JP2000276918A - 車両用灯具 - Google Patents
車両用灯具Info
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- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Abstract
と前面レンズとの組合せに自由度がなく、例えば前面レ
ンズの面における発光部分を複数に分割を図るときなど
には光量の低下などを生じ、実施不可能であった。 【解決手段】 本発明により、主反射面2には光源3か
らの光を背面側に射出させる少なくとも1つの開口部2
aが設けられ、該開口部2aを透過した光源3からの光
束が達する位置にはこの光束を照射方向に反射する放物
面系の副反射面4が設けられている車両用灯具1とした
ことで、前面レンズ5の面における発光部の分割など
が、光量の低下、配光特性の劣化などを生じることなく
自在に実施可能なものとして課題を解決する。
Description
両用灯具に関するものであり、詳細には発光部を複数に
分割することを可能とするなど斬新な外観の車両用灯具
を照度の低下など性能に影響を与えることなく実現可能
とする構成の提供を目的とするものである。また、併せ
て上記発光面を分割したときの効果的なすれ違いビーム
と走行ビームとの切換手段も提供するものである。
イン向上などの目的で発光部を複数に分割することが要
求された場合には、図5に示すように、この車両用灯具
90が光源91を焦点の位置に有する回転放物面の反射
面92で構成されていた場合には、例えば前面レンズ9
3の面を例えばガーニッシュ94で視覚的に区切るなど
の手段が行われていた。
た従来の車両用灯具90においては、発光面である前面
レンズ93に仕切を設けるものであるので、有効な光量
を遮蔽し損失するものとなることは避け難く、また、前
面レンズ93の近傍は配光を形成するために光が上下左
右に交差する位置でもあるので、前記ガーニッシュ94
を設けることで光の進行が遮られて配光特性も劣化し、
結果的には満足できる車両用灯具が得られないものとな
っている。
の課題を解決するための具体的な手段として、光源と、
該光源の近傍に焦点を有する主反射鏡と、前面レンズと
からなり、前記主反射面には前記光源からの光を背面側
に射出させる少なくとも1つの開口部が設けられ、該開
口部を透過した前記光源からの光束が達する位置にはこ
の光束を照射方向に反射する放物面系の副反射面がそれ
ぞれに設けられていることを特徴とする車両用灯具を提
供することで課題を解決するものである。
態に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示すも
のは本発明に係る車両用灯具1の第一実施形態であり、
この第一実施形態においては、車両用灯具1は基本の配
光特性を得るための主反射面2としては略焦点の位置に
光源3が配置された回転放物面、自由曲面など放物面系
の反射面採用されているときの例で説明する。尚、図1
は前面レンズ5、ハウジング7を省略した状態で示して
ある。
源3の位置を略焦点とする放物面系の主反射面2が設け
られ、該主反射面2により、例えばすれ違いビームとす
るからの反射光により基本的な配光特性が形成されてい
るものである点は従来例の車両用灯具と同様である。
に開口部2aを設けるものであり、この開口部2aは1
個所以上の任意数として設けられる。尚、前記開口部2
aは前記主反射面2を貫通して設けられるものであるの
で、前記光源3から放射する光の前記開口部2aを通過
するものは、前記主反射鏡2の背面に達するものとな
る。
射面2上の位置は、原則としては何処でも良いものでは
あるが、実際の実施に当たっては、前記主反射面が形成
する配光特性に顕著な影響を及ぼすことがなく、また、
以下に説明する副反射面4が前面レンズ5、あるいは、
ハウジング7などと物理的に干渉を生じない位置を選択
することが好ましい。
に対応して副反射面4が設けられる。即ち、前記開口部
2aが2個所に設けられている場合であれば前記副反射
面4はそれぞれの開口部2aを通過する光源3からの光
が達する位置である2個所に設けられるものとされてい
る。
を焦点とする回転放物面など放物面系の反射面とされ、
そして光源3からの光に対する反射方向は主反射鏡2と
略同一方向となるように設定されている。この場合、前
記副反射面4の構成が外からあからさまに見え外観を損
なわないように図1に示すように前面レンズ5の背面に
図1に示すようにガーニッシュ6を設けても良い。
裏何れか一方の面に塗装などにより透過率を低下させ
る、あるいは、不透明とするような表面処理5aを行っ
ても良く、更には両者を併用しても良い。加えて、上記
の表面処理5a、ガーニッシュ6の設置と同時に、前記
前面レンズ5にレンズカット5bを設けるなども自在で
ある。
として形成されているときの例で説明したが、本発明は
これを限定するものではなく、プロジェクター型などと
称されている回転楕円面など楕円系の反射面形状を主反
射面として採用する車両用灯具においても開口部を設け
ることで同様に実施することが可能である。
灯具1の作用及び効果について説明する。本発明におい
ては主反射面2に開口部2aを設け、その開口部2aを
透過する光に対して副反射面4を設けるものとしたこと
で、主反射面2側の光路と副反射面4側の光路とはそれ
ぞれが独立するものとなる。
量の損失の低減、配光特性の設定などの面に対し最適の
設定が行えるものとなり、従来例の1つの反射鏡で生じ
ている反射光をガーニッシュで分割するために生じる光
量の低下、配光特性の乱れなどを解消できるものとな
り、斬新なデザインの車両用灯具1の実現を可能とする
のである。
る車両用灯具1の第二実施形態であり、この第二実施形
態においても主反射面2に開口部2aが設けられ、この
開口部2aに対応して放物面系とした副反射面4が設け
られるものである点は同様であり、前記前面レンズ5に
おける構成も同様である。
記開口部2aに可動シャッタ8を設けるものであり、こ
の可動シャッタ8はソレノイドなど適宜な駆動部(図示
は省略する)が設けられて前記開口部2aを開閉可能な
構成とされ、そして、前記駆動部は例えば運転席に設け
られたビーム切換スイッチ(図示せず)に接続され、ビ
ーム切換スイッチにすれ違いビームが選択されたときに
は、開口部2aを閉止し、走行ビームが選択されたとき
には開口させるものとされている。
ャッタ8の形状は、開口部2aを閉止するときには例え
ば回転放物面として形成された主反射面2の一部を形成
する形状とされ、よって、閉止時には主反射面2は開口
部2aが設けられていないのと同様な状態として光源3
からの光を反射する。
動シャッタ8は前記開口部2aを通過する光源3からの
光束中から完全に退去するものとされ、前記開口部2a
を通過する光に対して何らの作用も行わないものとされ
ている。従って、開口時には前記開口部2aを通過する
光の全ては副反射面4に達するものとなる。
記主反射面2は前記可動シャッタ8を含みすれ違いビー
ムの形成に適するように下向きの反射光を生じる形状と
され、前記副反射面4は走行ビームの形成に適するよう
に水平或いは適度の上向き光を含む反射光を生じる形状
とされている。
の車両用灯具1においては、開口部2aが可動シャッタ
8により閉止されている状態では、副反射面4には光源
3からに光は達しないものとなり、車両用灯具1から放
射される光は全てが下向きとなり、即ち、すれ違い配光
が得られるものとなる。そして、このときに、開口部2
aは主反射面2と同様な機能を有する可動シャッタ8で
塞がれているので、開口部2aが設けられていないのと
同じ反射の光量が得られるものとなる。
している状態では、下向き光を生じる主反射面2からの
反射光と、水平光を生じる副反射面4からの反射光との
双方が加算された状態で照射されるものとなり、即ち、
走行配光が得られるものとなる。尚、本発明において
は、前記可動シャッタ8を反射面とすることは必要条件
ではなく、単に遮蔽と解放とを行うものとしてもビーム
の切換を行うことは可能である。
反射面には光源からの光を背面側に射出させる少なくと
も1つの開口部が設けられ、該開口部を透過した光源か
らの光束が達する位置にはこの光束を照射方向に反射す
る放物面系の副反射面が設けられている車両用灯具とし
たことで、第一には、前面レンズの面における発光部の
分割などが、光量の低下、配光特性の劣化などを生じる
ことなく自在なものとなり、これにより、この種の車両
用灯具のデザインの自由度を向上させて車両との統一感
の向上を可能とし、美観の向上にきわめて優れた効果を
奏するものである。
を可動シャッタで開閉する構成とすることで、1つの光
源を有する車両用灯具で、例えば反射鏡、あるいは、光
源などを可動させビーム切換を行うためには相当に高い
の精度が必要とされていたのを、単に開口部を開閉する
という簡便な機構で可能とし、コストダウン、信頼性の
向上などに極めて優れた効果を奏するものとする。
部で示す斜視図である。
態を開口部を閉止した状態で示す断面図である。
示す断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 光源と、該光源の近傍に焦点を有する主
反射鏡と、前面レンズとからなり、前記主反射面には前
記光源からの光を背面側に射出させる少なくとも1つの
開口部が設けられ、該開口部を透過した前記光源からの
光束が達する位置にはこの光束を照射方向に反射する放
物面系の副反射面がそれぞれに設けられていることを特
徴とする車両用灯具。 - 【請求項2】 前記主反射面が放物面系であることを特
徴とする請求項1記載の車両用灯具。 - 【請求項3】 前記主反射面が楕円系であることを特徴
とする請求項1記載の車両用灯具。 - 【請求項4】 前記前面レンズの前記主反射面および副
反射面からの光が透過する部分以外の部分は透過率が低
く設定されていることを特徴とする請求項1〜請求項3
のいずれかに記載の車両用灯具。 - 【請求項5】 前記前面レンズの前記主反射面および前
記副反射面からの光が透過する部分の少なくとも一方に
はレンズカットが施されていることを特徴とする請求項
1〜請求項4のいずれかに記載の車両用灯具。 - 【請求項6】 前記主反射面には下向き光を主体とする
配光を設定し、前記副反射面には水平光を主体とする配
光を設定すると共に、前記開口部にはこの開口部を開閉
するシャッターを設け、前記開口部を閉止したときには
すれ違い配光が得られ、前記開口部を開口したときには
走行配光が得られる構成としたことを特徴とする請求項
1〜請求項5のいずれかに記載の車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083041A JP2000276918A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11083041A JP2000276918A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 車両用灯具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000276918A true JP2000276918A (ja) | 2000-10-06 |
JP2000276918A5 JP2000276918A5 (ja) | 2006-04-27 |
Family
ID=13791135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11083041A Pending JP2000276918A (ja) | 1999-03-26 | 1999-03-26 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000276918A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160050744A (ko) * | 2014-10-30 | 2016-05-11 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 램프장치 |
-
1999
- 1999-03-26 JP JP11083041A patent/JP2000276918A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160050744A (ko) * | 2014-10-30 | 2016-05-11 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 램프장치 |
KR102310285B1 (ko) | 2014-10-30 | 2021-10-07 | 현대모비스 주식회사 | 차량의 램프장치 |
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