JP2000274657A - カートリッジ式給油タンク - Google Patents

カートリッジ式給油タンク

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JP2000274657A
JP2000274657A JP11073537A JP7353799A JP2000274657A JP 2000274657 A JP2000274657 A JP 2000274657A JP 11073537 A JP11073537 A JP 11073537A JP 7353799 A JP7353799 A JP 7353799A JP 2000274657 A JP2000274657 A JP 2000274657A
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JP
Japan
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oil
cap
fuel
tank
supply tank
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Pending
Application number
JP11073537A
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English (en)
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Yasumitsu Toda
保満 任田
Shigeyuki Nakazato
茂行 中里
Masashi Tamura
真史 田村
Satoshi Tanzawa
聡 丹沢
Hiroshi Yamaguchi
博志 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップそのものに油切り機能を持たせるこ
とで、部品点数を招かずに、給油タンク取り外し時の液
滴発生の抑制効果を得られるようにする。 【解決手段】 弁体を有する燃料流出口2aをキャップ
2に備え、燃焼器側の油受皿4に載置されることで、弁
体が開かれて燃料流出が可能となるカートリッジ式給油
タンク1の、キャップ2における少なくとも油受皿内で
燃料油に接する部分の表面を、撥油性材21で構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁体を有する燃料
流出口をキャップに備え、燃焼器側の油受皿に載置され
ることで、弁体が開かれて燃料流出が可能となるカート
リッジ式給油タンクに係り、より詳しくは、給油タンク
を燃焼器本体から取り外す際に、キャップ表面に燃料油
が付着するのを防ぐことができるカートリッジ式給油タ
ンクに関する。
【0002】
【従来の技術】図3乃至図6は従来のカートリッジ式給
油タンクの第1の例を示すもので、図3はその給油タン
クを液体燃焼機器の本体に収納した状態を示す全体の斜
視図、図4はその給油タンクを液体燃焼機器側の油受皿
上に設置した状態を示す要部縦断面図、図5はその油受
皿から給油タンクを分離した状態を示す要部縦断面図、
図6はその機器本体から給油タンクを取り外した状態を
示す斜視図である。
【0003】各図において、1はカートリッジ式の給油
タンク、2は給油タンク1の着脱自在なキャップで、そ
の底部には周知の弁体(図示せず)を有する燃料流出口
2aが設けられている。3は例えば石油ストーブや石油
ファンヒータ等の液体燃焼機器の本体、4は機器本体3
の給油タンク収納部5の下端に設置された油受皿で、そ
の中央部には給油タンク1のキャップ2が嵌り込むキャ
ップ受部6が油受皿蓋7を介して取り付けられ、さらに
キャップ受部6の底部中央にピン8が立設されており、
給油タンク1が給油タンク収納部5内に収容された場合
には、キャップ2の燃料流出口2a内の弁体がピン8に
よって押し開かれ、給油タンク1より燃料灯油9の供給
が可能となるように構成されている。なお、図3中の符
号11は油量確認窓、12は給油タンク収納部5の蓋、
13はキャップ受部6に設けられた給油フィルタ、14
は置台、15は温風吹出口のルーバ、16は表示・制御
部である。
【0004】このようなものにおいて、燃料灯油9を補
給した給油タンク1を機器本体3の給油タンク収納部5
内に収容して、キャップ2をキャップ受部6に嵌め入れ
ると、図4のようにピン8によってキャップ2の弁体が
押し開かれ、給油タンク1内の燃料灯油9がキャップ受
部6及びこれに連通する油受皿4内に流れ、液面9aが
上昇して、キャップ2の燃料流出口2aを塞ぐ。この状
態になると、給油タンク1内への空気の流入が液面9a
により阻止されるので、給油タンク1内上部の空気溜ま
りは負圧になる。そして、この負圧と給油タンク1内水
圧とがバランスすると、給油タンク1内からキャップ受
部6への燃料灯油9の流出が停止する。
【0005】機器本体3の燃焼器にて燃料灯油9が消費
されると、油受皿4内の液面9aが下がる。そして、液
面9aがキャップ2の燃料流出口2aよりも低くなる
と、キャップ2の燃料流出口2a内に空気が導入され、
その分、給油タンク1内の燃料灯油9がキャップ受部6
及び油受皿4内に流れ、再び液面9aが上昇し、キャッ
プ2の燃料流出口2aを塞ぐ。そして、給油タンク1内
上部の空気溜まりの負圧と給油タンク1内水圧とが再び
バランスすると、給油タンク1内からキャップ受部6へ
の燃料灯油9の流出が停止する。以上の動作の繰り返し
により、給油タンク1から液体燃焼機器側へ燃料灯油9
が供給される。
【0006】給油タンク1内が空になれば、給油タンク
1を引き上げて、図5のようにキャップ2をキャップ受
部6より引き抜き、そのまま給油タンク1を引き上げ
て、図6のように機器本体3より取り外す。次いで、キ
ャップ2を上に向けてから給油タンク1を床上に置き、
キャップ2を取り外し、燃料灯油9を補給した後、キャ
ップ2を締めてから給油タンク1を持ち上げ、キャップ
2を下に向けてから、給油タンク1を図4のように機器
本体3の給油タンク収納部5内に収容する。
【0007】このように、給油タンク1のキャップ2
は、給油タンク1から液体燃焼機器側への燃料灯油9の
供給原理の関係で、キャップ受部6内で常に燃料灯油9
に浸された状態におかれる。このため、給油タンク1を
機器本体3より取り外す際に、キャップ2に燃料灯油9
が付着して図5のように油溜まり9bとなり、これが液
滴9cとなって図6のように機器本体3や床等を汚して
しまうという問題があった。
【0008】そこで、例えば特開平3−63411号公
報(以下、これを第2従来例という)に示されているよ
うに、キャップの燃料流出口の周りにキャップ底面を内
側へ傾斜させた傾斜部を設け、これによりキャップ表面
に油溜まりが発生するのを抑制できるようにして、給油
タンク取り外し時の液滴発生を抑制できるようにしたも
のが提案されている。
【0009】また、同様の目的で、例えば特開平7−1
90336号公報や特開平7−190337号公報(以
下、これらをまとめて第3従来例という)に示されてい
るように、油受皿のキャップ受部内に、キャップの燃料
流出口周りに密着して伸縮する蛇腹からなる燃料流入筒
を設けて、キャップ表面における流出油との接触面積を
小さく抑え、あるいは油受皿側の給油フィルタとして濾
過性、吸収性を有する特殊な多孔質材料を用いてキャッ
プを覆うように構成し、これを昇降機構に組み込み、給
油タンク取り外し時に、キャップに付着している燃料灯
油を前記の特殊フィルタに吸い取らせるようにして、給
油タンク取り外し時の液滴発生を抑制できるようにした
ものが提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャッ
プの燃料流出口の周りにキャップ底面を内側へ傾斜させ
た傾斜部を設けた前述の第2従来例にあっては、キャッ
プの燃料流出口の周りの油溜まりの発生を抑制できるも
のの、少なくともキャップ下面全域は既述したように給
油タンクから液体燃焼機器側への燃料灯油の供給原理の
関係で常に燃料灯油に浸された状態におかれているた
め、燃料灯油が付着しており、これが給油タンク取り外
し時に傾けた際に一箇所に集められて液滴発生の要因と
なっている。
【0011】また、油受皿のキャップ受部内に、キャッ
プの燃料流出口周りに密着して伸縮する蛇腹からなる燃
料流入筒を設け、あるいは油受皿側の給油フィルタに特
殊な多孔質材料を用いてキャップを覆うように構成し、
これを昇降機構に組み込み、給油タンク取り外し時に、
キャップに付着している燃料灯油を前記の特殊フィルタ
に吸い取らせるようにした前述の第3従来例にあって
は、給油タンク取り外し時の液滴発生の抑制効果を期待
できるものの、燃料灯油供給機構が複雑となり、部品点
数が増えて、製品コストの上昇を招いてしまう。
【0012】本発明の技術的課題は、キャップそのもの
に油切り機能を持たせることで、部品点数を招かずに、
給油タンク取り外し時の液滴発生の抑制効果を得られる
ようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカートリッ
ジ式給油タンクは、下記の構成からなるものである。す
なわち、請求項1のように弁体を有する燃料流出口をキ
ャップに備え、燃焼器側の油受皿に載置されることで、
弁体が開かれて燃料流出が可能となるカートリッジ式給
油タンクにおいて、キャップの少なくとも油受皿内で燃
料油に接する部分の表面を、撥油性材で構成したもので
ある。
【0014】また、本発明に係るカートリッジ式給油タ
ンクは、請求項2のように撥油性材としてフッ素樹脂ま
たはシリコンゴムを用い、キャップ表面に塗布してなる
ものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示実施形態に基づき本発
明を説明する。図1は本実施形態に係るカートリッジ式
給油タンクのキャップ部を示す正面図、図2はその油受
皿から給油タンクを分離した状態を示す要部縦断面図で
あり、各図中、前述の第1従来例のものと同一部分には
同一符号を付してある。
【0016】本実施形態のカートリッジ式給油タンク
は、周知の弁体(図示せず)を有する燃料流出口2aを
キャップ2に備え、燃焼器側の油受皿4に載置されるこ
とで、弁体が開かれて燃料流出が可能となるカートリッ
ジ式の給油タンク1において、キャップ2の少なくとも
油受皿4内で燃料油に接する部分の表面を、撥油性材2
1で構成したものである。
【0017】また、撥油性材21として、フッ素樹脂
(例えば四フッ化エチレン樹脂)、またはシリコンゴム
を用い、キャップ表面(ここではキャップ外表面の全
域)に塗布したものである。それ以外の構成および給油
タンク1から液体燃焼機器側への燃料灯油9の供給原理
は前述の第1従来例のものと同様であるので、説明を省
略する。
【0018】本実施形態のカートリッジ式給油タンクお
いては、以上のようにキャップ2の油受皿4内で燃料油
に接する部分が撥油性材21でコーティングされている
ので、キャップ2そのものが油切り機能を有している。
従って、給油タンク1内が空になり、燃料灯油9を補給
するために給油タンク1を機器本体から引き上げる際
に、図2のように油が切られ、キャップ2に燃料灯油9
が付着しない。このため、液滴が発生せず、機器本体や
床等を汚してしまうこともない。
【0019】また、キャップ2に撥油性材21をコーテ
ィングしているだけなので、新たな機構の追加や部品の
追加がなく、その分、製品コストを抑えることができ
る。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、キャップの少なくとも油受皿内で燃料油に接する
部分の表面を、撥油性材で構成したので、キャップその
ものに油切り機能を持たせることができ、補給のために
給油タンクを機器本体から引き上げる際に、油を切るこ
とができる。このため、給油タンクを機器本体から分離
した後で、液滴が発生せず、機器本体や床等を汚してし
まうこともなくなる。
【0021】また、請求項2の発明によれば、撥油性材
としてフッ素樹脂またはシリコンゴムを用い、キャップ
表面に塗布するようにしたので、部品点数が増加せず、
製品コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るカートリッジ式給
油タンクのキャップ部を示す正面図である。
【図2】 本実施形態に係るカートリッジ式給油タンク
を油受皿から分離した状態を示す要部縦断面図である。
【図3】 従来のカートリッジ式給油タンクを液体燃焼
機器の本体に収納した状態を示す全体の斜視図である。
【図4】 従来のカートリッジ式給油タンクを液体燃焼
機器側の油受皿上に設置した状態を示す要部縦断面図で
ある。
【図5】 従来のカートリッジ式給油タンクを油受皿か
ら分離した状態を示す要部縦断面図である。
【図6】 従来のカートリッジ式給油タンクを液体燃焼
機器の本体取り外した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 カートリッジ式給油タンク、2 キャップ、2a
燃料流出口、4 油受皿、21 撥油性材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 真史 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 丹沢 聡 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 山口 博志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3K068 AA15 CB03 CB08 CB12 EA02 EA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁体を有する燃料流出口をキャップに備
    え、燃焼器側の油受皿に載置されることで、前記弁体が
    開かれて燃料流出が可能となるカートリッジ式給油タン
    クにおいて、 前記キャップの少なくとも前記油受皿内で燃料油に接す
    る部分の表面を、撥油性材で構成したことを特徴とする
    カートリッジ式給油タンク。
  2. 【請求項2】 撥油性材としてフッ素樹脂またはシリコ
    ンゴムを用い、キャップ表面に塗布してなることを特徴
    とする請求項1記載のカートリッジ式給油タンク。
JP11073537A 1999-03-18 1999-03-18 カートリッジ式給油タンク Pending JP2000274657A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010051822A1 (en) * 2008-11-05 2010-05-14 Norgren Gmbh Fluid operated actuator with a lubricant reservoir

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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