8μm、好ましくは4〜
6μm、である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の
ソーセージケーシング。 - 【請求項7】被覆が複数の個別層からなる、請求項1〜
6のいずれか1項に記載のソーセージケーシング。 - 【請求項8】被覆または被覆の少なくとも1層が染料お
よび/または顔料を含んでなる、請求項1〜7に記載の
ソーセージケーシング。 - 【請求項9】23℃、85%RHにおける水蒸気透過率が、80
0〜1200 g/m2/日であり、40バールにおける浸透が95〜1
00 l/m2/日であり、酸素透過率が、23℃、85%RHで150
〜170 cm3/m2/日/バールであり、23℃、53%RHで8〜1
2 cm3/m2/日/バールである、請求項1〜8に記載のソ
ーセージケーシング。 - 【請求項10】請求項1〜9に記載の管状フィルムの燻
製レバーソーセージへの使用。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19912052A DE19912052A1 (de) | 1999-03-18 | 1999-03-18 | Beschichtete, faserverstärkte Hülle auf Basis von Cellulosehydrat für geräucherte Leberwurst |
DE19912052.8 | 1999-03-18 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000279083A true JP2000279083A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=7901405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000075189A Pending JP2000279083A (ja) | 1999-03-18 | 2000-03-17 | 燻製レバーソーセージ用の、被覆され、繊維補強された水和セルロース系ケーシング |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6485802B1 (ja) |
EP (1) | EP1036502B1 (ja) |
JP (1) | JP2000279083A (ja) |
DE (2) | DE19912052A1 (ja) |
ES (1) | ES2247967T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022506659A (ja) * | 2019-03-07 | 2022-01-17 | ビスコファン,エセ.アー | 食用管状食品ケーシング |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10224084A1 (de) | 2002-05-31 | 2003-12-11 | Casetech Gmbh & Co Kg | Rauchdurchlässige Wursthülle aus faserverstärktem Cellulosehydrat mit Sperrschichten gegen Wasserdampfdurchtritt sowie ein Verfahren zu deren Herstellung |
EP1983003A3 (en) | 2007-04-19 | 2009-03-11 | Peter Hornbeck | Tyrosine phosphorylation sites and antibodies specific for them |
US10136656B2 (en) | 2010-10-01 | 2018-11-27 | The Hillshire Brands Company | Systems and methods for providing a food product with additives |
DE102012012484A1 (de) | 2012-06-22 | 2013-12-24 | Kalle Gmbh | Schlauchförmige Nahrungsmittelhülle auf Basis von Biopolymeren mit Innenimprägnierung |
US9380804B2 (en) | 2012-07-12 | 2016-07-05 | The Hillshire Brands Company | Systems and methods for food product extrusion |
DE202014003604U1 (de) | 2014-04-25 | 2014-06-27 | Karsten Berning | Backware mit herzhafter, proteinhaltiger Füllung in Strangform |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1678632A (en) * | 1926-10-11 | 1928-07-31 | Briggs Packing Co | Scrapple package |
US2181886A (en) * | 1935-05-23 | 1939-12-05 | Marcleph & Co Inc | Sausage casing |
BE551622A (ja) * | 1955-10-12 | |||
US3794515A (en) | 1968-04-03 | 1974-02-26 | Tee Pak Inc | Saran coating of cellulosic casing |
JPS4896751A (ja) * | 1972-03-23 | 1973-12-10 | ||
DE2657833C3 (de) * | 1976-12-21 | 1980-07-24 | Naturin-Werk Becker & Co, 6940 Weinheim | Verwendung eines elastischen Polyurethans zum Herstellen einer mindestens einschichtigen, ggf. biaxial gereckten Wursthülle für Koch- und Brühwürste |
EP0001545B1 (de) | 1977-08-05 | 1981-07-15 | Hoechst Aktiengesellschaft | Schlauchförmige Hülle, insbesondere Verpackungshülle, z.B. Wursthülle auf Basis von Cellulosehydrat und Verfahren zu ihrer Herstellung |
US4525397A (en) * | 1979-07-31 | 1985-06-25 | Union Carbide Corporation | Liquid smoke treated cellulosic food casings |
DE2933131A1 (de) * | 1979-08-16 | 1981-02-26 | Hoechst Ag | Flexible verpackungshuelle, bestehend aus feuchtigkeitshaltigem schlauch auf basis von cellulosehydrat mit wasserdampfundurchlaessigem filmueberzug aus ynthetischem kunststoff jeweils auf seiner aussen- und auf seiner innenseite |
DE3012064C2 (de) | 1980-03-28 | 1983-12-08 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung schlauchförmiger Verpackungshüllen auf Basis von Cellulosehydrat mit Filmüberzug aus Kunststoff auf der Außenseite und Verwendung |
DE3227920A1 (de) | 1982-07-27 | 1984-02-02 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Cellulaseresistente lebensmittelhuelle |
DE3240847A1 (de) | 1982-11-05 | 1984-05-10 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Nahrungsmittelhuelle aus cellulosehydrat mit einer als langzeitfungicid wirkenden beschichtung |
EP0391358B1 (en) * | 1989-04-04 | 1993-12-15 | Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Smoked food-package and smoking process |
DE4012953A1 (de) * | 1990-04-24 | 1991-10-31 | Hoechst Ag | Kunststoffolie mit faserverstaerkung und daraus hergestellte schlauchfoermige huellen |
DE4015659A1 (de) | 1990-05-16 | 1991-11-21 | Hoechst Ag | Schlauchfoermige verpackungshuelle, insbesondere wursthuelle, auf basis von cellulose |
JP2814746B2 (ja) * | 1992-02-24 | 1998-10-27 | イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー | プリント回路のための柔軟性の水性処理可能な光画像形成性永久被膜 |
-
1999
- 1999-03-18 DE DE19912052A patent/DE19912052A1/de not_active Withdrawn
-
2000
- 2000-03-11 ES ES00105157T patent/ES2247967T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-11 EP EP00105157A patent/EP1036502B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-11 DE DE50011146T patent/DE50011146D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-17 US US09/527,592 patent/US6485802B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-17 JP JP2000075189A patent/JP2000279083A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022506659A (ja) * | 2019-03-07 | 2022-01-17 | ビスコファン,エセ.アー | 食用管状食品ケーシング |
JP7488257B2 (ja) | 2019-03-07 | 2024-05-21 | ビスコファン,エセ.アー | 食用管状食品ケーシング |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE50011146D1 (de) | 2005-10-20 |
EP1036502B1 (de) | 2005-09-14 |
EP1036502A1 (de) | 2000-09-20 |
DE19912052A1 (de) | 2000-09-21 |
US6485802B1 (en) | 2002-11-26 |
ES2247967T3 (es) | 2006-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3617312A (en) | Antimycotic overcoating treatment of cellulose sausage casing | |
RU2375877C2 (ru) | Протеинсодержащая рукавообразная оболочка для пищевых продуктов с внутренним усилением | |
JP2000279083A (ja) | 燻製レバーソーセージ用の、被覆され、繊維補強された水和セルロース系ケーシング | |
CA1087908A (en) | Process for preparing packaging material suitable for sausage casings and articles manufactured therefrom | |
DE102006029400A1 (de) | Schlauchförmige Nahrungsmittelhülle mit rauchdurchlässiger Klebenaht | |
US6627282B2 (en) | Internally coated food casings based on regenerated cellulose | |
JP3609166B2 (ja) | リキッドスモークで含浸した管状の水和セルロース系食品ケーシング | |
JPS62108048A (ja) | ウエブ状又はチユ−ブ状の包装フイルム及びその製法 | |
US4940615A (en) | Tubular foodstuff casing made of cellulose hydrate, in particular synthetic sausage casing | |
US5736179A (en) | Tubular foodstuff casing having a chitosan coating | |
US5316809A (en) | Tubular packaging casing, particularly sausage casing, based on cellulose | |
JP2798460B2 (ja) | セルロース水和物製の管状食料品ケーシング、特に合成ソーセージケーシング | |
DE3240847A1 (de) | Nahrungsmittelhuelle aus cellulosehydrat mit einer als langzeitfungicid wirkenden beschichtung | |
JPH0257138A (ja) | 標識を有する食品を製造するための食品ケーシング、ケーシングの製造方法、ケーシングの充填法、及び標識を有する食品 | |
EP1513408B2 (de) | Rauchdurchlässige Wursthülle auf Basis von Cellulosehydrat mit selbsthaftenden Sperrschichten auf der äusseren Oberfläche sowie ein Verfahren zu deren Herstellung | |
JP4024054B2 (ja) | 水性溶液組成物 | |
DE19528890A1 (de) | Flächen- oder schlauchförmige Nahrungsmittelhülle auf der Basis von Cellulosehydrat | |
DE10013357A1 (de) | Vorgeräucherte, außenbeschichtete Nahrungsmittelhülle auf Cellulosehydratbasis | |
JPH0655691A (ja) | 有機塩素を含まずo2および水蒸気に透過性を示さないコーテイングを有する軟質筒状外被、それの製造および使用 | |
DE4009209A1 (de) | Geformte gebilde aus aromatischen polyetherketonen, die gegen uv-strahlung stabilisiert sind, und ein verfahren zu deren herstellung | |
EP1103186A1 (de) | Nahrungsmittelhülle auf Cellulosebasis mit verstärkter Bräthaftung sowie ein Verfahren zu deren Herstellung | |
CA1048354A (en) | Printing of regenerated cellulose sausage casing | |
AT396134B (de) | Verfahren zur behandlung von papier oder karton zur erhoehung der wasserdampf- und aromadichte, sowie nach diesem verfahren behandeltes papier oder karton | |
DE2212398C3 (de) | Verfahren zum Wasserfestmachen von Pigmentdruckfarben auf eßbaren Wursthüllen | |
DE1422141U (ja) |